JP2002262025A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像形成装置

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JP2002262025A
JP2002262025A JP2001058931A JP2001058931A JP2002262025A JP 2002262025 A JP2002262025 A JP 2002262025A JP 2001058931 A JP2001058931 A JP 2001058931A JP 2001058931 A JP2001058931 A JP 2001058931A JP 2002262025 A JP2002262025 A JP 2002262025A
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lamp
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light amount
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JP2001058931A
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English (en)
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Yoshihisa Soeda
良久 添田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置の原稿照明ランプにおける
ランプ異常の発生、発生の可能性を個々のランプ特性に
対応して認識し、異常の程度に応じた対処をして装置の
高パフォーマンス化を図る。 【解決手段】 キセノンランプの特性に応じた条件とし
て、ランプを立ち上げてから所定のランプオン時間を設
定し、その時間条件に加え、ランプの光量異常を2段階
の閾値でチェックし、4段階の異なる程度のランプ異常
の認識をする。所定時間内に低い閾値1以下のランプ光
量が複数回検出された場合に使用禁止を認識し、所定時
間内に閾値1をクリアしても、以前に光量異常が検出さ
れている場合にランプ異常を認識し、閾値1をクリアし
ても、高い閾値2をクリアできない場合にランプ光量劣
化を認識し、認識結果を装置の動作或いは保守に反映さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ランプ等の照明手
段で露光される原稿画像をCCD等のイメージセンサに
より光電変換する、イメージスキャナやデジタル複写機
等に適用し得る画像読み取り装置に関し、より詳細に
は、照明手段の異常を検出し、検出した異常の程度に応
じて異なる対処を可能にした前記画像読み取り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機やイメージスキャナに
おいて、露光される原稿画像をCCD等のイメージセン
サにより読み取るために原稿を照明する光源として、ハ
ロゲン電球や水銀蛍光ランプ等の各種ランプが用いられ
ている。各種ランプの中でもキセノンランプが、立ちあ
がり特性、光量安定性、温度特性などに優れ、又、近年
高輝度化が進み一般的に用いられるようになった。とこ
ろで、いずれのランプを用いるにしても、ランプには径
時変化が起きて、光量の劣化により耐用が限界になる時
期、即ちランプ寿命が存在する。ランプが寿命に達した
ときには交換が必要であるから、交換時期を何らかの基
準により見極めることが必要で、これまでもそのチェッ
クを行っている。例えば、キセノンランプの寿命につい
ては、光量低下の目安として、ランプ総点灯時間を計測
して、予め寿命になる点灯時間を求めておいて、その点
灯時間を基準にしてランプの寿命を判断して、寿命に達
したときにランプ交換を促すという方法が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この点
灯時間による方式では、寿命の基準として予め求めてお
く点灯時間は、経験値を適用したものであり、個々のラ
ンプに対しては不確かな値を用いることになるので、寿
命時間経過以前にランプ異常が起きる可能性があるが、
この方式では、実際にランプの光量を検出しないので、
こうした異常の発生を知り、読み取り画像データの劣化
を未然に防止することが不可能である。ところで、一般
的にキセノンランプは、蛍光体の劣化に起因して点灯時
間の経過と共に徐々に光量が低下する特性や、暗黒状態
に長時間放置された後の暗黒始動特性が通常時と比較し
て悪いという特徴がある。また、ランプの仕様上は問題
ない特性の場合でも、ランプと組み合わせて使用する部
品の不良により仕様を満足しなくなる場合もある。上記
のランプ総点灯時間による方式では、このような個々の
ランプに起こりうる条件に対応してランプ異常の発生を
知ることはできない。一方、装置に組み付け、使用状態
でランプ異常を検出する方法として、ランプによって照
明された基準白板を読み取り、その時の光量の検出値に
よりランプ異常を検出するという方法が従来から行われ
ているが、上記したキセノンランプに見られるようなラ
ンプ特性を考慮してランプ異常の検出を的確に行う方法
は提案されていない。したがって、これまでは、ランプ
総点灯時間を目安にしたり、或いはランプ特性を考慮し
ない不確かな方法により、ランプ異常を検出し、その検
出結果により装置を保守していたので、ランプの交換時
期が的確ではなく、装置のパフォーマンスを悪くしてい
た。
【0004】本発明は、照明手段により露光された読み
取り対象の像を光電変換し、レベル調整された読み取り
データを出力する画像読み取り装置に採用された従来の
照明手段の異常検出における上記した問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、ランプ特性等の個々のラン
プが持つ条件に対応してランプ異常の発生およびその発
生の可能性を認識し、認識した異常の程度に応じた対処
をすることにより、装置の高パフォーマンス化を図るよ
うにした画像読み取り装置(スキャナ等)及び該画像読
み取り装置を備えた画像形成装置(複写機、ファクシミ
リ等)を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、照明
手段と、照明手段により露光された読み取り対象の像を
光電変換する手段と、光電変換手段からの出力のレベル
を調整する手段と、基準体を露光して読み取り、前記レ
ベル調整手段により調整された読み取り出力を所定の閾
値と比較して照明手段の光量異常を検出する手段と、光
量異常の検出結果にもとづいて照明手段の異常を認識す
る手段とを有する画像読み取り装置であって、前記照明
手段の立ち上げからのオン時間を計測するタイマを備
え、前記異常認識手段は、前記タイマの計測したオン時
間が所定時間を経過する前に、前記光量異常検出手段に
より複数回の検出動作を可能とし、光量異常が検出され
た場合に、その検出結果に従い照明手段の異常を認識す
ることを特徴とする画像読み取り装置である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載された
画像読み取り装置において、前記所定時間内に光量異常
が解消されない場合に、装置の読み取り動作を停止させ
る手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された画像読み取り装置において、前記光量異常検出手
段により光量異常が複数回連続して検出された場合に、
装置の読み取り動作を停止させる手段を備えたことを特
徴とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載された画像読み取り装置において、光量異常
の検出に用いる前記閾値を複数とし、前記異常認識手段
は、最低の閾値により行う光量異常の検出結果に従い前
記照明手段の異常を認識するとともに、前記所定時間内
に最低の閾値により検出される光量異常が解消された後
に行う、最低の閾値以外の閾値による光量異常の検出結
果に従い照明手段における光量の劣化を認識することを
特徴とするものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載された画像読み取り装置において、前記異常
認識手段を起動させるタイミングが電源オン時であるこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載された画像読み取り装置において、前記異常
認識手段による認識結果を表示する手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0011】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載された画像読み取り装置において、前記異常
認識手段による認識結果を外部に通報するための通信手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかに記載された画像読み取り装置と、該画像読み取り
装置から出力される画像データに基づいて画像を形成す
る手段を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。なお、以下に示す実
施例は、画像形成装置としてのデジタル複写機等へも装
備し得る画像読み取り装置を示すものである。図1は、
本発明の実施例に係わる画像読み取り装置の全体構成を
概略図として示す。本実施例の画像読み取り装置の構成
を図1を参照して説明すると、画像読み取り装置100
には、原稿を載置するコンタクトガラス105と、原稿
露光用の照明手段としてのキセノンランプ102及び第
1反射ミラーとを載せた第1キャリッジ103と、第2反
射ミラー及び第3反射ミラーとを載せた第2キャリッジ1
04と、原稿の露光部を結像するためのレンズユニット
106と、レンズユニット106により結像された原稿
画像を光電変換するCCDリニアイメージセンサ(以
後、単に「CCD」と記す)を載せたセンサーボード基
板(SBU)107と、シェーディング補正等の読み取
り系による各種の歪みを補正するための基準白板101
と、第1・第2キャリッジを駆動するスキャナモータ1
08と、スキャナホームポジションセンサ109とを備
える。原稿走査時は、コンタクトガラス105上に原稿
を搭載し、キセノンランプ102を点灯し、第1キャリ
ッジ103及び第2キャリッジ104をスキャナモータ
108によって副走査方向Aに移動し、CCにより主走
査(走査方向はライン方向、即ち図1の紙面に垂直方
向)されて、原稿の全面を読み取る。
【0014】図2は、図1に示した画像読み取り装置の
制御系及び画像信号の処理系に係わる回路の概略ブロッ
ク図である。図2を参照すると、マイコン206は、キ
セノンランプ107の点灯制御、スキャナモータ108
の駆動制御、アンプのゲイン制御などを含め、装置全体
の制御を司るシステムコントローラとして働くもので、
制御動作に必要なプログラムやデータを記憶するための
ROM207又はRAM208もその制御下に持つ。R
OM207又はRAM208には、後述するランプ異常
検出処理に係わる動作を行うためのプログラム、ランプ
異常検出処理に用いる基準白板検出レベルの閾値を記憶
している。また、マイコン206はランプ点灯時間計測
部、即ちランプを立ち上げてから計時を開始するタイマ
機能を備える。画像信号の処理系は、センサーボード基
板107のCCD201から出力される画像信号を処理
し、例えば画像形成を行うために用いる画像データとし
て画像処理回路205から出力するまでの処理を行う。
このために、サンプルホールド回路回路202、アンプ
203、ADC(アナログ/デジタル変換器)204、
を備える。この画像信号の処理系は、アンプ203が可
変ゲインのアンプであり、読み取り画像信号のレベル調
整をアンプのゲインを変えて行うという点を含め、読み
取り画像信号の処理系として、普通に採用される構成で
ある。
【0015】次に、上記した画像読み取り装置における
ランプ光量の異常検出、ランプ異常認識に係わる実施例
を示す。この実施例は、キセノンランプ107の特性に
応じた条件として、ランプを立ち上げてから所定のラン
プオン時間を設定して、その時間条件に加え、ランプの
光量異常を2段階の閾値でチェックすることにより、4
段階の異なる程度のランプ異常の認識を行い、異常の程
度に応じた対処をすることにより、装置の高パフォーマ
ンス化を図るようにしたものである。図3は、この実施
例のランプ異常認識に係わる処理フローを示す。以下に
示すこの実施例のフローを実行するタイミングは、ラン
プ特性(キセノンランプ107の暗黒始動特性等)が顕
著に表れる可能性が高い電源オン時、即ちスキャナが間
欠動作をする場合等のように、一時的にオフするといっ
たタイミングではなく、長くオフ状態にあった時とす
る。
【0016】図3を参照して、この処理のフローを説明
すると、先ず、ランプ107の点灯動作を行ない、同時
にタイマをオンし、ランプ点灯動作を行なってからの時
間、即ち立ち上げ時間の計測を開始する(S301)。
ランプ107の点灯動作を行なうとともに、スキャナモ
ータ108を駆動制御して第1キャリッジ103をホー
ムポジションから基準白板101の下に移動させる(S
302)。この時、基準白板101の反射光は、CCD
201上に結像され、CCD201の出力信号は、サン
プルホールド後、可変ゲインアンプ203で増幅され、
ADコンバータ204を介してデジタルデータに変換さ
れる。デジタル化された画像データは、シェーディング
処理などを行なう機能を備えた画像処理回路205へと
入力される。また、このときに、基準白板101の読取
レベルをADコンバータ204のダイナミックレンジに
合わせる為に、可変ゲインアンプ203のゲイン調整を
行なう(S303)。これは、ランプ107の光量の変
動などによる、CCD出力レベルの低下を補正してAD
コンバータ204のダイナミックレンジを有効に使用す
る為のもので、デジタル変換された基準白板読取レベル
をマイコン206で求め、求めたレベル値と予め設定さ
れている目標の読取レベル(ADコンバータのダイナミ
ックレンジを有効に使用できるレベル)との関係に基づ
いて。可変ゲインアンプ203を調整する。
【0017】ここで、ゲイン調整した後の基準白板の読
み取り画像データの検出を行い、検出データから基準白
板読取レベルを取得する処理を行う(S304)。これ
は、ランプ光量が反映された基準白板読取レベルデータ
を、以降のステップで行うランプ107の光量異常の検
出に用いるためである。次いで、求めた基準白板読取レ
ベルに現れるランプ107の光量に異常があるか否かを
閾値処理により検出する(S305)。本フローでは閾
値として閾値1および閾値2の複数を設定して光量の異
常の程度をより細かく検出する。ステップS305で
は、先ずより低い閾値1による検出を行う。この検出の
結果、ゲイン調整後の基準白板読取レベルが、設定され
た閾値1よりも低い場合には、ランプの光量に異常があ
ることが検出されることになる。ランプの異常を検出し
た時(S305−YES)、ステップS301で計測を開
始したタイマが計測しているランプ点灯動作時間が、予
め設定された所定時間内であるか否かをチェックする
(S306)。所定時間を経過していない場合(ステッ
プS306−NO)、再度ゲインアンプの調整処理(S3
03)および基準白板読取レベルの取得処理(S30
4)を行ない、基準白板の読取レベルが閾値1以上であ
るかどうかを判断し、光量異常の検出動作を行う(S3
05)。この動作は、所定時間をランプが安定して立ち
上がるまで或いは不点灯が起きることがない時間として
設定することから、この所定時間が経過するまでに複数
回繰り返される。繰り返し検出動作が行われ、所定時間
を経過しても基準白板の読取レベルが閾値1以下である
(S306−YES)、即ち所定時間を過ぎても光量異常
が解消されない場合、このときには、このランプを使用
すると正常な読み取りができないので、“ランプ使用禁
止”を認識し(S307)、認識結果にしたがって装置
の動作を停止させる(S308)。なお、ここで行うラ
ンプ異常の認識は、複数回連続して光量の異常が検出さ
れた場合に判断するようにして処理の負担を最小限に留
めるようにすると良い。
【0018】他方、繰り返し検出動作を行う間に、或い
は一度目の検出動作で、基準白板の読取レベルが閾値1
以下ではないと判断され、光量異常が解消、或いは光量
異常がないという結果がでた場合(S305−NO)、装
置の動作を停止させないが、以下に示すランプ光量の異
常に係わる認識処理を行う。手順としては、先ず、一度
は閾値1によるランプ光量の異常が検出されたか否かを
チェックする(S309)。チェックの結果、閾値1に
よるランプ光量の異常が検出されている場合(S309
−YES)、ランプ異常の発生を認識する(S310)。
この認識は、立ち上げ時(所定時間内)であっても、よ
り低い閾値1により光量の異常が検出されたのであるか
ら、より危険な状態になる可能性があるという意味で、
“ランプ異常発生”を認識し、この認識結果を装置の制
御或いは装置の保守に反映させることができるようにす
る。また、閾値1によるランプ光量の異常が検出されな
い場合でも(S309−NO)、閾値1よりも高い閾値2
を設定し、基準白板読取レベルに現れるランプ107の
光量に異常があるか否かを閾値2の処理により検出する
(S311)。この検出の結果、基準白板読取レベル
が、設定された閾値2よりも低い場合には(S311−
NO)、閾値1による検出に比べ、より危険は少ないがラ
ンプ光量が異常な状態になる可能性があるという意味
で、“ランプ光量劣化”を認識し(S312)、この認
識結果を装置の制御或いは装置の保守に反映させること
ができるようにする。他方、基準白板読取レベルが、設
定された閾値2よりも高い場合には(S311−YE
S)、検出結果を装置の動作に反映させることはないの
で、通常の装置の動作を行なわせる。上記したフローに
示した動作により、キセノンランプの暗黒始動特性が部
品不良に係わって起きるような従来方式によるランプ光
量の異常による画像読み取り装置のダウンを極力減ら
し、かつランプの異常を認識し、異常に対処することを
可能にする。
【0019】次に、上記した画像読み取り装置における
ランプ光量の異常検出、ランプ異常認識に係わる他の実
施例を示す。この実施例は、上記した実施例におけると
同様の手段によりランプ光量異常の認識を行った後、認
識結果を装置の動作或いは装置の保守に反映させるため
の手段を備えた画像読み取り装置に関わる。認識結果を
装置の動作或いは装置の保守に反映させるための手段の
一つは、認識結果を自装置の操作部(図示せず)に表示
する手段である。具体的にはユーザ或いはサービスマン
がインタフェースとして用いる操作パネルとし、パネル
に設けた、例えば液晶表示画面上にメッセージを示すこ
とにより行う。また、もう一つの手段は、認識結果を外
部に通報するための通信手段を備え、通信手段を用い
て、装置の保守・管理等を行う外部のサービスセンター
に、認識結果を示す旨の情報を伝える。通信手段を用い
て装置側から認識結果を伝えるために利用するかかるシ
ステムの1例を図4に示す。図4に示すように、複写装
置401(なお、ここでは画像読み取り装置を装備した
画像形成装置として、複写装置を例示する)は、認識結
果の情報をデータ通信装置402、通信回線403を介
してサービスセンターとしての管理装置(ホストコンピ
ュータ)404に伝える。管理装置404は、複写装置
401の設置場所を調べ、管理データからサービス拠点
406の複写装置401に対するサービスを担当する端
末装置407に通信回線405を介して認識結果である
異常の内容等のサービスに必要な情報を伝える。
【0020】図5は、この実施例のランプ異常認識に係
わる処理フローを示す。図5に示すフローは、認識結果
を自装置の操作パネルに表示するシーケンスとサービス
センターに通報するシーケンスを行う点で上述の図3に
示したフローと異なるが、その点以外については変わり
がない。即ち、図5に示すフローのスタートから3段階
で認識されるランプ光量の異常である“ランプ使用禁
止”の認識(S507)、“ランプ異常発生”の認識
(S512)、“ランプ光量劣化”の認識(S516)
を行うまでのシーケンスは、図3における、“ランプ使
用禁止”の認識(S307)、“ランプ異常発生”の認
識(S310)、“ランプ光量劣化”の認識(S31
2)までのシーケンスと同一である。従って、同一のシ
ーケンスについては図3のフローに関する説明を参照す
ることとして、重複する説明はここではしない。認識結
果を自装置の操作パネルに表示するシーケンスとサービ
スセンターに通報するシーケンスは、それぞれのランプ
の光量異常が認識された後に行う。“ランプ使用禁止”
が認識されるときは(S507)、認識結果にしたがっ
て機械の動作を停止させる(S508)とともに、動作
を停止させたことと、停止させた理由としてランプに使
用できない程の異常がある旨のメッセージを自装置の操
作パネルに表示する(S509)。また、同様の趣旨の
メッセージを装置に備えた通信手段を通してサービスセ
ンターに通報する(S510)。“ランプ異常発生”が
認識されるときは(S507)、認識結果にしたがって
ランプ異常の発生と、ランプの交換を促す旨のメッセー
ジを自装置の操作パネルに表示し、警告する(S51
3)。また、同様の趣旨のメッセージを装置に備えた通
信手段を通してサービスセンターに通報する(S51
4)。“ランプ光量劣化”が認識されるときは(S51
6)、認識結果にしたがってランプ光量の異常発生と、
ランプの交換時期が近いことを示す旨のメッセージを自
装置の操作パネルに表示し、警告する(S517)。ま
た、同様の趣旨のメッセージを装置に備えた通信手段を
通してサービスセンターに通報する(S518)。
【0021】
【発明の効果】(1) 請求項1〜3の発明に対応する
効果 照明手段の立ち上げからのオン時間が所定時間(照明手
段が安定して立ち上がるまでの時間として予め設定した
時間)を経過する前に、複数回の検出動作を可能とした
光量異常検出手段により光量異常が検出された場合に、
その検出結果に従い、照明手段の異常を認識することに
より、確実に照明手段の異常を認識し、装置の停止とい
った異常への対処が可能になり、時間条件を考慮しない
従来方式による検出光量の異常による画像読み取り装置
のダウンを極力減らすことが可能になる。また、光量異
常検出手段により複数回連続して異常が検出された場合
を装置の停止条件とすることにより、異常検出処理の負
担を少なくすることが可能になる。 (2) 請求項4の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加え、光量異常の検出に用いる前記
閾値を複数とし、最低の閾値により行う光量異常の検出
結果に従い照明手段の異常を認識するとともに、所定時
間内に最低の閾値により検出される光量異常が解消され
た後に行う、最低の閾値以外の閾値による光量異常の検
出結果に従い照明手段における光量の劣化を認識するの
で、異常の程度に応じた認識が可能であり、認識結果に
従った対処をすることにより、さらに装置の高パフォー
マンス化を図ることが可能になる。
【0022】(3) 請求項5の発明に対応する効果 異常認識動作を起動させるタイミングを電源オン時にし
たので、電源オン時に顕著に現れる照明手段の特性に応
じた処理を行うことにより、的確な認識を早期に行うこ
とが可能になる。 (4) 請求項6,7の発明に対応する効果 上記(1)〜(3)の効果に加え、認識結果を画像読み
取り装置の動作或いは該装置の保守に反映させるための
手段としての認識結果の表示手段、認識結果を外部に通
報するための通信手段を付加することにより、画像読み
取り装置の性能および該装置への信頼性を向上させるこ
とが可能になる。 (5) 請求項8の発明に対応する効果 請求項1〜6記載の画像読み取り装置を備えた複写機、
ファクシミリ等の画像形成装置おいて上記(1)〜
(4)の効果を実現することにより、画像形成装置の性
能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わる画像読み取り装置の
全体構成を概略図として示す。
【図2】 図1に示した画像読み取り装置の制御系及び
画像信号の処理系に係わる回路の概略ブロック図であ
る。
【図3】 本発明の画像読み取り装置のランプ異常認識
に係わる処理フローの1例を示す。
【図4】 装置側から認識結果を伝えるために利用する
通信システムの1例を示す。
【図5】 本発明の画像読み取り装置のランプ異常認識
に係わる処理フローの他の例を示す。
【符号の説明】
100…画像読み取り装置、 101…基準白板、1
02…照明手段(キセノンランプ)、103…第1キャ
リッジ、 104…第2キャリッジ、105…コン
タクトガラス、 107…センサーボード基板(SB
U)、201…CCDリニアイメージセンサ、203…
可変ゲインのアンプ、 204…A/D変換器(AD
C)、205…画像処理回路、 206…マイコ
ン。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA07 DA38 DA41 DE02 DE07 DE10 EK03 EK11 2H108 AA01 CA01 CB01 FA05 5B047 AA01 AB02 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 CA02 CB04 DA01 DB01 DC01 DC06 5C062 AA02 AA05 AA29 AB20 AB25 AB33 AB38 AB41 AB42 AC05 AC34 AC55 AC58 AE04 BA00 5C072 AA01 BA20 CA03 CA17 DA02 DA04 EA05 RA16 UA05 UA06 UA13 XA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段と、照明手段により露光された
    読み取り対象の像を光電変換する手段と、光電変換手段
    からの出力のレベルを調整する手段と、基準体を露光し
    て読み取り、前記レベル調整手段により調整された読み
    取り出力を所定の閾値と比較して照明手段の光量異常を
    検出する手段と、光量異常の検出結果にもとづいて照明
    手段の異常を認識する手段とを有する画像読み取り装置
    であって、前記照明手段の立ち上げからのオン時間を計
    測するタイマを備え、前記異常認識手段は、前記タイマ
    の計測したオン時間が所定時間を経過する前に、前記光
    量異常検出手段により複数回の検出動作を可能とし、光
    量異常が検出された場合に、その検出結果に従い照明手
    段の異常を認識することを特徴とする画像読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像読み取り装置
    において、前記所定時間内に光量異常が解消されない場
    合に、装置の読み取り動作を停止させる手段を備えたこ
    とを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された画像読み取
    り装置において、前記光量異常検出手段により光量異常
    が複数回連続して検出された場合に、装置の読み取り動
    作を停止させる手段を備えたことを特徴とする画像読み
    取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    画像読み取り装置において、光量異常の検出に用いる前
    記閾値を複数とし、前記異常認識手段は、最低の閾値に
    より行う光量異常の検出結果に従い前記照明手段の異常
    を認識するとともに、前記所定時間内に最低の閾値によ
    り検出される光量異常が解消された後に行う、最低の閾
    値以外の閾値による光量異常の検出結果に従い照明手段
    における光量の劣化を認識することを特徴とする画像読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
    画像読み取り装置において、前記異常認識手段を起動さ
    せるタイミングが電源オン時であることを特徴とする画
    像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載された
    画像読み取り装置において、前記異常認識手段による認
    識結果を表示する手段を備えたことを特徴とする画像読
    み取り装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
    画像読み取り装置において、前記異常認識手段による認
    識結果を外部に通報するための通信手段を備えたことを
    特徴とする画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載された
    画像読み取り装置と、該画像読み取り装置から出力され
    る画像データに基づいて画像を形成する手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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