JPH11168600A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH11168600A
JPH11168600A JP9334474A JP33447497A JPH11168600A JP H11168600 A JPH11168600 A JP H11168600A JP 9334474 A JP9334474 A JP 9334474A JP 33447497 A JP33447497 A JP 33447497A JP H11168600 A JPH11168600 A JP H11168600A
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JP9334474A
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Hiroshi Sugiura
博 杉浦
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置において、装置の設置環境
の外光量に応じて照明光源の光量を制御できるようにし
て、ユーザの目を疲れさせる可能性を低減し、また、フ
リッカ補正を極力行わないで済むことができるようにし
て、誤った濃度補正を行ってしまう可能性を低減する。 【解決手段】 CCDによって装置の設置環境の照明光
を検出し、この検出データを用いて外光による照度を演
算し(#7)、求めた照度に応じて照明の光量を制御す
る(#8)。これにより、装置の設置環境の外光量に応
じて照明光源の光量を制御でき、暗い環境で使用した場
合でも、装置を適正に使用することができると共に、明
るい環境下で使用した場合に、ユーザの目を疲れさせる
可能性を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に関わり、特に、原稿上向きセット型の画像読み取り装
置の光量制御及びフリッカ補正の技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿上向きセット型の画像読み取
り装置において、原稿の状態に応じて照明光源の光量を
制御するようにしたものがあり、例えば、読み取った原
稿画像の濃度に応じて照明光源の光量を制御するように
したものが知られている(例えば、特開昭62−105
573号公報参照)。また、本出願人は、予備スキャン
時に原稿の高さを測定し、その高さデータに基づいて本
スキャン時における照明光源の光量を制御するようにし
たものを先に提案している。さらにまた、原稿画像の読
み取り中に副走査方向に設置された基準板を逐次読み取
って、フリッカの影響による読み取り画像の濃度変動を
検出し、この濃度変動の情報に基づいて原稿画像の濃度
補正を行って、原稿画像からフリッカの影響を除去する
ようにしたものを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の原稿の状態に応じて照明光源の光量を制御
するようにした画像読み取り装置では、同じ原稿であれ
ば、設置環境の外光量に関わらず、装置の照明光源から
同じ光量を照射していた。つまり、図書館などの暗い環
境でも使用できるように、照明光源からかなり多くの光
量を照射していた。そのため、オフィスなどの明るい環
境下でこの種の画像読み取り装置を使用すると、原稿面
がかなり明るくなり、ユーザの目を疲れさせる可能性が
あった。また、必要以上の光量を照射する場合が多いた
め、余分な電力を消費していた。また、上記のような従
来の原稿画像から外光照明のフリッカの影響を除去する
ようにした画像読み取り装置では、基準板を読み取っ
て、フリッカの影響による読み取り画像の濃度変動を検
出していたので、基準板が汚れていると、基準板の汚れ
による濃度変動とフリッカの影響による濃度変動とが区
別できずに、誤った濃度補正を行ってしまうという問題
があった。特に、図書館などの暗い場所では、基準板の
汚れに気づきにくいものであった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、装置の設置環境の外光量に応じ
て照明光源の光量を制御できるようにして、図書館など
の暗い環境でも使用することができると共に、オフィス
などの明るい環境下で使用した場合に、ユーザの目を疲
れさせる可能性を低減し、余分な電力を消費することを
なくすことが可能な画像読み取り装置を提供することを
目的とする。また、濃度補正によるフリッカ補正を極力
行わないで済むことができるようにして、誤った濃度補
正を行ってしまう可能性を低減させることのできる画像
読み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、原稿台上に載置された原稿の画像を上方よ
り読み取る撮像手段を備えた画像読み取り装置におい
て、装置が設置されている環境の照明光を検出する外光
検知手段と、原稿台上に載置された原稿を照明する照明
手段と、外光検知手段の出力信号に応じて照明手段によ
る照明の光量を制御する光量制御手段とを備えたもので
ある。
【0006】上記構成においては、外光検知手段によっ
て装置が設置されている環境の照明光を検出し、この外
光検知手段の出力信号に応じて照明手段による照明の光
量を制御する。これにより、装置の設置環境の外光量に
応じて照明光源の光量を制御できるようになるので、図
書館などの暗い環境で装置を使用した場合に、照明光源
の光量を多くすることにより、このような環境下でも装
置を使用可能にすることができると共に、オフィスなど
の明るい環境下で装置を使用した場合に、照明光源の光
量を少なくすることにより、ユーザの目を疲れさせる可
能性を低減し、余分な電力を消費することをなくすこと
ができる。
【0007】また、本発明は、原稿画像読み取り中にお
ける外光検知手段の出力信号に応じて、読み取った原稿
画像の濃度を逐次補正する画像濃度補正手段をさらに備
えたものとすることができる。これにより、外光検知手
段の出力信号は、外光のフリッカの影響により変動する
ので、この出力信号に応じて原稿画像の濃度を逐次補正
して、読み取った原稿画像から外光のフリッカの影響を
取り除くことができる。
【0008】また、本発明は、原稿台上に載置された原
稿の画像を上方より読み取る撮像手段を備えた画像読み
取り装置において、装置が設置されている環境の照明光
を検知する外光検知手段と、外光検知手段の出力信号の
変動量が所定値以上のときに、外光にフリッカがあると
識別する外光変動識別手段と、原稿台上に載置された原
稿を照明する照明手段と、外光変動識別手段による識別
の結果に基づいて照明手段の光量を制御する光量制御手
段とを備えたものである。この構成においては、環境の
照明光を検知する外光検知手段の出力信号の変動量に基
づいて外光にフリッカがあるかないかを識別し、その識
別の結果に基づいて照明手段の光量を制御することがで
きる。これにより、外光にフリッカがあると識別された
場合に、照明手段による照明の光量を強めるようにすれ
ば、フリッカによる画像の濃度変動を低減することがで
きる。
【0009】また、光量制御手段は、外光変動識別手段
による識別の結果、外光にフリッカがあると識別された
場合に、照明手段による照明の光量を強めるように制御
するものとすることができる。これにより、フリッカに
よる画像の濃度変動を低減することができるので、原稿
台上における外光量が少ない場合には、フリッカによる
画像の濃度変動を無視することができる。
【0010】また、本発明は、外光検知手段の出力信号
に応じて、撮像手段で読み取った原稿画像の濃度を逐次
補正する画像濃度補正手段をさらに備えたものとするこ
とができる。これにより、外光の変動量に応じて画像濃
度補正手段による濃度補正を行うことができる。
【0011】また、本発明は、外光変動識別手段による
識別の結果、外光にフリッカがあると識別された場合で
も、外光検知手段による検知の結果、外光が弱いと判定
された場合には、画像濃度補正手段による原稿画像濃度
の補正を実行しないように制御するものとすることがで
きる。外光にフリッカがある場合でも、外光が弱い場合
には、フリッカによる画像の濃度変動を無視することが
できる。従って、このような場合は原稿画像濃度の補正
を実行しないでも問題はなく、誤った濃度補正を行って
しまうことがなくなる。
【0012】また、外光検知手段は、撮像手段の副走査
方向に設置された均一濃度の基準板を撮影したデータに
基づいて外光を検知するものとし、その検知信号は、待
機中は、外光レベルの検出及び外光変動識別手段による
フリッカ有無の識別に使用され、原稿画像読み取り中
は、画像濃度補正手段によるフリッカ補正のために使用
されるものとすることができる。これにより、外光検知
手段の検知信号に基づいて、待機中は外光レベルの検出
及びフリッカ有無の識別を行うことができ、原稿画像読
み取り中はフリッカ補正を行うことができる。従って、
これらの外光レベルとフリッカ有無の情報を用いて、フ
リッカ補正を行う必要があるか否かを判定し、必要がな
いと判定された場合には、濃度補正によるフリッカ補正
を行わないようにすれば、基準板が汚れていた場合で
も、誤った濃度補正を行ってしまうことを防止すること
ができる。
【0013】また、外光検知手段は、直接外光を受光す
ることによって外光を検知する検知手段をさらに備え、
その検知手段の検知信号を外光レベルの検出及び外光変
動識別手段によるフリッカ有無の識別に使用するものと
することができる。これにより、直接外光を受光するこ
とによって外光を検知し、この検知信号を用いて、正確
に外光レベルの検出及び外光変動識別手段によるフリッ
カ有無の識別を行うことができる。従って、基準板を撮
影したデータに基づいて外光を検知する場合と比べて、
基準板が汚れていた場合でも、フリッカ補正を行う必要
があるか否かを正確に判定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
画像読み取り装置について図面を参照して説明する。図
1は、第1の実施形態による画像読み取り装置の外観図
である。同図において、画像読み取り装置の原稿台1上
には、書籍やファイルなどの原稿が上向きに置かれる。
この原稿台1の上方には、原稿台1上の原稿を読み取る
スキャナーユニット2及び原稿読み取り時に原稿を照明
するランプユニット3(照明手段)が配置されている。
このスキャナーユニット2は、内部に設けられたCCD
等よりなるイメージセンサ11(図5参照。撮像手段:
以下、CCDという。)によってランプユニット3で照
射された原稿からの反射画像を読み取る。また、原稿台
1の奥側には、各種モードの設定とエラー等の装置の状
態表示を行う操作パネル4、CCD11の副走査方向に
配された均一濃度の基準板であるフリッカ検出板5、及
び原稿の高さ検出用の反射ミラーである測距板6が配さ
れている。フリッカ検出板5は、原稿台1とほぼ同じ高
さの所に設置されており、原稿台1上の外光量検出及び
フリッカの有無検出に用いられる。さらに、原稿台1上
にはスタートキー7が設けられ、また、原稿台1の側部
には装置の電源のON/OFFを切り換えるメインスイ
ッチ8が設けられており、ユーザがメインスイッチ8を
ONにした上で、スタートキー7を押下することによ
り、画像読み取り装置による原稿の読み取りが開始され
る。
【0015】図2は、画像読み取り装置の原稿台1にブ
ック原稿Bが載置されている様子を示す図である。図に
示されるように、ブック原稿Bは、読み取り面を上にし
て原稿台1上に載置される。フリッカ検出板5は、ブッ
ク原稿Bの近傍の位置に、CCD11による原稿画像読
み取りの副走査方向と平行に設けられている。CCD1
1を用いてこのフリッカ検出板5からの反射画像を読み
取ることにより、原稿台1上の外光量を検出することが
できる。
【0016】図3は、原稿台1に載置されたブック原稿
Bが受ける光の様子を示す図である。図に示されるよう
に、原稿台1上のブック原稿Bの読み取り面には、ラン
プユニット3の照明光以外に、室内照明の光や自然光な
どの外光が入射する。
【0017】次に、画像読み取り装置の設置環境の外光
照度とランプユニット3の照射光量の関係について説明
する。JISの照度基準によると、学校や公共会館の図
書閲覧室での図書閲覧を行うのに適した照度は300ル
クスから750ルクスであるのに対して、事務室や設計
室で作業するのに適した照度は750ルクスから200
0ルクスである。どちらも本装置の設置が予想される場
所である。本実施形態の画像読み取り装置では、原稿面
上で最低5000ルクス程度になるように照射してい
る。したがって、事務室などの明るい場所では、図書閲
覧室などの暗い場所にくらべてより弱い光を照射するだ
けで、原稿面上に5000ルクス程度の照度を得ること
ができる。ここで、原稿を読み取るのに必要な照度は、
CCD11の感度等に密接に関係しているため、装置の
構成によってはより低い照度でもよいことは言うまでも
ない。
【0018】図4は、CCD11の読み取り範囲を示す
図である。CCD11は、画素並びの方向である図の縦
方向を主走査方向として読み取り、横方向を副走査方向
としてスキャン移動して読み取る。CCD11の読み取
り範囲は、副走査方向の照度を検出するためのフリッカ
検出板5を読み取った領域である照度・フリッカ検出領
域、測距板6を読み取った領域である測距板読み取り領
域、ブック原稿Bを読み取った領域である原稿画像読み
取り領域から構成されている。照度・フリッカ検出領域
は、CCD11の主走査方向の先頭付近の画素の位置に
相当し、この画素の出力変動を検出することにより、原
稿面上の外光の変動を忠実に検出することができる。読
み取り開始以前のCCD11は、ホームポジション位置
に待機しており、この位置に対応したフリッカ検出板5
の画像濃度を予備スキャン時にモニタすることにより、
装置の設置環境の照度を検出する。また、外光にフリッ
カがある場合には、フリッカ検出板5を読み取った際の
CCD11の出力値が変動するので、この出力値の変動
を用いて、原稿読み取り中のフリッカ補正を行うことが
できる。
【0019】図5は、画像読み取り装置の外光識別・補
正回路のブロック図である。予備スキャン時に、ランプ
ユニット3により所定光量を照射をしてCCD11でフ
リッカ検出板5を読み取る。読み取ったデータは、CC
D11内で光電変換された後、A/Dコンバータ12に
送られて、デジタル画像データに変換される。変換され
たデジタルデータは、外光識別用のメモリ13に転送さ
れて一時的に保存される。外光識別部14の露光レベル
検出部15は、メモリ13に格納されたデジタルデータ
のレベルより、外光による原稿面上の照度を演算して、
求めた照度を光量制御部17へ送信する。光量制御部1
7は、この原稿面上の照度に応じてランプ電圧を変化さ
せることにより、ランプユニット3の光量を変化させ
て、原稿読み取り時の原稿面上の照度が一定のレベルに
なるように制御する。その他にも、ランプユニット3の
点灯ON/OFFのデューティーを可変にすることによ
って、ランプユニット3の光量を変化させてもよい。こ
のようにして、外光による原稿面上の照度が高い環境下
では、ランプユニット3の光量を少なくし、外光による
原稿面上の照度が低い環境下では、ランプユニット3の
光量を多くするようにして、原稿読み取り時の原稿面上
の照度が一定のレベルになるように制御することができ
る。
【0020】また、フリッカ検出板5は、本スキャン時
のフリッカ補正にも使用される。その場合には、本スキ
ャン中にCCD11でフリッカ検出板5を逐次読み取っ
て、この際のCCD11の出力値を用いてフリッカの補
正係数を算出し、この補正係数を用いてリアルタイムで
フリッカ補正を行う。これにより、副走査方向の照度ム
ラを補正することができる。具体的には、CCD11で
副走査方向に設置されたフリッカ検出板5を逐次読み取
って、読み取ったデータをA/Dコンバータ12とメモ
リ13を介して外光識別部14のフリッカ検出部16へ
送る。フリッカ検出部16は、このデータを用いてフリ
ッカの有無の検出を行うと共に、フリッカ補正係数を算
出して、この補正係数をフリッカ補正回路18に転送す
る。フリッカ補正回路18は、フリッカ補正係数を用い
て読み取りライン毎の画像濃度を補正する。
【0021】図6は、画像読み取り装置の画像読み取り
時の処理手順を示すフローチャートである。メインスイ
ッチ8が押下されて、装置の電源がONされると(#
1)、装置の初期化が行われ(#2)、スタートキー7
がONされるまで待機する(#3)。そして、スタート
キー7がONされると(#3でYES)、スキャン動作
を開始し、ランプユニット3を点灯させ(#4)、所定
光量で原稿台1上のブック原稿Bを照射して、予備スキ
ャン動作に入る(#5)。予備スキャン中にCCD11
でフリッカ検出板5を読み取って、原稿面上の照度を表
すデータを検出する。そして、予備スキャン動作が終了
すると、この照度データの異常をチェックして(#
6)、異常があれば(#6でYES)、警告を発して
(#13)、スキャン動作を終了し、ランプをOFFす
る(#12)。また、照度データに異常がなければ(#
6でNO)、この照度データを用いて外光照度を演算し
(#7)、求めた外光照度に基づいてランプ電圧を変化
させることにより、原稿面上の照度が狙いのレベルにな
るようにランプユニット3の光量を制御する(#8)。
その後、本スキャンを開始して(#9)、フリッカ補正
や歪補正などの画像処理(#10)を行いながら、副走
査方向の各ラインを順次読み取る。本スキャンが終了す
ると(#11でYES)、ランプユニット3をOFFし
た後(#12)、#3の処理に戻り、再びスタートキー
7がONされるまで待機する。
【0022】次に、図7及び図8を参照して、従来及び
本発明の画像読み取り装置における、環境の違いによる
CCD出力の状況を説明する。図7(a)(b)はそれ
ぞれ従来の画像読み取り装置を用いて白い原稿を暗い環
境下と明るい環境下で読み取った場合のCCDの出力値
を示す図、図8(a)(b)はそれぞれ本実施形態によ
る画像読み取り装置を用いて白い原稿を暗い環境下と明
るい環境下で読み取った場合のCCD11の出力値を示
す図である。図7(a)(b)に示されるように、従来
の画像読み取り装置では、装置の設置環境の外光量によ
って同じ原稿を読み取った時のCCDの出力値が異なる
ので、CCDの出力レベルを一定にするため、ゲイン調
整によるCCD出力値の補正を行う必要があった。それ
に対して、図8(a)(b)に示されるように、本実施
形態による画像読み取り装置では、装置の設置環境の外
光量に関わらず、同じ原稿を読み取った時のCCDの出
力レベルが一定になるので、ゲイン調整によるCCD出
力値の補正を行う必要がなくなる。これにより、ゲイン
調整用の回路を削除することができ、しかも、ゲイン調
整のための処理時間を省いて、画像処理の時間を短縮す
ることができる。
【0023】上述のように、第1の実施形態による画像
読み取り装置においては、CCD11によって予備スキ
ャン時にフリッカ検出板5を読み取り、この時のCCD
11の出力レベルに応じてランプユニット3による照明
の光量を制御するようにしたことに特徴を有する(請求
項1対応)。これにより、装置の設置環境の外光量に応
じてランプユニット3の光量を制御できるようになるの
で、図書館などの暗い環境で装置を使用した場合には、
ランプユニット3の光量を多くすることにより、装置を
適正に使用することができ、また、オフィスなどの明る
い環境下で装置を使用した場合には、ランプユニット3
の光量を少なくすることにより、ユーザの目を疲れさせ
る可能性を低減し、余分な電力を消費することをなくす
ことができる。また、光量制御部17が、原稿面におけ
る照度が一定のレベルになるように照明手段の光量を制
御しているので、装置の設置環境の外光量に関わらず、
同じ原稿を読み取った時のCCD11の出力レベルが一
定になる。このため、ゲイン調整によるCCD出力値の
補正を行う必要がなくなるので、ゲイン調整用の回路を
無くして、コストを削減することができ、しかも、ゲイ
ン調整の処理時間を削減して、画像処理時間の短縮をす
ることができる。
【0024】次に、第2の実施形態による画像読み取り
装置について説明する。この画像読み取り装置は、ハー
ド構成としては、図1に示した第1の実施形態と同等の
構成を取り、第1の実施形態では、外光検出時のCCD
11の出力を用いてランプユニット3の照明光量を制御
するようにしたことに特徴を有するが、第2の実施形態
では、外光検出時のCCD11の出力を用いて外光にフ
リッカが含まれるか否かを検出し、この検出結果に基づ
いてフリッカ補正を行うか否かの制御を行うようにした
ことに特徴を有する(請求項3対応)。以下、その制御
内容につき図9及び図16を参照して説明する。
【0025】図9は、インバータ照明等のフリッカなし
の外光光源下で均一濃度の白原稿を読み取った時のCC
D11の副走査方向の出力変動の様子を示す図である。
この場合、外光光源から照射される光にフリッカが含ま
れていないため、画像濃度を示すCCD11の出力値
は、CCD11が副走査方向に移動しても、常に一定と
なる。
【0026】図10は、通常の蛍光灯や白熱電球等のフ
リッカのある外光光源下で均一濃度の白原稿を読み取っ
た時のCCD11の副走査方向の出力変動の様子を示す
図である。この場合、外光光源から照射される光にフリ
ッカが含まれているため、画像濃度を示すCCD11の
出力値は、CCD11が副走査方向に移動するに伴っ
て、フリッカの影響により周期的に変動する。CCD1
1の出力値は、交流の商用電源周波数の倍の周波数で変
動する。これは、フリッカのある外光光源が、商用の交
流電源の電圧変動の1周期中、プラスに振れた時とマイ
ナスに振れた時の2回明るくなるためである。
【0027】従来の画像読み取り装置では、装置の設置
環境で用いられる室内照明が蛍光灯や白熱電球であった
ため、必ず原稿画像の濃度補正を行って、フリッカの影
響を除去するようにしていた。しかし、フリッカ補正
は、一般的に、CCD11で読み取ったフリッカ検出板
5の画像濃度に基づいて行われるため、フリッカ検出板
5が汚れている場合には、誤ったフリッカ補正を行って
しまう可能性がある。また、最近ではフリッカによるち
らつきが敬遠されて、室内照明にフリッカのないインバ
ータ照明を使用するケースが増加する傾向にある。この
ようなフリッカのない室内照明を使用している場合に
は、フリッカ補正が不要である。さらにまた、フリッカ
のある室内照明を使用している場合でも、外光量が少な
い場合には、ランプユニット3の照射光量を多くするこ
とにより、フリッカが画像濃度に与える影響を無視する
ことができるようになるので、このような場合にも、フ
リッカ補正を行う必要はない。そこで、第2の実施形態
では、外光レベルとフリッカ有無の検出を行い、これら
の情報を用いてなるべくフリッカ補正を行わないように
して、誤ったフリッカ補正を行ってしまう可能性を低減
させるようにした。
【0028】ここで、外光レベルとフリッカ有無の検出
方法について、上述した図4を参照して説明する。読み
取り開始以前のCCD11は、図に示されるホームポジ
ション位置に待機しており、この位置に対応したフリッ
カ検出板5の画像濃度を常に監視している。この位置で
のフリッカ検出板5の画像濃度をCCD11で読み取
り、この画像濃度に変動があるかないかを識別すること
により、装置の設置環境におけるフリッカの有無を検出
することができ、また、この画像濃度の平均値を求める
ことにより、装置の設置環境における外光レベルを得る
ことができる。
【0029】図11は、第2の実施形態による画像読み
取り装置の外光識別・補正回路のブロック図である。C
CD11でホームポジション位置に対応したフリッカ検
出板5の画像濃度を読み取ると、読み取られたデータ
は、CCD11内で光電変換された後、A/Dコンバー
タ12に送られて、8ビットのデジタル画像データに変
換される。変換されたデジタルデータは、外光識別用の
メモリ13に転送されて一時的に保存される。外光識別
部14は、常にこのデジタルデータをモニタしている。
この外光識別部14は、露光レベル検出部15とフリッ
カ検出部16より構成される。露光レベル検出部15
は、モニタしたデジタルデータの平均値を求めることに
より、外光レベルを検出する。つまり、求めた平均値が
大きな値である場合には、外光が強いことが検出でき、
求めた平均値が小さな値である場合には、外光が弱いこ
とが検出できる。また、フリッカ検出部16は、モニタ
したデジタルデータの標準偏差を求めることにより、フ
リッカの有無を検出する。つまり、求めた標準偏差が大
きな値である場合には、フリッカによる濃度変動がある
ことが検出でき、求めた標準偏差が0に近い値である場
合には、フリッカによる濃度変動がないことが検出でき
る。外光識別部14で求めた外光レベルとフリッカ有無
の検出結果に基づいて、光量制御部17、フリッカ補正
回路18及びセレクタ19への指示を与えることによ
り、本スキャン時におけるランプユニット3の照射光量
レベルの決定とフリッカ補正回路18のON/OFFの
切り換えを行う。フリッカ補正回路18をONにする場
合には、セレクタ19に(b)を選択するように指示を
与えて、A/Dコンバータ12でデジタル変換した画像
濃度データがフリッカ補正回路18を経由して出力する
ように制御する。これに対して、フリッカ補正回路18
をOFFにする場合には、セレクタ19に(a)を選択
するように指示を与えて、A/Dコンバータ12でデジ
タル変換した画像濃度データがフリッカ補正回路18を
経由しないで出力するように制御する。
【0030】また、この外光識別・補正回路を用いてフ
リッカ補正をする場合には、本スキャン中にCCD11
で副走査方向に設置されたフリッカ検出板5を逐次読み
取って、読み取ったデータを用いてフリッカ補正係数を
算出し、この補正係数をフリッカ補正回路18に転送す
る。
【0031】図12は、外光識別部14の検出結果に基
づく照射光量レベルの強弱とフリッカ補正回路18のO
N/OFFの切り換えの様子を示す図である。ここで
は、説明を簡単にするために、露光レベル検出部15の
出力を”強”と”弱”の2段階とし、また、フリッカ検
出部16の出力を”フリッカあり”と”フリッカなし”
の2段階とする。また、ランプユニット3の照射光量レ
ベルとしては、第1の実施形態のように光量レベル一定
に設定されたときのレベルを”デフォルト”として、そ
の値より”強める”かどうかを示している。図書館など
の暗い環境で、蛍光灯や白熱電球を室内照明に使ってい
る場合には、露光レベル検出部15の出力が”弱”で、
フリッカ検出部16の出力が”フリッカあり”になる。
この場合には、図12に示されるように、ランプユニッ
ト3の照射光量レベルを”強める”ことによって、蛍光
灯や白熱電球のフリッカが画像濃度に与える影響を無視
できるので、本スキャン時における画像濃度補正による
フリッカ補正を行わなくても済む。また、インバータ照
明を室内照明に使っている場合には、フリッカ検出部1
6の出力が”フリッカなし”となるので、露光レベル検
出部15の出力の強弱に関わらず、本スキャン時におけ
るフリッカ補正を行わなくても済む。従って、これらの
場合に、フリッカ検出板5が汚れていた場合でも、誤っ
た画像濃度補正を行ってしまうことを防ぐことができ
る。
【0032】上述の露光レベル検出部15の出力やフリ
ッカ検出部16の出力を外光レベルやフリッカの振幅の
強弱に応じて複数段階に分けても構わない。また、この
場合に、ランプユニット3の照射光量レベルを複数段階
に分けて、露光レベル検出部15やフリッカ検出部16
の出力の段階に応じて変化させるようにしてもよい。
【0033】第2の実施形態による画像読み取り装置で
は、ユーザの選択によって、第1の実施形態のようにラ
ンプユニット3の照射光量レベルを一定にすることが可
能である。図13は、照射光量レベルを一定にした場合
の外光識別部14の検出結果に基づくフリッカ補正回路
18のON/OFFの切り換えの様子を示す図である。
この場合には、露光レベル検出部15の出力の強弱に関
わらず、フリッカ検出部16の出力が”フリッカあり”
の場合にはフリッカ補正を行い、フリッカ検出部16の
出力が”フリッカなし”の場合にはフリッカ補正を行わ
ないようにする。
【0034】また、ユーザの選択によって、外光識別部
14の検出結果に関わらず、常にフリッカ補正を実行す
るようにすることも可能である。図14は、常にフリッ
カ補正を実行するようにした場合の外光識別部14の検
出結果に基づく照射光量レベルの切り換えの様子を示す
図である。この場合には、露光レベル検出部15の出力
の強弱に関わらず、フリッカ検出部16の出力が”フリ
ッカあり”の場合には、ランプユニット3の照射光量レ
ベルを”強める”ことにより、フリッカが画像濃度に与
える影響を低減させて、フリッカ補正の精度を向上させ
る。
【0035】また、ユーザの選択によって、外光識別部
14の検出結果に関わらず、常にフリッカ補正を実行し
ないようにすることも可能である。図15は、常にフリ
ッカ補正を実行しないようにした場合の外光識別部14
の検出結果に基づく照射光量レベルの切り換えの様子を
示す図である。この場合も、露光レベル検出部15の出
力の強弱に関わらず、フリッカ検出部16の出力が”フ
リッカあり”の場合には、ランプユニット3の照射光量
レベルを”強める”ことにより、フリッカが画像濃度に
与える影響を低減させる。
【0036】図16は、フリッカの検出と補正に関わる
処理を示すフローチャートである。先ず、待機時にCC
D11でホームポジション位置に対応したフリッカ検出
板5の画像濃度を逐次読み取って、外光データとして外
光識別用のメモリ13に格納する(#21)。次に、こ
のメモリ13より過去n回分の外光データを読み出し
て、過去n回分の外光データの平均値及び標準偏差を算
出し(#22)、この平均値及び標準偏差より、ランプ
ユニット3の照射光量レベルの強弱の決定とフリッカ補
正の要否の判定を行う(#23)。そして、この判定に
基づいて、光量制御部17の設定(#25)とフリッカ
補正回路18の切り換えを行う。#23でフリッカ補正
を行う必要があると判定された場合には、フリッカ補正
回路18をONにし(#26)、フリッカ補正を行う必
要がないと判定された場合には、フリッカ補正回路18
をOFFにする(#27)。スタートキー7が押される
までは、外光データのモニタを続けて、スタートキー7
が押されたら(#28でYES)、その時点の照射光量
レベルの強弱とフリッカ補正回路18のON/OFFの
設定に基づいて、読み取り動作を開始して、予備スキャ
ン(#29)と本スキャン(#30)を行う。
【0037】上述のように、第2の実施形態による画像
読み取り装置においては、フリッカ検出板5の撮影デー
タを用いて外光レベルとフリッカ有無の検出を行い、こ
れらの検出結果を用いてランプユニット3の照射光量レ
ベルの決定とフリッカ補正回路18のON/OFFの決
定を行う。これにより、例えば、外光にフリッカが含ま
れない場合や外光レベルが弱い場合には、フリッカ検出
板5を用いた濃度補正によるフリッカ補正を行わないよ
うにして、フリッカ検出板5が汚れていた場合でも、誤
った濃度補正を行ってしまうことがないようにすること
ができる。
【0038】次に、第3の実施形態による画像読み取り
装置について、図17を参照して説明する。図17は、
第3の実施形態による画像読み取り装置の外観図であ
る。第2の実施形態では、CCD11で読み取ったフリ
ッカ検出板5の撮影データを用いて、待機中には外光レ
ベル及びフリッカ有無の検出を行い、原稿読み取り中に
はフリッカ補正のための補正係数を決定した。しかし、
フリッカ検出板5の反射光を受光することになるため、
フリッカ検出板5が汚れていた場合には、正確な外光レ
ベル検出やフリッカ有無検出を行えないことがあった。
そこで、第3の実施形態による画像読み取り装置では、
第1又は第2の実施形態による画像読み取り装置の構成
に外光を直接受光するためのフォトセンサ9を加えた。
このフォトセンサ9を用いて外光レベルとフリッカ有無
の検出を行うことにより、より正確な外光レベル検出と
フリッカ有無検出を行うことができる。図17では、フ
ォトセンサ9をフリッカ検出板5の端部に設置している
が、他の場所に設置するようにしてもよい。
【0039】図18は、第3の実施形態による画像読み
取り装置の外光識別・補正回路のブロック図である。外
光識別部14は、待機中には、フォトセンサ9で検出し
た外光データを用いて、露光レベル検出部15による外
光レベルの検出とフリッカ検出部16によるフリッカ有
無の検出を行い、これらの検出結果に基づいて光量制御
部17及びセレクタ19の設定を行う。また、読み取り
中には、CCD11で検出した外光データを用いてフリ
ッカ補正係数を算出し、この補正係数をフリッカ補正回
路18へ転送する。
【0040】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1の
実施形態では、予備スキャン中にCCD11で外光によ
る照度を検出したが、第3の実施形態のようにフォトセ
ンサ9を設けて、予備スキャン前(ランプユニット3の
点灯前)にフォトセンサ9で外光による照度を検出する
ようにしてもよい。こうすることにより、フリッカ検出
板5が汚れていた場合でも、フォトセンサ9を用いて正
確に外光による照度を検出することができるので、この
検出結果を用いてランプユニット3の光量を正確に制御
することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、装置の設
置環境の外光量に応じて照明光源の光量を制御できるよ
うになるので、図書館などの暗い環境で装置を使用する
場合には、照明光源の光量を多くすることにより、装置
を適正に使用することができる。また、オフィスなどの
明るい環境下で装置を使用する場合には、照明光源の光
量を少なくすることにより、ユーザの目を疲れさせる可
能性を低減させることができ、しかも、余分な電力を消
費することをなくして、装置のランニングコストを削減
することができる。
【0042】また、本発明によれば、照明手段の照明光
量制御に用いる外光検知手段の出力信号に応じて原稿画
像の濃度を逐次補正することにより、読み取った原稿画
像から外光のフリッカの影響を取り除くことができる。
【0043】また、本発明によれば、外光変動識別手段
による識別の結果、外光にフリッカがあると識別された
場合に、照明手段による照明の光量を強めるように制御
するようにしたので、フリッカによる画像の濃度変動を
低減することができる。これにより、原稿台上における
外光量が少ない場合には、フリッカの影響による画像の
濃度変動を無視することができる。
【0044】また、本発明によれば、外光検知手段の出
力信号に応じて、撮像手段で読み取った原稿画像の濃度
を逐次補正する画像濃度補正手段をさらに備えることに
より、例えば、外光変動識別手段による識別の結果、外
光にフリッカがあると識別された場合に、光量制御手段
を用いて照明手段による照明の光量を強め、フリッカの
画像濃度に与える影響を低減した上で、画像濃度補正手
段による濃度補正を行うことにより、誤った濃度補正を
行ってしまう可能性を低減することができる。
【0045】また、本発明によれば、外光変動識別手段
による識別の結果、外光にフリッカがあると識別された
場合でも、外光検知手段による検知の結果、外光が弱い
と判定された場合には、画像濃度補正手段による原稿画
像濃度の補正を実行しないように制御することにより、
外光にフリッカがある場合でも、外光が弱い場合には、
誤った濃度補正を行ってしまうことがなくなる。
【0046】また、本発明によれば、外光検知手段の検
知信号は、待機中は、外光レベルの検出及び外光変動識
別手段によるフリッカ有無の識別に使用され、原稿画像
読み取り中は、画像濃度補正手段によるフリッカ補正の
ために使用されるものとすることにより、簡単な構成で
待機中の外光レベルの検出及びフリッカ有無の識別を行
うことができる。また、これらの外光レベルとフリッカ
有無の情報を用いて、フリッカ補正を行う必要があるか
否かを判定し、必要がない場合にフリッカ補正を行わな
いようにすることにより、基準板が汚れていた場合で
も、誤った濃度補正を行ってしまう可能性を低減するこ
とができる。
【0047】また、本発明によれば、直接外光を受光す
ることによって外光を検知する検知手段をさらに備え、
その検知手段の検知信号を外光レベルの検出及び外光変
動識別手段によるフリッカ有無の識別に使用することに
より、基準板が汚れていた場合でも、外光レベルとフリ
ッカ有無の情報を正確に検出することができ、また、こ
れらの外光レベルとフリッカ有無の情報を用いて、フリ
ッカ補正を行う必要があるか否かを正確に判定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像読み取り装
置の外観図である。
【図2】上記画像読み取り装置の原稿台にブック原稿が
載置されている様子を示す図である。
【図3】上記原稿台に載置されたブック原稿が受ける光
の様子を示す図である。
【図4】CCDの読み取り範囲を示す図である。
【図5】第1の実施形態による画像読み取り装置の外光
識別・補正回路のブロック図である。
【図6】上記画像読み取り装置の画像読み取り時の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】(a)(b)は、それぞれ従来の画像読み取り
装置を用いて白い原稿を暗い環境下と明るい環境下で読
み取った場合のCCDの出力値を示す図である。
【図8】(a)(b)は、それぞれ第1の実施形態によ
る画像読み取り装置を用いて白い原稿を暗い環境下と明
るい環境下で読み取った場合のCCDの出力値を示す図
である。
【図9】インバータ照明等のフリッカなしの外光光源下
で均一濃度の白原稿を読み取っ時のCCDの副走査方向
の出力変動の様子を示す図である。
【図10】通常の蛍光灯や白熱電球等のフリッカのある
外光光源下で均一濃度の白原稿を読み取った時のCCD
の副走査方向の出力変動の様子を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態による画像読み取り
装置の外光識別・補正回路のブロック図である。
【図12】照射光量レベルの強弱とフリッカ補正回路の
ON/OFFの切り換えの様子を示す図である。
【図13】照射光量レベルを一定にした場合のフリッカ
補正回路のON/OFFの切り換えの様子を示す図であ
る。
【図14】常にフリッカ補正を実行するようにした場合
の照射光量レベルの切り換えの様子を示す図である。
【図15】常にフリッカ補正を実行しないようにした場
合の照射光量レベルの切り換えの様子を示す図である。
【図16】第2の実施形態によるフリッカの検出と補正
に関わる処理を示すフローチャートである。
【図17】第3の実施形態による画像読み取り装置の外
観図である。
【図18】第3の実施形態による画像読み取り装置の外
光識別・補正回路のブロック図である。
【符号の説明】
3 ランプユニット(照明手段) 9 フォトセンサ(検知手段) 11 撮像センサ(撮像手段、外光検知手段) 15 露光レベル検出部(外光検知手段) 16 フリッカ検出部(外光変動識別手段) 17 光量制御部(光量制御手段) 18 フリッカ補正回路(画像濃度補正手段) 19 セレクタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に載置された原稿の画像を上方
    より読み取る撮像手段を備えた画像読み取り装置におい
    て、 装置が設置されている環境の照明光を検出する外光検知
    手段と、 原稿台上に載置された原稿を照明する照明手段と、 前記外光検知手段の出力信号に応じて前記照明手段によ
    る照明の光量を制御する光量制御手段とを備えたことを
    特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像読み取り中における前記外光検
    知手段の出力信号に応じて、読み取った原稿画像の濃度
    を逐次補正する画像濃度補正手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 原稿台上に載置された原稿の画像を上方
    より読み取る撮像手段を備えた画像読み取り装置におい
    て、 装置が設置されている環境の照明光を検知する外光検知
    手段と、 前記外光検知手段の出力信号の変動量が所定値以上のと
    きに、外光にフリッカがあると識別する外光変動識別手
    段と、 原稿台上に載置された原稿を照明する照明手段と、 前記外光変動識別手段による識別の結果に基づいて前記
    照明手段の光量を制御する光量制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記光量制御手段は、前記外光変動識別
    手段による識別の結果、外光にフリッカがあると識別さ
    れた場合に、前記照明手段による照明の光量を強めるよ
    うに制御することを特徴とする請求項3に記載の画像読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記外光検知手段の出力信号に応じて、
    前記撮像手段で読み取った原稿画像の濃度を逐次補正す
    る画像濃度補正手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項3に記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記外光変動識別手段による識別の結
    果、外光にフリッカがあると識別された場合でも、前記
    外光検知手段による検知の結果、外光が弱いと判定され
    た場合には、前記画像濃度補正手段による原稿画像濃度
    の補正を実行しないように制御することを特徴とする請
    求項5に記載の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記外光検知手段は、前記撮像手段の副
    走査方向に設置された均一濃度の基準板を撮影したデー
    タに基づいて外光を検知するものであり、その検知信号
    は、待機中は、外光レベルの検出及び前記外光変動識別
    手段によるフリッカ有無の識別に使用され、原稿画像読
    み取り中は、前記画像濃度補正手段によるフリッカ補正
    のために使用されることを特徴とする請求項5に記載の
    画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記外光検知手段は、直接外光を受光す
    ることによって外光を検知する検知手段をさらに備え、
    その検知手段の検知信号を外光レベルの検出及び前記外
    光変動識別手段によるフリッカ有無の識別に使用するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像読み取り装置。
JP9334474A 1997-12-04 1997-12-04 画像読み取り装置 Withdrawn JPH11168600A (ja)

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