JPH07303178A - 画像読み取り方法及び装置 - Google Patents

画像読み取り方法及び装置

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JPH07303178A
JPH07303178A JP6094358A JP9435894A JPH07303178A JP H07303178 A JPH07303178 A JP H07303178A JP 6094358 A JP6094358 A JP 6094358A JP 9435894 A JP9435894 A JP 9435894A JP H07303178 A JPH07303178 A JP H07303178A
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light
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cycle
image reading
light source
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JP6094358A
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Takashi Hatanaka
貴志 畠中
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】読み取られる画像から確実に光量むらをなくす
画像読み取り方法及び装置を提供する。 【構成】読み取り開始に先立って、電源投入の直後にフ
ォトセンサ(7)と接続された光量周期測定回路(8)
で光源(2a,2b)の光量変化の周期を検知する。そ
して検知された光量変化の周期に同期した光蓄積時間
を、蓄積時間制御回路(9)からCCDイメージセンサ
(3)に設定しておく。その結果、CCDイメージセン
サ(3)で読み取られた画像信号を再生した画像から
は、光源(2a,2b)の光量変化に起因する光量むら
が確実に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばイメージスキ
ャナ、ファクシミリ、複写機などで使用される光源の周
期的光量変動を補正するようにした画像読み取り方法、
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナ、ファクシミリ、複写
機などで、原稿に記録された画像をCCDイメージセン
サ等で読み取って電気信号として出力する画像読み取り
装置が使用されている。CCDイメージセンサは、光
源、例えば蛍光灯により照し出された原稿の画像光を一
定時間蓄積して、電気信号に変換するものであって、変
換された電気信号によって、その後に所定の記録媒体、
例えば紙などの上に画像が再現される。この画像読み取
り装置では、一般に原稿の読み取り速度によってその能
力が評価されるだけでなく、元の原稿の画像をどの程度
まで忠実に再現できるか否かによっても、その能力は評
価される。たとえば、原稿を照す蛍光灯の光量は、その
電源電圧の周期的な変動に対応して変化するが、かりに
光量変化の周期に対して高速で読み取りが行なわれるこ
とになれば、再現される画像には斑(光量むら)ができ
る。再生画像から光量むらを除去するために、従来か
ら、画像読み取り装置の光源はインバータのような光量
安定化制御装置を接続して使用される。
【0003】この光量安定化制御装置は、画像光の光量
変動を制御して、変換される電気信号から光量むらを除
去するものである。たとえば、100ボルト/60ヘル
ツ(Hz)のAC電源を全波整流して蛍光灯に接続する
と、1/120秒ごとに電流値が零になるから光の強度
は同期して増減する。しかし、光量安定化制御により電
源周波数を高くすることによって、原稿からの画像光の
光量も、より短い周期で変動する。したがって、CCD
イメージセンサがこの光量変動の周期よりある程度の長
い時間だけ画像光を蓄えてから、電気信号に変換するも
のであれば、このセンサによる画像のスキャン毎の光量
はほぼ同一になる。このような装置を使用すれば変換さ
れた電気信号に対する光量変動の影響が除去でき、再生
画像から光量むらはなくなる。こうした光量安定化制御
は、例えばインバータ回路などによって光源の点灯周波
数を切換えることで実現できる。
【0004】ところで、従来の画像読み取り装置では光
源の点灯周波数は、変換された電気信号の階調再現性に
応じて決められており、画像の読み取り速度とは独立し
て設定されていた。点灯周期より短い周期でセンサがス
キャンする場合であっても、画像情報を8ビットの電気
信号に変換するセンサであって、スキャンされた画像か
らの光量変化の割合が0.4%(=1/256)程度の
範囲であれば、再生画像には影響しないからである。ま
た、それ以上に光量が変化するときには、例えば読み取
り速度が6msecの場合には、光量安定化制御によっ
て21.3kHz(=256x(1/2)x(1/(6
x10-3)))まで点灯周波数を高くすることにより、
変換される電気信号から光量むらを除去できる。このよ
うに、一般には画像読み取り装置のイメージセンサの読
み取り速度に応じて、原稿に入射する光の強度は設定さ
れる。そして、電源電圧を高くして光量を増加させると
ともに、光源の点灯周波数も高く制御して、変換された
電気信号に光量むらが生じないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の画像
読み取り方法では、光量変動を小さくし、その変動周期
を相対的に短くして、画像の光量むらを除去しようとす
るから、インバータのような高価な光量安定化制御装置
を必要とする。しかも、イメージセンサの読み取り速度
に応じてさらに光量変動を小さくし、周期を短くする必
要があるから、一層高価な装置を用いなくてはならな
い。
【0006】また、これまでの光量の安定化制御では単
に電源周波数を高くするだけであったから、リプル電圧
のような変動分が残る。安定化制御装置の回路設計によ
り、リプル電圧の変動レベルを小さくすることはできて
も、なお、光源からの光の強度に周期的な不安定性が残
り、結果として、画像の光量むらを完全に取り除くこと
はできないという問題があった。
【0007】この発明は、上記の問題を解決するために
なされたもので、第一の目的は、読み取られる画像から
確実に光量むらをなくすことができる画像読み取り方法
を提供することである。
【0008】また、第二の目的は、高価な光量安定化制
御手段を使用することなしに、光量変化の影響を除去で
きる画像読み取り装置を提供することである。
【0009】更に、第三の目的は、使用される電源や光
源の種類にかかわらず、光源とは独立に設定した読み取
り時間で原稿を読み取ることにより、光量変動の影響を
受けないで画像を読み取ることができる画像読み取り装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、周期的変動分を含む光量の光源を使用して、該光源
により照射された原稿から得られる光を光電変換し、該
原稿に記録された画像を読み取る画像読み取り方法にお
いて、前記光源の光量変動の周期に同期させて前記光電
変換における蓄積時間を設定するステップと、この設定
された蓄積時間で光電変換を行なうステップと、を具備
したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、光源から出て原
稿に反射し、あるいは原稿を透過した光を光電変換して
画像を読み取る画像読み取り装置において、前記光源の
光量の変動周期を検知する検知手段と、前記光電変換に
際して光蓄積時間を前記検知された周期によって同期制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項3のものは、請求項2に記載の画像
読み取り装置において、前記検知手段が、前記反射し、
あるいは透過した光を検出するフォトセンサと、前記フ
ォトセンサにおいて検出された光量の変動周期を測定す
る光量周期測定回路と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項4のものは、請求項3に記載の画像
読み取り装置において、前記光量周期測定回路が、フォ
トセンサの出力を積分する積分回路と、積分結果から光
量の変動周期を測定する周期測定回路と、を備えたこと
を特徴とする。
【0014】請求項5のものは、請求項2に記載の画像
読み取り装置において、前記検知手段が、前記光源の電
源周波数を検出する周波数検出回路と、前記周波数検出
回路の検出結果から光量の変動周期を測定する周期測定
回路と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項6のものは、請求項3または4に記
載の画像読み取り装置において、前記フォトセンサが、
画像読み取りのためのイメージセンサの一部分と共用さ
れるものであることを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、光源から出て原
稿に反射し、あるいは原稿を透過した光を光電変換して
画像を読み取る画像読み取り装置において、手動で光量
の変動周期を設定し得る手動設定回路と、前記光電変換
に際して光蓄積時間を前記設定された周期で行なわせる
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載した方法によれば、光電変換に
おける蓄積時間が光源の光量変化の周期と同期するよう
に制御され、光量むらが除去できる。
【0018】請求項2に記載した装置によれば、光電変
換における蓄積時間が光源の光量変化の周期と同期する
ように制御手段によって制御されるので、簡単な回路構
成にて光量変化の影響を除去することができる。
【0019】請求項3のものでは、装置の電源投入直
後、あるいは原稿の走査に先立って、光源から原稿に照
射される光の周期的な光量変化をフォトセンサによって
検出し、光源の光量の変動周期を測定して、画像の光電
変換に際して光蓄積時間を同期制御するようにしてい
る。
【0020】請求項4のものでは、積分回路により光量
の変動周期を測定して、画像の光電変換に際して光蓄積
時間を同期制御するようにしている。
【0021】請求項5のものでは、予め電源周波数を測
定して、そこに接続される光源の光量の変動周期を測定
し、画像の光電変換に際して光蓄積時間を同期制御する
ようにしている。
【0022】請求項6のものでは、画像読み取りのため
のイメージセンサの一部分によって照射される光の光量
変化を検出し、光源の光量の変動周期を測定して、画像
の光電変換に際して光蓄積時間を同期制御するようにし
ている。
【0023】請求項7に記載した装置によれば、ユーザ
が手動で光量の変動周期に応じた読み取り時間を設定し
光蓄積時間を制御できる。
【0024】
【実施例】以下添付の図面を参照して、本発明の実施例
を説明する。
【0025】実施例1 図1ないし図5は、本発明の一実施例の画像読み取り方
法及び装置に関するものであり、図1は請求項1に記載
した方法を説明する図、図2は請求項2ないし4に記載
した装置の一例を示すブロック図、図3は図2の光量周
期測定回路の一例を示すブロック図、図4は図2の蓄積
時間制御回路の一例を示すブロック図、図5は図4の回
路動作を説明するタイミング図である。
【0026】まず、図1により画像読み取り方法につい
て説明する。原稿を照射している光源の電源電圧が、同
図の(a)に示すように交流で100V/60Hzであ
るとする。これによって所定の明るさで光源を点灯する
ために、所定の点灯電圧(同図(b))に変換する。点
灯電圧の周期は、電源電圧と同じ60Hzでよい。この
光源が原稿を照射する明るさは、電源電圧に同期して変
化するが、電源の交流周波数をfとしてその電源電圧が
一定であるとすれば、同図(c)に示すように全波整流
によって点灯する光源では1/2fの時間毎の光量が一
定(S1=S2=S3=…)となる。したがって、この
光源の光量変動の周期に同期させて、例えばCCDアレ
イセンサなどの光電変換手段における光蓄積時間を設定
する。こうして設定された蓄積時間で光電変換すれば、
読み取り時間が光源の光量変化の周期と同期するように
制御され、読み取られた画像は光量むらのないものとな
る。
【0027】なお、光電変換手段における蓄積量は、光
量の変動周期(1/2f)に同期していればどの位相で
積分しても同じ値になる。また、蓄積時間は1/2fの
整数倍であればその間の光の蓄積量は同一になるから、
光量むらを除去できる。光の変動周期と蓄積時間との位
相が互いに一致していれば、蓄積時間を1/4fとする
ことも可能である。
【0028】次に、上記画像読み取り方法を実施するた
めの装置について、図2に示すブロック図に基づいて説
明する。
【0029】図2において、1は画像を記録した原稿、
2a,2bは周期的変動分を含む光量の光源であって、
例えば蛍光灯などが使用できる。3はCCDイメージセ
ンサであって、このイメージセンサ3は原稿1に対して
光源2a,2bと同じ側に配置され、原稿に反射した画
像光を光電変換して画像を読み取るように構成されてい
る。なお、光源2a,2bに代えて、原稿1に対してイ
メージセンサ3と反対側に配置された光源4を使用し
て、原稿を透過した画像光を読み取るように構成するこ
とも可能である。
【0030】5はAC電源であって、点灯回路6を介し
て光源2a,2bと接続され、光源を所定の電圧まで高
めるとともにその電源周波数で点灯するものである。7
はフォトセンサ、8は光量周期測定回路であり、フォト
センサ7は上記イメージセンサ3と並べて配置され、そ
こに入力する光信号をその強度に応じた電気信号に変換
し、光量周期測定回路8に出力するものである。すなわ
ち、これらフォトセンサ7、光量周期測定回路8は、光
源2a,2bの光量変化の周期を検知する検知手段を構
成している。なお、光量周期測定回路8の具体的な構成
例は、後述する図3に示されている。
【0031】9は、上記CCDイメージセンサ3の光蓄
積時間を制御する蓄積時間制御回路である。この制御回
路9の具体的な構成例は、後述する図4に示されてい
て、また、その回路動作については図5によって説明さ
れる。
【0032】この画像読み取り装置では、例えば図示し
ない原稿台の上に載置した原稿1を、光源2a,2bに
より照明して、原稿の所定ラインからの反射光をスリッ
トを介して一列に配置されたCCDイメージセンサ3の
結像面に入力する。このイメージセンサ3では、入力し
た光信号が画像光として所定時間蓄えられて電気信号に
変換され、その電気信号が読み出された直後に、次のラ
インに対応する原稿からの反射光が画像光として入力す
る。こうして原稿に記録された画像は次々に光電変換さ
れ読み取られるが、光源2a,2bの電圧が変動する
と、図1に示すようにそれに同期してイメージセンサ3
に入力する光量も変動する。そこで、この装置による読
み取り開始に先立って、例えば電源投入の直後に光量周
期測定回路8で検知された光量変化の周期に同期した光
蓄積時間を、蓄積時間制御回路9に設定しておき、この
設定された蓄積時間でCCDイメージセンサを制御して
読み取りを行なう。その結果、CCDイメージセンサ3
から出力される画像信号を再生した画像から、光量むら
は確実に除去される。
【0033】ここで、上記イメージセンサ3の光蓄積時
間、即ち読み取り周期tは、次のように設定できる。い
ま、AC電源1の周波数が60Hzの場合を考えると、
光量の変動周期は、 T=1/(2×60)=8.3(msec) となるので、読み取り周期tは、 t=n/(2×60)=8.3n(msec) ただし、n=1,2,3・・・ と設定すれば、この60Hzで点灯する光源2a,2b
を使用して、光量むらのない画像を得ることが可能であ
る。
【0034】図3は、上記光量周期測定回路8の具体的
な構成例を示しいる。上記フォトセンサ7は、積分回路
81に接続され、さらにこの積分回路81は、ピーク検
出などによってその積分結果の変動周期を測定する周期
測定回路82と接続されている。
【0035】フォトセンサ7で検出した光量信号を積分
すれば、光量変動に対応する電気信号が得られる。この
電気信号をもとにして、周期測定回路82では電源周波
数が50Hzなのか60Hzなのかを判定できる。した
がって装置の電源投入直後、あるいは原稿の走査に先立
って、光源から原稿に照射される光をフォトセンサによ
って検出し、光源の光量の変動周期を測定すれば、画像
の光電変換に際して光蓄積時間を同期制御することがで
きる。
【0036】図4は、上記蓄積時間制御回路9の具体的
な構成例を示している。この制御回路9はCCDイメー
ジセンサ3の光蓄積時間を制御するものであって、基準
となるクロックを発生するクロック回路91、クロック
を計数してセンサ3のドライバ回路(図示しない)に蓄
積時間制御パルスを出力するカウンタ回路92、及びカ
ウント数可変設定回路93から構成されている。
【0037】図5は、この蓄積時間制御回路9の動作を
説明するタイミング図である。光電変換手段は、例えば
ここで使用しているCCDイメージセンサ3の場合に
は、並列に入力する複数の画素からの光信号を直列の電
気信号として出力するための基本クロックを有してお
り、入力した画像光の蓄積時間を制御するために、この
種のクロック(図5の(b))が利用できる。カウント
数可変設定回路93は、光量周期測定回路8で検知され
た光量変動の周期に応じて、カウンタ回路92に設定さ
れるカウント数を変更できるものであって、図5にはカ
ウント数が「8」に対応するタイミングで作成される蓄
積時間制御パルス(同図(a))を示している。
【0038】実施例2 図6は、本発明の画像読み取り装置の他の実施例を示し
ている。この実施例は、光量変動の周期が使用する電源
の周波数と同一の周期である場合に、直接にAC電源5
から得られる周波数情報によって光量周期測定回路8を
動作させるようにしたものである。10は電源周波数を
計数する計数回路であり、実施例1のフォトセンサ7と
同様に光量周期測定回路8と接続される。この計数回路
10からの計数結果をもとにして、光量周期測定回路8
は電源周波数が50Hzなのか60Hzなのかを判定で
きる。したがって装置の電源投入直後、あるいは原稿の
走査に先立って、光源から原稿に照射される光の周期的
な光量変化が検出されるので、光源の光量の変動周期に
同期した光蓄積時間に制御することができる。
【0039】実施例3 図7は、本発明の画像読み取り装置のさらに他の実施例
を示している。この実施例は、実施例1のフォトセンサ
7を使用していない点で、上記実施例2と共通するもの
である。しかし、画像読み取りのためのイメージセンサ
3の一部分によって、予め照射される光の光量変化を検
出している点で、これら実施例1、2のいずれとも異な
っている。
【0040】すなわち、光量周期測定回路8はイメージ
センサ3と直接に接続され、画像の光電変換に先立って
イメージセンサ3には光源2a,2bから例えば白色の
原稿に反射した画像光を入力する。これによって、予め
光源の光量の変動周期を測定して、画像の光電変換に際
して光蓄積時間を同期制御するようにしている。実施例
2と同様に、この実施例3の装置はフォトセンサを別個
に用意しなくても済むという点で、そのコストを一層安
価なものにできる。
【0041】実施例4 図8は、本発明の画像読み取り装置の別の実施例を示し
ている。光源から原稿に反射した画像を光電変換して画
像を読み取る際に、ユーザが手動で光量の変動周期を設
定できるようにしたものである。図8において、手動設
定回路11は蓄積時間制御回路9と接続されている。そ
こで、例えば光源2a,2bを点灯するための電源(図
示せず)の周波数が予め60Hzであると判っている場
合には、その値を手動設定回路11により設定してお
く。こうすれば、上記制御回路9によって画像の光電変
換に際して光蓄積時間を前記設定された周期によって同
期制御できる。
【0042】この実施例では、実施例1で使用したフォ
トセンサや光量周期測定回路などが不必要であるから、
画像読み取り装置の構成が簡単になって、そのコストを
低減できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、読み取られる
画像から確実に光量むらをなくすことができる画像読み
取り方法が提供できる。
【0044】請求項2の発明によれば、高価な光量安定
化制御手段を使用することなしに、光量変化の影響を除
去できる画像読み取り装置が提供できる。
【0045】請求項3の発明装置では、電源投入直後、
あるいは原稿の走査に先立って、光源から原稿に照射さ
れる光の周期的な光量変化をフォトセンサによって検出
し、光源の光量の変動周期を測定して、画像の光電変換
に際して光蓄積時間を同期制御するようにしている。そ
のため、簡単な構成で光量変化の影響を除去できる効果
がある。
【0046】請求項4の発明装置では、さらに、積分回
路により光量の変動周期を測定し、画像の光電変換に際
して光蓄積時間を同期制御するようにしている。そのた
め、簡単に光量変動の周期を測定して、画像読み取りに
際して確実に光量変化の影響を除去できる効果がある。
【0047】また、請求項5の発明装置では、電源周波
数を測定して、そこに接続される光源の光量の変動周期
を測定している。従って、電源の周期と光源の光量の変
動周期とが一致する場合には、より簡単な構成で、光量
の変動の周期を知ることができ、確実に画像の光量むら
を除去できる。
【0048】請求項6の発明装置では、画像読み取りの
ためのイメージセンサの一部分によって、照射される光
の光量変化が検出できるから、フォトセンサを別個に用
意しなくても済むという点で、そのコストを一層安価に
できる。
【0049】また、請求項7の発明によれば、ユーザが
手動で光量の変動周期に応じた読み取り時間を設定し光
蓄積時間を制御できる画像読み取り装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の画像読み取り方法を説明
する図である。
【図2】 本発明の一実施例の画像読み取り装置を示す
ブロック図である。
【図3】 図2の光量周期測定回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図2の蓄積時間制御回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図5】 図4の回路動作を説明するタイミング図であ
る。
【図6】 本発明の画像読み取り装置の他の実施例を示
すブロック図である。
【図7】 本発明の画像読み取り装置の更に他の実施例
を示すブロック図である。
【図8】 本発明の画像読み取り装置の別の実施例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 原稿、2a,2b 光源、3 CCDイメージセン
サ、5 AC電源、6点灯回路、7 フォトセンサ、8
光量周期測定回路、9 蓄積時間制御回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的変動分を含む光量の光源を使用し
    て、該光源により照射された原稿から得られる光を光電
    変換し、該原稿に記録された画像を読み取る画像読み取
    り方法において、 前記光源の光量変動の周期に同期させて前記光電変換に
    おける蓄積時間を設定するステップと、 この設定された蓄積時間で光電変換を行なうステップ
    と、を具備したことを特徴とする画像読み取り方法。
  2. 【請求項2】 光源から出て原稿に反射し、あるいは原
    稿を透過した光を光電変換して画像を読み取る画像読み
    取り装置において、 前記光源の光量の変動周期を検知する検知手段と、 前記光電変換に際して光蓄積時間を前記検知された周期
    によって同期制御する制御手段と、を備えたことを特徴
    とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、 前記反射し、あるいは透過した光を検出するフォトセン
    サと、 前記フォトセンサにおいて検出された光量の変動周期を
    測定する光量周期測定回路と、を備えたことを特徴とす
    る請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記光量周期測定回路は、 フォトセンサの出力を積分する積分回路と、 積分結果から光量の変動周期を測定する周期測定回路
    と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の画
    像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、 前記光源の電源周波数を検出する周波数検出回路と、 前記周波数検出回路の検出結果から光量の変動周期を測
    定する周期測定回路と、を備えたことを特徴とする請求
    項2に記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記フォトセンサは、 画像読み取りのためのイメージセンサの一部分と共用さ
    れるものであることを特徴とする請求項3または4に記
    載の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 光源から出て原稿に反射し、あるいは原
    稿を透過した光を光電変換して画像を読み取る画像読み
    取り装置において、 手動で光量の変動周期を設定し得る手動設定回路と、 前記光電変換に際して光蓄積時間を前記設定された周期
    で行なわせる制御手段と、を備えたことを特徴とする画
    像読み取り装置。
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