JP2006262173A - 画像入力装置及び画像評価装置 - Google Patents

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義彦 酒井
Jun Abe
純 安部
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剛 齋藤
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Abstract

【課題】 光照射手段の寿命のより正確な判断を可能とする。
【解決手段】 ランプの光量に、1%前後の光量の微小変化が、数分の周期で突発的に変動する短期的変動が発生しているかを検知する。これを検知するためには、長くても1時間程度、少なくとも数分から数十分程度の時間内で光量を測定し続ける。この時間内に、微小変化の程度が所定の比率以上で見られる場合、短期的変動が発生したと判断する。所定の比率としては、例えば10秒間の変動率が±0.5%以内とする。この短期的変動が検知された場合は、ランプ寿命であると判断する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像入力装置及び画像評価装置に係り、より詳細には、光照射手段により照射され、測定対象物から反射した反射光を受光することにより、該測定対象物の画像を取得する画像入力装置、及び、該反射光の受光量の情報を、測定対象物の画像の状態を判断するための特性値に変換する画像評価装置に関する。
画像品質を評価する場合、人間が感じる画像品質の程度を数量化する心理評価と画像自体の持つ物理特性を測定機により評価する物理特性とがある。心理評価は製品の最終検査などに広く用いられているが、検査者が異なったり、検査者の疲労などによって検査結果が変化するなどの欠点がある。
一方、画像品質の評価法としては、たとえば、特許文献1に記載された画像評価方法および装置がある。この画像評価装置は、2次元的な位置情報と光学的情報を含む被画像情報を色彩情報に変換し、その変換された2次元情報を周波数解析により2次元空間周波数情報に変換し、2次元空間周波数情報を1次元化した後、人間の視覚の空間周波数特性に対応した補正を加えるものであり、濃度(明度)情報だけでなく色彩情報である彩度情報、色相情報も検出することができる。
従来はフォトマルや分光フィルター等を用いて検査画像の画像情報を定量化していたが、測定時間を要するために最近ではラインセンサーやエリアセンサーを用いて画像情報を定量化する方法が考案されている。このような2次元的な位置情報とともにカラー画像の色彩情報を得る方法として、たとえば安価な方法としてスキャナを用いた、特許文献2に記載された画像評価装置がある。
近年の画像出力装置の高画質化に伴い、画像評価を行う際の撮像解像度も高解像度が要求されている。評価画像を高解像度に撮像するためには、受光素子であるイメージセンサの微小な各画素からの出力がノイズに対して十分大きくなるよう、いわゆるSN比の高い出力を得ることが測定精度の向上に対して極めて重要になる。このためには、測定対象に対する照明光源からの照射光量が十分に大きいことが必要不可欠であるが、これに加えて光量の時間安定性も重要となる。これは、受光素子での撮像中に光量が変動することにより受光素子からの出力信号が変動するためで、結果としてこれにより画像測定精度が劣化してしまう。
これを防ぐには、光量変動すなわち光源の劣化をもたらすランプ寿命の判定が重要となる。この問題を解決するため、光源の光量を初期基準値と比較してランプ寿命を判断する例として、特許文献3、4がある。また、光源の発光回数をカウントしてランプ寿命を判断する例として、特許文献5がある。このように、一般的には累積点灯回数(時間)や初期状態からの光量低下をもとに寿命判断する場合が多い。
一方、上記以外の管理特性値を検知する例としては、光源の発光波長に含まれる赤(R)・緑(G)・青(B)成分の各強度比率からランプ寿命を判断する例が特許文献6に示され、またランプ光量とランプ管温度から判断する例として特許文献7がある。
特開平5−284260号公報 特開平10−23191号公報 特開昭61‐252746号公報 特開平7‐103816号公報 特開平6‐41863号公報 特開平2‐116259号公報 特開平7‐135083号公報
前述のように、光源の経時的劣化が単調に変化する場合には、光量あるいは管理特性値によるキャリブレーションによってある程度は補正することができる。しかし、光源種類によっては経時劣化により光量が短期的に変動する場合がある。その変動量が微小である場合には、従来例のような検知手段によってこれを正確に把握することは難しい。なぜなら、光量等の特性値を検知するための測定時間が短期変動周期よりも短い場合には、その微小変動を検知することは困難であると考えられるからである。この背景としては、従来このようなシステムにおいては光源劣化モードとして長期的な単調変化のみを想定しているためである。
実際に、画像測定装置の光源劣化として致命的な問題となるのは、キャリブレーションによりある程度補正可能な長期的な単調変動よりも、むしろ現象を捕らえにくくまた補正が困難な短期的で周期的な変動の方である。従って、従来のような寿命検知方法では、全ての光源劣化に対して必ずしも有効ではなかった。
この結果、正確なランプ寿命を判断することができないため、精度確保を優先する場合には寿命に達していない使用可能なランプを早期に交換することで、装置の維持コストを必要以上に高くしてしまうという問題があった。逆に、維持コストを優先する場合には、ランプ寿命の判断を見誤ることにより実用上問題のあるランプの交換時期が遅れ、画像測定装置の精度を劣化させてしまうという問題があった。
本発明は、上記事実に鑑み成されたもので、光照射手段の寿命のより正確な判断を可能とする画像入力装置及び画像評価装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、光を照射する光照射手段と、前記光照射手段により照射され、測定対象物から反射した反射光を受光することにより、該測定対象物の画像を取得する受光手段と、を備えた画像入力装置であって、前記受光手段による前記反射光の受光量に基づいて、前記光照射手段による照射光に周期的変動が発生しているか否かを判断する周期的変動発生判断手段と、前記周期的変動発生判断手段により前記光照射手段による照射光に周期的変動が発生していると判断された場合に報知する報知手段と、を更に備えたことを特徴とする。
即ち、本発明は、光を照射する光照射手段と、前記光照射手段により照射され、測定対象物から反射した反射光を受光することにより、該測定対象物の画像を取得する受光手段と、を備えた画像入力装置である。
即ち、本発明の画像入力手段は、光照射手段により照射され、測定対象物から反射した反射光を受光することにより、該測定対象物の画像を取得する。
例えば、光照射手段は請求項10のようにハロゲンランプとすることができる。
また、請求項8のように、前記測定対象物と前記受光手段とを相対的に移動する移動手段を更に備え、前記光照射手段は、前記移動手段による前記移動の方向と交差する方向のライン状に光照射し、前記受光手段は、前記光が照射されるライン状の方向に対応する方向に並んで配置された複数の受光素子により構成してもよい。この場合、請求項9のように、前記受光手段は、ラインCCDセンサで構成してもよい、
このように本発明の画像入力装置における受光手段は、上記反射光を受光することにより、測定対象物の画像を取得するものであるので、受光量の測定のための測定時間は、従来の照度計よりも短いものである。従って、このような受光手段により、光照射手段による照射光に微小な変化が存在する場合、これを測定することができる。
そこで、周期的変動発生判断手段は、前記受光手段による前記反射光の受光量に基づいて、前記光照射手段による照射光に周期的変動が発生しているか否かを判断する。
ここで、周期的変動は、請求項2のように、最大1時間以内の周期的変動としてもよい。
そして、報知手段は、前記周期的変動発生判断手段により前記光照射手段による照射光に周期的変動が発生していると判断された場合に報知する。
このように、受光手段による測定対象物からの反射光の受光量に基づいて、光照射手段による照射光に周期的変動が発生しているか否かを判断するので、光照射手段の状態をより正確に判断することができ、光照射手段の寿命のより正確な判断を可能となる。
ところで、上記測定対象物は、請求項6のように、光の反射率が予め定められた値のものとすることができる。より詳細には、請求項7のように、測定対象物は、一様濃度の白色としてもよい。
また、請求項3のように、前記光照射手段に電圧を印加する印加手段と、前記受光手段による前記反射光の受光量に基づいて、前記光照射手段による照射光に単調変動が発生しているか否かを判断するか否かを判断する単調変動発生判断手段と、前記単調変動発生判断手段により、前記光照射手段による照射光に単調変動が発生していると判断された場合、前記受光手段による前記反射光の受光量が、予め定められた時の反射光の受光量の値から所定量以内の値となるように前記印加手段により前記光照射手段に印加される電圧を制御する制御手段と、を更に備えるようにしてもよい。
この場合、請求項4のように、前記制御手段により制御された前記光照射手段に印加される電圧が予め定められた値から所定量以上相違するか否かを判断する電圧相違判断手段を更に備え、前記報知手段は、前記制御手段により制御された前記光照射手段に印加される電圧が予め定められた値から所定量以上相違すると判断された場合に更に報知する。
なお、単調変動は、請求項5のように、少なくとも24時間以内の前記光照射手段による光照射累積時間に比例した光量の単調変動である。
以上説明した請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の画像入力装置は、請求項11のように、前記受光手段による前記反射光の受光量の情報を、前記測定対象物の画像の状態を判断するための特性値に変換する変換手段を備えた画像評価装置の一部とすることができる。
以上説明したように本発明は、受光手段による測定対象物からの反射光の受光量に基づいて、光照射手段による照射光に周期的変動が発生しているか否かを判断するので、光照射手段の状態をより正確に判断することができ、光照射手段の寿命のより正確な判断を可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態における画像評価装置は、図1に示すように、評価画像原稿104が配置される原稿台105と、該原稿台105の上に配置された評価画像原稿104に光を照射する照明装置103a、103bと、照明装置103a、103bにより光が照射され、評価画像原稿104から反射した反射光をレンズ102を介して受光する受光手段としての撮像素子101と、を備えている。
ここで、後述するランプ寿命判断処理では、上記評価画像原稿104として、基準白色物を用いる。基準白色物とは、光の反射率が予め定められ、濃度が一様な原稿である。
上記撮像素子101としてラインCCDセンサを用い、本実施の形態では、撮像素子101、レンズ102、及び照明装置103a、103bを備えて構成された画像入力装置としてのユニット122(図3も参照)を撮像装置102のラインCCDセンサのCCD配列とは略垂直に移動する移動機構126を設けている。
次に、上記照明装置103a、103bを詳細に説明する。照明装置103a、103b各々は同一の構成であるので、以下、照明装置103aのみを説明し、照明装置103bの説明を省略する。
図2に示すように、照明装置103aは、ライン状の光照射手段としてのハロゲンランプ110に集光用反射板112を組合せ、これを筐体114で囲んで構成されている。反射板112の裏側には空冷用ファン116が設置され、発光に伴う発熱を冷却するようになっている。照明装置103aの前面、即ち、光照射側には、赤外線除去用フィルター118が設置されている。
図3には、本実施の形態における画像評価装置のブロック図が示されている。図3に示すように、照明装置103a、103b各々のハロゲンランプ110には、そのハロゲンランプ110に電圧を印加する印加手段としての電圧印加回路120が接続されている。
本実施の形態の画像評価装置は、上記のように、撮像素子101、レンズ102、照明装置103a、103bを備えたユニット122を、移動機構124により移動可能に構成している。この移動機構124にはモータ126が接続されている。なお、移動機構124とモータ126とにより移動手段を構成する。
上記撮像素子101、電圧印加回路120、及びモータ126は、撮像素子101による受光量の情報を、評価画像原稿104の画像の状態を判断するための特性値に変換することも行う制御回路128に接続され、制御回路128は、報知手段としての表示装置130に接続されている。
図4には、ハロゲンランプ120の外観が示されている。ハロゲンランプとは、その封入ガスに微量のハロゲンガスを添加した白熱電球のことである。ハロゲンガスとは、ヨウ素(I)、臭素(Br)、塩素(Cl)、フッ素(F)などの総称である。フィラメント120から蒸発したタングステンは、このハロゲンガスと反応し、いわゆるハロゲンサイクルと呼ばれる一連の反応を経て再びフィラメントに戻る。このように、ハロゲンガスはタングステンの蒸発防止に有効であるため、結果としてハロゲンランプの高効率化長寿命化が図られる。ハロゲンランプの特性としては、放電管や蛍光灯など他の光源に比べ比較的大光量が得られやすく、また発光分光特性が連続的であり色彩計測の点からも望ましい。
このように比較的長寿命なハロゲンランプであるが、経時的な劣化により現実には有限の寿命を有する。ハロゲンランプが寿命となる主な原因は、ハロゲンサイクルに関係する次のような現象による。すなわち、(1)バルブ管の黒化による照度低下、(2)フィラメント溶断、(3)コイルへの熱的応力によるショート(断線)、などである。
図5に示すように、これらの原因による劣化現象としては、まず最初に、経時的な光量の単調低下(単調変動)を挙げることができる。
このような光量の単調低下は、許容範囲内であれば、撮像素子101からの出力をキャリブレーションによって補正することにより、対処することが可能である。また、光量の単調低下が許容範囲を超えた場合であっても、ハロゲンランプ110への印加電圧を、電圧印加回路120を制御することにより、このような許容範囲を超えた光量の単調低下に対処することが可能である。
しかし、ハロゲンランプ110への印加電圧を制御するとしても、それには限度があり、定格電圧の上下10%の範囲までならこれが可能であるが、この範囲を超える場合には、ハロゲンランプ110への印加電圧の制御をすることができず、よって、この場合には、ハロゲンランプ寿命と判断せざるを得ない。
なお、光量低下の進み方が著しい場合、画像測定中における光量低下が無視できない程度であれば問題となる。この問題に関しては、キャリブレーションから引き続いて画像測定を完了するまでの時間、あるいはキャリブレーションから次のキャリブレーションまでのインターバル時間において、光量の変動量がこれに相当するCCD信号出力変動率の許容範囲内であるか否かによって判断することができる。通常は、この程度(およそ数分〜数十分)の時間内であれば、その変動量は十分小さく無視できる程度であると思われ、特に補正は不要である。万一、これを超えるようであれば明らかな異常であり寿命と判断できる。
以上のように、比較的長期的かつ単調な光量変化(単調変動)については寿命判断や補正制御などの対応が取りやすい。
ハロゲンランプの上記光量の単調低下ではない他の劣化現象としては、比較的短期の周期的変動がある。この現象が起こると具体的には、図6に示すように、1%前後の微小な変化ではあるが、数分の周期で突発的に光量が変動する。この場合の光量の変化の方向についても増加および減少いずれの方向へも変化しており、前述の単調な経時変化とは明らかに現象が異なる。このような周期的変動は、経験上からハロゲンランプ初期では発生せず、劣化が進み寿命が近づいた状態において観察される現象である。
この周期的変動の原因については、詳細は不明であるがハロゲンサイクルに起因するものと考えられ、ハロゲンサイクルの一連の化学反応に寄与していると思われる点灯中バルブ内での酸素放出や、これにともなうCO濃度の増減、あるいはフィラメントコイルへの熱膨張応力によるサグ発生などの関与が考えられる。また、これらの現象は、ハロゲンランプ使用状況や使用環境などに依存するため、発生時期を推定することは困難であり事前に寿命を判断することは難しいと思われる。
この周期的変動による測定上の影響としては、光量キャリブレーションのインターバル時間内、特に画像測定処理中に発生した場合には、これを検知し補正することができないため、測定精度に及ぼす影響は無視することが出来ない。従って、この短期変動が発生した場合にはハロゲンランプ寿命と判断し、ハロゲンランプ交換が必要となる。
このようなハロゲンランプ光量の一般的な時間変化を模式的に表したものを図7に示す。長期的にみると、ハロゲンランプ光量が除除に単調に低下(単調変動)する。最終的にはフィラメントの断線に至るが、フィラメントの断線に至る前には、ハロゲンランプ光量に周期的変動が発生する。
そこで、本実施の形態では、ハロゲンランプ光量の経時変化を長期変動(上記単調変動)と短期変動(上記周期的変動)に分けて検知する。
ハロゲンランプの光量の検知方法としては、上記のように、光の反射率が予め定められた値の、濃度が一様の基準白色物を用い、ハロゲンランプから照射され、基準白色物から反射した反射光を撮像素子101により受光し、この受光量をハロゲンランプの光量として利用する。このように、基準白色物から反射した反射光の撮像素子101による受光量をハロゲンランプの光量の代用特性値として利用することで、簡便かつ精度よく光量検知を行なうことが可能である。このときの撮像素子101の出力値は、全画素の平均出力値を用いても良いし、ある特定画素の出力値または平均出力値を用いても良いが、ノイズの影響を防ぐためなるべく多数の複数画素の出力値を用いることが望ましい。
次に、本実施の形態の作用として、図8に示すハロゲンランプ寿命判断処理プログラムを説明する。
まず、上記基準白色物を原稿台105に配置する。オペレータが図示しない所定のスタートボタンをオンすると、ハロゲンランプ寿命判断処理プログラムがスタートし、ステップ150で、ハロゲンランプ110が初期状態のとき(予め定めたとき)の基準白色物から反射した反射光の撮像素子101による受光量(撮像素子101の出力値)を、初期光量値として記憶する。
ステップ152で、光量の長期的変動を検知するため、上記ステップ150を実行したとき又はステップ154を前回実行したときから所定時間経過したか否かを判断する。所定時間経過していないと判断された場合にはステップ166に進む。
ここで、所定時間としては、少なくとも24時間以上の時間である。上記ステップ152で、所定時間経過したと判断された場合には、ステップ154で、基準白色物から反射した反射光を撮像素子101により受光し、該受光量をこの時点における光量値として記憶する。
このように、ハロゲンランプ110の光量の長期的変動を検知するため、最短で1日に一度は上記基準白色物からの反射光を受光する。
ステップ156で、上記ステップ154で記憶された光量値と、上記ステップ150において記憶された初期光量値との差を求め、求められた差の初期光量値(ステップ150で得られた値)に対する比を求めることにより、長期変動量を検知し、ステップ158(単調変動発生判断手段)で、ステップ156により求められた変動量(上記比)が、上記所定時間以内のハロゲンランプ110による光照射累積時間に比例した光量の単調変動に相当する所定の比、例えば±5%以内か否かを判断する。変動量が±5%以内であれば、長期的変動はないものと判断する。
一方、変動量が±5%を越える場合には、ステップ160で、ハロゲンランプ印加電圧の制御を行なってハロゲンランプの光量の補正を行なうための、ハロゲンランプへの印加電圧を補正するための補正制御量を算出する。即ち、まず、印加電圧とハロゲンランプ光量との関係は予め把握しておく。そして、上記ステップ154で記憶された光量値と、印加電圧とハロゲンランプ光量との関係と、に基いて、ハロゲンランプの照射量(受光量)と初期光量値との差の初期光量値に対する比が、上記±5%以内になるための、印加電圧の補正量を算出する。
ステップ162(電圧相違判断手段)で、上記補正量で補正された後の印加電圧が所定の範囲、例えばハロゲンランプ定格電圧の±10%以内か否かを判断する。
補正後の印加電圧がハロゲンランプ定格電圧の±10%の範囲を超える場合には、制御不可能であるので、ハロゲンランプ寿命と判断し、ステップ170で、表示装置130に、ハロゲンランプ寿命を警告表示する。
なお、表示装置130に警告表示することに限定されず、警告ランプを備え、これを点灯させたり、スピーカを備え、スピーカを介して警告音やメッセージを発生するようにしてもよい。
一方、補正後の印加電圧がハロゲンランプ定格電圧の±10%の範囲内の場合には、補正後の印加電圧で制御可能であるので、ステップ164で、上記ステップ160で算出されたハロゲンランプ印加電圧補正制御量で、電圧印加回路120を制御して、電圧量を補正する。
一方、上記ステップ158で、長期的変動がないと判断された場合、及び、上記のように、ステップ152で所定時間経過していないと判断された場合には、ステップ166に進む。
ステップ166で、短期的変動を検知する。短期的変動とは、図6に示したように、1%前後の光量の微小変化が、数分の周期で突発的に変動する現象である。これを検知するためには、長くても1時間程度、少なくとも数分から数十分程度の時間、基準白色物から反射した反射光を撮像素子101により受光し、受光量の変化状態をモニターする。
ステップ168で、この時間内に、微小変化の程度が所定の比率以上で見られる場合、短期的変動が発生したと判断する。所定の比率としては、例えば10秒間の変動率が±0.5%以内とする。この短期的変動が検知された場合は、ハロゲンランプ寿命であると判断して、ステップ170に進む。なお、ステップ168の判断が否定判定の場合には、上記ステップ154に戻る。
以上のように本実施の形態によれば、ハロゲンランプ光量の長期的変動と短期的変動とからハロゲンランプ寿命を判断するので、ハロゲンランプの寿命判断を的確に行なうことが可能となる。
そして、ハロゲンランプ寿命と判断された場合は、その旨を表示あるいは警告を発し、ハロゲンランプ交換を促すので、ハロゲンランプの補正を的確に行なうことが可能となる。
この結果、光源の維持コスト増加や測定精度劣化を伴うことなく、常に高精度な測定が可能な画像評価装置を実現することができる。
以上説明したように実施の形態では、長期的変動が発生しているか判断するための所定期間内に一律に短期的変動が発生しているか否か判断しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、短期変動の発生を前回判断したときから予め定まる期間経過した場合に、短期変動の発生を判断するようにしてもよい。また、長期的変動がないと判断された場合(ステップ158が肯定判定された場合)にのみ、短期変動量検知(ステップ166)を実行するようにしてもよい。この場合、手順として先に短期的変動を検知し、その後、中期変動を実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、光源としてライン状ハロゲンランプを用いているが、目的に応じてスポット状ランプや他の形状であってもよい。
更に、本実施の形態においては、光源としてハロゲンランプを用いているが、他のランプでもよい。
また、本実施の形態においては、反射板を有する光源としているが、他の手段により集光機能を有する場合や、集光機能が不要である場合は反射板がなくてもよい。
本実施の形態における画像評価装置の概略図である。 照明用ハロゲンランプ光源ユニットの概略図である。 画像評価装置のブロック図である。 ライン状ハロゲンランプ管の概略図である。 ハロゲンランプ光量の長期的変動を示す模式図である。 ハロゲンランプ光量の短期的変動を示す模式図である。 ハロゲンランプ光量の長期的かつ短期的な時間変化を示す模式図である。 ランプ寿命判断処理プログラムを示したフローチャートである。
符号の説明
103a、103b 照明装置(光照射手段)
102 撮像素子(受光手段)

Claims (11)

  1. 光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段により照射され、測定対象物から反射した反射光を受光することにより、該測定対象物の画像を取得する受光手段と、
    を備えた画像入力装置であって、
    前記受光手段による前記反射光の受光量に基づいて、前記光照射手段による照射光に周期的変動が発生しているか否かを判断する周期的変動発生判断手段と、
    前記周期的変動発生判断手段により前記光照射手段による照射光に周期的変動が発生していると判断された場合に報知する報知手段と、
    を更に備えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記周期的変動は、最大1時間以内の周期的変動であることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  3. 前記光照射手段に電圧を印加する印加手段と、
    前記受光手段による前記反射光の受光量に基づいて、前記光照射手段による照射光に単調変動が発生しているか否かを判断するか否かを判断する単調変動発生判断手段と、
    前記単調変動発生判断手段により、前記光照射手段による照射光に単調変動が発生していると判断された場合、前記受光手段による前記反射光の受光量が、予め定められた時の反射光の受光量の値から所定量以内の値となるように前記印加手段により前記光照射手段に印加される電圧を制御する制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像入力装置。
  4. 前記制御手段により制御された前記光照射手段に印加される電圧が予め定められた値から所定量以上相違するか否かを判断する電圧相違判断手段を更に備え、
    前記報知手段は、前記制御手段により制御された前記光照射手段に印加される電圧が予め定められた値から所定量以上相違すると判断された場合に更に報知する、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像入力装置。
  5. 前記単調変動は、少なくとも24時間以内の前記光照射手段による光照射累積時間に比例した光量の単調変動であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像入力装置。
  6. 前記測定対象物は、光の反射率が予め定められた値であることを特徴とする請求項1請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像入力装置。
  7. 前記測定対象物は、一様濃度の白色であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像入力装置。
  8. 前記測定対象物と前記受光手段とを相対的に移動する移動手段を更に備え、
    前記光照射手段は、前記移動手段による前記移動の方向と交差する方向のライン状に光照射し、
    前記受光手段は、前記光が照射されるライン状の方向に対応する方向に並んで配置された複数の受光素子により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像入力装置。
  9. 前記受光手段は、ラインCCDセンサで構成されたことを特徴とする請求項8記載の画像入力装置。
  10. 前記光照射手段はハロゲンランプであることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像入力装置。
  11. 請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の画像入力装置と、
    前記受光手段による前記反射光の受光量の情報を、前記測定対象物の画像の状態を判断するための特性値に変換する変換手段と、
    を備えた画像評価装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105709979A (zh) * 2014-12-17 2016-06-29 现代自动车株式会社 电涂冲洗废水的再循环利用装置
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