JP2008306707A - 画像読取装置、画像形成装置及び光源点灯制御方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置及び光源点灯制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの読み取り指示を受付ける前に、原稿を照明する光源の立上げを始めるための手段を実現することで、読取開始を指示する操作を受付けてから読取終了までの時間を短縮すること。
【解決手段】 「原稿台への原稿セットの検知」「操作部への読取開始指示以外の入力操作」「圧板閉の検知」「圧板閉の検知+原稿台ガラス上の原稿有り検知」の各信号を読み取りの実行を予知し得るステータス信号として認識し、これらのステータス信号のいずれかが発生した場合に(S101)、ランプに点灯を指示する(S102)。ユーザの読み取り指示を受け付ける(S104)前に、ランプを点灯するので、読み取り指示を受付けたときには、既に立上っているか、或いは半ば立上っているので、受付けた読み取り動作を直ちに実行することができ、読み取りを指示してから読み取りが終了するまでの時間を短縮することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、原稿を光源で照明し、原稿からの反射光をCCD(Charge-Coupled Devices)等のセンサにより受光、光電変換し、原稿読取信号として出力する画像読取装置に関し、より詳細には、ユーザが意図を持って画像読取装置に何らかのアクションを起こしてから実際に読み取りを開始するまでの時間を短くすることを可能にした画像読取装置に関する。
従来から画像読取装置は、スキャナ装置のような単機能機として、或いは、複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multi-Function Peripherals:複合機)等では画像入力部として組み込まれ、原稿画像の入力を行うために用いられている。
画像読取装置は、光源(ランプ)によって原稿を照明し、原稿面からの反射光を画像の入力デバイスとして知られているCCDラインセンサ(以下、単に「CCD」ともいう)で受け、原稿を読み取る。このとき、原稿面を2次元で読取るので、CCDに対し、原稿をライン(主走査)方向に直交する副走査方向に相対移動させながら、読み取り動作を行う。
また、原稿を実際に読み取るまでの準備として、ランプを安定した所定の輝度に立ち上げることや、ランプを立ち上げた後、基準白板を読み取りシェーディング補正データを得る等を行うので、操作部を通してユーザが読み取りの指示をしてから、読み取りを終了するまでに相当の時間を要する。
特に、複写機などで、ユーザのボタン操作によって、動作をスタートさせてから実際に複写物が得られるまでの時間は、複写機の性能として重要視されるので、これまでもこの所要時間を短縮するためにさまざまな提案がなされている。
その一例は、いわゆる、原稿先読みといわれる方法で、例えば、コピーの場合、原稿トレイや原稿台に原稿がセットされたときに、原稿のセットを検知する信号により原稿の読み取りをスタートさせ、原稿を読み取っている間に、コピー要求の入力やコピースタートのボタンを操作することで、時間を短縮する方法である(下記特許文献1、参照)。
また、他の例は、走査光学系を載せたキャリッジを移動させる方法で副走査を行う画像読取装置において、読み取りスタート時にランプを点灯し、その後直ぐに前記キャリッジを駆動するスキャンモータを始動させる方法である。この方法によって、ランプが安定する前にスキャン動作を始め、ランプが立ち上がったときに、直ちにシェーディング補正動作を行えるようにしている(下記特許文献2、参照)。
特開平05−199338号公報 特開平11−122441号公報
しかしながら、上記特許文献1,2の例にも見られるように、従来技術では、原稿或いは基準白板を読み取るときに必要となる光源の立ち上げが、ユーザの読み取り指示を受け取ってから行われている。このため、ユーザが読み取りを指示してから、光源が安定な輝度に立ち上がり、実際に原稿或いは基準白板の読み取りが開始できるまでの時間を長期化させる要因となっている。
そこで、本発明では、ユーザの読み取り指示を受け付ける前に、光源の立ち上げ動作を行うようにするための手段を実現することで、読み取りを指示してから読み取りが終了するまでの時間をさらに短縮することを解決すべき課題とする。
請求項1の発明は、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を受光し、原稿画像信号へ変換する読取手段と、入力操作を受け付ける操作受付手段と、前記光源の点灯を指示する点灯指示手段を有する画像読取装置であって、前記操作受付手段は、読み取り開始を指示する入力操作を受け付ける手段であり、前記点灯指示手段は、前記操作受付手段が読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態になるまでに、当該装置内で読み取りの実行を予知し得るステータス信号が発生したことを条件に、点灯を指示することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像読取装置において、原稿を読み取り位置へ搬送する原稿送り手段と、前記原稿送り手段に原稿がセットされたことを検知する原稿セット検知手段を備え、前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記原稿セット検知手段の検知信号を用いることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載された画像読取装置において、前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記操作受付手段において、読み取り開始を指示する入力操作以外の入力操作の受付信号を用いることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載された画像読取装置において、読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するための圧板を開閉自在に設けるとともに、前記圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段を備え、前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記圧板開閉検知手段による開状態から閉状態への変化を検知する信号を用いることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載された画像読取装置において、読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するための圧板を開閉自在に設けるとともに、前記圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段と、圧板を用いる読み取り時の読み取り位置における原稿の有無を検知する原稿有無検知手段を備え、前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記圧板開閉検知手段による閉状態の検知信号及び前記原稿有無検知手段による原稿有りを示す信号を用いることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された画像読取装置において、前記点灯指示手段で光源の点灯を指示した後、所定時間を経過しても、前記操作受付手段が読み取り開始を指示する入力操作を受け付けなかったときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示手段を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された画像読取装置において、読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するための圧板を開閉自在に設けるとともに、前記圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段を備え、前記圧板開閉検知手段により閉状態から開状態への変化を検知したときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示手段を有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載された画像読取装置において、前記読取手段によって、前記光源により照明された基準白板を読み取ることでシェーディング補正を行うシェーディング補正手段を備え、前記操作受付手段が読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態になるまでに、前記シェーディング補正手段の動作を開始する制御手段を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載された画像読取装置と、前記画像読取装置が出力する画像データをもとに画像を形成する画像形成手段を有したことを特徴とする画像形成装置である。
請求項10の発明は、画像読取装置において読取原稿を照明する光源の点灯を当該装置で発生するステータス信号に応じて指示する光源点灯制御方法であって、入力操作を受け付ける入力操作受付工程と、前記入力操作受付工程で読み取り開始を指示する入力操作を受け付けることができる状態になるまでに、当該装置内で読み取りの実行を予知し得るステータス信号が発生したことを条件に、光源の点灯を指示する点灯指示工程を有することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10に記載された光源点灯制御方法において、原稿を読み取り位置へ搬送する原稿送り手段に原稿がセットされたことを検知する原稿セット検知工程を有し、前記原稿セット検知工程における検知信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10に記載された光源点灯制御方法において、前記入力操作受付工程における読み取り開始を指示する入力操作以外の入力操作の受付信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10に記載された光源点灯制御方法において、読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するために開閉自在に設けた圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知工程を有し、前記圧板開閉検知工程における圧板の開状態から閉状態への変化を検知する信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項10に記載された光源点灯制御方法において、読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するために開閉自在に設けた圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知工程と、圧板読取における読み取り位置における原稿の有無を検知する原稿有無検知工程を有し、前記圧板開閉検知工程における圧板の開状態から閉状態への変化を検知する信号及び原稿有無検知工程における原稿有りの検知信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項10乃至14のいずれかに記載された光源点灯制御方法において、前記点灯指示工程で光源の点灯を指示した後、所定時間を経過しても、前記入力操作受付工程で読み取り開始を指示する入力操作を受け付けなかったときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示工程を有することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項10乃至14のいずれかに記載された光源点灯制御方法において、読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するために開閉自在に設けた圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知工程と、前記圧板開閉検知手段による閉状態から開状態への変化を検知したときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示工程を有することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項10乃至16のいずれかに記載された光源点灯制御方法において、前記入力操作受付工程で読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態になるまでに、前記光源により照明された基準白板の読み取りを伴うシェーディング補正を開始する制御工程を有することを特徴とする。
本発明によると、原稿セットの検知信号、読み取り開始を指示する入力操作以外の入力操作による受付信号、圧板の開状態から閉状態への変化を検知する信号、或いは圧板の閉状態で圧板読取原稿有りを示す信号、といった読み取りの実行を予知し得るステータス信号によって、光源の点灯を指示することで、読み取り開始を指示する操作を受け付けたときには点灯した光源が、既に立ち上がっているか、或いは半ば立ち上がっているので、受け付けた読み取り動作を直ちに実行することができ、読み取りを指示してから読み取りが終了するまでの時間をさらに短縮することができる。
以下に、添付図を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明は、原稿画像の読み取りにおいて、原稿を照明する光源(ランプ)をできるだけ早期に立ち上げるために、読み取りの実行を予知し得るステータス信号によって、光源の点灯を指示する制御を行う。なお、この制御を行う本発明に係る画像読取装置は、スキャナ装置のような単機能機として実施するほか、複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multi-Function Peripherals:複合機)等の画像形成装置では、画像入力部として組み込まれ、当該画像形成装置の一要素として実施される。
本実施形態の画像読取装置は、光源によって原稿を照明し、原稿面からの反射光を画像の入力デバイスとして知られているCCDラインセンサ(以下、単に「CCD」ともいう)で受光し、原稿を読み取る。
原稿の読み取りは、原稿面を2次元で読み取るので、CCDに対し、原稿をライン(主走査)方向に直交する副走査方向に相対移動させ、原稿面を2次元で読み取る。本実施形態の画像読取装置では、2つの動作方法で原稿とCCDの相対移動を行わせ、2次元読み取りをする。
第1の動作方法は、ADF(Automatic Document Feeder:原稿自動搬送装置)読取方法で、ADFにより副走査方向に送られる原稿を固定の読み取り位置のCCDで読み取る。
第2の動作方法は、いわゆる圧板読取と言われる方法で、原稿台ガラス上に載置した原稿を、副走査方向に移動する光学系を介してCCDで読み取る。なお、圧板と読み取り光学系の構成及び動作については、図1〜3を参照して、後述する。
図1は、本実施形態の画像読取装置の構成の概要を示す図である。
図1に示す画像読取装置は、大別すると、ADF部20と読取部22よりなる。
ADF部20は、原稿トレイにセットされた原稿を自動で1枚ずつ読み取り位置9を経由して排紙トレイに向けて原稿を送る(図1中に矢印で動きを示す)搬送手段を有する。この搬送手段として、入口側に原稿トレイ5にセットされた原稿を引き込む給紙ローラ15、これに続いて搬送ローラ14、16、並びに出口側に排紙ローラ1を持ち、これらのローラを駆動することで原稿に送りを掛ける。また、上記したADF部20の動作等を制御するために、原稿トレイ5に原稿がセットされたか否かを検知する原稿セット検知手段117を備える。なお、原稿セット検知手段117としては、セットされた原稿によるフィラーの変位を検知するものや原稿面からの反射光を検知するものといった既存の手段を採用することができる。
原稿トレイ5にセットされた原稿が上記搬送手段により送られ、排紙する間のパスで原稿が読み取られる(下記ADF読取、参照)。
読取部22は、ランプ23a、ミラー群23c,25,26c、結像レンズ28よりなる光学系を有する。この光学系は、ランプ23aで照明された原稿からの反射光をミラー群23c,25,26c及び結像レンズ28を通してCCD38に伝達し、受光部に原稿面の像を結ぶ。
読取部22におけるこの光学系は、圧板読取方法とADF読取方法に併用される。
図2は、図1の読取部22をより詳細に示し、動作を説明する図である。なお、同図中の図1と同一の構成要素には共通の符号を付している。
また、図3は、圧板読取が可能な本実施形態の画像読取装置における圧板開時の原稿台を上方から見た斜視図である。なお、図3は、原稿検知センサ50,51及び圧板開閉検知センサ52の設置位置及び操作部を説明する図である。
圧板読取方法では、原稿台ガラス21上に載置した原稿を読み取るので、図2に示すように、読み取り時に、ランプ23a、反射板23b及び第1ミラー23cを載せた第1キャリッジ24と第2ミラー25及び第3ミラー26cを載せた第2キャリッジ27は、それぞれ、スキャンモータ29で駆動されて、ホームポジションの位置(破線で示す)から原稿台ガラス21上の原稿面に沿い、副走査方向に移動される。この走査により、読み取り位置を変えながら原稿面が読み取られる。なお、第1キャリッジ24をホームポジションに停止させる制御を行うために、定位置にホームポジションセンサ31を設け、停止位置を定める。
圧板読取では、原稿台ガラス21に原稿を密着させた状態で保持する必要があり、読取部22側の装置本体に開閉自在に支持されているADF部20を読み取り時に、図1に示す閉じた状態から図3に示すような状態に開き、開放された原稿台ガラス21上に載置した原稿をガラス面に押圧する。このための板状部材が圧板であり、本実施形態の構成においては、ADF部20の下部を圧板53とし、ADF部20とともに開閉可能になっている。
圧板は、閉時に原稿を原稿台ガラス21へ押圧し、かつ外来光が入らないように覆い、開時には、原稿台ガラス21への原稿の挿入、排出を可能とする。
また、圧板53が開いた状態で読み取りが開始されると、正常な読み取りができないので、圧板53の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段を備え、この検知信号を用いて、異常な読み取り動作を防ぐための制御をする。本実施形態では、図3に示すように、本体側に透過型フォトインタラプタを用いる圧板開閉検知センサ52を設け、圧板53を有するADF部20側に付けたフィラーによる遮光を閉状態、又透過を開状態の検知信号とする圧板開閉検知手段を備える。
さらに、圧板53が閉じた状態でも、原稿台ガラス21に原稿がなければ、読取りを起動しても無駄な動作を行うことになるので、原稿台ガラス21上の原稿有無を検知する原稿有無検知手段を備え、無駄な読み取り動作を防ぐための制御をする。
本実施形態では、この原稿有無検知手段に原稿サイズを検知するセンサを利用する。原稿サイズを検知するセンサは、図3に示すように、原稿台ガラス21上に載置した原稿の幅を検知する反射型センサ50−1,50−2よりなる原稿幅検知センサ50と、原稿の長さを検知する反射型センサ51−1,51−2よりなる原稿長さ検知センサ51を設けている。これらの反射型センサは、予め定めた定型サイズの原稿の幅、長さに応じて定まる位置を光ビームにより照射し、原稿面からの反射光を検出する型式のセンサである。図3の例によると、定型サイズの原稿が載置されると、その原稿の幅、長さに応じ設定した反射型センサ50−1,50−2,51−1,51−2の少なくとも1つが検知信号を出力し、各反射型センサの検知信号の組み合わせにより、予め定めた定型サイズの原稿について、載置された原稿のサイズと向きを特定することができる。
このよう原稿幅検知センサ50と原稿長さ検知センサ51の構成により、原稿有無の検知に利用する場合、いずれかの反射型センサの検知信号が出力されれば、原稿有が検知でき、いずれの反射型センサからも検知信号が出力されなければ、原稿無が検知できる。なお、図3の原稿幅検知センサ50と原稿長さ検知センサ51の構成を利用する場合、原稿有無の誤検知を防ぐためには、最小幅及び最小長さ以下のサイズの原稿の有無は、検知できないので、このサイズの原稿には適用しないという条件が必要になる。
他方、ADF読取方法では、原稿がADF部20の搬送手段により送られる。送りを掛けられた原稿は、読み取り位置9に設けた透明なガラスを介して、圧板読取と共通の読取光学系を用いて原稿面を読み取る。つまり、ホームポジションに停止させた状態の第1キャリッジ24上のランプ23a、反射板23b及び第1ミラー23cと、第2キャリッジ27上の第2ミラー25及び第3ミラー26cと及びよりなる光学系によって読み取り位置9のガラスを通して原稿面がCCD38で読み取られる。
ところで、図1に示すADF部20の構成では、CCD38によってADF読取りされる原稿面の裏側の面に対しても、密着型イメージセンサ(CIS)10で読み取ることができる。CIS10は、原稿搬送路に接して設けられ、発光素子等の光源18で照明された原稿面から等倍の画像を検出するセンサである。従って、CIS10を用いる読み取りも、ADF読取方法の一種といえる。
原稿台ガラス21の1部に設けた基準白板33は、ランプ23aの照度やCCD38の検出感度の不均一等により読み取った画像信号に生じる誤差を補正するシェーディング補正に用いる基準板である。
シェーディング補正は、通常、原稿読み取りの前段で基準白板33をCCD38で読み取り、得られるデータをもとに補正用のデータを求め、このデータにより後段で読み取る原稿画像に補正を掛ける。
圧板読取方法の場合、基準白板33を用いてシェーディング補正を行うが、ADF読取方法の場合、特にCIS10では、原稿が通らない状態の背景板を基準白板として用いる方法が採用される。
本実施形態の画像読取装置は、図3に操作部121として示すように、ユーザインターフェースを持つ。操作部121は、ユーザが当該装置に対し動作の開始を指示する操作や動作条件を設定する操作を行い、また、当該装置がユーザに対し操作に対する応答や装置の動作状態等を知らせるための機能を提供する。
図4は、操作部121に採用されるパネルの一例を示す図である。なお、図4の操作部は、画像読取装置を組み込んだMFP(複合機)で採用される構成を示したものである。
図4の操作部121のパネル中央部に操作の状態やメッセージを表示するタッチパネル式の画面80がある。当該画面80はパネル表面に触れることでキー入力できるタッチパネルキーと表示用LCDとで構成されたものである。タッチパネル画面80の右側には、テンキー/#キー(エンターキー)81、スタートキー82、クリア/ストップキー83、プログラムキー84、リセット/予熱キー85、割り込みキー86及び試しコピーキー87が配置される。タッチパネル画面80の左側には、初期設定/カウンターキー88、複合機としての切り替えキーとしてコピー機能90、コピーサーバー機能91、ファクシミリ機能92、プリンタ機能93、スキャナ機能94の各キーが配列される。
図4のタッチパネル画面80は、コピー機能90のキー入力を行った場合に表示される画面を例示している。第1領域80aは原稿種類、コピー濃度、特殊原稿送りの選択キーを表示し、第2領域80bは「コピーできます」など、操作の状態やメッセージを表示し、第3領域80cは連結コピー又はメモリの残容量を表示し、第4領域80dは、メモリで読み取った原稿枚数、セットした枚数(部数)、コピーした枚数(部数)を表示し、第5領域80eはソート、スタック、ステープル、パンチの選択キーを表示し、第6領域80fは登録機能の内容を表示し、第7領域80gは機能項目を表示する。
次に、上記した画像読取装置において、原稿を照明する光源(ランプ)23a,18の立ち上げに係る実施形態を説明する。
従来技術では、読み取るべき原稿或いは基準白板を照明する光源の立ち上げが、操作パネルのキー等の操作を通して、ユーザによって行われる読み取り指示を受けてから行われている。例えば、操作部121のパネルでコピー機能を選択した場合、図4に示すようなタッチパネル画面80で、各種のコピー条件をキー入力により設定し、原稿をADF20の原稿トレイ5にセットするか或いは原稿台ガラス21にセットし圧板53を閉じた後、スタートキー82を押すと、この指示を受けて読み取りが開始される。
このため、ユーザがスタートキーの押下等の操作によって読み取りの指示を行ってから、光源が安定な輝度に立ち上がり、実際に読み取りが開始できるまでの時間を長期化させる。
そこで、本実施形態では、スタートキー82等の押下操作によるユーザの読み取り指示を受け付ける前に、光源23a,18の立ち上げ動作を行うようにするための手段を備えることで、この時間の短縮化を図るようにする。
光源23a,18を早期に立ち上げるためのこの手段は、読み取り指示を受け付けるより前に、原稿読み取りを要求する、という意図を持って、ユーザが画像読取装置に対し起こすアクションにより読み取りの実行を予知し、予知した時点で光源23a,18の点灯を指示する手段によって実現する。
ユーザが画像読取装置に対し起こすアクションは、装置によって認識可能なものであることを要する。つまり、この認識結果は、ステータス信号として表わされ、装置の動作を制御するために利用できるものであることが必要になる。
本実施形態では、読み取りの実行を予知し得るステータス信号として、下記(1)〜(4)を用いる。
(1)原稿トレイに原稿がセットされている状態であることを表す信号
このステータス信号は、ユーザが原稿を原稿トレイ5にセットすると、原稿トレイ5に設けた原稿セット検知手段117がこれを検知し、この状態を認識したときに、生成される信号である。原稿トレイ5への原稿のセットは、読み取りの実行を予知し得る状態であるから、このステータス信号を当該信号として用いることができる。
(2)読み取り開始を指示する入力操作以外の入力操作の受付信号
ユーザが読み取り要求をする際、読み取り開始を指示する操作を行う前に、例えば、コピーモードや読み取りモード等の動作条件の設定操作を行ったり、或いは装置が省エネ状態で待機している場合に、省エネ状態からの復帰操作(通常、操作部121のキーに何らかの入力操作があった場合に省エネ解除を行う)を行ったりする。このときに、操作部121の該当するキーが押されるので、このキー入力操作を受け付け、入力状態を認識すると、この状態を表すステータス信号を生成する。上記のキー入力操作は、読み取りの実行を予知し得る動作であるから、このステータス信号を当該信号として用いることができる。
(3)圧板が開状態から閉状態へ変化したことを表す信号
このステータス信号は、圧板読取方法を要求するユーザが原稿を原稿台ガラス21上にセットする際に、圧板53を開いた状態で原稿を原稿台ガラス21上に載せ、その後、圧板53を閉じると、圧板53の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段(図3の圧板開閉検知センサ52)が、この変化を検知し、この動作状態を認識したときに、生成される信号である。この圧板53の開状態から閉状態への動作は、読み取りの実行を予知し得る動作であるから、このステータス信号を当該信号として用いることができる。
(4)圧板が開状態から閉状態へ変化したことを表す信号及び原稿台ガラスに原稿がセットされている状態であることを表す信号
ここでは、2つのステータス信号の存在を条件とする。1つは、上記(3)に示した圧板53が開状態から閉状態へ変化したことを表す信号である。もう1つは、原稿台ガラス21上に原稿がセットされていることを、例えば、圧板53に組み付けて設けた原稿有無検知手段(図3の原稿幅検知センサ50と原稿長さ検知センサ51)がこれを検知し、この状態を認識したときに、生成される信号である。原稿台ガラス21上に原稿が有り、かつ圧板53の開状態から閉状態への動作は、読み取りの実行をより正しく予知できるから、これらのステータス信号を当該信号として用いる。
上記(1)〜(4)に示した読み取りの実行を予知し得るステータス信号が発生したことを条件に、光源23a,18の点灯を指示することで、読み取り開始を指示する操作を受け付けたときには、点灯した光源23a,18が、既に立ち上がっているか、或いは半ば立ち上がっている。
従って、受け付けた読み取り動作を直ちに実行することができ、読み取り開始を指示する操作を受け付けてから読み取りが終了するまでの時間を短縮することができる。
次に、上記の方法によって、ユーザの読み取り指示を受け付ける前に、光源の立ち上げ動作を行うようにした、読み取り時の制御動作について説明する。
先ず、読み取り動作に関連する制御系の構成を説明する。図5は、読み取り動作に関連する制御系の構成の概要を示す図である。なお、同図は、ランプの点灯制御に関連する構成を主に示すものであり、読み取り動作全体に対応していない。
図5において、原稿112は、読み取りの対象となる原稿である。
光源(ランプ)111は、原稿112を照明し、反射光に原稿面の画像を担わせる。図1の光源(ランプ)23a,18が、この光源(ランプ)111に当たる。
点灯/消灯指示部113は、上記したステータス信号の発生を条件にランプ111に点灯/消灯を指示する。
タイマ122は、点灯/消灯指示部113がランプ111の点灯/消灯を指示する際の時間条件の設定に用いる。
受光手段114は、原稿112等の読み取り対象からの反射光を受光、光電変換し、読み取り画像信号として出力する。図1及び2のCCD38、並びに図1のCIS10が、この受光手段114に当たる。
読取受付部115は、操作部121でスタートキー82等の押下操作により入力された読み取り開始の指示を受け取り、読み取り画像信号を出力する受光手段114に読み取りの実行を指示する。
原稿搬送手段116は、原稿トレイ5にセットされた原稿112を読み取り位置に送る。図1のADF部20の搬送手段が、この原稿搬送手段116に当たる。
原稿セット検知手段117は、原稿搬送手段116の原稿トレイ5に、原稿112がセットされているかを検知する(図1参照)。原稿セット検知信号は、点灯/消灯指示部113に上記ステータス信号として入力され、光源111の点灯制御に用いられる。
圧板開閉検知手段118は、原稿台ガラス21上の原稿112を押さえる圧板が、開いているか閉まっているかを検知する。図3の圧板開閉検知センサ52が、この圧板開閉検知手段118に当たる。圧板開閉検知信号は、点灯/消灯指示部113に上記ステータス信号として入力され、光源111の点灯制御に用いられる。
原稿有無検知手段119は、原稿台ガラス21上に原稿112があるか、否かを検知する。図3の原稿幅検知センサ50と原稿長さ検知センサ51が、この原稿有無検知手段119に当たる。原稿有無検知信号は、点灯/消灯指示部113に上記ステータス信号として入力され、光源111の点灯制御に用いられる。
操作部121は、スタートキー82等の押下操作により入力された読み取り開始の指示を読取受付部115に伝え、また、読み取り開始の指示以外に読み取り動作が停止状態にあるときに行われるキー入力を光源111の点灯制御に用いる上記ステータス信号として点灯/消灯指示部113に伝える。
シェーディング補正手段120は、基準白板33を読み取り、受光手段114に補正を掛け、光源111の照度や受光手段114の検出感度の不均一等により読み取った画像信号に生じる誤差を補正する。
システム制御部110は、装置全体を制御する機能を有し、ランプ111、受光手段114、原稿搬送手段116、上記した各検知手段117〜119、シェーディング補正手段120及び操作部121を制御下において、操作部121を通して行われる指示に従って各部の動作を制御し、原稿画像の読み取り等を実行する。
また、本実施形態のシステム制御部110は、この種の画像読取装置において、通常採用される、CPU(Central Processing Unit)と、CPUにバス接続されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成するコンピュータをハードウェアとし、これらのメモリに必要な制御プログラム(ソフトウェア)をインストールし、このプログラムを駆動することによりシステム制御部110としての機能を実現する。従って、システム制御部110を構成する要素である点灯/消灯指示部113及び読取受付部115についても、ソフトウェアにより実現できる。
ここで、ユーザの読み取り指示を受け付ける前に、ランプを点灯するようにした、本実施形態の制御系(図5)による原稿読み取り動作を図6に示す制御フローに基づいて説明する。
図6の制御フローは、システム制御部110によって行われる制御動作である。
この制御フローは、電源オン或いはスリープ(省エネ)モードからの復帰後に起動される。起動後、ユーザの読み取り要求に応じて、原稿読み取りを行い、読み取りが済めば、一旦制御フローを終了する。
ただ、その後、装置がスタンバイの状態にあれば、所定のタイミングで制御フローを再び起動し、原稿の読み取りを済まして、制御フローを終了する、という動作を繰り返す。
この制御フローは、原稿を読み取る際に、原稿を照明する光源(ランプ)の点灯指示を、読み取りの開始指示が行われる以前の早い段階で行えるようにする動作手順であり、原稿読み取りを要求する意図を持って行われるユーザのアクションにより画像読取装置に発生するステータス信号に応じて、点灯指示を行う手順を特徴とする。つまり、MFPのコピー機能を利用する場合を例にすると、ユーザは、処理対象となる原稿をセットし、操作部121で原稿の読み取り条件を含めコピー条件を設定するアクションを起こすので、これらのアクションに伴って生じるステータス信号をチェックすることで、読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態を確認する。
この制御フローを起動すると、先ず、点灯/消灯指示部113は、読み取りの実行を予知し得るステータス信号の発生をチェックする(ステップS101)。このステータス信号は、この実施形態では、上掲の(1)〜(4)、即ち「原稿セット検知」、「操作部入力有り」、「圧板閉検知」「圧板閉検知+原稿有り検知」であり、それぞれ、原稿セット検知手段117、操作部121、圧板開閉検知手段118、原稿有無検知手段119、の検知信号にもとづいて、認識する。
点灯/消灯指示部113は、このチェックによって、これらのステータス信号のいずれかが発生していることを認識した場合に(ステップS101-YES)、光源(ランプ)111に点灯を指示する(ステップS102)。従って、光源111の点灯は、ユーザが操作部121を介して行う読み取り開始指示を受け付ける前に、発生する予知信号に応じて行われることになる。
光源111の点灯後、システム制御部110は、シェーディング補正手段120に動作の開始を指示する(ステップS103)。
シェーディング補正も、ユーザの読み取り開始指示がなくても、動作を始める。シェーディング補正の動作は、通常、原稿読み取りの前段で基準白板33をCCD38(図5では、受光手段114)で読み取るので、スキャンモータ29(図2)を起動して、第1キャリッジ24及び第2キャリッジ27に載せた光学系をホームポジションから基準白板33の読み取り位置に移動させる必要があり、この動作を始める。この移動の間に、ランプ111が立ち上がれば、直ちに、基準白板33を読み取ることができる。圧板読取方法の場合、上記の動作によりシェーディング補正を行うが、CCD38を用いるADF読取方法でも、基準白板33を用いてシェーディング補正を行う場合には、上記の動作を行う。
次いで、点灯/消灯指示部113は、ユーザによって読み取り開始が指示されたか、否かをチェックする(ステップS104)。この読み取り指示は、操作部121で読み取り開始を指示するキー操作(図4の操作部では、スタートキー82の押下)がユーザによって行われたか否かを検知することによって認識する。
この読み取り開始が指示されたか否かのチェックは、読み取り開始を指示するキー操作が行われない場合(ステップS104-NO)、予めタイマ122(図5)に所定の待ち時間を設定しておき、タイマ122に設定された待ち時間が経過する前に当該キー操作が行われたときには(ステップS104-YES)、点灯指示を継続させる。
また、システム制御部110は、待ち時間内における読み取り開始を指示するキー操作を受け、原稿の読み取りを実行する読み取り処理ステップ(ステップS105)へ移行する。
ただ、上記読み取り開始を指示するキー操作の待ち時間内でも、圧板読取方法による動作において、先に圧板開閉検知手段118及び原稿有無検知手段119の検知信号で「圧板閉検知+原稿有り検知」が認識された後、圧板53が開かれた場合には、読み取りを取り止めるケースと考えてよいので、このようなケースに対応するためのチェックを掛ける。また、上記読み取り開始を指示するキー操作の待ち時間を経過した場合も、読み取りを取り止めるケースと考えてよい。
そこで、この制御フローでは、上記待ち時間を経過した場合と圧板53が開かれた場合とで、同じ対処をするように、点灯/消灯指示部113は、読み取り開始を指示するキー操作が行われない(ステップS104-NO)という結果を得た後、タイマ122に設定された所定の待ち時間が経過したか否か、並びに圧板53の開が検知されたか否かをチェックをする(ステップS106)。
ここで、所定の待ち時間の経過と、圧板開の検知のいずれも否であれば(ステップS106-NO)、読み取り要求を指示するキー操作をチェックするステップS104に戻すループとする。
他方、所定の待ち時間が経過するか、或いは圧板開が検知されれば(ステップS106-YES)、原稿読み取りを取り止めたとみなし、点灯/消灯指示部113は、光源111に消灯を指示する(ステップS107)。
この後、制御フローを始めのステップである、読み取りの実行を予知し得るステータス信号の発生をチェックするステップS101に戻す。
なお、読み取りの実行を予知し得るステータス信号の発生をチェックするステップS101は、当該ステータス信号が何時発生するか分からないので、ログがない状態になってから、所定のタイミングでチェック動作を行うようにする。
ところで、ステップS101のチェックで、読み取りの実行を予知し得るステータス信号の発生が確認できない場合(ステップS101-NO)であっても、読み取り開始を指示するキー操作が行われる場合がある。
例えば、圧板読取でブック原稿を読み取るときには、圧板53を開いた状態で原稿を原稿台ガラス21上に載置する操作が行われる。圧板53が開いた状態では、通常、読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態ではないから、スタートキー82の入力操作を無効にしている。ただ、スタートキー82の入力操作を無効にしたままでは、ブック原稿の読み取リができないので、原稿台ガラス21上に原稿が載置される、つまり、原稿有無検知手段119で原稿有りが検知されたことを条件にスタートキー82の入力操作を有効にし、読み取り動作を行えるようにする。この場合、読み取り開始を指示するスタートキー82を操作するまでに手間取ることが考えられるので、スタートキー82の操作後に光源119を点灯させる、
このような動作に対応するために、この制御フローでは、読み取りの実行を予知し得るステータス信号の発生が確認できない場合(ステップS101-NO)、その後のステップとして、ユーザによって読み取り開始が指示されたか否かのチェックをする(ステップS111)。
ここで、読み取り開始が指示されていない場合は(ステップS111-NO)、ユーザによる何のアクションも検知されない状態であるから、始めのステップS101に戻す。
他方、読み取り開始が指示されている場合(ステップS111-YES)、点灯/消灯指示部113は、光源111に点灯を指示する(ステップS112)。
光源111を点灯した後、システム制御部110は、シェーディング補正手段120に動作の開始を指示する(ステップS113)。
シェーディング補正を経て、原稿の読み取りを実行する読み取り処理ステップ(ステップS105)へ移行する。なお、ステップS111→S112→S113→S105のフローは、従来から行われているフローである。
原稿の読み取りを実行する読み取り処理ステップ(ステップS105)を済ませた後、この制御フローを終了する。
本発明に係る画像読取装置を組み込んだ画像形成装置の実施形態について、説明する。
画像形成装置は、原稿画像のデータ入力部として組み込んだ画像読取装置によって入力された原稿画像の電子化データをもとに画像形成等の画像出力に用いるためのデータを生成し、生成したデータで画像出力を行うので、このためのデータ処理部及び画像出力デバイスを備える。
画像形成装置の持つ機能がコピーであれば、画像出力デバイスとしてプリンタを用い、プリンタを駆動するデータを生成するデータ処理部を持つ。プリンタとしては、ラスタデータを用いるものであれば、形式は問わず、例えば、既存の電子写真式、インクジェット式等の装置を用いることで、当該画像形成装置を構成することができる。
また、画像形成装置の持つ機能がファクシミリ機能やスキャナ機能であれば、これらの機能を用いて原稿の読取画像データを出力する際、送信先の機器との送受信が可能であり、送信先の機器が持つ画像出力デバイスに適合する形式の出力データを生成する。このような読取画像のデータ処理及びデータ通信は、既存の技術を適用することにより実施することができる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成の概要を示す図である。 図1の読取部をより詳細に示し、動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置(図1及び2)における圧板開時の原稿台を上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置の操作部に採用されるパネルの一例を示す図である。 本発明に係る画像読取装置の読み取り動作に関連する制御系の構成の概要を示す図である。 ユーザの読み取り開始指示を受け付ける前に、光源を点灯するようにした、読み取り動作の制御フローを示す図である。
符号の説明
5・・原稿トレイ、10・・密着型イメージセンサ(CIS)、23a,18,111・・光源(ランプ)、20・・ADF(原稿自動搬送装置)部、21・・原稿台ガラス、22・・読取部、38・・CCD(Charge-Coupled Devices)ラインセンサ、50・・原稿幅検知センサ、51・・原稿長さ検知センサ、52・・圧板開閉検知センサ、53・・圧板、110・・システム制御部、113・・点灯/消灯指示部、114・・受光手段、115・・読取受付部、116・・原稿搬送手段、117・・原稿セット検知手段、118・・圧板開閉検知手段、119・・原稿有無検知手段、120・・シェーディング補正手段、121・・操作部。

Claims (17)

  1. 原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を受光し、原稿画像信号へ変換する読取手段と、入力操作を受け付ける操作受付手段と、前記光源の点灯を指示する点灯指示手段を有する画像読取装置であって、
    前記操作受付手段は、読み取り開始を指示する入力操作を受け付ける手段であり、
    前記点灯指示手段は、前記操作受付手段が読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態になるまでに、当該装置内で読み取りの実行を予知し得るステータス信号が発生したことを条件に、点灯を指示することを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載された画像読取装置において、
    原稿を読み取り位置へ搬送する原稿送り手段と、
    前記原稿送り手段に原稿がセットされたことを検知する原稿セット検知手段を備え、
    前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記原稿セット検知手段の検知信号を用いることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載された画像読取装置において、
    前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記操作受付手段において、読み取り開始を指示する入力操作以外の入力操作の受付信号を用いることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1に記載された画像読取装置において、
    読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するための圧板を開閉自在に設けるとともに、前記圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段を備え、
    前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記圧板開閉検知手段による開状態から閉状態への変化を検知する信号を用いることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1に記載された画像読取装置において、
    読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するための圧板を開閉自在に設けるとともに、前記圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段と、圧板を用いる読み取り時の読み取り位置における原稿の有無を検知する原稿有無検知手段を備え、
    前記点灯指示手段は、読み取りの実行を予知し得る前記ステータス信号として、前記圧板開閉検知手段による閉状態の検知信号及び前記原稿有無検知手段による原稿有りを示す信号を用いることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像読取装置において、
    前記点灯指示手段で光源の点灯を指示した後、所定時間を経過しても、前記操作受付手段が読み取り開始を指示する入力操作を受け付けなかったときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像読取装置において、
    読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するための圧板を開閉自在に設けるとともに、前記圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知手段を備え、
    前記圧板開閉検知手段により閉状態から開状態への変化を検知したときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載された画像読取装置において、
    前記読取手段によって、前記光源により照明された基準白板を読み取ることでシェーディング補正を行うシェーディング補正手段を備え、
    前記操作受付手段が読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態になるまでに、前記シェーディング補正手段の動作を開始する制御手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載された画像読取装置と、
    前記画像読取装置が出力する画像データをもとに画像を形成する画像形成手段を有したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像読取装置において読取原稿を照明する光源の点灯を当該装置で発生するステータス信号に応じて指示する光源点灯制御方法であって、
    入力操作を受け付ける入力操作受付工程と、
    前記入力操作受付工程で読み取り開始を指示する入力操作を受け付けることができる状態になるまでに、当該装置内で読み取りの実行を予知し得るステータス信号が発生したことを条件に、光源の点灯を指示する点灯指示工程を有することを特徴とする光源点灯制御方法。
  11. 請求項10に記載された光源点灯制御方法において、
    原稿を読み取り位置へ搬送する原稿送り手段に原稿がセットされたことを検知する原稿セット検知工程を有し、
    前記原稿セット検知工程における検知信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする光源点灯制御方法。
  12. 請求項10に記載された光源点灯制御方法において、
    前記入力操作受付工程における読み取り開始を指示する入力操作以外の入力操作の受付信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする光源点灯制御方法。
  13. 請求項10に記載された光源点灯制御方法において、
    読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するために開閉自在に設けた圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知工程を有し、
    前記圧板開閉検知工程における圧板の開状態から閉状態への変化を検知する信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする光源点灯制御方法。
  14. 請求項10に記載された光源点灯制御方法において、
    読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するために開閉自在に設けた圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知工程と、
    圧板読取における読み取り位置における原稿の有無を検知する原稿有無検知工程を有し、
    前記圧板開閉検知工程における圧板の開状態から閉状態への変化を検知する信号及び原稿有無検知工程における原稿有りの検知信号を前記読み取りの実行を予知し得るステータス信号として用いることを特徴とする光源点灯制御方法。
  15. 請求項10乃至14のいずれかに記載された光源点灯制御方法において、
    前記点灯指示工程で光源の点灯を指示した後、所定時間を経過しても、前記入力操作受付工程で読み取り開始を指示する入力操作を受け付けなかったときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示工程を有することを特徴とする光源点灯制御方法。
  16. 請求項10乃至14のいずれかに記載された光源点灯制御方法において、
    読み取り時に原稿台に載置した原稿を該原稿台に押圧するために開閉自在に設けた圧板の開/閉状態を検知する圧板開閉検知工程と、
    前記圧板開閉検知手段による閉状態から開状態への変化を検知したときに、点灯している光源の消灯を指示する消灯指示工程を有することを特徴とする光源点灯制御方法。
  17. 請求項10乃至16のいずれかに記載された光源点灯制御方法において、
    前記入力操作受付工程で読み取り開始を指示する操作を受け付けることができる状態になるまでに、前記光源により照明された基準白板の読み取りを伴うシェーディング補正を開始する制御工程を有することを特徴とする光源点灯制御方法。
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