JP2019103019A - 画像読取装置、画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要なシェーディング補正処理を行わない画像読取装置を提供する。【解決手段】画像読取装置100は、ADF200の開状態を検知した後に閉状態を検知すると、原稿トレイ201に原稿が載置されているか否かを検知する。画像読取装置100は、原稿が原稿トレイ201に載置されているときに、流し読み用のシェーディング補正を行い、原稿が原稿トレイ201に載置されていないときに、圧板読み用のシェーディング補正を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、原稿から画像(原稿画像)を読み取る画像読取装置に関する。
画像読取装置は、原稿台ガラス上に載置された原稿を圧板で抑え、該原稿の原稿画像をイメージセンサにより1ラインずつ読み取るスキャン動作を行う。このように原稿台ガラス上に原稿を載置して行うスキャン動作を、以降、「圧板読み」という。圧板読みでは、イメージセンサがスキャンを行う方向に対して直交する方向に移動しながら原稿画像を読み取る。
自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)を備える画像形成装置は、原稿を一枚ずつ搬送しながら所定の位置(以下、「流し読み位置」という。)に固定したイメージセンサにより該原稿の原稿画像を読み取るスキャン動作を行う。このように原稿を搬送しながら行うスキャン動作を、以降、「流し読み」という。流し読みでは、複数枚の原稿がADFの原稿トレイから連続して給紙される。そのためにイメージセンサは、複数枚の原稿の原稿画像を連続して読み取ることが可能である。
このような画像読取装置では、一枚目の原稿の読取開始から読み取った原稿画像を表す画像データの出力までの処理時間の短縮が、ユーザから望まれる。画像読取装置は、原稿画像を読み取る前準備として、シェーディング補正に用いるシェーディング補正データを取得する。シェーディング補正データは、画像読取装置内に設けられる基準白板をイメージセンサで読み取った読取結果の基準データに対する差異を補正するためのデータである。画像読取装置は、シェーディング補正データを画像読取の準備段階で取得することで、処理時間の短縮を図っている。シェーディング補正データを画像読取の準備段階で取得するためのトリガは、圧板読みの場合には、圧板の開状態から閉状態への変化の検知であり(特許文献1)、流し読みの場合には、原稿トレイへの原稿の載置の検知である(特許文献2)。
特開2011−023990号公報 特開2008−306707号公報
従来の画像読取装置は、シェーディング補正データの取得をトリガが発生するたびに行う。圧板読み用の基準データと流し読み用の基準データとは、別に用意される。そのために、シェーディング補正データの取得処理は、圧板読み用の基準データと流し読み用の基準データとのそれぞれに対して行われる。この場合、以下のように不要なシェーディング補正データの取得処理が行われることがある。
例えばジャムが発生してリカバリのために圧板を開閉することで、トリガが発生してしまい、圧板読み用のシェーディング補正データの取得処理が行われてしまう。
また、例えばADFの原稿トレイに原稿を載置した後に、原稿台ガラスへの原稿の取り忘れを確認するためにADFを開閉する場合、流し読み用のシェーディング補正データの取得処理と、圧板読み用のシェーディング補正データの取得処理とが行われてしまう。画像読取装置は、ADFの原稿トレイへの原稿載置を検知し且つ圧板の開状態から閉状態への変化を検知する場合、圧板読み用のシェーディング補正データの取得処理を先行して行う。画像読取装置は、圧板読み用のシェーディング補正データの取得処理の終了後に、流し読み用のシェーディング補正データの取得処理を行う。
いずれの場合も、圧板読み用のシェーディング補正データの取得処理は不要な処理である。不要な圧板読み用のシェーディング補正データの取得処理は、処理時間の増大の原因になり、高速な画像読取を阻害する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、不要なシェーディング補正データの取得処理を行わず、高速に1枚目の原稿を読み取ることが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿が載置される原稿トレイと、前記原稿トレイに載置される前記原稿の有無を検知する第1検知手段と、前記原稿から画像を読み取る読取手段と、シェーディング補正に用いられる基準白板と、前記読取手段による読取位置に前記原稿トレイから前記原稿を搬送する搬送手段と、前記読取手段が移動しながら画像を読み取るための原稿が載置される原稿台と、前記原稿台に対して開閉自在な圧板と、前記圧板の開閉状態を検知する第2検知手段と、前記読取手段による前記基準白板の読取結果に応じてシェーディング補正を行い、シェーディング補正データを生成するシェーディング補正手段と、前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイに前記原稿が載置されることを検知した場合に、前記シェーディング補正手段に、前記読取手段が前記搬送手段で搬送される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、不要なシェーディング補正データの取得処理を行わないために、高速に1枚目の原稿を読み取ることができる。
画像読取装置の構成例示図。 (a)、(b)は画像読取装置及びADFの内部構成図。 コントローラの構成図。 開閉検知センサの説明図。 開閉検知センサの説明図。 開閉検知センサの説明図。 画像読取処理を表すフローチャート。 画像読取処理を表すフローチャート。 画像読取処理を表すフローチャート。 画像読取処理を表すフローチャート。 (a)〜(d)は流し読み時の表面読取部の位置変化の説明図。 (a)〜(d)は圧板読み時の表面読取部の位置変化の説明図。 画像読取装置及びADFの動作のタイミングチャート。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
(全体構成)
図1は、本実施形態の画像読取装置の構成例示図である。画像読取装置100は、自動原稿搬送装置であるADF200が取り付けられる。ADF200は、開閉ヒンジ110a、110bにより、画像読取装置100に対して開閉自在となるように設けられる。画像読取装置100は、後述するコントローラを内蔵する。画像読取装置100は、原稿の一方の面(表面)の原稿画像を読み取るイメージセンサを備える。ADF200は、原稿の他方の面(裏面)の原稿画像を読み取るイメージセンサを備える。
画像読取装置100のADF200に対向する面には、原稿台ガラス101、及び表面流し読みガラス102が設けられる。表面流し読みガラス102には、基準白板103が設けられる。基準白板103は、画像読取装置100の内側に設けられており、画像読取装置100のイメージセンサに読取可能であるとともに、表面流し読みガラス102を透過してADF200のイメージセンサにより読取可能になっている。基準白板103は、シェーディング補正時に読み取られる。ADF200は、シート状の原稿が載置される原稿トレイ201及び排紙トレイ220を備える。ADF200の画像読取装置100に対向する面は、原稿台ガラス101を覆う位置に、圧板白板221が設けられる。ADF200は、原稿トレイ201に載置される原稿を、一枚ずつ画像読取装置100のイメージセンサの読取位置及びADF200のイメージセンサの読取位置を経由して、排紙トレイ220へ排出する。
図2は、画像読取装置100及びADF200の内部構成図である。なお、図2(a)は、流し読み時の構成を表し、図2(b)は、待機時の構成を表す。
(画像読取装置)
画像読取装置100は、内部にイメージセンサである表面読取部104、不図示の光学モータ、及び読取移動ガイド109を備える。圧板読みの場合、画像読取装置100は、後述の光学モータを用いて表面読取部104を読取移動ガイド109に沿って移動させながら、原稿台ガラス101上に載置される原稿の表面を1ラインずつ読み取る。原稿台ガラス101上に載置される原稿は、ADF200が閉じられることで、ADF200の圧板白板221によって抑えられて固定される。流し読みの場合、画像読取装置100は、表面読取部104の位置を流し読み位置に固定して、ADF200により表面流し読みガラス102上に搬送されてきた原稿から原稿画像を読み取る。
表面読取部104は、表面発光部105、106と、表面レンズアレイ107と、表面ラインセンサ108と、を備える。表面発光部105、106は、例えば複数のLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を備える。表面発光部105、106は、原稿に向けて光を照射する。表面レンズアレイ107は、複数のレンズを組み合わせて構成される光学系である。表面レンズアレイ107は、原稿により反射される表面発光部105、106の光(反射光)を表面ラインセンサ108の受光面に導く。表面ラインセンサ108は、複数の受光素子がライン状に並んで構成される受光部である。表面ラインセンサ108は、受光素子の受光面で受光した反射光に応じて、原稿の表面の原稿画像を表す画像データを出力する。表面ラインセンサ108の受光素子は、図2(a)の奥行き方向に並べられる。受光素子が並べられる方向が表面読取部104の主走査方向となる。
(ADF)
ADF200は、内部に原稿の搬送経路、イメージセンサである裏面読取部212、及び裏面流し読みガラス217を備える。裏面流し読みガラス217は、搬送経路と裏面読取部212との間に設けられる。裏面流し読みガラス217には、流し読みガイド211が設けられる。流し読みガイド211は、流し読み時の表面読取部104の読取位置に設けられ、原稿の搬送経路を確保する。なお、以下の説明において「上流」、「下流」とは、原稿の搬送方向に対する上流、下流である。
原稿トレイ201は、一枚以上の原稿で構成される原稿束を積載可能である。原稿トレイ201は、原稿の搬送方向に直交する方向(図中奥行き方向)で原稿束を整えるための規制板202を備える。原稿トレイ201は、原稿の搬送方向の原稿のサイズを検知するための原稿長検知センサ203a、203bを備える。
搬送経路は、原稿トレイ201から原稿を一枚ずつ取り込む。そのために搬送経路は、原稿の分離機構として、原稿の搬送開始前に原稿束が原稿トレイ201から突出して下流へ進出するのを規制する分離ローラ対206a、206b及びピックアップローラ204を有する。原稿トレイ201は、原稿の有無を検知する原稿有無センサ205を有する。ピックアップローラ204は、原稿搬送時に原稿トレイ201に積載された原稿束の最上面に落下して回転することで、原稿束の最上面の原稿を搬送する。ピックアップローラ204によって搬送された原稿は、分離ローラ対206a、206bの作用によって、最上面の一枚が分離されて搬送される。原稿の分離は公知の分離技術によって実現される。
分離ローラ対206a、206bにより分離された原稿は、レジストローラ対208a、208bへ搬送される。このときレジストローラ対208a、208bが回転を停止しているために、原稿は、レジストローラ対208a、208bに突き当てられる。原稿は、レジストローラ対208a、208bに突き当てられることで、先端部分がループを形成し、これにより原稿搬送における斜行が解消される。分離ローラ対206a、206bとレジストローラ対208a、208bとの間には、原稿を検知する給紙センサ207が設けられる。給紙センサ207の検知結果に応じて、レジストローラ対208a、208bの回転動作が制御される。
レジストローラ対208a、208bは、原稿の斜行が解消すると、回転を開始する。これにより原稿は、レジストローラ対208a、208bを通過してリード上流ローラ対209a、209bへ搬送される。リード上流ローラ対209a、209bは、原稿を表面読取部104の読取位置(流し読み位置)及び裏面読取部212の読取位置に搬送する。表面読取部104の読取位置は、表面流し読みガラス102と裏面流し読みガラス217の流し読みガイド211との間である。裏面読取部212の読取位置は、裏面流し読みガラス217と表面流し読みガラス102の基準白板103との間である。リード上流ローラ対209a、209bと表面読取部104の読取位置との間には、原稿を検知するリードセンサ210が設けられる。リードセンサ210の検知結果に応じて、表面読取部104及び裏面読取部212の動作が制御される。
原稿の表面を読み取る場合、原稿は、表面流し読みガラス102と裏面流し読みガラス217の流し読みガイド211との間を通過する際に表面発光部105、106により光を照射される。表面ラインセンサ108がその反射光を表面レンズアレイ107を介して受光することで、原稿の表面の原稿画像が読み取られる。
原稿の裏面を読み取る場合、原稿は、裏面流し読みガラス217と表面流し読みガラス102の基準白板103との間を通過する際に裏面読取部212により読み取られる。裏面読取部212は、表面読取部104と同様の構成であり、裏面発光部213、214と、裏面レンズアレイ215と、裏面ラインセンサ216と、を備える。裏面読取部212は、ADF200に固定される。裏面読取部212と表面読取部104との主走査方向は同じ方向であり、原稿の搬送方向に直交する。裏面読取部212は、原稿が裏面流し読みガラス217と表面流し読みガラス102の基準白板103との間を通過する際に裏面発光部213、214により光を照射する。裏面ラインセンサ216がその反射光を裏面レンズアレイ215を介して受光することで、原稿の裏面の原稿画像が読み取られる。
原稿画像が読み取られた原稿は、リード下流ローラ対218a、218bにより排紙ローラ対219a、219bへ搬送される。排紙ローラ対219a、219bは、原稿を排紙トレイ220上へ排出する。
表面読取部104及び裏面読取部212は、CIS(Contact Image Sensor)や、表面レンズアレイやミラーを用いた縮小光学系で構成されるCCD(Charge Coupled Device)などで実現される。
(コントローラ)
図3は、コントローラの構成図である。コントローラは、リーダコントローラ300及びシステムコントローラ310を備える。リーダコントローラ300とシステムコントローラ310とは、コントローラIF321及び画像データバス322により接続されており、協働で動作する。リーダコントローラ300は、主に画像読取装置100及びADF200の動作を制御する。システムコントローラ310は、表面読取部104及び裏面読取部212が読み取った原稿画像の画像処理等を行い、画像データを画像形成装置やパーソナルコンピュータなどの外部装置へ出力する。また、システムコントローラ310は、ユーザによる各種の設定や指示等を受け付ける。
リーダコントローラ300は、リーダCPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、及びRAM(Random Access Memory)303を備えるコンピュータである。リーダCPU301は、ROM302に格納されるコンピュータプログラムを、RAM303を作業領域に用いて実行することで、画像読取装置100及びADF200の動作を制御する。リーダコントローラ300は、この他に画像処理部304を備えており、表面読取部104及び裏面読取部212が読み取った原稿画像への画像処理を行う。
リーダCPU301は、原稿搬送機能を実現するために、搬送用の各ローラを駆動する搬送モータ306が接続されている。レジストローラ対208a、208bなどは、駆動・停止を切り替えるクラッチを介して、搬送モータ306に接続されている。本実施形態では搬送モータ306はパルスモータである。リーダCPU301は駆動パルス数を制御することで搬送モータ306のパルスを管理する。パルス数は搬送中の原稿の搬送距離を表しており、リーダCPU301はモータパルスから算出した搬送距離に基づいて、各負荷などを制御して原稿の搬送を行う。リーダCPU301は、原稿トレイ201に積載された原稿を検知する原稿有無センサ205、搬送経路上で原稿端部を検知する給紙センサ207、リードセンサ210が接続される。リーダCPU301は、各センサの検知結果に応じて搬送モータ306、表面読取部104、及び裏面読取部212の動作を制御する。
リーダCPU301は、開閉検知センサ250、251が接続されている。リーダCPU301は、開閉検知センサ250、251の検知結果に応じて、ADF200の開閉状態を検知する。開閉検知センサ250、251の詳細については後述する。リーダCPU301は、光学モータ305が接続されている。リーダCPU301は、光学モータ305により、圧板読み時に表面読取部104を読取移動ガイド109に沿って移動させることができる。
リーダCPU301は、原稿読取機能を実現するために、表面発光部105、106、裏面発光部213、214、表面ラインセンサ108、及び裏面ラインセンサ216が接続される。表面ラインセンサ108及び裏面ラインセンサ216は、リーダCPU301の制御により、画像データを画像処理部304へ送信する。画像処理部304は、画像データに対して各種画像処理を行い、画像データバス322を介してシステムコントローラ310へ送信する。また、画像処理部304は、基準白板103の読取結果に応じてシェーディング補正を行い、シェーディング補正データを生成する。リーダCPU301は、画像データの先端の基準となる垂直同期信号及び1ラインの画素先端の基準となる水平同期信号を、原稿の読み取りタイミングに合わせて、コントローラIF321を介してシステムコントローラ310へ通知する。
システムコントローラ310は、システムCPU311、ROM312、及びRAM313を備えるコンピュータである。システムCPU311は、ROM312に格納されるコンピュータプログラムを、RAM313を作業領域に用いて実行することで各種の処理を行う。システムコントローラ310は、この他に画像処理部314及び画像メモリ315を備える。システムCPU311は、リーダCPU301との間で、コントローラIF321を介して原稿読取制御に関するデータの授受を行う。画像処理部314は、リーダコントローラ300の画像処理部304から画像データバス322を介して画像データを取得する。画像処理部314は、取得した画像データに色の判断などの所定の画像処理を行い画像メモリ315に格納する。
システムコントローラ310は、操作表示部316が接続される。操作表示部316は、ユーザインタフェースである。操作表示部316は、入力装置である各種キーボタンやタッチパネルを備え、且つ出力装置であるディスプレイ等を備える。操作表示部316から入力される指示等は、システムコントローラ310を介してリーダコントローラ300に入力される。操作表示部316は、システムコントローラ310の制御により画像の表示等を行う。
(開閉検知センサ)
図4〜図6は、開閉検知センサ250、251の説明図である。図4は、ADF200が閉じられた状態を表す。図5は、ADF200が閉じかけの状態を表す。図6は、ADF200が完全に開けられた状態を表す。開閉検知センサ250、251は、ADF200のこれらの開閉状態の検知を行う。
開閉検知センサ250、251は、ADF200の開閉に伴い稼働するフラグ252により、ADF200の開閉を検知する。フラグ252は、ADF200が閉状態のときに、開閉検知センサ250、251の両方により検知される(図4)。フラグ252は、ADF200が閉じかけの状態のときに、開閉検知センサ250に検知され、開閉検知センサ251に検知されない(図5)。フラグ252は、ADF200が完全に開状態のときに、開閉検知センサ250、251の両方により検知されない(図6)。このように開閉検知センサ250、251の両方の検知結果により、ADF200の開閉状態が表される。
開閉検知センサ250、251は、例えばフォトインタラプタにより構成される。フォトインタラプタの光路がフラグ252により遮断されるか否かで、フラグ252が検知されるか否かが決定する。リーダCPU301は、フォトインタラプタの光路状態により、ADF200の開閉状態を検知する。開閉検知センサ250、251及びフラグ252がADF200の開閉検知機構となる。なお、ADF200に代えて原稿台ガラス101上の原稿を押さえるための部材(圧板)が装着された場合であっても、同様の構成の開閉検知機構により、圧板の開閉検知が可能である。
(画像読取制御)
以上のような構成の画像読取装置100及びADF200による画像読取処理について説明する。図7〜図10は、画像読取処理を表すフローチャートである。この処理は、表面読取部104に対する処理である。原稿の読み取りを開始する際の、ADF200の開閉や、原稿トレイ201上の原稿の有無により、表面読取部104に対する制御内容が切り替えられる。原稿が原稿トレイ201に載置される場合には、以下のユースケースがある。一つは、ジャム発生時にユーザがADFを開閉してリカバリを行う場合であり、もう一つは、原稿トレイ201に原稿を載置した後にユーザが原稿台ガラス101上の原稿取り忘れを確認した場合である。これらのユースケースでは、本実施形態では、先行で流し読み用のシェーディング動作を行う。図11は、流し読み時の表面読取部104の位置変化の説明図である。図12は、圧板読み時の表面読取部104の位置変化の説明図である。
図7は、ADF200の開閉検知及び原稿検知に応じた画像読取を実行する前の処理である。
リーダCPU301は、ADF200の原稿検知判断処理を行う(S101)。原稿検知判断処理の詳細は後述する。リーダCPU301は、開閉検知センサ250、251により、ADF200が開状態であるか否かを検知する(S102)。以下、ADF200を圧板と記載する。図2(b)に示すように、ADF200は圧板白板221を有している。ADF200の開閉状態と圧板(圧板白板221)の開閉状態は同一である。
圧板が閉状態である場合(S102:N)、リーダCPU301は、読み取り開始の指示の有無を確認する(S114)。読み取り開始の指示は、ユーザが操作表示部316を操作することで行われ、システムCPU311を介してリーダCPU301に入力される。読み取り開始の指示がない場合(S114:N)、リーダCPU301は、S102の処理に戻る。読み取り開始の指示がある場合(S114:Y)、リーダCPU301は、後述の読み取り動作を行う。つまりリーダCPU301は、ADF200の原稿検知判断処理の後に、圧板の開状態及び読み取り開始の指示のいずれかを待機する。
圧板が開状態になると(S102:Y)、リーダCPU301は、開閉検知センサ250、251により、圧板が閉状態になったか否かを検知する(S103)。圧板が開状態のままである場合(S103:N)、リーダCPU301は、後述の所定時間経過の処理を行い(S113)、再度、圧板が閉状態になったかを検知する。すなわちリーダCPU301は、ADF200が開状態になった後に閉状態にならなければ、所定時間経過の処理を行うことになる。圧板が閉状態になると(S103:Y)、リーダCPU301は、表面発光部105、106を点灯する(S104)。すなわちリーダCPU301は、ADF200が開状態になった後に閉状態になると、表面読取部104に発光させる。表面読取部104の発光後にリーダCPU301は、原稿有無センサ205により原稿トレイ201上の原稿の有無を検知する(S105)。
原稿が原稿トレイ201上に載置される場合(105:Y)、リーダCPU301は、表面読取部104が図2(a)に示す表面流し読みガラス102及び流し読みガイド211の直下の流し読み位置にあるか否かを判断する(S106)。この場合、原稿トレイ201に原稿が載置され、ADF200が一旦開けられた後に閉じられたことになる。すなわち、この場合は、原稿トレイ201に原稿を載置した後にユーザが原稿台ガラス101上の原稿取り忘れを確認した場合である。以下の説明において、表面読取部104を「キャリッジ」という。
なお、本実施形態では、図2に示すように表面読取部104であるキャリッジに表面発光部105、106と表面レンズアレイ107と、表面ラインセンサ108とを配置している。しかしながら、表面ラインセンサを所定位置に固定し、ミラーと発光部を移動させることにより表面ラインセンサが読み取る読取位置を移動させる構成を用いても構わない。
キャリッジが流し読み位置にない場合(S106:N)、リーダCPU301は、光学モータ305によりキャリッジを流し読み位置へ移動開始させる(S107)。図11(a)は、キャリッジが待機位置から流し読み位置へ移動開始する様子を表す。リーダCPU301は、キャリッジが流し読み位置へ移動する最中に流し読み用のシェーディング補正を実行してシェーディング補正データを取得する(S108)。つまりリーダCPU301は、キャリッジが図11(a)、11(b)に示すシェーディング領域を移動している間に流し読み用のシェーディング補正を実行する。表面流し読みガラス102は、ガラス表面に帯電コーティングなどの帯電防止や防塵加工が施されている場合に読取画像が暗くなる。そのために原稿台ガラス101で読み取った画像と同値になるように、流し読み用のシェーディング補正データの値は、圧板用シェーディング補正データの値に対して所定の係数を乗算した値となる。
リーダCPU301は、シェーディング補正実行後にキャリッジが流し読み位置に移動完了するまで待機する(S111:N)。キャリッジが流し読み位置に移動完了すると(S111:Y)、リーダCPU301は表面発光部105、106を消灯して処理を終了する(S112)。なお、リーダCPU301は、キャリッジが流し読み位置にある場合(S106:Y)、新たな流し読み用のシェーディング補正を行わずに表面発光部105、106を消灯して処理を終了する(S112)。
原稿が原稿トレイ201上に載置されていない場合(105:N)、リーダCPU301は、光学モータ305によりキャリッジを図12(a)に示す加速開始位置へ移動開始させる(S109)。加速開始位置は、圧板読みの開始時の表面読取部104の配置位置である。この場合、原稿トレイ201に原稿が載置されず、ADF200が一旦開けられた後に閉じられたことになる。すなわち、この場合は、ジャム発生時にユーザが圧板を開閉してリカバリを行う場合である。リーダCPU301は、キャリッジが加速開始位置へ移動する最中に圧板用のシェーディング補正を実行してシェーディング補正データを取得する(S110)。つまりリーダCPU301は、キャリッジが図12(a)、12(b)に示すシェーディング領域を移動している間に圧板用のシェーディング補正を実行する。リーダCPU301は、シェーディング補正実行後にキャリッジが加速開始位置に移動完了するまで待機する(S111:N)。キャリッジが加速開始位置に移動完了すると(S111:Y)、リーダCPU301は表面発光部105、106を消灯して処理を終了する(S112)。S103〜S113の処理は、画像読取が行われる前に行われることになる。
図8は、S101のADF200の原稿検知判断処理を表す。
リーダCPU301は、原稿有無センサ205により原稿トレイ201上の原稿の有無を検知する(S201)。原稿が原稿トレイ201に載置されていない場合(S201:N)、リーダCPU301は、原稿検知判断処理を終了する。原稿が原稿トレイ201上に載置される場合(S201:Y)、リーダCPU301は、キャリッジが流し読み位置にあるか否かを判定する(S202)。キャリッジが流し読み位置にある場合(S202:N)、リーダCPU301は、原稿検知判断処理を終了する。キャリッジが流し読み位置にない場合(S202:Y)、リーダCPU301は、表面発光部105、106を点灯する(S203)。
リーダCPU301は、光学モータ305によりキャリッジを流し読み位置へ移動開始させる(S204)。リーダCPU301は、キャリッジが流し読み位置へ移動する最中に流し読み用のシェーディング補正を実行してシェーディング補正データを取得する(S205)。リーダCPU301は、シェーディング補正実行後にキャリッジが流し読み位置に移動完了するまで待機する(S206:N)。キャリッジが流し読み位置に移動完了すると(S206:Y)、リーダCPU301は表面発光部105、106を消灯して処理を終了する(S207)。すなわち原稿が原稿トレイ201上に載置される場合、リーダCPU301は、流し読み用のシェーディング補正データをADF200の開閉や読み取り開始の指示の前に取得することができる。
図9は、S113の所定時間経過の処理を表す。
リーダCPU301は、圧板が開状態になってから閉状態にならずに所定時間経過したか否かを判定する(S301)。所定時間経過していない場合(S301:N)、リーダCPU301は、この処理を終了して、所定時間経過するまで圧板が閉状態になったか否かを判定しながら待機する。圧板が閉状態にならずに所定時間経過した場合(S301:Y)、リーダCPU301は、図2(b)に示すように、光学モータ305により、キャリッジを基準白板103の端部へ移動開始させる(S302)。基準白板103の端部は、キャリッジの待機位置となるホームポジション(HP:Home Position)である。リーダCPU301は、キャリッジがHPへ移動完了するまで待機する(S303:N)。リーダCPU301は、キャリッジがHPへ移動完了するとこの処理を終了する(S303:Y)。キャリッジが移動する待機位置であるHPは、シェーディング補正を最短で行えるように基準白板103に近い位置に設定される。
図10は、S114の処理で読み取り開始の指示がある場合の処理を表す。
リーダCPU301は、読み取り開始の指示があるまで待機する(S401:N)。読み取り開始の指示があると(S401:Y)、リーダCPU301は、シェーディング補正していない状態又はキャリッジが移動していない状態(HPに待機する状態)であるか否かを判定する(S402)。シェーディング補正していない状態又はキャリッジが移動していない状態である場合(S402:Y)、リーダCPU301は、シェーディング補正を行うために、まず、表面発光部105、106を点灯する(S403)。表面発光部105、106を点灯したリーダCPU301は、読み取り開始の指示が流し読みを指示しているか否かを判定する(S404)。
流し読みが指示される場合(S404:Y)、リーダCPU301は、光学モータ305によりキャリッジを流し読み位置へ移動開始させる(S405)。これによりキャリッジが図11(a)に示すように移動を開始する。リーダCPU301は、キャリッジが流し読み位置へ移動する最中に流し読み用のシェーディング補正を実行してシェーディング補正データを取得する(S406)。リーダCPU301は、キャリッジが図11(a)、11(b)に示すシェーディング領域を移動している間に流し読み用のシェーディング補正を実行する。リーダCPU301は、シェーディング補正実行後にキャリッジが流し読み位置に移動完了するまで待機する(S409:N)。
リーダCPU301は、キャリッジが流し読み位置に移動完了すると(S409:Y)、原稿の読取動作を行う(S410)。図11(c)に示すようにADF200によって原稿トレイ201から原稿が流し読み位置まで搬送される。表面読取部104は、原稿が流し読み位置を通過するタイミングで読み取り動作を行う。すべての原稿の読取処理が終了すると、リーダCPU301は、表面発光部105、106を消灯し(S411)、図11(d)に示すように、光学モータ305によりキャリッジを待機位置へ移動開始させる(412)。リーダCPU301は、キャリッジが待機位置へ移動終了するまで待機し(S413:N)、移動終了すると処理を終了する(S413:Y)。
流し読みが指示されず圧板読みが指示される場合(S404:N)、リーダCPU301は、光学モータ305によりキャリッジを加速開始位置へ移動開始させる(S407)。これによりキャリッジが図12(a)に示すように移動を開始する。リーダCPU301は、キャリッジが加速開始位置へ移動する最中に圧板用のシェーディング補正を実行してシェーディング補正データを取得する(S408)。リーダCPU301は、キャリッジが図12(a)、12(b)に示すシェーディング領域を移動している間に圧板用のシェーディング補正を実行する。リーダCPU301は、シェーディング補正実行後にキャリッジが加速開始位置に移動完了するまで待機する(S409:N)。
リーダCPU301は、キャリッジが加速開始位置に移動完了すると(S409:Y)、原稿の読取動作を行う(S410)。図12(c)に示すように矢印方向にキャリッジが移動しながら、表面読取部104が原稿台ガラス101上の原稿を画先位置から読み取る。キャリッジが原稿後端まで移動して原稿の読取処理が終了すると、リーダCPU301は、光学モータ305によりキャリッジを再度加速開始位置へ戻す。以上により原稿の読み取りが完了する。原稿の読取処理が終了すると、リーダCPU301は、表面発光部105、106を消灯し(S411)、図12(d)に示すように、光学モータ305によりキャリッジを待機位置へ移動開始させる(412)。リーダCPU301は、キャリッジが待機位置へ移動終了するまで待機し(S413:N)、移動終了すると処理を終了する(S413:Y)。
なお、シェーディング補正済みであり且つキャリッジが移動済みである場合(S402:N)、リーダCPU301は、キャリッジをそのまま移動させずに、表面読取部104により原稿を読み取る(S410)。原稿の読取処理が終了すると、リーダCPU301は、表面発光部105、106を消灯し(S411)、光学モータ305によりキャリッジを待機位置へ移動開始させる(412)。リーダCPU301は、キャリッジが待機位置へ移動終了するまで待機し(S413:N)、移動終了すると処理を終了する(S413:Y)。
(動作タイミング)
図13は、画像読取装置100及びADF200の動作のタイミングチャートである。図13は、流し読みを行う前のキャリッジの位置がHPの場合と流し読み位置の場合とにおける処理時間の差異を表す。本実施形態では、流し読みを行う前に、S107以降の処理(図7参照)或いはS206以降の処理(図8参照)により、キャリッジが流し読み位置に移動済みである。
キャリッジがHPにある場合、画像読取装置100及びADF200は、以下のタイミングで動作する。ADF200は原稿の搬送を行う。ADF200は、画像読取装置100側の処理が終了するまで待機する必要があるために、原稿を流し読み位置を通過する手前で一旦停止させる。画像読取装置100の処理(シェーディング補正、キャリッジ移動)が終了すると、ADF200は原稿の搬送を再開する。原稿の搬送の再開後に画像読取装置100は、表面読取部104により原稿を読み取る。ADF200は、読取終了後に原稿を排出する。画像読取装置100は、読取終了後にキャリッジをHPへ移動する。
キャリッジが既に流し読み位置にある場合、画像読取装置100及びADF200は、以下のタイミングで動作する。画像読取装置100の読取前の準備処理(シェーディング補正、キャリッジ移動)が終了しているために、ADF200は、原稿の搬送開始後に、原稿を流し読み位置を通過する手前で停止させる必要はない。原稿がそのまま搬送されることで、待機時間が発生せず、処理時間が短縮できる。そのために一枚目の原稿の読取開始から読み取った原稿画像を表す画像データの出力までの時間を短縮することができる。
このようにADF200の原稿トレイ201上に原稿がある場合には、ADF200(圧板)を開閉しても圧板用のシェーディング補正を行わず、流し読み用のシェーディング補正を行う。この際に表面を読み取るためのイメージセンサである表面読取部104が流し読み位置に移動するために、無駄な動作を省くことができる。つまり本実施形態の画像読取装置100及びADF200は、ADF200の開閉検知及び原稿検知結果に基づいて画像読取装置100を制御して、先行して流し読み用のシェーディング補正を行う。この場合、既にキャリッジがHP位置から流し読み位置に移動が完了するために、読取動作の前の無駄な動作を省くとともに一枚目の原稿の読取開始から読み取った原稿画像を表す画像データの出力までの時間が短縮できる。

Claims (9)

  1. 原稿が載置される原稿トレイと、
    前記原稿トレイに載置される前記原稿の有無を検知する第1検知手段と、
    前記原稿から画像を読み取る読取手段と、
    シェーディング補正に用いられる基準白板と、
    前記読取手段による読取位置に前記原稿トレイから前記原稿を搬送する搬送手段と、
    前記読取手段が移動しながら画像を読み取るための原稿が載置される原稿台と、
    前記原稿台に対して開閉自在な圧板と、
    前記圧板の開閉状態を検知する第2検知手段と、
    前記読取手段による前記基準白板の読取結果に応じてシェーディング補正を行い、シェーディング補正データを生成するシェーディング補正手段と、
    前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイに前記原稿が載置されることを検知した場合に、前記シェーディング補正手段に、前記読取手段が前記搬送手段で搬送される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする、
    画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイに前記原稿が載置されることを検知した場合に、前記読取手段が前記読取位置で画像を読み取ることができる位置にあれば、前記シェーディング補正手段に前記シェーディング補正を行わせないことを特徴とする、
    請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイの前記原稿を検知しない場合に、前記シェーディング補正手段に、前記読取手段が前記原稿台に載置される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行わせることを特徴とする、
    請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記読取手段は、前記搬送手段を搬送される原稿から画像を読み取るときには前記読取位置で画像を読み取ることができる第1位置に固定され、前記原稿台に載置される原稿から画像を読み取るときには所定の第2位置から移動しながら読み取りを行い、画像を読み取らないときには待機位置に配置され、
    前記制御手段は、前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイに前記原稿が載置されることを検知した場合に、前記読取手段が前記待機位置にあれば、前記読取手段を前記待機位置から前記第1位置に移動させながら、前記読取手段に前記基準白板を読み取らせ、
    前記シェーディング補正手段は、前記待機位置から前記第1位置に移動しながら前記読取手段が前記基準白板を読み取った結果に応じて、前記読取手段が前記搬送手段で搬送される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行うことを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記読取手段を移動が完了した前記第1位置に待機させることを特徴とする、
    請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイに前記原稿が載置されることを検知した場合に、前記読取手段が前記第1位置にあれば、前記読取手段をそのまま前記第1位置から移動させないことを特徴とする、
    請求項4又は5記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記第2検知手段が前記圧板の閉状態を検知し、且つ前記第1検知手段が前記原稿トレイの前記原稿を検知しない場合に、前記読取手段を、前記待機位置から前記第2位置へ移動させながら、前記読取手段に前記基準白板を読み取らせ、
    前記シェーディング補正手段は、前記待機位置から前記第2位置に移動しながら前記読取手段が前記基準白板を読み取った結果に応じて、前記読取手段が前記原稿台に載置される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行うことを特徴とする、
    請求項4〜6のいずれか1項記載の画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記読取手段を移動が完了した前記第2位置に待機させることを特徴とする、
    請求項7記載の画像読取装置。
  9. 原稿が載置される原稿トレイと、
    前記原稿トレイに載置される前記原稿の有無を検知する第1検知手段と、
    前記原稿から画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段のシェーディング補正に用いられる基準白板と、
    前記読取手段による読取位置に前記原稿トレイから前記原稿を搬送する搬送手段と、
    前記読取手段が移動しながら画像を読み取るための原稿が載置される原稿台と、
    前記原稿台に対して開閉自在な圧板と、
    前記圧板の開閉状態を検知する第2検知手段と、
    前記読取手段による前記基準白板の読取結果に応じてシェーディング補正を行い、シェーディング補正データを生成するシェーディング補正手段と、を備える装置により実行される方法であって、
    前記第2検知手段が前記圧板の開状態を検知した後に閉状態を検知すると、前記第1検知手段により前記原稿トレイに前記原稿が載置されているか否かを検知し、
    前記原稿が前記原稿トレイに載置されているときに、前記シェーディング補正手段により、前記読取手段が前記搬送手段で搬送される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行い、
    前記原稿が前記原稿トレイに載置されていないときに、前記シェーディング補正手段により、前記読取手段が前記原稿台に載置される前記原稿を読み取るためのシェーディング補正を行うことを特徴とする、
    画像読取方法。
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