JP2021078018A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異幅混載の状態の複数枚の原稿を搬送するときの斜行検知精度の低下を防止する画像読取装置を提供する。【解決手段】画像読取装置10は、原稿トレイ324に載置される原稿Sを搬送するADF20と、搬送される原稿Sから画像を読み取るリーダ30とを備える。画像読取装置10は、リーダ30による原稿Sの画像の読取結果から判断した原稿Sのサイズ及びリーダ30の読み取り解像度に基づいて、原稿Sの斜行を検知するためのエッジ検出領域を設定する。画像読取装置10は、リーダ30による原稿Sの読取結果から、エッジ検出領域に基づいて原稿Sの斜行量を検出し、この斜行量に応じて斜行補正を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、搬送される原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
従来、原稿を搬送する自動原稿搬送装置(以下、「ADF:Auto Document Feeder」という。)を備える画像読取装置が知られている。画像読取装置は、ADFによって搬送されている原稿の画像を、原稿の搬送方向に直交する方向を主走査方向として1ラインずつ読み取る。ADFによって搬送されている原稿の画像が読み取られる際には、原稿は、搬送方向における原稿の先端側の辺(以下、「先端エッジ」という。)が主走査方向に対して傾いた状態で搬送される(斜行する)ことがある。
特許文献1は、原稿の斜行を補正する画像読取装置を開示する。この画像読取装置は、原稿を読み取って得られた画像データに基づいて原稿の先端エッジを検出する。具体的には、画像読取装置は、主走査方向において原稿の角部に対応する所定の領域を除く領域、即ち、主走査方向における中央位置付近の画像データに基づいて、原稿の先端エッジを検出する。更に、画像読取装置は、検出された先端エッジに基づいて原稿の斜行量を検出し、検出した斜行量に応じて斜行補正を行う。
しかしながら、原稿の角部に対応する所定の領域を除く領域の画像データに基づいて原稿の先端エッジを検出する構成では、以下のような問題が生じる可能性がある。具体的には、主走査方向における読み取り解像度が第1の解像度(例えば300dpi)である場合の斜行量の検出精度が、第1の解像度よりも大きい第2の解像度(例えば600dpi)である場合の斜行量の検出精度よりも低下してしまう。これは、主走査方向における読み取り解像度が第1の解像度である場合の主走査方向における画素数が、第2の解像度である場合の主走査方向における画素数よりも少ないことに起因して、原稿の先端エッジの検出精度が低下してしまうためである。先端エッジの検出精度の低下は、斜行量の検出精度の低下につながる。斜行量の検出精度の低下は、読み取る画像の歪みの原因となる。
本発明は、上記の問題に鑑み、搬送される原稿を読み取って当該原稿の斜行量を検出する際の検出精度の低下を抑制する画像読取装置を提供することを主たる課題とする。
本発明の画像読取装置は、原稿が載置される原稿トレイと、前記原稿トレイに載置された前記原稿を搬送する搬送手段と、搬送される前記原稿から画像を読み取る読取手段と、前記読取手段による前記原稿の画像の読取結果に基づいて前記原稿のサイズを判断する判断手段と、前記読取手段が前記画像を読み取る際の読み取り解像度を取得する取得手段と、前記判断手段で判断した前記原稿のサイズと前記解像度とに基づいて、前記原稿の斜行を検知するためのエッジ検出領域を設定する設定手段と、前記読取手段による前記読取結果から、前記エッジ検出領域に基づいて前記原稿の斜行量を検出する斜行検知手段と、前記斜行量に応じて前記読取手段による前記読取結果に対する斜行補正を行う斜行補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送される原稿を読み取って当該原稿の斜行量を検出する際の検出精度の低下を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
(画像読取装置の構成)
図1は、本実施形態の画像読取装置の構成図である。画像読取装置10は、シート状の原稿Sを搬送する自動原稿搬送装置(ADF20)と、ADF20により搬送される原稿Sの画像(原稿画像)を読み取る読取装置(リーダ30)とを備える。ADF20は、不図示のヒンジによって、リーダ30に対して回動可能に、リーダ30の筐体に取り付けられる。リーダ30は、第1読取ユニット102を備え、原稿Sの第1面(表面)の原稿画像を読み取る。ADF20は、第2読取ユニット202を備え、原稿Sの第2面(裏面)の原稿画像を読み取る。画像読取装置10は、ユーザインタフェースとして、不図示の表示部及び操作部を備える。表示部及び操作部については後述する。
図1は、本実施形態の画像読取装置の構成図である。画像読取装置10は、シート状の原稿Sを搬送する自動原稿搬送装置(ADF20)と、ADF20により搬送される原稿Sの画像(原稿画像)を読み取る読取装置(リーダ30)とを備える。ADF20は、不図示のヒンジによって、リーダ30に対して回動可能に、リーダ30の筐体に取り付けられる。リーダ30は、第1読取ユニット102を備え、原稿Sの第1面(表面)の原稿画像を読み取る。ADF20は、第2読取ユニット202を備え、原稿Sの第2面(裏面)の原稿画像を読み取る。画像読取装置10は、ユーザインタフェースとして、不図示の表示部及び操作部を備える。表示部及び操作部については後述する。
ADF20は、1枚以上の原稿Sを積載することができる原稿トレイ324と、原稿Sを搬送する搬送路と、読み取り後の原稿Sが排出される排出トレイ323と、を備える。第1読取ユニット102による原稿Sの読取位置及び第2読取ユニット202による原稿Sの読取位置は、搬送路の途中に設けられる。本実施形態では、第1読取ユニット102の読取位置が、第2読取ユニット202の読取位置よりも原稿Sの搬送方向の上流側に設けられる。
原稿トレイ324には、原稿Sの搬送方向に直交する方向(幅方向)に移動可能なサイド規制板326が設けられる。サイド規制板326は、原稿Sの幅方向の端部に当接して、原稿Sの幅方向の位置を規制する。本実施形態では、原稿Sの幅方向の両端部を規制するために、2つのサイド規制板326を設ける構成について説明するが、サイド規制板326は、1つ設けられて原稿Sの幅方向の一方の端部のみを規制する構成であってもよい。サイド規制板326が1つの場合、原稿Sの幅方向の他方の端部は、固定される規制板により規制される。
2つのサイド規制板326は、原稿トレイ324の内部に設けられる不図示の連動機構により、一方が移動することで連動して他方が移動する。本実施形態では、原稿Sの搬送中心は幅方向の中央である。2つのサイド規制板326は、幅方向の中央に接近或いは離間するように構成される。そのために、原稿Sの搬送中心が、原稿Sのサイズによらず幅方向の中心と同じになる。
ADF20は、搬送路に、原稿Sの搬送方向の上流側から順に、搬送回転体としての、給紙ローラ301、分離ローラ302、303、引抜ローラ304、リードローラ305、リードローラ318、及び排紙ローラ308を備える。搬送路を挟んで分離ローラ302に対向する位置には、分離パッド325が設けられる。搬送路には、原稿Sの搬送方向の上流側から順に、分離センサ311、312、引抜センサ313、リードセンサ314、排紙センサ315が設けられる。ADF20は、原稿トレイ324の搬送路側に原稿有無検知センサ310を備える。第1読取ユニット102の読取位置は、リードローラ305とリードローラ318との間に設けられる。第2読取ユニット202の読取位置は、リードローラ318と排紙ローラ308との間に設けられる。
原稿トレイ324上の原稿Sの有無は、原稿有無検知センサ310により検知される。給紙ローラ301は、揺動自在に設けられており、原稿Sを原稿トレイ324から給紙する際に、原稿Sの面上に当接される。給紙を行わない場合、給紙ローラ301は、原稿Sの原稿トレイ324への載置を妨げないように、上方に退避する。給紙ローラ301は、原稿トレイ324の原稿Sを取り込んで、分離ローラ302へ搬送する。分離ローラ302は、原稿Sを分離ローラ303へ搬送する。その際、分離ローラ302は、分離パッド325との間に形成される分離ニップ部により、原稿Sを1枚に分離する。原稿Sの分離は、公知の分離技術である。
1枚に分離された原稿Sは、分離ローラ303、引抜ローラ304、及びリードローラ305により、第1読取ユニット102の読取位置へ搬送される。原稿Sの第1面の画像は、第1読取ユニット102の読取位置を通過する際に、第1読取ユニット102により読み取られる。第1読取ユニット102の読取位置を通過した原稿Sは、リードローラ318により、第2読取ユニット202の読取位置を通過する。
原稿Sの第2面の画像は、第2読取ユニット202の読取位置を通過する際に、第2読取ユニット202により読み取られる。第2読取ユニット202の読取位置を通過した原稿Sは、排紙ローラ308により排出トレイ323へ排出される。なお、第2読取ユニット202は、原稿Sの第2面の原稿画像を読み取る必要がない場合には、読取動作を行わない。
原稿Sの第2面の画像は、第2読取ユニット202の読取位置を通過する際に、第2読取ユニット202により読み取られる。第2読取ユニット202の読取位置を通過した原稿Sは、排紙ローラ308により排出トレイ323へ排出される。なお、第2読取ユニット202は、原稿Sの第2面の原稿画像を読み取る必要がない場合には、読取動作を行わない。
以上のように原稿Sを搬送する場合、分離センサ311、312、引抜センサ313、リードセンサ314、及び排紙センサ315の検知結果に応じて、各ローラの駆動制御が行われる。また、リードセンサ314が原稿Sを検知すると、原稿Sの搬送速度に基づいて第1読取ユニット102及び第2読取ユニット202による読取動作の開始タイミングが決定される。
第1読取ユニット102はリーダ30の筐体内に設けられる。リーダ30の筐体は、原稿台ガラス109及び流し読みガラス101を支持する。ADF20は、回動することで、原稿台ガラス109及び流し読みガラス101に対して開閉する。原稿台ガラス109には、原稿Sが画像の形成面を原稿台ガラス109側に向けて載置される。この場合、第1読取ユニット102は、矢印A方向に移動しながら1ラインずつ原稿画像を読み取る。
流し読みガラス101は、ADF20によって搬送される原稿Sの画像を読み取る場合の第1読取ユニット102の読取位置に設けられる。ADF20により搬送される原稿Sの画像は、流し読みガラス101上を通過する際に、第1読取ユニットにより読み取られる。この場合、第1読取ユニット102は、流し読みガラス101の直下に位置して原稿画像を読み取る。ADF20は、流し読みガラス101を挟んで第1読取ユニット102に対向する位置に、白色のガイド部材306を備える。
第1読取ユニット102は、光源である第1LED(Light Emitting Diode)103a、103b、反射ミラー104a〜104c、及び第1読取センサ108を備える。第1LED103a、103bは、原稿Sの第1面に光を照射する。原稿Sの第1面による光の反射光は、反射ミラー104a〜104cにより反射されて、第1読取センサ108に受光される。第1読取センサ108は、複数の光電変換素子が上記の幅方向に並んで構成される。光電変換素子が並べられる方向(幅方向)が主走査方向となる。複数の光電変換素子は、反射光を受光し、受光した反射光を光電変換した電気信号を生成する。第1読取センサ108は、複数の光電変換素子で生成された電気信号に所定の処理を行うことで画像データを生成する。この画像データは、原稿Sの第1面の原稿画像を表す。
第2読取ユニット202は、第1読取ユニット102と同様の構成であり、同様に動作する。すなわち第2読取ユニット102は、光源である第2LED203a、203b、反射ミラー204a〜204c、及び第2読取センサ208を備える。第2読取ユニット202の読取位置には、流し読みガラス201が設けられる。第2読取ユニット202は、流し読みガラス201を介して、搬送路を通過する原稿Sの第2面から原稿画像を読み取る。第2読取センサ208は、受光した反射光に基づいて画像データを生成する。この画像データは、原稿Sの第2面の原稿画像を表す。ADF20には、流し読みガラス201を挟んで第2読取ユニット202に対向する位置に、白色部材321が設けられている。
このような構成の画像読取装置10は、「流し読みモード」と「固定読みモード」との2つモードにより原稿画像を読み取ることができる。流し読みモードでは、ADF20により搬送される原稿Sから原稿画像が読み取られる。固定読みモードでは、原稿台ガラス109上に載置された原稿Sから原稿画像が読み取られる。
流し読みモードでは、上記の通り、原稿Sが原稿トレイ324から第1読取ユニット102の読取位置である流し読みガラス101の上へ搬送される。第1読取ユニット102は、流し読みモードが開始されると、流し読みガラス101の直下に移動する。第1読取ユニット102は、流し読みガラス101上を通過する原稿Sから、第1面の原稿画像を1ラインずつ読み取る。第1LED103a、103bは、流し読みガラス101を介して原稿Sの第1面に光を照射する。第1読取センサ108は、原稿Sの第1面による反射光を、流し読みガラス101を介して受光することで、第1面の原稿画像を読み取る。
原稿Sの片面(第1面)の原稿画像のみを読み取る場合、流し読みガラス101上を通過した原稿Sは、リードローラ318及び排紙ローラ308により、排出トレイ323へ排出される。このとき原稿Sは第2読取ユニット202の読取位置を通過するが、第2読取ユニット202は読取動作を行わない。
原稿Sの両面の原稿画像を読み取る場合、原稿Sは、第2読取ユニット202の読取位置を通過する間に、第2読取ユニット202により第2面の原稿画像を読み取られる。第2読取ユニット202は、搬送路を通過する原稿Sから、第2面の原稿画像を1ラインずつ読み取る。第2LED203a、203bは、流し読みガラス201を介して原稿Sの第2面に光を照射する。第2読取センサ208は、原稿Sの第2面による反射光を、流し読みガラス201を介して受光することで、第2面の原稿画像を読み取る。
固定読みモードによる原稿画像の読み取りは、画像読取装置10が原稿台ガラス109に原稿Sが載置されたことを検出した場合、或いは操作部によりユーザが固定読みモードを指示した場合に行われる。固定読みモードでは、原稿Sが原稿台ガラス109上に載置される。第1読取ユニット102は、原稿台ガラス109の下を矢印A方向に移動しながら、原稿画像を1ラインずつ読み取る。矢印A方向は、主走査方向に直交する副走査方向となる。第1LED103a、103bは、原稿台ガラス109を介して原稿Sに光を照射する。第1読取センサ108は、原稿Sによる反射光を、原稿台ガラス109を介して受光することで、原稿画像を読み取る。
(コントロールシステム)
図2は、以上のような構成の画像読取装置10の動作を制御するコントロールシステムの構成図である。本実施形態のコントロールシステムは、画像読取装置10内に設けられる構成と、画像読取装置10外に設けられるコントローラ50とを含む。例えば、画像読取装置10が画像形成装置と組み合わされて複写機や複合機を構成する場合、コントローラ50は、画像形成装置に設けられる。なお、コントローラ50は、画像読取装置10内に含まれる構成であってもよい。
図2は、以上のような構成の画像読取装置10の動作を制御するコントロールシステムの構成図である。本実施形態のコントロールシステムは、画像読取装置10内に設けられる構成と、画像読取装置10外に設けられるコントローラ50とを含む。例えば、画像読取装置10が画像形成装置と組み合わされて複写機や複合機を構成する場合、コントローラ50は、画像形成装置に設けられる。なお、コントローラ50は、画像読取装置10内に含まれる構成であってもよい。
画像読取装置10は、内部に設けられるCPU(Central Processing Unit)418、ROM(Read Only Memory)409、及びRAM(Random Access Memory)410により動作制御される。CPU418は、ROM409に格納されるコンピュータプログラムを実行することで、画像読取装置10の各部の動作を制御する。その際にRAM410は、作業領域を提供し、各種データが一時格納される。
リーダ30が有する第1読取ユニット102の第1LED103a、103b(以下、単に「第1LED103」と記載する。)及び第1読取センサ108は、CPU418にバスを介して接続される。ADF20が有する第2読取ユニット202の第2LED203a、203b(以下、単に「第2LED203」と記載する。)及び第2読取センサ208は、CPU418にバスを介して接続される。リーダ30は、第1読取ユニット102を副走査方向に移動させるための光学系モータ408を備える。光学系モータ408は、CPU418にバスを介して接続される。リーダ30は、バックアップメモリ411、画像メモリ412、先端エッジ検出部413、斜行検知部414、斜行補正部415、画像処理部416、及び画像転送部417を備える。これらの各部も、CPU418にバスを介して接続される。
画像メモリ412は、第1読取ユニット102及び第2読取ユニット202で生成された画像データを一時的に保存する記憶装置である。先端エッジ検出部413は、画像メモリ412に保存された画像データに基づいて、原稿Sの搬送方向先端のエッジ(先端エッジ)を検出する。斜行検知部414は、先端エッジ検出部413が検出した先端エッジに基づいて、原稿Sの斜行量を検出する。斜行補正部415は、斜行検知部414で検出された斜行量に応じ、画像メモリ412に保存された画像データに対して斜行補正を行う。画像処理部416は、画像メモリ412に保存された画像データに対して、必要に応じて後述する画像処理を行う。画像転送部417は、斜行補正及び画像処理が行われた画像データを、コントローラ50へ転送する。バックアップメモリ411は、ADF20及びリーダ30の制御に用いられる作業用データの一部や、画像読取装置10の個体毎の設定値等を保存する記憶装置である。
ADF20が有する分離センサ311、312、引抜センサ313、リードセンサ314、排紙センサ315、及び原稿有無検知センサ310も、CPU418にバスを介して接続される。ADF20は、ガラスモータ401、給紙モータ402、引抜モータ403、リードモータ404、排紙モータ405、給紙昇降モータ406、及びトレイ昇降モータ407を備える。これらのモータも、CPU418にバスを介して接続される。
CPU418は、原稿トレイ324に原稿Sが載置されると、給紙昇降モータ406により不図示の給紙ローラ昇降機を動作させて、給紙ローラ301を原稿Sの面上に当接させる。CPU418は、原稿トレイ324への原稿Sの載置を原稿有無検知センサ310の検知結果により判断する。CPU418は、トレイ昇降モータ407により不図示の昇降機構を動作させて、原稿トレイ324を上昇させる。CPU418は、給紙ローラ301と原稿Sとが当接する位置で原稿トレイ324の上昇を停止する。CPU418は、給紙モータ402を動作させて給紙ローラ301を回転駆動することで、原稿Sの給紙を開始する。給紙時にはこのような制御が行われる。給紙を終了すると、CPU418は、給紙昇降モータ406により給紙ローラ301を上昇させ、トレイ昇降モータ407により原稿トレイ324を下降させる。なお、給紙モータ402は、CPU418の制御により、分離ローラ302、303の回転駆動も行う。CPU418は、分離センサ311、312の検知結果に応じて給紙モータ402を制御する。
上記の通り給紙された原稿Sは、引抜ローラ304、リードローラ305、リードローラ318、及び排紙ローラ308により搬送される。引抜モータ403は、CPU418の制御により引抜ローラ304の回転駆動を行う。CPU418は、引抜センサ313の検知結果に応じて引抜モータ403を制御する。リードモータ404は、CPU418の制御によりリードローラ305及びリードローラ318の回転制御を行う。CPU418は、リードセンサ314の検知結果に応じてリードモータ404を制御する。また、CPU418は、リードセンサ314の検知結果に応じて第1読取ユニット102及び第2読取ユニット202の動作を制御する。排紙モータ405は、CPU418の制御により排紙ローラ308の回転制御を行う。CPU418は、排紙センサ315の検知結果に応じて排紙モータ405を制御する。
コントローラ50は、CPU501、ROM502、RAM503、画像転送部505、画像メモリ506を備える。コントローラ50には、操作部504及び表示部507が接続される。CPU501は、ROM502に格納されるコンピュータプログラムを実行することで、画像読取装置10の全体の動作を制御する。その際にRAM503は、作業領域を提供し、各種データが一時格納される。CPU501は、通信線419によりリーダ30(CPU418)との間で通信可能である。画像転送部505は、リーダ30の画像転送部417から通信線420を介して画像データを取得する。画像メモリ506は、画像転送部505が取得した画像データを保存する。
操作部504は、ユーザにより操作され、各種の指示や入力データを受け付ける入力インタフェースである。ユーザは、操作部504を用いて、例えば、原稿Sの画像を読み取る際の主走査方向における解像度の設定を行うことができる。CPU501には、操作部504から指示や入力データが入力される。表示部507は、ユーザに対して各種の情報を画面により提供する出力インタフェースである。表示部507は、CPU501の指示により、入力画面、設定画面、状態表示画面等の画面を表示する。
(斜行検知)
先端エッジ検出部413の動作について説明する。画像メモリ412に保存された画像データには、第1読取センサ108、第2読取センサ208が受光した光の輝度を表す輝度値が含まれる。上述のように、流し読みガラス101に対向する位置には白色のガイド部材306が設けられている。原稿Sの先端が第1読取センサ108による読取位置に到達するまでは、第1読取センサ108が白色のガイド部材306を読み取るため、第1読取センサ108における各画素の輝度値は比較的高い値になる。一方、原稿Sの先端が第1読取センサ108による読取位置に到達すると、当該原稿Sの先端によって白色のガイド部材306に影が生じる。当該影を第1読取センサ108が読み取ることに起因して、第1読取センサ108における各画素の輝度値は、原稿Sの先端が第1読取センサ108による読取位置に到達する前の輝度値よりも低い値になる。なお、第2読取センサ208においても同様の現象が起こる。
先端エッジ検出部413の動作について説明する。画像メモリ412に保存された画像データには、第1読取センサ108、第2読取センサ208が受光した光の輝度を表す輝度値が含まれる。上述のように、流し読みガラス101に対向する位置には白色のガイド部材306が設けられている。原稿Sの先端が第1読取センサ108による読取位置に到達するまでは、第1読取センサ108が白色のガイド部材306を読み取るため、第1読取センサ108における各画素の輝度値は比較的高い値になる。一方、原稿Sの先端が第1読取センサ108による読取位置に到達すると、当該原稿Sの先端によって白色のガイド部材306に影が生じる。当該影を第1読取センサ108が読み取ることに起因して、第1読取センサ108における各画素の輝度値は、原稿Sの先端が第1読取センサ108による読取位置に到達する前の輝度値よりも低い値になる。なお、第2読取センサ208においても同様の現象が起こる。
先端エッジ検出部413は、各画素における輝度値に基づいて、原稿Sの先端エッジを検出する。具体的には、先端エッジ検出部413は、輝度値が所定値以下である画素を先端エッジ画素として検出する。先端エッジ検出部413は、検出された先端エッジ画素の位置に対して、例えば、線形近似を行うことにより、原稿Sの先端側の辺(先端エッジ)を検出する。
図3は、角が折れている状態の原稿を例示する。図4は、角が破損している状態の原稿(ステイプルされた原稿からステイプル針を無理に取り外そうとした場合にこの状態になりやすい)を例示する。図3及び図4に示す破線は、先端エッジ検出部413が線形近似することによって検出した先端エッジを示す。
図3及び図4に示すような原稿から画像を読み取った場合、折れている(又は破損している)原稿の角部において検出された先端エッジ画素に起因して、先端エッジ検出部413によって検出された先端エッジが実際の原稿の先端エッジとは異なってしまう。その結果、検出される斜行量が実際の原稿の斜行量とは異なってしまう。そこで、本実施形態では、以下の構成が用いられる。
図5は、先端エッジを検出する際に用いられる主走査方向における画素の領域(エッジ検出領域)の説明図である。先端エッジ検出部413は、原稿Sの角に対応する領域を除き、原稿画像の主走査方向における中央位置から所定距離離れた位置までの領域をエッジ検出領域に設定する。
本実施形態では、読み取られた原稿画像の主走査方向の幅が297[mm]である場合、検出された先端エッジ画素において、主走査方向における左端部から20[mm]、右端部から20[mm]を除く領域がエッジ検出領域に設定される。即ち、先端エッジ検出部413は、原稿画像の中央位置を基準とした257[mm]の先端エッジ画素をエッジ検出領域として使用する。また、読み取られた原稿画像の主走査方向の幅が210[mm]である場合、検出された先端エッジ画素において、主走査方向における左端部から20[mm]、から右端部20[mm]を除く領域がエッジ検出領域に設定される。即ち、先端エッジ検出部413は、原稿画像の中央位置を基準として170[mm]の先端エッジ画素をエッジ検出領域として使用する。
このように、先端エッジ検出部413は、原稿画像の主走査方向のサイズに応じて特定の領域をエッジ検出領域として設定する。エッジ検出領域の設定方法として、所定の実長に相当するサンプリング数で決定する方法と、特定の範囲で所定のサンプリング数を確保した上で決定する方法等があるが、自由に設定可能である。
図6は、先端エッジの説明図である。図6(a)、6(b)において、破線は、先端エッジ画素に基づいて検出される原稿Sの先端エッジを示す。1つの矩形は、1画素を示す。斜線の画素は、先端エッジ画素を示す。図6(a)、6(b)では、読み取り解像度が異なる。
図6(a)は、原稿画像の読み取り解像度が第1の解像度(例えば600dpi(主走査方向)×600dpi(副走査方向))である場合の先端エッジ画素を例示する。また、図6(b)は、原稿画像の読み取り解像度が、第1の解像度よりも低い第2の解像度(例えば300dpi×300dpi)である場合の先端エッジ画素を例示する。
図6(a)は、原稿画像の読み取り解像度が第1の解像度(例えば600dpi(主走査方向)×600dpi(副走査方向))である場合の先端エッジ画素を例示する。また、図6(b)は、原稿画像の読み取り解像度が、第1の解像度よりも低い第2の解像度(例えば300dpi×300dpi)である場合の先端エッジ画素を例示する。
第2の解像度で読み取られた原稿画像において先端エッジの特定に用いられるサンプルデータ数(画素数)は、第1の解像度で読み取られた原稿画像において先端エッジの特定に用いられるサンプルデータ数よりも少なくなる。そのため、第2の解像度で読み取られた原稿画像における先端エッジの特定精度は、第1の解像度で読み取られた原稿画像における先端エッジの特定精度に比べて低くなる。この結果、原稿画像の読み取り解像度が第2の解像度である場合における斜行量の検出精度は、原稿画像の読み取り解像度が第1の解像度である場合における斜行量の検出精度に比べて低下してしまう。そこで、本実施形態では、以下の構成が用いられることによって、搬送される原稿を読み取って当該原稿の斜行量を検知する精度の低下を防止する。
図7は、読み取り解像度とエッジ検出領域との関係を示す図である。図7に示すように、読み取り解像度が「第1の解像度」の場合、先端エッジ検出部413は、エッジ検出領域を、A3サイズの原稿では257[mm]、A4Rサイズの原稿では170[mm]、に設定する。即ち、読み取り解像度が「第1の解像度」の場合、先端エッジ検出部413は、検出された先端エッジ画素において、主走査方向における左端部から20[mm]、右端部から20[mm]の領域(マスク領域)を除く領域をエッジ検出領域に設定する。
また、読み取り解像度が「第2の解像度」の場合、先端エッジ検出部413は、エッジ検出領域を、A3サイズの原稿(297[mm]×410[mm])では277[mm」、A4Rの原稿(210[mm]×297[mm])では190[mm]、に設定する。即ち、読み取り解像度が「第2の解像度」の場合、先端エッジ検出部413は、エッジ検出領域を設定する際のマスク領域を、検出された先端エッジ画素において、主走査方向における左端部から10[mm]、右端部から10[mm]の領域に設定する。
また、読み取り解像度が「第2の解像度」の場合、先端エッジ検出部413は、エッジ検出領域を、A3サイズの原稿(297[mm]×410[mm])では277[mm」、A4Rの原稿(210[mm]×297[mm])では190[mm]、に設定する。即ち、読み取り解像度が「第2の解像度」の場合、先端エッジ検出部413は、エッジ検出領域を設定する際のマスク領域を、検出された先端エッジ画素において、主走査方向における左端部から10[mm]、右端部から10[mm]の領域に設定する。
このように、本実施形態では、読み取り解像度が相対的に低い「第2の解像度」のエッジ検出領域が、読み取り解像度が相対的に高い「第1の解像度」の場合のエッジ検出領域よりも大きく設定される。この結果、第2の解像度で読み取られた原稿画像における先端エッジの特定精度が第1の解像度で読み取られた原稿画像における先端エッジの特定精度に比べて低下してしまうことを抑制することができる。なお、マスク領域の大きさは一例であり、これに限定されるものではない。
先端エッジ検出部413は、設定されたエッジ検出領域における先端エッジ画素に基づいて、先端エッジを検出する。斜行検知部414は、先端エッジ検出部413によって検出された先端エッジの主走査方向に対する傾き角度を算出する。斜行補正部415は、斜行検知部414によって算出された傾き角度が低減されるように画像データを回転させることによって、画像の傾きを補正(低減)する。
図8は、本実施形態の読み取られた画像の主走査方向に対する傾きを補正する処理を表すフローチャートである。このフローチャートの処理は、CPU418によって実行される。なお、図8に示すフローチャートでは、原稿Sの第1面の画像のみを読み取る場合について記載されているが、原稿Sの第1面及び第2面の画像を読み取る場合も同様の処理が行われる。
CPU418は、操作部504から画像読取動作の開始指示を受け付けると(S101:Y)、操作部504から入力された読み取り解像度を取得する(S102)。CPU418は、取得した解像度が上記の第2の解像度の読取指示であるか否かを判断する(S103)。読み取り解像度が第2の解像度である場合(S103:Y)、CPU418は、先端エッジ検出部413により、マスク領域を第2領域に設定する(S104)。読み取り解像度が第2の解像度ではない(例えば上記の第1の解像度である)場合(S103:N)、CPU418は、先端エッジ検出部413により、マスク領域を第2領域よりも小さい第1領域に設定する(S105)。
CPU418は、原稿Sの搬送を開始する(S106)。リードセンサ314が搬送された原稿Sを検知してオンになると(S107:Y)、CPU418は、第1読取ユニット102による原稿Sの読み取りを開始する(S108)。CPU418は、第1読取ユニット102による原稿Sの読取結果に基づいて、原稿Sの主走査方向におけるサイズを検出する(S109)。CPU418は、先端エッジ検出部413により、検出されたサイズとS104又はS105において設定されたマスク領域とに応じて、エッジ検出領域を設定する(S110)。
エッジ検出領域を設定したCPU418は、先端エッジ検出部413により先端エッジを検出し、斜行検知部414により斜行量を検出する(S111)。なお、斜行検知部414は、先端エッジ検出部413によって検出された先端エッジの主走査方向における傾き角度に基づいて、斜行量を検出する。CPU418は、斜行補正部415により、検出した斜行量に基づいて、画像データが示す画像の主走査方向に対する傾きを補正する(S112)。
CPU418は、読み取りジョブが終了したか否かを判断する(S113)。読み取りジョブが終了していない場合(S113:N)、CPU418は、S107の処理に戻り、次の原稿Sの斜行補正を行う。読み取りジョブが終了した場合(S113:Y)、CPU418は、画像読取処理を終了する(S114)。
以上のように、本実施形態では、読み取り解像度が第2の解像度である場合のエッジ検出領域が、読み取り解像度が第1の解像度の場合のエッジ検出領域よりも大きく設定される。この結果、第2の解像度で読み取られた原稿画像における先端エッジの特定精度が第1の解像度で読み取られた原稿画像における先端エッジの特定精度に比べて低下してしまうことを抑制することができる。即ち、搬送される原稿を読み取って当該原稿の斜行量を検知する精度の低下を抑制することができる。
(変形例)
原稿Sの角部が大きく折れている場合や破損している場合、斜行検知が誤検知される可能性がある。ユーザによっては、原稿の角部の折れを考慮した斜行検知を優先する場合もある。そのために画像読取装置10は、原稿の角折れ時の動作モードを用意して、解像度やサイズに基づく斜行検知と、角折れ時の斜行検知と、を切り替えて行うようにしてもよい。つまり、原稿の角折れ時の動作モードでは、解像度及び読取モードによらずに、原稿のサイズのみでエッジ検出領域が設定される。読取モードは、原稿トレイ324に載置される原稿のサイズが単一(単一モード)であるか複数のサイズの混載(混載モード)であるかを表す。
原稿Sの角部が大きく折れている場合や破損している場合、斜行検知が誤検知される可能性がある。ユーザによっては、原稿の角部の折れを考慮した斜行検知を優先する場合もある。そのために画像読取装置10は、原稿の角折れ時の動作モードを用意して、解像度やサイズに基づく斜行検知と、角折れ時の斜行検知と、を切り替えて行うようにしてもよい。つまり、原稿の角折れ時の動作モードでは、解像度及び読取モードによらずに、原稿のサイズのみでエッジ検出領域が設定される。読取モードは、原稿トレイ324に載置される原稿のサイズが単一(単一モード)であるか複数のサイズの混載(混載モード)であるかを表す。
図9は、この場合の読み取られた画像の主走査方向に対する傾きを補正する処理を表すフローチャートである。この画像読取処理は、ADF20を用いて原稿の片面の原稿画像を流し読みモードで読み取る処理である。
CPU418は、原稿有無検知センサ310の検知結果に基づいて原稿トレイ324に原稿Sが載置されたか否かを判断する(S201)。原稿トレイ324に原稿Sが載置されたことを検知すると(S201:Y)、CPU418は、操作部504から画像読取動作の開始指示を受け付けるまで待機する(S202:N)。
画像読取動作の開始指示を受け付けると(S202:Y)、CPU418は、操作部504から入力された読み取り解像度及び読取モードの指示を取得する(S203)。解像度及び読取モードの指示を取得すると、CPU418は、原稿の角折れを考慮した角折れ優先モードが設定されているか否かを判断する(S204)。角折れ優先モードは、読取モードの指示で設定されてもよいが、操作部504により、それ以前に予め設定されていてもよい。角折れ優先モードが設定されている場合(S204:Y)、CPU418は、通常のエッジ検出領域を設定するためのフラグをオンにする(S205)。
角折れ優先モードが設定されていない場合(S204:N)、CPU418は、混載モード且つ低解像度による読み取りが指示されているか否かを判断する(S206)。混載モード且つ低解像度の読取指示である場合(S206:Y)、CPU418は、通常よりも広いエッジ検出領域を設定するためのフラグをオンにする(S207)。混載モード且つ低解像度の読取指示ではない場合(S206:N)、CPU418は、通常のエッジ検出領域を設定するためのフラグをオンにする(S208)。
その後、CPU418は、図8のS106〜S109の処理と同様に、原稿Sを搬送して読取処理を行い、その読取結果に基づいて読み取りサイズを判断する(S209〜S212)。CPU418は、読み取りサイズとS205、S207、又はS208の処理で設定したフラグに応じて、エッジ検出領域を設定する(S213)。角折れ優先モードが設定されている場合のエッジ検出領域は、通常のエッジ検出領域である。
エッジ検出領域を設定したCPU418は、図8のS111、S112の処理と同様に、斜行量を検出して斜行補正を行う(S214、S215)。その後、CPU418は、読み取りジョブが終了したか否かを判断する(S216)。読み取りジョブが終了していない場合(S216:N)、CPU418は、S209の処理に戻り、次の原稿Sの斜行補正を行う。読み取りジョブが終了した場合(S216:Y)、CPU418は、画像読取処理を終了する(S217)。
以上のような画像読取装置10は、原稿の角折れを考慮した斜行検知を優先するか、或いは斜行検知の精度を優先するか、を切り替えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。上記では第1読取ユニット102の読取結果による斜行補正を説明したが、第2読取ユニット202の読取結果でも同様に斜行補正が可能である。本発明は、ADF20の他にも、シートを搬送して、該シートの斜行補正をシートの画像からエッジを検出して行うシート搬送装置にも適用可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
Claims (7)
- 原稿が載置される原稿トレイと、
前記原稿トレイに載置された前記原稿を搬送する搬送手段と、
搬送される前記原稿から画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段による前記原稿の画像の読取結果に基づいて前記原稿のサイズを判断する判断手段と、
前記読取手段が前記画像を読み取る際の読み取り解像度を取得する取得手段と、
前記判断手段で判断した前記原稿のサイズと前記解像度とに基づいて、前記原稿の斜行を検知するためのエッジ検出領域を設定する設定手段と、
前記読取手段による前記読取結果から、前記エッジ検出領域に基づいて前記原稿の斜行量を検出する斜行検知手段と、
前記斜行量に応じて前記読取手段による前記読取結果に対する斜行補正を行う斜行補正手段と、を備えることを特徴とする、
画像読取装置。 - 前記設定手段は、前記解像度が所定の解像度よりも低い場合のエッジ検出領域を、前記解像度が所定の解像度よりも高い場合のエッジ検出領域よりも大きく設定することを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。 - 前記設定手段は、前記解像度が低いほど、前記エッジ検出領域を大きく設定することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像読取装置。 - 前記設定手段は、原稿の角折れを考慮した角折れ優先モードが設定されているか否かを判断し、前記角折れ優先モードが設定されている場合に、前記解像度によらずに、前記原稿のサイズに応じて前記エッジ検出領域を決定することを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。 - 前記設定手段は、前記解像度が所定の解像度よりも低い場合に第1のエッジ検出領域を設定し、前記解像度が所定の解像度よりも高い場合に前記第1のエッジ検出領域とはことなる大きさの第2のエッジ検出領域を設定し、前記角折れ優先モードが設定されている場合に、前記第2のエッジ検出領域を設定することを特徴とする、
請求項4記載の画像読取装置。 - 前記設定手段は、前記第1のエッジ検出領域を、前記第2のエッジ検出領域よりも大きく設定することを特徴とする、
請求項5記載の画像読取装置。 - 前記取得手段は、前記原稿トレイに載置される複数の原稿が単一のサイズか或いは異なるサイズが混じっているかを表す読取モードを取得し、
前記設定手段は、前記原稿のサイズ、前記解像度、及び前記読取モードに基づいて、前記エッジ検出領域を設定することを特徴とする、
請求項1〜6のいずれか1項記載の画像読取装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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