JP2008199350A - 画像読取装置 - Google Patents

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敬二 山永
Masashi Kadokura
正史 門倉
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Abstract

【課題】付加装置を用いずに、かつ作業効率を低下させることなく原稿を載置するときの操作性を向上させる。
【解決手段】原稿が静止したことが判定されると自動的に原稿の読み取りを開始する「原稿自動読取開始」モードを選択することにより、CCDラインセンサが原稿静止判別領域に載置された原稿の位置を検出する。検出された結果を、1つ前に検出した検出結果と比較し、差分が所定の範囲以内であれば原稿の位置が一致していると判定し、原稿の検出と比較とを繰り返す。複数回に渡り連続して原稿の位置が一致していると判定されると、原稿が静止していると判定し、原稿全体の読み取りが開始される。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に用いられる画像読取装置に関するものである。
従来、複写機能を備えた画像形成装置は、一般的に、その上面に原稿を読み取る原稿読取部とユーザインタフェイス部とが設けられている。
このような画像形成装置において、見開きの製本等、片手もしくは両手で押し付けることが必要な原稿を複写する場合に複写指示操作(スタートボタンの操作)がしづらいことがある。すなわち、上記製本原稿を複写するには、見開きの中央部が原稿台から浮き上がってしまうため、片手もしくは両手で原稿の浮き上がった部分を原稿台に押し付けて密着させる必要がある。特に厚手の製本原稿を複写する際には、押し付ける力が強くなり、両手を使わざるを得ない場合が多い。その場合、原稿を原稿台に載せた後、原稿から離れた位置にあるスタートボタンをすばやく押して再び原稿を押し付けるという動作が必要となり、操作性がよくない。更に、操作が間に合わないと原稿位置がずれてしまい、位置がずれたまま複写されてしまうことがあった。これを解決する手段として、足で操作するフットスイッチを設ける方法が知られている。しかし、この方法では部品点数が増加することが避けられない。また、使用しないときは邪魔となることがある。
そこで、特許文献1には、スタートボタンに遅延時間を設けることを特徴とする原稿読取装置について記載されている。この原稿読取装置によると、スタートボタンを押してもすぐに原稿の読み取りが開始されず、原稿を押し付けるのに時間的な余裕ができ、操作性が向上する。
特開平06−067314号公報
しかしながら、特許文献1では、操作する人、あるいは片手もしくは両手で押し付けることが必要な原稿の種類(厚さ、大きさ、製本方法等)によっては、原稿を押し付けて静止させるまでの時間が異なり、全てをカバーするためには遅延時間を長く設定しなれければならない。場合によっては原稿を原稿台に載せる度に無駄な待ち時間が発生してしまうことがある。
本発明は上記事実を考慮し、付加装置を用いずに、かつ作業効率を低下させることなく原稿を原稿台に載せるときの操作性を向上させる画像読取装置を得ることを目的としている。
第1の発明は、原稿台に載置した原稿と、主走査方向に配列された撮像素子ユニットとを、前記主走査方向に対して交差する方向である副走査方向へ相対移動させることで前記原稿を読み取る原稿読取機構部を始動させる始動操作部と、前記始動操作部により始動操作があった場合に、前記原稿が載置された領域の一部での原稿読取動作を複数回繰り返し、前記原稿の位置を検出する原稿位置検出手段と、繰り返し検出される原稿位置検出結果同士を比較する検出結果比較手段と、前記検出結果比較手段による比較結果に基づいて、原稿静止と判定された場合に、前記原稿読取機構部による前記原稿全体の読み取り動作の開始を指示する読取開始指示手段と、を有している。
第1の発明によれば、原稿台に載置された原稿の位置を複数回繰り返し検出する。原稿の位置が変化せず、静止していると判定されると、読取開始指示手段により原稿全体の読み取り動作が開始される。このように、原稿の静止状態を判定するために、原稿の位置がずれた状態での読み取り動作を回避することができる。
第2の発明は、原稿台に載置した原稿と、主走査方向に配列された撮像素子ユニットとを、前記主走査方向に対して交差する副走査方向へ相対移動させることで前記原稿を読み取る原稿読取機構部を始動させる始動操作部と、前記始動操作部が操作されたときに無条件で前記原稿読取機構部による前記原稿全体の読み取り動作の開始を指示する第1のモード、並びに前記始動操作部が指示されたときに原稿の位置の確認を実行する第2のモードのいずれかを選択する選択手段と、前記始動操作部により始動操作があり、かつ前記選択手段で前記第2のモードが選択されている場合に、前記原稿が載置された領域の一部での原稿読取動作を複数回繰り返し、前記原稿の位置を検出する原稿位置検出手段と、繰り返し検出される原稿位置検出結果同士を比較する検出結果比較手段と、前記検出結果比較手段による比較結果に基づいて、原稿静止と判定された場合に、前記原稿読取機構部による前記原稿全体の読み取り動作の開始を指示する読取開始指示手段と、を有している。
第2の発明によれば、無条件で原稿読取機構部による読み取り動作が開始される第1のモードと、原稿が静止していることを確認した後に原稿読取機構部による読み取り動作が開始される第2のモードとを備えているため、新たな画像読取装置を必要とせず、同一の画像読取装置を用いて、必要に応じて選択することができるため操作性が向上する。
また、上記第1又は第2の発明において、前記検出結果比較手段に基づく判定が、前回の原稿位置と今回の原稿位置とが一致した回数が連続して所定回数となった時点で原稿静止と判定することを特徴としている。
原稿位置の一致の判定が、連続して所定回数となった時点とすることにより、無駄なく確実に原稿の静止状態を検出することができる。
さらに、上記第1又は第2の発明において、前記原稿位置検出手段での原稿読取領域が、前記読取機構部を本来の原稿読取開始位置から前記副走査方向に所定量移動した位置まで、前記原稿の角部の位置を検出することを特徴としている。
読取機構部を所定量移動した位置を起点とすることにより、読取開始位置に原稿を確実に載置する必要がなく、所定量の範囲内に載置されればよい。また、原稿の角部を検出することにより、原稿の縦方向や横方向の位置のずれを検出することができる。
また、上記第1又は第2の発明において、前記原稿位置検出手段が、前記原稿位置検出手段の移動範囲、移動速度、所定量移動した位置の少なくとも1つを設定変更する設定変更手段を備えることを特徴としている。
使用状況に応じて設定変更することにより、原稿が静止していることを検出する検出時間を短縮することができる。
以上説明した如く本発明では、付加装置を用いずに、かつ作業効率を低下させることなく原稿を原稿台に載せるときの操作性を向上させることができるという優れた効果を有する。
(画像形成装置の概略構成)
図1には、本実施の形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10には、印刷部12、この印刷部12の上方に設けられた原稿読取部14とで構成されている。原稿読取部14には、当該原稿読取部14の開閉蓋を兼用する原稿搬送装置16が設けられている。
原稿読取部14には、その上面に原稿を載せるための透明のガラス板で形成されたプラテンガラス18(図2参照)が設置され、原稿読取領域となっている。また原稿読取部14には、ユーザが原稿読取、或いは複写指示等を入力操作するためのユーザインタフェイス24が配設されている。なお、この原稿読取部14については後述する。
原稿搬送装置16には、複写しようとする原稿を(複数枚の場合は重ねて)載せるフィーダートレイ20が設けられている。この原稿搬送装置16では、フィーダートレイ20上に載せられた原稿(複数枚重ねられている場合は、その最上層の原稿)を、原稿反転ユニット(図示省略)へ送り込むことで、反転しながらプラテンガラス18(図2参照)上の読取領域を通過させ、フィーダートレイ20の下部に設けられた原稿排紙トレイ22上に排出されるように自動搬送して原稿読取動作を実行する。
印刷部12には、装置本体下部に3段に渡って配置された給紙トレイ26が設けられ、サイズが指定されることで、選択的に給紙トレイ26から記録シートが給紙装置によって1枚ずつ引き出され、プリントエンジン部(図示省略)に搬送されるようになっている。
プリントエンジン部には、シート材に画像を形成(情報転写)する感光体ドラムが配設されている。なお、図示は省略したが、感光体ドラムの周囲には、帯電装置、光走査装置、現像装置、転写装置等が配設されている。感光体ドラムの周面は、一様に帯電された後、光走査装置によって画像データに基づく静電潜像が形成され、形成された静電潜像を現像装置によってトナー現像する。その後、転写装置を通過することで、感光体ドラム上のトナー画像がシート材に転写する構成となっている。画像が転写されたシート材は定着装置によって加熱、加圧処理され、画像が定着された状態で排出されるようになっている。
(原稿読取部14の概略説明)
図2は、前述した開閉蓋を兼用する原稿搬送装置16を開放したときの原稿読取部14の上面図であり、原稿読取部14の上面には原稿を載せるための透明のガラス板で形成されたプラテンガラス18が設置されている。
原稿搬送装置16にあるフィーダートレイ20を用いて複写することができない製本原稿等を直接プラテンガラス18に載せて複写する場合は、原稿搬送装置16を開放する。
プラテンガラス18の周囲には、原稿セットガイド28が設けられる。原稿セットガイド28は、プラテンガラス18より僅かな凸状の段差となっている。原稿セットガイド28の段差に接するように原稿の角部を合わせることにより、容易に原稿の角部をプラテンガラス18の角部に接して、原稿を載せることができる。
原稿読取部14には、ユーザインタフェイス24が配設されている。図3に示すように、ユーザインタフェイス24は、表示部24Aと入力部24Cとを備える。入力部24Cは、テンキー等の入力ボタンと、複写指示を操作するためのスタートボタン24Bとを備える。表示部24Aには、複写枚数や処理状況等の情報が表示されるほか、原稿の読み取りのモードを切替えるためのモード切替を設定することができる。
見開きの製本原稿等を複写する場合は、プラテンガラス18に原稿を載せただけでは原稿が浮き上がってしまうことがあり、浮き上がりを防ぐために、片手もしくは両手で原稿を押し付ける必要がある。そこで、図3に示すように、表示部24Aで原稿が静止していることを判定して原稿全体の読み取りが開始される「原稿自動読み取り開始」モードを選択する。
スタートボタン24Bを操作することにより原稿の読み取り指示があると、「原稿自動読み取り開始」モードの場合は原稿が静止していることを判定してから、通常は直ちに原稿全体の読み取りが開始され、読み取った原稿画像の出力信号(画像データ)が印刷部12(図1参照)へ送出される。
図4は、原稿読取部14の概略構成図である。
図4に示すように、原稿読取部14の外観は、プラテンガラス18と、このプラテンガラス18上に載せられる原稿30を、プラテンガラス18に押し付けて保持するための開閉蓋を兼用する原稿搬送装置16とで構成されている。
また、プラテンガラス18の下部の装置内空間部には、走査ユニット32が配設されている。
走査ユニット32は、画像形成装置10の正面から奥側に沿って長手(主走査方向)となる棒状の光源34と第1のミラー36を備えた第1の走査ユニット38と、入射する光を90度ずつ屈曲させる一対の第2のミラー40を備えた第2の走査ユニット42と、を備え、第1の走査ユニット38と第2の走査ユニット42とが前記走査方向と直交する方向(副走査方向)に移動することで、原稿に記録された画像をライン上に照射し、この照射領域の画像濃度を、光学系44を介してCCDラインセンサ46で受光する構造となっている。
なお、CCDラインセンサ46は、コントロールユニット48に接続され、光電変換された画像濃度に応じた電気信号は、このコントロールユニット48へ送出される。
本実施の形態では、所定範囲を光源34と第1のミラー36とを備えた第1の走査ユニット38が副走査方向に往復移動しながら原稿30を照射し、一対の第2のミラー40を備えた第2の走査ユニット42、光学系44を介して画像濃度をCCDラインセンサ46で受光することで原稿が載せられている位置を検出する。
図5は、本実施の形態の画像形成装置10における印刷部12及び画像読取部14の駆動を制御するためのコントロールユニット48の制御ブロック図を示している。
バス50には、CPU52、RAM54、ROM56が接続されている。また、バス50にユーザインタフェイス(UI)24が接続され、ホストI/F(インタフェイス)58を介してホストPC60が接続されている。
さらに、画像出力装置I/F(インタフェイス)62には印刷部12が接続され、画像読取装置I/F(インタフェイス)64には、原稿読取部14が接続されている。
ここで、本実施の形態のユーザインタフェイス24は、片手もしくは両手で原稿を押し付けることが必要な製本等の原稿を複写するときに、図3に示すように、原稿が静止したことを判定して自動的に原稿の読み取りを開始する「原稿自動読み取り開始」モードを有している。
図6は、「原稿自動読み取り開始」モードでの、原稿静止を判定するための機能ブロック図である。なお、図6は、コントロールユニット48における原稿の静止状態を判定するための機能をブロック化したものであり、ハード構成を限定するものではない。例えば、コントロールユニット48が1チップでソフトウェア的に処理する構成であってもよい。
図6に示すように、ユーザインタフェイス(UI)24は、指示解析部62に接続している。ユーザインタフェイス(UI)24で設定された複写設定情報は、指示解析部62へ送出する。
指示解析部62は、モード情報設定部64と、原稿読取制御部66とに接続している。指示解析部62では、ユーザインタフェイス(UI)24で設定された複写設定情報を解析する。ユーザインタフェイス(UI)24で入力された複写設定情報に、印刷枚数の設定、印刷方法の設定、モード切替(図3参照)によるモード設定情報等が含まれているかを解析し、モード設定情報はモード情報設定部64へ送出する。モード設定情報以外の複写設定情報は、原稿読取制御部66へ送出する。
モード情報設定部64は、原稿読取制御部66に接続している。モード情報設定部64では、指示解析部62から送出されるモード設定情報を原稿読取制御部66へ送出する。
原稿読取制御部66は、原稿読取部14と原稿静止状態検出制御部68とに接続している。原稿読取制御部66では、モード情報設定部64で設定されたモード設定情報が「通常」モードの場合は、原稿読取指示信号を原稿読取部14へ送出する。モード設定情報が「原稿自動読み取り開始」モードの場合は、原稿静止状態検出指示信号を原稿静止状態検出制御部68へ送出する。
CCDラインセンサ46は、原稿静止状態検出制御部68に接続している。CCDラインセンサ46は、原稿30の位置の検出結果を原稿静止状態検出制御部68へ送出する。原稿30を検出する場合、光源34と第1のミラー36を備えた第1の走査ユニット38が副走査方向に移動することにより、第2の走査ユニット42、光学系44を介して原稿から反射される画像濃度をCCDラインセンサ46が受光する。CCDラインセンサ46は固定となっており移動するわけではないが、CCDラインセンサ46が原稿30の画像濃度を受光して、画像濃度に応じた電気信号を送出するために、ここでは便宜上、CCDラインセンサ46が移動して原稿30を検出するものとして説明する。
原稿静止状態検出制御部68は、検出回数カウント部72、検出結果メモリ74、比較部76、一致回数カウント部78に接続している。原稿静止状態検出制御部68では、CCDラインセンサ46の動作を制御すると共に、CCDラインセンサ46から送出される検出結果を受信する。CCDラインセンサ46の動作制御のための設定値(移動速度、動作間隔、検出範囲等)と、一致回数カウント部78の基準値(M)とは、内蔵されたメモリに予め記憶されている。この設定値は、例えば、工場出荷時やサービスマンによるメンテナンス時等にメモリを書き換えることにより設定可能となっている。
CCDラインセンサ46の制御としては、まず、CCDラインセンサ46を図2に示すように原稿セットガイド28から副走査方向の所定の位置に移動させて初期化する。具体的には、光源34と第1のミラー36を備える第1の走査ユニット38を移動させる。光源34からの反射光を受ける第1のミラー36の反射光が当たる位置が原稿読取位置Rとなる。原稿セットガイド28から副走査方向の所定の位置へ移動した初期化位置で、CCDラインセンサ46の原稿セットガイド28から所定の長さの検出範囲が、原稿静止判別領域80となる。
原稿静止状態検出制御部68は、初期化位置にあるCCDラインセンサ46が原稿静止判別領域80内に原稿30が載せられたことを検出すると、CCDラインセンサ46を初期化位置から原稿セットガイドまで移動しながら原稿静止判別領域80内の原稿30を検出するように制御する。原稿静止状態検出制御部68は、CCDラインセンサ46から送出される原稿静止判別領域80の検出結果を検出結果メモリ74に格納する。さらに、原稿静止判別領域80内をCCDラインセンサ46で検出した回数を1回とし、検出回数カウント部72でカウントする。
原稿静止状態検出制御部68は、次に、所定時間経過後、CCDラインセンサ46を原稿セットガイド28の位置から初期化位置まで移動させながら原稿静止判別領域80を検出するように制御する。
原稿静止検出制御部68は、CCDラインセンサ46を、原稿静止判別領域80内を繰り返し往復移動しながら検出し、検出回数を検出回数カウント部72でカウントして、CCDラインセンサ46から送出される検出結果情報を検出結果メモリ74に格納するように制御する。
更に、原稿静止状態検出制御部68は、検出回数カウント部72のカウントが2以上の場合は、検出回数カウント部72のカウント値がnの検出結果を比較部76に送出し、検出結果メモリ74に、格納されている前回の検出結果である検出回数カウント部72のカウント値がn−1の検出結果を比較部76に送出させる。
比較部76は、一致回数カウント部78に接続されている。比較部76は、原稿静止状態検出制御部68から送出される検出回数カウント部72のカウント値がnの検出結果と、検出結果メモリ74から送出される検出回数カウント部72のカウント値がn−1の検出結果とを比較し、差分が所定の範囲以下またはゼロの場合に原稿が載せられた位置が一致したと判定し、一致回数を一致回数カウント部78でカウントする。比較部76は、一致回数カウント部78でのカウントが、原稿位置の一致判定が連続した回数となるように、位置が一致したと判定されない場合はカウント数をリセットする。
一致回数カウント部78は、一致回数を原稿静止状態検出部68へ送出する。
原稿静止状態検出部68では、一致回数カウント部78から送出される一致回数が所定の回数(基準値(M))になった場合、つまり、所定回数連続して同じ位置に原稿がある検出結果となった場合に原稿静止と判定し、原稿読取制御部66へ原稿読取指示信号を送出する。原稿読取制御部66では、「通常」モードでの原稿の読み取りと同様に、原稿読取指示信号を原稿読取部14へ送出することにより、原稿全体の読み取りが開始される。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
原稿搬送装置16を用いて原稿30を複写する場合、フィーダートレイ20上に原稿30を載せて(複数枚の場合は重ねて)、原稿読取指示操作(スタートボタン24Bの操作)することにより、原稿30の読み取りが開始される。
原稿搬送装置16を用いることができない製本原稿等を複写する場合は、原稿搬送装置16を開放し、プラテンガラス18上に製本原稿等を見開き、原稿セットガイド28に接するように載せてスタートボタン24Bを操作する。このとき、ユーザインタフェイス24の表示部24Aで、原稿が静止したことを判定して自動的に原稿の読み取りを開始する「原稿自動読み取り開始」モードを設定した場合は、原稿30が静止したことを判定し、原稿全体の読み取りが開始される。
図7と図8とは、「原稿自動読み取り開始」モードを選択した場合の、原稿30の静止を判定する概念図である。
図9は、「原稿自動読み取り開始」モードが選択され、原稿30が静止していることを判定するためのフローチャートである。
ステップ100では、一致回数カウント部78でカウントする原稿30が静止しているとみなす一致回数の基準値(M)を5に設定する。この基準値(M)は、多すぎると原稿30の静止状態を判定するのに時間が掛かりすぎ、少なすぎると正しく静止状態を判定できない。そこで、CCDラインセンサ46の移動速度等や使用状況に応じ、適宜基準値を設定することができる。
ステップ102では、図7の(A1)に示すように、CCDラインセンサ46を原稿静止判別領域80の原稿セットガイド28に対向する位置へ移動させて初期化する。ステップ102でCCDラインセンサ46の位置を初期化して、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、検出回数カウント部72のカウント値nを「0」で初期化する。検出回数カウント部72のカウント値nを初期化することにより、原稿30の位置を検出した検出回数をカウントすることができる。ステップ104で検出回数カウント部72のカウント値nを初期化して、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、CCDラインセンサ46が初期化位置において原稿30の有無を検出し、ステップ108へ移行する。
原稿30が原稿静止判別領域80上に載せられていない場合は、CCDラインセンサ46は原稿30を検出しないために、図7の(A2)に示すように、検出結果は得られない。しかし、図7の(B1)に示すように、原稿静止判別領域80上に原稿30が載せられると、原稿30が載せられた部分は光源34からの反射があるために、検出結果が図7の(B2)に示すような検出結果となり、原稿30が有ると判定される。
ステップ108で原稿30が無いと否定判定されると、ステップ106へ移行し、原稿30の検出を繰り返す。ステップ108で原稿が有ると肯定判定されると、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、一致回数カウント部78のカウント値mを「0」で初期化する。一致回数カウント部78のカウント値mは、原稿位置の連続一致回数をカウントする。ステップ110で一致回数カウント部78のカウント値mを初期化して、ステップ112へ移行する。
ステップ112では、検出回数カウント部72のカウント値nを増分「1」でインクリメントし、ステップ114へ移行する。
ステップ114では、原稿静止判別領域80をCCDラインセンサ46で検出する。CCDラインセンサ46は、図8(A1)に示すように、CCDラインセンサ46の初期化位置から、原稿セットガイド28の方向に原稿静止判別領域80を検出する。所定の初期化位置から、原稿セットガイド28のある原稿静止判別領域80をCCDラインセンサ46で検出することにより、原稿30の角部を検出できる。検出結果は、図8の(A2)に示すようになる。原稿静止判別領域80を検出し、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、ステップ114で検出した検出結果(図8の(A2))を検出結果メモリ74に格納し、ステップ118へ移行する。
ステップ118では、検出回数カウント部72のカウント値nが2以上であるか否かが判定される。これは、原稿30の位置状態を判定するために、現在検出した検出結果(検出回数カウント部72のカウント値n)と、前回の検出結果(検出回数カウント部72のカウント値n−1)とを比較することにより、原稿30が前回と同様の位置にあるかを比較できる回数だけ検出したか否かが判定される。ステップ118で否定判定、つまり、比較できない(1回目の検出)と判定されるとステップ112へ移行する。ステップ118で検出回数カウント部72のカウンタ値が2以上であると肯定判定されるとステップ120へ移行する。
ステップ118で否定判定されると、ステップ112で検出回数カウント部72(n)を増分「1」でインクリメント(n=2)し、ステップ114で図8の(B1)に示すように、原稿読取開始位置からCCDラインセンサ46の初期化位置まで移動しながら原稿静止判別領域80を検出する。
原稿静止判別領域80をCCDラインセンサ46が移動する間に、図8の(B1)に示すように原稿30の載せられた位置が鎖線の原稿30の位置から実線の原稿30にずれる場合がある。このとき、CCDラインセンサ46の移動速度によっては図8の(B2)に示すような検出結果が得られる。検出結果を、ステップ116で検出結果メモリ74に格納し、ステップ118で検出回数カウント部72のカウント値nは2であるので、肯定判定され、ステップ120へ移行する。
ステップ120では、現在(検出回数カウント部72のカウント値n)の検出結果と、前回(検出回数カウント部72のカウント値n−1)の検出結果とを比較する。比較した結果が同一と判定されるとステップ122へ移行し、同一ではないと否定判定されるとステップ110へ移行する。
図8の場合、検出回数カウント部72(n=2)である図8の(B2)の検出結果と、検出回数カウント部72(n=1)である図8の(A2)の検出結果とを比較した結果は、同一ではないため、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、一致回数カウント部78のカウント値mを「0」で初期化することにより、検出回数カウント部72のカウント値nの検出結果と、検出回数カウント部72のカウント値n−1との検出結果とが同一であった連続回数をカウントすることができる。
ステップ120で、否定判定されると、ステップ110からステップ120を繰り返す。
図8の場合、ステップ110からステップ120を繰り返すことにより、図8の(C1)の検出による検出結果である図8の(C1)と図8の(D1)検出による検出結果である図8の(D2)とは、検出結果が同一となり、ステップ120で肯定判定される。ステップ120で肯定判定されると、ステップ122へ移行する。
ステップ122では、一致回数カウント部78のカウント値mを増分「1」でインクリメントし、ステップ124へ移行する。
ステップ124では、ステップ100で設定した一致回数カウント部78のカウント値mでカウントする原稿30が静止しているとみなす一致回数の基準値(M)と比較する。ステップ124で、基準値(M)と同一でないと否定判定されるとステップ112へ移行する。
ステップ124で、一致回数カウント部78(m)のカウント値が、一致回数の基準値(M)と一致するまで図8の(D1)の検出による検出結果である図8の(D2)と、図8の(E1)の検出による検出結果である図8の(E2)のようにステップ110からステップ124までを繰り返す。
一致回数カウント部78のカウント値mが、一致回数の基準値(M)と一致し、肯定判定されると、原稿30は静止していると判定され、このルーチンは終了する。このルーチンが終了後、原稿30全体の画像読み取りを開始する。
なお、原稿静止判別領域80は原稿セットガイド28から所定の範囲としたが、これに限ったものではない。原稿静止判別領域80は、原稿読取領域のどこに設定してもよく、原稿30の少なくとも1つの角部、または原稿30全体を検出することにより、原稿30が静止していることが判定できればよい。
さらに、CCDラインセンサ46を用いて原稿30の位置を検出したが、これに限ったものではない。原稿30の位置を検出するための位置検出センサを新たに設けてもよい。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本実施の形態に係る開閉蓋を開放した原稿読取部の上面図である。 本実施の形態に係るユーザインタフェイス部の概略図である。 本実施の形態に係る原稿読取部の概略構成図である。 画像形成装置のコントロールユニットの制御ブロック図である。 本実施の形態に係る原稿の静止状態を判断するための制御を機能的に示した機能ブロック図である。 本実施の形態に係る、「原稿自動読み取り開始」モードを選択した場合の、原稿の載置を判断する概念図である。 本実施の形態に係る、「原稿自動読み取り開始」モードを選択した場合の、原稿の静止を判断する概念図である。 本実施の形態に係る原稿の静止状態の判断の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
18 プラテンガラス(原稿台)
24A 表示部(選択手段)
24B スタートボタン(始動操作部)
30 原稿
32 走査ユニット(原稿読取機構部)
46 CCDラインセンサ(撮像素子ユニット、原稿位置検出手段)
66 原稿読取制御部(読取開始指示手段)
68 原稿静止状態検出制御部(原稿静止判定手段)
74 検出結果メモリ(検出結果格納手段)
76 比較部(検出結果比較手段)

Claims (5)

  1. 原稿台に載置した原稿と、主走査方向に配列された撮像素子ユニットとを、前記主走査方向に対して交差する方向である副走査方向へ相対移動させることで前記原稿を読み取る原稿読取機構部を始動させる始動操作部と、
    前記始動操作部により始動操作があった場合に、前記原稿が載置された領域の一部での原稿読取動作を複数回繰り返し、前記原稿の位置を検出する原稿位置検出手段と、
    繰り返し検出される原稿位置検出結果同士を比較する検出結果比較手段と、
    前記検出結果比較手段による比較結果に基づいて、原稿静止と判定された場合に、前記原稿読取機構部による前記原稿全体の読み取り動作の開始を指示する読取開始指示手段と、
    を有する画像読取装置。
  2. 原稿台に載置した原稿と、主走査方向に配列された撮像素子ユニットとを、前記主走査方向に対して交差する副走査方向へ相対移動させることで前記原稿を読み取る原稿読取機構部を始動させる始動操作部と、
    前記始動操作部が操作されたときに無条件で前記原稿読取機構部による前記原稿全体の読み取り動作の開始を指示する第1のモード、並びに前記始動操作部が指示されたときに原稿の位置の確認を実行する第2のモードのいずれかを選択する選択手段と、
    前記始動操作部により始動操作があり、かつ前記選択手段で前記第2のモードが選択されている場合に、前記原稿が載置された領域の一部での原稿読取動作を複数回繰り返し、前記原稿の位置を検出する原稿位置検出手段と、
    繰り返し検出される原稿位置検出結果同士を比較する検出結果比較手段と、
    前記検出結果比較手段による比較結果に基づいて、原稿静止と判定された場合に、前記原稿読取機構部による前記原稿全体の読み取り動作の開始を指示する読取開始指示手段と、
    を有する画像読取装置。
  3. 前記検出結果比較手段に基づく判定が、前回の原稿位置と今回の原稿位置とが一致した回数が連続して所定回数となった時点で原稿静止と判定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿位置検出手段での原稿読取領域が、前記読取機構部を本来の原稿読取開始位置から前記副走査方向に所定量移動した位置まで、前記原稿の角部の位置を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿位置検出手段が、前記原稿位置検出手段の移動範囲、移動速度、所定量移動した位置の少なくとも1つを設定変更する設定変更手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の画像読取装置。
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