JP2003051921A - 画像読取記録装置 - Google Patents

画像読取記録装置

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JP2003051921A
JP2003051921A JP2001238284A JP2001238284A JP2003051921A JP 2003051921 A JP2003051921 A JP 2003051921A JP 2001238284 A JP2001238284 A JP 2001238284A JP 2001238284 A JP2001238284 A JP 2001238284A JP 2003051921 A JP2003051921 A JP 2003051921A
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JP2001238284A
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Haruo Ishizuka
石塚  晴男
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者が原稿読取部の底部に誤って触れてし
まう場合の対策を施しても、コスト上昇や装置の大型化
の要因とならずに原稿検知手段が良好な検知精度を保つ
画像読取記録装置を提供する。 【解決手段】 原稿幅検知ユニット512aは平面部5
16gの強度の高いレール516bと補強形状516d
のコーナー部に配設されており、変形での検知位置の移
動X1、Y1はいずれも小さくなるようになっている。
原稿長さ検知ユニット512dは、平面部516gの補
強形状516dと側壁部516fのほぼ中央に配設され
ている。この位置に配設することで平面部516gが変
形した場合の検知位置の移動量が、X2は比較的大きい
がY2は小さくなるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リ装置あるいは複写機等として使用される画像読取記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置あるいは複写機
等として使用される画像読取記録装置においては、第1
の従来技術として、例えば特開2001−97632の
ように、画像形成されたシートを上方に設けた機内排紙
積載部に排紙通路を通じて積載可能な記録部と、記録部
上方に機内排紙積載部を隔てて配設され原稿台ガラス上
に載置された原稿を読み取る原稿読取部を有する、いわ
ゆる機内排紙構成を有する画像読取記録装置が提案され
ている。
【0003】上記従来に記載の原稿読取部は、移動する
2組のミラーユニットと、原稿読取部の底部に固定的に
配設された結像レンズ、撮像素子としてのCCD素子、
制御基板などからなる構成のものである。
【0004】また、第2の従来技術として、例えば特開
平11−069106のように、主走査方向に線状に照
明する光源手段と、光源手段により照らされた原稿の反
射光を結像する結像手段と、結像手段により結像された
反射光を入射させて原稿の画像情報を読み取って画像信
号に変換する光電変換手段と、光電変換手段により作成
された画像信号を送信する画像信号送信手段と、を備え
る読取ユニット、いわゆる密着型イメージセンサを採用
した画像読取記録装置が提案されている。
【0005】また、ファクシミリあるいは複写機等とし
て使用される画像読取記録装置においては、原稿読取部
内に配設された反射型原稿サイズ検知センサを利用して
載置された原稿のサイズを、画像を読み取る前に検知し
てシートサイズの自動選択に使用するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】機内排紙構成の画像読
取記録装置においては、構造上、原稿読取部の底部が排
紙積載部の上部にあり、操作者が記録済のシートを取り
出す際に原稿読取部の底部に誤って触れてしまう場合が
ある。
【0007】上記第1の従来技術においては、この操作
者が底部に誤って触れてしまう場合に対して、原稿読取
部の底部に固定的に配設された結像レンズ等が移動して
読取画像に影響が発生しないようように強固かつ高精度
な読取部底面を有する対策や、原稿読取部底面から所定
の距離を隔てた位置に結像レンズ等を固定配設する対策
等が必要であり、コスト上昇や装置の大型化の要因とな
る可能性がある。このため、原稿サイズ検知センサを原
稿読取部底面に固定する場合にも同様なコスト上昇や装
置の大型化の要因となる。
【0008】また、第2の従来技術の構成においては、
密着型イメージセンサ部分が底面から所定の距離隔てら
れた状態で移動するため、画像読取機構自体については
強固かつ高精度な原稿読取部底面は必要ではないが、原
稿サイズ検知センサは通常原稿読取部底面に配設される
ため、原稿サイズ検知センサについては上記第1の従来
技術と同様に底面の移動による影響を受け検知精度が悪
化する可能性があり、上記第1の従来技術と同様に対策
を行えばコスト上昇や装置の大型化の要因となる可能性
がある。
【0009】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、操作
者が原稿読取部の底部に誤って触れてしまう場合の対策
を施しても、コスト上昇や装置の大型化の要因とならず
に原稿検知手段が良好な検知精度を保つ画像読取記録装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、画像を記録した後のシートを上方
の機内排紙積載部に排出積載可能な記録部と、該記録部
の前記機内排紙積載部を隔てた上方に配設され、透光部
材上に載置された原稿を読み取る原稿読取部と、を有す
る画像読取記録装置であって、前記原稿読取部は、副走
査方向に移動可能な読取ユニットと、該読取ユニットか
ら送信された画像信号を受信する固定的に配設される画
像信号受信ユニットと、前記読取ユニットを副走査方向
に走査させる走査機構と、前記読取ユニットと前記画像
信号受信ユニットと前記走査機構とを内蔵して前記透光
部材を支持する読取フレームと、を含み、前記読取フレ
ームの底面の一部に、前記読取フレームの底面の一辺と
略平行な方向に延びる前記機内排紙積載部側に突出した
帯状突出形状部を有し、前記透光部材上に載置された原
稿の有無を検知する原稿検知手段を、前記帯状突出形状
部近傍に配置したことを特徴とする。
【0011】画像を記録した後のシートを上方の機内排
紙積載部に排出積載可能な記録部と、該記録部の前記機
内排紙積載部を隔てた上方に配設され、透光部材上に載
置された原稿を読み取る原稿読取部と、を有する画像読
取記録装置であって、前記原稿読取部は、副走査方向に
移動可能な読取ユニットと、該読取ユニットから送信さ
れた画像信号を受信する固定的に配設される画像信号受
信ユニットと、前記読取ユニットを副走査方向に走査さ
せる走査機構と、前記読取ユニットと前記画像信号受信
ユニットと前記走査機構とを内蔵して前記透光部材を支
持する読取フレームと、を含み、前記読取フレームの底
面の一部に、前記読取フレームの底面の一辺と略平行な
方向に延びる前記機内排紙積載部側に突出した帯状突出
形状部を有し、前記透光部材上に載置された原稿の有無
を検知する原稿検知手段を、前記帯状突出形状部と前記
帯状突出形状部に平行な前記読取フレームの底面の一辺
との略中央に配置したことを特徴とする。
【0012】前記帯状突出形状部は、前記読取ユニット
の副走査方向の移動範囲における略中央よりも前記記録
部の前記機内排紙積載部への排紙通路側に形成されてい
ることが好適である。
【0013】前記帯状突出形状部の延びる方向は、前記
読取ユニットの主走査方向と略等しいことが好適であ
る。
【0014】前記帯状突出形状部は、前記読取フレーム
の底面を構成する読取下フレームと一体的に形成されて
いることが好適である。
【0015】前記読取ユニットは、主走査方向に線状に
照明する光源手段と、該光源手段により照らされた原稿
の反射光を結像する結像手段と、該結像手段により結像
された前記反射光を入射させて原稿の画像情報を読み取
って画像信号に変換する光電変換手段と、該光電変換手
段により作成された画像信号を送信する画像信号送信手
段と、を備えることが好適である。
【0016】したがって、記録済みシートの機内排紙積
載部上方の空間のうち、記録済みシートの移動と取り出
しに影響がない位置で、原稿読取部の底面の補強を行
い、装置高さの増大を抑制しつつ必要な強度を得ると共
に、原稿検知手段を原稿読取部の底面が変形しても原稿
検知に影響が少ない位置に配置し、原稿読取部の底面の
補強を最小限にすることができる。
【0017】このため、操作者が原稿読取部の底部に誤
って触れてしまう場合の対策を施しても、コスト上昇や
装置の大型化の要因とならない、コンパクトで安価な機
内排紙構成の例えばファクシミリ装置、複写機等として
使用される画像読取記録装置を提供することが可能であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0019】図1〜図7を参照して、実施の形態につい
て説明する。
【0020】本実施の形態に係る画像読取記録装置とし
ての複写機の断面図を図5に示し、斜視図を図6に示
す。
【0021】1は装置本体、2は原稿Dを複数枚積載し
て一枚ずつ搬送する原稿搬送部、3は原稿Dの画像情報
を読み取る画像読取部(原稿読取部)、4はレーザービ
ームプリンタからなる記録部、5は表示部・入力キー等
により構成される操作部、6は複数枚のシートを収納し
一枚ずつ搬送するカセット給紙部、7はMP(マルチパ
ーパス)給紙部である。
【0022】装置本体1の上部に画像読取部3が設けら
れ、画像読取部3は記録部4を支持する記録筐体10
と、本体制御部53を支持する電装筐体11と、画像読
取部3の右手前を支持する支柱401とによって支持さ
れている。
【0023】画像読取部3の下方には、シート排紙部1
2が設けられ、いわゆる機内排紙の構成をとっており、
シート排紙部12と画像読取部3は画像読取部3に設け
られたリーダー底板516で仕切られている。
【0024】図6において、図6(a)は原稿搬送部2
を搭載せず、原稿圧着板ユニット25を装着した状態の
図、図6(b)は原稿搬送部2を搭載した状態の図であ
る。
【0025】(画像読取部)図5において、画像読取部
3の上面には、透光部材としての原稿台ガラス501、
流し読みガラス502、原稿台ガラス501と流し読み
ガラス502との間のジャンプ台503が設けられてい
る。
【0026】また、画像読取部3の上部には、原稿圧着
板504を備えた原稿搬送部2が画像読取部3の後方に
不図示のヒンジを介して設けられている。
【0027】原稿搬送部2の開閉は、不図示の圧板開閉
センサにより検知される。
【0028】画像読取部3内には、読取ユニットである
密着型イメージセンサ506、キャリッジ507、ガイ
ドシャフト508、タイミングベルト509、駆動プー
リ510、画像処理中継基板511を設け、オプション
として原稿サイズ検知センサ512を配置することが可
能である。
【0029】密着型イメージセンサ506は、一次元光
電変換素子(光電変換手段)と、セルフォックレンズ
(商標)(結像手段)と、セルフォックレンズ(商標)
の両側に光源(光源手段)と、を配置し、それらを一つ
の筐体に収めたデバイスである。
【0030】密着型イメージセンサ506はキャリッジ
507上に不図示のばねで弾性支持され、原稿台ガラス
501の方向に付勢され、原稿台ガラス501上に配置
した原稿Dまでの距離が焦点深度を外れないように一定
の距離を保っている。
【0031】キャリッジ507は読取駆動モータ513
によって駆動されるタイミングベルト509に接続さ
れ、密着型イメージセンサ506内の一次元光電変換素
子に垂直なガイドシャフト508に沿って画像読取部3
内を往復運動する。
【0032】密着型イメージセンサ506の位置は、ホ
ームポジションセンサ514の検知タイミングを基点と
してモータの回転周波数および回転時間により制御され
る2。
【0033】原稿Dが原稿台ガラス501上に配置さ
れ、原稿圧着板504を備えた原稿搬送部2が閉じられ
ると、所定の開閉角度のタイミングで原稿サイズ検知セ
ンサ512により原稿Dのサイズが検出される。
【0034】操作部5のコピーのスタートキー601a
が押下されると、検出された原稿サイズと操作部5から
入力された変倍率の情報に従って所定のサイズのシート
が選択され、シートの給紙動作が開始される。適切なサ
イズのシートが存在しない場合には、その旨表示部60
2に表示する。
【0035】スタートキー601aの押下後、シェーデ
ィング補正を行い、原稿Dの先端から走査し、画像読取
部3内に設けた画像処理中継基板511でA/D変換が
行われ、装置本体1の画像処理部へ送られる。密着型イ
メージセンサ506と画像処理中継基板511は、フラ
ットケーブル517で電気的に接続されている。
【0036】走査が終わると読取駆動モータ513が逆
回転して密着型イメージセンサ506をもとの待機位置
に戻す。
【0037】(原稿搬送部)原稿搬送部2における構成
及び動作は以下の通り。原稿搬送部2の原稿載置台21
には原稿Dの搬送方向と直角方向(原稿Dの幅方向)に
スライド可能なスライダ21aが設けられていて、スラ
イダ21aによって原稿載置台21上に積載された原稿
Dの両サイドを揃えることができるようになっている。
【0038】原稿載置台21上に原稿Dを積載すると、
原稿検知センサ21bで原稿Dの存在が検知され、長さ
検知センサ21cとスライダ21aの移動量により検知
する幅検知センサ21dにより、原稿Dのサイズが検知
され、装置本体1内の本体制御部53に情報が渡され、
操作部5から入力された変倍率に従って所定のサイズの
シートが選択される。適切なサイズのシートが存在しな
い場合には、その旨を表示部602に表示する。
【0039】なお、原稿検知センサ21bが原稿Dを検
知しない場合には、静止読み側である原稿台ガラス50
1上に原稿が配置されたものと判断して、密着型イメー
ジセンサ506は原稿台ガラス501側を走査する。
【0040】操作部5上のスタートキー601aが押下
されると、密着型イメージセンサ506はシェーディン
グ補正を行い、ジャンプ台503を挟んで原稿台ガラス
501と反対側の流し読みガラス502の下方に移動し
静止する。
【0041】原稿載置台21上に積載した複数枚の原稿
Dを分離パッド22aと圧接した分離ローラ22bで1
枚ずつ分離し、原稿搬送ローラ22cにより、Uターン
通紙パス22dにて搬送される。
【0042】さらに、原稿Dが原稿先端検知センサ22
fを通過した後、給紙ローラ22e等で第1画像読取位
置に搬送し、原稿Dの先端が密着型イメージセンサ50
6の停止した画像読取位置に達するタイミングで原稿画
像を走査し始め、画像信号が画像処理中継基板511に
てA/D変換が行われ、装置本体1の画像処理部へ送ら
れる。
【0043】第1画像読取位置では、原稿Dは原稿押え
ローラ22gにより流し読みガラス502に近接させつ
つ原稿Dの画像情報が読み取られる。
【0044】原稿Dはジャンプ台503で流し読みガラ
ス502上面から掬い上げられ、原稿排紙ローラ22h
を経て原稿排紙トレイ23上に排出される。
【0045】原稿載置台21に積載されたすべての原稿
が読み終わり、原稿検知センサ21bが「原稿なし」を
検知すると、密着型イメージセンサ506はもとの待機
位置に戻る。
【0046】(カセット給紙部)カセット給紙部6は、
装置本体1に対して着脱可能なフィーダ部301と、フ
ィーダ部301に対して着脱可能な給紙カセット302
と、で構成される。
【0047】フィーダ部301は、装置本体1を下から
支持するための構造体としての機能を有しており、複数
のフィーダ部301を装置本体1の下方に接続すること
ができる。
【0048】給紙カセット302は、シート束をピック
アップローラ303へ付勢するカセット中板304と、
ピックアップローラ303と協働してシートの繰り出し
枚数を制限するための分離爪305と、シート束の幅方
向を規制するサイド規制板306、シート束の後端を規
制する後端規制板307から構成される。
【0049】シートは、シートサイズに合わせて移動可
能に装着されたサイド規制板306によって側端面を規
制されることにより、斜行や不送りの発生が防止される
ようになっている。
【0050】画像は、給紙カセット302に積載された
シートの下面側に記録される。また、シートの有無はカ
セットセンサ308により検出される。また、上述した
給紙カセット302は、本実施の形態では、約500枚
のシートの積載が可能であり、装置本体1に対して前面
方向に引き出し可能(フロントローディング方式)に構
成されている。また、給紙カセット302には、種々の
シートサイズ(例えばA3,A4,A5,B4,B5,
レター,リーガルの7種類)のシートが積載可能となっ
ている。
【0051】給紙カセット302に積載されたシート
は、カセット中板304が中板ばね309によって上方
に付勢され、半円状のピックアップローラ303に圧接
され、カセット中板304の先端側に位置する分離爪3
05との協働で繰り出される。
【0052】装置本体1内の本体制御部53から、シー
トを繰り出すトリガがかかると、ピックアップローラ3
03は不図示のモータからの動力を受け、同じく不図示
の電磁クラッチによる動力の接続により、シートの繰り
出し動作を行う。
【0053】繰り出しで重送したシートは、給紙ローラ
310aとリタードローラ310bにより、1枚に分離
される。
【0054】給紙ローラ310aの下流にリトライセン
サ312と引き抜きローラ313が設けられており、ピ
ックアップローラ303を駆動するトリガがかかったあ
と、所定の時間を経てもシートがリトライセンサ312
で検出されないときには、本体制御部53は再度ピック
アップローラ303を回転させるトリガを発してシート
の繰り出し動作を行う。
【0055】分離されたシートは、所定時間後にレジス
トセンサ209により先端を検出される。給紙が開始さ
れてから所定時間以内にレジストセンサ209がシート
の先端を検出しない場合はジャムと判断し、操作部5に
表示を行うようになっている。
【0056】また、上述したカセット給紙部6と装置本
体1とが着脱可能であることは既述であるが、当該カセ
ット給紙部6と同様の構成を有する2段目以降のカセッ
ト給紙部6をさらに追加することが可能である。
【0057】(マルチパーパス給紙部)MP(マルチパ
ーパス)給紙部7は、MP給紙ローラ201、MP分離
パッド202、MP中板203、MPトレイ204、M
P延長トレイ205、MP中板バネ(不図示)、シート
規制板206を備えている。
【0058】このMP給紙部7からもシートの供給は可
能で、複数枚のシートはMPトレイ204上に載置さ
れ、MP給紙ローラ201と分離パッド202との協働
により本体内部のレジストローラ対210へ搬送され
る。
【0059】MP給紙部7の使用時において、通常サイ
ズのシートについては開閉可能なMPトレイ204を使
用し、また、MPトレイ204に積載できない大サイズ
のシートについてはMP延長トレイ205を引き出すこ
とにより、シートの後端がMPトレイ204からはみ出
して垂れ下がることを防止するようにしている。
【0060】また、MP中板203はMP中板バネによ
り上方に付勢されているが、当該MP中板203は待機
状態ではカム(不図示)により押下げられているため、
シートをMP中板203に積載することが可能となって
いる。
【0061】装置本体1の本体制御部53からMP給紙
の開始を指示する信号が出力された場合は、カム(不図
示)が回動し、MP中板203の押下げ解除により、積
載されたシートは半円状のMP給紙ローラ201に圧接
され、MP分離パッド202により摩擦片分離方式で1
枚ずつ分離され搬送される。
【0062】分離されたシートは、MP給紙ローラ20
1及びMP分離パッド202により圧接搬送が続行さ
れ、カセット給紙部6からのカセット給紙搬送路211
と合流し、レジストローラ対210に受け渡される。
【0063】給紙が開始されてから所定時間以内にレジ
ストセンサ209がシートの先端を検出した場合は、こ
の分離されたシートはMP給紙ローラ201とMP分離
パッド202とによって圧接搬送し続け、レジストロー
ラ対210の圧接ニップ部Nに案内される。
【0064】給紙が開始されてから所定時間以内にレジ
ストセンサ209がシートの先端を検出しない場合はジ
ャムと判断し、操作部5に表示を行うようになってい
る。
【0065】(レジストローラ対)レジストローラ対2
10は、シートの先端がレジストローラ対210の圧接
ニップ部に到達した時点では回転停止状態に制御されて
いる。
【0066】シートの先端が回転停止状態にあるレジス
トローラ対210の圧接ニップ部に突き当たって停止さ
れ、その後もMP給紙ローラ201又はカセット側の引
き抜きローラ313によるシートの給送が行われると、
シートにある程度のたわみループが形成されるため、当
該たわみループの反力でシートの先端辺が圧接ニップ部
のニップ線にならって平行化されることにより、シート
の斜行が補正される。
【0067】(記録部)記録部4は、作像部14と定着
部15からなる。作像部14はレーザースキャナ701
とトナー一体型のプロセスカートリッジ702と転写ロ
ーラ703とからなり、プロセスカートリッジ702内
は感光ドラム702a、感光ドラム702aを帯電する
帯電ローラ702b、感光ドラム702aにトナーを付
与する現像スリーブ702c、感光ドラム702aの転
写残りの残トナーを除去するクリーニングブレード70
2d、現像スリーブ702cにトナーを供給するトナー
ホッパー702e、構成部品を一体的に支持するカート
リッジ筐体702fからなり、プロセスカートリッジ7
02は本体に対して向かって左方向に着脱可能である。
【0068】レーザースキャナ701は、レーザービー
ム発振器701a、ポリゴンミラー701b、折り返し
ミラー701cを備えており、レーザービーム発振器7
01aから変調信号を射出し、ポリゴンミラー701b
により感光ドラム702aに走査光を照射し、折り返し
ミラー701cにより走査光を反射する。
【0069】(感光ドラム)感光ドラム702aは、帯
電ローラ702b、現像スリーブ702c、クリーニン
グブレード702dと共にプロセスカートリッジ702
の内部に一体に組み込まれており、プロセスカートリッ
ジ702ごと装置本体1に対して着脱自在となってい
る。
【0070】感光ドラム702aの表面は、帯電ローラ
702bにより均一に帯電され、その表面にレーザービ
ーム発振器701aからの走査光が照射されることによ
り潜像が形成され、当該潜像が現像スリーブ702cか
ら供給されるトナーにより顕像化されるようになってい
る。
【0071】(定着器)作像部14の下流側のシート搬
送経路には、熱定着器704、第1排紙ローラ451が
配置されている。
【0072】熱定着器704は、熱定着ローラ704
a、加圧ローラ704b、加圧ローラ704bを熱定着
ローラ704aの方向へ付勢する加圧ばね(不図示)、
両ローラの付勢圧を解除する定着解除レバー704c、
それらを支持する定着フレーム704dからなり、熱定
着ローラ704aの内部にはヒータ(不図示)が設けら
れ、熱定着ローラ704aの表面に接して温度検知セン
サ(図示せず)が設けられている。
【0073】レジストセンサ209の信号に基づいて所
定のタイミングでレジストローラ対210が駆動される
と、レジストローラ対210によりシートが作像部14
に搬送される。所定のタイミングとは、感光ドラム70
2aに形成されたトナー像の先端とシートの先端が一致
するようなタイミングである。
【0074】シートは、転写ローラ703により感光ド
ラム702a表面に形成されたトナー像が転写された
後、シート搬送部705に沿って搬送され、更に熱定着
器704によりトナー像が定着されてから、第1排紙ロ
ーラ451により第1排紙トレイ452へ排出される。
【0075】定着部15の後方にはファンダクト(不図
示)があり、不図示の冷却ファンで装置内の熱を外部へ
逃がしている。
【0076】(カートリッジカバー)装置本体1にはカ
ートリッジカバー212が開閉可能に設けられていて、
MPトレイ204とカートリッジカバー212を開くこ
とによってプロセスカートリッジ702を装置本体1の
外に引出して交換できるようになっている。
【0077】また、カートリッジカバー212にはイン
ターロック機構が備わっており、カートリッジカバー2
12が開いているか、プロセスカートリッジ702が装
置本体1にセットされていない場合は装置本体1が動作
しないようになっている。
【0078】また記録中にジャムが発生した場合、フィ
ーダカバー314、カートリッジカバー212、排紙カ
バー453のいずれかを開けることによって内部に滞留
しているシートを取り出すことができるようになってい
る。
【0079】(排紙部)定着後のシートは第1反転パス
454によって記録画像面を下にしながら3つのローラ
からなる第1排紙ローラ451によって第1排紙トレイ
452に排出される。
【0080】3つの第1排紙ローラ451は、第1反転
パス454の外側に一つ、内側に二つ設けられており、
内側の二つのローラが外側の一つのローラにそれぞれ付
勢されている。シートは、外側のローラの外周に沿いな
がら逆カール補正を受ける。
【0081】第1排紙トレイ452にシートが大量に積
載され、第1満載検知センサ455でシートSの満載を
検知すると、操作部5に満載を表示して記録動作を停止
する。
【0082】また、第1排紙トレイ452の上方には、
オプションで第2排紙トレイ457を設けることも可能
である。
【0083】定着後のシートを第2排紙トレイ457に
排出する場合には、排紙フラッパ456でシートの搬送
方向を変え、第2反転パス458と第2排紙ローラ44
9を経て第2排紙トレイ457に排出される。第2排紙
ローラ449、第2満載検知センサはそれぞれ第1排紙
ローラ451と第1満載検知センサ455と同様の構成
である。
【0084】第2排紙トレイ457が装着されている場
合には、第1排紙トレイ452が満載になったときに記
録動作を停止せずに、第2排紙トレイ457にシートS
2を排出させることも可能である。
【0085】また、本装置はコピー機能以外に、ファク
シミリ送受信機能、ネットワークプリント機能を有して
おり、第1排紙トレイ452、第2排紙トレイ457の
出力用途を選択的に切り替えることが可能である。
【0086】(制御部)図7は本実施の形態におけるL
BPを使用した複写機の本体制御部53のブロック図で
ある。図7において、53は複写機全体を制御する本体
制御部であり、MPU53a、MPU53aの制御プロ
グラム等を格納するROM53b、各種データ処理のワ
ークエリアや画像情報の一時的記憶部として使用される
RAM53c、画像の変倍、解像度変換等を行う画像処
理部等により構成されている。
【0087】また、本体制御部53には公知の構成から
なるカレンダ、時計機能などが備えられ、RAM53c
のうち、ワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッ
チ情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域はバ
ッテリーバックアップによって停電等の不慮の障害から
保護されている。
【0088】操作部5は、図6(b)に示すように、テ
ンキー601c、ファンクションキー601d、ワンタ
ッチキー601e、スタートキー601a、ストップキ
ー601b、エナジーセーバーキー601f等の各種キ
ースイッチであるキー入力部601からなる。
【0089】操作部5の表示部602は、各種メッセー
ジの表示を行うLCDと複数のLED、複写機モードと
ファクシミリ送信モードを切り替えるモード切替キーか
らなる。
【0090】画像読取部3は、読取モータ等の読取系駆
動制御部54、画像の読取を行う読取センサ55、中継
基板157、原稿検知等を行う各種検知センサ56など
からなる。
【0091】読取センサ55には、光電変換を行う撮像
素子、撮像素子で発生した画素毎の信号を整列、増幅、
転送を行う転送回路などが搭載されている。
【0092】中継基板157には、転送された画像信号
を受信する受信回路158、受信した画像信号のシェー
ディング補正や2値化、エッジ強調、スムージング等を
行う2値化回路159が搭載されている。
【0093】読取センサ55と中継基板157は、中継
ケーブル160で接続される。
【0094】記録部4は、記録モータ等の記録系駆動制
御部57、レーザースキャナや電子写真プロセスの制御
等を行う記録ユニット58、記録する画像のスムージン
グ等を行う記録画像処理部64、シート等の検知を行う
各種検知センサ62からなる。
【0095】本装置がファクシミリ送受機として機能す
る場合の制御系は以下のものから構成される。
【0096】発呼、着呼、画像データの符号化等を行う
通信制御部63はMODEM、NCU等からなる接続部
59を持ち、接続部59には通信網59a、ハンドセッ
ト59bが接続される。
【0097】外部インタフェイス60は本体制御部53
から直接データの送受信を行うインタフェイスであり、
例えばRS232C、SCSI、LAN、USB、IE
E1394、赤外線等の回線を通じて装置外部のコンピ
ュータや周辺機器と接続することで装置を外部のコンピ
ュータのスキャナプリンタ等として使用したり、外部周
辺機器に対するホストとして機能する。
【0098】HDD61は大容量の不揮発性メモリとし
て画像情報等の保存に使用される。
【0099】次に画像読取部3の詳細を、図1〜図4を
用いて説明する。なお、ここで説明する画像読取部3
は、原稿搬送部2を搭載せず、原稿圧着板ユニット25
を装着した図6(a)に示す外観の複写機について説明
する。
【0100】図1、図2、図3は画像読取部3のそれぞ
れ前方、上方、左方からの透視図、図4は原稿検知セン
サの配置を示す図である。
【0101】図1〜4において、26は圧板開閉センサ
であり、26aは圧板開閉センサアクチュエータ、26
b、26cはフォトインタラプタである。501a、5
01bはサイズ指標、501cは原稿位置合わせ部であ
る。517は密着型イメージセンサ506と画像処理中
継基板511を接続するフレキシブルケーブルである。
【0102】512aは原稿幅検知ユニット、512
b、512cは原稿幅検知ユニット512aに取り付け
られた反射型原稿センサである。512dは原稿長さ検
知ユニット、512e、512fは原稿長さ検知ユニッ
ト512dに取り付けられた反射型原稿センサである。
また、512gは原稿幅検知ユニット512aの取付
部、512hは原稿長さ検知ユニット512dの取付部
である。
【0103】516a、516bはリーダー底板516
に一体的に形成されたレール、516cは板金の絞り出
しによりリーダー底板516に一体的に形成された画像
処理中継基板収納部、516dは板金の絞り出しにより
リーダー底板516に一体的に形成された補強形状(帯
状突出形状部)、516e、516fはリーダー底板5
16に一体的に形成された側壁部、516g、516h
はリーダー底板516の平面部、516iはリーダー底
板516に一体的に形成された手がかり部である。
【0104】本実施の形態において、画像読取部3の最
大原稿対応サイズはA3/レジャーサイズである。
【0105】ブック原稿としては、図4に示すように、
原稿Dは原稿台ガラス501上に、原稿位置合わせ部5
01cを基準としてセットする。サイズ指標501a、
501bは原稿セットの際のガイドとなる。
【0106】画像処理中継基板収納部516c及び補強
形状516dの絞り出し深さは約12mmで、シールド
板との間隔は約20mmであり、画像処理中継基板51
1を収納し、かつリーダー底板516を補強するのに十
分な高さを有している。
【0107】画像処理中継基板収納部516cの位置は
画像読取部3の左右方向中央から第2排紙ローラ449
側に設けられている。
【0108】第2排紙ローラ449側から排出されるシ
ートS2は右斜め上方に向けて排出され、第2排紙ロー
ラ449側が低い第2排紙トレイ457に積載される。
そのため、突出している画像処理中継基板収納部516
c及び補強形状516dによってシートS2の排出、積
載が妨げられることがない。
【0109】よって、画像処理中継基板収納部516c
の突出量分(ここでは12mm)だけ画像読取部3を記
録部4に近付けることができ、装置高さが低減できる。
【0110】次に原稿サイズ検知について説明する。
【0111】反射型原稿センサ512b、512c、5
12e、512fはいずれもLEDから投射した赤外線
の反射光をフォトセンサで受光し、原稿Dの有無を検出
する。
【0112】赤外線の投射と検出のタイミングは原稿圧
着板ユニット25が閉まっていく際に、図3に示す圧板
開閉センサ26の圧板開閉センサアクチュエータ26a
を押し、圧板開閉センサアクチュエータ26aがフォト
インタラプタ26bを通過する位置を基準に調整され
る。
【0113】本実施の形態では、原稿圧着板ユニット2
5が原稿台ガラス501に対し約30°になった時点で
検知を開始する。反射型原稿センサ512b、512
c、512e、512fはいずれも原稿圧着板ユニット
25が原稿台ガラス501に対し30°以上では原稿圧
着板ユニット25の反射による検出がされない仕様とな
っており、検出開始後、(1)検出無し→検出に出力変
化した場合:原稿無し、(2)検出ありが連続:原稿あ
り、(3)検出無しが連続:原稿有無不明と切り分け、
各検出位置での原稿有無の組み合わせによって原稿サイ
ズを算出するようになっている。
【0114】原稿サイズ検出は、フォトインタラプタ2
6cが原稿圧着板ユニット25の閉状態を検出(約5
°)するか、スタートキー601aが押されるなど、操
作者による操作がなされた時点で終了し、その時点で原
稿サイズを確定して動作する。
【0115】次に原稿検出位置について説明する。
【0116】図4に示すように、原稿幅、長さの検知範
囲はそれぞれのサイズに応じて2点鎖線のようになって
おり、幅検知部では長さ方向に、長さ検知部では幅方向
に有効検知範囲が広くなっている。これは検出する原稿
が定形サイズであるためである。
【0117】次にリーダー底板516に下面側からの力
Fが加わった場合について説明する。
【0118】リーダー底板516のレール516a、5
16b、側壁部516e、516f、画像処理中継基板
収納部516c、補強形状516dの周辺はいずれも断
面係数が上下方向の断面係数が大きいので下方からの押
圧に対して変形が少なく、また、平面部516hは記録
部4の構造物のある部分に位置しているので、操作者に
よる押圧を稼動中に受けることはない。
【0119】次に平面部516gの変形と原稿幅検知ユ
ニット512a、原稿長さ検知ユニット512dの位置
変動について説明する。
【0120】図1(a)は加圧前の状態、図1(b)は
加圧後の状態である。押圧Fによって平面部516gは
中央部が球面上に反り上がり、押圧Fを解除すると略平
面状態に復帰する。
【0121】その際、原稿幅検知ユニット512a、原
稿長さ検知ユニット512dの検知位置はそれぞれY
1、Y2の方向に移動する。
【0122】同様に図3に示すように、装置奥行き方向
については原稿幅検知ユニット512a、原稿長さ検知
ユニット512dの検知位置はそれぞれX1、X2の方
向に移動する。
【0123】図2に示すように、原稿幅検知ユニット5
12aは平面部516gの強度の高いレール516bと
補強形状516d近傍のコーナー部に配設されており、
変形での検知位置の移動X1、Y1はいずれも小さくな
るようになっている。
【0124】さらに、原稿幅検知ユニット512aの取
付位置512gは、補強形状516dに近い位置に配設
されているので、Y1よりX1が小さくなる。
【0125】原稿長さ検知ユニット512dは、平面部
516gの補強形状516dと側壁部516fのほぼ中
央に配設されている。この位置に配設することで平面部
516gが変形した場合の検知位置の移動量が、X2は
比較的大きいがY2は小さくなるようになっている。こ
れは平面部516gの略中央に配設されていることで、
原稿長さ検知ユニット512dが左右方向の傾きが少な
く上下するためである。
【0126】さらに、取付位置512hをレール516
aに近い側に配設することで、平面部516gの中央部
のみが局所的に凹んだ場合には、原稿長さ検知ユニット
512dが平面部516gから離れるため、つられて傾
かないようになっている。
【0127】以上のように構成することで、検知位置よ
り精度の必要な、幅検知部の長さ方向、長さ検知部の幅
方向(X1、Y2)の平面部516gの変形による位置
変動を小さく抑えることが可能となった。
【0128】その際、画像処理中継基板収納部516c
及び補強形状516dの絞り出しを一体化することで、
より強度確保用の絞り出しをまとめて加工可能である。
【0129】さらに、平面部516gの変形で原稿サイ
ズ検出精度が影響を受けにくいので、手がかり部516
iを中央が高くなるように絞り出すことで、装置の操作
者による移動を容易にすることが可能となる。
【0130】一般に、平面部516gのように一辺30
0mmを超える比較的大きな平面は加工精度上全くの平
面とならないため、押圧により中央凸または中央凹のど
ちらかに反りが移行する状態になり易い。反りの移行の
際には移行音が発生することがあり、操作者に違和感を
与える可能性がある。
【0131】これを加工上中央凸の状態となるようにし
ておくことで、操作者が記録済みのシートを取り出す際
に、誤ってリーダー底板516を押してしまった場合で
も逆反りに移行することがない。
【0132】この状態でリーダー底板516を上方から
押せば逆反りに移行することになるが、通常の使用で装
置内部であるリーダー底板516上面が押されることは
ないので実際に逆反りに移行することはない。
【0133】以上のようにすることで、操作者がシート
を取り出す際に、誤ってリーダー底板516を押してし
まった場合に逆反りに移行して操作者に違和感を与える
ことがないようにすることができる。
【0134】なお、上記実施の形態では、第2排紙ロー
ラ449が装置左側にある場合について説明したが、第
2排紙ローラ449が右側にある場合は、画像処理中継
基板収納部516c及び補強形状516dを装置右側に
寄せて配設すれば良い。
【0135】また、第2排紙トレイ457を有さず、第
1排紙トレイ452のみに対応した装置についても適用
可能である。また、第2排紙トレイ457のかわりにス
テープルフィニッシャなどを装備した場合にも同様に適
用可能である。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、記録済
みシートの機内排紙積載部上方の空間のうち、記録済み
シートの移動と取り出しに影響がない位置で、原稿読取
部の底面の補強を行い、装置高さの増大を抑制しつつ必
要な強度を得ると共に、原稿検知手段を原稿読取部の底
面が変形しても原稿検知に影響が少ない位置に配置し、
原稿読取部の底面の補強を最小限にすることができる。
【0137】このため、操作者が原稿読取部の底部に誤
って触れてしまう場合の対策を施しても、コスト上昇や
装置の大型化の要因とならない、コンパクトで安価な機
内排紙構成の例えばファクシミリ装置、複写機等として
使用される画像読取記録装置を提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像読取部の前方からの透
視図である。
【図2】本実施の形態に係る画像読取部の上方からの透
視図である。
【図3】本実施の形態に係る画像読取部の左方からの透
視図である。
【図4】本実施の形態に係る原稿検知センサの配置を示
す図である。
【図5】本実施の形態に係る複写機の本体断面図であ
る。
【図6】本実施の形態に係る複写機の本体斜視図であ
る。
【図7】本実施の形態に係る複写機の制御部を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 原稿搬送部 3 画像読取部 4 記録部 5 操作部 6 カセット給紙部 7 MP給紙部 10 記録筐体 11 電装筐体 14 作像部 15 定着部 53 本体制御部 54 読取系駆動制御部 57 記録系駆動制御部 401 支柱 501 原稿台ガラス 501a、501b サイズ指標 501c 原稿位置合わせ部 502 流し読みガラス 503 ジャンプ台 506 密着型イメージセンサ 511 画像処理中継基板 512 原稿サイズ検知センサ 512a 原稿幅検知ユニット 512b、512c、512e、512f 反射型原稿
センサ 512d 原稿長さ検知ユニット 512g、512h 取付位置 516 リーダー底板 516a、516b レール 516c 画像処理中継基板収納部 516d 補強形状 516e、516f 側壁部 516g、516h 平面部 516i 手がかり部 701 レーザースキャナ 702 プロセスカートリッジ 702a 感光ドラム 702b 帯電ローラ 702c 現像スリーブ 702d クリーニングブレード 703 転写ローラ 704 熱定着器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/107 Fターム(参考) 2H071 AA34 AA35 AA37 5B047 AA01 BA02 BB02 BC14 BC18 BC20 5C062 AA02 AA05 AB02 AB33 AB35 AB38 AC02 AC34 AD06 BA01 5C072 AA01 BA01 BA13 DA25 EA07 LA17 MA06 XA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を記録した後のシートを上方の機内排
    紙積載部に排出積載可能な記録部と、 該記録部の前記機内排紙積載部を隔てた上方に配設さ
    れ、透光部材上に載置された原稿を読み取る原稿読取部
    と、を有する画像読取記録装置であって、 前記原稿読取部は、副走査方向に移動可能な読取ユニッ
    トと、該読取ユニットから送信された画像信号を受信す
    る固定的に配設される画像信号受信ユニットと、前記読
    取ユニットを副走査方向に走査させる走査機構と、前記
    読取ユニットと前記画像信号受信ユニットと前記走査機
    構とを内蔵して前記透光部材を支持する読取フレーム
    と、を含み、 前記読取フレームの底面の一部に、前記読取フレームの
    底面の一辺と略平行な方向に延びる前記機内排紙積載部
    側に突出した帯状突出形状部を有し、 前記透光部材上に載置された原稿の有無を検知する原稿
    検知手段を、前記帯状突出形状部近傍に配置したことを
    特徴とする画像読取記録装置。
  2. 【請求項2】画像を記録した後のシートを上方の機内排
    紙積載部に排出積載可能な記録部と、 該記録部の前記機内排紙積載部を隔てた上方に配設さ
    れ、透光部材上に載置された原稿を読み取る原稿読取部
    と、を有する画像読取記録装置であって、 前記原稿読取部は、副走査方向に移動可能な読取ユニッ
    トと、該読取ユニットから送信された画像信号を受信す
    る固定的に配設される画像信号受信ユニットと、前記読
    取ユニットを副走査方向に走査させる走査機構と、前記
    読取ユニットと前記画像信号受信ユニットと前記走査機
    構とを内蔵して前記透光部材を支持する読取フレーム
    と、を含み、 前記読取フレームの底面の一部に、前記読取フレームの
    底面の一辺と略平行な方向に延びる前記機内排紙積載部
    側に突出した帯状突出形状部を有し、 前記透光部材上に載置された原稿の有無を検知する原稿
    検知手段を、前記帯状突出形状部と前記帯状突出形状部
    に平行な前記読取フレームの底面の一辺との略中央に配
    置したことを特徴とする画像読取記録装置。
  3. 【請求項3】前記帯状突出形状部は、前記読取ユニット
    の副走査方向の移動範囲における略中央よりも前記記録
    部の前記機内排紙積載部への排紙通路側に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取記
    録装置。
  4. 【請求項4】前記帯状突出形状部の延びる方向は、前記
    読取ユニットの主走査方向と略等しいことを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載の画像読取記録装置。
  5. 【請求項5】前記帯状突出形状部は、前記読取フレーム
    の底面を構成する読取下フレームと一体的に形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の画像読取記録装置。
  6. 【請求項6】前記読取ユニットは、主走査方向に線状に
    照明する光源手段と、該光源手段により照らされた原稿
    の反射光を結像する結像手段と、該結像手段により結像
    された前記反射光を入射させて原稿の画像情報を読み取
    って画像信号に変換する光電変換手段と、該光電変換手
    段により作成された画像信号を送信する画像信号送信手
    段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の画像読取記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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