JP4481422B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、原稿台に対して開閉可能な原稿台カバーを備えるとともに、原稿サイズを自動的に検知することが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子複写機等の画像形成装置においては、原稿台に原稿を載置し、その原稿を光学装置により走査し、その画像の走査光をミラーやレンズ等を介して画像担持体(感光ドラム)に照射して、画像の形成を行うようにしている。
【0003】
前記画像形成装置においては、原稿の走査光を、直接画像担持体に伝達する方式の他に、スキャナ部とプリンタ部とに分けて、スキャナ部において、原稿の走査光を光電変換素子(CCD)等を用いてデジタル信号に変換し、これをプリンタ部に出力する方式もある。
【0004】
ところで、画像形成装置では、原稿サイズを正確に検知し、その原稿サイズと、予め設定された縮拡率等の情報とに応じて、用紙を選択して画像形成を行う必要である。
【0005】
従来、スキャナ部において原稿サイズを検知する方式には多種多様なものがある。その中で、例えば特開平5−207239号公報によって開示される方式では、原稿画像の読み取りに先立って、原稿先端部を光源で照射し、原稿からの反射光を、主走査方向に展開される光電変換素子で読み取って原稿の幅情報を得、また、副走査方向の所定位置に配置された少なくとも1つの原稿有無検知手段によって、該所定位置に原稿が存在するか否かの情報を得、これら2つの情報を基に、所定の複数の定型サイズのうち、いずれのサイズの原稿が読み取り対象となっているかを決定する。
【0006】
このように、主走査方向の原稿幅を光電変換素子を流用して検出し、かつ、副走査方向の原稿長さに相当する情報を原稿有無検知手段によって得、これらを基に原稿サイズを判定するようにしているので、低コストで、且つ効率的な原稿サイズ自動検知が可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の原稿サイズ検知方式では、他の原稿サイズ検知方式に比べて、光源の点灯、光電変換素子による画像領域読み込み、原稿サイズ検知判定といった処理が増えるので、迅速な読取処理が必要な場合には問題があった。
【0008】
すなわち、自動原稿搬送装置を使用して原稿台に、サイズの異なる複数の原稿を自動搬送する場合においては、原稿サイズ検知は必須の機能である。しかし、自動原稿搬送装置を備えているが自動原稿搬送装置を使用せず、つまり原稿を上から固定する圧板を開いた状態にし、且つ、例えば手動によって原稿サイズを入力して画像読取処理を行いたいときでも、従来、原稿サイズ検知が一律に行われてしまい、そのため、読取処理を迅速に行えないという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、原稿台カバーが開いている状態で原稿サイズ検知を可能としつつ、原稿サイズ検知が不要な場合には、開始指示から原稿の読み込み開始までの時間を短縮することを可能とした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、原稿のサイズを検知し、検知した原稿のサイズに応じて用紙を選択し、選択した用紙に原稿の画像を形成する画像形成装置において、原稿台上の原稿に光を照射する光源と、前記光源により光が照射された前記原稿台上の原稿の画像を読み込む画像読込手段と、前記原稿台に対して開閉可能な原稿台カバーと、前記原稿台カバーの開閉を検知する検知手段と、画像形成が行われるべき用紙が収納された複数の給紙部のうちいずれかを設定する給紙部設定及び画像読み込みの開始指示を行うための操作部と、前記原稿台カバーが開いていることが前記検知手段により検知された状態で前記操作部から前記開始指示がなされた場合に、前記操作部から前記給紙部設定がなされていなければ前記光源を点灯させて前記画像読込手段の出力に基づいた原稿サイズ検知を行って前記画像読込手段により前記原稿台上の原稿の読み込みを行わせ、前記操作部から前記給紙部設定がなされていれば前記原稿サイズ検知を行わずに前記画像読込手段により前記原稿台上の原稿の読み込みを行わせる制御手段とを有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る画像読取装置(スキャナ)の構成を示す断面模式図である。
【0021】
スキャナ部は、原稿101を載置する原稿台ガラス102、原稿面に対して光を照射するランプ105、原稿101によって反射されたランプ105からの光を反射するミラー106、ランプ105とミラー106を配置する光学台107、ミラー106によって反射された光をレンズ111に向けるミラー108、109、ミラー108、109を配置する光学台110、光学台110によって導かれる原稿面からの光を集光するレンズ111、レンズ111によって集光された原稿面からの光を受けて光電変換を行う光電変換素子(以下「CCD」という)112を有し、更に、原稿台ガラス102に載置された原稿101の副走査方向の原稿サイズを検知するため、原稿の有無を2値で出力する原稿サイズ検知センサ113を有する。原稿サイズ検知センサ113の設置位置については、図3を参照して後述する。これら各部は筐体114に配置される。
【0022】
図2は、スキャナ部の動作制御を行う制御部の構成を示すブロック図である。
【0023】
制御部は、CCD112の出力信号をアナログ/デジタル変換するA/D変換回路201、光学台107、110を移動して原稿を走査するための光学モータ202、原稿面に光を照射するランプ105、原稿サイズ検知センサl13、原稿台開閉センサ505、DF開閉センサ506、及びスキャナコントローラ203から構成される。スキャナコントローラ203は、CCD112、光学モータ202、ランプ105の動作を制御し、これによってA/D変換回路201から出力されるデジタル信号を、あらかじめ設定されている所定値と比較して、原稿の主走査方向のサイズを検知し、また原稿サイズ検知センサ113からの出力に基づき副走査方向の原稿有無を検知し、これら2つの検知結果に基づいて、原稿サイズの判定を行う。また、スキャナコントローラ203は、原稿台開閉センサ505及びDF開閉センサ506の各出力に基づき、原稿台の開閉状態を検知し、その検知結果により原稿サイズ検知処理の実行・不実行の処理を行う。スキャナコントローラ203において行われる処理の詳細については、図6及び図7を参照して後述する。
【0024】
図3は、図1に示すスキャナ部を図1の上方向から見た状態を示す図である。
【0025】
原稿台ガラス102の外周に原稿サイズラベル103を配置し、原稿台ガラス102の奥側基準突き当て部に原稿合わせマーク104を設け、定型サイズ原稿が原稿合わせマーク104を基準に載置されるようにする。
【0026】
なお、原稿サイズ検知センサ113は、図3に示すように、原稿台ガラス102に横送り(原稿の長尺側が主走査方向に平行する向き)にセット可能な最大サイズ(原稿台ガラス102のサイズがA3縦送りに対応して形成されている図3の場合、A4サイズ)の原稿の後端部位置よりも少しだけ後部に外れた位置で、原稿台ガラス102の上側に配置される。
【0027】
次に、CCD112及び原稿サイズ検知センサ113からの各出力に基づき、スキャナコントローラ203によって行われる原稿サイズの検出判定を、図4を参照して説明する。
【0028】
図4は、CCD112からの出力で得られる主走査方向の推定原稿サイズと、原稿サイズ検知センサ113からの出力で得られる副走査方向の推定原稿サイズとの組み合わせを示す図である。
【0029】
スキャナコントローラ203では、CCD112からの出力のみにより、検知対象の原稿のサイズが、4グループのうち、いずれかのグループに属するサイズとして認識できる。すなわち、B5R,B6の第1グループ、A4R,A5の第2グループ、B5,B4の第3グループ、A4,A3の第4グループとして識別できるが、各グループ内での区別はできない。しかし、原稿サイズ検知センサ113からの出力(原稿の有無)により、各グループ内での区別が可能となる。
【0030】
例えば、CCD112からの出力に基づき、検知対象の原稿のサイズが第4グループに属すると識別されたとき、原稿サイズ検知センサ113からの出力が原稿有りならば、検知対象の原稿が縦送りA3であると判定でき、原稿無しならば横送りA4であると判定できる。
【0031】
図5は、図1に示すスキャナ部に自動原稿搬送装置(DF)504を装着した場合の構成を示す図である。
【0032】
図中、原稿台開閉センサ505が原稿台の開閉を検知し、またDF開閉センサ506が原稿台の完全閉状態を検知する。原稿台は、自動原稿搬送装置(DF)504の一部を構成し、自動原稿搬送装置(DF)504は、図5の左側を軸に回転して開閉できる。
【0033】
また、図5において原稿の読み込みが左から右へと行われる場合、副走査方向の原稿スキャンを開始する場合の光学台107の加速位置であるSP位置501、シェーディング補正が行われる位置であるホームポジション(HP)位置502、そして、主走査方向に沿って原稿の先端部の読み込みが行われるORGSNS位置503の3位置があり、これらの各位置に光学台107が移動され停止される。原稿サイズ検知を行う場合には、光学台107をORGSNS位置503位置まで移動される。光学台107の移動については、図6乃至図8を参照して後述する。
【0034】
図6は、スキャナコントローラ203において行われる原稿読取に関する各種処理の手順を示すフローチャートである。
【0035】
この処理の説明に先立ってまず、スキャナ部を構成する操作部について、図9及び図10を参照して説明する。
【0036】
図9及び図10は、操作部の構成を示す図である。
【0037】
図中、スタートキー802は、画像読み込みの開始を操作者が指示するためのキーである。読み込み領域指定キー804は、操作者が押すことで画面800が図9から図10のように切り替わる。その際、タッチセンサーである原稿読み込み領域指定キー1001をタッチすることで、操作者が原稿サイズを手動で指定することができる。原稿サイズ検知スイッチ803では、操作者が繰返し押すことで、原稿サイズ検知の設定を「自動」、「検知しない」、「検知する」、「自動」と順次循環的に切り替えることができる。給紙段設定キー801は、タッチセンサーとなっており、操作者によるタッチで、給紙段(第1段、第2段)が設定される。なお、タッチされていない場合は用紙設定が「自動」の表示になり、設定がある場合は、設定された段に収納されている用紙サイズが表示される。
【0038】
図6に戻って、ステップS1で、電源投入時に、光学台107をHP位置502へ移動する。HP位置502への移動は、HP位置502に設置された不図示の光学台検出センサーが出力するON/OFF信号によって、光学台107をHP位置502へ移動する。そして、移動が終了したら、次のステップS2で、操作部のスタートキー802が押されたか否かを判別し、スタートキー802が押されたと判別された場合は、ステップS3へ進み、原稿スキャン処理を行ってから、ステップS2へ戻る。原稿スキャン処理については、図8を参照して後述する。
【0039】
ステップS2で、操作部のスタートキー802が押されていないと判別された場合は、ステップS4へ進み、原稿台開閉センサ505の出力に基づき原稿台がオープン状態であるか否かを判別する。ステップS4において、原稿台が開いていないと判別された場合は、ステップS2に戻り、一方、原稿台が開いていると判別された場合は、ステップS5へ進み、光学台(スキャナユニット)107をORGSNS位置503へ移動させる。
【0040】
そして、ステップS6で、操作部のスタートキー802が押されたか否かを判別し、スタートキー802が押されたと判別された場合は、ステップS7へ進んで原稿台開時の原稿サイズ検知処理を行い、更にステップS8で原稿スキャン処理を行い、ステップS2へ戻る。原稿台開時の原稿サイズ検知処理の詳細な内容については、図7を参照して後述する。また、原稿スキャン処理の詳細な内容については、図8を参照して後述する。
【0041】
ステップS6で、操作部のスタートキー802が押されていないと判別された場合は、ステップS9へ進み、原稿台開閉センサ505の出力に基づき原稿台がクローズ状態であるか否かを判別する。ステップS9において、原稿台がまだ開いていると判別された場合は、ステップS6に戻り、一方、原稿台が閉じたと判別された場合は、ステップS10へ進んでランプ105を点灯させる。そしてステップS11で、CCD112からの出力に基づき、原稿台に載置された原稿の幅を検出する。次にステップS12で、DF開閉センサ506の出力に基づき、原稿台が完全に閉りきったか否かを判別する。完全に閉りきっていなければ、ステップS11に戻り、完全に閉りきったならば、ステップS13に進む。なお、タイムアウト時間を設けて該タイムアウト時間経過後は原稿台が閉まりきったとみなして、ステップS13へ進むようにしてもよい。
【0042】
ステップS13では、ランプ105を消灯し、光学台(スキャンユニット)107をHP位置502へ移動させ、その後ステップS2へ戻る。
【0043】
図7は、図6に示すステップS7における原稿台開時の原稿サイズ検知処理について、その詳細な内容を示すフローチャートである。
【0044】
まずステップS106で、読み込みサイズ設定があるか否かを判定する。すなわち、読み込み領域指定キー804さらに原稿読み込み領域指定キー1001が操作者によって押され、これによって、読み込み対象の原稿のサイズが手動入力されているか否かを判別する。読み込み対象の原稿のサイズが手動入力されている場合は、原稿サイズの検出を行わずにステップS103へ進み、光学台(スキャナユニット)107をHP位置502へ移動し、処理を図6のステップS8へ進める。
【0045】
一方、ステップS106で、読み込み対象の原稿のサイズが手動入力されていないと判別された場合は、ステップS100へ進む。ステップS100では、原稿サイズ検知スイッチ803が「自動」に設定されているか否かを判別する。「自動」に設定されている場合、ステップS101へ進み、給紙段設定キー801を操作者が操作することにより、給紙段(第1段、第2段)が設定されているか否かを判別する。設定されていない場合、つまり用紙設定が「自動」の表示になっている場合、つまり給紙段の指定がない場合はステップS102へ進む。ステップS102においては、ランプ105の点灯を行い、CCD112からの出力に基づき主走査方向の原稿スキャンを行い、原稿幅の情報を獲得する。そして、ステップS103へ進み、ランプ105を消灯し、光学台(スキャナユニット)107をHP位置502へ移動し、処理を図6のステップS8へ進める。
【0046】
なお、ステップS101で、給紙段設定キー801を操作者が操作することにより、給紙段(第1段、第2段)が設定されていると判別された場合、この場合には、設定された段に既に特定のサイズの用紙が収納されているので、原稿サイズの検知の必要性が本来無いことになる。したがって、原稿サイズの検知を行わず、ステップS103へ進む。
【0047】
ステップS100で、原稿サイズ検知スイッチ803が「自動」に設定されていないと判別された場合、ステップS104へ進み、原稿サイズ検知スイッチ803が「検知する」に設定されているか否かを判別する。「検知する」に設定されている場合、ステップS102へ進み、ランプ105の点灯を行い、CCD112からの出力に基づき主走査方向の原稿スキャンを行い、原稿幅の情報を獲得する。
【0048】
一方、ステップS104で、原稿サイズ検知スイッチ803が「検知する」に設定されていないと判別された場合、つまり原稿サイズ検知スイッチ803が「検知しない」に設定されていた場合、ステップS105に進み、図10に示す画面800において原稿読み込み領域指定キー1001をタッチすることで、操作者が原稿サイズを手動で指定する。ステップS105の実行後、ステップS103へ進む。
【0049】
図8は、図6に示すステップS3及びステップS8における原稿スキャン処理について、その詳細な内容を示すフローチャートである。
【0050】
まずステップS200で、HP位置502にあるシェーディング白板(図示せず)を用いてシェーディング補正を行う。その後ステップS201にて、光学台(スキャナユニット)107をSP位置501へ移動する。
【0051】
次にステップS202で、対象原稿の読み込みを行う。すなわち、前述したCCD112及び原稿サイズ検知センサ113からの各出力に基づき原稿サイズを決定する処理によるか、または操作者からの手動入力によるかして原稿サイズが既に分かっているので、その原稿サイズの副走査方向の長さ分だけ走査を行って、対象原稿の読み込みを行う。原稿スキャン終了を待ち(ステップS203)、処理をメイン(図6)に戻す。
【0052】
図11は、上述の画像読取装置(スキャナ)を包含するような画像形成装置の一実施の形態の全体構成を示す断面図である。画像形成装置はスキャナ部1100及びプリンタ部1200から構成される。
【0053】
スキャナ部1100では、自動原稿搬送装置1101上に積載された原稿が、1枚づつ順次原稿台ガラス面1102上に搬送される。原稿がガラス面1102の所定位置へ搬送されると、ランプ1103が点灯し、かつスキャナ・ユニット1104が移動して原稿を照明する。原稿の反射光は、ミラー1105、1106、1107、レンズ1108を介してCCDイメージ・センサー部1109(以下CCDと称する)に入力する。CCD1109に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換される。変換された電気信号は、画像処理部1110へ送られる。画像処理部1110では、各種操作部で予め設定された画像処理が施され、プリンタ部1200へ送られる。
【0054】
プリンタ部1200では、画像処理部1110から送られた電気信号が露光制御部1201にて光信号へ変換されて感光体1202を照射する。照射光によって感光体1202上に作られた潜像は現像器1203によって現像される。上記現像された像の先端位置とタイミングを合わせて転写紙積載部1204または転写紙積載部1205より転写紙が搬送され、転写部1206において、上記現像された像が転写される。転写された像は定着部1207にて転写紙に定着され、その後、排紙部1208より装置外部に排出される。排紙部1208から出力された転写紙は、ソータ1220で排出される。
【0055】
なお、順次読み込んだ画像を1枚の出力用紙の両面に出力するには、定着部1207で片面の定着が行われた出力用紙を、一度、排紙部1208まで搬送後、用紙の搬送向きを反転して搬送方向切り換え部材1209を介して再給紙用被転写紙積載部1210に搬送する。次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが、転写紙については再給紙用被転写紙積載部1210より給紙されるので、結局、同一出力紙の表面、裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
【0056】
なおまた、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0057】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、前述の実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体が本発明を構成することになる。
【0058】
プログラムコードを供給するための記憶媒体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0059】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0060】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、原稿台カバーが開いている状態で操作部から開始指示がなされた場合に、操作部から給紙部設定がなされていなければ光源を点灯させて画像読込手段の出力に基づいた原稿サイズ検知を行って原稿台上の原稿の読み込みを行わせ、操作部から給紙部設定がなされていれば原稿サイズ検知を行わずに原稿台上の原稿の読み込みを行わせるので、原稿台カバーが開いている状態で原稿サイズ検知を可能としつつ、原稿サイズ検知が不要な場合には、開始指示から原稿の読み込み開始までの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置(スキャナ)の構成を示す断面模式図である。
【図2】スキャナ部の動作制御を行う制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すスキャナ部を図1の上方向から見た状態を示す図である。
【図4】CCDからの出力で得られる主走査方向の推定原稿サイズと、原稿サイズ検知センサからの出力で得られる副走査方向の推定原稿サイズとの組み合わせを示す図である。
【図5】図1に示すスキャナ部に自動原稿搬送装置(DF)を装着した場合の構成を示す図である。
【図6】スキャナコントローラにおいて行われる原稿読取に関する各種処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図6に示すステップS7における原稿台開時の原稿サイズ検知処理について、その詳細な内容を示すフローチャートである。
【図8】図6に示すステップS3及びステップS8における原稿スキャン処理について、その詳細な内容を示すフローチャートである。
【図9】操作部の構成を示す図である。
【図10】操作部の構成を示す図である。
【図11】画像読取装置(スキャナ)を包含するような画像形成装置の一実施の形態の全体構成を示す断面図である。
【符号の説明】
101 原稿
102 原稿台ガラス
105 ランプ
106 ミラー
107 光学台(画像読込手段)
108 ミラー
109 ミラー
110 光学台
111 レンズ
112 光電変換素子(画像読込手段)
113 原稿サイズ検知センサ
114 筐体
201 A/D変換回路
202 光学モータ
203 スキャナコントローラ
504 自動原稿搬送装置(原稿台カバー)
505 原稿台開閉センサ
506 DF開閉センサ
801 給紙段設定キー
802 スタートキー
Claims (1)
- 原稿のサイズを検知し、検知した原稿のサイズに応じて用紙を選択し、選択した用紙に原稿の画像を形成する画像形成装置において、
原稿台上の原稿に光を照射する光源と、
前記光源により光が照射された前記原稿台上の原稿の画像を読み込む画像読込手段と、
前記原稿台に対して開閉可能な原稿台カバーと、
前記原稿台カバーの開閉を検知する検知手段と、
画像形成が行われるべき用紙が収納された複数の給紙部のうちいずれかを設定する給紙部設定及び画像読み込みの開始指示を行うための操作部と、
前記原稿台カバーが開いていることが前記検知手段により検知された状態で前記操作部から前記開始指示がなされた場合に、前記操作部から前記給紙部設定がなされていなければ前記光源を点灯させて前記画像読込手段の出力に基づいた原稿サイズ検知を行って前記画像読込手段により前記原稿台上の原稿の読み込みを行わせ、前記操作部から前記給紙部設定がなされていれば前記原稿サイズ検知を行わずに前記画像読込手段により前記原稿台上の原稿の読み込みを行わせる制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
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