JP2006023412A - 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力する第1の出力モードと、片面原稿中の一部を両面画像出力する第2の出力モードとを自在に切り替えることである。
【解決手段】スキャナ部1−2により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを白紙検知部1−4が判定し、該判定結果に基づいて、プリンタ部1−6の出力モードを読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードから各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替えを本体CPU1−8が制御する構成を特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】スキャナ部1−2により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを白紙検知部1−4が判定し、該判定結果に基づいて、プリンタ部1−6の出力モードを読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードから各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替えを本体CPU1−8が制御する構成を特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、片面または両面の原稿画像を読み取って、読み取った表面原稿の搬送を制御して記録紙の片面または両面に画像を出力可能な画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
従来、複写装置は、片面コピーモードと両面コピーモードを持っているものがあり、片面原稿から片面原稿、片面原稿から両面原稿、両面原稿から片面原稿、両面原稿から両面原稿、というように、コピー処理を行うことが可能であった。
また、下記特許文献1のように、自動原稿送り装置に片面原稿と両面原稿とを混在しても、原稿と同一、片面、両面など任意のコピーモードでコピーできるような装置も存在する。
また、原稿が白紙であるかどうかを識別する手段を備えて、片面原稿か両面原稿かを自動的に判別し、片面原稿の裏面をコピーすることを防ぎ、空白ページのない原稿を作成することができるように構成されている。
特開平5−094062号公報
しかしながら、片面原稿の中の一部分だけを両面コピーしたいような場合、途中で片面コピーモードから両面コピーモードへ切り替え、その後再び片面コピーモードに戻すというように、複数回に分けてコピーを行うといった手間が必要でとなり、操作性が悪く効率よく片面原稿から片面画像出力と、一部両面画像出力とを1回の原稿読み取り処理で効率よく得ることができないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定し、該判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードから各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御することにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力する第1の出力モードと、片面原稿中の一部を両面画像出力する第2の出力モードとを自在に切り替えて、連続して原稿画像の片面画像出力と一部両面画像出力とを行うことができる画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
第2の目的は、読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定し、該判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、記憶されている表面画像データと反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように制御することにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置であって、前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段と、前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御手段とを有することを特徴とする。
また、片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置であって、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段と、前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段と、第1の出力モードで画像出力中、前記判定手段による判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像処理方法は以下に示す構成を備える。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置における画像処理方法であって、前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップと、前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記出力ステップの出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御ステップとを有することを特徴とする。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段と、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段とを備える画像処理方法であって、前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップと、前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップと、第1の出力モードで画像出力中、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力ステップを制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できるという効果を奏する。
また、片面、両面の混在指示を何ら原稿を分割して複数の画像処理に分けて画像出力することなく、簡単な指示で、連続して片面と両面とが混在する画像出力を容易に得ることができるという効果を奏する。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の構成を説明する概略断面図であり、大別して、本体(リーダ部100、プリンタ部200)、自動原稿送り装置(ADF)300、そして、シート後処理装置(ソータ)400にて構成される。
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の構成を説明する概略断面図であり、大別して、本体(リーダ部100、プリンタ部200)、自動原稿送り装置(ADF)300、そして、シート後処理装置(ソータ)400にて構成される。
図1において、100は原稿画像を画像データに変換する画像入力装置(リーダ部)である。200は複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令により画像データを記録紙上に可視像として出力する画像出力装置(プリンタ部)である。
250は外部装置で、リーダ部100と所定のインタフェースを介して通信可能に接続されている。この外部装置250は、各種のオプション機能を有し、不図示のファクシミリ部、ファイル部、このファイル部と接続されている外部記憶装置、コンピュータと接続するためのコンピュータインタフェース部、コンピュータからの情報を可視像とするためのフォーマッタ部、リーダ部からの情報を蓄積したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部、及び、上記の各機能を制御するコア部等を備えている。
そこで、リーダ部100、プリンタ部200の構成及びその動作について説明する。
自動原稿送り装置(ADF)300の原稿台上に積載された原稿は、1枚ずつ、順次、プラテンガラス面102上に搬送される。原稿がプラテンガラス面102の所定位置へ搬送されると、リーダ部100のランプ103が点灯し、かつ、スキャナユニット104が移動して原稿に光を照射する。そして、原稿からの反射光は、ミラー105,106,107、レンズ108を介して、CCDイメージセンサ部109に入力される。このCCDイメージセンサ109に照射された原稿からの反射光は、光電変換等の電気処理が行なわれ、通常のデジタル処理が施される。この後、これらの信号は、プリンタ部200に入力される。
プリンタ部200に入力された画像信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換され、それが感光体202を照射する。この照射光によって感光体202上に作られた潜像は、現像器203によって現像される。ここでは、この現像像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部204、もしくは転写紙積載部205より転写紙が搬送され、転写部206において、上記の現像された像が転写紙上に転写される。そして、転写された像は、定着部207にて転写紙に定着された後、排紙部208より、本装置の外部に排出される。このように排紙部208から出力された転写紙は、ソータ400で、あらかじめ指定された動作モードに応じて、仕分け、綴じ等が行なわれる。
次に、順次読み込む画像を1枚の出力用紙の両面に出力する方法について説明する。
順次読み込んだ画像を、1枚の出力用紙の両面に出力するためには、定着部207で定着された出力用紙を、一度、排紙部208まで搬送後、用紙の搬送の向きを反転し、搬送方向切り替え部材209を介して、再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。そこで、次の原稿が準備されると、上記のプロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが、転写紙については、それが再給紙用被転写紙積載部210より給紙されるので、結局、同一出力紙の表面、裏面に、2枚の原稿画像が出力されることになる。
<ADF(自動原稿送り装置)の説明>
図2は、図1に示したADF300の構成を説明する概略断面図である。
図2は、図1に示したADF300の構成を説明する概略断面図である。
図2において、ADF300には、原稿束をセットする第1の原稿トレイとしての積載トレイ310が装備されている。また、積載トレイ310には、原稿給送手段の一方の部分を構成する給送手段が装備されている。この給送手段は、半月ローラ331、分離搬送ローラ332、分離モータSPRMTR(不図示)、レジストローラ335、全面ベルト336、ベルトモータBELTMTR(不図示)、搬送大ローラ337、搬送モータFEEDMTR(不図示)、排紙ローラ340、フラッパ341、リサイクルレバー342、給紙センサENTS、反転センサTRNS、排紙センサEJTS(いずれも不図示)等から構成されている。
ここで、半月ローラ331と分離搬送ローラ332は、分離モータSPRMTRにより回転され、積載トレイ310上の原稿束Sの最下部から、原稿を1枚ずつ分離する。
また、レジストローラ335と全面ベルト336は、ベルトモータBELTMTRにより回転され、上記の分離された原稿を、シートパスa,bを介して、原稿台ガラス101上の露光位置(シートパスc)まで搬送する。
また、搬送大ローラ337は、不図示の搬送モータFEEDMTRにより回転され、原稿台ガラス101上の原稿を、シートパスcからシートパスeに搬送する。そして、シートパスeに搬送された原稿は、排紙ローラ340により、積載トレイ310の原稿束S上に戻される。リサイクルレバー342は、原稿の一循環を検知するもので、原稿給送開始時に、リサイクルレバー342が原稿束Sの上部に載せられ、原稿が順次給送されて、最終原稿の後端がリサイクルレバー342を抜けるときに自重で落下することで、原稿の一循環を検知する。
原稿給送手段として機能するADF300では、両面原稿がセットされたときには、原稿を一旦、シートパスa,bからシートパスcに導き、次いで、搬送大ローラ337を回転して、フラッパ341を切り替えることで、原稿の先端をシートパスdに導き、レジストローラ335により、シートパスbを通して、全面ベルト336で原稿を原稿台ガラス101上に搬送して、停止することで、原稿を反転させている。すなわち、原稿をシートパスc−d−bの経路を通して反転させている。
なお、原稿束Sの原稿を1枚ずつ、シートパスa−b−c−d−eを通して、リサイクルレバー342により一循環したことが検知されるまで搬送することによって、原稿の枚数をカウントとする。
<操作部、表示部(500)の説明>
図3は、図1のリーダ部100に設けた操作・表示パネルの配置構成例を示す図であり、図示した操作・表示パネルは、キーと、キー/表示ができるLCDディスプレイを有する。
図3は、図1のリーダ部100に設けた操作・表示パネルの配置構成例を示す図であり、図示した操作・表示パネルは、キーと、キー/表示ができるLCDディスプレイを有する。
図3において、503は複写開始キー(コピースタートキー)であり、本画像処理装置にて複写を開始するときに押下されるキーである。504はクリア/ストップキーであり、装置が待機(スタンバイ)中に押すとクリアキー、複写記録中は、ストップキーの機能を有する。このクリアキー504は、設定した複写枚数を解除するときにも押される。また、502はテンキーであり、複写枚数を設定するときに押される。
505は複写濃度キーであり、複写濃度を手動で調節するときに押す。506はAEキーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するときに、または、AE(自動濃度調節)を解除して、濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。また、508は用紙選択キーであり、上段カセット、中段カセット、下段ペーパーデッキを選択するときに押す。さらに、ADF300に原稿が載っているときには、このキー508により、APS(自動用紙選択)が選択できる。なお、APSが選択された場合には、原稿と同じ大きさの転写紙のカセットが自動選択される。
509は等倍キーであり、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。511はズームキーであり、例えば、64〜142%の間で任意の倍率を指定するときに押す。510,512は定形変倍キーであり、定形サイズの縮小・拡大を指定するときに押す。
また、515は、ソータ400の動作モードを選択するためのキーであり、排紙方法(ステイプル、ソート、グループ)、記録後にステイプルで綴じることのできるステイプラが接続されている場合は、ステイプルモード/ソートモード、記録済用紙の折り(断面Z形/断面V形)の選択及び解除ができる。
さらに、キー513,514により、様々な処理、例えば、両面モード、綴じ代設定、写真モード、多重処理、ページ連写、2in1モード等ができる。なお、501は様々なメッセージと複写に関連する情報を表示するLCDディスプレイであり、複写に関連する情報を表示する。
<白紙検出の説明>
本実施形態にかかる装置では、原稿上に画像が存在するかどうかの検出を行って、原稿が表向きか裏向きかを検出する。原稿に画像が存在するかどうかの判定は、特開平5−094062号公報、特開平09−284490号公報、特開平9−261383号公報、特開2000−278484号公報などによって、様々な方法が提案されている。本発明では、どのような方法で検出を行ってもよい。
本実施形態にかかる装置では、原稿上に画像が存在するかどうかの検出を行って、原稿が表向きか裏向きかを検出する。原稿に画像が存在するかどうかの判定は、特開平5−094062号公報、特開平09−284490号公報、特開平9−261383号公報、特開2000−278484号公報などによって、様々な方法が提案されている。本発明では、どのような方法で検出を行ってもよい。
図4は、図1に示した画像処理装置の制御構成を説明するブロック図であり、以下、画像処理装置の制御構成及び信号の流れを説明する。
図4において、画像信号記憶部1−3は、スキャナ部1−2より送られてきたRGB画像信号を入力し、そのデータを、白紙検知部1−4に入力することによって、その原稿が白紙かどうかの判定を行う。原稿が白紙であった場合には、それを示す判定信号を、複写機本体のCPU1−8に送る。
この本体CPU1−8により、ADF動作1−1、画像処理部1−5、プリンタ部1−6の制御を行う。
画像信号記憶部1−3は、例えば、RAM等の半導体記憶素子や、ハードディスク等の磁気記録装置等を使用することによって、スキャナ部1−2からのRGB画像信号を一時記憶する。また、画像信号記憶部1−3から画像データの出力を行う際の制御も、本体CPU1−8からの信号によって行う。
<両面コピーの説明>
本実施形態では、片面原稿の一部を両面コピーにしたい場合、両面コピー後にその裏面になるべき画像の片面原稿をあらかじめ裏返しにしてコピーを行う。
本実施形態では、片面原稿の一部を両面コピーにしたい場合、両面コピー後にその裏面になるべき画像の片面原稿をあらかじめ裏返しにしてコピーを行う。
図5は、図1に示したADF300の原稿台に載置される原稿の配置状態と、コピー結果とを示す図であり、上部が原稿台に載置される原稿DC−1〜DC−5を示し、原稿DC−4のみ、白紙面が表面となり、原稿画像I4が裏面となるように重ねられる。I1〜I5は原稿画像である。
CP−1〜CP−4はコピー出力であり、コピー出力CP−1,CP−2,CP4は片面コピー出力となり、コピー出力CP−3のみが両面コピー出力となる例である。本実施形態では、図5に示すように片面原稿白紙面を最初の読み込み面とするように原稿を重ねることで、片面原稿の一部を両面コピーすることができる。
ここでは、4ページ目の片面原稿DC−4を裏返しにしてコピーを行う。結果として、3ページ目が表面、4ページ目が裏面となる両面コピー出力CP−3が出来上がる。その他の原稿は片面コピーのままである。
このように構成された画像処理装置は、以下の特徴的構成を備えている。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な、例えば図4に示すスキャナ部1−2は、図1に示すADF300から給送される原稿画像を読み取り可能であって、反転パスを介して原稿用紙の両面または片面の原稿画像をスキャナ部1−2の画像読み取り面となるように原稿給送可能に構成される。そして、読み取った表面原稿の搬送を本体CPU1−8が制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせることができる。
そして、読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する、例えば図2に示すプリンタ部1−6は、図1に示すように、中間搬送路を介して画像形成された用紙を反転して、用紙の両面あるいは片面に画像を出力可能に構成されている。
また、スキャナ部1−2により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する、例えば図4に示す白紙検知部1−4は、画像信号記憶部1−3に記憶された原稿画像データを画像処理で判定する。そして、該白紙判定結果に基づいて、プリンタ部1−6の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへの切替えを、例えば図4に示す本体CPU1−8が図6に示すステップS107〜S115を実行することで制御する。
これにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる。
また、片面または両面の原稿画像を読み取り可能なスキャナ部1−2は、図1に示すADF300から給送される原稿画像を読み取り可能であって、反転パスを介して原稿用紙の両面または片面の原稿画像をスキャナ部1−2の画像読み取り面となるように原稿給送可能に構成されている。そして、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせるように本体CPU1−8がスキャナ部1−2とADF動作1−1を制御している。
スキャナ部1−2により読み取って得た画像データは画像信号記憶部1−3に記憶された後、白紙検知部1−4が記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する。
そして、その判定結果に基づいて、本体CPU1−8は、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、画像信号記憶部1−3に記憶されている表面画像データとADF300により反転搬送される裏面からスキャナ部1−2が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように、本体CPU1−8が白紙検知部1−4の検出結果から、プリンタ部1−6による画像出力モードを片面出力する第1の出力モードと、両面出力する第2の出力モードへの切替を、例えば図6に示すステップS107〜S115を実行することで制御する。
これにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら先行する原稿画像データを記憶させることで、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる。
また、本体CPU1−8は、白紙検知部1−4による白紙画像の検知判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させる。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、片面原稿の画像の読み取りを支障なく継続することができる。
さらに、本体CPU1−8は、白紙検知部1−4により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させる。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、適時に第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、片面原稿の画像の読み取りを支障なく継続することができる。
また、本体CPU1−8は、白紙検知部1−4により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させる。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、次の白紙画像と判定されるまでは、通常の片面原稿と同一の配置で片面原稿を読み込みながら、両面画像出力を継続させることができる。
さらに、第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードである。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、片面出力モードから両面出力モードに切り替えることができる。
また、本体CPU1−8は、白紙検知部1−4により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするようにプリンタ部1−6を制御する。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、先行する片面原稿と後続する片面原稿とを、出力用紙の裏面または表面のいずれにも出力した両面画像出力を容易に得ることができる。
さらに、本体CPU1−8は、白紙検知部1−4により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するようにプリンタ部1−6を制御する。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、後続する片面原稿を表面とし、先行する片面原稿を裏面とする両面画像出力を容易に得ることができる。
さらに、本体CPU1−8は、白紙検知部1−4により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力手段を制御する。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、後続する片面原稿を裏面とし、先行する片面原稿を表面とする両面画像出力を容易に得ることができる。
また、スキャナ部1−2は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行う。
これにより、画像読み取りシーケンスを簡略化して、表面が白紙画像となるように原稿を確実に検出して、出力モードを自在、かつ、確実に切り替えることができる。
さらに、スキャナ部1−2は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定手段により、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込む。
これにより、表面が白紙画像となるように原稿を確実に検出して、出力モードを自在、かつ、確実に切り替えることができる。
図6は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した本体CPU1−8が図示しない記憶部より読み込む制御プログラムを実行することで実現される。なお、S101〜S115は各ステップを示す。
まずは、コピーの準備として、コピーしたい片面原稿を用意し、両面コピーしたい2つのページを連続させ、裏面にあたるページの原稿を裏返し(最初に読み取る面を白紙面とするように)にしてADF300の原稿台310上にセットする。
そして、図3に示したコピーボタン503を押すことでコピー処理が開始される(S101)。そして、原稿台310にセットした原稿がADF300で紙送りされ(S102)、紙送りされた原稿をスキャナ部1−2でスキャンする(S103)。
そして、スキャナ部1−2でスキャンされたスキャン画像データをページメモリとして構成される画像信号記憶部1−3に一旦格納する(S104)。
次に、ADF300で次のページを紙送りする(S105)。そして、紙送りされた次のページをスキャナ部1−2で上記同様にスキャンする(S106)。
そして、スキャナ部1−2によりスキャンした画像データに対して、CPU1−8が白紙検出処理を実行して、その読み取りページが白紙ページ(白紙原稿)か否かを判断する(S107)。ここで、読み取りページ面に画像データが存在し、白紙でないと判断した場合には、この原稿は裏向きでないと判断する。この画像データは、ページメモリとして機能する画像信号記憶部1−3に格納される(S108)。そして、ステップS104で、先に画像信号記憶部1−3に格納されている一つ前のページを画像処理部1−5による画像処理後、プリンタ部1−6でプリントアウトする(S109)。
そして、ADF300にセットされた原稿をすべてスキャンし終わっているかどうかを本体CPU1−8が判断し(S110)、終了していると判断した場合は、コピー動作は終了する(S115)。
一方、ステップS110で、ADF300にスキャンしていない原稿が残っていると本体CPU108が判断した場合は、ステップS105に戻り、次の原稿スキャン処理へ移る。
一方、ステップS107において、画像データが存在せず、本体CPU108が白紙ページを検出した場合、原稿が裏向きにされたと判断し、ADF300によって、上述した搬送パスを介して図5に示したステップ、例えば原稿DC−3を裏返し(反転処理)にする(S111)。
そして、裏返しにした原稿DC−4をスキャナ部1−2でスキャンする(S112)。次に、ステップS104で、先にページメモリとして機能する画像信号記憶部1−3に格納した画像データI3を表面に対して画像出力を行った後、プリンタ部1−6の反転パスを介して反転した後、ステップS112でスキャンした裏返しにされた原稿DC−4の画像データI4を裏面に画像出力して、両面コピーCP−3を出力する(S113)。
そして、ADF300にセットされた原稿をすべてスキャンし終わっているか否かを本体CPU1−8が判断して(S114)、原稿をすべてスキャンし終わっていると判断した場合は、本コピー動作は終了する(115)。
一方、ステップS114で、ADF300にスキャンしていない原稿が残っていると本体CPU1−8が判断した場合は、ステップS105に戻り、次の原稿スキャンへ移る。
以上のようなシーケンスでコピーを行うことにより、片面原稿の中の一部分だけを両面コピーしたいような場合、途中で手動でコピーモードを切り替えることなく、一度のコピー動作で任意の片面原稿を両面コピーするので、片面原稿の中の任意のページの中から部分的に両面コピーを行うことが可能となる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態においては、まず、原稿の表面をスキャンし、白紙であった場合にその裏面のスキャンを行う場合について説明したが、2枚目の原稿については、表面および裏面の原稿を連続して読み取った後、2枚目の原稿の表面が白紙かどうかを判別して、既に格納した1枚目の原稿の表面が白紙の原稿画像データを削除して、裏面側の原稿画像データを先に読み取った1枚目の原稿の裏面側に画像出力するように読み取りとコピー出力とを制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。すなわち、本実施形態では、2枚目、言い換えると偶数枚目の原稿については表面の画像の有無に関わらず、裏面の画像のスキャンも行っている。
第1実施形態においては、まず、原稿の表面をスキャンし、白紙であった場合にその裏面のスキャンを行う場合について説明したが、2枚目の原稿については、表面および裏面の原稿を連続して読み取った後、2枚目の原稿の表面が白紙かどうかを判別して、既に格納した1枚目の原稿の表面が白紙の原稿画像データを削除して、裏面側の原稿画像データを先に読み取った1枚目の原稿の裏面側に画像出力するように読み取りとコピー出力とを制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。すなわち、本実施形態では、2枚目、言い換えると偶数枚目の原稿については表面の画像の有無に関わらず、裏面の画像のスキャンも行っている。
図7は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した本体CPU1−8が図示しない記憶部より読み込む制御プログラムを実行することで実現される。なお、S201〜S218は各ステップを示す。
コピーボタン503を押すことでコピーが開始される(S201)。ADF300にセットした原稿が原稿台310より紙送りされる(S202)。紙送りされた原稿をスキャナ部1−2でスキャンする(S203)。
そして、スキャナ部1−2でスキャナンされた1枚目の表面のスキャン画像データをページメモリである画像信号記憶部1−3に格納する(S204)。次に、ADF300で次のページを紙送りする(S205)。紙送りされた次のページの表面をスキャナ部1−2でスキャンする(S206)。次に、スキャナ部1−2でスキャンした表面の画像データをページメモリである画像信号記憶部1−3に格納する(S207)。
次に、ADF300で上述した反転パスを介して2枚目の原稿を裏返しする(S208)。そして、裏返しした原稿をスキャナ部1−2でスキャンする(S209)。次に、裏面の原稿画像データをページメモリである画像信号記憶部1−3に格納する(S210)。
そして、2枚目の原稿の表面の画像データに対して、白紙検出処理を行い、白紙原稿かどうかを本体CPU1−8が判断する(S211)。ここで、原稿画像データが画像有り、すなわち、白紙原稿でないと本体CPU1−8が判断した場合は、この原稿は裏向きでないと判断する。この場合、ステップS210で、先行して画像信号記憶部1−3に格納した裏面の画像データは使用しないので、画像信号記憶部1−3から削除する(S212)。
そして、ステップS207で、先行して画像信号記憶部1−3に格納されている一つ前の原稿ページをプリンタ部1−6からプリントアウトする(S213)。
次に、本体CPU1−8は、ADF300にセットされた原稿をすべてスキャンし終えているかどうかを判断して(S214)、スキャンし終えていると判断した場合は、コピー動作は終了する(S218)。
一方、ステップS214で、ADF300にスキャンしていない原稿が残っていると本体CPU1−8が判断した場合、ステップS205に戻り、次の原稿の読み取りを開始する。
一方、ステップS211において、2枚目の原稿の表面の原稿画像が白紙原稿であると本体CPU1−8が判断した場合は原稿が裏向きにされたと判断する。そして、ステップS207で先行して画像信号記憶部1−3に格納している表面の原稿画像データは使用しないので、画像信号記憶部1−3から削除する(S215)。
そして、ステップS203で、先行して読み取って画像信号記憶部1−3に格納した奇数枚目の表面の原稿画像データを表面とし、ステップS210で画像信号記憶部1−3に格納した偶数枚目の原稿裏面側の原稿画像データを裏面とする両面コピーをプリンタ部1−6により実行する(S216)。
そして、ADF300にセットされた原稿をすべてスキャンし終えているかどうかを本体CPU1−8が判断して(S217)、し終えていると判断した場合は、コピー動作は終了する(S218)。
一方、ステップS217で、ADF300にスキャンしていない原稿が残っていると本体CPU1−8が判断した場合、ステップS202に戻り、次の原稿のスキャン処理を開始する。
以上のようなシーケンスでコピーを行うことにより、第1実施形態と比較し、白紙原稿の判断をしてから原稿を裏返すという手順を踏まなくてもよくなる。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、その1つ前の原稿を片面コピーにするか両面コピーするかの判断ができないので、1つ前の原稿を、次の原稿の白紙検出を終えるまでメモリなどに格納しておかなければならない。
上記第1実施形態では、その1つ前の原稿を片面コピーにするか両面コピーするかの判断ができないので、1つ前の原稿を、次の原稿の白紙検出を終えるまでメモリなどに格納しておかなければならない。
つまり、図5に示したように、原稿DC−4の表面が白紙と検出した場合に、先行する原稿DC−3の画像I3を表面に、原稿DC−4の裏面の画像I4を裏面として両面コピーしてコピー出力CP−3とする場合について説明したが、原稿DC−4の表面が白紙と検出した場合に、原稿DC−4の裏面の画像I4を表面とし、後続する原稿DC−5の画像I5を裏面にして両面コピーしてコピー出力CP−4とするように制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
図8は、図1に示したADF300の原稿台に載置される原稿の配置状態と、コピー結果とを示す図であり、上部が原稿台に載置される原稿DC−1〜DC−5を示し、原稿DC−4のみ、白紙面が表面となり、原稿画像I4が裏面となるように重ねられる。I1〜I5は原稿画像である。なお、図5と同一のものには同一の符号を付してある。
CP−1〜CP−4はコピー出力であり、コピー出力CP−1,CP−2、CP3は片面コピー出力となり、コピー出力CP−4のみが両面コピー出力となる例である。本実施形態では、図5に示すように片面原稿白紙面を最初の読み込み面とするように原稿を重ねることで、片面原稿の一部を両面コピーすることができる。ここでは、4枚目の片面原稿を裏返しにしてコピーを行う。結果として、4枚目が表面、5枚目が裏面となる両面コピーが出来上がる。その他の原稿は片面コピーのままである。
図9は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した本体CPU1−8が図示しない記憶部より読み込む制御プログラムを実行することで実現される。なお、S301〜S313は各ステップを示す。
まず、コピーの準備として、コピーしたい片面原稿を用意し、両面コピーしたい2つのページを連続させ、表面にあたるページの原稿を裏返しにして、図8の上部に示す順序でADF300に積載セットする。
図3に示したコピーボタン503を押すことでスキャナ部1−2によるコピーが開始される(S301)。そして、原稿台310上にセットされた原稿DC−1からADF300で紙送りされる(S302)。紙送りされた原稿をスキャナ部1−2でスキャンする(S303)。
次に、スキャナ部1−2によりスキャンした原稿画像データに対して、白紙検出処理を行い、白紙原稿を検出したか否かを本体CPU1−8が判断して(S304)、画像データが存在し、白紙でないと本体CPU1−8が判断した場合には、この原稿は裏向きでないと判断する。そして、スキャンした原稿画像データを片面コピーでプリンタ部1−6よりプリントアウトする(S305)。
次に、ADF300にセットされた原稿をすべてスキャンし終えているかどうかを本体CPU1−8が判断し(S312)、し終えていると判断した場合には、コピー動作は終了する(S313)。
一方、ADF300にスキャンしていない原稿が残っていると本体CPU1−8が判断した場合は、ステップS302に戻り、次の原稿のスキャンに移る。
一方、ステップS304において、画像データが存在せず、白紙原稿であると本体CPU1−8が判断した場合、原稿が裏向きにされたと判断し、上述した反転パスを介してADF300によって原稿を裏返しにする(S306)。
次に、裏返しにした原稿をスキャナ部1−2によりスキャンする(S307)。そして、スキャンした画像をページメモリである画像信号記憶部1−3に格納しておく(S308)。
次に、ADF300で次の原稿が紙送りされる(S309)。そして、紙送りした原稿をスキャナ部1−2によりスキャンする(S310)。先に、ステップS308で画像信号記憶部1−3に格納した画像データを表面とし、今スキャンした後続の原稿の画像を裏面として、プリンタ部1−6により両面コピーを行う(S311)。その後、ステップS312へ行き、残りの原稿のチェックを行う。
以上のようなシーケンスでコピーを行うことにより、次のページの白紙検出を待たずに、現在ページの白紙チェックが終わった段階で、白紙でない場合にはプリントアウトすることが可能になり、シーケンスが簡略化する。
なお、図6と図9に示す画像処理を組み合せて、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように制御してもよい。
〔第4実施形態〕
上記第1、第2、第3の各実施形態においては、複数の原稿束中に表面が白紙となる原稿を1枚挿入して、つまり、2枚の原稿を1枚の両面コピーとするために、原稿毎に裏返しにした状態でADF300の原稿台310にセットする場合について説明したが、複数枚の原稿を複数枚の両面コピーとするために、両面コピーしたい原稿が複数続く場合、片面コピー中のある片面原稿からある片面原稿の間を両面原稿とした場合に、その開始位置となる原稿とその終了位置となる原稿とを表面白紙にセットするという構成で、その間の片面原稿を連続的に両面コピーとするように制御して、原稿セット手間を省けるように構成してもよい。いか、その実施形態について説明する。
上記第1、第2、第3の各実施形態においては、複数の原稿束中に表面が白紙となる原稿を1枚挿入して、つまり、2枚の原稿を1枚の両面コピーとするために、原稿毎に裏返しにした状態でADF300の原稿台310にセットする場合について説明したが、複数枚の原稿を複数枚の両面コピーとするために、両面コピーしたい原稿が複数続く場合、片面コピー中のある片面原稿からある片面原稿の間を両面原稿とした場合に、その開始位置となる原稿とその終了位置となる原稿とを表面白紙にセットするという構成で、その間の片面原稿を連続的に両面コピーとするように制御して、原稿セット手間を省けるように構成してもよい。いか、その実施形態について説明する。
図10は、図1に示したADF300の原稿台に載置される原稿の配置状態と、コピー結果とを示す図であり、上部が原稿台に載置される原稿DC−1〜DC−12を示し、原稿DC−4と原稿DC−9のみ、白紙面が表面となり、原稿DC−4と原稿DC−9との間の各原稿DC−5〜原稿DC−8は表面が原稿画像となるように重ねられる。I1〜I12は原稿画像である。なお、図5と同一のものには同一の符号を付してある。また、下部のCP−1〜CP−9はコピー出力である。
本実施形態では、図10に示したように、両面コピーを始めたい原稿DC−4を裏返しにし、それ以降は両面コピーモードとなる。両面コピーモードを終了させ、片面コピーモードに戻したいときは、両面コピーを行いたい最後の原稿DC−9を裏返しにしておく。結果として、4ページ目から9ページ目までが両面コピーされる。その他の原稿は片面コピーのままである。
図11は、本発明に係る画像処理装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した本体CPU1−8が図示しない記憶部より読み込む制御プログラムを実行することで実現される。なお、S401〜S422は各ステップを示す。
まず、図10に示したように、コピーの準備として、コピーしたい片面原稿を用意し、両面コピーを始めたいページを裏返しにする。また、両面コピーを終了させたいページも裏返にする。この原稿DC−1〜DC−12をADF300にセットする。
図3に示したように、コピーボタン504を押すことでコピーが開始される(S401)。先ず、ADF300の原稿台310上にセットした原稿DC−1がADF300で紙送りされる(S402)。そして、紙送りされた原稿DC−1をスキャンする(S403)。
そして、スキャンした原稿画像データに対して、本体CPU1−8が白紙検出処理を実行して、白紙原稿を検出しているか否かを判断して(S404)、画像が存在し、白紙原稿でないと判断した場合は、この原稿は裏向きでないと判断する。そして、スキャンした原稿画像データを片面コピーでプリンタ部1−6よりプリントアウトする(S405)。
次に、ADF300にセットされた原稿をすべてスキャンし終えているかどうかを本体CPU1−8が判断して(S421)、し終えていると判断した場合は、コピー動作は終了する(S422)。
一方、ステップS421で、ADF300にスキャンしていない原稿が残っていると本体CPU1−8が判断した場合、ステップS402に戻り、次の原稿のスキャンへ移る。
一方、ステップS404で、読み取った原稿画像データに画像が存在せず、白紙原稿を検出したと本体CPU1−8が判断した場合、原稿(例えば図10に示す原稿DC−4)が裏向きにされたと判断し、ADF300によって原稿DC−4を反転パスを介して裏返しにする(S406)。
そして、裏返しにした原稿DC−4をスキャナ部1−2によりスキャンする(S407)。次に、スキャンした原稿画像データをページメモリである画像信号記憶部1−3に格納しておく(S411)。
次に、ADF300より次の原稿(例えば原稿DC−5)が紙送りされる(S412)。そして、紙送りした原稿DC−5をスキャナ部1−2でスキャンする(S413)。この原稿DC−5に対しても同様に、本体CPU1−8が白紙検出処理を実行して、白紙原稿を検出しているか否かを判断し(S414)、画像が存在すると判断した場合、ステップS415で、画像信号記憶部1−3に格納した原稿画像データを表面とし、今スキャンした原稿の原稿画像データを裏面にして、両面コピー(図10に示すコピー出力CP−4)を行う(S415)。
その後、両面モードでコピーを続けるため、ADF300で紙送りを行う(S408)。ADF300より紙送りされた原稿(例えば原稿DC−6)をスキャナ部1−2がスキャンする(S409)。そして、スキャナ部1−2がスキャンした原稿画像データに対して、白紙検出処理をかけて白紙原稿を検出しているか否かを本体CPU1−8が判断し(S410)、画像データが存在し、白紙原稿でないと判断した場合には、この原稿は裏向きでないと判断し、両面モードを継続する。
そして、ステップS411で、スキャナ部1−2がスキャンした原稿画像データを画像信号記憶部1−3に格納し、先ほどと同様に処理を進める。
一方、ステップS410で、白紙原稿(図10の例では、原稿DC−9をスキャンした場合)を検出していると本体CPU1−8が判断した場合、ここで両面モードが終了し、片面モードに復帰するために、ADF300で原稿を上述した反転パスを介して裏返しし(S416)、スキャナ部1−2でスキャンを行う(S417)。その後、片面モードに戻り、片面コピーを行う(S405)。その後は片面モードのシーケンスに戻る。
一方、ステップS414で、白紙原稿を本体CPU1−8が検出していると判断した場合、現在、画像信号記憶部1−3に格納されている原稿画像データと合わせてプリンタ部1−6で両面コピーを行い、その後片面モードに復帰するため、ADF300で反転パスを介して原稿を裏返しし(S418)、スキャナ部1−2で原稿画像をスキャンし(S419)、先のステップS411で、画像信号記憶部1−3に格納した原稿画像データを表面とし、今スキャンした原稿の原稿画像データを裏面として、両面コピーを行う(S420)。その後は、ステップS402に戻り、片面モードとしてシーケンスを続ける。
なお、上記シーケンスでは、煩雑になるため書かれていないが、紙送りをする前に原稿が終了したかどうかのチェックを行い、原稿がなくなった時点で一連のコピー動作が終了する。
以上のようなシーケンスでコピーを行うことにより、両面コピーしたい原稿が複数続く場合、その手間を省くことが可能になる。
上記実施形態によれば、片面原稿の中の一部分だけを両面コピーしたいような場合、途中で手動でコピーモードを切り替えることなく、一度のコピー動作で任意の片面原稿を両面コピーすることが可能になる。
また、裏返しにされた原稿の画像を読み取る際、まず表面が白紙であるという判断をしてから原稿を裏返すという手順を踏む必要がなくなり、シーケンス中の無駄な待ち時間を削減することが可能となる。
また、次のページの白紙検出を待たずに、現在ページの白紙チェックが終わった段階で、白紙でない場合にはプリントアウトすることが可能になり、シーケンスを簡略化することが可能になる。
更に、両面コピーを行いたい原稿毎に裏返しにする手間が不要になり、両面コピーしたい原稿が複数続く場合、できる限り少ない手間で両面コピーの指示を与えることが可能となる。
以下、図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図13は、本発明に係る画像処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図6,図7,図9,図11に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。以下、その実施態様1〜24について説明する。
〔実施態様1〕
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2であって、図1に示すADF300から給送される原稿画像を読み取り可能であって、反転パスを介して原稿用紙の両面または片面の原稿画像をスキャナ部1−2の画像読み取り面となるように原稿給送可能に構成される)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段(図4に示す本体CPU1−8が出力するADF制御信号により制御する)とを備える画像処理装置であって、前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段(図2に示すプリンタ部1−6であって、図1に示すように、中間搬送路を介して画像形成された用紙を反転して、用紙の両面あるいは片面に画像を出力可能に構成されている)と、前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段(図4に示す白紙検知部1−4が画像信号記憶部1−3に記憶された原稿画像データを画像処理で判定する)と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御手段(図4に示す本体CPU1−8で、白紙検知部1−4の検出結果から、プリンタ部1−6による画像出力モードを片面出力する第1の出力モードと、両面出力する第2の出力モードへの切替を、例えば図6に示すステップS107〜S115を実行することで制御する)とを有することを特徴とする画像処理装置。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2であって、図1に示すADF300から給送される原稿画像を読み取り可能であって、反転パスを介して原稿用紙の両面または片面の原稿画像をスキャナ部1−2の画像読み取り面となるように原稿給送可能に構成される)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段(図4に示す本体CPU1−8が出力するADF制御信号により制御する)とを備える画像処理装置であって、前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段(図2に示すプリンタ部1−6であって、図1に示すように、中間搬送路を介して画像形成された用紙を反転して、用紙の両面あるいは片面に画像を出力可能に構成されている)と、前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段(図4に示す白紙検知部1−4が画像信号記憶部1−3に記憶された原稿画像データを画像処理で判定する)と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御手段(図4に示す本体CPU1−8で、白紙検知部1−4の検出結果から、プリンタ部1−6による画像出力モードを片面出力する第1の出力モードと、両面出力する第2の出力モードへの切替を、例えば図6に示すステップS107〜S115を実行することで制御する)とを有することを特徴とする画像処理装置。
これにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる。
〔実施態様2〕
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2であって、図1に示すADF300から給送される原稿画像を読み取り可能であって、反転パスを介して原稿用紙の両面または片面の原稿画像をスキャナ部1−2の画像読み取り面となるように原稿給送可能に構成される)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置であって、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段(例えば図4に示す画像信号記憶部1−3である)と、前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段(図4に示す白紙検知部1−4が画像信号記憶部1−3に記憶された原稿画像データを画像処理で判定する)と、前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段(図2に示すプリンタ部1−6であって、図1に示すように、中間搬送路を介して画像形成された用紙を反転して、用紙の両面あるいは片面に画像を出力可能に構成されている)と、第1の出力モードで画像出力中、前記判定手段による判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力手段を制御する制御手段(図4に示す本体CPU1−8で、白紙検知部1−4の検出結果から、プリンタ部1−6による画像出力モードを片面出力する第1の出力モードと、両面出力する第2の出力モードへの切替を、例えば図6に示すステップS107〜S115を実行することで制御する)とを有することを特徴とする画像処理装置。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2であって、図1に示すADF300から給送される原稿画像を読み取り可能であって、反転パスを介して原稿用紙の両面または片面の原稿画像をスキャナ部1−2の画像読み取り面となるように原稿給送可能に構成される)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置であって、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段(例えば図4に示す画像信号記憶部1−3である)と、前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段(図4に示す白紙検知部1−4が画像信号記憶部1−3に記憶された原稿画像データを画像処理で判定する)と、前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段(図2に示すプリンタ部1−6であって、図1に示すように、中間搬送路を介して画像形成された用紙を反転して、用紙の両面あるいは片面に画像を出力可能に構成されている)と、第1の出力モードで画像出力中、前記判定手段による判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力手段を制御する制御手段(図4に示す本体CPU1−8で、白紙検知部1−4の検出結果から、プリンタ部1−6による画像出力モードを片面出力する第1の出力モードと、両面出力する第2の出力モードへの切替を、例えば図6に示すステップS107〜S115を実行することで制御する)とを有することを特徴とする画像処理装置。
これにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら先行する原稿画像データを記憶させることで、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる。
〔実施態様3〕
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させることを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させることを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、片面原稿の画像の読み取りを支障なく継続することができる。
〔実施態様4〕
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させることを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させることを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、適時に第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、片面原稿の画像の読み取りを支障なく継続することができる。
〔実施態様5〕
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させることを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させることを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、次の白紙画像と判定されるまでは、通常の片面原稿と同一の配置で片面原稿を読み込みながら、両面画像出力を継続させることができる。
〔実施態様6〕
前記第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードであることを特徴とする実施態様2〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
前記第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードであることを特徴とする実施態様2〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、片面出力モードから両面出力モードに切り替えることができる。
〔実施態様7〕
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように前記出力手段を制御することを特徴とする実施態様2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように前記出力手段を制御することを特徴とする実施態様2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、先行する片面原稿と後続する片面原稿とを、出力用紙の裏面または表面のいずれにも出力する両面画像出力を容易に得ることができる。
〔実施態様8〕
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする実施態様2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする実施態様2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、後続する片面原稿を表面とし、先行する片面原稿を裏面とする両面画像出力を容易に得ることができる。
〔実施態様9〕
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする実施態様2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする実施態様2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、後続する片面原稿を裏面とし、先行する片面原稿を表面とする両面画像出力を容易に得ることができる。
〔実施態様10〕
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行うことを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行うことを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
これにより、画像読み取りシーケンスを簡略化して、表面が白紙画像となるように原稿を確実に検出して、出力モードを自在、かつ、確実に切り替えることができる。
〔実施態様11〕
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定手段により、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込むことを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定手段により、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込むことを特徴とする実施態様2記載の画像処理装置。
これにより、表面が白紙画像となるように原稿を確実に検出して、出力モードを自在、かつ、確実に切り替えることができる。
〔実施態様12〕
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段(図4に示す本体CPU1−8が出力するADF制御信号により制御する)と、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段(図4に示す画像信号記憶部1−3)とを備える画像処理装置における画像処理方法であって、前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップ(図6に示すステップS109またはステップS113)と、前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップ(例えば図6に示すステップS107)と、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御ステップ(例えば図6に示すステップS106〜S110,あるいはステップS106,S111〜S114)とを有することを特徴とする画像処理方法。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段(図4に示す本体CPU1−8が出力するADF制御信号により制御する)と、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段(図4に示す画像信号記憶部1−3)とを備える画像処理装置における画像処理方法であって、前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップ(図6に示すステップS109またはステップS113)と、前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップ(例えば図6に示すステップS107)と、前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御ステップ(例えば図6に示すステップS106〜S110,あるいはステップS106,S111〜S114)とを有することを特徴とする画像処理方法。
これにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる。
〔実施態様13〕
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段(図4に示す本体CPU1−8が出力するADF制御信号により制御する)と、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段(図4に示す画像信号記憶部1−3)とを備える画像処理方法であって、前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップ(例えば図6に示すステップS107)と、前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップ(図6に示すステップS109またはステップS113)と、第1の出力モードで画像出力中、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力ステップを制御する制御ステップ(例えば図6に示すステップS106〜S110,あるいはステップS106,S111〜S114)とを有することを特徴とする画像処理方法。
片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段(図4に示すスキャナ部1−2)と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段(図4に示す本体CPU1−8が出力するADF制御信号により制御する)と、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段(図4に示す画像信号記憶部1−3)とを備える画像処理方法であって、前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップ(例えば図6に示すステップS107)と、前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップ(図6に示すステップS109またはステップS113)と、第1の出力モードで画像出力中、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力ステップを制御する制御ステップ(例えば図6に示すステップS106〜S110,あるいはステップS106,S111〜S114)とを有することを特徴とする画像処理方法。
これにより、読み取らせる複数枚の片面原稿中に最初に読み取る面が白紙面となるように原稿を配列するという簡単な操作で、何ら片面画像処理と両面画像処理とを中断することなく、かつ、原稿のセットや画像出力モードの設定を繰り返すことなく、複数の片面原稿を読み込みながら先行する原稿画像データを記憶させることで、連続して片面画像出力と、一部両面画像出力とが混在する画像出力を自在に行うことができる利便性に優れた画像出力環境を整備できる。
〔実施態様14〕
前記制御ステップは、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させることを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
前記制御ステップは、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させることを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、片面原稿の画像の読み取りを支障なく継続することができる。
〔実施態様15〕
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させることを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させることを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、適時に第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、片面原稿の画像の読み取りを支障なく継続することができる。
〔実施態様16〕
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させることを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させることを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、次の白紙画像と判定されるまでは、通常の片面原稿と同一の配置で片面原稿を読み込みながら、両面画像出力を継続させることができる。
〔実施態様17〕
前記第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードであることを特徴とする実施態様13〜16のいずれかに記載の画像処理方法。
前記第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードであることを特徴とする実施態様13〜16のいずれかに記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、片面出力モードから両面出力モードに切り替えることができる。
〔実施態様18〕
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように前記出力ステップを制御することを特徴とする実施態様13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように前記出力ステップを制御することを特徴とする実施態様13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、先行する片面原稿と後続する片面原稿とを、出力用紙の裏面または表面のいずれにも出力する両面画像出力を容易に得ることができる。
〔実施態様19〕
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するように前記出力ステップを制御することを特徴とする実施態様13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するように前記出力ステップを制御することを特徴とする実施態様13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、後続する片面原稿を表面とし、先行する片面原稿を裏面とする両面画像出力を容易に得ることができる。
〔実施態様20〕
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力ステップを制御することを特徴とする実施態様13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力ステップを制御することを特徴とする実施態様13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
これにより、連続して片面原稿を読み取っている最中に、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替わってしまっても、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、後続する片面原稿を裏面とし、先行する片面原稿を表面とする両面画像出力を容易に得ることができる。
〔実施態様21〕
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行うことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行うことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
これにより、画像読み取りシーケンスを簡略化して、表面が白紙画像となるように原稿を確実に検出して、出力モードを自在、かつ、確実に切り替えることができる。
〔実施態様22〕
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定ステップにより、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込むことを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定ステップにより、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込むことを特徴とする実施態様13記載の画像処理方法。
これにより、表面が白紙画像となるように原稿を確実に検出して、出力モードを自在、かつ、確実に切り替えることができる。
〔実施態様23〕
実施態様12〜22のいずれかに記載の画像処理方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
実施態様12〜22のいずれかに記載の画像処理方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
これにより、実施態様12〜22と同等の効果を奏する。
〔実施態様24〕
実施態様12〜22のいずれかに記載の画像処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
実施態様12〜22のいずれかに記載の画像処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
これにより、実施態様12〜22と同等の効果を奏する。
1−2 スキャナ部
1−3 画像信号記憶部
1−4 白紙検知部
1−5 画像処理部
1−6 プリンタ部
1−7 コピー出力
1−8 本体CPU
1−3 画像信号記憶部
1−4 白紙検知部
1−5 画像処理部
1−6 プリンタ部
1−7 コピー出力
1−8 本体CPU
Claims (24)
- 片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置であって、
前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段と、
前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置であって、
前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定手段と、
前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力手段と、
第1の出力モードで画像出力中、前記判定手段による判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように前記出力手段を制御することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定手段により、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段とを備える画像処理装置における画像処理方法であって、
前記読み取られる各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップと、
前記読み取り手段により読み取って得た表面の画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記出力手段の出力モードを第1の出力モードから第2の出力モードへ、あるいは、第2の出力モードから第1の出力モードへ切替え制御するモード制御ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 片面または両面の原稿画像を読み取り可能な読み取り手段と、読み取った表面原稿の搬送を制御して、裏面原稿を前記読み取り手段に読み取らせる搬送制御手段と、前記読み取り手段により読み取って得た画像データを記憶する記憶手段とを備える画像処理方法であって、
前記記憶手段に記憶される画像データが白紙画像かどうかを判定する判定ステップと、
前記記憶手段に記憶される各画像データを出力用紙の片面に出力する第1の出力モードまたは各画像データを出力用紙の両面に出力する第2の出力モードを有する出力ステップと、
第1の出力モードで画像出力中、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第1の出力モードから第2の出力モードに切り替えて、前記記憶手段に記憶されている表面画像データと前記搬送制御手段により反転搬送される裏面から前記読み取り手段が読み取る原稿の裏面画像データとを出力用紙の表面または裏面に出力するように前記出力ステップを制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 前記制御ステップは、前記判定ステップによる判定結果に基づいて、第2の出力モードから第1の出力モードに切り替えて、出力用紙の片面に記憶されている画像データを出力させる画像処理に復帰させることを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
- 前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、その後、あらかじめ決められた枚数の原稿の両面出力を行った後、自動的に第1の出力モードに復帰させることを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
- 前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、次の原稿が白紙画像判定されるまで第2の出力モードを保持させることを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
- 前記第1の出力モードは、片面コピーモードであり、前記第2の出力モードは両面コピーモードであることを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載の画像処理方法。
- 前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿あるいは後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像とが出力用紙の表裏の両面に割り当てられる両面画像出力とするように前記出力ステップを制御することを特徴とする請求項13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
- 前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を裏面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を表面として両面画像出力するように前記出力ステップを制御することを特徴とする請求項13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
- 前記制御ステップは、前記判定ステップにより白紙画像と判定された場合、第2の出力モードに切り替え、白紙画像と判定された原稿の前読み取り原稿を表面とし、後読み取り原稿と白紙画像と判定された原稿の裏面の画像を裏面として両面画像出力するように前記出力ステップを制御することを特徴とする請求項13〜17のいずれかに記載の画像処理方法。
- 前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、すべての原稿に対して表面と裏面の両方の読み込みを行うことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
- 前記読み取り手段は、複数の原稿の画像を読み取る際、前記判定ステップにより、白紙画像でないと判断された原稿については裏面の画像の読み込みを読み込まず、白紙画像であると判定された原稿についてのみ、裏面の画像を読み込むことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
- 請求項12〜22のいずれかに記載の画像処理方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項12〜22のいずれかに記載の画像処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004199990A JP2006023412A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004199990A JP2006023412A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2004199990A Pending JP2006023412A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006023412A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1998546A1 (en) * | 2007-05-28 | 2008-12-03 | Ricoh Company, Ltd. | Method and system for forming image, and external device |
CN103685809A (zh) * | 2012-08-29 | 2014-03-26 | 精工爱普生株式会社 | 电子设备以及电子设备的控制方法 |
JP2016072833A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置 |
-
2004
- 2004-07-07 JP JP2004199990A patent/JP2006023412A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1998546A1 (en) * | 2007-05-28 | 2008-12-03 | Ricoh Company, Ltd. | Method and system for forming image, and external device |
US8072638B2 (en) | 2007-05-28 | 2011-12-06 | Ricoh Company, Limited | Method and system for forming image, and external device |
US8531715B2 (en) | 2007-05-28 | 2013-09-10 | Ricoh Company, Limited | Method and system for forming image, and external device |
CN103685809A (zh) * | 2012-08-29 | 2014-03-26 | 精工爱普生株式会社 | 电子设备以及电子设备的控制方法 |
JP2016072833A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置 |
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