JP3709470B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に関し、特に、配列された多数のLED素子、発熱抵抗等の被駆動素子を駆動する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プリンタ等の画像記録装置では、有機薄膜等の感光体を有する感光ドラムを帯電させ、この感光ドラムの表面にLED等によって発生した記録光によってビデオ信号等に応じた静電潜像を形成した後、感光ドラムにトナーを付着させて静電潜像を現像し、現像によって形成されたトナー像を用紙に転写し、さらに、熱を加えながら転写したトナー像と用紙を圧着して用紙にトナー像を定着させるようになっている。
【0003】
図16は、このような従来の電子写真プリンタの印刷機構等の要部の構成を示すブロック図、図17及び図18は従来の電子写真プリンタの印刷動作を示すタイムチャートである。
【0004】
図16に示すように、この電子写真プリンタは、印刷等の動作を制御する印刷制御部1と、印刷制御部1からの制御に応じて記録光を発生させるLEDヘッド2と、このLEDヘッド2からの記録光に応じた静電潜像を形成するための感光ドラム(図示せず)と、感光ドラム上の静電潜像を現像する現像部27と、記録用紙等の記録媒体を搬送する搬送部(図示せず)と、現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写器13、転写された像を定着させる定着器23等を備えている。
【0005】
印刷制御部1は、マイクロプロセッサ,ROM,RAM,入出力ポート,タイマ等によって構成される印刷制御部であり、パーソナルコンピュータ等の外部の情報処理装置と接続され、電子写真プリンタ全体の動作を制御する上位コントローラ等からの制御信号SG1,ビットマップデータを一次元的に配列したデータ等からなるビデオ信号SG2等に応じて印刷動作等の処理を実行させる。
また、LEDヘッド2は1ドット(ピクセル)分の記録光を発生するLED素子を所定数直線状に配列して構成したものである。
【0006】
このように構成された従来の電子写真プリンタでは、印刷を指示するときに、上位コントローラが、例えばビットマップ形式の印刷データを1次元的に配列したデータを形成し、上述の制御信号SG1によって電子写真プリンタに印刷を指示すると共に、配列して形成したデータをビデオ信号SG2として印刷制御部1に供給する。
【0007】
印刷制御部1は、制御信号SG1の監視によって上位コントローラからの印刷指示を検出すると、まず、定着器温度センサ22によってヒータ23aを内蔵した定着器23が使用可能な温度範囲にあるか否かを検出し、該温度範囲になければヒータ23aに通電し、使用可能な温度まで定着器23を加熱する。
【0008】
次に、印刷制御部1は、ドライバ14を介して現像・転写プロセス用モータ(PM)15を回転させ、さらに、チャージ信号SGCを有効とすることによって帯電用高圧電源24を動作させて帯電器12に電圧を印加し、図示しない感光ドラム表面を帯電させる。
【0009】
そして、印刷制御部1は、用紙残量センサ20、用紙サイズセンサ21によって当該電子写真プリンタにセットされている用紙の有無および種類を検出し、印刷に使用する用紙の存在を検出すると、ドライバ16を介して用紙送りを開始させる。なお、用紙送りモータ(PM)17は双方向に回転させることができ、用紙送りを開始する際には、最初に、用紙送りモータ(PM)17を逆回転させて、用紙吸入口センサ18が用紙を検知するまで、セットされた用紙を規定量搬送する。続いて、用紙送りモータ(PM)17を正回転させて用紙を電子写真プリンタ内部の印刷機構内に搬送する。
【0010】
印刷制御部1は、用紙が印刷可能位置まで到達したときに、上位コントローラに主走査同期信号、副走査同期信号を含むタイミング信号SG3を供給する。上位コントローラは、上述のように印刷データを1次元的に配列して形成したデータをビデオ信号SG2とし、タイミング信号SG3に同期させて、印刷ライン毎に印刷制御部1に供給する。
【0011】
印刷制御部1は、供給されたビデオ信号SG2を印刷データ信号DATAとし、別途発生したクロック信号CLKに同期させて順次、LEDヘッド2に供給する。そして、1ライン分の印刷データ信号DATAの供給が終了すると印刷制御部1はLEDヘッド2に供給するロード信号LOADを所定期間有効(ハイレベル)とし、印刷データ信号DATAに応じた印刷データをLEDヘッド2内に保持させる。
【0012】
印刷制御部1は、印刷データがLEDヘッド2に保持された後、ストローブ信号(STB−N)を所定期間ローレベルとする。このストローブ信号は、LEDヘッド2内に保持された印刷データに応じたLEDヘッド2の駆動制御のために用いられている。LEDヘッド2は、このストローブ信号がローレベルであるときに、保持している印刷データに応じて上述の各LED素子を駆動して記録光を発生させる。
【0013】
なお、印刷制御部1は上位コントローラから次のラインのビデオ信号SG2を受信している最中においても、LEDヘッド2に保持した印刷データに応じた印刷を実行させることができる。
【0014】
ところで、LEDヘッド2内のLED素子の数は、非常に多く、例えば1インチあたり300ドットの解像度(300DPI)でA4用紙に印刷を行うためには2496個必要である。これらの全てのLED素子を同時に駆動しようとすると駆動電流のピークが大きくなってしまうため、この電子写真プリンタでは、LED素子を4つの群に分割し、各群毎に駆動して駆動電流のピークを低減させている。
【0015】
このような分割駆動を実現するためには、上述のストローブ信号(STB−N)を、各群に対応する複数のストローブ信号STB1−N(末尾の−Nは、ローレベルのときに有効とする負論理であることを示している。)、STB2−N、STB3−N、STB4−Nとする。
【0016】
例えば上述のように2496個のLED素子を用いたLEDヘッド2では、ストローブ信号STB1−Nに応じて1〜624番目のLED素子を発光させ、ストローブ信号STB2−Nに応じて625〜1248番目のLED素子を発光させ、ストローブ信号STB3−Nに応じて1249〜1872番目のLED素子を発光させ、ストローブ信号STB4−Nに応じて1873〜2496番目のLED素子を発光させる。
【0017】
図18に示すように、各ストローブ信号STB1−N〜STB4−Nは同時に有効(ローレベル)とされることはなく、ストローブ信号STB1−Nからストローブ信号STB4−Nの順に有効とされる。これにより、4つの群に分割されたLED素子は各群毎に発光するため、LED素子の駆動電流のピークが低減される。
【0018】
各LED素子が発生した記録光は、上述のように帯電器12によって負電位に帯電させられた感光ドラム上に照射され、各々のLED素子に対応する照射スポットが電位の上昇したドットとして潜像化される。そして、現像部27において、負電位に帯電させられた画像形成用のトナーが、電気的な吸引力によって各ドットに吸引され、トナー像が形成される。
【0019】
形成されたトナー像は、感光ドラムの回転によって転写器13に対向する位置に送られると、転写信号SG4によって動作を開始した転写用高圧電源25により負の電圧が印加された転写器13と感光ドラムとの間隙を通過する用紙に転写される。
【0020】
この後、トナー像が転写された用紙が、ヒータ23aを内蔵する定着器23に当接して搬送されると、トナー像が該定着器23の熱によって用紙に定着される。トナー像が定着させられた用紙は、更に搬送されてプリンタの印刷機構から用紙排出口センサ19を通過してプリンタ外部に排出される。
【0021】
印刷制御部1は用紙サイズセンサ21、用紙吸入口センサ18の検知に対応して、用紙が転写器13を通過している間だけ転写用高圧電源25からの電圧を転写器13に印加する。そして、印刷が終了し、用紙が用紙排出口センサ19を通過すると、帯電用高圧電源24による帯電器12への電圧の印加を終了し、同時に現像・転写プロセス用モータ15の回転を停止させる。
【0022】
次に、上述の図16中のLEDヘッド2の詳細について説明する。
図19は、上述の図16中のLEDヘッド2の構造の一例を示す図である。このLEDヘッド2は、この図19に示すように、上述の例えば2496個のLED素子LD1、LD2、…、LD2496に対応する2496個のラッチ回路LT1、LT2、…、LT2496と、各々対応するラッチ回路に出力を供給する各ラッチ回路LT1〜LT2496に対応する2496個のフリップフロップ回路FF1、FF2、…、FF2496と、反転されたロード信号LOADと,反転されたストローブ信号STB−Nの論理積が入力の一方に供給され、他方の入力に対応するラッチ回路LT1〜LT2496の出力が供給されたNANDゲート回路G1、G2、…、G2496と、対応するNANDゲート回路G1〜G2496の出力に応じて各LED素子LD1〜LD2496に対する電源VDDからの駆動電流の供給制御を行うスイッチ素子TR1、TR2、…、TR2496とを備えている。
【0023】
フリップフロップ回路FF1の入力には印刷データ信号DATAが供給されており、このフリップフロップ回路FF1の出力は、2段目のフリップフロップ回路FF2とラッチ回路LT1に供給されている。また、2段目のフリップフロップ回路FF2の出力は、3段目のフリップフロップ回路FF3と2段目のラッチ回路LT2に供給されている。さらに、3段目以降のフリップフロップ回路FF4〜FF2496についても同様に接続されている。また、各フリップフロップ回路FF1〜FF2496には、クロック信号CLKが供給されている。
【0024】
これらのフリップフロップ回路FF1〜FF2496は、入力された印刷データ信号DATAの値を印刷データとして保持し、供給されるクロック信号に応じて順次後段にシフトさせるシフトレジスタとして機能する。
【0025】
各LED素子LD1〜LD2496を駆動するための印刷データは、印刷データ信号DATAとして1段目のフリップフロップ回路FF1に供給され、クロックCLKに応じて順次後段のフリップフロップ回路に転送される。
【0026】
そして、ロード信号LOADが有効(ハイレベル)とされると、各フリップフロップ回路FF1〜FF2496に保持されている印刷データが、各々対応するラッチ回路LT1〜LT2496に保持される。
【0027】
また、各NANDゲート回路G1〜G2496の出力は、ロード信号LOADが無効(ローレベル)で、ストローブ信号STB−Nが有効(ローレベル)のときに、ローレベルとなる。各スイッチ素子TR1〜TR2496はゲートに供給されるNANDゲートの出力がローレベルのときに、対応するラッチ回路LT1〜LT2496に保持されているデータがハイレベルであれば、導通状態となって、電源VDDからの駆動電流を、対応するLED素子LD1〜LD2496に供給する。
【0028】
従って、ストローブ信号STB−Nが有効(ローレベル)とされたときに、LED素子LD1〜LD2496のうち、対応するラッチ回路LT1〜LT2496にハイレベルのデータが保持されているものが点灯される。
【0029】
このような構成のLEDヘッド2を使用するプリンタでは、LEDヘッド2のすべてのLED素子LD1〜LD2496がストローブ信号STB−Nにより、同一の時間駆動されるが、各LED素子LD1〜LD2496毎に配設されたスイッチ素子TR1〜TR2496やLED素子LD1〜LD2496等の特性にばらつきがあると各LED素子の発光量にもばらつきが発生してしまう。その結果、感光ドラム上に形成される静電潜像の各ドットの大きさに差を生じ、実際に印刷される画像の各ドットの大きさにも差が生じることになる。
【0030】
図20はLEDヘッド2の構成と、LEDヘッド2の各LED素子毎の光量(発光パワー)のばらつきを示す図である。
この図20の上段は、LEDヘッド2の構成例を示している。この構成例では、上述の図19に示す2496ドット分のLED素子LD1〜LD2496を、各々96個のLED素子を有する26個のLEDアレイCHP1〜CHP26を配列して構成している。また、この構成例では、DRV1〜DRV26はLEDアレイCHP1〜CHP26内の各LED素子LD1〜LD2496を駆動するためのフリップフロップ回路FF1〜FF2496、ラッチ回路LT1〜LT2496、スイッチ素子TR1〜TR2496等を有するそれぞれドライバICである。各ドライバICは、各々対応するLEDアレイ中の96個のLED素子を駆動する。
【0031】
また、各ドライバIC(DRV1〜DRV26)中のフリップフロップ回路FF1〜FF2496はカスケード接続されており、これらのフリップフロップ回路FF1〜FF2496により、上述の説明と同様のシフトレジスタが構成されている。また、この図20の下段のグラフはLED素子の位置と光量の関係をLEDアレイ(CHP1〜CHP26)と対比させて示したものである。
【0032】
破線(横線)は同一のLEDアレイに属するLED素子についての光量のばらつき(ドット間ばらつき)の範囲を示しており、一点鎖線は各LEDアレイに属するLED素子の平均光量のばらつき(チップ間ばらつき)の範囲を示している。
【0033】
このようなLEDヘッド2では、当該LEDヘッドを構成するドライバIC,LEDアレイ内のLED素子の光量のばらつきに比較して、ドライバIC間あるいはLEDアレイ間の平均的な光量のばらつきの方が大きかった。このため、従来は、平均光量の測定結果に基づいてLEDアレイを複数のグループにランク分けし、同一のランクに属するLEDアレイのみでLEDヘッドを構成することにより、LED素子の光量のばらつきを緩和していた。
【0034】
ところで、各々のLED素子の光量のばらつきは感光ドラムの露光時の露光エネルギーのむらとなって現われ、現像後にはドットの大きさのばらつきとなるが、文字等からなる2値画像を印刷する場合にはドットの大きさに多少の差があってもほとんど無視することができた。
【0035】
しかしながら、写真等の多階調画像を印刷する場合にはドットの大きさに差があると印刷濃度にばらつきが生じ印刷品位が低下してしまうので望ましくない。このため、予め各LED素子の光量を測定し、各LED素子の光量に応じた補正データを作成して保持しておき、LED素子の駆動時に補正データに応じて各LED素子の駆動電流を制御することにより、各LED素子の光量のばらつきの影響を低減させるようにした電子写真プリンタ装置が知られている。
【0036】
図21は、このような補正を行う場合の印刷制御部1とLEDヘッド2のより詳細な構成を示すブロック図である。
この図21に示すように、印刷制御部1は、CPU3と、このCPU3に接続されたRAM4、ROM5とを備えている。
【0037】
CPU3は上述の上位コントローラからビデオ信号を受信し、受信したビデオ信号をビットマップ形式に変換して印刷データを生成し、生成した印刷データを上述の印刷データ信号DATAとしてLEDヘッド2に供給する。
【0038】
また、LEDヘッド2は、LED素子を多数配列して構成したLEDアレイ7と、このLEDアレイ7の発光を制御するLEDドライバIC6と、LEDアレイ7の各LED素子の発光強度のばらつきを補正するための補正データを格納するための、例えばEEPROM(電気的に書き込み・消去可能なROM)等の不揮発性メモリ(以下、単にEEPROMという。)8とを備えており、EEPROM8からの読み出し出力はLEDドライバIC6内の補正データを保持する部分、例えば図示しないメモリセルに直接供給される。また、LEDドライバIC6内の各スイッチ素子とLEDアレイ7内の各LED素子は図示しない配線によって接続されている。
【0039】
印刷制御部1からの信号は補正動作制御IC11を介してLEDドライバIC6に供給されている。印刷を行う際には、各々の信号はLEDドライバIC6にそのまま供給される。これに対し、補正データの設定を行う際には、補正動作制御IC11がEEPROM8からの読み出しを制御してLEDドライバIC6に補正データを供給する。
【0040】
図22は、EEPROM8に格納される補正データの一例を示したものである。この図22に示すように、補正データは各ビット毎に分けて格納される。EEPROM内のアドレスの始めの方に、全ドット分に対する補正データのビット3が順番に格納され、以下同様にビット2、ビット1、ビット0について順に格納されている。
【0041】
図23は、LEDヘッド2に対して補正データの設定をする際の動作を示すタイムチャートである。
補正データを設定する際には、図23に示すように、まず、CPU3が、ロード信号LOADをハイレベルにし、所定数のクロックCLKを発生する。補正動作制御IC11は、クロックCLKに同期させてEEPROM8に補正データの読み出しを指示する。これに応じてEEPROM8から読み出された補正データは直接、LEDドライバIC6に供給される。LEDドライバIC6は、CPU3から供給されるクロックCLKに同期させてEEPROM8から供給される補正データを順次取り込む。取り込んだデータは、例えばLEDドライバIC6が備えるシフトレジスタで順次転送する。
【0042】
また、CPU3は、上述の所定数のクロックCLKの発生が終了した後、上述の4つのストローブ信号STB1−N〜STB4−Nを順に変化させる。これに応じてLEDドライバIC6はその内部のメモリセル等に補正データを保持する。
【0043】
図24は、CPU3等からEEPROM8にデータを書き込むときのタイムチャートであり、図25はEEPROM8からデータを読み出すときのタイムチャートである。
EEPROM8にデータを書き込むときには、図24に示すように、まず、CS−N端子をローレベルにして、このEEPROM8を動作可能にする。
【0044】
次に、SCK端子にクロックが供給され、SI端子にEEPROM8を書き込みモードに設定するためのデータが供給されると、この信号によってEEPROM8が書き込みモードに設定される。
【0045】
書き込みモードに設定された後、SI端子を介して、まず、書き込み対象のアドレスデータが供給され、次いで、書き込みデータが供給されると、EEPROM8上の指示されたアドレスに供給されたデータが書き込まれる。
EEPROM8からデータを読み出すときには、図25に示すように、まず、CS−N端子をローレベルにして、このEEPROM8を動作可能にする。
【0046】
次に、SCK端子にクロックが供給され、SI端子にEEPROM8を読み出しモードに設定するためのデータが供給されると、この信号によってEEPROM8が読み出しモードに設定される。
【0047】
読み出しモードに設定された後、SI端子を介して、読み出し対象のアドレスデータが供給されると、このアドレスに対応するEEPROM8上の領域からデータが読み出され、SCK端子に供給されているクロックに同期して出力される。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の図21に示す構成では、クロックCLKは、補正動作制御IC11とLEDドライバIC6に直接供給されているのに対し、LEDドライバIC6に供給される補正データは、補正動作制御IC11からの制御によってEEPROM8から読み出されたものである。このため、この補正データは補正動作制御IC11による読み出し制御とEEPROM8からの読み出しのために、クロックCLKに対して若干遅延している。信頼性の改善の観点からは改善の余地があった。また、補正データがクロックCLKに対して遅延しているため、動作を高速化した場合に、LEDドライバIC6が正確に補正データを受信できなくなる虞があり、動作の高速化の観点からも改善の余地があった。
【0049】
また、上述の構成では、補正動作制御IC11からLEDドライバIC6に印刷データを供給するための信号線の他に補正データを供給するための信号線が必要である。このため、配線数が増加し、コストを増加させてしまう。
【0050】
また、上述の説明では、300DPIでA4用紙に印刷を行うためのLEDヘッドを用いた場合について説明したが、解像度を600DPIに向上させようとすると、LED素子の数が300DPIのときの2倍の4992個必要となり、各LED素子当たり16階調(4ビット)の補正データを格納しようとすると、補正データの容量は4992ドット×4ビット=19968ビット=2496バイトとなってしまう。
【0051】
従って、このままでは2kバイトのEEPROMに記録できない。EEPROM等の汎用メモリの容量は、製造品種の抑制等の目的で所定の間隔、例えば2kバイト単位でしか提供されていない。このため、上述のように2kバイトでは不足する場合には4kバイトのEEPROMを用いなければならず、必要以上にコストを増加させる結果になっていた。
【0052】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、信頼性の改善,動作の高速化に寄与することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0053】
また、本発明は、コストの低減に寄与することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0054】
本発明に係る画像記録装置は、画像イメージを構成する画素の印刷のために駆動される複数の被駆動素子と、該被駆動素子を各々の被駆動素子毎に駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御するための駆動制御信号を供給するための駆動制御信号線と、前記駆動制御信号線に接続されており、前記駆動手段による各々の被駆動素子毎の駆動を制御するための補正データを格納する記憶手段と、前記駆動手段が前記補正データを取り込むためのクロックを発生し、前記記憶手段に格納されている補正データを、前記駆動制御信号線を介して読出し、読出した補正データを前記クロックに同期させて前記駆動手段に供給する補正データ供給制御手段とを備えることを特徴とする。
更に、本発明に係る画像記録装置は、画像イメージを構成する画素の印刷のために駆動される複数の記録光を発生するLED素子と、該LED素子を各々のLED素子毎に駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御するための駆動制御信号を供給するための駆動制御信号線と、前記駆動制御信号線に接続されており、前記駆動手段による各々のLED素子毎の駆動を制御するための補正データを格納する記憶手段と、前記駆動手段が前記補正データを取り込むためのクロックを発生し、前記記憶手段に格納されている補正データを、前記駆動制御信号線を介して読出し、読出した補正データを前記クロックに同期させて前記駆動手段に供給する補正データ供給制御手段とを備えることを特徴とする。
【0055】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば電子写真プリンタ等に用いられるLEDヘッドを構成する複数のLED素子、サーマルプリンタ等に用いられるサーマルヘッドを構成する複数の発熱抵抗、表示装置を構成する複数の表示素子等の被駆動素子を駆動する駆動装置に適用することができる。
【0056】
図1は、本発明を適用した第1の実施形態に係る電子写真プリンタの要部の構成を示すブロック図である。この電子写真プリンタは、印刷等の動作を制御する印刷制御部1と、印刷制御部1からの制御に応じて記録光を発生させるLEDヘッド2とを備えている。なお、この電子写真プリンタは,図示していないが、このLEDヘッド2からの記録光に応じた静電潜像を形成するための感光ドラムと、感光ドラム上の静電潜像を現像する現像部と、記録用紙等の記録媒体を搬送する搬送部と、現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写部、転写された像を定着させる定着部等を備えている。
【0057】
この図1に示すように、印刷制御部1は、上述の制御等を行うためのCPU3と、このCPU3に接続されたRAM4とROM5を備えており、例えばROM5等に格納されている処理プログラムの実行により、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の外部の情報処理装置と接続され、電子写真プリンタ全体の動作を制御する上位コントローラ等から供給される制御信号,ビデオ信号等に基づいて印刷データを作成し、この印刷データに基づいてLEDヘッド2、上述の現像部、搬送部、転写部、定着部等の動作を制御する。
【0058】
また、LEDヘッド2は、LED素子が直線状に配列されて構成されたLEDアレイ7と、印刷制御部1からの印刷データ等に応じてLEDアレイ7を駆動するLEDドライバIC6と、LEDドライバIC6による駆動出力を補正するための補正データが格納されるEEPROM8を備えている。
【0059】
このEEPROM8は、いわゆるシリアルアクセス型のEEPROMであり、書き込み動作,読み出し動作を示すタイムチャートは、各々図24,図25に示されている。
【0060】
また、このEEPROM8には、クロックを入力するためのクロック入力(SCK)端子、制御信号及びデータ信号を入力するためのデータ信号入力(SI)端子、データ信号を出力するためのデータ信号出力(SO)端子、チップセレクト信号を入力するためのチップセレクト(CS−N)端子が設けられている。
【0061】
図2は、LEDドライバIC6及びLEDアレイ7のより詳細な構成を示すブロック図である。LEDアレイ7は、例えば直線状に配列された2496個のLED素子7bを備えており、これらのLED素子7bは、例えば96個毎に1つのLEDアレイ7aとして実装されており、このLEDアレイ7は、このLEDアレイ7aを26個配列して構成されている。なお、LED素子7bの数である2496個は、300DPIの解像度においてA4用紙の幅に相当する数である。
【0062】
また、ドライバIC6aは、LEDアレイ7内の各LED素子7bを駆動する駆動部6bと、各駆動部6bを駆動させるための印刷データ,駆動部6bの駆動出力を補正するための補正データ等を保持するラッチ回路等からなる保持部6cと、クロック端子に供給されるクロック(CLK)に応じて入力端子に供給される印刷データ(DATA3〜DATA0)を順次転送し、ロード信号(LOAD)に応じて印刷データを各保持部6cに供給するためのシフトレジスタ6dとを備えている。
【0063】
1段目のドライバIC6aのシフトレジスタ6dには、印刷制御部1からの印刷データ(DATA3〜DATA0)が供給されている。このシフトレジスタ6dの出力は、2段目のドライバIC6aのシフトレジスタ6dに供給されている。さらに、2段目のドライバIC6aのシフトレジスタ6dの出力は、3段目のドライバIC6aのシフトレジスタ6dに供給されており、以下同様に、最終段(26段目)のドライバIC6aのシフトレジスタ6dが直列に接続されている。従って、全てのドライバIC6aのシフトレジスタ6dは、2496ビット分の長さの1つのシフトレジスタとして機能する。
【0064】
また、LEDドライバIC6内の各ドライバIC6a及びLEDアレイ7内の各LEDアレイ7aは、駆動電流のピークを抑制するために複数の群に分割されており、各群単位で動作が制御される。
【0065】
すなわち、1〜7段目の7組のLEDアレイ7a及びドライバIC6aが第1の群であり、8〜13段目の6組のLEDアレイ7a及びドライバIC6aが第2の群であり、14〜19段目の6組のLEDアレイ7a及びドライバIC6aが第3の群であり、20〜26段目の7組のLEDアレイ7a及びドライバIC6aが第4の群である。
【0066】
これらの群の中から動作させる群を選択するためには、ストローブ信号STB1−N〜STB4−Nが用いられる。
【0067】
第1の群内のドライバIC6a及びLEDアレイ7aにはストローブ信号STB1−Nが供給されており、第2の群内のドライバIC6a及びLEDアレイ7aにはストローブ信号STB2−Nが供給されており、第3の群内のドライバIC6a及びLEDアレイ7aにはストローブ信号STB3−Nが供給されており、第4の群内のドライバIC6a及びLEDアレイ7aにはストローブ信号STB4−Nが供給されている。
【0068】
ところで、補正データの格納,LED素子7bの駆動等を実行する際には、これらのストローブ信号STB1−N〜STB4−Nに応じて、各群毎に補正データの格納,LED素子の駆動等が指示される。
【0069】
CPU3は、LED素子7bの分割駆動等の際に、例えばストローブ信号STB1−Nを所定期間有効とする。そして、ストローブ信号STB1−Nを無効とした後、CPU3は、ストローブ信号STB2−Nを所定期間有効とする。CPU3は、同様に、残りのストローブ信号STB3−N,ストローブ信号STB4−Nについても所定期間有効とする。このように、CPU3は、ストローブ信号STB1−N〜ストローブ信号STB4−Nのいずれか一を順次有効とする。
【0070】
これらのストローブ信号STB1−N〜STB4−Nは、LED素子7bの分割駆動等の際には、上述の各群のいずれか一を指定するために使用されるが、その他の動作においては、群の選択が必要でないため、使用されていない。
【0071】
従って、群の選択が必要でない他の動作においては、これらのストローブ信号を供給するためのストローブ信号線を他の信号の供給に用いても、群の選択動作に支障を与えない。
【0072】
このため、この電子写真プリンタでは、これらのストローブ信号線を、EEPROM8に対する書き込み、読み出しを行うための信号線としても用いている。具体的には、クロックを入力するためのEEPROM8のSCK端子をストローブ信号STB1−Nを供給するための信号線に接続し、データ等を入力するためのSI端子をストローブ信号STB2−Nを供給するための信号線に接続し、データを出力するためのSO端子をストローブ信号STB3−Nを供給するための信号線に接続し、チップセレクト信号を入力するためのCS−N端子をストローブ信号STB4−Nを供給するための信号線に接続している。
【0073】
このように、信号線を共有することにより、EEPROM8からLEDドライバIC6に補正データを供給するための別個の配線が不要となり、配線数を低減させることができる。このため、LED光量の補正を行い、印刷品位を向上させてもコストの上昇を抑えることができ、装置のコストの低減に寄与することができる。
【0074】
また、EEPROM8の各端子(SCK、SI、SO、CS−N)に対する制御信号線をストローブ信号STB1−N〜STB4−Nを供給するためのストローブ信号線と共有するため、EEPROM8を図1に示すようにLEDヘッド2内に設けなくてもよく、印刷制御部1内あるいは印刷制御部1とLEDヘッド2の間に設けても良い。
【0075】
以下、上述のように構成された電子写真プリンタの具体的な動作を説明する。この電子写真プリンタは、上述の上位コントローラからのビデオ信号SG2に応じた印刷、各LED素子の光量に応じた補正動作等を実行する。
【0076】
上述の上位コントローラから印刷が指示され、ビデオ信号SG2が1ライン分ずつ供給されると、印刷制御部1は、図3に示すように、このビデオ信号SG2を印刷データに変換し、これを印刷データ信号DATA3〜0として順次LEDヘッド2に供給する。
【0077】
具体的には、この図3に示すように、印刷制御部1は、所定のクロックCLKをLEDヘッド2に供給すると共に、このクロックCLKに同期させて順次印刷データ信号DATA3〜0をLEDヘッド2に供給する。
【0078】
クロックCLKは図2中の各ドライバIC6aに共通に供給されており、印刷データ信号DATA3〜0は、1段目のドライバIC6aのシフトレジスタ6dに供給されている。このため、印刷データ信号DATA3〜0は、クロックCLKに応じて順次、取り込まれ、取り込まれた印刷データは、クロックCLKに応じて順次、後段のシフトレジスタ6dにシフトされる。
【0079】
そして、図3中の時刻t0において印刷データが所定の位置に転送されると、印刷制御部1は、クロックCLKの供給を停止し、ロード信号LOADを所定期間ハイレベルとし、各ドライバIC6aの保持部6cに、シフトレジスタ6dの対応するビットに保持されている印刷データを保持(ラッチ)するように指示する。これにより、印刷データが、対応するドットの位置の保持部6cに保持される。
【0080】
この後、印刷制御部1は、各群毎に、駆動部6bによるLED素子7bの駆動を指示する。具体的には、図3に示すように、印刷制御部1は、まず、ストローブ信号STB1−Nを所定期間ローレベルとし、これにより、第1の群の駆動部6bは、対応するLED素子7bを駆動させる。この後、印刷制御部1は、順次、ストローブ信号STB2−N〜STB4−Nを所定期間ローレベルとして第2から第4の群の駆動部6bにLED素子7bの駆動を指示する。これにより、各群のLED素子7bが順次駆動され、上述の感光ドラム上に1ライン分の静電潜像が形成される。
【0081】
このような動作を、上位コントローラから供給される1ライン分の印刷データ毎に繰り返すことにより、1枚分の画像に対応する静電潜像が、感光ドラム上に形成される。この後、静電潜像はトナーによって現像され、現像によってできたトナー像が用紙等の記録媒体に転写され、トナー像と用紙に熱を加えつつ圧力を加え、トナー像が用紙に定着させられる。
【0082】
ところで、各保持部6cには、上述のような印刷データの他、LED素子7bの光量に応じた補正データも保持されており、各駆動部6bは、補正データに応じてLED素子7bを駆動する駆動出力を補正するようになっている。
【0083】
補正データを各々の保持部6cに供給するために、印刷制御部1は、EEPROM8に格納されている補正データを読み出し、上述の印刷データと同じようなシフトレジスタ6dによる転送によって対応する保持部6cに供給する。
【0084】
以下、これらの動作について説明する。各LEDアレイ7a内のLED素子7bあるいは、各LEDアレイ7a間のLED光量には、上述のようなばらつきがあり、この電子写真プリンタでは、予め製造時に各LED素子7bの光量を測定し、この光量に応じた補正データを各LED素子7b毎に求め、EEPROM8に格納している。この補正データは、具体的には、図22に示すようなデータとして保存されており、例えば電子写真プリンタの電源投入時に、印刷制御部1がEEPROM8から読み出し、各ドライバIC6a内の保持部6cに転送することにより設定するようになっている。
【0085】
図4は、このような補正データの設定動作を示すタイムチャートである。
補正データを設定する際には、印刷制御部1は、EEPROM8から補正データを読み出し、この補正データをLEDドライバIC6に供給する。
【0086】
EEPROM8から補正データの読み出しを行う際には、印刷制御部1は、まず、ロード信号LOADをハイレベルにし、EEPROM8のCS−N端子に供給されているストローブ信号STB4−N信号をローレベルにする。これにより、EEPROM8は動作可能な状態となる。
【0087】
次に、図4中のA部において、印刷制御部1は、EEPROM8のSCK端子に接続されたストローブ信号線STB1−Nに所定周期のクロックを出力すると共に、このクロックに同期させてEEPROM8を読み出しモードに設定するためのデータをストローブ信号線STB2−Nに出力する。
【0088】
EEPROM8は、SCK端子にクロックが供給されると、このクロックに応じて、ストローブ信号線STB2−Nを介してSI端子に供給されるデータすなわちEEPROM8を読み出しモードに設定するためのデータを取り込む。このようなデータを取り込むと、EEPROM8内の図示しないモード設定部は、このデータに応じて、EEPROM8の動作モードを読み出しモードに設定する。
【0089】
この後、図4中のB部において、印刷制御部1は、ストローブ信号線STB1−Nに所定周期のクロックを出力すると共に、このクロックに同期させてEEPROM8からの読み出し開始アドレスをストローブ信号線STB2−Nに出力する。
【0090】
EEPROM8は、クロックに応じて供給された読み出し開始アドレスを取り込み、図示しないアドレスカウンタ等に保持する。
さらに、図4中のC部において、印刷制御部1がストローブ信号線STB1−Nに対する所定周期のクロックの出力を継続すると、EEPROM8は、このクロックに同期させて、上述の読み出し開始アドレス以降の所定数のデータ(補正データ)を順次、読み出し、読み出した補正データをSO端子に出力する。
【0091】
補正データは、図22に示すように、ビット毎にまとまって、ドットの並び順でEEPROM8に格納されているため、この順番通りに、SO端子を介してストローブ信号線STB3−Nに出力される。印刷制御部1は、ストローブ信号線STB3−Nに読み出された補正データを順次取り込み、RAM4に格納する。これにより、EEPROM8からの補正データの読み出しが終了する。
【0092】
ところで、補正データは、例えば1ドット当たり4ビット(ビット3,ビット2,ビット1,ビット0)のデータからなる。
これに対し、補正データを供給するために用いている印刷データ信号線(DATA3〜0)は、例えば1ビット分であるため、印刷制御部1は、まず、各ドットのビット3のデータをLEDドライバIC6内の各保持部6cに供給し、この後、順次ビット2,ビット1,ビット0のデータを各保持部6cに供給する。
【0093】
具体的には、図4の後半に示すように、まず、補正データのビット3のデータをDATA信号線に出力し、各ドットの補正データが対応するシフトレジスタ6dに到達するまで、必要数のクロック信号をLEDドライバIC6に供給する。
【0094】
補正データが対応するシフトレジスタ6dに到達した後、印刷制御部1は、図4に示すように、ストローブ信号STB4−N〜STB1−Nとして、お互いに所定の位相関係にある所定幅の3つの負のパルスを供給する。
【0095】
各々のドライバIC6aは、対応するストローブ信号STB1−N(〜STB4−N)から内部の動作の制御信号を生成する動作制御部を有している。この動作制御部は、例えば図5に示すように、上述の各ビット(ビット3〜ビット0)毎に、フリップフロップF1、F2を有するカウンタを備えており、上述のような所定幅の3つの負のパルスが供給されると、所定のタイミング(例えば2クロック目)で保持部6cに補正データの保持を指示する。これにより、ビット3の補正データが各々のドライバIC6aの保持部6cに保持される。
【0096】
このような動作を残りのビット2,ビット1,ビット0について繰り返すことにより、各ドットに対する4ビット分の補正データが、各ドライバIC6a内の保持部6cに保持される。
【0097】
ところで、ストローブ信号STB1−N〜STB4−NとEEPROM8に対する制御信号との伝送路を共有するためには、図6に示すように、EEPROM8のCS−N端子をストローブ信号線STB1−Nに接続し、SCK端子をストローブ信号線STB2−Nに接続し、SI端子をストローブ信号線STB3−Nに接続し、SO端子をストローブ信号線STB4−Nに接続する構成としてもよい。
【0098】
ストローブ信号STB1−N〜STB4−Nは、上述の図18に示すように、各々の信号が順番に変化するが、配線容量等の影響で信号が遅延すると、あるストローブ信号(例えばSTB2−N)の変化がその前後において変化する他のストローブ信号(例えばSTB1−N)の変化と重なってしまう場合がある。
【0099】
このため、EEPROM8を図6に示すように接続した場合には、同図中のA部において、ストローブ信号線STB1−Nに接続されたCS−N端子の電圧が、EEPROM8が動作可能なローレベルとなっているときに、ストローブ信号線STB2−Nに接続されたSCK端子がローレベルとなってしまうと、EEPROM8が誤動作してしまう可能性があった。
【0100】
これに対し、EEPROM8を図1に示すように接続した場合には、図3中のA部に示すように、ストローブ信号が他のストローブ信号と重なった場合であっても、CS−N端子がローレベルであるときに、SCK端子の電圧が変化することを防止することができ、EEPROM8の誤動作の可能性を低減させて信頼性の向上に寄与することができる。
【0101】
なお、CS−N端子の電圧がローレベルであるときに、SCK端子の電圧が変化するのを防止するだけであれば、SCK端子に供給されるストローブ信号とCS−N端子に供給されるストローブ信号との間に変化する少なくとも1つのストローブ信号が存在する接続とすれば足りる。従って、EEPROM8の接続は、必ずしも図1と同じである必要はない。
【0102】
また、従来の電子写真プリンタでは、上述の図21に示すように、LEDドライバIC6に供給する補正データの読み出しを補正動作制御IC11が制御していたため、別途CPU3で発生しているクロックCLKに対して補正データのタイミングが遅延してしまっていた。このため、クロックCLKに応じてLEDドライバIC6がEEPROM8からの補正データを取り込む構成とすると、高速化した際に誤動作してしまう可能性があり、動作の確実性を向上させるためには補正データの転送速度を低下させる必要があった。
【0103】
これに対し、この電子写真プリンタでは、ストローブ信号線STB1−N〜STB4−Nを介して、CPU3が直接、LEDドライバIC6にクロックと補正データを供給しているため、クロックと補正データの間のタイミングのずれが小さくなる。従って、LEDドライバIC6に対する補正データの供給の信頼性を向上させることができる。
【0104】
また、クロックと補正データの間のタイミングのずれが小さくなるため、動作を高速化させても比較的動作の確実性が低下しないため、従来高速化の障害であったタイミングの変更等の設計マージンを小さくすることができ、高速化に寄与することができる。これにより、例えばLEDヘッド2に対するデータの転送速度をCPU3とLEDヘッド2間のデータ転送速度の限界まで高速化することができる。
【0105】
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電子写真プリンタ要部の構成を示すブロック図である。この実施形態の電子写真プリンタは、この図7に示すように、上述の第1の実施形態の電子写真プリンタと同様に構成されている。第1の実施形態の電子写真プリンタでは、EEPROM8として、SCK端子、SI端子、SO端子、CS−N端子を有するEEPROM8を用いていたが、この実施形態の電子写真プリンタは、この図6に示すように、さらに書き込み禁止信号を入力するための書き込み禁止信号入力端子(WP−N)を有するEEPROM8を用いている。
【0106】
このEEPROM8は、WP−N端子の電圧がローレベルであるときに書き込みを禁止し、電圧がハイレベルであるときに、書き込みを許可するようになっている。
【0107】
このWP−N端子は、上述のロード信号LOADが供給される信号線に接続されており、さらに、抵抗9によって電源電圧VDDにプルアップされている。
【0108】
このWP−N端子に供給されるロード信号LOADは、上述の図3に示す印刷動作においては、印刷制御部1が各保持部6cに補正データの保持を指示するとき以外はローレベルとされている。また、ロード信号LOADがハイレベルとなるタイミングでは、CS−N端子が接続されたストローブ信号線STB4−Nの電圧はローレベルである。従って、印刷動作においてEEPROM8は、常に書き込み禁止状態になっている。
【0109】
また、EEPROM8の各端子(SCK、SI、SO、CS−N)に対する制御信号線をストローブ信号STB1−N〜STB4−Nを供給するためのストローブ信号線と共有するため、EEPROM8を図7に示すようにLEDヘッド2内に設けなくても良く、印刷制御部1内あるいは印刷制御部1とLEDヘッド2の間に設けても良い。
【0110】
図8は、このように構成された電子写真プリンタにおける補正データの設定動作、すなわちEEPROM8からの補正データの読み出しと、各ドライバIC6a内の保持部6cに対する補正データの転送の動作を示すタイムチャートである。
【0111】
補正データの設定を行う際には、印刷制御部1は、まず、LOAD信号をハイレベルにする。これにより、EEPROM8のWP−N端子の電圧もハイレベルとなり、EEPROM8が書き込み可能な状態となる。
【0112】
次に、図8中のA部において、印刷制御部1は、上述の図4中のA部における動作と同様に、ストローブ信号線STB1−Nに所定周期のクロックを出力すると共に、ストローブ信号線STB2−NにEEPROM8を読み出しモードに設定するためのデータを出力する。これにより、EEPROM8は、読み出しモードに設定される。
【0113】
また、図8中のB部において、印刷制御部1は、上述の図4中のB部における動作と同様に、ストローブ信号線STB1−Nに所定周期のクロックを出力すると共に、ストローブ信号線STB2−Nに読み出し開始アドレスを出力する。これにより、EEPROM8が読み出し開始アドレスを取り込む。
【0114】
さらに、図8中のC部において、印刷制御部1は、上述の図4中のC部における動作と同様に、所定数のデータを読み出すまで、所定周期のクロックを出力する。これにより、読み出し開始アドレス以降の所定数のデータ(補正データ)がEEPROM8からストローブ信号線STB3−Nに出力され、印刷制御部1に供給される。
【0115】
補正データの読み出しが終了すると、印刷制御部1は、上述の図8の後段部の動作と同様に、LEDドライバIC6の各ドライバIC6aに補正データを供給する。
このデータの供給が終了した後、印刷制御部1は、ロード信号LOADをローレベルとする。これにより、EEPROM8が書き込み禁止に設定される。
【0116】
上述のように、この第2の実施形態の電子写真プリンタでは、EEPROM8に対する書き込み、読み出しを行う必要のない印刷動作において、EEPROM8が書き込み禁止に保たれるため、EEPROM8に対する誤った書き込みの防止の確実性を向上させ、信頼性の向上に寄与することができる。
【0117】
図9及び図10は、本発明の第3の実施形態に係る電子写真プリンタ要部の構成を示すブロック図である。この実施形態の電子写真プリンタは、この図7に示すように、上述の第1の実施形態の電子写真プリンタと同様に構成されているが、この実施形態では、第1の実施形態とは異なり、印刷制御部1内にEEPROM8を設けている。なお、同図中に明示していないが、EEPROM8に対する書き込み、読み出しを行うための信号線は、上述の第1及び第2の実施形態と同様に、ストローブ信号線(STB1−N〜STB4−N)と共用している。
【0118】
また、上述の第1の実施形態では、補正データをそのままEEPROM8に格納していたが、この第3の実施形態の電子写真プリンタは、補正データの圧縮・伸長を行う圧縮・伸長部10を行う圧縮・伸長部10を備えている。
【0119】
図9は、この圧縮・伸長部10をCPU3の内部に実装した例を示しており、図10は圧縮・伸長部10をCPU3の外部に実装した例を示している。
この圧縮・伸長部10は、補正データを格納する際に、補正データを例えばLZ77等のエントロピー符号化によって圧縮する。また、圧縮・伸長部10は、補正データを設定する際に、EEPROM8から読み出した補正データを伸長する。
【0120】
図20に示すように、LED素子7bの発光量のばらつきは、隣接するLED素子7b間では、異なるLEDアレイ7a間のLED素子7b間に対して発光量の変化が小さい。また、補正データは図22のように、各ドットの光量補正データの各ビット毎に格納されているため、補正データ中には同じようなパターンのデータが繰り返し現れることが多い。
【0121】
図11は、解像度が600DPIでA4用紙の幅に相当するLEDヘッド2の補正データの一部を示している。この補正データは、各LED素子7bに対応する各ドット毎に16階調すなわち4ビットの情報量を有する4992ドット分のデータからなる。従って、補正データの容量は、4992×4ビットすなわち2496バイトである。
【0122】
この図からも明らかなように、補正データは、冗長性の高いデータとなっている。このような冗長性が高いデータは、例えば未圧縮データ中の繰り返しパターンを検索し、頻度の高いデータに短い符号を割り当てて可変長符号化を行ってデータ圧縮を行うエントロピー符号化により高い圧縮率で圧縮することができる。エントロピー符号化としては、例えば"A Universal Algorithm for Sequential Data Compression" Ziv J., Lempel A., IEEE Transactions on Information Theory, Vol.23, No.3, pp.337-343.等に示されているLZ77等の符号化方法が知られている。
【0123】
このため、圧縮・伸長部10は、例えばLZ77で補正データの圧縮・伸長を行うようなっている。図12は、上述の図11に示す補正データをLZ77で圧縮したときの、補正データの一部を示しているが、冗長度が極めて小さくなっている。この補正データの容量は、圧縮前の補正データの冗長度にもよるが、例えば1714バイト程度となり、この場合の圧縮率は68.7%となる。
【0124】
圧縮しない場合には、補正データの容量は2496バイトであるため、2kバイトのEEPROMには格納することができず、4kバイトのEEPROMを用いなければならないが、補正データを圧縮すれば、上述のように充分2kバイトのEEPROMに格納できる容量にすることができる。
【0125】
従って、補正データを圧縮することにより、過度に大きな容量のEEPROMを使用する必要がなくなり、装置のコストの低減に寄与することができる。この効果は、特に、複数のLEDヘッドを用いるカラーLEDプリンタ等において顕著となる。
【0126】
図13は、この電子写真プリンタにおける補正データの作成等の処理を示すフローチャートである。この図13に示す処理は、電子写真プリンタの外部に設けられた光量測定装置等の測定装置、電子写真プリンタに対して補正データの書き込み等を指示する制御装置等を用いて実行される。
【0127】
まず、例えばLEDヘッド2の製造時あるいはプリンタの製造時等において、ステップS1から実行が開始され、このステップS1において、光量測定装置等の測定装置はLEDヘッド2を構成する各LED素子7bの光量を測定し、測定結果に基づいて補正データを作成し、続くステップS2に進む。
【0128】
ステップS2では、作成された補正データとLEDヘッドとの対応を示すシリアル番号等の識別情報を生成し、識別情報と、対応する補正データを、例えばパーソナルコンピュータのハードディスク等の記録手段に記録する。また、この識別情報に対応するLEDヘッドに識別情報を表示する。この表示は、例えば識別情報を含むラベル等によって行うが、補正データとの対応が認識できれば他の表示を用いてもよい。
【0129】
続く、ステップS3では、電子写真プリンタに補正データの書き込み等を指示する制御装置を接続し、電子写真プリンタを補正データの書き込みのための処理の実行を指示してステップS4に進む。これにより、電子写真プリンタは、補正データの書き込み処理を実行し、例えば外部の制御装置からの補正データをEEPROM8に書き込み得る状態となる。
【0130】
ステップS4では、制御装置は、LEDヘッドに表示された上述の識別情報を読み取り、この識別情報に対応する補正データを、上述の記録手段から読み出し、続くステップS5に進む。
ステップS5では、制御装置は、読み出した補正データを電子写真プリンタの印刷制御部1に供給する。
【0131】
電子写真プリンタの印刷制御部1は、制御装置から補正データが供給されると、ステップS6において、補正データを圧縮・伸長部10に供給して圧縮を指示し、続くステップS7に進む。これにより、圧縮・伸長部10は、補正データを圧縮し、圧縮した補正データをCPU3に供給する。
ステップS7では、EEPROM8に所定の信号を供給し、EEPROM8を書き込みモードに設定し、ステップS8に進む。
【0132】
ステップS8では、CPU3は、圧縮・伸長部10からの圧縮された補正データをEEPROM8に書き込む、処理を終了する。これにより、圧縮された補正データがEEPROM8に書き込まれる。
【0133】
このようにEEPROM8に書き込まれた補正データは、例えば電子写真プリンタの電源投入時にEEPROM8から読み出され、伸長されてLEDドライバIC6の各保持部6cに供給される。
【0134】
図14は、このような補正データの設定処理を示すフローチャートである。ステップS11において電子写真プリンタの電源が投入されると、続くステップS12に進み、印刷制御部1は、読み出しモードに設定するためのデータをEEPROM8に供給してEEPROM8を読み出しモードに設定し、ステップS13に進む。
【0135】
ステップS13では、印刷制御部1は、読み出し開始アドレスをEEPROM8に供給し、読み出しのクロックをEEPROM8に供給し、ステップS4に進む。これにより、EEPROM8はクロックに応じて読み出し開始アドレス以降に保持している圧縮された補正データをEEPROM8から読み出して印刷制御部1に供給する。
【0136】
ステップS14では、印刷制御部1は、EEPROM8から供給された補正データを圧縮・伸長部10に供給し、補正データを伸長させる。
【0137】
続くステップS15において、伸長させた補正データをLEDドライバIC6に送信し、続くステップS16においてLEDドライバIC6に所定数のクロックを送信し、上述のようにLEDドライバIC6内に構成されたシフトレジスタ6dによって補正データを転送させる。補正データが、シフトレジスタ6dによって所定の保持部6cに対応する位置に転送されると、印刷制御部1は、ステップS17において、各保持部6cにシフトレジスタ6dのデータの保持を指示する信号(LOAD)を供給する。これにより、補正データが各保持部6cに格納され、補正データの設定が終了する。
【0138】
ところで、この電子写真プリンタでは、保守等のために外部の装置からEEPROM8に保持された補正データを読み出すことができるようになっている。
【0139】
図15は、このような外部の装置からの補正データの読み出し処理を示すフローチャートである。ステップS21において、外部の装置が印刷制御部1に対して補正データの読み出しを指示すると、印刷制御部1は、読み出しモードに設定するためのデータをEEPROM8に供給し、EEPROM8を読み出しモードに設定する。
【0140】
EEPROM8が読み出しモードに設定されると、印刷制御部1は、続くステップS22において、読み出し開始アドレスをEEPROM8に供給し、さらに、読み出しクロックをEEPROM8に供給する。これにより、EEPROM8は読み出し開始アドレス以降に記録されている圧縮された補正データを読み出し、印刷制御部1に供給する。
【0141】
印刷制御部1は、EEPROM8から圧縮された補正データが供給されると、続くステップS23において、この補正データを圧縮・伸長部10に供給し、伸長させる。
そして、圧縮・伸長部10から伸長された補正データが供給されると、印刷制御部1は、この補正データを外部の装置に送信し、読み出し処理を終了する。
【0142】
これにより、外部の装置は、補正データを得ることができ、例えば修理時の補正データの取得あるいは再度計測したLED素子7bの光量に基づく補正データの修正等の保守を行うことができる。従って、この電子写真プリンタでは、外部の装置が印刷制御部1を介して容易に補正データを得ることができ、保守等の処理を容易に行うことができる。
【0143】
なお、上述の各実施形態では不揮発性メモリとしてシリアルアクセス型のEEPROMを用いた例を示したが、代わりにシリアルアクセス型のフラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリを用いて構成することもできる。
【0144】
また、上述の各実施形態では、被駆動素子としてLED素子を用い、これを直線状に配列したLEDアレイ7を用いた場合について説明したが、例えば被駆動素子として、例えば特開平5−330124号公報等に示されている直線状に配列されてサーマルヘッドを構成する発熱素子等の被駆動素子を駆動する駆動回路であれば本発明を適用することができる。
【0145】
また、上述の第3の実施形態では、EEPROMに対する書き込み、読み出しを行うための信号線を、第1及び第2の実施形態と同様に、ストローブ信号線と共用した場合について説明したが、補正データを圧縮してEEPROMに格納する構成であれば、EEPROMに対する書き込み、読み出しを行うための信号線をストローブ信号線とは別個に設けても良く、その他、本発明の技術的思想の範囲内で適宜、変更を加えることができる。
【0146】
【発明の効果】
本発明では、補正データ供給制御手段が、駆動手段が補正データを取り込むためのクロックを発生し、記憶手段に格納されている補正データを、発生したクロックに同期させて駆動手段に供給することにより、クロックと補正データの駆動手段に供給するクロックと補正データの遅延時間を低減させることができる。これにより信頼性の向上に寄与することができる。また、遅延時間が低減されるため、従来高速化の障害であったタイミングの変更等の設計マージンを小さくして動作の高速化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子写真プリンタの構成を示すブロック図である。
【図2】前記電子写真プリンタを構成するEEPROMに供給される制御信号を示すブロック図である。
【図3】前記電子写真プリンタの印刷動作を示すタイムチャートである。
【図4】前記電子写真プリンタにおける補正データの設定動作を示すタイムチャートである。
【図5】前記電子写真プリンタを構成するLEDヘッド2のドライバICに設けられた制御信号発生部の要部の構成を示す図である。
【図6】他の構成の電子写真プリンタの印刷動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る電子写真プリンタの構成を示すブロック図である。
【図8】前記電子写真プリンタにおける補正データの設定動作を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る電子写真プリンタの構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る電子写真プリンタの他の構成例を示すブロック図である。
【図11】補正データの一例を示す図である。
【図12】圧縮された補正データの一例を示す図である。
【図13】補正データの作成等の処理を示すフローチャートである。
【図14】補正データの設定処理を示すフローチャートである。
【図15】外部の装置からの補正データの読み出し処理を示すフローチャートである。
【図16】従来の電子写真プリンタの要部の構成を示すブロック図である。
【図17】従来の電子写真プリンタの印刷動作を示すタイムチャートである。
【図18】従来の電子写真プリンタの印刷動作の詳細を示すタイムチャートである。
【図19】従来のLEDヘッドのより詳細な構造を示す図である。
【図20】LEDヘッドの構成と、ヘッドの各ドットごとの光量のばらつきを示す図である。
【図21】従来の電子写真プリンタを構成するLEDヘッドと印刷制御部の構成を示すブロック図である。
【図22】従来のLEDヘッドを構成するEEPROMに格納される補正データの一例を示すアドレスマップである。
【図23】補正動作を示すタイムチャートである。
【図24】EEPROMに対する書き込み動作を示すタイムチャートである。
【図25】EEPROMに対する読み出し動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 印刷制御部
2 LEDヘッド
3 CPU
4 RAM
5 ROM
6 LEDドライバIC
6a ドライバIC
6b 駆動部
6c 保持部
6d シフトレジスタ
7 LEDアレイ
7a LEDアレイ
7b LED素子

Claims (7)

  1. 画像イメージを構成する画素の印刷のために駆動される複数の被駆動素子と、
    該被駆動素子を各々の被駆動素子毎に駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御するための駆動制御信号を供給するための駆動制御信号線と、
    前記駆動制御信号線に接続されており、前記駆動手段による各々の被駆動素子毎の駆動を制御するための補正データを格納する記憶手段と、
    前記駆動手段が前記補正データを取り込むためのクロックを発生し、前記記憶手段に格納されている補正データを、前記駆動制御信号線を介して読出し、読出した補正データを前記クロックに同期させて前記駆動手段に供給する補正データ供給制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 画像イメージを構成する画素の印刷のために駆動される複数の記録光を発生するLED素子と、
    該LED素子を各々のLED素子毎に駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御するための駆動制御信号を供給するための駆動制御信号線と、
    前記駆動制御信号線に接続されており、前記駆動手段による各々のLED素子毎の駆動を制御するための補正データを格納する記憶手段と、
    前記駆動手段が前記補正データを取り込むためのクロックを発生し、前記記憶手段に格納されている補正データを、前記駆動制御信号線を介して読出し、読出した補正データを前記クロックに同期させて前記駆動手段に供給する補正データ供給制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記駆動手段は、前記複数の被駆動素子を分割してなる複数の被駆動素子群を制御すべく、該各被駆動素子群毎に設けられており、
    前記駆動制御信号線は、前記被駆動素子群毎に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 前記記憶手段に格納する補正データを圧縮する圧縮手段を備え、
    前記補正データ供給制御手段は、前記記憶手段から読み出した補正データを伸長して前記駆動手段に供給することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  5. 前記被駆動素子が記録光を発生するLED素子からなることを特徴とする請求項1、請求項3および請求項4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記駆動手段は、前記複数のLED素子を分割してなる複数のLED素子群を制御すべく、該各LED素子群毎に設けられており、
    前記駆動制御信号線は、前記LED素子群毎に設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  7. 前記記憶手段に格納する補正データを圧縮する圧縮手段を備え、
    前記補正データ供給制御手段は、前記記憶手段から読み出した補正データを伸長して前記駆動手段に供給することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
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