JP2002248805A - プリントヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

プリントヘッド及び画像形成装置

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JP2002248805A
JP2002248805A JP2001048431A JP2001048431A JP2002248805A JP 2002248805 A JP2002248805 A JP 2002248805A JP 2001048431 A JP2001048431 A JP 2001048431A JP 2001048431 A JP2001048431 A JP 2001048431A JP 2002248805 A JP2002248805 A JP 2002248805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDヘッドの高解像度化に伴い、LEDチ
ップ上のワイヤボンディングパッドの間隔が非常に狭く
なり、製造における歩留まりが低下していた。また、各
LED素子の光量補正データをドライバIC内部に保持
しておくことができないので、印字時に、印刷データを
送信する際に、その都度同時に光量補正データも送信す
る必要があったため、LEDヘッドの処理を高速化する
ことが困難であるという問題があった。 【解決手段】 LED素子の位置に対して連続的に変化
することを利用して隣り合う素子の光量補正データの上
位4ビットを共有し、各1ビットのみを各ドットに割り
当てることにより、各LED素子の光量補正データを保
持するドライバIC内部のメモリセルの占有面積を減ら
し、また、複数の補正データ記憶手段から、被駆動素子
に対応する特定の補正データ記憶手段を、第1の電極と
第2の電極との組合せに応じて選択する補正データ選択
手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック駆動
方式のプリントヘッドおよび該プリントヘッドを用いた
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真プリンタにおいて
は、帯電した感光体ドラムを、プリント情報に応じて選
択的に照射して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナー
を付着させて現像を行ってトナー像を形成し、該トナー
像を用紙に転写し、定着させるようになっている。
【0003】図19は従来の電子写真プリンタにおける
プリンタ制御回路のブロック図であり、図20、図21
は従来の電子写真プリンタの印字時のタイムチャートで
ある。図19において、1はマイクロプロセッサ、RO
M、RAM、入出力ポート、タイマ等によって構成され
る印刷制御部であり、プリンタの印刷部の内部に配設さ
れ、図示しない上位コントローラからの制御信号SG
1、ビデオ信号(ドットマップデータを一次元的に配列
したもの)SG2等によってプリンタ全体をシーケンス
制御し、印刷動作を行う。上記制御信号SG1によって
印刷指示を受信すると、印刷制御部1は、まず定着器温
度センサ151によってヒータ149aを内蔵した定着
器149が使用可能な温度範囲にあるか否かを検出し、
該温度範囲になければヒータ149aに通電し、使用可
能な温度まで定着器149を加熱する。次に、現像・転
写プロセス用モータ(PM)159をドライバ158を
介して回転させ、同時にチャージ信号SGCによって帯
電用電圧電源160をオンにし、帯電器162の帯電を
行う。
【0004】そして、セットされている図示しない用紙
の有無および種類が用紙残量センサ153、用紙サイズ
センサ152によって検出され、ここで、用紙送りモー
タ(PM)157はドライバ156を介して双方向に回
転させることが可能であり、最初に逆回転させて、用紙
吸入口センサ155が用紙を検出するまで、セットされ
た用紙をあらかじめ設定された量だけ送る。続いて、正
回転させて、用紙をプリンタ内部の印刷機構内に搬送す
る。
【0005】印刷制御部1は、用紙が印刷可能位置まで
到達した時点において、上位コントローラに対してタイ
ミング信号SG3(主走査同期信号、副走査同期信号を
含む)を送信し、ビデオ信号SG2を受信する。上位コ
ントローラにおいてペーい毎に編集され、印刷制御部1
によって受信されたビデオ信号SG2は、印字データ信
号HD−DATAとしてLEDヘッド2に転送される。
LEDヘッド2はそれぞれ1ドット(ピクセル)の印字
のために設けられたLEDを複数個線状に配列したもの
である。
【0006】そして、印刷制御部1は1ライン分のビデ
オ信号を受信すると、LEDヘッド2にラッチ信号HD
−LOADを送信し、印字データ信号HD−DATAを
LEDヘッド2に保持させる。これにより、印刷制御部
1は上位コントローラから次のビデオ信号SG2を受信
している最中においても、LEDヘッド2に保持した印
字データ信号HD−DATAについて印刷することがで
きる。なお、HD−CLKは印字データ信号HD−DA
TAをLEDヘッド2に送信するためのクロック信号で
ある。ビデオ信号SG2の送受信は、印刷ラインごとに
行われる。LEDヘッド2によって印刷される情報は、
マイナス電位に帯電された図示しない感光体ドラムにお
いて電位の上昇したドットとして潜像化される。そし
て、現像部において、マイナス電位に帯電された画像形
成用のトナーが、電気的な吸引力によって各ドットに吸
引され、トナー像が形成される。
【0007】その後、該トナー像は転写器163に送ら
れ、一方、転写信号SG4によってプラス電位の転写用
高圧電源161がオンになり、転写器163は感光体ド
ラムと転写器163との間隔を通過する用紙上にトナー
像を転写する。転写されたトナー像を有する用紙は、ヒ
ータ149aを内蔵する定着器149に当接して搬送さ
れ、該定着器149の熱によって用紙に定着される。こ
の定着された画像を有する用紙は、さらに搬送されてプ
リンタの印刷機構から用紙排出口センサ154を通過し
てプリンタ外部に排出される。印刷制御部1は用紙サイ
ズセンサ152、用紙吸入口センサ155の検知に対応
して、用紙が転写器163を通過している間だけ転写用
高圧電源161からの電圧を転写器163に印加する。
そして印刷が終了し、用紙が用紙排出口センサ154を
通過すると、帯電用高圧電源160による帯電器162
への電圧の印加を終了し、同時に現像・転写プロセス用
モータ159の回転を停止させる。以後、上記の動作を
繰り返す。
【0008】次に、LEDヘッド2について説明する。
図22は従来のLEDヘッドの回路を示す図である。図
に示すように、印字データ信号HD−DATAはクロッ
ク信号HD−CLKと共にLEDヘッド2に入力され、
例えば、A4サイズの用紙に印字可能である1インチ当
たり600ドットの解像度を持つプリンタにおいては、
4992ドット分のドットデータがフリップフロップ回
路FF1、FF2、…、FF4992から成るシフトレ
ジスタを順次転送される。次に、ラッチ信号HD−LO
ADがLEDヘッド2に入力され、上記ビットデータは
書くラッチ回路LT1、LT2、…LT4992にラッ
チされる。続いて、ラッチ信号HD−LOADがLOW
(低)レベル(無効)となり、印刷駆動信号HD−ST
B−NがLOWレベル(有効)となると、AND回路G
0の出力がHIGHレベル(有効)となる。ドットデー
タとNANDゲート回路G1、G2、…、G4992の
出力とによって、点灯されるのはビットデータが有効
で、NANDゲート回路G1、G2、…、G4992の
出力が有効のときに、対応するスイッチ素子TR1、T
R2、…、TR4992がオンとなり、発光素子LD
1、LD2、…、LD4992のうち、ドットデータが
HIGH(高)レベルである発光素子が点灯される。ま
た、VDDは電源である。
【0009】LEDヘッドは、多数のLEDを点滅させ
るために。各LEDに対しドライバ用IC(集積回路)
が接続されている。LEDヘッドには、データ転送用の
クロック信号にタイミングを制御されながらデータが入
力し、シフトレジスタに1ライン分のデータが格納され
る。また、シフトレジスタに格納されたデータはラッチ
回路に一旦ラッチされ、ストローブ信号によって各LE
D素子に供給される。このようなLEDヘッドへのデー
タ転送とドライブを高速化するために。データをシフト
レジスタに転送する処理とラッチ回路をストローブ信号
で駆動する処理を並行させる、あるいは可能な限りクロ
ック信号周波数を高めるようにしている。M1、M2、
…、M4992はLED素子の光量ばらつきを補正する
ためのデータを保持するメモリセルであり、各発光素子
LD1、LD2、…、LD4992に対して5ビットず
つ用意される。光量補正については後述する。LEDド
ライバIC4は各発光素子の光量のばらつきを、駆動電
流値を調整することにより補正する。
【0010】以上のような構成のLEDヘッド2を使用
するプリンタでは、LEDヘッド2の全てのLED素子
LD1〜LD4992がストローブ信号STB−Nによ
り、同一の時間駆動されるが、各LED素子LD1〜L
D4992毎に配設されたスイッチ素子TR1〜TR4
992やLED素子LD1〜LD4992等の特性にば
らつきがあると各LED素子の発光量にもばらつきが発
生してしまう。その結果、感光ドラム上に形成される静
電潜像の各ドットの大きさに差を生じ、実際に印刷され
る画像の各ドットの大きさにも差が生じることになる。
【0011】図23はLEDヘッド2の構成と、LED
ヘッド2の各LED素子毎の光量(発光パワー)のばら
つきを示す図である。図23の上段は、LEDヘッド2
の構成例を示している。この構成例では、上述の図23
に示す4992ドット分のLED素子LD1〜LD49
92を、各々192個のLED素子を有する26個のL
EDアレイCHP1〜CHP26を配列して構成してい
る。また、この構成例では、DRV1〜DRV26はL
EDアレイCHP1〜CHP26内の各LED素子LD
1〜LD4992を駆動するためのフリップフロップ回
路FF1〜FF4992、ラッチ回路LT1〜LT49
92、スイッチ素子TR1〜TR4992等を有するそ
れぞれドライバICである。各ドライバICは、各々対
応するLEDアレイ中の192個のLED素子を駆動す
る。
【0012】また、各ドライバIC(DRV1〜DRV
26)中のフリップフロップ回路FF1〜FF4992
はカスケード接続されており、これらのフリップフロッ
プ回路FF1〜FF4992により、上述の説明と同様
のシフトレジスタが構成されている。また、図23の下
段のグラフはLED素子の位置と光量の関係をLEDア
レイ(CHP1〜CHP26)と対比させて示したもの
である。破線(横線)は同一のLEDアレイに属するL
ED素子についての光量のばらつき(ドット間ばらつ
き)の範囲を示しており、一点鎖線は各LEDアレイに
属するLED素子の平均光量のばらつき(チップ間ばら
つき)の範囲を示している。
【0013】以上のようなLEDヘッド2では、当該L
EDヘッドを構成するドライバIC、LEDアレイ内の
LED素子の光量のばらつきに比較して、ドライバIC
間あるいはLEDアレイ間の平均的な光量のばらつきが
大きかった。このため、従来は、平均光量の測定結果に
基づいてLEDアレイを複数のグループにランク分け
し、同一のランクに属するLEDアレイのみでLEDヘ
ッドを構成することにより、LED素子の光量のばらつ
きを緩和していた。ところで、各々のLED素子の光量
のばらつきは感光ドラムの露光時の露光エネルギーのむ
らとなって現れ、現像後にはドットの大きさのばらつき
となるが、文字などからなる2値画像を印刷する場合に
はドットの大きさに多少の差があってもほとんど無視す
ることができた。しかしながら、写真などの多階調画像
を印刷する場合にはドットの大きさに差があると印刷濃
度にばらつきが生じ印刷品位が低下してしまうので望ま
しくない。このため、あらかじめ各LED素子の光量を
測定し、各LED素子の光量に応じた補正データを作成
して保持しておき、LED素子の駆動時に補正データに
応じて各LED素子の光量のばらつきの影響を低減させ
るようにする。この方法について説明する。
【0014】プリンタが印字動作を行う前に、予め測定
された各発光素子に対応した光量補正データを、印刷制
御部1により各メモリセルM1、M2、…、M4992
に書き込む。ドライバIC4は、各メモリセルM1、M
2、…、M4992のうち、あるビットの値が1の場合
にそのビットの図示しないセルに接続されているスイッ
チ素子TR1、TR2、…、TR4992をオンにす
る。これらのスイッチ素子は重み付けされており、ビッ
ト0に対応するスイッチ素子TR1、TR2、…、TR
4992の駆動電流値を1とすると、ビット1に対応す
るスイッチ素子TR1、TR2、…、TR4992の駆
動電流値は2であり、同様にビット3では4、ビット4
では8、ビット5では16となっている。このようにす
ることで、各発光素子の駆動電流値を32段階(=2
5)に調整することができ、スイッチ素子TR1、TR
2、…、TR4992がオンとなって発光する際に、上
記5つのスイッチ素子からメモリセルM1、M2、…、
M4992に保持された値に対応する駆動電流値(補正
駆動電流値)で発光素子LD1、LD2、…、LD49
92を発光させることができるため、発光素子の光量ば
らつきを補正することができる。
【0015】図24は、別のLEDヘッドの構成、動作
を示すものであり、このLEDヘッドはダイナミック駆
動方式として知られている。従来のLEDヘッド駆動方
式においては、LED素子のアノード電極はドライバI
Cの駆動部に1対1で接続され、カソード電極は全てG
NDに接続されていた。しかし、ダイナミック駆動方式
では、いくつかのアノード電極を共通に接続し、カソー
ド電極をいくつかのグループに分けて、アノード電極と
カソード電極の電位の組合せによりLED素子を順番に
発光させていく方式である。LED素子189〜19
6、アノード配線212〜215、カソード配線216
〜217、アノード入力パッド185〜188、カソー
ド入力パッド197〜198とからなる。LED素子1
89、190のアノードとアノード入力パッド185と
はアノード配線で接続され、LED素子191、192
のアノードとアノード入力パッド186とはアノード配
線で接続され、LED素子193、194のアノードと
アノード入力パッド187、とはアノード配線で接続さ
れ、LED素子195、196のアノードとアノード入
力パッド188とはアノード配線で接続されている。ま
た、LED素子189、191、193、195のカソ
ードとカソード入力パッド197とはカソード配線21
6で接続され、LED素子190、192、194、1
96のカソードとカソード入力パッド198とはカソー
ド配線217で接続されている。
【0016】まず、LED素子189を発光させる場合
を考える。このとき、アノード入力パッド185にHI
GHレベル(有効)を、その他のアノード入力パッド1
86〜188にLOWレベル(無効)を入力する。次に
カソード入力パッド197にLOWレベル(有効)、カ
ソード入力パッド198にHIGHレベル(無効)を入
力するとLED素子189のみを発光させることができ
る。このときLED素子190のアノードはHIGHレ
ベル(有効)となるが、カソード入力パッド198(H
IGHレベル(無効))と接続されているカソードもH
IGHレベルとなるため、LED素子のアノード、カソ
ード間に電位差が生じないため発光しない。以上のよう
に、入力する信号線の数を減らしても、同時に発光する
LED素子の数を減らし、アノード端子への入力とカソ
ード端子への入力の組合せによって、任意のLED素子
を発光させることができる。この駆動方式ではLED駆
動ICであるドライバICの数を減らすことができるた
めに、LEDヘッドのコスト低減、発熱量の低減による
LED素子の光量劣化を抑えることができる。
【0017】ここで、マルチプレクサについて説明す
る。図25は論理回路を用いて構成した2入力マルチプ
レクサの構成を示す図であり、図26は論理回路を用い
て構成した2入力マルチプレクサの動作タイムチャート
である。この2入力マルチプレクサはAND回路19
9、200、OR回路201を用いており、このような
構成とすることで、選択信号SAを有効(HIGHレベ
ル)とすると、入力信号Aの入力値が出力信号Yへと出
力され、選択信号SBを有効(HIGHレベル)とする
と、入力信号Bの入力値が出力信号Yへと出力される。
図27はNMOS(NチャネルMOSFET)素子、P
MOS(PチャネルMOSFET)素子を用いたマルチ
プレクサの構成を示す図であり、図28はNMOS(N
チャネルMOSFET)素子、PMOS(PチャネルM
OSFET)素子を用いたマルチプレクサの動作タイム
チャートである。図25と同様に選択信号SAを有効
(HIGHレベル)とすると、入力信号Aの入力値が出
力信号Yへと出力され、選択信号SBを有効(HIGH
レベル)とすると、入力信号Bの入力値が出力信号Yへ
と出力される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LEDヘッドにおいては、LEDヘッドの高解像度化
(つまり、LED素子の配列の高密度化)に伴い、LE
Dチップ(LED素子を一定数配列したもので、1チッ
プあたり64ドットなど)上のワイヤボンディングパッ
ドの間隔が非常に狭くなり、製造上問題となっていた。
また、ダイナミック駆動方式のLEDヘッドにおいて
は、LEDヘッド基板上に配設された全て、もしくはい
くつかのLEDチップのアノード電極が共通であるた
め、従来のLEDヘッドのように各LED素子の光量補
正データをドライバIC内部に保持しておくことができ
ない、そのため、印字時に、印刷データ(つまり各LE
D素子を点灯するかしないか)を送信する際に、その都
度同時に光量補正データも送信する必要があったため、
LEDヘッドの処理を高速化することが困難であるとい
う問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。即ち、列状に配列さ
れた複数の被駆動素子と、該被駆動素子を駆動する複数
の駆動素子とを有するプリントヘッドにおいて、前記被
駆動素子は、第1の電極と第2の電極を備え、前記被駆
動素子の第1の電極を第1の所定数共通に接続し、前記
被駆動素子の第2の電極を第2の所定数共通に接続し、
前記第1の電極と前記第2の電極の組合せにより特定の
被駆動素子を駆動する駆動手段と、前記被駆動素子に与
えるエネルギーの補正量を記憶する複数の補正データ記
憶手段と、前記複数の補正データ記憶手段から、被駆動
素子に対応する特定の補正データ記憶手段を、前記第1
の電極と前記第2の電極との組合せに応じて選択する補
正データ選択手段とを有する構成にした。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。本発明の実施の形態は、LED
素子の光量補正データをドライバIC内部で保持させる
ことにより、印刷データと共に各LED素子の補正デー
タを送信する必要をなくし、印刷処理を高速化すること
ができるようにしている。また、LED素子の位置に対
して連続的に変化することを利用して隣り合う素子の光
量補正データの上位4ビットを共有し、各1ビットのみ
を各ドットに割り当てることにより、各LED素子の光
量補正データを保持するドライバIC内部のメモリセル
の占有面積を減らすようにしている。なお各図面に共通
する要素には同一の符号を付す。 《実施形態1》図1はこの発明の実施形態1のプリント
ヘッドの回路ブロック図であって、実施形態1のプリン
トヘッドは印刷制御部1、LEDヘッド2から構成され
る。印刷制御部1とLEDヘッド2とは、電源VDD、
ラッチ信号HD−LOAD、データ信号HD−DAT
A、クロック信号HD−CLK、印刷制御信号(以下ス
トローブ信号という)HD−STB−Nとで接続され
る。LEDヘッド2はドライバIC4とLEDアレイ3
とからなり、ドライバICチップ4とLEDアレイ3と
は図示しない金ワイヤでワイヤボンディング接続されて
いる。実施形態1ではLEDドライバICチップ4とL
EDアレイ3とは金ワイヤでワイヤボンディング接続さ
れているが、その他の信号伝達媒体で接続しても構わな
い。
【0021】図2はLEDヘッド2の内部を示すブロッ
ク図であり、LEDチップ3、カソードドライバIC
5、アノードドライバIC4からなる。LEDチップ3
はLED素子38〜45、アノード配線131〜13
4、カソード配線135、136、アノード入力パッド
34〜37、カソード入力パッド46、47からなり、
アノード入力パッド34とLED素子38、39はアノ
ード配線131で接続され、アノード入力パッド35と
LED素子40、41はアノード配線132で接続さ
れ、アノード入力パッド36とLED素子42、43は
アノード配線133で接続され、アノード入力パッド3
7とLED素子44、45はアノード配線134で接続
される。LED素子38、40、42、44とアノード
出力パッド46とはカソード配線135とで接続され、
LED素子39、41、43、45とアノード出力パッ
ド47とはカソード配線136とで接続される。
【0022】ここでLED素子の番号は、従属接続され
た一連のシフトレジスタにおいて、データ進行方向に対
し最後部(シフトされたデータが最後に到達するシフト
レジスタ)に対応するLED素子(図2における右端)
をドット番号1とし、データ進行方向に対して最前部
(シフトされたデータが最初に到達するシフトレジス
タ)に対応するLED素子(図2における左端)をドッ
ト番号192としている。カソードドライバIC5は、
カソード出力パッド48、49とカソード駆動回路DR
VKODD50、カソード駆動回路DRVKEVEN5
1とからなり、カソード出力パッド48とカソード駆動
回路DRVKODD50とが接続され、カソード出力パ
ッド48と、カソード駆動回路DRVKEVEN51と
が接続されている。
【0023】ドライバIC4は、フリップフロップFF
6〜9、ラッチ回路LT10〜13、5ビットの容量の
揮発性メモリセルM14〜21、マルチプレクサMUX
22〜25、ドライバ回路DRV26〜29、アノード
出力パッド30〜33とからなり、図示しない印刷制御
部1からの印刷データ信号HD−DATAとフリップフ
ロップFF6の入力とが接続され、フリップフロップF
F6〜9は各出力と入力とで従属接続されており、それ
ぞれの出力は対応するラッチ回路LT10〜13の入力
と接続されている。また、ラッチ回路LT10〜13に
は、図示しない印刷制御部1からのラッチ信号HD−L
OADが並列に接続されている。ラッチ回路LT10の
出力はメモリセルM14、15の入力に並列に接続さ
れ、ラッチ回路LT11の出力はメモリセルM16、1
7の入力に並列に接続され、ラッチ回路LT12の出力
はメモリセルM18、19の入力に並列に接続され、ラ
ッチ回路LT13の出力はメモリセルM20、21の入
力に接続される。メモリセルM14、15の5ビット幅
の出力はマルチプレクサMUX22に入力され、メモリ
セルM16、17の5ビット幅の出力はマルチプレクサ
MUX23に入力され、メモリセルM18、19の5ビ
ット幅の出力はマルチプレクサMUX24に入力され、
メモリセルM20、21の5ビット幅の出力はマルチプ
レクサMUX25に入力される。
【0024】マルチプレクサMUX22の5ビットの出
力はドライバ回路26に出力され、マルチプレクサMU
X23の5ビットの出力はドライバ回路27に出力さ
れ、マルチプレクサMUX24の5ビットの出力はドラ
イバ回路28に出力され、マルチプレクサMUX29の
5ビットの出力はドライバ回路29に出力される。ドラ
イバ回路DRV26の出力とアノード出力パッド30と
が接続され、ドライバ回路DRV27の出力とアノード
出力パッド31とが接続され、ドライバ回路DRV28
の出力とアノード出力パッド32とが接続され、ドライ
バ回路DRV29の出力と、アノード出力パッド33と
が接続される。また、ドライバIC4のアノード出力パ
ッド30とLEDチップ3のアノード入力パッド34と
が接続され、ドライバIC4のアノード出力パッド31
とLEDチップ3のアノード入力パッド35とが接続さ
れ、ドライバIC4のアノード出力パッド32とLED
チップ3のアノード入力パッド36とが接続され、ドラ
イバICのアノード出力パッド33とLEDチップ3の
アノード入力パッド37とが接続されている。
【0025】実施形態1のプリントヘッドではLEDド
ライバICチップ4とLEDアレイ3とは金ワイヤでワ
イヤボンディング接続されているが、その他の信号伝達
媒体で接続しても構わない。また、実施形態1の構成で
は、アノードドライバIC4とカソードドライバIC5
とを分けて搭載したが、当然1つのドライバICとして
構成してもよい。
【0026】(動作)以下、実施形態1のプリントヘッ
ドの動作について図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は実施形態1の構成におけるLEDヘッド2の動作
を説明するタイムチャートである。印刷制御部1は、ま
ずクロック信号HD−CLKに同期させて印刷データを
送信する。このとき送信する印刷データは、LED素子
群のうち奇数番目のLED素子の印刷データである。ク
ロック信号を必要回数入力し、印刷データをLEDヘッ
ド2の内部のシフトレジスタの所定の位置に送信した
後、ラッチ信号HD−LOADを入力して印刷データを
所定のラッチ回路に入力する。その後ストローブ信号H
D−STB−Nが入力されると同時にLED駆動回路
(ドライブ回路)から、奇数番目のLED素子に対応し
て、ドライバIC4の内部に格納された補正データに対
応する駆動電流値で各LED素子を駆動する。以上で奇
数番目の全LED素子が発光される(N−1ライン−
1、Nラインー1、N+1ライン−1)。
【0027】次に、同様にして偶数番目のLED素子を
発光させる。クロック信号HD−CLKに同期させて偶
数番目のLED素子の印刷データを送信する。クロック
信号を必要回数入力し、印刷データをLEDヘッド2の
内部のシフトレジスタの所定の位置に送信した後、ラッ
チ信号HD−LOADを入力して印刷データを所定のラ
ッチ回路に入力する。その後ストローブ信号HD−ST
B−Nを入力することで、ドライブ回路から偶数番目の
LED素子に対応して、ドライバIC4の内部に格納さ
れた補正データに対応する駆動電流値で各LED素子を
駆動する。以上で偶数番目の全LED素子が発光される
(N−1ライン−2、Nライン−2)。以上の動作を行
うことで、LEDヘッド2は1ライン分の発光を行うこ
とができ、この動作を必要回数繰り返すことで1ページ
分の印刷を行うことができる。
【0028】図4は図3のA部を詳細に説明するタイム
チャートである。Nライン−1、N+1ライン−1では
奇数番目の印刷データを送信し、N−1ライン−2、N
ライン−2、N+1ライン−2では偶数番目の印刷デー
タを送信している。図に示すように、奇数番目の印刷デ
ータを送信する部分では、まずドット番号1の印刷デー
タを送信し、次にドット番号3、ドット番号5、…と奇
数番目の印刷データを送信する。その後ラッチ信号HD
−LOADにより印刷データをラッチ回路に入力し、ス
トローブ信号HD−STB−NによりLED素子を発光
する。その後、ドット番号2の印刷データを送信し、次
にドット番号4、ドット番号6、…と偶数番目の印刷デ
ータを送信し、ラッチ信号HD−LOADにより印刷デ
ータをラッチ回路に入力し、ストローブ信号HD−ST
B−NによりLED素子を発光する。以上を所定回数繰
り返すことにより、印刷動作を行う。
【0029】次に、ドライバIC4を構成する各部の動
作を図2を用いて詳細に説明する。フリップフロップF
F6〜9は全て従属に接続されており、印刷制御部1よ
り出力される印刷データを、クロック信号HD−CLK
に同期してシフト動作を行って各印刷データを所定のフ
リップフロップへ送信する。ラッチ回路LT10〜13
は、フリップフロップFF6〜9と同数であり、各フリ
ップフロップの出力がこれらのラッチ回路に入力され
る。また、図示しないラッチ信号HD−LOADが全て
のラッチ回路LT10〜13に並列に入力されており、
ラッチ信号HD−LOADの入力によってその時の入力
値を出力し、保持する。
【0030】メモリセルM14〜21はそれぞれ5ビッ
トの容量を持ったメモリセル(揮発性メモリ)であり、
それぞれ1つのメモリセルがLED素子1つに対応して
おり、各LED素子の光量補正データを保持している。
例えばM192で示されるメモリセル14はドット番号
192のLED素子の光量補正データを保持するメモリ
セルであり、同様にM191で示されるメモリセルはド
ット番号191のLED素子の光量補正データを保持す
るメモリセルであり、以下同様にM190はドット番号
190のLED素子に対応し、M189はドット番号1
89、M188はドット番号188、…、M1はドット
番号1のLED素子に対応する光量補正データを格納す
るメモリセルである。各メモリセルに保持されている光
量補正データは、例えばプリンタの電源投入時などに印
刷制御部1が、フリップフロップFF6〜9、ラッチ回
路LT10〜13を通して対応するメモリセルに光量補
正データを送信し、図示しないメモリセル書き込み信号
により光量補正データがメモリセルに書き込まれる。
【0031】マルチプレクサMUX22〜25の2つの
入力(各々5ビット幅)は、それぞれ2つのメモリセル
の各5ビットの出力と接続されており、図示しないラッ
チ信号HD−LOADにより、入力を選択して出力す
る。図示しないラッチ信号HD−LOADにより、現在
の印刷データが奇数番目のLED素子に対応するデータ
か、偶数番目のLED素子に対応する印刷データかを判
別し、前者の場合奇数番目のLED素子に対応するメモ
リセルを選択し、そのデータをドライバ回路DRV26
〜29に出力する。後者の場合、偶数番目のLED素子
に対応するメモリセルを選択し、そのデータをドライバ
回路DRV26〜29に出力する。
【0032】ドライバ回路DRV26〜29は、入力さ
れた印刷データがオンのとき、ストローブ信号HD−S
TB−Nが有効(LOWレベル)の間出力する。このと
きの出力値は、マルチプレクサMUX22〜25により
選択されたメモリセルM14〜21に格納されている補
正データの値に対応する駆動電流値である。アノード出
力パッド30〜33は、LEDチップ3のアノード入力
パッド34〜37と接続されており、それぞれドライバ
回路DRV30〜33の駆動電流をLEDチップ3のア
ノード入力パッド34〜37に出力する。カソードドラ
イバIC5は、ラッチ信号HD−LOADにより現在の
印刷データが奇数番目のLED素子のデータか偶数番目
のLED素子のデータかを判別し、奇数番目のLED素
子のデータである場合には駆動回路DRVODD50を
駆動し、偶数番目のLED素子のデータである場合には
DRVEVEN51を駆動する。各駆動回路DRVOD
D50、DRVEVEN51は同時に有効(LOWレベ
ル)となることはなく、順に有効となる。また、各駆動
回路DRVODD50、DRVEVEN51はストロー
ブ信号HD−STB−Nが有効(LOWレベル)の間だ
け選択された駆動回路を有効(LOWレベル)とする。
【0033】図5は印刷駆動時の動作タイムチャートを
示す図であり、この図を用いて各部の動作を詳細に説明
する。LEDドライバIC4内の全てのメモリセルM1
4〜21には、前述したような方法によりすでに各LE
D素子に対応した補正データが格納されているものとす
る。LEDチップ3はダイナミック駆動方式で駆動され
る発光素子であり、従来技術で説明したようにアノード
入力パッド34〜37、カソード入力パッド46、47
の組合せにより全LED素子の半数ずつ発光させる。つ
まり、アノード入力パッド34〜37全てにHIGHレ
ベル(有効)が入力された状態では、カソード入力パッ
ド46がLOWレベル(有効)でカソード入力パッド4
7がHIGHレベル(無効)のとき、奇数番目のLED
素子38、40、42、44が同時に発光し、このとき
偶数番目のLED素子39、41、43、45は発光し
ない。また、同様の状態でカソード入力パッド47がL
OWレベル(有効)でカソード入力パッド46がHIG
Hレベル(無効)のとき、偶数番目のLED素子39、
41、43、45が同時に発光し、このとき奇数番目の
LED素子28、40、42、44は発光しない。
【0034】まず、印刷制御部1が奇数番目のLED素
子38、40、42、44を発光させる(N−1ライン
−1、―1)場合を考える。印刷制御部1は、クロック
信号HD−CLKに同期させて奇数番目のLED素子の
印刷データをLEDヘッドへ送信すると、各印刷データ
はドライバIC4の内部のフリップフロップFF6〜9
により、所定の位置のフリップフロップへ順次送信され
る。その後ラッチ信号HD−LOADをHIGHレベル
にし、その後LOWレベルにするとフリップフロップF
F6〜9の出力がラッチLT10〜13に保持される。
また、このときのラッチ信号HD−LOADの入力によ
り、マルチプレクサMUX22〜25は、奇数番目の補
正データを格納しているメモリセルM14、16、1
8、20を選択し、各々に格納された補正データをドラ
イバ回路DRV26〜29に出力する。ドライバ回路D
RV26〜29は、ラッチ回路LT10〜13からの出
力がHIGHレベル(有効、つまり対応するLED素子
が発光する場合)の場合、かつストローブ信号HD−S
TB−Nが有効(LOWレベル)の間、カソード出力パ
ッドに駆動電流値を出力する。このとき出力される駆動
電流値は、マルチプレクサMUX22〜25によって選
択されたメモリセル内の補正データに対応する駆動電流
値である。つまり、この場合には各奇数番目のLED素
子の駆動電流値(光量補正済みの値)である。つまり図
5に示すように、このとき各ドライバ回路DRV26〜
29から出力される駆動電流値は、DRV96ではドッ
ト番号191の駆動電流値、DRV95ではドット番号
189の駆動電流値、DRV94ではドット番号187
の駆動電流値、DRV1ではドット番号1の駆動電流値
となる。このときストローブ信号HD−STB−Nと同
期して、カソードドライバIC5の内部のカソード駆動
回路DRVODD50の出力も有効(LOWレベル)と
なるため、LED素子のうち、奇数番目のLED素子が
発光する。以上のような構成とすることで、奇数番目の
LED素子を、それぞれの素子に対応した補正データに
より補正した駆動電流値で駆動することができる。
【0035】次に、以下同様にして偶数番目のLED素
子39、41、43、45を、それぞれの素子に対応し
た補正データにより補正した駆動電流値で駆動させる。
以上の動作により、1ライン分の発光を行うことができ
る。また、上記の1ライン分の動作を所定の回数繰り返
すことにより、1ページ分の印刷を行うことができる。
【0036】以上のように実施形態1によれば、印刷デ
ータと共に各LED素子の補正データを送信する必要が
無いため、従来のダイナミック駆動方式のLEDヘッド
と比較して、より高速化することができる。
【0037】《実施形態2》実施形態2のプリントヘッ
ドは実施形態1のプリントヘッドと同様にLEDヘッド
の処理の高速化が可能で、かつ、コストを抑えたLED
ドライバICを提供するものである。 (構成)従来技術の部分で説明したように、LED素子
の光量ばらつきは、チップ間においては大きく変化する
が、チップ内(各素子間)においては素子の位置に対し
てほぼ連続的に変化し、その変化量は非常に小さい。そ
こで、隣り合うLED素子の光量補正データを、例えば
上位4ビット共通としてドライバIC内の1つのメモリ
セル(4ビット)に格納し、例えば下位1ビットのみを
各LED素子毎に固有な値として、それぞれ1つのメモ
リセル(各1ビット)に格納する。
【0038】図6は実施形態2のプリントヘッドの内部
を示すブロック図である。実施形態2のプリントヘッド
は、実施形態1の構成を基本としていくつかの部分を変
更したものとなっているので、簡単のため変更部分のみ
説明する。実施形態1では補正データ格納用のメモリセ
ルは、各LED素子に対して各5ビット搭載していた
が、今回の構成では、2つのLED素子に対して4ビッ
トのメモリセルM52〜55を搭載し、各LED素子に
対して1ビットのメモリセルM56〜63を1つずつ搭
載している。つまり、実施形態1では2つのLED素子
に対して計10ビット(5ビット+5ビット)のメモリ
セルを搭載していたが、実施形態2の構成では計6ビッ
ト(4ビット+1ビット+1ビット)としている。ま
た、実施形態1ではマルチプレクサの2つの入力はそれ
ぞれ5ビット幅であったのに対し、実施形態2の構成で
は2つの入力はそれぞれ1ビット幅としている。4ビッ
トのメモリセルM52〜55はマルチプレクサMUX6
4〜67と接続されることなく、直接ドライバ回路DR
V68〜71に接続されている。1ビットのメモリセル
M56〜63の出力は、マルチプレクサMUX64〜6
7の入力に接続されており、マルチプレクサMUX64
〜67の出力はそれぞれドライバ回路DRV72〜75
に接続されている。ドライバ回路は、便宜上対応するメ
モリセル毎に分けて記述しているが、実施形態1のドラ
イバ回路と機能上変更はない。
【0039】(動作)以下、実施形態2のプリントヘッ
ドの動作について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、補正動作について説明する。実施形態1は、LE
D素子1つに対して5ビットのメモリセルを搭載してい
たが、フリップフロップFF6〜9、ラッチ回路LT1
0〜13は1つのLED素子に対してそれぞれ1ビット
分しか持っていないため、5ビット中1ビットを送信し
てメモりセルに書き込み、次にまた1ビットを送信して
メモりセルに書き込むことを所定回数繰り返して、LE
D素子1つあたり5ビットの光量補正データをメモりセ
ルに格納するものである。実施形態2の構成では、まず
上位4ビットの光量補正データを1ビットずつ送信す
る。ただし、このときはLED素子2つに対して1つの
補正データであるため、送信するデータ量は実施形態1
の場合のLED素子数の半分となる。上位4ビットのデ
ータを転送し、メモリセルM52〜55に書き込んだ
後、実施形態1と同様の方法によって、LED素子数と
同数の光量補正データ(1ビット)を送信し、各LED
素子に対応する1ビットのメモリセルM56〜63に補
正データを書き込む。以上のようにして、例えばプリン
タの電源投入時などに印刷制御部1により、LEDヘッ
ド2内部のドライバIC4のメモリセルM52〜55、
M56〜63に補正データを書き込む。
【0040】図7は実施形態2の構成におけるLEDヘ
ッド2の動作を説明するタイムチャートである。1ライ
ン分の動作を説明する。印刷制御部1は、まず奇数番目
のLED素子に対応する印刷データを、クロック信号H
D−CLKに同期させてLEDヘッド2へ送信する。こ
のとき、各印刷データはシフト動作によりLEDヘッド
2内部で従属接続されたシフトレジスタの所定のシフト
レジスタに送信される。その後、ラッチ信号HD−LO
ADによりシフトレジスタの印刷データはラッチ回路に
保持される。次に、ストローブ信号HD−STB−Nを
有効(LOWレベル)とすると、LED駆動回路(ドラ
イブ回路)から、各LED素子(奇数番目のLED素
子)に対応する駆動電流値(各LED素子に対応した補
正データにより補正された値)をLED素子に出力す
る。次に、偶数番目のLED素子に対応する印刷データ
を同様な方法により所定のシフトレジスタに送信し、ラ
ッチ信号HD−LOADにより所定のラッチ回路に保持
させる。その後ストローブ信号HD−STB−Nにより
ドライブ回路から、各LED素子(偶数番目のLED素
子)に対応する駆動電流値(各LED素子に対応した補
正データにより補正された値)をLED素子に出力す
る。
【0041】図8は、図7のA部に示す部分を詳細に説
明するタイムチャートである。Nライン−1、N+1ラ
イン−1では奇数番目の印刷データを送信し、N−1ラ
イン−2、Nライン−2、N+1ライン−2では偶数番
目の印刷データを送信している。図に示すように、奇数
番目の印刷データを送信する部分では、まずドット番号
1の印刷データを送信し、次にドット番号3、ドット番
号5、…と奇数番目の印刷データを送信する。その後ラ
ッチ信号HD−LOADにより印刷データをラッチ回路
に入力し、ストローブ信号HD−STB−NによりLE
D素子を発光する。その後、ドット番号2の印刷データ
を送信し、次にドット番号4、ドット番号6、…と偶数
番目の印刷データを送信し、ラッチ信号HD−LOAD
により印刷データをラッチ回路に入力し、ストローブ信
号HD−STB−NによりLED素子を発光する。以上
の動作により、1ライン分の印刷を行うことができ、こ
の動作を所定回数繰り返すことにより1ページ分の印刷
を行うことができる。
【0042】次に、ドライバIC4を構成する各部の動
作を図6を用いて詳細に説明する。フリップフロップF
F6〜9は全て従属に接続されており、図示しない印刷
制御部1より出力される印刷データを、クロック信号H
D−CLKに同期してシフト動作を行って各印刷データ
を所定のフリップフロップへ送信する。ラッチ回路LT
10〜13は、フリップフロップFF6〜9と同数であ
り、各フリップフロップの出力がこれらのラッチ回路に
入力される。また、図示しないラッチ信号HD−LOA
Dが全てのラッチ回路LT10〜13に並列に入力され
ており、ラッチ信号HD−LOADの入力によってその
時の入力値を出力し、保持する。メモリセルM52〜5
5はそれぞれ4ビットの容量を持ったメモリセル(揮発
性メモリ)であり、メモリセルM56〜63はそれぞれ
1ビットの容量を持ったメモリセル(揮発性メモリ)で
ある。4ビットの容量を持ったメモリセルM52〜55
は、補正データのうち上位4ビットを保持する。このメ
モリセルM52〜55はLED素子の半数であり、隣接
する2ドットが補正データの上位4ビットとして共有す
る。1ビットの容量を持ったメモリセルM56〜63
は、それぞれ1つのメモリセルがLED素子1つに対応
しており、各LED素子の光量補正データの下位1ビッ
トを保持している。
【0043】例えばM96で示されるメモリセル52に
格納されている光量補正データは、ドット番号192の
LED素子の光量補正データ上位4ビットとドット番号
191のLED素子の光量補正データ上位4ビットとし
て使用される。同様にM95で示されるメモリセルはド
ット番号190のLED素子の光量補正データ上位4ビ
ットとドット番号189のLED素子の光量補正データ
上位4ビットとして使用され、以下同様にM94はドッ
ト番号188とドット番号187のLED素子に対応
し、…、M1に格納される光量補正データはドット番号
1とドット番号2のLED素子に対応する光量補正デー
タの上位4ビットとして使用される。各メモリセルに保
持されている光量補正データは、例えばプリンタの電源
投入時などに印刷制御部1が、フリップフロップFF6
〜9、ラッチ回路LT10〜13を通して対応するメモ
リセルに光量補正データを送信し、図示しないメモリセ
ル書き込み信号によりメモリセルに書き込まれる。
【0044】マルチプレクサMUX64〜67の2つの
入力(各々1ビット幅)は、それぞれ2つのメモリセル
の各1ビットの出力と接続されており、図示しないラッ
チ信号HD−LOADにより、入力を選択して出力す
る。マルチプレクサMUX64〜67は、図示しないラ
ッチ信号HD−LOADにより、現在の印刷データが奇
数番目のLED素子に対応するデータか、偶数番目のL
ED素子に対応する印刷データかを判別し、前者の場合
奇数番目のLED素子に対応するメモリセルを選択し、
そのデータをドライバ回路DRV72〜75に出力す
る。後者の場合、偶数番目のLED素子に対応するメモ
リセルを選択し、そのデータをドライバ回路DRV72
〜75に出力する。4ビットのメモリセルM52〜55
の出力は、ラッチ信号HD−LOADに関係なく常にド
ライバ回路DRV68〜71に出力される。ドライバ回
路DRV68〜75は、入力された印刷データがオンの
とき、ストローブ信号HD−STB−Nが有効(LOW
レベル)の間出力する。このとき4ビットのメモリセル
に接続されたドライバ回路DRV68〜71の出力値
は、メモリセルM52〜55に格納されている補正デー
タの値に対応する駆動電流値である。また、マルチプレ
クサMUX64〜67に接続されたドライバ回路DRV
72〜75の出力値は、マルチプレクサMUX64〜6
7により選択されたメモリセルM56〜63に格納され
ている補正データの値に対応する駆動電流値である。ア
ノード出力パッド30〜33は、LEDチップ3のアノ
ード入力パッド34〜37と接続されており、それぞれ
ドライバ回路DRV68〜71の駆動電流をLEDチッ
プ3のアノード入力パッド34〜37に出力する。
【0045】カソードドライバIC5は、ラッチ信号H
D−LOADにより現在の印刷データが奇数番目のLE
D素子のデータか偶数番目のLED素子のデータかを判
別し、奇数番目のLED素子のデータである場合には駆
動回路DRVODD50を駆動し、偶数番目のLED素
子のデータである場合にはDRVEVEN51を駆動す
る。各駆動回路DRVODD50、DRVEVEN51
は同時に有効(LOWレベル)となることはなく、順に
有効となる。また、各駆動回路DRVODD50、DR
VEVEN51はストローブ信号HD−STB−Nが有
効(LOWレベル)の間だけ選択された駆動回路を有効
(LOWレベル)とする。
【0046】図9は印刷駆動時の動作タイムチャートを
示す図であり、この図を用いて各部の動作を詳細に説明
する。LEDドライバIC4内の全てのメモリセルM5
2〜53には、前述したような方法によりすでに各LE
D素子に対応した補正データが格納されているものとす
る。LEDチップ3はダイナミック駆動方式で駆動され
る発光素子であり、従来技術で説明したようにアノード
入力パッド34〜37、カソード入力パッド46、47
の組合せにより全LED素子の半数ずつ発光させる。つ
まり、アノード入力パッド34〜37全てにHIGHレ
ベル(有効)が入力された状態では、カソード入力パッ
ド46がLOWレベル(有効)でカソード入力パッド4
7がHIGHレベル(無効)のとき、奇数番目のLED
素子38、40、42、44が同時に発光し、このとき
偶数番目のLED素子39、41、43、45は発光し
ない。また、同様の状態でカソード入力パッド47がL
OWレベル(有効)でカソード入力パッド47がHIG
Hレベル(無効)のとき、偶数番目のLED素子39、
41、43、45が同時に発光し、このとき奇数番目の
LED素子39、41、43、45は発光しない。
【0047】まず、印刷制御部1が奇数番目のLED素
子38、40、42、44を発光させる(N−1ライン
−1、―1)場合を考える。印刷制御部1は、クロック
信号HD−CLKに同期させて奇数番目のLED素子の
印刷データをLEDヘッドへ送信すると、各印刷データ
はドライバIC4の内部のフリップフロップFF6〜9
により、所定の位置のフリップフロップへ順次送信され
る。その後ラッチ信号HD−LOADをHIGHレベル
にし、その後LOWレベルにするとフリップフロップF
F6〜9の出力がラッチLT10〜13に保持される。
また、このときのラッチ信号HD−LOADの入力によ
り、マルチプレクサMUX64〜67は、奇数番目の補
正データを格納しているメモリセルM57、59、6
1、63を選択し、各々に格納された補正データをドラ
イバ回路DRV72〜75に出力する。ドライバ回路D
RV68〜75は、ラッチ回路LT10〜13からの出
力がHIGHレベル(有効、つまり対応するLED素子
が発光する場合)の場合、かつストローブ信号HD−S
TB−Nが有効(LOWレベル)の間、カソード出力パ
ッドに駆動電流値を出力する。このとき出力される駆動
電流値は、4ビットのメモリセルM52〜55に格納さ
れた補正データに対応する駆動電流値と、マルチプレク
サMUX64〜67によって選択されたメモリセル内の
補正データに対応する駆動電流値を合計した値である。
つまり、この場合には各奇数番目のLED素子の駆動電
流値(光量補正済みの値)である。つまり図9に示すよ
うに、このとき各ドライバ回路DRV68〜71から出
力される駆動電流値は、DRV96ではドット番号19
1の駆動電流値、DRV95ではドット番号189の駆
動電流値、DRV94ではドット番号187の駆動電流
値、DRV1ではドット番号1の駆動電流値となる。こ
のときストローブ信号HD−STB−Nと同期して、カ
ソードドライバIC5の内部のカソード駆動回路DRV
ODD50の出力も有効(LOWレベル)となるため、
LED素子のうち、奇数番目のLED素子が発光する。
【0048】以上のような構成とすることで、奇数番目
のLED素子を、それぞれの素子に対応した補正データ
により補正した駆動電流値で駆動することができる。次
に、以下同様にして偶数番目のLED素子39、41、
43、45を、それぞれの素子に対応した補正データに
より補正した駆動電流値で駆動させる。以上の動作によ
り、1ライン分の発光を行うことができる。また、上記
の1ライン分の動作を所定の回数繰り返すことにより、
1ページ分の印刷を行うことができる。
【0049】以上のように、実施形態2によれば、ダイ
ナミック駆動方式において、各LED素子の補正データ
をドライバIC内部に保持することで、LEDヘッドの
処理を高速化することができるだけでなく、各LED素
子毎の光量補正データ(ドット間補正データ)がLED
素子の位置に対して連続的に変化することを利用して、
隣り合う素子の光量補正データの上位4ビットを共有
し、各1ビットのみを各ドットに割り当てることによ
り、各LED素子の光量補正データを保持するドライバ
IC内部のメモリセルの占有面積を減らすことができ
る。また、補正データを選択するマルチプレクサにおい
ても、入力信号が1ビットで済むため(実施形態1では
5ビットずつ)、占有面積を減らすことができる。IC
(集積回路)においては、そのチップ面積を減らすと1
枚のウェハーから取れるチップ数が増加するため、面積
が小さくなるとコストが減少する。
【0050】以上のことから、高速動作可能で、かつコ
ストを下げることができるドライバICを構成すること
ができる。また、各メモリセルに書き込む補正データ数
が減少することにより、データ転送時間を減らすことが
できため、プリンタの動作が高速化したとしても、適宜
補正動作を行うことができる。このことにより、動作中
LEDヘッドに外乱が生じて保持された補正データが変
化してしまったとしても、正しい補正データを保持する
時間が長くなり、信頼性を向上させることができる。さ
らに、補正データ転送時の外乱などによるデータの誤り
を生じる確率も減るため、補正データ転送時の信頼性も
向上する。なお、実施形態2の説明では、補正データを
上位4ビット、下位1ビットに分けたが、これに限定す
るものではなく、任意のビット数で分割しても同様な効
果が得られる。
【0051】《実施形態3》実施形態3のプリントヘッ
ドは、実施形態1、2よりもさらにコストを抑えたLE
Dヘッドを提供する。即ち、実施形態1では、2つのL
ED素子のアノード端子を共通としたLEDチップを用
いたが、実施形態3の第1の実施例の構成ではn個のL
ED素子のアノード端子を共通としたLEDチップを用
いる。ただし、動作説明を簡易化するために、実施形態
3ではn=4としている。また、実施形態3の第1の実
施例の構成として、実施形態2で隣り合う2個のLED
素子の光量補正データを、例えば上位4ビット共通とし
てドライバIC4内の1つのメモリセル(4ビット)に
格納し、例えば下位1ビットのみを各LED素子毎に固
有な値として、それぞれ1つのメモリセル(各1ビッ
ト)に格納したが、実施形態3ではn個のLED素子で
メモリセルを共有する場合の構成である。ただし、動作
説明を簡易化するために、実施形態3ではn=4として
いる。
【0052】(構成) 実施形態3の第1の実施例の構成 図10は今回の実施形態3における第1の実施例を示す
プリントヘッドのブロック図であり、LEDドライバI
C4、LEDチップ3、カソードドライバIC5からな
る。実施形態3で使用するLEDチップ3は、4つのL
ED素子毎にアノード電極を共通としており、カソード
電極も4つのグループに分けている。LEDチップはア
ノード入力パッド34〜36、アノード配線137〜1
39、LED素子38〜45、129、130、カソー
ド配線140〜143、カソード入力パッド98〜10
1からなる。アノード入力パッド34とLED素子38
〜41のアノード電極とはアノード配線137で接続さ
れ、アノード入力パッド35とLED素子42〜43の
アノード電極とはアノード配線138で接続され、アノ
ード入力パッド36とLED素子44〜45、129,
130のアノード電極とはアノード配線139で接続さ
れる。カソード入力パッド98とLED素子38、4
2、44のカソード電極とはカソード配線140で接続
され、カソード入力パッド99とLED素子39、4
3、45のカソード電極とはカソード配線141で接続
され、カソード入力パッド100とLED素子40、1
29のカソード電極とはカソード配線142で接続さ
れ、カソード入力パッド101とLED素子41、13
0のカソード電極とはカソード配線143で接続され
る。
【0053】カソードドライバIC5は、カソード出力
パッド102〜105、カソードドライバ回路106〜
109とからなり、カソード出力パッド102とカソー
ドドライバ回路106とが接続され、カソード出力パッ
ド103とカソードドライバ回路107とが接続され、
カソード出力パッド104とカソードドライバ回路10
8とが接続され、カソード出力パッド105とカソード
ドライバ回路109とが接続される。ドライバIC4
は、フリップフロップFF76〜78、ラッチ回路LT
79〜81、5ビットの容量の揮発性メモリセルM82
〜91、ドライバ回路DRV95〜97、アノード出力
パッド30〜33とからなり、印刷制御部1からの印刷
データ信号HD−DATAとフリップフロップFF76
の入力とが接続され、フリップフロップFF76〜78
は各出力と入力とで従属接続されており、それぞれの出
力は対応するラッチ回路LT79〜81の入力と接続さ
れている。また、ラッチ回路LT79〜81には、印刷
制御部1からのラッチ信号HD−LOADが並列に接続
されている。ラッチ回路LT79の出力はメモリセルM
82〜85の入力に並列に接続され、ラッチ回路LT8
0の出力はメモリセルM86〜87の入力に並列に接続
され、ラッチ回路LT81の出力はメモリセルM88〜
91の入力に並列に接続される。
【0054】メモリセルM82〜85の5ビット幅の出
力はマルチプレクサMUX92に入力され、メモリセル
M86〜87の5ビット幅の出力はマルチプレクサMU
X93に入力され、メモリセルM88〜91の5ビット
幅の出力はマルチプレクサMUX94に入力される。マ
ルチプレクサMUX92の5ビットの出力は、ドライバ
回路95に出力され、マルチプレクサMUX93の5ビ
ットの出力は、ドライバ回路96に出力され、マルチプ
レクサMUX94の5ビットの出力は、ドライバ回路9
7に出力される。ドライバ回路DRV95の出力とアノ
ード出力パッド30とが接続され、ドライバ回路DRV
96の出力とアノード出力パッド31とが接続され、ド
ライバ回路DRV97の出力とアノード出力パッド33
とが接続される。また、ドライバIC4のアノード出力
パッド30とLEDチップ3のアノード入力パッド34
とが接続され、ドライバIC4のアノード出力パッド3
1とLEDチップ3のアノード入力パッド35とが接続
され、ドライバIC4のアノード出力パッド33とLE
Dチップ3のアノード入力パッド36とが接続される。
【0055】実施形態3の第2の実施例の構成 図11に示すのは実施形態3における第2の実施例を示
すプリントヘッドのブロック図であり、LEDドライバ
IC4、LEDチップ3、カソードドライバIC5から
なる。第2の実施例で使用するLEDチップ3、カソー
ドドライバIC5は上述した第1の実施例と同一であ
る。ドライバIC4は、フリップフロップFF76〜7
8、ラッチ回路LT79〜81、4ビットの容量の揮発
性メモリセルM110〜112、1ビットの容量の揮発
性メモリセルM113〜122、ドライバ回路DRV9
5〜97、ドライバ回路DRV126〜128、アノー
ド出力パッド30〜33とからなり、図示しない印刷制
御部1からの印刷データ信号HD−DATAとフリップ
フロップFF76の入力とが接続され、フリップフロッ
プFF76〜78は各出力と入力とで従属接続されてお
り、それぞれの出力は対応するラッチ回路LT79〜8
1の入力と接続されている。また、ラッチ回路LT79
〜81には、印刷制御部1からのラッチ信号HD−LO
ADが並列に接続されている。ラッチ回路LT79の出
力は4ビットのメモリセルM110と1ビットのメモリ
セルM113〜116の入力に並列に接続され、また、
ドライバ回路DRV95、126の入力とも接続され
る。ラッチ回路LT80の出力は4ビットのメモリセル
M111と1ビットのメモリセルM117〜118の入
力に並列に接続され、また、ドライバ回路DRV96、
127の入力とも接続される。ラッチ回路LT81の出
力は4ビットのメモリセルM112と1ビットのメモリ
セルM119〜122の入力に並列に接続され、また、
ドライバ回路DRV97、128の入力とも接続され
る。
【0056】4ビットのメモリセルM110の出力はド
ライバ回路DRV95の入力と接続され、4ビットのメ
モリセルM111の出力はドライバ回路DRV96の入
力と接続され、4ビットのメモリセルM112の出力は
ドライバ回路DRV97の入力と接続される。1ビット
のメモリセルM113〜116の出力はマルチプレクサ
MUX123の入力にそれぞれ接続され、1ビットのメ
モリセルM117〜118の出力はマルチプレクサMU
X124の入力にそれぞれ接続され、1ビットのメモリ
セルM119〜122の出力はマルチプレクサMUX1
25の入力にそれぞれ接続される。ドライバ回路DRV
95の出力とドライバ回路DRV126の出力とアノー
ド出力パッド30とが接続され、ドライバ回路DRV9
6の出力とドライバ回路DRV127の出力とアノード
出力パッド31とが接続され、ドライバ回路DRV97
の出力とドライバ回路DRV128の出力とアノード出
力パッド33とが接続される。また、ドライバIC4の
アノード出力パッド30とLEDチップ3のアノード入
力パッド34とが接続され、ドライバIC4のアノード
出力パッド31とLEDチップ3のアノード入力パッド
35とが接続され、ドライバIC4のアノード出力パッ
ド33とLEDチップ3のアノード入力パッド36とが
接続される。
【0057】(動作)以下、実施形態3の動作について
図面を参照しながら詳細に説明する。図12は実施形態
3の構成におけるLEDヘッド2の動作を説明するタイ
ムチャートである。1ライン分の動作を説明する。印刷
制御部1は、まず奇数番目のLED素子に対応する印刷
データを、クロック信号HD−CLKに同期させてLE
Dヘッド2へ送信する。このとき、各印刷データはシフ
ト動作によりLEDヘッド2内部で従属接続されたシフ
トレジスタの所定のシフトレジスタに送信される。その
後、ラッチ信号HD−LOADによりシフトレジスタの
印刷データはラッチ回路に保持される。次に、ストロー
ブ信号HD−STB−Nを有効(LOWレベル)とする
と、LED駆動回路(ドライブ回路)から、各LED素
子(奇数番目のLED素子)に対応する駆動電流値(各
LED素子に対応した補正データにより補正された値)
をLED素子に出力する。次に、偶数番目のLED素子
に対応する印刷データを同様な方法により所定のシフト
レジスタに送信し、ラッチ信号HD−LOADにより所
定のラッチ回路に保持させる。その後ストローブ信号H
D−STB−Nによりドライブ回路から、各LED素子
(偶数番目のLED素子)に対応する駆動電流値(各L
ED素子に対応した補正データにより補正された値)を
LED素子に出力する。
【0058】図13は、図12のA部に示す部分を詳細
に説明するタイムチャートである。Nライン−1、N+
1ライン−1では奇数番目の印刷データを送信し、N−
1ライン−2、Nライン−2、N+1ライン−2では偶
数番目の印刷データを送信している。図に示すように、
奇数番目の印刷データを送信する部分では、まずドット
番号1の印刷データを送信し、次にドット番号3、ドッ
ト番号5、…と奇数番目の印刷データを送信する。その
後ラッチ信号HD−LOADにより印刷データをラッチ
回路に入力し、ストローブ信号HD−STB−Nにより
LED素子を発光する。その後、ドット番号2の印刷デ
ータを送信し、次にドット番号4、ドット番号6、…と
偶数番目の印刷データを送信し、ラッチ信号HD−LO
ADにより印刷データをラッチ回路に入力し、ストロー
ブ信号HD−STB−NによりLED素子を発光する。
以上の動作により、1ライン分の印刷を行うことがで
き、この動作を所定回数繰り返すことにより1ページ分
の印刷を行うことができる。なお、以上の動作について
は、第1の実施例、第2の実施例共に同様である。
【0059】以下第1の実施例の動作について図10を
用いて説明する。ドライバIC4を構成する各部の動作
を詳細に説明する。フリップフロップFF76〜78は
全て従属に接続されており、図示しない印刷制御部1よ
り出力される印刷データを、クロック信号HD−CLK
に同期して所定の回数シフト動作を行い各印刷データを
所定のフリップフロップへ送信する。ラッチ回路LT7
9〜81は、フリップフロップFF76〜78と同数で
あり、各フリップフロップの出力がこれらのラッチ回路
に入力される。また、図示しないラッチ信号HD−LO
ADが全てのラッチ回路LT79〜81に並列に入力さ
れており、ラッチ信号HD−LOADの入力によってそ
の時の入力値を出力し、保持する。メモリセルM82〜
91はそれぞれ5ビットの容量を持ったメモリセル(揮
発性メモリ)であり、それぞれ1つのメモリセルがLE
D素子1つに対応しており、各LED素子の光量補正デ
ータを保持している。例えばM192で示されるメモリ
セル82はドット番号192のLED素子の光量補正デ
ータを保持するメモリセルであり、同様にM191で示
されるメモリセル83はドット番号191のLED素子
の光量補正データを保持するメモリセルであり、以下同
様にM190はドット番号190のLED素子に対応
し、M189はドット番号189、M188はドット番
号188、…、M1はドット番号1のLED素子に対応
する光量補正データを格納するメモリセルである。
【0060】各メモリセルに保持されている光量補正デ
ータは、例えばプリンタの電源投入時などに印刷制御部
1が、フリップフロップFF76〜78、ラッチ回路L
T79〜81を通して対応するメモリセルに光量補正デ
ータを送信し、図示しないメモリセル書き込み信号によ
りメモリセルに書き込まれる。マルチプレクサMUX9
2〜94の4つの入力(各々5ビット幅)は、それぞれ
4つのメモリセルの各5ビットの出力と接続されてお
り、図示しないラッチ信号HD−LOADにより、入力
を選択して出力する。図示しないラッチ信号HD−LO
ADにより、現在の印刷データが何番目のLED素子に
対応するデータかを判別し、現在の印字データに対応す
るLED素子に対応するメモリセルを選択し、そのデー
タをドライバ回路DRV95〜97に出力する。ドライ
バ回路DRV95〜97は、入力された印刷データがオ
ンのとき、ストローブ信号HD−STB−Nが有効(L
OWレベル)の間出力する。このときの出力値は、マル
チプレクサMUX92〜94により選択されたメモリセ
ルM82〜91に格納されている補正データの値に対応
する駆動電流値である。アノード出力パッド30〜33
は、LEDチップ3のアノード入力パッド34〜36と
接続されており、それぞれドライバ回路DRV95〜9
7の駆動電流をLEDチップ3のアノード入力パッド3
4〜36に出力する。カソードドライバIC5は、ラッ
チ信号HD−LOADにより現在の印刷データが何番目
のLED素子のデータかを判別し、1番目のLED素子
のデータである場合には駆動回路DRV1(106)を
駆動し、2番目のLED素子のデータである場合にはD
RV2(107)を駆動し、以下同様にしてDRV3
(108)、DRV4(109)を駆動する。各駆動回
路DRV1(106)〜DRV4(109)は同時に有
効(LOWレベル)となることはなく、順に有効とな
る。また、各駆動回路DRV1(106)〜DRV4
(109)はストローブ信号HD−STB−Nが有効
(LOWレベル)の間だけ選択された駆動回路を有効
(LOWレベル)とする。
【0061】図14は印刷駆動時の動作タイムチャート
を示す図であり、この図を用いて各部の動作を詳細に説
明する。LEDドライバIC2内の全てのメモリセルM
82〜91には、前述したような方法によりすでに各L
ED素子に対応した補正データが格納されているものと
する。LEDチップ3はダイナミック駆動方式で駆動さ
れる発光素子であり、アノード入力パッド34〜36、
カソード入力パッド98〜101の組合せにより全LE
D素子の1/4の個数ずつ発光させる。つまり、アノー
ド入力パッド34〜36全てにHIGHレベル(有効)
が入力された状態では、カソード入力パッド98がLO
Wレベル(有効)でカソード入力パッド99〜101が
HIGHレベル(無効)のとき、1番目のLED素子3
8、42、44が同時に発光し、このときその他のLE
D素子は発光しない。また、同様の状態でカソード入力
パッド99がLOWレベル(有効)でその他のカソード
入力パッド98、100、101がHIGHレベル(無
効)のとき、2番目のLED素子39、43、45が同
時に発光し、このときその他のLED素子は発光しな
い。
【0062】印刷制御部1が発光させる1番目のLED
素子38、42、44について図14を用いて説明する
(N−1ライン−1、―1)。印刷制御部1は、クロッ
ク信号HD−CLKに同期させて1番目のLED素子の
印刷データをLEDヘッドへ送信すると、各印刷データ
はドライバIC4の内部のフリップフロップFF76〜
78により、所定の位置のフリップフロップへ順次送信
される。その後ラッチ信号HD−LOADをHIGHレ
ベルにし、その後LOWレベルにするとフリップフロッ
プFF76〜78の出力がラッチLT79〜81に保持
される。また、このときのラッチ信号HD−LOADの
入力により、マルチプレクサMUX92〜94は、1番
目の補正データを格納しているメモリセルM82、8
6、88を選択し、各々に格納された補正データをドラ
イバ回路DRV95〜97に出力する。
【0063】ドライバ回路DRV95〜97は、ラッチ
回路LT48〜81からの出力がHIGHレベル(有
効、つまり対応するLED素子が発光する場合)の場
合、かつストローブ信号HD−STB−Nが有効(LO
Wレベル)の間、カソード出力パッドに駆動電流値を出
力する。このとき出力される駆動電流値は、マルチプレ
クサMUX92〜94によって選択されたメモリセル内
の補正データに対応する駆動電流値である。つまり、こ
の場合には各1番目のLED素子の駆動電流値(光量補
正済みの値)である。つまり第14図に示すように、こ
のとき各ドライバ回路DRV95〜97から出力される
駆動電流値は、DRV48、95ではドット番号189
の駆動電流値、DRV47、96ではドット番号185
の駆動電流値、DRV1(97)ではドット番号1の駆
動電流値となる。このときストローブ信号HD−STB
−Nと同期して、カソードドライバIC5の内部のカソ
ード駆動回路DRV1(106)の出力も有効(LOW
レベル)となるため、LED素子のうち、1番目のLE
D素子が発光する。
【0064】以上のような構成とすることで、1番目の
LED素子を、それぞれの素子に対応した補正データに
より補正した駆動電流値で駆動することができる。次
に、以下同様にして2、3、4番目のLED素子を、そ
れぞれの素子に対応した補正データにより補正した駆動
電流値で駆動させる。以上の動作により、1ライン分の
発光を行うことができる。また、上記の1ライン分の動
作を所定の回数繰り返すことにより、1ページ分の印刷
を行うことができる。
【0065】次に実施形態3の第2の実施例の動作を説
明する。ドライバIC4を構成する各部の動作を図11
により詳細に説明する。フリップフロップFF76〜7
8は全て従属に接続されており、印刷制御部1より出力
される印刷データを、クロック信号HD−CLKに同期
して所定の回数シフト動作を行い各印刷データを所定の
フリップフロップへ送信する。ラッチ回路LT79〜8
1は、フリップフロップFF76〜78と同数であり、
各フリップフロップの出力がこれらのラッチ回路に入力
される。また、図示しないラッチ信号HD−LOADが
全てのラッチ回路LT79〜81に並列に入力されてお
り、ラッチ信号HD−LOADの入力によってその時の
入力値を出力し、保持する。メモリセルM110〜11
2はそれぞれ4ビットの容量を持ったメモリセル(揮発
性メモリ)であり、メモリセルM113〜122はそれ
ぞれ1ビットの容量を持ったメモリセル(揮発性メモ
リ)である。4ビットの容量を持ったメモリセルM11
0〜112は、補正データのうち上位4ビットを保持す
る。このメモリセルM110〜112はLED素子数の
1/4の数であり、隣接する4ドットが補正データの上
位4ビットとして共有する。1ビットの容量を持ったメ
モリセルM113〜122は、それぞれ1つのメモリセ
ルがLED素子1つに対応しており、各LED素子の光
量補正データの下位1ビットを保持している。例えばM
48で示されるメモリセル110に格納されている光量
補正データは、ドット番号192とドット番号191と
ドット番号190とドット番号189のLED素子の光
量補正データ上位4ビットとして使用される。同様にM
47で示されるメモリセルはドット番号188とドット
番号187とドット番号186とドット番号185のL
ED素子の光量補正データ上位4ビットとして使用さ
れ、以下同様にM94はドット番号184とドット番号
183とドット番号182とドット番号181のLED
素子に対応し、…、M1に格納される光量補正データは
ドット番号1とドット番号2とドット番号3とドット番
号4のLED素子に対応する光量補正データの上位4ビ
ットとして使用される。
【0066】各メモリセルに保持されている光量補正デ
ータは、例えばプリンタの電源投入時などに印刷制御部
1が、フリップフロップFF76〜78、ラッチ回路L
T79〜81を通して対応するメモリセルに光量補正デ
ータを送信し、図示しないメモリセル書き込み信号によ
りメモリセルに書き込まれる。マルチプレクサMUX1
23〜125の4つの入力(各々1ビット幅)は、それ
ぞれ4つのメモリセルの各1ビットの出力と接続されて
おり、図示しないラッチ信号HD−LOADにより、入
力を選択して出力する。マルチプレクサMUX123〜
125は、図示しないラッチ信号HD−LOADによ
り、現在の印刷データが何番目のLED素子に対応する
データかを判別し、1番目のLED素子の場合には1番
目のLED素子に対応するメモリセルを選択し、そのデ
ータをドライバ回路DRV126〜128に出力する。
2番目、3番目、4番目のLED素子の場合には、それ
ぞれ2、3、4番目のLED素子に対応するメモリセル
を選択し、そのデータをドライバ回路DRV126〜1
28に出力する。4ビットのメモリセルM110〜11
2の出力は、ラッチ信号HD−LOADに関係なく常に
ドライバ回路DRV95〜97に出力される。ドライバ
回路DRV95〜97、126〜128は、入力された
印刷データがオンのとき、ストローブ信号HD−STB
−Nが有効(LOWレベル)の間出力する。このとき4
ビットのメモリセルに接続されたドライバ回路DRV9
5〜97の出力値は、メモリセルM110〜112に格
納されている補正データの値に対応する駆動電流値であ
る。また、マルチプレクサMUX123〜125に接続
されたドライバ回路DRV126〜128の出力値は、
マルチプレクサMUX123〜125により選択された
メモリセルM113〜122に格納されている補正デー
タの値に対応する駆動電流値である。アノード出力パッ
ド30〜33は、LEDチップ3のアノード入力パッド
34〜36と接続されており、それぞれドライバ回路D
RV95〜97、123〜125の駆動電流をLEDチ
ップ3のアノード入力パッド34〜36に出力する。
【0067】カソードドライバIC5は、ラッチ信号H
D−LOADにより現在の印刷データが何番目のLED
素子のデータかを判別し、1番目のLED素子のデータ
である場合には駆動回路DRV1(106)を駆動し、
2番目のLED素子のデータである場合にはDRV2
(107)を駆動し、以下同様に3番目、4番目のLE
D素子のデータの場合DRV3(108)、DRV4
(109)を駆動する。各駆動回路DRV1(106)
〜DRV4(109)は同時に有効(LOWレベル)と
なることはなく、順に有効となる。また、各駆動回路D
RV1(106)〜DRV4(109)はストローブ信
号HD−STB−Nが有効(LOWレベル)の間だけ選
択された駆動回路を有効(LOWレベル)とする。
【0068】次に図14を用いて各部の動作を詳細に説
明する。LEDドライバIC4内の全てのメモリセルM
110〜122には、前述したような方法によりすでに
各LED素子に対応した補正データが格納されているも
のとする。LEDチップ3はダイナミック駆動方式で駆
動される発光素子であり、アノード入力パッド34〜3
6、カソード入力パッド98、101の組合せにより全
LED素子数の1/4の個数ずつ発光させる。つまり、
アノード入力パッド34〜36全てにHIGHレベル
(有効)が入力された状態では、カソード入力パッド9
8がLOWレベル(有効)でその他のカソード入力パッ
ド99〜101がHIGHレベル(無効)のとき、1番
目のLED素子38、42、44が同時に発光し、この
ときその他のLED素子は発光しない。また、同様の状
態でカソード入力パッド99がLOWレベル(有効)で
その他のカソード入力パッド98、100、101がH
IGHレベル(無効)のとき、2番目のLED素子3
9、43、45が同時に発光し、このときその他のLE
D素子は発光しない。
【0069】まず、印刷制御部1が1番目のLED素子
38、42、44を発光させる場合を考える(N−1ラ
イン−1、―1)。印刷制御部1は、クロック信号HD
−CLKに同期させて1番目のLED素子の印刷データ
をLEDヘッドへ送信すると、各印刷データはドライバ
IC4の内部のフリップフロップFF76〜78によ
り、所定の位置のフリップフロップへ順次送信される。
その後ラッチ信号HD−LOADをHIGHレベルに
し、その後LOWレベルにするとフリップフロップFF
76〜78の出力がラッチLT79〜81に保持され
る。また、このときのラッチ信号HD−LOADの入力
により、マルチプレクサMUX123〜125は、奇数
番目の補正データを格納しているメモリセルM116、
118、122を選択し、各々に格納された補正データ
をドライバ回路DRV126〜128に出力する。ドラ
イバ回路DRV95〜97、126〜128は、ラッチ
回路LT79〜81からの出力がHIGHレベル(有
効、つまり対応するLED素子が発光する場合)の場
合、かつストローブ信号HD−STB−Nが有効(LO
Wレベル)の間、カソード出力パッドに駆動電流値を出
力する。このとき出力される駆動電流値は、4ビットの
メモリセルM110〜112に格納された補正データに
対応する駆動電流値と、マルチプレクサMUX123〜
125によって選択されたメモリセル内の補正データに
対応する駆動電流値を合計した値である。つまり、この
場合には各1番目のLED素子の駆動電流値(光量補正
済みの値)である。つまり図14に示すように、このと
き各ドライバ回路DRV95〜97、126〜128か
ら出力される駆動電流値は、DRV48ではドット番号
188の駆動電流値、DRV47ではドット番号184
の駆動電流値、DRV46ではドット番号180の駆動
電流値、DRV1ではドット番号1の駆動電流値とな
る。このときストローブ信号HD−STB−Nと同期し
て、カソードドライバIC5の内部のカソード駆動回路
DRV1(106)の出力も有効(LOWレベル)とな
るため、LED素子のうち、1番目のLED素子が発光
する。
【0070】以上のような構成とすることで、奇数番目
のLED素子を、それぞれの素子に対応した補正データ
により補正した駆動電流値で駆動することができる。次
に、以下同様にして2、3、4番目のLED素子を、そ
れぞれの素子に対応した補正データにより補正した駆動
電流値で駆動させる。以上の動作により、1ライン分の
発光を行うことができる。また、上記の1ライン分の動
作を所定の回数繰り返すことにより、1ページ分の印刷
を行うことができる。
【0071】以上のように、実施形態3では、N個
(N:2以上の整数)のLED素子のアノード電極を共
通にし、また、LED素子のカソード電極をN個(N:
2以上の整数)のグループにまとめ、それぞれ独立に、
順に動作させることにより、ワイヤーボンディングの間
隔が、従来のLEDヘッドと比較してN倍(例えば、6
00DPIでは ワイヤーボンディングの間隔は、1I
NCH/600DPI=42.3μm、N=4のとき、
ワイヤーボンディングの間隔は、1INCH/150D
PI=169ΜM=4×42.3μm)となるため、L
EDヘッドのコストを下げることができる。また、光量
補正データ(ドット間補正データ)は素子の位置に対し
て連続的に変化することを利用し、メモリセルをm個
(m:2以上の整数)の素子で、上位xビット(x:2
以上の整数)共通にすることで、ドライバIC内部のメ
モリセルの占有面積をより減少させることができるた
め、さらにコストを下げることができる。
【0072】《実施形態4》実施形態4は実施形態1〜
3よりも、さらにコストを抑えたドライバICから構成
されるプリントヘッドを提供する。 (構成)図15は実施形態4のプリントヘッド内部のブ
ロック図であって、LEDドライバIC4、LEDチッ
プ3、カソードドライバIC5とからなる。LEDチッ
プはLED素子38〜45、アノード配線131〜13
4、カソード配線135、136、アノード入力パッド
34〜37、カソード入力パッド46〜47からなり、
アノード入力パッド34とLED素子38、39はアノ
ード配線131で接続され、アノード入力パッド35と
LED素子40、41はアノード配線132で接続さ
れ、アノード入力パッド36とLED素子42、43は
アノード配線133で接続され、アノード入力パッド3
7とLED素子44、45はアノード配線134で接続
される。LED素子38、40、42、44とアノード
出力パッド46とはカソード配線135とで接続され、
LED素子39、41、43、45とアノード出力パッ
ド47とはカソード配線136とで接続される。カソー
ドドライバIC5は、カソード出力パッド48とカソー
ド駆動回路DRVODD50、カソード駆動回路DRV
EVEN51とからなり、カソード入力パッド48とカ
ソード駆動回路DRVODD50とが接続され、カソー
ド入力パッド49と、カソード駆動回路DRVEVEN
51とが接続されている。
【0073】ドライバIC4は、フリップフロップFF
6〜9、ラッチ回路LT10〜13、5ビットの容量の
揮発性メモリセルM14〜21、マルチプレクサDMU
X144〜147、ドライバ回路DRV26〜29、ア
ノード出力パッド30〜33、選択回路148とからな
り、印刷制御部1からの印刷データ信号HD−DATA
とフリップフロップFF6の入力とが接続され、フリッ
プフロップFF6〜9は各出力と入力とで従属接続され
ており、それぞれの出力は対応するラッチ回路LT10
〜13の入力と接続されている。また、ラッチ回路LT
10〜13には、図示しない印刷制御部1からのラッチ
信号HD−LOADが並列に接続されている。ラッチ回
路LT10の出力はメモリセルM14〜15の入力に並
列に接続され、ラッチ回路LT11の出力はメモリセル
M16〜17の入力に並列に接続され、ラッチ回路LT
12の出力はメモリセルM18〜19の入力に並列に接
続され、ラッチ回路LT13の出力はメモリセルM20
〜21の入力に並列に接続される。メモリセルM14、
15の5ビット幅の出力はマルチプレクサDMUX14
4に入力され、メモリセルM16、17の5ビット幅の
出力はマルチプレクサDMUX145に入力され、メモ
リセルM18、19の5ビット幅の出力はマルチプレク
サDMUX146に入力され、メモリセルM20、21
の5ビット幅の出力はマルチプレクサDMUX147に
入力される。
【0074】マルチプレクサDMUX144〜147の
選択信号入力端子SA、SBには、選択回路148の選
択信号出力S1、S2がそれぞれ並列に接続される。ま
た、図示しないラッチ信号HD−LOADを反転したL
OADN信号が、選択回路148とマルチプレクサDM
UX144〜147のプリチャージ端子Pに接続され
る。また、ストローブ信号HD−STB−Nが選択回路
148に入力される。マルチプレクサDMUX144の
5ビットの出力は、ドライバ回路DRV26に出力さ
れ、マルチプレクサDMUX145の5ビットの出力
は、ドライバ回路27に出力され、マルチプレクサDM
UX146の5ビットの出力は、ドライバ回路28に出
力され、マルチプレクサDMUX147の5ビットの出
力は、ドライバ回路29に出力される。ドライバ回路D
RV26の出力とアノード出力パッド30とが接続さ
れ、ドライバ回路DRV27の出力とアノード出力パッ
ド31とが接続され、ドライバ回路DRV28の出力と
アノード出力パッド32とが接続され、ドライバ回路D
RV29の出力とアノード出力パッド33とが接続され
る。また、ドライバIC4のアノード出力パッド30と
LEDチップ3のアノード入力パッド34とが接続さ
れ、ドライバIC4のアノード出力パッド31とLED
チップ3のアノード入力パッド35とが接続され、ドラ
イバIC4のアノード出力パッド32とLEDチップ3
のアノード入力パッド35とが接続され、ドライバIC
4のアノード出力パッド33とLEDチップ3のアノー
ド入力パッド36とが接続されている。
【0075】次に、マルチプレクサDMUXについて説
明する。図16は、実施形態4におけるマルチプレクサ
DMUX144〜147の構成を示す図であり、NMO
S(NチャネルMOSFET)素子152、153、P
MOS(PチャネルMOSFET)素子154とインバ
ータゲート回路149〜151と寄生容量CL155と
からなり、データ入力端子Bとインバータ回路149の
入力とが接続され、インバータ回路149の出力とNM
OS素子153のソース電極とが接続される。同様にデ
ータ入力端子Aとインバータ回路150の入力とが接続
され、インバータ回路150の出力とNMOS素子15
2のソース電極とが接続される。選択信号入力端子SA
はNMOS素子152のゲート電極に接続され、同様に
選択信号入力端子SBはNMOS素子153のゲート電
極に接続される。NMOS素子152とNMOS素子1
53のドレイン電極、PMOS素子154のドレイン電
極、インバータ回路151の入力、寄生容量CL155
の一端がそれぞれ接続されている。PMOS素子154
のソース電極は電源電圧VDDに接続されており、寄生
容量CL155の一端はアースGNDに接続されてお
り、インバータ回路151の出力がマルチプレクサDM
UXの出力端子Yに接続されている。
【0076】(動作)以下、実施形態4の動作について
図面を参照しながら詳細に説明する。まず、実施形態4
にて使用するマルチプレクサDMUX144〜147の
動作について図17を使用して詳細に説明する。図17
のタイムチャートはマルチプレクサDMUXの動作を示
すタイムチャートであり、使用している信号名は、図1
6のマルチプレクサの回路図に使用している端子名(信
号名)と対応している。信号名は上から、プリチャージ
信号P(負論理)、寄生容量CL155の両端の電圧V
CL、A端子選択信号SA、データ入力信号A、B端子
選択信号SB、データ入力信号B、マルチプレクサ出力
信号Yである。
【0077】まず、プリチャージ信号Pを有効(LOW
レベル)とすると、PMOS素子154のゲート電位が
LOWレベルとなるため、PMOS素子154は導通状
態となる。このとき、SA、SBはLOWレベルである
ため、NMOS素子152、153は遮断状態となり、
寄生容量CL155が充電される(プリチャージ)。寄
生容量CL155が十分に充電されるだけの期間プリチ
ャージ信号Pを有効(LOWレベル)とした後、プリチ
ャージ信号Pを無効(HIGHレベル)とする。このと
き出力値YはLOWレベルである。また、PMOS素子
154は遮断状態となる。
【0078】まず、入力信号A、B共に入力データが0
(LOWレベル)のときを考える。このとき、入力信号
Aの入力値を出力信号Yに出力するために、A端子選択
信号SAをHIGHレベルに、B端子選択信号SBをL
OWレベルにする。このときNMOS素子152は導通
状態となり、NMOS素子153は遮断状態となる。入
力信号Aの入力値がLOWレベルであるため、インバー
タ回路150の出力はHIGHレベルとなる。よって、
インバータ回路150の入力がHIGHレベルとなるた
め、出力値はLOWレベルのままとなり、入力信号Aの
入力と一致する。また、入力信号Bの入力値はLOWレ
ベルであるため、インバータ回路149の出力はHIG
Hレベルとなるが、NMOS素子153が遮断状態であ
るため、他の信号に影響を及ぼさない。次に、また必要
期間プリチャージ信号PをLOWレベルとし、寄生容量
CL155を充電する。その後、プリチャージ信号Pを
HIGHレベルとすることで、PMOS素子154は遮
断状態となる。
【0079】以下、入力信号Aの入力がHIGHレベ
ル、Bの入力がLOWレベルのときを説明する。入力信
号Aの値を出力信号Yに出力するために、A端子選択信
号SAをHIGHレベルに、B端子選択信号SBをLO
Wレベルにする。このときNMOS素子152が導通状
態となり、NMOS素子153は遮断状態となる。A入
力信号の入力値はHIGHレベルであるため、インバー
タ回路150の出力値はLOWレベルとなる。よって寄
生容量CL155に蓄えられていた電荷がインバータ回
路150を通してグランドGNDに流れ込むため(放
電)、寄生容量の両端の電位VCLはLOWレベルとな
り、よってインバータ回路151の入力がLOWレベル
となるために、出力値YはHIGHレベルとなる。つま
り、入力信号Aの入力と出力値Yとが一致することとな
る。また、B入力信号の入力値はLOWレベルであるた
め、インバータ回路149の出力値はHIGHレベルと
なるが、NMOS素子153が遮断状態であるため、他
の信号線に影響を及ぼさない。入力信号Bの入力値を出
力信号Yに出力する場合も同様な方法で実現できる。以
上のようにこのマルチプレクサDMUXの動作は、従来
技術に記載した(図26、図28)通常のCMOSプロ
セスで構成されるマルチプレクサとほぼ同様の動作とな
っている。さらに、今回の構成では使用するNMOS素
子、PMOS素子の数が少なくて済むためにマルチプレ
クサとしての占有面積が減少する。
【0080】図18は実施形態4の選択回路148の動
作を示すタイムチャートであり、まず、CNTRESE
T端子にリセット信号を供給すると選択回路148は初
期化される。この回路はラッチ信号HD−LOADを反
転させた信号LOADNと、ストローブ信号HD−ST
B−Nのそれぞれの立下りエッジで動作する。つまり、
それぞれの信号の差をクロック信号として動作する回路
である。出力信号S1、S2は、上記クロック信号に対
して図に示すようなタイミングで動作する。上記のよう
な構成とすることにより、実施形態1〜3で従来のマル
チプレクサを使用した場合と同様の動作を得ることがで
きる。更にいえば、今回の構成ではNMOS素子2個
(従来の構成では2個)、PMOS素子1個(同2
個)、インバータ回路3個(同5個)使用しており、従
来の構成と比較してその占有面積は非常に小さくなる。
このことは、使用するマルチプレクサの入力数が増えれ
ば増えるほど顕著となる。
【0081】以上のように、実施形態4のプリントヘッ
ドでは、マルチプレクサをダイナミック論理回路とする
ことで、LEDドライバICの、マルチプレクサの占有
面積を減らすことができるため、よりコストを抑えたド
ライバICを構成することができる。また、例えば印刷
制御部上のプログラムの暴走などにより、LEDヘッド
制御信号に拘わらずLEDヘッドが点灯したままとなっ
たとする。これはアブノーマル試験などにおいて評価し
ておかなければならない事項であり、この状態において
LEDヘッドが加熱しないことが、プリンタ(LEDヘ
ッド)として必要な性能となる。例えば、実施形態4の
プリントヘッドにおいては、マルチプレクサの出力が
(有効)LOWレベルとなった場合、マルチプレクサの
LOWレベルは、寄生容量CLに蓄えられた電荷で保持
されている。しかしながらMOS回路などのリーク電流
は必ず存在するため、長くても数十分も経つと、リーク
電流により寄生容量CLの電荷はグランドGNDに流れ
て寄生容量CLの両端の電位はLOWレベルとなる。以
上のことから、何らかの故障によりLEDヘッド(素
子)が光り続けたとしても、時間と共に消灯するため、
加熱を未然に防ぐことができる。なお、実施形態4の説
明では、補正データのメモリセルを選択するときに1つ
のPMOSトランジスタに対して、複数のNMOSトラ
ンジスタを共通接続させているが、1つのNMOSトラ
ンジスタに対して、複数のPMOSトランジスタを共通
接続させる構成であっても同様な効果が得られる。上記
各実施の形態においては被駆動素子の群を各駆動サイク
ル毎に選択的に駆動する装置の例として、LEDを用い
た電子写真プリンタを挙げたが、他の例として例えば、
サーマルプリンタにおける発熱抵抗の列を駆動する装置
や表示装置における表示素子の列を駆動する装置にも本
発明は適用可能である。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、列状に配列された複数の被駆動素子と、該被駆動素
子を駆動する複数の駆動素子とを有するプリントヘッド
において、前記被駆動素子は、第1の電極と第2の電極
を備え、前記被駆動素子の第1の電極を第1の所定数共
通に接続し、前記被駆動素子の第2の電極を第2の所定
数共通に接続し、前記第1の電極と前記第2の電極の組
合せにより特定の被駆動素子を駆動する駆動手段と、前
記被駆動素子に与えるエネルギーの補正量を記憶する複
数の補正データ記憶手段と、前記複数の補正データ記憶
手段から、被駆動素子に対応する特定の補正データ記憶
手段を、前記第1の電極と前記第2の電極との組合せに
応じて選択する補正データ選択手段とを有する構成にし
た。これによりLED素子の配列を高密度化しつつ、印
刷データと共に各LED素子の補正データを送信する必
要が無くなり、従来のダイナミック駆動方式のLEDヘ
ッドと比較して、LEDヘッドの処理をより高速化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のプリントヘッドの回路ブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施形態1のプリントヘッドの内部ブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施形態1のプリントヘッドの動作タ
イムチャートである。
【図4】図3A部の動作タイムチャートである。
【図5】本発明の実施形態1のプリントヘッドの印刷駆
動時の動作タイムチャートである。
【図6】本発明の実施形態2のプリントヘッドの内部ブ
ロック図である。
【図7】本発明の実施形態2のプリントヘッドの動作タ
イムチャートである。
【図8】図7A部の動作タイムチャートである。
【図9】本発明の実施形態2のプリントヘッドの印刷駆
動時の動作タイムチャートである。
【図10】本発明の実施形態3の第1形態のプリントヘ
ッドの内部ブロック図である。
【図11】本発明の実施形態3の第1形態プリントヘッ
ドの内部ブロック図である。
【図12】本発明の実施形態3のプリントヘッドの動作
タイムチャートである。
【図13】図12A部の動作タイムチャートである。
【図14】本発明の実施形態3のプリントヘッドの印刷
駆動時の動作タイムチャートである。
【図15】本発明の実施形態4のプリントヘッドの内部
ブロック図である。
【図16】実施形態4のダイナミック論理回路を用いた
MUXの構成図である。
【図17】実施形態4のダイナミック論理回路を用いた
MUXの動作タイムチャートである。
【図18】実施形態4の選択回路の動作タイムチャート
である。
【図19】従来の電子写真プリンタの御回路ブロック図
である。
【図20】従来の電子写真プリンタの印刷動作時のタイ
ムチャートである。
【図21】従来の電子写真プリンタの各ライン印刷時タ
イムチャートである。
【図22】従来の電子写真プリンタのLEDドライバI
C内部回路図である。
【図23】従来の電子写真プリンタのLED発光パワー
のバラツキを示す図である。
【図24】従来の電子写真プリンタのダイナミック駆動
方式のLEDヘッドの構成図である。
【図25】従来の論理回路を用いたMUXの構成図であ
る。
【図26】従来の論理回路を用いたMUXの動作タイム
チャートである。
【図27】従来のNMOS、PMOS素子を用いたMU
Xの構成図である。
【図28】従来のNMOS、PMOS素子を用いたMU
Xの動作タイムチャートである。
【符号の説明】
1 印刷制御部 2 LEDヘッド 3 LEDアレイ 4 アノードドライバIC 5 カソードドライバIC

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に配列された複数の被駆動素子と、
    該被駆動素子を駆動する複数の駆動素子とを有するプリ
    ントヘッドにおいて、 前記被駆動素子は、第1の電極と第2の電極を備え、 前記被駆動素子の第1の電極を第1の所定数共通に接続
    し、 前記第1の電極と前記第2の電極の組合せにより特定の
    被駆動素子を駆動する駆動手段と、 前記被駆動素子に与えるエネルギーの補正量を記憶する
    複数の補正データ記憶手段と、 前記複数の補正データ記憶手段から、被駆動素子に対応
    する特定の補正データ記憶手段を、前記第1の電極と前
    記第2の電極との組合せに応じて選択する補正データ選
    択手段とを有することを特徴とするプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記補正データ記憶手段は、 共通接続される前記複数の被駆動素子の各々に対応させ
    た補正データの下位ビットを記憶する第1の記憶部と、 前記補正データの上位ビットを記憶する第2の記憶部と
    を有し、 該第2の記憶部と、該第2の記憶部に共通して対応する
    複数の被駆動素子の各々に対応する第1の記憶部との組
    合せにより、被駆動素子各々の補正データを表す請求項
    1に記載のプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 前記補正データ選択手段の各々は、1つ
    の第1チャネル型MOSトランジスタと、これに共通接
    続された複数の第2のチャネル型MOSトランジスタと
    の組で構成され、 前記第1チャネル型MOSトランジスタと前記第2のチ
    ャネル型MOSトランジスタとは、所定の時間差をもっ
    て、排他的にオンさせることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記被駆動素子が発光素子であることを
    特徴とする請求項1から請求項3に記載のプリントヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記発光素子が発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項4記載のプリントヘッド。
  6. 【請求項6】 前記被駆動素子が発熱素子であることを
    特徴とする請求項1から請求項3に記載のプリントヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6に記載のプリント
    ヘッドを用い、制御部に記憶された各被駆動素子に対す
    る補正データを前記プリントヘッドに転送することを特
    徴とする画像形成装置。
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