JP2018134820A - 光書込み装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

光書込み装置およびそれを備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光書込みにおけるプロファイル崩れを補正することのできる光書込み装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体に対して光書込みを行う光書込み装置は、主走査方向M1と副走査方向M2との2次元に発光素子41を配列してなる発光素子群40と、発光素子群40からの光を感光体に集光するレンズアレイ32と、発光素子群40とレンズアレイとの副走査方向の相対位置の変化に応じて、発光素子群40のうちの一部の発光素子41を光書込みに使用する書込み光源41sとして選択する発光素子選択部と、選択された書込み光源41sのそれぞれの発光のタイミングを、主走査方向M1に並ぶ当該書込み光源41sどうしの間で感光体における副走査方向M2の集光位置が揃うよう調整するタイミング調整部と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、光書込み装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置において、感光体を露光する光書込み装置(プリントヘッド)は、レーザ光を偏向する光走査型から発光素子をライン状に配置した光源を用いるライン光学型(ライン光源型)に切り替わりつつある。
ライン光学型の光書込み装置としては、発光素子として発光ダイオード(light emitting diode: LED )を用いるLEDプリントヘッドがある。LEDプリントヘッドでは、LEDアレイとLEDを個々に発光させるための駆動回路を設ける基板とが別体になる。このため、コストの低減が難しい。
そこで、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode: OLED)を発光素子として用いるOLEDプリントヘッドが提案されている。OLEDプリントヘッドでは、OLEDを配列した基板上に駆動用の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor: TFT) を形成することができる。このため、LEDプリントヘッドと比べてコストを低減しやすい。
ところで、ライン光学型のプリントヘッドは、発光素子アレイからの光を感光体に集光するロッドレンズアレイを備えている。ロッドレンズアレイは、発光素子アレイを設けた光源パネルとともにハウジングに収められて発光素子アレイと一体化される。
このように構成されるライン光学型のプリントヘッドにおいては、光源パネルとロッドレンズアレイとで線膨張係数が異なることから、光源パネルの面方向における発光素子とロッドレンズアレイとの相対位置が、温度の変化にともなって変化する。そして、その変化量は、一般に発光素子どうしの間で不均一となる。
プリントヘッドの製造時には、基準温度(例えば、20℃)においてレンズの結像効率が最良となるよう相対位置が定められる。したがって、使用時の温度が基準温度と異なる場合には、相対位置の変化に応じて結像効率が低下する。このため、感光体に対する1ラインの光書込みにおける露光量がライン内で不均一になってしまう。つまり、露光むらが生じて印刷の画質が低下する。
温度変化に伴う相対位置の変化による露光むらを低減するための先行技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、発光素子ごとに設定された補正値を用いて発光素子ごとの発光量を補正する補正部と、温度に応じて当該補正値を設定する設定部とを有するLEDプリントヘッドが開示されている。
特開2008−155458号公報
特許文献1に記載の技術によると、感光体における露光量を均一化することができる。しかし、発光素子とレンズとの相対位置の変化自体は補正されない。つまり、発光素子から感光体までの間における集光の条件が相対位置の変化前の状態での条件と異なる、いわゆるプロファイル崩れが発生したままとなる。このため、プロファイル崩れに因る集光位置のずれおよび集光のぼけなどが改善されない、という問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、光書込みにおけるプロファイル崩れを補正することのできる光書込み装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る光書込み装置は、感光体に対して光書込みを行う光書込み装置であって、主走査方向と副走査方向との2次元に発光素子を配列してなる発光素子群と、前記発光素子群からの光を前記感光体に集光するレンズアレイと、前記発光素子群と前記レンズアレイとの副走査方向の相対位置の変化に応じて、前記発光素子群のうちの一部の発光素子を前記光書込みに使用する書込み光源として選択する発光素子選択部と、選択された前記書込み光源のそれぞれの発光のタイミングを、主走査方向に並ぶ当該書込み光源どうしの間で前記感光体における副走査方向の集光位置が揃うよう調整するタイミング調整部と、を有する。
本発明によると、光書込みにおけるプロファイル崩れを補正することができる。
本発明の一実施形態に係るプリントヘッドを備えた画像形成装置の構成の概要を示す図である。 プリントヘッドの構成の概要を示す図である。 プリントヘッドにおけるOLEDパネルの構成を示す図である。 OLEDパネルに設けられる回路の一部分の構成を示す図である。 発光素子の駆動シーケンスの例を示す図である。 TFT基板における発光素子の配列を模式的に示す図である。 プリントヘッドにおける発光の制御に関わる要部の機能的構成を示す図である。 発光素子の選択の例を模式的に示す図である。 書込みデータの転送のタイミングを示す図である。 発光素子の選択の他の例を模式的に示す図である。 プリントヘッドにおける発光の制御に関わる要部の機能的構成の他の例を示す図である。 発光素子の位置とロッドレンズアレイの結像効率との関係を示す図である。 相対位置の変化の前および後のそれぞれの露光量を示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係るプリントヘッド13を備えた画像形成装置1の構成の概要が示されている。
画像形成装置1は、電子写真式のカラープリンタであって、タンデム型のプリンタエンジン1A、給紙カセット1B、制御部1C、および電源1Dを備えている。画像形成装置1は、ネットワーク(例えばLAN)を介して入力されたジョブに応じて、カラーまたはモノクロの画像を用紙5に形成する。
プリンタエンジン1Aは、4個のイメージングステーション10k,10m,10c,10yを中心に構成される。
イメージングステーション10kは、ブラック(K)のトナー像を形成する。イメージングステーション10kは、筒状の感光体11、帯電チャージャ12、プリントヘッド13、現像器14、およびクリーナ15などを有している。
イメージングステーション10mは、マゼンダ(M)のトナー像を、イメージングステーション10cは、シアン(C)のトナー像を、イメージングステーション10yは、イエロー(Y)のトナー像を、それぞれ形成する。これらのイメージングステーション10m,10c,10yの構成は、イメージングステーション10kの構成と同様である。つまり、プリンタエンジン1Aは、4個のプリントヘッド13を備えている。プリントヘッド13は、有機発光ダイオード(OLED)を発光素子として用いるOLEDプリントヘッドである。
感光体11は、副走査方向(図では時計回り方向)に回転駆動される。感光体11の周面のうち、帯電チャージャ12と対向した部分が一様に帯電する。帯電した感光体11に対して、画像に応じたパターンの露光がプリントヘッド13により光書込みとして行われる。露光された部分の帯電荷が消失して感光体11に静電潜像が形成される。静電潜像が現像器14により現像されてトナー像となる。
トナー像は、感光体11から転写ベルト16に1次転写される。カラー印刷では、この1次転写により4色のトナー像が正しく重なるよう、YMCKの各色の光書込みがタイミングをずらして行われる。
1次転写されたトナー像は、2次転写ローラ19Cのニップ部で、用紙カセット1Bから給紙ローラ19Aによって引き出されて搬送されてきた用紙5に2次転写される。2次転写の後、用紙5は定着器17の内部を通って上部の排紙トレイ18へ送り出される。定着器17を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像が用紙5に定着する。
制御部1Cは、画像形成装置1の全体的な制御を受け持つ。ジョブの実行に際して、制御部1Cは、ジョブに含まれる印刷対象の画像データに基づいて、YMCKの各色の光書込みの内容を示す書込みデータD13を生成する。生成された書込みデータD13は、対応する色のイメージングステーション10k,10m,10c,10yのプリントヘッド13に与えられる。
図2にはプリントヘッド13の構成の概要が、図3にはプリントヘッド13におけるOLEDパネル31の構成が、それぞれ示されている。
図2に示すように、プリントヘッド13は、OLEDパネル30、ロッドレンズアレイ32、およびこれらを収容して支持するハウジング34などを備える。OLEDパネル30およびロッドレンズアレイ32は、塵埃などが付着しないよう図示しないホルダにより覆われている。また、制御部1Cおよび電源1Dなどの画像形成装置1内の他の装置と電気的に接続するためのケーブルを含め、光書込み動作に必要な構成要素がプリントヘッド13に備わっている。
プリントヘッド13は、ロッドレンズアレイ32の光射出面322が感光体11の周面と対向するよう感光体11の近傍に配置される。OLEDパネル30において発光した光Lがロッドレンズアレイ32に入射する。ロッドレンズアレイ32は、入射した光Lを感光体11に集光する。
図3においては、OLEDパネル30の平面視の構成と合わせて、平面図のB−B矢視断面およびC−C矢視断面のそれぞれの構成が示されている。
OLEDパネル30は、TFT基板301、封止板302、スペーサ303、およびソース回路チップ304などを有する。
TFT基板301は、発光素子群40を片面に配置した細長いガラス板である。TFT基板301には、発光素子群40とともに、発光素子群40を構成する多数の発光素子41を個別に発光させる駆動回路群、およびソース回路チップ304からの輝度信号の値を保持する保持回路群などが薄膜プロセスにより形成されている。TFT基板301における発光素子群40を配置した面とは反対の面301Sから発光素子群40による光Lが射出する。
封止板302は、例えばガラス板であり、スペーサ303を介してTFT基板301と対向する。封止板302は、TFT基板301と同様に細長いが、その長さはTFT基板301よりも短い。
スペーサ303は、TFT基板301における発光素子群40の配置領域を囲む形状に形成されている。TFT基板301と封止板302とスペーサ303とにより、発光素子群40の配置領域が外気に触れないように封止される。密閉された内部空間に乾燥剤305が配置されている。
ソース回路チップ304は、集積回路(IC)であって、TFT基板301における発光素子群40を配置した面のうちの封止板302と対向しない一端側の領域に実装されている。ソース回路チップ304には、制御部1Cのデータ出力部51からフレキシブルケーブル55およびTFT基板301上の配線パターンを介して書込みデータD13(図1参照)が入力される。ソース回路チップ304は、デジタルの書込みデータD13をアナログの輝度信号に変換するデジタル/アナログ変換器(DAC)および輝度信号を複数の発光素子に順次に入力するためのシフトレジスタなどを有する。
また、ソース回路チップ304は、温度センサ350を内蔵している。温度センサ350による温度検出値は、発光素子群40の環境温度の検出値として用いることができる。
このように構成されるOLEDパネル30は、その長尺方向が感光体11の回転軸と平行になるよう位置決めされる。OLEDパネル30の長尺方向が、プリントヘッド13による光書込みの主走査方向となり、短尺方向が副走査方向となる。
図4にはOLEDパネル31に設けられる回路の一部分の構成が、図5には発光素子41の駆動シーケンスの例が、それぞれ示されている。
図4において、主走査方向M1に配列された複数の発光素子41のそれぞれに対して、駆動回路45、および保持回路(S/H回路)46が設けられている。
保持回路46は、ソース回路チップ304からの輝度信号S13の値を記憶するメモリ部47と、メモリ部47に対する輝度信号S13の入力経路を開閉するスイッチ48とを有する。メモリ部47は、メモリ素子として例えばコンデンサを有している。スイッチ48が閉状態(オン)のときに、輝度信号S13によりコンデンサがチャージされ、輝度信号S13の電圧値に応じた量の電荷がコンデンサに蓄積する。
駆動回路45は、メモリ部47のコンデンサの両端電圧に応じた電流を発光素子41に流す。これにより、発光素子41が発光し、その発光量は輝度信号S13の値、すなわち書込みデータD13の値に対応した量となる。
プリントヘッド13においては、例えば1200dpiの高解像度でA3サイズ幅(297mm)の光書込みが可能なように、主走査方向M1の1列あたりの発光素子41の個数Nは、14000以上とされている。多数の発光素子41のそれぞれに1つずつDACを設けると、ソース回路チップ304の回路規模が大きくなってコストが高くなってしまう。
そこで、発光素子41を複数個ずつグループ分けし、グループごとにDACを設ける手法が採用されている。各グループの発光素子41をnとすると、主走査方向の1列あたりの必要なDAC341a,341b,…341mの個数Mは、発光素子41の個数Nのn分の1となる。
N個のメモリ部47の対する輝度信号D13による書込み(チャージ)は、M個のグループごとにn個のスイッチ48を順次に切り替えるアクティブ型駆動シーケンス(いわゆるローリング駆動)により行われる。各スイッチ48のオン/オフは、ソース回路チップ304のシフトレジスタ340からの切替え信号S48により制御される。
図5に示すように、チャージ期間TCにおいて書き込まれた輝度信号S13の値は、主走査期間(Hsync)が経過した後の次のチャージ期間TCまでのホールド期間THにわたって保持される。輝度信号S13の値が非発光を示す値(例えば「0」)でない場合には、ホールド期間THにわたって発光素子41が発光し続ける。
なお、図5のシーケンスに限らず、例えば1番目からn番目までの書込みが終了した後に所定長さの発光期間を設け、発光すべき発光素子41を発光期間に一斉に発光させるようにしてもよい。その場合には、1番目から(n−1)番目までの発光素子41については、それそれのチャージ期間TCの終了から発光期間の開始までは発光が禁止される。
さて、本実施形態のプリントヘッド13は、発光素子群40とロッドレンズアレイ32との相対位置の変化に応じて、変化の生じる以前と同様の品質の光書込みが可能となるよう、発光素子群40のうちの実際に光書込みに用いる発光素子41を変更する機能を有している。以下、この機能を中心にプリントヘッド13の構成および動作をさらに述べる。
図6にはTFT基板301における発光素子41の配列が模式的に示されている。
図6(A)に示すように、発光素子群40は、発光面が同じ大きさの発光素子41を主走査方向M1と副走査方向M2との2次元に配列してなる。副走査方向M2の配列数は7である。すなわち、発光素子群40は、それぞれが主走査方向M1に延びかつ互いに平行に並ぶ7列の発光素子列401,402,403,404,405,406,407から構成される。発光素子列401〜407のそれぞれは、N個の発光素子41から構成される。7列の発光素子列401〜407において、発光素子41の主走査方向M1の配置位置は同じである。発光素子群40における各発光素子41の幾何中心が発光点となる。
主走査方向M1における発光素子41の配列ピッチ(発光点間隔)p1は、光書込みの解像度の仕様に基づいて決定されている。例えば、解像度が1200dpiの場合では、配列ピッチp1は約21.17μmとされる。
副走査方向M2における発光素子41の配列ピッチp2は、配線に引き回しなどの制約が許す範囲内でより小さい値とされる。配列ピッチp2が小さいほど、ロッドレンズアレイ32との相対位置の変化によるプロファイル崩れの補正の精度を高めることができる。
図6(B)に示すように、TFT基板301には、複数の発光ブロック42が設けられる。各発光ブロック42は、TFT基板301のうち、主走査方向M1の同じ位置に配置された7個の発光素子41と、これら7個の発光素子41のそれぞれに対応する上述の回路(駆動回路45および保持回路46)とを含む部分である。発光ブロック42の総数はNである。
図6(C)に示すように、発光素子群40は、ロッドレンズアレイ32と対向する。ロッドレンズアレイ32は、主走査方向M1に真っ直ぐに延びるよう千鳥状に配列されて一体化された多数の円柱状のロッドレンズから構成される。個々のロッドレンズの直径φは、例えば60μm程度である。
なお、図6(C)の例では発光素子群40の配置領域の幅w40と比べてロッドレンズアレイ32の幅w32が小さいが、幅w40と幅w32とが等しくてもよいし、幅w32が幅w40よりも大きくてもよい。
プリントヘッド13を製造するときに、発光素子群40およびロッドレンズアレイ32は、副走査方向M2の中心線どうしが一致するように位置決めされる。以下、このように中心線どうしが一致しまたはそれに近い状態を「初期状態」ということがある。つまり、例えば、製造時または出荷時、補正用のテーブル312Tにおいて標準温度または基準温度として設定された温度の状態である。
発光素子群40を構成するN×7個の発光素子41のうち、プリントヘッド13による光書込みに使用するのは、主走査方向M1の配置位置が互いに異なるN個の発光素子41である。
初期状態においては、7列の発光素子列401〜407のうちの副走査方向M2の中央の発光素子列401が、光書込みに使用される。すなわち、製造時の設定では、発光素子列401を構成するN個の発光素子41が、光書込みに使用する書込み光源41sとして定められる。
ロッドレンズアレイ32の結像効率(レンズ効率)は、ロッドレンズアレイ32と発光素子41との相対位置により決まる。したがって、初期状態の書込み光源群となる発光素子列401については、主走査方向M1の相対位置にかかわらず感光体11での露光量が等しくなるよう各発光素子41に対する光量調整が行われている。つまり、結像効率が低い位置の発光素子41に与える輝度信号S13の値を大きめにするというデータ補正をソース回路チップ304において行うようになっている。
また、残りの6列の発光素子列401〜403,404〜407については、発光素子列401の各発光素子41と主走査方向M1の位置が同じである発光素子41の発光量を発光素子列401の発光素子41の発光量と等しくする光量調整が行われている。つまり、副走査方向M2に並ぶ7個の発光素子41の発光量を揃えるというデータ補正をソース回路チップ304において行うようになっている。
図7にはプリントヘッド13における発光の制御に関わる要部の機能的構成が示されている。
プリントヘッド13は、複数の第1切替えスイッチ43、複数の第2切替えスイッチ44、発光素子選択部312、およびタイミング調整部314を備えている。
第1切替えスイッチ43は、N個の発光ブロック42のそれぞれに対して1個ずつ設けられている。同様に、第2切替えスイッチ44は、各発光ブロック42に対して1個ずつ設けられている。第1切替えスイッチ43および第2切替えスイッチ44の一方または両方をこれらに対応する発光ブロック42の近傍に設けてもよいし、ソース回路チップ304に設けてもよい。
図7に示すように、各発光ブロック42は、7個の発光部421から構成される。7個の発光部421は、図6に示した7個の発光素子列401〜407に1対1に対応する。各発光部421は、1個の発光素子41、およびそれに対応する1個の駆動回路45と1個の保持回路46との組を含む。
第1切替えスイッチ43は、発光素子選択部312からの選択信号S42に従って、7個の発光部421のうちのいずれか1個と電源1Dとを接続する。電源1Dと接続された発光部421の発光素子41のみが、電源1Dから供給される電流により発光することができる。
第2切替えスイッチ44は、発光素子選択部312からの選択信号S42に従って、7個の発光部421のうちのいずれか1個とタイミング調整部314とを接続する。タイミング調整部314と接続された発光部421のみに、タイミング調整部314から上に述べた輝度信号S13が入力される。輝度信号S13の入力により、上に述べた通り、輝度信号S13の値に応じたチャージが行われ、発光量が定まる。
同じ発光ブロック42に対応する第1切替えスイッチ43と第2切替えスイッチ44とには、同じ値の選択信号S42が与えられる。これにより、第1切替えスイッチ43により電源1Dと接続される発光部421は、第2切替えスイッチ44によりタイミング調整部314とも接続される。したがって、当該発光部421の発光素子41は、輝度信号S13に応じて発光することができる。
発光素子選択部312は、発光素子群40とロッドレンズアレイ32との副走査方向M2の相対位置の変化に応じて、発光素子群40のうちの一部の発光素子41を光書込みに使用する書込み光源41Sとして選択する。詳しくは次の通りである。
発光素子選択部312には、発光素子群40とロッドレンズアレイ32との相対位置の変化を示す位置変化情報D350が入力される。位置変化情報D350は、例えばソース回路チップ304に内蔵されている上述の温度センサ350による温度検出値である。
発光素子選択部312は、テーブル312Tを参照する。テーブル312Tは、位置変化情報D350の示す値と書込み光源41Sとして選択するべき発光素子41の識別子とを対応づけるルックアップテーブルであり、あらかじめ作成されて不揮発性メモリに記憶されている。
テーブル312Tの内容は、例えば実験の結果に基づいて定められている。実験は、例えば温度が異なる複数の状態のそれぞれにおいて、発光素子列401〜407を順に発光させて、最良の露光結果の得られる発光素子41をN個の発光ブロック42ごとに選ぶものである。
書込み光源41sとロッドレンズアレイ32との副走査方向M2の位置関係が初期状態の位置関係に近くなるよう、すなわち書込み光源41sによる感光体11における露光量が初期露光量に近くなるよう、テーブル312Tの内容が定められる。初期露光量は初期状態での露光量である。
発光素子選択部312は、位置変化情報D350の示す値に応じた選択するべき発光素子41の識別子を発光素子41テーブル312Tから読み出し、読み出した識別子に応じてN個の発光ブロック42ごとに選択信号S42の値を決定する。そして、N個の発光ブロック42のそれぞれに対して選択信号S42を出力する。これにより、各発光ブロック42において書込み光源42sが選択される。
書込み光源42sの選択は、例えば印刷ジョブごと、すなわち画像の形成を開始するときごとに行われる。測定された環境温度と初期設定温度(例えば20℃)との差である温度変化量がしきい値(10℃)以上である場合に書込み光源42sを選択してもよい。または、温度変化量がしきい値以上であると推定される状態になったときに行ってもよい。例えば、複数枚の用紙5を使用する連続印刷ジョブにおいて、光書込みの回数がしきい値(例えば50)を超えたときに、書込み光源を選択し直す。
タイミング調整部314は、選択されたN個の書込み光源41のそれぞれの発光のタイミングを、主走査方向M1に並ぶ当該書込み光源41sどうしの間で感光体11における副走査方向M2の集光位置が揃うよう調整する。詳しくは、タイミングを調整する処理として、N個の書込み光源41sのそれぞれの発光量を示す書込みデータD13の転送を当該書込み光源41sの副走査方向M2の位置に応じて遅延させる。遅延は、例えばソース回路チップ304において、制御部1Cから入力された書込みデータD13をDAC341a,341b,…341mに入力するまでのデータ転送の過程で行うことができる。
図8には発光素子41の選択の例が模式的に示され、図9には書込みデータD13の転送のタイミングが示されている。図8では、書込み光源41sに斜線を付して他の発光素子41と区別している。また、図8および図9では、各発光素子41の主走査方向M1の配置位置を「A」〜「Y」のアルファベットで示している。
図8(A)において、発光素子群40とロッドレンズアレイ32との相対位置は初期状態である。初期状態では、上に述べた通り発光素子列404を構成するN個の発光素子41が書込み光源41sとして選択される。この場合には、図9(A)に示す書込みデータD13が図9(B)に示すタイミングで転送される。
図9(B)のタイミングは、主走査方向M1の位置(A〜Y)にかかわらず、副走査方向M2に同じ位置の書込みデータD13を一斉に転送するものである。
図8(B)においては、発光素子群40に対して相対的に、ロッドレンズアレイ32が副走査方向M2の下流側に凸となるように湾曲している。なお、図示の位置関係は一例であり、波打つように湾曲したり、ほぼ真っ直ぐのまま発光素子群40に対して傾斜したりという他の位置関係もあり得る。
図8(B)の場合には、主走査方向M1のA〜CおよびW〜Yの位置については、発光素子列403の発光素子41が書込み光源41sとして選択される。D〜JおよびO〜Vの位置については、初期状態の場合と同じく発光素子列404の発光素子41が書込み光源41sとして選択される。そして、K〜Nの位置については、発光素子列405の発光素子41が書込み光源41sとして選択される。
つまり、発光素子群40とロッドレンズアレイ32との位置関係が初期状態の関係とは異なる関係に変化したときには、N個の書込み光源41sが、副走査方向M2の配置位置が互いに異なる発光素子41を含むことになる。
書込み光源41sの副走査方向M2の配置位置が一律でないので、もしも図9(B)のタイミングで書込みデータD13を転送して光書込みを行うと、形成される画像にいわゆるBOW(直線が曲がる乱れ)が発生する。そこで、書込みデータD13の示す画像を再現する正しい光書込みを行うために、書込みデータD13の転送のタイミングを調整する必要がある。
図8(B)の場合には、図9(C)に示すタイミングで書込みデータD13が転送される。すなわち、N個の書込み光源41sの中で副走査方向M2の最も下流側の書込み光源41sを基準とし、他の書込み光源41sについての転送を遅延させる。詳しくは、まずK〜Nの位置のデータを転送し、1転送周期遅らせてD〜JおよびO〜Vの位置のデータを転送し、さらに1転送周期遅らせてA〜CおよびW〜Yの位置のデータを転送する。
次に、書込みデータD13の示す量の露光を複数回に分ける多重露光方式の光書込みを行う場合について説明する。
図10には発光素子41の選択の他の例が模式的に示されている。図10では、図8と同様に書込み光源41sに斜線を付して他の発光素子41と区別するとともに、各発光素子41の主走査方向M1の配置位置を「A」〜「Y」のアルファベットで示している。
図10(A)および(B)において、発光素子群40bは、8列の発光素子列401,402,403,404,405,406,407,408から構成される。発光素子群40bは、上述の発光素子群40に発光素子列408を追加したものに相当する。発光素子列408も他の発光素子列401〜407と同様に、N個の発光素子41を主走査方向M1に配列してなる。
発光素子群40bを構成するN×8個の発光素子41のうち、例えばN×2個の発光素子41を用いて多重露光を行う。つまり、感光体11の同じ書込み位置に対して露光を2回行う。その際に、主走査方向M1のA〜Yの位置のそれぞれについて、副走査方向M2に互いに隣合って並ぶ発光素子41を書込み光源41sとして用いる。
図10(A)に示すように、初期状態においては、発光素子列401〜408のうちの副走査方向M2の中央付近の発光素子列404,405を構成する発光素子41が、書込み光源41sとされる。
図10(B)においては、発光素子群40bに対して相対的に、ロッドレンズアレイ32が副走査方向M2の下流側に凸となるように湾曲している。この場合には、主走査方向M1のA〜FおよびT〜Yの位置については、発光素子列404,405の発光素子41が書込み光源41sとして選択される。G〜Sの位置については、発光素子列405,406の発光素子41が書込み光源41sとして選択される。
図11にはプリントヘッド13bにおける発光の制御に関わる要部の機能的構成の他の例が示されている。
プリントヘッド13bは、多重露光を行う場合において、プリントヘッド13に代えて画像形成装置1に設けられる。プリントヘッド13bは、発光素子選択部312b、およびタイミング調整部314bを備えている。プリントヘッド13bにおいて、N個の発光ブロック42bは、それぞれ8個の発光部421から構成される。
発光素子選択部312bは、位置変化情報D350に応じて、発光素子41の主走査方M1向の配置位置(A〜Y)のそれぞれについて、テーブル312Tbに基づいて、副走査方向M2に隣接する複数の発光素子41を書込み光源41sとして選択する。テーブル312Tbは、選択するべき発光素子41を示すルックアップテーブルである。発光素子選択部312bは、選択した書込み光源41sの副走査方向M2の位置を示す選択信号S42bをタイミング調整部314bに入力する。
タイミング調整部314bは、多重露光式の光書込みを正しく行うよう選択信号S42bが示す書込み光源41sの発光のタイミングを調整する。すなわち、選択された書込み光源41sの副走査方向M2の位置に応じて、初期状態である場合の書込み光源41sの発光量を示す書込みデータD13を修正することにより、選択された書込み光源41sの発光量を示す輝度信号S13を作成して出力する。
多重露光では副走査方向M2に隣接する複数の発光素子41を同時に発光させる必要がある。すなわち、各発光ブロック42bについて1個の発光部421を選択するのではなく、8個の発光部421に対して同時に発光制御を行う必要がある。ここでいう発光制御は、8個のうちの2個を発光させるかまたは8個全部を発光させない制御である。この制御のために、8個の発光部421に対してそれぞれに対応する輝度信号S13を同時に入力する。タイミング調整部314bは、発光部421の総数と同数の8×4通りの輝度信号S13を主走査期間Hsyncごとに出力する。
図12には発光素子41の位置とロッドレンズアレイ32の結像効率との関係が、図13には相対位置の変化の前および後のそれぞれの露光量が、それぞれ示されている。
図12において、発光点α,βは、主走査方向M1の位置が同じで副走査方向M2に隣接する2個の発光素子41に相当する。図中に太い実線K1は、発光点α,βとロッドレンズアレイ32との相対位置が変化する前(初期状態)における当該相対位置と結像効率との関係を示し、破線は、相対位置が変化した後の当該関係を示している。
相対位置が変化する前においては、発光点αからの光の結像効率は「100」であり、発光点βからの光の結像効率は「90」である。これに対して、相対位置が変化した後においては、発光点αからの光の結像効率は「93」であり、発光点βからの光の結像効率は「97」である。
まず、図8に示したように主走査方向M1の位置(A〜Y)ごとに1個の書込み光源41sを定める場合(発光点を1点とする場合)について述べる。
初期状態においては、発光点α,βの発光量は共に「100」に調整されているものとする。発光点α,βのうち、結像効率に優れる発光点αを書込み光源41sとする。図13に示すとおり、感光体11での露光量は、発光量:100および結像効率:100%より、100×1=100となる。
相対位置の変化により、結像効率が100から93に低下する。つまり、プロファイル崩れが生じる。そこで、プロファイル崩れを補正するために、発光点αに代えて、発光点βを書込み光源41sとする。これにより、結像効率が93から97に増加する。つまり、プロファイル崩れが改善される。露光量は100×0.97=97となるが、この程度の低下は画質への影響の上で許容することができる。また、必要ならば露光量が元の100になるよう発光量を調整することも容易である。
次に、図10に示したように主走査方向M1の位置(A〜Y)ごとに2個の書込み光源41sを定める場合(発光点を2点とする多重露光の場合)について述べる。
初期状態においては、発光点α,βの発光量は共に「50」に調整されているものとする。発光点α,βを共に書込み光源41sとする。図13に示すとおり、発光点αによる露光量は、発光量:50および結像効率:100%より、50×1=100となる。また、発光点βによる露光量は、発光量:50および結像効率:90%より、50×90=45となる。したがって、これらを合計した露光量は、50+45=95となる。
相対位置が変化した後も、発光点α,βを書込み光源41sとする。図13に示すとおり、発光点αによる露光量は、発光量:50および結像効率:93%より、50×0.93=46.5となる。また、発光点βによる露光量は、発光量:50および結像効率:97%より、50×0.97=48.5となる。したがって、これらを合計した露光量は、46.5+48.5=95であって、相対位置が変化する前の露光量と等しい。
このように多重露光では、変化前と変化後とで結像効率が変化しても、露光量の変化を小さく抑えることが可能となる。なお、書込み光源41sとして選択する複数の発光素子41は、必ずしも副走査方向M2に連続して並んでいる必要はなく、露光量が等しくなるように選択すればよい。ただし、副走査方向M2の相対位置のずれが大きくなるとプロファイル崩れが大きくなることから、なるべくずれが小さくなるように選択することが望ましい。
以上の実施形態によると、発光素子群40,40bとロッドレンズアレイ32との副走査方向M2の相対位置の変化によるプロファイル崩れを補正することができる。画像形成のための光書込みにおけるプロファイル崩れを補正することで画質の低下を低減することができる。
発光素子群40,40bにおける各発光ブロック42,42bの発光素子41について発光量をあらかじめ等しい値に揃える光量調整を行っておくので、これらの発光素子41のいずれを書込み光源41sとして選択しても発光量が変わらない。これにより、相対位置が変化したときの露光量を変化前の露光量と等しくしやすい。
上に述べた実施形態において、位置変化情報D350は、温度の検出値に限らない。例えば、プリントヘッド13,13bに圧電素子などのセンサを設け、ハウジング34の基準面とロッドレンズアレイ32との距離d(図2参照)を測定した結果を位置変化情報D350とすることができる。その場合には、主走査方向M1の中央部および両端部などの複数箇所にセンサを設けるのがよい。また、位置変化情報D350として、累積印刷枚数、システム時計による年月日などの経年変化を示す情報を用いることができる。
上に述べた実施形態においては、あらかじめ内容を定めたテーブル312T,312Tbに基づいて書込み光源41sを選択するものとして説明したが、テーブル312T,312Tbによらずに書込み光源41sを選択することができる。例えば、書込み光源41sを切り替えて濃度むらを検出するテスト印刷を定期的に行い、その結果に基づいて書込み光源41Sを選択することができる。すなわち、濃度むらの最も少ないN個の発光素子41の組み合わせを求め、そのN個の発光素子41を次のテスト印刷まで書込み光源41Sとする。
テスト印刷の結果に基づいて選択する方法によると、初期の書込み光源41sの一部または全部の発光が何らかの要因で不良になる故障が発生した場合に、初期の書込み光源以外の発光素子41を書込み光源41sに選択して正常な光書込みを行うことができる。つまり、プリントヘッド13,13bを交換せずに画像形成装置1の使用を続けることができる。
上に述べた実施形態において、発光素子選択部312,312bおよびタイミング調整部314,314bの一方または両方をOLEDパネル30に固定的に設ける必要はなく、別の基板などに設けてもよい。
上に述べた実施形態において、感光体11の同じ書込み位置に対する露光の回数を3以上とした多重露光を行うようにしてもよい。
その他、画像形成装置1およびプリントヘッド13,13bのそれぞれの全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
5 用紙
11 感光体
13,13b プリントヘッド(光書込み装置)
32 ロッドレンズアレイ(レンズアレイ)
40,40b 発光素子群
41 発光素子
41s 書込み光源
312,312b 発光素子選択部
314,314b タイミング調整部
370 温度センサ(温度測定部)
D13 書込みデータ
M1 主走査方向
M2 副走査方向
S13 輝度信号(信号)

Claims (11)

  1. 感光体に対して光書込みを行う光書込み装置であって、
    主走査方向と副走査方向との2次元に発光素子を配列してなる発光素子群と、
    前記発光素子群からの光を前記感光体に集光するレンズアレイと、
    前記発光素子群と前記レンズアレイとの副走査方向の相対位置の変化に応じて、前記発光素子群のうちの一部の発光素子を前記光書込みに使用する書込み光源として選択する発光素子選択部と、
    選択された前記書込み光源のそれぞれの発光のタイミングを、主走査方向に並ぶ当該書込み光源どうしの間で前記感光体における副走査方向の集光位置が揃うよう調整するタイミング調整部と、を有する、
    ことを特徴とする光書込み装置。
  2. 前記発光素子選択部は、前記書込み光源と前記レンズアレイとの副走査方向の位置関係が初期の位置関係に近くなるよう、当該書込み光源を選択する、
    請求項1記載の光書込み装置。
  3. 前記発光素子選択部は、前記書込み光源による前記感光体における露光量が初期の露光量に近くなるよう当該書込み光源を選択する、
    請求項2記載の光書込み装置。
  4. 発光素子群における同じ主走査方向の位置に配置された複数の発光素子どうしは、発光量が等しい、
    請求項3記載の光書込み装置。
  5. 前記タイミング調整部は、前記タイミングを調整する処理として、前記書込み光源の発光量を示す書込みデータの転送を当該書込み光源の副走査方向の位置に応じて遅延させる、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の光書込み装置。
  6. 前記タイミング調整部は、前記タイミングを調整する処理として、前記相対位置が初期値である場合の前記書込み光源の発光量を示す書込みデータを選択された前記書込み光源の副走査方向の位置に応じて修正することにより、選択された当該書込み光源の発光量を示す信号を生成する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の光書込み装置。
  7. 前記発光素子選択部は、前記発光素子の主走査方向の配置位置のそれぞれについて、副走査方向に並ぶ複数の前記発光素子を前記書込み光源として選択し、
    前記タイミング調整部は、副走査方向の位置が異なる前記書込み光源を順に発光させる多重露光式の光書込みを行うよう前記タイミングを調整する、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の光書込み装置。
  8. 用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    感光体と、
    前記感光体に前記画像に対応した静電潜像を形成する光書込みを行う光書込み装置と、を備え、
    前記光書込み装置は、
    主走査方向と副走査方向との2次元に発光素子を配列してなる発光素子群と、
    前記発光素子群からの光を前記感光体に集光するレンズアレイと、
    前記発光素子群と前記レンズアレイとの副走査方向の相対位置の変化に応じて、前記発光素子群のうちの一部の発光素子を前記光書込みに使用する書込み光源として選択する発光素子選択部と、
    選択された前記書込み光源のそれぞれの発光のタイミングを、主走査方向に並ぶ当該書込み光源どうしの間で前記感光体における副走査方向の集光位置が揃うよう調整するタイミング調整部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記画像の形成を開始するときに、前記発光素子選択部が前記書込み光源を選択するとともに、前記タイミング調整部が前記タイミングを調整する、
    請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記発光素子選択部は、複数枚の前記用紙を使用する連続印刷ジョブにおいて、前記光書込みの回数がしきい値を超えたときに、前記書込み光源を選択する、
    請求項8または9記載の画像形成装置。
  11. 前記発光素子群の環境温度を測定する温度測定部を有し、
    前記発光素子選択部は、測定された前記環境温度と初期の設定温度との差である温度変化量がしきい値以上である場合に、前記書込み光源を選択する、
    請求項8ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
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