JP4536523B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
他の発明は、列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、上記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、上記転送制御部は、上記画像データと、上記LED素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、上記多重化部により多重化された上記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、上記LEDヘッドは、上記所定のケーブルを介して、上記差動シリアルデータ対と上記差動クロック信号対とを受け入れて、上記複数ビットのパラレルデータと上記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、上記逆変換部により変換された上記複数ビットのパラレルデータを上記画像データと上記制御信号とに分離して出力する分離部と、上記分離部により分離された上記画像データと上記制御信号を受け入れて上記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、上記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力することを特徴とする。
更に他の発明は、列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、上記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、上記転送制御部は、上記画像データと、上記LED素子を駆動するための制御信号、及び、クロック信号をパラレルに受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、上記複数ビットのパラレルデータを受け入れて、差動シリアルデータ対に変換して出力する変換部を備え、上記LEDヘッドは、上記差動シリアルデータ対を上記所定のケーブルを介して受け入れて、複数ビットのパラレルデータに逆変換して出力する逆変換部と、上記複数ビットのパラレルデータに基づいてクロック信号を再生するクロック信号再生部と、上記複数ビットのパラレルデータを上記画像データと上記制御信号とに分離して出力する分離部と、上記画像データと上記制御信号を受け入れて上記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、上記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする。
図に示すように、実施例1の画像形成装置100は、画像制御手段1、エンジン制御手段2、ケーブル3、4個のLEDヘッド4、及びエンジン部5とを含んでいる。
画像制御手段1は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の上位装置10から画像形成コマンドを受け入れて解読し、データ展開し、色毎(KYMCの4色)に画像データを形成する手段である。複数ビットからなる画像データ、転送や露光タイミングの基準になるクロック信号、及び制御信号をそれぞれ別々の信号線を介してエンジン制御手段2へパラレルに転送する。
図2は、実施例1のケーブルの断面図である。
図に示すように、実施例1で用いられるケーブル3は、その内部にツイストペア線3−1、ツイストペア線3−2、信号線3−3、及び信号線3−4を含み、その外周は、網組シールド3aによってシールドされている。
ツイストペア線3−1は、信号線3−1a、信号線3−1b、ドレインワイヤ3−1c、及び、両信号線をシールドする内部シールド3−1dからなり、信号線3−1aは差動シリアルデータdata+を転送し、信号線3−1bは、差動シリアルデータdata−を転送し、ドレインワイヤ3−1cは、ノイズ成分を排除するために、その両端が転送制御部6(図1)、及びLEDヘッド4(図1)のアースにそれぞれ接続される。
信号線3−3はpdwn信号(後述)を転送し、信号線3−4はeep−so信号(後述)を転送する。
図3は、実施例1の要部機能説明図である。
この図は、KYMCの4色系における任意の1色のみの機能を機能ブロックで表した図である。図に示すように実施例1の画像形成装置100では、転送制御部6から差動シリアルデータ対(data+/−)、及び差動クロック信号対(clk+/−)がケーブル3を介してLEDヘッド4へ転送される。更に、転送制御部6からLEDヘッド4へケーブル3を介してpdwn信号が転送され、LEDヘッド4から転送制御部6へケーブル3を介してeep−so信号が転送される。尚、pdwn信号線は、一端が接地された抵抗器Rに接続されており、LEDヘッド4内でプルダウンされている。
ヘッド信号生成部11は、画像制御手段1(図1)から受け入れる画像データを複数ライン分、格納するバッファと、そのバッファへの書き込みポインタと、バッファからの読み出しポインタと、これらのポインタの制御、及び1ライン毎のヘッド制御信号を生成するステートマシンとから構成される。
図4の最上段に、入力信号と、多重化によって生成されるパケットの種類[信号の内容)を表している。即ち、1列目に状態入力信号、2列目にデータ転送信号、3列目にポート制御信号、4列目に状態保持(nop)信号、5列目にソフトリセット信号、6列目にシリアルデータ線を表している。図の1行〜3行に記載したソフトリセット、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが入力される組合せによって、多重化される信号の内容が設定される。例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、出力される多重化データtd[6:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。
ドライバ22は、ヘッドデータhd[7:0]、データ転送クロックhclk、及びヘッド制御信号hctl[3:0]を受け入れてLEDアレイ21を駆動する部分である。後にLEDアレイ21と合わせて再度説明する。
図5は、実施例1の多重化部のタイムチャートである。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック信号clkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、ヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号cten、多重化データtd[6:0]を表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
ここでは、まだ、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0である。従って、図4の4列目の状態(000)である。即ち、nopなので1クロック後その状態を保持する。
データイネーブル信号dtenが1になりデータ転送可能になる。同時にヘッドデータvd[7:0]D1の下位4ビット(例えば奇数回)を受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D1L]が出力されることになる。ここで、D1Lは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ0〜データ3が出力される。又図4中−の記号を0とし[6:4]=4hとした。以下同様に扱うこととする。
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D1の上位4ビット(偶数回)を受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D1H]を出力することになる。ここで、D1Hは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ4〜データ7が出力される。
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時に後に続くヘッドデータvd[7:0]D2の下位4ビットを受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D2L]を出力することになる。ここで、D2Lは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ0〜データ3が出力される。
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D2の上位4ビットを受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D2H]を出力することになる。ここで、D2Hは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ4〜データ7が出力される。
データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0になる。従って、図4の4列目の状態(000)である。即ち、1クロック後にnop状態を保持することになる。
データイネーブル信号dtenが0、制御イネーブル信号ctenが1である。従って、図4の3列目の状態(001)である。同時にヘッド制御信号vctl[3:0]がctlからctl*に変化する。即ち、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=3h、[3:0]=ctl*[3:0]]を出力することになる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力される。
データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0である。従って、図4の2列目の状態(010)である。同時にヘッドデータvd[7:0]D5の下位4ビットを受け入れる。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D5L]を出力することになる。ここで、D5Lは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ0〜データ3が出力される。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック(リカバリ)信号rclkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、多重化(リカバリ)データrd[6:0]、ヘッドデータhd[7:0]、ヘッド制御信号hctl[3:0]、データ転送クロックhclkを表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データとしてnop(10h)を受け入れるので、2クロック後では状態が保持される。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D1L、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D1L]を受け入れるので奇数回目のデータ転送と判断され、1クロック後に分離部24(図3)の内部レジスタ(図示しない)に下位4ビットとして[3:0]=D1Lが格納される。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D1H、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D1H]を受け入れるので偶数回目のデータと判断され、内部レジスタに既に格納されている[3:0]=D1Lを下位4ビットとし、ここで受け入れた[3:0]=D1Hを上位ビットとし、1クロック後(r3)にヘッドデータhd[7:0)としてD1を出力する。又、ヘッドデータhd[7:0]を出力するときには、同時にデータ転送クロックhclkを出力することとする(以下同様)。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D2L、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D2L]を受け入れるので奇数回目のデータ転送と判断され、1クロック後に分離部24(図3)の内部レジスタに下位4ビットとして[3:0]=D2Lが格納される。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D2H、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D2H]を受け入れるので偶数回目のデータと判断され、内部レジスタに既に格納されている[3:0]=D2Lを下位4ビットとし、ここで受け入れた[3:0]=D2Hを上位ビットとし、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD2を出力する。同時にデータ転送クロックhclkを出力する。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]としてnop(10h)を受け入れるので、2クロック後では状態が保持される。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、ctl*、即ち、rd[[6:4]=3h、[3:0]=ctl*[3:0]]を受け入れる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力されている。このctl1〜ctl3が、2クロック後にヘッド制御信号hctl[3:0]として出力される。
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D5L、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D5L]を受け入れるので奇数回目のデータ転送と判断され、1クロック後に分離部24(図3)の内部レジスタに下位4ビットとして[3:0]=D5Lが格納される。
図7は、実施例2の要部機能説明図である。
この図は、KYMCの4色系における任意の1色のみの機能を機能ブロックで表した図である。図に示すように実施例2の画像形成装置200では、転送制御部56から差動シリアルデータ対(data+/−)が、ケーブル53を介してLEDヘッド部54へ転送される。更に、転送制御部56からLEDヘッド54へケーブル53を介してpdwn信号が転送され、LEDヘッド54から転送制御部56へケーブル53を介してeep−so信号が転送される。以下に実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分には実施例1と同一の符合を付して説明を省略する。
図8の最上段に、入力信号と、多重化によって生成されるパケットの種類(信号の内容)を表している。即ち、1列目に状態入力信号、2列目にデータ転送信号、3列目にポート制御信号、4列目に状態保持(nop)信号、5列目にソフトリセット信号、6列目にシリアルデータ線を表している。図の1行〜3行に記載したソフトリセット、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが入力される組合せによって、多重化される信号の内容が設定される。例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、出力される多重化データtd[9:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。
図9は、実施例2のケーブルの断面図である。
図に示すように、実施例2で用いられるケーブル53は、その内部にツイストペア線53−1、信号線53−2、及び信号線53−3を含み、その外周は、網組シールド53aによってシールドされている。
ツイストペア線53−1は、信号線53−1a、信号線53−1b、ドレインワイヤ53−1c、及び、両信号線をシールドする内部シールド53−1dからなり、信号線53−1aは差動シリアルデータdata+を転送し、信号線53−1bは、差動シリアルデータdata−を転送し、ドレインワイヤ53−1cは、ノイズ成分を排除するために、その両端が転送制御部56(図7)、及びLEDヘッド54(図7)のアースに接続される。信号線53−3はpdwn信号(後述)を転送し、信号線53−4はeep−so信号(後述)を転送する。
この図は、KYMCの4色系における任意の1色のみの機能を機能ブロックで表した図である。図に示すように実施例3の画像形成装置300では、転送制御部76から差動シリアルデータ対(data+/−)、がケーブル53を介してLEDヘッド74へ転送される。更に、転送制御部76からLEDヘッド74へケーブル53を介してpdwn信号が転送され、LEDヘッド74から転送制御部76へケーブル53を介してeep−so信号が転送される。以下に実施例2との相違部分のみについて説明する。実施例1、又は実施例2と同様の部分には、実施例1、又は実施例2と同一の符合を付して説明を省略する。
ヘッド信号生成部61は、画像制御手段1(図1)から受け入れる画像データを複数ライン分、格納するバッファと、そのバッファへの書き込みポインタと、バッファからの読み出しポインタと、これらのポインタの制御、及び1ライン毎のヘッド制御信号を生成するステートマシンとから構成される。
図11の最上段に、入力信号と、多重化によって生成されるパケットの種類(信号の内容)を表している。即ち、1列目に状態入力信号、2列目にデータ転送信号、3列目にポート制御信号、4列目に状態保持(nop)信号、5列目にソフトリセット信号、6列目にシリアルデータ線を表している。図の1行〜3行に記載したソフトリセット、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが入力される組合せによって、多重化される信号の内容が設定される。例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、出力される多重化データtd[9:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。そのときの画像データは、奇数回、又は偶数回の区別なしに、ヘッドデータhd[7:0]がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d7に出力されることを表している。
図12は、実施例3の多重化部のタイムチャートである。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック信号clkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、ヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号cten、多重化データtd[9:0]を表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
ここでは、まだ、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0である。従って、図11の4列目の状態(000)である。即ち、nopなので1クロック後に状態を保持する。
データイネーブル信号dtenが1になりデータ転送可能になる。同時にヘッドデータvd[7:0]D1の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D1]を出力することになる。ここで、D1は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。又図11中−の記号を0とした。
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D2の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D2]を出力することになる。ここで、D2は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D3の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D3]を出力することになる。ここで、D3は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D4の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D4]を出力することになる。ここで、D4は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0になる。従って、図11の4列目の状態(000)である。即ち、1クロック後にnop状態を保持することになる。
データイネーブル信号dtenが0、制御イネーブル信号ctenが1である。従って、図11の3列目の状態(001)である。同時にヘッド制御信号vctl[3:0]がctlからctl*に変化する。即ち、1クロック後に多重化データtd[[9:4]=18h、[3:0]=ctl*[3:0]]を出力することになる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力される。
データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0である。従って、図11の3列目の状態(001)である。同時にヘッドデータvd7[7:0]D9の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D9]を出力することになる。ここで、D9は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック(リカバリ)信号rclkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、多重化(リカバリ)データrd[9:0]、ヘッドデータhd[7:0]、ヘッド制御信号hctl[3:0]、データ転送クロックhclkを表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]としてnop(100h)を受け入れるので、1クロック後で状態が保持される。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D1、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D1]]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD1を出力することになる。又、ヘッドデータhd[7:0]を出力するときには、同時にデータ転送クロックhclkを出力させることとする(以下同様)。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D2、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D2]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD2を出力することになる。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D3、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D3]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD3を出力することになる。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D4、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D4]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD4を出力することになる。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]としてnop(100h)を受け入れるので、1クロック後で状態が保持される。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、ctl*、即ち、rd[[9:4]=18h、[3:0]=ctl*[3:0]]を受け入れる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力される。このctl1〜ctl3が、ヘッド制御信号hctl[3:0]として出力される。
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D9、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D9]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD9を出力することになる。
4 LEDヘッド
6 転送制御部
11 ヘッド信号生成部
12 多重化部
13 シリアライザ
13−1 PLL回路
21 LEDヘッド
22 ドライバ
23 EEPROM
24 分離部
25 デシリアライザ
25−1 PLL回路
data+/− 差動シリアルデータ対
clk+/− 差動クロック信号対
vd[7:0] ヘッドデータ
vctl[3:0] ヘッド制御信号
dten データイネーブル信号
cten 制御イネーブル信号
td[6:0] 多重化データ
rd[6:0] 多重化(リカバリ)データ
hd[7:0] ヘッドデータ
hctl[3:0] ヘッド制御信号
hclk データ転送クロック
clk クロック信号
Claims (5)
- 列状に配列させた複数の発光素子を含む露光ヘッドと、該露光ヘッドと所定のケーブルによって接続され該露光ヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、前記発光素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
前記転送制御部は、
前記画像データと、前記発光素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、
前記多重化部により多重化された前記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、
前記露光ヘッドは、
前記所定のケーブルを介して、前記差動シリアルデータ対と前記差動クロック信号対とを受け入れて、前記複数ビットのパラレルデータと前記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、
前記逆変換部により変換された前記複数ビットのパラレルデータを前記画像データと前記制御信号とに分離して出力する分離部と、
前記分離部により分離された前記画像データと前記制御信号を受け入れて前記発光素子を駆動する駆動部とを備え、
前記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする画像形成装置。 - 列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、前記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
前記転送制御部は、
前記画像データと、前記LED素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、
前記多重化部により多重化された前記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、
前記LEDヘッドは、
前記所定のケーブルを介して、前記差動シリアルデータ対と前記差動クロック信号対とを受け入れて、前記複数ビットのパラレルデータと前記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、
前記逆変換部により変換された前記複数ビットのパラレルデータを前記画像データと前記制御信号とに分離して出力する分離部と、
前記分離部により分離された前記画像データと前記制御信号を受け入れて前記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、
前記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする画像形成装置。 - 列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、前記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
前記転送制御部は、
前記画像データと、前記LED素子を駆動するための制御信号、及び、クロック信号をパラレルに受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、前記複数ビットのパラレルデータを受け入れて、差動シリアルデータ対に変換して出力する変換部を備え、
前記LEDヘッドは、
前記差動シリアルデータ対を前記所定のケーブルを介して受け入れて、複数ビットのパラレルデータに逆変換して出力する逆変換部と、前記複数ビットのパラレルデータに基づいてクロック信号を再生するクロック信号再生部と、前記複数ビットのパラレルデータを前記画像データと前記制御信号とに分離して出力する分離部と、前記画像データと前記制御信号を受け入れて前記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、
前記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記LEDヘッドは、所定のデータを記憶する不揮発性メモリを更に備え、
前記転送制御部から、前記制御信号を用いて、前記所定のデータを読み出すことにより、前記所定のケーブルの接続異常を検出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記転送制御部は、前記逆変換部、及び前記分離部に供給し、該逆変換部、及び該分離部の動作を停止させるパワーダウン信号を生成するパワーダウン信号生成部を更に備え、前記転送制御部の起動開始から所定の時間前記逆変換部、及び、前記分離部に前記パワーダウン信号を供給することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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