JP4536523B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像処理部からヘッドへ転送するヘッドデータの多重化転送機構に関する。
アレイ状発光素子(例えばLED)からなる露光ヘッドを用いた画像形成装置では、ヘッドデータを画像処理部で生成した後、順次露光ヘッドに転送して露光させる。画像処理部と露光ヘッドとは可撓性のプリント配線板からなるフレキシブルケーブルを介して接続され、複数ビット(通常4ビット単位)からなるパラレルヘッドデータ、転送や露光タイミングの基準になるクロック信号、及び制御信号をそれぞれ別々の信号線を介してパラレルに転送していた(特許文献1参照)。
一方、近年の画像形成装置では、更なる高速化、高精細化が求められている。高速化、高精細化に伴って、上述の信号線間の相互干渉や放射ノイズも増大する傾向にあった。その結果、信号の相互干渉により信号が正常に伝達されなかったり、放射ノイズの発生による装置内の周辺回路の誤動作や、装置外部へ悪影響を及ぼすことも無視出来なかった。
特開平11−34394号公報
解決しようとする問題点は、複数ビットからなるパラレルヘッドデータ、転送や露光タイミングの基準になるクロック信号、及び制御信号をそれぞれ別々の信号線を介してパラレルに転送していたため、大きなディジタルノイズが発生し、周辺回路の誤動作を誘起したり、あるいは又、EMIノイズ(放射ノイズ)となって装置外部へ悪影響を及ぼす点である。
本発明は、列状に配列させた複数の発光素子を含む露光ヘッドと、該露光ヘッドと所定のケーブルによって接続され該露光ヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、上記発光素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、上記転送制御部は、上記画像データと、上記発光素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、上記多重化部により多重化された上記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、上記露光ヘッドは、上記所定のケーブルを介して、上記差動シリアルデータ対と上記差動クロック信号対とを受け入れて、上記複数ビットのパラレルデータと上記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、上記逆変換部により変換された上記複数ビットのパラレルデータを上記画像データと上記制御信号とに分離して出力する分離部と、上記分離部により分離された上記画像データと上記制御信号を受け入れて上記発光素子を駆動する駆動部とを備え、上記多重化部は、上記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、上記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、上記制御信号の下位nビットを上記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に上記制御信号の上位mビットを上記シリアルデータ線の上位mビットに出力することを特徴とする。
他の発明は、列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、上記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、上記転送制御部は、上記画像データと、上記LED素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、上記多重化部により多重化された上記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、上記LEDヘッドは、上記所定のケーブルを介して、上記差動シリアルデータ対と上記差動クロック信号対とを受け入れて、上記複数ビットのパラレルデータと上記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、上記逆変換部により変換された上記複数ビットのパラレルデータを上記画像データと上記制御信号とに分離して出力する分離部と、上記分離部により分離された上記画像データと上記制御信号を受け入れて上記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、上記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力することを特徴とする。
更に他の発明は、列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、上記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、上記転送制御部は、上記画像データと、上記LED素子を駆動するための制御信号、及び、クロック信号をパラレルに受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、上記複数ビットのパラレルデータを受け入れて、差動シリアルデータ対に変換して出力する変換部を備え、上記LEDヘッドは、上記差動シリアルデータ対を上記所定のケーブルを介して受け入れて、複数ビットのパラレルデータに逆変換して出力する逆変換部と、上記複数ビットのパラレルデータに基づいてクロック信号を再生するクロック信号再生部と、上記複数ビットのパラレルデータを上記画像データと上記制御信号とに分離して出力する分離部と、上記画像データと上記制御信号を受け入れて上記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、上記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする。
本発明では、差動シリアルデータ対、及び差動クロック信号対を、所定のシールドケーブルを介して転送制御部から露光ヘッドへ転送するので、所定のシールドケーブルから発生するノイズのノイズレベルが低下すると共に、同一タイミングで重なり合うノイズ発生系列の本数が激減する。その結果、相互干渉による信号転送の異常や、放射ノイズの発生による装置内の周辺回路の誤動作あるいは装置外部への悪影響を低減することが出来る。更に、露光データと制御信号とを多重化したものを更にシリアルデータ化して転送するため、同一タイミングで重なり合うノイズ発生源となる信号線の本数が減り、データ転送速度の増加が可能になるという効果を得る。
転送制御部と露光ヘッドを接続するケーブルとして、内部シールドされ、所定の特性インピータンスを有するツイストペアケーブルを2対内蔵するシールドケーブルを使用して、放射ノイズを低減させるとともに、転送制御部とケーブルとの接続、及びケーブルと露光ヘッドとの接続において、両終端でのインピータンスマッチングをとることにより、ケーブル終端における反射ノイズの発生をも抑制し、より一層のノイズ抑制効果を上げることが出来る。
本実施例では、転送制御部が、パラレルに受け入れたヘッドデータ、及び所定の制御信号を複数ビットの多重化データに変換し、更に、差動シリアルデータ対に変換すると共に、クロック信号を受け入れて差動クロック信号対に変換し、差動シリアルデータ対、及び差動クロック信号対を2対のツイストペアケーブルを介して露光ヘッドとしてのLEDヘッドへ転送することとする。
図1は、実施例1の画像形成装置の全体構成図である。
図に示すように、実施例1の画像形成装置100は、画像制御手段1、エンジン制御手段2、ケーブル3、4個のLEDヘッド4、及びエンジン部5とを含んでいる。
画像制御手段1は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の上位装置10から画像形成コマンドを受け入れて解読し、データ展開し、色毎(KYMCの4色)に画像データを形成する手段である。複数ビットからなる画像データ、転送や露光タイミングの基準になるクロック信号、及び制御信号をそれぞれ別々の信号線を介してエンジン制御手段2へパラレルに転送する。
エンジン制御手段2は、エンジン部5のモータ等の機構部分の制御、及び電子写真形成のプロセス制御を行う手段である。その内部に備える転送制御部6は、画像制御手段1から画像データを受け入れて、ヘッドデータ、及び制御信号を生成する。更に、これらの信号を多重化した後、パラレル−シリアル変換を行い、4本のケーブル3を介して、4個のLEDヘッド4へ各色毎に差動シリアルデータ対(data+/−)、及び差動クロック信号対(clk+/−)として転送する回路ブロックである。
ケーブル3は、エンジン制御手段2の内部に備える転送制御部6と4個のLEDヘッド4とを接続する信号ケーブルである。このケーブルの内部構造について説明する。
図2は、実施例1のケーブルの断面図である。
図に示すように、実施例1で用いられるケーブル3は、その内部にツイストペア線3−1、ツイストペア線3−2、信号線3−3、及び信号線3−4を含み、その外周は、網組シールド3aによってシールドされている。
ツイストペア線3−1は、信号線3−1a、信号線3−1b、ドレインワイヤ3−1c、及び、両信号線をシールドする内部シールド3−1dからなり、信号線3−1aは差動シリアルデータdata+を転送し、信号線3−1bは、差動シリアルデータdata−を転送し、ドレインワイヤ3−1cは、ノイズ成分を排除するために、その両端が転送制御部6(図1)、及びLEDヘッド4(図1)のアースにそれぞれ接続される。
ツイストペア線3−2は、信号線3−2a、信号線3−2b、ドレインワイヤ3−2c、及び、両信号線をシールドする内部シールド3−2dからなり、信号線3−2aは差動クロック信号clk+を転送し、信号線3−2bは、差動クロック信号clk−を転送し、ドレインワイヤ3−2cは、ノイズ成分を排除するために、その両端が転送制御部6(図1)、及びLEDヘッド4(図1)のアースに接続される。
信号線3−3はpdwn信号(後述)を転送し、信号線3−4はeep−so信号(後述)を転送する。
図1にもどって、LEDヘッド4は、転送制御部6からケーブル3を介して差動シリアルデータ対(data+/−)と、差動クロック信号対(clk+/−)とを受け入れて、所定の画像データ、制御データ、及びクロック信号に逆変換して所定の感光ドラム上に所望の画像を露光する部分である。
エンジン部5は、エンジン制御手段2の制御に基づいて所定の印刷媒体を搬送し、所定の感光ドラム上にLEDヘッドが露光する画像を印刷媒体上に再現し、定着して出力する機構部分である。
次に、上記転送制御部6、及びLEDヘッド4の詳細について、機能を主にして説明する。
図3は、実施例1の要部機能説明図である。
この図は、KYMCの4色系における任意の1色のみの機能を機能ブロックで表した図である。図に示すように実施例1の画像形成装置100では、転送制御部6から差動シリアルデータ対(data+/−)、及び差動クロック信号対(clk+/−)がケーブル3を介してLEDヘッド4へ転送される。更に、転送制御部6からLEDヘッド4へケーブル3を介してpdwn信号が転送され、LEDヘッド4から転送制御部6へケーブル3を介してeep−so信号が転送される。尚、pdwn信号線は、一端が接地された抵抗器Rに接続されており、LEDヘッド4内でプルダウンされている。
転送制御部6は、上記の通り、エンジン制御手段2(図1)を構成する1回路ブロックあり、その内部にヘッド信号生成部11と、多重化部12と、シリアライザ13とを備える。
ヘッド信号生成部11は、画像制御手段1(図1)から受け入れる画像データを複数ライン分、格納するバッファと、そのバッファへの書き込みポインタと、バッファからの読み出しポインタと、これらのポインタの制御、及び1ライン毎のヘッド制御信号を生成するステートマシンとから構成される。
又、画像データから8ビットのヘッドデータvd[7:0]、及び4ビットのヘッド制御信号vctl[3:0]を生成し、更に、ステートマシンの状態を示すデータイネーブル信号dtenと、制御イネーブル信号ctenを生成する部分でもある。ここでデータイネーブル信号dtenは、LEDヘッド4への転送データが有効なときに1になる信号であり、制御イネーブル信号ctenは、ヘッド制御信号vctl[3:0]が変化したタイミングのみで1になる信号である。
多重化部12は、上記ヘッドデータvd[7:0]と、ヘッド制御信号vctl[3:0]と、データイネーブル信号dtenと、制御イネーブル信号ctenとをパラレルに受け入れて、7ビットの多重化データtd[6:0]に変換して出力する部分である。この多重化は予め設定されている所定の規則に従って実行される。ここで、その規則の一例について説明する。
図4は、実施例1の多重化部の多重規則説明図である。
図4の最上段に、入力信号と、多重化によって生成されるパケットの種類[信号の内容)を表している。即ち、1列目に状態入力信号、2列目にデータ転送信号、3列目にポート制御信号、4列目に状態保持(nop)信号、5列目にソフトリセット信号、6列目にシリアルデータ線を表している。図の1行〜3行に記載したソフトリセット、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが入力される組合せによって、多重化される信号の内容が設定される。例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、出力される多重化データtd[6:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。
そのときの主走査ラインが奇数回の場合には、多重化データtd[6:0]としてヘッドデータvd[7:0]の下位4ビット(データ0〜データ3)がシリアルデータ線(6列目)のd0(10行目)〜d3(7行目)に出力され、偶数回の場合には、多重化データtd[6:0]としてヘッドデータvd[7:0]の上位4ビット(データ4〜データ7)がシリアルデータ線(6列目)のd0(10行目)〜d3(7行目)に順番に出力されることを表している。ここで奇数回とは、奇数番目の転送回数を意味し、偶数回とは、偶数番目の転送回数を意味する。1ラインの画像データは、奇数回、偶数回に分けて転送されるがLEDヘッド4の内部で再構成されて1本の主走査ラインとして露光される。
図3に戻って、シリアライザ13は、多重化部12から多重化データtd[6:0]を(パラレルに)受け入れてパラレル−シリアル変換し、差動シリアルデータ対(data+/−)にして出力すると共にクロック信号clkを画像制御手段1(図1)から受け入れて、差動クロック信号対(clk+/−)に変換して出力する部分である。ここで差動シリアルデータ対(data+/−)とは、多重化部12から受け入れる多重化データ(パラレルデータ)を変換してシリアルデータdata+とし、この信号と極性が反対の信号を生成してシリアルデータdata−とし、両信号が同一タイミングで2本の信号線(ここではツイストペア線3−1(図2))に出力される信号の状態を言う。
同様に差動クロック信号対(clk+/−)とは、画像制御手段1(図1)から受け入れるクロック信号をPLL回路13−1を用いて所定の周波数に逓倍すると共に、多重化データと同期させたクロック信号clk+とし、この信号と極性が反対の信号を生成してクロック信号clk−とし、両信号が同一タイミングで2本の信号線(ここではツイストペア線3−2(図2))に出力される信号の状態を言う。
LEDヘッド4は、既に図2を用いて詳細に説明したケーブル3を介してシリアライザ13から差動シリアルデータ対(data+/−)、及び差動クロック信号対(clk+/−)を受け入れて感光ドラム上に所望の画像を露光する部分であり、その内部に、デシリアライザ25と、分離部24と、EEPROM23と、ドライバ22と、LEDアレイ21とを備える。
デシリアライザ25は、ケーブル3を介してシリアライザ13から差動シリアルデータ対(data+/−)を受け入れて多重化(リカバリ)データrd[6:0]に逆変換して出力すると共に、ケーブル3を介してシリアライザ13から差動クロック信号対(clk+/−)を受け入れてクロック信号clkに逆変換し、PLL回路25−1を用いて所定の繰り返し周波数に逓倍し、更に多重化(リカバリ)データrd[6:0]に同期したクロック(リカバリ)信号rclkとして出力する部分である。
分離部24は、デシリアライザ25から7ビットの多重化(リカバリ)データrd[6:0]を受け入れて、下位4ビットのヘッドデータhd[3:0]、上位4ビットのヘッドデータhd[7:4]、及び制御信号[3:0]に分離して出力する部分である。又、デシリアライザ25からクロック(リカバリ)信号rclkを受け入れてデータ転送クロックhclkを出力する部分でもある。更に、ケーブル3を介してヘッド信号生成部11からパワーダウン信号pdwn信号を受け入れる部分でもある。この信号はLEDヘッド4の入力端でプルダウンされている。
ここで7ビットの多重化(リカバリ)データrd[6:0]から下位4ビットのヘッドデータhd[3:0]、上位4ビットのヘッドデータhd[7:4]、及び制御信号[3:0]への分離は、図4の規則に従って、上記多重化部12の逆の経過を辿って実行される。上記多重化部12での説明と同様に、例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、受け入れる多重化(リカバリ)データrd[6:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。
そのときの主転送回数が奇数回の場合には、下位4ビットのヘッドデータhd[3:0](データ0〜データ3)がシリアルデータ線(6列目)のd0(10行目)〜d3(7行目)に出力され、偶数回の場合には、上位4ビットのヘッドデータhd[7:4](データ4〜データ7)がシリアルデータ線(6列目)のd0(10行目)〜d3(7行目)に順番に出力されることを表している。
EEPROM23は、LEDヘッドのタイプ、補正すべき各種データ等が格納されているメモリである。分離部24からヘッド制御信号hctl[3:0]によってアクセスされ、その出力はeep−so信号としてケーブル3を介してヘッド信号生成部11へ送出される。
ドライバ22は、ヘッドデータhd[7:0]、データ転送クロックhclk、及びヘッド制御信号hctl[3:0]を受け入れてLEDアレイ21を駆動する部分である。後にLEDアレイ21と合わせて再度説明する。
LEDアレイ21は、任意のドット数分のLED素子をアレイ状に配列したものである。これを複数個配列することによって1ライン分のドットに対応出来るLEDヘッド4が構成される。尚、上記ドライバ22は、対応する複数個のLEDアレイ21を個々に駆動するものであって複数個のLEDアレイ21に個別に対応して同数個配列される。この複数個のドライバ22は、カスケード接続され、受け入れたヘッドデータを順々にシフトしていくことになる。
本実施例では、上記のように、転送制御部6が、ヘッドデータ、及び所定の制御信号を複数ビットの多重化データに変換し、更に、差動シリアルデータ対に変換すると共に、クロック信号を受け入れて差動クロック信号対に変換し、差動シリアルデータ対、及び差動クロック信号対を所定のケーブルを介してLEDヘッドへ転送することとした。その結果、ノイズによる悪影響が低減されデータ転送の高速化が可能になることを考慮して複数個のドライバ22からなるドライバ列を左右2分割し、4ビットずつ左半分と右半分同時にビットデータを受け入れることとする。
次に本実施例に於ける信号多重化、及び分離化の動作について説明する。
図5は、実施例1の多重化部のタイムチャートである。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック信号clkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、ヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号cten、多重化データtd[6:0]を表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
クロックc0
ここでは、まだ、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0である。従って、図4の4列目の状態(000)である。即ち、nopなので1クロック後その状態を保持する。
クロックc1
データイネーブル信号dtenが1になりデータ転送可能になる。同時にヘッドデータvd[7:0]D1の下位4ビット(例えば奇数回)を受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D1L]が出力されることになる。ここで、D1Lは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ0〜データ3が出力される。又図4中−の記号を0とし[6:4]=4hとした。以下同様に扱うこととする。
クロックc2
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D1の上位4ビット(偶数回)を受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D1H]を出力することになる。ここで、D1Hは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ4〜データ7が出力される。
クロックc3
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時に後に続くヘッドデータvd[7:0]D2の下位4ビットを受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D2L]を出力することになる。ここで、D2Lは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ0〜データ3が出力される。
クロックc4
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D2の上位4ビットを受け入れる。この状態は、図4の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D2H]を出力することになる。ここで、D2Hは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ4〜データ7が出力される。
クロックc5
データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0になる。従って、図4の4列目の状態(000)である。即ち、1クロック後にnop状態を保持することになる。
クロックc6
データイネーブル信号dtenが0、制御イネーブル信号ctenが1である。従って、図4の3列目の状態(001)である。同時にヘッド制御信号vctl[3:0]がctlからctl*に変化する。即ち、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=3h、[3:0]=ctl*[3:0]]を出力することになる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力される。
クロックc7
データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0である。従って、図4の2列目の状態(010)である。同時にヘッドデータvd[7:0]D5の下位4ビットを受け入れる。従って、1クロック後に多重化データtd[[6:4]=4h、[3:0]=D5L]を出力することになる。ここで、D5Lは、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にデータ0〜データ3が出力される。
以上説明したように、多重化部12(図3)は、クロック信号clk、ヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、及び制御イネーブル信号ctenを受け入れて、図4で説明した多重規則に基づいて多重化データtd[6:0]に多重化したことになる。
次に、ここで多重化された多重化データtd[6:0]が、図5の最下段に示す(nop)(nop)(D1L)(D1H)(D2L)(D2H)(D3L)(D3H)(D4L)(D4H)(nop)(nop)(ctl*)(nop)(D5L)(D5H)(D6L)(D6H)(nop)の順番で、シリアライザ13(図3)に入力され、ここでパラレル−シリアル変換され、更に、差動シリアルデータ対(data+/−)に変換され、ケーブル3(図3)を経てデシリアライザ25(図3)に入力され、デシリアライザ25(図3)で多重化(リカバリ)データrd[6:0]に変換され、分離部24(図3)へ入力された場合に於ける分離部24(図3)の動作について説明する。
図6は、実施例1の分離部のタイムチャートである。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック(リカバリ)信号rclkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、多重化(リカバリ)データrd[6:0]、ヘッドデータhd[7:0]、ヘッド制御信号hctl[3:0]、データ転送クロックhclkを表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
クロックr0
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データとしてnop(10h)を受け入れるので、2クロック後では状態が保持される。
クロックr1
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D1L、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D1L]を受け入れるので奇数回目のデータ転送と判断され、1クロック後に分離部24(図3)の内部レジスタ(図示しない)に下位4ビットとして[3:0]=D1Lが格納される。
クロックr2
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D1H、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D1H]を受け入れるので偶数回目のデータと判断され、内部レジスタに既に格納されている[3:0]=D1Lを下位4ビットとし、ここで受け入れた[3:0]=D1Hを上位ビットとし、1クロック後(r3)にヘッドデータhd[7:0)としてD1を出力する。又、ヘッドデータhd[7:0]を出力するときには、同時にデータ転送クロックhclkを出力することとする(以下同様)。
クロックr3
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D2L、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D2L]を受け入れるので奇数回目のデータ転送と判断され、1クロック後に分離部24(図3)の内部レジスタに下位4ビットとして[3:0]=D2Lが格納される。
クロックr4
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D2H、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D2H]を受け入れるので偶数回目のデータと判断され、内部レジスタに既に格納されている[3:0]=D2Lを下位4ビットとし、ここで受け入れた[3:0]=D2Hを上位ビットとし、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD2を出力する。同時にデータ転送クロックhclkを出力する。
クロックr5
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]としてnop(10h)を受け入れるので、2クロック後では状態が保持される。
クロックr6
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、ctl*、即ち、rd[[6:4]=3h、[3:0]=ctl*[3:0]]を受け入れる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図4の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力されている。このctl1〜ctl3が、2クロック後にヘッド制御信号hctl[3:0]として出力される。
クロックr7
分離部24(図3)が、多重化(リカバリ)データrd[6:0]として、D5L、即ち、rd[[6:4]=4h、[3:0]=D5L]を受け入れるので奇数回目のデータ転送と判断され、1クロック後に分離部24(図3)の内部レジスタに下位4ビットとして[3:0]=D5Lが格納される。
以下同様の動作がくりかえされ、多重化(リカバリ)データrd[6:0]が、ヘッドデータhd[7:0]、ヘッド制御信号hctl[3:0]、及びデータ転送クロックhclkとに分離されることになる。
次に、装置の起動開始時、及び断線時における動作について説明する。パワーダウン信号pdwnは、装置の起動開始時にハードリセット信号がヘッド信号生成部11(図3)に入力されると0レベルになる。このパワーダウン信号pdwnの0レベルはデシリアライザ25(図3)、及び分離部24(図3)に入力される。パワーダウン信号pdwnが0レベルの間、デシリアライザ25(図3)は出力を停止する。又、その間に分離部24(図3)の内部回路は初期設定される。
更に、その初期設定の間、ヘッド制御信号vctl[3:0]は、LEDアレイ21(図3)を露光停止する。以上の動作によって装置の起動開始時に於いて、LEDヘッド、及びデシリアライザ25(図3)の誤動作を防止することが出来る。又、装置の起動開始後、所定の時間内に、ヘッド信号生成部11(図3)からポート制御(図4の3列目)を用いて、EEPROM23(図3)に予め格納されているLEDアレイ21(図3)の特性データ等を読み出してヘッド信号生成部11へ返信させることも可能になる。
このとき、合わせて、断線検出を実行することが可能になる。即ち、特性データ等の読み出し要求に対して、異常値が返信された場合には断線状態を検出することが出来る。断線が検出されると、エラーメッセージが画像形成装置の表示手段に表示され、操作者に通知される。同時にヘッド信号生成部11(図3)にパワーダウン信号生成部(図示しない)を設け、パワーダウン信号pdwnを0レベルにしてLEDアレイ21(図3)の露光を停止することも可能になる。尚、パワーダウン信号pdwn系自体が断線した場合には、LEDヘッド4内の抵抗器Rによりpdwn=0の状態になるため誤動作の防止が可能になる。
以上説明したように、多重化部12(図3)が、パラレルに受け入れたヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、及び制御イネーブル信号ctenを7ビットの多重化データに変換し、更に、差動シリアルデータ対(data+/−)に変換すると共に、クロック信号を受け入れて差動クロック信号対(clk+/−)に変換するので、パラレルヘッドデータ、クロック信号、及び制御信号をそれぞれ別々の信号線を介してパラレルに転送する必要が無くなるので、大きなディジタルノイズが発生して周辺回路の誤動作を誘起したり、EMIノイズ(放射ノイズ)となって装置外部へ悪影響を及ぼすことを抑制することが出来る。その結果ヘッドデータの転送速度を上げることが容易になり、パラレルヘッドデータをシリアルに転送することによるデータ転送効率の低下を補償して余りある、データ転送速度の増加が可能になるという効果を得る。
又、装置の起動開始時にヘッド信号生成部11(図3)からパワーダウン信号pdwnをデシリアライザ25(図3)、及び分離部24(図3)へ転送することによって装置の起動開始時における不安定な動作を排除することが出来るという効果を得る。更に、ヘッド信号生成部11(図3)からポート制御(図4の3列目)を用いて、EEPROM23(図3)に予め格納されているLEDアレイ21(図3)の特性データ等を読み出してヘッド信号生成部11へ返信させることも可能になる。このとき、合わせて、断線検出を実行することが可能になるという効果を得る。
本実施例では、作動クロック信号を独立したツイストペア信号線で転送するのではなく、作動シリアルデータにさらに多重化させて転送し、LEDヘッドの内部で、転送されてきた差動シリアルデータ対(data+/−)からクロック信号を再生することとする。従って、ここでは、多重化部が出力する多重化データtdを10ビットに増やしている。
実施例2の画像形成装置の全体構成は、実施例1の画像形成装置100の全体構成と同様なので説明を省略し、実施例2の画像形成装置に用いられる転送制御部、及びLEDヘッドの詳細について、機能を主にして説明する。
図7は、実施例2の要部機能説明図である。
この図は、KYMCの4色系における任意の1色のみの機能を機能ブロックで表した図である。図に示すように実施例2の画像形成装置200では、転送制御部56から差動シリアルデータ対(data+/−)が、ケーブル53を介してLEDヘッド部54へ転送される。更に、転送制御部56からLEDヘッド54へケーブル53を介してpdwn信号が転送され、LEDヘッド54から転送制御部56へケーブル53を介してeep−so信号が転送される。以下に実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分には実施例1と同一の符合を付して説明を省略する。
転送制御部56は、その内部にヘッド信号生成部11と、多重化部32と、シリアライザ33とを備える。
多重化部32は、ヘッドデータvd[7:0]と、ヘッド制御信号vctl[3:0]と、データイネーブル信号dtenと、制御イネーブル信号ctenとをパラレルに受け入れて、10ビットの多重化データtd[9:0]に変換して出力する部分である。この多重化は予め設定されている所定の規則に従って実行される。ここで、その規則の一例について説明する。
図8は、実施例2の多重化部の多重規則説明図である。
図8の最上段に、入力信号と、多重化によって生成されるパケットの種類(信号の内容)を表している。即ち、1列目に状態入力信号、2列目にデータ転送信号、3列目にポート制御信号、4列目に状態保持(nop)信号、5列目にソフトリセット信号、6列目にシリアルデータ線を表している。図の1行〜3行に記載したソフトリセット、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが入力される組合せによって、多重化される信号の内容が設定される。例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、出力される多重化データtd[9:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。
そのときのデータ転送が奇数回の場合には、ヘッドデータvd[7:0]の下位4ビット(データ0〜データ3)がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d3(7行目)に出力され、偶数回の場合には、ヘッドデータvd[7:0]の上位4ビット(データ4〜データ7)がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d3に順番に出力されることを表している。ここで奇数回とは、奇数番目の転送回数を意味し、偶数回とは、偶数番目の転送回数を意味する。1ラインの画像データは、奇数回、偶数回に分けて転送されるがLEDヘッド54の内部で再構成されて1本の主走査ラインとして露光される。
図7に戻って、シリアライザ33は、多重化部32から多重化データtd[9:0]をパラレルに受け入れてパラレル−シリアル変換し、差動シリアルデータ対(data+/−)にして出力する部分である。更に、クロック信号clkを受け入れて、PLL回路33−1を用いて所定の周波数に逓倍し、タイミング制御回路33−2を用いて差動シリアルデータ対(data+/−)のタイミングを調整し、所定の周波数に逓倍したクロック信号に同期させる部分でもある。
ここで差動シリアルデータ対(data+/−)とは、多重化部32から受け入れる多重化データを変換してシリアルデータdata+とし、この信号と極性が反対の信号を生成してシリアルデータdata−とし、両信号が同一タイミングで2本の信号線に出力される信号の状態を言う。
ケーブル53は、転送制御部56と4個のLEDヘッド54とを接続する信号ケーブルである。このケーブルの内部構造について説明する。
図9は、実施例2のケーブルの断面図である。
図に示すように、実施例2で用いられるケーブル53は、その内部にツイストペア線53−1、信号線53−2、及び信号線53−3を含み、その外周は、網組シールド53aによってシールドされている。
ツイストペア線53−1は、信号線53−1a、信号線53−1b、ドレインワイヤ53−1c、及び、両信号線をシールドする内部シールド53−1dからなり、信号線53−1aは差動シリアルデータdata+を転送し、信号線53−1bは、差動シリアルデータdata−を転送し、ドレインワイヤ53−1cは、ノイズ成分を排除するために、その両端が転送制御部56(図7)、及びLEDヘッド54(図7)のアースに接続される。信号線53−3はpdwn信号(後述)を転送し、信号線53−4はeep−so信号(後述)を転送する。
図7に戻って、LEDヘッド54は、ケーブル53を介してシリアライザ33から差動シリアルデータ対(data+/−)を受け入れると共に、自己の内部で、差動シリアルデータ対(data+/−)に同期したクロック(リカバリ)信号rclkを生成し、感光ドラム上に所望の画像を露光する部分であり、その内部に、デシリアライザ45と、分離部44と、EEPROM23と、ドライバ22と、LEDアレイ21とを備える。
デシリアライザ45は、ケーブル53を介してシリアライザ33から差動シリアルデータ対(data+/−)を受け入れて多重化(リカバリ)データrd[9:0]に逆変換して出力する部分である。更に、発振器OSC46から発振出力信号を受け入れて、PLL回路45−1を用いて所定の周波数に逓倍し、タイミング制御回路45−3を用いて発振出力信号のタイミングを調整し、差動シリアルデータ対(data+/−)に同期させ、クロックリカバリー回路45−3を用いて多重化(リカバリ)データrd[9:0]に同期したクロック(リカバリ)信号rclkを再生して出力する部分でもある。
分離部44は、デシリアライザ45から10ビットの多重化(リカバリ)データrd[9:0]を受け入れて、下位4ビットのヘッドデータhd[3:0]、上位4ビットのヘッドデータhd[7:4]、及び制御信号[3:0]に分離して出力する部分である。又、デシリアライザ45からクロック(リカバリ)信号rclkを受け入れてデータ転送クロックhclkを出力する部分でもある。更に、ケーブル53を介してヘッド信号生成部11からパワーダウン信号pdwn信号を受け入れる部分でもある。この信号はLEDヘッド54の入力端でプルダウンされている。
ここで10ビットのシリアル(リカバリ)データrd[9:0]から下位4ビットのヘッドデータhd[3:0]、上位4ビットのヘッドデータhd[7:4]、及び制御信号[3:0)への分離は、図8の規則に従って、上記多重化部32の逆の経過を辿って実行される。上記多重化部32での説明と同様に、例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、受け入れる多重化(リカバリ)データrd[9:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。
そのときの転送回数が奇数回の場合には、ヘッドデータhd[3:0]がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d3に出力され、偶数回の場合には、ヘッドデータhd[7:4]がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d3に順番に出力されることを表している。尚、多重化部32の動作タイムチャート、及び分離部44の動作タイムチャートは、実施例1と全く同様なので説明を省略する。
以上説明したように、本実施例の画像形成装置200では、転送制御部56からLEDヘッド54へのクロック信号の転送を廃止し、LEDヘッド54の内部で、転送されてきた差動シリアルデータ対(data+/−)からクロック信号を再生することとしたので、同一タイミングで相互に干渉しあうノイズを激減させることが出来る。その結果ヘッドデータのデータ転送量を大幅に増加させることが可能になり、画像形成装置の更なる高速化、高精細化を図ることが出来るという効果を得る。
上記実施例2では、分離部が出力する多重化(リカバリ)データは10ビットであるが、一つのクロックで4ビットずつ転送することとしたので効率が低下している。本実施例では、多重化部に於ける多重規則を変更して1クロックで8ビットずつ転送することとする。
実施例3の画像形成装置の全体構成は、実施例1の画像形成装置100の全体構成と同様なので説明を省略し、実施例3の画像形成装置に用いられる転送制御部、及びLEDヘッドの詳細について、機能を主にして説明する。
図10は、実施例3の要部機能説明図である。
この図は、KYMCの4色系における任意の1色のみの機能を機能ブロックで表した図である。図に示すように実施例3の画像形成装置300では、転送制御部76から差動シリアルデータ対(data+/−)、がケーブル53を介してLEDヘッド74へ転送される。更に、転送制御部76からLEDヘッド74へケーブル53を介してpdwn信号が転送され、LEDヘッド74から転送制御部76へケーブル53を介してeep−so信号が転送される。以下に実施例2との相違部分のみについて説明する。実施例1、又は実施例2と同様の部分には、実施例1、又は実施例2と同一の符合を付して説明を省略する。
転送制御部76は、その内部にヘッド信号生成部61と、多重化部62と、シリアライザ33とを備える。
ヘッド信号生成部61は、画像制御手段1(図1)から受け入れる画像データを複数ライン分、格納するバッファと、そのバッファへの書き込みポインタと、バッファからの読み出しポインタと、これらのポインタの制御、及び1ライン毎のヘッド制御信号を生成するステートマシンとから構成される。
又、画像データから8ビットのヘッドデータvd[7:0]、及び4ビットのヘッド制御信号vctl[3:0]を生成し、更に、ステートマシンの状態を示すデータイネーブル信号dtenと、制御イネーブル信号ctenを生成する部分でもある。ここでデータイネーブル信号dtenは、LEDヘッド74への転送データが有効なときに1になる信号であり、制御イネーブル信号ctenは、ヘッド制御信号vctl[3:0]が変化したタイミングのみで1になる信号である。更に、実施例1及び実施例2では、8ビットのヘッドデータvd[7:0]を4ビットずつ、2つのクロックに分けて出力したが、本実施例では、8ビットを1つのクロックで出力する。
多重化部62は、ヘッドデータvd[7:0]と、ヘッド制御信号vctl[3:0]と、データイネーブル信号dtenと、制御イネーブル信号ctenとをパラレルに受け入れて、10ビットの多重化データtd[9:0]に変換して出力する部分である。この多重化は予め設定されている所定の規則に従って実行される。ここで、その規則の一例について説明する。
図11は、実施例3の多重化部の多重規則説明図である。
図11の最上段に、入力信号と、多重化によって生成されるパケットの種類(信号の内容)を表している。即ち、1列目に状態入力信号、2列目にデータ転送信号、3列目にポート制御信号、4列目に状態保持(nop)信号、5列目にソフトリセット信号、6列目にシリアルデータ線を表している。図の1行〜3行に記載したソフトリセット、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが入力される組合せによって、多重化される信号の内容が設定される。例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、出力される多重化データtd[9:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。そのときの画像データは、奇数回、又は偶数回の区別なしに、ヘッドデータhd[7:0]がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d7に出力されることを表している。
図10に戻って、LEDヘッド74は、ケーブル53を介してシリアライザ33から差動シリアルデータ対(data+/−)を受け入れると共に、自己の内部で、差動シリアルデータ対(data+/−)に同期したクロック(リカバリ)信号rclkを再生し、感光ドラム上に所望の画像を露光する部分であり、その内部に、デシリアライザ45と、分離部64と、EEPROM23と、ドライバ22と、LEDアレイ21とを備える。
分離部64は、デシリアライザ45から10ビットのシリアル(リカバリ)データrd[9:0]を受け入れて、8ビットのヘッドデータhd[7:0]、及び制御信号[3:0]に分離して出力する部分である。又、デシリアライザ45からクロック(リカバリ)信号rclkを受け入れてデータ転送クロックhclkを出力する部分でもある。更に、ケーブル53を介してヘッド信号生成部11からパワーダウン信号pdwn信号を受け入れる部分でもある。この信号はLEDヘッド54の入力端でプルダウンされている。
ここで10ビットの多重化(リカバリ)データrd[9:0]から8ビットのヘッドデータhd[7:0]、及び制御信号[3:0]への分離は、図11の規則に従って、上記多重化部62の逆の経過を辿って実行される。上記多重化部62での説明と同様に、例えば、ソフトリセットがオフ状態(0)で、データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0の場合には、010なので、受け入れる多重化(リカバリ)データrd[9:0]は、データ転送(2列目)を表すことになる。そのときの転送回数が、奇数回又は偶数回に関係なく、ヘッドデータhd[7:0]がシリアルデータ線(6列目)のd0〜d7に出力されることを表している。
次に本実施例に於ける信号多重化、及び分離化の動作について説明する。
図12は、実施例3の多重化部のタイムチャートである。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック信号clkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、ヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号cten、多重化データtd[9:0]を表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
クロックc0
ここでは、まだ、データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0である。従って、図11の4列目の状態(000)である。即ち、nopなので1クロック後に状態を保持する。
クロックc1
データイネーブル信号dtenが1になりデータ転送可能になる。同時にヘッドデータvd[7:0]D1の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D1]を出力することになる。ここで、D1は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。又図11中−の記号を0とした。
クロックc2
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D2の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D2]を出力することになる。ここで、D2は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
クロックc3
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D3の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D3]を出力することになる。ここで、D3は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
クロックc4
データイネーブル信号dtenが1のままであり、同時にヘッドデータvd[7:0]D4の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D4]を出力することになる。ここで、D4は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
クロックc5
データイネーブル信号dten、制御イネーブル信号ctenが共に0になる。従って、図11の4列目の状態(000)である。即ち、1クロック後にnop状態を保持することになる。
クロックc6
データイネーブル信号dtenが0、制御イネーブル信号ctenが1である。従って、図11の3列目の状態(001)である。同時にヘッド制御信号vctl[3:0]がctlからctl*に変化する。即ち、1クロック後に多重化データtd[[9:4]=18h、[3:0]=ctl*[3:0]]を出力することになる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力される。
クロックc7
データイネーブル信号dtenが1、制御イネーブル信号ctenが0である。従って、図11の3列目の状態(001)である。同時にヘッドデータvd7[7:0]D9の全ビットを受け入れる。この状態は、図11の2列目の状態(010)である。従って、1クロック後に多重化データtd[[9:8]=2h、[7:0]=D9]を出力することになる。ここで、D9は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d7にデータ0〜データ7が出力される。
以上説明したように、多重化部62(図10)は、クロック信号clk、ヘッドデータvd[7:0]、ヘッド制御信号vctl[3:0]、データイネーブル信号dten、及び制御イネーブル信号ctenを受け入れて、図11で説明した多重規則に基づいて多重化データtd[9:0]に変換したことになる。
次に、ここで多重化された多重化データtd[9:0]が、図12の最下段に示す(nop)(nop)(D1)(D2)(D3)(D4)(D5)(D6)(D7)(D8)(nop)(nop)(ctl*)(nop)(D9)(D10)(D11)(D12)(nop)の順番で、シリアライザ33(図10)に入力され、ここでパラレル−シリアル変換され、更に、差動シリアルデータ対(data+/−)に変換され、ケーブル53(図10)を経てデシリアライザ45(図10)に入力され、デシリアライザ45(図10)で多重化(リカバリ)データrd[9:0]に変換され、分離部64(図10)へ入力された場合に於ける分離部64(図10)の動作について説明する。
図13は、実施例3の分離部のタイムチャートである。
図の最上段に、全信号の時間経過の基準となるクロック(リカバリ)信号rclkを表し、横軸に全信号共通の時間経過を表している。続いて、上から順番に、多重化(リカバリ)データrd[9:0]、ヘッドデータhd[7:0]、ヘッド制御信号hctl[3:0]、データ転送クロックhclkを表している。以下に図に記したクロック順に説明する。
クロックr0
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]としてnop(100h)を受け入れるので、1クロック後で状態が保持される。
クロックr1
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D1、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D1]]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD1を出力することになる。又、ヘッドデータhd[7:0]を出力するときには、同時にデータ転送クロックhclkを出力させることとする(以下同様)。
クロックr2
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D2、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D2]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD2を出力することになる。
クロックr3
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D3、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D3]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD3を出力することになる。
クロックr4
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D4、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D4]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD4を出力することになる。
クロックr5
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]としてnop(100h)を受け入れるので、1クロック後で状態が保持される。
クロックr6
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、ctl*、即ち、rd[[9:4]=18h、[3:0]=ctl*[3:0]]を受け入れる。ここで、ctl*[3:0]は、シリアルデータ線(図11の6列目)のd0〜d3にctl1〜ctl3が出力される。このctl1〜ctl3が、ヘッド制御信号hctl[3:0]として出力される。
クロックr7
分離部64(図10)が、多重化(リカバリ)データrd[9:0]として、D9、即ち、rd[[9:8]=2h、[7:0]=D9]を受け入れるので、1クロック後にヘッドデータhd[7:0]としてD9を出力することになる。
以下同様の動作がくりかえされ、多重化(リカバリ)データrd[9:0]が、ヘッドデータhd[7:0]、ヘッド制御信号hctl[3:0]、及びデータ転送クロックhclkとに分離されることになる。
以上説明したように本実施例では、多重化部に於ける多重規則を変更して1クロックで8ビットずつ転送することとしたので、上記実施例2の効果にプラスして転送効率を大幅に向上させることが出来る。その結果画像形成装置の更なる高速化、高精細化を図ることが出来るという効果を得る。
尚、実施例1では、多重化部が出力する多重化データのビット幅を7ビットとし、実施例2、及び実施例3では、10ビットとして説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。即ち、シリアライザ、及びデシリアライザに備えるPLL回路の逓倍数Nを変更することによって任意に変更することも可能である。その場合には、多重化部に於ける多重規則を逓倍数Nの変更に合わせて変更することによって転送効率を大幅に向上させることも可能である。又、全ての実施例に於いて、LEDヘッドのドライバ列を2分割して説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば4分割し、分離部から16ビット幅の信号を出力することによって転送効率を大幅に向上させることも可能である。更に、図2、図9に示すケーブルは、本発明に用いられるケーブルの一例であって、この例に限定されるものでは無い。即ち、高速転送用のシールドケーブルであれば、使用可能である。又、以上記載した各実施例では、露光ヘッドがLED素子を配列させたものとして説明したが、これは一例であってこの例に限定されるものではない。即ち、発光素子としては、EL(電場発光)素子等であっても良い。
以上説明した本発明は、プリンタのみならず、複写機、ファクシミリ装置、複合機器等、全ての画像形成装置に適用可能である。
実施例1の画像形成装置の全体構成図である。 実施例1のケーブルの断面図である。 実施例1の要部機能説明図である。 実施例1の多重化部の多重規則説明図である。 実施例1の多重化部のタイムチャートである。 実施例1の分離部のタイムチャートである。 実施例2の要部機能説明図である。 実施例2の多重化部の多重規則説明図である。 実施例2のケーブルの断面図である。 実施例3の要部機能説明図である。 実施例3の多重化部の多重規則説明図である。 実施例3の多重化部のタイムチャートである。 実施例3の分離部のタイムチャートである。
符号の説明
3 ケーブル
4 LEDヘッド
6 転送制御部
11 ヘッド信号生成部
12 多重化部
13 シリアライザ
13−1 PLL回路
21 LEDヘッド
22 ドライバ
23 EEPROM
24 分離部
25 デシリアライザ
25−1 PLL回路
data+/− 差動シリアルデータ対
clk+/− 差動クロック信号対
vd[7:0] ヘッドデータ
vctl[3:0] ヘッド制御信号
dten データイネーブル信号
cten 制御イネーブル信号
td[6:0] 多重化データ
rd[6:0] 多重化(リカバリ)データ
hd[7:0] ヘッドデータ
hctl[3:0] ヘッド制御信号
hclk データ転送クロック
clk クロック信号

Claims (5)

  1. 列状に配列させた複数の発光素子を含む露光ヘッドと、該露光ヘッドと所定のケーブルによって接続され該露光ヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、前記発光素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
    前記転送制御部は、
    前記画像データと、前記発光素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、
    前記多重化部により多重化された前記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、
    前記露光ヘッドは、
    前記所定のケーブルを介して、前記差動シリアルデータ対と前記差動クロック信号対とを受け入れて、前記複数ビットのパラレルデータと前記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、
    前記逆変換部により変換された前記複数ビットのパラレルデータを前記画像データと前記制御信号とに分離して出力する分離部と、
    前記分離部により分離された前記画像データと前記制御信号を受け入れて前記発光素子を駆動する駆動部とを備え、
    前記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、前記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
    前記転送制御部は、
    前記画像データと、前記LED素子を駆動するための制御信号とを受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、
    前記多重化部により多重化された前記複数ビットのパラレルデータと、クロック信号とを受け入れて、差動シリアルデータ対と差動クロック信号対とに変換して出力する変換部を備え、
    前記LEDヘッドは、
    前記所定のケーブルを介して、前記差動シリアルデータ対と前記差動クロック信号対とを受け入れて、前記複数ビットのパラレルデータと前記クロック信号とに変換して出力する逆変換部と、
    前記逆変換部により変換された前記複数ビットのパラレルデータを前記画像データと前記制御信号とに分離して出力する分離部と、
    前記分離部により分離された前記画像データと前記制御信号を受け入れて前記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、
    前記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 列状に配列させた複数のLED素子を含むLEDヘッドと、該LEDヘッドと所定のケーブルによって接続され該LEDヘッドに画像データを転送する転送制御部とを有し、前記LED素子を選択的に露光させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
    前記転送制御部は、
    前記画像データと、前記LED素子を駆動するための制御信号、及び、クロック信号をパラレルに受け入れて、複数ビットのパラレルデータに多重化して出力する多重化部と、前記複数ビットのパラレルデータを受け入れて、差動シリアルデータ対に変換して出力する変換部を備え、
    前記LEDヘッドは、
    前記差動シリアルデータ対を前記所定のケーブルを介して受け入れて、複数ビットのパラレルデータに逆変換して出力する逆変換部と、前記複数ビットのパラレルデータに基づいてクロック信号を再生するクロック信号再生部と、前記複数ビットのパラレルデータを前記画像データと前記制御信号とに分離して出力する分離部と、前記画像データと前記制御信号を受け入れて前記列状に配列された複数のLED素子を駆動する駆動部とを備え、
    前記多重化部は、前記変換部の入力側にシリアルデータ線を介して接続され、1ライン分の前記画像データの上位nビットと下位nビットを分割して順次、前記シリアルデータ線の下位nビットに出力し、その後、前記制御信号の下位nビットを前記シリアルデータ線の下位nビットに出力すると共に前記制御信号の上位mビットを前記シリアルデータ線の上位mビットに出力する、ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記LEDヘッドは、所定のデータを記憶する不揮発性メモリを更に備え、
    前記転送制御部から、前記制御信号を用いて、前記所定のデータを読み出すことにより、前記所定のケーブルの接続異常を検出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転送制御部は、前記逆変換部、及び前記分離部に供給し、該逆変換部、及び該分離部の動作を停止させるパワーダウン信号を生成するパワーダウン信号生成部を更に備え、前記転送制御部の起動開始から所定の時間前記逆変換部、及び、前記分離部に前記パワーダウン信号を供給することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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