JP3889484B2 - プリンタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタやファクシミリ装置において、画像データの印刷に使用される複数のヘッドに対し、それぞれヘッド毎に設けられた制御回路からデータを共通バスを通じて多重転送するプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真方式のカラープリンタにおいては、イエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各色成分について、それぞれ独立にトナーを現像し、転写するための機構を備える。これはタンデム方式と呼ばれ、LEDアレイによって各色成分毎に設けられた感光体ドラムに静電潜像を形成する。その後各色成分のトナーが1枚の用紙に転写され、色成分のドットが重なりあって所定のカラー画像が印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には次のような解決すべき課題があった。上記のようなタンデム式のプリンタでは、複数のLEDヘッドに対し、それぞれヘッド毎に設けた制御回路で生成された該当する色成分のデータが転送される。従って、制御回路を搭載した基板からは、データやその他の制御信号を転送するためのケーブルが4本、各LEDヘッドに接続される。
【0004】
しかしながら、こうした構成を採用すると、この種のインタフェースケーブルの本数が非常に多くなり、配線部分のコストが増大する。また、LEDヘッドとの接続に使用するコネクタがいくつも必要になり、更にケーブルを接続するLSIのピン数が多くなって、LSIのコスト上昇を招く。また、コネクタ等が増加すると基板も大型化し、これによってもコストが上昇する。更に、配線が増加すると放射ノイズが増大し、雑音対策上の問題もある。
【0005】
上記のような複数のLEDヘッドを持つプリンタのみならず、熱転写方式やインクジェット方式等を使用する各種のプリンタ装置で複数のヘッドを使用するものには、同様の共通の問題が存在する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
本発明は、各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて上記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて上記各受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、上記各印刷ヘッドが選択される毎に対応する上記ヘッド制御回路から1ライン毎の印刷データを上記データバスを介して対応する上記受信回路に出力し、該受信回路から1ライン分の該印刷データを選択された印刷ヘッドに供給するプリンタ装置において、上記各ヘッド制御回路は、上記1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために上記印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び上記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の上記印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、上記格納部の遅延情報に基づいて上記印刷データの印刷出力中に上記各制御信号を上記データバスを介して上記受信回路に出力すると共に上記印刷データと上記制御信号とを判別するためのコントロール信号を上記受信回路に出力する制御信号出力制御部とを有し、上記受信回路は、上記コントロール信号に基づいて上記制御信号を判別するとその駆動信号及びラッチ信号を上記印刷ヘッドの駆動部に供給するゲート部を有する、ことを特徴とするプリンタ装置。
【0008】
〈構成2〉
他の発明は、各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて上記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて上記各受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、上記各印刷ヘッドが選択される毎に対応する上記ヘッド制御回路から1ライン毎の印刷データを上記データバスを介して対応する受信回路に出力し、該受信回路から該1ライン分の印刷データを選択された印刷ヘッドに供給するプリンタ装置において、上記各ヘッド制御回路は、上記1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために上記印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び上記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の上記印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、上記複数の制御信号を符号化して成る複数の符号化データが格納されているデータ格納部と、上記格納部の遅延情報に基づいて上記印刷データの印刷出力中に上記データ格納部の対応する符号化データを上記データバスを介して上記受信回路に出力すると共に上記印刷データと上記符号化データとを判別するためのコントロール信号を上記受信回路に出力する制御信号出力制御部とを有し、上記受信回路は、符号化データを復号化するデコーダを含み、上記コントロール信号に基づいて上記符号化データを判別すると該符号化データを上記デコーダを介して上記制御信号に復号化しその該駆動信号及びラッチ信号を上記印刷ヘッドの駆動部に供給するゲート部を有する、ことを特徴とするプリンタ装置。
【0009】
〈構成3〉
また、他の発明は、各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて上記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて上記受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、上記各印刷ヘッドが選択される毎に対応する上記ヘッド制御回路から1ライン毎の印刷データを上記データバスを介して対応する上記受信回路に出力し、該受信回路から該1ライン分の印刷データを選択された印刷ヘッドに供給するプリンタ装置において、上記複数のヘッド制御回路と上記複数の受信回路とを接続する画像用クロックバス及び制御用クロックバスを有し、上記各ヘッド制御回路は、上記印刷データの出力に同期させて生成する画像用クロックを上記画像用クロックバスに出力する画像用クロック生成部と、上記1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために上記印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び上記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の上記印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、上記格納部の遅延情報に基づいて上記印刷データの印刷出力中に上記各制御信号を上記データバスを介して上記受信回路に出力する制御信号出力制御部と、上記制御信号の出力に同期させて生成する制御用クロックを上記制御用クロックバスに出力する制御用クロック生成部とを有し、上記受信回路は、受信した印刷データを受信した上記画像用クロックに同期させて上記印刷ヘッドに供給すると共に受信した制御信号を受信した上記制御用クロックに同期させて該印刷ヘッドに供給するゲート部を有する、ことを特徴とするプリンタ装置。
【0010】
〈構成4〉
更に他の発明は、各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて上記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて同時に選択される一対の印刷ヘッドに接続されている一対の受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、上記一対の印刷ヘッドが選択される毎に対応する上記ヘッド制御回路から該一対の印刷ヘッドに供給すべき各1ライン毎の印刷データを交互に上記データバスに出力して上記一対の受信回路にそれぞれ送信するプリンタ装置であって、上記複数のヘッド制御回路と対応する複数対の受信回路とを接続する画像用クロックバス及び制御用クロックバスを有し、上記各ヘッド制御回路は、上記交互に出力される各1ライン分の印刷データに同期させて生成する画像用クロックを上記画像用クロックバスに出力する画像用クロック生成部と、上記各1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために上記選択された一対の印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び上記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の上記各印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、該格納部の遅延情報に基づいて上記各印刷データの印刷出力中に上記制御信号を上記データバスを介して上記一対の受信回路に出力する制御信号出力制御部と、上記制御信号の出力に同期させて生成する制御用クロックを上記制御用クロックバスに出力する制御用クロック生成部とを有し、上記一対の受信回路は、上記画像用クロックの立上り及び立ち下がりにそれぞれ同期させて自己に接続されている各印刷ヘッド用の印刷データを取り込むと共に上記制御用クロックに同期させて上記制御信号を取り込み、自己に接続されている各印刷ヘッドに供給するゲート部を有する、ことを特徴とするプリンタ装置。
【0011】
〈構成
構成1からに記載のプリンタ装置において、上記印刷ヘッドは、電子写真プリンタの感光ドラム上に静電潜像を書き込むLEDヘッドから成ることを特徴とするプリンタ装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
〈具体例1〉
図1は、具体例1によるプリンタ装置の主要部ブロック図である。
この回路の説明を行う前に、まずプリンタ装置の全体構成を説明する。
図2には、プリンタ装置の概略断面図を示す。
この装置は、例えば電子写真方式のタンデム式プリンタとする。ここには、図に示すように、用紙を搬送し現像や転写処理等を行う機構部1に、4台の感光ドラム2A,2B,2C,2Dが設けられている。これらは、例えばそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナーを現像し転写するためのドラムとする。
【0013】
これらの感光ドラム2A〜2Dに静電潜像を書き込むために、4台のLEDヘッド3A,3B,3C,3Dが設けられている。これらのLEDヘッドは、それぞれ接続ケーブル4A,4B,4C,4Dと、接続コネクタ5A,5B,5C,5Dによって、接続基板6に接続されている。また、LEDヘッド3A〜3Dにデータを供給する制御基板7は、コネクタ8,9とケーブル10によって接続基板6に接続されている。こうして、制御基板7から、コネクタ8、ケーブル10、コネクタ9を介して接続基板6にデータが転送され、各LEDヘッド3A,3B,3C,3Dに印刷用のデータが供給される構成になっている。
なお、本発明においては、この制御基板7と接続基板6とを接続するケーブル10の本数を減少させることを目的とする。
【0014】
ここで、図1に戻って、制御基板7には、ラインタイミング発生回路11と、LEDヘッド制御回路12A,12B,12C,12D、バスバッファ13A,13B,13C,13Dが設けられている。LEDヘッド制御回路12A〜12Dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分のデータを生成し出力する回路である。バスバッファ13Aは、これらのLEDヘッド制御回路の出力を受け入れて一時保持し、出力するための回路である。
【0015】
ラインタイミング発生回路11は、各LEDヘッド制御回路12A〜12Dがデータを出力し転送するタイミングを計算し、トリガ信号14A,14B,14C,14Dを各LEDヘッド制御回路12A,12B,12C,12Dに供給すると共に、これらの回路がデータを出力する際、出力先のヘッドを選択するヘッド選択信号15A,15B,15C,15Dを出力する構成となっている。この回路は、例えばカウンタやゲート回路から構成される。
【0016】
バスバッファ13A,13B,13C,13Dは、データバス16、クロックバス17、ラッチバス18、ストローブバス19に接続されている。なお、データバス16とストローブバス19は、例えば4ビット即ちそれぞれ4本ずつのラインから構成される。他のバスは1本のラインにより構成される。このバスは、コネクタ8とケーブル10とコネクタ9によって接続基板6に接続されている。
【0017】
なお、上記バスバッファ13Aは、ヘッド選択信号15Aがアウトプットイネーブル端子OEに入力し、これが有効な場合には、LEDヘッド制御回路12Aから入力した信号をバス16〜17に出力する。一方、ヘッド選択信号15Aが無効の場合には、出力がハイインピーダンスになるよう構成されている。他のバスバッファ13B〜13Dも同様である。これによって、バスバッファ13A〜13Dのうちのいずれか1つがデータバス16、クロックバス17、ラッチバス18及びストローブバス19に接続されて、対応するLEDヘッド制御回路12A〜12Dからの出力を接続基板6側に転送することができるように構成されている。
【0018】
接続基板6には、それぞれ各LEDヘッド3A,3B,3C,3Dに対応させて、アンドゲートグループ20A,20B,20C,20Dと、コネクタ5A,5B,5C,5Dが設けられている。各アンドゲートグループ20A〜20Dの一方の端子は、データバス16、クロックバス17、ラッチバス18及びストローブバス19に接続されている。そして、これらのゲートはいずれも、制御基板7のラインタイミング発生回路11から出力されるヘッド選択信号15Aによって開閉制御される構成となっている。
【0019】
図3には、上記LEDヘッド制御回路のブロック図を示す。
LEDヘッド制御回路には、この図に示すように、例えばトリガ信号14Aを受け入れる画像データ転送部25とLEDヘッド制御信号発生部27とが設けられている。そして、画像データ転送部25には画像メモリ26が接続されており、ここから該当する色成分の画像データが受け入れられる。画像データ転送部25は必要なアドレス信号を画像メモリ26に供給して該当するデータを読み出す。
【0020】
そして、トリガ信号14Aの入力するタイミングでデータDDとクロックDKとを出力する構成となっている。また、LEDヘッド制御信号発生部27はカウンタ28に接続されており、このカウンタ28のカウント値を所定のタイミング信号として、ラッチDLやストローブDSを生成し出力する。
【0021】
データDDは、画素毎に4ビットで多値化した信号である。クロックDKは、データDDをビット単位で転送する制御クロックである。ラッチDLは、ヘッドにデータが1ライン分転送されると、これを保持させるためのタイミング信号である。ストローブDSは、保持された画像データを元にLEDを発光させるためのタイミング信号である。なお、LEDヘッドを構成する多数のLEDは例えば、ここでは4分割され、4分の1ずつ交代に発光されるものとする。一度に発光させると駆動電流が大きくなりすぎるからである。こうした制御を行うために、ストローブDSは4ビットの信号とされている。これらが図1に示したバスバッファ13Aに向けて出力される。他のLEDヘッド制御回路12B、12C、12Dも同様の構成をしている。
【0022】
図4には、上記LEDヘッド制御回路の動作フローチャートを示す。
まず、ステップS1において、トリガが“1”かどうかを判断する。トリガが“1”となって入力すると1個分のデータを転送するためにステップS2に進み、図3に示した画像メモリ26から1個分の画像データを読み込む。そして、ステップS3において、画像データをデータDDとして出力する。次に、ステップS4において、クロックDKの出力を“1”にする。そして、ステップS5で2分の1周期遅延させ、次のステップS6でクロックDKの出力を“0”にする。更に、ステップS7において、2分の1周期遅延させ、ステップS8で1ライン分のデータ出力を終了したかどうかを判断する。これによって、1クロックで1個分ずつデータDDが出力されていく。
【0023】
図5には、LEDヘッド制御回路の制御信号発生手順フローチャートを示す。このステップS1で、トリガが“1”かどうかを判断し、トリガが“1”になるとステップS2に進み、ストローブの内容を“0001”としてラッチの内容を“0”とする。こうして、ステップS3で、時間T0だけ遅延をさせ、次にストローブの内容を“0010”、ラッチの内容を“0”とする。更に、ステップS5において、T1時間だけ遅延し、次のステップS6では、ストローブの内容を“0100”、ラッチの内容を“0”とする。ステップS7ではT2時間遅延させ、ステップS8で、ストローブの内容を“1000”、ラッチの内容を“0”とする。
【0024】
更に、ステップS9で、時間T3だけ遅延させて、ステップS10でストローブの内容を“0000”とし、ラッチの内容を“0”とする。ステップS11で時間T4だけ遅延させ、ステップS12ではストローブの内容を“0010”、ラッチの内容を“1”とする。次のステップS13で時間T5だけ遅延させた後、ストローブの内容を“0000”、ラッチの内容を“0”とする。
【0025】
以上のように、所定の時間おきにストローブの内容を“0001”、“0010”、“0100”、“1000”と変化させ、4つのヘッドを順番に交互に駆動する。そして、その間にデータの伝送終了を待って、ラッチの内容を“1”としてデータをラッチさせる。こうした処理を繰り返して、1ライン分のデータ転送ごとに、ラッチ、4回のストローブによる発光、次の1ライン分のデータ転送といった処理が順に繰り返される。
【0026】
図6は、遅延処理動作のフローチャートである。
上記のような遅延時間は、予め装置の動作タイミングを考慮して設定されている。このタイミングは、例えばこの図に示すように、ステップS1において、カウンタへ初期値nを出力し、次にステップS2で、カウンタへロードパルスを送ってその数値をロードし、次にステップS3で、カウンタのイネーブル信号を“1”とする。その後、カウンタをカウントさせ、ステップS4でキャリーが“1”かどうかを判断し、キャリーが“1”になったら、ステップS5でカウンタのイネーブル信号を“0”とする。こうして、カウンタに初期値を設定し、カウンタで所定時間カウントをさせ、キャリーを検出してタイムアップを制御するといった方法で各タイミング信号が生成され出力される。
【0027】
次に、図1に示した本発明によるプリンタ装置の具体的な動作を説明する。
図7には、具体例1によるバス上の信号タイムチャートを図示した。
図の(a)、(b)は、LEDヘッド3Aのためのトリガ信号14Aとヘッド選択信号15A、(c)、(d)は、LEDヘッド3Bのためのトリガ信号14Bとヘッド選択信号15B、(e)と(f)は、LEDヘッド3Cのためのトリガ信号14Cとヘッド選択信号15C、(g)と(h)は、LEDヘッド3Dのためのトリガ信号14Dとヘッド選択信号15Dである。
【0028】
このように、トリガ信号は、図1に示すLEDヘッド制御回路12A,12B,12C,12Dに一定の周期Tで順に排他的に入力する。こうして、ヘッド選択信号15A,15B,15C,15Dは、この周期で図1に示すいずれかのアンドゲートグループ20A,20B,20C,20Dを排他的に開放する。
【0029】
図7の(i)はデータバス16、(j)はクロックバス17、(k)はラッチバス18、(l)はストローブバス19上の信号を示す。データバスには、各LEDヘッド制御回路12A〜12Dより出力されたデータが転送され、クロックバス17はその転送クロックを伝える。ラッチバス18は転送終了後にラッチ信号を転送する。ストローブバス19には、LEDヘッドの分割された部分を4分の1ずつ駆動するために10進法で表せば、1、2、4、8という内容のデータが転送される。これは、図5に示すフローチャートで示したストローブの内容である。このように、時分割制御で図1に示すケーブル10を通じて、各ヘッドにデータが転送され駆動される。
【0030】
図8には、具体例1による各LEDヘッドへの信号タイミングチャートを示す。
(a)、(b)、(c)、(d)には、LEDヘッド3Aへ転送されるデータとその駆動タイミングを示す。(e)、(f)、(g)、(h)は、LEDヘッド3Bへ転送されるデータや制御信号、(i)、(j)、(k)、(l)は、LEDヘッド3Cへ転送されるデータや制御信号、(m)、(n)、(o)、(p)は、LEDヘッド3Dへ転送される制御信号やデータの内容を示す。この内容は従来装置と変わるところはない。即ち、上記図7に示したようなタイミング制御によって、図1に示す回路は、制御基板7から接続基板6に対し、各ヘッド駆動用のデータや制御信号を転送し駆動することができる。
【0031】
〈具体例1の効果〉
以上のように、この具体例によれば、LEDヘッド1個分のケーブルによる共通バスを用いて、複数のLEDヘッドに対するデータ転送を、時分割処理により実行するため、制御基板と接続基板の間を接続するケーブルの本数を大幅に減少させることができる。即ち、図1の例では、ヘッド選択信号を転送するために4ライン分のケーブルが追加されているものの、データバス、クロックバス、ラッチバス、ストローブバスを含めた10ライン分のケーブル1組でよいため、10ライン分4組を使用する場合に比べて、ライン数を3分の2に減少させることができる。
【0032】
これによって、ガラスエポキシ材等を用いた高密度な多相回路基板や複雑なコネクタを多数配置することが不要になり、基板面積を削減し、コネクタ数を減少させてコストを削減できる。また、接続ケーブルの本数が減少することによって、コスト削減効果の他に、放射ノイズを抑制するという技術的な効果もある。
【0033】
また、制御基板上のLEDヘッド制御回路を構成するLSIのパッケージのピン数を大幅に減少させることができ、LSIのコスト自体も下げることが可能になる。更に、接続基板は、コネクタを1つだけ搭載すればよいため、単相、低密度の紙フェノール基板といった安価な材質を採用することができ、コストを更に低下させることが可能になる。
【0034】
なお、上記具体例では、信号の多重化を行うためにバスバッファを設けるようにしたが、マルチプレクサを用いて出力を選択するような構成であっても差し支えない。また、LEDへのデータ転送を、ハードウェア制御でなくプロセッサによるソフトウェア制御により行うような場合にも同様の効果が得られる。更に、LEDヘッドへの転送だけでなく、よく知られたサーマルヘッドやインクジェットプリンタ等のヘッドに対するデータ転送にも適用することができる。
【0035】
〈具体例2〉
図9は、具体例2によるプリンタ装置の主要部ブロック図である。
この具体例では、図1で使用したLEDヘッド制御回路12A〜12Dのラッチやストローブといった制御信号を、データと同様にデータバス16を用いて転送する構成にした。これによって、更にケーブルの本数を減少させるようにしている。こうしたデータと制御信号を交互に同一のバスに転送するためにコントロールバス31を新たに設けている。
【0036】
即ち、制御基板7と接続基板6とを接続するバスは、データバス16、クロックバス17及びコントローラバス31により構成する。また、各LEDヘッド3A,3B,3C,3Dにデータを供給するための受信回路30A,30B,30C,30Dは、後で説明するような構成とされる。
【0037】
図10には、具体例2のLEDヘッド制御回路ブロック図を示す。
LEDヘッド制御回路は、この図に示すように、画像データを所定の順に画像データ転送部42に転送する画像データFIFO41を設けている。また、画像データ転送部42には、遅延情報テーブル43と、制御情報テーブル44と、カウンタ45とが接続されている。
このような構成によって、画像データ転送部42からクロックDK、データDD、コントロールDCとが出力される構成となっている。
【0038】
図11には、具体例2における制御テーブルと遅延情報テーブルの内容説明図を示す。
図の(a)は、制御情報テーブルの内容を示す。(b)は、遅延情報テーブルの内容を示す。制御情報テーブルは、表のアドレス順にポートの出力データを書き込んだもので、遅延情報テーブルは表のアドレス順に遅延情報T0〜T6の時間データを書き込んだものである。ポートの出力データは、4回分のストローブと1回分のラッチにより構成される。遅延情報は、これらを出力するタイミングを定める。
【0039】
以上の構成により、通常は画像データを転送しているデータバスを、ストローブやラッチ等の制御信号転送に使用してケーブルの本数減少を図る。なお、こうした制御を行っても、制御信号転送時間はわずかのため、データ転送速度の速度低下は無視できる程度に抑えられる。コントロール信号はデータバスに出力されている情報が制御信号か画像信号かを表示するためのものである。
【0040】
図12に、具体例2のLEDヘッド制御回路動作フローチャートを示す。
まず、ステップS1において、トリガが“1”であるかどうかを判断し、トリガが“1”になるとステップS2に進み、制御情報アドレスと遅延情報アドレスの初期化を行う。即ち、図11に示したテーブルの先頭からデータの読み出しが行われるように設定する。次にステップS3において、コントロール信号を“1”にする。こうしてステップS4で、最初の制御情報を出力する。このとき、カウンタに遅延データがセットされ、カウンタがスタートする。次のステップS5で、クロックが発生する。
【0041】
次にステップS6で、キャリーが監視され、キャリーがなければステップS7に進み、コントロール信号を“0”にする。これで画像データの転送準備が済む。そして、ステップS8において、画像データFIFO41から画像データを読み、データポートに出力する(ステップS8)。一方、キャリーが“1”になった場合にはステップS11に進み、コントロール信号を“1”にする。制御情報出力のタイミングがきたためである。そして、次の制御情報を出力する。更に、ステップS9において、クロックを発生し、ステップS10で、1ライン分のデータ出力を終了したかどうかを判断し、ステップS6〜ステップS10の処理を繰り返す。
【0042】
図13には、制御情報出力手順フローチャートを示す。
まず、ステップS1において、アドレスポインタによって指定された最初の制御情報を制御テーブルから読み出す。そして、ステップS2において、これをデータポートに出力し、ステップS3で遅延時間テーブルより遅延時間を読み、ステップS4でカウンタのデータ入力に遅延時間を出力し、ステップS5でカウンタへロードパルスを送る。そして、ステップS6で、カウンタのイネーブル信号を“1”とし、ステップS7で制御情報テーブル、遅延時間テーブルのアドレスを更新する。こうして、カウンタのカウントを開始し、テーブルアドレス順に、制御情報出力タイミング制御のための所定の遅延時間を得る。
【0043】
なお、制御情報テーブル中のデータは、LEDヘッドを制御するための5ビット分のデータである。そのうちの1ビットはラッチ信号、残りの4ビットはストローブ信号である。そのストローブ信号の内容は、既に具体例1を用いて説明したものと同様である。従って、図9と図10に示すように、データDDを転送するデータバス16を5ライン構成にしている。
図14は、クロック発生手順を示すフローチャートである。
この手順は図4のステップS4からステップS7と同一のため具体的な説明を省略する。
【0044】
図15に、具体例2における受信回路の内部構成を示す。
この図に示すように、受信回路には、コントロールDCを受け入れてこれを反転するインバータ33と、データDDやクロックDKを受け入れる画像情報ゲート34,35と、制御信号を受け入れる出力ポートレジスタ37が設けられている。出力ポートレジスタ37の制御入力には、制御情報ゲート36の出力が接続されている。
【0045】
この回路では、まずヘッド選択信号15Aによって、画像情報ゲート34,35及び制御情報ゲート36が開放する。これによって、各制御情報やデータが出力側に出力できる状態になる。また、コントロールDCは、制御情報ゲート36の一方の端子に入力すると共に、インバータ33を介して画像情報ゲート34,35に入力する。従って、コントロールDCの内容が“1”の場合には、画像情報ゲート34,35は閉じ、データ出力は無効となる。一方、制御情報ゲート36が開放されるため、出力ポートレジスタ37の出力が有効になる。
【0046】
クロックDKは、制御情報が有効な場合には、制御情報ゲート36を介して出力ポートレジスタ37の制御端子に入力し、出力ポートレジスタ37に格納されたデータをクロックのタイミングで出力するように制御する。また、画像情報ゲート34,35及び出力ポートレジスタ37には、データDD、ストローブDS、ラッチDLが5ビットのバスを通じて、それぞれ入力する。コントロールDCが“1”の場合には、制御信号即ちストローブDSやラッチDLが有効となる。これは、出力ポートレジスタ37に入力する。このとき、制御情報ゲート36の出力によって出力ポートレジスタ37の出力が有効になり、しかもクロックDKが出力ポートレジスタ37に入力することによって、ラッチDLやストローブDSが出力側に所定のタイミングで出力されることになる。
【0047】
一方、コントロールDCが“0”の場合には、画像情報ゲート34,35が開放される。これによって、データDDが画像情報ゲート34から出力され、クロックDKが画像情報ゲート35から出力される。こうして制御信号と画像信号とが同一のバスを転送され、それぞれ時分割制御によって多重化され、出力側、即ちヘッドの側に転送されることになる。
【0048】
図16には、具体例2におけるLEDヘッド制御回路の1ラインデータ出力説明図を示す。
図の(a)はトリガDT、(b)はデータDD、(c)はクロックDK、(d)はコントロールDCを示す。
この図に示すように、データとその他の制御情報出力とは、それぞれコントロールDCの制御によって所定のタイミングで交互にヘッド側に転送されることになる。
【0049】
図17には、具体例2によるバス上の信号タイミングチャートを示す。
この図に示す各LEDヘッド制御回路12A〜12Dのトリガ信号やヘッド選択信号の内容は、具体例1に示したものと全く同様である。ここで、(i)に示すデータバスや(j)に示すクロックバス上の信号は、それぞれ具体例1の場合とほぼ同様である。ところが、(k)に示すように、これらのデータ転送の間に所定のタイミングでコントロールDCが“1”となり、この間にラッチやストローブが転送される。こうして、実質的に具体例1と全く同様にして、データ及び制御信号が多重化されて各ヘッドに供給されることになる。
【0050】
〈具体例2の効果〉
以上の具体例2によれば、具体例1の効果に加えて、更にデータ転送のためのケーブルと制御信号転送のためのケーブルを同一にし、より一層の多重化を図ったので、ケーブルの本数削減や回路のさらなる小型化とコストダウンを図る効果がある。
【0051】
〈具体例3〉
図18には、具体例3における受信回路の内部構成説明図を示す。
具体例3の場合には、主要部の回路構成は図9に示した具体例2の場合と変わるところはない。具体例3で変わるのは、受信回路30A〜30Dが、この図18に示すような構成とされている点である。また、具体例2では、データの転送と制御信号の転送を同一のバスを通じて行うために、データバス16のライン数を5本とした。
【0052】
即ち、制御信号はストローブ4本とラッチ1本を転送することから、5ラインの信号線を使用した。しかしながら、その内容を考慮すると、コード化によって更に信号線の本数を減少することが可能になる。即ち、データバスは、4ラインの信号線によって制御信号を送ることが可能になる。この具体例3は、具体例2とこうした点に相違がある。
【0053】
図18の回路説明をする前に、図19に示す制御情報や遅延情報の内容を説明する。
図19は、具体例3における制御情報テーブルと遅延情報テーブルの内容説明図である。
(a)は制御情報テーブル、(b)は遅延情報テーブルである。(a)に示す制御情報テーブルは、アドレスの順にストローブが0,1,2,3の場合、リセットの場合、ラッチの場合というデータが格納されている。このように、その実質的な内容は具体例2のと制御情報テーブル変わらない。しかしながら、同一の内容の情報を表現するために4ビットのコードデータを使用するようにした。なお、遅延情報テーブルについては具体例2と変わるところはない。
【0054】
図20には、出力ポートの出力パターンへの制御符号割り当て説明図を示す。具体的には、制御符号を4ビットでコード化した場合、例えばこの図に示すような構成となる。即ち、図の左側に示す出力ポートのビットパターン即ちラッチやストローブの有効無効のパターンがそれぞれ“00000”、“00001”、“00010”、“00100”、“01000”、“10000”といった場合に、これを4ビットで符号化し、“0000”、“0001”、“0010”、“0011”、“0101”という内容にしている。こうして、コード化したデータを図9に示すデータバス16に送り込む。
【0055】
図18に示す受信回路には、具体例2を用いて説明した図15の受信回路にデコーダ38を加えている。即ち、制御符号SSがこのデコーダ38に入力すると、デコーダ38が図20に示す対応関係に従って出力ポートのビットパターンを再現する。これが出力ポートレジスタ37に保持されてラッチDLやストローブDSが出力される。こうして、データと制御符号とを同一の最低限の信号線を用いて転送することが可能になる。
【0056】
〈具体例3の効果〉
制御信号であるストローブやラッチをそのパターンを考慮して符号化し、制御符号として転送するようにしたので、より少ない信号線の本数によって制御信号が転送できる。こうして、データや制御信号の転送を多重化し、少ない本数でLEDヘッドの駆動が可能になる。その他の効果は具体例1や具体例2と全く同様である。
【0057】
〈具体例4〉
図21に、具体例4によるプリンタ装置の主要部ブロック図を示す。
この回路では、LEDヘッド制御回路12A,12B,12C,12Dが、バスバッファ13A,13B,13C,13Dに対しデータ及び画像クロックと制御クロックとを出力する点がこれまでの具体例と異なる。そして、制御基板7から接続基板6に対して、データや制御信号を転送するために、データバス16と画像クロックバス50及び制御クロックバス51を設けるようにする。
【0058】
図22に、具体例4のプリンタのLEDヘッド制御回路ブロック図を示す。
この図に示す回路は、図10を用いて説明した具体例2によるものとほぼ同様であるが、画像データ転送部42から出力する信号は、5ビット分のデータDDと画像クロックGK及び制御クロックSKとされている点が異なる。データDDそのものは4ビット、残りのビットは具体例2と同様に制御信号を転送するために使用される。
【0059】
図23に、具体例4のLEDヘッド制御回路動作フローチャートを示す。
図のステップS1において、トリガが“1”であるかどうかを判断し、トリガが“1”であれば、ステップS2に進む。そして、制御情報アドレス及び遅延情報アドレスの初期化を行う。即ち、具体例2と同様の制御情報や遅延情報のテーブルのアドレスを初期化する。次に、ステップS3で、制御情報の出力を行い、ステップS4で、制御クロックを発生する。
【0060】
次に、ステップS5において、キャリーが“1”かどうかを判断する。キャリーが“1”でなければステップS6に進み、画像データFIFOから画像データを読み出し、データポートに出力する。そして、ステップS7において、画像クロックを発生させる。一方、キャリーが“1”であればステップS9に進み、制御情報を出力し、更にステップS10において、制御クロックを発生する。ステップS8では、1ライン分のデータ出力を終了したかどうかを判断して、終了していなければステップS5〜ステップS8の動作を繰り返す。
【0061】
図24には、画像クロックや制御クロックの発生手順を示した。
(a)は画像クロックの発生手順、(b)は制御クロックの発生手順フローチャートである。
画像クロックを発生させる場合には、ステップS1において、画像クロック出力を“1”にし、ステップS2で、2分の1周期遅延した後、ステップS3で、画像クロック出力を“0”にする。そして、ステップS4で、2分の1周期遅延して処理を終了する。制御クロックについては、同様に制御クロック出力をステップS1で“1”にして、ステップS2で、2分の1周期遅延する。ステップS3で、制御クロック出力を“0”にした上で、ステップS4で2分の1周期遅延させる。
以上のような処理によって画像クロックや制御クロックが発生される。
【0062】
図25には、具体例4におけるLEDヘッド制御回路の1ラインデータ出力説明図を示す。
この図の(a)にはトリガDT、(b)にはデータDD、(c)には画像クロックGK、(d)には制御クロックSKを示す。図において、このタイミングを見てわかるように、画像クロックGKが出力されている間、データDDが転送され、制御クロックSKが出力されている間制御情報が出力される。このようにして、制御クロックSKと画像クロックGKとをデータと制御情報の転送時のみ発生させるようにして、信号が多重化されて同一のケーブル上を転送されることから、ケーブルの本数を減少させることができる。
【0063】
図26には、具体例4における受信回路の内部構成説明図を示す。
この図に示す回路は、画像情報ゲート34,35、制御情報ゲート36及び出力ポートレジスタ37を備えている。ヘッド選択信号15Aは、画像情報ゲート34,35及び制御情報ゲート36を開閉制御する。即ち、該当するヘッドが選択されると、これらのゲート34,35,36が一斉に開放される。そして、画像クロックGKは画像情報ゲート35に入力し、制御クロックSKは制御情報ゲート36に入力して出力ポートレジスタ37の制御端子に入力する。データDDやストローブDS、ラッチDL等の信号は画像情報ゲート35と出力ポートレジスタ37とに入力する。
【0064】
この図の回路によれば、ストローブDS、ラッチDL等の制御信号が送り込まれた場合には、出力ポートレジスタ37にこの信号が格納され、制御クロックSKによって出力ポートレジスタ37から出力される。即ち、ストローブDS、ラッチDLは、制御クロックSKと同時にこの回路に入力することから、出力ポートレジスタ37を通じて、ラッチDL、ストローブDSがヘッドの出力されることになる。一方、データDDは、画像クロックGKと同時にこの回路に入力する。これによって、データDDは、画像情報ゲート34を通じてヘッドに転送され、画像クロックGKは画像情報ゲート35を通じてヘッドに転送される。
【0065】
図27に、具体例4によるバス上の信号タイミングチャートを示す。
この図に示すように、データバス16上にはデータ及び制御信号が、画像クロックバス50に送り込まれる画像クロックと、制御クロックバス51に送り込まれる制御クロックにタイミングを合わせて交互に転送される。従って、これらをそのまま受信回路で受け入れることによって、既に図8を用いて説明したようなタイミングでLEDヘッドに各信号が送り込まれる。
【0066】
〈具体例4の効果〉
画像クロックや制御クロックを、画像データの転送や制御信号の転送の際に同時に送出する構成としたので、データと制御信号とを同一のバスを通じて交互に所定のタイミングで転送し、これらの信号を多重化できる。これによって、ケーブルの本数が減少し、具体例1等と同様の効果が得られる。
【0067】
〈具体例5〉
図28には、具体例5によるプリンタ装置の主要部ブロック図を示す。
今度の具体例では、制御基板7上に、LEDヘッド3A,3Bにデータを転送するためのLEDヘッド制御回路12Aを設ける。また、この他にLEDヘッド3C,3Dにデータ等を供給するためのLEDヘッド制御回路12Bを設ける。これらを制御するためのトリガ信号14A,14Bは、ラインタイミング発生回路11から供給される。また、制御基板7と接続基板6とを接続するバスは、データバス16、画像クロックバス50及び制御クロックバス51により構成する。
【0068】
一方、接続基板6には、ヘッド選択信号15Aを受け入れて制御される受信回路30A,30Bを設ける。更に、ヘッド選択信号15Bを受け入れて制御される受信回路30C,30Dを設ける。LEDヘッド3A,3Bは受信回路30A,30Bに接続され、LEDヘッド3C,3Dは受信回路30C,30Dに接続されている。なお、受信回路30Bには、画像クロックバスを通じて入力する信号がインバータ55によって反転して入力する。更に、受信回路30Dには、画像クロックバス50を通じて転送される信号が、インバータ56を介して反転して入力するという構成になっている。
【0069】
図29には、上記具体例5のプリンタのLEDヘッド制御回路ブロック図を示す。
この図の画像データ転送部42には、これまでの具体例と異なり、2台の画像データFIFO41A,41Bが接続されている。その他の遅延情報テーブル43や制御情報テーブル44、カウンタ45等の構成はこれまでの具体例と同様である。この構成によって、画像データ転送部42からは5ビット分のデータDDと画像クロックGK及び制御クロックSKが出力される。なお、これらのデータの内容は具体例4のものと全く同様である。
【0070】
図30には、具体例5のLEDヘッド制御回路の動作フローチャートを示す。まず、ステップS1において、トリガが“1”であるかどうかを判断する。次に、ステップS2において、制御情報アドレスと遅延情報アドレスの初期化が行われる。更に、ステップS3において、制御情報を出力し、ステップS4において、キャリーが“1”かどうかを判断する。キャリーが“1”でなければステップS5において、画像情報を出力し、キャリーが“1”であればステップS7において、制御情報を出力する。即ち、こうして所定の周期で交互に画像情報と制御情報が出力される。ステップS6では、1ライン分のデータ出力を終了したかどうかを判断し、終了していなければステップS4からステップS6の処理を繰り返す。
【0071】
図31には、LEDヘッド制御回路の制御情報出力手順フローチャートを示す。
まず、ステップS1において、制御情報テーブルより制御情報を読み、データバス16に出力する。なお、制御情報テーブルや遅延情報テーブルの内容はこれまでの具体例と全く同様である。次のステップS2において、遅延情報テーブルより遅延時間を読み、カウンタのデータ入力に遅延時間を出力し、ロードパルスを送る。
【0072】
ステップS3では、カウンタのイネーブル信号を“1”とし、ステップS4で4分の1周期遅延する。ステップS5では、制御クロック信号に“1”を出力し、ステップS6で2分の1周期遅延する。ステップS7では制御クロック信号に“0”を出力し、ステップS8で4分の1周期遅延する。こうして制御クロックを生成し、ステップS9において、制御情報テーブル、遅延時間テーブルのアドレスを更新して処理を終了する。
【0073】
図32は、画像情報出力処理の詳細な動作を示すフローチャートである。
まず、この図のステップS1において、一方の画像FIFOから画像データを読み、データポートに出力する。次にステップS2において、4分の1周期遅延し、ステップS3において、画像クロック信号に“1”を出力する。ステップS4では、4分の1周期遅延すると共に、ステップS5で他方の画像FIFOから画像データを読み、データポートに出力する。ステップS6では、更に4分の1周期遅延し、ステップS7で、画像クロック信号に“0”を出力する。その後、ステップS8で、4分の1周期遅延して、処理を終了する。
こうして画像情報が画像クロック信号に合わせて転送される。
【0074】
図33には、具体例5におけるLEDヘッド制御回路のデータ出力とLEDヘッドの信号説明図を示す。
この図33で、例えば図28に示すLEDヘッド制御回路12AがLEDヘッド3Aと3Bにデータを転送する場合の具体的なデータの内容と転送タイミングを示す。
【0075】
図33の(a)は、データバス16に転送される全てのデータの内容を示す。(b)は画像クロックGK、(c)は制御クロックSSである。画像クロックGKは、図33の(e)に示すように、そのままLEDヘッド3A用のクロック信号となる。LEDヘッド3A用のデータは、このクロック信号の立ち上がりで(a)に示すデータを取り込むことによって得られる。即ち、図に示すように、図33(a)に示すデータを1個おきに取り込んで、LEDヘッド3Aに転送することになる。
【0076】
また、図33(c)に示す制御クロックは、LEDヘッドのストローブ信号を1,2,4,8というように切り換えていく。0はリセットである。その結果、図33(f)に示すようなストローブ信号がLEDヘッド3Aに供給される。一方、図33(b)に示す画像クロックGKは、図28に示すように、インバータ55を介してLEDヘッド3B用の受信回路5Bに反転して入力する。従って、この信号は、図33(h)に示すような構成となる。この信号の立ち上がりでLEDヘッド3Bへのデータが取り込まれる。従って、図33(g)に示すように、LEDヘッド3B用のデータは、画像クロックの立ち下がりエッジでとりこまれたことになり、図33(a)に示すデータのうちの丁度図33(d)に示すものを抜いた内容となる。
【0077】
こうして、図28に示すデータバス16に一括転送される2ヘッド分のデータをLEDヘッド3Aと3Bとが交互に受け入れて処理する構成となっている。ストローブ信号は、いずれのヘッドに対しても同一の内容となる。図28に示すLEDヘッド制御回路12BからLEDヘッド3C,3Dに転送されるデータの内容も上記の場合と全く同様である。
【0078】
図34には、具体例5によるバス上の信号タイミングチャートを示す。
この図に示すように、この例では、これまでの例と半分の周期でLEDヘッド3A,3Bへ同時にデータが転送され、その後、LEDヘッド3C,3Dへ同時にデータが転送されるという手順となる。図34(f)に示す画像クロックバス50に出力される信号と、(g)に示す制御クロックバス51に出力される信号とは、それぞれ排他的に交互に存在する。これによって、データバス16上に転送されるデータや制御信号が、それぞれ交互に所定の回路に転送されることになる。
【0079】
図35には、具体例5による各LEDヘッドの信号タイミングチャートを示す。
この図に示すように、この具体例5は、これまでの具体例と異なり、それぞれ2個のLEDヘッドに交互にデータが転送される構成となっている。なお、実際のデータや制御信号の内容自体はいずれの具体例も変わるところはない。なお、上記画像クロックと制御クロックの出力には、受信回路のセットアップタイムやフォールドタイムを確保するための適度の遅延が加えられることが好ましい。
【0080】
〈具体例5の効果〉
以上説明した具体例5の装置によれば、具体例1やその他の具体例と同様に、信号転送のためのケーブル本数を減少させることができる。更に、この具体例では、2つのヘッドに対して転送すべきデータを1個ずつ交互にデータバスに送出する一方、各ヘッド用の受信回路が、画像クロックの異なるエッジでそれぞれのデータを取り込むようにしている。したがって、複数のLEDヘッドに対するデータ等の転送出力タイミングを変えることなく、データ転送速度を2倍にすることができる。従って、安価で高速のプリンタを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1によるプリンタ装置の主要部ブロック図である。
【図2】プリンタ装置の概略断面図である。
【図3】LEDヘッド制御回路のブロック図である。
【図4】LEDヘッド制御回路の動作フローチャートである。
【図5】LEDヘッド制御回路の制御信号発生手順フローチャートである。
【図6】遅延処理動作フローチャートである。
【図7】具体例1によるバス上の信号タイミングチャートである。
【図8】具体例1による各LEDヘッドへの信号タイミングチャートである。
【図9】具体例2によるプリンタ装置の主要部ブロック図である。
【図10】具体例2のLEDヘッド制御回路ブロック図である。
【図11】具体例2における制御情報テーブルと遅延情報テーブルの説明図である。
【図12】具体例2のLEDヘッド制御回路の動作フローチャートである。
【図13】制御情報出力手順のフローチャートである。
【図14】クロック発生手順のフローチャートである。
【図15】具体例2における受信回路の内部構成説明図である。
【図16】具体例2におけるLEDヘッド制御回路の1ラインデータ出力説明図である。
【図17】具体例2によるバス上の信号タイミングチャートである。
【図18】具体例3における受信回路の内部構成説明図である。
【図19】具体例3における制御情報テーブルと遅延情報テーブルの説明図である。
【図20】出力ポートの出力パターンへの制御符号の割り当て説明図である。
【図21】具体例4によるプリンタ装置の主要部ブロック図である。
【図22】具体例4のLEDヘッド制御回路ブロック図である。
【図23】具体例4のLEDヘッド制御回路動作フローチャートである。
【図24】クロック発生手順フローチャートである。
【図25】具体例4におけるLEDヘッド制御回路の1ラインデータ出力説明図である。
【図26】具体例4における受信回路の内部構成説明図である。
【図27】具体例4によるバス上の信号タイミングチャートである。
【図28】具体例5によるプリンタ装置の主要部ブロック図である。
【図29】具体例5のLEDヘッド制御回路ブロック図である。
【図30】具体例5のLEDヘッド制御回路動作フローチャートである。
【図31】LEDヘッド制御回路の制御情報出力手順フローチャートである。
【図32】画像情報出力処理の詳細なフローチャートである。
【図33】具体例5におけるLEDヘッド制御回路のデータ出力とLEDヘッドの信号説明図である。
【図34】具体例5によるバス上の信号タイミングチャートである。
【図35】具体例5による各LEDヘッドへの信号タイミングチャートである。
【符号の説明】
3A〜3D LEDヘッド
6 接続基板
7 制御基板
8,9 コネクタ
10 ケーブル
11 ラインタイミング発生回路
12A〜12D LEDヘッド制御回路
13A〜13D バスバッファ
14A〜14D トリガ信号
15A〜15D ヘッド選択信号
16 データバス
17 クロックバス
18 ラッチバス
19 ストローブバス
20A〜20D アンドゲートグループ

Claims (5)

  1. 各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて前記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて前記各受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、前記各印刷ヘッドが選択される毎に対応する前記ヘッド制御回路から1ライン毎の印刷データを前記データバスを介して対応する前記受信回路に出力し、該受信回路から1ライン分の該印刷データを選択された印刷ヘッドに供給するプリンタ装置において、
    前記各ヘッド制御回路は、
    記1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために前記印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び前記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の前記印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、
    前記格納部の遅延情報に基づいて前記印刷データの印刷出力中に前記各制御信号を前記データバスを介して前記受信回路に出力すると共に前記印刷データと前記制御信号とを判別するためのコントロール信号を前記受信回路に出力する制御信号出力制御部とを有し、
    前記受信回路は、前記コントロール信号に基づいて前記制御信号を判別するとその駆動信号及びラッチ信号を前記印刷ヘッドの駆動部に供給するゲート部を有する、
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて前記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて前記各受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、前記各印刷ヘッドが選択される毎に対応する前記ヘッド制御回路から1ライン毎の印刷データを前記データバスを介して対応する受信回路に出力し、該受信回路から該1ライン分の印刷データを選択された印刷ヘッドに供給するプリンタ装置において、
    前記各ヘッド制御回路は、
    記1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために前記印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び前記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の前記印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、
    前記複数の制御信号を符号化して成る複数の符号化データが格納されているデータ格納部と、
    前記格納部の遅延情報に基づいて前記印刷データの印刷出力中に前記データ格納部の対応する符号化データを前記データバスを介して前記受信回路に出力すると共に前記印刷データと前記符号化データとを判別するためのコントロール信号を前記受信回路に出力する制御信号出力制御部とを有し、
    前記受信回路は、符号化データを復号化するデコーダを含み、前記コントロール信号に基づいて前記符号化データを判別すると該符号化データを前記デコーダを介して前記制御信号に復号化しその該駆動信号及びラッチ信号を前記印刷ヘッドの駆動部に供給するゲート部を有する、
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  3. 各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて前記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて前記受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、前記各印刷ヘッドが選択される毎に対応する前記ヘッド制御回路から1ライン毎の印刷データを前記データバスを介して対応する前記受信回路に出力し、該受信回路から該1ライン分の印刷データを選択された印刷ヘッドに供給するプリンタ装置において、
    前記複数のヘッド制御回路と前記複数の受信回路とを接続する画像用クロックバス及び制御用クロックバスを有し、
    前記各ヘッド制御回路は、
    前記印刷データの出力に同期させて生成する画像用クロックを前記画像用クロックバスに出力する画像用クロック生成部と、
    記1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために前記印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び前記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の前記印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、
    前記格納部の遅延情報に基づいて前記印刷データの印刷出力中に前記各制御信号を前記データバスを介して前記受信回路に出力する制御信号出力制御部と、
    前記制御信号の出力に同期させて生成する制御用クロックを前記制御用クロックバスに出力する制御用クロック生成部とを有し、
    前記受信回路は、受信した印刷データを受信した前記画像用クロックに同期させて前記印刷ヘッドに供給すると共に受信した制御信号を受信した前記制御用クロックに同期させて該印刷ヘッドに供給するゲート部を有する、
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  4. 各色の印刷を行うための複数の印刷ヘッドと、接続基板に設けられて前記各印刷ヘッドに接続されている複数の受信回路と、制御基板に設けられて同時に選択される一対の印刷ヘッドに接続されている一対の受信回路とデータバスを介して接続されている複数のヘッド制御回路とを備え、前記一対の印刷ヘッドが選択される毎に対応する前記ヘッド制御回路から該一対の印刷ヘッドに供給すべき各1ライン毎の印刷データを交互に前記データバスに出力して前記一対の受信回路にそれぞれ送信するプリンタ装置であって、
    前記複数のヘッド制御回路と対応する複数対の受信回路とを接続する画像用クロックバス及び制御用クロックバスを有し、
    前記各ヘッド制御回路は、
    前記交互に出力される各1ライン分の印刷データに同期させて生成する画像用クロックを前記画像用クロックバスに出力する画像用クロック生成部と、
    記各1ライン分の印刷データ複数回に分けて時差的に印刷出力するために前記選択された一対の印刷ヘッドを駆動す駆動信号及び前記印刷データをラッチさせるためのラッチ信号を含む複数の制御信号の前記各印刷データの印刷出力中における出力タイミングを示す遅延情報が格納されている格納部と、
    該格納部の遅延情報に基づいて前記各印刷データの印刷出力中に前記制御信号を前記データバスを介して前記一対の受信回路に出力する制御信号出力制御部と、
    前記制御信号の出力に同期させて生成する制御用クロックを前記制御用クロックバスに出力する制御用クロック生成部とを有し、
    前記一対の受信回路は、前記画像用クロックの立上り及び立ち下がりにそれぞれ同期させて自己に接続されている各印刷ヘッド用の印刷データを取り込むと共に前記制御用クロックに同期させて前記制御信号を取り込み、自己に接続されている各印刷ヘッドに供給するゲート部を有する、
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  5. 請求項1から4に記載のプリンタ装置において、
    前記印刷ヘッドは、電子写真プリンタの感光ドラム上に静電潜像を書き込むLEDヘッドから成ることを特徴とするプリンタ装置。
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