JP3761416B2 - アレイ状素子駆動回路、アレイ状素子駆動ヘッド、発光素子アレイ駆動回路、発光素子アレイヘッド、及び画像記録装置 - Google Patents

アレイ状素子駆動回路、アレイ状素子駆動ヘッド、発光素子アレイ駆動回路、発光素子アレイヘッド、及び画像記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレイ状に配列された素子、例えば、電子写真プリンタに発光源として使用されるアレイ状のLED素子(発光ダイオード)、サーマルプリンタに発熱源として使用されるアレイ状の発熱抵抗体を駆動する回路、ヘッド及び画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アレイ状素子駆動回路の例として、特開平9-174918号公報に開示された電子写真プリンタに使用されるアレイ状のLEDを駆動する回路を以下に説明する。電子写真プリンタは、帯電した感光体ドラムを画像情報に応じて選択的に光照射して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させて現像することによりトナー像を形成し、該トナー像を用紙に転写・定着させるように構成される。
【0003】
図16は上記電子写真プリンタのプリンタ制御回路のブロック図、図17は該制御回路における種々の信号のタイムチャートである。図16において、1はマイクロプロセッサ、ROM、RAM、入出力ポート、タイマ等によって構成される印刷制御部である。該印刷制御部1は、電子写真プリンタの印字部の内部に配設され、図示しない上位コントローラからの制御信号SG1、ビデオ信号(ドットマップデータを一次元的に配列したもの)SG2等によってプリンタ全体の印刷動作のシーケンス制御を行う。
【0004】
印刷開始を指示する制御信号SG1を受信すると、印刷制御部1は、先ずヒータ22aを内蔵した定着器22が使用可能な温度範囲にあるか否かを定着器温度センサ23によって検出し、該温度範囲になければヒータ22aに通電し、使用可能な温度まで定着器22を加熱する。次に、ドライバ2を介して現像・転写プロセス用モータ3を回転させ、同時にチャージ信号SGCを帯電用高圧電源25に送り、該電源25をオンにし、現像器27の帯電を行う。
【0005】
次に、図示しない用紙の有無および種類が用紙残量センサ8、用紙サイズセンサ9によって検出され、セットされている用紙に適合した用紙送りが開始される。用紙送りモータ5はドライバ4を介して双方向に回転可能であり、最初に逆転させて、用紙吸入口センサ6が検知するまで、用紙を予め設定された量だけ送る。続いて、正回転させて用紙をプリンタ内部の印刷機構内に搬送する。
【0006】
印刷制御部1は、用紙が所定の位置に到達すると、上位コントローラに対してタイミング信号SG3(主走査同期信号、副走査同期信号を含む)を送信し、続いてビデオ信号SG2を受信する。上位コントローラにおいてページ毎に編集されたビデオ信号SG2は、印字データ信号HD-DATAとして印刷制御部1からLEDヘッド19に転送される。LEDヘッド19はそれぞれ1ドット(ピクセル)を印字するLEDを複数個、一直線上に配列したものである。
【0007】
印刷制御部1はまた、1ライン分のビデオ信号を受信すると、LEDヘッド19にラッチ信号HD-LOADを送信し、印字データ信号HD-DATAをLEDヘッド19内に保持させる。印刷制御部1は、上位コントローラから次のビデオ信号SG2を受信している間にも、LEDヘッド19に保持した印字データ信号HD-DATAに基づき印刷を実行することができる。なお、HD-CLKは印字データ信号HD-DATAをLEDヘッド19に送信するタイミングを規定するクロック信号である。
【0008】
ビデオ信号SG2の送受信は印刷ライン毎に行われる。LEDヘッド19によって印刷される情報は、マイナス電位に帯電した図示しない感光体ドラム上の電位の高いドットの集まりとして潜像化され、現像部27においてマイナス電位に帯電した画像形成用のトナーが電気的な吸引力によって各ドットに吸引され、これによりトナー像が形成される。
【0009】
その後、トナー像は転写器28に送られる。ー方、印刷制御部1は転写用高圧電源26に転写信号SG4を送って転写用高圧電源26をオンにし、感光体ドラムと転写器28との隙間を通過する用紙上にトナー像を転写する。トナー像の転写された用紙は、ヒータ22aを内蔵する定着器22に搬送され、該定着器22の熱によってトナー像は用紙に定着される。トナー像の定着された用紙は、更にプリンタの印刷機構から搬送され、用紙排出口センサ7を通過して外部に排出される。
【0010】
印刷制御部1は、用紙サイズセンサ9、用紙吸入口センサ6の検知に応答して、用紙が転写器28を通過している間だけ転写用高圧電源26の電圧を転写器28に印加する。印刷が終了し、用紙が用紙排出口センサ7を通過すると、帯電用高圧電源25による現像器27への電圧の印加を終了し、同時に現像・転写プロセス用モータ3の回転を停止させる。以降、上記の動作を繰り返す。
【0011】
図18は、上記の電子写真プリンタのLEDヘッドの構成を示す図である。同図において、印字データ信号HD-DATAはクロック信号HD-CLKと共にLEDヘッド19に入力され、例えばA4サイズの用紙に1インチ当たり300ドットの解像度で印刷可能な電子写真プリンタにおいては、2496ドット分のビットデータがフリップフロップ回路FFl,FF2, …, FF2496から成るシフトレジスタを順次転送される。次に、ラッチ信号HD-LOADがLEDヘッド19に入力され、これらのビットデータはそれぞれのラッチ回路LTl,LT2, …, LT2496にラッチされる。続いて、ビットデータと印刷駆動信号HD-STB-Nとに従い、発光素子LDl, LD2,…, LD2496のうちの、High(高)レベルであるドットデータに対応するものが点灯される。なお、図18におけるGoはインバータ、Gl,G2, …, G2496はプリバッファ回路、Trl,Tr2, …, Tr2496はスイッチ素子、VDDは電源である。
【0012】
LEDヘッド19は、図19に示すように、複数のLEDアレイチップ101とそれぞれのチップを駆動する複数のドライバIC100との組み合わせから構成される。本実施の形態では、LEDヘッド19は、整列した26個のLEDアレイチップ(以下LEDアレイという)と26個のドライバICとから構成される。各LEDアレイ101はそれぞれ96個のLED素子を有する。LEDヘッド19はまた、各ドライバIC100に基準電圧Vrefを供給する基準電圧発生回路102を有する。各ドライバIC100は同一の回路構成を有し、カスケード接続されている。
【0013】
各ドライバIC100は、
96個のフリップフロップ回路からなり、印刷データ(HD−DATA)をクロック信号(HD−CLK)に同期させてシフト入力させるシフトレジスタ100aと、
シフトレジスタ100aの出力信号をラッチ信号(HD−LOAD)に従いラッチするラッチ回路100bと、
負論理信号であるストローブ信号(HD−STB−N)を論理反転させるインバータ100eと、
ラッチ回路100bとインバータ100eからの出力信号が入力されその論理積を出力する論理積回路(AND回路)100cと、
AND回路100cの出力に応答し、電源VDDから駆動電流をLEDアレイの各LED素子101に選択的に供給するLED駆動回路100dと、
駆動電流が一定の値となるように、LED駆動回路100dに制御電圧を与える制御電圧発生回路100fとを備えている。
【0014】
HD−DATA、HD-CLK、HD−LOAD、HD−STB−Nの各信号は印刷時に印刷制御部1からLEDヘッド19に送られる。LEDヘッド19の発光素子LDl, LD2, …, LD2496は、印刷駆動信号HD-STB-Nに従い、同時に、同一の時間駆動されるので、スイッチ素子Tr1,Tr2, …, Tr2496や発光素子LD1,LD2, …, LD2496などの特性にばらつきがあると、駆動電流値がばらつき、発光強度にばらつきが発生してしまう。その結果、感光体ドラム上に形成される静電潜像の各ドットの大きさに差を生じ(ドット間ばらつき)、用紙に印刷される画像の各ドットの大きさにも差が生じることになる。
【0015】
図20に、上記のLED駆動電流のばらつき(ドット間ばらつき)の例を示す。同図において、DRV1〜DRV26はLEDアレイチップCHP1〜CHP26をそれぞれ駆動するドライバICである。各LEDアレイチップにはそれぞれ96個のLED素子が集積されており、各LEDアレイチップとドライバICの出力端子とはワイヤーボンディングによって後述の図23のように接続されている。図20の例では、それぞれ96個のLED素子を駆動可能な26個のドライバICがカスケード接続され、外部より入力される印字データをシリアルに転送することができると仮定している。
【0016】
ドライバICであるDRV1〜DRV26のそれぞれのLED素子に流れる駆動電流は、同一(均一)であることが望ましいが、素子の特性は半導体製造プロセスにおける種々の要因に依存するので駆動電流にバラツキが発生するのは避けられない。これにより各LED素子の光量(発光パワー)にばらつきが生じ、これは、感光体ドラムの露光時に露光エネルギーのムラとなって現れ、現像後にはドットの大きさのばらつきとなる。文字等からなる画像を印刷する場合には、ドットの大きさに差があってもほとんど知覚されないが、写真等の画像を印刷する場合にはドットの大きさに差があると印刷濃度にばらつきを生じ、印刷品位の低下が知覚されてしまうので望ましくない。
【0017】
このため、LEDアレイヘッドを製造する際には、駆動電流のバラツキが△I以内であるドライバICチップを選別すると共に、選別されたドライバICチップをそれらの平均駆動電流の値に応じてグループ分けし、同一グループに属するドライバICチップからヘッドを構成するようにしている。
【0018】
図21は図18に示したプリバッファ回路G1,G2, …, G2496とその周辺回路との間の接続関係を示す図である。図21では、代表してドット1に対応する部分(すなわちLT1, G1, Tr1, LD1等で構成される部分)のみを記載している。同図に示すように、プリバッファ回路G1は、AND回路AD1、PチャネルMOSトランジスタTP1、NチヤネルMOSトランジスタTN1を有する。
【0019】
図21において一点鎖線で囲まれる部分は図19に示した制御電圧発生回路100fであって、各ドライバICチップに1回路ずつ設けられている。同図に示すように、制御電圧発生回路100fは、制御電圧Vcontrolを出力する演算増幅器200、基準抵抗Rref、PチャネルMOSトランジスタ201(基準トランジスタ)を有する。基準トランジスタ201は、図18に示したスイッチ素子Tr1,Tr2,…,Tr2496を構成するPチャネルMOSトランジスタ(駆動トランジスタ)と同じゲート長を有する同じサイズの素子である。Vrefは図19に示した基準電圧発生回路102から出力される基準電圧であり、演算増幅器200の反転入力端子に入力される。演算増幅器200と基準トランジスタ201と基準抵抗Rrefによりフイードバック制御回路が構成され、基準抵抗Rrefに流れる電流すなわち基準トランジスタ201に流れる電流は、電源VDDの電圧に依らず、基準電圧Vrefの値と基準抵抗Rrefの値により決定されるようにしている。
【0020】
図22に、特開平6−297765号公報等に開示されている、一般的なドライバIC300の概略レイアウトを示す。この略長方形に構成されたドライバIC300の一方の長辺の端部には、印字データHD−DATA、クロック信号HD−CLK、ラッチ信号HD−LOAD、ストローブ信号HD−STB−Nなどをそれぞれ入力する電極301が配列され、他方の長辺の端部にはLED素子に駆動電流を供給するための駆動電極308が二列に千鳥配置されている。
【0021】
このドライバIC300には、入力電極側301からLED駆動電極308へ向けて、シフトレジスタ302、ラッチ回路303、AND回路とインバータなどから成るプリバッファ回路304、PチャネルMOSトランジスタからなるLED駆動トランジスタ(スイッチ素子)307などが順に配列されている。これらのシフトレジスタ302、ラッチ回路303、プリバッファ回路304、LED駆動トランジスタ307はドライバICの長手方向に配列され、その配列ピッチはLED駆動電極308の配列ピッチと等しい。またこれらの回路要素には、図示しない配線により入力電極側301から各種制御信号が供給される。なお、305はプリバッファ回路304のグランド配線を示す。
【0022】
また、プリバッファ回路304とLED駆動トランジスタ307との間には、該プリバッファ回路とLED駆動トランジスタの列に平行に、Wなる幅の帯状のアルミ配線で構成されたLED駆動用電源電極306が設けられている。この電源電極306には、外部からLED駆動用電源電圧VDDHを供給するための複数(本図では3個)の電極パッド309が形成されている。本図におけるドライバICは1チップで96個のLED素子を駆動するように構成され、LED駆動用電極308の各端子にはDO1, DO2,…, DO95, DO96なる端子名が付与されている。電極パッド309は、帯状のアルミ配線からなる電極306上の端子DO16, DO48, DO80にそれぞれ対応する位置に設けられている。
【0023】
図23は、図22のドライバIC300のA−A′矢視図である。LED駆動用電極308は、IC上に形成されたアルミ配線からなるパッドであり、ボンディングワイヤー311により図示しないLEDアレイチップに接続される。LED駆動用電源電圧VDDHを供給するための電極パッド309は、IC上に形成された帯状アルミ配線からなる電極306の上に形成される。電極パッド309及び信号入出力用のアルミ電極からなる入出力パッド301は、ボンディングワイヤー310により図示しないプリント基板の電極に接続される。
【0024】
図24は、ドライバIC1個あたり96個のLEDを駆動する場合のLEDアレイとドライバICのスイッチ素子部分の等価回路である。同図において、D1,D2, …, D96はLED素子であり、図21に示したLD1に相当するものである。Ml, M2, …, M96はLED駆動用のPチャネルMOSトランジスタであり、図21に示したTr1に相当するものである。R201, R202, R203は抵抗であり、図23に示した電源電圧VDDHを供給するボンディングワイヤー310の抵抗をモデル化したものである。S1, S2,…, S96はスイッチ素子として機能する駆動トランジスタM1, M2, …, M96のソース端子位置を示すノード番号を示している。R1,R2, …, R95は、図22に示した幅Wの帯状電極306の抵抗をモデル化したものである。
【0025】
図22に示したようなレイアウトのドライバICでは、LED駆動用電源電圧VDDHを供給するための電極パッド309は端子DO16、DO48、及びDO80の近傍にそれぞれ配置されているので、抵抗R201、R202、及びR203は駆動トランジスタM16、M48及びM80のソース端子、即ち、ノードS16、ノードS48、及びノードS80にそれぞれ接続されることになる。一方、駆動トランジスタM1,M2, …, M96のドレーン端子はそれぞれLED素子D1,D2, …, D96のアノード電極に接続される。駆動トランジスタM1,M2, …, M96のゲート端子には、図21に示したような制御電圧発生回路によって生成されるLED素子に流すべきLED駆動電流Ioの値に応じた値のゲート・ソース間電圧が印加される。
【0026】
図24に示したトランジスタM0は駆動電流Ioの値を制御する際の基準となるIrefを生成する基準トランジスタであり、駆動トランジスタM1〜M96と同一列に配置される。本実施の形態では、基準トランジスタM0は駆動トランジスタM1に隣接して配置され、図22においてはハッチングされた部分に配置される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
図22に示したレイアウトを有するドライバICでは、ドライバICのチップ端部に配置された基準トランジスタM0に流れる基準電流Irefを所定の値に保つ制御が行われる。ドット1の駆動トランジスタM1は、基準トランジスタM0に隣接しており、従ってそれらのソースに印加される電圧及びそれらの特性はほぼ同じであり、駆動トランジスタM1に流れる電流は、基準電流Irefにほぼ等しくなる。このため、従来のように、基準電流Irefを所定値とするように、図21に示したような制御電圧発生回路の出力電圧を制御すれば、駆動トランジスタM1に流れる電流値Ioを上記の所定値に保つことができる。このとき、同一チップ内での電流バラツキが△I以内となるように、ドライバICを選別して使用しているため、同一チップ内におけるバラツキ範囲は△Iである。
【0028】
図20に例を示したように、同一ドライバICチップ内の隣接する駆動駆動トランジスタからそれぞれ隣接するドットに対応するLED素子に流れる駆動電流の差は小さい。また、同一ドライバICチップ内では、駆動電流は、ドット位置(駆動トランジスタのチップ上の位置)に応じて単調増加あるいは単調減少する傾向がある。
【0029】
これは、ドライバICチップが形成される円形のシリコンウェハーでは、そのチップ内のMOSトランジスタの閾値電圧などの特性は、該ウェファー上でほぼ同心円状の分布を描いてばらつく傾向があるからである。このようなウェハーから平行に配列されたドライバICチップを切り出すと、上記同心円の周に沿った位置に形成されたドライバICチップでは、駆動電流のばらつきは小さいが、このようなチップは非常に少なく、大多数のドライバICチップでは、駆動電流はドット位置により単調増加あるいは単調減少する特性となってしまう。このような理由から、図21に示したように、ヘッド全体でみるとLED駆動電流値は概ね一定であるが、各ドライバICチップでは、駆動電流にドット間バラツキが発生することになる。また、各ドライバICチップのドット間ばらつきが△I以内であっても、ヘッド全体での駆動電流バラツキの範囲は最悪、2△Iとなってしまうことになる。
【0030】
隣接ドットがチップ間にまたがる場合には、駆動電流に大きな段差が生じるので、印刷結果にも印刷濃度の段差が現れる。人間の目の視覚特性上、印刷濃度が徐々に変化する場合にはその変化は知覚され難いが、急激な濃度段差がある程度継続して出現する場合には敏感に知覚されてしまう。
【0031】
本発明は上記の問題を解消するためになされたものであり、ヘッド全体でみた駆動電流のドット間ばらつきを小さくし、且つドライバICチップの継ぎ目での駆動電流の段差を小さくすることのできるアレイ状素子駆動回路を提供することを課題とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
ICチップ上に形成され、それぞれ被駆動素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第1のノードに第1の制御電圧を出力する第1の制御電圧出力部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の第2の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第2の制御電圧出力部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
前記第1の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を出力し、
前記第2の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力する
アレイ状素子駆動回路である。
【0033】
請求項に記載の発明は、
ICチップ上に形成され、それぞれ被駆動素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の中央の近傍に位置する前記第1のノードに第1の制御電圧を出力する制御電圧発生部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第1の制御電圧調整部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の側の第2の端部の近傍に位置する第3のノードに第3の制御電圧を出力する第2の制御電圧調整部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
前記第1の制御電圧出力部が、前記駆動素子の列の前記中央の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を発生し、
前記第1の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力し、
前記第2の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第3のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第3の制御電圧を出力する
アレイ状素子駆動回路である。
【0034】
上記のアレイ状素子駆動回路を複数カスケード接続することでアレイ状素子駆動ヘッドを構成することができる。この場合、電子写真プリンタに発光源として使用されるアレイ状LED素子を被駆動素子としてLEDヘッドを構成することができる。
【0035】
請求項13に記載の発光素子アレイ駆動回路は、
ICチップ上に形成され、それぞれ発光素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第1のノードに第1の制御電圧を出力する第1の制御電圧出力部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の第2の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第2の制御電圧出力部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
前記第1の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を出力し、
前記第2の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力する。
さらに請求項14に記載の発光素子アレイ駆動回路は、
ICチップ上に形成され、それぞれ発光素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の中央の近傍に位置する前記第1のノードに第1の制御電圧を出力する制御電圧発生部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第1の制御電圧調整部と、
前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の側の第2の端部の近傍に位置する第3のノードに第3の制御電圧を出力する第2の制御電圧調整部と、
前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
前記第1の制御電圧出力部が、前記駆動素子の列の前記中央の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を発生し、
前記第1の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力し、
前記第2の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第3のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第3の制御電圧を出力する。
請求項13又は14に記載の発光素子駆動回路を複数接続して発光素子アレイヘッドを構成することができる。また、このような発光素子アレイヘッドにより静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、該トナー像を用紙に転写し定着させて印刷を行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1に本発明のアレイ状素子駆動回路の第1の実施形態であるドライバICの概略レイアウトを示す。図1において図22と同じあるいは対応する要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0037】
図1のドライバICは、LED駆動用電源電圧VDDHを一カ所(DO1付近)ではなく、2カ所(DO1付近及びDO96付近)で検出し、基準電流を発生する点で図22に示したドライバICと異なる。従って図1には、2つの基準トランジスタM0及びM97がハッチングにより示されている。また、図1の305は帯状配線からなるプリバッファ列G1, …, G95, G96のソース配線部であり、ICチップ上の不純物拡散領域及びポリシリコン配線などから構成されている。
【0038】
図2は、このドライバICのLEDアレイと駆動トランジスタ部分の等価回路である。同図に示すように、LED駆動用電源電圧VDDHの検出は、ノードS1位置に加え、S96位置でも行われるので、基準電流Iref1及びIref2を発生する基準トランジスタM0とM97のソース端子は、抵抗を介しそれぞれノードS1及びノードS96に接続されている。
【0039】
図3は、ドット1、ドット95、及びドット96に対応するプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びその周辺回路の間の接続関係を示す図である。ドット2〜94については記載を省略している。図3において、D1, …, D95, D95は図21に示したLD1に相当するものであって、それぞれドット1、ドット95、ドット96に対応するLED素子を示す。同様に、M1,…, M95,M96は図21におけるTr1に、TP1, …, TP95, TP96は図21におけるTP1に、TN1, …, TN95, TN96は図21におけるTN1に、AD1, …, AD95, AD96は図21におけるADlに、LT1, …, LT95, LT96は図21におけるLT1にそれぞれ相当するものである。
【0040】
ここで、AND回路であるAD1, …, AD95, AD96の一方の入力端子は、それぞれラッチ回路LT1, …, LT95, LT96の出力に接続され、他の入力端子はインバータGoの出力端子に一括して接続されている。また、制御電圧発生回路321及び322は、図21の制御電圧発生回路100fに相当するものであり、それぞれ制御電圧Vcontrol1、及びVcontrol2を発生する。また、基準電流Iref1及びIref2をそれぞれ決定する基準抵抗Rref1及びRref2は、ICチップの入出力電極パッド列301の中央部付近に互いに近接して設けられる。r1, …, r94,r95はソース配線部305の配線抵抗をモデル化したものである。該ソース配線部305は、シート抵抗がアルミ配線等よりも比較的大きいポリ・シリコン(あるいはタングステン・シリサイド等と積層化されたポリシリコン)材料などで構成されている。
【0041】
図3に示すように、基準トランジスタM0はドライバICチップの右側端部に配置されるLED駆動素子に流すべき駆動電流の基準を生成するためのものであり、基準トランジスタM97はドライバICチップの左側端部に配置されるLED駆動素子に流すべき駆動電流の基準を生成するためのものである。図3において、一点鎖線で囲まれた部分内の「パッド1位置VDDH」及び「パッド96位置VDDH」は、図2におけるノードS1及びS96にそれぞれ対応している。
【0042】
以下、ドット1の場合について、上記ドライバICの動作を説明する。なお、ここでは、上記ドライバICのLEDヘッドの構成は、図18及び図19に示した構成と同じ構成を有するものとする。
【0043】
いま、着目するドットの印刷データがHighレベルであって、該ドットのLEDの点灯を指令するものであったとする。このデータ信号HD−DATAは図19に示したシフトレジスタによりドライバIC内部を転送される。このために、クロック信号HD−CLKが1ライン分のドットのデータを転送するのに必要な数だけ印刷制御部1より発生してヘッド19へ送られる。1ライン分のデータ転送が完了すると印刷制御部1よりラッチ信号HD−LOADが発生する。これにより、シフトレジスタ100a内のデータはラッチ回路100bにラッチされる。次いで、LED駆動を指令する信号であるストローブ信号HD−STB−Nが印刷制御部1より発生する。
【0044】
図3において、ラッチ回路LT1にHighレベルの信号ラッチされた後、ストローブ信号HD−STB−Nが発生すると、インバータGoにより論理反転され、正論理のストローブ信号としてAND回路AD1に入力される。これにより、該AND回路AD1から、ラッチ回路LT1にラッチされた信号とストローブ信号との論理積が出力される。ここでは、AND回路AD1の出力はLowからHighレベルへと遷移することになる。AND回路AD1の出力信号は,PチヤネルMOSトランジスタTP1とNチヤネルMOSトランジスタTN1とで構成されるインバータ回路へ入力される。そのため、このインバータ回路の出力信号はHighレベルからLowレベルヘと遷移する。即ち、該出力信号はほぼVDDHに等しい電位からほぼVcontrol1に等しい電位まで下降する。これによりPチャネルMOSトランジスタM1のゲート電位はVDDHからVcontrol1に略等しいものとなるので、該トランジスタはオンとなり、LEDに駆動電流が流れる。
【0045】
ここで、駆動トランジスタM1のゲート長とゲート幅をそれぞれL、Wとし、基準トランジスタM0のゲート幅をWref1とする。また、基準トランジスタM0のゲート長は駆動トランジスタM1のゲート長Lに等しいとする。このとき、2つのPチャネルMOSトランジスタM1及びM0のゲート・ソース間電圧Vgsは同じなので、LED駆動電流Ioと基準電流Iref1との間には次式が成り立つ。
Io=β.(W/L).(Vgs−Vt)
ref1=β.(Wref1/L).(Vgs−Vt)
なお、VtはMOSトランジスタの閾値電圧である。2つのPチヤネルMOSトランジスタM0及びM1は互いに隣接して配置されているので、両者の閾値電圧はほぼ等しく、従って同じ記号で表している。またβは比例定数であり、上記と同様の理由により同じ記号で表している。
【0046】
上式より明らかな様に、駆動電流Ioと基準電流Iref1との間には、
Io/Iref1=W/Wref1=K
の関係が成り立っている。ここで両者の比(ミラー比)をKとする。
【0047】
演算増幅器200、基準抵抗Rref2、基準トランジスタM97などからなる、もう一つの制御電圧発生回路322とトランジスタM96との間にも同様の関係が成立するので、駆動電流Ioと基準電流Iref2との間にも
Io/Iref2=W/Wref2=K
なる関係が成り立つ。ここで、Wref2はM97のゲート幅であり、本実施形態ではWref1に等しいが、必ずしもこれに限定されるものでない。
【0048】
既に説明したように、基準電流Iref1を発生する基準トランジスタM0はドライバICの一方の端部の駆動トランジスタに隣接して配置され、基準電流Iref2を発生する基準トランジスタM97はドライバICの他方の端部の駆動トランジスタに隣接して配置されている。また、基準抵抗Rref1及びRref2を互いに近接して配置し両者の平面形状を等しく設定すれば、それらの抵抗値はほぼ等しくなる。このとき、基準電流Iref1とIref2とは同じ値になるため、駆動トランジスタM1及びM96のドレーンから流れる電流も等しい値となる。該トランジスタM1及びM96のドレーン電流は、それぞれドット1及びドット96を発生するためのLEDであるD1及びD96の駆動電流である。
【0049】
従って、上記の式における比例定数βやMOSトランジスタの閾値電圧VtがドライバICのチップ内の位置に依存してそれぞれ変動することにより、ドライバICの駆動電流がドット毎にばらつくとしても、ICチップの両端における駆動電流を相等しくすることができる。ICを製造する過程において、基準抵抗Rref1やRref2の値がばらつくのは不可避であるにしても、ドライバICをその駆動電流の値により、すなわちそのRrefの値に応じて複数のグループに分類することは容易であり、同一グループに属するICからヘッドを組み立てれば、ヘッド内の各ドライバICの基準抵抗をほぼ同じ値にすることができる。
【0050】
駆動トランジスタM1及びM96のドレーンからLED素子にそれぞれ流れる駆動電流は、チップの端部に配置された基準トランジスタM0及びM97にそれぞれ流れる基準電流Iref1及びIref2にほぼ等しい(本実施形態では、Iref1≒Iref2)。従って、図4に示すように、各駆動トランジスタの閾値電圧Vtがそのチップ上の位置により変化し、その結果、駆動電流にドット間ばらつきが生じたとしても、チップ両端の駆動トランジスタに流れる駆動電流はほぼ等しくなる。従って、ドット間ばらつきの中心の値も各チップでそれぞれ等しくなり、またヘッド全体でみたドットばらつきの範囲も、各ドライバICのドットばらつきの範囲△Iと同じになる。
【0051】
また、制御電圧Vcontrol1及びVcontrol2は、抵抗r1, …, r94,r95の直列接続からなる直列抵抗回路の両端に印加される電圧であり、該直列抵抗回路の各ノードの電位は、制御電圧Vcontrol1及びVcontrol2を、そのチップ上の位置に応じて直線補間した値となる。なぜならば、抵抗r1, …, r94,r95は、同一配線幅も持つ配線305を等ピッチで分割した区間の抵抗であり、従ってそれらの抵抗値は相等しいからである。このため、抵抗r1, …, r94, r95からなる直列抵抗回路の各ノードの電位は、単調に増加あるいは減少するため、トランジスタM1, …, M95, M96のゲート・ソース間電圧も単調に増加あるいは減少し、それに応じて決まるドレーン電流の値も単調に増加あるいは減少する。図4においてLED駆動電流がチップ内で単調増加(減少)する直線とならず、うねった特性となっているのはIC製造時の種々の要因に起因するばらつきが僅かに残存しているためである。
【0052】
しかしながら、図4から明らかなように、本実施形態に係るドライバICチップでは、両端の駆動トランジスタに流れる駆動電流はほぼ等しいので、従来のようにドライバICチップの継ぎ目で大きな駆動電流の段差が生じることはなく、また、ヘッド全体でみたドット間ばらつきの範囲も従来の半分になる。従って本実施形態によれば、駆動電流のドット間ばらつきに起因する印刷濃度の急変する段差部分のない高品位の印刷結果が得られる。
【0053】
図5に本発明のアレイ状素子駆動回路の第2の実施形態に係るドライバICの概略レイアウトを示す。図5において図1と同じあるいは対応する要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0054】
第2の実施形態は、基準トランジスタをチップの各端部にそれぞれ配置するのでなく、1個の基準トランジスタをチップの中央に配置するとともに、チップの両端に制御電圧調整回路を配置した点で第1の実施形態と異なる。図5には、この基準トランジスタがハッチングにより示されている。
【0055】
図6は、このドライバICのLEDアレイと駆動トランジスタ部分の等価回路である。同図において、基準トランジスタM0は、駆動トランジスタ列の中央に配置され、そのソース端子はノードS48に接続される。また、そのドレーン端子から基準電流Irefが不図示の基準抵抗に流れる。
【0056】
図7は、ドット1、ドット2、ドット49、ドット96のプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びそれらの周辺回路の間の接続関係を示す図である。上に述べたように、第2の実施形態は1個の基準トランジスタM0及び1個の制御電圧発生回路333を有する。第1の実施形態と同様、基準トランジスタM0は駆動トランジスタM1〜M96と同じゲート長を有する。
【0057】
図7において、341及び342は同一構成の制御電圧調整回路であって、それぞれ入力端子UP及びDOWNと、電源電圧VDDHの検出端子、制御電圧調整出力端子を備えている。制御電圧調整回路342のUP端子には後述する論理信号L+が入力され、DOWN端子には後述する論理信号L−が入力され、また、電源電圧検出端子は駆動トランジスタM96のソースに印加される電圧を検出するため図6に示したノードS96に接続される。この制御電圧調整回路342は、その制御電圧調整出力端子から調整電圧Vcontrol2をソース配線部の一方の端部に印加する。同様に、制御電圧調整回路341のUP端子には後述する論理信号R+が入力され、DOWN端子には後述する論理信号R−が入力され、電源電圧検出端子は駆動トランジスタM1のソースに印加される電圧を検出するため図6に示したノードS1に接続される。この制御電圧調整回路341は、その制御電圧調整出力端子から調整電圧Vcontrol1をソース配線部の他方の端部に印加する。
【0058】
図8は、制御電圧調整回路341及び342の回路構成図である。同図において、409及び410はインバータ、401〜404はPチャネルMOSトランジスタ、405〜408はNチャネルMOSトランジスタである。トランジスタ403とトランジスタ405、及びトランジスタ404とトランジスタ406とでそれぞれアナログスイッチを構成している。また、トランジスタ401及び402のソース端子は、電源電圧を検出するために図6に示したノードS1あるいはS96に接続される。トランジスタ407及び408のソース端子はグランドに接続され、両者のゲート端子は互いに接続され、カレントミラー回路を構成している。トランジスタ403及び405で構成されるアナログスイッチがオン状態のとき、トランジスタ401及び402のゲート電位は同じになるので、トランジスタ401及び402もまたカレントミラー回路として動作する。
【0059】
制御電圧調整回路のDOWN端子はインバータ409の入力とトランジスタ405のゲート端子に接続され、UP端子はインバータ410の入力とトランジスタ406のゲート端子に接続される。インバータ409及び410の出力はトランジスタ403及び404のゲートにそれぞれ接続される。トランジスタ402のドレーンはトランジスタ408のドレーンに接続される。トランジスタ403と405及びトランジスタ404と406で構成されるアナログスイッチの各一方の端子と、トランジスタ402のゲートとに接続された制御電圧調整回路の出力端子は、調整電圧Vcontrol1を出力する。
【0060】
図9に、制御電圧調整回路341及び342に与える指令信号を発生する、デコーダ421及び422を示す。デコーダ422の入力端子A1及びA0は、プルアップ抵抗425及び426の一端にそれぞれ接続され、また、ドライバICの入力パッド列(図5の301)に含まれる電流傾き補正端子ADJ−L1とADJ−L0とにそれぞれ接続される。同様に、デコーダ421の入力端子A1及びA0は、プルアップ抵抗423及び424にそれぞれ接続され、また、ドライバICの入力パッド列に含まれる電流傾き補正端子ADJ−R1とADJ−R0とにそれぞれ接続される。抵抗423、424、425、426の他端はロジック電源VDDに接続される。デコーダ422及び421は、それらの出力端子Y2及びY1から、L+とL−、R+とR−の各指令信号をそれぞれ出力する。
【0061】
図10は上記のデコーダの回路構成を示している。同図において、433及び434はインバータ、431及び432はAND回路である。デコーダの入力端子A1はインバータ433の入力とAND回路431の一方の入力とに接続され、また、入力端子A0はインバータ434の入力とAND回路432の一方の入力とに接続される。インバータ433及び434の出力はAND回路432及び431の他方の入力にそれぞれ接続される。AND回路431及び432から図9に示したL+、L−およびR+、R−の各指令信号が出力される。
【0062】
次に制御電圧調整回路341及び342の動作を説明する。既に説明したように、図8において、トランジスタ401及び402はゲート長が相等しく、カレントミラー回路を構成している。また、トランジスタ401及び402のゲート長は駆動トランジスタM1〜M96のゲート長とも等しく、トランジスタ401及び402のゲート電位とトランジスタM1〜M96のゲート電位とは概ね等しいので、これらのトランジスタもカレントミラー回路を構成している。
【0063】
最初に、ドライバICの着目した側の端部のLED素子に流れる駆動電流を減少させる調整について説明する。なお、トランジスタ401、402、407、408の各ドレーン電流をそれぞれIp1、Ip2、In1、In2とする。この調整では、後述の手順によりDOWN信号をHighとする。これによりインバータ409の出力はLowとなり、アナログスイッチを構成するトランジスタ403、405は両者とも導通状態となる。その結果、トランジスタ401のゲート電位はトランジスタM1あるいはM96のゲート電位とほぼ等しくなるので、トランジスタ401のドレーン電流Ip1はトランジスタM1あるいはM96のドレーン電流と比例する関係となる。
【0064】
このときUP信号はLowであるので、インバータ410の出力はHighであり、アナログスイッチを構成するトランジスタ404及び406は両者とも遮断状態となっている。従って、トランジスタ401のドレーン電流Ip1はソース配線305を伝って、制御電圧発生回路333のVcontrol出力端子に至り、演算増幅器200の出力端子に流入する。既に説明したように、ソース配線305は配線抵抗r1,r2, …, r95を有するので、このドレーン電流Ip1の流入により制御電圧調整回路341あるいは342の出力端子の電圧Vcontrol1あるいはVcontrol2が上昇し、その結果トランジスタM1あるいはM96のゲート・ソース間電圧が減少するのでそれらのドレーン電流、即ち駆動電流が減少する。
【0065】
この状態において、制御電圧Vcontrol2を上昇させた場合について説明する。制御電圧Vcontrol2は、配線抵抗r1, …, r94,r95からなる直列抵抗回路の端部の抵抗r95に印加され、一方、該直列抵抗回路の中央部の抵抗r48の接続ノードの電位は制御電圧発生回路によりVcontrolに保持されている。このため、該直列抵抗回路の各接続ノードの電位はVcontrol2とVcontrolとを線形補間した電位に等しい。なぜならば、抵抗r1, …, r94, r95は、均一な配線幅も持つソース配線305を等ピッチで分割したときの各区間の配線抵抗であり、それらの抵抗値は相等しいからである。従って、ドライバICチップの左半分の抵抗r95, r94, …, r49からなる直列抵抗回路の各ノードの電位は、それらの位置に応じて単調変化するため、トランジスタM96,M95, …, M49のゲート・ソース間電圧も、それらの位置に応じて単調変化し、その結果、ゲート・ソース間電圧に応じて決まる各トランジスタのドレーン電流も単調に変化する。この場合、ドレーン電流の減少量はトランジスタM96が最も大きく、M95, M94, …, M49の順に少なくなる。同様のことは、ドライバICチップの右半分のトランジスタM1, M2, …, M47、抵抗r1, r2, …, r47、及び制御電圧調整回路341についても当てはまる。
【0066】
次に、ドライバICの着目した側の端部ドットの駆動電流を増加させる調整について説明する。この調整では、後述の手順によりUP信号をHighとする。これにより、インバータ410の出力はLowとなり、アナログスイッチを構成するトランジスタ404、406は両者とも導通状態となる。トランジスタ402のゲート端子は駆動トランジスタM1あるいはM96のゲート端子と接続されているので、トランジスタ402のドレーン電流Ip2は、駆動トランジスタM1あるいはM96と比例する関係になる。トランジスタ402のドレーン電流Ip2はトランジスタ408のドレーン電流In2と同じ値であり、また、トランジスタ408とカレントミラー回路を構成するトランジスタ407に流れるドレーン電流In1と比例関係にある。
【0067】
このときDOWN信号はLowであるので、インバータ409の出力はHighであり、アナログスイッチを構成するトランジスタ403及び405は両者とも遮断状態となっている。従って、トランジスタ407に流れるドレーン電流In1は、ソース配線305を介し制御電圧発生回路から供給される。ソース配線305は、配線抵抗r1, r2, …, r95を有するため、このドレーン電流In1の流出により制御電圧調整回路341あるいは342の出力端子の電圧Vcontrol1またはVcontrol2が降下し、その結果トランジスタM1あるいはM96のゲート・ソース間電圧が増加するのでそれらのドレーン電流、即ち駆動電流が増加する。
【0068】
次に、ドライバICの着目した側の端部の駆動トランジスタの駆動電流を増減させる必要がない場合について説明する。この場合には、後述の手順に従い、UP及びDOWN信号は両者ともLowレベルとされる。これにより、インバータ409及び410の出力は共にHighとなり、トランジスタ403と405から構成されるアナログスイッチ、及びトランジスタ404と406から構成されるアナログスイッチは両者とも遮断状態となる。その結果、制御電圧調整回路の出力はソース配線305に供給されなくなり、駆動電流の増減の調整は行われない。
【0069】
図11は、上記の調整動作の種々のモードを説明する真理値表である。同図において、モード0はLEDヘッドを製造した後、最初に設定されるモードである。LEDヘッドの製造時には、制御電圧調整回路に与えられる指令信号を生成するデコーダ421または422の入力端子に接続されている、ADJ-L1、ADJ−L0、ADJ-R1、ADJ−R0の各端子は、ワイヤーボンディングによりプリント配線板のグランドに接続されている。LEDヘッドの検査時には、この状態で各LED素子の光量が測定される。この状態では、ADJ-L1、ADJ−L0、ADJ-R1、ADJ−R0の端子電圧は全てLowであり、デコーダの出力端子Y1またはY2から制御電圧調整回路に出力される信号はLowレベルである。即ち、この状態は、制御電圧調整回路によるドライバCの左側あるいは右側の駆動電流値の増減が行われない、“補正なし”状態(モード0)である。
【0070】
モード0での検査結果に基づき、ドライバICの右側あるいは左側の駆動電流を増減させる必要性の有無が判定される。ここで、ドライバICの左側の駆動電流を減少させる必要が生じたとする。この場合には、ボンディングワイヤーのうち端子ADJ−L0をグランドに接続しているものを取り除く。これにより、動作モード1が設定され、デコーダ422の端子Y1から制御電圧調整回路342のDOWN端子に与えられるL-信号がHighレベルとなり、ドライバICの左側の駆動電流が減少する。反対に、ドライバICの左側の駆動電流を増加させる必要が生じた場合には、同様にボンディングワイヤーのうち端子ADD-L1をグランドに接続しているものを取り除く。これにより動作モード2が設定され、ICの左側の駆動電流が増加する。
【0071】
図12は、第2の実施形態に係るLEDヘッドの駆動電流のドット間ばらつきの例を示す図である。第2の実施形態では、駆動トランジスタの特性のばらつきにより駆動電流にばらつきが生じたとしても、各チップのチップ中心における駆動電流はほぼ等しい。また、上に説明したように、チップの左側及び右側のそれぞれで駆動電流を調整できるので駆動電流の傾きを補正することが可能であり、調整により、最終的には各ドットのLEDの光量をほぼ同じにすることができる。この結果、各チップのドット間ばらつきの範囲△Iが非常に小さくなり、且つチップ中心の駆動電流もほぼ等しくなる。従って本実施形態によれば、駆動電流のドット間ばらつきに起因する印刷濃度の急変する段差部分のない高品位の印刷結果が得られる。
【0072】
図13に本発明のアレイ状素子駆動回路の第3の実施形態に係るドライバICの概略レイアウトを示す。図13において図5と同じあるいは対応する要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0073】
第3の実施形態は、LED駆動用電源電圧VDDHをチップの中心付近で検出する一方、基準トランジスタをチップの各端部にそれぞれ配置した点で第2の実施形態と異なる。図13では、この2個の基準トランジスタM0及びM97はハッチングにより示されている。
【0074】
図14は、第3の実施形態に係るドライバICのLEDアレイと駆動トランジスタ部分の等価回路である。2個の基準トランジスタM0及びM97は、LED駆動トランジスタM1〜M96と同じゲート長を有する。
【0075】
図15は、第3の実施形態に係るドライバICのプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びそれらの周辺回路の間の接続関係を示す図である。同図において、制御電圧発生回路333は図7に示した制御電圧発生回路333に相当するものであるが、第3の実施形態では、基準抵抗Rrefは基準トランジスタM0及びM97のドレーンに接続され、基準トランジスタM0及びM97のゲートはソース配線305に接続されている。341及び342は同一構成の制御電圧調整回路であり、第2の実施形態で説明したものと同じであるのでその説明は省略する。
【0076】
第3の実施形態では、基準トランジスタをチップの左右端に設けているので、各LED素子の駆動状態(発光/非発光)によらず、チップ中心における平均化された電源電圧VDDHを検出して基準電流を発生させるので、1個の基準トランジスタをチップの一方の端部に設ける構成で従来発生していた不具合を軽減することができる。例えば、チップの左半分と右半分とで、同時に駆動され発光するLED素子の数に大きな相違がある場合、即ち、基準トランジスタを含む側(例えばチップの右側)では、全てのLED素子が同時駆動され、基準トランジスタを含まない側(チップの左側)では、同時駆動されるLED素子の数は少ない場合、従来、右側の電源配線の電位降下が大きくなるのでこれによる基準電流の減少を補償する方向にフイードバック制御が行われ、全てのLED素子の駆動電流を著しく増加させる。本実施形態においては、チップ両端部における電源電圧を検出するようにしているため、上記の電源電圧降下の影響はチップ全体で平均化されることとなり、電源電圧降下をチップ中の1カ所のみで検出する構成に比べて、上記の電源電圧降下による不具合を軽減することができる。
【0077】
本実施形態においては、第2の実施形態により得られる効果に加え、チップ両端部における電源電圧を検出する構成により、LED駆動時における電源電圧降下の影響がチップ全体で平均化されるので、電源電圧降下をチップ中の1カ所のみで検出する構成に比べて電源電圧降下による不具合現象を著しく軽減できるという効果が得られる。
【0078】
以上説明した第1、第2および第3の実施形態では、本発明を電子写真プリンタに光源として使用されるLEDヘッドに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーマルプリンタにおける発熱抵抗体、マトリクス型表示装置における表示素子列等の種々のアレイ状素子を駆動する場合に適用可能である。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、ヘッド全体でみた駆動電流のドット間ばらつきが小さく、且つチップの継ぎ目での駆動電流の段差が小さいアレイ状素子駆動回路、ヘッド及び画像記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアレイ状素子駆動回路の第1の実施形態に係るドライバICの概略レイアウトである。
【図2】 上記ドライバICのLEDアレイと駆動トランジスタ部分の等価回路である。
【図3】 上記ドライバICのプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びその周辺回路の間の接続関係を示す図である。
【図4】 駆動トランジスタの閾値電圧Vtがチップ上の位置により変化することにより、LED駆動電流がばらつく様子を示す図である。
【図5】 本発明のアレイ状素子駆動回路の第2の実施形態に係るドライバICの概略レイアウトである。
【図6】 上記ドライバICのLEDアレイと駆動トランジスタ部分の等価回路である。
【図7】 上記ドライバICのプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びその周辺回路の間の接続関係を示す図である。
【図8】 上記ドライバICの制御電圧調整回路の回路構成図である。
【図9】 制御電圧調整回路に与える指令信号を発生するデコーダの説明図である。
【図10】 上記デコーダの回路構成図である。
【図11】 調整動作の種々のモードを説明する真理値表である。
【図12】 第2の実施形態に係るLEDヘッドの駆動電流のドット間ばらつきの例を示す図である。
【図13】 本発明のアレイ状素子駆動回路の第3の実施形態に係るドライバICの概略レイアウトである。
【図14】 上記ドライバICのLEDアレイと駆動トランジスタ部分の等価回路である。
【図15】 第3の実施形態に係るドライバICのプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びそれらの周辺回路の間の接続関係を示す図である。
【図16】一般的な電子写真プリンタにおけるプリンタ制御回路のブロック図である。
【図17】 上記制御回路における種々の信号のタイムチャートである。
【図18】 上記の電子写真プリンタのLEDヘッドの構成を示す図である。
【図19】 上記LEDヘッドの構成図である。
【図20】 上記LEDヘッドの駆動電流のドット間ばらつきの例を示す図である。
【図21】 上記LEDヘッドのプリバッファ回路、制御電圧発生回路、及びその周辺回路の間の接続関係を示す図である。
【図22】 一般的なドライバICの概略レイアウトである。
【図23】 上記ドライバICの断面を示す図である。
【図24】 上記ドライバICのスイッチ素子部分の等価回路である。
【符号の説明】
300 LEDヘッド、 301 入出力電極、 302 シフトレジスタ、303 ラッチ回路、 304 プリバッファ回路、 305 ソース配線、306 LED駆動電源電極、 307 LED駆動トランジスタ、 308電極、 321, 322, 333 制御電圧発生回路、 341, 342 制御電圧調整回路、 421, 422 デコーダ、 D1〜D96 LED素子、G1〜G96 プリバッファ、 LT1〜LT96 ラッチ回路、 M1〜M96 駆動トランジスタ、 M0 基準トランジスタ。

Claims (16)

  1. ICチップ上に形成され、それぞれ被駆動素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第1のノードに第1の制御電圧を出力する第1の制御電圧出力部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の第2の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第2の制御電圧出力部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
    前記第1の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を出力し、
    前記第2の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力する
    アレイ状素子駆動回路。
  2. 前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうち前記第1のノードと前記第2のノードの間に、前記駆動素子の列の中央の近傍に位置する第3のノードに第3の制御電圧を出力する第3の制御電圧出力部をさらに備え、
    前記第3の制御電圧出力部が、前記駆動素子の列の中央の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第3のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第3の制御電圧を発生する
    ことを特徴とする請求項に記載のアレイ状素子駆動回路。
  3. 前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧とが互いに異なる値を有するものであることを特徴とする請求項1に記載のアレイ状駆動素子駆動回路。
  4. 前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧と前記第3の制御電圧とが互いに異なるものであることを特徴とする請求項に記載のアレイ状素子駆動回路。
  5. 前記駆動電流を制御する回路が、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位と前記電源電圧配線部から供給される電源電圧との差に応じて前記駆動素子の駆動電流を制御することを特徴とする請求項1に記載のアレイ状素子駆動回路。
  6. 前記第1の制御電圧出力部は、前記複数の駆動素子のうちの前記第1の制御電圧出力部に隣接する駆動素子の駆動電流が所定の値に維持されるように前記制御電圧の値を制御し、
    前記第2の制御電圧出力部は、前記複数の駆動素子のうちの前記第2の制御電圧出力部に隣接する駆動素子の駆動電流が所定の値に維持されるように前記制御電圧の値を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアレイ状素子駆動回路。
  7. 前記第3の制御電圧出力部は、前記複数の駆動素子のうちの前記第3の制御電圧出力部に隣接する駆動素子の駆動電流が所定の値に維持されるように前記制御電圧の値を制御することを特徴とする請求項に記載のアレイ状素子駆動回路。
  8. ICチップ上に形成され、それぞれ被駆動素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するととも に、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の中央の近傍に位置する前記第1のノードに第1の制御電圧を出力する制御電圧発生部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第1の制御電圧調整部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の側の第2の端部の近傍に位置する第3のノードに第3の制御電圧を出力する第2の制御電圧調整部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
    前記第1の制御電圧出力部が、前記駆動素子の列の前記中央の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を発生し、
    前記第1の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力し、
    前記第2の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第3のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第3の制御電圧を出力する
    アレイ状素子駆動回路。
  9. 前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧と前記第3の制御電圧とが互いに異なる値を有するものであることを特徴とする請求項に記載のアレイ状素子駆動回路。
  10. 前記駆動電流を制御する回路が、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位と前記電源電圧配線部から供給される電源電圧との差に応じて前記駆動素子の駆動電流を制御することを特徴とする請求項に記載のアレイ状素子駆動回路。
  11. 前記第1の制御電圧出力部は、前記複数の駆動素子のうちの前記第1の制御電圧出力部に隣接する駆動素子の駆動電流が所定の値に維持されるように前記制御電圧の値を制御することを特徴とする請求項10に記載のアレイ状素子駆動回路。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載のアレイ状素子駆動回路が複数カスケード接続されてなるアレイ状素子駆動ヘッド。
  13. ICチップ上に形成され、それぞれ発光素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第1のノードに第1の制御電圧を出力する第1の制御電圧出力部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の第2の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第2の制御電圧出力部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
    前記第1の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を出力し、
    前記第2の制御電圧出力部は、前記駆動素子の列の前記2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力する
    発光素子アレイ駆動回路。
  14. ICチップ上に形成され、それぞれ発光素子に駆動電流を供給する複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有する制御電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記複数の駆動素子の列の方向に延在し、複数の抵抗の直列回路として表され、前記複数の抵抗の端部で構成される複数のノードを有するとともに、該ノードから前記複数の駆動素子の各々に電源を供給する電源電圧配線部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の中央の近傍に位置する前記第1のノードに第1の制御電圧を出力する制御電圧発生部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の第1の端部の近傍に位置する第2のノードに第2の制御電圧を出力する第1の制御電圧調整部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードのうちの、前記駆動素子の列の前記第1の端部とは逆の側の第2の端部の近傍に位置する第3のノードに第3の制御電圧を出力する第2の制御電圧調整部と、
    前記ICチップ上に形成され、前記制御電圧配線部の前記複数のノードの電位に基づいて前記複数の駆動素子の駆動電流を制御する回路とを備え、
    前記第1の制御電圧出力部が、前記駆動素子の列の前記中央の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第1のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第1の制御電圧を発生し、
    前記第1の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第1の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第2のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第2の制御電圧を出力し、
    前記第2の制御電圧調整部が、前記駆動素子の列の前記第2の端部の近傍に位置する前記電源電圧配線部の第3のノードから供給される電源電圧に基づいて前記第3の制御電圧を出力する
    発光素子アレイ駆動回路。
  15. 請求項13又は14に記載の発光素子アレイ駆動回路が複数カスケード接続されてなる発光素子アレイヘッド。
  16. 請求項15に記載の発光素子アレイヘッドにより静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、該トナー像を用紙に転写し定着させて印刷を行う画像記録装置。
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