JP4183310B2 - 駆動回路ならびにこれを用いたプリンタおよびledヘッド - Google Patents

駆動回路ならびにこれを用いたプリンタおよびledヘッド Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発光素子群、発熱抵抗体群、表示素子群のような被駆動素子群を個別に駆動する駆動回路に関し、さらにこのような駆動回路を備えたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなプリンタとしては、電子写真プリンタがある。電子写真プリンタは、光源であるLEDヘッドから帯電した感光体ドラムに、印刷データに応じて選択的に光を照射し、感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを付着させ、現像して感光体ドラムにトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写し、定着させるプリンタである。LEDヘッドは、被駆動素子群となる複数のLEDを配列したLEDアレイと、これらのLEDを個別に駆動するドライバIC(駆動回路)とを備えている。
【0003】
図21は従来の電子写真プリンタのブロック構成図である。また、図22は従来の電子写真プリンタの駆動タイミング図である。図21の電子写真プリンタは、印刷制御部1と、モータドライバ2および4と現像転写プロセス用モータ3と、用紙送りモータ5と、用紙吸入口センサ6と、用紙排出口センサ7と、用紙残量センサ8と、用紙サイズセンサ9と、LEDヘッド19と、定着器22と、定着器温度センサ23と、帯電用高圧電源25と、転写用高圧電源26と、現像器27と、転写器28とを備えている。
【0004】
印刷制御部1は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、入出力ポート、タイマ等によって構成され、図示しない上位コントローラに従ってプリンタ全体をシーケンス制御し、プリンタの印刷動作を制御する。また、LEDヘッド19は、それぞれ1ドット(ピクセル)の印刷のために設けられたLEDを複数個線上に配列したものであり、LEDアレイチップおよびLEDドライバIC等により構成されている。
【0005】
まず、印刷制御部1は、上位コントローラから印刷指令信号SG1を受信すると、まず定着器温度センサ23によってヒータ22aを内蔵した定着器22が使用可能な温度範囲にあるか否かを検出し、使用可能な温度範囲になければヒータ22aに通電し、使用可能な温度まで定着器22を加熱する。
【0006】
次に、印刷制御部1は、現像転写プロセス用モータ(PM)3をモータドライバ2を介して回転させ、図示しない感光体ドラムを回転させる。同時に、印刷制御部1は、チャージ信号SGCによって帯電用電圧電源25をオンさせ、現像器27をマイナス電位に帯電させる。そして、セットされている図示しない用紙の有無および種類を用紙残量センサ8、用紙サイズセンサ9によって検出し、用紙送りモータ(PM)5をモータドライバ4を介して回転させ、用紙に合った用紙送りを開始させる。ここで、用紙送りモータ5はモータドライバ4を介して双方向に回転することが可能であり、印刷制御部1は、最初に用紙送りモータ5を逆転させてセットされた用紙を用紙吸入ロセンサ6が検知するまで搬送させる。続いて、用紙送りモータ5を正回転させて用紙をプリンタ内部に搬送させる。
【0007】
次に、印刷制御部1は、用紙が印刷可能な位置まで到達すると、上位コントローラに対してタイミング信号SG3(主走査同期信号、副走査同期信号を含む)を送信し、上位コントローラにおいてページごとに編集されたビデオ信号SG2を受信する。
【0008】
そして、印刷制御部1は、LEDヘッド19にクロック信号HD−CLKを送信し、受信したビデオ信号SG2を印刷データ信号HD−DATAとして順次LEDヘッド19内に転送し、1ライン分のデータ転送が完了すると、LEDヘッド19にラッチ信号HD−LOADを送信し、印刷データ信号HD−DATAをLEDヘッド19内に保持させる。なお、印刷制御部1は、ビデオ信号SG2を印刷ラインごとに受信する。また、印刷制御部1は、上位コントローラから次のラインのビデオ信号SG2を受信している最中においても、LEDヘッド19に保持した印刷データ信号HD−DATAについて印刷できる。
【0009】
次に、印刷制御部1は、LEDヘッド19にストローブ信号HD−STB−Nを送信し、LEDヘッド19により、マイナス電位に帯電した感光体ドラム上に印刷データ信号HD−DATAに応じた光を選択的に照射させ、上記の感光体ドラム上に電位の上昇したドットからなる静電潜像を形成させ、現像部27において、マイナス電位に帯電した画像形成用のトナーを上記電位の上昇した各ドットに吸引させて感光体ドラム上にトナー像を形成させ、さらに転写信号SG4によって転写用高圧電源26をオンさせて転写器28をプラス電位に帯電させ、感光体ドラムと転写器28の間を通過する用紙上にトナー像を転写させる。
【0010】
次に、印刷制御部1は、用紙送りモータ5により、上記転写されたトナー像を有する用紙を、ヒータ22aを内蔵する定着器22に搬送してこれに当接させ、定着器22が発生する熱によりトナー像を用紙に定着させ、この定着させた画像を有する用紙をさらに搬送させ、用紙排出口センサ7を通過させてプリンタ外部に排出させる。以後、上記の動作を繰り返す。なお、印刷制御部1は、用紙サイズセンサ9、用紙吸入ロセンサ6の検知に対応して、用紙が転写器28を通過している間だけ転写用高圧電源26からの電圧を転写器28に印加する。そして、印刷が終了し、用紙が用紙排出口センサ7を通過すると、帯電用高圧電源25による現像器27への電圧印加を終了し、同時に現像転写プロセス用モータ3の回転を停止させる。
【0011】
次に、図21の電子写真プリンタにおけるLEDヘッド19の構成について説明する。図23は従来のLEDヘッド19の回路構成図である。なお、例えば、A4サイズの用紙に1インチ当たり600ドットの解像度で印刷可能なプリンタでは、1ラインは4992ドットからなる。図23には、1ラインに4992ドットを印刷する場合の回路構成を示してある。
【0012】
LEDヘッド19は、フリップフロップ回路FF1〜FF4992と、ラッチ回路LT1〜LT4992と、プリバッファ回路G1〜G4992と、駆動トランジスタ(PMOSトランジスタ)Tr1〜Tr4992と、LED LD1〜LD4992と、インバータIV1〜IV26(IV2〜IV26は図示省略)と、制御電圧発生回路CV1〜CV26(CV2〜CV26は図示省略)とを備えている。また、LEDヘッド19には、印刷制御部1(図21参照)から印刷データ信号HD−DATA、クロック信号HD−CLK、ラッチ信号HD−LOAD、およびストローブ信号HD−STB−N(それぞれ図22参照)が入力される。また、LEDヘッド19には、電源VDDが供給される。インバータIV1〜IV26は、負論理信号であるストローブ信号HD−STB−Nを論理反転させる。
【0013】
フリップフロップ回路FF1〜FF4992は、隣り合うフリップフロップ回路のデータ入力端子Dと非反転データ出力端子Qとを相互に接続することによりカスケード接続されており、4992段のシフトレジスタ回路を構成している。初段のフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dには、印刷データ信号HD−DATAが入力される。また、フリップフロップ回路FF1〜FF4992のクロック入力端子には、クロック信号HD−CLKが入力される。このシフトレジスタ回路は、初段のフリップフロップ回路FF1に入力される印刷データ信号HD−DATAのビットデータをクロック信号HD−CLKに同期して次段のフリップフロップ回路に順次シフトさせ、1ライン分の印刷データ信号HD−DATAに相当する4992ドット分のビットデータをフリップフロップ回路FF1〜FF4992にそれぞれ格納する。
【0014】
ラッチ回路LTk(kは1から4992までの任意の整数)のデータ入力端子Dは、フリップフロップ回路FFkの非反転データ出力端子Qに接続されている。また、ラッチ回路LT1〜LT4992のラッチ入力端子Gには、ラッチ信号HD−LOADが入力される。このラッチ回路LTkは、ラッチ信号HD−LOADが入力されると、フリップフロップ回路FFkに格納されたビットデータをラッチする。
【0015】
プリバッファ回路Gkの第1の入力端子は、ラッチ回路LTkの非反転データ出力端子Qに接続されている。また、プリバッファ回路G1〜G4992の第2の入力端子には、ストローブ信号HD−STB−Nの反転信号が入力される。また、プリバッファ回路Gkの出力端子は、駆動トランジスタTrkのゲート端子に接続されている。このプリバッファ回路Gkは、ラッチ回路LTkから出力される1ライン分の印刷データ信号HD−DATAの第kドットのビットデータと、ストローブ信号HD−STB−Nの反転信号との論理積を生成し、この論理積に従い、対応する駆動トランジスタTrkをオンさせる。
【0016】
駆動トランジスタTrkのドレイン端子は、LED LDkのアノード端子に接続されている。また、駆動トランジスタTr1〜Tr4992のソース端子には、電源VDDが供給される。また、LED LDkのカソード端子は接地されている。駆動トランジスタTrkがオンすると、対応するLED LDkに駆動電流が供給される。これにより、ストローブ信号HD−STB−Nが入力されている期間において、LED LD1〜LD4992が上記1ライン分のビットデータに従って発光する。
【0017】
図24はLEDヘッド19のブロック構成図である。図24において、LEDヘッド19は、26個のLEDアレイ50(CHP1〜CHP26)と、26個のドライバIC51(DRV1〜DRV26)と、基準電圧発生回路52とを備えている。なお、図23では基準電圧発生回路52の図示を省略してあった。
【0018】
LEDアレイ50は、192個のLEDを配列したものである。ここで、例えば、LEDアレイCHP1の192個のLEDは、図23のLED LD1〜LD192に相当し、LEDアレイCHP26の192個のLEDは、図23のLED LD4801〜LD4992に相当する。
【0019】
ドライバIC51は、シフトレジスタ回路53と、ラッチ回路群54と、インバータ55と、論理積回路群56と、LED駆動回路群57と、制御電圧発生回路58とを備えている。
【0020】
ここで、例えば、ドライバIC DRV1においては、シフトレジスタ回路53は図23のフリップフロップ回路FF1〜FF192に相当し、ラッチ回路群54は図23のラッチ回路LT1〜LT192に相当し、インバータ55は図23のインバータIV1に相当し、制御電圧発生回路58は図23の制御電圧発生回路CV1に相当する。また、論理積回路群56およびLED駆動回路群57は、図23のプリバッファ回路G1〜G192および駆動トランジスタTr1〜Tr192に相当する。同様に、ドライバIC DRV26においては、シフトレジスタ回路53は図23のフリップフロップ回路FF4801〜FF4992に相当し、ラッチ回路群54は図23のラッチ回路LT4801〜LT4992に相当し、インバータ55は図23のインバータIV26に相当し、制御電圧発生回路58は図23の制御電圧発生回路CV26に相当する。また、論理積回路群56およびLED駆動回路群57は、図23のプリバッファ回路G4801〜G4992および駆動トランジスタTr4801〜Tr4992に相当する。
【0021】
シフトレジスタ回路53は、192個のフリップフロップ回路FF1〜FF192をカスケード接続したものである。また、ドライバIC DRV1〜DRV26のシフトレジスタ回路53はカスケード接続されている。また、ラッチ回路群54は、192個のラッチ回路LT1〜LT192から構成され、ラッチ信号HD−LOADが入力されると、シフトレジスタ回路53に格納された印刷データ信号HD−DATAの192ドット分のビットデータをラッチする。また、インバータ55は、負論理信号であるストローブ信号HD−STB−N(図22参照)を論理反転させる。また、論理積回路群56およびLED駆動回路群57は、192個のプリバッファ回路G1〜G192および192個の駆動トランジスタTr1〜Tr192から構成されている。論理積回路群56はプリバッファ回路G1〜G192の192個のAND回路AD1〜AD192から構成されている。LED駆動回路群57は、それぞれ駆動トランジスタTr1〜Tr192を備えた192個のLED駆動回路LDV1〜LDV192から構成される。
【0022】
基準電圧発生回路52は、基準電圧VREFを生成し、この基準電圧VREFをドライバIC DRV1〜DRV26の制御電圧発生回路58に供給する。また、制御電圧発生回路58は、LED駆動回路群57がLEDアレイ50に供給する駆動電流の値を制御するための制御電圧を生成し、この制御電圧をLED駆動回路群57に供給する。
【0023】
図25は制御電圧発生回路58およびプリバッファ回路Gi(iは1から192までの任意の整数)ならびにLED駆動回路LDViの回路構成図である。
【0024】
プリバッファ回路Giは、AND回路ADiと、PMOSトランジスタTPiと、NMOSトランジスタTNiとを備えている。また、LED駆動回路LDViは、駆動トランジスタ(PMOSトランジスタ)Triと、PMOSトランジスタTPiと、NMOSトランジスタTNiとを備えている。
【0025】
AND回路ADiには、ラッチ回路LTiの出力信号(印刷データ信号HD−DATAのビットデータ)と、インバータ55の出力信号(正論理のストローブ信号HD−STB−P)とが入力される。AND回路ADiの出力端子は、PMOSトランジスタTPiのゲート端子およびNMOSトランジスタTNiのゲート端子に接続されている。このAND回路ADiは、印刷データ信号HD−DATAのビットデータとストローブ信号HD−STB−Pとの論理積を生成する。
【0026】
PMOSトランジスタTPiのソース端子には電源VDDが供給され、NMOSトランジスタTNiのソース端子には制御電圧発生回路58から制御電圧Vcontが供給される。PMOSトランジスタTPiのドレイン端子およびNMOSトランジスタTNiのドレイン端子は、駆動トランジスタTriのゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタTPiとNMOSトランジスタTNiとはインバータを構成している。
【0027】
制御電圧発生回路58は、演算増幅器60と、PMOSトランジスタ61と、抵抗Rrefとを備えている。
【0028】
演算増幅器60の反転入力端子(−入力端子)には基準電圧回路52からの基準電圧VREFが入力され、演算増幅器60の非反転入力端子(+入力端子)は抵抗Rrefの一端に接続されている。また、演算増幅器60の出力端子は、制御電圧Vcontの生成端子であり、LED駆動回路LDVi(プリバッファ回路Gi)のNMOSトランジスタTNiのソース端子に接続されている。
【0029】
PMOSトランジスタ61は、ゲート長が駆動トランジスタ(PMOSトランジスタ)Triと相等しいサイズとなるように形成されている。PMOSトランジスタ61のソース端子は電源VDDに接続され、PMOSトランジスタ61のゲート端子は演算増幅器60の出力端子に接続され、PMOSトランジスタ61のドレイン端子は演算増幅器60の非反転入力端子に接続されている。PMOSトランジスタ61のドレイン端子および演算増幅器60の非反転入力端子は、抵抗Rrefを介してグランドに接続されている。
【0030】
この制御電圧発生回路58は、演算増幅器60と、PMOSトランジスタ61と、抵抗Rrefとによりフィードバック制御回路を構成しており、LED駆動回路群57のLED駆動回路LDV1〜LDV192がLEDアレイ50のLED LD1〜LD192に供給する駆動電流の値を一定にするための制御電圧Vcontを生成し、この制御電圧VcontをLED駆動回路LDV1〜LDV192(プリバッファ回路G1〜G192)に供給する。なお、抵抗RrefおよびPMOSトランジスタ61に流れる電流Irefは、電源VDDの電圧によらず基準電圧VREFと抵抗Rrefの値のみにより決定される。
【0031】
上記のプリバッファ回路Giは、印刷データ信号HD−DATAのビットデータおよびストローブ信号HD−STB−PがともにHighレベルのとき、駆動トランジスタTriのゲート端子に制御電圧Vcontを供給し、駆動トランジスタTriをオンさせ、駆動トランジスタTriからLED LDiに電流Irefに応じた値の駆動電流を供給させる。
【0032】
図26は演算増幅器60の回路構成図である。図26において、演算増幅器60は、抵抗70と、PMOSトランジスタ71〜75と、NMOSトランジスタ76〜78と、コンデンサ79とを備えている。
【0033】
抵抗70と、PMOSトランジスタ71とは、PMOSトランジスタ72および73に供給するゲートバイアス電圧VBを生成するバイアス電圧発生回路を構成している。PMOSトランジスタ71のソース端子は電源VDDに接続されている。また、PMOSトランジスタ71のゲート端子とドレイン端子とは、互いに接続され、ゲートバイアス電圧VBの生成端子となり、抵抗70を介してグランドに接続されている。
【0034】
また、PMOSトランジスタ72,74、75と、NMOSトランジスタ76,77とは、差動増幅回路を構成している。PMOSトランジスタ72のゲート端子はPMOSトランジスタ71のゲート端子およびドレイン端子(ゲートバイアス電圧VBの生成端子)に接続され、PMOSトランジスタ72のソース端子は電源VDDに接続され、PMOSトランジスタ72のドレイン端子はPMOSトランジスタ74のソース端子およびPMOSトランジスタ75のソース端子に接続されている。
【0035】
PMOSトランジスタ74のゲート端子は演算増幅回路60の反転入力端子(−入力端子)となっており、PMOSトランジスタ75のゲート端子は演算増幅器60の非反転入力端子(+入力端子)となっている。PMOSトランジスタ74のドレイン端子はNMOSトランジスタ76のドレイン端子およびゲート端子ならびにNMOSトランジスタ77のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタ75のドレイン端子はNMOSトランジスタ77のドレイン端子に接続されている。NMOSトランジスタ76のソース端子およびNMOSトランジスタ77のソース端子は、それぞれグランドに接続されている。
【0036】
また、PMOSトランジスタ73と、NMOSトランジスタ78と、コンデンサ79とは、上記差動増幅回路の出力電圧を増幅し、演算増幅器60の出力端子から出力する増幅回路を構成している。PMOSトランジスタ73のゲート端子はPMOSトランジスタ71のゲート端子およびドレイン端子(ゲートバイアス電圧VBの生成端子)に接続され、PMOSトランジスタ73のソース端子は電源VDDに接続され、PMOSトランジスタ73のドレイン端子はNMOSトランジスタ78のドレイン端子に接続されている。NMOSトランジスタ78のゲート端子はPMOSトランジスタ75のドレイン端子に接続され、NMOSトランジスタ78のソース端子はグランドに接続されている。NMOSトランジスタ78のゲート端子とドレイン端子の間にはコンデンサ79が設けられている。PMOSトランジスタ73のドレイン端子とNMOSトランジスタ78のドレイン端子との接続ノードは、演算増幅回路60の出力端子となっている。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
図26の演算増幅器60は、PMOSトランジスタ71〜73が電流源として常に飽和領域で動作しているため、常に直流電流I1,I2,I3が流れる構成である。このように、従来のドライバICが静止時においても電源電流が流れる構成であるために、従来のドライバICおよびこれを用いたプリンタには以下に説明する問題があった。
【0038】
第1の問題は、ドライバIC単体でのテスト工程において、IDDqテストの実施が困難であり、様々な条件で様々なテストをしなければならないので、テスト時間が長くなり、コストが高くなるという問題である。
【0039】
ICの一般的なテスト手法としては、ファンクションテストと呼ばれる、ICの入力端子にテストパターンを入力し、その出力端子が回路の論理通りの正しい値を出力しているか判定する手法がとられている。従って、このテストにおいて、回路に故障個所がある場合には、出力端子からは期待される値とは異なる信号が出力されることになる。しかし近年、半導体プロセスの微細化が進展し、回路の大規模化が進むに従い、ICのテストにおいて、IDDqテストが採用されることが多くなってきている。
【0040】
以下にIDDqテストについて、簡単に説明する。CMOS回路は、信号が変化するときには電流が流れるが、信号が変化しない静止時においては、電源(VDD)とグランドの間に電流パスがなく、数[pA]から数[μA]の電流しか流れない。IDDqテストとは、このようなCMOS回路の特性を利用し、静止時における電源電流を測定し、電源電流の僅かな増加を判別することにより、隣接配線間の短絡故障などのIC内部の故障を効率的に検出するという手法である。
【0041】
しかし、従来のドライバICのように、静止時にも電源電流が流れる構成であると、電源電流の僅かな増加を判別することが困難になり、従ってIDDqテストでは故障を検出できない。
【0042】
第2の問題は、プリンタのLEDヘッドは、多数のドライバICを配列して構成されているため、個々のドライバICの静止時消費電流が僅かであったとしても、LEDヘッド全体での消費電力は無視できないものとなり、プリンタの待機時消費電力を増大させるという問題である。
【0043】
近年の地球環境保護に関する意識の高まりに対応して通商産業省が制定した、国際エネルギースタープログラムにおいても、情報処理装置の待機時消費電力の許容値などが規定されている。一例として、プリンタやファクシミリ装置の待機時消費電力は、1分当たりの印刷枚数が7枚以下の装置において、15[W]以下とすることが求められている。
【0044】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、静止時に電流がほとんど流れず、IDDqテストが可能な駆動回路を提供することを目的とする。また、待機時消費電力を低減できるプリンタを提供することを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の駆動回路は、
駆動データに従って被駆動素子群を個別に駆動する駆動出力回路群と、
外部から入力された駆動データを前記駆動出力回路群に転送する転送回路と、
前記被駆動素子群に対する駆動電流を制御するための制御電圧を生成し、この制御電圧を前記駆動出力回路群に入力する制御電圧発生回路と、
前記駆動データの転送を制御するための信号を入力する信号線または前記駆動出力回路群の駆動を制御するための信号を入力する信号線を含む複数の信号線を通じて、前記被駆動素子群の非駆動時に、駆動時とは異なる論理レベルの信号を入力することによりスタンバイモード制御信号を生成する回路とを備え、
前記制御電圧発生回路は、該制御電圧発生回路内を定常的に流れ、前記制御電圧の出力値の基準となる電流が流れる静止時電流パス上に接続されて前記静止時電流パスを短絡/遮断する第1の切替回路と、前記制御電圧の出力をグランドに対して開放/短絡する第2の切替回路とを有し、
前記スタンバイモード制御信号は、前記第1の切替回路及び第2の切替回路に供給され、スタンバイモード時に、前記第1の切替回路を遮断するとともに前記第2の切替回路を短絡させ
ことを特徴とするものである。
【0046】
また、本発明のプリンタは、ICチップ化された本発明の駆動回路を複数個備え、前記スタンバイモード制御信号を生成させる印刷制御部を備えたことを特徴とするものである。
【0047】
【発明の実施の形態】
第1の実施形態
第1の実施形態は、スタンバイモード(待機モード)のときに静止時電流パスを遮断する切替回路をドライバICに設け、この切替回路を制御するスタンバイモード制御信号を印刷制御部からドライバICに入力するようにしたものである。
【0048】
図2は本発明の第1の実施形態の電子写真プリンタのブロック構成図である。なお、図2において、図21と同じものには同じ符号を付してある。図2の電子写真プリンタは、図21の従来の電子写真プリンタにおいて、印刷制御部1を印刷制御部10とし、LEDヘッド19をLEDヘッド20としたものである。印刷制御部10は、図21の印刷制御部1において、スタンバイモードのときにLEDヘッドにスタンバイモード制御信号STBY−Nを入力するようにしたものである。
【0049】
図1はLEDヘッド20のブロック構成図である。なお、図1において、図24と同じものには同じ符号を付してある。LEDヘッド20は、26個のLEDアレイ50と、26個のドライバIC100と、基準電圧発生回路52とを備えている。つまり、LEDヘッド20は、図24のLEDヘッド19において、ドライバIC51をドライバIC100としたものである。
【0050】
ドライバIC100は、シフトレジスタ回路53と、ラッチ回路群54と、インバータ55と、論理積回路群56と、LED駆動回路群57と、制御電圧発生回路101とを備えている。つまり、ドライバIC100は、図24の従来のドライバIC51において、制御電圧発生回路58を制御電圧発生回路101としたものである。また、ドライバIC100には、印刷制御部10(図2参照)から印刷データ信号HD−DATA、クロック信号HD−CLK、ラッチ信号HD−LOAD、ストローブ信号HD−STB−N、およびスタンバイモード制御信号STBY−Nが入力される。スタンバイモード制御信号STBY−Nは、制御電圧発生回路101に入力される。
【0051】
図3は制御電圧発生回路101およびプリバッファ回路GiならびにLED駆動回路LDViの回路構成図である。なお、図3において、図25と同じものには同じ符号を付してある。制御電圧発生回路101は、インバータ109と、演算増幅器110と、PMOSトランジスタ61,111と、抵抗Rrefとを備えている。つまり、制御電圧発生回路101は、図25の制御電圧発生回路58において、演算増幅器60を演算増幅器110とし、インバータ109と、PMOSトランジスタ111とを設けたものである。
【0052】
インバータ109の入力端子には、印刷制御部10(図2参照)からの負論理のスタンバイモード制御信号STBY−Nが入力される。また、インバータ109の出力端子は、演算増幅器110の制御入力端子およびPMOSトランジスタ111のゲート端子に接続されている。このインバータ109は、負論理のスタンバイモード制御信号STBY−Nを論理反転させ、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成する。
【0053】
演算増幅器110は、反転入力端子(−入力端子)と、非反転入力端子(+入力端子)と、制御入力端子と、制御電圧Vcontの生成端子となる出力端子とを備えている。演算増幅器110の反転入力端子には基準電圧回路52(図1参照)からの基準電圧VREFが入力され、非反転入力端子は抵抗Rrefの一端に接続され、制御入力端子にはインバータ109からの正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pが入力される。また演算増幅器110の出力端子は、LED駆動回路LDVi(プリバッファ回路Gi)のNMOSトランジスタTNiのソース端子に接続されている。
【0054】
PMOSトランジスタ61のゲート端子は演算増幅器110の出力端子に接続され、ソース端子は電源VDDに接続され、ドレイン端子はPMOSトランジスタ111を介して演算増幅器110の非反転入力端子に接続されている。演算増幅器110の非反転入力端子は、抵抗Rrefを介してグランドに接続されている。
【0055】
PMOSトランジスタ111は、PMOSトランジスタ61と抵抗Rrefとの間を短絡/遮断するスイッチトランジスタであり、PMOSトランジスタ111のソース端子はPMOSトランジスタ61のドレイン端子に接続され、PMOSトランジスタ111のドレイン端子は抵抗Rrefの一端(演算増幅器110の非反転入力端子)に接続され、PMOSトランジスタ111のゲート端子にはインバータ109からのスタンバイモード制御信号STBY−Pが入力される。
【0056】
この制御電圧発生回路101は、演算増幅器110と、PMOSトランジスタ61,111と、抵抗Rrefとによりフィードバック制御回路を構成しており、LED駆動回路群57のLED駆動回路LDV1〜LDV192がLEDアレイ50のLED LD1〜LD192に供給する駆動電流の値を一定に保持するとともに、一律に調整するための制御電圧Vcontを生成し、この制御電圧VcontをLED駆動回路LDV1〜LDV192(プリバッファG1〜G192)に供給する。さらに、制御電圧発生回路101は、スタンバイモード制御信号STBY−Pに従い、PMOSトランジスタ61と抵抗Rrefによる静止時電流パス、および演算増幅器110内部の静止時電流パスを遮断する。
【0057】
図4は演算増幅器110の回路構成図である。なお、図4において、図26と同じものには同じ符号を付してある。演算増幅器110は、抵抗70と、PMOSトランジスタ71〜75,112と、NMOSトランジスタ76〜78,113,114と、コンデンサ79と、インバータ115、116とを備えている。つまり、演算増幅器110は、図26の演算増幅器60に、PMOSトランジスタ112と、NMOSトランジスタ113,114と、インバータ115、116とを設けたものである。
【0058】
インバータ115の入力端子は、演算増幅器110の制御入力端子になっていおり、インバータ109からのスタンバイモード制御信号STBY−Pが入力される。また、インバータ115の出力端子は、インバータ116の入力端子、PMOSトランジスタ112のゲート端子、およびNMOSトランジスタ113のゲート端子に接続されている。インバータ116の出力端子は、NMOSトランジスタ114のゲート端子に接続されている。インバータ115は、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを論理反転させ、負論理のスタンバイモード制御信号STBY−Nを生成する。インバータ116は、インバータ115からのスタンバイモード制御信号STBY−Nを論理反転させ、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成する。
【0059】
抵抗70と、PMOSトランジスタ71,112と、NMOSトランジスタ113とは、PMOSトランジスタ72および73に供給するゲートバイアス電圧VBを生成するバイアス電圧発生回路を構成している。PMOSトランジスタ71のソース端子は電源VDDに接続されている。また、PMOSトランジスタ71のゲート端子とドレイン端子とは、互いに接続され、ゲートバイアス電圧VBの生成端子となり、抵抗70およびNMOSトランジスタ113を介してグランドに接続されている。
【0060】
PMOSトランジスタ112は、PMOSトランジスタ71に並列に設けられており、PMOSトランジスタ71のソース端子とドレイン端子の間を開放/短絡するスイッチトランジスタであり、PMOSトランジスタ112のソース端子はPMOSトランジスタ71のソース端子(電源VDD)に接続され、PMOSトランジスタ112のドレイン端子はPMOSトランジスタ71のドレイン端子(ゲートバイアス電圧VBの生成端子)に接続され、PMOSトランジスタ112のゲート端子にはインバータ115からのスタンバイモード制御信号STBY−Nが入力される。NMOSトランジスタ113は、抵抗70とグランドの間を短絡/遮断するスイッチトランジスタであり、NMOSトランジスタ113のドレイン端子は抵抗70に接続され、ソース端子はグランドに接続され、NMOSトランジスタ113のゲート端子にはインバータ115からのスタンバイモード制御信号STBY−Nが入力される。
【0061】
また、PMOSトランジスタ72,74、75と、NMOSトランジスタ76,77とは、差動増幅回路を構成している。PMOSトランジスタ72のゲート端子はPMOSトランジスタ71のゲート端子およびドレイン端子(ゲートバイアス電圧VBの生成端子)に接続され、PMOSトランジスタ72のソース端子は電源VDDに接続され、PMOSトランジスタ72のドレイン端子はPMOSトランジスタ74のソース端子およびPMOSトランジスタ75のソース端子に接続されている。
【0062】
PMOSトランジスタ74のゲート端子は演算増幅回路110の反転入力端子(−入力端子)となっており、PMOSトランジスタ75のゲート端子は演算増幅器110の非反転入力端子(+入力端子)となっている。PMOSトランジスタ74のドレイン端子はNMOSトランジスタ76のドレイン端子およびゲート端子ならびにNMOSトランジスタ77のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタ75のドレイン端子はNMOSトランジスタ77のドレイン端子に接続されている。NMOSトランジスタ76のソース端子およびNMOSトランジスタ77のソース端子は、それぞれグランドに接続されている。
【0063】
また、PMOSトランジスタ73と、NMOSトランジスタ78,114と、コンデンサ79とは、上記差動増幅回路の出力電圧を増幅し、演算増幅器110の出力端子から出力する増幅回路を構成している。PMOSトランジスタ73のゲート端子はPMOSトランジスタ71のゲート端子およびドレイン端子(ゲートバイアス電圧VBの生成端子)に接続され、PMOSトランジスタ73のソース端子は電源VDDに接続され、PMOSトランジスタ73のドレイン端子はNMOSトランジスタ78のドレイン端子に接続されている。NMOSトランジスタ78のゲート端子はPMOSトランジスタ75のドレイン端子に接続され、NMOSトランジスタ78のソース端子はグランドに接続されている。NMOSトランジスタ78のゲート端子とドレイン端子の間にはコンデンサ79が設けられている。PMOSトランジスタ73のドレイン端子とNMOSトランジスタ78のドレイン端子との接続ノードは、演算増幅回路110の出力端子となっている。
【0064】
NMOSトランジスタ114は、NMOSトランジスタ78に並列に設けられており、NMOSトランジスタ78のドレイン端子とソース端子の間を開放/短絡するスイッチトランジスタであり、NMOSトランジスタ114のドレイン端子はNMOSトランジスタ78のドレイン端子(演算増幅器110の出力端子)に接続され、NMOSトランジスタ114のソース端子はNMOSトランジスタ78のソース端子(グランド)に接続されている。また、NMOSトランジスタ114のゲート端子にはインバータ116からのスタンバイモード制御信号STBY−Pが入力される。
【0065】
抵抗70と、PMOSトランジスタ71〜73とは、カレントミラー回路を構成している。このカレントミラー回路において、PMOSトランジスタ71は制御側電流源であり、PMOSトランジスタ72および73は、PMOSトランジスタ71のドレイン電流に応じたドレイン電流を流す被制御側電流源である。PMOSトランジスタ112をオンさせ、PMOSトランジスタ113をオフさせることにより、制御側電流源トランジスタをオフさせ、制御側電流源の静止時電流パスを遮断すれば、同時に被制御側電流源トランジスタをオフさせ、被制御側電流源の静止時電流パスを遮断できる。
【0066】
次に、第1の実施形態の電子写真プリンタの動作について説明する。図5は第1の実施形態の電子写真プリンタにおいて印刷モードおよびスタンバイモードを実行するときのタイミング図である。なお、図5において、図22と同じものには同じ符号を付してある。
【0067】
印刷モードのときには、印刷制御部10は、スタンバイモード制御信号STBY−NをHighレベルに保持している。印刷制御部10は、クロック信号HD−CLKを4992クロック発生して、4992ビットからなる1ライン分の印刷データHD−DATAをLEDヘッド20の26個のドライバIC100のシフトレジスタ回路53に転送し、ラッチ信号HD−LOADをHighレベルにして、上記4992ビットの印刷データをラッチ回路54によりラッチさせ、負論理のストローブ信号HD−STB−NをLowレベルにして、LED駆動回路57によりLEDアレイ50のLEDを駆動させる。ストローブ信号HD−STB−NがLowレベルとなる期間、LEDは駆動される。
【0068】
スタンバイモード制御信号STBY−NがHighレベルである印刷モードのときには、図3および図4において、スタンバイモード制御信号STBY−PはLowレベルとなる。つまり、インバータ109および116の出力はLowレベル、インバータ115の出力はHighレベルとなる。
【0069】
図4の演算増幅器110において、インバータ115の出力がHighレベルなので、PMOSトランジスタ112はオフしており、NMOSトランジスタ113はオンしている。また、インバータ116の出力がLowレベルなので、NMOSトランジスタ114はオフしている。
【0070】
従って、スタンバイモード制御信号STBY−NがHighレベルである印刷モードのときには、演算増幅器110は、図26の従来の演算増幅器60と同じ回路構成となり、演算増幅器60と同じ回路動作をする。つまり、演算増幅器110のPMOSトランジスタ71〜73は、定電流源として飽和領域で動作しており、それぞれのトランジスタには、I1,I2,I3なる電流が定常的に流れている。
【0071】
また、図3の制御電圧発生回路101において、インバータ109の出力がLowレベルなので、PMOSトランジスタ111はオンしている。従って、印刷モードのときには、制御電圧発生回路101は、図26の従来の制御電圧発生回路58と同じ回路構成となり、制御電圧発生回路58と同じ回路動作をする。つまり、制御電圧発生回路101のPMOSトランジスタ61および抵抗Rrefには、電流Irefが定常的に流れている。
【0072】
次に、印刷動作を終了し、プリンタをスタンバイモードにする場合には、印刷制御部10は、LEDヘッド20のドライバIC100にスタンバイモード実施命令を通知する。このスタンバイモード実施命令の通知は、スタンバイモード制御信号STBY―NをLowレベルにすることによりなされる。
【0073】
スタンバイモード制御信号STBY−NがLowレベルとなるスタンバイモードのときには、図3および図4において、スタンバイモード制御信号STBY−PはHighレベルとなる。
【0074】
図3の制御電圧発生回路101において、インバータ109の出力がHighレベルになるので、PMOSトランジスタ111はオフする。これにより、PMOS61と抵抗Rrefとによる静止時電流パスが遮断される。つまり、電流Irefが遮断される。
【0075】
また、図4の演算増幅器110において、インバータ115の出力がLowレベルになるので、PMOSトランジスタ112はオンし、NMOSトランジスタ113はオフする。また、インバータ116の出力がHighレベルになるので、NMOSトランジスタ114はオンする。
【0076】
NMOSトランジスタ113がオフすることにより、PMOS71と抵抗70とによる静止時電流パスが遮断される。つまり、電流I1が遮断される。さらに、PMOSトランジスタ112がオンすることにより、PMOSトランジスタ71〜73のゲート電位VBは電源電位VDDまで上昇し、PMOSトランジスタ71〜73はオフする。これにより、PMOSトランジスタ72,73に流れる電流I2およびI3が遮断される。なお、NMOSトランジスタ114をオンさせることにより、演算増幅器110の出力レベルをLowレベルとし、その出力レベルが不定となることを防止している。
【0077】
LEDヘッド20の26個のドライバIC100がスタンバイモードになり、ドライバIC100の静止時電流パスが上記のように遮断されているとき、LEDヘッド20の消費電流は数[μA]程度である。なお、スタンバイモードであるときに、上位コントローラからの印刷指令信号SG1(図2参照)を受信すると、印刷制御部10は、スタンバイ制御信号STBY−Nを再びHighレベルとし、プリンタを再び印刷モードにする。
【0078】
このように第1の実施形態におけるドライバIC100によれば、スタンバイモードのときに静止時電流パスを遮断する切替回路を設け、この切替回路を制御するスタンバイモード制御信号をプリンタの印刷制御部10から入力するようにしたことにより、ドライバICの静止時電流を、CMOS構造のICと同等に、ほとんどゼロにすることができる。これにより、ドライバICを製造したあとのテストにおいて、IDDqテストによる効率的なテストが可能となる。
【0079】
また、第1の実施形態のプリンタによれば、複数個のドライバIC100によりLEDヘッド20を構成することにより、待機時のLEDヘッドの消費電流をたかだか数[μA]程度にすることができ、これによりプリンタの待機時消費電力を低減することができる。
【0080】
第2の実施形態
第2の実施形態は、切替回路を制御するスタンバイモード制御信号を、印刷制御部から入力されるストローブ信号とラッチ信号の論理レベルに基づいて、
ドライバIC内部で生成するようにしたものである。
【0081】
図6は本発明の第2の実施形態の電子写真プリンタのブロック構成図である。なお、図6において、図21および図2と同じものには同じ符号を付してある。図6の電子写真プリンタは、図21の従来の電子写真プリンタにおいて、印刷制御部1を印刷制御部11とし、LEDヘッド19をLEDヘッド21としたものである。印刷制御部11は、図21の印刷制御部1において、スタンバイモードのときに、ラッチ信号HD−LOADおよびストローブ信号HD−STB−Nを変化させることにより、スタンバイモードをLEDヘッドに通知するようにしたものである。
【0082】
図7はLEDヘッド21のブロック構成図である。なお、図7において、図1および図24と同じものには同じ符号を付してある。LEDヘッド21は、26個のLEDアレイ50と、26個のドライバIC200と、基準電圧発生回路52とを備えている。つまり、LEDヘッド21は、図24のLEDヘッド19において、ドライバIC51をドライバIC200としたものである。
【0083】
ドライバIC200は、シフトレジスタ回路53と、ラッチ回路群54と、論理積回路群56と、LED駆動回路群57と、制御電圧発生回路201と、NOR回路202とを備えている。つまり、ドライバIC200は、図1のドライバIC100において、制御電圧発生回路101を制御電圧発生回路201とし、インバータ55をNOR回路202としたものである。また、ドライバIC200には、印刷制御部11(図6参照)から印刷データ信号HD−DATA、クロック信号HD−CLK、ラッチ信号HD−LOAD、ストローブ信号HD−STB−Nが入力される。ラッチ信号HD−LOADとストローブ信号HD−STB−Nとは、制御電圧発生回路201にも入力される。NOR回路202は、ラッチHD−LOAD信号と、負論理のストローブ信号HD−STB−NとをNOR演算し、NOR演算信号を論理積回路群56に入力する。
【0084】
図8は制御電圧発生回路201およびプリバッファ回路GiならびにLED駆動回路LDViの回路構成図である。なお、図8において、図3および図25と同じものには同じ符号を付してある。
【0085】
AND回路ADiは、ラッチ回路LTiの出力信号(印刷データ信号HD−DATAのビットデータ)と、NOR回路202の出力信号との論理積を生成する。
【0086】
制御電圧発生回路201は、スタンバイモード制御回路209と、演算増幅器110と、PMOSトランジスタ61,111と、抵抗Rrefとを備えている。つまり、制御電圧発生回路201は、図3の制御電圧発生回路101において、インバータ109をスタンバイモード制御回路209としたものである。
【0087】
スタンバイモード制御回路209は、印刷制御部11(図6参照)から入力されるラッチ信号HD−LOADおよび負論理のストローブ信号HD−STB−Nに基づいて、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成する。
【0088】
図9はスタンバイモード制御回路209および演算増幅器110の回路構成図である。なお、図9において、図4と同じものには同じ符号を付してある。
【0089】
スタンバイモード制御回路209は、インバータ215と、AND回路216とを備えている。つまり、スタンバイモード制御回路209は、図4のスタンバイモード制御信号回路である、インバータ115,116からなる回路の前段に配置したものである。
【0090】
インバータ215の入力端子には、印刷制御部11(図6参照)からの負論理のストローブ信号HD−STB−Nが入力される。また、インバータ215の出力端子は、AND回路216の第1の入力端子に接続されている。AND回路216の第2の入力端子には、印刷制御部11からのラッチ信号HD−LOADが入力される。また、AND回路216の出力端子は、インバータ115の入力端子に接続されている。インバータ115の出力端子は、演算増幅器110のPMOSトランジスタ112のゲート端子、NMOSトランジスタ113のゲート端子に接続されるとともに、インバータ116の入力端子に接続され、インバータ116の出力端子は、NMOSトランジスタ114のゲート端子に接続さている。
【0091】
インバータ215は、印刷制御部11から入力された負論理のストローブ信号HD−STB−Nを論理反転させ、正論理のストローブ信号をAND回路216に入力する。AND回路216は、インバータ215から入力された正論理のストローブ信号と、印刷制御部11から入力されたラッチ信号HD−LOADとをAND演算することにより、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成し、このスタンバイモード制御信号STBY−Pをインバータ115に入力する。インバータ115は、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを論理反転させ、負論理のスタンバイモード信号STBY−NをPMOSトランジスタ112、NMOSトランジスタ113のゲート端子に入力する。
【0092】
次に、第2の実施形態の電子写真プリンタの動作について説明する。図10は第2の実施形態の電子写真プリンタにおいて印刷モードおよびスタンバイモードを実行するときのタイミング図である。なお、図10において、図5と同じものには同じ符号を付してある。
【0093】
印刷モードのときには、印刷制御部11は、ラッチ信号HD−LOADをHighレベル、かつストローブ信号HD−STB−NをLowレベルとすることはない。この印刷モードのときには、図8および図9において、AND回路216が生成するスタンバイモード制御信号STBY−PはLowレベルとなっている。従って、スタンバイモード制御信号STBY−NはHighレベルとなる。つまり、インバータ115の出力はHighレベル、インバータ116の出力はLowレベルとなる。
【0094】
図9の演算増幅器110において、インバータ115の出力がHighレベルなので、PMOSトランジスタ112はオフしており、NMOSトランジスタ113はオンしている。また、インバータ116の出力がLowレベルなので、NMOSトランジスタ114はオフしている。
【0095】
従って、スタンバイモード制御信号STBY−NがHighレベルである印刷モードのときには、演算増幅器110は、図26の従来の演算増幅器60と同じ回路構成となり、演算増幅器60と同じ回路動作をする。つまり、演算増幅器110のPMOSトランジスタ71〜73は、定電流源として飽和領域で動作しており、それぞれのトランジスタには、I1,I2,I3なる電流が定常的に流れている。
【0096】
また、図8の制御電圧発生回路201において、AND回路216の出力がLowレベルなので、PMOSトランジスタ111はオンしている。従って、印刷モードのときには、制御電圧発生回路201は、図25の従来の制御電圧発生回路58と同じ回路構成となり、制御電圧発生回路58と同じ回路動作をする。つまり、制御電圧発生回路201のPMOSトランジスタ61および抵抗Rrefには、電流Irefが定常的に流れている。
【0097】
次に、印刷動作を終了し、プリンタをスタンバイモードにする場合には、印刷制御部11は、LEDヘッド21のドライバIC200にスタンバイモード実施命令を通知する。このスタンバイモード実施命令の通知は、ラッチ信号HD−LOADをHighレベルにし、そのあとストローブ信号HD−STB−NをLowレベルにすることによりなされる。なお、このとき、図7、図8のNOR回路202の出力はLowレベルとなるので、プリバッファ回路56の出力もLowレベルとなり、LEDが駆動されることはない。
【0098】
ラッチ信号HD−LOADがHighレベルとなり、ストローブ信号HD−STB−NがLowレベルとなるスタンバイモードのときには、図8および図9において、AND回路216が生成するスタンバイモード制御信号STBY−PはHighレベルとなる。従って、スタンバイモード制御信号STBY−NはLowレベルになる。
【0099】
図8の制御電圧発生回路201において、AND回路216の出力がHighレベルなので、PMOSトランジスタ111はオフする。これにより、PMOS61と抵抗Rrefとによる静止時電流パスが遮断される。つまり、電流Irefが遮断される。
【0100】
また、図9の演算増幅器110において、インバータ115の出力がLowレベルになるので、PMOSトランジスタ112はオンし、NMOSトランジスタ113はオフする。また、インバータ116の出力がHighレベルになるので、NMOSトランジスタ114はオンする。
【0101】
NMOSトランジスタ113がオフすることにより、PMOS71と抵抗70とによる静止時電流パスが遮断される。つまり、電流I1が遮断される。さらに、PMOSトランジスタ112がオンすることにより、PMOSトランジスタ71〜73のゲート電位VBは電源電位VDDまで上昇し、PMOSトランジスタ71〜73はオフする。これにより、PMOSトランジスタ72,73に流れる電流I2およびI3が遮断される。
【0102】
LEDヘッド21の26個のドライバIC200がスタンバイモードになり、ドライバIC200の静止時電流パスが上記のように遮断されているとき、LEDヘッド21の消費電流は数[μA]程度である。なお、スタンバイモードであるときに、上位コントローラからの印刷司令信号SG1(図2参照)を受信すると、印刷制御部11は、ストローブ信号HD−STB−Nを再びHighレベルとし、次いでラッチ信号HD−LOAD信号を再びLowレベルとし、プリンタを再び印刷モードにする。
【0103】
このように第2の実施形態におけるドライバIC200によれば、スタンバイモードのときに静止時電流パスを遮断する切替回路を設け、この切替回路を制御するスタンバイモード制御信号を、プリンタの印刷制御部11から入力されるストローブ信号とラッチ信号の論理レベルに基づいて、スタンバイ制御回路209で生成するようにしたことにより、ドライバICの静止時電流をほとんどゼロにすることができ、これによりIDDqテストによる効率的なテストが可能となる。さらに、印刷動作を制御するための既存のストローブ信号とラッチ信号とにより、スタンバイモード制御信号が通知されるので、印刷制御部からスタンバイモード制御信号を通知するための信号経路を新設する必要がない。
【0104】
また、第2の実施形態のプリンタによれば、複数個のドライバIC200によりLEDヘッド21を構成することにより、待機時のLEDヘッドの消費電流をたかだか数[μA]程度にすることができ、これによりプリンタの待機時消費電力を低減することができる。
【0105】
第3の実施形態
図23の従来のLEDヘッド19においては、LED LD1〜LD4992がストローブ信号HD−STB−Nにより、同時に同一の時間駆動されるので、駆動トランジスタTr1〜Tr4992やLED LD1〜LD4992の特性にばらつきがあると、印刷ドットごとの発光強度にもばらつきが発生してしまう。その結果、プリンタの感光体ドラム上に形成される静電潜像の各ドットの大きさにばらつきを生じ、印刷される画像の各ドットの大きさがばらついてしまうことがあった。つまり、LEDの光量(発光パワー)のばらつきが、感光体ドラムの露光時に露光エネルギーのムラとなって現れ、ドットの大きさのばらつきとなることがあった。
【0106】
文字等からなる画像を印刷する場合には、ドットの大きさがばらついていてもほとんど無視することができるが、写真等の画像を印刷する場合にはドットの大きさがばらついていると、印刷濃度にばらつきを生じ、印刷品位が低下してしまうので望ましくない。この場合のように、特に高度な印刷品位を要する場合には、LEDの光量のばらつきを補正するために、LEDのドットごとの駆動電流値を調整して光パワーを平均化する光量補正が行われる。
【0107】
第3の実施形態は、LEDの光量のばらつきを補正するために、LEDのドットごとの駆動電流値を調整して光パワーを平均化する光量補正が行われる場合においても、スタンバイモードにおける低消費電力を実現するためのものである。
【0108】
この第3の実施形態は、駆動電流値を個別に補正する機能を備えたドライバICに、スタンバイモード(待機モード)のときに静止時電流パスを遮断する切替回路を設け、印刷制御部から入力される信号によりカウント動作するカウンタ回路のカウント値に基づいて、上記の切替回路を制御するスタンバイモード制御信号をドライバIC内部で生成するようにしたものである。上記のカウンタ回路は、光量補正データを記憶するための書き込み制御信号を生成するためにドライバIC内部に設けられる回路である。
【0109】
図11は本発明の第3の実施形態の電子写真プリンタのブロック構成図である。なお、図11において、図21と同じものには同じ符号を付してある。図11の電子写真プリンタは、図21の従来の電子写真プリンタにおいて、印刷制御部1を印刷制御部30とし、LEDヘッド19をLEDヘッド31としたものである。印刷制御部30は、図21の印刷制御部1において、印刷データまたは光量補正データを4ビットのパラレル信号HD−DATA0〜HD−DATA3としてLEDヘッドに入力し、スタンバイモードのときに、補正データの転送と同じタイミングでストローブ信号HD−STB−Nを変化させることにより、スタンバイモードをLEDヘッドに通知するようにしたものである。
【0110】
なお、図11の電子写真プリンタでは、ドライバICに転送する補正データを記憶している手段(例えばEEPROM)、およびデータ信号HD−DATA0〜HD−DATA3として、印刷データを転送するか、補正データを転送するかを制御する手段は、印刷制御部30に設けられているものとするが、これらの手段をLEDヘッド31に設けても良い。
【0111】
図12はLEDヘッド31のブロック構成図である。なお、図12において、図24と同じものには同じ符号を付してある。LEDヘッド31は、26個のLEDアレイ50(CHP1〜CHP26)と、26個のドライバIC300(DRV1〜DRV26)と、基準電圧発生回路52とを備えている。つまり、LEDヘッド31は、図24のLEDヘッド19において、ドライバIC51をドライバIC300としたものである。
【0112】
ドライバIC300は、1チップ当たり192個のLEDを駆動するものであり、LEDアレイ50のそれぞれのLEDの駆動電流値を個別に補正(調整)する機能を備えている。また、ドライバIC300には、印刷制御部30(図11参照)からデータ信号HD−DATA0〜HD−DATA3、クロック信号HD−CLK、ラッチ信号HD−LOAD、ストローブ信号HD−STB−Nが入力される。また、ドライバIC300および基準電圧発生回路52には、電源VDDが供給される。
【0113】
図13はドライバIC300のブロック構成図である。ドライバIC300は、192個のフリップフロップ回路FFA1〜FFA48,FFB1〜FFB48,FFC1〜FFC48,FFD1〜FFD48と、192個のラッチ回路LTA1〜LTA48,LTB1〜LTB48,LTC1〜LTC48,LTD1〜LTD48と、192個のメモリセル回路MEM1〜MEM192と、192個のLED駆動回路LDRV1〜LDRV192とを備えている。
【0114】
また、ドライバIC300は、制御回路CTRLと、制御電圧発生回路ADJと、プルアップ抵抗318,319と、排他的NOR(EX−NOR)回路320,321と、インバータ322、323と、NOR回路324とを備えている。
【0115】
また、ドライバIC300は、データ入力端子DATAI0〜DATAI3と、データ出力端子DATAO0〜DATAO3と、クロック入力端子CLKIと、クロック出力端子CLKOと、ラッチ入力端子LOADIと、ラッチ出力端子LOADOと、ストローブ入力端子STBと、基準電圧入力端子VREFと、駆動電流出力端子DO1〜DO192と、セレクト端子SELとを備えている。ストローブ入力端子STBは、開放されているときには、プルアップ抵抗318によりHighレベルにプルアップされる。また、セレクト端子SELは、開放されているときには、プルアップ抵抗319によりHighレベルにプルアップされる。
【0116】
ドライバIC DRV1〜DRV26は、隣り合うドライバIC DRVm(mは1から25までの任意の整数)とドライバIC DRV(m+1)において、DRVmのデータ出力端子DATAO0〜DATAO3、クロック出力端子CLKO、ラッチ出力端子LOADOを、DRV(m+1)のデータ入力端子DATAI0〜DATAI3、クロック入力端子CLKI、ラッチ入力端子LOADIにそれぞれ接続することにより、カスケード接続されている。初段のドライバIC DRV1のデータ入力端子DATAI0〜DATAI3には、印刷制御部30からのデータ信号HD−DATA0〜HD−DATAI3がそれぞれ入力される。また、ドライバIC DRV1のクロック入力端子CLKI、ラッチ入力端子LOADIには、印刷制御部30からのクロック信号HD−CLK、ラッチ信号HD−LOADがそれぞれ入力される。
【0117】
ドライバIC DRV1〜DRV26のストローブ入力端子STBには印刷制御部30(図11参照)からの負論理のストローブ信号HD−STB−Nが入力される。また、DRV1〜DRV26の基準電圧入力端子VREFには基準電圧発生回路52からの基準電圧VREFが入力される。また、DRV1〜DRV26の駆動電流出力端子DO1〜DO192は、LEDアレイCHP1〜CHP26のLEDのアノード端子にそれぞれ接続されており、個別に補正された駆動電流をそれぞれのLEDに供給する。
【0118】
ドライバIC300において、フリップフロップ回路FFA1〜FFA48,FFB1〜FFB48,FFC1〜FFC48,FFD1〜FFD48は、EX−NOR回路320から出力されるクロック信号CLK−Pで動作する。フリップフロップ回路FFA1〜FFA48はカスケード接続されており、FFA1のデータ入力端子DはドライバIC300のデータ入力端子DATAI3に接続され、FFA48のデータ出力端子QはドライバIC300のデータ出力端子DATAO3に接続されている。同様に、フリップフロップ回路FFB1〜FFB48、FFC1〜FFC48、FFD1〜FFD48もそれぞれカスケード接続されており、FFB1、FFC1、FFD1のデータ入力端子Dは、ドライバIC300のデータ入力端子DATAI2、DATAI1、DATAI0にそれぞれ接続され、FFB48、FFC48、FFD48のデータ出力端子QはドライバIC300のデータ出力端子DATAO2、DATAO1、DATAO0にそれぞれ接続されている。従って、フリップフロップ回路FFA1〜FFA48、FFB1〜FFB48、FFC1〜FFC48、FFD1〜FFD48は、それぞれ48段のシフトレジスタ回路を構成している。
【0119】
ドライバIC DRVmのデータ出力端子DATAO0〜DATAO3は、次段のドライバIC DRV(m+1)のデータ入力端子DATAO0〜DATAI3にそれぞれ接続されている。従って、ドライバIC DRV1〜DRV26のフリップフロップ回路FFA1〜FFA48は、印刷制御部30から初段のドライバIC DRV1に入力されるデータ信号HD−DATA3をクロック信号CLK−Pに同期してシフトさせる48×26段のシフトレジスタ回路を構成している。同様に、ドライバIC DRV1〜DRV26のフリップフロップ回路FFB1〜FFB48、FFC1〜FFC48、FFD1〜FFD48は、印刷制御部30から初段のドライバIC DRV1に入力されるデータ信号HD−DATA2、HD−DATA1、HD−DATA0をクロック信号CLK−Pに同期してシフトさせる48×26段のシフトレジスタ回路をそれぞれ構成している。
【0120】
このように、4ビットパラレル入力のシフトレジスタを設け、1回のクロックにおいて隣接する4ビットデータを一括して転送する構成としたことにより、データ転送のクロック周波数(クロック信号HD−CLKの周波数)を低減することができる。また、上記の4ビットパラレル入力のシフトレジスタで印刷データだけでなく光量補正データも転送する構成としたことにより、ドライバIC間をボンディングワイヤーにより接続する工程が簡単になり、ドライバICのチップサイズを小さくすることができる。
【0121】
ラッチ回路LTA1〜LTA48,LTB1〜LTB48,LTC1〜LTC48,LTD1〜LTD48は、EX−NOR回路321から出力されるラッチ信号LOAD−Pで動作する。ラッチ回路LTA1〜LTA48は、フリップフロップ回路FFA1〜FFA48に格納されたデータ信号HD−DATA3をラッチする。同様に、ラッチ回路LTB1〜LTB48、LTC1〜LTC48、LTD1〜LTD48は、フリップフロップ回路FFB1〜FFB48、FFC1〜FFC48、FFD1〜FFD48に格納されたデータ信号HD−DATA2、HD−DATA1、HD−DATA0をそれぞれラッチする。
【0122】
EX−NOR回路320は、セレクト端子SELの論理レベルに従い、端子CLKIに入力されたクロック信号からクロック信号CLK−Pを生成する。また、EX−NOR回路321は、セレクト端子SELの論理レベルに従い、端子LOADIに入力されたラッチ信号からラッチ信号LOAD−Pを生成する。また、NOR回路324は、端子STBに入力されたストローブ信号HD−STB−Nと、EX−NOR回路321から出力されたラッチ信号LOAD−PとをNOR演算し、駆動制御信号DRV−ONを生成する。
【0123】
カスケード接続されたドライバIC DRV1〜DRV26において、ドライバIC DRVmの端子CLKIに入力されたクロック信号は、インバータ322により論理反転され、端子CLKOから次段のドライバIC DRV(m+1)の端子CLKIに入力される。また、ドライバIC DRVmの端子LOADIに入力されたラッチ信号は、インバータ323により論理反転され、端子LOADOから次段のドライバIC DRV(m+1)の端子LOADIに入力される。従って、初段のドライバIC DRV1に入力されたクロック信号HD−CLKおよびラッチ信号HD−LOADは、論理反転しながらドライバIC DRV2〜DRV25を伝搬し、最終段のドライバIC DRV26に達する。
【0124】
このようにドライバICを通過するごとにクロック信号およびラッチ信号の論理を反転させる構成とすることにより、ドライバIC DRV1〜DRV26のインバータ322,323において出力信号のライズタイムとフォールタイムに差が発生したとしても、2個のドライバICを伝搬するごとに両者は平均化され、最終段のドライバICの端子CLKIおよび端子LOADIに入力されるクロック信号およびラッチ信号のパルス幅は、初段のドライバICに入力されるクロック信号HD−CLKおよびラッチ信号HD−LOADとほとんど同じに保たれる。
【0125】
また、カスケード接続されたドライバIC DRV1〜DRV26において、初段のドライバIC DRV1のセレクト端子SELは開放されており、2段目のドライバIC DRV2のセレクト端子SELはグランドに接続されている。以下同様に、奇数段目のセレクト端子SELは開放されており、偶数段目のセレクト端子SELはグランドに接続されている。セレクト端子SELは、プルアップ抵抗319によりプルアップされているため、開放されるとHighレベルとなる。
【0126】
奇数段目のドライバICでは、セレクト端子SELがHighレベルなので、EX−NOR回路320および321は端子CLKIおよびLOADIに入力された信号を論理反転させない。これにより、クロック信号CLK−Pおよびラッチ信号LOAD−Pは、それぞれ端子CLKIおよびLOADIに入力された信号と同一論理になる。また、偶数段目のドライバICでは、セレクト端子SELがLowレベルなので、EX−NOR回路320および321は端子CLKIおよびLOADIに入力された信号をそれぞれ論理反転させる。これにより、クロック信号CLK−Pおよびラッチ信号LOAD−Pは、奇数段目のドライバICにおけるクロック信号CLK−Pおよびラッチ信号LOAD−Pと同一論理になる。さらに、ドライバIC DRV1〜DRV26におけるクロック信号CLK−Pおよびラッチ信号LOAD−Pは、それぞれ印刷制御部30からのクロック信号HD−CLKおよびラッチ信号HD−LOADと同一論理になる。
【0127】
図14はメモリセル回路MEMi(iは1から192までの任意の整数)の回路構成図である。図14には隣接する2個のメモリセル回路MEMn(nは1から191までの任意の整数)およびMEM(n+1)を示してある。
【0128】
メモリセル回路MEMiは、バッファ回路330と、インバータ331〜339と、NMOSトランジスタ340〜347とを備えている。また、メモリセル回路MEMiは、補正データ入力端子Dと、メモリセル選択端子W0〜W3と、補正データ出力端子Q0〜Q3とを備えている。
【0129】
メモリセル回路MEMiの補正データ入力端子Dは、図13のフリップフロップ回路FFA1,FFB1,FFC1,FFD1,FFA2…FFA48,FFB48,FFC48,FFD48をFF1〜FF192とすると、フリップフロップ回路FFiのデータ出力端子Qに接続されている。また、メモリセル選択端子W0、W1、W2、W3には、制御回路CTRLからの書き込み制御信号b0−WR、b1−WR、b2−WR、b3−WRがそれぞれ入力される。
バッファ回路330の入力端子は、補正データ入力端子Dとなっており、バッファ回路330の出力端子は、NMOSトランジスタ340,342,344,346の第1端子およびインバータ331の入力端子に接続されている。インバータ331の出力端子はNMOSトランジスタ341,343,345,347の第1端子に接続されている。
【0130】
NMOSトランジスタ340および341のゲート端子は、端子W0に接続されている。NMOSトランジスタ342および343のゲート端子は、端子W1に接続されている。NMOSトランジスタ344および345のゲート端子は、端子W2に接続されている。NMOSトランジスタ346および347のゲート端子は、端子W3に接続されている。
【0131】
インバータ332と333は、互いの入力端子と出力端子とが接続され、1ビットのメモリセルを構成している。同様に、インバータ334と335、インバータ336と337、インバータ338と339も、互いの入力端子と出力端子とが接続され、それぞれ1ビットのメモリセルを構成している。
【0132】
インバータ333の入力端子は、NMOSトランジスタ340の第2端子および補正データ出力端子Q0に接続されている。インバータ335の入力端子は、NMOSトランジスタ342の第2端子および補正データ出力端子Q1に接続されている。インバータ337の入力端子は、NMOSトランジスタ344の第2端子および補正データ出力端子Q2に接続されている。インバータ339の入力端子は、NMOSトランジスタ346の第2端子および補正データ出力端子Q3に接続されている。インバータ333、335、337、339の出力端子は、それぞれNMOSトランジスタ341、343、345、347の第2端子に接続されている。
【0133】
このメモリセル回路MEMiは、4個のメモリセルに、LED駆動回路LDRViにより駆動されるLEDアレイ50のLED LDi(ドットi)に対する光量補正データ(b0,b1,b2,b3からなる4ビットデータ)を記憶する。光量補正データのそれぞれのビットは、書き込み制御信号b0−WR〜b3−WRにより択一的に選択されたメモリセルに順次書き込まれる。
【0134】
書き込み制御信号b0−WRがHighレベルになると、NMOSトランジスタ340および341がオンし、フリップフロップ回路FFiに格納された補正データのビットb0がインバータ332と333からなるメモリセルに書き込まれる。書き込み制御信号b1−WRがHighレベルになると、NMOSトランジスタ342および343がオンし、補正データのビットb1がインバータ334と335からなるメモリセルに書き込まれる。書き込み制御信号b2−WRがHighレベルになると、NMOSトランジスタ344および345がオンし、補正データのビットb2がインバータ336と337からなるメモリセルに書き込まれる。書き込み制御信号b3−WRがHighレベルになると、NMOSトランジスタ346および347がオンし、補正データのビットb3がインバータ338と339からなるメモリセルに書き込まれる。
【0135】
図15はLED駆動回路LDRViの回路構成図である。LED駆動回路LDRViは、PMOSトランジスタ350〜359と、NMOSトランジスタ360〜364と、AND回路365〜369とを備えている。また、LED駆動回路LDRViは、印刷データ入力端子Eと、入力端子Sと、入力端子Vと、補正データ入力端子Q0〜Q3と、駆動電流出力端子DOとを備えている。
【0136】
LED駆動回路LDRViの印刷データ入力端子Eは、図13のラッチ回路LTA1,LTB1,LTC1,LTD1,LTA2…LTA48,LTB48,LTC48,LTD48をLT1〜LT192とすると、ラッチ回路LTiのデータ出力端子Qに接続されている。補正データ入力端子Q0、Q1、Q2、Q3は、それぞれメモリセル回路MEMiの補正データ出力端子Q0、Q1、Q2、Q3に接続されている。この補正データ入力端子Q0、Q1、Q2、Q3には、それぞれ補正データのビットb0、b1、b2、b3が入力される。端子Sには、NOR回路324からの駆動制御信号DRV−ONが入力される。端子Vには、制御電圧発生回路ADJからの制御電圧Vcontが入力される。駆動電流出力端子DOは、ドライバIC300の駆動電流出力端子DOiに接続されている。
【0137】
AND回路369の2個の入力端子は、それぞれ端子Sおよび端子Eに接続されている。AND回路365〜368の第1入力端子は、AND回路369の出力端子に接続されている。また、AND回路365、366、367、368の第2入力端子は、それぞれ補正データ入力端子Q0、Q1、Q2、Q3に接続されている。
【0138】
PMOSトランジスタ355とNMOSトランジスタ360、PMOSトランジスタ356とNMOSトランジスタ361、PMOSトランジスタ357とNMOSトランジスタ362、PMOSトランジスタ358とNMOSトランジスタ363、PMOSトランジスタ359とNMOSトランジスタ364とは、それぞれインバータを構成している。
【0139】
PMOSトランジスタ355およびNMOSトランジスタ360のゲート電極は、AND回路369の出力端子に接続されている。PMOSトランジスタ356およびNMOSトランジスタ361のゲート電極は、AND回路365の出力端子に接続されている。PMOSトランジスタ357およびNMOSトランジスタ362のゲート電極は、AND回路366の出力端子に接続されている。PMOSトランジスタ358およびNMOSトランジスタ363のゲート電極は、AND回路367の出力端子に接続されている。PMOSトランジスタ359およびNMOSトランジスタ364のゲート電極は、AND回路368の出力端子に接続されている。
【0140】
PMOSトランジスタ355、356、357、358、359のドレイン端子は、それぞれNMOSトランジスタ360、361、362、363、364のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタ355〜359のソース端子は、電源VDDに接続されている。NMOSトランジスタ360〜364のソース端子は、制御電圧Vcontが入力される端子Vに接続されている。
【0141】
PMOSトランジスタ350〜354は、図3の駆動トランジスタTriに相当する。PMOSトランジスタ350、351、352、353、354のゲート端子は、それぞれPMOSトランジスタ355、356、357、358、359のドレイン端子に接続されている。また、PMOSトランジスタ350〜354のソース端子は、電源VDDに接続されている。また、PMOSトランジスタ350〜354のドレイン端子は、駆動電流出力端子DOに接続されている。
【0142】
このLED駆動回路LDRViは、駆動制御信号DRV−ONおよび端子Eに入力される印刷データがHighレベルのときに、補正データb0〜b3に従って個別に調整した駆動電流をLEDに供給する。
【0143】
PMOSトランジスタ350は、LEDに主たる駆動電流を供給する主駆動トランジスタであり、PMOSトランジスタ351〜354は、LEDの駆動電流を調整して光量補正するための補助駆動トランジスタである。
【0144】
主駆動トランジスタ350は、駆動制御信号DRV−ONがHighレベルであるときに、印刷データに従って駆動される。補助駆動トランジスタ351、352、353、354は、駆動制御信号DRV−ONおよび印刷データがHighレベルであるときに、それぞれ補正データのビットb0、b1、b2、b3に従って駆動される。
【0145】
つまり、駆動制御信号DRV−ONがHighレベルのときに、端子Eに入力された印刷データがHighレベルであれば、主駆動トランジスタ350とともに、補正データb0〜b3に従って補助駆動トランジスタ351〜354が選択的に駆動され、主駆動トランジスタ350のドレイン電流に、選択された補助駆動トランジスタのドレイン電流が加算された駆動電流が、端子DOからLEDに供給される。
【0146】
補正データのビットb3、b2,b1,b0の重み付けを8:4:2:1とし、補助駆動トランジスタ351〜354のゲート長が等しい場合には、補助駆動トランジスタ354、353、352、351のゲート幅は、8:4:2:1の比率になっている。
【0147】
PMOSトランジスタ350〜354が駆動されているとき、NMOSトランジスタ360〜364はオンしているので、PMOSトランジスタ350〜354のゲート電位は、ほぼ制御電圧Vcontに等しくなる。従って、PMOSトランジスタ350〜354のドレイン電流値を、制御電圧Vcontにより一括して調整することができる。
【0148】
図16は制御回路CTRLの回路構成図である。制御回路CTRLは、フリップフロップ回路380〜384と、NOR回路385と、インバータ386と、4入力のAND回路387〜391とを備えている。また、制御回路CTRLは、端子LOADと、端子STBと、端子W0〜W3と、端子STBYとを備えている。
【0149】
制御回路CTRLの端子STBは、ドライバIC300のストローブ入力端子STBに接続されており、この端子STBには、印刷制御部30(図11参照)からの負論理のストローブ信号HD−STB−Nが入力される。インバータ386は、ストローブ信号HD−STB−Nを論理反転させ、正論理のストローブ信号STB−Pを生成する。
【0150】
端子LOADには、EX−NOR回路321からのラッチ信号LOAD−Pが入力される。制御回路CTRLの端子W0は、メモリセル回路MEM1〜MEM192の端子W0に接続されている。同様に、制御回路CTRLの端子W1、W2、W3は、メモリセル回路MEM1〜MEM192の端子W1、W2、W3にそれぞれ接続されている。
【0151】
フリップフロップ回路380、381と、NOR回路385とは、リングカウンタ回路を構成している。このリングカウンタ回路は、ラッチ信号LOAD−Pの立ち下がりでリセットされ、インバータ386からのストローブ信号STB−Pの立ち上がりで動作する。フリップフロップ回路380のデータ入力端子Dは、NOR回路385の出力端子に接続されている。フリップフロップ回路380のデータ出力端子Qは、フリップフロップ回路381のデータ入力端子Dに接続されている。NOR回路385の2個の入力端子は、フリップフロップ回路380、381のデータ出力端子Qにそれぞれ接続されている。
【0152】
フリップフロップ回路382〜384は、ジョンソンカウンタ回路を構成している。このジョンソンカウンタ回路は、ラッチ信号LOAD−Pの立ち下がりでリセットされ、フリップフロップ回路380の出力信号の立ち上がりで動作する。フリップフロップ回路384のデータ入力端子Dは、フリップフロップ回路382の反転データ出力端子に接続されており、フリップフロップ回路384のデータ出力端子Qは、フリップフロップ回路383のデータ入力端子Dに接続されている。フリップフロップ回路383のデータ出力端子Qは、フリップフロップ回路382のデータ入力端子Dに接続されている。
【0153】
AND回路387の4個の入力端子は、フリップフロップ回路381、382のデータ出力端子Q、およびフリップフロップ回路383、384の反転データ出力端子にそれぞれ接続されている。AND回路388の4個の入力端子は、フリップフロップ回路381、382、383のデータ出力端子Q、およびフリップフロップ回路384の反転データ出力端子にそれぞれ接続されている。AND回路389の4個の入力端子は、フリップフロップ回路381、382、383、384のデータ出力端子Qにそれぞれ接続されている。AND回路390の4個の入力端子は、フリップフロップ回路381、383、384のデータ出力端子Q、およびフリップフロップ回路382の反転データ出力端子にそれぞれ接続されている。AND回路391の4個の入力端子は、フリップフロップ回路381、384のデータ出力端子Q、およびフリップフロップ回路382、383の反転データ出力端子にそれぞれ接続されている。
【0154】
AND回路387の出力端子は、端子STBYに接続されている。このAND回路387は、上記両カウンタ回路のカウント値に従い、正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成する。AND回路388、389、390、391の出力端子は、端子W0、W1、W2、W3にそれぞれ接続されている。AND回路388は、上記両カウンタのカウント値に従い、補正データのビットb0に対する書き込み制御信号b0−WRを生成する。同様に、AND回路389、390、391は、上記両カウンタ回路のカウント値に従い、補正データのビットb1、b2、b3に対する書き込み制御信号b1−WR、b2−WR、b3−WRを生成する。
【0155】
この制御回路CTRLは、メモリセル回路MEM1〜192の補正データ書き込み動作を制御する書き込み制御信号b0−WR〜b3−WRを生成するとともに、ドライバIC300をスタンバイモードにするためのスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成する。
【0156】
制御回路CTRLは、前記両カウンタ回路のカウント値をデコードすることにより書き込み制御信号b0−WR〜b3−WRを生成するデコーダ回路(AND回路388〜391に相当する)を備えた書き込み制御回路に、上記両カウンタ回路のカウント値をデコードすることによりスタンバイモード制御信号STBY−Pを生成するデコーダ回路(AND回路387)を設けたものである。従って、書き込み制御信号b0−WR〜b3−WRを生成する一連のシーケンスにより、スタンバイモード制御信号STBY−Pを生成することができる。
【0157】
図17は制御電圧発生回路ADJの回路構成図である。なお、図17において、図3と同じものには同じ符号を付してある。制御電圧発生回路ADJは、演算増幅器110と、PMOSトランジスタ61,111と、抵抗Rrefとを備えている。また、制御電圧発生回路ADJは、電圧Vcontを出力する端子Vと、制御回路CTRLからの正論理のスタンバイモード制御信号STBY−Pが入力される端子STBYと、基準電圧発生回路52(図12参照)からの基準電圧VREFが入力される端子VREFとを備えている。
【0158】
制御電圧発生回路ADJの端子STBYは、演算増幅器110の制御入力端子およびPMOSトランジスタ111のゲート端子に接続されている。また、端子VREFは、演算増幅器110の非反転入力端子(+入力端子)に接続されている。つまり、制御電圧発生回路ADJは、図3の制御電圧発生回路101において、インバータ109を設けないようにしたものである。
【0159】
この制御電圧発生回路ADJは、LED駆動回路LDRV1〜192がLEDアレイ50のLED LD1〜LD192に供給する駆動電流を、一定に保持するとともに、一律に調整するための制御電圧Vcontを生成し、この電圧VcontをLED駆動回路LDRV1〜LDRV192に供給する。さらに、制御電圧発生回路ADJは、スタンバイモード制御信号STBY−Pに従い、PMOSトランジスタ61と抵抗Rrefによる静止時電源電流経路、および演算増幅器110内部の静止時電源電流経路を遮断する。
【0160】
PMOSトランジスタ111がオンしており、LED駆動回路LDRViのPMOSトランジスタ350〜354(図15参照)が駆動されているときには、制御電圧発生回路ADJのPMOSトランジスタ61と、LED駆動回路LDRViのPMOSトランジスタ350〜354とは、カレントミラー回路を構成している。従って、PMOSトランジスタ350〜354のドレイン電流値は、PMOSトランジスタ61のドレイン電流Iref(制御電圧Vcont)に応じて変化する。従って、電流Irefを変化させ、これにより制御電圧Vcontを変化させることにより、LED駆動回路LDRV1〜192の駆動電流値を一律に調整することができる(LEDアレイごとに発光強度を調整できる)。
【0161】
次に、第3の実施形態の電子写真プリンタの動作について説明する。図18はドライバIC300が1個のみの場合の補正データ転送タイミング図である。また、図19は第3の電子写真プリンタにおける補正データ転送タイミング図であり、26個のドライバIC300(DRV1〜26)をカスケード接続した場合の補正データ転送タイミング図である。また、図20は第2の実施形態の電子写真プリンタにおいて補正データ転送モードおよびスタンバイモードを実行するときのタイミング図である。図18において、DOTi−b3(iは1から192までの任意の整数)は、メモリセル回路MEMiに記憶される補正データのビットb3である。
【0162】
補正データ転送モードでは、印刷制御部30は、ラッチ信号HD−LOADをHighレベルとしたあと、クロック信号HD−CLKの立ち下がりエッジに同期して、データ信号HD−DATA0〜HD−DATA3により補正データのビットb3をドライバICに転送する。
【0163】
次に、印刷制御部30は、図18〜図20のA部において、ストローブ信号HD−STB−Nを3パルス出力する。このとき、ストローブ信号HD−STB−Nの2パルス目で、図16の制御回路CTRLのAND回路391の出力がHighレベルとなり、端子W3の書き込み制御信号b3−WRがHighレベルになる。これにより、補正データのビットb3が図14のメモリセル回路MEMiのインバータ338および339からなるメモリセルに書き込まれる。書き込み制御信号b3−WRは、ストローブ信号HD−STB−Nの3パルス目で、Lowレベルに戻る。
【0164】
次に、印刷制御部30は、データ信号HD−DATA0〜HD−DATA3により補正データのビットb2をドライバICに転送し、B部において、ストローブ信号HD−STB−Nを3パルス出力する。このとき、ストローブ信号HD−STB−Nの2パルス目で、制御回路CTRLのAND回路390の出力がHighレベルとなり、端子W2の書き込み制御信号b2−WRがHighレベルになる。これにより、補正データのビットb2が図14のメモリセル回路MEMiの対応するメモリセルに書き込まれる。
【0165】
同様に、C部のストローブ信号HD−STB−Nの2パルス目で、制御回路CTRLのAND回路389の出力がHighレベルとなり、端子W1の書き込み制御信号b1−WRがHighレベルになり、補正データのビットb1がメモリセル回路MEMiの対応するメモリセルに書き込まれる。また、D部のストローブ信号HD−STB−Nの2パルス目で、制御回路CTRLのAND回路388の出力がHighレベルとなり、端子W0の書き込み制御信号b0−WRがHighレベルになり、補正データのビットb0がメモリセル回路MEMiの対応するメモリセルに書き込まれる。
【0166】
以上により一連の補正データ書き込みシーケンスは終了する。ここで、印刷制御部30がラッチ信号LOADをLowレベルにすれば、プリンタは印刷モードとなる。しかし、図20のようにラッチ信号LOADをHighレベルとしたまま、さらにストローブ信号HD−STB−Nを出力し、制御回路CTRLのカウンタ回路を動作させれば、ドライバIC DRV1〜DRV26をスタンバイモードにすることができる。
【0167】
つまり、図20のE部において、印刷制御部30がストローブ信号HD−STB−Nを2パルス出力すると、2パルス目で、制御回路CTRLのAND回路387の出力がHighレベルとなり、端子STBYのスタンバイモード制御信号STBY−PがHighレベルになる。これにより、図17の制御電圧発生回路ADJにおいて、上記第1の実施形態と同様に、PMOSトランジスタ61の静止時電流パスおよび演算増幅器110内の静止時電流パスが遮断され、ドライバIC DRV1〜DRV26の静止時電流はほとんどゼロになる。
【0168】
上記のスタンバイモードは、印刷制御部30がラッチ信号LOADをLowレベルにするか、あるいはストローブ信号HD−STB−Nによりさらにパルスを出力するまで保持される。ラッチ信号LOADがLowレベルになると、制御回路CTRLのカウンタ回路はリセットされる。また、ストローブ信号HD−STB−Nによるパルスが入力されると、制御回路CTRLのカウンタ回路はカウント動作をする。いずれの場合にも、制御回路CTRLのAND回路387の出力はLowレベルになり、スタンバイモード制御信号STBY−PがLowレベルとなり、スタンバイモードは解除される。
【0169】
このように第3の実施形態におけるドライバIC200によれば、駆動電流値を個別に補正する機能を備えたドライバICに、スタンバイモードのときに静止時電流パスを遮断する切替回路を設け、印刷制御部30から入力されるストローブ信号HD−STB−N信号によりカウント動作する、補正データの書き込み制御信号を生成するためのカウンタ回路のカウント値に基づいて、上記の切替回路を制御するスタンバイモード制御信号を制御回路CTRLで生成するようにしたことにより、ドライバICの静止時電流をほとんどゼロにすることができ、これによりIDDqテストによる効率的なテストが可能となる。さらに、書き込み制御信号を制御するためのカウンタ回路をカウント動作させることによりスタンバイモード制御信号が通知され、一連の補正データ書き込みシーケンスの自然な拡張によりスタンバイモード制御信号を生成できるので、印刷制御部からスタンバイモード制御信号を通知するための信号経路を新設する必要がない。
【0170】
また、第3の実施形態のプリンタによれば、複数個のドライバIC300によりLEDヘッド31を構成することにより、待機時のLEDヘッドの消費電流をたかだか数[μA]程度にすることができ、これによりプリンタの待機時消費電力を低減することができる。
【0171】
なお、上記第1ないし第3の実施形態では、本発明の駆動回路およびプリンタを、LEDアレイを駆動するドライバICおよび光源にLEDを用いた電子写真プリンタに適用した場合について説明したが、サーマルプリンタにおける発熱抵抗体群、表示装置における表示素子群などの被駆動素子群を駆動する場合にも適用することができる。
【0172】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の駆動回路によれば、静止時電流パスを遮断する切替回路と、この切替回路を制御する制御回路とを設けたことにより、駆動回路の静止時電流をCMOS回路と同等に、ほとんどゼロにすることができる。これにより、IDDqテストによる効率的なテストが可能となるという効果がある。
【0173】
またチップ化された本発明の駆動回路を複数個備えた本発明のプリンタによれば、駆動回路における静止時電流を低減できるので、待機時の消費電力を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子写真プリンタにおけるLEDヘッドのブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の電子写真プリンタのブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるLEDヘッドを構成するドライバICの制御電圧発生回路およびプリバッファ回路ならびにLED駆動回路の回路構成図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における制御電圧発生回路を構成する演算増幅器の回路構成図である。
【図5】本発明の第1の実施形態においてスタンバイモードを実行するときのタイミング図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の電子写真プリンタのブロック構成図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるLEDヘッドのブロック構成図である。
【図8】本発明の第2の実施形態におけるLEDヘッドを構成するドライバICの制御電圧発生回路およびプリバッファ回路ならびにLED駆動回路の回路構成図である。
【図9】本発明の第2の実施形態における制御電圧発生回路を構成する演算増幅器の回路構成図である。
【図10】本発明の第2の実施形態においてスタンバイモードを実行するときのタイミング図である。
【図11】本発明の第3の実施形態の電子写真プリンタのブロック構成図である。
【図12】本発明の第3の実施形態におけるLEDヘッドのブロック構成図である。
【図13】本発明の第3の実施形態におけるLEDヘッドを構成するドライバICの回路構成図である。
【図14】本発明の第3の実施形態におけるドライバICを構成するメモリセル回路の回路構成図である。
【図15】本発明の第3の実施形態におけるドライバICを構成するLED駆動回路の回路構成図である。
【図16】本発明の第3の実施形態におけるドライバICを構成する制御回路の回路構成図である。
【図17】本発明の第3の実施形態におけるドライバICを構成する制御電圧発生回路の回路構成図である。
【図18】本発明の第3の実施形態における補正データ転送タイミング図である(ドライバICを1個にした場合)。
【図19】本発明の第3の実施形態における補正データ転送タイミング図である。
【図20】本発明の第3の実施形態において補正データ転送モードおよびスタンバイモードを実行するときのタイミング図である。
【図21】従来の電子写真プリンタのブロック構成図である。
【図22】従来の電子写真プリンタの駆動タイミング図である。
【図23】従来の電子写真プリンタにおけるLEDヘッドの回路構成図である
【図24】従来の電子写真プリンタにおけるLEDヘッドのブロック構成図である。
【図25】従来の電子写真プリンタにおけるLEDヘッドを構成するドライバICの制御電圧発生回路およびプリバッファ回路ならびにLED駆動回路の回路構成図である。
【図26】従来の電子写真プリンタにおける制御電圧発生回路を構成する演算増幅器の回路構成図である。
【符号の説明】
20,21,31 LEDヘッド、 53 シフトレジスタ回路、 54 ラッチ回路群、 57, LED駆動回路群、 100,200,300 ドライバIC、 101,201,ADJ 制御電圧発生回路、 109 インバータ、 110 演算増幅器、 111,112 PMOSトランジスタ、 113NMOSトランジスタ、 209 スタンバイモード制御回路、 CTRL 制御回路、 LDV,LDRV LED駆動回路、 MEM メモリセル回路。

Claims (10)

  1. 駆動データに従って被駆動素子群を個別に駆動する駆動出力回路群と、
    外部から入力された駆動データを前記駆動出力回路群に転送する転送回路と、
    前記被駆動素子群に対する駆動電流を制御するための制御電圧を生成し、この制御電圧を前記駆動出力回路群に入力する制御電圧発生回路と、
    前記駆動データの転送を制御するための信号を入力する信号線または前記駆動出力回路群の駆動を制御するための信号を入力する信号線を含む複数の信号線を通じて、前記被駆動素子群の非駆動時に、駆動時とは異なる論理レベルの信号を入力することによりスタンバイモード制御信号を生成する回路とを備え、
    前記制御電圧発生回路は、該制御電圧発生回路内を定常的に流れ、前記制御電圧の出力値の基準となる電流が流れる静止時電流パス上に接続されて前記静止時電流パスを短絡/遮断する第1の切替回路と、前記制御電圧の出力をグランドに対して開放/短絡する第2の切替回路とを有し、
    前記スタンバイモード制御信号は、前記第1の切替回路及び第2の切替回路に供給され、スタンバイモード時に、前記第1の切替回路を遮断するとともに前記第2の切替回路を短絡させ
    ことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記スタンバイモード制御信号を生成する回路は、前記駆動データの転送を制御するための信号を入力する信号線を通じて入力される信号及び前記駆動出力回路群の駆動を制御するための信号を入力する信号線を通じて入力される信号に基づいて前記スタンバイモード制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  3. 駆動データに従って被駆動素子群を個別に駆動する駆動出力回路群と、
    外部から入力された駆動データを前記駆動出力回路群に転送する転送回路と、
    前記被駆動素子群に対する駆動電流を制御するための制御電圧を生成し、この制御電圧を前記駆動出力回路群に入力する制御電圧発生回路と、
    前記駆動データの転送を制御するための信号を入力する信号線を通じて入力される信号によりカウント動作するカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路のカウント値をデコードし、前記カウント値に基づいて、書き込み制御信号かまたはスタンバイモード制御信号を生成するデコーダ回路と、
    前記書き込み制御信号に従って補正データを記憶する記憶回路群と
    を備え、
    前記転送回路は、外部から入力された駆動データを前記駆動出力回路群に転送するとともに、外部から入力された補正データを前記記憶回路群に転送するものであり、
    前記駆動出力回路群は、前記記憶回路群に記憶された補正データに従って前記被駆動素子群に対する駆動電流を個別に調整するものであり、
    前記制御電圧発生回路は、該制御電圧発生回路内を定常的に流れ、前記制御電圧の出力値の基準となる電流が流れる静止時電流パス上に接続されて前記静止時電流パスを短絡/遮断する第1の切替回路と、前記制御電圧の出力をグランドに対して開放/短絡する第2の切替回路とを有し、
    前記スタンバイモード制御信号は、前記第1の切替回路及び第2の切替回路に供給され、スタンバイモード時に、前記第1の切替回路を遮断するとともに前記第2の切替回路を短絡させ
    ことを特徴とする駆動回路。
  4. 前記制御電圧発生回路が、
    カレントミラー回路の制御電流源トランジスタの静止時電流パスの途中に設けられた第1のスイッチトランジスタと、前記カレントミラー回路の制御電流源トランジスタおよび被制御電流源トランジスタに並列に設けられた第2のトランジスタとをさらに有し、
    前記スタンバイモード制御信号により前記第1のトランジスタをオフさせ、前記第2のトランジスタをオンさせることにより、前記カレントミラー回路の静止時電流パスを遮断する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の駆動回路。
  5. 複数のLEDを個別に駆動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の駆動回路。
  6. ICチップ化されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の駆動回路。
  7. 請求項6記載の駆動回路を複数個備え、
    前記スタンバイモード制御信号を生成し、このスタンバイモード制御信号を前記駆動回路に入力する印刷制御部を備えた
    ことを特徴とするプリンタ。
  8. LEDアレイおよびこのLEDアレイを駆動する前記複数個の駆動回路とにより構成されたLEDヘッドを備えた
    ことを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
  9. 請求項5記載の駆動回路と、前記複数のLEDとを備えたことを特徴とするLEDヘッド。
  10. 複数のLEDと、前記複数のLEDを個別に駆動する請求項6記載の駆動回路とを備えたことを特徴とするLEDヘッド。
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