JP4857367B2 - 駆動回路及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被駆動素子の群、例えば、光源に発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下「LED」という。)を用いた電子写真プリンタにおけるLEDの列、サーマルプリンタにおける発熱抵抗体の列、あるいは表示装置における表示素子の列等を選択的に、且つサイクル毎に駆動する駆動回路と、これを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、例えば、下記の特許文献1等に記載されているように、電子写真方式を用いたプリンタ等の画像形成装置には、発光素子を多数配列させて露光部を形成したものがある。発光素子としては、LEDの他、有機エレクトロルミネセンス(以下「有機EL」という。)、発光サイリスタ等が用いられる。
LEDを用いたものでは、駆動回路とLEDとが1対1、もしくは1対N(N<1)に対応するように設けられ、LEDのアノード端子(以下単に「アノード」という。)及びカソード端子(以下単に「カソード」という。)間に電流を流すか否かにより、発光/非発光の状態を切り替えている。発光状態におけるLEDの光出力は、駆動電流値により決まるものであり、この駆動電流値を調整することで、露光部への露光エネルギー量を調整することができる。
又、一般に、LEDは化合物半導体を用いて構成されており、この結晶欠陥に起因する光量ばらつきが不可避であって、このLEDを複数搭載したLEDヘッドを駆動するための駆動回路を複数有する駆動装置(例えば、モノリシック集積回路(Integrated Circuit、以下「IC」という。)で構成されたドライバIC)を用いた画像形成装置に印刷濃度むらを生じてしまう。そのため、LEDへの駆動電流値を調整するために、LEDに対応してこのLEDの光量ばらつきを補正するための補正メモリを設けて、各LEDの補正状態を示すデータを格納しておき、この格納されたデータに基づいた駆動電流値によりLEDを駆動することで、光量ばらつきを補正する構成が知られている。
前記補正メモリは、例えば、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)用のメモリセルと同様に、2本のビット線を備え、互いに逆論理となるデータを印加することで、データを書き込む構成になっている。LEDをダイナミック駆動する構成のドライバICにおいては、補正メモリからのデータをダイナミックに切り替えて使用するのと同様に、そのメモリセルへのデータ書き込みも時分割に行うのが効率的で、そのための構成を備えている。
特開平9−109459号公報
しかしながら、従来の補正メモリを有する駆動回路及びこれを用いた画像形成装置では、次のような課題があった。
メモリセルへのデータ書き込みのためのビット線には、データの時分割書き込みのためのスイッチ素子をそれぞれ配置する必要があるので、素子数を多く要し、回路規模が大きくなって製造コスト低減の障害となっていた。この対策として、2本のビット線を1本にする構成も知られているが、電源電圧の低下時に動作できない等、不完全なものであった。
本発明のうちの第1の発明の駆動回路は、駆動素子を駆動する駆動回路において、縦続接続された第1及び第2のインバータを有し、前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子に接続され、前記被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータを前記第1及び第2のインバータにより格納するメモリ手段と、前記メモリ手段に格納された前記データに基づいた駆動電流により前記被駆動素子を駆動する駆動手段と、前記第1のインバータの入力端子に接続されたスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を介して前記メモリ手段へ前記データを伝達するデータ伝達手段と、前記第1及び第2のインバータの電源電圧を、前記メモリ手段への前記データの書き込み時に、それ以外の時の前記電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明の駆動回路は、複数の被駆動素子を駆動する駆動回路において、縦続接続された第1及び第2のインバータをそれぞれ有し、前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子にそれぞれ接続され、前記複数の被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータを前記第1及び第2のインバータによりそれぞれ格納する複数のメモリ手段と、前記メモリ手段に格納された前記データに基づいた駆動電流により前記被駆動素子を駆動する駆動手段と、前記メモリ手段への前記データを印加するデータ印加手段と、第1及び第2の電極を有し、前記データ印加手段により印加された前記データを前記第1の電極から入力して前記第2の電極から出力する第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子の前記第2の電極と、前記各メモリ手段における前記第1のインバータの前記入力端子と、の間にそれぞれ接続された複数の第2のスイッチ素子と、前記第1及び第2のインバータの電源電圧を、前記メモリ手段への前記データの書き込み時に、それ以外の時の前記電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
の発明の画像形成装置は、第1又は第2の発明の駆動回路を備えたことを特徴とする。
第1及び第2の発明の駆動回路によれば、メモリ手段を構成する第1及び第2のインバータの電源電圧を、被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータの前記メモリ手段への書き込み時に、それ以外の時の電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段を備えたことで、駆動回路を構成する素子数を削減できる。従って、回路規模及び回路形成面積を縮小でき、製造コストの削減が可能となる。
の発明の画像形成装置によれば、前記第1又は第2の発明の駆動回路を用いているので、スペース効率及び露光効率に優れた高品質の画像形成装置を実現できる。
図1は本発明の実施例1のドライバIC100における図6中のメモリ回路151の構成を示す回路図である。 図2は本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。 図3は図2中のLEDヘッド13の構成を示す概略の断面図である。 図4は図2の画像形成装置1におけるプリンタ制御回路の構成を示すブロック図である。 図5は図4中のLEDヘッド13を示す構成図である。 図6は図5中のドライバIC100の詳細な構成を示すブロック図である。 図7は図6中のマルチプレクサ161の構成を示す回路図である。 図8は図6中のドライバ181の構成を示す回路図である。 図9は図6中の制御回路141の構成を示す回路図である。 図10は図9中の降圧回路380の構成を示す回路図である。 図11は図6中の制御回路142の構成を示す回路図である。 図12は図6中の制御電圧発生回路170の構成を示す回路図である。 図13は本発明の実施例1のLEDヘッド13に対して行われる補正データ転送処理と、その後に行われる印刷データ転送の様子を示すタイムチャートである。 図14は図13における印刷データ転送の詳細波形を示すタイムチャートである。 図15は図13のA部とB部の詳細を示すタイムチャートである。 図16は図13のC部とD部の詳細を示すタイムチャートである。 図17は図13のE部とF部の詳細を示すタイムチャートである。 図18は図13のG部とH部の詳細を示すタイムチャートである。 図19は図1のメモリ回路151A1の動作説明図である。 図20は図1及び図9の動作を説明するためのタイムチャートである。 図21は従来のメモリ回路の構成例を示す回路図である。 図22は従来と実施例1におけるメモリセル回路の比較を対比して示す回路図である。 図23は本発明の実施例1における図10の降圧回路380の変形例を示す回路図である。 図24は本発明の実施例2におけるメモリ回路151A1の構成を示す回路図である。 図25は図24のメモリ回路151A1の動作説明図である。 図26は実施例2における図24のメモリ回路151A1の変形例を示す回路図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の画像形成装置)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。
この画像形成装置1は、被駆動素子である発光素子(例えば、LED)を用いた光ヘッド(例えば、LEDヘッド)が搭載された電子写真カラープリンタであり、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色の画像を各々に形成する4個のプロセスユニット10−1〜10−4を有し、これらが記録媒体(例えば、用紙)20の搬送経路の上流側から順に配置されている。各プロセスユニット10−1〜10−4の内部構成は共通しているため、例えば、マゼンタのプロセスユニット10−3を例にとり、これらの内部構成を説明する。
プロセスユニット10−3には、像担持体としての感光体ドラム11が図2中の矢印方向に回転可能に配置されている。感光体ドラム11の周囲には、この回転方向上流側から順に、感光体ドラム11の表面に電荷を供給して帯電させる帯電装置12と、帯電された感光体ドラム11の表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する露光装置(例えば、LEDヘッド)13が配設されている。更に、静電潜像が形成された感光体ドラム11の表面に、マゼンタ(所定色)のトナーを付着させて顕像を発生させる現像器14と、感光体ドラム11上のトナーの顕像を転写した際に残留したトナーを除去するクリーニング装置15が配設されている。なお、これら各装置に用いられているドラム又はローラは、図示しない駆動源からギア等を経由して動力が伝達され回転する。
画像形成装置1の下部には、用紙20を堆積した状態で収納する用紙カセット21が装着され、その上方に、用紙20を1枚ずつ分離させて搬送するためのホッピングローラ22が配設されている。用紙20の搬送方向におけるホッピングローラ22の下流側には、ピンチローラ23,24と共に用紙20を挟持することによってこの用紙20を搬送する搬送ローラ25と、用紙20の斜行を修正し、プロセスユニット10−1に搬送するレジストローラ26とが配設されている。これらのホッピングローラ22、搬送ローラ25及びレジストローラ26は、図示しない駆動源からギア等を経由して動力が伝達され回転する。
プロセスユニット10−1〜10−4の各感光体ドラム11に対向する位置には、それぞれ半導電性のゴム等によって形成された転写器27が配設されている。各転写器27には、感光体ドラム11上に付着されたトナーによる顕像を用紙20に転写する転写時に、各感光体ドラム11の表面電位とこれら各転写器27の表面電位に電位差を持たせるための電位が印加されている。
プロセスユニット10−4の下流には、定着器28が配設されている。定着器28は、ヒータが内蔵された加熱ローラとバックアップローラとを有し、用紙20上に転写されたトナーを加圧・加熱することによって定着する装置であり、この下流に、排出ローラ29,30、排出部のピンチローラ31,32、及び用紙スタッカ部33が設けられている。排出ローラ29,30は、定着器28から排出された用紙20を、排出部のピンチローラ31,32と共に挟持し、用紙スタッカ部33に搬送する。これら定着器28及び排出ローラ29等は、図示しない駆動源からギア等を経由して動力が伝達されて回転する。
このように構成される画像記録装置1は、次のように動作する。
先ず、用紙カセット21に堆積した状態で収納されている用紙20が、ホッピングローラ22によって、上から1枚ずつ分離されて搬送される。続いて、この用紙20は、搬送ローラ25、レジストローラ26及びピンチローラ23,24に挟持されて、プロセスユニット10−1の感光体ドラム11と転写器27の間に搬送される。その後、用紙20は、感光体ドラム61及び転写器27に挟持され、その記録面にトナー像が転写されると同時に感光体ドラム10−1の回転によって搬送される。同様にして、用紙20は、順次プロセスユニット10−2〜10−4を通過し、その通過過程で、各光プリントヘッド13により形成された静電潜像を各現像器14によって現像した各色のトナー像が、その記録面に順次転写されて重ね合わされる。
このようにして記録面上に各色のトナー像が重ね合わされた後、定着器28によってトナー像が定着された用紙20は、排出ローラ29,30及びピンチローラ31,32に扶持されて、画像形成装置1の外部の用紙スタッカ部33に排出される。以上の過程を経て、カラー画像が用紙20上に形成される。
(LEDヘッド)
図3は、図2中のLEDヘッドの構成を示す概略の断面図である。
このLEDヘッド13は、ベース部材13aを有し、このベース部材13a上にプリント配線板13bが固定されている。プリント配線板13b上には、駆動回路等が集積された複数個のチップ状のドライバIC100と複数個のチップ状のLEDアレイ200とが熱硬化性樹脂等により固着され、それらの複数個のドライバIC100と複数個のLEDアレイ200とが、図示しないボンディングワイヤ等により相互に接続されている。複数個のLEDアレイ100上には、柱状の光学素子を多数配列してなるロッドレインズアレイ13cが配置され、このロッドレインズアレイ13cがホルダ13dにより固定されている。ベース部材13a、プリント配線板13b及びホルダ13dは、クランプ部材13e,13fにより固定されている。
(プリンタ制御回路)
図4は、図2の画像形成装置1におけるプリンタ制御回路の構成を示すブロック図である。
このプリンタ制御回路は、画像形成装置1における印字部の内部に配設された印刷制御部40を有している。印刷制御部40は、マイクロプロセッサ、読み出し専用メモリ(ROM)、随時読み書き可能なメモリ(RAM)、信号の入出力を行う入出力ポート、タイマ等によって構成され、図示しない画像処理部からの制御信号SGl、及びビデオ信号(ドットマップデータを一次元的に配列したもの)SG2等によって画像形成装置全体をシーケンス制御して印刷動作を行う機能を有している。印刷制御部40には、プロセスユニット10−1〜10−4の4個のLEDヘッド13、定着器28のヒータ28a、ドライバ41,43、用紙吸入口センサ45、用紙排出口センサ46、用紙残量センサ47、用紙サイズセンサ48、定着器用温度センサ49、帯電用高圧電源50、及び転写用高圧電源51等が接続されている。ドライバ41には現像・転写プロセス用モータ(PM)42が、ドライバ43には用紙送りモータ(PM)44G、帯電用高圧電源50には現像器14が、転写用高圧電源51には転写器27が、それぞれ接続されている。
このような構成のプリンタ制御回路では、次のような動作を行う。
印刷制御部40は、画像処理部からの制御信号SGlによって印刷指示を受信すると、先ず、温度センサ49によって定着器28内のヒータ28aが使用可能な温度範囲にあるか否かを検出し、温度範囲になければヒータ28aに通電し、使用可能な温度まで定着器28を加熱する。次に、ドライバ41を介して現像・転写プロセス用モータ42を回転させ、同時にチャージ信号SGCによって帯電用高圧電源50をオンにし、現像器14の帯電を行う。
そして、セットされている図2中の用紙20の有無及び種類が用紙残量センサ47、用紙サイズセンサ48によって検出され、その用紙20に合った用紙送りが開始される。ここで、用紙送りモータ44はドライバ43を介して双方向に回転させることが可能であり、最初に逆転させて、用紙吸入口センサ45が検知するまで、セットされた用紙20を予め設定された量だけ送る。続いて、正回転させて用紙20を画像形成装置内部の印刷機構内に搬送する。
印刷制御部40は、用紙20が印刷可能な位置まで到達した時点において、図示しない画像処理部に対してタイミング信号SG3(主走査同期信号、副走査同期信号を含む)を送信し、ビデオ信号SG2を受信する。画像処理部においてページ毎に編集され、印刷制御部40に受信されたビデオ信号SG2は、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0として各LEDヘッド13に転送される。各LEDヘッド13は、それぞれ1ドット(ピクセル)の印字のために設けられたLEDを複数個線上に配列したものである。
印刷制御部40は1ライン分のビデオ信号SG2を受信すると、各LEDヘッド13にラッチ信号HD-LOADを送信し、印刷データ信号HD-DATAを各LEDヘッド13内に保持させる。又、印刷制御部40は、画像処理部から次のビデオ信号SG2を受信している最中においても、各LEDヘッド13に保持した印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0について印刷することができる。
なお、印刷制御部40から各LEDヘッド13に送信されるクロック信号HD-CLK、主走査同期信号HD-HSYNC-N、及び印刷駆動信号HD-STB-Nの内、クロック信号HD-CLKは、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0をLEDヘッド13へ送信するための信号である。
ビデオ信号SG2の送受信は、印刷ライン毎に行われる。各LEDヘッド13によって印刷される情報は、マイナス電位に帯電された図示しない各感光体ドラム11上において電位の上昇したドットとして潜像化される。そして、現像器14において、マイナス電位に帯電された画像形成用のトナーが、電気的な吸引力によって各ドットに吸引され、トナー像が形成される。
その後、トナー像は転写器27へ送られ、一方、転写信号SG4によってプラス電位に転写用高圧電源51がオン状態になり、転写器27は感光体ドラム11と転写器27との間隔を通過する用紙20上にトナー像を転写する。転写されたトナー像を有する用紙20は、ヒータ28aを内蔵する定着器28に当接して搬送され、この定着器28の熱によって用紙20に定着される。この定着された画像を有する用紙20は、更に搬送されて画像形成装置1の印刷機構から用紙排出口センサ46を通過して画像形成装置外部へ排出される。
印刷制御部40は、用紙サイズセンサ48、及び用紙吸入口45の検知に対応して、用紙20が転写器27を通過している間だけ転写用高圧電源51からの電圧を転写器27に印加する。印刷が終了し、用紙20が用紙排出口センサ46を通過すると、帯電用高圧電源50による現像器14への電圧の印加を終了し、同時に現像・転写プロセス用モータ42の回転を停止させる。以後、上記の動作を繰り返す。
(LEDヘッド)
図5は、図4中のLEDヘッド13を示す構成図である。
このLEDヘッド13は、例えば、A4サイズの用紙に1インチ当たり600ドットの解像度で印刷可能な構成になっている。被駆動素子であるLED201,202,・・・の総数は4992ドットであり、これを構成するために26個のLEDアレイ200(=200−1,200−2,・・・)が配列されている。各LEDアレイ200は、各々192個のLED201,202,・・・を有し、各LEDアレイ200内の各LED201,202,・・・において、奇数(ODD)番目のLED201,・・・のカソード同士、偶数(EVEN)番目のLED202,・・・のカソード同士が接続され、隣接して配置される2個のLED201,202,・・・のアノード同士が接続されており、奇数番目のLED201,・・・と偶数番目のLED202,・・・とは時分割に駆動される。
26個のLEDアレイ200(=200−1,200−2,・・・)に対応して、駆動回路である26個のドライバIC100(=100−1,100−2,・・・)が配列されている。これらの26個のドライバIC100は、同一の回路により構成され、隣接するドライバIC100−1,100−2,・・・がカスケード接続(縦続接続)されている。
各ドライバIC100は、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0を入力するデータ入力端子DATAI3〜DATAI0、ラッチ信号HD-LOADを入力するラッチ端子LOAD、クロック信号HD-CLKを入力するクロック端子CLK、LED駆動のための駆動電流値を指令するための基準電圧VREFを入力するVREF端子、印刷駆動信号HD-STB-N(但し、「−N」は負論理信号を意味する。)を入力する駆動端子STB、電源電圧VDDを入力するVDD端子、GND端子、時分割駆動において奇数番目のLED駆動であるか偶数番目のLED駆動であるかの初期状態を設定するための主走査同期信号HD-HSYNC-Nを入力する同期信号端子HSYNC、制御端子KDRV、データ出力端子DATAO3〜DATAO0、及び駆動出力端子(例えば、駆動電流出力端子)DO96〜DO1を有している。基準電圧VREFは、LEDヘッド13内に設けられた図示しない基準電圧発生回路により発生される。
LEDアレイ200−1,200−2,・・・の近傍には、奇数(ODD)側と偶数(EVEN)側の2個のパワーMOSトランジスタ(例えば、NチャネルMOSトランジスタ(以下「NMOS」という。)211,212が設けられている。奇数(ODD)側のNMOS211のドレイン端子(以下単に「ドレイン」という。)は、奇数側のLED201,・・・のカソードと共通に接続され、偶数(EVEN)側のNMOS212のドレインは、偶数側のLED202,・・・のカソードと共通に接続されている。各NMOS211,212のソース端子(以下単に「ソース」という。)は、グランドGNDに接続されている。NMOS211のゲート端子(以下単に「ゲート」という。)は、ドライバIC100−1の制御端子KDRVと接続され、NMOS212のゲートは、ドライバIC100−2の制御端子KDRVと接続されている。
次に、図5のLEDヘッド13における動作を説明する。
図5に示す構成においては、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0は4本であり、隣接するLED8個のうち、奇数番目同士あるいは偶数番目同士の4画素分のデータをクロック信号HD-CLK毎に同時に送出する構成になっている。このため、図4の印刷制御部40から出力される印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0は、クロック端子CLKに入力されるクロック信号HD-CLKと共に、全ドライバIC100のデータ入力端子DATAI3〜DATAI0に入力され、前記の4992ドット分の印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0が後述する各ドライバIC100内のフリップフロップ回路(以下「FF」という。)からなるシフトレジスタ中を順次転送される。
次に、ラッチ信号HD-LOADが全ドライバIC100のラッチ端子LOADに入力され、前記の4992ドット分の印刷データ信号HD-DATA0〜HD-DATA3が後述する各ドライバIC100内の各FFに対応して設けられたラッチ回路にラッチされる。続いて、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0と印刷駆動信号HD-STB-Nとによって、LED201,202,・・・の内、高レベル(以下「“H”レベル」という。)である駆動電流出力端子DO1,DO2,・・・に対応するものが点灯される。
(ドライバICの全体構成)
図6は、図5中のドライバIC100の詳細な構成を示すブロック図である。
このドライバIC100は、カスケード接続された複数のFF111(=FF111A1〜FF111A25,FF111B1〜FF111B25,FF111C1〜FF111C25,FF111D1〜FF111D25)からなるシフトレジスタ110を有している。シフトレジスタ110は、クロック端子CLKから入力されるクロック信号HD-CLKに同期して、データ入力端子DATAI3〜DATAI0から入力される印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0を取り込んでシフトする回路である。
ここで、FF111A1〜FF111A25は、カスケード接続されており、ドライバIC100のデータ入力端子DATAI0はFF111Alのデータ入力端子Dに接続され、FF111A24とFF1111A25のデータ出力端子Qはセレクタ120のデータ入力端子A0,B0に接続され、セレクタ120の出力端子Y0がドライバ1C100のデータ出力端子DATAO0に接続されている。同様に、FF111Bl〜FF111B25、FF111Cl〜FF111C25、及びFF111Dl〜FF111D25も、それぞれカスケード接続されており、ドライバIC100のデータ入力端子DATAI1,DATAI2,DATAI3が、FF111B1、FF111C1、及びFF111Dlのデータ入力端子Dにそれぞれ接続されている。FF111B24とFF111B25、FF111C24とFF111C25、FF111D24とFF111D25の出力端子Qも、セレクタ120の入力端子A1,A2,A3,B1,B2,B3にそれぞれ接続され、セレクタ120の出力端子Y1,Y2,Y3が、ドライバIC100のデータ出力端子DATAO1,DATAO2,DATAO3にそれぞれ接続されている。
これにより、FF111Al〜FF111A25、FF111Bl〜FF111B25、FF111C1〜FF111C25、及びFF111Dl〜FF111D25は、それぞれ25段のシフトレジスタ110を構成しており、セレクタ120により、シフトレジスタ110のシフト段数を24段と25段とに切り替えることが可能な構成になっている。そのため、各ドライバIC100−1,・・・のデータ出力端子DATAO0〜DATAO3は、次段のドライバ1C100−2,・・・のデータ入力端子DATAI0〜DATAI3にそれぞれ接続されることになる。従って、ドライバIC100−1〜100−26の全てで構成されるシフトレジスタ110,・・・は、図4の印刷制御部40から初段のドライバ1C100−1中のドライバ181−1に入力される印刷データ信号HD-DATA3を、クロック信号HD-CLKに同期してシフトさせる24×26段あるいは25×26段のシフトレジスタを構成している。
シフトレジスタ110の出力側には、ラッチ回路部130及びメモリ回路部150の入力側が接続されている。ラッチ回路部130の出力側にはドライバ部180が接続され、メモリ回路部150の入力側に制御回路141が接続され、そのメモリ回路部150の出力側にマルチプレクサ部160が接続されている。マルチプレクサ部160の入力側には、制御回路142が接続されている。ドライバIC100の駆動端子STBには、プルアップ抵抗143及び論理反転用のインバータ144が接続され、更に、ドライバIC100のラッチ端子LOADに、論理反転用のインバータ145が接続されている。インバータ144,145の出力端子には、2入力の否定論理積回路(以下「NAND回路」という。)146の入力端子が接続され、このNAND回路146の出力端子に、ドライバ部180の入力側が接続されている。ドライバ部180の入力側には、制御電圧発生回路170も接続されている。
ここで、ラッチ回路部130は、ラッチ端子LOADから入力されるラッチ信号HD-LOADにより、シフトレジスタ110の出力信号をラッチする回路であり、複数のラッチ回路131(=131A1,131B1,131C1,131D1〜131A24,131B24,131C24,131D24)により構成され、これらの出力側に、ドライバ部180が接続されている。
メモリ回路部150は、制御回路141によりアクセス制御され、LEDの光量ばらつき補正のための補正データ(即ち、ドット補正データ)や各LEDアレイ200毎の光量補正データ(即ち、チップ補正データ)、もしくは各ドライバ1C100毎の固有データを格納するものである。このメモリ回路部150は、複数のメモリ回路151(=151A1,151B1,151C1,151D1〜151A24,151B24,151C24,151D24)とメモリ回路152とにより構成され、これらの出力側に、マルチプレクサ部160及び制御電圧発生回路170が接続されている。メモリ回路部150を制御する制御回路141は、前記補正データを複数のメモリ回路151(=151A1,151B1,151C1,151D1〜151A24,151B24,151C24,151D24)やメモリ回路152に対して書き込みする時の書き込み指令信号を発生する機能を有している。
マルチプレクサ部160は、制御回路142により制御され、メモリ回路部150中の複数のメモリ回路151(=151A1,151B1,151C1,151D1〜151A24,151B24,151C24,151D24)から出力されるドット補正データにおいて、隣接したLEDドットのうち、奇数番目ドットの補正データと偶数番目ドットの補正データとを切り替えるものであり、複数のマルチプレサ161(=161A1,161B1,161C1,161D1〜161A24,161B24,161C24,161D24)により構成され、これらの出力側に、ドライバ部180が接続されている。マルチプレクサ部160を制御する制御回路142は、マルチプレクサ部160に対し奇数ドットデータと偶数ドットデータとの切り替え指令信号を発生する機能を有している。
ドライバ部180の入力側に接続された制御電圧発生回路170は、例えば、図示しないレギュレータ回路から発生された基準電圧VREFを入力し、LED駆動のための制御電圧を発生してドライバ部180へ供給する回路である。この制御電圧発生回路170は、LEDの全点灯駆動時のように電源電圧VDDが一瞬降下するような状況においても、基準電圧VREFを所定値のままとでき、LED駆動電流の低下を発生させない構成になっている。
ドライバ部180は、LEDアレイ200の駆動手段であり、ラッチ回路部130、NAND回路146、マルチプレクサ部160、及び制御電圧発生回路170の出力信号に基づき、LEDアレイ200を駆動するための駆動電流を駆動電流出力端子D1〜DO96から出力す複数のドライバ181(181−1〜181−96)により構成されている。
このドライバ部180の入力側に接続されたNAND回路146には、駆動端子STBに入力される印刷駆動信号HD-STB-Nと、ラッチ端子LOADに入力されるラッチ信号HD-LOAD-P(但し、「−P」は正論理信号を意味する。)とが、インバータ144,145を介して入力され、ドライバ部180に対する駆動のオン/オフを制御する信号を生成する機能を有している。
(図6中のメモリ回路)
図1は、本発明の実施例1のドライバIC100における図6中のメモリ回路151の構成を示す回路図である。
図1のメモリ回路151(例えば、151A1)では、LED光量補正のためのドット補正データは4ビットであり、LED駆動電流をドット毎に16段階に調整することで光量補正を行うものとしている。
このメモリ回路151A1には、隣接する2個(2ドット)のメモリセル回路300−1,300−2が示されている。左側のメモリセル回路300−1は、奇数番目のドット(例えば、ドットNo.1)の補正データを格納するものであり、右側のメモリセル回路300−2は、偶数番目のドット(例えば、ドットNo.2)の補正データを格納するためのものである。
メモリ回路151A1は、シフトレジスタ110中のFF111A1の出力端子Qから出力される補正データを入力する補正データ端子Dと、制御手段である制御回路141のイネーブル信号端子E1から出力される奇数番目ドットの側のデータ書き込みを許可する書き込みイネーブル信号を入力するイネーブル信号端子E1と、制御回路141のイネーブル信号端子E2から出力される偶数番目ドットの側のデータ書き込みを許可する書き込みイネーブル信号を入力するイネーブル信号端子E2と、制御回路141のメモリ選択端子W0〜W3から出力される書き込み制御信号を入力するメモリセル選択端子W0〜W3と、奇数番目ドットに関する補正データを出力する補正データ端子ODD0〜ODD3と、偶数番目ドットに関する補正データを出力する補正データ端子EVN0〜EVN3と、制御回路141の電源端子VMから出力される電源電圧を入力する電源端子VMとを有している。電源端子VMは、一定の電源電圧VDDとは異なる電圧を供給する電源系統を構成している。
補正データ端子Dには、データ印加手段(例えば、バッファ)301を介してメモリセル回路300−1,300−2が接続されている。メモリセル回路300−1は、メモリ手段(例えば、メモリセル)311〜314と、データ伝達手段(例えば、スイッチ素子であるNMOS)321〜328とを有している。メモリセル311は、リング状に縦続接続された第1及び第2のインバータ311a,311bにより構成されている。同様に、メモリセル312は、リング状に縦続接続されたインバータ312a,312bにより、メモリセル313は、リング状に縦続接続されたインバータ313a,313bにより、メモリセル314は、リング状に縦続接続されたインバータ314a,314bにより、それぞれ構成されている。各インバータ311a,311b,312a,312b,313a,313b,314a,314bの電源端子は、電源端子VMに共通に接続されている。
NMOS321,323,325,327のゲート端子(以下単に「ゲート」という。)は、イネーブル信号端子E1に共通に接続され、NMOS322,324,326,328のゲートは、メモリセル選択端子W0,W1,W2,W3にそれぞれ接続されている。バッファ301の出力端子には、NMOS321,322、補正データ端子ODD0及びメモリセル311の直列回路と、NMOS323,324、補正データ端子ODD1及びメモリセル312の直列回と、NMOS325,326、補正データ端子ODD2及びメモリセル313の直列回路と、NMOS327,328、補正データ端子ODD3及びメモリセル314の直列回路とが、共通に接続されている。
メモリセル回路300−2は、メモリセル回路300−1のイネーブル信号端子E1に代えてイネーブル信号端子E2に接続され、更に、メモリセル回路300−1の補正データ端子ODD0〜ODD3に代えて補正データ端子EVN0〜EVN3に接続されている他は、メモリセル回路300−1と同様の構成である。
(図6中のマルチプレクサ)
図7は、図6中のマルチプレクサ161の構成を示す回路図である。
図7のマルチプレクサ161(例えば、161A1)は、メモリ回路151A1の補正データ端子ODD0〜ODD3から出力される補正データを入力する補正データ端子ODD0〜ODD3と、メモリ回路151A1の補正データ端子EVN0〜EVN3から出力される補正データを入力する補正データ端子EVN0〜EVN3と、制御回路142の選択信号端子S1N,S2Nから出力される選択信号を入力する選択信号端子S1N,S2Nと、補正データ出力用の補正データ端子Q0〜Q3と、入力データ切り替え用のPチャネルMOSトランジスタ(以下「PMOS」という。)331〜338とを有している。
PMOS331,333,335,337は、選択信号端子S1Nの信号によりゲート制御され、入力側の補正データ端子ODD0〜ODD3と出力側の補正データ端子Q0〜Q3との間をそれぞれオン/オフする構成になっている。更に、PMOS332,334,336,338は、選択信号端子S2Nの信号によりゲート制御され、入力側の補正データ端子EVN0〜EVN3と出力側の補正データ端子Q0〜Q3との間をそれぞれオン/オフする構成になっている。
(図6中のドライバ)
図8は、図6中のドライバ181の構成を示す回路図である。
図8のドライバ181(例えば、181−93)は、ラッチ回路131A1の反転出力端子QNから出力される負論理の印刷データ信号を入力する印刷データ端子Eと、NAND回路146から出力される負論理のLED駆動オン/オフ指令信号を入力する制御端子Sと、マルチプレクサ161A1の補正データ端子Q0〜Q3から出力される補正データを入力する補正データ端子Q0〜Q3と、制御電圧発生回路170の電源端子Vから出力される制御電圧Vcontを入力する電源端子Vと、電源電圧VDDが入力されるVDD端子と、図示しないボンディングワイヤを介して接続されたLEDのアノードに対して駆動電流を供給する駆動電流出力端子DO(=DO93)とを有している。
印刷データ端子E及び制御端子Sは、2入力の否定論理和回路(以下「NOR回路」という。)340の入力端子に接続されている。NOR回路340は、電源端子がVDD端子に接続され、グランド端子が電源端子Vに接続されて制御電圧Vcontに保持されている。NOR回路340の出力端子と補正データ端子Q0〜Q3とは、2入力NAND回路341〜344の入力端子にそれぞれ接続されている。各NAND回路341〜344は、電源端子がVDD端子に接続され、グランド端子が電源端子Vに接続されて制御電圧Vcontに保持されている。更に、NOR回路340の出力端子は、相補形MOSインバータ(以下「CMOSインバータ」という。)345を構成するPMOS345a及びNMOS345bの各ゲートに共通に接続されている。PMOS345a及びNMOS345bは、VDD端子と電源端子Vとの間に直列に接続されている。
NAND回路341〜344の出力端子には、PMOS346〜349のゲートがぞれぞれ接続され、更に、CMOSインバータ345の出力端子に、PMOS350のゲートが接続されている。各PMOS346〜350のソース・ドレインは、VDD端子と駆動電流出力端子DOとの間に並列に接続されている。PMOS350は、LEDに主たる駆動電流を供給する主駆動トランジスタであり、PMOS346〜349は、LEDの駆動電流をドット毎に調整して光量補正するための補助駆動トランジスタである.
ここで、VDD端子の電位と、電源端子Vから入力される制御電圧Vcontの電位との電位差は、PMOS346〜350がオンする時のゲート・ソース間電圧に略等しく、この電圧を変化させることで、PMOS346〜350のドレイン電流を調整することが可能となる。制御電圧Vcontを供給するための図6中の制御電圧発生回路170は、基準電圧VREFを受けて、PMOS346〜350等のドレイン電流が所定値となるように制御電圧Vcontを制御するために設けられている。
このように構成されるドライバ181−93は、次のように動作する。
印刷データ端子Eに入力される印刷データがオン(=低レベル、以下「“L”レベル」という。)であり、制御端子Sに入力されるLED駆動オン/オフ指令信号がオン(=“L”レベル)の時、NOR回路340の出力信号が“H”レベルとなる。この時、補正データ端子Q3〜Q0のデータに従い、NAND回路341〜344の出力レベル、及びCMOSインバータ345の出力レベルが、電源電圧VDDあるいは制御電圧Vcontとなる。
主駆動用のPMOS350は、印刷データ端子Eに入力される印刷データ信号に従って駆動される。図1のメモリ回路151A1には、LED各ドットの発光ばらつきを補正するための補正データが格納されているので、この補正データが、マルチプレクサ161A1の補正データ端子Q0〜Q3から出力される。補助駆動用のPMOS346〜349は、NOR回路340の出力レベルが“H”レベルである時に、マルチプレクサ161A1の補正データ端子Q0〜Q3から出力される補正データに従って選択的に駆動される。
つまり、主駆動用のPMOS350と共に、補正データに従って補助駆動用のPMOS346〜349が選択的に駆動され、PMOS350のドレイン電流に対し、選択されたPMOS346〜349の各ドレイン電流が加算された駆動電流が、駆動電流出力端子DO93からLEDに供給される。
PMOS346〜349が駆動されている時、NAND回路341〜344の出力レベルは“L”レベル(≒制御電圧Vcont)であるので、PMOS346〜349のゲート電位は、略制御電圧Vcontに等しくなる。この時、PMOS345aはオフ状態にあり、NMOS345bはオン状態にあって、PMOS350のゲート電位もまた略制御電圧Vcontに等しくなる。そのため、PMOS346〜350のドレイン電流値を、制御電圧Vcontにより一括して調整することができる。この際、NAND回路341〜344は、電源端子に電源電圧VDD、及びグランド端子に制御電圧Vcontが印加されて動作しているので、その入力信号の電位も電源電圧VDDと制御電圧Vcontに即したものであってよく、“L”レベルは必ずしも0Vであることを必要としないという利点を有する。
(図6中の制御回路141)
図9は、図6中の制御回路141の構成を示す回路図である。
この制御回路141は、正論理のラッチ信号HD-LOAD-Pを入力するラッチ端子LOADと、図6中のインバータ144から出力される正論理の印刷駆動信号HD-STB-Pを入力する駆動端子STBと、書き込み制御信号を図6中のメモリ回路部150へ出力するメモリセル選択端子W0〜W3と、書き込みイネーブル信号をメモリ回路部150へ出力するイネーブル信号端子E1,E2と、電源電圧をメモリ回路部150へ出力する電源端子VMと、FF361〜365,369と、2入力のNOR回路366と、2入力の論理積回路(以下「AND回路」という。)367,368と、3入力のAND回路370〜373と、降圧回路380とを備えている。
各FF361,362,369は、ラッチ端子LOADから入力されるラッチ信号HD-LOAD-Pを入力する負論理リセット端子Rと、駆動端子STBから入力される正論理の印刷駆動信号HD-STB-Pを入力するクロック端子CKと、データ入力用の入力端子Dと、データ出力用の非反転出力端子Qとを有している。各FF363〜365は、ラッチ端子LOADから入力されるラッチ信号HD-LOAD-Pを入力する負論理リセット端子Rと、クロック端子CKと、データ入力用の入力端子Dと、データ出力用の非反転出力端子Qと、反転データ出力用の反転出力端子QNとを有している。
FF361,362の出力端子Qは、NOR回路366の入力端子と接続され、このNOR回路366の出力端子がFF361の入力端子Dに接続されている。FF361の出力端子Qは、FF363のクロック端子CKに接続され、このFF363の出力端子QNが入力端子Dに接続されている。FF363の出力端子Qとラッチ端子LOADとは、AND回路367の入力端子に接続され、このAND回路367の出力端子がイネーブル信号端子E1に接続されている。FF363の出力端子QNとラッチ端子LOADとは、AND回路368の入力端子に接続され、このAND回路368の出力端子がイネーブル信号端子E2に接続されている。
AND回路367の出力端子は、FF364,365のクロック端子CKに接続され、このFF364,365の負論理リセット端子Rが、ラッチ端子LOADに接続されている。FF364の出力端子QNは、FF365の入力端子Dに接続されている。FF364,365の出力端子Q,QNとFF362の出力端子Qとには、AND回路370〜373の入力端子が接続され、このAND回路370〜373の出力端子が、メモリセル選択端子W0〜W3に接続されている。
即ち、AND回路373の第1入力端子はFF365の出力端子Q、及び第2入力端子はFF364の出力端子QNにそれぞれ接続され、AND回路372の第1入力端子はFF365の出力端子Q、及び第2入力端子はFF364の出力端子Qにそれぞれ接続され、AND回路371の第1入力端子はFF365の出力端子QN、及び第2入力端子はFF364の出力端子Qにそれぞれ接続され、AND回路370の第1入力端子はFF365の出力端子QN、及び第2入力端子はFF364の出力端子QNにそれぞれ接続されている。
又、FF369の入力端子Dは、ラッチ端子LOADに接続され、出力端子Qに降圧回路380の入力端子Sが接続され、この降圧回路380の電源端子VMが、図6中のメモリ回路部150の電源端子VMに接続されている。降圧回路380は、入力端子Sに入力されるFF369の出力レベル“H”又は“L”に基づき、電源電圧VDDを所定電圧降下させた電圧を電源端子VMから出力する回路である。
図10は、図9中の降圧回路380の構成を示す回路図である。
この降圧回路380は、PMOS381,383及び抵抗382を有している。ドレイン及びゲートがダイオード接続されたPMOS381と、電源端子VMと、抵抗382とは、VDD端子とグランドGNDとの間に直列に接続され、そのPMOS381に対して、PMOS383が並列に接続されている。PMOS383のゲートは入力端子Sに接続されている。
入力端子Sが“H”レベルの時は、PMOS383がオフし、(電源電圧VDD−PMOS381の閾値電圧Vtp)が電源端子VMから出力される。入力端子Sが“L”レベルの時は、PMOS383がオンしてPMOS381のソース・ドレイン間が短絡され、略VDDの電圧が電源端子VMから出力される構成になっている。
(図6中の制御回路142)
図11は、図6中の制御回路142の構成を示す回路図である。
この制御回路142は、FF391及びバッファ392,393を有している。FF391は、同期信号端子HSYNCからの負論理の主走査同期信号HD-HSYNC-Nを入力する負論理のリセット端子Rと、ラッチ端子LOADからの正論理のラッチ信号HD-LOAD-Pを入力するクロック端子CKと、相互に接続された入力端子D及び反転出力端子QNと、非反転出力端子Qとを有し、これらの出力端子Q,QNが、バッファ392,393を介して選択信号端子S2N,S1Nにそれぞれ接続されている。
この制御回路142では、クロック端子CKに入力されるラッチ信号HD-LOAD-Pに同期して、“H”又は“L”の選択信号を選択信号端子S1N,S2Nから出力する構成になっている。
(図6中の制御電圧発生回路)
図12は、図6中の制御電圧発生回路170の構成を示す回路図である。
この制御電圧発生回路170は、ドライバIC100毎に1回路ずつ設けられ、演算増幅器(以下「オペアンプ」という。)401と、PMOS402と、直列接続された分圧抵抗R00〜R15からなる分圧回路403と、アナログ形のマルチプレクサ404とにより構成されている。
オペアンプ401は、反転入力端子がVREF端子に接続され、非反転入力端子がマルチプレクサ404の出力端Yに接続され、出力端子がPMOS402のゲート及び電源端子Vに接続されている。PMOS402は、図8中の各PMOS346〜350とゲート長が等しく、ソースがVDD端子に接続され、ドレインが分圧回路403を介してグランドGNDに接続されている。
マルチプレクサ404は、直列接続された分圧抵抗R15〜R00における各接続点からのアナログ電圧が入力される16個の入力端子P0〜P15と、アナログ電圧を出力する出力端子Yと、図6中のメモリ回路152の出力端子Q0〜Q3から供給される論理信号が入力される4個の入力端子S0〜S3とを有し、この4本の論理信号により設定される16通りの信号論理の組み合わせによって、入力端子P0〜P15のうちの何れか1つの入力端子を選択し、この入力端子に印加されるアナログ電圧を出力端子Yからオペアンプ401の非反転入力端子へ出力する回路である。換言すれば、マルチプレクサ404における入力端子S3〜S0の論理信号レベルによって、入力端子P0〜P15のうち何れか1つの入力端子が選択され、出力端子Yとの間に電流経路が形成される。
オペアンプ401と分圧抵抗R00〜R15及びPMOS402とで構成される回路により、フィードバック制御回路が構成され、オペアンプ401の非反転入力端子の電位が、略基準電圧VREFと等しくなるように制御される。このため、PMOS402のドレイン電流Irefは、分圧抵抗R00〜R15のうち、マルチプレクサ404により選択される部位の合成抵抗値と、オペアンプ401に入力される基準電圧VREFとから決定されることになる。
例えば、マルチプレクサ404の入力端子S3〜S0の論理値が“1111”となっていて、補正状態の最大が指令されている時、マルチプレクサ404の入力端子P15と出力端子Yとが導通状態になり、入力端子P15の電圧が基準電圧VREFと略等しくなるように制御される。この結果、PMOS402のドレイン電流1refは、
Iref=VREF/R00
となる。
一方、入力端子S3〜S0の論理値が“0111”となっていて、補正状態の中間が指令されている時、マルチプレクサ404の入力端子P7と出力端子Yとが導通状態になり、入力端子P7の電圧が基準電圧VREFと略等しくなるように制御される。この結果、PMOS402のドレイン電流1refは、
Iref=VREF/(R00+R01+・・・+R07+R08)
となる。
更に、入力端子S3〜S0の論理値が“0000”となっていて、補正状態の最小が指令されている時、マルチプレクサ404の入力端子P0と出力端子Yとが導通状態となり、入力端子P0の電圧が前記基準電圧VREFと略等しくなるように制御される。この結果、PMOS402のドレイン電流1refは、
Iref=VREF/(R00+R01+・・・+R14+R15)
となる。
このように、図8中のPMOS346〜350と図12中のPMOS402とは、ゲート長が相等しく構成され、これらPMOSが飽和領域で動作するように制御されているので、各PMOSはカレントミラーの関係となり、PMOS346〜350がオン状態となる時、基準電圧VREFに比例するドレイン電流Irefを生じる。この結果、マルチプレクサ404の入力端子S3〜S0に与える論理値状態により、ドレイン電流Irefを16段階に調整することができ、図8中のPMOS346〜350のドレイン電流もまた16段階に調整可能とすることができる。
(LEDヘッドの全体の動作)
図13は、本発明の実施例1における画像形成装置1の電源投入後に、図5のLEDヘッド13に対して行われる補正データ転送処理と、その後に行われる印刷データ転送の様子を示すタイムチャートである。
補正データの転送開始に先立ち、引き続くデータ転送が補正データであることを示すため、ラッチ信HD-LOADを“H”とする(I部)。
次いで、奇数番目に属するドットについて1ドット当たり4ビットからなる補正データのうち、bit3のものを印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0からクロック信号HD-CLKに同期して入力して、図6のFF111A1〜FF111D24で構成されるシフトレジスタ110中へシフト入力する。シフト入力が完了すると、A部に示すように、印刷駆動信号HD-STB-Nが3パルス入力され、図9の制御回路141の動作が行われる。
図13中のQ1,Q2,Q3,Q6は、図9中のFF361,362,363,369の各出力端子、E1,E2は、AND回路367,368の出力端子に接続された各イネーブル信号端子、W3〜W0は、AND回路373〜370の出力端子に接続された各メモリセル選択端子である。更に、SlN,S2Nは、図11中のバッファ393,392の出力端子に接続された各選択信号端子である。
図13のA部において、印刷駆動信号HD-STB-Nの1パルス目が入力されると、J部に示すように、出力端子Q1の信号が発生し、次いで印刷駆動信号HD-STB-Nの2パルス目で、K部に示すように、出力端子Q2の信号が発生する。又、出力端子Q1の信号が立ち上がる毎に出力端子Q3の信号が状態反転し、例えば、L部に示すように、出力端子Q3の信号が“H”レベルに遷移する。出力端子Q3の信号の遷移に引き続き、イネーブル信号端子E1,E2の信号が発生する。
又、I部に示すように、ラッチ信号HD-LOADが“L”レベルの場合には、図9中のFF369のリセット端子Rはアクティブであり、この出力端子Qは“L”レベルとなっている。この時、図10の降圧回路380における入力端子Sには、図9中のFF369の出力端子Qからの“L”レベルが伝達され、図10の降圧回路380内のPMOS383のゲートが“L”レベルとなることから、このPMOS383がオン状態となって、電源端子VMは電源電圧VDDと略等しい電位(例えば、5V)となる。
次いで、図13に示すように、印刷駆動信号HD-STB-Nのlパルス目が入力されると、M部に示すように、図9のFF369の出力端子Q6の信号が立ち上がり、この信号が降圧回路380の入力端子Sに入力される。これにより、図10の降圧回路380の入力端子Sは“H”レベルとなって、PMOS383がオフ状態となる。PMOS381のゲート・ドレイン間は接続されているため、PMOS383がオフ状態となっても飽和領域で動作し続け、抵抗382を介して電流が流れる。PMOS381の閾値電圧をVtp、PMOS381を飽和領域で動作させる時のゲート・ドレイン間のオーバドライブ電圧をΔVとするとき、抵抗382の両端に生じる電位(即ち、電源端子VMの電位)は、次式のように概算することができる。
電源端子VMの電位=電源電圧VDD−(閾値電圧Vtp+ΔV)
電源電圧VDDの典型的な値は5Vであり、閾値電圧Vtpとオーバドライブ電圧ΔVとの加算値が略2Vとなるように、抵抗382の抵抗値を設定することで、電源端子VMの電位は3Vとすることができる。図13のN部において、電源端子VMの電位が5Vから3Vへ変化する状態が図示されている。なお、電源端子VMの電位の近傍に図示された破線は、GND電位(=0V)である。
図13において、図9のメモリセル選択端子W3〜W0の信号は、FF362の出力端子Q2の信号に引き続いて発生するものであるが、O部、P部のようにメモリセル選択端子W3の信号が2回に亘って出力され、次いでメモリセル選択端子W2,Wl,W0の各信号においてもそれぞれ2パルスずつ信号が発生する。そして、メモリセル選択端子W3〜W0の各パルス信号が発生する毎に、図6及び図1のメモリ回路部150にデータの書き込みが行われ、メモリセル選択端子W3〜W0の1パルス目で、奇数ドット用のメモリセル回路300−1へのデータ書き込みが行われ、2パルス目で、偶数ドット用のメモリセル回路300−2へのデータ書き込みが行われる。
制御回路141からメモリ回路部150へ出力される1パルス目のデータ書き込み制御信号は、A部、C部、E部、G部について入力された印刷駆動信号HD-STB-Nを基に発生される。2パルス目のデータ書き込み制御信号は、B部、D部、F部、H部について入力された印刷駆動信号HD-STB-Nを基に発生される。このような過程を経て、メモリ回路部150への補正データのbit3〜bit0の全てのデータ書き込みが完了すると、Q部に示すように、ラッチ信号HD-LOAD信号を“L”として、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0の転送が可能な状態に遷移する。
ラッチ信号HD-LOADが“L”レベルになると、図9中のFF369はリセットされ、この出力端子Q6が“L”レベルとなり、図10の降圧回路380における入力端子Sは“L”レベルとなって、電源端子VMの信号が再び略5Vの電位に復帰する(Z部)。
次いで、1ラインの印刷開始に際し、引き続くデータ転送が奇数ドットのものであることを示すため、主走査同期信号HD-HSYNC-Nが入力される(R部)。U部で奇数ドットの印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0が転送され、S部のラッチ信号HD-LOADパルスにより、図6のシフトレジスタ110(=FF111Al〜FF111Dl,・・・,FF111A24〜FF111D24)にシフト入力されたデータを、ラッチ回路部130(=ラッチ回路131A1〜131Dl,・・・,131A24〜131D24)にラッチする。
更に、W部に示すように、印刷駆動信号HD-STB-Nが“L”へと遷移して、ドライバ部180によりLEDの発光駆動が行われる。印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0がオンであると、W部やX部の印刷駆動信号HD-STB-Nが“L”となる期間、LEDは発光駆動される。同様に、V部では、偶数ドットのデータ転送が行われ、このデータがT部のパルスによりラッチされる。
(印刷データ転送の詳細)
図14は、図13における印刷データ転送の詳細波形を示すタイムチャートである。
LEDの時分割駆動の開始に先立ち、同期信号端子HSYNCには主走査同期信号HD-HSYNC-Nが入力される(A部)。次いで、B部において、奇数番目のLEDの駆動データ(Odd印刷データ)を転送するために、クロック端子CLKに入力されるクロック信号HD-CLKに同期して、印刷データ信号HD-DATA3〜HD-DATA0がデータ入力端子DATAI3〜DATAIOに入力される。
B部において、1ラインデータのうち、奇数ドットのデータの転送が完了すると、C部に示すように、ラッチ端子LOADにラッチ信号HD-LOAD-Pが入力され、FF111A1〜FF111D25で構成されるシフトレジスタ110を介して入力されたデータは、ラッチ回路部130のラッチ回路131A1〜131D24にラッチされる。次いで、駆動端子STBには、LED駆動を指示するための印刷駆動信号HD-STB-Nが入力される(D部)。又、これに先立ち、LEDのコモンカソードのグランドGNDへの接続のオン/オフを切り替える図5のPMOS211,212の制御信号ODD,EVENが、ドライバIC100−1,100−2の制御端子KDRVからそれぞれ出力される。
図14においては、説明のために制御信号ODD,EVENの両信号が図示されている。なお、制御信号ODD,EVENは、ドライバIC100−1,100−2内の図示しない制御回路により発生され、前述したメモリ回路151A1〜151D24と同様の構成を持つ図示しないメモリ回路に格納されたODD/EVEN選択指令データにより、制御信号ODD,EVENのうち何れかが選択され、図5のドライバ1C100−1,100−2における制御端子KDRVから出力されるようになっている。
(補正データ転送の詳細)
図15〜図18は、図13のタイムチャートにおいてドライバIC100(=100−1,100−2,・・・)を1チップのみに簡略化した場合における補正データ転送の詳細波形を示すタイムチャートである。
ここで、図15には図13のA部とB部の詳細が示され、図16には図13のC部とD部の詳細が示され、図17には図13のE部とF部の詳細が示され、更に、図18には図13のG部とH部の詳細が示されている。
図15において、ドライバIC100毎に設定されるチップ補正データは、奇数ドット転送(例えば、A部)と偶数ドット転送(例えば、B部)のうち、1回のみ行えば十分である。
このため、図15〜図18においてはA部、C部、E部、G部等の奇数ドットの補正データ転送時に、シフトレジスタ110の段数を1段多くなるように切り替えて、送出データ列の先頭位置にチップ補正データ(Chip-b3,Chip-b2,Chip-b1,Chip-b0等と記載)を割り当てて送出するように工夫されている。
(メモリ回路の動作)
図19は、図1のメモリ回路151A1の動作説明図であり、図1における補正データ端子ODD3の周辺部が示されている。
なお、補正データ端子ODD2〜ODD0,EVN3〜EVN0の周辺部についても構成は同様である。
図19において、バッファ301は、インバータ301aと、PMOS301b及びNMOS301cからなるCMOSインバータとの直列回路により構成されている。CMOSインバータを構成するPMOS301b及びNMOS301cは、電源電圧VDD(例えば、5V)が印加されるVDD端子とグランドGNDとの間に直列に接続されている。メモリセル314を構成するインバータ314a,314bのうち、インバータ314aは、電源端子VMとグランドGNDとの間に直列に接続されたPMOS314a−1及びNMOS314a−2からなるCMOSインバータにより構成されている。
電源端子VMに印加される電圧は、図13で説明したように、補正データの書き込み期間中においては略3V、印刷動作中においては略5Vである。同様に、インバータ314bは、電源端子VMとグランドGNDとの間に直列に接続されたPMOS314b−1及びNMOS314b−2からなるCMOSインバータにより構成されている。
図20は、図1及び図9の動作を説明するためのタイムチャートである。
この図20では、図18に関連するドット補正データの奇数ドット、ビット3に相当するメモリセル回路へのデータ書き込みを行う状況が示され、図13のタイムチャートのI部、A部、B部、N部、O部、P部の詳細が示されている。なお、図20において、Q6は図9におけるFF369の出力端子Qの波形を示す。
図20において、補正データ転送の開始に際してI部のように、ラッチ端子LOADに入力されるラッチ信号HD-LOAD-Pが“H”レベルとされる。これにより、図9のFF361〜365,369のリセット端子Rに信号伝達され、そのFF361〜365,369のリセット状態が解除される。これに引き続き補正データの転送が行われるのであるが、図20においては図示が省略されている。
図19の補正データ端子ODD3への補正データの転送が完了すると、駆動端子STBへ印刷駆動信号HD-STB-Nが3パルス入力される(A部)。印刷駆動信号HD-STB-Nは、図6中のインバータ144により論理反転され、印刷駆動信号HD-STB-Pとなって図9中のFF369のクロック端子CKへ入力される。この時、印刷駆動信号HD-STB-Nの最初の立ち下がりにより、FF369における出力端子Q6の信号が立ち上がり遷移し、図20のQ部に示すように、再びラッチ信号HD-LOAD-Pが“L”レベルとなるまで継続する。
一方、図20のA部における印刷駆動信号HD-STB-Nの1パルス目の立ち上がりにより、イネーブル信号端子E1の信号が立ち上がり遷移する。次いで、印刷駆動信号HD-STB-Nの2パルス目の立ち下がりにより、O部に示すように、メモリセル選択端子W3の信号が発生する。この時、イネーブル信号端子E1の信号は“H”レベル、イネーブル信号端子E2の信号は“L”レベルとなっており、図1のメモリセル回路300−1内のNMOS327,328が共にオン状態となる。これにより、バッファ301の出力信号がメモリセル314内のインバータ314bに伝達され、データの書き込みが行われる。
又、別の場合として、図20のB部に示すように、印刷駆動信号HD-STB-Nの次の3パルスが入力されると、イネーブル信号端子E1の信号が“L”レベル、イネーブル信号端子E2の信号が“H”レベルとなり、P部に示すように、再びメモリセル選択端子W3の信号が発生する。この時、図1のメモリセル回路300−2内のメモリセルのうち、補正データ端子EVN3に相当する位置のメモリセルが選択され、データ書き込みが行われる。
(従来のメモリ回路との比較)
図1のメモリ回路151A1における動作の理解のために、従来のメモリ回路の構成との比較を行う。
図21は、従来のメモリ回路の構成例を示す回路図であり、本実施例1のメモリ回路151A1の回路図を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
従来のメモリ回路は、実施例1における隣接する2個(2ドット)のメモリセル回路300−1,300−2に対応するメモリセル回路300−1A,300−2Aを有している。このメモリセル回路300−1A,300−2Aでは、実施例1の電源端子VMが削除され、更に、実施例1のバッファ301の出力側に、相補的な補正データを生成するための論理反転用のインバータ410が追加されている。バッファ301の入力側の補正データ端子Dは、図6中のFF111A1の出力端子Qに接続されている。
左側のメモリセル回路300−1Aは、実施例1と同様に奇数番目のドット(例えば、ドットNo.1)の補正データを格納するものであり、実施例1のNMOS321〜328及びメモリセル311〜314と、新たに追加されたNMOS411〜418とを有している。インバータ410の出力端子とメモリセル311との間には、メモリセル選択端子W0から入力される書き込み制御信号によりゲート制御されるNMOS411,412が直列に接続され、メモリセル311に対して、実施例1のNMOS321,322側からの書き込みの他に、NMOS411,412側からの書き込みも可能な構成になっている。
同様に、インバータ410の出力端子とメモリセル312との間に、メモリセル選択端子W1から入力される書き込み制御信号によりゲート制御されるNMOS413,414が直列に接続され、インバータ410の出力端子とメモリセル313との間に、メモリセル選択端子W2から入力される書き込み制御信号によりゲート制御されるNMOS415,416が直列に接続され、更に、インバータ410の出力端子とメモリセル314との間に、メモリセル選択端子W3から入力される書き込み制御信号によりゲート制御されるNMOS417,418が直列に接続されている。
右側のメモリセル回路300−2Aは、実施例1と同様に偶数番目のドット(例えば、ドットNo.2)の補正データを格納するものであり、メモリセル回路300−1Aのイネーブル信号端子E1に代えてイネーブル信号端子E2に接続され、更に、メモリセル回路300−1Aの補正データ端子ODD0〜ODD3に代えて補正データ端子EVN0〜EVN3に接続されている他は、メモリセル回路300−1Aと同様の構成である。
従来のメモリセル回路300−1A,300−2Aのその他の構成は、実施例1のメモリセル回路300−1,300−2とほぼ同様である。
図21から明らかなように、従来のメモリセル回路300−1A,300−2Aにおけるメモリセル311〜314は、実施例1と同様に、2つのインバータ311aと311b、312aと312b、313aと313b、314aと314bを、それぞれ互いに逆接続した構成になっているが、接続ノードそれぞれにデータ書き込み時のスイッチ用NMOS321〜328,411〜418を接続している。これに対し、本実施例1の図1の構成においては、片側のスイッチ用NMOS321〜328のみを残し、他の片端のスイッチ用NMOS411〜418及びこれに接続されるデータ用インバータ410を省略した構成となっている。
そのため、従来の図21の構成において、NMOS417,418を省略した構成を考え、この構成では正常に動作できない場合のあることを示し、これに対して本実施例1の構成においては、前記不具合が解決されていることを以下説明する。
図22(a)、(b)は、従来と実施例1におけるメモリセル回路の比較を対比して示す回路図であり、同図(a)は従来の図21の一部を示す図、及び、同図(b)は実施例1の図19に対応する図である。
図22(a)には、従来の図21における補正データ端子ODD3の周辺部が示されており、片側のスイッチ用NMOS417,418は省略されている。メモリセル314を構成するインバータ314a,314bの電源は、VDD端子に接続されており、その電位は典型例で略5Vであり、その電位は略一定とされる。
これに対し、図22(b)に示す実施例1の構成では、メモリセル314を構成するインバータ314a,314bの電源が、電源端子VMに接続されており、その電位は切り替え可能に構成されている。図20で説明したように、電源端子VMの電位は、データ書き込み時においては略3Vとされ、書き込みシーケンスが完了した後には略5Vとされる。
従来の図22(a)の構成において、インバータ314a,314bの電源電圧VDDは略5Vとされており、例えば、インバータ314bに“H”レベルのデータを書き込む場合を考えてみる。
補正データ端子Dが“H”レベルの場合、バッファ301の出力端子には“H”レベルに相当する略5Vが出力されており、データ書き込みのためNMOS327,328が共にオン状態になる。この時、イネーブル信号端子E1及びメモリセル選択端子W3は“H”レベルであって、この電位は電源電圧VDDに略等しく、典型例では5Vであり、NMOS327,328がオンするためには、NMOS328及びインバータ314bの接続点(即ち、補正データ端子ODD3)の電位は、電源電圧VDDからNMOS327,328の閾値電圧Vtnとゲートオーバドライブ電圧ΔVを減じた値までしか電位上昇させることができない。従って、補正データ端子ODD3の電位は、
VDD−(Vtn+ΔV)
となって、典型的な設計例では略3Vである。
この場合、インバータ314bについて考えると、PMOS314b−1においてはソース電位が電源電圧VDDの略5Vであって、ゲート電位が略3Vであり、ゲート・ソース間電圧Vgsは2Vとなって、このPMOS314b−1はオン状態となる。この結果、インバータ314bの出力端子の電位は、所望の“L”レベルより著しく増加してしまい、この出力電圧はインバータ314aに伝達され、NMOS314a−2をオン状態とする。そのため、補正データ端子ODD3の電位は、NMOS314a−2により引き下げられてしまい、更に“H”レベルの確保を困難にしてしまう。
このように、従来の図21のメモリ回路では、片側のスイッチ用NMOS411〜418を削除することで、素子数が削減できるものの、“H”レベルのデータ書き込みが困難となる場合がある。
これに対し、本実施例1の図22(b)の場合、インバータ314a,314bの電源は、電源端子VMに接続されており、この電位は切り替え可能に構成されている。図20で説明したように、電源端子VMの電位は、データ書き込み時においては略3Vとされるので、図22中の電源端子VMの電位は3Vとして注記している。
従来の図22(a)と同様のケースを考えると、バッファ301の出力端子の電位が略5Vであり、同様に補正データ端子ODD3の電位も略3Vとなる。この時、インバータ314a,314bの電源電位は電源端子VMの3Vであり、PMOS314b−1のゲート・ソース間電圧は略0Vとなって閾値電圧Vtpよりも小さく、このPMOS314b−1がオフ状態になる。この時、NMOS314b−2はオン状態になってNMOS314b−2のソース電位は略0Vであり、NMOS314a−27はオフ状態になる。
このように、PMOS314b−1及びNMOS314a−2はオフ状態になるので、図22(b)においては破線にて図示している。この時、PMOS314a−1はオン状態となり、補正データ端子ODD3の電位を電源端子VMの電位(略3V)に引き上げる方向に動作して、NMOS327,328による“H”レベル伝達をより確実なものとすることができる。
本実施例1の図22(b)の状態においては、NMOS314b−2及びPMOS314a−1はオン状態にあり、補正データ端子ODD3の信号は“H”レベルにあって、この電位は電源端子VMの電位に略等しい3Vである。その後、補正データ書き込みの一連のシーケンスが完了して、図20のZ部に示したように、電源端子VMの電位が5Vに復帰すると、補正データ端子ODD3の信号も電源端子VMの電位に追従して略5Vとなり(即ち、バッファ301の電源電位であるVDDと略等しいものとなり)、従来の図22(a)の構成と同様の状態とすることができる。
従って、本実施例1の構成を備える図1のメモリ回路151A1においては、従来の図21の構成と比べて、トランジスタ素子数が大幅に削減されているにも関わらず、従来と同様に動作させることができ、従来の図22(a)のような“H”レベル書き込みが不完全となる問題を、防ぐことができる。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a) 本実施例1の画像形成装置1によれば、前記LEDヘッド13を採用するため、スペース効率及び光取り出し効率に優れた高品質の画像形成装置(プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等)を提供することができる。即ち、前記LEDヘッド13を用いることにより、上述したフルカラーの画像形成装置1に限らず、モノクロ、マルチカラーの画像形成装置においても効果が得られるが、特に露光装置を数多く必要とするフルカラーの画像形成装置において一層大きな効果が得られる。
(b) LEDヘッド13においては、例えば、4992個のLEDを備え、各LED毎に4ビットずつの補正データをもってLED光量補正を行う必要があり、総数が4992×4=19968ビットにも達するメモリセル311〜314,・・・を必要としている。従来のLEDドライバICで用いられる図21のメモリ回路において、各メモリセル311〜314,・・・へのデータ書き込みは、ビット位置を示すメモリセル選択端子W3〜W0の信号と、ドットの奇数偶数を示すイネーブル信号端子E1,E2の信号とを用いて時分割に行われ、メモリセル311〜314,・・・との間には、その端子W3〜W0,E1,E2の信号を制御信号としてスイッチとして働くNMOS411〜418と、補正データの論理が互いに逆論理である2本のデータ線(即ち、バッファ301の出力端子及びインバータ410の出力端子に接続された2本のデータ線)とを備える必要があった。
これらNMOS411〜418やデータ線を駆動するために設けられる素子の総数は膨大であり、これらを集積配置するドライバIC100(=100−1,100−2,・・・)のチップ面積も多く必要とすることから、ICウェハからのチップ取れ数の減少や、チップ歩留まりが低下する等、IC製造コストの上昇を招き、それらを搭載するLEDヘッド13のコスト削減を図ろうとする場合、大きな制約となっていた。
従来の図21のメモリ回路と本実施例1の図1のメモリ回路151A1とを比較して明らかなように、本実施例1の図1の構成においては、従来の図21の構成に対し、インバータ410と、このインバータ410の出力側のデータ線に接続されるNMOS417,418,・・・とを削除でき、個数として2×4=8個を削除できる。インバータ410には2個のトランジスタを必要とするので、本実施例1の構成を用いることで、削減されたトランジスタ数は、2+2×4×2=18個である。
前述したように、LEDヘッド13においては、4992個のLEDを搭載し、LED毎に光量補正を行うために補正用メモリ回路151A1〜151D24の搭載を必要とする。そのため、本実施例1の図1のメモリ回路151A1を4992/2=2496個備える必要があって、本実施例1の構成もメモリ回路を用いることで、LEDヘッド全体では18×2496=44928個もの多数のトランジスタを削減することが可能となる。従って、それに占有される1Cチップの面積を縮小できて、IC製造コストの大幅な削減が可能となる。
(実施例1の変形例)
図23は、本発明の実施例1における図10の降圧回路380の変形例を示す回路図であり、図10中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この変形例の降圧回路380Aは、図10と同様のPMOS383と、図10のPMOS381及び抵抗382に代えた降圧回路本体420とにより構成されている。
PMOS383は、入力端子Sの電圧によりゲートが制御されてVDD端子と電源端子VMとの間をオン/オフするトランジスタであり、このPMOS383のソース・ドレインに対して並列に、降圧回路本体420が接続されている。
降圧回路本体420は、基準電圧Vrを出力する基準電圧回路421を有し、この出力端子に、オペアンプ422の反転入力端子が接続されている。オペアンプ422の出力端子には、PMOS423のゲートが接続され、このPMOS423のソース・ドレインが、PMOS383のソース・ドレインに対して並列に接続されている。PMOS383,423のドレインは、電源端子VMに接続されると共に、抵抗値R1の分圧抵抗424と抵抗値R2の分圧抵抗425とを介してグランドGNDに接続されている。分圧抵抗424及び425の接続点は、オペアンプ422の非反転入力端子に接続されている。
このような構成の降圧回路380Aにおいて、例えば、入力端子Sのレベルが“L”の場合、PMOS383がオン状態となり、電源端子VMの出力電圧は、図10の降圧回路380と同様に、電源電圧VDDと略等しい電位となる。
又、入力端子Sのレベルが“H”の場合、PMOS383はオフ状態になる。この際、オペアンプ422の働きにより、電源端子VMの電圧を分圧抵抗424,425で分圧した電圧が、オペアンプ422の反転入力端子の基準電圧Vrと等しくなるようにフィードバック制御が行われるので、次式が成り立つ。
電源端子VMの電圧×R2/(R1+R2)=Vr
この式を整理すれば、
電源端子VMの電圧=Vr×(1+R1/R2)
の関係が得られる。
一例として、基準電圧Vr=1.25Vとすると、抵抗424の抵抗値Rl=14KΩ、抵抗425の抵抗値R2=10KΩと設定することで、電源端子VMの電圧=3Vの出力電圧が得られ、入力端子Sのレベルにより、電源端子VMの出力電圧を5Vと3Vとに切り替えることができる。
このように、図23の降圧回路380Aは、図10の降圧回路380と同様に動作し、抵抗424の抵抗値R1と抵抗425の抵抗値R2との抵抗比を調整することで、電源端子VMの出力電圧を変化させることができ、設計的な自由度の高い降圧回路380Aを実現できる。
(実施例2の構成)
図24は、本発明の実施例2におけるメモリ回路151A1の構成を示す回路図であり、実施例1のメモリ回路151A1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のメモリ回路151A1は、実施例1と同様に、図6中のメモリ回路151の1つを示す回路である。本実施例2の構成においては、実施例1と同様に、LED光量補正のためのドット補正データは4ビットであり、LED駆動電流をドット毎に16段階に調整することで光量補正を行うものとしている。
本実施例2のメモリ回路151A1には、実施例1と同様に、隣接する2個(2ドット)のメモリセル回路300−1B,300−2Bが示されているが、これらのメモリセル回路300−1B、300−2Bの構成が、実施例1のメモリセル回路300−1,300−2の構成と異なる。実施例1と同様に、左側のメモリセル回路300−1Bは、奇数番目のドット(例えば、ドットNo.1)の補正データを格納するものであり、右側のメモリセル回路300−2Bは、偶数番目のドット(例えば、ドットNo.2)の補正データを格納するためのものである。
左側のメモリセル回路300−1Bでは、実施例1のメモリセル回路300−1におけるNMOS323,325,327が削除され、第1のスイッチ素子であるNMOS321と第2のスイッチ素子であるNMOS322との接続点が、各NMOS324,326,328を介してメモリ手段である各メモリセル312,313,314にそれぞれ接続された構成になっている。
右側のメモリセル回路300−2Bは、メモリセル回路300−1Bのイネーブル信号端子E1に代えてイネーブル信号端子E2に接続され、更に、メモリセル回路300−1Bの補正データ端子ODD0〜ODD3に代えて補正データ端子EVN0〜EVN3に接続されている他は、メモリセル回路300−1Bと同様の構成である。
その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
図25は、図24のメモリ回路151A1の動作説明図であり、図24における補正データ端子ODD3の周辺部が示されている。
なお、補正データ端子ODD2〜ODD0,EVN3〜EVN0の周辺部についても構成は同様である。
この図25は、実施例1の図19に対応しており、図19中のNMOS327が、NMOS321に置換された構成になっている。
即ち、図25の補正データ端子Dには、データ印加手段であるバッファ301の入力端子が接続されている。バッファ301は、インバータ301aと、PMOS301b及びNMOS301cからなるCMOSインバータとの直列回路により構成されている。CMOSインバータを構成するPMOS301b及びNMOS301cは、電源電圧VDD(例えば、5V)が印加されるVDD端子とグランドGNDとの間に直列に接続されている。このバッファ301の出力端子には、イネーブル信号端子E1から入力される書き込みイネーブル信号によりオン/オフ動作するNMOS321と、メモリセル選択端子W3から入力される書き込み制御信号によりオン/オフ動作するNMOS328とを介して、補正データ端子ODD3及びメモリセル314が接続されている。
メモリセル314を構成するインバータ314a,314bのうち、インバータ314aは、電源端子VMとグランドGNDとの間に直列に接続されたPMOS314a−1及びNMOS314a−2からなるCMOSインバータにより構成されている。電源端子VMに印加される電圧は、図13で説明したように、補正データの書き込み期間中においては略3V、印刷動作中においては略5Vである。同様に、インバータ314bは、電源端子VMとグランドGNDとの間に直列に接続されたPMOS314b−1及びNMOS314b−2からなるCMOSインバータにより構成されている。
以下、実施例1の図20を参照しつつ、本実施例2のメモリ回路151A1を示す図24及び図25の動作を説明する。
図20において、補正データ転送の開始に際してI部に示すように、ラッチ端子LOADに入力されるラッチ信号HD-LOAD-Pが“H”レベルとされる。これにより、図9のFF361〜365,369のりセット端子Rに信号伝達され、そのリセット状態が解除される。これに引き続き、補正データ端子ODDから補正データの転送が行われるのであるが、図20においては図示が省略されている。
補正データ端子ODD3からの補正データの転送が完了すると、駆動端子STBへ印刷駆動信号HD-STB-Nが3パルス入力される(A部)。印刷駆動信号HD-STB-Nは、図6中のインバータ144により論理反転され、印刷駆動信号HD-STB-Pとなって、図9中のFF229のクロック端子CKへ入力される。この時、印刷駆動信号HD-STB-Nの最初の立ち下がりにより、FF369の出力端子Q6の信号が立ち上がり遷移し、図20のQ部に示すように、再びラッチ信号HD-LOAD-Pが“L”レベルとなるまで継続する。
一方、A部の印刷駆動信号HD-STB-Nにおける1パルス目の立ち上がりにより、イネーブル信号端子E1に入力される書き込みイネーブル信号が立ち上がり遷移する。これにより、図24及び図25中のNMOS321がオン状態になる。
次いで、印刷駆動信号HD-STB-Nにおける2パルス目の立ち下がりにより、図20のO部に示すように、メモリセル選択端子W3に書き込み制御信号が発生する。この時、イネーブル信号端子E1の書き込みイネーブル信号は“H”レベル、イネーブル信号端子E2の書き込みイネーブル信号は“L”レベルとなっており、図24及び図25中のNMOS321,328が共にオン状態となる。これにより、バッファ301の出力信号はインバータ314bに伝達され、データの書き込みが行われる。
又、別の場合として、図20のB部に示すように、印刷駆動信号HD-STB-Nの次の3パルスが入力されると、イネーブル信号端子E1の書き込みイネーブル信号が“L”レベルとなり、更に、イネーブル信号端子E2の書き込みイネーブル信号が“H”レベルとなり、図20のP部に示すように、再びメモリセル選択端子W3の書き込み制御信号が発生する。この時、図24のメモリセル回路300−2B内の補正データ端子EVN3に相当する位置のメモリセルが選択され、データ書き込みが行われる。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、実施例1の効果(a)と同様の効果があり、更に、従来の課題を解決した以下のような効果がある。
従来の図21のメモリ回路と本実施例2の図24のメモリ回路151A1とを比較して明らかなように、本実施例2の図24の構成においては、従来の図21の構成に対し、インバータ410と、このインバータ410の出力側のデータ線に接続されるNMOS411〜418とが削除されているので、素子の個数として2×4=8個を削除できる。更に、イネーブル信号端子E1,E2に接続されるNMOSを共通化しているので、更に3個のNMOS323,325,327を削減することができる。インバータ410には2個のトランジスタを要するので、本実施例2の構成を用いることで、削減されたトランジスタ数は、2+(2×4+3)×2=24個である。
前述したように、LEDヘッド13においては、4992個のLEDを搭載し、LED毎に光量補正を行うために補正用のメモリ回路部150の搭載を必要とし、図24の構成のメモリ回路151A1を4992/2=2496組備える必要がある。その結果、本実施例2の構成も、メモリ回路を用いることで、LEDヘッド全体では24×2496=59904個もの多数のトランジスタを削減することが可能となる。従って、そのトランジスタに占有されるICチップの面積を縮小でき、IC製造コストの大幅な削減が可能となる。
(実施例2の変形例)
図26は、実施例2における図24のメモリ回路151A1の変形例を示す回路図であり、実施例2の図24及び従来の図21中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図26のメモリ回路151A1は、実施例2の図24の構成を従来の図21の構成に適用したものである。
図26のメモリ回路151A1は、実施例2における隣接する2個(2ドット)のメモリセル回路300−1B,300−2Bに対応するメモリセル回路300−1C,300−2Cを有している。このメモリセル回路300−1C,300−2Cでは、実施例2の電源端子VMが削除され、更に、実施例2の第1のデータ印加手段であるバッファ301の出力側に、従来と同様の相補的な補正データを生成するための第2のデータ印加手段である論理反転用のインバータ410が追加されている。バッファ301の入力側の補正データ端子Dは、図6中のFF111A1の出力端子Qに接続されている。
左側のメモリセル回路300−1Cは、実施例2と同様に奇数番目のドット(例えば、ドットNo.1)の補正データを格納するものであり、実施例2の第1のスイッチ素子であるNMOS321、第2のスイッチ素子であるNMOS322,324,326,328及びメモリ手段であるメモリセル311〜314と、従来と同様の第4のスイッチ素子であるNMOS411,413,415,417及び第3のスイッチ素子であるNMOS412とを有している。インバータ410の出力側とメモリセル311との間には、メモリセル選択端子W0から入力される書き込み制御信号によりゲート制御されるNMOS411と、イネーブル信号端子E1から入力される書き込みイネーブル信号によりゲート制御されるNMOS412とが直列に接続され、メモリセル311に対して、実施例2のNMOS321,322側からの書き込みの他に、NMOS411,412側からの書き込みも可能な構成になっている。
更に、NMOS411とNMOS412の接続点は、各NMOS413,415,417を介して各メモリセル312,313,314にそれぞれ接続されている。各NMOS413,415,417は、各メモリセル選択端子W0〜W3から入力される各書き込み制御信号により、それぞれゲート制御される構成になっている。
右側のメモリセル回路300−2Cは、実施例2と同様に偶数番目のドット(例えば、ドットNo.2)の補正データを格納するものであり、メモリセル回路300−1Cのイネーブル信号端子E1に代えてイネーブル信号端子E2に接続され、更に、メモリセル回路300−1Cの補正データ端子ODD0〜ODD3に代えて補正データ端子EVN0〜EVN3に接続されている他は、メモリセル回路300−1Cと同様の構成である。
図26のメモリセル回路300−1C,300−2Cのその他の構成は、実施例2のメモリセル回路300−1B,300−2Bとほぼ同様である。
従来の図21のメモリセル回路300−1A,300−2Aにおいて、各メモリセル311〜314は、2つのインバータを互いに逆接続した構成となっており、接続ノードそれぞれにデータ書き込み時のスイッチ用のNMOS411,412,・・・を直列に接続している。これに対し、本変形例の図26の構成では、前記直列接続されたスイッチ用のNMOS413,・・・の片側の1個を共通化して用い、他を省略した構成となっている。これにより、NMOSの素子数が削減されているにも関わらず、従来の図21の構成のものと同様に動作させることができる。
(実施例の他の変形例)
本発明は、上記実施例1、2やこれらの変形例に限定されず、その他の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) LEDが光源として用いられる発光素子に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の被駆動素子(例えば、有機EL素子や発熱抵抗体等)への電圧印加制御を行う場合にも適用可能である。例えば、有機EL素子のアレイで構成される有機ELヘッドを供えたプリンタや、発熱抵抗体の列で構成されるサーマルプリンタにおいて利用することができる。更に、表示素子(例えば、列状あるいはマトリクス状に配列された表示素子等)の駆動にも適用可能である。
(b) 本発明は、2端子構造を備えたLED等の被駆動素子に限らず、3端子構造を備えた発光サイリスタの他、第1と第2の2個のゲート端子を備えた4端子サイリスタSCS(Silicon Semiconductor Controlled Switch)を駆動する場合にも適用可能である。
(c) 本発明の趣旨及び技術思想を考察して明らかなように、本発明は同一構成要素の連続的配置から成る被駆動素子列のドライバに限定されるものではなく、複数の駆動端子出力を備えたICチップ等に広く応用することが可能である。
1 画像形成装置
13 LEDヘッド
100,100−1,100−2 ドライバIC
110 シフトレジスタ
120 セレクタ
130 ラッチ回路部
131,131A1〜131D24 ラッチ回路
141,142 制御回路
150 メモリ回路部
151,151A1〜151D24,152 メモリ回路
160 マルチプレクサ部
161,161A1〜161D24 マルチプレクサ
170 制御電圧発生回路
180 ドライバ部
181,181−1〜181−96 ドライバ
200,200−1,200−2 LEDアレイ
201,202 LED
300−1,300−1A〜300−1C,300−2,300−2A〜300−2C
メモリセル回路
301,410 バッファ
321〜328,411〜418 NMOS
311〜314 メモリセル

Claims (6)

  1. 駆動素子を駆動する駆動回路において、
    縦続接続された第1及び第2のインバータを有し、前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子に接続され、前記被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータを前記第1及び第2のインバータにより格納するメモリ手段と、
    前記メモリ手段に格納された前記データに基づいた駆動電流により前記被駆動素子を駆動する駆動手段と、
    前記第1のインバータの入力端子に接続されたスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を介して前記メモリ手段へ前記データを伝達するデータ伝達手段と、
    前記第1及び第2のインバータの電源電圧を、前記メモリ手段への前記データの書き込み時に、それ以外の時の前記電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記第1及び第2のインバータに印加する前記電源電圧は、
    他の回路部位に印加する電源電圧とは異なる電圧の電源系統により供給することを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  3. 複数の被駆動素子を駆動する駆動回路において、
    縦続接続された第1及び第2のインバータをそれぞれ有し、前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子にそれぞれ接続され、前記複数の被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータを前記第1及び第2のインバータによりそれぞれ格納する複数のメモリ手段と、
    前記メモリ手段に格納された前記データに基づいた駆動電流により前記被駆動素子を駆動する駆動手段と、
    前記メモリ手段への前記データを印加するデータ印加手段と、
    第1及び第2の電極を有し、前記データ印加手段により印加された前記データを前記第1の電極から入力して前記第2の電極から出力する第1のスイッチ素子と
    前記第1のスイッチ素子の前記第2の電極と、前記各メモリ手段における前記第1のインバータの前記入力端子と、の間にそれぞれ接続された複数の第2のスイッチ素子と、
    前記第1及び第2のインバータの電源電圧を、前記メモリ手段への前記データの書き込み時に、それ以外の時の前記電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする駆動回路。
  4. 前記スイッチ素子は、トランジスタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動回路。
  5. 被駆動素子を駆動する駆動回路を備えた画像形成装置において、
    前記駆動回路は、
    縦続接続された第1及び第2のインバータを有し、前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子に接続され、前記被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータを前記第1及び第2のインバータにより格納するメモリ手段と、
    前記メモリ手段に格納された前記データに基づいた駆動電流により前記被駆動素子を駆動する駆動手段と、
    前記第1のインバータの入力端子に接続されたスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を介して前記メモリ手段へ前記データを伝達するデータ伝達手段と、
    前記第1及び第2のインバータの電源電圧を、前記メモリ手段への前記データの書き込み時に、それ以外の時の前記電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 被駆動素子を駆動する駆動回路を備えた画像形成装置において、
    前記駆動回路は、
    縦続接続された第1及び第2のインバータをそれぞれ有し、前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子にそれぞれ接続され、前記複数の被駆動素子の駆動状態を調整するためのデータを前記第1及び第2のインバータによりそれぞれ格納する複数のメモリ手段と、
    前記メモリ手段に格納された前記データに基づいた駆動電流により前記被駆動素子を駆動する駆動手段と、
    前記メモリ手段への前記データを印加するデータ印加手段と、
    第1及び第2の電極を有し、前記データ印加手段により印加された前記データを前記第1の電極から入力して前記第2の電極から出力する第1のスイッチ素子と
    前記第1のスイッチ素子の前記第2の電極と、前記各メモリ手段における前記第1のインバータの前記入力端子と、の間にそれぞれ接続された複数の第2のスイッチ素子と、
    前記第1及び第2のインバータの電源電圧を、前記メモリ手段への前記データの書き込み時に、それ以外の時の前記電源電圧よりも低い電圧値に切り替える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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