JP4752412B2 - 光ヘッド、その駆動方法および画像形成装置 - Google Patents

光ヘッド、その駆動方法および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、有機EL(ElectroLuminescent)材料などの発光材料を利用した光ヘッド、その駆動方法および光ヘッドを利用した画像形成装置に関する。
画像形成装置としてのプリンタには、感光体ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成するためのヘッド部として、多数の発光素子がアレイ状に配列された光ヘッドが用いられる。ヘッド部は、複数の発光素子を主走査方向に沿って配置した1本のラインで構成されることが多い。このヘッド部の駆動方法として、スタティック駆動方式とダイナミック駆動方式が知られている。
スタティック駆動方式は、複数の発光素子の各々を直接駆動する方式である。このため、発光素子の各々に対してきめ細かい制御が可能となる。その反面、駆動回路の回路規模が大きくなり、コストが高くなる。ダイナミック駆動方式は、複数の発光素子を時分割で駆動する方式である。例えば、特許文献1には、複数の発光素子をグループに分け、グループごとに発光素子を時分割で駆動する技術が開示されている。ダイナミック駆動方式は、駆動回路の回路規模を削減できるといった利点がある。
特開平5−57957号公報(要約)
しかしながら、従来のダイナミック駆動方式は、選択される電極の組み合わせで駆動される発光素子が決まるため、電極の分離が容易に行える場合にしか適用できない。例えば、発光素子として有機発光ダイオード素子(以下、OLED(Organic Light Emitting Diode)素子と称する。)が知られている。OLED素子は発光材料として有機ELを用いる。通常、OLED素子の陽極は駆動トランジスタに接続される一方、陰極は接地される。複数のOLED素子は、個々の陽極を形成し、その上に有機EL材料を形成し、さらに陰極を形成する。有機EL材料は弱いため、陰極を蒸着法によって形成する必要がある。このため、電極を分離するためには、精密なパターニングが必要となり、製造プロセスが複雑となり歩留まりが低下する。従って、OLED素子を従来のダイナミック駆動方式で駆動するのは容易でなかった。
また、従来のダイナミック駆動方式では、発光素子ごとにきめ細かく発光状態を制御することが困難であり、さらに時分割で選択された時間内に所定のパワーを発生する必要があった。このため、短時間で大きなパワーを発生できる通常の発光ダイオードには適用できても、OLED素子のように比較的パワーが小さく、電極のパターニングを自由に行うことができない発光素子に適用することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、比較的パワーが小さく電極のパターニングを自由に行うことができない発光素子に対してきめ細かく発光状態を制御することが可能な光ヘッド、画像形成装置、および光ヘッドの駆動方法を提供する。
この課題を解決するために、本発明に係る光ヘッドは、駆動信号の大きさに応じた光量で発光する複数の発光素子と、前記複数の発光素子ごとに設けられ、対応する発光素子に供給する前記駆動信号の大きさを各々保持する複数の保持手段と、前記複数の発光素子ごとに設けられ、対応する発光素子に前記保持手段に保持された大きさの前記駆動信号を供給する複数の供給手段とを備える。
この発明によれば、保持手段が複数の発光素子の各々に対応して設けられており、そこには駆動信号の大きさが保持されている。供給手段は、対応する発光素子に前記保持手段に保持された大きさの前記駆動信号を供給する。このため、駆動信号の大きさを発光素子ごとに保持するので、発光期間を長くとることができ、発光パワーが比較的小さい発光素子を用いることが可能となり、且つ、発光素子の光量をきめ細かく制御することが可能となる。また、発光素子の電極(陰極)を分離しなくてもよいので、光ヘッドの製造が容易となる。なお、発光素子は、例えば、有機発光ダイオード素子や無機発光ダイオード素子などの発光ダイオードであってもよい。
上述した光ヘッドにおいて、前記複数の保持手段の各々は、前記駆動信号の大きさを示す設定信号を保持する第1保持手段および第2保持手段と、前記第1保持手段または前記第2保持手段の一方を選択して前記設定信号を書き込んでいる期間に、前記第1保持手段または前記第2保持手段の他方を選択して保持している設定信号を前記供給手段に出力する選択手段とを備え、前記供給手段は前記設定信号に基づいて前記駆動信号を対応する前記発光素子に供給することが好ましい。この発明によれば、第1保持手段または第2保持手段の一方に設定信号を書き込んでいる期間に他方に保持された設定信号を用いて発光素子を駆動することが可能となる。
また、上述した光ヘッドにおいて、前記複数の保持手段および前記複数の供給手段は、前記保持手段と前記供給手段の組を単位手段としたとき、複数の単位手段から構成され、前記複数の単位手段は、2以上の集積回路チップとして構成されることが好ましい。この発明によれば、2以上の集積回路チップを用いるので、個々の集積回路チップを検査して良品のみを組み合わせて光ヘッドを製造することが可能となる。これにより歩留まりを向上しコストを削減することが可能となる。
上述した光ヘッドにおいて、前記設定信号を供給する制御回路チップを備え、その長辺の沿って前記複数の発光素子が配置され、前記複数の発光素子に沿って前記2以上の集積回路が一列に配置された第1の基板と、前記制御回路チップが固着された第2の基板とを備え、前記第2の基板は前記第1の基板の一方の短辺に接続され、前記第1の基板の一方の短辺から他方の短辺に向けて前記設定信号を供給することが好ましい。具体的には、例えば、後述する実施形態の図8(A)に示す第1の態様が該当する。この場合には、長辺側に接続部を設ける必要がないので、第1の基板の面積を削減することが可能となる。なお、第2の基板には、固定の基板のみならずフレキシブル基板が含まれる。
また、上述した光ヘッドにおいて、前記設定信号を供給する制御回路チップを備え、その長辺の沿って前記複数の発光素子が配置され、前記複数の発光素子に沿って前記2以上の集積回路が一列に配置された第1の基板と、前記制御回路チップが固着された第2の基板とを備え、前記第2の基板は前記第1の基板の長辺の中央部分に接続され、前記第1の基板の長辺の中央部分から、一方の短辺へ向けて前記設定信号を供給すると共に他方の短辺に向けて前記設定信号を供給することが好ましい。具体的には、例えば、後述する実施形態の図8(B)に示す第2の態様が該当する。この場合には、第1の基板の中央部分から設定信号を左右に分かれるように供給することができるので、各種の設定信号の遅延時間を短縮することができる。
くわえて、上述した光ヘッドにおいて、隣接する前記集積回路チップ間の少なくとも1つにおいて、前記設定信号を伝送するための配線が形成されたフレキシブル基板を備えることが好ましい。フレキシブル基板を用いることによって、設定信号の遅延時間をより一層短縮することができる。
ここで、前記集積回路チップの各々は、所定数の前記単位手段を備えたブロックを複数備え、前記複数のブロックの各々は、クロック信号に従って前段のブロックから供給される制御信号を遅延して次段に出力する転送手段を備え、前記複数のブロックの各々に属する前記所定数の保持手段は、前記設定信号を供給する前記所定数の信号供給線と各々接続され、当該ブロックに属する前記転送手段から出力される制御信号に従って、前記設定信号を取り込むことが好ましい。複数の発光素子を駆動するためには、個々の保持手段に設定信号を取り込む必要があるが、この発明によれば、所定数の設定信号を所定数の保持手段に同時に取り込むことができる。このため、設定信号を複数の保持手段で順次取り込む場合と比較して、回路の動作周波数を下がる。この結果、光ヘッドを駆動するのに必要な消費電流を削減すると共に、不要輻射ノイズを低減することができる。
この場合、前記所定数の信号供給線は、前記集積回路チップの内部に形成され、前記所定数の信号供給線の一部または全部にバッファ回路を備えることが好ましい。この態様によれば、信号供給線の一部または全部を集積回路チップに取り込むことができるので、配線の面積を減らすことができる。また、信号供給線は容量性の負荷であるが、その一部または全部にバッファ回路を備えるので、設定信号の伝送遅延を低減することができる。
また、前記2以上の集積回路チップの各々は、電源ラインおよびグランドラインの少なくとも一方を内部配線として有することが好ましい。この場合には、配線の面積を減らすことができる。
次に、本発明に係る画像形成装置は、上述した光ヘッドと、前記複数の発光素子の各々からの出射光によって像が形成される像担持体とを備える。この発明によれば、光ヘッドは比較的パワーが小さく電極のパターニングを自由に行うことができない発光素子に対してきめ細かく発光状態を制御することができるので、高精彩な像を像担持体に形成することができる。このような画像形成装置としては、例えば、プリンタ、複写機、複合機などが該当する。
次に、本発明に係る光ヘッドの駆動方法は、駆動信号の大きさに応じた光量で発光する複数の発光素子を備えた光ヘッドを駆動する方法であって、前記複数の発光素子ごとに、対応する発光素子に供給する前記駆動信号の大きさを各々保持し、前記複数の発光素子ごとに保持した前記駆動信号の大きさに従って、前記複数の発光素子の各々に保持された大きさの前記駆動信号を供給することを特徴とする。この発明によれば、駆動信号の大きさを発光素子ごとに保持するので、発光期間を長くとることができ、発光パワーが比較的小さい発光素子を用いることが可能となり、且つ、発光素子の光量をきめ細かく制御することが可能となる。また、発光素子の電極(陰極)を分離しなくてもよいので、光ヘッドの製造が容易となる。
次に、本発明に係る光ヘッドの駆動方法は、駆動信号の大きさに応じた光量で発光する複数の発光素子と、前記複数の発光素子の各々に対応して外部から供給され前記駆動信号の大きさを示す設定信号を保持する第1保持手段および第2保持手段とを備えた光ヘッドを駆動する方法であって、前記第1保持手段または前記第2保持手段の一方を選択して前記設定信号を書き込み、この書き込み期間に、前記第1保持手段または前記第2保持手段の他方を選択して保持している設定信号を読み出し、読み出した設定信号に基づいて、前記駆動信号を対応する前記発光素子に供給することを特徴とする。この発明によれば、第1保持手段または第2保持手段の一方に設定信号を書き込んでいる期間に他方に保持された設定信号を用いて発光素子を駆動することが可能となる。
図面を参照しながら本発明に好適な実施の形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付す。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の一部の構成を示す斜視図である。同図に示されるように、この画像形成装置は、光ヘッド1と集光性レンズアレイ15と感光体ドラム110とを有する。光ヘッド1は、アレイ状に配列された多数の発光素子を有する。これらの発光素子は、用紙などの記録材に印刷されるべき画像に応じて選択的に発光する。例えば、発光素子としてOLED素子が用いられる。集光性レンズアレイ15は、光ヘッド1と感光体ドラム110との間に配置される。この集光性レンズアレイ15は、各々の光軸を光ヘッド1に向けた姿勢でアレイ状に配列された多数の屈折率分布型レンズを含む。このような集光性レンズアレイ15としては、例えば日本板硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)がある(セルフォック/SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。光ヘッド1の各発光素子から発せられた光は集光性レンズアレイ15の各屈折率分布型レンズを透過して感光体ドラム110の表面に到達する。この露光によって感光体ドラム110の表面には所望の画像に応じた潜像が形成される。感光体ドラム110は複数の発光素子の各々からの出射光によって像が形成される像担持体として機能する。
図2は、第1実施形態に係る光ヘッド1とその周辺構成を含むブロック図である。この図に示すように光ヘッド1は、m個のドライバ回路U1〜Umと、これらを制御する制御回路300を備える。また、各ドライバ回路U1〜Umの各々にはn個のOLED素子10が接続されている。制御回路300はドライバ回路U1〜Umを制御するために、スタート信号SPおよびクロック信号CK並びに設定信号Idataを生成する。この光ヘッド1において各OLED素子10はPAM方式によって駆動される。
図3にドライバ回路U1のブロック図を示す。なお、他のドライバ回路U2〜Umも同様に構成されている。このドライバ回路U1は、n個のOLED素子10をPAM方式で駆動する。即ち、OLED素子10が発光すべき発光量(発光パワー)に応じて、その駆動電流の大きさが調整される。
ドライバ回路U1は、j個の処理ユニットUb1〜Ubjと設定信号Idataを供給するi本の信号供給線L1〜Liと、スタート信号SPを供給する制御線La、クロック信号CKを供給する制御線Lbと、制御線LaおよびLbに介挿されるバッファ20を備える。制御線LaおよびLbには浮遊容量が付随する。このため、スタート信号SPおよびクロック信号CKは伝送距離が長くなる程、それらの波形が鈍る。そこで、本実施形態ではバッファ20を用いることによって波形の鈍りを改善している。
また、処理ユニットUb1は、i個の単位回路B1〜BiとシフトレジスタA1を備える。シフトレジスタA1はスタート信号SPをクロック信号CKに従ってラッチして得たシフト信号S1を単位回路B1〜Biに供給すると共に、次段の処理ユニットUb2に出力する。処理ユニットUb2のシフトレジスタA2は、シフト信号S1をクロック信号CKに従ってラッチしてシフト信号S2を生成する。処理ユニットUb1の単位回路B1〜Biはシフト信号S1がアクティブになる期間に信号供給線L1〜Liを介して供給される設定信号Idataを取り込む。以下の説明では、信号供給線L1〜Liの各々に供給される設定信号をIdata-1〜Idata-iと称する。
図4は、設定信号の書き込み動作のタイミングチャートである。この図に示すようにシフト信号S1、S2、…、Sjはスタート信号SPをクロック信号CKに従って順次シフトして得られる。シフト信号S1〜SjはLレベルでアクティブとなり、この期間に設定信号Idataが単位回路B1〜Biに取り込まれる。例えば、期間T1においてシフト信号S1がアクティブになると、ブロックUb1に属する単位回路B1〜Biは同時に各設定信号Idata-1〜Idata-iを取り込み、OLED素子10を期間T2において発光させる。このように、i個の設定信号Idata-1〜Idata-Iを並列に単位回路B1〜Biに書き込むことによって、回路の動作周波数を下げることができる。クロック信号CKを供給する制御線Lbや信号供給線L1〜Liは浮遊容量が付随するため、容量性の負荷である。このため、動作周波数が高いと消費電流が増加すると共に各種信号を駆動する回路には高負荷の駆動能力が要求される。本実施形態では、設定信号Idataを並列化して単位回路B1〜Biに書き込んだので、動作周波数を下げて消費電力を削減すると共に不要輻射ノイズを低減することができる。
図5に単位回路B1の回路図を示す。他の単位回路B2〜Biについても同様である。単位回路B1は、スイッチングトランジスタSwTr、プログラムトランジスタPrgTr、ドライビングトランジスタDrvTr、ELトランジスタElTr、および蓄積容量Cを備え、OLED素子10と接続されている。OLED素子10のカソードは接地(GND)されている。また、ELトランジスタElTrはNチャネルTFT(薄膜トランジスタ)によって構成され、他のトランジスタはPチャネルTFTによって構成される。
スイッチングトランジスタSwTrは、信号供給線L1と単位回路B1との接続状態を切り換えるスイッチング手段として機能する。スイッチングトランジスタSwTrは、シフト信号S1がアクティブ(Lレベル)のときオン状態となり信号供給線L1と単位回路B1とを接続する一方、シフト信号S1が非アクティブ(Hレベル)のときオフ状態となり信号供給線L1と単位回路B1とを分離する。
プログラムトランジスタPrgTrは、シフト信号S1がアクティブとなる当該単位回路B1の書込期間(図4に示すT1)において、オン状態となる一方、シフト信号S1が非アクティブとなる当該単位回路B1の発光期間(図4に示すT2)においてオフ状態となる。プログラムトランジスタPrgTrおよびスイッチングトランジスタSwTrがオン状態になると、図6に示すように、ドライビングトランジスタDrvTrには、設定信号Idataが流れる。このとき、ドライビングトランジスタDrvTrのゲート−ソース間には、設定信号Idataに対応した電圧が印加され、その印加電圧に応じた電荷が蓄積容量Cに充電される。そして、シフト信号S1が非アクティブになると、プログラムトランジスタPrgTrはオフ状態となる。
この状態では、ドライビングトランジスタDrvTrのゲートはハイインピーダンスであるから、蓄積容量Cに充電された電荷は保持され、ゲート電位は一定に保たれる。即ち、書込期間T1において、蓄積容量Cには設定信号Idataに応じた電位がプログラムされる。設定信号Idataは駆動信号Ielの大きさを示す信号であるから、スイッチングトランジスタSwTr、プログラムトランジスタPrgTrおよび蓄積容量Cは、駆動信号Ielの大きさを保持する保持手段として機能する。
一方、発光期間T2においては、シフト信号S1がHレベルになるので、プログラムトランジスタPrgTrおよびスイッチングトランジスタSwTrがオフ状態になるとともに、ELトランジスタElTrがオン状態となり、図7に示すように、OLED素子10には、書込期間T1においてプログラムされた大きさの駆動信号Ielが流れる。ここで、ドライビングトランジスタDrvTrおよびELトランジスタElTrは、単位回路B1に保持された大きさの駆動信号Ielを供給する供給手段として機能する。
このように本実施形態においては、駆動信号Ielの大きさをOLED素子10ごとに保持するので、発光期間を長くとることができる。従って、発光パワーが比較的小さいOLED素子10を光ヘッド1の発光素子として用いることが可能となる。また、OLED素子10の光量は、設定信号Idataの大きさを調整することによってきめ細かく制御することが可能となる。また、OLED素子10の電極(陰極:カソード)を分離しなくてくてもよいので、光ヘッド1の製造が容易となる。
上述した実施形態において、各ドライバ回路U1〜Umと制御回路300は個別のICチップとして構成されることが好ましい。以下、光ヘッド1の具体的な態様を図8を参照して説明する。なお、この例では、6個のドライバ回路U1〜U6を用いるが、本発明はICチップの個数に限定されるものではない。
第1の態様を図8(A)に示す。光ヘッド1は、発光パネル400とフレキシブル基板500とによって構成される。フレキシブル基板500には、COF(Chip On Film)技術によって制御回路300が配置される。発光パネル400の発光領域AAには、複数のOLED素子10が形成されている。より具体的には、ガラス基板上に、陽極、発光材料および陰極が積層され、さらにその上から封止部材で封止し、接続用の配線を形成してある。このように単純な構造を取ることによって、製造コストを削減でき、しかも検査が容易であるので生産性を向上することができる。
また、発光パネル400には、6個のドライバ回路U1〜U6がCOG(Chip On Glass)技術によって配置される。そして、フレキシブル基板500が発光パネル400の短辺に接続され、各種の制御信号が発光パネル400上に形成された配線L1によって供給される。この場合、ICチップと発光パネル400は独立して製造されるため、それぞれ個別に検査を行い良品のみを組み合わせて完成品を製造することができる。これにより、歩留まりが向上し、コストが削減される。
また、この例では、ICチップして構成されるドライバ回路U1〜U6には、設定信号Idataを供給する信号供給配線L1〜Li、制御線LaおよびLb、電源配線、ならびにグランド配線が内蔵されている。これらの配線は、ICチップの外に形成することも可能であるが、これらの配線のうち少なくとも一つを省略して、ICチップの内部配線を利用することができる。これによって、ICチップの外部に形成する配線の占める面積を削減できるので、発光パネル400の短辺の長さを短くすることができる。この結果、発光パネル400の基材となる取り個数を増加させてコストを削減できる。また、短辺の長さを短くできるので、光ヘッド1を画像形成装置に組み込むことが容易となる。
第2の態様を図8(B)に示す。光ヘッド1は、発光パネル400、フレキシブル基板500、および制御基板600によって構成される。ここで、制御回路300は、フレキシブル基板500の上に配置されてもよいし、制御基板600の上に配置されてもよい。また、フレキシブル基板500は発光パネル400の長辺の中央付近に接続され、制御回路300から各種の制御信号が配線を介して左右に分かれるように供給される。このようなレイアウトによって、各種の制御信号の遅延時間を短縮することができる。
第3の態様を図8(C)に示す。光ヘッド1は、発光パネル400、フレキシブル基板500、および制御基板600によって構成される。ここで、制御回路300は、フレキシブル基板500の上に配置されてもよいし、制御基板600の上に配置されてもよい。第3の態様は、隣接のするドライバ回路の間をフレキシブル基板F1〜F4を用いて接続した点を除いて第2の態様と同様である。フレキシブル基板F1〜F4を用いることによって、配線容量を削減してより高速でスキャンすることが可能となる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る光ヘッド1について説明する。この光ヘッド1は、単位回路B1〜Biの替わりに単位回路B1’〜Bi’を用いる点を除いて第1実施形態の光ヘッド1と同様に構成されている。
図9に、第2実施形態の単位回路B1’の回路図を示す。なお、単位回路B2’〜Bi’は単位回路B1’と同様に構成されている。単位回路B1’は、第1保持手段Q1、第2保持手段Q2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、電位保持手段Q3、および駆動手段として機能するトランジスタT7を備える。第1保持手段Q1は容量C1とトランジスタT1を備え、トランジスタT1に設定信号Idataが流れると、その大きさに応じた電位が容量C1に保持される。また、第2保持手段Q2も同様に、容量C2とトランジスタT2を備え、トランジスタT2に設定信号Idataが流れると、その大きさに応じた電位が容量C2に保持される。
電位保持手段Q3は、トランジスタT8〜T10を備える。トランジスタT8の電位が定まると、トランジスタT8を流れる電流が定まる。トランジスタT9とトランジスタT11はカレントミラー回路を構成するので、トランジスタT8を流れる電流と同じ大きさの電流がトランジスタT10を流れ、トランジスタT10のゲート電位が定まる。すなわち、電位保持手段Q3では電流ループが構成されており、これによりノードXの電位を安定して保持することができる。
ここで、シフト信号S1がHレベルの場合には、図10に示すようにトランジスタT3およびT6がオン状態となる一方トランジスタT4およびT5がオフ状態となる。この場合、第1保持手段Q1がノードXに接続されて第1保持手段Q1に保持された大きさ駆動信号IelがOLED素子10に供給されると共に第2保持手段Q2に設定電流Idataが書き込まれる。
一方、シフト信号S1がLレベルの場合には、図11に示すようにトランジスタT4およびT5がオン状態となる一方トランジスタT3およびT6がオフ状態となる。この場合、第2保持手段Q2がノードXに接続されて第2保持手段Q2に保持された大きさ駆動信号IelがOLED素子10に供給されると共に第1保持手段Q1に設定電流Idataが書き込まれる。
第2実施形態によれば、第1保持手段Q1または第2保持手段Q2の一方に設定信号Idataを書き込んでいる期間に他方に保持された設定信号Idataを用いてOLED素子10を駆動することが可能となる。この結果、より長く発光期間を設定することが可能となる。
なお、上述した各実施形態では、OLED素子10を用いた光ヘッド1を例示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、駆動信号を受けて発光する任意の発光素子を用いてもよい。このような発光素子としては、無機EL素子を例示することができる。また、LED(Light Emitting Diode)を発光層として採用することもできる。すなわち、本発明における発光素子は、電気エネルギの付与によって発光する材料によって構成されれば足りる。
また、各実施形態において単位回路は、電流プログラミング形式の回路で構成され、設定信号Idataとして電流信号を供給したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電圧プログラミング形式の回路で構成してもよい。この場合には、設定信号Idataを電圧信号の形式で生成し、これを単位回路に供給すればよい。
また、上述した各実施形態において、バッファ20を制御線LaおよびLbに介挿したが、設定信号Idataが電圧信号の形式で与えられる場合には、バッファ20を信号供給線L1〜Liに介挿してもよい。さらに、設定信号Idataが電流信号の形式で与えられる場合であっても、ゲイン1の電流アンプ(バッファ)を信号供給線L1〜Liに介挿してもよい。この場合には、設定信号Idataの遅延時間を小さくすることができるので、設定信号Idataを各単位回路B1〜Biにコピーするのに要する時間を短く設定できるので、高速印字が可能となる。
<3.画像形成装置>
図1に示したように、以上の各態様に係る光ヘッド1は、電子写真方式を利用した画像形成装置における像担持体に潜像を書き込むためのライン型の光ヘッドとして利用され得る。画像形成装置の例としては、プリンタ、複写機の印刷部分およびファクシミリの印刷部分がある。
図12は、光ヘッド1を用いた画像形成装置の一例を示す縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。
この画像形成装置では、同様な構成の4個の有機ELアレイ露光ヘッド10K,10C,10M,10Yが、同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)110K,110C,110M,110Yの露光位置にそれぞれ配置されている。有機ELアレイ露光ヘッド1K,1C,1M,1Yは、以上に例示した何れかの態様に係る光ヘッド1である。
図12に示すように、この画像形成装置には、駆動ローラ121と従動ローラ122とが設けられており、これらのローラ121,122には無端の中間転写ベルト120が巻回されて、矢印に示すようにローラ121,122の周囲を回転させられる。図示しないが、中間転写ベルト120に張力を与えるテンションローラなどの張力付与手段を設けてもよい。
この中間転写ベルト120の周囲には、外周面に感光層を有する4個の感光体ドラム110K,110C,110M,110Yが互いに所定の間隔をおいて配置される。添え字K,C,M,Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの顕像を形成するために使用されることを意味している。他の部材についても同様である。感光体ドラム110K,110C,110M,110Yは、中間転写ベルト120の駆動と同期して回転駆動される。
各感光体ドラム110(K,C,M,Y)の周囲には、コロナ帯電器111(K,C,M,Y)と、有機ELアレイ露光ヘッド1(K,C,M,Y)と、現像器114(K,C,M,Y)が配置されている。コロナ帯電器111(K,C,M,Y)は、対応する感光体ドラム110(K,C,M,Y)の外周面を一様に帯電させる。有機ELアレイ露光ヘッド1(K,C,M,Y)は、感光体ドラムの帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。各有機ELアレイ露光ヘッド1(K,C,M,Y)は、複数のOLED素子10の配列方向が感光体ドラム110(K,C,M,Y)の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、上記の複数のOLED素子(発光素子)10によって感光体ドラムに光を照射することにより行う。現像器114(K,C,M,Y)は、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラムに顕像すなわち可視像を形成する。
このような4色の単色顕像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各顕像は、中間転写ベルト120上に順次一次転写されることにより、中間転写ベルト120上で重ね合わされ、この結果としてフルカラーの顕像が得られる。中間転写ベルト120の内側には、4つの一次転写コロトロン(転写器)112(K,C,M,Y)が配置されている。一次転写コロトロン112(K,C,M,Y)は、感光体ドラム110(K,C,M,Y)の近傍にそれぞれ配置されており、感光体ドラム110(K,C,M,Y)から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写コロトロンの間を通過する中間転写ベルト120に顕像を転写する。
最終的に画像を形成する対象としてのシート102は、ピックアップローラ103によって、給紙カセット101から1枚ずつ給送されて、駆動ローラ121に接した中間転写ベルト120と二次転写ローラ126の間のニップに送られる。中間転写ベルト120上のフルカラーの顕像は、二次転写ローラ126によってシート102の片面に一括して二次転写され、定着部である定着ローラ対127を通ることでシート102上に定着される。この後、シート102は、排紙ローラ対128によって、装置上部に形成された排紙カセット上へ排出される。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態について説明する。
図13は、光ヘッド1を用いた他の画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したロータリ現像式のフルカラー画像形成装置である。図17に示す画像形成装置において、感光体ドラム165の周囲には、コロナ帯電器168、ロータリ式の現像ユニット161、有機ELアレイ露光ヘッド167、中間転写ベルト169が設けられている。
コロナ帯電器168は、感光体ドラム165の外周面を一様に帯電させる。有機ELアレイ露光ヘッド167は、感光体ドラム165の帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。有機ELアレイ露光ヘッド167は、以上に例示した各態様の光ヘッド1であり、複数のOLED素子(発光素子)10の配列方向が感光体ドラム165の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、これらのOLED素子(発光素子)10から感光体ドラム165に光を照射することにより行う。
現像ユニット161は、4つの現像器163Y,163C,163M,163Kが90°の角間隔をおいて配置されたドラムであり、軸161aを中心にして反時計回りに回転可能である。現像器163Y,163C,163M,163Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーを感光体ドラム165に供給して、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラム165に顕像すなわち可視像を形成する。
無端の中間転写ベルト169は、駆動ローラ170a、従動ローラ170b、一次転写ローラ166およびテンションローラに巻回されて、これらのローラの周囲を矢印に示す向きに回転させられる。一次転写ローラ166は、感光体ドラム165から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写ローラ166の間を通過する中間転写ベルト169に顕像を転写する。
具体的には、感光体ドラム165の最初の1回転で、露光ヘッド167によりイエロー(Y)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Yにより同色の顕像が形成され、さらに中間転写ベルト169に転写される。また、次の1回転で、露光ヘッド167によりシアン(C)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Cにより同色の顕像が形成され、イエローの顕像に重なり合うように中間転写ベルト169に転写される。そして、このようにして感光体ドラム165が4回転する間に、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の顕像が中間転写ベルト169に順次重ね合わせられ、この結果フルカラーの顕像が転写ベルト169上に形成される。最終的に画像を形成する対象としてのシートの両面に画像を形成する場合には、中間転写ベルト169に表面と裏面の同色の顕像を転写し、次に中間転写ベルト169に表面と裏面の次の色の顕像を転写する形式で、フルカラーの顕像を中間転写ベルト169上で得る。
画像形成装置には、シートが通過させられるシート搬送路174が設けられている。シートは、給紙カセット178から、ピックアップローラ179によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラによってシート搬送路174を進行させられ、駆動ローラ170aに接した中間転写ベルト169と二次転写ローラ171の間のニップを通過する。二次転写ローラ171は、中間転写ベルト169からフルカラーの顕像を一括して静電的に吸引することにより、シートの片面に顕像を転写する。二次転写ローラ171は、図示しないクラッチにより中間転写ベルト169に接近および離間させられるようになっている。そして、シートにフルカラーの顕像を転写する時に二次転写ローラ171は中間転写ベルト169に当接させられ、中間転写ベルト169に顕像を重ねている間は二次転写ローラ171から離される。
以上のようにして画像が転写されたシートは定着器172に搬送され、定着器172の加熱ローラ172aと加圧ローラ172bの間を通過させられることにより、シート上の顕像が定着する。定着処理後のシートは、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印Fの向きに進行する。両面印刷の場合には、シートの大部分が排紙ローラ対176を通過した後、排紙ローラ対176が逆方向に回転させられ、矢印Gで示すように両面印刷用搬送路175に導入される。そして、二次転写ローラ171により顕像がシートの他面に転写され、再び定着器172で定着処理が行われた後、排紙ローラ対176でシートが排出される。
図12および図13に例示した画像形成装置は、OLED素子10を露光手段として利用しているので、レーザ走査光学系を用いた場合よりも、装置の小型化を図ることができる。なお、以上に例示した以外の電子写真方式の画像形成装置にも本発明の光ヘッドを採用することができる。例えば、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムから直接シートに顕像を転写するタイプの画像形成装置や、モノクロの画像を形成する画像形成装置にも本発明に係る光ヘッドを応用することが可能である。
また、本発明に係る光ヘッドが適用される画像形成装置は画像形成装置に限定されない。例えば、各種の電子機器における照明装置としても本発明の光ヘッドが採用される。このような電子機器としては、ファクシミリ、複写機、複合機、プリンタなどが挙げられる。これらの電子機器には、複数の発光素子を面状に配列した光ヘッドが好適に採用される。
本発明に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の一部の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の光ヘッド1および周辺構成を示すブロック図である。 同装置に用いるドライバ回路U1のブロック図である。 設定信号の書き込み動作のタイミングチャートである。 第1実施形態の単位回路B1の回路図である。 同回路の動作を説明するための説明図である。 同回路の動作を説明するための説明図である。 各ドライバ回路U1〜U6と制御回路300を個別のICチップとして構成した場合の具体的な態様を示す説明図である。 第2実施形態に係る光ヘッド1に用いる単位回路B1’の回路図である。 同回路の動作を説明するための説明図である。 同回路の動作を説明するための説明図である。同装置に用いられる制御回路301のブロック図である。 本発明に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 本発明に係る光ヘッドを利用した他の画像形成装置の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1……光ヘッド、10……OLED素子(発光素子)、U1〜Um……ドライバ回路、B1〜Bi……単位回路、Q1……第1保持手段、Q2……第2保持手段、SW1……第1スイッチ、SW2……第2スイッチ。

Claims (11)

  1. 駆動信号の大きさを示す設定信号の大きさに応じた光量で発光する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子ごとに設けられ、対応する発光素子に供給する前記駆動信号の大きさを示す前記設定信号に応じた電位を各々保持する蓄積容量を含む複数の保持手段と、
    前記複数の発光素子ごとに設けられ、対応する発光素子に前記蓄積容量に保持された前記電位に応じた大きさの前記駆動信号を供給する複数の供給手段と、
    を備え、
    前記複数の保持手段の各々は、
    前記蓄積容量と、前記蓄積容量に接続されて前記設定信号に応じた電位を前記蓄積容量に保持させるトランジスタとを各々が有する第1保持手段および第2保持手段と、
    前記第1保持手段または前記第2保持手段の一方を選択して前記設定信号を書き込んでいる期間に、前記第1保持手段または前記第2保持手段の他方を選択して保持している前記電位に応じた大きさの前記駆動信号を前記供給手段に出力する選択手段とを備え、
    前記供給手段は前記設定信号に基づいて前記駆動信号を対応する前記発光素子に供給する、
    ことを特徴とする光ヘッド。
  2. 前記選択手段により選択される前記第1保持手段または前記第2保持手段に備えられた前記蓄積容量に接続される電位保持手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  3. 前記複数の保持手段および前記複数の供給手段は、前記保持手段と前記供給手段の組を単位手段としたとき、複数の単位手段から構成され、
    前記複数の単位手段は、2以上の集積回路チップとして構成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ヘッド
  4. 前記設定信号を供給する制御回路チップを備え、
    その長辺沿って前記複数の発光素子が配置され、前記複数の発光素子に沿って前記2以上の集積回路が一列に配置された第1の基板と、
    前記制御回路チップが固着された第2の基板とを備え、
    前記第2の基板は前記第1の基板の一方の短辺に接続され、
    前記第1の基板の一方の短辺から他方の短辺に向けて前記設定信号を供給する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ヘッド。
  5. 前記設定信号を供給する制御回路チップを備え、
    その長辺沿って前記複数の発光素子が配置され、前記複数の発光素子に沿って前記2以上の集積回路が一列に配置された第1の基板と、
    前記制御回路チップが固着された第2の基板とを備え、
    前記第2の基板は前記第1の基板の長辺の中央部分に接続され、
    前記第1の基板の長辺の中央部分から、一方の短辺へ向けて前記設定信号を供給すると共に他方の短辺に向けて前記設定信号を供給する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ヘッド。
  6. 隣接する前記集積回路チップ間の少なくとも1つにおいて、前記設定信号を伝送するための配線が形成されたフレキシブル基板を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載
    の光ヘッド。
  7. 前記集積回路チップの各々は、
    所定数の前記単位手段を備えたブロックを複数備え、
    前記複数のブロックの各々は、クロック信号に従って前段のブロックから供給される制御信号を遅延して次段に出力する転送手段を備え、
    前記複数のブロックの各々に属する前記所定数の保持手段は、前記設定信号を供給する前記所定数の信号供給線と各々接続され、当該ブロックに属する前記転送手段から出力される制御信号に従って、前記設定信号を取り込む、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のうちいずれか1項に記載の光ヘッド。
  8. 前記所定数の信号供給線は、前記集積回路チップの内部に形成され、前記所定数の信号供給線の一部または全部にバッファ回路を備えることを特徴とする請求項7に記載の光ヘッド。
  9. 前記2以上の集積回路チップの各々は、電源ラインおよびグランドラインの少なくとも一方を内部配線として有することを特徴とする請求項3乃至8のうちいずれか1項に記載の光ヘッド。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の光ヘッドと、
    前記複数の発光素子の各々からの出射光によって像が形成される像担持体と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 駆動信号の大きさを示す設定信号の大きさに応じた光量で発光する複数の発光素子と、前記複数の発光素子の各々に対応して外部から供給される前記設定信号に応じた電位を保持する第1保持手段および第2保持手段とを備えた光ヘッドの駆動方法であって、
    前記第1保持手段または前記第2保持手段の一方を選択して前記設定信号を書き込み、
    この書き込み期間に、前記第1保持手段または前記第2保持手段の他方を選択して保持している前記電位を読み出し、
    読み出した前記電位に応じた大きさの前記駆動信号を対応する前記発光素子に供給する、
    ことを特徴とする光ヘッドの駆動方法。
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