JP2002211042A - 駆動用ic及び光プリントヘッド - Google Patents

駆動用ic及び光プリントヘッド

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JP2002211042A JP2001015788A JP2001015788A JP2002211042A JP 2002211042 A JP2002211042 A JP 2002211042A JP 2001015788 A JP2001015788 A JP 2001015788A JP 2001015788 A JP2001015788 A JP 2001015788A JP 2002211042 A JP2002211042 A JP 2002211042A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光プリントヘッドの機械的又は光学
的な曲がりによって生じる結像位置のずれを補正するた
めの駆動用IC及びこの駆動用ICを備えた光プリント
ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】1ライン分のデータ信号を格納されるラッ
チ回路を5段備えたラッチ回路12より、各発光部を点
灯させるためにドライブ回路16に出力されるデータ信
号が、Y位置補正データ記憶回路13に格納された各発
光部毎に9ビットの補正データ信号に応じて、選択回路
15によって選択される。このようにして各発光部の点
灯タイミングを調整して、直線性の良好な印字を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタなどの記
録ヘッドに用いられる光プリントヘッド及びこの光プリ
ントヘッドに設けられた発光素子を駆動するための駆動
用ICに係るもので、特にタンデム方式でカラー印字を
行うプリンタに設けられる光プリントヘッド及びこの光
プリントヘッドの発光素子を駆動するための駆動用IC
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている光プリントヘッド
は、図13のように、複数の発光部(以下、本明細書内
における「発光部」とは、請求の範囲における「素子」
に相当する)で構成された発光素子と、データ信号を取
り込むシフトレジスタ101と、シフトレジスタ101
に取り込まれたデータ信号を並列に取り込むラッチ回路
102と、発光素子を駆動するためのドライブ回路10
3と、ドライブ回路103に電流を供給するための電流
供給回路104と、各部に所定のタイミング信号を供給
するタイミング制御回路105とを備えた図14のよう
な構成の複数の駆動用ICとを有する。今、光プリント
ヘッドに、図13のように、直列的に接続された26個
の駆動用ICb1〜b26と、この26個の駆動用IC
b1〜b26によって駆動される4992個の発光部#
1〜#4992とが設けられているものとして、簡単
に、従来の光プリントヘッドについて説明する。
【0003】このような構成の光プリントヘッドにおい
て、まず、駆動用ICbは、そのシフトレジスタ101
内に、データ入力端子SI0〜SI3より入力される4
ビットのデータ信号がクロックCLKに同期して取り込
まれる。又、このシフトレジスタ101は、取り込んだ
4ビットのデータ信号を、クロックCLKに同期してデ
ータ出力端子SO0〜SO3から隣接した駆動用ICの
データ入力端子SI0〜SI3に対して出力する。
【0004】このとき、クロック入力端子CIより入力
されるクロックCLKは、バッファを介してクロック出
力端子COより出力され、隣接した駆動用ICのクロッ
ク入力端子CIに入力される。よって、図15のよう
に、1248回目のクロックCLKが入力されたとき、
26個の駆動用ICb1〜b26のシフトレジスタ10
1には、4992個のデータ信号が4×48(192)
個毎、取り込まれる。
【0005】このように、4992個のデータ信号が取
り込まれると、次に、ロード信号LOADが駆動用IC
のロード信号入力端子LIに入力される。このロード信
号LOADによって生成されるタイミング信号が、19
2ビットのラッチ回路102に与えられると、シフトレ
ジスタ101に取り込まれた192個のデータ信号が格
納される。
【0006】このとき、ロード信号入力端子LIより入
力されるロード信号LOADは、バッファを介してロー
ド信号出力端子LOより出力され、隣接した駆動用IC
のロード信号入力端子LIに入力される。よって、図1
5のように、ロード信号LOADが入力されたとき、2
6個の駆動用ICb1〜b26のシフトレジスタ101
に取り込まれた各データ信号がラッチ回路102に格納
される。
【0007】このように、駆動用ICb1〜b26の各
ラッチ回路102に192個ずつ格納された4992個
のデータ信号に基づいて、ドライブ回路103がストロ
ーブ信号STBがローとなる期間に電流を端子DO1〜
DO192へ流すことによって、発光部#1〜#499
2が駆動し、1ライン分の印字が行われる。このように
ドライブ回路103が動作を行っている間、ロード信号
LOADをローとし、再び、クロックCLKを与えるこ
とによって、次のラインの取り込みが行われる。
【0008】また、光プリントヘッドは、図1の上面図
のように、複数の発光部で構成されるとともに中央部に
配置された発光素子群1を覆うSLA(Self focusing
LensArray)2と、SLA2を固定するためのレンズホ
ルダ3と、発光素子群1内の発光素子を構成する複数の
発光部の位置を決定するための位置決め用ピン4a,4
bとを有する。よって、発光素子群1を構成する各発光
部は、位置決め用ピン4a,4bによって結ばれる直線
上に配置されるように位置決めされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような光プリント
ヘッドが、従来より、プリンタなどに設けられること
で、紙面への印字が行われているが、基板上に設けられ
る発光素子が配列されたLEDアレイの曲がりや、光プ
リントヘッドに設けられたレンズのレンズ光軸の曲がり
や、このレンズ自身の曲がりによって、結像位置に曲が
りが生じてしまう。今、X方向に発光素子が配列される
とき、このX方向に対し垂直となる方向をY方向とする
と、このY方向に曲がりが生じる。以下、このY方向へ
の曲がりを「Y曲がり」と呼ぶ。
【0010】このようなY曲がりは、例として、図16
及び図17のグラフに示されるような発光部のY方向に
おける結像位置のずれである。更に、この結像位置のず
れは、位置決めピン4a,4bによって結ばれる直線が
Y方向に対して斜めにずれることによっても発生する。
【0011】このY曲がりによる影響はカラー印字を行
うために複数の光プリントヘッドが設けられたタンデム
方式のプリンタなどにおいて、大きく印字の品位が低下
するという問題があった。又、このような印字の品位の
低下を抑制するために、光プリントヘッドの良否選択
や、レンズの調整及び良否選択などが必要となるため、
光プリントヘッドやこの光プリントヘッドが備えられる
プリンタに係るコストが大きくなる。
【0012】このような問題を鑑みて、本発明は、光プ
リントヘッドの機械的又は光学的な曲がりによって生じ
る結像位置のずれを補正するための駆動用IC及びこの
駆動用ICを備えた光プリントヘッドを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の駆動用ICは、請求項1に記載するよう
に、素子駆動用の駆動用ICにおいて、1組のデータ信
号群を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の素
子を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路と、
x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
ッチ回路と、前記素子毎に対応するデータ信号を前記駆
動回路へ送出するタイミングを設定するためのy個のス
トローブ信号を生成するストローブ制御回路と、前記素
子毎に対応するデータ信号を、前記x段のラッチ回路か
ら選択し、n個のデータ信号によって1組のデータ信号
群を形成するとともに、該1組のデータ信号群を構成す
る各データ信号を前記ストローブ制御回路から与えられ
る前記y個のストローブ信号に応じて前記駆動回路に送
出する選択回路と、を有することを特徴とする。
【0014】このような駆動用ICでは、n個のデータ
信号に基づいて、n個の素子を駆動するための駆動信号
を生成する際、各素子を正常に駆動させるために、x段
のラッチ回路に格納されたx組のデータ信号から各素子
毎に対応したn個のデータ信号が選択回路によって選択
されることで、1組のデータ信号群が得られる。この選
択回路で選択されて得た1組のデータ信号群を構成する
データ信号を、それぞれに対応されたストローブ信号に
応じて駆動回路に与えて駆動信号を生成し、出力するこ
とによって、各素子を正常に動作させることができる。
このとき生成される駆動信号は、各素子に対して1対1
となるような信号でも構わないし、時分割駆動させるた
めの信号でも構わない。
【0015】又、このような駆動用ICにおいて、請求
項2に記載するように、前記n個のデータ信号がm個毎
に入力された後、n個のデータ信号を並列的に1段目の
前記ラッチ回路に送出するシフトレジスタを備えるとと
もに、前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラ
ッチ回路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出す
るようにしても構わない。このとき、シフトレジスタ
を、1ビット毎にデータ信号が時系列的に入力されるも
のとしても構わないし、複数ビット毎にデータ信号が入
力されるものとしても構わない。
【0016】又、請求項3に記載するように、前記各素
子の駆動タイミングを記憶する記憶回路を備えるととも
に、前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応
じて、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路よ
り選択され、該選択されたn個のデータ信号それぞれが
前記駆動回路に送出されるタイミングが設定される。こ
のとき、例えば、その駆動タイミングが遅く設定された
素子ほど後段のラッチ回路よりデータ信号を選択するよ
うにすることができ、又、更に、選択されたデータ信号
の内、その駆動タイミングが遅く設定された素子ほど遅
いタイミングで発生されるストローブ信号に応じて動作
させることができる。
【0017】又、請求項4に記載するように、前記n個
の素子が発光素子を構成するn個の発光部であるととも
に、該複数の発光部が一列に配されているとき、前記選
択回路において、前記n個の発光部の配列方向に対して
垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づい
て、前記各発光部に対応するデータ信号が選択されるよ
うにしても構わない。よって、機械的又は光学的な要因
による各発光部の結像位置のY曲がりを補正して、直線
性を改善することができる。
【0018】又、請求項5に記載するように、前記駆動
用ICが光プリントヘッド内に備えられた前記発光素子
の発光部を駆動するための駆動用ICであるとともに、
前記光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を
下側とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する
発光部の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向
において前記基準位置より離れた位置を結像位置とする
発光部に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路よ
り選択されるようにしても構わない。
【0019】このとき、例えば、発光部が一回点灯する
毎に、ラッチ回路内のデータ信号が後段のラッチ回路に
遷移するようにして1ライン毎の補正を行う場合、一回
目の点灯時には、1ライン目のデータ信号の内、その結
像位置が基準位置となる発光部に対応するデータ信号が
選択される。そして、2回目の点灯時には、1ライン目
のデータ信号の内、その結像位置が基準位置から1ライ
ン分ずれた位置となる発光部に対応するデータ信号と、
2ライン目のデータ信号の内、その結像位置が基準位置
となる発光部に対応するデータ信号が選択される。この
ような動作が繰り返し行われることによって、結像位置
のずれによるY曲がりの発生を抑え、直線性を改善する
ことができる。
【0020】又、請求項6に記載するように、前記y個
のストローブ信号が、印字ライン周期毎に発生するよう
にして、各発光部の発光タイミングをずらすことによっ
て、より高精度なY曲がり補正を行うことができる。こ
のとき、請求項7に記載するように、前記発光部の結像
位置が、該結像位置より印字方向の下側に位置するとと
もに最も近い位置にある印字ラインに対してより離れた
位置にある前記発光部ほど、前記印字ライン周期におい
てより遅いタイミングで発生される前記ストローブ信号
に応じてデータ信号を前記駆動回路に送出して駆動する
ことで、より高い精度で、直線性を改善することができ
る。
【0021】請求項8に記載の光プリントヘッドは、n
個の発光部を有する発光素子と、n個のデータ信号で構
成されるx組のデータ信号群それぞれが格納されるx段
のラッチ回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号を
前記x段のラッチ回路から選択するとともに選択したn
個のデータ信号によって1組のデータ信号群を形成する
選択回路と、該選択回路で選択されたデータ信号を一時
記憶するとともに順に外部に出力するシフトレジスタ
と、を備える制御回路と、制御回路から与えられる1組
のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づい
て、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を生
成する駆動回路を備える駆動用ICと、を有することを
特徴とする。
【0022】このような光プリントヘッドにおいて、制
御回路で、各発光部の印字ライン毎のY方向の結像位置
のずれを補正することができるため、駆動用ICを従来
のものとしても、Y曲がり補正された印字を行うことが
できる。
【0023】又、請求項9に記載するように、前記n個
の発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記各
発光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミン
グが格納されるメモリを備え、前記制御回路に、前記メ
モリから読み出された前記駆動タイミングを記憶する記
憶回路が設けられ、前記制御回路において、前記記憶回
路に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前記n個
のデータ信号が前記x段のラッチ回路より選択されるよ
うにしても構わない。
【0024】更に、請求項10に記載するように、前記
光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を下側
とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する発光
部の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向にお
いて前記基準位置より離れた位置を結像位置とする発光
部に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路より選
択されるように前記駆動タイミングが設定されるように
しても構わない。
【0025】請求項11に記載の光プリントヘッドは、
n個の発光部を有する発光素子と、1組のデータ信号群
を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前記発
光部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路
と、前記発光部毎に対応するデータ信号を前記駆動回路
へ送出するタイミングを設定するための印字ライン周期
毎に発生するy個のストローブ信号を生成するストロー
ブ制御回路と、前記1組のデータ信号群における前記発
光部毎に対応するデータ信号を前記ストローブ制御回路
から与えられる前記y個のストローブ信号に応じて前記
駆動回路に送出する選択回路と、を備える駆動用IC
と、を有することを特徴とする。
【0026】このような光プリントヘッドにおいて、駆
動用ICで、印字ライン周期毎に、各発光部の発光タイ
ミングをそのY方向の結像位置のずれに応じたタイミン
グで設定することによって、Y方向の結像位置のずれを
補正することができるため、Y曲がり補正された印字を
行うことができる。
【0027】又、請求項12に記載するように、前記n
個の発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記
各発光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミ
ングが格納されるメモリを備え、前記駆動用ICに、前
記メモリから読み出された前記駆動タイミングを記憶す
る記憶回路が設けられ、前記駆動用ICにおいて、前記
記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前
記制御回路で選択されたn個のデータ信号それぞれが前
記駆動回路に送出されるタイミングが設定されるように
しても構わない。
【0028】更に、請求項13に記載するように、前記
光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を下側
とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する発光
部の結像位置を基準位置としたとき、前記発光部の結像
位置が、前記基準位置に対してより離れた位置にある前
記発光部ほど、前記印字ライン周期においてより遅いタ
イミングで発生される前記ストローブ信号に応じてデー
タ信号が前記駆動回路に送出されて駆動されるように駆
動タイミングが設定されるようにしても構わない。
【0029】請求項14に記載の光プリントヘッドは、
n個の発光部を有する発光素子と、1組のデータ信号群
を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前記発
光部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路
と、x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段
のラッチ回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号を
前記駆動回路へ送出するタイミングを設定するためのy
個のストローブ信号を生成するストローブ制御回路と、
前記発光部毎に対応するデータ信号を、前記x段のラッ
チ回路から選択し、n個のデータ信号によって1組のデ
ータ信号群を形成するとともに、該1組のデータ信号群
を構成する各データ信号を前記ストローブ制御回路から
与えられる前記y個のストローブ信号に応じて前記駆動
回路に送出する選択回路と、を備える駆動用ICと、を
有することを特徴とする。
【0030】このような光プリントヘッドにおいて、請
求項15に記載するように、前記駆動用ICにおいて、
前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
るシフトレジスタが設けられるとともに、前記x段の各
ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回路に対して、
n個のデータ信号を並列的に送出するようにしても構わ
ない。
【0031】又、請求項16に記載するように、前記n
個の発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記
各発光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミ
ングが格納されるメモリを備え、前記駆動用ICにおい
て、前記メモリから読み出された前記駆動タイミングを
記憶する記憶回路が設けられるとともに、前記記憶回路
に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前記n個の
データ信号が前記x段のラッチ回路より選択され、該選
択されたn個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送
出されるタイミングが設定されるようにしても構わな
い。
【0032】このようにすることで、フラッシュメモリ
などの不揮発性のメモリに格納された駆動用タイミング
を、電源投入時などの設定変更時に、駆動用IC内の記
憶回路に書き込むことによって、初期設定を行うことが
できる。
【0033】請求項17に記載の光プリントヘッドは、
n個の発光部を有する発光素子と、n個のデータ信号で
構成されるx組のデータ信号群それぞれが格納されるx
段のラッチ回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号
を前記x段のラッチ回路から選択するとともに選択した
n個のデータ信号によって1組のデータ信号群を形成す
る第1選択回路と、該第1選択回路で選択されたデータ
信号を一時記憶するとともに順に外部に出力する第1シ
フトレジスタと、を備える制御回路と、1組のデータ信
号群を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前
記発光部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回
路と、前記発光部毎に対応するデータ信号を前記駆動回
路へ送出するタイミングを設定するためのy個のストロ
ーブ信号を生成するストローブ制御回路と、前記制御回
路から送出される前記発光部毎に対応するデータ信号を
前記ストローブ制御回路から与えられる前記y個のスト
ローブ信号に応じて前記駆動回路に送出する第2選択回
路と、を備える駆動用ICと、を有することを特徴とす
る。
【0034】このような光プリントヘッドにおいて、ま
ず、制御回路で印字ライン毎の粗めのY曲がり補正が行
われる。このように粗めのY曲がり補正が施されたデー
タ信号が駆動用ICに与えられると、駆動用ICにおい
て、各発光部に与えるデータ信号の印字ライン周期内に
おけるタイミングの微調整が行われる。よって、駆動用
ICにおいて、更に精度の高いY曲がり補正が施され
る。
【0035】請求項18に記載するように、前記制御回
路において、前記n個のデータ信号がm個毎に入力され
た後、n個のデータ信号を並列的に1段目の前記ラッチ
回路に送出する第2シフトレジスタが設けられるととも
に、前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッ
チ回路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出する
ようにしても構わない。
【0036】請求項19に記載するように、前記n個の
発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記各発
光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミング
が格納されるメモリを備え、前記制御回路に、前記メモ
リから読み出された前記駆動タイミングを記憶する第1
記憶回路が設けられ、前記駆動用ICに、前記メモリか
ら読み出された前記駆動タイミングを記憶する第2記憶
回路が設けられ、前記制御回路において、前記第1記憶
回路に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前記n
個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より選択され、
前記駆動用ICにおいて、前記第2記憶回路に記憶され
た前記駆動タイミングに応じて、前記制御回路で選択さ
れたn個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送出さ
れるタイミングが設定されるようにしても構わない。
【0037】このようにすることで、フラッシュメモリ
などの不揮発性のメモリに格納された駆動用タイミング
を、電源投入時などの設定変更時に、制御回路内の第1
記憶回路及び駆動用IC内の第2記憶回路に書き込むこ
とによって、初期設定を行うことができる。
【0038】又、請求項20に記載するように、前記光
プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を下側と
し、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する発光部
の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向におい
て前記基準位置より離れた位置を結像位置とする発光部
に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路より選択
されるように前記駆動タイミングが設定されるようにす
ることで、結像位置のずれによるY曲がりの発生を抑
え、直線性を改善することができる。
【0039】請求項21に記載するように、前記y個の
ストローブ信号が、印字ライン周期毎に発生し、前記発
光部の結像位置が、該結像位置より印字方向の下側に位
置するとともに最も近い位置にある印字ラインに対して
より離れた位置にある前記発光部ほど、前記印字ライン
周期においてより遅いタイミングで発生される前記スト
ローブ信号に応じてデータ信号が前記駆動回路に送出さ
れて駆動されることで、より高い精度で直線性を改善す
ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1及び図2で示され
る構成は、後述する各実施の形態において、共通の構成
である。そして、図1のように、発光部1、SLA2、
レンズホルダ3、及び位置決めピン4a,4bを有する
光プリントヘッドは、図2のブロック図で表されるよう
な内部構成となる。
【0041】図2のように、本実施形態の光プリントヘ
ッドにおいて、発光素子群1が4992個の発光部#1
〜#4992で構成され、この発光部#1〜#4992
を192個毎に駆動させるための26個の駆動用ICa
1〜ICa26が設けられる。また、発光部#1〜#4
992のY方向の位置ずれに関するデータを格納するフ
ラッシュメモリなどで構成されたメモリ5とを有する。
又、メモリ5へのデータの読み出し及び書き込みや駆動
用ICa1〜ICa26にデータを与えて動作制御を行
う制御回路6を付け加えても良い。尚、以下の各実施形
態では、駆動用ICが26個で、又、発光部が4992
個で構成されるものを一例に挙げて説明する。
【0042】このような光プリントヘッドにおける駆動
用ICa(図2の駆動用ICa1〜ICa26に相当す
る)は、図3のブロック図のように、データ入力端子S
I0〜SI3より入力される4ビットのデータ信号を取
り込む192ビットのシフトレジスタ11と、シフトレ
ジスタ11で取り込まれたデータ信号を192ビット単
位毎に並列に取り込むラッチ回路12と、Y方向の補正
を行うための192組の補正データを格納するY位置補
正データ記憶回路13とを有する。
【0043】又、駆動用ICaは、各部に所定のタイミ
ング信号を供給するタイミング制御回路14と、ラッチ
回路12に格納されたデータ信号をY位置補正データ記
憶回路13に格納された補正データに応じて選択する選
択回路15と、選択回路15で選択されたデータ信号に
応じて出力端子DO1〜DO192に駆動信号を出力す
るドライブ回路16と、ドライブ回路16に定電流を供
給する電流供給回路17とを有する。
【0044】このように構成される光プリントヘッドの
詳細な構成及び動作について、以下に示す各実施の形態
において、説明する。 <第1の実施の形態>本発明の第1の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態にお
ける光プリントヘッドに設けられた駆動用ICの内部構
成を示すブロック回路図である。
【0045】本実施形態では、上述したように駆動用I
Caが図3のように構成されるとき、ラッチ回路12
は、192ビットの構成のラッチ回路をシリアルに5段
接続された構成とされるとともに、ラッチ回路12内の
各段のラッチ回路には、シフトレジスタ11又は前段の
ラッチ回路より出力される192ビットのデータ信号が
パラレルに入力される。又、ラッチ回路12内の各段の
ラッチ回路より出力される192ビットのデータ信号が
選択回路15に与えられる。
【0046】そして、選択回路15では、ラッチ回路1
2より与えられる192×5ビットのデータ信号から、
Y位置補正データ記憶回路より与えられる192×9ビ
ットの補正データの内の192×5ビットの補正データ
に応じて選択した192ビットのデータ信号を、残りの
192×4ビットの補正データで選択したタイミング制
御回路14より供給される内部ストローブ信号STB1
〜STB4に応じてドライブ回路16に出力する。
【0047】Y位置補正データ記憶回路13は、9ビッ
トで構成される補正データを、データ信号に対応して1
92個記憶することができるように、例えば、192×
9ビットのラッチ回路で構成することができる。そし
て、Y位置補正データ記憶回路13への補正データの書
き込みは、シフトレジスタ11から並列に供給される1
92個単位の信号に基づいて、前もって行うことができ
る。
【0048】即ち、メモリ5内に格納された補正データ
が、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制
御回路6により読み出されて駆動用ICaに与えられる
とき、Y位置補正データ記憶回路13のみを書き込み状
態としてシフトレジスタ11を介して補正データの各ビ
ットを記憶する作業を9回繰り返すことによって書き込
まれる。
【0049】以下に図4を参照して、このように構成さ
れる駆動用ICaの詳細な構成について説明する。尚、
図4は、説明を簡単にするために出力端子DO1に基づ
いた回路ブロック図を示し、他の出力端子DO2〜DO
192については同様となるため省略する。
【0050】ラッチ回路12は、192ビットのデータ
信号を格納することができるラッチ回路12a〜12e
を有し、ラッチ回路12aにシフトレジスタ11に格納
された192ビットのデータ信号が、ラッチ回路12b
にラッチ回路12aに格納された192ビットのデータ
信号が、ラッチ回路12cにラッチ回路12bに格納さ
れた192ビットのデータ信号が、ラッチ回路12dに
ラッチ回路12cに格納された192ビットのデータ信
号が、ラッチ回路12eにラッチ回路12dに格納され
た192ビットのデータ信号が、ロード信号LOADに
応じてそれぞれ与えられる。
【0051】又、このラッチ回路12a〜12eのそれ
ぞれに格納された192×5ビットのデータ信号が、ロ
ード信号LOADに応じて、選択回路15に同時に送出
される。このように192×5ビットのデータ信号が与
えられる選択回路15は、出力端子DO1〜DO192
のそれぞれに与えるための192ビットのデータ信号を
選択するために、5つのANDゲートG1〜G5と1つ
のORゲートG6で構成されたゲート回路及び4つのA
NDゲートG11〜G14と1つのORゲートG15で
構成されたゲート回路がそれぞれ192組構成される。
【0052】この選択回路15は、ストローブ制御回路
18で生成された内部ストローブ信号STB1〜STB
4のいずれか1つの信号に応じてドライブ回路16にデ
ータ信号を送出するために、ORゲートG6,G15そ
れぞれからの出力が入力されるANDゲートG7を19
2個有する。又、ドライブ回路16は、電流供給回路1
7より供給される電流を増幅して出力端子DO1〜DO
192それぞれに供給する192個の電流増幅器16a
によって構成される。
【0053】又、ストローブ制御回路18は、図5に波
形を示すように、外部ストローブ信号(反転STB)に
よって規定される期間を複数の期間に分割するための内
部ストローブ信号STB1〜STB4を生成するための
回路で、例えば図6に示すように、2つのフリップフロ
ップFF1、FF2と、複数(4つ)の論理ゲート回路
Ga〜Gdを組み合わせたカウンタによって構成するこ
とができる。
【0054】具体的には、JKフリップフロップFF1
の入力端子J、Kにハイである電源電圧VDD1が入力
される。クロック入力端子CLKには、インバータ35
によって外部ストローブ信号(反転STB)が反転され
て入力される。フリップフロップFF1の出力端子Qよ
り信号QAが出力され、出力端子(反転Q)より信号Q
aが出力される。JKフリップフロップFF2の入力端
子J、Kに信号QAが入力され、クロック入力端子CL
Kにストローブ信号STBが入力される。フリップフロ
ップFF2の出力端子Qより信号QBが出力され、出力
端子転(反転Q)より信号Qbが出力される。
【0055】論理ゲート回路Gaは信号QAと信号Qb
とストローブ信号STBの論理積をとって内部ストロー
ブ信号STB1を出力する。論理ゲート回路Gbは信号
Qaと信号QBとストローブ信号STBの論理積をとっ
て内部ストローブ信号STB2を出力する。論理ゲート
回路Gcは信号QAと信号QBとストローブ信号STB
の論理積をとって内部ストローブ信号STB3を出力す
る。論理ゲート回路Gdは信号Qaと信号Qbとストロ
ーブ信号STBの論理積をとって内部ストローブ信号S
TB4を出力する。尚、フリップフロップFF1、FF
2のリセット入力端子Rはリセット信号としてロード信
号LOADが入力される。
【0056】このように、ストローブ制御信号発生回路
14は1つの外部ストローブ信号(反転STB)に基づ
いて4つの内部ストローブ信号STB1〜STB4を生
成する。すなわち、内部ストローブ信号の数よりも少数
の信号線を用いて制御信号(外部ストローブ信号)を供
給するので、外部と接続する制御信号の端子の数を削減
してICの小型化を図ることができるとともに、ワイヤ
ボンド配線などの外部配線数を削減することができる。
【0057】ここで、出力端子DO1に基づいて説明す
ると、Y位置補正データ記憶回路13より出力される5
ビットの補正データda〜deがそれぞれ、5つのAN
DゲートG1〜G5に入力される。又、このANDゲー
トG1〜G5には、ラッチ回路12a〜12eからの出
力端子DO1に与えるためのデータ信号が1ビット毎に
入力される。ORゲートG6には、ANDゲートG1〜
G5からの出力が入力され、補正データda〜deの
内、ハイとなる補正データが入力されたANDゲートか
らの出力がORゲートG6の出力となる。
【0058】又、Y位置補正データ記憶回路13より出
力される4ビットの補正データta〜tdがそれぞれ、
4つのANDゲートG11〜G14に入力される。そし
て、このANDゲートG11〜G14には、ストローブ
制御回路18で生成された内部ストローブ信号STB1
〜STB4がそれぞれ入力される。ORゲートG15に
は、ANDゲートG11〜G14からの出力が入力さ
れ、補正データta〜tdの内、ハイとなる補正データ
が入力されたANDゲートからの出力がORゲートG1
5の出力となる。そして、ORゲートG6,G15それ
ぞれの出力がANDゲートG7に与えられ、補正データ
da〜deによって選択されたデータ信号が、補正デー
タta〜tdによって選択された内部ストローブ信号S
TB1〜STB4に応じて、ANDゲートG7を介して
電流増幅回路16aに送出される。
【0059】シフトレジスタ11より出力されるデータ
信号は、4ビット毎に、データ信号出力端子SO0〜S
O3より出力されて、隣接する駆動用ICaの入力端子
SI0〜SI3に入力される。又、クロック入力端子C
Iに入力されるクロックCLKがバッファB1を介して
クロック出力端子COより出力されて、隣接する駆動用
ICaのクロック入力端子CIに入力される。ロード信
号入力端子LIに入力されるロード信号LOADは、バ
ッファB2を介してロード信号出力端子LOより出力さ
れて、隣接する駆動用ICaのロード信号入力端子LI
に入力される。
【0060】このように構成される駆動用ICa1〜I
Ca26が設けられた光プリントヘッドの動作につい
て、図7及び図8を参照して説明する。図7は、発光部
のY方向の結像位置と補正後の印字イメージを示す図で
あり、又、図8は、駆動用ICの動作を示すタイミング
チャートである。
【0061】まず、図7を参照して、簡単に説明する。
尚、図7は、説明を簡単にするために、発光部数を17
ドットとして説明する。又、紙送り方向(印字方向と反
対の方向となる)を図7の矢印の方向とする。このと
き、まず、各発光部#1〜#17の結像位置を、CCD
(Charge Coupled Device)による位置計測や印字され
た直線の曲がりの計測などを用いて確認する。そして、
このとき確認された各発光部#1〜#17の結像位置か
ら、各発光部#1〜#17の点灯タイミングを表す補正
データda〜de,ta〜tdを設定する。そして、設
定された補正データda〜de,ta〜tdが制御回路
6によってメモリ5に書き込まれる。
【0062】即ち、まず、図7(a)のように発光部#
1〜#17それぞれの結像位置が確認されるとともに、
発光部#1〜#17の内その結像位置が最下部となる発
光部#17が基準位置となるとき、図7(b)のよう
に、発光部#15〜#17に対して補正データdaが、
発光部#1,#2,#13,#14に対して補正データ
dbが、発光部#3,#4,#11,#12に対して補
正データdcが、発光部#5〜#7,#9,#10に対
して補正データddが、発光部#8に対して補正データ
deが、それぞれ設定されてメモリ5に格納される。
【0063】この補正データda〜deは、それぞれ、
結像位置が基準位置付近であるものに対してdaが、結
像位置が基準位置より略1ライン分紙送り方向にずれた
位置であるものに対してdbが、結像位置が基準位置よ
り略2ライン分紙送り方向にずれた位置であるものに対
してdcが、結像位置が基準位置より略3ライン分紙送
り方向にずれた位置であるものに対してddが、結像位
置が基準位置より略4ライン分紙送り方向にずれた位置
であるものに対してdeが与えられるようにして、設定
される。
【0064】このように設定されたライン毎のY位置補
正を行うための補正データda〜deを用いてY位置補
正が行われると、図7(a)のように確認される発光部
#1〜#17の結像位置が、図7(c)のように補正さ
れる。しかしながら、図7(c)から明らかなように、
ライン毎のY位置補正を行っても、まだ、基準位置にお
ける各発光部の結像位置のずれが完全に解消されていな
い。そこで、更に、基準位置と基準位置より略1ライン
分紙送り方向にずれた位置との間を4領域に分け、各領
域毎の結像位置のずれに対するY位置補正を行うための
補正データta〜tdが設定される。尚、各ライン間の
幅をLとする。
【0065】即ち、図7(d)のように、発光部#1,
#3,#5,#8,#10,#12,#14,#17に
対して補正データtaが、発光部#6,#16に対して
補正データtbが、発光部#2,#4,#9,#11,
#13に対して補正データtcが、発光部#7,#15
に対して補正データtdが、それぞれ設定されてメモリ
5に格納される。
【0066】この補正データta〜tdは、結像位置が
基準位置付近であるものに対して補正データtaが、結
像位置が基準位置より略(1/4)L紙送り方向にずれた
位置であるものに対して補正データtbが、結像位置が
基準位置より略(1/2)L紙送り方向にずれた位置であ
るものに対して補正データtcが、結像位置が基準位置
より略(3/4)L紙送り方向にずれた位置であるものに
対して補正データtdが与えられるようにして設定され
る。
【0067】例えば、電源投入されたときなどにおい
て、このようにメモリ5に格納された各発光部#1〜#
17に対する補正データda〜de,ta〜tdが、プ
リンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制御回路
6によって読み出されて、駆動用ICaに与えられて、
シフトレジスタ11を介してY位置補正データ記憶回路
13に格納される。
【0068】そして、まず、ラッチ回路12aに格納さ
れたデータ信号が、補正データdaが与えられる出力端
子DO15〜DO17のそれぞれに対して設けられたA
NDゲートG1及びORゲートG6を介して、ANDゲ
ートG7に与えられる。このとき、ストローブ制御回路
18より内部ストローブ信号STB1が送出されると、
補正データtaが与えられる出力端子DO17に設けら
れたANDゲートG11の出力がHIとなり、このAN
DゲートG11の出力がORゲートG15を介して、A
NDゲートG7に与えられる。よって、出力端子DO1
7に対して設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回
路12aに格納されたデータ信号が与えられ、発光部#
17に電流供給されて、基準位置付近の印字が行われ
る。
【0069】又、ストローブ制御回路18より内部スト
ローブ信号STB2が送出されると、補正データtbが
与えられる出力端子DO16に設けられたANDゲート
G12の出力がHIとなり、このANDゲートG12の
出力がORゲートG15を介して、ANDゲートG7に
与えられる。よって、出力端子DO16に対して設けら
れた電流増幅回路16aに、ラッチ回路12aに格納さ
れたデータ信号が与えられ、発光部#16に電流供給さ
れて、基準位置から(1/4)Lずれた位置の印字が行
われる。
【0070】更に、ストローブ制御回路18より内部ス
トローブ信号STB3が送出された後に内部ストローブ
信号STB4が送出されると、補正データtdが与えら
れる出力端子DO15に設けられたANDゲートG14
の出力がHIとなり、このANDゲートG14の出力が
ORゲートG15を介して、ANDゲートG7に与えら
れる。よって、出力端子DO15に対して設けられた電
流増幅回路16aに、ラッチ回路12aに格納されたデ
ータ信号が与えられ、発光部#15に電流供給されて、
基準位置から(3/4)Lずれた位置の印字が行われ
る。このラインの印字が終了すると、ラッチ回路12a
に格納されたデータ信号がラッチ回路12bに格納され
る。
【0071】次に、基準位置から1ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12bに格納されたデ
ータ信号が、補正データdbが与えられる出力端子DO
1,DO2,DO13,DO14のそれぞれに対して設
けられたANDゲートG2及びORゲートG6を介し
て、ANDゲートG7に与えられる。このとき、ストロ
ーブ制御回路18より内部ストローブ信号STB1が送
出されると、補正データtaが与えられる出力端子DO
1,DO14に設けられたANDゲートG11の出力が
HIとなり、このANDゲートG11の出力がORゲー
トG15を介して、ANDゲートG7に与えられる。よ
って、出力端子DO1,DO14に対して設けられた電
流増幅回路16aに、ラッチ回路12bに格納されたデ
ータ信号が与えられ、発光部#1,#14に電流供給さ
れて、1ラインずれた位置の印字が行われる。
【0072】又、ストローブ制御回路18より内部スト
ローブ信号STB2が送出された後に内部ストローブ信
号STB3が送出されると、補正データtcが与えられ
る出力端子DO2,DO13それぞれに設けられたAN
DゲートG13の出力がHIとなり、このANDゲート
G13の出力がORゲートG15を介して、ANDゲー
トG7に与えられる。よって、出力端子DO2,DO1
3に対して設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回
路12bに格納されたデータ信号が与えられ、発光部#
2,#13に電流供給されて、1ラインずれた位置から
更に(1/2)Lずれた位置の印字が行われる。
【0073】更に、ストローブ制御回路18より内部ス
トローブ信号STB4が送出されて、このラインの印字
が終了すると、ラッチ回路12bに格納されたデータ信
号がラッチ回路12cに格納される。
【0074】次に、基準位置から2ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12cに格納されたデ
ータ信号が、補正データdcが与えられる出力端子DO
3,DO4,DO11,DO12のそれぞれに対して設
けられたANDゲートG3及びORゲートG6を介し
て、ANDゲートG7に与えられる。このとき、ストロ
ーブ制御回路18より内部ストローブ信号STB1が送
出されると、補正データtaが与えられる出力端子DO
3,DO12に設けられたANDゲートG11の出力が
HIとなり、このANDゲートG11の出力がORゲー
トG15を介して、ANDゲートG7に与えられる。よ
って、出力端子DO3,DO12に対して設けられた電
流増幅回路16aに、ラッチ回路12cに格納されたデ
ータ信号が与えられ、発光部#3,#12に電流供給さ
れて、2ラインずれた位置の印字が行われる。
【0075】又、ストローブ制御回路18より内部スト
ローブ信号STB2が送出された後に内部ストローブ信
号STB3が送出されると、補正データtcが与えられ
る出力端子DO4,DO11それぞれに設けられたAN
DゲートG13の出力がHIとなり、このANDゲート
G13の出力がORゲートG15を介して、ANDゲー
トG7に与えられる。よって、出力端子DO4,DO1
1に対して設けられた電流増幅回路16aに、ラッチ回
路12cに格納されたデータ信号が与えられ、発光部#
4,#11に電流供給されて、2ラインずれた位置から
更に(1/2)Lずれた位置の印字が行われる。
【0076】更に、ストローブ制御回路18より内部ス
トローブ信号STB4が送出されて、このラインの印字
が終了すると、ラッチ回路12cに格納されたデータ信
号がラッチ回路12dに格納される。
【0077】次に、基準位置から3ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12dに格納されたデ
ータ信号が、補正データddが与えられる出力端子DO
5〜DO7,DO9,DO10のそれぞれに対して設け
られたANDゲートG4及びORゲートG6を介して、
ANDゲートG7に与えられる。このとき、ストローブ
制御回路18より内部ストローブ信号STB1が送出さ
れると、補正データtaが与えられる出力端子DO5,
DO10に設けられたANDゲートG11の出力がHI
となり、このANDゲートG11の出力がORゲートG
15を介して、ANDゲートG7に与えられる。よっ
て、出力端子DO5,DO10に対して設けられた電流
増幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納されたデー
タ信号が与えられ、発光部#5,#10に電流供給され
て、3ラインずれた位置の印字が行われる。
【0078】又、ストローブ制御回路18より内部スト
ローブ信号STB2が送出されると、補正データtbが
与えられる出力端子DO6に設けられたANDゲートG
12の出力がHIとなり、このANDゲートG12の出
力がORゲートG15を介して、ANDゲートG7に与
えられる。よって、出力端子DO6に対して設けられた
電流増幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納された
データ信号が与えられ、発光部#6に電流供給されて、
3ラインずれた位置から更に(1/4)Lずれた位置の
印字が行われる。
【0079】又、ストローブ制御回路18より内部スト
ローブ信号STB3が送出されると、補正データtcが
与えられる出力端子DO9に設けられたANDゲートG
13の出力がHIとなり、このANDゲートG13の出
力がORゲートG15を介して、ANDゲートG7に与
えられる。よって、出力端子DO9に対して設けられた
電流増幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納された
データ信号が与えられ、発光部#9に電流供給されて、
3ラインずれた位置から更に(1/2)Lずれた位置の
印字が行われる。
【0080】更に、ストローブ制御回路18より内部ス
トローブ信号STB4が送出されると、補正データtd
が与えられる出力端子DO7に設けられたANDゲート
G14の出力がHIとなり、このANDゲートG14の
出力がORゲートG15を介して、ANDゲートG7に
与えられる。よって、出力端子DO7に対して設けられ
た電流増幅回路16aに、ラッチ回路12dに格納され
たデータ信号が与えられ、発光部#7に電流供給され
て、3ラインずれた位置から更に(3/4)Lずれた位
置の印字が行われる。このラインの印字が終了すると、
ラッチ回路12dに格納されたデータ信号がラッチ回路
12eに格納される。
【0081】最後に、基準位置から4ラインずれた位置
の印字が行われるとき、ラッチ回路12eに格納された
データ信号が、補正データdeが与えられる出力端子D
O8に対して設けられたANDゲートG5及びORゲー
トG6を介して、ANDゲートG7に与えられる。この
とき、ストローブ制御回路18より内部ストローブ信号
STB1が送出されると、補正データtaが与えられる
出力端子DO8に設けられたANDゲートG11の出力
がHIとなり、このANDゲートG11の出力がORゲ
ートG15を介して、ANDゲートG7に与えられる。
よって、出力端子DO8に対して設けられた電流増幅回
路16aに、ラッチ回路12eに格納されたデータ信号
が与えられ、発光部#8に電流供給されて、4ラインず
れた位置の印字が行われる。
【0082】その後、内部ストローブ信号STB2〜S
TB4が送出されると、最終的に、補正後の印字イメー
ジが図7(e)のようになり、図7(c)と比べて、そ
の直線性が大幅に改善される。
【0083】このように、発光部#15〜#17に現在
印字するラインのデータが、発光部#1,#2,#1
3,#14に現在印字するラインの1ライン前のデータ
が、発光部#3,#4,#11,#12に現在印字する
ラインの2ライン前のデータが、発光部#5〜#7,#
9,#10に現在印字するラインの3ライン前のデータ
が、発光部#8に現在印字するラインの4ライン前のデ
ータが、それぞれ与えられる。
【0084】更に、上述のように各発光部#1〜#17
に与えられようとされる各データは、内部ストローブ信
号STB1が与えられたときに、発光部#1,#3,#
5,#8,#10,#12,#14,#17に対して、
内部ストローブ信号STB2が与えられたときに、発光
部#6,#16に対して、内部ストローブ信号STB3
が与えられたときに、発光部#2,#4,#9,#1
1,#13に対して、内部ストローブ信号STB4が与
えられたときに、発光部#7,#15に対して、それぞ
れ与えられる。
【0085】次に、この光プリンタヘッドの詳細な動作
について、図8のタイミングチャートにより説明する。
Y位置補正データ記憶回路13には、上述した動作が行
われることによって、既にメモリ5に格納された補正デ
ータが書き込まれると、まず、設定信号SETがローか
らハイとなって、Y位置補正データ記憶回路13への書
き込みを禁止する。
【0086】そして、端に位置する駆動用ICa26の
データ入力端子SI0〜SI3に1ライン分(4992
ビット)のデータ信号が4ビット毎に順次与えられ、こ
れがクロックCLKに同期して、駆動用ICa1〜IC
a26のシフトレジスタ11に取り込まれる。即ち、1
番目、5番目、9番目、…のデータ信号が駆動用ICa
26のデータ入力端子SI0に、2番目、6番目、10
番目、…のデータ信号が駆動用ICa26のデータ入力
端子SI1に、3番目、7番目、11番目、…のデータ
信号が駆動用ICa26のデータ入力端子SI2に、4
番目、8番目、12番目、…のデータ信号が駆動用IC
a26のデータ入力端子SI3に、それぞれ、与えられ
る。
【0087】そして、1248回目のクロックCLKが
入力されたとき、駆動用ICa1,ICa2,…,IC
a26のシフトレジスタ11に、それぞれ、1ライン目
のデータ信号の内、1〜192番目、193〜384番
目、…、4801〜4992番目のデータ信号が格納さ
れる。このようにして、1ライン目のデータ信号が、駆
動用ICa1〜ICa26のシフトレジスタ11に格納
されると、クロックCLKが停止し、ハイのロード信号
LOADが与えられる。
【0088】このロード信号LOADが与えられると、
駆動用ICa1〜ICa26において、シフトレジスタ
11に格納された1ライン目のデータ信号が、ラッチ回
路12aに書き込まれる。このラッチ回路12aに書き
込まれたデータ信号は、補正データdaが与えられるA
NDゲートG1及びORゲートG6を介して、ANDゲ
ートG7に入力される。よって、ラッチ回路12aに格
納された1ライン目のデータ信号の内、補正データda
が与えられた位置(基準位置付近)の発光部に与えるデ
ータ信号が、ラッチ回路12aよりANDゲートG7に
入力される。
【0089】そして、ロード信号LOADをローにした
後、再び、クロックCLKの入力を開始するとともに、
ローのパルス信号となる外部ストローブ信号(反転ST
B)を4回与える。このとき、図5で説明したように、
内部ストローブ信号STB1〜STB4が、STB1,
STB2,STB3,STB4の順にストローブ制御回
路18より出力される。
【0090】よって、まず、内部ストローブ信号STB
1が、補正データtaが与えられるANDゲートG11
とORゲートG15を介してANDゲートG7に与えら
れるため、1ライン目の基準位置付近に存在する発光部
に与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。
次に、内部ストローブ信号STB2が与えられて、補正
データtbが与えられるANDゲートG12とORゲー
トG15を介してANDゲートG7に与えられるため、
1ライン目の基準位置から(1/4)Lずれた位置に存在
する発光部に与えるデータ信号がドライブ回路16に与
えられる。
【0091】次に、内部ストローブ信号STB3が与え
られて、補正データtcが与えられるANDゲートG1
3とORゲートG15を介してANDゲートG7に与え
られるため、1ライン目の基準位置から(1/2)Lずれ
た位置に存在する発光部に与えるデータ信号がドライブ
回路16に与えられる。最後に、内部ストローブ信号S
TB4が与えられて、補正データtdが与えられるAN
DゲートG14とORゲートG15を介してANDゲー
トG7に与えられるため、1ライン目の基準位置から
(3/4)Lずれた位置に存在する発光部に与えるデータ
信号がドライブ回路16に与えられる。更に、このと
き、クロックCLKに同期して、駆動用ICaのシフト
レジスタ11に2ライン目のデータ信号が取り込まれ
る。
【0092】その後、2ライン目のデータ信号が駆動用
ICaのシフトレジスタ11に格納されると、ハイのロ
ード信号LOADを与えることによって、ラッチ回路1
2aに格納された1ライン目のデータ信号をラッチ回路
12bに書き込むとともに、シフトレジスタ11に格納
された2ライン目のデータ信号をラッチ回路12aに書
き込む。ラッチ回路12aに書き込まれたデータ信号
は、補正データdaが与えられるANDゲートG1及び
ORゲートG6を介して、ANDゲートG7に入力され
る。又、ラッチ回路12bに書き込まれたデータ信号
は、補正データdbが与えられるANDゲートG2及び
ORゲートG6を介して、ANDゲートG7に入力され
る。
【0093】よって、まず、内部ストローブ信号STB
1が、補正データtaが与えられるANDゲートG11
とORゲートG15を介してANDゲートG7に与えら
れるため、2ライン目の基準位置付近に存在する発光部
と1ライン目の基準位置から1ラインずれた位置に存在
する発光部とに与えるデータ信号がドライブ回路16に
与えられる。次に、内部ストローブ信号STB2が与え
られて、補正データtbが与えられるANDゲートG1
2とORゲートG15を介してANDゲートG7に与え
られるため、2ライン目の基準位置から(1/4)Lずれ
た位置に存在する発光部と1ライン目の基準位置から1
ライン及び(1/4)Lずれた位置に存在する発光部とに
与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。
【0094】次に、内部ストローブ信号STB3が与え
られて、補正データtcが与えられるANDゲートG1
3とORゲートG15を介してANDゲートG7に与え
られるため、2ライン目の基準位置から(1/2)Lずれ
た位置に存在する発光部と1ライン目の基準位置から1
ライン及び(1/2)Lずれた位置に存在する発光部とに
与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。
【0095】最後に、内部ストローブ信号STB4が与
えられて、補正データtdが与えられるANDゲートG
14とORゲートG15を介してANDゲートG7に与
えられるため、2ライン目の基準位置から(3/4)Lず
れた位置に存在する発光部と1ライン目の基準位置から
1ライン及び(3/4)Lずれた位置に存在する発光部と
に与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。
更に、このとき、クロックCLKに同期して、駆動用I
Caのシフトレジスタ11に3ライン目のデータ信号が
取り込まれる。
【0096】その後、クロックCLK、ロード信号LO
AD、外部ストローブ信号(反転STB)がそれぞれ、
上述の動作を繰り返すことによって、まず、ラッチ回路
12a,12b,12cのそれぞれに、3ライン目、2
ライン目、1ライン目のデータ信号が格納される。そし
て、1ライン目の基準位置から略2ラインずれた位置の
発光部、2ライン目の基準位置から略1ラインずれた位
置の発光部、及び、3ライン目の基準位置付近に存在す
る発光部それぞれに対して、各ライン位置、各ラインか
ら(1/4)Lずれた位置、各ラインから(1/2)Lずれ
た位置、各ラインから(3/4)Lずれた位置の順に、電
流が供給される。
【0097】次に、ラッチ回路12a,12b,12
c,12dのそれぞれに、4ライン目、3ライン目、2
ライン目、1ライン目のデータ信号が格納される。そし
て、1ライン目の基準位置から略3ラインずれた位置の
発光部、2ライン目の基準位置から略2ラインずれた位
置の発光部、3ライン目の基準位置から略1ラインずれ
た位置の発光部、及び、4ライン目の基準位置付近に存
在する発光部それぞれに対して、各ライン位置、各ライ
ンから(1/4)Lずれた位置、各ラインから(1/2)L
ずれた位置、各ラインから(3/4)Lずれた位置の順
に、電流が供給される。
【0098】次に、ラッチ回路12a,12b,12
c,12d,12eのそれぞれに、5ライン目、4ライ
ン目、3ライン目、2ライン目、1ライン目のデータ信
号が格納される。そして、1ライン目の基準位置から略
4ラインずれた位置の発光部、2ライン目の基準位置か
ら略3ラインずれた位置の発光部、3ライン目の基準位
置から略2ラインずれた位置の発光部、4ライン目の基
準位置から略1ラインずれた位置の発光部、及び、5ラ
イン目の基準位置付近に存在する発光部それぞれに対し
て、各ライン位置、各ラインから(1/4)Lずれた位
置、各ラインから(1/2)Lずれた位置、各ラインから
(3/4)Lずれた位置の順に、電流が供給される。
【0099】よって、このように5ライン分の発光が終
了した時点で初めて、1ライン目の発光が完了する。そ
の後、上述した動作が繰り返されることによって、2ラ
イン目、3ライン目、…の発光が順次行われ、最終的
に、静電写真型プリンタ1画面分の露光が行われる。
【0100】このように、本実施形態では、駆動用IC
a1〜a26において、ライン毎のY位置のずれとライ
ン間の領域毎のY位置のずれに対する補正が同時に行わ
れる。即ち、駆動用ICa1〜a26で、図7(a)の
ようなY位置のずれが、直接、図7(e)のように補正
される。よって、高精度なY曲がり補正を行うことがで
きる。 <第2の実施の形態>本発明の第2の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態にお
ける光プリントヘッドに設けられた制御回路の要部の構
成を示すブロック回路図である。図10は、本実施形態
における光プリントヘッドに設けられた駆動用ICの内
部構成を示すブロック回路図である。尚、図10におい
て、図4に示す部分と同一の目的で使用する部分につい
ては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0101】本実施形態では、上述したように光プリン
トヘッドが図2のように構成されるとき、制御回路6に
補正データda〜deが与えられて、まず、制御回路6
において、駆動用ICa1〜a26に与えられるデータ
信号に対するライン毎のY位置のずれに対する補正が行
われる。そして、制御回路6で補正されたデータ信号
は、更に、補正データta〜tdが与えられる駆動用I
Ca1〜a26において、ライン間の領域毎のY位置の
ずれに対する補正が行われる。
【0102】この制御回路6は、図9のように構成され
る。尚、図9は、説明を簡単にするために発光部#1に
基づいた回路ブロック図を示し、他の発光部#2〜#4
992については同様となるため省略する。
【0103】図9に示す制御回路6は、データ入力端子
SI0〜SI3より入力される4ビットのデータ信号を
取り込む4992ビットのシフトレジスタ21と、シフ
トレジスタ21で取り込まれたデータ信号を4992ビ
ット単位毎に並列に取り込む5段のラッチ回路22と、
Y方向の補正を行うための4992組の補正データを格
納するY位置補正データ記憶回路23と、ラッチ回路2
2に格納されたデータ信号をY位置補正データ記憶回路
23に格納された補正データに応じて選択する選択回路
24と、選択回路24で選択されたデータ信号を取り込
む4992ビットのシフトレジスタ25とを有する。
【0104】そして、ラッチ回路22は、4992ビッ
トのデータ信号を格納することができるラッチ回路22
a〜22eを有し、ラッチ回路22aにシフトレジスタ
21に格納された4992ビットのデータ信号が、ラッ
チ回路22bにラッチ回路22aに格納された4992
ビットのデータ信号が、ラッチ回路22cにラッチ回路
22bに格納された4992ビットのデータ信号が、ラ
ッチ回路22dにラッチ回路22cに格納された499
2ビットのデータ信号が、ラッチ回路22eにラッチ回
路22dに格納された4992ビットのデータ信号が、
ロード信号LOADに応じてそれぞれ与えられる。
【0105】又、このラッチ回路22a〜22eのそれ
ぞれに格納された4992×5ビットのデータ信号が、
ロード信号LOADに応じて、選択回路24に同時に送
出される。このように4992×5ビットのデータ信号
が与えられる選択回路24は、駆動用ICa1〜a26
のそれぞれに与えるための4992ビットのデータ信号
を選択するために、5つのANDゲートG1〜G5と1
つのORゲートG6で構成されたゲート回路が4992
組構成される。
【0106】そして、この選択回路24で選択された4
992ビットのデータ信号が、シフトレジスタ25に与
えられた後、一旦、格納される。又、シフトレジスタ2
5は、格納した4992ビットのデータ信号を、データ
出力端子SO0〜SO3から、4ビット毎に、駆動用I
Ca26に出力する。
【0107】即ち、発光部#1に対するデータ信号に基
づいて説明すると、Y位置補正データ記憶回路23より
出力される5ビットの補正データda〜deがそれぞ
れ、5つのANDゲートG1〜G5に入力される。又、
このANDゲートG1〜G5には、ラッチ回路22a〜
22eからの発光部#1に対するデータ信号が1ビット
毎に入力される。ORゲートG6には、ANDゲートG
1〜G5からの出力が入力され、補正データda〜de
の内、ハイとなる補正データが入力されたANDゲート
からの出力が出力となる。そして、このORゲートG6
の出力が、シフトレジスタ25に送出される。
【0108】クロック入力端子CIに入力されるクロッ
クCLKがバッファB1を介してクロック出力端子CO
より出力されて、駆動用ICa26のクロック入力端子
CIに入力される。ロード信号入力端子LIに入力され
るロード信号LOADは、バッファB2を介してロード
信号出力端子LOより出力されて、駆動用ICa26の
ロード信号入力端子LIに入力される。
【0109】又、Y位置補正データ記憶回路23は、5
ビットで構成される補正データを、データ信号に対応し
て4992個記憶することができるように、例えば、4
992×5ビットのラッチ回路で構成することができ
る。そして、Y位置補正データ記憶回路23への補正デ
ータの書き込みは、シフトレジスタ21から並列に供給
される4992個単位の信号に基づいて、前もって行う
ことができる。
【0110】即ち、メモリ5内に格納された補正データ
が、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制
御回路6により読み出されて制御回路6に与えられると
き、Y位置補正データ記憶回路23のみを書き込み状態
としてシフトレジスタ21を介して補正データの各ビッ
トを記憶する作業を5回繰り返すことによって書き込ま
れる。
【0111】又、上述したように駆動用ICaが図3の
ように構成されるとき、ラッチ回路12は、第1の実施
形態と異なり、シフトレジスタ11より出力される19
2ビットのデータ信号がパラレルに入力される192ビ
ットの構成のラッチ回路1段で構成される。そして、選
択回路15では、ラッチ回路12より与えられる192
ビットのデータ信号を、Y位置補正データ記憶回路より
与えられる192×4ビットの補正データで選択したタ
イミング制御回路14より供給される内部ストローブ信
号STB1〜STB4に応じてドライブ回路16に出力
する。
【0112】Y位置補正データ記憶回路13は、4ビッ
トで構成される補正データを、データ信号に対応して1
92個記憶することができるように、例えば、192×
4ビットのラッチ回路で構成することができる。そし
て、Y位置補正データ記憶回路13への補正データの書
き込みは、シフトレジスタ11から並列に供給される1
92個単位の信号に基づいて、前もって行うことができ
る。
【0113】即ち、メモリ5内に格納された補正データ
ta〜tdが、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘ
ッド内の制御回路6により読み出されて駆動用ICaに
与えられるとき、Y位置補正データ記憶回路13のみを
書き込み状態としてシフトレジスタ11を介して補正デ
ータの各ビットを記憶する作業を4回繰り返すことによ
って書き込まれる。
【0114】以下に図10を参照して、このように構成
される駆動用ICaの詳細な構成について説明する。
尚、図10は、説明を簡単にするために出力端子DO1
に基づいた回路ブロック図を示し、他の出力端子DO2
〜DO192については同様となるため省略する。
【0115】ラッチ回路12は、192ビットのデータ
信号を格納することができるラッチ回路であり、シフト
レジスタ11に格納された192ビットのデータ信号
が、ロード信号LOADに応じて与えられる。又、この
ラッチ回路12に格納された192ビットのデータ信号
が、ロード信号LOADに応じて、選択回路15に同時
に送出される。そして、この選択回路15は、4つのA
NDゲートG11〜G14と1つのORゲートG15で
構成されたゲート回路がそれぞれ192組構成される。
【0116】又、この選択回路15は、ストローブ制御
回路18で生成された内部ストローブ信号STB1〜S
TB4のいずれか1つの信号に応じてドライブ回路16
にデータ信号を送出するために、ラッチ回路12から出
力されるデータ信号とORゲートG15の出力とが入力
されるANDゲートG7を192個有する。尚、シフト
レジスタ11、ドライブ回路16、電流供給回路17、
及びストローブ制御回路18については、第1の実施形
態(図4)と同様になる。
【0117】即ち、Y位置補正データ記憶回路13より
出力される4ビットの補正データta〜tdがそれぞ
れ、4つのANDゲートG11〜G14に入力される。
そして、このANDゲートG11〜G14には、ストロ
ーブ制御回路18で生成された内部ストローブ信号ST
B1〜STB4がそれぞれ入力される。ORゲートG1
5には、ANDゲートG11〜G14からの出力が入力
され、補正データta〜tdの内、ハイとなる補正デー
タが入力されたANDゲートからの出力がORゲートG
15の出力となる。そして、ラッチ回路12から出力さ
れるデータ信号が、補正データta〜tdによって選択
された内部ストローブ信号STB1〜STB4に応じ
て、ANDゲートG7を介して電流増幅回路16aに送
出される。
【0118】このように構成される制御回路6及び駆動
用ICa1〜ICa26が設けられた光プリントヘッド
の動作について、図7、図11及び図12を参照して説
明する。図11は、制御回路の動作を示すタイミングチ
ャートであり、図12は、駆動用ICの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【0119】まず、制御回路6の動作について、図11
のタイミングチャートを参照して、説明する。第1の実
施形態と同様にして得られた補正データda〜deが、
例えば、電源投入されたときなどにおいて、プリンタ本
体の制御回路又はプリントヘッド内の制御回路6によっ
てメモリ5より読み出されて、シフトレジスタ21を介
してY位置補正データ記憶回路23に格納される。この
ようにして、メモリ5に格納された補正データが書き込
まれると、まず、設定信号SETがローからハイとなっ
て、Y位置補正データ記憶回路23への書き込みを禁止
する。
【0120】そして、1ライン分(4992ビット)の
データ信号が4ビット毎に順次与えられ、これがクロッ
クCLKに同期して、制御回路6のシフトレジスタ21
に取り込まれる。このクロックCLKが1248回入力
されたとき、シフトレジスタ21に、1ライン目のデー
タ信号が格納される。このようにして、1ライン目のデ
ータ信号が、シフトレジスタ21に格納されると、クロ
ックCLKが停止し、ハイのロード信号LOADが与え
られる。
【0121】このロード信号LOADが与えられると、
シフトレジスタ21に格納された1ライン目のデータ信
号が、ラッチ回路22aに書き込まれる。このラッチ回
路22aに書き込まれたデータ信号は、補正データda
が与えられるANDゲートG1及びORゲートG6を介
して、シフトレジスタ25に入力される。よって、ラッ
チ回路22aに格納された1ライン目のデータ信号の
内、補正データdaが与えられた位置(基準位置付近)
の発光部に与えるデータ信号が、ラッチ回路22aより
シフトレジスタ25に入力される。
【0122】そして、ロード信号LOADをローにした
後、再び、1248回分のクロックCLKの入力を開始
すると、シフトレジスタ25に格納された1ライン目の
基準位置付近の発光部に与えるデータ信号が、4ビット
毎に、データ出力端子SO0〜SO3より駆動用ICa
26のデータ入力端子SI0〜SI3に出力される。よ
って、駆動用ICa1,ICa2,…,ICa26のシ
フトレジスタ11に、それぞれ、選択された1ライン目
のデータ信号の内、1〜192番目、193〜384番
目、…、4801〜4992番目のデータ信号が格納さ
れる。又、このとき、シフトレジスタ21に2ライン目
のデータ信号が与えられる。
【0123】そして、再度、ハイのロード信号LOAD
を与えることで、ラッチ回路22aに格納された1ライ
ン目のデータ信号をラッチ回路22bに書き込むととも
に、シフトレジスタ11に格納された2ライン目のデー
タ信号をラッチ回路22aに書き込む。ラッチ回路22
aに書き込まれた2ライン目のデータ信号は、補正デー
タdaが与えられるANDゲートG1及びORゲートG
6を介して、又、ラッチ回路22bに書き込まれた1ラ
イン目のデータ信号は、補正データdbが与えられるA
NDゲートG2及びORゲートG6を介して、それぞ
れ、シフトレジスタ25に入力される。
【0124】よって、2ライン目の基準位置付近に存在
する発光部と1ライン目の基準位置から1ラインずれた
位置に存在する発光部とに与えるデータ信号がシフトレ
ジスタ25に格納される。このシフトレジスタ25に格
納されたデータ信号は、再びクロックCLKが与えられ
たときに、4ビット毎に、データ出力端子SO0〜SO
3より駆動用ICa26のデータ入力端子SI0〜SI
3に出力される。
【0125】その後、クロックCLK及びロード信号L
OADがそれぞれ、上述の動作を繰り返すことによっ
て、まず、ラッチ回路22a,22b,22cのそれぞ
れに、3ライン目、2ライン目、1ライン目のデータ信
号が格納される。そして、1ライン目の基準位置から略
2ラインずれた位置の発光部、2ライン目の基準位置か
ら略1ラインずれた位置の発光部、及び、3ライン目の
基準位置付近に存在する発光部それぞれに対して与えら
れるデータ信号が、シフトレジスタ25に格納される。
【0126】次に、シフトレジスタ25に格納されたデ
ータ信号が、データ出力端子SO0〜SO3より駆動用
ICa26のデータ入力端子SI0〜SI3に出力され
ると、ラッチ回路22a,22b,22c,22dのそ
れぞれに、4ライン目、3ライン目、2ライン目、1ラ
イン目のデータ信号が格納される。そして、1ライン目
の基準位置から略3ラインずれた位置の発光部、2ライ
ン目の基準位置から略2ラインずれた位置の発光部、3
ライン目の基準位置から略1ラインずれた位置の発光
部、及び、4ライン目の基準位置付近に存在する発光部
それぞれに対して与えられるデータ信号が、シフトレジ
スタ25に格納される。
【0127】次に、シフトレジスタ25に格納されたデ
ータ信号が、データ出力端子SO0〜SO3より駆動用
ICa26のデータ入力端子SI0〜SI3に出力され
ると、ラッチ回路12a,12b,12c,12d,1
2eのそれぞれに、5ライン目、4ライン目、3ライン
目、2ライン目、1ライン目のデータ信号が格納され
る。そして、1ライン目の基準位置から略4ラインずれ
た位置の発光部、2ライン目の基準位置から略3ライン
ずれた位置の発光部、3ライン目の基準位置から略2ラ
インずれた位置の発光部、4ライン目の基準位置から略
1ラインずれた位置の発光部、及び、5ライン目の基準
位置付近に存在する発光部それぞれに対して与えられる
データ信号が、シフトレジスタ25に格納される。
【0128】制御回路6において、このような動作が繰
り返されることによって、駆動用ICa1〜a26に、
補正データda〜deに基づいたライン分毎のY曲がり
補正が行われたデータ信号が与えられることとなる。即
ち、発光部#1〜#17において、図7(a)のような
Y位置のずれがある場合に、発光部#8に与える1ライ
ン目のデータ信号が制御回路6のシフトレジスタ25よ
り出力されるとき、発光部#5〜#7,#9,#10に
与える2ライン目のデータ信号、発光部#3,#4,#
11,#12に与える3ライン目のデータ信号、発光部
#1,#2,#13,#14に与える4ライン目のデー
タ信号、及び発光部#15〜#17に与える5ライン目
のデータ信号がともに出力される。よって、この制御回
路6より出力されるデータ信号を用いて発光部#1〜#
17を点灯させたとき、図7(c)のように、Y曲がり
補正が成される。
【0129】次に、駆動用ICa1〜a26の動作につ
いて、図12のタイミングチャートを参照して、説明す
る。第1の実施形態と同様にして得られた補正データt
a〜tdが、例えば、電源投入されたときなどにおい
て、プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制
御回路6によってメモリ5より読み出されて、シフトレ
ジスタ11を介してY位置補正データ記憶回路13に格
納される。このようにして、メモリ5に格納された補正
データが書き込まれると、まず、設定信号SETがロー
からハイとなって、Y位置補正データ記憶回路13への
書き込みを禁止する。
【0130】そして、端に位置する駆動用ICa26の
データ入力端子SI0〜SI3に1ライン分(4992
ビット)のデータ信号が4ビット毎に順次与えられ、こ
れがクロックCLKに同期して、駆動用ICa1〜IC
a26のシフトレジスタ11に取り込まれる。そして、
1248回目のクロックCLKが入力されたとき、駆動
用ICa1,ICa2,…,ICa26のシフトレジス
タ11に、それぞれ、5つの連続したラインから選択さ
れたデータ信号の内、1〜192番目、193〜384
番目、…、4801〜4992番目のデータ信号が格納
される。このようにして、5つの連続したラインから選
択されたデータ信号が、駆動用ICa1〜ICa26の
シフトレジスタ11に格納されると、クロックCLKが
停止し、ハイのロード信号LOADが与えられる。
【0131】このロード信号LOADが与えられると、
駆動用ICa1〜ICa26において、シフトレジスタ
11に格納されたデータ信号が、ラッチ回路12に書き
込まれる。このラッチ回路12に書き込まれたデータ信
号は、ANDゲートG7に入力される。そして、ロード
信号LOADをローにした後、再び、クロックCLKの
入力を開始するとともに、ローのパルス信号となる外部
ストローブ信号(反転STB)を4回与える。このと
き、図5で説明したように、内部ストローブ信号STB
1〜STB4が、STB1,STB2,STB3,ST
B4の順にストローブ制御回路18より出力される。
【0132】よって、まず、内部ストローブ信号STB
1が、補正データtaが与えられるANDゲートG11
とORゲートG15を介してANDゲートG7に与えら
れるため、各ラインの基準位置付近に存在する発光部に
与えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。次
に、内部ストローブ信号STB2が、補正データtbが
与えられるANDゲートG12とORゲートG15を介
してANDゲートG7に与えられるため、各ラインの基
準位置から(1/4)Lずれた位置に存在する発光部に与
えるデータ信号がドライブ回路16に与えられる。
【0133】次に、内部ストローブ信号STB3が、補
正データtcが与えられるANDゲートG13とORゲ
ートG15を介してANDゲートG7に与えられるた
め、各ラインの基準位置から(1/2)Lずれた位置に存
在する発光部に与えるデータ信号がドライブ回路16に
与えられる。最後に、内部ストローブ信号STB4が、
補正データtdが与えられるANDゲートG14とOR
ゲートG15を介してANDゲートG7に与えられるた
め、各ラインの基準位置から(3/4)Lずれた位置に存
在する発光部に与えるデータ信号がドライブ回路16に
与えられる。更に、このとき、クロックCLKに同期し
て、駆動用ICaのシフトレジスタ11に次に制御回路
6より出力されるデータ信号が取り込まれる。
【0134】駆動用ICa1〜a26において、このよ
うな動作が繰り返されることによって、各ラインの領域
毎のY曲がり補正を行って、各発光部#1〜#4992
の発光動作を制御することができる。
【0135】即ち、図7(a)のように発光部#1〜#
17に与えられるデータ信号が制御回路6で補正された
場合に、発光部#8に与える1ライン目のデータ信号が
制御回路6より与えられてラッチ回路12に格納される
と、まず、内部ストローブ信号STB1がストローブ制
御回路18より出力されるとき、発光部#8に1ライン
目のデータ信号が、発光部#5,#10に2ライン目の
データ信号が、発光部#3,#12に3ライン目のデー
タ信号が、発光部#1,#14に4ライン目のデータ信
号が、発光部#17に5ライン目のデータ信号が、それ
ぞれ与えられる。
【0136】次に、内部ストローブ信号STB2がスト
ローブ制御回路18より出力されるとき、発光部#6に
2ライン目のデータ信号が、発光部#16に5ライン目
のデータ信号が、それぞれ与えられる。次に、内部スト
ローブ信号STB3がストローブ制御回路18より出力
されるとき、発光部#9に2ライン目のデータ信号が、
発光部#4,#11に3ライン目のデータ信号が、発光
部#2,#13に4ライン目のデータ信号が、それぞれ
与えられる。最後に、内部ストローブ信号STB4がス
トローブ制御回路18より出力されるとき、発光部#7
に2ライン目のデータ信号が、発光部#15に5ライン
目のデータ信号が、それぞれ与えられる。
【0137】よって、この制御回路6により図7(c)
のようにY曲がり補正が成されたデータ信号を用いて、
駆動用ICaによって発光部#1〜#17を点灯させた
とき、図7(e)のように、更に高精度なY曲がり補正
が成される。又、制御回路でライン毎のY曲がり補正を
行うことで、駆動用ICaの回路構成が簡単化されるた
め、第1の実施形態と比べて、駆動用ICaを小型化す
ることができる。
【0138】尚、第1及び第2の実施形態において、発
光部の数を4992、駆動用ICの出力端子の数を19
2、Y位置の補正するライン数を5、各ライン間でY位
置の補正を行う領域数を4としたが、それぞれの数量に
ついて限定するものではない。
【0139】又、Y位置の補正するライン数及び領域数
については、紙送り速度や発光素子の点滅スピードに応
じて変化させる必要がある。又、紙送り速度や発光素子
の点滅スピードに応じた異なる複数組の補正データをメ
モリ内に格納して、印字スピードの変更時などに適切な
補正データの組を読み出して駆動用ICに転送するよう
にしても構わない。
【0140】又、内部ストローブ信号STB1〜STB
4は、その各々が時間的に重ならないように短い信号幅
としているが、少なくとも隣接するストローブ信号ST
B1〜STB4が重なりを持つように長い信号幅とする
ことができる。信号幅を長くするために、ストローブ制
御信号発生回路14は、内部ストローブ信号STB1〜
STB4を所定期間遅延して出力すると共に、遅延時間
を任意に設定する構成とすることができ、そのための回
路を内臓もしくは付属させることができる。このように
することにより、発光時間を長くし照射エネルギーを増
大することができ、印字速度を高めるのに有用となる。
また、印字精度を高める上でも有用となる。
【0141】又、各発光部毎に点灯タイミングを変える
ことができるものとしたが、本発明はこれに限られるも
のでなく、複数の発光部群単位毎に、又は、駆動用IC
単位毎に、点灯タイミングを変えることができるように
しても構わない。このように複数の発光部群毎に点灯タ
イミングが変えられるようにすることで、駆動用ICの
回路構成を簡素なものとすることができる。
【0142】又、Y位置補正データ記憶回路以外に、各
発光部の光量を均一にするために、予め求めた光量補正
データが格納される光量補正データ記憶回路を駆動用I
C内に設けても構わない。このとき、各発光部毎にSビ
ットの補正データが光量補正データ記憶回路に格納され
るとき、駆動用ICにおいて、各発光部に電流を供給す
るための出力端子毎に、出力端子に電流供給するS個の
電流増幅器を設けることで、Sビットの補正データに応
じてS個の電流増幅器を動作させて、光量補正を行うこ
とができる。
【0143】又、駆動用ICの出力端子に対して発光部
1つが接続された光プリントヘッドとしたが、例えば特
開平6−163980号公報や特開平10−22610
2号公報などに示されるように、その一端が共通電極に
接続されるn個の発光部を1群としてm群に分けるとと
もに、異なる群のm個の発光部の他端を個別電極に接続
し、駆動用ICの出力端子を共通電極に接続されるもの
と、個別電極に接続されるものの2種類とすることで、
時分割駆動を行うことができるようにしても構わない。
【0144】又、データ信号を複数ビットで構成する場
合などにおいては、それに応じてシフトレジスタやラッ
チ回路などの構成を変更することもでき、例えば、シフ
トレジスタをアドレス指定方式のメモリで構成すること
もできる。
【0145】
【発明の効果】以上のように本発明の駆動用ICによれ
ば、光プリントヘッドに設けられた発光素子の複数の発
光部の結像位置ずれに応じて、各発光部の点灯タイミン
グを変更することができる。そして、このような駆動用
ICが設けられた光プリントヘッドが印字する際に、そ
の直線性を改善することができる。よって、本発明の光
プリントヘッドを複数備えたカラータンデム方式のプリ
ンタにおいて、色ずれの少ないカラー印字を得ることが
できる。更に、印字ライン周期毎に、異なるタイミング
で発生するストローブ信号が生成され、発光部の結像位
置ずれに応じて、各発光部の点灯タイミングをそれぞれ
のストローブ信号に同期させる。よって、その直線性の
微調整を行うことが可能となり、高精度な補正を行うこ
とができる。
【0146】又、直線性を改善するために、従来のよう
な機械的な調整や光学的な調整がほとんど不要となる。
よって、組立工数が大幅に削減されるとともに、レンズ
や発光素子などの各部品について大まかな良否判定でよ
くなるので、光プリントヘッド及びこれが設けられたプ
リンタを高品質化で安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光プリントヘッドの外観上面図。
【図2】本発明の光プリントヘッドの内部構成を示すブ
ロック図。
【図3】本発明の光プリントヘッド内に設けられた駆動
用ICの内部構成を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態の光プリントヘッド内に設けら
れた駆動用ICの内部構成を示すブロック回路図。
【図5】ストローブ制御回路の動作を示すタイミングチ
ャート。
【図6】ストローブ制御回路の内部構成を示すブロック
回路図。
【図7】発光部の結像位置とY位置補正後の印字イメー
ジの関係を示す図。
【図8】図4の駆動用ICの動作を示すタイミングチャ
ート。
【図9】第2の実施形態の光プリントヘッド内に設けら
れた制御回路の要部構成を示すブロック回路図。
【図10】第2の実施形態の光プリントヘッド内に設け
られた駆動用ICの内部構成を示すブロック回路図。
【図11】図9の制御回路の動作を示すタイミングチャ
ート。
【図12】図10の駆動用ICの動作を示すタイミング
チャート。
【図13】従来の駆動用ICの内部構成を示すブロック
図。
【図14】従来の光プリントヘッドの内部構成を示すブ
ロック図。
【図15】従来の光プリントヘッドの動作を示すタイミ
ングチャート。
【図16】従来の光プリントヘッドで印字後のY位置の
ずれを示す図。
【図17】従来の光プリントヘッドで印字後のY位置の
ずれを示す図。
【符号の説明】
1 発光素子 2 SLA 3 レンズホルダ 4a,4b 位置決めピン 5 メモリ 6 制御回路 a1〜a26 駆動用IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE21 AE28 AE47 AF13 AF19 AF62 AF95 FA04 FA16 FA17 5F041 AA42 BB12 BB13 BB33 CB22 EE11 FF13

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子駆動用の駆動用ICにおいて、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の素子を駆動させるための駆動信号を生成す
    る駆動回路と、 x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
    ッチ回路と、 前記素子毎に対応するデータ信号を前記駆動回路へ送出
    するタイミングを設定するためのy個のストローブ信号
    を生成するストローブ制御回路と、 前記素子毎に対応するデータ信号を、前記x段のラッチ
    回路から選択し、n個のデータ信号によって1組のデー
    タ信号群を形成するとともに、該1組のデータ信号群を
    構成する各データ信号を前記ストローブ制御回路から与
    えられる前記y個のストローブ信号に応じて前記駆動回
    路に送出する選択回路と、 を有することを特徴とする駆動用IC。
  2. 【請求項2】 前記n個のデータ信号がm個毎に入力さ
    れた後、n個のデータ信号を並列的に1段目の前記ラッ
    チ回路に送出するシフトレジスタを備えるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項1に記載の駆動用IC。
  3. 【請求項3】 前記各素子の駆動タイミングを記憶する
    記憶回路を備えるとともに、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より
    選択され、該選択されたn個のデータ信号それぞれが前
    記駆動回路に送出されるタイミングが設定されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動用IC。
  4. 【請求項4】 前記n個の素子が発光素子を構成するn
    個の発光部であるとともに、該複数の発光部が一列に配
    されているとき、 前記選択回路において、前記n個の発光部の配列方向に
    対して垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基
    づいて、前記各発光部に対応するデータ信号が選択され
    る前記ラッチ回路と前記駆動回路に送出されるタイミン
    グとが設定されることを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載の駆動用IC。
  5. 【請求項5】 前記駆動用ICが光プリントヘッド内に
    備えられた前記発光素子の発光部を駆動するための駆動
    用ICであるとともに、 前記光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を
    下側とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する
    発光部の結像位置を基準位置としたとき、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択されることを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれかに記載の駆動用IC。
  6. 【請求項6】 前記y個のストローブ信号が、印字ライ
    ン周期毎に発生することを特徴とする請求項5に記載の
    駆動用IC。
  7. 【請求項7】 前記発光部の結像位置が、該結像位置よ
    り印字方向の下側に位置するとともに最も近い位置にあ
    る印字ラインに対してより離れた位置にある前記発光部
    ほど、前記印字ライン周期においてより遅いタイミング
    で発生される前記ストローブ信号に応じてデータ信号を
    前記駆動回路に送出して駆動することを特徴とする請求
    項6に記載の駆動用IC。
  8. 【請求項8】 n個の発光部を有する発光素子と、 n個のデータ信号で構成されるx組のデータ信号群それ
    ぞれが格納されるx段のラッチ回路と、前記発光部毎に
    対応するデータ信号を前記x段のラッチ回路から選択す
    るとともに選択したn個のデータ信号によって1組のデ
    ータ信号群を形成する選択回路と、該選択回路で選択さ
    れたデータ信号を一時記憶するとともに順に外部に出力
    するシフトレジスタと、を備える制御回路と、 制御回路から与えられる1組のデータ信号群を構成する
    n個のデータ信号に基づいて、n個の前記発光部を駆動
    させるための駆動信号を生成する駆動回路を備える駆動
    用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  9. 【請求項9】 前記n個の発光部の配列方向に対して垂
    直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前記
    各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備え、 前記制御回路に、前記メモリから読み出された前記駆動
    タイミングを記憶する記憶回路が設けられ、 前記制御回路において、前記記憶回路に記憶された前記
    駆動タイミングに応じて、前記n個のデータ信号が前記
    x段のラッチ回路より選択されることを特徴とする請求
    項8に記載の光プリントヘッド。
  10. 【請求項10】 前記光プリントヘッドを使用したプリ
    ンタの印字方向を下側とし、前記複数の発光部の内、最
    も下側に位置する発光部の結像位置を基準位置としたと
    き、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択されるように前記駆動タイミングが
    設定されることを特徴とする請求項9に記載の光プリン
    トヘッド。
  11. 【請求項11】 n個の発光部を有する発光素子と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、前記発光部毎に対応するデータ信
    号を前記駆動回路へ送出するタイミングを設定するため
    の印字ライン周期毎に発生するy個のストローブ信号を
    生成するストローブ制御回路と、前記1組のデータ信号
    群における前記発光部毎に対応するデータ信号を前記ス
    トローブ制御回路から与えられる前記y個のストローブ
    信号に応じて前記駆動回路に送出する選択回路と、を備
    える駆動用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  12. 【請求項12】 前記n個の発光部の配列方向に対して
    垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前
    記各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備
    え、 前記駆動用ICに、前記メモリから読み出された前記駆
    動タイミングを記憶する記憶回路が設けられ、 前記駆動用ICにおいて、前記記憶回路に記憶された前
    記駆動タイミングに応じて、前記制御回路で選択された
    n個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送出される
    タイミングが設定されることを特徴とする請求項11に
    記載の光プリントヘッド。
  13. 【請求項13】 前記光プリントヘッドを使用したプリ
    ンタの印字方向を下側とし、前記複数の発光部の内、最
    も下側に位置する発光部の結像位置を基準位置としたと
    き、 前記発光部の結像位置が、前記基準位置に対してより離
    れた位置にある前記発光部ほど、前記印字ライン周期に
    おいてより遅いタイミングで発生される前記ストローブ
    信号に応じてデータ信号が前記駆動回路に送出されて駆
    動されるように駆動タイミングが設定されることを特徴
    とする請求項12に記載の光プリントヘッド。
  14. 【請求項14】 n個の発光部を有する発光素子と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、x組の前記データ信号群それぞれ
    が格納されるx段のラッチ回路と、前記発光部毎に対応
    するデータ信号を前記駆動回路へ送出するタイミングを
    設定するためのy個のストローブ信号を生成するストロ
    ーブ制御回路と、前記発光部毎に対応するデータ信号
    を、前記x段のラッチ回路から選択し、n個のデータ信
    号によって1組のデータ信号群を形成するとともに、該
    1組のデータ信号群を構成する各データ信号を前記スト
    ローブ制御回路から与えられる前記y個のストローブ信
    号に応じて前記駆動回路に送出する選択回路と、を備え
    る駆動用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  15. 【請求項15】 前記駆動用ICにおいて、 前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
    データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
    るシフトレジスタが設けられるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項14に記載の光プリントヘッド。
  16. 【請求項16】 前記n個の発光部の配列方向に対して
    垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前
    記各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備
    え、 前記駆動用ICにおいて、 前記メモリから読み出された前記駆動タイミングを記憶
    する記憶回路が設けられるとともに、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より
    選択され、該選択されたn個のデータ信号それぞれが前
    記駆動回路に送出されるタイミングが設定されることを
    特徴とする請求項14又は請求項15に記載の光プリン
    トヘッド。
  17. 【請求項17】 n個の発光部を有する発光素子と、 n個のデータ信号で構成されるx組のデータ信号群それ
    ぞれが格納されるx段のラッチ回路と、前記発光部毎に
    対応するデータ信号を前記x段のラッチ回路から選択す
    るとともに選択したn個のデータ信号によって1組のデ
    ータ信号群を形成する第1選択回路と、該第1選択回路
    で選択されたデータ信号を一時記憶するとともに順に外
    部に出力する第1シフトレジスタと、を備える制御回路
    と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、前記発光部毎に対応するデータ信
    号を前記駆動回路へ送出するタイミングを設定するため
    のy個のストローブ信号を生成するストローブ制御回路
    と、前記制御回路から送出される前記発光部毎に対応す
    るデータ信号を前記ストローブ制御回路から与えられる
    前記y個のストローブ信号に応じて前記駆動回路に送出
    する第2選択回路と、を備える駆動用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  18. 【請求項18】 前記制御回路において、 前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
    データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
    る第2シフトレジスタが設けられるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項17に記載の光プリントヘッド。
  19. 【請求項19】 前記n個の発光部の配列方向に対して
    垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前
    記各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備
    え、 前記制御回路に、前記メモリから読み出された前記駆動
    タイミングを記憶する第1記憶回路が設けられ、 前記駆動用ICに、前記メモリから読み出された前記駆
    動タイミングを記憶する第2記憶回路が設けられ、 前記制御回路において、前記第1記憶回路に記憶された
    前記駆動タイミングに応じて、前記n個のデータ信号が
    前記x段のラッチ回路より選択され、 前記駆動用ICにおいて、前記第2記憶回路に記憶され
    た前記駆動タイミングに応じて、前記制御回路で選択さ
    れたn個のデータ信号それぞれが前記駆動回路に送出さ
    れるタイミングが設定されることを特徴とする請求項1
    7又は請求項18に記載の光プリントヘッド。
  20. 【請求項20】 前記光プリントヘッドを使用したプリ
    ンタの印字方向を下側とし、前記複数の発光部の内、最
    も下側に位置する発光部の結像位置を基準位置としたと
    き、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択されるように前記駆動タイミングが
    設定されることを特徴とする請求項16又は請求項19
    に記載の光プリントヘッド。
  21. 【請求項21】 前記y個のストローブ信号が、印字ラ
    イン周期毎に発生し、 前記発光部の結像位置が、該結像位置より印字方向の下
    側に位置するとともに最も近い位置にある印字ラインに
    対してより離れた位置にある前記発光部ほど、前記印字
    ライン周期においてより遅いタイミングで発生される前
    記ストローブ信号に応じてデータ信号が前記駆動回路に
    送出されて駆動されることを特徴とする請求項20に記
    載の光プリントヘッド。
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