JP3381582B2 - 光書き込みヘッド駆動装置、及びその装置を使用する光書き込みヘッド駆動方法 - Google Patents

光書き込みヘッド駆動装置、及びその装置を使用する光書き込みヘッド駆動方法

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JP3381582B2 JP29748897A JP29748897A JP3381582B2 JP 3381582 B2 JP3381582 B2 JP 3381582B2 JP 29748897 A JP29748897 A JP 29748897A JP 29748897 A JP29748897 A JP 29748897A JP 3381582 B2 JP3381582 B2 JP 3381582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式を使用
して印刷処理を行う電子写真記録装置に係り、特に感光
材等に光書き込みを行う光書き込みヘッド駆動装置、及
びその装置を使用した光書き込みヘッド駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光書き込みヘッドとして、例えば
LED素子をアレイ状に使用し、各色別の画像形成ユニ
ットを使用するタンデム方式のカラー電子写真記録装置
が採用されている。このようなカラー電子写真記録装置
は、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)のトナーを使用する画像形成
ユニットを配置し、各画像形成ユニットにおいて帯電、
露光、現像、転写処理を行い、記録紙に画像形成を行
う。
【0003】図20はこのような構成のカラー電子写真
記録装置に使用される駆動回路の例である。また、図2
1はその駆動タイミングを説明する図である。シフトレ
ジスタ100には不図示のインターフェイス回路からビ
ットマップデータがクロック信号(CLK)に同期して
供給され、1ライン分のデータがシフトレジスタ100
に入力すると、ラッチ信号に同期してラッチ回路101
に1ライン分のデータがパラレルにラッチされる。そし
て、ラッチ回路101にラッチされたデータは、アンド
ゲート102に出力され、全て同一のタイミングで出力
されるストローブ信号に従って対応するLED素子10
3に出力される。各LED素子103はデータに従って
発光、又は非発光に制御され、LED素子からの発光は
感光体ドラムの周面を露光する。
【0004】尚、上述の例は光書き込み素子としてLE
D素子の場合について説明したが、LED素子を使用し
た光書き込みヘッドに限るわけではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では以下の問題が発生する。 (イ)先ず、上述のような装置ではイエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナ
ーを用紙に順次転写し、カラー画像を形成するため、各
色の画像形成ユニットの配設位置精度が重要になる。す
なわち、各色の画像形成ユニットの配設精度が悪いと、
形成する画像に位置ずれを生じ、印刷品質の悪い画像と
なる。
【0006】特に、副走査方向の直線精度はLEDヘッ
ド構成上、つまり、LED素子の大きさが仮に300dpi
場合84.7μm角のLED素子が一直線上に用紙幅(仮に
A3用紙の場合、約300mm の幅)に約3500個を一直線上
に配列させる必要があり、また、セルフォックレンズを
介して感光体上に結像されるLED素子の光点の直線性
は目視にて影響されない寸法約0.1mm 以内に収まるよう
にする為には約80μm以内の精度が要求される。
【0007】しかし、上述の精度を有して所定個のLE
D素子が形成されたアレイチップを精度よく配設するこ
とは困難である。このため組立精度を向上させるために
は光書き込みヘッドの作成に時間を要し、また製造の歩
留まりも悪いものであった。
【0008】例えば、LEDアレイチップの配設に図2
2の(a)に示す位置ずれが生じた場合、図22(b)
に示す文字「A」を印字するため、前述の図20に示す
駆動回路によって印字処理を行うと、図22(c)の印
字結果となる。すなわち、図22(a)に示す左から1
番目、4番目、8番目のLEDアレイチップを基準にす
ると、2番目のLEDアレイチップは上記基準のLED
アレイチップに対して“1”だけ進んでおり(基準のL
EDアレイチップに対して進み方向を−(マイナス)で
示す)、3番目のLEDアレイチップは“2”だけ進ん
でおり、5番目のLEDアレイチップは“1”だけ遅れ
ており(基準のLEDアレイチップに対して遅れ方向を
+(プラス)で示す)、6番目のLEDアレイチップは
“2”だけ遅れており、7番目のLEDアレイチップは
“1”だけ遅れている。したがって、この状態で従来の
印字制御に従って印刷処理を行うと、同図(c)のよう
に印字位置ずれを生じた印字品質の悪い画像となる。 (ロ)一方、前述のタンデム方式の画像形成装置におい
て、以下のような問題もある。
【0009】すなわち、各色のLEDヘッドが、ヘッ
ド全体としての配設位置が副走査方向(Y方向)に対し
てずれている場合、ヘッドの右端と左端で副走査方向
に対してズレ量が異なるいわゆるθ方向ズレの場合であ
る。
【0010】また、感光ドラムの駆動系における回転
ムラやドラムの偏心による回転ムラが発生する場合、
さらに、搬送ベルト等の搬送駆動系で回転ムラが発生す
る場合である。
【0011】かかる場合、従来のような印字制御では印
字位置ずれを生じ、印字品質の悪い画像となる。本発明
の課題は上記従来の実情に鑑み、光書き込みヘッドの製
造を効率よく行い、製造歩留まりを改善し、印字位置ず
れをなくした印刷画像が得られる光書き込みヘッド駆動
装置、及びその装置を使用する光書き込みヘッド駆動方
法を提供するものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明は上
記課題を解決するため、主走査方向にアレイ状に並んだ
多数の光書き込み素子を有する光書き込みヘッドによ
り、感光材料を露光して光記録を行う光書き込みヘッド
駆動装置において、前記光書き込み素子の副走査方向に
対する配置ずれ量を補正データとして記憶する第1の記
憶手段と、ビットマップデータに変換された画像データ
を複数ライン分記憶する第2の記憶手段と、前記第1の
記憶手段に記憶した補正データに従って前記第2の記憶
手段に記憶された画像データのアドレスを指定し、対応
する画像データを読み出す読出し制御手段と、該読出し
制御手段によって読み出された画像データに基づいて前
記感光材料に露光を行う露光制御手段とを有する光書き
込みヘッド駆動装置を提供することにより達成できる。
【0044】ここで、光書き込み素子の副走査方向に対
する配置ずれ量の補正データを記憶する記憶手段は、例
えばROM、EEPROM、フラシュメモリ等の不揮発
性メモリであり、フロッピーディスク、光ディスク、等
のメモリ装置に記憶する構成としてもよい。また、第2
の記憶手段は、ビットマップデータに変換された画像デ
ータを複数ライン分記憶するメモリであり、バッファで
あってもよく、RAMで構成する。読出し制御手段は第
2の記憶手段に記憶された画像データのアドレスを指定
し、第2の記憶手段から対応する画像データを、例えば
光書き込み素子毎に読み出す。露光制御手段は上記読出
し制御手段が読出した画像データを光書き込み素子に出
力し、感光材料に露光を行う。
【0045】このように構成することにより、感光体ド
ラム等の感光材料には補正データに対応する画像データ
が第2の記憶手段から読み出され、副走査方向の配設ず
れ量に対応した位置に印字処理を行うことができ、光書
き込み素子毎に異なる印字位置補正が容易にできる。
【0046】請求項の記載は、上記請求項の発明を
具体化するものであり、前記光書き込み素子を所定数形
成したアレイチップの配置ずれ量である。本例は光書き
込み素子が所定数で形成されたチップアレイの配設配置
のずれを補正するものであり、従って記憶手段に記憶す
る補正データはチップアレイ毎の配置ずれ量であり、チ
ップアレイ毎に異なる配設位置のずれ量に従って、副走
査方向にずれたチップアレイの印字位置補正ができる。
【0047】請求項の記載は、上記請求項の発明を
具体化するものであり、前記第1の記憶手段に記憶する
補正データは、予め計測手段によって計測された光書き
込み素子の配置ずれ量である。
【0048】すなわち、本例は計測手段によって副走査
方向のずれ量を測定し、この計測値に基づいて補正デー
タを作成するものであり、このように構成することによ
っても、第1の記憶手段に記憶した補正データに基づき
光書き込み素子の発光タイミングを制御し、副走査方向
にずれた印字位置補正を行うことができる。
【0049】請求項の記載は、上記請求項の発明を
具体化するものであり、例えば前記読出し制御手段が指
定する第2の記憶手段のアドレスは前記画像データの異
なるラインのアドレスである。
【0050】すなわち、読出し制御手段によってアドレ
ス指定された画像データは第2の記憶手段から読出され
るが、この時アドレス指定され読出される画像データは
チップアレイの構成ドット毎に異なるラインから読出さ
れるデータである。
【0051】請求項記載の発明は上記課題を解決する
ため、主走査方向に一列のアレイ状に並んだ光書き込み
素子のアレイチップを多数配設した光書き込みヘッドに
より、感光材料を露光して光記録を行う光書き込みヘッ
ド駆動装置において、前記多数のアレイチップの中の所
定のアレイチップを所定の間隔毎に選択する選択手段
と、該選択手段によって選択されたアレイチップの副走
査方向に対する配置ずれ量を計測する計測手段と、該計
測手段による計測値から前記アレイチップ全体の配置ず
れ量を近似式を用いて計算する演算手段と、該演算手段
で計算した配置ずれ量のデータに従って光書き込みヘッ
ドを駆動する駆動手段とを有する光書き込みヘッド駆動
装置を提供することにより達成できる。
【0052】ここで、選択手段によって選択されるアレ
イチップは、例えば等間隔のアレイチップを選択し、当
該アレイチップの配設ずれを測定する。また、計測手段
は測定したアレイチップの測定結果から近似法により他
のアレイチップの配設ずれを計算する。このようにして
計算した結果から各アレイチップの発光素子を駆動する
際、配設ずれに対する補正を行い、発光素子を駆動し、
正確な位置に発光を行う。
【0053】したがって、本発明によれば、少ない数の
アレイチップの配設ずれを測定するだけでよく、その測
定結果を用いて他のアレイチップの配設位置は計算で
き、極めて時間と労力を軽減できるものである。
【0054】請求項の記載は、上記請求項記載の発
明において、前記演算手段は以下の計算式に従って前記
光書き込み素子全体の配置ずれ量を計算する構成であ
る。
【0055】チップ2〜14 :△yn =−l1-n /l
1-13×y14 チップ15〜28:△yn =−y14−{(l14-n/l
14-28 )×(y28−y14)} チップ29〜42:△yn =−y28−{(l28-n/l
28-42 )×(y42−y28)} チップ43〜56:△yn =−y42−{(l42-n/l
42-56 )×(y56−y42)} (△yn =各LEDチップのズレ量近似値,yx =サン
プリングしたチップのズレ量,l=チップ間寸法(各チ
ップ間寸法は一定)) 尚、上述の例はアレイチップが56個であり、選択され
たアレイチップは1、14、228、42、56である
が、他の数のアレイチップでも本発明を実現でき、また
他の番号のアレイチップを選択してもよい。
【0056】請求項の記載は、前記請求項記載の発
明において、前記演算手段で計算した配置ずれ量のデー
タを記憶する記憶手段を有する構成である。ここで、記
憶手段は例えばEEPROM、RAM、等のメモリでよ
く、このように構成すれば、演算処理後得られた結果を
直ちに使用しなくてもよく、幅広く有効な演算結果の利
用を行うことができる。
【0057】請求項の記載は、前記請求項記載の発
明において、前記記憶手段に記憶した配置ずれ量のデー
タは、一旦揮発性メモリに転送された後、前記駆動手段
によって光書き込みヘッドに供給される構成である。
【0058】本例は、演算結果を上記記憶手段に記憶し
た場合における、以後の処理の一例である。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。 《第1の実施形態例》図2は、本発明の第1の実施形態
例を説明する光書き込みヘッド駆動装置をカラー電子写
真記録装置に適用した例を示す図である。尚、本例の説
明において使用するカラー電子写真記録装置は、所謂タ
ンデム方式のカラープリンタである。
【0060】同図において、カラープリンタ1は、用紙
供給/搬送機構2、画像形成部3、定着部4で構成され
ている。用紙供給/搬送機構2は、用紙Pを積載収納し
た給紙カセット5と用紙搬送系6で構成されている。ま
た、用紙搬送系6は給紙カセット5から用紙Pを搬出す
るための給紙コロ8、給紙コロ8によって搬出された用
紙Pを搬送する用紙搬送経路7、用紙位置をトナー像に
一致させて給紙するための待機ロール9、搬送ベルト1
2を駆動する駆動ロール10、11、及び搬送ガイド板
14、搬送ロール15、16、排紙ガイド17、排紙ロ
ール18で構成されている。
【0061】給紙コロ8の回動により、給紙カセット5
から搬出される用紙Pは用紙搬送経路7を通って待機ロ
ール9まで送られ、後述する感光体ドラムに形成される
トナー像と一致するタイミングで搬送ベルト12上を搬
出される。また、用紙Pが搬送ベルト12上を移動する
間、搬送ベルト12上の用紙Pには各画像形成ユニット
21、22、23、24によりトナー像が転写され、用
紙Pへの転写処理が行われる。その後、定着部4によっ
て熱定着処理が施され、搬送ロール15、16によって
排紙ガイド17に送られ、排紙ロール18から機外に排
出される。
【0062】また、上述の定着部4は熱ロール4aと圧
接ロール4bで構成され、用紙Pがこの熱ロール4aと
圧接ロール4b間を挟持搬送される間、用紙Pに転写さ
れた複数色のトナー像は溶融して用紙Pに定着する。
【0063】一方、画像形成部3は、イエロー(Y)、
マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4
個の画像形成ユニット21〜24で構成され、この順序
で配設されている。また、3個の画像形成ユニット21
〜23は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)の各色のトナーを用紙Pに転写し、減法混色に基
づくカラー印刷を行うユニットであり、ブラック(B
K)の画像形成ユニット24はモノクロ印刷に使用する
ユニットである。尚、ブラック(BK)の画像形成ユニ
ット24を配設する理由は、モノクロ画像をイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のトナーで溶融
処理することは処理に時間を要するためと、専用の画像
形成ユニットを使用し、ブラック(BK)の正確な色を
再現するためである。
【0064】各画像形成ユニット21〜24は、現像容
器に収納された現像剤(の色)を除き、同じ構成であ
り、感光体ドラムの周面近傍に帯電器、LEDヘッド、
現像器、転写ロールを順次配置する構成である。ここ
で、4個の画像形成ユニット21〜24を代表し、シア
ン用の画像形成ユニット23の例でユニットの構成を説
明する。感光体ドラム25は、その周面が例えば有機光
導電性材料で構成され、感光体ドラム25の周面近傍に
は、帯電器26、LEDヘッド27、現像器28、転写
ロール29が順次配設されている。感光体ドラム25は
矢印方向に回動し、先ず帯電器26からの電荷付与によ
り、感光体ドラム25の周面を一様に帯電する。次に、
LEDヘッド27からの露光により、感光体ドラム25
の周面に静電潜像を形成し、現像器28による現像処理
によりトナー像を形成する。この時、感光体ドラム25
の周面に形成するトナー像は、現像容器28に収納した
シアン(C)色のトナーによる。このようにして感光体
ドラム25の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラ
ム25の矢印方向の回動に伴って転写ロール29の位置
に達し、転写ロール29によって搬送ベルト12上を搬
送される用紙Pに転写される。
【0065】用紙Pの上面に転写されたトナー像は、搬
送ベルト12の移動と共に矢印方向に搬送され、上述と
同様の構成の他の画像形成ユニット21、22によっ
て、用紙P上に形成されたイエロー(Y)トナー、マゼ
ンダ(M)トナーと共に定着部4によって熱定着され、
減法混色に基づくカラー印刷が行われる。例えば、印刷
画像が青色であれば、減法混色に基づき画像形成ユニッ
ト22からマゼンタ(M)のトナーを用紙Pに転写した
後、画像形成ユニット23からシアン(C)のトナーを
用紙Pに転写し、青色画像を実現する。また、例えば、
印刷画像が赤色であれば、画像形成ユニット21からイ
エロー(Y)のトナーを用紙Pに転写した後、画像形成
ユニット22からマゼンタ(M)のトナーを用紙Pに転
写し、赤色画像を実現する。
【0066】図3は上述の各画像形成ユニット21〜2
4に配設されたLEDヘッド(光書き込みヘッド)27
の断面図である。LEDヘッド27はLEDアレイ基板
30上に複数個のLEDアレイチップ31を配設して構
成され、隣接部にLEDドライブ用のドライブIC31
a、31bが配設されている。それぞれのLED発光部
(LEDアレイチップ31)はドライブIC31a、3
1bからボンディングワイヤ32a、32bを介して駆
動信号が送られ、この駆動信号に従って発光する。尚、
同図の33は上述のLED発光部の発光を上述の感光体
ドラム25に結像するセルフォックレンズであり、レン
ズ支持部34によって支持されている。
【0067】尚、LEDアレイ基板30は上記レンズ支
持部34に一体形成された基板支持部35に取り付けら
れ、基板支持部35(レンズ支持部34)は画像形成ユ
ニットの筐体36に取り付けられている。
【0068】図4は上述の機構構成のカラープリンタ1
の制御回路を示す。カラープリンタ1の制御回路は、イ
ンターフェイスコントローラ(以下、I/Fコントロー
ラという)40と、このI/Fコントローラ40に接続
するプリンタコントローラ41で構成され、I/Fコン
トローラ40にはホストコンピュータ42が接続され、
プリンタコントローラ41にはカラープリンタ1内の各
機構部が接続されている。
【0069】I/Fコントローラ40はホストコンピュ
ータ42から出力される印字情報に従って、用紙Pに1
対1で対応するビットマップデータを作成する。尚、I
/Fコントローラ40には表示部44が接続され、各種
表示を行う。また、プリンタコントローラ41は、CP
U45、ROM46、EEPROM47、LEDヘッド
制御部48、ドライバ49、バッファ50で構成されて
いる。CPU45はROM46に記憶するプログラムに
従って印字制御を行い、例えばI/Fコントローラ40
で作成したビットマップデータをLEDヘッド制御部4
8に出力する。また、EEPROM47にはLED素子
の配設ずれ量に基づく補正データが書き込まれている。
本例では、この補正データはLEDアレイチップ31の
副走査方向に対するずれ量に対応する遅延時間のデータ
である。
【0070】LEDヘッド制御部48には上述の画像形
成ユニット21〜24に配設されたイエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)色のト
ナーを対応する感光体ドラムに転写するためのLEDヘ
ッド27Y、27M、27C、27BKが接続されてい
る。尚、ここでLEDヘッド27Yはイエロー(Y)の
画像形成ユニット21に配設された印字ヘッドであり、
LEDヘッド27Mはマゼンダ(M)の画像形成ユニッ
ト22に配設された印字ヘッドであり、同様にLEDヘ
ッド27C、27BKはそれぞれシアン(C)色、ブラ
ック(BK)の画像形成ユニット23、24に配設され
た印字ヘッドである。
【0071】一方、ドライバ49には前述の熱ロール4
a、及び高圧電源部51、直流モータ52、パルスモー
タ53、現像クラッチ54、ベルト上下用モータ55、
待機クラッチ56、定着クラッチ57が接続されてい
る。熱ロール4aは前述のように熱定着部4内に配設さ
れ、ドライバ49から出力する制御信号に従って所定温
度に加熱される。また、高圧電源部51は前述の帯電器
26や転写ロール29に所定の高電圧を印加する回路で
あり、ドライバ49から出力する制御信号によって駆動
する。また、直流モータ52及びパルスモータ53は感
光体ドラム25や各種ロールを回動するためのモータで
あり、ドライバ49から出力する駆動信号によって駆動
する。尚、ベルト上下用モータ55はモノクロ印刷とカ
ラー印刷の切り換えを行う際駆動させるモータである。
【0072】さらに、現像クラッチ54は現像器28内
に設けられた現像ロール28’に上述の直流モータ52
の回転力を伝達し、待機クラッチ56は前述の待機ロー
ル9に上述のパルスモータ53の回転力を伝達し、定着
クラッチ57は前述の定着ロール29に直流モータ52
の回転力を伝達するクラッチである。また、前述の給紙
コロ8に対する駆動信号もこのドライバ49から出力さ
れ、その他各種負荷に対して駆動信号や制御信号を出力
する。
【0073】一方、CPU45にはバッファ50を介し
て各センサ58が接続されている。この各センサ58に
は用紙Pの位置検出センサや、LEDヘッド27の温度
検出センサ等が含まれる。
【0074】図1は上述のLEDヘッド27Y〜27B
K内の回路構成を説明する図である。尚、4個のLED
ヘッド27Y〜27BKは同じ構成であり、図1は何れ
のLEDヘッド27Y〜27BKにも対応する回路図で
ある。また、本例のLEDヘッド27Y〜27BKは何
れも3584個のLED素子で構成され、1個のLED
アレイチップには64個のLED素子が形成されてい
る。したがって、図1に示す1〜64までのLED素子
は、1番目のLEDアレイチップ「1」に搭載され、6
5〜128までのLED素子は、2番目のLEDアレイ
チップ「2」に搭載され、・・・、3521〜3584
までのLED素子は、最後の(56番目の)LEDアレ
イチップ「56」に搭載されている。
【0075】以下、図1の回路を具体的に説明する。シ
フトレジスタ60、61、ラッチ回路62、63、分周
器64、遅延回路68、アンドゲート66、バッファ6
7、及び上述の56個のLEDアレイチップ31で構成
されている。シフトレジスタ60はシリアルイン−パラ
レルアウトのレジスタであり、クロック信号(CLK)
に同期してビットマップデータ(DATA)が入力す
る。シフトレジスタ60は「3584」個のデータを格
納するエリアを有し、全てのエリアにデータが入力する
と、ラッチ信号に同期して、シフトレジスタ60に格納
された「3584」個のデータはラッチ回路62にラッ
チされる。また、ラッチ回路62にラッチされていた前
のデータはアンドゲート66に出力される。
【0076】アンドゲート66も「3584」個のゲー
ト回路で構成され、アンドゲート66に供給されたデー
タはバッファ67を介して対応するLED素子に出力さ
れ、対応するLED素子を供給されたデータに従って発
光する。
【0077】ここで、アンドゲート66にはストローブ
信号が供給され、ストローブ信号の供給タイミングに従
ってビットマップデータはLED素子に出力される。こ
のストローブ信号は、遅延回路68から出力される。
【0078】この遅延回路68は、具体的には56個の
遅延回路68−1〜68−56で構成され、各遅延回路
68−1〜68−56から出力されるストローブ信号の
出力タイミングは、後述するセット値によって決まる。
また、このセット値は前述のEEPROM47に記憶す
る補正データをシフトレジスタ61とラッチ回路63に
よって各遅延回路68−1〜68−56に予め設定した
値である。すなわち、上述のセット値は各LEDアレイ
チップ31の設置位置誤差等による補正値に従った値で
あり、個々の遅延回路68−1〜68−56に設定され
るセット値は異なり、従って各遅延回路68−1〜68
−56を介して出力されるストローブ信号の出力タイミ
ングはそれぞれ異なる。
【0079】図5は上述の遅延回路68−1〜68−5
6の具体的な回路図である。尚、56個の遅延回路68
−1〜68−56は同じ回路構成である。同図におい
て、補正回路68−1(〜68−56)は、2個の減算
カウンタ70、71、インバータ72で構成されてい
る。減算カウンタ70及び71にはシフトレジスタ61
からラッチ回路63を介してセット信号が(SET端子
に)入力し、減算カウンタ70及び71には予めこのセ
ット値(補正値)が設定される。また、減算カウンタ7
0及び71にはそれぞれSTART端子、RST端子、
CLK端子、OUT端子が設けられている。
【0080】減算カウンタ70に設定されたセット値
(補正値)は、START端子に入力するストローブ信
号(STB)の入力により計数を開始し、CLK端子に
供給されるクロック信号(CLK)の入力に同期してカ
ウントダウン処理を行い、クロック信号(CLK)がセ
ット値をゼロ「0」まで計数すると、OUT端子からス
トローブ信号(STBn)の出力を開始する。したがっ
て、減算カウンタ70にセットするセット値はストロー
ブ信号(STBn)の出力開始のタイミングを遅らせる
機能を有する。
【0081】一方、減算カウンタ71のSTART端子
にはインバータ72を介してストローブ信号(STB)
が入力し、従って上述の減算カウンタ70の場合とは逆
に、減算カウンタ71に設定されるセット値は、ストロ
ーブ信号(STB)の出力が停止した時から計数を開始
し、クロック信号(CLK)の入力に同期してカウント
ダウン処理を行い、クロック信号(CLK)がセット値
をゼロ「0」まで計数すると、OUT端子からリセット
信号を減算カウンタ70のRST端子に出力する。この
ため、減算カウンタ70から出力されるストローブ信号
の出力は停止する。したがって、減算カウンタ71にセ
ットするセット値はストローブ信号(STBn)の出力
停止のタイミングを遅らせる機能を有する。
【0082】したがって、図5に示す遅延回路68−1
〜68−56は、セット値に従った時間分ストローブ信
号(STB)の出力を遅らせる構成である。次に、上述
の第1実施形態例の処理動作を説明する。
【0083】先ず、遅延回路68−1〜68−56にセ
ットするセット値(補正値)の設定について説明する。
このセット値(補正値)はLEDアレイチップ31毎の
配設誤差を計算して得られる値である。この計算はLE
Dアレイチップ31をLEDアレイ基板30上の所定位
置に設置し、ドライブIC31a、31bにボンディン
グワイヤ32a、32bを介して接続しLEDヘッドを
制作後、駆動信号を供給して各LED素子を発光させ、
その光を例えばCCDセンサ等の撮像素子で検知するこ
とによりその配設位置のずれを検出する構成である。以
下、図7を用いてこの処理を説明する。
【0084】仮に、プロセス速度(=用紙搬送速度)を
50mm/sとした場合、クロック信号(CLK)の周波数を
10MHz とし、分周器64にて1/100 分周した場合、分
周器64の出力は0.1MHz(10μs/クロック)となり、
1クロックでのプロセス移動距離は0.5 μm/クロック
である。また、遅延回路68を構成する減算カウンタ7
0を8ビットバイナリ減算カウントとした場合、最大25
6 クロックであり128μmの位置制御が可能となる。以
下、具体的な数値を入れて説明する。
【0085】図6はLEDアレイ基板30上に56個の
LEDアレイチップ31を取り付け、不図示のCCD撮
像素子でその位置を測定した時の光点位置のずれ量の測
定結果である。同図に示すように、光点位置のずれ量は
最初のLEDアレイチップ「1」をずれ量ゼロ(0)と
した場合、例えば14番目のLEDアレイチップは−4
0μmずれており、28番目のLEDアレイチップは−
10μmずれており、42番目のLEDアレイチップは
+40μmずれており、56番目のLEDアレイチップ
は+10μmずれている。尚、同図には図示しない他の
LEDアレイチップについても同様にそれぞれずれ量を
有している。
【0086】ここで、本例の補正処理は−(マイナス)
方向へのずれ量が最大の位置を補正距離0とし、この位
置を基準として他のLEDアレイチップの補正距離を設
定する。本例では−40μmの位置を−(マイナス)方
向へのずれ量が最大の位置であるとする。したがって、
例えば1番目のLEDアレイチップの補正距離は+40
μmであり、28番目のLEDアレイチップの補正距離
は+30μmであり、42番目のLEDアレイチップの
補正距離は+80μmであり、56番目のLEDアレイ
チップの補正距離は+50μmである。
【0087】次に、上述の例の場合の補正時間[tn]
を以下の計算式により算出する。すなわち、tn[μ
s]=(1/プロセス速度[mm/s])×1n[μm
×1000 の計算式であり、この計算式によって計算し
た各LEDアレイチップ31の補正時間[tn]は 第1番目のLEDアレイチップの補正時間t1=800 (μs) 第14番目のLEDアレイチップの補正時間t14=0(μs) 第28番目のLEDアレイチップの補正時間t28=600 (μs) 第42番目のLEDアレイチップの補正時間t42=1600(μs) 第56番目のLEDアレイチップの補正時間t56=1000(μs) となる。
【0088】さらに、上述の補正時間から各LEDアレ
イチップの補正値(Cn)を設定する。この場合の関係
式はCn[カウント]=tn[μs]×0.1 [MHz ]で
あり、各LEDアレイチップ31の補正値[Cn]は 第1番目のLEDアレイチップの補正値Cn=80(カウント) 第14番目のLEDアレイチップの補正値Cn=0(カウント) 第28番目のLEDアレイチップの補正値Cn=60(カウント) 第42番目のLEDアレイチップの補正値Cn=160 (カウント) 第56番目のLEDアレイチップの補正値Cn=100 (カウント) となる。
【0089】上記の補正値Cnは前述のEEPROM4
7に記憶され、この補正データは該当する遅延回路68
−1〜68−56(減算カウンタ70及び71)にセッ
トされる。例えば、補正回路68−1には上述の第1番
目のLEDアレイチップの補正値80(Cn=80(カウ
ント))をセットする。また、例えば第14番目の補正
回路68−14には上述の補正値0(Cn=0 (カウン
ト))をセットする。さらに、第28番目の補正回路6
8−28には上述の補正値60(Cn=60(カウン
ト))をセットし、第42番目の補正回路68−42に
は補正値160(Cn=160 (カウント))をセット
し、第56番目の補正回路68−56には補正値100
(Cn=100 (カウント))をセットする。尚、図示し
ない他の補正回路68に対しても同様に計算した補正値
を予めセットする。
【0090】次に、上述の処理によって補正回路68−
1〜68−56に予めセット値(補正値)を設定した
後、印刷処理を開始する。先ず、ホストコンピュータ4
2から出力された印刷データはインターフェイスコント
ローラ40によってビットマップデータに変換され、L
EDヘッド制御部48を介してLEDヘッド27Y〜2
7BKに出力される。
【0091】例えば、ここでデータがLEDヘッド27
Yに出力されたとすると、LEDヘッド27Yは前述の
ように図1に示す回路構成であり、上述のビットマップ
データはクロック信号(CLK)に同期して順次シフト
レジスタ60に供給される。そして、前述のように、ラ
ッチ信号に従ってラッチ回路62にラッチされ、アンド
ゲート66に出力される。
【0092】一方、各遅延回路68−1〜68−56に
は、前述のように対応するLEDアレイチップの配設誤
差に基づく補正値が設定されており、ストローブ信号の
入力により各遅延回路68−1〜68−56内の減算カ
ウンタ70及び71は設定されたセット値を減算処理
し、セット値に従って遅延させたタイミングのストロー
ブ信号(STBn)を対応するアンドゲート66に出力
する。したがって、LEDアレイチップの配設誤差に従
って遅延したストローブ信号(STBn)がアンドゲー
ト66に出力され、対応するLEDアレイチップを発光
する。
【0093】図8はこのことを説明するタイムチャート
であり、本来のストローブ信号(STB)の出力タイミ
ングに対し、セット値に対応する時間tだけ遅延してス
トローブ信号の出力を開始し、時間tだけストローブ信
号の出力停止を遅らせる。例えば、遅延回路68−1の
場合、セット値が80であるので対応する時間800μ
sだけ遅れたストローブ信号が出力され、ずれの無い位
置に印字することができる。また、遅延回路68−28
の場合、セット値が60であるので対応する時間600
μsだけ遅れたストローブ信号が出力され、ずれの無い
位置に印字することができる。
【0094】その他の遅延回路の場合も同様であり、遅
延回路68−42ではセット値が160であるので対応
する時間1600μsだけ遅れたストローブ信号を出力
し、遅延回路68−56ではセット値が100であるの
で対応する時間1000μsだけ遅れたストローブ信号
を出力し、ずれの無い位置に印字を行うことができる。
【0095】尚、その他のLEDアレイチップ31につ
いても同様であり、ずれ量に対応する時間だけ遅延した
ストローブ信号を出力することでずれの無い位置に画像
を印字することができる。
【0096】図9は上述の処理を説明するタイムチャー
トである。同図に示すように、先ずセット値の設定を各
遅延回路68−1〜68−56に行う。この処理は、図
9のIに示すタイミングで実行される。この時使用され
るラッチ信号(ラッチ2)はシフトレジスタ61から出
力されるデータをラッチ回路63にラッチするものであ
る。
【0097】一方、上述のシフトレジスタ60にはLE
Dヘッド制御部48からクロック信号(CLK)に同期
してビットマップデータが供給され、1ライン分のビッ
トマップデータがシフトレジスタ60に格納されると、
ラッチ信号(ラッチ1信号)に同期してラッチ回路62
に1ライン分のビットマップデータがラッチされる。そ
して、ラッチ回路62にラッチされたビットマップデー
タは、アンドゲート66に出力され、上述の各タイミン
グで出力されるストローブ信号に従って対応するLED
アレイチップ31内のLED素子を駆動する。
【0098】例えば、元の(基本の)ストローブ信号を
(STB)とすると、遅延回路68−1から時間t1遅
延したストローブ信号(STB1)が第1番目のLED
アレイチップ「1」に出力される。この遅延時間t1は
感光体ドラム25が、基準位置から40μm移動する時
間であり、ストローブ信号(STB1)の出力に従って
感光体ドラム25に形成される静電潜像は位置ずれのな
いものとなる。したがって、この静電潜像を現像し、用
紙P上に印字した時、LEDアレイチップ31の配設誤
差が補正された印字画像となる。
【0099】同様に、例えば補正回路68−28から時
間t28遅延したストローブ信号(STB28)は、第
28番目のLEDアレイチップ「28」を構成するLE
D素子に供給され、この遅延時間t28は感光体ドラム
25が30μm移動する距離に対応する時間であり、ス
トローブ信号(STB28)に従って補正された画像は
用紙P上の正確な位置に印字される。さらに、補正回路
68−42や68−56から出力されるストローブ信号
(STB42、56)についても同様であり、対応する
LEDアレイチップ「42」や「56」に供給され、L
EDアレイチップ31の配設誤差が補正された位置に印
字される。
【0100】以上のように、本例によればLEDアレイ
チップ31の配設誤差を補正し、用紙Pの正確な位置に
印字を行うことができる。また、本例によれば、遅延さ
せたストローブ信号によって印字位置の補正が容易にで
きるので、光書き込みヘッドの機構組立を簡単にし、光
書き込みヘッドの製造を効率よく行い、製造歩留まりを
改善できる。
【0101】尚、本例によればLEDアレイチップ31
毎に補正回路68−1〜68−56を設け、LEDアレ
イチップ31の配設誤差に基づく補正値をストローブ信
号の出力時間を遅延させて行ったが、LEDアレイチッ
プ31単位ではなく、個々のLED素子毎にストローブ
信号の遅延時間を設定してもよい。かかる場合、個々の
LED素子毎に副走査方向の位置誤差が補正され、用紙
Pの正確な位置に印字を行うことができる。
【0102】また、上述の実施形態例によれば、本例の
光書き込みヘッドの駆動装置について説明したが、個々
の手段を実行する手段、例えばEEPROM47で構成
される記憶手段、CPU45及びLED素子で構成され
る駆動手段、遅延回路68−1〜68−56で構成され
る駆動タイミング制御手段は、これらの具体的回路に限
定されるものではない。
【0103】また、これらの手段はプログラム処理によ
っても実現でき、例えば上記手段に代えて、記憶処理、
駆動処理、駆動タイミング制御処理を順次行う光書き込
みヘッドの駆動方法であってもよい。 《第2の実施形態例》次に、本発明の第2の実施形態例
を説明する。
【0104】上述の実施形態例は、LED(チップ)の
配設ズレに対応するための応用例であるが、本発明のス
トローブ信号を使用した技法は、この例に限らず、LE
D素子が形成する画像の副走査方向の位置調整に対して
は全て応用が可能であることを示すものである。
【0105】すなわち、タンデム方式の画像形成装置で
各色のLEDヘッドが、ヘッド全体としての配設位置
が副走査方向(Y方向)に対してずれている場合、ヘ
ッドの右端と左端で副走査方向に対してズレ量が異なる
いわゆるθ方向ズレの場合、感光ドラムの駆動系にお
ける回転ムラやドラムの偏心による回転ムラなどに対向
するための画像形成位置の補正や、搬送ベルト等の搬送
駆動系の回転ムラに対向するための画像形成位置の補
正、等々、副走査方向に対する画像形成位置の補正を行
う場合に使用できる。
【0106】これらの場合の応用は、上記各補正の目的
に応じて、Y方向ズレ量、θ方向ズレ量、感光体
ドラムの回転ムラ量や搬送ベルトの回転ムラ量、を実際
にテストチャートに画像形成し、更に調整量を測定し、
これに対応する補正データをEEPROMに記憶させて
LEDを駆動制御することによって達成することができ
る。
【0107】以下具体的に説明する。本例においても前
述の実施形態例で使用した図面を一部使用するものであ
り、図2に示すタンデム方式のカラープリンタ1、図4
に示すシステム図、LEDヘッド内の回路構成を示す図
1等の図面を使用する。 <副走査方向(Y方向)の位置補正>図10は基準画像
に対する非基準画像のずれ量を検出するテストチャート
である。同図(a)は基準画像を示す点線ラインであ
り、本例ではモノクロ用のブラック(BK)の画像形成
ユニット24の印字ヘッド27BKが作成する画像を基
準画像とする。そして、同図(b)に示すCの点線ライ
ンは、例えばシアン(C)の画像形成ユニット23の印
字ヘッド27Cが作成する非基準画像である。したがっ
て、この場合ブラック(BK)の基準画像に対するシア
ン(C)(非基準画像)の副走査方向のずれ量を測定
し、その結果をEEPROM47に書き込み、このデー
タに基づいて前述の遅延回路68−1〜68−56にセ
ット値を設定すればよい。
【0108】具体的には、「1」〜「56」までのLE
Dアレイチップ毎に基準画像に対する補正データを作成
し、前述の図1の遅延回路68−1〜68−56にセッ
ト値として設定する。このように構成することにより、
例えばシアン(C)の光書き込みヘッドからは、補正さ
れた非基準画像の印字が行われ、ブラック(BK)のL
EDヘッド27BKに対するシアン(C)のLEDヘッ
ド27Cの印字位置ずれを補正することができる。
【0109】尚、他の画像形成ユニット21、22にお
いても同様であり、図10に示すテストチャートによ
り、ブラック(BK)の基準画像に対するイエロー
(Y)(非基準画像)のずれ量を測定し、またブラック
(BK)の基準画像に対するマゼンダ(M)(非基準画
像)のずれ量を測定し、その結果をEEPROM47に
書き込む。そして、このデータに基づくセット値を対応
するLEDヘッド22Y、22M内の遅延回路68−1
〜68−56に設定し、印字位置ずれのない画像を作成
することができる。 <θ方向の位置補正>図11は基準画像に対するθ方向
の位置補正を示すテストチャートである。前述と同様、
同図(a)は基準画像を示す点線ラインであり、本例で
もモノクロ用のブラック(BK)の画像形成ユニット2
4の印字ヘッド27BKが作成する基準画像である。そ
して、同図(b)に示すCの点線ラインは、例えばシア
ン(C)の画像形成ユニット23の印字ヘッド27Cが
作成する非基準画像である。この場合、ブラック(B
K)の基準画像に対してシアン(C)の非基準画像は角
度θのずれを有する。
【0110】したがって、この結果をEEPROM47
に書き込み、このデータに基づいて前述の遅延回路68
−1〜68−56にセット値を設定すればよい。具体的
な処理は、上述のY方向補正と同様であり、遅延回路6
8−1〜68−56に設定したセット値に従って、例え
ばシアン(C)の光書き込みヘッドから補正されたタイ
ミングの印字データを出力し、ブラック(BK)の基準
画像に対して印字位置ずれのない補正を行う。また、他
の画像形成ユニット21、22においても、図11に示
すテストチャートにより、ブラック(BK)の基準画像
に対して印字位置ずれのないイエロー(Y)及びマゼン
ダ(M)の補正を行う。 <ドラムの回転ムラやベルトの回転ムラに対するずれ補
正>この場合にもテストチャートを用いて基準画像に対
する位置ずれ量を測定し、その結果に基づく補正量をセ
ット値として遅延回路68−1〜68−56に書き込
む。尚、テストチャートの印字結果は特には図示しない
が、ブラック(BK)に対するイエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンダ(M)の非基準画像を印字し、各色毎
に補正を行う。
【0111】このように構成することにより、ブラック
(BK)の基準画像に対する各色の印字ずれを正確に補
正することができる。また、本例によれば、遅延させた
ストローブ信号によって印字位置の補正が容易にできる
ので、光書き込みヘッドの機構組立を簡単にし、光書き
込みヘッドの製造を効率よく行い、製造歩留まりを改善
できる。
【0112】尚、上述の例は感光体ドラム25の回転ム
ラや搬送ベルト12の回転ムラによる各LEDアレイチ
ップ31の印字位置ずれの補正であったが、他の駆動系
の回転ムラに基づく、いわゆるワウフラッタに対しても
同じ方式で対応できる。
【0113】また、本例では光書き込みヘッドの駆動装
置として説明したが、個々の手段を実行する手段、例え
ばCPU45等で構成される算出手段や書き込み手段、
EEPROM47で構成される記憶手段、遅延回路68
で構成される駆動タイミング制御手段は、これらの具体
的回路に限定されるものではない。
【0114】また、これらの手段はプログラム処理によ
っても実現でき、例えば上記手段に代えて、算出処理、
書き込み処理、駆動タイミング制御処理を順次行う光書
き込みヘッドの駆動方法であってもよい。 《第3の実施形態例》次に、本発明の第3の実施形態例
を説明する。
【0115】前述の2つの実施形態例は、LED素子の
発光出力の低下をストローブ信号(STB)の出力時間
を遅延する処理によって対応した。しかし、本例は画像
データを読み出す際のアドレス制御によって対応するも
のである。
【0116】本例の構成は、前述の2つの実施形態例で
説明した図4のシステム構成図を使用するものであり、
更に図12に示す補正回路を付加する。すなわち、イン
ターフェイスコントローラ40及びプリンタコントロー
ラ41は前述の図4の構成と同様であり、ホストコンピ
ュータ42から出力された画像データがビットマップデ
ータに変換され、例えば不図示のフレームメモリに記憶
される。尚、図12ではインターフェイスコントローラ
40及びプリンタコントローラ41をまとめて1つのブ
ロックで示している。
【0117】インターフェイスコントローラ41に記憶
されたビットマップデータは、対応するLEDヘッド2
7Y〜27BKに出力される。本例は、上述のインター
フェイスコントローラ40(プリンタコントローラ4
1)と各LEDヘッド27Y〜27BK間に補正回路8
0Y〜80BKを配設する構成である。この補正回路8
0Y〜80BKは、それぞれ対応する色のビットマップ
データを対応する光書き込みヘッドに出力する際、読出
しアドレスを指定し、印字位置のずれ量を補正するもの
である。
【0118】図13は、上述の補正回路80Y〜80B
Kの構成を具体的に説明する図である。尚、4個の補正
回路80Y〜80BKは全て同じ構成であり、代表して
補正回路80Yの例で説明する。
【0119】補正回路80Yは、入力制御部81、デー
タバッファ82、出力制御部83、アドレス制御部8
4、各LEDアレイチップずれ量格納メモリ(以下、単
にずれ量格納メモリという)85、加算器86、マルチ
プレクサ87で構成されている。入力制御部81はイン
ターフェイスコントローラ40(プリンタコントローラ
41)から出力される画像データを第2の記憶手段とし
てのデータバッファ82に出力し、データバッファ82
に例えば20ライン分のビットマップデータを格納す
る。
【0120】ここで、データバッファ82に格納される
ビットマップデータは、アドレス制御部84から出力さ
れる書き込みアドレス(ライトアドレス)の指示するア
ドレスに書き込まれる。また、書き込みアドレス(ライ
トアドレス)には主走査方向アドレスと副走査方向アド
レスがあり、マルチプレクサ87を介してデータバッフ
ァ82に出力される。
【0121】データバッファ82に格納されたビットマ
ップデータ(画像データ)は、読出し制御手段としての
アドレス制御部84から出力される主走査方向リードア
ドレスと、副走査方向リードアドレスによって読出され
る。また、第1の記憶手段としてのずれ量格納メモリ8
5には光書き込みヘッドに形成されたLEDアレイチッ
プ31のずれ量が記憶されている。そして、ずれ量格納
メモリ85に記憶した補正データを加算器86に出力
し、副走査方向リードアドレスに上記補正データを加算
し、マルチプレクサ87を介してデータバッファ82に
出力する。
【0122】データバッファ82は、主走査方向のリー
ドアドレスと副走査方向リードアドレスによって指定さ
れるアドレス領域からビットマップデータを読み出し、
出力制御部83を介してデータを対応するLEDヘッド
22に出力する。
【0123】図14はずれ量格納メモリ85に記憶する
補正データの例を説明し、且つデータバッファ82に格
納するデータのアドレス座標を説明するものである。先
ず、同図(a)はずれ量格納メモリ85に記憶する補正
データの例であり、この補正データは前述の第1実施形
態例で説明した方法で作成する。すなわち、前述の図3
に示すLEDアレイ基板30上に56個のLEDアレイ
チップ31を取り付け、不図示のCCD撮像装置でその
位置を測定した時の光点位置のずれ量の測定結果得られ
るデータである。このようにして得た上記測定結果か
ら、補正データを計算し、その計算結果を補正データと
してずれ量格納メモリ85に記憶する。尚、測定結果か
ら得られた補正データを一旦EEPROM47に記憶し
た後、ずれ量格納メモリ85に記憶する構成としてもよ
い。
【0124】本例の光書き込みヘッドは1ラインに56
個のLEDアレイチップを使用するが、説明上第1番目
から第8番目までのLEDアレイチップに対応する補正
データを説明する。すなわち、図14(a)に示すよう
に、第1番目と第4番目と第8番目のLEDアレイチッ
プを基準位置とすると、第2番目のLEDアレイチップ
は基準のLEDアレイチップに対して−1であり(基準
のLEDアレイチップに対して進み方向を−(マイナス
で示すことは前述の図16の場合と同じ)、3番目のL
EDアレイチップは−2であり、5番目のLEDアレイ
チップは+1であり(基準のLEDアレイチップに対し
て遅れ方向を+(プラス)で示すすことは前述の図16
と同じ)、6番目のLEDアレイチップは+2であり、
7番目のLEDアレイチップは+1である。したがっ
て、この補正データが各補正回路80Y〜80BKのず
れ量格納メモリ85に記憶される。
【0125】次に、第3実施形態例の処理動作を説明す
る。先ず、ホストコンピュータ42から出力された印刷
データはインターフェイスコントローラ40によってビ
ットマップデータに変換され、対応する補正回路に出力
される。ここで、例えば補正回路80Yの場合、イエロ
ー(Y)のビットマップデータがインターフェイスコン
トローラ40(プリンターコントローラ41)から補正
回路80Yに供給される。
【0126】この時、データバッファ82に書き込まれ
る画像データは1ライン毎に供給され、且つ56個のL
EDアレイチップに対応して第1番目のLEDアレイチ
ップ「1」に対応するデータから順次、第2番目のLE
Dアレイチップ「2」、第3番目のLEDアレイチップ
「3」、・・・の順にデータが書き込まれる。この時の
アドレス指定は主走査方向、及び副走査方向のライトア
ドレスに従って実行され、このアドレス指定はデータバ
ッファ82の最上段の記憶エリアから順次最下段の記憶
エリアまで順番に20ライン分のビットマップデータが
通常処理と同様に書き込まれる。
【0127】上述のようにしてデータバッファ82に格
納された画像データは、アドレス制御部84から出力さ
れるリードアドレスによって読出される。このデータ読
出し処理はアドレス制御部84から出力される主走査方
向及び副走査方向のリードアドレスに従って実行され、
この時ずれ量格納メモリ85に記憶された補正データは
副走査方向のリードアドレスに加算され、データバッフ
ァ82に出力される。
【0128】以下、図14に示す例に従って説明する。
先ず、アドレス制御部84は副走査方向のリードアドレ
スに従って指定されるラインのビットマップデータを順
次読出す。例えば、当該ラインが図14(b)に点線矢
印で示す12ライン前のアドレスである場合(但し、こ
の場合の基準ラインは同図(b)の最下位ラインであ
る)、主走査方向のリードアドレスに従って第1番目の
LEDアレイチップに対応する64ビットのビットマッ
プデータから、第2番目、第3番目、・・・の順にアド
レス指定される。この時、第3番目のLEDアレイチッ
プに対応する64ビットのビットマップデータの記憶エ
リア(同図(b)にaで示す)は、12ライン前のアド
レス領域である。このアドレス指定に従って64ビット
のデータがLEDヘッド27Yに読出される。したがっ
て、この時LEDヘッド27Yに読出される64ビット
のデータは、12ライン前の第3番目に位置するLED
アレイチップ「3」の64ビットのデータであり、本来
のデータに対して2ライン分早く出力されることにな
る。
【0129】次に、上述の点線矢印の走査ライン(12
ライン目)の読出し処理を継続し、不図示の第56番目
のLEDアレイチップ「56」まで達すると次のライン
(第11ライン)の読み出し処理を行う。このラインで
は、第2番目に位置するLEDアレイチップの64ビッ
トのビットマップデータがアドレス指定される(図15
(b)のb)。したがって、この64ビットのデータは
本来のデータに対して1ライン早く出力される。
【0130】さらに、次のライン(第10ライン)の読
み出し処理を行い、印字ずれのない第1番目、第4番
目、第8番目、・・・の64ビットのデータをLEDヘ
ッド27Yに出力する。以下同様にして、第9ライン目
については第5番目、第7番目等のLEDアレイチップ
に対応する64ビットデータをLEDヘッド27Yに出
力し、第8ライン目については第6番目等のLEDアレ
イチップに対応する64ビットデータをLEDヘッド2
7Yに出力する。
【0131】以上のように制御することによって、基準
ラインまでの印字処理を終了すると、データバッファ8
2に格納されたデータはLEDヘッド27Yに出力さ
れ、図15(b)に実線で示す凹凸のある階段状の1ラ
インのデータはLEDヘッド27Yから感光体ドラム2
5に光書き込みされる。尚、図示しないが、他のライン
についても同様であり、同じ光書き込みヘッドであれば
LEDアレイチップは同方向にずれているので、同様に
同じライン分だけずらすことによって印字位置の補正が
できる。
【0132】図15は、このことを説明する図である。
すなわち、同図(a)に示すLEDアレイチップの位置
ずれが生じている場合、上述の読出し制御によりデータ
バッファ82からは同図(b)に示すタイミングでビッ
トマップデータが出力されるが、前述のように補正デー
タに基づく副走査方向のリードアドレスに従ったデータ
であり、LEDヘッド27Yからの露光により感光体ド
ラム25に形成される画像(静電潜像)は図15(c)
に示すような正確な印字画像となる。
【0133】以上のように、本例によればLEDアレイ
チップ31の配設誤差を補正し、用紙Pの正確な位置に
印字ずれなく印刷することができる。また、本例によれ
ば、アドレス制御によって印字位置の補正が容易にでき
るので、光書き込みヘッドの機構組立を簡単にし、光書
き込みヘッドの製造を効率よく行い、製造歩留まりを改
善できる。
【0134】尚、本例においてもLEDアレイチップ3
1に形成されるLED素子毎に副走査方向に対するずれ
量を補正データとしてずれ量格納メモリ85に記憶し、
個々のLED素子毎に配設誤差に基づくアドレス指定を
行う構成としてもよい。 《第4の実施形態例》次に、本発明の第4の実施形態例
を説明する。
【0135】本例はLEDアレイチップの配設誤差を、
多数のLEDアレイチップの中からサンプリングしたチ
ップに対して誤差測定し、全体のLEDアレイチップの
Y方向のずれを補正する発明である。
【0136】本例においても、前述の3つの実施形態例
で説明した図4のシステム構成図を使用し、更に図16
に示す補正回路を付加するものである。すなわち、イン
ターフェイスコントローラ40及びプリンタコントロー
ラ41は前述の図4の構成と同様であり、ホストコンピ
ュータ42から出力された画像データがビットマップデ
ータに変換され、インターフェイスコントローラ40の
不図示のフレームメモリに展開される。
【0137】インターフェイスコントローラ40に記憶
されたビットマップデータは、対応するLEDヘッド2
7Y〜27BKに出力される。本例においても、上述の
インターフェイスコントローラ40(プリンタコントロ
ーラ41)と各LEDヘッド27Y〜27BK間に補正
回路90が設けられている。尚、この補正回路90は、
各色に対応して90Y〜90BKの4個の補正回路で構
成されている。また、これらの補正回路90Y〜90B
Kは、それぞれ対応する色のビットマップデータを対応
する光書き込みヘッドに出力する際、Y方向の印字位置
ずれを補正するものである。
【0138】図16に示すように各補正回路90Y〜9
0BKは、制御回路とEEPROMで構成されている。
すなわち、補正回路90Yは制御回路90Y−1とEE
PROM90Y−2で構成され、補正回路90Mは制御
回路90M−1とEEPROM90M−2で構成され、
補正回路90Cは制御回路90C−1とEEPROM9
0C−2で構成され、補正回路90BKは制御回路90
BK−1とEEPROM90BK−2で構成されてい
る。
【0139】また、各色の補正回路90Y〜90BKの
構成は全て同じであり、図17にその構成を示す。尚、
図17は基本的に前述の図13と同じであるが、アレイ
チップのずれ量を記憶するメモリはEEPROMで構成
され、EEPROMにずれ量を書き込んだ後、装置に装
着する構成である。また、本例においては、上記EEP
ROM以外の回路を制御回路としている。以下、補正回
路90Y〜90BKを代表して補正回路90Yの構成を
説明する。
【0140】補正回路90Yは前述のように制御回路9
0Y−1とEEPROM90Y−2で構成され、制御回
路90Y−1は、入力制御部91、データバッファ9
2、出力制御部93、アドレス制御部94、加算器9
5、マルチプレクサ96で構成されている。一方、EE
PROM90Y−2は補正回路90Yに対して(装置に
対して)着脱自在に構成され、LEDアレイチップのず
れ量が格納されている。
【0141】入力制御部91は、前述の実施形態例と同
様、インターフェイスコントローラ40(プリンタコン
トローラ41)から出力される画像データをデータバッ
ファ92に出力し、データバッファ92に例えば20ラ
イン分のビットマップデータを格納する。ここで、デー
タバッファ92に格納されるビットマップデータは、ア
ドレス制御部94から出力される書き込みアドレスの指
示するアドレスに書き込まれる。また、この書き込みア
ドレスはマルチプレクサ96を介してデータバッファ9
2に出力される。
【0142】データバッファ92に格納されたビットマ
ップデータ(画像データ)は、アドレス制御部94から
出力されるリードアドレスによって読出される。一方、
EEPROM90Y−2には光書き込みヘッドに形成さ
れたLEDアレイチップのずれ量が記憶されている。そ
して、このEEPROM90Y−2に記憶した補正デー
タを加算器95に出力し、副走査方向のリードアドレス
に上記補正データを加算し、マルチプレクサ96を介し
てデータバッファ92に出力する。
【0143】ここで、上述のEEPROM90Y−2に
記憶されている補正データの作成処理を以下に説明す
る。図18(a)、(b)は、補正データの作成を説明
する図である。同図(a)、(b)に示す横軸は、LE
Dアレイチップのチップ数を示し、本例では56個のL
EDアレイチップがライン状に配設されている。
【0144】先ず、同図(a)において、LEDアレイ
チップがライン状に配設されているとしても、前述のよ
うに各アレイチップには実装誤差があり、またLEDア
レイチップと感光体間に配設されるSLA(セルフォッ
クレンズアレイ)にもねじれ等が生じ、各LEDアレイ
チップはそれぞれずれて配設される。ここで、本例にお
いては、ずれを測定するLEDアレイチップを特定す
る。例えば、なるべく等間隔になるように、5個のLE
Dアレイチップ「1」、「14」、「28」、「4
2」、「56」を選択する。そして、これらのLEDア
レイチップについてずれ量を測定する。
【0145】尚、このずれ量の測定は、例えばLEDア
レイ基板上に56個のLEDアレイチップを取り付け、
不図示のCCD撮像装置でその位置を測定して得られ
る。図18(b)に示す5個の黒点a1〜a5は上述の
測定結果得られたずれ量を図のプロットしたものであ
る。
【0146】このようにして得た上記測定結果から、全
てのLEDアレイチップのずれ量を計算し、補正データ
とする。本例では近似式を用いて他のLEDアレイチッ
プのずれ量を計算する。具体的には以下の計算式を使用
する。
【0147】 チップ2〜14 :△yn =−l1-n /l1-13×y14 チップ15〜28:△yn =−y14−{(l14-n/l
14-28 )×(y28−y14)} チップ29〜42:△yn =−y28−{(l28-n/l
28-42 )×(y42−y28)} チップ43〜56:△yn =−y42−{(l42-n/l
42-56 )×(y56−y42)} (△yn =各LEDチップのズレ量近似値,yx =サン
プリングしたチップのズレ量,l=チップ間寸法(各チ
ップ間寸法は一定)) すなわち、LEDアレイチップ「1」〜「14」の補正
値△ynについて、LEDアレイチップ「1」〜「14」
間の任意のアレイチップnには傾きL1-n /L1-13があ
り、この傾きに上述の測定誤差値y14を掛けた結果が任
意のアレイチップnの誤差値である。尚、−(マイナ
ス)が付加されている理由は、誤差を補正するための補
正値を算出するためである。
【0148】また、LEDアレイチップ「14」〜「2
8」の補正値△ynについて、LEDアレイチップ「1
4」〜「28」間の任意のアレイチップnには、前述と
同様に傾きL14-n/L14-28 があり、この傾きに上述の
測定誤差値y28からy14 を差し引いた値を掛けた結果が
任意のアレイチップnの誤差値である。尚、−(マイナ
ス)が付加されている理由は上述と同じであり、更に測
定誤差値y14を差し引く理由は、上記得られた結果は前
の補正値からの累積であり、上記結果からy14を減算し
て補正値(△yn)とする。
【0149】次に、LEDアレイチップ「28」〜「4
2」の補正値△ynについて、LEDアレイチップ「2
8」〜「42」間の任意のアレイチップnには、前述と
同様に傾きL28-n/L28-42 があり、この傾きに上述の
測定誤差値y42からy28 を差し引いた値を掛けた結果が
任意のアレイチップnの誤差値であり、上述と同様、上
記結果からy28を減算して補正値(△yn)とする。
【0150】さらに、LEDアレイチップ「42」〜
「56」の補正値△ynについても同様であり、LEDア
レイチップ「42」〜「56」間の任意のアレイチップ
nには、前述と同様に傾きL42-n/L42-56 があり、こ
の傾きに上述の測定誤差値y56からy42 を差し引いた値
を掛けた結果が任意のアレイチップnの誤差値であり、
上記結果からy42を減算して補正値(△yn)とする。
【0151】以上の計算結果から、図18(b)に点線
で示す近似誤差に対する各LEDアレイチップの補正値
が計算でき、この補正値を前述のEEPROM90Y−
2に書き込む。
【0152】図19は上述のEEPROM90Y−2へ
の補正値の書き込み処理を説明する図である。同図にお
いて、パーソナルコンピュータ(PC)97は、補正デ
ータを書き込む際の編集処理を行い、パーソナルコンピ
ュータ97に供給された補正データは、パーソナルコン
ピュータ97の制御によってEEPROMライタ98に
出力される。EEPROMライタ98は、CPU99と
前述のEEPROM90Y−2で構成され、CPU99
は供給された補正データをEEPROM90Y−2に書
き込む際の書込み制御を行う。
【0153】このようにして補正データが書き込まれた
EEPROM90Y−2は、装置(制御基板)に取り付
けられ、前述の図17に示すEEPROM90Y−2と
して機能する。すなわち、この補正データによって主走
査方向、及び副走査方向のリード信号によって読み出さ
れ、前述の第3実施形態例と同様にして画像データに加
算され、データバッファ92に出力される。このように
してデータバッファ92に出力されるデータはLEDア
レイチップに対する配設等の誤差が補正されたデータで
あり、出力制御部93を介して印字ヘッド27Yに出力
され、対応するLEDアレイチップからの発光を正確な
位置に行う。
【0154】尚、上述の例ではイエロー(Y)に対する
処理を中心に説明したが、他のマゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)についても同様に処理するこ
とができる。
【0155】尚、本例の説明ではLEDアレイチップに
対する処理を説明したが、他の光書き込み素子のアレイ
チップであれば同様に実施できる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果が発生する。一の発明によれば、記憶手
段に記憶した補正データに基づき光書き込み素子の発光
タイミングを制御し、副走査方向にずれた光書き込み素
子個々の印字位置補正ができる。
【0157】また、その実施態様によれば、所定個の光
書き込み素子が形成されたアレイチップ間の配設のずれ
を補正し、副走査方向にずれたアレイチップの印字位置
を正確に補正できる。
【0158】さらに、上記発明により光書き込みヘッド
の機構組立を容易にし、光書き込みヘッドの製造を効率
よく行い、製造歩留まりを改善できる
【0159】の発明によれば、例えばバッファに記憶
した画像データの読出しアドレス制御により、副走査方
向にずれた光書き込み素子個々の印字位置補正ができ
る。
【0160】また、その実施態様によれば、所定個の光
書き込み素子が形成されたアレイチップ間の配設のずれ
を補正し、副走査方向にずれたアレイチップの印字位置
を正確に補正できる。
【0161】一の発明によれば、光書き込み素子が形成
された多数のアレイチップ中で、少ない数のアレイチッ
プの配設ずれを測定することにより、アレイチップの配
設ずれを補正できるので、全てのアレイチップの配設ず
れを測定するのに比べ、時間及び労力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例の光書き込みヘッドの回路図で
ある。
【図2】第1の実施形態の例を説明するカラープリンタ
の全体構成図である。
【図3】各画像形成ユニットに配設されたLEDヘッド
(光書込記録ヘッド)の断面図である。
【図4】実施形態例の光書き込みヘッドの回路図であ
る。
【図5】遅延回路の具体的な回路図である。
【図6】ずれ量の平均値を示す一例である。
【図7】補正データを計算する処理を説明するタイムチ
ャートである。
【図8】遅延回路のタイムチャートである。
【図9】ストローブ信号の出力制御を説明するタイムチ
ャートである。
【図10】基準画像に対する非基準画像のY方向ずれ量
を検出するテストチャートであり、同図(a)は基準画
像を示す点線ラインであり、同図(b)に示すCの点線
ラインは、例えばシアン(C)の印字ヘッドが作成する
非基準画像である。
【図11】基準画像に対する非基準画像のθ方向ずれ量
を検出するテストチャートであり、同図(a)は基準画
像を示す点線ラインであり、同図(b)に示すCの点線
ラインは、例えばシアン(C)の印字ヘッドが作成する
非基準画像である。
【図12】第2の実施形態例のシステム構成図である。
【図13】補正回路の回路構成である。
【図14】(a)はLEDアレイチップの位置ずれを説
明する図であり、(b)はデータバッファから画像デー
タを読み出す際のアドレス指定の順序を説明する図であ
る。
【図15】(a)はLEDアレイチップの位置ずれが生
じている状態を示す図であり、(b)は補正データに基
づく副走査方向のリードアドレスに従ったデータの読出
し状態を説明する図であり、(c)は補正処理の結果得
られる正確な印字画像を示す図である。
【図16】第4実施形態例の補正回路を含むシステム構
成図である。
【図17】第4実施形態例の補正回路の具体例である。
【図18】(a)、(b)は、補正データの作成を説明
する図である。
【図19】EEPROMへの補正値の書き込み処理を説
明する図である。
【図20】従来例の光書き込みヘッドの回路図である。
【図21】従来例の光書き込みヘッドの動作タイミング
を説明する図である。
【図22】副走査方向に配置ずれがある場合に印字ずれ
を生じる状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 カラープリンタ 2 用紙供給/搬送機構 3 画像形成ユニット部 4 定着部 4a 熱ロール 4b 圧接ロール 5 給紙カセット 6 用紙搬送系 8 給紙コロ 9 待機ロール 10、11 駆動ロール 12 搬送ベルト 14 搬送ガイド板 15、16 搬送ロール 17 排紙ガイド 18 排紙ロール 21、22、23、24 画像形成ユニット 25 感光体ドラム 26 帯電器 27 LEDヘッド 27Y、27M、27C、27BK LEDヘッド 28 現像器 28’現像ロール 29 転写ロール 30 LEDアレイ基板 31 LEDアレイチップ 31a、31b ドライブIC 32a、32b ボンディングワイヤ 33 セルフォックレンズ 34 レンズ支持部 35 基板支持部 36 筐体 40 インターフェイスコントローラ 41 プリンタコントローラ 42 ホストコンピュータ 44 表示部 45 CPU 46 ROM 47 EEPROM 48 LEDヘッド制御部 49 ドライバ 50 バッファ 51 高圧電源部 52 直流モータ 53 パルスモータ 54 現像クラッチ 55 ベルト上下用モータ 56 待機クラッチ 57 定着クラッチ 58 各センサ 60、61 シフトレジスタ 62、63 ラッチ回路 64 分周器 66 アンドゲート 67 バッファ 68、68−1〜68−56 遅延回路 70、71 減算カウンタ 72 インバータ 80Y〜80BK、90Y〜90BK、 補正回路 81、91 入力制御部 82、92 データバッファ 83、93 出力制御部 84、94 アドレス制御部 86、95 加算器 87、96 マルチプレクサ 97 パーソナルコンピュータ 98 EEPROMライタ 99 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 一隆 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 市村 裕 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 秋田 幸雄 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 松岡 吉幸 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 耕造 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 小林 勉 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−84972(JP,A) 特開 昭63−37951(JP,A) 特公 平3−62352(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 B41J 2/385 B41J 2/45 B41J 2/455

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に一列のアレイ状に並んだ多
    数の光書き込み素子を有する光書き込みヘッドにより、
    感光材料を露光して光記録を行う光書き込みヘッド駆動
    装置において、前記光書き込み素子の副走査方向に対す
    る配置ずれ量を補正データとして記憶する第1の記憶手
    段と、ビットマップデータに変換された画像データを複
    数ライン分記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶
    手段に記憶した補正データに従って前記第2の記憶手段
    に記憶した画像データのアドレスを指定し、光書き込み
    素子の副走査方向に対するずれが修正されるアドレスの
    画像データを読み出す読出し制御手段と、該読出し制御
    手段によって読み出された画像データに基づいて前記感
    光材料に露光を行う露光制御手段と、を有することを特
    徴とする光書き込みヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶手段に記憶する補正デー
    タは、前記光書き込み素子を所定数形成したチップアレ
    イの配置ずれ量であることを特徴とする請求項記載の
    光書き込みヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶手段に記憶する補正デー
    タは、予め計測手段によって計測された光書き込み素子
    の配置ずれ量であることを特徴とする請求項記載の光
    書き込みヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記読出し制御手段が指定する第2の記
    憶手段のアドレスは前記画像データの異なるラインのア
    ドレスであることを特徴とする請求項記載の光書き込
    みヘッド駆動装置。
  5. 【請求項5】 主走査方向に一列のアレイ状に並んだ光
    書き込み素子のアレイチップを多数配設した光書き込み
    ヘッドにより、感光材料を露光して光記録を行う光書き
    込みヘッド駆動装置において、前記多数のアレイチップ
    の中の所定のアレイチップを所定の間隔毎に選択する選
    択手段と、該選択手段によって選択されたアレイチップ
    の副走査方向に対する配置ずれ量を計測する計測手段
    と、該計測手段による計測値から前記アレイチップ全体
    の配置ずれ量を近似式を用いて計算する演算手段と、該
    演算手段で計算した配置ずれ量のデータに従って光書き
    込みヘッドを駆動する駆動手段と、を有することを特徴
    とする光書き込みヘッド駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は以下の計算式に従って前
    記光書き込み素子全体の配置ずれ量を計算することを特
    徴とする請求項記載の光書き込みヘッド駆動装置。 チップ2〜14 :△yn =−l1-n /l1-13×y14チップ15〜28:△yn =−y14−{(l14-n/l14-28 )×(y28−y14)} チップ29〜42:△yn =−y28−{(l28-n/l28-42 )×(y42−y28) } チップ43〜56:△yn =−y42−{(l42-n/l42-56 )×(y56−y42) } (△yn =各LEDチップのズレ量近似値,yx =サンプリングしたチップのズ レ量,l=チップ間寸法(各チップ間寸法は一定))
  7. 【請求項7】 前記演算手段で計算した配置ずれ量のデ
    ータを記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求
    記載の光書き込みヘッド駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段に記憶した配置ずれ量のデ
    ータは、一旦揮発性メモリに転送された後、前記駆動手
    段によって光書き込みヘッドに供給されることを特徴と
    する請求項記載の光書き込みヘッド駆動装置。
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