JP2002127490A - 駆動用ic及び光プリントヘッド - Google Patents

駆動用ic及び光プリントヘッド

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JP2002127490A
JP2002127490A JP2000322872A JP2000322872A JP2002127490A JP 2002127490 A JP2002127490 A JP 2002127490A JP 2000322872 A JP2000322872 A JP 2000322872A JP 2000322872 A JP2000322872 A JP 2000322872A JP 2002127490 A JP2002127490 A JP 2002127490A
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light emitting
driving
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latch circuit
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JP2000322872A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Bizen
充弘 尾前
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光プリントヘッドの機械的又は光学
的な曲がりによって生じる結像位置のズレを補正するた
めの駆動用IC及びこの駆動用ICを備えた光プリント
ヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】1ライン分のデータ信号を格納されるラッ
チ回路を5段備えたラッチ回路12より、各発光部を点
灯させるためにドライブ回路16に出力されるデータ信
号が、Y位置補正データ記憶回路13に格納された各発
光部毎に5ビットの補正データ信号に応じて、選択回路
15によって選択される。このようにして各発光部の点
灯タイミングを調整して、直線性の良好な印字を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタなどの記
録ヘッドに用いられる光プリントヘッド及びこの光プリ
ントヘッドに設けられた発光素子を駆動するための駆動
用ICに係るもので、特にタンデム方式でカラー印字を
行うプリンタに設けられる光プリントヘッド及びこの光
プリントヘッドの発光素子を駆動するための駆動用I
C。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている光プリントヘッド
は、図7のように、複数の発光部(以下、本明細書内に
おける「発光部」とは、請求の範囲における「素子」に
相当する)で構成された発光素子と、データ信号を取り
込むシフトレジスタ101と、シフトレジスタ101に
取り込まれたデータ信号を並列に取り込むラッチ回路1
02と、発光素子を駆動するためのドライブ回路103
と、ドライブ回路103に電流を供給するための電流供
給回路104と、各部に所定のタイミング信号を供給す
るタイミング制御回路105とを備えた図8のような構
成の複数の駆動用ICとを有する。今、光プリントヘッ
ドに、図7のように、直列的に接続された26個の駆動
用ICb1〜b26と、この26個の駆動用IC100
によって駆動される4992個の発光部#1〜#499
2とが設けられているものとして、簡単に、従来の光プ
リントヘッドについて説明する。
【0003】このような構成の光プリントヘッドにおい
て、まず、駆動用ICbは、そのシフトレジスタ101
内に、データ入力端子SI0〜SI3より入力される4
ビットのデータ信号がクロックCLKに同期して取り込
まれる。又、このシフトレジスタ101は、取り込んだ
4ビットのデータ信号を、クロックCLKに同期してデ
ータ出力端子SO0〜SO3から隣接した駆動用ICの
データ入力端子SI0〜SI3に対して出力する。
【0004】このとき、クロック入力端子CIより入力
されるクロックCLKは、バッファを介してクロック出
力端子COより出力され、隣接した駆動用ICのクロッ
ク入力端子CIに入力される。よって、図9のように、
1248回目のクロックCLKが入力されたとき、26
個の駆動用ICb1〜b26のシフトレジスタ101に
は、4992個のデータ信号が4×48(192)個
毎、取り込まれる。
【0005】このように、4992個のデータ信号が取
り込まれると、次に、ロード信号LOADが駆動用IC
のロード信号入力端子LIに入力される。このロード信
号LOADによって生成されるタイミング信号が、19
2ビットのラッチ回路102に与えられると、シフトレ
ジスタ101に取り込まれた192個のデータ信号が格
納される。
【0006】このとき、ロード信号入力端子LIより入
力されるロード信号LOADは、バッファを介してロー
ド信号出力端子LOより出力され、隣接した駆動用IC
のロード信号入力端子LIに入力される。よって、図9
のように、ロード信号LOADが入力されたとき、26
個の駆動用ICb1〜b26のシフトレジスタ101に
取り込まれた各データ信号がラッチ回路102に格納さ
れる。
【0007】このように、駆動用ICb1〜b26の各
ラッチ回路102に192個ずつ格納された4992個
のデータ信号に基づいて、ドライブ回路103がストロ
ーブ信号STBがローとなる期間に電流を端子DO1〜
DO192へ流すことによって、発光部#1〜#499
2が駆動し、1ライン分の印字が行われる。このように
ドライブ回路103が動作を行っている間、ロード信号
LOADをローとし、再び、クロックCLKを与えるこ
とによって、次のラインの取り込みが行われる。
【0008】また、光プリントヘッドは、図1の上面図
のように、複数の発光部で構成されるとともに中央部に
配置された発光素子群1を覆うSLA(Self focusing
LensArray)2と、SLA2を固定するためのレンズホ
ルダ3と、発光素子群1内の発光素子を構成する複数の
発光部の位置を決定するための位置決め用ピン4a,4
bとを有する。よって、発光素子群1を構成する各発光
部は、位置決め用ピン4a,4bによって結ばれる直線
上に配置されるように位置決めされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような光プリント
ヘッドが、従来より、プリンタなどに設けられること
で、紙面への印字が行われているが、基板上に設けられ
る発光素子が配列されたLEDアレイの曲がりや、光プ
リントヘッドに設けられたレンズのレンズ光軸の曲がり
や、このレンズ自身の曲がりによって、結像位置に曲が
りが生じてしまう。今、X方向(プリンタの走査方向と
同方向)に発光素子が配列されるとき、このX方向に対
し垂直となる方向をY方向(プリンタの副走査方向と同
方向)とすると、このY方向に曲がりが生じる。このX
−Y平面は前記発光素子を配置する基板の配置面と平行
な平面を構成する。以下、このY方向への曲がりを「Y
曲がり」と呼ぶ。
【0010】このようなY曲がりは、例として、図10
及び図11のグラフに示されるような発光部のY方向に
おける結像位置のズレである。更に、この結像位置のズ
レは、位置決めピン4a,4bによって結ばれる直線が
Y方向に対して斜めにずれることによっても発生する。
【0011】このY曲がりによる影響はカラー印字を行
うために複数の光プリントヘッドが設けられたタンデム
方式のプリンタなどにおいて、大きく印字の品位が低下
するという問題があった。又、このような印字の品位の
低下を抑制するために、光プリントヘッドの良否選択
や、レンズの調整及び良否選択などが必要となるため、
光プリントヘッドやこの光プリントヘッドが備えられる
プリンタに係るコストが大きくなる。
【0012】このような問題を鑑みて、本発明は、光プ
リントヘッドの機械的又は光学的な曲がりによって生じ
る結像位置のズレを補正するための駆動用IC及びこの
駆動用ICを備えた光プリントヘッドを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の駆動用ICは、請求項1に記載するよう
に、素子駆動用の駆動用ICにおいて、1組のデータ信
号群を構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の素
子を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路と、
x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
ッチ回路と、前記素子毎に対応するデータ信号を、前記
x段のラッチ回路から選択し、n個のデータ信号によっ
て1組のデータ信号群を形成するとともに、該1組のデ
ータ信号群を駆動回路に送出する選択回路と、を有する
ことを特徴とする。
【0014】このような駆動用ICでは、n個のデータ
信号に基づいて、n個の素子を駆動するための駆動信号
を生成する際、各素子を正常に駆動させるために、x段
のラッチ回路に格納されたx組のデータ信号から各素子
毎に対応したn個のデータ信号が選択回路によって選択
されることで、1組のデータ信号群が得られる。この選
択回路で選択されて得た1組のデータ信号群より駆動信
号を生成して出力することによって、各素子を正常に動
作させることができる。このとき生成される駆動信号
は、各素子に対して1対1となるような信号でも構わな
いし、時分割駆動させるための信号でも構わない。
【0015】又、このような駆動用ICにおいて、請求
項2に記載するように、前記n個のデータ信号がm個毎
に入力された後、n個のデータ信号を並列的に1段目の
前記ラッチ回路に送出するシフトレジスタを備えるとと
もに、前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラ
ッチ回路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出す
るようにしても構わない。このとき、シフトレジスタ
を、1ビット毎にデータ信号が時系列的に入力されるも
のとしても構わないし、複数ビット毎にデータ信号が入
力されるものとしても構わない。
【0016】又、請求項3に記載するように、前記各素
子の駆動タイミングを記憶する記憶回路を備えるととも
に、前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応
じて、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路よ
り選択される。このとき、例えば、その駆動タイミング
が遅く設定された素子ほど後段のラッチ回路よりデータ
信号を選択するようにすることができ、その駆動タイミ
ングに応じて各素子を動作させることができる。
【0017】又、請求項4に記載するように、前記n個
の素子が発光素子を構成するn個の発光部であるととも
に、該複数の発光部が一列に配されているとき、前記選
択回路において、前記n個の発光部の配列方向に対して
垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基づい
て、前記各発光部に対応するデータ信号が選択されるよ
うにしても構わない。よって、機械的又は光学的な要因
による各発光部の結像位置のY曲がりを補正して、直線
性を改善することができる。
【0018】又、請求項5に記載するように、前記駆動
用ICが光プリントヘッド内に備えられた前記発光素子
の発光部を駆動するための駆動用ICであるとともに、
前記光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を
下側とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する
発光部の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向
において前記基準位置より離れた位置を結像位置とする
発光部に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路よ
り選択されるようにしても構わない。
【0019】このとき、例えば、発光部が一回点灯する
毎に、ラッチ回路内のデータ信号が後段のラッチ回路に
遷移するようにして1ライン毎の補正を行う場合、一回
目の点灯時には、1ライン目のデータ信号の内、その結
像位置が基準位置となる発光部に対応するデータ信号が
選択される。そして、2回目の点灯時には、1ライン目
のデータ信号の内、その結像位置が基準位置から1ライ
ン分ずれた位置となる発光部に対応するデータ信号と、
2ライン目のデータ信号の内、その結像位置が基準位置
となる発光部に対応するデータ信号が選択される。この
ような動作が繰り返し行われることによって、結像位置
のずれによるY曲がりの発生を抑え、直線性を改善する
ことができる。
【0020】請求項6に記載の光プリントヘッドは、n
個の発光部を有する発光素子と、1組のデータ信号群を
構成するn個のデータ信号に基づいて、n個の前記発光
部を駆動させるための駆動信号を生成する駆動回路と、
x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
ッチ回路と、前記素子毎に対応するデータ信号を、前記
x段のラッチ回路から選択し、n個のデータ信号によっ
て1組のデータ信号群を形成するとともに、該1組のデ
ータ信号群を駆動回路に送出する選択回路と、を備える
駆動用ICと、を有することを特徴とする。
【0021】このような光プリントヘッドにおいて、請
求項7に記載するように、前記駆動用ICにおいて、前
記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個のデ
ータ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出する
シフトレジスタが設けられるとともに、前記x段の各ラ
ッチ回路が、後段に接続されるラッチ回路に対して、n
個のデータ信号を並列的に送出するようにしても構わな
い。
【0022】又、請求項8に記載するように、前記n個
の発光部の配列方向に対して垂直な方向における前記各
発光部の結像位置に基づく前記各発光部の駆動タイミン
グが格納されるメモリを備え、前記駆動用ICにおい
て、前記メモリから読み出された前記駆動タイミングを
記憶する記憶回路が設けられるとともに、前記記憶回路
に記憶された前記駆動タイミングに応じて、前記n個の
データ信号が前記x段のラッチ回路より選択されるよう
にしても構わない。
【0023】このようにすることで、フラッシュメモリ
などの不揮発性のメモリに格納された駆動用タイミング
を、電源投入時などの設定変更時に、駆動用IC内の記
憶回路に書き込むことによって、初期設定を行うことが
できる。
【0024】又、請求項9に記載するように、前記光プ
リントヘッドを使用したプリンタの印字方向を下側と
し、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する発光部
の結像位置を基準位置としたとき、前記印字方向におい
て前記基準位置より離れた位置を結像位置とする発光部
に対応したデータ信号ほど、後段のラッチ回路より選択
されるように前記駆動タイミングが設定されるようにす
ることで、結像位置のずれによるY曲がりの発生を抑
え、直線性を改善することができる。
【0025】請求項10に記載するように、前記駆動タ
イミングが、印字速度及び発光部の点灯タイミングに基
づいて設定されるようにしても構わない。このように印
字速度や点灯タイミング毎に設定された複数の駆動タイ
ミングをメモリに格納することで、印字速度や点灯タイ
ミングを変更するたびに、駆動用IC内の記憶回路内に
格納する駆動タイミングを変更後の印字速度や点灯タイ
ミングに応じたものに変更することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。図1のように、発光部1、SL
A2、レンズホルダ3、及び位置決めピン4a,4bを
有する光プリントヘッドは、図2のブロック図で表され
るような内部構成となる。
【0027】図2のように、本実施形態の光プリントヘ
ッドにおいて、発光素子群1が4992個の発光部#1
〜#4992で構成され、この発光部#1〜#4992
を1組のデータ信号群を構成するn(192)個毎に駆
動させるための26個の駆動用ICa1〜ICa26が
設けられる。また、発光部#1〜#4992のY方向の
位置ズレに関するデータを格納するフラッシュメモリな
どで構成されたメモリ5とを有する。又、メモリ5への
データの読み出し及び書き込みや駆動用ICa1〜IC
a26にデータを与えて動作制御を行う制御回路6を付
け加えても良い。尚、本実施形態では、駆動用ICが2
6個で、又、発光部が4992個で構成されるものを一
例に挙げて説明する。
【0028】このような光プリントヘッドにおける駆動
用ICa(図2の駆動用ICa1〜ICa26に相当す
る)は、図3のブロック図のように、データ入力端子S
I0〜SI3より入力されるm(4)ビットのデータ信
号を取り込むn(192)ビット出力のシフトレジスタ
11と、シフトレジスタ11で取り込まれたデータ信号
をn(192)ビット単位毎に並列に取り込むx(5)
段のラッチ回路12と、Y方向の補正を行うためのn×
x(192×5)ビットの補正データを格納するY位置
補正データ記憶回路13とを有する。シフトレジスタ1
1は、多入力としているが、1入力としても良い。
【0029】又、駆動用ICaは、各部に所定のタイミ
ング信号を供給するタイミング制御回路14と、ラッチ
回路12に格納されたデータ信号をY位置補正データ記
憶回路13に格納された補正データに応じて選択する選
択回路15と、選択回路15で選択されたデータ信号に
応じて出力端子DO1〜DO192に駆動信号を出力す
るドライブ回路16と、ドライブ回路16に定電流を供
給する電流供給回路17とを有する。
【0030】このように構成されるとき、ラッチ回路1
2は、192ビットの構成のラッチ回路をシリアルにx
(5)段接続された構成とされるとともに、ラッチ回路
12内の各段のラッチ回路には、シフトレジスタ11又
は前段のラッチ回路より出力される192ビットのデー
タ信号がパラレルに入力される。また、ラッチ回路12
内の各段のラッチ回路より出力される192ビットのデ
ータ信号からなるデータ信号群が選択回路15に与えら
れ、選択回路15では、ラッチ回路12より与えられる
192×5ビットのデータ信号から、Y位置補正データ
記憶回路より与えられる192×5ビットの補正データ
に応じて、192ビットのデータ信号を選択してドライ
ブ回路16に出力する。
【0031】Y位置補正データ記憶回路13は、5ビッ
トで構成される補正データを、データ信号に対応して1
92個記憶することができるように、例えば、192×
5ビットのラッチ回路で構成することができる。この補
正データは、ラッチ回路12の段数と同数の5ビット構
成として取り扱いを容易としているが、ラッチ回路12
の段数とは異なる数のビット構成とすることもできる。
そして、Y位置補正データ記憶回路13への補正データ
の書き込みは、シフトレジスタ11から並列に供給され
る192個単位の信号に基づいて、前もって行うことが
できる。即ち、メモリ5内に格納された補正データが、
プリンタ本体の制御回路又はプリントヘッド内の制御回
路6により読み出されて駆動用ICaに与えられると
き、Y位置補正データ記憶回路13のみを書き込み状態
としてシフトレジスタ11を介して補正データの各ビッ
トを記憶する作業を5回繰り返すことによって書き込ま
れる。このように、前もって補正データをメモリに書き
込み保持しておくことで、その後のデータ転送処理の際
に、補正用データの転送を不要にしてデータ処理の高速
化を図ることができる。
【0032】図4に、このように構成される駆動用IC
aの詳細な回路ブロック図を示す。尚、図4は、説明を
簡単にするために出力端子DO1に基づいた回路ブロッ
ク図を示し、他の出力端子DO2〜DO192について
は同様となるため省略する。
【0033】ラッチ回路12は、192ビットのデータ
信号を格納することができるラッチ回路12a〜12e
を有し、ラッチ回路12aにシフトレジスタ11に格納
された192ビットのデータ信号が、ラッチ回路12b
にラッチ回路12aに格納された192ビットのデータ
信号が、ラッチ回路12cにラッチ回路12bに格納さ
れた192ビットのデータ信号が、ラッチ回路12dに
ラッチ回路12cに格納された192ビットのデータ信
号が、ラッチ回路12eにラッチ回路12dに格納され
た192ビットのデータ信号が、ロード信号LOADに
応じてそれぞれ与えられる。
【0034】又、このラッチ回路12a〜12eのそれ
ぞれに格納された192×5ビットのデータ信号が、ロ
ード信号LOADに応じて、選択回路15に同時に送出
される。このように192×5ビットのデータ信号が与
えられる選択回路15は、出力端子DO1〜DO192
のそれぞれに与えるための192ビットのデータ信号を
選択するために、5つのANDゲートG1〜G5と1つ
のORゲートG6で構成されたゲート回路が192組構
成される。
【0035】この選択回路15は、ストローブ信号ST
Bに応じてドライブ回路16にデータ信号を送出するた
めに、ORゲートG6からの出力とストローブ信号ST
Bが入力されるANDゲートG7を192個有する。
又、ドライブ回路16は、電流供給回路17より供給さ
れる電流を増幅して出力端子DO1〜DO192それぞ
れに供給する192個の電流増幅器16aによって構成
される。
【0036】即ち、出力端子DO1に基づいて説明する
と、Y位置補正データ記憶回路より出力される5ビット
の補正データda〜deがそれぞれ、5つのANDゲー
トG1〜G5に入力される。又、このANDゲートG1
〜G5には、ラッチ回路12a〜12eからの出力端子
DO1に与えるためのデータ信号が1ビット毎に入力さ
れる。ORゲートG6には、ANDゲートG1〜G5か
らの出力が入力され、補正データda〜deの内、ハイ
となる補正データが入力されたANDゲートからの出力
が出力となる。そして、このORゲートG6の出力が、
ストローブ信号STBに応じてANDゲートG7を介し
て電流増幅回路16aに送出される。
【0037】シフトレジスタ11より出力されるデータ
信号は、4ビット毎に、データ信号出力端子SO0〜S
O3より出力されて、隣接する駆動用ICaの入力端子
SI0〜SI3に入力される。又、クロック入力端子C
Iに入力されるクロックCLKがバッファB1を介して
クロック出力端子COより出力されて、隣接する駆動用
ICaのクロック入力端子CIに入力される。ロード信
号入力端子LIに入力されるロード信号LOADは、バ
ッファB2を介してロード信号出力端子LOより出力さ
れて、隣接する駆動用ICaのロード信号入力端子LI
に入力される。
【0038】このように構成される駆動用ICa1〜I
Ca26とそれに接続した複数の発光部が一列に配列さ
れた発光素子が設けられた光プリントヘッドの動作につ
いて、図5及び図6を参照して説明する。図5は、発光
部のY方向の結像位置と補正後の印字イメージを示す図
であり、又、図6は、光プリントヘッドの動作を示すタ
イミングチャートである。
【0039】まず、図5を参照して、簡単に説明する。
尚、図5は、説明を簡単にするために、発光部数を17
ドットとして説明する。又、紙送り方向(印字方向と反
対の方向となる)を図5の矢印の方向とする。このと
き、まず、各発光部#1〜#17の結像位置を、CCD
(Charge Coupled Device)による位置計測や印字され
た直線の曲がりの計測などを用いて確認する。そして、
このとき確認された各発光部#1〜#17の結像位置か
ら、各発光部#1〜#17の点灯タイミングを表す補正
データda〜deを設定する。そして、設定された補正
データda〜deが制御回路6によってメモリ5に書き
込まれる。尚、紙送り方向を上側、それと反対の印字方
向を下側と定義する。
【0040】即ち、図5(a)のように発光部#1〜#
17それぞれの結像位置が確認されるとともに、発光部
#1〜#17の内その結像位置が最下部(副走査方向の
最後尾)となる発光部#17が基準位置となるとき、図
5(b)のように、発光部#15〜#17に対して補正
データdaが、発光部#1,#2,#13,#14に対
して補正データdbが、発光部#3,#4,#11,#
12に対して補正データdcが、発光部#5〜#7,#
9,#10に対して補正データddが、発光部#8に対
して補正データdeが、それぞれ設定されてメモリ5に
格納される。
【0041】この補正データda〜deは、それぞれ、
結像位置が基準位置付近であるものに対してdaが、結
像位置が基準位置より略1ライン分紙送り方向にずれた
位置であるものに対してdbが、結像位置が基準位置よ
り略2ライン分紙送り方向にずれた位置であるものに対
してdcが、結像位置が基準位置より略3ライン分紙送
り方向にずれた位置であるものに対してddが、結像位
置が基準位置より略4ライン分紙送り方向にずれた位置
であるものに対してdeが与えられるようにして、設定
される。
【0042】例えば、電源投入されたときなどにおい
て、このようにメモリ5に格納された各発光部#1〜#
17に対する補正データが、プリンタ本体の制御回路又
はプリントヘッド内の制御回路6によって読み出され
て、駆動用ICaに与えられて、シフトレジスタ11を
介してY位置補正データ記憶回路13に格納される。
【0043】そして、まず、ラッチ回路12aに格納さ
れたデータ信号が、補正データdaが与えられる出力端
子DO15〜DO17のそれぞれに対して設けられたA
NDゲートG1を介して、ドライブ回路12に与えられ
ることによって、発光部#15〜#17に電流供給され
て、基準位置付近の印字が行われる。このラインの印字
が終了すると、ラッチ回路12aに格納されたデータ信
号がラッチ回路12bに格納される。
【0044】次に、基準位置から1ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12bに格納されたデ
ータ信号が、補正データdbが与えられる出力端子DO
1,DO2,DO13,DO14のそれぞれに対して設
けられたANDゲートG2を介して、ドライブ回路12
に与えられることによって、発光部#1,#2,#1
3,#14に電流供給される。このラインの印字が終了
すると、ラッチ回路12bに格納されたデータ信号がラ
ッチ回路12cに格納される。
【0045】次に、基準位置から2ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12cに格納されたデ
ータ信号が、補正データdcが与えられる出力端子DO
3,DO4,DO11,DO12のそれぞれに対して設
けられたANDゲートG3を介して、ドライブ回路12
に与えられることによって、発光部#3,#4,#1
1,#12に電流供給される。このラインの印字が終了
すると、ラッチ回路12cに格納されたデータ信号がラ
ッチ回路12dに格納される。
【0046】次に、基準位置から3ラインずれた位置の
印字が行われるとき、ラッチ回路12dに格納されたデ
ータ信号が、補正データddが与えられる出力端子DO
5〜DO7,DO9,DO10のそれぞれに対して設け
られたANDゲートG4を介して、ドライブ回路12に
与えられることによって、発光部#5〜#7,#9,#
10に電流供給される。このラインの印字が終了する
と、ラッチ回路12dに格納されたデータ信号がラッチ
回路12eに格納される。
【0047】最後に、基準位置から4ラインずれた位置
の印字が行われるとき、ラッチ回路12eに格納された
データ信号が、補正データdeが与えられる出力端子D
O8に対して設けられたANDゲートG5を介して、ド
ライブ回路12に与えられることによって、発光部#8
に電流供給される。よって、補正後の印字イメージが図
5(c)のようになり、その直線性が大幅に改善され
る。
【0048】このようにして、発光部#15〜#17に
現在印字するラインのデータが、発光部#1,#2,#
13,#14に現在印字するラインの1ライン前のデー
タが、発光部#3,#4,#11,#12に現在印字す
るラインの2ライン前のデータが、発光部#5〜#7,
#9,#10に現在印字するラインの3ライン前のデー
タが、発光部#8に現在印字するラインの4ライン前の
データが、それぞれ与えられる。
【0049】次に、この光プリンタヘッドの詳細な動作
について、図6のタイミングチャートにより説明する。
Y位置補正データ記憶回路13には、上述した動作が行
われることによって、既にメモリ5に格納された補正デ
ータが書き込まれると、まず、設定信号SETがローか
らハイとなって、Y位置補正データ記憶回路13への書
き込みを禁止する。
【0050】そして、端に位置する駆動用ICa26の
データ入力端子SI0〜SI3に1ライン分(4992
ビット)のデータ信号が4ビット毎に順次与えられ、こ
れがクロックCLKに同期して、駆動用ICa1〜IC
a26のシフトレジスタ11に取り込まれる。即ち、1
番目、5番目、9番目、…のデータ信号が駆動用ICa
26のデータ入力端子SI0に、2番目、6番目、10
番目、…のデータ信号が駆動用ICa26のデータ入力
端子SI1に、3番目、7番目、11番目、…のデータ
信号が駆動用ICa26のデータ入力端子SI2に、4
番目、8番目、12番目、…のデータ信号が駆動用IC
a26のデータ入力端子SI3に、それぞれ、与えられ
る、そして、1248回目のクロックが入力されたと
き、駆動用ICa1,ICa2,…,ICa26のシフ
トレジスタ11に、それぞれ、1ライン目のデータ信号
の内、1〜192番目、193〜384番目、…、48
01〜4992番目のデータ信号が格納される。このよ
うにして、1ライン目のデータ信号が、駆動用ICa1
〜ICa26のシフトレジスタ11に格納されると、ク
ロックが停止し、ハイのロード信号LOADが与えられ
る。
【0051】このロード信号LOADが与えられると、
駆動用ICa1〜ICa26において、シフトレジスタ
11に格納された1ライン目のデータ信号が、ラッチ回
路12aに書き込まれる。このラッチ回路12aに書き
込まれたデータ信号は、補正データdaが与えられるA
NDゲートG1及びORゲートG6を介して、ANDゲ
ートG7に入力される。よって、ラッチ回路12aに格
納された1ライン目のデータ信号の内、補正データda
が与えられた位置(基準位置付近)の発光素子に与える
データ信号が、ラッチ回路12aよりANDゲートG7
に入力される。
【0052】そして、ロード信号LOADをローにした
後、再び、クロックCLKの入力を開始するとともに、
ストローブ信号STBをハイからローにする。よって、
このとき、クロックCLKに同期して、駆動用ICaの
シフトレジスタ11に2ライン目のデータ信号が取り込
まれるとともに、ANDゲートG7を介して、基準位置
付近に存在する発光部に与えるデータ信号がドライブ回
路16に与えられる。尚、ストローブ信号STBは、バ
ッファを介してANDゲートG7に与えられるため、ス
トローブ信号STBがローのとき、ANDゲートG7が
開く。よって、1ライン目の基準位置付近に存在する発
光部に電流が供給される。発光部への一定時間の電流供
給後、ストローブ信号STBをハイにする。
【0053】その後、2ライン目のデータ信号が駆動用
ICaのシフトレジスタ11に格納されると、ハイのロ
ード信号LOADを与えることによって、ラッチ回路1
2aに格納された1ライン目のデータ信号をラッチ回路
12bに書き込むとともに、シフトレジスタ11に格納
された2ライン目のデータ信号をラッチ回路12aに書
き込む。ラッチ回路12aに書き込まれたデータ信号
は、補正データdaが与えられるANDゲートG1及び
ORゲートG6を介して、ANDゲートG7に入力され
る。又、ラッチ回路12bに書き込まれたデータ信号
は、補正データdbが与えられるANDゲートG2及び
ORゲートG6を介して、ANDゲートG7に入力され
る。
【0054】よって、ラッチ回路12aに格納された2
ライン目のデータ信号の内、基準位置付近に存在する発
光部に与えるデータ信号、ラッチ回路12bに格納され
た1ライン目のデータ信号の内、補正データdbが与え
られた位置(基準位置から略1ラインずれた位置)の発
光部に与えるデータ信号とが、ANDゲートG7に入力
される。
【0055】そして、ロード信号LOADをローにした
後、再び、クロックCLKの入力を開始するとともに、
ストローブ信号STBをハイからローにする。よって、
このとき、クロックCLKに同期して、駆動用ICaの
シフトレジスタ11に3ライン目のデータ信号が取り込
まれるとともに、ANDゲートG7を介して、基準位置
付近に存在する発光部に与える2ライン目のデータ信号
と基準位置から略1ラインずれた位置の発光部に与える
1ライン目のデータ信号とがドライブ回路16に与えら
れる。よって、1ライン目の基準位置から略1ラインず
れた位置の発光部と、2ライン目の基準位置付近に存在
する発光部とに電流が供給される。発光部への一定時間
の電流供給後、ストローブ信号STBをハイにする。
【0056】その後、クロックCLK、ロード信号LO
AD、ストローブ信号STBがそれぞれ、上述の動作を
繰り返すことによって、まず、ラッチ回路12a,12
b,12cのそれぞれに、3ライン目、2ライン目、1
ライン目のデータ信号が格納された後、1ライン目の基
準位置から略2ラインずれた位置の発光部と、2ライン
目の基準位置から略1ラインずれた位置の発光部と、3
ライン目の基準位置付近に存在する発光部とに電流が供
給される。
【0057】次に、ラッチ回路12a,12b,12
c,12dのそれぞれに、4ライン目、3ライン目、2
ライン目、1ライン目のデータ信号が格納された後、1
ライン目の基準位置から略3ラインずれた位置の発光部
と、2ライン目の基準位置から略2ラインずれた位置の
発光部と、3ライン目の基準位置から略1ラインずれた
位置の発光部と、4ライン目の基準位置付近に存在する
発光部とに電流が供給される。
【0058】次に、ラッチ回路12a,12b,12
c,12d,12eのそれぞれに、5ライン目、4ライ
ン目、3ライン目、2ライン目、1ライン目のデータ信
号が格納された後、1ライン目の基準位置から略4ライ
ンずれた位置の発光部と、2ライン目の基準位置から略
3ラインずれた位置の発光部と、3ライン目の基準位置
から略2ラインずれた位置の発光部と、4ライン目の基
準位置から略1ラインずれた位置の発光部と、5ライン
目の基準位置付近に存在する発光部とに電流が供給され
る。よって、このように5ライン分の発光が終了した時
点で初めて、1ライン目の発光が完了する。
【0059】その後、上述した動作が繰り返されること
によって、2ライン目、3ライン目、…の発光が順次行
われ、最終的に、静電写真型プリンタ1画面分の露光が
行われる。
【0060】尚、本実施形態において、発光部の総数を
4992、駆動用ICの出力端子の数nを192、Y位
置の補正するライン数xを5、シフトレジスタの入力数
mを4としたが、それぞれの数量について限定するもの
ではない。又、Y位置の補正するライン数については、
紙送り速度や発光素子の点滅スピードに応じて変化させ
る必要がある。又、紙送り速度や発光素子の点滅スピー
ドに応じた異なる複数組の補正データをメモリ内に格納
して、印字スピードの変更時などに適切な補正データの
組を読み出して駆動用ICに転送するようにしても構わ
ない。
【0061】又、本実施形態においては、各発光部毎に
点灯タイミングを変えることができるものとしたが、本
発明はこれに限られるものでなく、複数の発光部群単位
毎に、又は、駆動用IC単位毎に、点灯タイミングを変
えることができるようにしても構わない。このように複
数の発光部群毎に点灯タイミングが変えられるようにす
ることで、駆動用ICの回路構成を簡素なものとするこ
とができる。
【0062】又、Y位置補正データ記憶回路以外に、各
発光部の光量を均一にするために、予め求めた光量補正
データが格納される光量補正データ記憶回路を駆動用I
C内に設けても構わない。このとき、各発光部毎にSビ
ットの補正データが光量補正データ記憶回路に格納され
るとき、駆動用ICにおいて、各発光部に電流を供給す
るための出力端子毎に、出力端子に電流供給するS個の
電流増幅器を設けることで、Sビットの補正データに応
じてS個の電流増幅器を動作させて、光量補正を行うこ
とができる。
【0063】又、本実施形態では、駆動用ICの出力端
子に対して発光部1つが接続された光プリントヘッドと
したが、例えば特開平6−163980号公報や特開平
10−226102号公報などに示されるように、その
一端が共通電極に接続されるn個の発光部を1群として
m群に分けるとともに、異なる群のm個の発光部の他端
を個別電極に接続し、駆動用ICの出力端子を共通電極
に接続されるものと、個別電極に接続されるものの2種
類とすることで、時分割駆動を行うことができるように
しても構わない。
【0064】又、本実施形態では、発光部の点灯時間が
一定となるように、ストローブ信号が所定期間ローとな
るようにしたが、この発光部の点灯時間を調節可能とす
るために、点灯時間におけるストローブ信号をパルス状
にしても構わない。このとき、ストローブ信号がパルス
状であるため、パルスの数量を調節することによって、
発光部の点灯時間を調節することができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明の駆動用ICによれ
ば、光プリントヘッドに設けられた発光素子の複数の発
光部の結像位置ズレに応じて、各発光部の点灯タイミン
グを変更することができる。そして、このような駆動用
ICが設けられた光プリントヘッドが印字する際に、そ
の直線性を改善することができる。よって、本発明の光
プリントヘッドを複数備えたカラータンデム方式のプリ
ンタにおいて、色ズレの少ないカラー印字を得ることが
できる。
【0066】又、直線性を改善するために、従来のよう
な機械的な調整や光学的な調整がほとんど不要となる。
よって、組立工数が大幅に削減されるとともに、レンズ
や発光素子などの各部品について大まかな良否判定でよ
くなるので、光プリントヘッド及びこれが設けられたプ
リンタを高品質化で安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光プリントヘッドの外観上面図。
【図2】本発明の光プリントヘッドの内部構成を示すブ
ロック図。
【図3】図2の光プリントヘッド内に設けられた駆動用
ICの内部構成を示すブロック図。
【図4】図3の駆動用ICの内部構成を示すブロック回
路図。
【図5】発光部の結像位置とY位置補正後の印字イメー
ジの関係を示す図。
【図6】本実施形態の光プリントヘッドの動作を示すタ
イミングチャート。
【図7】従来の駆動用ICの内部構成を示すブロック
図。
【図8】従来の光プリントヘッドの内部構成を示すブロ
ック図。
【図9】従来の光プリントヘッドの動作を示すタイミン
グチャート。
【図10】従来の光プリントヘッドで印字後のY位置の
ズレを示す図。
【図11】従来の光プリントヘッドで印字後のY位置の
ズレを示す図。
【符号の説明】
1 発光素子 2 SLA 3 レンズホルダ 4a,4b 位置決めピン 5 メモリ 6 制御回路 a1〜a26 駆動用IC

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子駆動用の駆動用ICにおいて、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の素子を駆動させるための駆動信号を生成す
    る駆動回路と、 x組の前記データ信号群それぞれが格納されるx段のラ
    ッチ回路と、 前記素子毎に対応するデータ信号を、前記x段のラッチ
    回路から選択し、n個のデータ信号によって1組のデー
    タ信号群を形成するとともに、該1組のデータ信号群を
    駆動回路に送出する選択回路と、 を有することを特徴とする駆動用IC。
  2. 【請求項2】 前記n個のデータ信号がm個毎に入力さ
    れた後、n個のデータ信号を並列的に1段目の前記ラッ
    チ回路に送出するシフトレジスタを備えるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項1に記載の駆動用IC。
  3. 【請求項3】 前記各素子の駆動タイミングを記憶する
    記憶回路を備えるとともに、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より
    選択されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の駆動用IC。
  4. 【請求項4】 前記n個の素子が発光素子を構成するn
    個の発光部であるとともに、該複数の発光部が一列に配
    されているとき、 前記選択回路において、前記n個の発光部の配列方向に
    対して垂直な方向における前記各発光部の結像位置に基
    づいて、前記各発光部に対応するデータ信号が選択され
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の駆動用IC。
  5. 【請求項5】 前記駆動用ICが光プリントヘッド内に
    備えられた前記発光素子の発光部を駆動するための駆動
    用ICであるとともに、 前記光プリントヘッドを使用したプリンタの印字方向を
    下側とし、前記複数の発光部の内、最も下側に位置する
    発光部の結像位置を基準位置としたとき、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択されることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の駆動用IC。
  6. 【請求項6】 n個の発光部を有する発光素子と、 1組のデータ信号群を構成するn個のデータ信号に基づ
    いて、n個の前記発光部を駆動させるための駆動信号を
    生成する駆動回路と、x組の前記データ信号群それぞれ
    が格納されるx段のラッチ回路と、前記素子毎に対応す
    るデータ信号を、前記x段のラッチ回路から選択し、n
    個のデータ信号によって1組のデータ信号群を形成する
    とともに、該1組のデータ信号群を駆動回路に送出する
    選択回路と、を備える駆動用ICと、 を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  7. 【請求項7】 前記駆動用ICにおいて、 前記n個のデータ信号がm個毎に入力された後、n個の
    データ信号を並列的に1段目の前記ラッチ回路に送出す
    るシフトレジスタが設けられるとともに、 前記x段の各ラッチ回路が、後段に接続されるラッチ回
    路に対して、n個のデータ信号を並列的に送出すること
    を特徴とする請求項6に記載の光プリントヘッド。
  8. 【請求項8】 前記n個の発光部の配列方向に対して垂
    直な方向における前記各発光部の結像位置に基づく前記
    各発光部の駆動タイミングが格納されるメモリを備え、 前記駆動用ICにおいて、 前記メモリから読み出された前記駆動タイミングを記憶
    する記憶回路が設けられるとともに、 前記記憶回路に記憶された前記駆動タイミングに応じ
    て、前記n個のデータ信号が前記x段のラッチ回路より
    選択されることを特徴とする請求項6又は請求項7に記
    載の光プリントヘッド。
  9. 【請求項9】 前記光プリントヘッドを使用したプリン
    タの印字方向を下側とし、前記複数の発光部の内、最も
    下側に位置する発光部の結像位置を基準位置としたと
    き、 前記印字方向において前記基準位置より離れた位置を結
    像位置とする発光部に対応したデータ信号ほど、後段の
    ラッチ回路より選択されるように前記駆動タイミングが
    設定されることを特徴とする請求項8に記載の光プリン
    トヘッド。
  10. 【請求項10】 前記駆動タイミングが、印字速度及び
    発光部の点灯タイミングに基づいて設定されることを特
    徴とする請求項8又は請求項9に記載の光プリントヘッ
    ド。
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