JPH0834138A - プリントヘッド駆動回路及びプリントヘッド - Google Patents

プリントヘッド駆動回路及びプリントヘッド

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JPH0834138A
JPH0834138A JP17089394A JP17089394A JPH0834138A JP H0834138 A JPH0834138 A JP H0834138A JP 17089394 A JP17089394 A JP 17089394A JP 17089394 A JP17089394 A JP 17089394A JP H0834138 A JPH0834138 A JP H0834138A
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JP17089394A
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Hideki Sawada
秀喜 澤田
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のLEDの光量のばらつきを補正する光
量補正機能を有するLEDプリントヘッド駆動回路にお
いて、補正データの読出しを印字データの読み出しごと
に行う必要がなく、印字速度を向上させることができる
駆動回路を提供することを目的とする。 【構成】 シフトレジスタ10に補正データを格納して
おく第2ラッチ回路25と、印字データを格納した第1
ラッチ回路20と上記第2ラッチ回路25のAND出力
を行う第2AND回路部80を設け、コントロール信号
(CTL)により第1スイッチ部70と第2スイッチ部
75とを交互に切り換えて印字を行う。第2ラッチ回路
25への補正データの格納は印字動作におけるウォーム
アップ期間中に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリントヘッド、特
に、LEDヘッドを駆動する駆動回路とLEDプリント
ヘッド駆動回路をはじめとするプリントヘッド駆動回路
を有するプリントヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複数のLEDを有し、各LED
を所定のパターンにて発光させることにより回転ドラム
に潜像を形成し、回転ドラムに形成された潜像部分にト
ナーを付着させ、このトナーを転写、定着させて印刷媒
体に印字を行うためのLEDヘッドが知られている。
【0003】また、LEDヘッドには複数のLEDを備
えたLEDアレイが設けられているが、個々のLEDに
ついては同じ駆動電流を与えても発光量が微妙に異なる
ことから、印字ムラを防止するために光量の補正が必要
になる。ここで、光量補正の方法としては、LEDに供
給する電流量を変化させる方法と、電流量は同じで駆動
時間を変化させる通電補正とがある。
【0004】ここで、従来のLEDヘッド駆動回路及び
通電補正における光量補正回路は以下のように構成され
ている。
【0005】すなわち、図6に示すように、シフトレジ
スタ10内に格納された印字データをラッチ回路20に
より保持し、ストローブ信号のタイミングに従いゲート
40−1〜40−nを動作させるとともにFET50−
1〜50−nを動作させて出力端子D0(1)〜D0(m) を
介して電源VDDより駆動電流を供給する。上記出力端子
D0(1)〜D0(m) には、LEDアレイチップにおける複
数のLEDがそれぞれ接続され、上記駆動電流によりL
EDが駆動される。また、シフトレジスタ10には切換
え回路67を介して補正データ生成回路60が接続され
るとともに、該補正データ生成回路60にはROM65
が接続され、このROM65にはLEDプリントヘッド
組立て時に各LEDの発光量を測定した上で各LEDご
とに光量補正用のデータが格納されている。
【0006】つまり、LEDアレイの対応するLEDに
ついて補正すべきドットについてHighのデータが、
補正の必要のないドットについてはLowのデータが格
納されている。上記補正データ生成回路60にはAND
回路が設けられ、補正データ生成回路60に入力される
印字データとROM65に格納された補正データとをA
ND処理して補正データとして出力する。
【0007】印字データと補正データ生成回路60から
のAND処理補正データのシフトレジスタ10への入力
は、図7に示すように交互に行われる。この切換えは切
換え回路67により行われる。すなわち、1ライン分の
印字データがシフトレジスタ10に入力されて、ラッチ
回路20に保持され、ストローブ信号のタイミングで印
字データがHighのドットについて駆動が行われる。
印字データがシフトレジスタ10に入力された後に、図
7に示すように補正データ生成回路60からの1ライン
分のAND処理補正データが入力され、このデータに従
い対応するLEDが駆動される。つまり、補正が必要な
ドットで印字データがHighとなっているドットにつ
いては所定時間LEDを発光させて全体の総印字時間を
長くすることにより光量の補正を行うのである。ここ
で、補正データ生成回路60は、印字データが入力され
るごとにROM65から補正データを読み出し、印字デ
ータとのAND出力をする。補正データ生成回路60か
らのAND処理補正データの入力が行われたら、再度印
字データがシフトレジスタ10に入力され、印字データ
に従った駆動が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のL
EDヘッドの駆動ICにおいては、上記のように印字デ
ータと補正データ生成回路からのAND処理補正データ
とが交互にシフトレジスタ10に入力されることから、
印字データの駆動回路への入力に時間を要してしまう。
特に、補正データ生成回路60に印字データが入力され
るたびごとに補正データ生成回路60によってROM6
5から補正データを読み出さなければならず、ROMか
らの読み出しには所定の時間を要するために、AND処
理補正データのシフトレジスタ10への取り込みには所
定の時間を要してしまう。補正データ生成回路60にR
AMを設けて、ROM65内の情報をRAMに読み込ん
でおいてからAND処理した後の補正データを取り込む
ようにするとROM65から直接読み込む場合よりも速
くなるが、AND処理補正データの読込みの時間を要す
る点では変わりはない。
【0009】すると、所定の印字データを印字するため
の全体の印字時間が長くなり、処理速度が遅いという問
題があった。
【0010】また、1ライン分の印字データをシフトレ
ジスタに取り込んだ後に、1ライン分のAND処理補正
データを取り込むので、印字データに基づく印字のタイ
ミングとAND処理補正データの印字のタイミングを工
夫しないと、印字データに基づくあるドットの印字と、
AND処理補正データに基づく該ドットの印字とが離れ
てしまい印字が乱れてしまうという問題もあった。
【0011】そこで、本発明は、プリントヘッドに設け
られたチップにおける複数の素子を印字データと補正デ
ータに基づき駆動するプリントヘッド駆動回路であっ
て、印字速度を速くすることができ、かつ、印字が乱れ
ることがない駆動IC及びプリントヘッドを提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、プリ
ントヘッドに設けられたチップにおける複数の素子を駆
動するプリントヘッド駆動回路であって、印字データを
保持する印字データ保持手段と、印字動作における初期
状態において、LED素子の発光量バラツキを補正する
ための補正データを予め保持する補正データ保持手段
と、上記印字データ保持手段の出力と補正データ保持手
段の出力とのAND出力を行う論理演算手段と、上記印
字データ保持手段の出力と上記論理演算手段の出力とを
切り換える切換え手段と、を有することを特徴とするも
のである。
【0013】また、第2には、上記第1の構成におい
て、切換え手段が、所定周期でHigh状態とLow状
態とを繰り返す制御信号を出力する制御信号生成手段
と、印字データ保持手段のビット数に応じた複数のスイ
ッチング素子を有する第1スイッチ部と、補正データ保
持手段のビット数に応じた複数のスイッチング素子を有
する第2スイッチ部とを有し、制御信号のHigh状態
及びLow状態に応じて、第1スイッチ部のスイッチン
グ素子と第2スイッチ部のスイッチング素子のいずれか
がオン作動することを特徴とするものである。
【0014】また、第3には、プリントヘッドに設けら
れたチップにおける複数の素子を駆動するプリントヘッ
ド駆動回路であって、印字データを保持する印字データ
保持手段と、印字動作における初期状態において、LE
D素子の発光量バラツキを補正するための補正データを
予め保持する複数の補正データ保持手段であって、異な
る補正印字時間に応じて設けられた複数の補正データ保
持手段と、上記複数の補正データ保持手段に対応する複
数の論理演算手段であって、印字データ保持手段の出力
と補正データ保持手段の出力とのAND出力を行う複数
の論理演算手段と、異なる周期のパルス信号からなる補
正データ用制御信号に基づき上記複数の補正データ保持
手段を切換え制御する補正データ切換え手段と、上記印
字データ保持手段の出力と上記補正データ切換え手段の
出力とを切り換える切換え手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0015】さらに、第4には、印字データとLED素
子の発光量バラツキを補正する補正データに基づいて印
字を行うプリントヘッドであって、上記第1から第3の
いずれかのプリントヘッド駆動回路を有することを特徴
とするものである。
【0016】
【作用】本発明における第1の構成のプリントヘッド駆
動回路及びこれを使用した第4の構成のプリントヘッド
においては、補正データ保持手段が、印字動作の初期状
態において、各LEDの光量のばらつきを補正するため
の補正データを保持する。そして、印字データを印字デ
ータ保持手段に保持し、この保持されたデータに基づき
印字を行う。その際、切換え手段は、印字データ保持手
段の出力を選択する。その後、切換え手段が論理演算手
段の出力を選択し、論理演算手段が、印字データ保持手
段の出力と補正データ保持手段の出力とのAND出力を
行うので、このAND出力によって補正データに基づく
印字を行う。
【0017】本発明のプリントヘッド駆動回路によれ
ば、補正データを予め補正データ保持手段に保持して、
論理演算手段により印字データ保持手段の出力と補正デ
ータ保持手段の出力とのAND出力を行ってLED素子
の発光量バラツキを補正し、1ライン分の印字データを
読み出すごとに補正データを読み出す必要がないので、
印字速度を高めることができる。
【0018】また、上記第2の構成のプリントヘッド駆
動回路及びこれを使用した第4の構成のプリントヘッド
においては、制御信号生成手段が所定周期でHigh状
態とLow状態とを繰り返す制御信号を出力し、この制
御信号がHigh状態の場合には第1スイッチ部と第2
スイッチ部のうちの一方のスイッチング素子がオン作動
し、逆に制御信号がLow状態の場合には他方のスイッ
チング素子がオン作動して、印字データに基づく出力と
補正データに基づく出力とを切り換える。
【0019】すると、印字データに基づく印字が行われ
た直後に補正データに基づく印字が行われるので、印字
データに基づく印字と補正データに基づく印字とが離れ
ることがなく、印字が乱れることがない。
【0020】また、上記第3の構成のプリントヘッド駆
動回路及びこれを使用した第4の構成のプリントヘッド
においては、異なる補正印字時間に応じて設けられた複
数の補正データ保持手段に各LED等の駆動素子に応じ
た補正データが保持される。そして、異なる周期のパル
ス信号からなる補正データ用制御信号に基づき上記複数
の補正データ保持手段を順次切り換えて、補正データに
基づく印字を行う。ここで、異なる周期のパルス信号か
らなる補正データ用制御信号により補正データの基づく
印字を行うので印字時間をきめ細かく制御することがで
きる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面を利用して説明する。
【0022】第1実施例におけるLEDヘッド駆動IC
における駆動回路1は、図1に示すように、64ビット
のシフトレジスタ10と、64ビットの第1ラッチ回路
20と、第1AND回路部30と、第3スイッチ部50
とを有する。さらに、駆動回路1は、第2ラッチ回路2
5と、第1スイッチ部70と、第2スイッチ部75と、
第2AND回路部80とを有している。
【0023】ここで、駆動回路1の構成を詳しく説明す
ると、シフトレジスタ10は、時系列に入力される印字
データ(DIN)を64ビットデータに配列する。ま
た、第1ラッチ回路20は上記シフトレジスタ10に接
続され、第1ラッチ信号(反転LA1)に従いシフトレ
ジスタ10に格納されているデータをラッチする。さら
に、第2ラッチ回路25もシフトレジスタ10に上記第
1ラッチ回路20に並列に接続されている。
【0024】また、上記第1ラッチ回路20には第1ス
イッチ部70が接続されている。この第1スイッチ部7
0は第1ラッチ回路20の各ドットに対応してスイッチ
70−1〜70−64を有している。このスイッチ70
−1〜70−64はコントロール信号(CTL)入力端
に接続され、コントロール信号(CTL)がHigh状
態の時にオン状態となる。
【0025】また、上記第2ラッチ回路25には第2A
ND回路部80が接続され、この第2AND回路部80
にはAND回路80−1〜80−64が設けられてい
る。AND回路80−1〜80−64の各AND回路に
おける一方の入力端は上記第2ラッチ回路25の対応す
る所定ビットに接続され、他方の入力端は第1ラッチ回
路20における対応する所定ビットに接続されている。
【0026】さらに、第2AND回路部80には第2ス
イッチ部75が接続され、この第2スイッチ部75はス
イッチ75−1〜75−64が設けられ、スイッチ75
−1〜75−64における各スイッチは第2AND回路
部80における対応するAND回路に接続されている。
このスイッチ75−1〜75−64も、上記スイッチ7
0−1〜70−64と同様にコントロール信号(CT
L)入力端に接続され、スイッチ70−1〜70−64
とは逆にコントロール信号(CTL)がLow状態の時
にオン状態となる。
【0027】ここで、コントロール信号(CTL)を生
成するコントロール信号生成回路110は、図3に示す
ようにフリップフロップ回路で構成され、ストローブ信
号(STR)と第2ラッチ信号(反転LA2)が入力さ
れることによりコントロール信号(CTL)が出力され
るように構成されている。
【0028】すなわち、ストローブ信号(STR)入力
端子は反転T端子に接続され、第2ラッチ信号(反転L
A2)入力端子はRD 端子に接続され、Q端子はK端子
に接続され、反転Q端子はコントロール信号(CTL)
出力端子に接続されるとともに、J端子に接続されてい
る。つまり、図3のコントロール信号生成回路110に
おける反転Qの出力がコントロール信号(CTL)とな
る。ここで、コントロール信号生成回路110における
反転T,RD ,Q,反転Q,J,Kの各入出力端子のタ
イミングチャートは図4に示すようになる。
【0029】次に、第1スイッチ部70には第1AND
回路部30が接続され、この第1AND回路部30には
AND回路30−1〜30−64が設けられている。A
ND回路30−1〜30−64における各AND回路の
一方の入力端は、第1スイッチ部70におけるスイッチ
70−1〜70−64の対応する各スイッチに接続され
るとともに、第2スイッチ部75におけるスイッチ75
−1〜75−64の対応する各スイッチに接続されてい
る。
【0030】次に、上記第1AND回路部30には第3
スイッチ部50が接続され、この第3スイッチ部50に
はFET50−1〜50−64が設けられている。そし
て、FET50−1〜50−64における各FETはA
ND回路30−1〜30−64の各AND回路に接続さ
れるとともに、出力端DO(1)〜DO(64) に接続されてい
る。
【0031】また、駆動回路1を含む装置全体の構成は
図2に示すように構成され、LEDプリントヘッド10
0にデータ処理回路90が接続され、このデータ処理回
路90にROM65が接続されている。ROM65に
は、各LED素子の発光量に基づいて定められた補正デ
ータが格納されている。また、データ処理回路90には
印字データも入力され、データ処理回路90は、ROM
65からの出力と印字データのいずれをLEDプリント
ヘッド100に入力するかを切り換える機能を有する。
図2において駆動回路1はLEDプリントヘッド100
に含まれ、データ処理回路90からの出力ラインは図1
におけるシフトレジスタ10へのデータイン(DIN)
の入力ラインと同じである。
【0032】上記構成に基づく駆動回路1の使用状態に
ついて説明する。まず、LEDプリンタの電源を入れた
場合に、実際に印字を始めるまでの期間(これを「ウォ
ームアップ時間」とする)があるが、この時間を利用し
てROM65に格納された補正データを第2ラッチ回路
25にラッチさせる。
【0033】すなわち、図4に示すように、第2ラッチ
信号(反転LA2)をオン状態にしてROM65内の補
正データを駆動回路1内に取り込む。その際、データ処
理回路90はROM65側を選択しており、第2ラッチ
信号(反転LA2)がHigh状態の間にシフトレジス
タ10内に取り込んだ上で第2ラッチ回路25に格納
し、第2ラッチ信号(反転LA2)がLow状態になっ
ている間ラッチされた補正データを保持する。なお、R
OM65からの読込みに際して使用されるクロック信号
は、読出し速度との関係で印字データ取込み時のクロッ
ク信号よりも長い周期のものが使用される。
【0034】ここで、図4におけるシリアルデータイン
信号(SDI)はROM65に対する入力信号を示し、
ROM65における動作モードを指令するものである。
そして、シリアルクロック信号(SCK)に同期してシ
リアルデータアウト信号(SDO)より補正データが出
力される。
【0035】その後、印字データ(DIN)がシフトレ
ジスタ10に入力され、第1ラッチ信号(反転LA1)
により第1ラッチ回路20にシフトレジスタ10に格納
された印字データを取り込んでラッチする。この印字デ
ータは1ライン分のデータであり、例えば、1ラインを
駆動IC40チップで駆動するとすれば、この40チッ
プ分の印字データである。第1ラッチ回路20へのラッ
チが完了すると、ストローブ(STR)が入力される。
【0036】ここで、ストローブ信号(STR)は図4
に示すように、期間の長いパルスと短いパルスとでパル
ス群を形成し、このパルス群が繰り返される構成であ
る。上記期間の長いパルスが印字データ用パルスであ
り、期間の短いパルスが補正データ用パルスである。図
4によれば、1ラインの印字データに対して8つのスト
ローブ信号(STR)を使用しているが、これは1ライ
ンの印字を8つに分割して印字を行うためである。つま
り、例えば、40チップ構成の場合に、1つのストロー
ブ信号(STR)で5チップ分の印字を行うことにな
る。
【0037】図4において、ストローブ信号(STR)
1が立ち上がったタイミングでは、コントロール信号
(CTL)はHighであるので、スイッチ70−1〜
70−64はオン状態であるので、印字データに従った
出力信号がAND回路30−1〜30−64から第3ス
イッチ部50に送られ、第3スイッチ部50における対
応するスイッチがオン作動され、出力端DO(1)〜DO(6
4) から駆動信号が出力され、対応するLEDが駆動さ
れる。つまり、印字データに従ったLEDの駆動が行わ
れる。
【0038】次に、ストローブ信号(STR)1におけ
る印字データ用パルスがLowとなったタイミングで、
コントロール信号(CTL)もLow状態となり、これ
によりスイッチ70−1〜70−64がオフになり、ス
イッチ75−1〜70−64がオンとなる。AND回路
80−1〜80−64からは第1ラッチ回路20内に格
納されたデータと第2ラッチ回路25内に格納された補
正データとのANDが出力されているので、スイッチ7
5−1〜75−64がオンになることにより、このAN
D出力がAND回路30−1〜30−64に送られる。
そして、ストローブ信号(STR)における補正データ
用パルスがHighになったタイミングで、AND回路
30−1〜30−64から補正データと印字データのA
ND出力に従った出力信号が第3スイッチ部50に送ら
れ、対応する各LEDが駆動される。
【0039】次に、コントロール信号(CTL)がHi
ghになると(このタイミングでは、補正データ用パル
スがLowになる)、今度は別の駆動ICにおいて、ス
イッチ70−1〜70−64がオン作動し、第1ラッチ
回路から印字データをAND回路30−1〜30−64
に送り、その後ストローブ信号(STR)における印字
データ用パルスがHighになった時にAND回路30
−1〜30−64から出力信号が第3スイッチ50に送
られ、LEDを駆動する。その後、補正データ用パルス
がオンになると、AND回路80−1〜80−64にお
ける補正データと印字データのAND出力に従った駆動
が行われる。
【0040】上記のような印字データに基づく駆動と、
印字データと補正データのAND出力に基づく駆動とを
繰り返して1ラインの印字を行う。
【0041】上記実施例においては、補正データをウォ
ームアップ時間中に予め取り込んでおき、繰り返しHi
gh−Low動作するコントロール信号(CTL)によ
りスイッチ70−1〜70−64をオン作動させた直後
にスイッチ75−1〜75−64をオン作動させてLE
Dの光量補正をするので、1ラインの印字データを取り
込んだ際に一々補正データをROMから取り込む必要が
なく、補正データ取込みのための時間が必要ないので、
印字速度を高めることができる。また、本実施例では、
印字データに基づく印字をした直後に補正データに基づ
く印字を行うので、補正データに基づく印字が離れてし
まうことなく、印字が乱れることがない。なお、上記説
明では、64ビットの場合について説明したがこれには
限られず任意ビットの構成が可能である。
【0042】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例に基づくLEDヘッド駆動ICにおける駆動回路
1´は、上記第1実施例とほぼ同様の構成であるが、補
正データを保持するラッチ回路が複数設けられている点
が異なる。すなわち、図5に示すように、シフトレジス
タ10に印字データを保持する第1ラッチ回路20と、
補正データを保持する第2ラッチ回路25−2〜第kラ
ッチ回路25−kが接続され、上記第2ラッチ回路25
−2〜第kラッチ回路25−kのそれぞれに複数のAN
D回路からなるAND回路部180−2〜180−kが
接続されている。ここで、補正データを保持するラッチ
回路が複数設けられているのは、補正データのための駆
動時間を細かく制御するためである。
【0043】これらのAND回路部180−2〜180
−kには補正データ切換え回路120が接続され、さら
に、第1ラッチ回路20と上記補正データ切換え回路1
20には印字データ/補正データ切換え回路124が接
続されている。この印字データ/補正データ切換え回路
124には複数のAND回路からなるAND回路部13
0が接続され、該AND回路部130には複数のFET
が接続されている。また、上記補正データ切換え回路1
20には、補正データ切換え用デコーダ122が接続さ
れ、この補正データ切換え用デコーダ122にはストロ
ーブ信号(STR)が入力される。
【0044】上記構成に基づく駆動回路1´の動作につ
いて説明すると、上記第1実施例と同様に予め補正デー
タが第2ラッチ回路25−2〜第kラッチ回路25−k
に入力される。
【0045】その後、シフトレジスタ10に入力された
印字データが第1ラッチ回路20に保持され、この保持
された印字データに基づく出力信号が印字データ/補正
データ切換え回路124に入力される。印字データ/補
正データ切換え回路124は、第1ラッチ回路20側を
選択しており、ストローブ信号(STR)の印字データ
用パルスのタイミングで対応するLEDが駆動される。
ここで、ストローブ信号(STR)の構成は、図5に示
すように、補正データ用パルスが徐々に短くなる構成で
ある。このストローブ信号(STR)における補正デー
タ用パルスが徐々に短くなる構成とすることにより、補
正データのための印字時間をきめ細かく制御することが
できる。
【0046】次に、入力されるストローブ信号(ST
R)に基づき補正データ切換用デコーダ122が印字デ
ータ用パルスがオフ状態となるタイミングを補正データ
切換え回路120に送る。補正データ切換え回路120
は、このタイミングで第2ラッチ回路25−2を選択
し、AND回路部180−2に基づく出力を印字データ
/補正データ切換え回路124に送り、印字データ/補
正データ切換え回路124は第2ラッチ回路25−2に
保持された補正データに基づく出力信号をAND回路部
130に送り、1番目の補正データ用パルスで決められ
た時間だけ対応するLEDを駆動する。次に、最初の補
正データ用パルスがLow状態となるタイミングで、補
正データ切換え回路120は第3ラッチ回路25−3を
選択して、同様に第3ラッチ回路25−3に保持された
補正データに基づくLEDの駆動を行う。その際、第3
ラッチ回路25−3に基づくLEDの駆動の時間は第2
ラッチ回路に基づくLEDの駆動よりも短い。
【0047】以上のように補正データ用の複数のラッチ
回路を設けることにより、補正データの印字をきめ細か
く行うことができる。
【0048】なお、上記説明においては、LEDプリン
トヘッドの駆動回路について説明したが、これには限ら
れずサーマルヘッドやインクジェットプリントヘッドに
ついても適用可能である。特に、印字時間を細かいスケ
ールで制御する場合等に有用となる。
【0049】
【発明の効果】本発明における請求項1の構成のプリン
トヘッド駆動回路及びこれを使用した請求項4のプリン
トヘッドによれば、補正データを予め補正データ保持手
段に保持して、論理演算手段により印字データ保持手段
の出力と補正データ保持手段の出力とのAND出力を行
って印字データを補正し、1ライン分の印字データを読
み出すごとに補正データを読み出す必要がないので、印
字速度を高めることができる。
【0050】また、上記第2の構成のプリントヘッド駆
動回路及びこれを使用した請求項4のプリントヘッドに
おいては、印字速度を高めることができるとともに、印
字データに基づく印字が行われた直後に補正データに基
づく印字が行われるので、印字データに基づく印字と補
正データに基づく印字とが離れることがなく、印字が乱
れることがない。
【0051】また、上記第3の構成のプリントヘッド駆
動回路及びこれを使用した請求項4のプリントヘッドに
おいては、異なる周期のパルス信号からなる補正データ
用制御信号により制御することにより、印字時間をきめ
細かく制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるLEDヘッド駆動回路
における要部の回路構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施例におけるLEDヘッド駆動回路
の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施例におけるLEDヘッド駆動回路
におけるコントロール信号生成回路の構成を示す回路図
である。
【図4】本発明の他の実施例におけるタイミング信号生
成回路の構成を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施例におけるLEDヘッド駆動
回路における要部の回路構成を示す回路図である。
【図6】従来におけるLEDヘッド駆動回路の回路構成
を示す回路図である。
【図7】従来におけるLEDヘッド駆動回路の動作を説
明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 駆動回路 10 シフトレジスタ 20 第1ラッチ回路 25 第2ラッチ回路 30 第1AND回路部 50 第3スイッチ部 60 補正データ生成回路 65 ROM 67 切換え回路 70 第1スイッチ部 75 第2スイッチ部 80 第2AND回路部 90 データ処理回路 100 LEDプリントヘッド 110 コントロール信号生成回路 120 補正データ切換え回路 122 補正データ切換え用デコーダ 124 印字データ/補正データ切換え回路 130 AND回路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントヘッドに設けられたチップにお
    ける複数の素子を駆動するプリントヘッド駆動回路であ
    って、 印字データを保持する印字データ保持手段と、 印字動作における初期状態において、LED素子の発光
    量バラツキを補正するための補正データを予め保持する
    補正データ保持手段と、 上記印字データ保持手段の出力と補正データ保持手段の
    出力とのAND出力を行う論理演算手段と、 上記印字データ保持手段の出力と上記論理演算手段の出
    力とを切り換える切換え手段と、 を有することを特徴とするプリントヘッド駆動回路。
  2. 【請求項2】 切換え手段が、所定周期でHigh状態
    とLow状態とを繰り返す制御信号を出力する制御信号
    生成手段と、印字データ保持手段のビット数に応じた複
    数のスイッチング素子を有する第1スイッチ部と、補正
    データ保持手段のビット数に応じた複数のスイッチング
    素子を有する第2スイッチ部とを有し、制御信号のHi
    gh状態及びLow状態に応じて、第1スイッチ部のス
    イッチング素子と第2スイッチ部のスイッチング素子の
    いずれかがオン作動することを特徴とする請求項1に記
    載のプリントヘッド駆動回路。
  3. 【請求項3】 プリントヘッドに設けられたチップにお
    ける複数の素子を駆動するプリントヘッド駆動回路であ
    って、 印字データを保持する印字データ保持手段と、 印字動作における初期状態において、LED素子の発光
    量バラツキを補正するための補正データを予め保持する
    複数の補正データ保持手段であって、異なる補正印字時
    間に応じて設けられた複数の補正データ保持手段と、 上記複数の補正データ保持手段に対応する複数の論理演
    算手段であって、印字データ保持手段の出力と補正デー
    タ保持手段の出力とのAND出力を行う複数の論理演算
    手段と、 異なる周期のパルス信号からなる補正データ用制御信号
    に基づき上記複数の補正データ保持手段を切換え制御す
    る補正データ切換え手段と、 上記印字データ保持手段の出力と上記補正データ切換え
    手段の出力とを切り換える切換え手段と、 を有することを特徴とするプリントヘッド駆動回路。
  4. 【請求項4】 印字データとLED素子の発光量バラツ
    キを補正する補正データに基づいて印字を行うプリント
    ヘッドであって、 請求項1から3のいずれかのプリントヘッド駆動回路を
    有することを特徴とするプリントヘッド。
JP17089394A 1994-07-22 1994-07-22 プリントヘッド駆動回路及びプリントヘッド Pending JPH0834138A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116450A (ja) * 1997-05-23 2008-05-22 Becton Dickinson & Co 自動化微生物学的試験に係る光源装置、光源及び光学系

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