JP2760303B2 - サーマルヘッド駆動装置 - Google Patents

サーマルヘッド駆動装置

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JP2760303B2 JP7011392A JP1139295A JP2760303B2 JP 2760303 B2 JP2760303 B2 JP 2760303B2 JP 7011392 A JP7011392 A JP 7011392A JP 1139295 A JP1139295 A JP 1139295A JP 2760303 B2 JP2760303 B2 JP 2760303B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ装置のサーマル
ヘッド駆動装置に関し、特に昇華型プリンタ装置の階調
制御を行うサーマルヘッド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーマルヘッド駆動装置
は、例えば特開平3−97572号公報に記載されたサ
ーマルヘッド駆動装置の発明に開示されているように、
サーマルヘッドを備えて多階調の画像をプリントするよ
うに構成されたビデオプリンタ装置などのプリンタ装置
において、サーマルヘッドへの転送データ数を減少し
て、データ転送の高速化を図ることを目的としていた。
【0003】図4は、従来例におけるサーマルヘッド駆
動装置を示すブロック図である。図4において、画像メ
モリ101は量子化された画像データを保持し、画像デ
ータデコード回路102は、画像メモリ101から読み
出された画像データをサーマルヘッド107の抵抗体の
オン・オフデータ(以下、印画パターンと記述する)に
変換する。データ並べ変え回路103は、デコード回路
102から出力される印画パターンをサーマルヘッド1
07に転送する順序に並び変える。RAM104は、並
び変えられた印画パターンの書き込みおよび読み出しを
行う。
【0004】第1のコントロール信号発生回路105A
は、画像メモリ101の読み出し制御や、画像データデ
コード回路102、データ並べ変え回路103、および
RAM104の書き込み制御などを行う。
【0005】第2のコントロール信号発生回路105B
は、RAM104からの印画パターンの読み出し制御、
データ転送回路106の転送制御、サーマルヘッド10
7の制御などを行う。
【0006】ここで、例えば画像メモリ101の画像デ
ータ1ドットを6ビット/1バイト、RAM104の構
成を8ビット/1バイト、サーマルヘッド107のドッ
ト数を640ドットとしたときに、まず画像メモリ10
1からの画像データをサーマルヘッド107の転送順序
で8ドット分読み出し、これをデコード回路102にお
いて印画パターンにデコードした後に、データ並べ変え
回路103に入力し、8ドット/1バイトの構成として
RAM104に書き込む。
【0007】これを640ドット分について行うことに
よって、全ての印画パターンをRAM104に書き込
む。これらの動作は、第1のコントロール信号発生回路
105Aの制御信号によって制御される。
【0008】次に、640ドット分のデータをデータ転
送回路106を介してサーマルヘッド107に転送する
ときには、転送順序に並べ変えられた640ドット分、
すなわち80バイトのデータをRAM104から読み出
して、サーマルヘッド107に転送することによって、
所望のプリント画を得ることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のサーマルヘッド駆動装置では、入力された画像
データを画像データデコード回路102によって濃度に
応じた所定の印画パターンにデコードするので、階調数
が大きくなると、データ転送回数が多くなってデータ生
成時間が長くなり、印画出力に時間がかかるという問題
点がある。
【0010】また、画像メモリ101からのデータの読
み出しおよび並び変えのために、印画制御とは別にコン
トロール信号発生回路が必要になり、コントロール信号
発生回路が2つになって回路構成が複雑になるという問
題点がある。
【0011】このような点に鑑み本発明は、多階調の画
像データを印画する昇華型プリンタ装置の、複数の入力
を備えるサーマルヘッドにおいても、印画データ生成時
間の短縮化および回路規模の縮小化を計ることが可能
な、サーマルヘッド駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のサーマルヘッド駆動装置は、熱転写型プリン
タ装置の、複数の発熱抵抗素子を備えるサーマルヘッド
駆動装置であって、データ転送回数をカウントし、印画
濃度に対応する濃度フラグアドレスの生成を行う濃度フ
ラグアドレス生成手段と、複数の入力を備えるサーマル
ヘッドの、該複数の入力のそれぞれの印画素子アドレス
を出力する印画素子アドレスカウント手段と、前記濃度
フラグアドレスと前記印画素子アドレスとによって指定
されるメモリアドレスに濃度フラグデータを格納する記
憶手段と、前記記憶手段から読み出した前記濃度フラグ
データを、次の濃度フラグアドレスにシフトするフラグ
データ生成手段と、前記記憶手段に与える前記メモリア
ドレスを、印画データ生成時と印画データ書き込み時と
で切り替える第1の選択手段と、前記記憶手段に与える
前記濃度フラグデータを、前記印画データ生成時と前記
印画データ書き込み時とで切り替える第2の選択手段
と、前記記憶手段へのアクセスと、前記第1および第2
の選択手段の切り替えと、前記サーマルヘッドへの転送
データ生成のタイミングとを制御するタイミング制御手
段とを有する。
【0013】上記本発明のサーマルヘッド駆動装置は、
前記印画濃度に対応する前記濃度フラグアドレスが備え
る濃度フラグビットの所定のビットを反転して、該印画
濃度の制御を行う。
【0014】
【作用】上記のように構成される本発明のサーマルヘッ
ド駆動装置は、印画濃度に対応する濃度フラグアドレス
の濃度フラグビットを1ビット反転するだけで印画濃度
の制御を行うことができるので、通電制御のための転送
データをバッファメモリに書き込む時間を短くすること
ができ、多階調の画像データを印画する昇華型プリンタ
装置の、複数の入力を備えるサーマルヘッドにおいて
も、印画データ生成時間の短縮化および回路規模の縮小
化を図ることが可能となる。
【0015】また、印画濃度をメモリのアドレスとして
割り付けるので、サーマルヘッドの発熱抵抗素子数が異
なる場合にも、メモリの構成を変えるだけで応用するこ
とが可能となる。
【0016】さらに、(n+1)データシフトライトサ
イクルを起動しないようにすると、バッファメモリに格
納された濃度フラグデータをそのまま出力することがで
きるので、通電したいパターンをCPUが書き込むこと
で、従来のような印画パターンを転送することも可能と
なる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して以
下に説明する。
【0018】図1は、本発明のサーマルヘッド駆動装置
の一実施例を示すブロック図である。図2は、本実施例
におけるバッファメモリの構成を示す図である。図3
は、本実施例におけるデータ制御のタイミング波形を示
す図である。
【0019】初めに、図1を用いて本実施例における構
成を説明する。図1に示すサーマルヘッド駆動装置は、
濃度フラグアドレス生成部3と、加算器7と、ドットア
ドレスカウンタ8と、セレクタ9と、セレクタ13と、
バッファメモリ16と、フラグデータ生成部17と、タ
イミング制御部15と、データラッチ22と、サーマル
ヘッド24とを有する構成となっている。
【0020】図1において、濃度フラグアドレス生成部
3は、データラッチクロック(以下、HLTCKと記述
する)1を入力して印画濃度を表わすラッチ回数をカウ
ントする転送カウンタ4と、転送カウンタ4から出力さ
れるアドレスに“1”を加える加算器5と、転送カウン
タ4の出力と加算器5の出力とを入力してデータ転送ク
ロック(以下、HCKと記述する)2のタイミングによ
って選択し、濃度フラグアドレスを生成するセレクタ6
とを有する構成となっている。
【0021】ドットアドレスカウンタ8は、HCK2を
入力して各ラッチ間の転送データ数(サーマルヘッド2
4の1つの入力に対応するデータ数)をカウントし、サ
ーマルヘッド24の各入力データにおけるドットアドレ
スを生成する。
【0022】加算器7は、濃度フラグアドレス生成部3
から出力される濃度フラグアドレスとドットアドレスカ
ウンタ8から出力されるドットアドレスを加算して、バ
ッファメモリ16の読み出しアドレスを生成する。
【0023】セレクタ9は、加算器7から出力される読
み出しアドレスと印画データ書き込み時のCPUアドレ
ス10とを入力してタイミング制御部15の出力信号の
タイミングによって選択し、メモリアドレス11を生成
する。印画データは、対応するドットアドレスの濃度フ
ラグアドレスによって表わされ、入力データに対応する
濃度フラグビットが立てられる。
【0024】セレクタ13は、印画データ書き込み時の
CPUデータ14とフラグデータ生成部17の出力とを
入力してタイミング制御部15の出力信号のタイミング
によって選択し、濃度フラグデータ12を生成する。
【0025】バッファメモリ16は、メモリアドレス1
1をアドレスとして入力し、濃度フラグデータ12をデ
ータとして入力し、タイミング制御部15から出力され
る制御信号を読み出し信号および書き込み信号として入
力し、印画通電制御のための濃度フラグデータ21を出
力する。
【0026】フラグデータ生成部17は、バッファメモ
リ16から読み出された濃度フラグデータ21をラッチ
するデータラッチ20と、濃度フラグデータ21の生成
時間を短縮するために濃度フラグデータ21のクリアお
よびシフトライトを行う、ORゲート18とANDゲー
ト19とを有する構成となっている。
【0027】データラッチ22は、バッファメモリ16
から読み出された濃度フラグデータ21をラッチして通
電データ23を生成し、サーマルヘッド24に出力す
る。
【0028】タイミング制御部15は、濃度フラグデー
タ12の書き込みおよび濃度フラグデータ21の読み出
しに応じて、セレクタ9とセレクタ13とを切り替える
とともに、バッファメモリ16の読み出し動作および書
き込み動作の制御を行う。
【0029】次に、図2および図3を用いて、図1に示
した本実施例の構成における動作を説明する。
【0030】通常、昇華型プリンタ装置では、複数の発
熱抵抗素子を備えるサーマルヘッドに、通電のオン・オ
フを示す制御データを同一発熱抵抗素子に対して複数回
転送することによって、インクの転写量をコントロール
して、階調制御を行っている。このため、サーマルヘッ
ドの発熱抵抗素子数が増えると転送データ量も増え、結
果としてデータ転送時間が増大するという問題がある。
この問題を解決するために、サーマルヘッドの発熱抵抗
素子を複数のブロックに分けて、各ブロックのデータを
パラレルに転送することによってデータ転送時間の短縮
を行っている。
【0031】ここで、サーマルヘッド24の発熱抵抗素
子数を1入力が128素子であって入力ラインが8本で
あるとすると、1024ドットとなる。これに256階
調の制御を行うとすると、図3に示すように、1ライン
の印画は256回の通電部分、すなわち256回のラッ
チ回数に分けられる。この256回の通電期間中に任意
の回数の通電を行うことによって、所望の印画階調を得
ることができる。
【0032】サーマルヘッド24では、各入力ラインか
ら入力される転送データをHCK2に同期させて内部の
シフトレジスタに格納し、HLTCK1によって全発熱
抵抗素子の通電制御データを揃えて、印画データとして
通電を行う。このため、各ラッチ周期では、1入力の発
熱抵抗素子数分のHCK2(図3では、128クロッ
ク)が1回のデータ転送時間、すなわちラッチ周期とな
る。
【0033】図3に示すように、本実施例においてドッ
トaの階調がnであるとすると、印画データの生成時
に、まずタイミング制御部15はセレクタ9およびセレ
クタ13をCPUアドレス10およびCPUデータ14
に接続する。これによって、バッファメモリ16には、
メモリアドレス11としてCPUアドレス10が、濃度
フラグデータ12としてCPUデータ14が入力され
る。
【0034】図2に示すように、バッファメモリ16は
メモリアドレス11の下位アドレスが濃度フラグアドレ
ス生成部3で生成される濃度フラグアドレスに割り当て
られ、上位アドレスがドットアドレスカウンタ8で生成
されるドットアドレスに割り当てられており、メモリの
幅方向がサーマルヘッド24の入力になっている。
【0035】このため、バッファメモリ16は各発熱抵
抗素子の通電制御のための濃度フラグデータ21を各ヘ
ッド入力毎に並べた形となり、その容量はサーマルヘッ
ドの入力ラインが8本で、各入力の発熱抵抗素子数が1
28素子の場合には、以下の式(1)に示すように、
【0036】 (入力ライン数)×(入力素子数)×(濃度フラグアドレス) (1) で表されるので、本実施例では、以下の式(2)に示す
ように、
【0037】 (8本)×(128素子)×(256階調) (2) がバッファメモリ16の容量となる。
【0038】印画データ生成時にCPU(不図示)は、
バッファメモリ16の濃度フラグビットを立てること
で、各印画ドットの印画濃度を制御する。つまり、ドッ
トaの濃度が256階調中のnであったとすると、対応
するドットアドレスの濃度フラグビット、(本実施例で
は濃度フラグアドレスがnであるデータビット)を
“0”にする。このとき他の濃度フラグビットは図3に
示した濃度フラグデータのように“1”のままであり、
1つのドットアドレスに対応する濃度フラグデータは濃
度フラグアドレス0から255までの中で、1個所だけ
に“0”が格納されている。他の発熱抵抗素子に対して
も同様に、CPUはそれぞれの印画濃度に対応する濃度
フラグビットを立てて、印画濃度を決定する。
【0039】データの書き込みが終了すると、図3に示
すように、プリント許可(以下、PCENと記述する)
信号を駆動して、プリントサイクルに入る。プリントサ
イクルに入ると、タイミング制御部15は、セレクタ9
およびセレクタ13を切り替えて、バッファメモリ16
には、メモリアドレス11として加算器7から出力され
る読み出しアドレスに接続し、濃度フラグデータ12と
してフラグデータ生成部17の出力に接続する。
【0040】プリントサイクルにおいては、全発熱抵抗
素子分の同一の濃度フラグアドレスのデータをバッファ
メモリ16から読み出して、通電の制御を行う。まず最
初の通電では、HLTCK1をカウントする転送カウン
タ4は“0”でバッファメモリ16の濃度フラグアドレ
スの最下位を示している。ドットアドレスカウンタ8
は、HCK2に同期させてこの濃度フラグアドレスをカ
ウントアップし、サーマルヘッド24の各入力における
発熱抵抗素子数分のアドレスを発生する。
【0041】図3に示すドットaにおいては、濃度フラ
グアドレス“0”に書き込まれている濃度フラグデータ
は“1”なので、HCK2の前半の(n)データリード
サイクルにおいて、バッファメモリ16から“1”が読
み出され、データラッチ22およびデータラッチ20に
格納される。サーマルヘッド24には、データラッチ2
2に格納された濃度フラグデータ21が通電データ23
としてそのまま転送されるので、ドットaの通電は
“1”つまり、通電がオンされる。このときセレクタ6
はHCK2によって制御されており、アドレス(n)側
つまり転送カウンタ4の出力そのままを選択している。
【0042】フラグデータ生成部17では、HCK2と
データラッチ20の出力とがORゲート18でゲートさ
れており、HCK2の前半は常に“1”が出力されてい
る。このため、タイミング制御部15は濃度フラグデー
タのリードサイクルの後に、同じ濃度フラグアドレスに
対してライトサイクルを駆動することによってデータ
“1”を書き込む。すなわち、読み出した後の(n)デ
ータクリアサイクルを行う。
【0043】HCK2の後半においては、セレクタ6が
切り替わり、加算器5が出力するアドレス(n+1)を
濃度フラグアドレスとして出力する。すなわち、HCK
2の前半で読み出したアドレス(n)の濃度フラグアド
レスの次のアドレスを選択し、(n+1)デ−タリード
サイクルを行い、バッファメモリ16から読み出す。読
み出された濃度フラグデータと(n)データリードサイ
クルでデータラッチ20に格納されていた濃度フラグア
ドレス(n)の濃度フラグデータとは、ANDゲート1
9でゲートされてデータラッチ20に格納される。格納
されたANDゲート19の出力データは、(n+1)デ
ータシフトライトサイクルにおいてバッファメモリ16
の濃度フラグアドレス(n+1)に書き戻される。
【0044】すなわち、読み出した濃度フラグデータに
隣接するアドレスの濃度フラグデータ21を元の濃度フ
ラグデータとゲートし、どちらかにフラグが立っている
場合には、その濃度フラグデータを次のアドレスにシフ
トライトする。このような動作を各ラッチ周期において
行うと、ドットaにおいては、濃度フラグアドレス
(n)に濃度フラグデータ“0”が書き込まれているの
で、濃度フラグアドレス(n)で読み出された濃度フラ
グデータ“0”は、(n+1)データシフトライトサイ
クルにおいて読み出された濃度フラグデータ“1”とゲ
ートされ、濃度フラグデータ“0”として書き戻され
る。このため、以後読み出される濃度フラグデータは
“0”となり、濃度フラグアドレスが(n)以上におい
て通電が不許可される。
【0045】上記のように各発熱抵抗素子は、濃度フラ
グアドレスに書き込まれた濃度フラグビットが“0”と
なった以降のラッチにおいて通電が制御されるので、求
める印画の階調が(n)として決定される。
【0046】このように、印画データ書き込みを行うC
PUは、印画濃度に対応する濃度フラグアドレスの濃度
フラグビットを1ビット反転するだけで印画濃度の制御
を行うことができるので、従来の制御方法と比較して転
送データを少なくすることができる。また、印画濃度を
メモリのアドレスとして割り付けることで、サーマルヘ
ッドの発熱抵抗素子数が異なる場合にも、メモリの構成
を変えるだけで応用することができる。さらに、(n+
1)データシフトライトサイクルを起動しないようにす
ると、バッファメモリ16に格納された濃度フラグデー
タ21をそのまま出力することができるので、通電した
いパターンをCPUが書き込むことによって、従来のよ
うな印画パターンを転送することもできる。
【0047】なお、上述の実施例は本発明の好適な実施
例の一例ではあるが、本発明はこれに限るものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。例えば、本実施例においてはサーマルヘ
ッド24の発熱抵抗素子を、1入力が128素子であっ
て入力ラインが8本である1024ドットとしたが、こ
れに限るものではなく、サーマルヘッド24の発熱抵抗
素子数に応じてバッファメモリ16を構成することで、
各種のサーマルヘッドに適応することができる。また、
印画濃度の制御を256階調制御としたが、これに限る
ものではない。さらに、印画を制御する濃度フラグデー
タを“0”として通電のオフ状態を設定したが、“0”
と“1”とを入れ替えて、通電のオン状態を設定するよ
うにしても良い。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のサーマルヘッド駆動装置は、印画濃度に対応する濃度
フラグアドレスの濃度フラグビットを1ビット反転する
だけで印画濃度の制御を行えることによって、通電制御
のための転送データをバッファメモリに書き込む時間を
短くすることができ、多階調の画像データを印画する昇
華型プリンタ装置の、複数の入力を備えるサーマルヘッ
ドにおいても、印画データ生成時間の短縮化および回路
規模の縮小化を図ることができるという効果を有する。
【0049】また、印画濃度をメモリのアドレスとして
割り付けることによって、サーマルヘッドの発熱抵抗素
子数が異なる場合にも、メモリの構成を変えるだけで応
用することができるという効果を有する。
【0050】さらに、(n+1)データシフトライトサ
イクルを起動しないようにすると、バッファメモリに格
納された濃度フラグデータをそのまま出力できることに
よって、通電したいパターンをCPUが書き込むこと
で、従来のような印画パターンを転送することもできる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド駆動装置の一実施例を
示すブロック図
【図2】本実施例におけるバッファメモリの構成を示す
【図3】本実施例におけるデータ制御のタイミング波形
を示す図
【図4】従来例におけるサーマルヘッド駆動装置を示す
ブロック図
【符号の説明】
1 データラッチクロック(HLTCK) 2 データ転送クロック(HCK) 3 濃度フラグアドレス生成部 4 転送カウンタ 5、7 加算器 6、9、13 セレクタ 8 ドットアドレスカウンタ 10 CPUアドレス 11 メモリアドレス 12、21 濃度フラグデータ 14 CPUデータ 15 タイミング制御部 16 バッファメモリ 17 フラグデータ生成部 18 ORゲート 19 ANDゲート 20、22 データラッチ 23 通電データ 24 サーマルヘッド 101 画像メモリ 102 画像データデコード回路 103 データ並べ変え回路 104 RAM 105A 第1のコントロール信号発生回路 105B 第2のコントロール信号発生回路 106 データ転送回路 107 サーマルヘッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写型プリンタ装置の、複数の発熱抵
    抗素子を備えるサーマルヘッド駆動装置において、 データ転送回数をカウントし、印画濃度に対応する濃度
    フラグアドレスの生成を行う濃度フラグアドレス生成手
    段と、 複数の入力を備えるサーマルヘッドの、該複数の入力の
    それぞれの印画素子アドレスを出力する印画素子アドレ
    スカウント手段と、 前記濃度フラグアドレスと前記印画素子アドレスとによ
    って指定されるメモリアドレスに濃度フラグデータを格
    納する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出した前記濃度フラグデータを、
    次の濃度フラグアドレスにシフトするフラグデータ生成
    手段と、 前記記憶手段に与える前記メモリアドレスを、印画デー
    タ生成時と印画データ書き込み時とで切り替える第1の
    選択手段と、 前記記憶手段に与える前記濃度フラグデータを、前記印
    画データ生成時と前記印画データ書き込み時とで切り替
    える第2の選択手段と、 前記記憶手段へのアクセスと、前記第1および第2の選
    択手段の切り替えと、前記サーマルヘッドへの転送デー
    タ生成のタイミングとを制御するタイミング制御手段と
    を有することを特徴とする、サーマルヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記印画濃度に対応する前記濃度フラグ
    アドレスが備える濃度フラグビットの所定のビットを反
    転して、該印画濃度の制御を行う、請求項1に記載のサ
    ーマルヘッド駆動装置。
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