JPH11170596A - Ledアレー駆動装置 - Google Patents

Ledアレー駆動装置

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JPH11170596A
JPH11170596A JP34036997A JP34036997A JPH11170596A JP H11170596 A JPH11170596 A JP H11170596A JP 34036997 A JP34036997 A JP 34036997A JP 34036997 A JP34036997 A JP 34036997A JP H11170596 A JPH11170596 A JP H11170596A
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sled
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Mitsuo Shiraishi
光生 白石
Toshiyuki Sekiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流を減らすことができ、かつ、発光サ
イリスタの点灯時間(発光DUTY)を長くすることが
でき、さらには発光させる発光サイリスタの点灯数によ
らず、消費電流を常にほぼ一定にすることができ、消費
電流の変動よる光量変動を無くして、常に均一な濃度の
画像を形成することができるLEDアレー駆動装置を提
供すること。 【解決手段】 入力された画像データに応じて発光サイ
リスタを発光させた画素の転送サイリスタを発光サイリ
スタがONしたらOFFさせ、発光サイリスタを発光さ
せない画素についてはその画素に対応した転送サイリス
タをONさせ続ける。そして、転送サイリスタのみON
した場合の消費電流と、発光サイリスタがONして転送
サイリスタをOFFさせた場合の消費電流がほぼ一定に
なるように駆動し、発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録方式
により記録媒体に永久可視像を形成するための記録用発
光素子として用いられる自己走査型LEDアレー(SL
ED)を駆動するLEDアレー駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、SLED(自己走査型LEDアレ
ー:以下、SLEDと呼ぶ)は、特開平1−23896
2号公報,特開平2−208067号公報,特開平2−
212170号公報,特開平3−20457号公報,特
開平3−194978号公報,特開平4−5872号公
報,特開平4−23367号公報,特開平4−2965
79号公報,特開平5―84971号公報、及びジャパ
ンハードコピー’91(A−17)「 駆動回路を集積し
た光プリンタ用発光素子アレーの提案」 ,電子情報通信
学会(’90.3.5)「 PNPNサイリスタ構造を用
いた自己走査型発光素子(SLED)の提案」 等で紹介
されており,記録用発光素子として注目されている。
【0003】図3に、本発明の制御対象とすることので
きる一般的なSLEDの例を示す。図4はこのSLED
を制御するための従来のコントロール信号及びタイミン
グの例を示し、ここでは特に全素子を点灯する場合を例
示している。
【0004】図3のVGAはSLEDの電源電圧に該当
し、50KΩ〜100KΩの抵抗を介してスタートパル
スΦSにカスケードに接続されているダイオードに接続
されている。SLEDは図3に示すように転送用のサイ
リスタ1′〜5′がアレー状に配列したものと、発光用
サイリスタ1〜5がアレー状に配列したものからなり、
それぞれのサイリスタのゲート信号が接続され、1番目
のサイリスタ1′、1のゲートはスタートパルスΦSの
信号入力部に接続される。2番目のサイリスタ2′,2
のゲートはスタートパルスΦSの端子に接続されたダイ
オードのカソードに接続されて、3番目のサイリスタは
次のダイオードのカソードにと言うように順次同様に接
続して構成されている。
【0005】図4のタイミングチャートに従い、図3の
SLEDの転送及び発光の動作について説明する。転送
のスタートはスタートパルスΦSが0Vから5Vに変化
させることにより始まる。ΦSが5Vになることによ
り、Va=5V、Vb=3.7V(ダイオードの順方向
電圧降下を1.3Vとする)、Vc=2.4V、Vd=
1.1V、Ve以降は0Vとなり,転送用のサイリスタ
1′と2′のゲート信号が0Vからそれぞれ5V、3.
7Vへと変化する。
【0006】この状態では、シフトパルスΦ1を5Vか
ら0Vにすることにより、転送用のサイリスタ1′のそ
れぞれの電位は、アノード:5V、カソード:0V、ゲ
ート:3.7Vとなり、これがサイリスタのON条件と
なつて、転送用のサイリスタ1′がONする。この状態
でスタートパルスΦSを0Vに変えるても、サイリスタ
1′がONしているので、Va≒5Vとなる。その理由
は、ΦSは抵抗を介してパルスが印加されている。サイ
リスタはONすると、アノードとゲート間の電位がほぼ
等しくなるからである。
【0007】このため、ΦSを0Vにしても1番目のサ
イリスタのON条件が保持され、1番目のシフト動作が
完了する。この状態で発光サイリスタ用のΦI信号を5
Vから0Vにすると、転送用のサイリスタがONした条
件と同じになるので、発光サイリスタ1がONして、1
番目のLEDが点灯することになる。
【0008】1番目のLEDは発光サイリスタ駆動クロ
ックΦIを5Vに戻すことにより、発光サイリスタのア
ノード・カソード間の電位差が無くなり、サイリスタの
最低保持電流を流せなくなるので、発光サイリスタ1は
OFFする。
【0009】次に、転送サイリスタ1′から2′にサイ
リスタのON条件の転送について説明すると、発光サイ
リスタ1がOFFしても、シフトパルスΦ1が0Vのま
まであるから、転送用サイリスタ1′はONのままなの
で、転送用サイリスタ1′のゲート電圧Va≒5Vであ
り、Vb=3.7Vである。
【0010】この状態でシフトパルスΦ2を5Vから0
Vに変化させることにより、転送用サイリスタ2′の電
位はアノード:5V、カソード:0V、ゲート:3.7
Vとなることから、転送用サイリスタ2′はONする。
【0011】転送用サイリスタ2′がONした後、シフ
トパルスΦ1を0Vから5Vに変えることにより、転送
用サイリスタ1′は発光サイリスタ1がOFFしたのと
同様にOFFする。こうして、転送用サイリスタのON
は1′から2′に移る。そして、発光サイリスタ駆動ク
ロックΦIを5Vから0Vにすると、発光用サイリスタ
2がONして発光する。
【0012】なお、転送用サイリスタがONしている発
光サイリスタのみ発光できる理由は、転送用サイリスタ
がONしていない場合、ONしているサイリスタの隣の
サイリスタを除いてゲート電圧が0Vであるので,サイ
リスタのON条件とならないからである。隣のサイリス
タについても発光用サイリスタがONすることにより、
発光サイリスタ駆動クロックΦIの電位は3.4V(発
光用サイリスタの順方向電圧降下分)となるから、隣の
サイリスタは、ゲート・カソード間の電位差がないの
で,ONすることができない。
【0013】以上の説明のように、従来技術では、転送
サイリスタの駆動パルス(シフトパルス)Φ1及びΦ2
は、ある画素の転送サイリスタに対応した発光サイリス
タのON、OFFによらずに常に上記画素の転送サイリ
スタをONさせ続けていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のSLEDでは、そのSLEDを形成する半
導体ウエハーの製造条件により、SLEDの特徴である
転送サイリスタのゲート電圧を順次転送するという、そ
の転送スピードが変化し、高速に転送及び発光動作をさ
せた場合、転送サイリスタのゲート電圧の転送が遅れ、
発光させようとしている発光サイリスタが点灯せずに、
その他の発光サイリスタのゲート電圧が一番高くなって
いるB面の発光サイリスタが点灯するという現象が起こ
り、その結果、発光動作の転送が不安定になる。
【0015】この不具合な現象を解決するためには、従
来では、転送サイリスタの1′と転送サイリスタの2′
が同時にONして、ゲート電圧を転送させる時間を充分
長くすることで、順次転送するSLEDの動作を安定に
させていた。しかしながら、このような従来方法では、
転送時間を長くするにつれて発光サイリスタの発光時間
(点灯ONのDUTY)が短くなってしまい、画像を形
成する上での発光サイリスタの光量が不足してしまうと
いう解決すべき点がある。
【0016】また、従来のSLED駆動方式では、発光
サイリスタがONしているときは転送サイリスタもON
していることから、発光サイリスタと転送サイリスタの
両方の消費電流を必要とし、そのため、発光させる発光
サイリスタの数の大小により、消費電流が変動してい
た。
【0017】特に、SLEDチップ数個をアレー状に並
べて、記録媒体に永久可視像を形成するための記録用L
EDヘッドとして、SLEDチップ数個を同時に駆動す
るように作られる場合には、その数個のSLED全ての
同じ画素の発光サイリスタがONするチップがどれくら
い存在するかにより、消費電流はSLEDの発光するチ
ップ数に比例して大きくなる。
【0018】消費電流の変動は、SLED及びSLED
駆動回路に供給している電源からの配線による電圧のド
ロップ分の変動を引き起こし、そのため、発光させる発
光サイリスタの数が多ければ多いほど、電圧はドロップ
し、その結果として発光サイリスタの光量が変動し、画
像濃度が変動するということになってしまっていた。
【0019】本発明は、上述の点に鑑みて成されたもの
で、その第1目的は、消費電流を減らすことができ、か
つ、発光サイリスタの点灯時間(発光DUTY)を長く
することができるLEDアレー駆動装置を提供すること
にある。
【0020】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加えて、発光させる発光サイリスタの点灯数によらず、
消費電流を常にほぼ一定にすることができ、消費電流の
変動よる光量変動を無くして、常に均一な濃度の画像を
形成することができるLEDアレー駆動装置を提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1の発明は、転送用サイリスタが少なく
とも1つ以上がアレー状に並べられ、該転送用サイリス
タの隣接間の転送のための制御用信号を外部から印加で
き、前記転送用サイリスタと平行に発光用サイリスタが
同様に少なくとも1つ以上がアレー状に並べられ、前記
転送用サイリスタと前記発光サイリスタ間のゲートはそ
れぞれ接続されている自己走査型LEDアレーに対し、
外部からの制御信号により前記転送用サイリスタを順次
発光状態にし、それにつれて前記発光サイリスタも順次
発光状態する駆動信号を発生させるLEDアレー駆動装
置において、前記駆動信号を用いて、駆動装置に入力さ
れた画像データに応じて発光サイリスタを発光させた画
素の転送サイリスタは該発光サイリスタがONしたらO
FFさせ、発光サイリスタを発光させない画素について
はその画素に対応した転送サイリスタをONさせ続ける
ことを特徴とする。
【0022】上記第2の目的を達成するため、請求項2
の発明は、転送用サイリスタが少なくとも1つ以上がア
レー状に並べられ、該転送用サイリスタの隣接間の転送
のための制御用信号を外部から印加でき、前記転送用サ
イリスタと平行に発光用サイリスタが同様に少なくとも
1つ以上がアレー状に並べられ、前記転送用サイリスタ
と前記発光サイリスタ間のゲートはそれぞれ接続されて
いる自己走査型LEDアレーに対し、外部からの制御信
号により前記転送用サイリスタを順次発光状態にし、そ
れにつれて前記発光サイリスタも順次発光状態する駆動
信号を発生させるLEDアレー駆動装置において、前記
駆動信号を用いて、駆動装置に入力された画像データに
応じて発光サイリスタを発光させた画素の転送サイリス
タは該発光サイリスタがONしたらOFFさせ、発光サ
イリスタを発光させない画素についてはその画素に対応
した転送サイリスタをONさせ続け、かつ前記転送サイ
リスタのみONした場合の消費電流と、前記発光サイリ
スタがONして転送サイリスタをOFFさせた場合の消
費電流がほぼ一定になるように駆動することを特徴とす
る。
【0023】また、請求項3の発明は、電子写真記録方
式により記録媒体に永久可視像を形成するための画像デ
ータを出力する画像データ出力部と、該画像データ出力
部へ画像データを読み出すためのREADクロックを出
力し、前記画像データ出力部からの画像データを入力
し、入力した画像データに基づいてSLED駆動信号と
してスタートパルスΦS、nbitの画像データ信号Φ
Dと、転送クロックΦ1、Φ2を発生させるSLED制
御回路と、該SLED制御回路からの前記SLED駆動
信号を入力し、かつアレー状に並べられた複数個のSL
EDからなるSLEDヘッドアレーを駆動する為の複数
のSLED駆動回路とを有し、前記SLDE駆動回路の
駆動により前記SLEDヘッドアレーのSLEDの転送
用サイリスタおよび発光用サイリスタを順次発光状態に
するLEDアレー駆動装置であって、前記SLED制御
回路から前記SLED駆動回路へ出力される前記転送サ
イリスタ用の転送クロックΦ1、Φ2は、前記発光サイ
リスタの点灯とは関係なしに、全ての転送サイリスタを
順次ONさせるように駆動させ、順次サイリスタのゲー
ト電圧を転送するように駆動させる信号波形となってい
ることを特徴とする。
【0024】本発明は、請求項1または請求項3の上記
構成により、駆動装置に入力された画像データに応じて
発光サイリスタを発光させた画素の転送サイリスタを発
光サイリスタがONしたらOFFさせ、発光サイリスタ
を発光させない画素についてはその画素に対応した転送
サイリスタをONさせ続けるようにしたので、消費電流
を減らすことができ、かつ、発光サイリスタの点灯時間
(発光DUTY)を長くすることができる。
【0025】また、本発明は、請求項2の上記構成によ
り、駆動装置に入力された画像データに応じて発光サイ
リスタを発光させた画素の転送サイリスタを発光サイリ
スタがONしたらOFFさせ、発光サイリスタを発光さ
せない画素についてはその画素に対応した転送サイリス
タをONし続けて、消費電流を減らし、更にまた転送サ
イリスタのみONした場合の消費電流と、発光サイリス
タがONして転送サイリスタをOFFさせた場合の消費
電流がほぼ一定になるように駆動するようにしたので、
発光させる発光サイリスタの点灯数によらず、消費電流
を常にほぼ一定にし、かつ発光サイリスタの点灯時間
(発光DUTY)を長くすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0027】図1はSLEDを駆動する本発明の一実施
形態のSLED駆動装置の構成を示す。このSLED駆
動装置は、電子写真記録方式により記録媒体に永久可視
像を形成するための画像データを出力する画像データ出
力部301と、SLED制御部303とを有する。SL
ED制御部303は、画像データ出力部301へ画像デ
ータを読み出すためのREADクロック(読み出しクロ
ック)を出力し、次に画像データ出力部301からの画
像データを入力し、入力した画像データに基づいてSL
ED駆動信号(LEDアレー駆動信号)を発生させるS
LED制御回路302を備える。更に、SLED制御回
路302からのSLED駆動信号を入力し、かつアレー
状に並べられた複数個のSLEDチップを駆動する為の
複数のSLED駆動回路305を有する。このSLDE
駆動回路305の駆動により、SLEDヘッドアレー3
04のSLEDの転送用サイリスタおよび発光用サイリ
スタを順次発光状態にする。制御対象のSLEDヘッド
アレー304としては例えば、前述の図3の一般的な構
成のものでよい。
【0028】図2は本発明の実施の形態の動作を最も良
く表す、SLED制御のためのコントロール信号及びタ
イミングを示すタイミングチャートであり、上記図1の
SLED制御部303のSLED制御回路302からS
LEDへ出力されるSLED駆動信号である、転送クロ
ックΦ1、Φ2、スタートパルスΦS、発光サイリスタ
駆動クロックΦI、及びnbit(nビット)幅の画像
デ−タ信号ΦDのそれぞれの波形を示す。
【0029】本発明においては、まずSLED制御回路
302は、従来技術の駆動波形(図4参照)と同じよう
に、スタートパルスΦS、nbitの画像データ信号Φ
Dと、転送クロックΦ1、Φ2をSLED駆動回路30
5へ出力する。
【0030】この時、SLED制御回路302からSL
ED駆動回路305へ出力される転送サイリスタの転送
クロックΦ1、Φ2は、発光サイリスタの点灯とは関係
なしに、全ての転送サイリスタを順次ONさせるように
駆動させ、順次サイリスタのゲート電圧を転送するよう
に駆動させる信号波形となっている。
【0031】これと同時にまた、発光サイリスタのON
時間を制御する発光サイリスタ駆動クロックΦIついて
は、従来技術とは異なり、発光する発光サイリスタに対
応したビットの転送サイリスタのOFF時間まで、発光
サイリスタのON時間を長くした発光サイリスタ駆動ク
ロックΦIを、SLED制御回路302からSLED駆
動回路305へ出力する。
【0032】SLED制御回路302からSLED駆動
回路305へと入力した各信号について説明すると、S
LED駆動回路305では、まず発光サイリスタ駆動ク
ロックΦIと、nbit幅のパラレルの画像データΦD
を1bitのシリアルデータに直した信号(シリアル画
像データ)ΦD′とでAND(論理積)のゲートをと
り、光らせたい発光サイリスタへは、SLED制御回路
302から入力した信号ΦIをそのままSLED304
へ出力し、光らせない発光サイリスタの場合は、発光サ
イリスタがONしないようにOFFの信号にしてSLE
D304へ出力する。
【0033】また、SLED駆動回路305では、光ら
せる発光サイリスタに対応した転送サイリスタの信号
は、発光サイリスタがONするとOFFするように制御
され、発光サイリスタがONしなければSLED制御回
路302からの転送クロックΦ1、Φ2の信号をそのま
まSLED304へ出力する。
【0034】発光サイリスタがONし、そのビットに対
応した転送サイリスタがOFFするまでの時間は、SL
ED駆動回路305内のR0M(図示しない)にあらか
じめその設定値を書き込むことで、調整できるようにな
っている。
【0035】次に、転送サイリスタがOFFし、発光サ
イリスタのみONしているビットから、次のビットへの
ゲート電圧の転送は、発光サイリスタがONしている間
に次のビットの転送サイリスタがONすることで、今点
灯している発光サイリスタのゲート電圧と同じ電位に、
次のサイリスタのゲート電圧がなり、そのときに発光し
ているサイリスタをOFFすることで、ゲート電圧が次
の転送サイリスタへと移動し、次の発光サイリスタをO
Nさせることができる状態となる。
【0036】上記のようにしてLED304を駆動する
ことにより、発光サイリスタがONする時は、その発光
サイリスタに対応した転送サイリスタをOFFにする。
これにより、本実施形態では、従来技術の駆動方式に比
べて消費電流を減らすことができ、さらに発光サイリス
タの点灯時間(発光DUTY)をも長くすることができ
る。
【0037】また、本発明による上記の駆動方法におい
て、転送サイリスタのON電流と発光サイリスタのON
電流を等しくすることにより、発光サイリスタの点灯数
によらず、消費する電流量はほぼ一定となる。また、S
LED及びSLED駆動回路に供給している電源からの
配線による電圧のドロップ分を一定に保つことにより、
発光サイリスタの光量が安定し、結果として画像濃度を
安定することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動装置に入力された画像データに応じて発光サイリス
タを発光させた画素の転送サイリスタを、その発光サイ
リスタがONしたらOFFさせ、発光サイリスタを発光
させない画素についてはその画素に対応した転送サイリ
スタをONさせ続けるようにしたので、消費電流を減ら
すことができ、かつ、発光サイリスタの点灯時間(発光
DUTY)を長くすることができる。
【0039】また、本発明によれば、上記駆動装置にお
いて、転送サイリスタのみONした場合の消費電流と、
発光サイリスタがONして転送サイリスタをOFFさせ
た場合の消費電流がほぼ一定になるように駆動するよう
にしたので、発光させる発光サイリスタの点灯数によら
ず、消費電流を常にほぼ一定にすることができ、消費電
流の変動による光量変動を無くして、常に均一な濃度の
画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるSLED駆動装置
の基本構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態でのSLED制御のため
のコントロール信号及びタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図3】本発明の制御対象とすることのできる一般的な
SLEDの基本構成の一例を示す回路図である。
【図4】図3のSLEDを制御するための従来技術のコ
ントロール信号及びタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1〜5 発光用サイリスタ 1′〜5′ 転送用サイリスタ 301 画像データ出力部 302 SLED制御回路 303 SLED制御部 304 SLEDヘッドアレー 305 SLED駆動回路 Φ1、Φ2 転送クロック(シフトパルス) ΦS スタートパルス ΦI 発光サイリスタ駆動クロック ΦD nbit幅のパラレルの画像データ ΦD′1bitのシリアルデータに直した信号(シリア
ル画像データ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送用サイリスタが少なくとも1つ以上
    がアレー状に並べられ、該転送用サイリスタの隣接間の
    転送のための制御用信号を外部から印加でき、前記転送
    用サイリスタと平行に発光用サイリスタが同様に少なく
    とも1つ以上がアレー状に並べられ、前記転送用サイリ
    スタと前記発光サイリスタ間のゲートはそれぞれ接続さ
    れている自己走査型LEDアレーに対し、外部からの制
    御信号により前記転送用サイリスタを順次発光状態に
    し、それにつれて前記発光サイリスタも順次発光状態す
    る駆動信号を発生させるLEDアレー駆動装置におい
    て、 前記駆動信号を用いて、駆動装置に入力された画像デー
    タに応じて発光サイリスタを発光させた画素の転送サイ
    リスタは該発光サイリスタがONしたらOFFさせ、発
    光サイリスタを発光させない画素についてはその画素に
    対応した転送サイリスタをONさせ続けることを特徴と
    するLEDアレー駆動装置。
  2. 【請求項2】 転送用サイリスタが少なくとも1つ以上
    がアレー状に並べられ、該転送用サイリスタの隣接間の
    転送のための制御用信号を外部から印加でき、前記転送
    用サイリスタと平行に発光用サイリスタが同様に少なく
    とも1つ以上がアレー状に並べられ、前記転送用サイリ
    スタと前記発光サイリスタ間のゲートはそれぞれ接続さ
    れている自己走査型LEDアレーに対し、外部からの制
    御信号により前記転送用サイリスタを順次発光状態に
    し、それにつれて前記発光サイリスタも順次発光状態す
    る駆動信号を発生させるLEDアレー駆動装置におい
    て、 前記駆動信号を用いて、駆動装置に入力された画像デー
    タに応じて発光サイリスタを発光させた画素の転送サイ
    リスタは該発光サイリスタがONしたらOFFさせ、発
    光サイリスタを発光させない画素についてはその画素に
    対応した転送サイリスタをONさせ続け、 かつ前記転送サイリスタのみONした場合の消費電流
    と、前記発光サイリスタがONして転送サイリスタをO
    FFさせた場合の消費電流がほぼ一定になるように駆動
    することを特徴とするLEDアレー駆動装置。
  3. 【請求項3】 電子写真記録方式により記録媒体に永久
    可視像を形成するための画像データを出力する画像デー
    タ出力部と、 該画像データ出力部へ画像データを読み出すためのRE
    ADクロックを出力し、前記画像データ出力部からの画
    像データを入力し、入力した画像データに基づいてSL
    ED駆動信号としてスタートパルスΦS、nbitの画
    像データ信号ΦDと、転送クロックΦ1、Φ2を発生さ
    せるSLED制御回路と、 該SLED制御回路からの前記SLED駆動信号を入力
    し、かつアレー状に並べられた複数個のSLEDからな
    るSLEDヘッドアレーを駆動する為の複数のSLED
    駆動回路とを有し、 前記SLDE駆動回路の駆動により前記SLEDヘッド
    アレーのSLEDの転送用サイリスタおよび発光用サイ
    リスタを順次発光状態にするLEDアレー駆動装置であ
    って、 前記SLED制御回路から前記SLED駆動回路へ出力
    される前記転送サイリスタ用の転送クロックΦ1、Φ2
    は、前記発光サイリスタの点灯とは関係なしに、全ての
    転送サイリスタを順次ONさせるように駆動させ、順次
    サイリスタのゲート電圧を転送するように駆動させる信
    号波形となっていることを特徴とするLEDアレー駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 前記発光サイリスタのON時間を制御す
    る前記発光サイリスタ駆動クロックΦIについては、発
    光する前記発光サイリスタに対応したビットの転送サイ
    リスタのOFF時間まで、前記発光サイリスタのON時
    間を長くした発光サイリスタ駆動クロックΦIを、前記
    SLED制御回路から前記SLED駆動回路へ出力し、 前記発光サイリスタ駆動クロックΦIと、前記nbit
    幅のパラレルの画像データΦDを1bitのシリアルデ
    ータに直した信号ΦD′とでANDのゲートをとり、光
    らせたい発光サイリスタへは、前記SLED制御回路か
    ら入力した信号ΦIをそのまま前記SLEDへ出力し、
    光らせない発光サイリスタの場合は、発光サイリスタが
    ONしないようにOFFの信号にして前記SLEDへ出
    力することを特徴とする請求項3に記載のLEDアレー
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記SLED駆動回路では、光らせる発
    光サイリスタに対応した転送サイリスタの信号は、発光
    サイリスタがONするとOFFするように制御され、発
    光サイリスタがONしなければ前記SLED制御回路か
    らの転送クロックΦ1、Φ2の信号をそのまま前記SL
    EDへ出力し、 前記発光サイリスタがONし、そのビットに対応した転
    送サイリスタがOFFするまでの時間は、前記SLED
    駆動回路内のROMにあらかじめその設定値を書き込む
    ことで、調整できるようにしたことを特徴とする請求項
    4に記載のLEDアレー駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記転送サイリスタのON電流と前記発
    光サイリスタのON電流を等しくし、 前記SLED及び前記SLED駆動回路に供給している
    電源からの配線による電圧のドロップ分を一定に保つこ
    とを特徴とする請求項5に記載のLEDアレー駆動装
    置。
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