JP4411723B2 - 自己走査型発光素子アレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子アレイ、特に光プリンタヘッダ等の書き込み用電源に用いられる自己走査型発光素子アレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
多数個の発光素子を同一基板上に集積した発光素子アレイは、その駆動用ICと組み合わせて光プリンタヘッダ等の書き込み用光源として利用されている。本発明者らは発光素子アレイの構成要素としてpnpn構造を持つ発光サイリスタに注目し、発光点の自己走査が実現できることを既に特許出願(特開平1−238962号公報、特開平2−14584号公報、特開平2−92650号公報、特開平2−92651号公報)し、光プリンタ用光源として実装上簡便となること、発光素子ピッチを細かくできること、コンパクトな自己走査型発光素子アレイを作製できること等を示した。
【0003】
さらに本発明者らは、スイッチ素子(発光サイリスタ)アレイをシフト部として、発光部である発光素子(発光サイリスタ)アレイと分離した構造の自己走査型発光素子アレイを提案している(特開平2−263668号)。
【0004】
図1に、この自己走査型発光素子アレイの等価回路図を示す。この自己走査型発光素子アレイは、転送素子T1 〜T4 、書き込み用発光素子L1 〜L4 からなる。シフト部の構成は、ダイオード接続を用いている。VGKは電源(通常5V)であり、負荷抵抗RL を経て各転送素子のゲート電極G1 〜G3 に接続されている。また、転送素子のゲート電極G1 〜G3 は、書き込み用発光素子のゲート電極にも接続される。転送素子T1 のゲート電極にはスタートパルスφS が加えられ、転送素子のアノード電極には、交互に転送用クロックパルスφ1,φ2が加えられ、書き込み用発光素子のアノード電極には、書き込み信号φI が加えられている。
【0005】
なお図中、21,22,23,24は、それぞれ電流制限抵抗を示している。
【0006】
動作を簡単に説明する。まず転送用クロックパルスφ1の電圧がハイレベルで転送素子T2 がオン状態であるとする。このとき、ゲート電極G2 の電位はVGKの5Vからほぼ0Vにまで低下する。この電位降下の影響はダイオードD2 によってゲート電極G3 に伝えられ、その電位を約1Vに(ダイオードD2 の順方向立上り電圧(拡散電位に等しい))に設定する。しかし、ダイオードD1 は逆バイアス状態であるためゲート電極G1 への電位の接続は行われず、ゲート電極G1 の電位は5Vのままとなる。発光サイリスタのオン電位は、ゲート電極電位+pn接合の拡散電位(約1V)で近似されるから、次の転送用クロックパルスφ2のHレベル電圧は約2V(スイッチ素子T3 をオンさせるために必要な電圧)以上でありかつ約4V(スイッチ素子T5 をオンさせるために必要な電圧)以下に設定しておけばスイッチ素子T3 のみがオンし、これ以外のスイッチ素子はオフのままにすることができる。従って2本の転送用クロックパルスでオン状態が転送されることになる。
【0007】
スタートパルスφS は、このような転送動作を開始させるためのパルスであり、スタートパルスφS をLレベル(約0V)にすると同時に転送用クロックパルスφ2をHレベル(約2〜約4V)とし、転送素子T1 をオンさせる。その後すぐ、スタートパルスφS はHレベルに戻される。
【0008】
いま、転送素子T2 がオン状態にあるとすると、ゲート電極G2 の電位は、VGK(ここでは5ボルトと想定する)より低下し、ほぼ0Vとなる。したがって、書き込み信号φI の電圧が、pn接合の拡散電位(約1V)以上であれば、発光素子L2 を発光状態とすることができる。
【0009】
これに対し、ゲート電極G1 は約5Vであり、ゲート電極G3 は約1Vとなる。したがって、発光素子L1 の書き込み電圧は約6V、発光素子L3 の書き込み電圧は約2Vとなる。これから、発光素子L2 のみに書き込める書き込み信号φI の電圧は、1〜2Vの範囲となる。発光素子L2 がオン、すなわち発光状態に入ると、発光強度は書き込み信号φI に流す電流量で決められ、任意の強度にて画像書き込みが可能となる。また、発光状態を次の発光素子に転送するためには、書き込み信号φI ラインの電圧を一度0Vまでおとし、発光している発光素子をいったんオフにしておく必要がある。
【0010】
以上のような構成の自己走査型発光素子アレイが作製されたチップは、上述の説明から分かるように、ある時点で発光する発光素子は1個である(1点点灯型)。
【0011】
以下の説明においては、自己走査型発光素子アレイを、SLED(Self−scanning type light−emitting device)と略記することがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
1点点灯型のSLEDをヘッドに組むときに、例えば56チップのSLEDを用いる場合について考える。
【0013】
56チップのSLEDを駆動するには、転送用の信号線は、全チップ共通でよく(φ1,φ2,φS ,VGK,GND)、各チップへの発光のためのデータ書き込みのために、次の方法があった。
(1)N本のデータ線上に、Mチップ分のデータを時系列的に送り、専用の駆動ICで、それぞれのSLEDチップに振り分ける。例えば、7本の信号線に8チップ分のデータを乗せる場合、専用駆動ICのためのタイミング信号線が3本程度必要となり、前述の転送用信号線とあわせて16本(7+3+6)の配線となる。
(2)56本のデータ線を使って、各データ線に対応するSLEDチップへのデータを乗せる。この場合は、全部で62本(56+6)の配線となる(ドライバICを乗せないヘッドの場合)。
(3)発光点の数を各チップ1点ではなく、2チップあたり1点にする。このことによって、データ線の数を半分の28本に減らせられる。ただし、場合によっては、2チップのうちのどちらのチップを選ぶかを決めるため、信号線が1本増える。したがって、配線数は35本(28+6+1)となる。さらに、4チップあたり1点にすると、配線数は23本(14+6+3)となる(ドライバICを乗せないヘッドの場合)。
【0014】
しかし、(1)の方法では、専用のICが必要であり、ヘッドの構成が複雑となり、小型化が難しい。(2),(3)の方法では、ヘッド内にドライバICを内蔵せずに、SLEDと抵抗器のみの構成が可能である。しかし(2)の方法は、配線数が多いため、使いにくい。また(3)の方法は、同時に発光できる発光点の数が減る、すなわち、発光デューティーが減るため、等価的に光出力が低下することになる。
【0015】
そこで、本発明の目的は、複数個のチップの発光のためのデータを時系列的に多重化でき、少ない配線数でデータのチップへの書き込みができる自己走査型発光素子アレイを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、SLEDチップに、φI 信号が入ったときに発光するか、しないかをコントロールする端子を設ける。このことにより、汎用のシフトレジスタICを使うことにより、1本のデータ線に複数チップの発光のためのデータを多重化して乗せられるようになる。さらに、このコントロール端子に1ビット分のメモリ(ラッチ回路)を集積することにより、SLEDと抵抗器のみでヘッドを構成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例1】
図2は、本発明のSLEDの実施例1を示す等価回路図である。
【0019】
この実施例は、図1に示した従来のシフト部と発光部が分離された1点点灯型SLEDに、発光許可ライン15を設けた構造を有している。発光許可ライン(データ線)15は、ドライバ回路40の発光許可用ドライブ出力端子45に接続されている。なお、ドライバ回路40において、41はφ1用ドライバ出力端子、42はφ2用ドライバ出力端子、43はφS 用ドライバ出力端子、44はφI 用ドライバ出力端子、70は裏面電極用出力端子を示している。また、10は裏面電極、11はφ1クロックライン、12はφ2クロックライン、13はφS クロックライン、14はφI クロックラインを示している。
【0020】
発光許可ライン15は、抵抗Rnbを介して発光素子Ln のゲートに接続される。また、発光素子Ln のゲートは、同時に抵抗Rnaを介して転送素子Tn のゲートに接続されている。
【0021】
いま、簡単のために、3端子発光サイリスタのオン条件が次の式で表されるとする。
【0022】
A ―VG >VD
ただし、VA はアノード電圧、VG はゲート電圧、VD はpn接合の順方向電圧である。さて、いま、n番目の転送素子Ln がオン状態にあるとする。転送素子Tn のゲート電圧はほぼ基板電圧=0Vになる。この状態で、発光許可ライン15を+5V(=Hレベル)とすると、発光素子Ln のゲート電圧は、Rna=Rnbであるとすると、2.5Vとなる。一方、発光許可ライン15を0V(=Lレベル)とすると、発光素子Ln のゲート電圧は0Vとなる。このため、発光許可ライン15のレベルによって、発光素子Ln のオン電圧は、2.5V+VD (発光許可ライン15がH)、VD (発光許可ライン15がL)となる。そこで、φI 用ドライバ出力端子44のHレベルを、2.5V+VD とVD との間に選ぶことによって、発光素子Ln の点/滅の状態を発光許可ライン15上のデータでコントロールできる。このようなデータは、ドライバ回路40のドライバ出力端子45から与えられる。
【0023】
naとRnbの選び方は、RnaをRnbよりも小さく選ぶと、発光許可ライン15がHのときの発光素子Ln のゲート電圧が高くなるため、φI ライン14のHレベルを高くすることができる。しかし、発光許可ライン15がLのときは発光素子Ln と発光素子Ln+1 の差が小さくなる。一方、RnaをRnbよりも大きく選ぶと、逆の傾向となる。このため、Rna/Rnbの比率は1/5〜5の範囲で選ぶとよい。また、抵抗Rnbは発光素子Ln のオフ時にゲート電荷を速やかに放電するという、従来型SLEDのRL にあたる働きがあるので、大きくすると動作が遅くなる。
【0024】
この回路の特徴は、前述したように、発光許可ライン15を設け、2個の抵抗器Rna,Rnbを使って、発光許可ラインとシフト部のゲートの平均値(抵抗器Rna≠Rnbの場合は、重み付け平均)を発光部のゲートに印加する点にある。
【0025】
このような回路構成を採る理由は、従来のSLEDでは、各チップに1本または複数本のφI ラインがあり、このラインに電流を流すかどうかで、発光/非発光を決めていた。このため、φI ラインの数だけ大きな電流の取れる電流バッファ回路が必要であった(例えば、1ヘッドに60SLEDを使い、各SLEDに1本ずつのφI 端子があると、60個のバッファが必要)。しかし、発光許可ラインを設けることによって、発光のコントロールを高入力インピーダンスの電圧信号で行えるため、原理的には、大きな電流の取れる電流バッファ回路は1個で済むため、回路の簡略化が可能となる。もちろん、電流値によっては、複数のブロックに分け、電流バッファを各ブロックに1個ずつ割り当てても良い。
【0026】
実施例1のSLEDをGaAs基板上に集積した例を図3に示す。図3(a)は平面図、図3(b)はx−y断面図である。310はシフト部を、320は発光部を示す。
【0027】
n型基板400上に、n型層402,p型層404,n型層406,p型層408が順次積層されて、pnpn構造が形成されている。p型層408上には、p型層用オーミック電極410が形成され、n型層406上には、n型層用オーミック電極412が形成されている。これら電極は、絶縁膜420に設けられたスルーホールを介して、配線に接続されている。図中、11はφ1クロックライン、112はφ2クロックライン、113はスタート端子、114はφI クロックライン、115は発光許可ライン、121は配線である。
【0028】
また、125はクロスアンダー配線、126はクロスアンダー配線用島、201は結合ダイオード(アノード)、203,209はゲート電極、205,207は転送素子のアノード、211は発光素子のアノード、300は抵抗である。
【0029】
発光許可ライン15は、npn構造の島126の上に置かれたクロスアンダー配線125で実現されている。
【0030】
【実施例2】
図4は、本発明のSLEDの実施例2を示す等価回路図である。この実施例2は、実施例1の抵抗Rnbを、ダイオードDpnに変えた例である。その他の構成は、実施例1と同じである。
【0031】
このような回路構成を採る理由は、ダイオードにすることによって、n番目のシフト部および発光部のゲート電圧VTn ,VLn の電圧の差が、2.5Vから、4Vに広がり、より安定した動作が可能となる(表1参照)。また、集積回路では、抵抗値の大きな抵抗器よりもダイオードの方が素子面積が小さくなる場合があり、メリットとなる。
【0032】
以下の表1は、実施例1と実施例2のそれぞれについて、シフト部ゲート電圧VTn ,発光部のゲート電圧VLn と、発光許可ライン15のレベルとを示す。表1では、オンしているサイリスタのゲート電圧を0V、ダイオードの立ち上がり電圧を+1Vとして計算した。
【0033】
【表1】
Figure 0004411723
【0034】
【実施例3】
図5は、本発明のSLEDの実施例3を示す等価回路図である。この実施例3では、図2の実施例1の発光素子アレイにラッチ用素子(3端子発光サイリスタ)80を設けている。そのカソードは接地され、アノードはラッチ用端子17に接続されている。また、ラッチ用端子80は、抵抗27を経て、ドライバ回路40のラッチ用ドライバ出力端子47に接続されている。
【0035】
発光許可ライン15は、ラッチ用素子80のゲートに接続されている。ラッチ用素子80のゲートは、抵抗25を介してドライバ回路40の発光許可ドライバ出力端子45に接続されている。
【0036】
いま、出力端子45を基板電位(L)とし、さらに出力端子47をHレベルにすると、ラッチ用素子80がオンする。この後、出力端子45をHとしても、ラッチ用素子80はオン状態を保持し発光許可ライン15がほぼ0Vとなり、シフト部で選ばれた発光素子Ln が点灯できる。一方、出力端子45がHの状態では出力端子47がHとなってもラッチ用発光素子80はオンできず、シフト部で選ばれた発光素子Ln は点灯できない。
【0037】
以上のように本実施例によれば、ラッチ用素子80をオンすることによって、発光許可ライン15のHまたはLの状態をラッチすることができる。
【0038】
なお、ラッチ用素子を設けることは、図4の第2の実施例にも適用することができる。
【0039】
以上のような回路構成を採る理由は、実施例1(または実施例2)では、発光許可ラインへの電圧信号を与える回路側にラッチ回路が必要であった。これは、発光中に発光許可ラインのレベルが「禁止(H)」から「許可(L)」に変化すると、変化したとたんにLとなった素子が発光してしまうため、発光中は、発光許可ラインの信号レベルを維持する必要があるためである。そこで、このラッチ機能をSLED側に持たせることにより、ドライブ回路を簡略にできる。
【0040】
【実施例4】
図6は、本発明のSLEDの実施例4を示す等価回路図である。この実施例4は、図5の実施例3に第2の発光許可ライン16を設け、2つの発光許可出力のANDをラッチ用素子に書き込むようにしている。
【0041】
図6に示すように、第1の発光許可ライン15を、ラッチ用素子80のゲートに接続し、ラッチ用素子80のゲートは、抵抗25を介して駆動回路40の第1の発光許可用ドライバ出力端子45に接続され、および抵抗26,第2の発光許可ライン16を介して駆動回路40の第2の発光許可用ドライバ出力端子46に接続されている。
【0042】
出力端子45,46のレベルによって、ラッチ用素子80のゲート電圧は、H=5V,L=0Vとして(抵抗器25と26の値が等しいとして)、次表のようになる。
【0043】
【表2】
Figure 0004411723
【0044】
実施例1と同様、出力端子47のHレベルをVD と(VD +2.5V)の間に選ぶことによって、出力端子45と出力端子46の両方がLとなったときのみラッチ用素子80はオンできるようになる。
【0045】
なお、第1および第2の発光許可ラインを設けることは、図4の実施例2にも適用することができる。
【0046】
以上のような回路構成によれば、2本の発光許可ラインを設け、そのANDをラッチすることができる。このため、この2本をマトリクス状に配線することにより、ヘッドから取り出す発光許可用の信号線を減らすことができる。例えば、60個のSLEDの発光をコントロールするには60本の発光許可ライン信号線が必要であるが、6×10のマトリクスを組むことによって16本の信号線でコントロールできるようになる。
【0047】
なお、本実施例では、2個の抵抗器を用いて、ANDを取ったが、ダイオード・ダイオードロジックを用いてANDを取ってもよい。
【0048】
図7は、ダイオード・ダイオードロジックを用いた変形例を示す。図6の抵抗器25,26の代わりに、ダイオード925,926を用いる。この場合、抵抗器999が必要となる。駆動回路40の端子45,46が共にLとなったときだけラッチ用素子80のゲートは0Vとなり「オン=発光許可」、いずれかがHとなると、+4Vで、「オフ=発光禁止」の状態が素子80にラッチされる。
【0049】
【実施例5】
図8は、本発明のSLEDの実施例5を示す等価回路図である。この実施例5は、図6の実施例4に第2のラッチ用素子(3端子発光サイリスタ)81を設け、発光部の発光素子が点灯中に第1のラッチ用素子80にデータを書き込み、消灯中に第2のラッチ用素子81にデータを移すようにしている。
【0050】
第2のラッチ用素子81は、アノードが抵抗31を介して、ドライバ回路40のラッチ用ドライバ出力端子51に接続されている。ラッチ用素子80および81のゲート間は、ダイオードDで接続されている。また、第2のラッチ用素子81のゲートは、抵抗を介して、ドライバ回路40のVGK用出力端子60に接続されている。
【0051】
このような回路構成を採る理由は、ラッチ用素子が1個しかないと、発光中にラッチの内容を書き換えることができないため、ラッチにデータを書き込む時間を別に設けなければならず、発光時間が小さくなるという問題点がある。そこで、発光中に発光許可ラインのデータ状態を保持する機能を素子81に任せ、素子80は発光中に次のタイミングのデータ書き込みを行う。このことによって、発光時間中にデータ書き込みができ、発光時間を大きく取ることができる。
【0052】
【実施例6】
図9は、本発明のSLEDの実施例6を示す等価回路図である。この実施例6は、第1のラッチ用素子80,第2のラッチ用素子81,第3のラッチ用素子82(いずれも3端子発光サイリスタ)を備え、これらラッチ用素子のゲートは、抵抗を介して、ドライバ回路40のVGK用出力端子60に接続されている。さらにラッチ用素子のゲート間は、ダイオードにより接続されている。
【0053】
このSLEDチップは、第2のラッチ用素子81のゲートにダイオードを介して接続されたデータ出力端子55を備えている。このデータ出力端子55を次段SLEDチップの発光許可ライン15にカスケードに接続することで、発光のためのデータをパラレルで各チップに書き込み、書き込み終了後、第3のラッチ用素子82にデータを移し、発光状態に反映させる。発光中に、次のパラレルデータを書き込む。
【0054】
このような回路構成を採る理由は、データ出力端子55をライン15に接続することで、サイリスタ80と81がチップ数分繰り返される構造は、複数点灯SLEDと同じである。つまり、複数点灯SLED上に画像データを書き込み、このデータに応じて各チップの発光/非発光を行う。なお、サイリスタ82は発光時間中この画像データを保持する(実施例5の第2のラッチ用素子と同じ働き)。この方式では、画像データをシリアルで送り、SLEDチップのみでパラレルデータに展開できるので、原理的にはチップ数に関わらず1本の信号線で駆動できる。
【0055】
【実施例7】
図10は、本発明のSLEDの実施例7を示す等価回路図である。この実施例7は、実施例6の発光部を2相化し、1チップあたり2発光点をコントロールできるようにしている。
【0056】
すなわち、発光許可ライン15および第1,第2,第3のラッチ素子列を、(80a,81a,82a),(80b,81b,82b)のように2相化し、図10において上側のラッチ素子列のデータ出力端子は、下側のラッチ素子列のデータ入力端子に接続されている。また、上側の発光部は、シフト部および上側の発光許可ラインに接続され、下側の発光部は、シフト部および下側の発光許可ラインに接続されている。
【0057】
本実施例によれば、発光許可ラインを2本設けることにより、1個のSLED上で2発光点の点灯/非点灯をコントロールできる。この2本の発光許可ラインを実施例6と同様な方法でコントロールする。
【0058】
データ出力端子55を発光許可ライン15に接続することで、サイリスタ80a,81a,80b,81bがチップ数分繰り返される構造は、複数点灯SLEDと同じである。つまり複数点灯SLED上に画像データを書き込み、このデータに応じて各チップ上の2本の発光許可ラインラッチ用素子82a,82bに発光/非発光のデータを書き込む。
【0059】
【実施例8】
図11は、本発明のSLEDの実施例8を示す等価回路図である。この実施例8は、実施例1の発光許可ラインを実現する別の方法であり、従来のシフト部と発光部が分離された1点点灯型SLEDの、発光部とシフト部との間に、シフト部からの信号をコントロールする部分を設けたものである。
【0060】
シフト部の転送素子Tn のゲートから、ダイオードDanを介して、コントロール部の制御素子(3端子発光サイリスタ)Mn のゲートに接続される。同様に、コントロール部の制御素子Mn のゲートは、ダイオードDbnを介して発光部の発光素子Ln に接続される。コントロール部の制御素子のアノードはコントロール部クロックライン18に接続されている。クロックライン18は、抵抗28を介して、ドライバ回路40のコントロール部クロックラインドライバ出力端子48に接続されている。
【0061】
また、シフト部,コントロール部,発光部の各3端子発光サイリスタのゲートは、それぞれ負荷抵抗を介して、ドライバ回路のVGK用出力端子60に接続されている。
【0062】
いま、シフト部の転送素子Tn がオンしている状態で、コントロール部クロックラインドライバ出力端子48がLの場合、制御素子Mn はオフしている。このとき、発光素子Ln のオン条件は、おおよそ
V(44)>3VD
である。ここで、V(番号)は、番号の表す端子の電圧を表している。すなわちV(44)は、φI 用ドライバ出力端子44の電圧である。またVD は、3端子発光サイリスタおよびダイオードのpn接合の順方向電圧である。
【0063】
一方、出力端子48がHのとき、制御素子Mn はオンできる。このため、発光素子Ln のオン条件は、
V(44)>2VD
となる。従って、φI 用ドライバ出力端子44のHレベルを2VD と3VD の間に選ぶことにより、出力端子48のレベルにより、シフト部の指定する発光点の点/滅をコントロールできる。
【0064】
【実施例9】
図12は、本発明のSLEDの実施例9を示す等価回路図である。この実施例9は、実施例8と実施例4との組み合わせに係るものであり、実施例8のコントロール部クロックライン18に抵抗28に並列に抵抗29を設け、ドライバ回路40のコントロール部クロックラインドライバ出力端子49に接続した。
【0065】
転送素子Tn がオン状態にあるとき、制御素子Mn のオン条件は、
V(18)>2VD
である。したがって、出力端子48と49が共にHの時にはこの条件を満たし、いずれかもしくは両方がLの時にはこの条件からはずれるように出力端子48および49のHレベルを選ぶ。
【0066】
このことにより、出力端子48と49の出力のANDを取った結果によって、発光部の点/滅状態をコントロールできる。
【0067】
【実施例10】
図13は、本発明のSLEDの実施例10を示す等価回路図である。この実施例10は、実施例8の方式の発光許可ラインで、実施例5のような、データ書き込みとラッチの機能を分けた構造にした例であり、具体的には、実施例8のコントロール部を2段に増やしたものである。図13において、下段のコントロール部は、第2のコントロール部クロックライン20と、制御素子(3端子発光サイリスタ)Nn とよりなる。クロックライン20は、抵抗30を介して、ドライバ回路40のコントロール部クロックラインドライバ出力端子50に接続されている。
【0068】
転送素子Tn がオン状態の時、制御素子Mn のオン条件は、上述の通り、
V(18)>2VD
である。また、転送素子Tn がオン状態で制御素子Mn がオフ状態の時に制御素子Nn がオンするには、
V(20)>3VD
であり、さらに、発光素子Ln のオン条件は、
V(14)>4VD
となる。
【0069】
一方、転送素子Tn ,制御素子Mn 共にオン状態であると、制御素子Nn ,発光素子Ln のオン条件は、
V(20)>2VD
V(14)>3VD
となる。
【0070】
さらに、転送素子Tn ,制御素子Mn ,制御素子Nn がオンしていれば、発光素子Ln のオン条件は、
V(14)>2VD
となる。
【0071】
結局、Hレベルを2VD と3VD の間に選ぶことで、出力端子48および50を同時にHにしたときのみ、発光素子Ln はオンできるようになる。従って、実施例9と同様に出力端子48と50の出力のANDを取った結果によって、発光部の点/滅をコントロールできる。
【0072】
以上の実施例8〜10は、発光許可ラインを実施例1〜5とは、別の方法で実現した例である。本発明の特徴は、発光許可ラインを設けることにあり、この発光許可ラインのデータを、書き込み・保持する機能を発光サイリスタで実現したのがこれらの実施例である。
【0073】
【実施例11】
図2の実施例1または図4の実施例2のSLEDチップ8個のアレイを駆動する回路例を、図14に示す。この回路は、8ビット・シリアル入力/パラレル出力シフトレジスタIC700を備えている。このシフトレジスタIC700には、シリアルデータ入力端子550,クロック入力端子560,リセット端子570が接続されている。
【0074】
シリアルデータ入力端子550から入った8ビットのシリアル信号はシフトレジスタIC700によって、8ビットのパラレルデータQA 〜QH に展開される。発光許可ライン15はLレベルが許可なので、シフトレジスタの出力をNOTゲート710で反転し、信号線540を経てそれぞれのSLEDチップ600の発光許可ライン15に接続する。
【0075】
図中、511はφ1ラインバスライン、512はφ2ラインバスライン、513はφS ラインバスライン、514はφI ラインバスラインであり、これらバスラインは、φ1ライン抵抗521,φ2ライン抵抗522,φS ライン抵抗523,φI ライン抵抗524を経て、それぞれSLEDチップ600に接続されている。また500は、裏面電極バスラインを示している。
【0076】
この構成により、8ビットのシリアルシフトレジスタIC700を使って、1本のデータ線に8個のSLEDの発光のためのデータを多重化して乗せられるようになる。そして、8個のSLEDを8本の信号線540で駆動可能となる。
【0077】
【実施例12】
図5の実施例3のSLEDチップ8個のアレイを駆動する回路例を、図15に示す。この回路は、実施例11と同じ8ビット・シリアル入力/パラレル出力シフトレジスタIC700を備えている。
【0078】
コントロール端子の付いたものNOTゲート720を使い、ラッチ端子バスライン580を設けた。610は、SLEDチップを示す。その他の構成は、図14の実施例11と同じである。したがって、同一の構成要素には、同一の参照番号を付して示している。
【0079】
この構成では、シフトレジスタIC700で展開したデータをラッチ用素子80が保持する。一方、一度データを書き込んだ後は、NOT回路720をハイインピーダンスにして、シフトレジスタIC700のパラレルデータQA 〜QH を書き直す。これは、シフトレジスタIC700によるデータ処理中も関係なくSLEDを動作できるという特徴がある。
【0080】
【実施例13】
図6の実施例4のSLEDチップ複数個をX行Y列の二次元に配列したアレイを駆動する回路例を、図16に示す。
【0081】
二次元に配列された複数個のチップ620に対し、発光許可ライン15,16をX行Y列のマトリクス状に結線する。図中、530は発光許可用列ドライバ行き信号線群、540は発光許可用行ドライバ行き信号線群である。発光許可ライン15と16が同時にHになったSLEDチップ620のみラッチ用素子80がオンできる。
【0082】
まず、ラッチ端子バスライン580をH状態にする。次に、X行Y列のチップのラッチ用素子をオンさせるには、X行およびY列のライン530,540をLとする。このときX行Y列SLEDのラッチ用素子80がオンする。これにより発光許可ライン15のレベルをラッチする。すなわち、データを書き込む。引き続き、W行Z列を指定する。これを繰り返し、すべての所望のラッチ用素子80をオンさせる。その後、φI バスライン514をHとすると、所望のSLEDチップの発光点のみ点灯できる。次に、ラッチ端子バスライン80をLにすることによって、書き込まれたデータを消去し、再びHにして、次のデータを書き込む。
【0083】
【実施例14】
実施例13の列ドライバにシフトレジスタICを用いる例を、図17に示す。シフトレジスタICは、図14に示した8ビット・シリアル入力/パラレル出力シフトレジスタ700と同じである。
【0084】
【実施例15】
図9の実施例8のSLEDチップ8個のアレイを駆動する回路例を図18に示す。8ビット・シリアル入力/パラレル出力レジストIC700を用いる。コントロール部クロックライン18はHレベルが点灯許可であるので、NOT回路は使用しない。
【0085】
このような回路によれば、1本のデータ線に、8個のSLEDの発光のためのデータを多重化して乗せ、8個のSLEDを8本の信号線で駆動可能となる。
【0086】
【実施例16】
図9の実施例6のSLEDチップ5個のアレイを駆動する回路例を、図19に示す。図中、515はVGKラインバスライン、551はデータ入力、552は第1のラッチライン、553は第2のラッチライン、554は第3のラッチラインである。データ入力551は、図9に示すドライブ回路40の発光許可用ドライバ出力端子46に相当している。
【0087】
駆動波形を図20に示す。データ551は、各チップ660のラッチ用素子に展開され、5個のデータが順次、各チップのラッチ用素子81に蓄えられる。次に第3のラッチライン554をHにすることで、ラッチ用素子82にこのデータを移す。シフト部が指定する発光点を点灯させるかどうかは、このラッチ用素子82の状態で決まる。発光点が点灯中に、次のデータ列を読み込んでいく。
【0088】
【実施例17】
実施例7のSLEDチップ5個のアレイを駆動する回路例である。この回路例は、実施例16で示した図19と同じである。
【0089】
駆動波形の例を図21に示す。各チップ2ビット分のデータをデータ入力551から書き込む。
【0090】
ここでは、2ビット分を例にとったが、3ビット以上のチップも構成可能である。
【0091】
【実施例18】
図12の実施例9のSLEDチップを使って、10個のチップを駆動する回路例を、図22に示す。
【0092】
実施例14と同様な動作である。ただし、チップ640の選択は、シフトレジスタIC700の出力と、信号ライン540との両方がHのチップが選ばれる。
【0093】
【実施例19】
図12の実施例10のSLEDチップ複数個をX行Y列の二次元配列したアレイを駆動する回路例を、図23に示す。図17において、ラッチ端子バスライン580のない構造と同じになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自己走査型発光素子アレイの等価回路図である。
【図2】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例1を示す等価回路図である。
【図3】図1の実施例1の自己走査型発光素子アレイをGaAs基板上に集積した例を示す図である。
【図4】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例2を示す等価回路図である。
【図5】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例3を示す等価回路図である。
【図6】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例4を示す等価回路図である。
【図7】実施例4の変形例を示す等価回路図である。
【図8】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例5を示す等価回路図である。
【図9】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例6を示す等価回路図である。
【図10】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例7を示す等価回路図である。
【図11】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例8を示す等価回路図である。
【図12】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例9を示す等価回路図である。
【図13】本発明の自己走査型発光素子アレイの実施例10を示す等価回路図である。
【図14】実施例1または実施例2のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【図15】実施例3のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【図16】実施例4のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【図17】実施例13の列ドライバにシフトレジスタICを用いる例を示す図である。
【図18】実施例8のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【図19】実施例6のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【図20】実施例16の駆動波形を示す図である。
【図21】実施例17の駆動波形を示す図である。
【図22】実施例9のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【図23】実施例10のチップを使って、複数のチップを駆動する回路例を示す図である。
【符号の説明】
10 裏面電極
11 φ1クロックライン
12 φ2クロックライン
13 φS クロックライン
14 φI クロックライン
15 発光許可ライン
17 ラッチ端子
18 コントロール部クロックライン
80,81,82 ラッチ用素子
40 ドライバ回路
41 φ1用ドライバ出力端子
42 φ2用ドライバ出力端子
43 φS 用ドライバ出力端子
44 φI 用ドライバ出力端子
45 発光許可用ドライバ出力端子
55 データ出力端子
70 裏面電極用出力端子
600,610,620 SLEDチップ
700 シフトレジスタIC
710 NOTゲート

Claims (12)

  1. しきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する転送サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    隣接する転送サイリスタのしきい電圧もしくはしきい電流を制御するゲート電極を、電圧もしくは電流の一方向性をもつダイオードにて互いに接続し、
    前記列状に配列された各転送サイリスタアノード電極およびカソード電極のうちの一方に、外部からn相(nは2以上の整数)のクロックパルスラインを、それぞれn素子毎に順繰りに接続し、
    ある相のクロックパルスにより、ある転送サイリスタがオンしているとき、その転送サイリスタ近傍の転送サイリスタのしきい電圧もしくはしきい電流を、前記ダイオードを介して変化させ、
    他の相のクロックパルスにより、前記ある転送サイリスタに隣接する転送サイリスタをオンさせることにより、オン状態を順に転送させ
    発光のためのしきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する発光サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    前記転送サイリスタの各ゲート電極を、前記発光サイリスタの対応するゲート電極に第1の抵抗を介して接続し、
    前記発光サイリスタゲート電極を、発光サイリスタの点灯を制御する発光許可ラインに第2の抵抗を介して接続して、前記転送サイリスタのゲート電極の電圧と前記発光許可ラインの電圧とを前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とにより分圧して前記発光サイリスタのゲート電極に印加する、ことを特徴とする自己走査型発光素子アレイ。
  2. しきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する転送サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    隣接する転送サイリスタのしきい電圧もしくはしきい電流を制御するゲート電極を、電圧もしくは電流の一方向性をもつダイオードにて互いに接続し、
    前記列状に配列された各転送サイリスタアノード電極またはカソード電極のうちの一方に、外部からn相(nは2以上の整数)のクロックパルスラインを、それぞれn素子毎に順繰りに接続し、
    ある相のクロックパルスにより、ある転送サイリスタがオンしているとき、その転送サイリスタ近傍の転送サイリスタのしきい電圧もしくはしきい電流を、前記ダイオードを介して変化させ、
    他の相のクロックパルスにより、前記ある転送サイリスタに隣接する転送サイリスタをオンさせることにより、オン状態を順に転送させ
    発光のためのしきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する発光サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    前記転送サイリスタの各ゲート電極を、前記発光サイリスタの対応するゲート電極に抵抗を介して接続し、
    前記発光サイリスタゲート電極を、発光サイリスタの点灯を制御する発光許可ラインに電圧もしくは電流の一方向性をもつダイオードを介して接続して、前記転送サイリスタのゲート電極の電圧と前記発光許可ラインの電圧とに基づいて、前記抵抗と前記ダイオードとにより定まる電圧を前記発光サイリスタのゲート電極に印加する、ことを特徴とする自己走査型発光素子アレイ。
  3. 前記発光許可ラインのレベルの状態をラッチするために、発光のためのデータを書き込む第1のラッチ手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の自己走査型発光素子アレイ。
  4. 前記第1のラッチ手段は、2つの発光許可信号が共に発光許可のレベルに設定されたときにラッチ動作することを特徴とする請求項3記載の自己走査型発光素子アレイ。
  5. 前記第1のラッチ手段に書き込まれたデータを移すことのできる第2のラッチ手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の自己走査型発光素子アレイ。
  6. 前記発光許可ラインのレベルの状態をラッチするために、発光のためのデータを書き込み、書き込まれたデータを移すことのできるラッチ素子列を備え、このラッチ素子列からデータ出力端子がとり出されていることを特徴とする請求項1または2記載の自己走査型発光素子アレイ。
  7. 前記転送サイリスタの各ゲート電極が、2個の発光サイリスタのゲート電極にそれぞれ抵抗を介して接続され、前記2個の発光サイリスタの一方のゲート電極が抵抗を介して第1のラッチ素子列に、前記2個の発光サイリスタの他方のゲート電極が抵抗を介して第2のラッチ素子列に接続され、前記第1のラッチ素子列および前記第2のラッチ素子列からそれぞれデータ出力端子がとり出されていることを特徴とする請求項1または2記載の自己走査型発光素子アレイ。
  8. しきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する転送サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    隣接する転送サイリスタのしきい電圧もしくはしきい電流を制御するゲート電極を、電圧もしくは電流の一方向性をもつダイオードにて互いに接続し、
    前記列状に配列された各転送サイリスタアノード電極またはカソード電極のうちの一方に、外部からn相(nは2以上の整数)のクロックパルスラインを、それぞれn素子毎に順繰りに接続し、
    ある相のクロックパルスにより、ある転送サイリスタがオンしているとき、その転送サイリスタ近傍の転送サイリスタのしきい電圧もしくはしきい電流を、前記ダイオードを介して変化させ、
    他の相のクロックパルスにより、前記ある転送サイリスタに隣接する転送サイリスタをオンさせることにより、オン状態を順に転送させ
    発光のためのしきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する発光サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    しきい電圧もしくはしきい電流が電気的に制御可能なアノード電極、カソード電極、ゲート電極を有する制御サイリスタ多数個を、列状に配列し、
    前記列状に配列された各制御サイリスタのアノード電極またはカソード電極のうちの一方に、第1のクロックラインを接続し、
    前記転送サイリスタゲート電極を、電圧もしくは電流の一方向性をもつ第1のダイオードを介して、前記制御サイリスタゲート電極に接続し、
    前記制御サイリスタゲート電極を、電圧もしくは電流の一方向性をもつ第2のダイオードを介して、前記発光サイリスタゲート電極に接続している、ことを特徴とする自己走査型発光素子アレイ。
  9. 前記制御サイリスタのアノード電極またはカソード電極のうちの一方に、第2のクロックラインをさらに接続し、前記第1のクロックラインと前記第2のクロックラインとが共に発光許可レベルに設定されたときに動作することを特徴とする請求項8記載の自己走査型発光素子アレイ。
  10. 前記制御サイリスタは2列に配列され、対応するゲート電極間は、電圧もしくは電流の一方向性をもつダイオードにて互いに接続されていることを特徴とする請求項9記載の自己走査型発光素子アレイ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の自己走査型発光素子アレイを備えることを特徴とする光プリンタヘッド。
  12. 請求項11に記載の光プリンタヘッドを備えることを特徴とする光プリンタ。
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