JP3431585B2 - 車両用ロック装置 - Google Patents

車両用ロック装置

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JP3431585B2 JP2000270721A JP2000270721A JP3431585B2 JP 3431585 B2 JP3431585 B2 JP 3431585B2 JP 2000270721 A JP2000270721 A JP 2000270721A JP 2000270721 A JP2000270721 A JP 2000270721A JP 3431585 B2 JP3431585 B2 JP 3431585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動2輪車のステ
アリングロック等に用いられる車両用ロック装置に係
り、特にキー挿入口をシャッターで開閉するようにした
ものに関する。
【従来の技術】このような車両用ロック装置は公知であ
り、例えば、特開2000−104426号には、シャ
ッターにマグネット式のロックを設けて操作性を向上さ
せることが示されている。図11はこれを概略的に示す
ものであり、Aはシャッターを閉じた状態、Bは開いた
状態を示す。すなわち、ロック本体部1の上部を覆うカ
バー2に開口3を設けるとともに、この開口3をカバー
2の内側に位置するロック本体部1のキー挿入口4と一
致するように形成する。
【0002】カバー2とロック本体部1との間には、開
口3を開閉するシャッターを設け、その一端にカバー2
のボス6へ嵌合するマグネットロック部7を一体に設
け、シャッター5がマグネットロック部7を中心に回動
し、キー挿入口4を覆うとともに開口3を閉じる閉位置
と、キー挿入口を開放して開口3を開く開位置との間を
移動可能にする。
【0003】図のA部分は、シャッター5が閉位置にあ
る状態を示し、マグネットロック部7がシャッター5を
ロック本体部1側へ施錠してシャッター5の回動を不能
にする。この状態でマグネットロック部7のキー挿入部
へマグネットキー8を挿入してマグネットロック部7を
解錠することによりシャッター5を回動可能とし、A部
における矢示方向へマグネットキー8を回動させると、
シャッター5も一体に同方向へ回動して開口3を開き、
キー挿入口4を露出させるBの状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
構造では、マグネットキー8による解錠と同時に、マグ
ネットキー8を回動させることによりシャッター5を開
位置へ回動させることができるから操作性が向上する。
しかし、開口3を閉じる場合は図のB部分に示すよう
に、マグネットロック部7のキー挿入部にマグネットキ
ー8を挿入してからこれを矢示方向へ回動させることに
よりシャッター5を一体に回動させて閉じなければなら
ない。したがって、閉じる場合もマグネットキー8によ
る操作が必要になるが、施錠自体にはマグネットキー8
が不要であるから、わざわざ施錠の度にマグネットキー
8を用いることは煩わしい場合があり、できればマグネ
ットキー8を用いず直接手動操作で閉じるようにするこ
とが望まれる。そこで本願発明は係る要請の実現を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る車両用ロック装置は、キーにより車両を
解錠及び施錠するロック本体部と、このロック本体部の
上を覆うとともにロック本体部のキー挿入口が臨むキー
挿入用の開口を形成したカバーと、このキー挿入用の
口を覆う閉位置と開放する開位置との間で開閉移動する
ようにカバーの内側に設けられたシャッターと、このシ
ャッターを閉位置でロックするシャッターロック部とを
備えた車両用ロック装置において、前記シャッターはそ
の一端に前記カバーのボス部内へ嵌合されて前記シャッ
ターロック部の解錠操作をするシャッターロック用のキ
ー挿入部を中心に回動自在であり、このシャッターと一
体に設けられてシャッターを前記開位置から閉位置へ手
動操作で移動するために用いるつまみ部を備えるととも
に、このつまみ部は前記カバーの前記キー挿入用の開口
とボス部の間につまみ部の回動軌跡と一致するように形
成された円弧状溝を通って前記カバーの上へ突出し、こ
の円弧状溝内を回動自在であることを特徴とする。
【0006】このとき、前記つまみ部に対して、閉位置
にて施錠状態にあるシャッターを手動操作で開位置へ移
動させようとするときこれを不能にする不正操作阻止手
段を備えることもできる。
【0007】
【発明の効果】シャッターにつまみ部を設けたので、シ
ャッターを閉じて施錠する場合は、開位置にあるシャッ
ターのつまみ部を持ってシャッターを閉位置へ手動操作
により回動させて施錠させる。したがって、わざわざキ
ーを用いるまでもなく、直接つまみ部を用いて手動によ
りシャッターを閉位置へ移動させて施錠させることがで
きるので、操作性に優れたものとなる。このとき、手動
操作でつまみ部を閉位置側へ押すとシャッターロック部
は解錠状態にあるから、つまみ部は円弧状溝に案内され
閉位置側へ移動するとともに、シャッターはつまみ部
と一緒に回動してキー挿入用の開口を閉じ、この位置で
シャッターロック部が施錠される。一方、シャッターを
開く場合には、ボス部に嵌合しているシャッターロック
用のキー挿入部にてシャッターロックを解錠し、そのま
シャッターロック用のキー挿入部を回動すればシャッ
ターを開位置へ回動でき、同時につまみ部も円弧状溝内
を開位置側へ移動する。以上
【0008】また、つまみ部に不正時操作阻止手段を設
ければ、いたずら等の目的で閉位置にあるシャッターを
解錠せず不正につまみ部を手動操作してシャッターを開
こうとしても、不正時操作阻止手段によりつまみ部が破
断する等して手動操作できなくすることにより、不正な
操作によるシャッターの回動を不能にでき、いたずら等
の不正操作をより確実に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。この車両用ロック装置は、自動2輪車用に構
成され、図1はこの車両用ロック装置が適用された自動
2輪車の全体側面図、図2はそのロック装置部分を示
す。まず、図1において、車体フレーム10の先端に設
けられたヘッドパイプ11に、ステアリング軸12が回
動自在に支持され、このステアリング軸12がフロント
フォーク13と連続することにより、ステアリング軸1
2の上端に設けられたバーハンドル14により前輪15
を操舵可能となっている。図中の符号16はシート、1
7は後輪である。
【0010】図2に示すように、ステアリング軸12に
はイグニッションスイッチと一体化されたステアリング
ロック20が設けられ、施錠時にはロック本体部21か
ら突出するロックピン22がヘッドパイプ11に設けた
ロックプレート23へ嵌合してステアリング軸12の回
動を不能にするとともに、イグニッションキー24でロ
ック本体部21を解錠すると、ロックピン22が後退し
てロックプレート23から外れることによりステアリン
グ軸12の回動が自由になる。ロック本体部21は公知
のシリンダ錠からなり、その上部を覆うカバー25は金
属等の剛性を有する適宜材料からなり、その内側には後
述するシャッター及びマグネットキー26により解錠さ
れるマグネットロック部が設けられている。
【0011】このステアリングロック20は、ステアリ
ング軸12の上端部へ取付けられたトッププレート27
へ取付けられている。トッププレート27にはバーハン
ドル14が取付けられている。カバー25はロック本体
部21はトッププレート27を上下から挟んでロック本
体部21の上端部をカバー25の後述する下方へ開放さ
れた凹部へ嵌合し、トッププレート27の下方よりボル
ト28,29で締結することによりトッププレート27
へ固定されたステアリングロック20をなす。
【0012】図3はこのトッププレート27を上方から
示す図であり、図4は図3の4−4線断面を示す。これ
らの図に示すように、カバー25の上面中央部には開口
30が形成され、かつこの近傍に円筒状のボス部31が
一体に形成され、このボス部31内にマグネットロック
部7の一部をなすキー挿入部32が回動自在に嵌合され
ている。
【0013】キー挿入部32の外周はボス部31内へ嵌
合してその内部で回動自在な円形壁状をなし、その内側
には略八角形状のキー挿入凹部33が形成されている、
キー挿入凹部33は、マグネットキー26が特定の位置
関係で挿入できるよう位置決めする非対称形状をなし、
その中央にはガイド突起34が形成されている。
【0014】キー挿入部32はシャッター35の一端へ
一体に形成され、シャッター35は、金属等の剛性を有
する適宜材料からなり、鋳造や鍛造等の適宜製法により
形成され、カバー25の内側へ嵌合されるインナーカバ
ー36との間へ介在されてキー挿入部32を中心に回動
し、キー挿入口41を覆うとともに開口30を閉じる閉
位置と、キー挿入口41を開放して開口30を開く開位
置との間を回動可能である。
【0015】シャッター35のキー挿入凹部33が形成
された部分はインナーカバー36の一部上面側に形成さ
れたボス部37の周囲へ回動自在に嵌合する円形凹部3
8をなし、開口30と重なる位置には同様の開口39が
上下へ貫通形成されている。開口39はインナーカバー
36の下方へ開口して形成された凹部40へ連通し、こ
の凹部40には、ロック本体部21の上部が嵌合し、こ
のロック本体部21の上部に形成されているキー挿入口
41が開口39内へ臨むようになっている。
【0016】なお、キー挿入部32及び円形凹部38が
ボス部31及びボス部37へそれぞれ嵌合することによ
り、これらの嵌合部の中心点を回動中心にしてシャッタ
ー35が回動可能となるようにインナーカバー36には
シャッター35の回動範囲が空間に形成されている。
【0017】図5はカバー25及びシャッター35等が
一体化されたステアリングロック20の上部斜視図であ
り、図6はシャッター35の斜視図である。図5に明ら
かなように、開口30とボス部31の間に円弧状溝42
が形成され、この中を移動するつまみ部43がシャッタ
5と一体に設けられている。
【0018】つまみ部43は図6に示すように、シャッ
ター35の上面へ一体かつ上方へ突出形成された突起状
をなし、太さ並びにカバー25からの突出量が指で持て
る程度になっている。なお、円弧状溝42の長さは、シ
ャッター35による開口30開閉時に伴うつまみ部43
の移動を可能にするように設定され、かつつまみ部43
の回動軌跡と一致する円弧状に形成されている。
【0019】図7はマグネットキー26及びカバー25
の外観を示し、キー挿入凹部33へマグネットキー26
の挿入部44が挿入される。挿入部44はキー挿入凹部
33へ特定位置関係で位置決めされた状態で嵌合可能な
非対称形の略八角柱状をなす。また、図7の8−8線断
面図である図8に示すように、挿入部44の先端面45
の中央には凹部46が形成され、ここにガイド突起34
が嵌合して回動中心を正確に位置決めするようになって
いる。また、先端面45の凹部46を囲む4つの対角位
置にキー側マグネット47が埋め込まれている。
【0020】一方、キー挿入凹部33の底部39の裏面
で各キー側マグネット47と対応する位置には下方へ開
放された係合凹部48が形成され、ここにボス部37の
対応位置へ形成されたロック側マグネット50が出入自
在になっている。このロック側マグネット50は、各係
合凹部48と対応するボス部37の位置に形成されたマ
グネット穴51内へ嵌合され、リターンスプリング52
により突出して係合凹部48へ嵌合するよう付勢され
る。
【0021】これらキー側マグネット47、係合凹部4
8、ロック側マグネット50の位置関係は、シャッター
35を閉位置へ回動させたとき図の上下方向で全てが一
致するようになている。また、キー側マグネット47と
ロック側マグネット50の磁性は挿入部44をキー挿入
凹部33へ挿入してキー側マグネット47をロック側マ
グネット50へ近接させたとき反発するように双方の対
面側が同極となるように配置する。
【0022】したがって、閉位置で挿入部44をキー挿
入凹部33へ挿入しないときは、ロック側マグネット5
0が係合凹部48へ嵌合することによりシャッター35
をインナーカバー36へ回動不能に施錠するようになっ
ている。この状態がマグネットロック部の施錠状態であ
り、マグネットロック部は、キー挿入凹部33、キー側
マグネット47、係合凹部48、ロック側マグネット5
0及びリターンスプリング52等で構成される。
【0023】一方、挿入部44をキー挿入凹部33へ挿
入してキー側マグネット47をロック側マグネット50
へ接近させると、ロック側マグネット50は同極の反発
でリターンスプリング52を圧縮しながら移動して係合
凹部48から離脱し、シャッター35をインナーカバー
36に対して回動自由とするマグネットロック部の解錠
状態になる。この状態で挿入部44とキー挿入部32は
一体回動するので、マグネットキー26を回動すればマ
グネットキー26のひねりによりシャッター35を開位
置へ回動できる。
【0024】なお、シャッター5が開位置にあるとき
は、挿入部44をキー挿入部32から抜き取ってロック
側マグネット50の磁力反発状態を解消しても、ロック
側マグネット50は係合凹部48からずれているため、
キー挿入凹部33の底部39裏面で係合凹部48でない
部分へ当接し解錠状態を維持する。このため開位置から
閉位置へのシャッター5の回動は、マグネットキー26
を用いて解錠操作をしなくても回動可能になる。
【0025】また、図示を省略してあるが、インナーカ
バー36側にクリックボールを設け、これに対面するシ
ャッター5の表面にクリック溝を設けることによりボー
ルクリック機構を設ければ、開位置でシャッター5を安
定して位置決めさせることができる。なお、このような
クリック機構は他の種々な公知構造を採用できる。
【0026】次に、本実施例の作用を説明する。図9は
作用を示す図であり、Aにシャッターを閉じた状態、B
にシャッターを開いた状態を示す。まず、Aに示すよう
に、シャッター35が閉位置にあると開口30を閉じ、
その結果下方のキー挿入口41を覆い、外部からキー挿
入口41へ工具等を差し込んでいたずらできないように
なっている。
【0027】そこでキー挿入凹部33へマグネットキー
26の挿入部44を挿入すると、マグネットロック部が
解錠され、シャッター35は回動自在となるので、マグ
ネットキー26をAの矢示方向へひねると、略八角柱状
の挿入部44と同形状の凹部をなすキー挿入凹部33が
一体回動するよう嵌合しているため、シャッター35も
マグネットキー26と一緒に矢示方向へ回動して開位置
となり、キー挿入口41を開放する。この状態でイグニ
ッションキー24を開口30からキー挿入口41へ挿入
してロック本体部21を解錠することにより、図2に示
すロックピン22をロックプレート23から離脱させて
ステアリング軸12を回動自由にする。
【0028】その後、駐車等のため再びシャッター35
を閉じるには、キー挿入口41からイグニッションキー
24を抜き取り、Bに示すように、手動操作でつまみ部
43を矢示方向である開口30方向へ押す。するとマグ
ネットロック部は解錠状態にあるから、つまみ部43は
円弧状溝42に案内されて開口30側へ移動するととも
に、シャッター35はつまみ部43と一緒に回動して開
口30を閉じ、この位置で図8に示すロック側マグネッ
ト50がリターンスプリング52に付勢されて係合凹部
48へ嵌合することによりマグネットロック部が施錠さ
れる。
【0029】このようにつまみ部43を設けたのでわざ
わざマグネットキー26を用いることなく、手動操作で
簡単・迅速にシャッター35を回動させて開口30を閉
じると同時にマグネットロック部を施錠できるから操作
性に優れたものになる。但し、マグネットキー26を用
いて挿入部44をキー挿入凹部33へ挿入してからひね
ることによりシャッター35を回動させることも当然可
能である。
【0030】図10にマグネットキーに関する別実施例
を示す。この例は図2に示したマグネットキー26をイ
グニッションキー24と一体化したものに相当する複合
キー60を示し、この複合キー60の頭部61にマグネ
ットキー62を設けたものである。複合キー60の頭部
61はマグネットキーとイグニッションキーの各握り部
分を共通化した部分であり、各キーを操作するとき指で
持つ部分であって略円形の扁平形状をなし、表面を樹脂
コーテイングしてある。
【0031】この頭部61の縁部にマグネットキー62
を、その挿入方向Aがイグニッションキー63の挿入方
向Bと鈍角をなすよう、図の斜め上方へ向かって設けら
れている。この例では、頭部61の縁部に紐等を通すた
めの穴64が設けられており、頭部61の略中央部から
これら穴64、マグネットキー62及びイグニッション
キー63を結んだ線が略Y字状をなす位置関係になって
いる。
【0032】このようにマグネットキー62を図の斜め
上向きに設けることにより、マグネットキー62を使用
するときの操作性が著しく向上する。すなわち、マグネ
ットキー62を図の真上に向けて設けた場合はイグニッ
ションキー63が掌側になるため頭部62を握りずらく
なったり、真横に向けて設けた場合はイグニッションキ
ー63が長く横向きに突出するので、回転時に周辺部へ
干渉しないように注意しなければならなくなる等の煩わ
しさが生じる可能性があるが、この例のようにすればこ
のような煩わしさがなく快適に操作できるようになる。
【0033】なお、本願発明は上記実施例に限定され
ず、種々に変形や応用が可能であり、例えばつまみ部4
3の基部等に弱体部を設け、シャッター35が開口30
を閉じてマグネットロック部が施錠状態にあるとき、つ
まみ部43を無理やりシャッター35の開放側へ移動さ
せようとすると、過大な荷重によりつまみ部43が弱体
部から破断されて手動操作が不能になるようにすること
もできる。
【0034】このようにすると、弱体部を不正時操作阻
止手段として、いたずらを効果的に防止できる。なお、
不正時操作阻止手段としては他の公知構造を任意に採用
でき、例えば、つまみ部43の途中にヒンジ部を設け開
位置側へ押すと倒れて手動操作不能になるようにするこ
ともできる。
【0035】また、シャッターのロックはマグネット式
に限らず、シャッターを開位置から閉位置へ移動させる
とき、解錠状態を維持して移動を可能にする形式であれ
ば他のロック形式を利用できる。さらに適用対象となる
ロック装置は、ハンドルロックに限らず種々な用途が可
能であり、自動2輪車以外の4輪自動車等種々な車両に
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例(図1〜9)が適用された自動2輪車
の全体側面図
【図2】 そのハンドルロック部分を示す図
【図3】 カバー部分の取付状態を上方から示す図
【図4】 図3の4−4線断面を示す。
【図5】 カバー部分斜視図
【図6】 シャッター斜視図
【図7】 マグネットキー及びカバーの外観を示す図
【図8】 図7の8−8線断面図
【図9】 作用を示す図
【図10】マグネットキーに関する別実施例を示す図
【図11】従来例に係る図9と同様の図
【符号の説明】
11:ヘッドパイプ、12:ステアリング軸、20:ス
テアリングロック、21:ロック本体部、24:イグニ
ッションキー、25:カバー、26:マグネットキー、
30:開口、33:キー挿入凹部、35:シャッター、
41:キー挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川目 和則 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (56)参考文献 特開2000−104426(JP,A) 特開 平9−317268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 E05B 17/18 B60R 25/00 - 25/10 B62H 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーにより車両を解錠及び施錠するロッ
    ク本体部と、このロック本体部の上を覆うとともにロッ
    ク本体部のキー挿入口が臨むキー挿入用の開口を形成し
    たカバーと、このキー挿入用の開口を覆う閉位置と開放
    する開位置との間で開閉移動するようにカバーの内側に
    設けられたシャッターと、このシャッターを閉位置でロ
    ックするシャッターロック部とを備えた車両用ロック装
    置において、 前記シャッターはその一端に前記カバーのボス部内へ嵌
    合されて前記シャッターロック部の解錠操作をするシャ
    ッターロック用のキー挿入部を中心に回動自在であり、
    このシャッターと一体に設けられてシャッターを前記開
    位置から閉位置へ手動操作で移動するために用いるつま
    み部を備えるとともに、このつまみ部は前記カバーの前
    キー挿入用の開口とボス部の間につまみ部の回動軌跡
    と一致するように形成された円弧状溝を通って前記カバ
    ーの上へ突出し、この円弧状溝内を回動自在に移動する
    ことを特徴とする車両用ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記つまみ部は、閉位置にて施錠状態に
    あるシャッターを手動操作で開位置へ移動させようとす
    るときこれを不能にする不正操作阻止手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載した車両用ロック装置。
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