JP3005649U - 二輪車用箱形錠 - Google Patents

二輪車用箱形錠

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JP3005649U
JP3005649U JP1994007501U JP750194U JP3005649U JP 3005649 U JP3005649 U JP 3005649U JP 1994007501 U JP1994007501 U JP 1994007501U JP 750194 U JP750194 U JP 750194U JP 3005649 U JP3005649 U JP 3005649U
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正 酒井
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株式会社エス・アイ・シー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施錠操作を繰り返し行ってもキーが歪むおそ
れのない二輪車用箱形錠を提供することを目的とする。 【構成】 二輪車用箱形錠1は、錠箱2、カンヌキ3、
シリンダ4、キー5及び動板6から構成される。錠箱2
の前端面には出入口22が設けられ、内部には摺動通路
24が設けられている。錠箱2の外部に露出したレバー
32を備えたカンヌキ3は摺動通路24に収容され、圧
縮コイルバネ34により摺動通路24の後方へ付勢され
ている。シリンダ4は、ねじれコイルバネ28により常
に開錠位置から施錠位置へ回転する方向に付勢されてい
る。動板6は、ストッパ63が下向きとなるようにシリ
ンダ4に固定されている。開錠状態にて、レバー32に
よりカンヌキ3を出入口22から突出させると、シリン
ダ4はねじれコイルバネ28の付勢により施錠位置へと
回転移動し、施錠状態となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、錠箱の前端面にのみ出入口を有する摺動通路内を摺動可能なカンヌ キを備えた二輪車用箱形錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二輪車用箱形錠としては、錠箱の前端面及び後端面を貫通する摺動通路 を備え、該摺動通路を摺動可能なカンヌキにより施錠・開錠を行うものが知られ ていた。このような二輪車用箱形錠は開錠状態においてカンヌキが錠箱の後端面 から後方外向きに突出しているため、自転車の走行中に物体が当たった場合には カンヌキが錠箱の前端面側から突出してスポークに接触するおそれがあり、走行 する上で危険な状態となるという問題があった。
【0003】 かかる問題を解決すべく、錠箱の前端面にのみ出入口を有する摺動通路を備え た二輪車用箱形錠が開発されている。 例えば、実開昭57−21756号には図7に示す二輪車用箱形錠が開示され ている。これによれば、錠箱102には、錠箱102の前端面にのみ出入口10 3を有する摺動通路104が形成され、この摺動通路104の後端に連ねて、摺 動通路104と直交する方向に図示しないシリンダ収容部が設けられている。摺 動通路104にはカンヌキ105が収容され、シリンダ収容部には外端面に鍵穴 106が開口したシリンダ107が収容されている。カンヌキ105は復元バネ 108により常時後方側に付勢されている。
【0004】 このカンヌキ105の後端部には摺動通路104に対して斜めに形成したカム 面D1が設けられ、一方、シリンダ107の内端部には前記カム面D1と常時係 合するように設けたカムピンD2が設けられている。このカム面D1とカムピン D2とにより、シリンダ107の回転をカンヌキ105の直線運動に変換し、前 記鍵穴106に挿入したキー操作によりカンヌキ105を施錠状態と開錠状態と に切り替える。
【0005】 この二輪車用箱形錠によれば、開錠状態においてカンヌキ105は錠箱102 内に収容されるため、自転車の走行中にカンヌキ105に物体が当たるおそれは ない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記二輪車用箱形錠では、開錠状態から施錠状態に切り替える際、シリンダ1 07の鍵穴106に差し込んだキー(図示せず)を操作してシリンダ107を回 転させこのシリンダ107の回転をカムピンD2とカム面D1とによりカンヌキ 105の直線運動に変換し、カンヌキ105を復元バネ108の付勢に抗して前 端面に設けた出入口103から突出させることにより施錠する。このとき、鍵穴 106に差し込まれたキーには該キーが歪む方向にかなりの力が働くことになり 、かかる施錠操作を何度も繰り返し行うとキーが歪み、鍵穴106からキーが抜 けなくなるおそれがあった。
【0007】 本考案は上記課題に鑑みなされたものであり、施錠操作を繰り返し行ってもキ ーが歪むおそれのない二輪車用箱形錠を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の二輪車用箱形錠は、 錠箱の前端面にのみ出入口を設けた摺動通路と、 前記摺動通路に収容され、前記錠箱の外側に露出したレバーを備え、該レバー により前記摺動通路を摺動させうるカンヌキと、 前記摺動通路と直交する方向に収容され、外端面に開口した鍵穴を備え、内端 面は前記摺動通路に臨むシリンダと、 前記シリンダの内端面側に設けられ、前記シリンダが施錠位置にあるとき前記 レバーにより前記出入口から突出させた前記カンヌキと係止して該カンヌキの後 方への移動を阻止し、前記シリンダが開錠位置にあるとき前記カンヌキとの係止 を解除して該カンヌキの後方への移動を許容するストッパと、 を備えたことを特徴とする。
【0009】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の二輪車用箱形錠であって、 前記カンヌキと前記錠箱との間に設けられ、前記カンヌキを前記摺動通路の後 方に付勢するカンヌキ付勢部材と、 前記シリンダと前記錠箱との間に設けられ、前記シリンダが開錠位置から施錠 位置へ回転するように付勢するシリンダ付勢部材と、 を備えたことを特徴とし、 開錠状態にて前記カンヌキ付勢部材の付勢に抗して前記レバーにより前記カン ヌキを前記出入口から突出させると、前記シリンダは前記シリンダ付勢部材の付 勢により施錠位置まで回転し、 施錠状態にて前記シリンダ付勢部材の付勢に抗して前記鍵穴に差し込んだキー により前記シリンダを開錠位置へ回転させると、前記カンヌキは前記カンヌキ付 勢部材の付勢により後方へ摺動し前記摺動通路内に没入するものである。
【0010】 請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の二輪車用箱形錠であって、前記 ストッパは前記シリンダの回転軸を中心とする略円弧状に形成され、前記シリン ダが施錠位置にあるとき前記カンヌキの後端面と係止することを特徴とする。 請求項4記載の考案は、請求項1〜3いずれか記載の二輪車用箱形錠であって 、前記シリンダは鉛直上向きに収容されたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載の二輪車用箱形錠を施錠する場合、開錠状態にてレバーを操作し てカンヌキを出入口から突出させた後、シリンダの鍵穴に差し込んだキーにより シリンダを施錠位置まで回転させる。この回転に伴って、シリンダの内端面に設 けたストッパも回転移動し、カンヌキと係止して該カンヌキの後方への移動を阻 止する。これにより施錠状態となる。
【0012】 一方、開錠する場合、施錠状態にてシリンダの鍵穴に差し込んだキーを操作し てシリンダを開錠位置へ回転させる。この回転に伴って、シリンダの内端面に設 けたストッパも回転移動し、カンヌキとの係止を解除して該カンヌキの後方への 移動を許容する。カンヌキを摺動通路の後方へ移動させれば、開錠状態となる。
【0013】 請求項2記載の二輪車用箱形錠を施錠する場合、開錠状態にてカンヌキ付勢部 材の付勢に抗してレバーによりカンヌキを出入口から突出させると、シリンダは シリンダ付勢部材の付勢により施錠位置まで回転する。この回転に伴って、シリ ンダの内端面に設けたストッパも回転移動し、カンヌキと係止して該カンヌキの 後方への移動を阻止する。これにより施錠状態となる。
【0014】 一方、開錠する場合、施錠状態にてシリンダ付勢部材の付勢に抗してキーによ りシリンダを開錠位置へ回転させる。この回転に伴って、シリンダの内端面に設 けたストッパも回転移動し、カンヌキとの係止を解除して該カンヌキの後方への 移動を許容する。すると、カンヌキはカンヌキ付勢部材の付勢により後方へ摺動 し摺動通路内に没入する。これにより開錠状態となる。
【0015】 請求項3記載の二輪車用箱形錠は、ストッパがシリンダの回転軸を中心とする 略円弧状に形成され、施錠状態にてカンヌキの後端面と係止する。 請求項4記載の二輪車用箱形錠は、シリンダが鉛直上向きに収容されているた め、鍵穴は上面に開口している。
【0016】
【実施例】
本考案の好適な実施例について図面に基づいて以下に説明する。 図1及び図2は二輪車用箱形錠の開錠状態を表す説明図であり、図1(a)は 平面図、図1(b)は正面図、図2(a)は図1(a)のA−A断面図、図2( b)は図1(b)のB−B断面図である。
【0017】 また、図3及び図4は同じく施錠状態を表す説明図であり、図3(a)は平面 図、図3(b)は正面図、図4(a)は図3(a)のC−C断面図、図4(b) は図3(b)のD−D断面図である。 本実施例の二輪車用箱形錠1は、主として錠箱2、カンヌキ3、シリンダ4、 キー5及び動板6から構成される。
【0018】 錠箱2は、カンヌキ収容部21とシリンダ収容部25とからなる。カンヌキ収 容部21の前端面には出入口22が設けられ、正面にはガイド溝23が設けられ ている。また、カンヌキ収容部21の内部には、出入口22及びガイド溝23に 連通する摺動通路24が設けられている。シリンダ収容部25は略筒状に形成さ れ、カンヌキ収容部21と直交する方向であって鉛直上向きに設けられている。 シリンダ収容部25には摺動通路24と直交する方向に円筒孔26が設けられて いる。この円筒孔26には上下方向に二本の縦溝26a,26bが設けられてい る。摺動通路24の後端側は、シリンダ収容部25に設けた円筒孔26と同心上 で大径の円筒空間24aとなっている。
【0019】 カンヌキ3は、下面を開放した断面コ字形の直方体であり、錠箱2の前後方向 の長さよりも短く形成されている。カンヌキ3には連結部材31を介してレバー 32が取り付けられている。連結部材31は、カンヌキ3内部からカンヌキ3に 設けた図示しない貫通孔を経て錠箱2に設けたガイド溝23に遊嵌されている。 この連結部材31のうち、カンヌキ3内部に位置する部分はバネ受け部31aと しての役目を果たす。レバー32は、連結部材31の端部に固着され、錠箱2の 外部に露出している。
【0020】 摺動通路24には錠箱2の前端面側にバネ止め部材33が立設されている。こ のバネ止め部材33と連結部材31のバネ受け部31aとの間には圧縮コイルバ ネ34が架設されている。この圧縮コイルバネ34は本考案のカンヌキ付勢部材 に相当し、常にカンヌキ3を摺動通路24の後方へ付勢している。
【0021】 図5はシリンダの説明図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は底面図で ある。図5に示すように、シリンダ4にはタンブラ収容部41が多段に設けられ 、またシリンダ4の内端面側には断面が略小判状の動板嵌合部42が設けられ、 更に動板嵌合部42の下方には円周溝43を介して小円筒部44が設けられてい る。タンブラ収容部41には、半径外方向にバネ付勢されるタンブラ(図示せず )が収容されている。
【0022】 このシリンダ4は、図2及び図4に示すようにシリンダ収容部25の円筒孔2 6に嵌入されている。またシリンダ4は、外端面に開口した鍵穴45(図3参照 )を備え、内端面に設けた小円筒部44が摺動通路24に臨むように配置されて いる。
【0023】 このシリンダ4は図1及び図2に示す開錠位置と図3及び図4に示す施錠位置 との間を回転移動可能であり、開錠位置にあるときタンブラ収容部41は縦溝2 6a,26bと対向せず、施錠位置にあるときシリンダ4に設けたタンブラ収容 部41は円筒孔26に設けた縦溝26a,26bと対向する。
【0024】 本実施例のシリンダ4は従来公知のシリンダ錠機構により施錠・開錠を行うも のである。即ち、適合キー5をシリンダ4の鍵穴45に挿通した状態では、図示 しないタンブラはシリンダ4の外周面より内側に没入し、円筒孔26に設けた縦 溝26a,26bとの係止を解除するため、シリンダ4の回転は許容される。一 方、適合キー5をシリンダ4の鍵穴45に挿通しない状態では、図示しないタン ブラはシリンダ4の外周面より外側に突出し、円筒孔26に設けた縦溝26a, 26bと係止し合うため、シリンダ4の回転は阻止される。前者の状態を開錠状 態、後者の状態を施錠状態という。
【0025】 円筒孔26を取り巻くように形成した円周溝27には、ねじれコイルバネ28 が配置されている。このねじれコイルバネ28は円周溝27とシリンダ4とに掛 止され、常にシリンダ4が開錠位置から施錠位置へ回転する方向に付勢している 。このねじれコイルバネ28は本考案のシリンダ付勢部材に相当する。
【0026】 図6は動板の説明図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は底面図である 。動板6は、図6に示すように小判形孔61が中央に穿設された略円板状の支持 板62と、支持板62の外周に立設された円弧状のストッパ63とにより構成さ れる。
【0027】 動板6は、図2及び図4に示すように、ストッパ63が下向きとなるように小 判形孔61をシリンダ4に設けた動板嵌合部42に嵌合し、次いでEリング64 を円周溝43に嵌合することにより、シリンダ4に固定されている。従って、ス トッパ63はシリンダ4の回転に伴って回転する。
【0028】 次に、上記構成からなる二輪車用箱形錠1の作用について説明する。 まず、開錠状態から施錠状態にする操作即ち施錠操作について説明する。 図1及び図2に示す開錠状態では、シリンダ4はねじれコイルバネ28により 開錠位置から施錠位置へ回転する方向に付勢されているが、カンヌキ3の側端面 3bが動板6に設けたストッパ63に当接しているため、シリンダ4の回転が妨 げられ、シリンダ4は開錠位置で固定されている。また、シリンダ4が開錠位置 にあるとき、シリンダ4に設けたタンブラ収容部41は円筒孔26に設けた縦溝 26a,26bと対向していないため、鍵穴45に差し込まれた適合キー5を抜 脱することはできない。
【0029】 この開錠状態にて、操作者がレバー32を操作して圧縮コイルバネ28の付勢 に抗して摺動通路24に収容されたカンヌキ3を摺動させ、錠箱2に設けた出入 口22から突出させる。すると、カンヌキ3の側端面3bと動板6に設けたスト ッパ63との当接が外れ、シリンダ4はねじれコイルバネ28の付勢により施錠 位置へと回転移動し、図3及び図4の施錠状態となる。
【0030】 このときストッパ63は、カンヌキ3の後端面3aに係止してカンヌキ3の後 方への移動を阻止する。またシリンダ4は施錠位置にあるため、シリンダ4に設 けたタンブラ収容部41は円筒孔26に設けた縦溝26a,26bと対向してい る。従って、適合キー5を鍵穴45から抜脱することができる。適合キー5を抜 脱した後、図示しないタンブラは半径外方向に突出して縦溝26a,26bと係 止し合うため、シリンダ4は施錠位置で固定される。
【0031】 続いて、施錠状態から開錠状態にする操作即ち開錠操作について説明する。 図3及び図4に示す施錠状態にて、操作者は、まずシリンダ4の鍵穴45に適 合キー5を差し込む。適合キー5を差し込んだ後、図示しないタンブラがシリン ダ4の外周面内に没入するため、シリンダ4は回転可能な状態となる。
【0032】 次いで、操作者は適合キー5を操作してねじれコイルバネ28の付勢に抗して シリンダ4を開錠位置へ回転移動させる。これに伴って、動板6に設けたストッ パ63も回転してカンヌキ3の後端面3aとの係止を解除する位置に移動する。 すると、カンヌキ3は圧縮コイルバネ34の付勢により摺動通路24の後方へ移 動し、図1及び図2の開錠状態となる。このとき、カンヌキ3は錠箱2内に収容 される。
【0033】 以上の本実施例の効果について説明する。 施錠する際には操作者は適合キー5を操作する必要がない。従って、施錠操作 を繰り返し行ってもそれにより適合キー5が歪むおそれはない。 ストッパ63とカンヌキ3の後端面3aとの接触は線接触であるため、接触面 積が小さく摩擦抵抗が小さい。従って、開錠する際の適合キー5によるシリンダ 4の回転操作をスムーズに行うことができる。 シリンダ4が鉛直上向きに設けられているため、作業者は僅かに腰を屈める程 度の自然な姿勢で適合キー5を容易に挿入・抜脱することができ、また適合キー 5の操作を容易に行うことができる。 二輪車の走行中、鍵穴45に差し込まれた適合キー5に物体が当たったとして も、適合キー5によりカンヌキ3が突出する機構でないため、カンヌキ3が錠箱 2の前端面から突出してスポークに接触することがない。 開錠状態においてカンヌキ3が錠箱2内に収容されいるため、カンヌキ3に物 体が当たるおそれがない。
【0034】 尚、本考案は上記実施例に何ら限定されることなく、本考案の技術的範囲を逸 脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうまでもない。 例えば、上記実施例ではねじれコイルバネ28によりシリンダ4が開錠位置か ら施錠位置に回転する方向に付勢したが、特にこのねじれコイルバネ28を用い なくてもよい。この場合、操作者は施錠する際、レバー32によりカンヌキ3を 出入口22から突出させた状態で、適合キー5によりシリンダ4を施錠位置に回 転移動させて施錠する必要がある。しかし、適合キー5によりシリンダ4を回転 する際、その回転を妨げる負荷はほとんど存在しないため、適合キー5が歪むお それはない。
【0035】
【考案の効果】
以上詳述したように、請求項1〜4記載の二輪車用箱形錠によれば、施錠操作 を繰り返し行ってもキーが歪むおそれがない。特に、請求項2記載の二輪車用箱 形錠では施錠操作の際にキーに触れる必要がないため、この効果が顕著となる。
【0036】 また、請求項3記載の二輪車用箱形錠によれば、開錠する際のキーによるシリ ンダの回転操作をスムーズに行うことができるという効果が得られる。 更に、請求項4記載の二輪車用箱形錠によれば、鍵穴は上面に開口しているた め、操作者はキーの挿入・抜脱やキーによるシリンダの回転操作を自然な姿勢で 容易に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二輪車用箱形錠の開錠状態を表す説明図であ
り、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図である。
【図2】 二輪車用箱形錠の開錠状態を表す説明図であ
り、図2(a)は図1(a)のA−A断面図、図2
(b)は図1(b)のB−B断面図である。
【図3】 二輪車用箱形錠の施錠状態を表す説明図であ
り、図3(a)は平面図、図3(b)は正面図である。
【図4】 二輪車用箱形錠の施錠状態を表す説明図であ
り、図4(a)は図3(a)のC−C断面図、図4
(b)は図3(b)のD−D断面図である。
【図5】 シリンダの説明図であり、図5(a)は正面
図、図5(b)は底面図である。
【図6】 動板の説明図であり、図6(a)は正面図、
図6(b)は底面図である。
【図7】 従来の二輪車用箱形錠の説明図である。
【符号の説明】
1・・・二輪車用箱形錠、 2・・・錠
箱、3・・・カンヌキ、 3a・
・・後端面、4・・・シリンダ、
5・・・適合キー、6・・・動板、
22・・・出入口、23・・・ガイド溝、
24・・・摺動通路、28・・・ね
じれコイルバネ、 32・・・レバー、34
・・・圧縮コイルバネ、 45・・・鍵
穴、63・・・ストッパ、

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠箱の前端面にのみ出入口を設けた摺動
    通路と、 前記摺動通路に収容され、前記錠箱の外側に露出したレ
    バーを備え、該レバーにより前記摺動通路を摺動させう
    るカンヌキと、 前記摺動通路と直交する方向に収容され、外端面に開口
    した鍵穴を備え、内端面は前記摺動通路に臨むシリンダ
    と、 前記シリンダの内端面側に設けられ、前記シリンダが施
    錠位置にあるとき前記レバーにより前記出入口から突出
    させた前記カンヌキと係止して該カンヌキの後方への移
    動を阻止し、前記シリンダが開錠位置にあるとき前記カ
    ンヌキとの係止を解除して該カンヌキの後方への移動を
    許容するストッパと、 を備えたことを特徴とする二輪車用箱形錠。
  2. 【請求項2】 前記カンヌキと前記錠箱との間に設けら
    れ、前記カンヌキを前記摺動通路の後方に付勢するカン
    ヌキ付勢部材と、 前記シリンダと前記錠箱との間に設けられ、前記シリン
    ダが開錠位置から施錠位置へ回転するように付勢するシ
    リンダ付勢部材と、 を備えたことにより、 開錠状態にて前記カンヌキ付勢部材の付勢に抗して前記
    レバーにより前記カンヌキを前記出入口から突出させる
    と、前記シリンダは前記シリンダ付勢部材の付勢により
    施錠位置まで回転し、 施錠状態にて前記シリンダ付勢部材の付勢に抗して前記
    鍵穴に差し込んだキーにより前記シリンダを開錠位置へ
    回転させると、前記カンヌキは前記カンヌキ付勢部材の
    付勢により後方へ摺動し前記摺動通路内に没入する請求
    項1記載の二輪車用箱形錠。
  3. 【請求項3】 前記ストッパは前記シリンダの回転軸を
    中心とする略円弧状に形成され、前記シリンダが施錠位
    置にあるとき前記カンヌキの後端面と係止することを特
    徴とする請求項1又は2記載の二輪車用箱形錠。
  4. 【請求項4】 前記シリンダは鉛直上向きに収容された
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の二輪車用
    箱形錠。
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