JP6605254B2 - シリンダ錠装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(シリンダ錠装置の全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、第1の実施の形態における典型的なシリンダ錠装置の一構成例を例示している。このシリンダ錠装置1は、図示しない車体のドアパネルに組み付けられるボディ2を備えている。ボディ2の構成材料としては、例えば亜鉛ダイキャストなどの前後に開口する筒状の金属材が用いられる。
ロータユニット3は、図1、図2(a)、及び図2(b)に示すように、ボディ2の内部に回転可能に収容される円柱状のロータ30と、ロータ30の内部に収容されたタンブラ35とを備えている。ロータユニット3は、ボディ2の前部開口部側から挿入される。
フリーホイール機構4は、図1、図2(a)、及び図2(b)に示すように、ロータ30の回転軸線CLを中心としてロータ30の外周面及びボディ2の内周面の間に形成された空間に配置されており、ボディ2の後部開口部から挿入して回転可能に収容される円筒状の第1スリーブ5と、第1スリーブ5がボディ2に対して回転することでホルダレバー10側へ向けて移動する円筒状のスライダ6と、スライダ6がホルダレバー10側へ向けて移動することでロータ30に係合する円筒状の第2スリーブ7とを備えている。
上記のように構成されたフリーホイール機構4によると、正規キーがロータ30のキー挿入孔30aへ挿入されると、全てのタンブラ35は、正規キーのキー溝に係合することでロータ30のタンブラ収容孔39の開口端から内方側へ退避する。全てのタンブラ35と第1スリーブ5との係合が解除され、ロータ30が第1スリーブ5と独立して回転可能な状態となる。
一方、正規キーがロータ30のキー挿入孔30a内に差し込まれていない施錠状態で、正規キー以外の不正キーやドライバ等の異物をロータ30のキー挿入孔30a内に差し込むことでシリンダ錠を解錠しようとする不正行為が行われる場合は、タンブラ35の突出端部35aは、ロータ30のタンブラ収容孔39の開口端から突出したままの状態であり、この突出端部35aが第1スリーブ5に係合することでロータ30の回転が規制される。
上記のように構成されたフリーホイール機構4を有するシリンダ錠装置1のロータユニット3は、タンブラ35の突出端部35aがコイルばねによりロータ30のタンブラ収容孔39の開口端から外方側へ突出した状態でタンブラ35を収容する構造である。
ここで、図5A乃至図5Dを参照すると、これらの図には、ボディ2内にロータユニット3を組み立てるときの過程の一例が例示されている。
以上のように構成された第1の実施の形態に係るシリンダ錠装置1によれば、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(2)ダミーキー200をロータユニット3に差し込んだままの状態でタンブラ35の突出端部35aが弾性力に抗してボディ2の隔壁22に没入しながら乗り越えることで、ロータユニット3を回転軸線CL方向に押し込むことができるため、簡単な組立構造を効果的に得ることができる。
(3)簡単な組立構造が得られるため、組立作業を簡素化することができるとともに、組立性を向上させることができる。
(4)組み立てが容易であり、自動ロボットによる自動化を実現することができるとともに、生産性の向上に貢献することが可能となる。
上記第1の実施の形態及び図示例では、ボディ2の内周面に形成された円環状の隔壁22のキー挿入側の隅角部に傾斜面24bを設けることにより構成された案内誘導部24を例示したが、これに限定されるものではない。
以上のように構成された第2の実施の形態に係るシリンダ錠装置1によれば、上記第1の実施の形態における効果に加えて、以下の効果が得られる。
(2)タンブラ35の突出端部35aが案内誘導部24の案内溝24a内に誘導案内され、タンブラ35の突出端部35aが第1スリーブ5のタンブラ係合部51内に入り込むタイミングを変更することができるようになり、タンブラ35の配置形態等についての設計の自由度を妨げることはない。
(3)ボディ2の隔壁22に形成された案内溝24aの底面の形状は、例えばタンブラ35の形状や枚数等を考慮して設計することができる。
Claims (6)
- 前後に開口する筒状のボディと、
内周面から窪むタンブラ係合部が形成され、前記ボディ内に後方から挿入して回転可能に収容されるスリーブと、
径方向に形成されたタンブラ収容孔内に弾性的に突出可能なタンブラを収容した状態で、前記ボディ内に前方から挿入して前記スリーブ内に収容されるロータと、
を備えており、
前記ボディは、前記ロータを挿入する過程で、前記タンブラの突出端部が弾性的に当接して前記ロータの前記タンブラ収容孔内に一時的に没入しながら前記スリーブの前記タンブラ係合部に向けて案内誘導される案内誘導部を備え、
前記ロータは、前記タンブラの突出端部を前記案内誘導部に当接する高さに仮保持する治具が挿入可能とされている、ことを特徴とするシリンダ錠装置。 - 前記治具は、前記タンブラの形状にかかわらず、前記ロータのキー挿入孔内に差し込むことが可能であり、前記タンブラの突出端部を前記ロータのタンブラ収容孔の開口端から外方側へ突出した状態に仮保持するダミーキーである、ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ錠装置。
- 前記ボディの内周面には、前記スリーブの開口端面に当接して前記スリーブの引き抜きを阻止する隔壁が設けられ、
前記案内誘導部は、前記隔壁に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシリンダ錠装置。 - 前記案内誘導部は、前記タンブラの突出端部を前記スリーブの前記タンブラ係合部に向かう方向に挿入可能な傾斜面又は湾曲面を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシリンダ錠装置。
- 前記ロータの後端部に移動可能に設けられたクラッチ部材を有し、前後方向の移動により前記ロータと前記クラッチ部材との係合状態又は係合解除状態を切り換えるクラッチ機構を備えており、
前記ボディに対して前記ロータ及び前記スリーブが一体回転したとき、前記スリーブの回転により前記クラッチ機構が前記ロータと前記クラッチ部材との係合を解除する構成を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシリンダ錠装置。 - 内周面から窪むタンブラ係合部が形成され、前後に開口する筒状のボディ内に後方から挿入して回転可能にスリーブを収容するスリーブ組立工程と、
前記ボディ内に前方から挿入して前記スリーブ内に収容されるロータに、径方向に形成されたタンブラ収容孔内に弾性的に突出可能なタンブラを収容するロータ組立工程と、
前記ロータに前記タンブラの突出端部を前記案内誘導部の高さ以下に仮保持する治具を挿入する治具挿入工程と、
前記ロータに前記治具を挿入した状態で、前記タンブラの突出端部を前記スリーブの前記タンブラ係合部に向けて案内誘導される案内誘導部に弾性的に当接させて、前記ロータの前記タンブラ収容孔内に一時的に没入させながら前記ロータを前記ボディ内に組み立てるシリンダ錠組立工程と、を有するシリンダ錠装置の製造方法。
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JP2015161932A JP6605254B2 (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | シリンダ錠装置及びその製造方法 |
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