JP5064170B2 - シリンダ錠及びこれを備えた解錠装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係る解錠装置の全体を説明するために示す斜視図である。図2(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る解錠装置のシリンダ錠を説明するために示す側面図と背面図である。図2(a)は側面図を、また図2(b)は背面図をそれぞれ示す。図3(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の待機状態を示す正面図とそのA−A断面図である。図3(a)を正面図を、また図3(b)はA−A断面図をそれぞれ示す。図4(a)及び(b)は、図3(a)のB−B断面図と側面図(ボディを除く)である。図4(a)はB−B断面図を、また図4(b)は側面図をそれぞれ示す。図5は、図3(a)のC−C断面図である。図6は、図3(b)のD−D断面図である。図7(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の不正キーによる作動状態を説明するために示す断面図である。図7(a)は入力側クラッチエレメントのスリーブとの係止状態を、図7(b)は入力側クラッチエレメントのスリーブからの離脱状態をそれぞれ示す。
図1において、符号1で示す解錠装置は、マッチキー(例えば金属製のマッチキー)の挿入によって作動するシリンダ錠2と、ドアロック機構(例えばラチェット機構)を解錠する解錠運動(回動力)を発生する操作ハンドル3と、操作ハンドル3の解錠運動をシリンダ錠2(クラッチ)に伝達するハンドル操作力伝達機構5とから大略構成されている。
シリンダ錠2は、図2〜図7に示すように、外装部材としてのボディ6と、このボディ6内に収容されたスリーブ7と、このスリーブ7内に配置されたキープラグ8と、このキープラグ8に移動可能に保持されたキー照合部材としてのタンブラ(ロックプレート)9,9,…(1点鎖線で簡略化して示す)と、これらタンブラ9,9,…がスリーブ7から離脱された状態において操作ハンドル3の解錠運動をドアロック機構に伝達するクラッチ4とを含み、車両用のフレーム200にブラケット(図示せず)を介して取り付けられている。
操作ハンドル3は、図1に示すように、ドアロック機構を解錠する方向(ドアロック機構の解錠方向)の回動力(ハンドル操作力)をハンドル操作力伝達機構5の伝達レバー5Aにワイヤ22を介して付与するための操作部3A、及びドアロック機構を電気的に解錠するスイッチ3Bを有し、フレーム200に回動可能に支持され、復帰用スプリング(図示せず)によって復帰習性が付与されている。そして、操作部3Aの回動操作によってハンドル回動支軸用のピン(図示せず)を回動中心として所定の回動範囲内で回動し、ドアロック機構を解錠する解錠運動を発生するように構成されている。これにより、マッチキーのキー挿入孔81内への挿入によるタンブラ9,9,…の離脱状態において操作ハンドル3をドアロック機構の解錠方向に回動操作すると、この操作力がハンドル操作力伝達機構5を介してクラッチ4に伝達され、さらにこのクラッチ4から伝達リンク21を介してドアロック機構に伝達され、このドアロック機構が解錠される。また、操作ハンドル3の操作状態を解除すると、操作ハンドル3が伝達レバー5Aと共に復帰用スプリングによって回動復帰し、その復帰位置(操作ハンドル3を操作する前の位置)に配置される。
ハンドル操作力伝達機構5は、図1に示すように、操作ハンドル3のハンドル操作力(回動操作力)を受けて回動する伝達レバー5A、及びこの伝達レバー5Aからの回動力を受けて揺動する伝達リンク5Bを有し、操作ハンドル3(ワイヤ22)とクラッチ4との間に介在し、フレーム200上に保持されている。そして、前述したようにクラッチ4に操作ハンドル3のハンドル操作力(回動力)を伝達するように構成されている。
図8(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠のマッチキーによる作動状態を示す正面図とそのE−E断面図である。図8(a)は正面図を、また図8(b)はE−E断面図をそれぞれ示す。図9(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の不正キーによる作動状態を示す正面図とそのF−F断面図である。図9(a)は正面図を、また図9(b)はF−F断面図をそれぞれ示す。
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
2…シリンダ錠
3…操作ハンドル、3A…操作部、3B…スイッチ
4…クラッチ
4A…入力レバー、40A…リンク連結孔、41A…切り欠き、410A…切り欠き面、42A…脚片、43A…長孔
4B…入力側クラッチエレメント、40B,41B…凸部、42B…キープラグ挿通孔
4C…出力側クラッチエレメント、40C…凸部、41C…レバー挿通孔、42C〜44C…凸部
4D…出力レバー、40D…リンク連結孔、41D…切り欠き、410D…切り欠き面、42D…脚片、43D…長孔
5…ハンドル操作力伝達機構、5A…伝達レバー、5B…伝達リンク、50A…ピン孔、51A…リンク連結孔、52A…ワイヤ連結孔
6…ボディ、6A…胴部、6B…鍔部、60…収容空間、61…キープラグ挿入口、62…内フランジ、63…環状溝、60A,61A…貫通窓
7…スリーブ、70…収容空間、71…開口部、72…凹溝、73…切り欠き、74…内フランジ、
8…キープラグ、8A…第1胴部、8B…第2胴部、8C…第3胴部、80A…本体、81A…鍔部、81…キー挿入孔、82…キープラグ破壊防止用のブロック、82A…キー挿通孔、82B…凹孔、81a…凹部、810…内面、810A,810B…側面、810C…半周面、811A…ストッパ、80C,81C,82C…環状溝、83C…スプリング係止孔
9…タンブラ
17…復帰用スプリング
18…移動規制プレート、18A…キープラグ挿通孔、18B,18C,18D…長孔、180,181…止め輪
20…カム機構
21…伝達リンク
22…ワイヤ
200…フレーム、200A…ピン
Claims (3)
- スリーブと、
前記スリーブ内に配置され、キー挿入側端面に開口するキー挿入孔を有するキープラグと、
前記キープラグに移動可能に保持され、かつ前記スリーブに係脱可能に配置され、前記キー挿入孔に対するマッチキーの挿入によって前記スリーブから離脱されるキー照合部材と、
ロック機構を解錠する解錠運動を発生する操作ハンドルによるハンドル操作力が入力される入力レバーと、
前記スリーブのキー挿入側と反対側に配置され、前記操作ハンドルにより前記入力レバーに入力された前記解錠運動をロック機構に伝達するクラッチとを備え、
前記キープラグは、マッチキーを挿通させるキー挿通孔を有するプラグエレメントを含み、前記プラグエレメントが前記キー挿入孔のキー挿入側に回転可能に配置されている
ことを特徴とするシリンダ錠。 - 前記キープラグは、前記プラグエレメントの回転を規制する破壊可能なストッパを有する請求項1に記載のシリンダ錠。
- マッチキーの挿入によって作動するシリンダ錠と、
ロック機構を解錠する解錠運動を発生する操作ハンドルとを備え、
前記シリンダ錠は、
スリーブと、
前記スリーブ内に配置され、キー挿入側端面に開口するキー挿入孔を有するキープラグと、
前記キープラグに移動可能に保持され、かつ前記スリーブに係脱可能に配置され、前記キー挿入孔に対するマッチキーの挿入によって前記スリーブから離脱されるキー照合部材と、
前記スリーブのキー挿入側と反対側に配置され、前記操作ハンドルの前記解錠運動をロック機構に伝達するクラッチとを備え、
前記キープラグは、マッチキーを挿通させるキー挿通孔を有するプラグエレメントを含み、前記プラグエレメントが前記キー挿入孔のキー挿入側に回転可能に配置されている
ことを特徴とする解錠装置。
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JP2007278116A JP5064170B2 (ja) | 2007-10-25 | 2007-10-25 | シリンダ錠及びこれを備えた解錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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