JP2009102956A - シリンダ錠及びこれを備えた解錠装置 - Google Patents

シリンダ錠及びこれを備えた解錠装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの低廉化及び構造全体の小型化・簡素化を図ることができる解錠装置を提供する。
【解決手段】キー挿入側端面に開口するキー挿入孔81を有するキープラグ8、及び操作ハンドル3の解錠運動をドアロック機構に伝達するクラッチ4を有するシリンダ錠2を備え、キープラグ8は、マッチキーを挿通させるキー挿通孔82Aを有するキープラグ破壊防止用のブロック82を含み、ブロック82がキー挿入孔81のキー挿入側に回転可能に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シリンダ錠及びこれを備えた解錠装置に関し、特に車両用ドアパネルにおけるドアロック機構の解錠を行うためのシリンダ錠及びこれを備えた解錠装置に関する。
従来の施錠・解錠装置として、例えば正規キー(マッチキー)の回動操作によって断続するクラッチ(アクチュエータ用リンク機構)を備えたものがある(特許文献1)。
この施錠・解錠装置は、ハンドルの引き出し操作によって回転運動を生じるハンドル用リンク機構と、ハンドル用リンク機構の回転運動によって下向きの直線運動を生じるハンドル用ロッドと、ハンドル用ロッドの直線運動を上記したアクチュエータ用リンク機構に伝達する連結レバー機構とを有している。
また、この施錠・解錠装置は、マッチキーの差し込み回動操作によって回動するロータを有してハンドル内に収容されたシリンダ錠と、シリンダ錠のロータの回動運動によって回動するシリンダ錠用ロッドと、シリンダ錠用ロッドの回動運動を上記したアクチュエータ用リンク機構に伝達するキーレバー機構とを有している。
このような施錠・解錠装置においては、マッチキーのシリンダ錠への差し込み回動操作によってロータが中立位置から一方向に回動すると、この回動がシリンダ錠用ロッドを介してキーレバー機構に伝達され、キーレバー機構の作動によってドアロックアクチュエータ内のアクチュエータ用リンク機構の断続が切り替えられ、ドアロック機構が施錠状態から解錠状態にされる。
この後、ドアパネルを開放する方向にハンドルを操作すると、このハンドルの引き出し操作がハンドル用リンク機構を介してハンドル用ロッドに伝達される。ハンドル用ロッドがハンドルの引き出し操作によって下方へ直線運動すると、その直線運動が連結レバー機構を介してアクチュエータ用リンク機構に伝達される。アクチュエータ用リンク機構が作動すると、ドアロック機構が解錠状態にされているので、ドアパネルが開放される。
一方、マッチキーのシリンダ錠への差し込み回動操作によってロータが中立位置から他方向に回動すると、この回動がシリンダ錠用ロッドを介してキーレバー機構に伝達され、キーレバー機構の作動によってアクチュエータ用リンク機構が作動してドアロック機構が解錠状態から施錠状態にされる。
特開2002−129805号公報
しかしながら、特許文献1の施錠・解錠装置によると、クラッチ及びシリンダ錠・ハンドルの他に、シリンダ錠用ロッド及びキーレバー機構を備えたものであるため、部品点数が嵩み、構造全体が複雑になるばかりか、コスト高になるという問題があった。
また、特許文献1の施錠・解錠装置によると、シリンダ錠とクラッチとの間にシリンダ錠用ロッド及びキーレバー機構を介在させる構造であるため、外形寸法が大きくなり、構造全体が大型化するという問題もあった。
従って、本発明の目的は、部品点数を削減することができ、もってコストの低廉化及び構造全体の小型化・簡素化を図ることができるシリンダ錠及びこれを備えた解錠装置を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、スリーブと、前記スリーブ内に配置され、キー挿入側端面に開口するキー挿入孔を有するキープラグと、前記キープラグに移動可能に保持され、かつ前記スリーブに係脱可能に配置され、前記キー挿入孔に対するマッチキーの挿入によって前記スリーブから離脱されるキー照合部材と、前記スリーブのキー挿入側と反対側に配置され、操作ハンドルの解錠運動をロック機構に伝達するクラッチとを備え、前記キープラグは、マッチキーを挿通させるキー挿通孔を有するプラグエレメントを含み、前記プラグエレメントが前記キー挿入孔のキー挿入側に回転可能に配置されていることを特徴とするシリンダ錠を提供する。
(2)本発明は、上記目的を達成するために、マッチキーの挿入によって作動するシリンダ錠と、ロック機構を解錠する解錠運動を発生する操作ハンドルとを備え、前記シリンダ錠は、スリーブと、前記スリーブ内に配置され、キー挿入側端面に開口するキー挿入孔を有するキープラグと、前記キープラグに移動可能に保持され、かつ前記スリーブに係脱可能に配置され、前記キー挿入孔に対するマッチキーの挿入によって前記スリーブから離脱されるキー照合部材と、前記スリーブのキー挿入側と反対側に配置され、前記操作ハンドルの前記解錠運動をロック機構に伝達するクラッチとを備え、前記キープラグは、マッチキーを挿通させるキー挿通孔を有するプラグエレメントを含み、前記プラグエレメントが前記キー挿入孔のキー挿入側に回転可能に配置されていることを特徴とする解錠装置を提供する。
本発明によると、部品点数を削減することができ、コストの低廉化及び構造全体の小型化・簡素化を図ることができる。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る解錠装置の全体を説明するために示す斜視図である。図2(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る解錠装置のシリンダ錠を説明するために示す側面図と背面図である。図2(a)は側面図を、また図2(b)は背面図をそれぞれ示す。図3(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の待機状態を示す正面図とそのA−A断面図である。図3(a)を正面図を、また図3(b)はA−A断面図をそれぞれ示す。図4(a)及び(b)は、図3(a)のB−B断面図と側面図(ボディを除く)である。図4(a)はB−B断面図を、また図4(b)は側面図をそれぞれ示す。図5は、図3(a)のC−C断面図である。図6は、図3(b)のD−D断面図である。図7(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の不正キーによる作動状態を説明するために示す断面図である。図7(a)は入力側クラッチエレメントのスリーブとの係止状態を、図7(b)は入力側クラッチエレメントのスリーブからの離脱状態をそれぞれ示す。
(解錠装置の全体構成)
図1において、符号1で示す解錠装置は、マッチキー(例えば金属製のマッチキー)の挿入によって作動するシリンダ錠2と、ドアロック機構(例えばラチェット機構)を解錠する解錠運動(回動力)を発生する操作ハンドル3と、操作ハンドル3の解錠運動をシリンダ錠2(クラッチ)に伝達するハンドル操作力伝達機構5とから大略構成されている。
(シリンダ錠2の構成)
シリンダ錠2は、図2〜図7に示すように、外装部材としてのボディ6と、このボディ6内に収容されたスリーブ7と、このスリーブ7内に配置されたキープラグ8と、このキープラグ8に移動可能に保持されたキー照合部材としてのタンブラ(ロックプレート)9,9,…(1点鎖線で簡略化して示す)と、これらタンブラ9,9,…がスリーブ7から離脱された状態において操作ハンドル3の解錠運動をドアロック機構に伝達するクラッチ4とを含み、車両用のフレーム200にブラケット(図示せず)を介して取り付けられている。
フレーム200上には、操作ハンドル3の回動平面内でマッチキーの挿抜方向と直交する方向に突出するレバー回動支軸用のピン200Aが固定されている。
ボディ6は、図1に示すように、円筒状の胴部6A及び角形状の鍔部6Bからなり、ドアパネル(図示せず)内に固定されている。ボディ6の内部には、図3(b)に示すように、スリーブ7を収容する収容空間60、及びキー挿入(引き抜き)側端面に開口するキープラグ挿入口61が設けられている。ボディ6のキー挿入側端部には、キープラグ挿入口61の一部を閉塞する内フランジ62が設けられている。ボディ6のキー挿入側端部と反対側の端部(キー反挿入側端部)には、収容空間60に開口する段状の環状溝63が設けられている。
ボディ6の胴部6Aには、図1に示すように、軸線方向に所定の間隔をもって、また円周方向に等間隔をもって互いに並列する1対の貫通窓60A,61Aが設けられている。貫通窓60A,61Aは、胴部6Aの円周方向に所定の長さをもつ長孔によって形成されている。
スリーブ7は、図3(b)及び図5に示すように、キープラグ8の第1胴部の一部,第2胴部(共に後述)を収容可能な収容空間70、及びキープラグ挿入口61に連通する開口部71を有する無底円筒体からなり、キー挿入側端面がボディ6の内フランジ62に当接する位置に配置され、かつボディ6の収容空間60に所定の円周方向2位置間を回動可能に収容されている。
スリーブ7の内周部には、収容空間70に開口する複数のタンブラ係止孔(図示せず)が設けられている。スリーブ7のキー反挿入側端部には、収容空間70の一部を閉塞する内フランジ74が設けられている。
スリーブ7には、図7(a)に示すように、キー挿入側端面と反対側の端面(キー反挿入側端面)に開口する第1カム部としての凹溝72,72が内フランジ74に跨って設けられている。凹溝72,72は、それぞれが円周方向に等間隔をもって互いに並列する位置に配置されている。凹溝72,72の円周方向両側面は、溝底から軸線方向開口端面に向かってその開口を漸次広げるような傾斜面で形成されている。凹溝72,72の溝底は、スリーブ7の軸線と直交する扁平面で形成されている。また、スリーブ7には、図4(b)に示すように、凹溝72,72の外周囲に配置され、キー反挿入側端面及び外周面に開口する切り欠き73,73(一方のみ図示)が設けられている。
キープラグ8は、図3(b)及び図5に示すように、第1胴部8A〜第3胴部8Cを有し、スリーブ7内(収容空間70)に配置され、かつボディ6の軸線上に固定されている。そして、全体が例えば亜鉛ダイキャスト部材によって形成されている。
第1胴部8Aは、キー挿入側端面に開口してマッチキーを挿抜可能なキー挿入孔81を有し、円筒状の本体80A及び角形(非円形)板状の鍔部81Aによって形成されている。キー挿入孔81は、キー挿入側でシャッタ(図示せず)によって開閉される。
本体80Aは、キー反挿入側端面がスリーブ7の内フランジ74(キー挿入側端面)に対向する位置に配置されている。本体80Aには、キー挿抜方向に並列し、かつキー挿抜方向と直交する方向に開口する複数のタンブラ保持孔(図示せず)が設けられている。
鍔部81Aは、キー反挿入側端面がボディ6の内フランジ62(キー挿入側端面)に対向する位置に配置されている。鍔部81Aには、キー挿入孔81に連通し、かつ本体80Aの径方向に開口する凹部81aが設けられている。
凹部81aは、図3(b)及び図6に示すように、互いに対向する側面810A,810B、及びこれら側面810A,810Bに連接する半周面810CからなるU字状の内面810等で囲む空間によって形成されている。凹部81aには、キー挿入孔81に連通してマッチキーを挿通させるキー挿通孔82Aを有するプラグエレメントとしてのキープラグ破壊防止用のブロック82が回転可能に配置されている。
ブロック82は、機械構造用炭素鋼(例えばS45C)等の円板状のプレス成形体に硬質処理としての焼入れ処理を施すことにより形成されている。ブロック82の外周面には、円周方向に等間隔をもって並列し、かつ径方向に開口する半球状の凹孔82B,82Bが設けられている。
内面810は、側面810Aと半周面810Cとの間に、及び半周面810Cと側面810Bとの間にそれぞれ凹部81a内に突出する半球状の破壊可能なストッパ811A,811Aが一体に設けられている。
ストッパ811A,811Aは、ブロック82の凹孔82B,82Bに嵌合する位置に配置され、ブロック82を軸線回りに回転規制するように構成されている。また、ストッパ811A,811Aは、ドリル等によって破壊された場合にブロック82の回転を許容してキープラグ8の破壊(車両の盗難)を防止するように構成されている。
第2胴部8Bは、第1胴部8A及び第3胴部8Cに連設され、かつキー挿入孔81の軸線上に配置されている。そして、全体が第1胴部8A(本体80A)の外径より小さい外径をもつ円柱体によって形成されている。
第3胴部8Cは、軸線方向に所定の間隔をもって並列する環状溝80C〜82Cを有し、第2胴部8Bの軸線上に配置されている。そして、クラッチ4の各構成部品(後述するレバー及びクラッチエレメント)を回動可能に支持する回動支軸として機能するように構成されている。第3胴部8Cの外径は、第2胴部8Bの外径より小さい寸法に設定されている。第3胴部8Cには、クラッチ4の出力側クラッチエレメント(後述)に移動復帰力を付与する復帰用スプリング17の一方側端部を係止するスプリング係止孔83Cが設けられている。
環状溝80Cは第2胴部8Bのキー反挿入側端面に隣接する位置に、環状溝82Cはその溝底がボディ6の環状溝63の溝底に対向する位置に、また環状溝81Cは両環状溝80C,82C間に介在する位置にそれぞれ配置されている。これら環状溝80C〜82Cのうち環状溝82Cは、クラッチ4の出力側クラッチエレメントを円周方向に移動規制する移動規制プレート18を環状溝63(ボディ6)と共にキープラグ8のキー反挿入側に位置決めするプレート位置決め溝として機能するように構成されている。
移動規制プレート18は、図2(b)及び図3(b)に示すように、キープラグ8の第3胴部8Cを挿通させるキープラグ挿通孔18A、及びこのキープラグ挿通孔18Aの周囲に等間隔をもって並列する長孔18B〜18Dを有する環状プレートからなり、スリーブ7の軸線上に配置され、かつプレート内周縁及び外周縁を環状溝82Cと環状溝63にそれぞれ臨ませてキープラグ8の外周面とボディ6の内周面との間に取り付けられている。移動規制プレート18の取り付けには、例えばCリング,Eリング等の止め輪180,181が用いられる。
タンブラ9,9,…は、図7(a)及び(b)に示すように、スリーブ7のタンブラ係止孔に挿脱(係脱)可能に配置され、かつ同じくスリーブ7のタンブラ保持孔に移動可能に保持されている。そして、キープラグ8(キー挿入孔81)に対するマッチキーの挿入操作によってタンブラ係止孔から離脱され、またキープラグ8からのマッチキーの引き抜き操作によってタンブラ係止孔に挿入(係止)されるようにそれぞれ構成されている。タンブラ9,9,…は、タンブラ係止孔に対して挿入される方向にタンブラ復帰用スプリング(図示せず)の弾撥力が付与されている。
クラッチ4は、図7(a)及び(b)に示すように、操作ハンドル3から解錠運動を受けて回動する入力レバー4Aと、この入力レバー4Aからの解錠運動の入力によって回動・移動する入力側クラッチエレメント4Bと、この入力側クラッチエレメント4Bからの移動力を受けて軸線方向に移動する出力側クラッチエレメント4Cと、この出力側クラッチエレメント4Cからの回動力を受けて回動する出力レバー4Dとを有し、スリーブ7のキー反挿入側に配置され、かつボディ6の収容空間60に収容されている。そして、入力側クラッチエレメント4A及び出力側クラッチエレメント4Cのキー挿入方向とキー反挿入方向への移動(スリーブ7からの離脱とスリーブ7への係止)によって操作ハンドル3とドアロック機構との断続を行うように構成されている。
入力レバー4Aは、図1及び図7(a),(b)に示すように、ハンドル操作力伝達機構5(後述する伝達リンク19)に連結され、かつボディ6の貫通窓60Aを挿通してキープラグ8の第3胴部8Cに回動可能に保持されている。入力レバー4Aの一方側端部には、伝達リンク19を揺動可能に連結するリンク連結孔40Aが設けられている。入力レバー4Aの他方側端部には、レバー長手方向端縁に切り欠き41Aを形成することにより、キープラグ8の環状溝80Cの溝壁に対向する脚片42A,42Aが設けられている。これにより、キープラグ8の軸線方向の移動が規制されるとともに、入力レバー4Aのがたつきが抑制される。
切り欠き41Aは、キープラグ8の環状溝80Cの溝底(円周面)に適合する半周面、及びこの半周面に連接する1対の側面からなる切り欠き面410Aを有し、入力レバー4Aをキープラグ8の軸線回りに回動させ得るように構成されている。
入力レバー4Aには、図4(a)に示すように、レバー長手方向略中央部に位置し、かつ両端面(キー挿入側端面及びキー反挿入側端面)に開口する長孔43Aがキープラグ8の軸線回りに沿って設けられている。
入力側クラッチエレメント4Bは、スリーブ7と出力側クラッチエレメント4Cとの間に配置され、かつキープラグ8の第3胴部8Cの周囲に回動・移動可能に保持されている。そして、操作ハンドル3の解錠運動を受けて入力レバー4Aと共に回動するように構成されている。
入力側クラッチエレメント4Bのキー挿入側端面には、キー挿入側に突出し、かつスリーブ7の凹溝72,72に係脱可能にそれぞれ嵌合(連結)する第2カム部としての凸部40B,40Bが設けられている。
凸部40B,40Bは、凹溝72,72と共にカム機構20を構成し、入力側クラッチエレメント4Bの円周方向に等間隔をもって互いに並列する位置に配置されている。そして、タンブラ9,9、…の係止状態において入力側クラッチエレメント4Bをその回動によって軸線方向に移動させて出力側クラッチエレメント4Cをキー挿入方向に押圧し、スリーブ7から出力側クラッチエレメント4Cを離脱するように構成されている。凸部40B,41Bの円周方向両側面は、凹溝72,72の傾斜面(円周方向両側面)に適合する傾斜面で形成されている。凸部40B,40Bの先端面は、凹溝72,72の溝底に適合する扁平面で形成されている。
また、入力側クラッチエレメント4Bのキー挿入側端面には、入力レバー4Aの長孔43Aに対してキープラグ8の軸線方向に移動可能に嵌合する凸部41Bが設けられている。これにより、入力側クラッチエレメント4Bが入力レバー4Aに対して移動可能に連結される。このように入力側クラッチエレメント4Bが連結されることに加え、前述したようにキープラグ8の第3胴部8Cに回転・移動可能に保持されているため、入力側クラッチエレメント4Bのボディ6に対する組み付け性を高めることができ、入力側クラッチエレメント4Bの安定した2方向の動作(回動動作及び移動動作)を得ることができる。
入力側クラッチエレメント4Bには、キープラグ8の第3胴部8Cを挿通させるキープラグ挿通孔41Bが設けられている。これにより、入力側クラッチエレメント4Bの組み付けは、キープラグ8(第3胴部8C)の軸線上に入力側クラッチエレメント4Bのキープラグ挿通孔41Bを配置し、次いで第3胴部8Cのキー反挿入側端部にキープラグ挿通孔41Cを挿通させ、しかる後第3胴部8Cに径方向から予め組み付けられた入力レバー4Aの長孔43Aに入力側クラッチエレメント4Bの凸部41Bを嵌合することにより行うことができる。
出力側クラッチエレメント4Cは、スリーブ7のキー反挿入側に配置され、かつキープラグ8の第3胴部8Cの周囲に回動・移動可能に保持され、全体が入力側クラッチエレメント4Bのキー反挿入側端部を収容する円筒体によって形成されている。そして、操作ハンドル3の解錠運動をスリーブ7から受けて出力レバー4Dと共に回動するように構成されている。出力側クラッチエレメント4Cには、復帰用スプリング17によってキー反挿入方向の移動復帰力が付与される。
出力側クラッチエレメント4Cのキー挿入側(開口)端面には、キー挿入側に突出し、かつスリーブ7の切り欠き73,73に係脱可能にそれぞれ嵌合(連結)する凸部40C,40Cが設けられている。出力側クラッチエレメント4Cの軸線方向中間部には、出力レバー4Dを挿通させるレバー挿通孔41Cが設けられている。
また、出力側クラッチエレメント4Cのキー挿入側端面には、出力レバー4Dの長孔43D(後述)に対してキープラグ8の軸線方向に移動可能に嵌合する凸部41Cが設けられている。これにより、出力側クラッチエレメント4Cが出力レバー4Dに対して移動可能に連結される。このように出力側クラッチエレメント4Cが連結されることに加え、前述したようにキープラグ8の第3胴部8Cに回転・移動可能に保持されているため、出力側クラッチエレメント4Cのボディ6に対する組み付け性を高めることができ、出力側クラッチエレメント4Bの安定した2方向の動作(回動動作及び移動動作)を得ることができる。
出力側クラッチエレメント4Cのキー反挿入側端面には、図2(b)及び図7(a)に示すように、移動規制プレート18の長孔18B〜18Dに対してキープラグ8の軸線方向に移動可能にそれぞれ嵌合する凸部42C〜44Cが突設されている。これにより、スリーブ7(タンブラ係止孔)に対するタンブラ9,9,…の係止状態において、入力側クラッチエレメント4Bの回動による移動によって出力側クラッチエレメント4Cがキー挿入方向に移動すると、凸部42C〜44Cが長孔18B〜18Dに嵌合して出力側クラッチエレメント4Cの回動が規制される。このため、ドリル等を用いた不正行為による出力レバー4Dの回動が阻止され、ドアロック機構の解錠が防止される。
出力レバー4Dは、図1及び図7(a),(b)に示すように、ドアロック機構に伝達リンク21を介して連結され、かつボディ6の貫通窓61A及び出力側クラッチエレメント4Cのレバー挿通孔41Cを挿通してキープラグ8の第3胴部8Cに回動可能に保持されている。出力レバー4Dの一方側端部には、伝達リンク21を揺動可能に連結するリンク連結孔40Dが設けられている。出力レバー4Dの他方側端部には、レバー長手方向端縁に切り欠き41Dを形成することにより、キープラグ8の環状溝81Cの溝壁に対向する脚片42D,42Dが設けられている。これにより、キープラグ8の軸線方向の移動が規制されるとともに、出力レバー4Dのがたつきが抑制される。
切り欠き41Dは、キープラグ8の環状溝81Cの溝底(円周面)に適合する半周面、及びこの半周面に連接する1対の側面からなる切り欠き面410Dを有し、出力レバー4Dをキープラグ8の軸線回りに回動させ得るように構成されている。
出力レバー4Dには、図4(a)に示すように、レバー長手方向略中央部に位置し、かつ両端面(キー挿入側端面及びキー反挿入側端面)に開口する長孔43Dがキープラグ8の軸線回りに沿って設けられている。
(操作ハンドル3の構成)
操作ハンドル3は、図1に示すように、ドアロック機構を解錠する方向(ドアロック機構の解錠方向)の回動力(ハンドル操作力)をハンドル操作力伝達機構5の伝達レバー5Aにワイヤ22を介して付与するための操作部3A、及びドアロック機構を電気的に解錠するスイッチ3Bを有し、フレーム200に回動可能に支持され、復帰用スプリング(図示せず)によって復帰習性が付与されている。そして、操作部3Aの回動操作によってハンドル回動支軸用のピン(図示せず)を回動中心として所定の回動範囲内で回動し、ドアロック機構を解錠する解錠運動を発生するように構成されている。これにより、マッチキーのキー挿入孔81内への挿入によるタンブラ9,9,…の離脱状態において操作ハンドル3をドアロック機構の解錠方向に回動操作すると、この操作力がハンドル操作力伝達機構5を介してクラッチ4に伝達され、さらにこのクラッチ4から伝達リンク21を介してドアロック機構に伝達され、このドアロック機構が解錠される。また、操作ハンドル3の操作状態を解除すると、操作ハンドル3が伝達レバー5Aと共に復帰用スプリングによって回動復帰し、その復帰位置(操作ハンドル3を操作する前の位置)に配置される。
なお、操作ハンドル3をドアロック機構の解錠状態においてドアパネルの開方向に回動操作すると、ドアロック機構が解錠されているため、ドアパネルが回動支点を中心にしてその開方向に回動して開放される。また、ドアパネルを開状態においてその閉方向に回動操作して閉塞すると、ドアロック機構が施錠される。
(ハンドル操作力伝達機構5の構成)
ハンドル操作力伝達機構5は、図1に示すように、操作ハンドル3のハンドル操作力(回動操作力)を受けて回動する伝達レバー5A、及びこの伝達レバー5Aからの回動力を受けて揺動する伝達リンク5Bを有し、操作ハンドル3(ワイヤ22)とクラッチ4との間に介在し、フレーム200上に保持されている。そして、前述したようにクラッチ4に操作ハンドル3のハンドル操作力(回動力)を伝達するように構成されている。
伝達レバー5Aは、レバー回動支軸用のピン200Aに嵌合するピン孔50Aをレバー中央部に有する略弓形状の回動レバーからなり、ドアパネル内に配置され、かつフレーム200にピン200Aを介して回動可能に支持されている。伝達レバー5Aの一方側端部には、伝達リンク5Bを揺動可能に連結するリンク連結孔51Aが設けられている。伝達レバー5Aの他方側端部には、ワイヤ21を連結するワイヤ連結孔52Aが設けられている。
伝達リンク5Bは、伝達レバー5Aとクラッチ4(入力レバー4A)との間に配置されている。そして、伝達レバー5Aから回動力を受けて揺動するように構成されている。伝達リンク5Bの一方側端部は伝達レバー5Aのリンク連結孔51Aに、また他方側端部は入力レバー4Aのリンク連結孔40Aにそれぞれ揺動可能に連結されている。
(解錠装置1の動作)
図8(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠のマッチキーによる作動状態を示す正面図とそのE−E断面図である。図8(a)は正面図を、また図8(b)はE−E断面図をそれぞれ示す。図9(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の不正キーによる作動状態を示す正面図とそのF−F断面図である。図9(a)は正面図を、また図9(b)はF−F断面図をそれぞれ示す。
ドアロック機構の施錠状態においては、図3(a)及び(b)に示すようにタンブラ9,9,…がスリーブ7(タンブラ係止孔)に係止されているため、ドアロック機構を施錠状態から解錠状態に切り替えるにはキープラグ8のキー挿入孔81内にマッチキーを挿入する。この場合、キープラグ8のキー挿入孔81内にマッチキーが挿入されると、タンブラ9,9,…のキー嵌合孔(図示せず)がそれぞれ対応するマッチキーの凹凸に係合し、タンブラ9,9,…が復帰用スプリングの弾撥力に抗してキープラグ8(タンブラ保持孔)内を移動してスリーブ7から離脱される。これにより、スリーブ7に対するキープラグ8の係止状態が解除される。
次に、ドアロック機構を解錠する矢印a方向(ドアパネルを開放する方向)に操作ハンドル3を回動(ハンドル)操作する。この場合、操作ハンドル3(操作部3A)が回動操作されると、この回動操作力がワイヤ22を介して矢印b方向に作用してハンドル操作力伝達機構5に伝達され、さらにハンドル操作力伝達機構5(伝達レバー5A及び伝達リンク5B)からクラッチ4に伝達される。
クラッチ4では、図8(a)及び(b)に示すように、入力レバー4Aが伝達リンク5Bから回動力を入力すると、スリーブ7に対するキープラグ8の係止状態が解除されているため、入力レバー4Aの矢印c方向への回動によって入力側クラッチエレメント4B及びスリーブ7が回動するとともに、出力側クラッチエレメント4Cが回動し、これに伴い出力側クラッチエレメント4Cからの回動力を出力レバー4Dが受けて矢印d方向に回動する。
このため、出力レバー4Dの回動力が伝達リンク21を介してドアロック機構に解錠運動として伝達され、ドアロック機構が解錠運動を受けて解錠される。
この後、操作ハンドル3をドアロック機構の解錠状態においてドアパネルの開方向に回動操作すると、ドアロック機構が解錠されているため、ドアパネルが回動支点を中心にしてその開方向に回動して開放される。
一方、ドアロック機構の施錠状態において、キープラグ8のキー挿入孔81内に例えば不正キーが挿入されると、タンブラ9,9,…がスリーブ7(タンブラ係止孔)から離脱されず、スリーブ7に係止されたままである。
この状態から、ドアロック機構を解錠する矢印a方向(ドアパネルを開放する方向)に操作ハンドル3を回動(ハンドル)操作する。この場合、操作ハンドル3(操作部3A)が回動操作されると、この回動操作力がワイヤ22を介して矢印b方向に作用してハンドル操作力伝達機構5に伝達され、さらにハンドル操作力伝達機構5(伝達レバー5A及び伝達リンク5B)からクラッチ4に伝達される。
クラッチ4では、図9(a)及び(b)に示すように、入力レバー4Aが伝達リンク5Bから回動力を入力すると、スリーブ7に対するタンブラ9,9,…の係止状態が維持されているため、入力レバー4Aの矢印c方向への回動によって入力側クラッチエレメント4Bが回動するものの、スリーブ7が回動することはない。ここで、入力側クラッチエレメント4Bが回動すると、この回動に伴い入力側クラッチエレメント4Bがカム機構20の作用によってキー挿入方向に移動し、スリーブ7に対する入力側クラッチエレメント4Bの係止状態が解除される。また、入力側クラッチエレメント4Bがキー挿入方向に移動すると、出力側クラッチエレメント4Cを押圧して離脱し、スリーブ7に対する出力側クラッチエレメント4Cの係止状態が解除される。このため、操作ハンドル3(入力側クラッチエレメント4B)とドアロック機構(出力側クラッチエレメント4C)との連結状態が解除される。これにより、操作ハンドル3からの回動力(ハンドル操作力)がクラッチ4を介してドアロック機構に伝達されず、ドアロック機構が解錠されることはない。
なお、ドアロック機構の施錠状態において、操作ハンドル3をドアロック機構の解錠方向に回動(ハンドル)操作する場合には、タンブラ9,9,…がスリーブ7(タンブラ係止孔)から離脱されず、スリーブ7に係止されたままであるため、この場合にも操作ハンドル3のハンドル操作力がドアロック機構に伝達されず、ドアロック機構が解錠されることはない。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)従来必要したシリンダ錠用ロッド及びキーレバー機構が不要になるため、部品点数を削減することができ、構造全体の簡素化及びコストの低廉化を図ることができる。
(2)シリンダ錠用ロッド及びキーレバー機構が不要であることは、外形寸法を小さくすることができ、構造全体の小型化を図ることができる。
(3)キープラグ8のキー挿入孔81に不正キーを挿入した場合には、入力側クラッチエレメント4Bの回動による移動によって出力側クラッチエレメント4Cをスリーブ7から離脱するため、操作ハンドル3とドアロック機構との連結が遮断される。これにより、操作ハンドル3の解錠運動がドアロック機構に伝達されず、不正キーによるドアロック機構の解錠を防止することができる。
(4)ドアロック機構を解錠する場合のマッチキーの操作が挿入操作及び回動操作に代わって挿入操作のみで済むため、マッチキーに作用する負荷を低減することができる。これにより、マッチキーの剛性を高めるために、マッチキーを機械的強度の高い材料によって形成したり、あるいはキー厚を大きくしたりすることを必要とせず、マッチキーにおける製造コストの低廉化を図ることができる。
(5)入力側クラッチエレメント4B及び出力側クラッチエレメント4Cがそれぞれ入力レバー4Aと出力レバー4Dに対して移動可能に連結され、かつキープラグ8の第3胴部8Cに回転・移動可能に保持されているため、入力側クラッチエレメント4B及び出力側クラッチエレメント4Cのボディ6に対する組み付け性を高めることができ、入力側クラッチエレメント4B及び出力側クラッチエレメント4Cの安定した2方向の動作(回動動作及び移動動作)を得ることができる。
(6)キー挿入孔81のキー挿入側にキープラグ破壊防止用のブロック82が回転可能に配置されているため、ブロック82の回転を許容してキープラグ8の破壊を、延いては車両の盗難を防止することができる。
以上、本発明の解錠装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)本実施の形態では、マッチキーが金属製である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、シリンダ錠が回転操作式のマッチキーを対象とするものでないことから、樹脂や紙製のマッチキーであってもよく、その形成材料は適宜変更することが可能である。
(2)本実施の形態では、操作ハンドル3が回動運動する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、進退運動する操作ハンドルであっても差し支えない。
(3)本実施の形態では、シリンダ錠2がフレーム200にブラケット(図示せず)を介して取り付けられている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、シリンダ錠を直接フレームに、またドアパネルにそれぞれ取り付けてもよい。
(4)本実施の形態では、車両用ドアパネルのドアロック機構を解錠する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他のドアパネルにおけるドアロック機構を解錠する場合であってもよく、またドアロック機構以外のロック機構を解錠する場合にも本実施の形態と同様に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る解錠装置の全体を説明するために示す斜視図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る解錠装置のシリンダ錠を説明するために示す側面図と背面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の待機状態を示す正面図とそのA−A断面図。 (a)及び(b)は、図3(a)のB−B断面図と側面図。 図3(a)のC−C断面図。 図3(b)のD−D断面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の不正キーによる作動状態を説明するために示す断面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠のマッチキーによる作動状態を示す正面図とそのE−E断面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシリンダ錠の不正キーによる作動状態を示す正面図とそのF−F断面図。
符号の説明
1…解錠装置
2…シリンダ錠
3…操作ハンドル、3A…操作部、3B…スイッチ
4…クラッチ
4A…入力レバー、40A…リンク連結孔、41A…切り欠き、410A…切り欠き面、42A…脚片、43A…長孔
4B…入力側クラッチエレメント、40B,41B…凸部、42B…キープラグ挿通孔
4C…出力側クラッチエレメント、40C…凸部、41C…レバー挿通孔、42C〜44C…凸部
4D…出力レバー、40D…リンク連結孔、41D…切り欠き、410D…切り欠き面、42D…脚片、43D…長孔
5…ハンドル操作力伝達機構、5A…伝達レバー、5B…伝達リンク、50A…ピン孔、51A…リンク連結孔、52A…ワイヤ連結孔
6…ボディ、6A…胴部、6B…鍔部、60…収容空間、61…キープラグ挿入口、62…内フランジ、63…環状溝、60A,61A…貫通窓
7…スリーブ、70…収容空間、71…開口部、72…凹溝、73…切り欠き、74…内フランジ、
8…キープラグ、8A…第1胴部、8B…第2胴部、8C…第3胴部、80A…本体、81A…鍔部、81…キー挿入孔、82…キープラグ破壊防止用のブロック、82A…キー挿通孔、82B…凹孔、81a…凹部、810…内面、810A,810B…側面、810C…半周面、811A…ストッパ、80C,81C,82C…環状溝、83C…スプリング係止孔
9…タンブラ
17…復帰用スプリング
18…移動規制プレート、18A…キープラグ挿通孔、18B,18C,18D…長孔、180,181…止め輪
20…カム機構
21…伝達リンク
22…ワイヤ
200…フレーム、200A…ピン

Claims (3)

  1. スリーブと、
    前記スリーブ内に配置され、キー挿入側端面に開口するキー挿入孔を有するキープラグと、
    前記キープラグに移動可能に保持され、かつ前記スリーブに係脱可能に配置され、前記キー挿入孔に対するマッチキーの挿入によって前記スリーブから離脱されるキー照合部材と、
    前記スリーブのキー挿入側と反対側に配置され、操作ハンドルの解錠運動をロック機構に伝達するクラッチとを備え、
    前記キープラグは、マッチキーを挿通させるキー挿通孔を有するプラグエレメントを含み、前記プラグエレメントが前記キー挿入孔のキー挿入側に回転可能に配置されている
    ことを特徴とするシリンダ錠。
  2. 前記キープラグは、前記プラグエレメントの回転を規制する破壊可能なストッパを有する請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. マッチキーの挿入によって作動するシリンダ錠と、
    ロック機構を解錠する解錠運動を発生する操作ハンドルとを備え、
    前記シリンダ錠は、
    スリーブと、
    前記スリーブ内に配置され、キー挿入側端面に開口するキー挿入孔を有するキープラグと、
    前記キープラグに移動可能に保持され、かつ前記スリーブに係脱可能に配置され、前記キー挿入孔に対するマッチキーの挿入によって前記スリーブから離脱されるキー照合部材と、
    前記スリーブのキー挿入側と反対側に配置され、前記操作ハンドルの前記解錠運動をロック機構に伝達するクラッチとを備え、
    前記キープラグは、マッチキーを挿通させるキー挿通孔を有するプラグエレメントを含み、前記プラグエレメントが前記キー挿入孔のキー挿入側に回転可能に配置されている
    ことを特徴とする解錠装置。
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