JP2015124585A - シリンダ錠 - Google Patents

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周平 佐野
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Abstract

【課題】高い盗難防止性を確保することができるシリンダ錠を提供すること。【解決手段】キーが挿入されるキー挿入穴4cと、径方向に進退可能に保持された複数のタンブラ5を備え、前記キー挿入穴4cへの正規キーの挿入によって前記タンブラ5が内部に没入して回動可能となるシリンダ4と、該シリンダ4を内部に収納する略円筒状のホルダ2と、を備えるシリンダ錠1において、前記ホルダ2を、意匠面2bを有する筒状部2A1と、該筒状部2A1と一体に形成されて前記シリンダ4の長手方向に沿って分割された分割部2A2とを有する第1ホルダ2Aと、該第1ホルダ2Aの前記分割部2A1に接合される第2ホルダ2Bと、で構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両や建物のドア等に使用されるシリンダ錠に関するものである。
例えば、車両用ドアの施錠/解錠に使用されるシリンダ錠は、円筒状のホルダと、該ホルダ内に回動可能に収納されてその軸心にキー穴が形成されたシリンダと、該シリンダの径方向に進退可能に配設された複数のタンブラを含んで構成されている。
斯かるシリンダ錠において、シリンダのキー挿入穴に正規キーを差し込むと、各タンブラにそれぞれ形成されたキー挿通孔の内周縁に正規キーのキー山が当接することによって全タンブラがシリンダ内に没入する。このため、タンブラとホルダの係合溝との係合が解除され、シリンダがホルダに対して回動可能となり、車両用ドアの解錠を行うことができる。
ところで、シリンダ錠に関して特許文献1には、ホルダを長手方向の分割面によって第1ホルダ部と第2ホルダ部とに2分割し、その内部にシリンダを収納するとともに、該ホルダに前方係止壁と後方係止壁を形成し、これらの前方係止壁と後方係止壁によってシリンダの前後方向への移動を阻止する構成が提案されている。このシリンダ錠によれば、シリンダ前面からの打ち抜き(ドライバ等をシリンダのキー挿入穴に挿入してハンマ等で叩き込むこと)やシリンダ前面からの引き抜き(スライドハンマ等を用いてシリンダをホルダから引き抜くこと)等の盗難行為を防ぐことができる。
特開2006−257650号公報
ここで、特許文献1において提案されたシリンダ錠を含む従来のシリンダ錠を図14に示すが、図示のシリンダ錠においては、ホルダ102が長手方向の分割面102aによって第1ホルダ部102Aと第2ホルダ部102Bとに2分割され、該ホルダ102の内部に不図示のシリンダが収容されている。この場合、ホルダ102の意匠面(ユーザーが視認できる位置に露出する前面)に分割面102aがあるため、この分割面102aがマイナスドライバ等でアタックされると、ホルダ102が分割面102aを境として広がって破損したり、フリーホイール機構が作動しなくなり、シリンダ錠101自体が作動不能となって盗難防止性が損なわれるという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、高い盗難防止性を確保することができるシリンダ錠を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
キーが挿入されるキー挿入穴と、径方向に進退可能に保持された複数のタンブラを備え、前記キー挿入穴への正規キーの挿入によって前記タンブラが内部に没入して回動可能となるシリンダと、
該シリンダを内部に収納する略円筒状のホルダと、
を備えるシリンダ錠において、
前記ホルダを、
意匠面を有する筒状部と、該筒状部と一体に形成されて前記シリンダの長手方向に沿って分割された分割部とを有する第1ホルダと、
該第1ホルダの前記分割部に接合される第2ホルダと、
で構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1ホルダの筒状部の内周面に、前記シリンダの長手方向一端面が係合して該シリンダの意匠面方向への移動を阻止する第1係止壁を形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記第1ホルダと前記第2ホルダに、互いに係合する接合部をそれぞれ設け、前記第1ホルダと前記第2ホルダの少なくとも一方に、前記接合部同士が係合した状態で前記シリンダの移動を阻止する第2係止壁を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ホルダをその長手方向に沿う分割面によって第1ホルダと第2ホルダに2分割する構成を採用しても、第1ホルダには意匠面に分割面が形成されていない筒状部が設けられているため、分割面がマイナスドライバ等によってアタックされることがなく、ホルダが広がって破損したり、フリーホイール機構が作動不能になる事態の発生が防がれる。このため、シリンダ錠自体が作動不能となることがなく、シリンダ錠に高い盗難防止性が確保される。
請求項2記載の発明によれば、第1ホルダの筒状部の内周面に形成された第1係止壁にシリンダの長手方向一端面が係合することによって、該シリンダの意匠面方向への移動が阻止されるため、シリンダ前面からの引き抜き(スライドハンマ等を用いてシリンダをホルダから引き抜くこと)等の盗難行為を確実に防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、第1ホルダと第2ホルダの少なくとも一方に形成された第2係止壁によってシリンダの反意匠面方向への移動が阻止されるため、シリンダ前面からの打ち抜き(ドライバ等をシリンダのキー挿入穴に挿入してハンマ等で叩き込むこと)等の盗難行為を確実に防ぐことができる。
本発明に係るシリンダ錠を斜め前方から見た分解斜視図である。 本発明に係るシリンダ錠を斜め後方から見た斜視図である。 本発明に係るシリンダ錠のホルダを分解して示す斜視図である。 本発明に係るシリンダ錠の正面図である。 図4のA−A線断面図である。 本発明に係るシリンダ錠の平面図である。 本発明に係るシリンダ錠の底面図である。 本発明に係るシリンダ錠の左側面図である。 本発明に係るシリンダ錠の右側面図である。 図9のB−B線断面図であって、(a)はキー挿入前の状態を示す図、(b)はキー挿入後の状態を示す図である。 図9のC−C線断面図である。 図9のD−D線断面図である。 図9のE−E線断面図であって、(a)はシリンダを回す前の状態を示す図、(b)はシリンダを無理に回した状態を示す図である。 従来のシリンダ錠の斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[シリンダ錠の構成]
図1は本発明に係るシリンダ錠を斜め後方から見た分解斜視図、図2は同シリンダ錠を斜め前方から見た斜視図、図3は同シリンダ錠のホルダを分解して示す斜視図、図4は同シリンダ錠の正面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は本発明に係るシリンダ錠の平面図、図7は同シリンダ錠の底面図、図8は同シリンダ錠の左側面図、図9は同シリンダ錠の右側面図、図10は図9のB−B線断面図であって、(a)はキー挿入前の状態を示す図、(b)はキー挿入後の状態を示す図、図11は図9のC−C線断面図、図12は図9のD−D線断面図、図13は図9のE−E線断面図であって、(a)はシリンダを回す前の状態を示す図、(b)はシリンダを無理に回した状態を示す図である。
本発明に係るシリンダ錠1は、車両や建物のドア等に使用されるものであって、基本的にはホルダ2と、スリーブ3と、シリンダ4と、複数のタンブラ5と、リヤロータ6と、第1連結部材7及び第2連結部材8を含んで構成されている。尚、以下の説明においては、図1〜図3及び図5〜図7の左側を「前方」、右側を「後方」とする。
(ホルダ)
前記ホルダ2は、略円筒状に成形された部品であって、その内部には当該シリンダ錠1を構成する各種部品が収容されている。このホルダ2は、長手方向(前後方向)の垂直な分割面2a(図1〜図3参照)によって第1ホルダ2Aと第2ホルダ2Bとに左右に2分割されている。
上記第1ホルダ2Aは、図1〜図3に示すように、当該シリンダ錠1の取付状態においてユーザーから視認できる位置に露出するリング状の意匠面2bを前端側に有する筒状部2A1と、該筒状部2A1から後方に向かって一体に形成された半円筒状の分割部2A2とで構成されており、分割部2A2には前記分割面2aが形成されている。この第1ホルダ2Aの分割部2A2の前端部の上下には、凹状の接合部2c(図1〜図3には一方のみ図示)が形成され、同分割部2A2の後端部の上下には,第2ホルダ2B側に向かって水平に突出するブラケット状の接合部2dが一体に形成されている。そして、各接合部2c,2dには、円孔状のピン孔9が上下方向にそれぞれ貫設されている。
又、図5に示すように、第1ホルダ2Aの筒状部2A1の内周面には第1係止壁2eが形成されており、図1及び図2に示すように、分割部2A2の後端部には切欠き状の係止部2fが形成されている。即ち、意匠面2bには分割部2A2の分割面2aが現れない構成となっている。又、筒状部2A1は、分割部2A2よりも大径となるように形成されているため、ホルダ2の前面側から分割面2aが露出しない構成となっている。
又、第1ホルダ2Aの筒状部2A1には、シリンダ4を挿入可能に開口したシリンダ露出孔2b1が設けられており、シリンダ4をそのシリンダ露出孔2b1殻意匠面2bに向かって筒状部2A1内に挿入することによって、後述するようにシリンダ4の鍔部4aが第1係止壁2eに当接し、キャップ14のキー挿入孔14aが露出した状態で位置決めされる。
他方、前記第2ホルダ2Bは、半円筒状に成形されており、これには前記分割面2aが前端から降誕にかけて形成されている。そして、第2ホルダ2Bの前端部の上下には、第1ホルダ2A側に向かって一体に突出するブラケット状の接合部2gが一体に形成され、後端部の上下には凹状の接合部2hが形成されており、各接合部2g,2hには円孔状のピン孔9が上下方向にそれぞれ形成されている。ここで、図1及び図5に示すように、第2ホルダ2Bの降誕側の内周面には、第2係止壁2iが形成されている。尚、本実施の形態では、第2係止壁2iを第2ホルダ2Bの内周面に形成したが、第1ホルダ2Aの分割部2A2又は該分割部2A2と第2ホルダ2B双方の内周面に第2係止壁2iを形成しても良い。尚、第1ホルダ2Aの分割部2A2に第2係止壁2iを一体形成することができない場合は、分割部2A2にストッパプレート等の別部品(不図示)を固定すれば良く、この場合、第2ホルダ2Bの第2係止壁2iと第1ホルダ2Aに設定したストッパプレートとによって盗難防止性をより一層高めることができる。又、第1ホルダ2Aと第2ホルダ2Bの双方にストッパプレート等の別部品を固定して第2係止壁2iとしても良い。
而して、ホルダ2は、第1ホルダ2Aの分割部2A2に第2ホルダ2Bを接合一体化することによって組み立てられる。具体的には、図6〜図9に示すように、第2ホルダ2Bのブラケット状の接合部2gを第1ホルダ2Aの凹状の接合部2cに嵌め込んで重ね合わせるとともに、第1ホルダ2Aのブラケット状の接合部2dを第2ホルダ2Bの凹状の接合部2hに嵌め込んで重ね合わせ、これらの接合部2g,2c及び2d,2hに形成されたピン孔9にピン10を図11及び図12に示すように上下方向からそれぞれ圧入することによって、第2ホルダ2Bが第1ホルダ2Aの分割部2A2に接合されて両者が一体化され、これによって略円筒状のホルダ2が組み立てられる。このように、接合部2gと2c、接合部2dと2hを重ね合わせて接合することによって分割面2aの形成を少なくすることができるため、ホルダ2を強固に組み合わせることができる。尚、図7に示すように、ホルダ2の底部の第1ホルダ2Aと第2ホルダ2Bとの接合部分には矩形の水抜き孔11が形成されており、シリンダ錠1内に浸入した水は、水抜き孔11から外部に排出される。
(スリーブ)
前記スリーブ3は、図5及び図10に示すように、ホルダ2内に回動可能に収容された円筒状の部材であって、図1に置いて上側と下側には、図1、図2及び図10に示すように、複数の係合孔3aが長手方向に沿って形成されている。これらの係合孔3aは、後述のように前記タンブラ5が径方向外方に移動して図10(a)に示すように係合することによって、該タンブラ5を保持する前記シリンダ4のスリーブ3に対する回動を阻止する機能を果たす。
又、図1及び図13に示すように、スリーブ3の後端部の側部には、前記第1連結部材7を挿通保持するための矩形の保持孔3bが形成されており、図10及び図11に示すように、スリーブ3の側部内周には矩形の係止溝3cが前後方向(図10及び図11の紙面垂直方向であって、スリーブ3の中心軸線方向))に沿って並行して形成されている。
(シリンダ)
前記シリンダ4は、スリーブ3内に回動可能に収容される円筒状の部材であって、その前端部外周には鍔部4aとシール溝4bが形成されており、図5に示すように、鍔部4aがホルダ2の第1ホルダ2Aの筒状部2A1に形成された前記第1係止壁2eに係合することによって、シリンダ2の前方(ホルダ2の意匠面2b方向)の移動が阻止されている。又、シリンダの前記しシール溝4bにはリング状のシール12(図1及び図2参照)が嵌め込まれており(図5参照)、このシール12のシール作用によってシリンダ錠1内への水の浸入が防がれる。そして、シリンダ4の前端開口部には、シリンダキャップ13とキャップ14(図1及び図2参照)が取り付けられている(図5参照)。尚、図1及び図2に示すように、シリンダキャップ13とキャップ14の中央部には、上下方向に長い矩形のキー挿入孔13a,14aがそれぞれ形成されており、これらのキー挿入孔13a,14aは、正規のキー50(図10(b)及び図11参照)がシリンダ4の後述のキー挿入穴4cに差し込まれていない状態では、図1及び図2に示すスプリング15によって閉じ側に付勢されたシャッタ16によって閉じられている。
又、図5に示すように、シリンダ4の軸中心部には、図10(b)及び図11に示すキー50の外形形状に対応する形状のキー挿入穴4cが前後方向(シリンダ4の中心軸線方向)に沿って形成されており、図1、図2及び図10に示すように、シリンダ4の上下には、前記キー挿入穴4cを横切る複数(タンブラ5の数と同数(本実施の形態では8つ))のタンブラ挿入孔4dが前後方向に適当な間隔で形成されている。
更に、図1、図10及び図11に示すように、シリンダ4の側部中心部には長溝4eが前後方向に沿って形成されている。この長溝4eには、前後方向に長いサイドバー17が横方向に移動可能に嵌合保持されており、このサイドバー17は、シリンダ4の側部に取り付けられた前後2つの止め金具18との間に縮装されたスプリング19によって径方向内方に付勢されている。又、図1及び図13に示すように、シリンダ4の後端側部には、前記第2連結部材8が係合するための切欠き状の係合孔4fが形成されている。
(タンブラ)
前記タンブラ5は、板状の部材であって、図1及び図10に示すように、その中央部には略矩形のキー挿通孔5aが形成されており、このキー挿通孔5aの一部には突起5bが突設されている。又、各タンブラ5の外周側部にはV状の係合溝5cがそれぞれ形成されており、外周側部の係合溝5cとは反対側にはスプリング受部5dが一体に突設されている。
そして、各タンブラ5は、シリンダ4に形成された複数の前記タンブラ挿入孔4dに上下方向に摺動可能に収容されており、これに突設されたスプリング受部5dとシリンダ4との間に縮装されたスプリング20によって径方向外方(スリーブ3の係合孔3aに係合する方向)に付勢されている。
(リヤロータ)
出力部材である前記リヤロータ6は、図1、図2及び図5に示すように、シリンダ4の内部に回動可能に挿入される前半部分の装着部6Aと、ホルダ2の後端部内周に回動可能に挿入された後半部分である大径の規制部6Bとを備えており、装着部6Aの内部には図5及び図13に示すように、前記第2連結部材8が左右方向に摺動可能に収容されている。即ち、図13に示すように、装着部6Aの内部には横方向に開口する凹部6aが形成されており、この凹部6a内に第2連結部材8が左右方向に摺動可能に収容されている。そして、この第2連結部材8は、これとリヤロータ6との間に縮装されたスプリング21によって径方向外方(図13の左方)に付勢されている。
リヤロータ6の規制部6Bは、図1及び図5に示すように二重筒状に成形されており、その中心部にはパドル22の一端が間にクッションラバー23を介してピン24によって連結されている。尚、パドル22の他端は、不図示のドアロック装置に連結されている。
又、図1及び図5に示すように、リヤロータ6の規制部6Bには円筒空間状のスプリング装着部6bが形成されており、このスプリング装着部6bには捩りコイルスプリング25が収容されている。そして、図7に示すように、捩りコイルスプリング25の一端は、ホルダ2の第2ホルダ2Bの後端部に形成された前記係止部2fに当接して係止され、他端は、リヤロータ6の規制部6Bの後端に形成された係止部6c(図1参照)に当接して係止されており、リヤロータ6は、捩りコイルスプリング25によって中立位置に付勢されている。
(第2連結部材)
前記第2連結部材8は、シリンダ4とリヤロータ6とを連結/非連結状態に切り替える部材であって、図1及び図2に示すように、その側部にはL字状に屈曲するスライド部8aが一体に形成されており、このスライド部8aは図5に示すようにリヤロータ6の装着部6Aに摺動可能に嵌合保持されている。又、通常状態においては、図13(a)に示すように、第2連結部材8の一部は、シリンダ4に形成された前記係合孔4fに係合しており、その円弧曲面状に成形された先端面は、前記第1連結部材7の円弧曲面状の内面に当接している。ここで、図13に示すように、ホルダ2の第2ホルダ2Bの内周側部にはロック凹部2jが形成されており、このロック凹部2jの上下の内面は径方向内方(図13の右方)に向かって広がる傾斜面2j1とされている。
以上のように構成されたシリンダ錠1においては、図5に示すように、シリンダ4の鍔部4aがホルダ2の第1係止壁2eに係止されているため、シリンダ4の前方側への引き抜きが確実に防がれる。又、シリンダ4の鍔部4aとホルダ2の第2係止壁2iとの間にスリーブ3が配置され、該スリーブ3の後端がホルダ2の第2係止壁2iに係止されているため、ホルダ2に対するシリンダ4の後方側への移動がスリーブ3を介してホルダ2の第2係止壁2iによって阻止される。
従って、本発明に係るシリンダ錠1においては、シリンダ4の前面側からの打ち抜きや引き抜き等の盗難行為に対して、シリンダ4が前方又は後方に抜けて解錠されてしまう事態の発生が防がれ、高い盗難防止性が確保されている。
[シリンダ錠の作用]
次に、本発明に係るシリンダ錠1の作用を図10及び図13に基づいて以下に説明する。
キャップ14に形成されたキー挿入孔14aからシリンダ4のキー挿入穴4cに正規のキー50が差し込まれていない状態では、図10(a)に示すように、シリンダ4に保持された複数(8枚)のタンブラ5は、スプリング20の付勢力によって径方向外方(上下方向)に移動しており、その端部がシリンダ4の外周面から突出してスリーブ3の上下一対の係合孔3aに係合している。又、タンブラ5の係合溝5cは、サイドバー17から上下方向にずれた位置にあって、サイドバー17はタンブラ5の係合溝5cに係合していないため、該サイドバー17は、スリーブ3の係止溝3cに係合している。
従って、シリンダ4のキー挿入穴4cにキー50が差し込まれていない図10(a)に示す状態では、シリンダ4は、スリーブ3に対して回動不能状態にある。又、この状態では、図13(a)に示すように、スリーブ3の保持孔3bに挿通保持された第1連結部材7は、スプリング21によって径方向外方(図13(a)の左方)に付勢された第2連結部材8によって押圧されてホルダ2のロック凹部2jに係合しているため、スリーブ3のホルダ2に対する回動が阻止されるとともに、リヤロータ6のシリンダ4に対する回動も阻止されている。そして、この状態ではシリンダ錠1が施錠状態にあり、パドル22に連結された不図示のドアロック装置はロック状態にあり、このロック状態ではドアを開けることができない。
上記施錠状態にあるシリンダ錠1のキャップ14のキー挿入孔14aからシリンダ4のキー挿入穴4cに正規のキー50を差し込むと、図10(b)に示すように、このキー50の溝50aが各タンブラ5の突起5bにそれぞれ係合して全タンブラ5をスプリング20の付勢力に抗して径方向内方へと移動させるため、全タンブラ5がシリンダ4内に没入する。又、全タンブラ5の係合溝5cが移動して一直線状に並び、これらの係合溝5cが、スプリング19によって径方向内方に付勢されたサイドバー17の位置に合致するため、これらの係合溝5cにサイドバー17が係合し、該サイドバー17のスリーブ3の係止溝3cとの係合が解除される。この結果、シリンダ4は、スリーブ3に対して回動可能となる。又、スプリング21によって径方向外方に付勢された第2連結部材8は、図13(a)に示すようにシリンダ4の係合孔4fに係合しているため、シリンダ4とリヤロータ6とは連結状態を維持している。
従って、シリンダ4のキー挿入穴4cに差し込まれたキー50を回転させると、第2連結部材8によってシリンダ4に連結されたリヤロータ6とこれに連結されたパドル22がシリンダ4と共に回転し、シリンダ錠1が解錠状態となって不図示のドアロック装置がアンロック状態とされ、この結果、ドアを開くことが可能となる。
ところで、本実施の形態に係るシリンダ錠1には、シリンダ4にドライバ等の工具を挿入してこれを無理に回動させようとする盗難行為に対して容易に解錠されないためのフリーホイール機構が備えられているが、以下、このフリーホイール機構の作用を図13に基づいて説明する。
通常は図13(a)に示すように、第1連結部材7によってホルダ2とスリーブ3が連結されており、従って、シリンダ4のキー挿入穴4cにキー50が差し込まれていない状態では、ホルダ2に連結されたスリーブ3の係止溝3cにサイドバー17が係合することによってシリンダ2の回動が阻止されている。
上記状態において、シリンダ4にドライバ等の工具が挿入され、該シリンダ4を無理に回動させようとすると、サイドバー17が係合する係止溝3cを備えるスリーブ3にシリンダ4から回動力が伝達され、図13(b)に示すように、スリーブ3と共に回動する第1連結部材7がホルダ2のロック凹部2jの上下の傾斜面2j1に沿ってスプリング21の付勢力に抗して径方向内方(図13(b)の右方)へと移動し、ロック凹部2jとの係合が解除される。すると、第1連結部材7によって第2連結部材8もスプリング21の付勢力に抗して径方向内方へと押し込まれ、該第2連結部材8がシリンダ4の係合孔4fから外れ、該第2連結部材8によるシリンダ4とリヤロータ6との連結が解除される。
従って、工具によってシリンダ4が無理に回動されても、該シリンダ4の回動はリヤロータ6へは伝達されず、シリンダ4のみが自由回転し、リヤロータ6は、捩りコイルスプリング25によって中立位置に保持されるため、当該シリンダ錠1の不正な解錠が防がれ、高い盗難防止性が確保される。
以上において、本発明に係るシリンダ錠1においては、ホルダ2をその長手方向に沿う分割面2aによって第1ホルダ2Aと第2ホルダ2Bに2分割する構成を採用しても、第1ホルダ2Aには意匠面2bに分割面2aが形成されていない筒状部2A1が設けられているため、分割面2aがマイナスドライバ等によってアタックされることがなく、ホルダ2が広がって破損したり、フリーホイール機構が作動不能になる事態の発生が防がれる。このため、シリンダ錠1自体が作動不能となることがなく、シリンダ錠1に高い盗難防止性が確保される。
又、本実施の形態においては、第1ホルダ2Aの筒状部2Aの内周面に形成された第1係止壁2eにシリンダ4の鍔部4aが係合することによって、該シリンダ4の前方への移動が阻止されるため、シリンダ4の前面からの引き抜き(スライドハンマ等を用いてシリンダ4をホルダ2から引き抜くこと)等の盗難行為を確実に防ぐことができる。
更に、本実施の形態に係るシリンダ錠1においては、シリンダ4の鍔部4aとホルダ2の第2係止壁2iとの間にスリーブ3が配置され、該スリーブ3の後端がホルダ2の第2係止壁2iに係止されているため、ホルダ2に対するシリンダ4の後方側への移動がスリーブ3を介してホルダ2の第2係止壁2iによって阻止され、シリンダ4の前面からの打ち抜き(ドライバ等をシリンダ4のキー挿入穴4cに挿入してハンマ等で叩き込むこと)等の盗難行為を確実に防ぐことができる。
1 シリンダ錠
2 ホルダ
2A ホルダの第1ホルダ
2A1 第1ホルダの筒状部
2A2 第1ホルダの分割部
2B ホルダの第2ホルダ
2a ホルダの分割面
2b ホルダの意匠面
2c,2d ホルダの接合部
2e ホルダの第1係止壁
2g,2h ホルダの接合部
2i ホルダの第2係止壁
3 スリーブ
4 シリンダ
4c シリンダのキー挿入穴
4c シリンダのタンブラ挿入孔
4d シリンダの長溝
4e シリンダの係合孔
5 タンブラ
6 リヤロータ
7 第1連結部材
8 第2連結部材
9 ピン孔
10 ピン
11 水抜き孔
12 シール
13 シリンダキャップ
14 キャップ
15 スプリング
16 シャッタ
17 サイドバー
18 止め金具
19=21 スプリング
22 パドル
23 クッションレバー
24 ピン
25 捩りコイルスプリング
50 キー

Claims (3)

  1. キーが挿入されるキー挿入穴と、径方向に進退可能に保持された複数のタンブラを備え、前記キー挿入穴への正規キーの挿入によって前記タンブラが内部に没入して回動可能となるシリンダと、
    該シリンダを内部に収納する略円筒状のホルダと、
    を備えるシリンダ錠において、
    前記ホルダを、
    意匠面を有する筒状部と、該筒状部と一体に形成されて前記シリンダの長手方向に沿って分割された分割部とを有する第1ホルダと、
    該第1ホルダの前記分割部に接合される第2ホルダと、
    で構成したことを特徴とするシリンダ錠。
  2. 前記第1ホルダの筒状部の内周面に、前記シリンダの長手方向一端面が係合して該シリンダの意匠面方向への移動を阻止する第1係止壁を形成したことを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠。
  3. 前記第1ホルダと前記第2ホルダに、互いに係合する接合部をそれぞれ設け、前記第1ホルダと前記第2ホルダの少なくとも一方に、前記接合部同士が係合した状態で前記シリンダの移動を阻止する第2係止壁を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のシリンダ錠。
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