JP2014231242A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正解錠による車両の盗難を確実に防ぐとともに、組付性の向上を図ることができるステアリングロック装置を提供すること。
【解決手段】キーシリンダ3と、ロック位置とアンロック位置との間を移動可能なロックボルト4と、キーシリンダ3を一端側に回動可能に収容する略円筒状のボディ2と、該ボディ2の一端側開口を閉鎖するキャップ14と、を備えたステアリングロック装置1において、ロック位置にあるロックボルト4に係合して該ロックボルト4のアンロック位置側への移動を阻止する係合状態と同ロックボルト4に係合しない非係合状態との間を変位するデッドロック機構(ロックストッパ8と中継ロッド9)と、一端がデッドロック機構の一部(中継ロッド9)に係合して該デッドロック機構の非係合状態から係合状態への変位を阻止するとともに、他端がキャップ14に固定又は当接されたトリガーロッド10とを設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回転をロックするためのステアリングロック装置に関するものである。
車両には、盗難防止の目的で駐車時にステアリングホイールの回転をロックするためのステアリングロック装置が備えられているが、エンジンを始動させるためのイグニッションスイッチが設けられたステアリングロック装置には、イグニッションスイッチにおけるメカニカルキー(以下、単に「キー」と称する)の回動操作に連動してステアリングホイールをロック/アンロックするものがある。
斯かるステアリングロック装置は、キーの挿入によって回動可能となるキーシリンダと、該キーシリンダに連結されてステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、前記キーシリンダを一端側に回動可能に収容する略円筒状のボディと、前記キーを挿入可能なキー挿入孔を有して前記ボディの一端側開口を閉鎖するキャップを備えている。
ところで、車両の盗難を目的として、ステアリングロック装置のボディの一端側が破壊されて該ボディと共にキーシリンダが取り外されたり、ボディを破壊して該ボディの一端側開口からキーシリンダが取り外される場合がある。
そこで、特許文献1には、図12又は図13に示すようなステアリングロック装置が提案されている。
即ち、図12、図13は特許文献1において提案されたステアリングロック装置の実施の形態1,2を示す断面図であり、図示のステアリングロック装置101においては、キーシリンダ103に図示のようにキーKが差し込まれると、キーシリンダ103に配置された多数の不図示のタンブラがキーシリンダ103内に埋没するために該キーシリンダ103がロックボディ102に対して回動可能となる。そして、この状態からキーKを何れかの方向に回すと、キーシリンダ103とこれに連結されたカムシャフト104が回動し、カムシャフト104のカム104aに係合するロックストッパ105によってロックバー(ロックボルト)106がロックボディ102のガイド孔102aに沿って摺動し、該ロックバー106がロック位置へと移動して不図示のステアリングシャフトに係合して不図示のステアリングホイールの回動をロックし、或いはロックバー106がロック位置からアンロック位置へと移動してステアリングシャフトの係合が解除され、ステアリングホイールの回動が可能となる。
ところで、図12に示すステアリングロック装置101においては、ロックボディ102に貫通孔102bが径方向(図12の上下方向)に形成されており、この貫通孔102bにはロックピン107が径方向に摺動可能に嵌合保持されるとともに、該ロックピン107がコイルスプリング108によって径方向内方(図12の下方)に付勢されている。又、カムシャフト104の外周には収容凹部104bが形成されている。そして、ロックボディ102の内周面には、前記貫通孔102bを閉鎖する閉鎖プレート109が取り付けられており、通常は図示のようにロックピン107はその先端部が閉鎖プレート109に当接して貫通孔102b内に収容されているため、カムシャフト104の回動が許容される。尚、ロックボディ102は筒状に形成され、その前部内周には有蓋筒状の冠材(キャップ)110が内嵌されている。
而して、図12に示すようにロックバー106がロック位置にある状態において、車両の盗難を目的としてロックボディ102の前部(キーシリンダ103側)が破壊されると、ロックボディ102がその破断溝102cにおいて破断される。すると、ロックボディ102に取り付けられた閉鎖プレート109が破断したロックボディ102と共に取り除かれるため、残ったロックボディ102の貫通孔102bが開放され、コイルスプリング108によって径方向内方に付勢されたロックピン107がロックボディ102の内周面から突出してカムシャフト104の収容凹部104bに係合するため、カムシャフト104の回動が阻止されてステアリングロック装置101のロック状態が維持され、不正解錠が阻止されて車両の盗難が防がれる。
又、図13に示すステアリングロック装置101においては、カムシャフト104に収容凹部104bが該カムシャフト104の外周面に開口するよう径方向に形成されており、該収容凹部104bにはロックピン107が径方向に摺動可能に嵌合保持されるとともに、該ロックピン107がコイルスプリング108によって径方向外方(図13の上方)に付勢されている。又、ロックボディ102のロックピン107に対応する位置には貫通孔102bが形成されている。そして、キーシリンダ103の外周面には、カムシャフト104の収容凹部104bを閉鎖する閉鎖プレート109が取り付けられており、通常は図示のようにロックピン107はその先端部が閉鎖プレート109に当接して収容凹部104b内に収容されているため、カムシャフト104の回動が許容される。
而して、図13に示すようにロックバー106がロック位置にある状態において、車両の盗難を目的としてロックボディ102の前部(キーシリンダ103側)が破壊されることによって該ロックボディ102の一部と共にキーシリンダ103が外されたり、キーシリンダ103のみがロックボディ102から外されたりすると、閉鎖プレート109がキーシリンダ103と共に取り除かれる。このため、カムシャフト104の収容凹部104bが開放され、コイルスプリング108によって径方向外方に付勢されたロックピン107がカムシャフト104の外周面から突出してロックボディ102の貫通孔102bに係合するため、カムシャフト104の回動が阻止されてステアリングロック装置101のロック状態が維持され、不正解錠が阻止されて車両の盗難が防がれる。
特開2000−225922号公報
しかしながら、図12に示すステアリングロック装置101においては、冠材110とキーシリンダ103のみが取り外された場合には、閉鎖プレート109を取り除くことができず、カムシャフト104のアンロック方向への回動が許容されるために不正解錠されてしまう可能性がある。
又、図13に示すステアリングロック装置101においては、キーシリンダ103の回動に伴って閉鎖プレート109も回動するため、該閉鎖プレート109が回動する空間をロックボディ102内に確保する必要があり、ロックボディ102が大型化するという問題がある。更に、カムシャフト104にロックピン107を収容しているため、組付時にロックピン107が飛び出さないように、該ロックピン107を閉鎖プレート109で押えた状態で、カムシャフト104とキーシリンダ103とを一緒に組み付ける必要があり、組付性が悪いという問題もある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、不正解錠による車両の盗難を確実に防ぐとともに、組付性の向上を図ることができるステアリングロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
キーの挿入によって回動可能となるキーシリンダと、
該キーシリンダに連結されてステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、
前記キーシリンダを一端側に回動可能に収容する略円筒状のボディと、
前記キーを挿入可能なキー挿入孔を有して前記ボディの一端側開口を閉鎖するキャップと、
を備えたステアリングロック装置において、
前記ロック位置にある前記ロックボルトに係合して該ロックボルトのアンロック位置側への移動を阻止する係合状態と同ロックボルトに係合しない非係合状態との間を変位するデッドロック機構と、
一端が前記デッドロック機構の一部に係合して該デッドロック機構の非係合状態から係合状態への変位を阻止するとともに、他端が前記キャップに固定又は当接されたトリガーロッドと、
を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記ボディは、
前記キーシリンダを収納する第1収納部と、
前記ロックボルトを前記キーシリンダの回動軸に対して交差する方向に進退動可能に収納するとともに、前記デッドロック機構を収納する第2収納部とを備え、
前記デッドロック機構は、
前記ロックボルトに向けて付勢されて該ロックボルトに係合しない非係合位置から同ロックボルトに係合する係合位置まで移動可能なロックストッパと、
該ロックストッパに係合して該ロックストッパを非係合位置に保持する保持位置から同ロックストッパとの係合が解除される開放位置に向けて付勢され、前記ボディの前記第1収納部に収納された前記トリガーロッドの一端に係合して前記保持位置に保持されて前記ロックストッパを前記非保持位置に保持する中継ロッドとを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記トリガーロッドを前記キーシリンダの回動軸と平行且つ移動可能に配置するとともに、前記中継ロッドを前記ロックボルトの移動方向と平行且つ移動可能に配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記ボディの前記保持位置にある前記中継ロッドの段部に対応する位置に、前記段部に係合可能な治具を外部から挿入するための治具挿入孔を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ボディの一端側が破壊されて該ボディと共にキーシリンダが取り外された場合、或いはボディの一端側開口からキーシリンダを取り外そうとした場合には、キャップも一緒に取り外されるため、該キャップに固定又は当接されたトリガーロッドが移動し、非係合状態にあるデッドロック機構が係合状態へと変化する。この結果、ロック位置にあるロックボルトのアンロック位置側への移動が阻止されて不正解錠が防がれ、ステアリングホイールのロック状態が維持されて車両の盗難が確実に防がれる。そして、トリガーロッドはキャップに固定又は当接されて回動することがないため、デッドロック機構をボディに配置することが可能になり、キーシリンダ等の組付性が高められる。
請求項2記載の発明によれば、ロックボルトをキーシリンダの回動軸に対して交差する方向に進退動可能に配置した構成を採用しても、キャップの取り外し又はボディの破壊によってトリガーロッドが移動し、該トリガーロッドの一端に係合する中継ロッドも移動して非係合位置にあるロックストッパが係合位置へと移動する。このため、ロックストッパがロック位置にあるロックボルトに係合して該ロックボルトのアンロック側への移動を阻止し、ステアリングホイールのロック状態が維持されて車両の盗難が確実に防がれる。
請求項3記載の発明によれば、トリガーロッドをキーシリンダの回動軸と平行且つ移動可能に配置するとともに、中継ロッドをロックボルトの移動方向と平行且つ移動可能に配置したため、これらのキーシリンダとロックボルトを収納するボディのサイズを小さく抑えて当該ステアリングロック装置の小型化を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、キャップの取り外し又はボディの破壊によるトリガーロッドの移動によって中継ロッドを介してロックストッパを係合位置へと移動させる構成を採用しても、組立時にボディの治具挿入孔から治具を挿入し、該治具の先端を中継ロッドの段部に係合させて該中継ロッドを保持位置に保持しておくことができるため、トリガーロッドと中継ロッドを連係して同時に組み付ける必要がなく、トリガーロッドを容易に組み付けることができて当該ステアリングロック機構の組付性が高められる。
本発明に係るステアリングロック装置の分解斜視図である。 本発明に係るステアリングロック装置の正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図4のC−C線断面図である。 図4のD−D線断面図である。 本発明に係るステアリングロック装置においてキャップが取り外された状態を示す図4と同様の図である。 図7のE−E線断面図である。 本発明に係るステアリングロック装置においてボディが破壊された状態を示す図4と同様の図である。 本発明に係るステアリングロック装置のロックボルトの斜視図である。 本発明に係るステアリングロック装置の変形例を示す部分平断面図である。 特許文献1記載の発明の実施の形態1に係るステアリングロック装置の断面図である。 特許文献1記載の発明の実施の形態2に係るステアリングロック装置の断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るステアリングロック装置の分解斜視図、図2は同ステアリングロック装置の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は図4のC−C線断面図、図6は図4のD−D線断面図、図7は同ステアリングロック装置においてキャップが取り外された状態を示す図4と同様の図、図8は図7のE−E線断面図、図9は同ステアリングロック装置においてボディが破壊された状態を示す図4と同様の図、図10はロックボルトの斜視図である。
[ステアリングロック装置の構成]
先ず、本発明に係るステアリングロック装置1の構成について説明する。
本発明に係るステアリングロック装置1は、エンジンを始動させるためのキーの回動操作に連動してステアリングホイールの回転をロック/アンロックするものであって、そのボディ2内には、図3及び図4に示すように、キーシリンダ3、ロックボルト4、イグニッションスイッチ5、前記キーシリンダ3と前記ロックボルト4とを連結するロックスライダ6、前記キーシリンダ3の回動に連動して前記ロックスライダ6と前記ロックボルト4を移動させるカムフォロア7、ロックストッパ8と中継ロッド9を含んで構成されるデッドロック機構、該デッドロック機構の前記中継ロッド9の一端に係合するトリガーロッド10等を収納して構成されている。
上記ボディ2は、平面視Y字状を成す略円筒状部材であって、半円筒状の上半部2A1と下半部2A2(図1参照)とを接合一体化して成る第1収納部2Aと、該第1収納部2Aの中心軸に対して交差する方向に連結されたブロック状の第2収納部2B及び第1収納部2Aと一体に形成された略円筒状の第3収納部2Cによって構成されている。ここで、第3収納部2Cは、第1収納部2Aの中心軸に対して前記第2収納部2Bとは逆方向に交差する方向に配置されている。又、本実施の形態においては、ボディ2の第1収納部2Aと第3収納部2Cは樹脂によって一体に構成されており、第2収納部2Bは金属によって一体に構成されている。
上記ボディ2の第1収納部2Aの内部には、図3に示すように円筒状のホルダ11が前後方向(図3の左右方向)に沿って組み込まれており、このホルダ11の内部には円柱状の前記キーシリンダ3が回動可能に収容されている。尚、図3及び図4に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの後端部外周には破断用の溝2aが形成されている。
上記キーシリンダ3の中心部には、図1〜図3に示すように、不図示のキーが挿入されるキー穴3aが前後方向(軸方向)に沿って形成されており、図1に示すように、キーシリンダ3の相対向する両側部には、前記キー穴3aを横切る複数のスリット状のタンブラ挿入孔3b(図1には一方のみ図示)が前後方向に適当な間隔で形成されている。そして、キーシリンダ3の各タンブラ挿入孔3bにはタンブラ12が横方向(図3の上下方向)にスライド可能に収容されている。
ここで、図1及び図3に示すように、前記ホルダ11の相対向する両側部には矩形の係合溝11a(図1には一方のみ図示)がそれぞれ形成されており、前記各タンブラ12は、図1に示すスプリング13によって外側方に付勢されている。そして、キーシリンダ3のキー穴3aにキーが挿入されていない図3に示す状態では、各タンブラ12がキーシリンダ3の外周面から外側方に突出してホルダ11の係合溝11aに係合しているため、キーシリンダ3の回動がロックされている。
又、ボディ2の第1収納部2Aの前端開口(図3の左方を前方とする)は、図2〜図4に示すようにキャップ14によって閉鎖されている。ここで、キャップ14は、図1に示すように略円板状に一体成形されており、その中心部には前記キーシリンダ3の前端部が挿入嵌合するための円孔状のキー挿入孔14aが形成されている。そして、キャップ14から後方に向かって一体に延びる上下2つの各ブラケット14Aには円孔14bがそれぞれ形成されており、キャップ14は、ボディ2の第1収納部2Aの前端外周に嵌め込まれた状態で、各ブラケット14Aの円孔14bに挿通するピン15をボディ2の第1収納部2Aの上下に形成された円孔2b(図1参照)に圧入することによって、図3及び図4に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの前端部外周に取り付けられている。
更に、図3に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの後端側には、キーシリンダ3の後端部に連結されたカムギヤ16が第収納部2Bの前端面に突設されたピン状の第1支持部2cによって回動可能に支持されて収容されており、該カムギヤ16は、これとキーシリンダ3との間に縮装されたスプリング17によって後方(図3の右方)に付勢され、ボディ2の第2収納部2Bの前端面に当接している。尚、図1及び図3に示すように、このカムギヤ16はセクタギヤであって、その外周の一部にはギヤ部16aが形成され、外周の他の部分には軸方向に変位する螺旋状の溝であるカム部16bが形成されている。
又、図3に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの側部には前記ロックスライダ6が前後方向に移動可能に収納されている。ここで、図1に示すように、ロックスライダ6は前後方向に細長いプレート状の部材であって、その長手方向中間部には、前記カムフォロア7の一部が挿通するための矩形の2つの挿通孔6aが形成され、ボディ2の第2収納部2Bへと延びる後端部には、前記ロックボルト4の一端を連結するための矩形の連結孔6bが形成されている。
図3に示すように、上記ロックスライダ6には、前記カムフォロア7が該ロックスライダ6に形成された前記挿通孔6aに挿通することによって保持されている。そして、図1に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの下半部2A2には前後方向に沿うガイド溝2dが形成されており、このガイド溝2dにロックスライダ6が嵌合保持され、該ロックスライダ6はガイド溝2dに沿って前後に移動することができる。ここで、カムフロア7は平面視コの字状に成形されており、その一端は前記カムギヤ16の外周に形成されたカム部16bに係合している。そして、ロックスライダ6とカムフォロワ7は、カムフォロワ7と前記キャップ14との間に縮装されたスプリング18によって後方(図3の右方)に付勢されている。
又、図4に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの側部であって、前記ロックスライダ6の上方には、前記トリガーロッド10が前後に移動可能に収納されている。ここで、図1に示すように、ボディ2の第1収納部2Aの上半部2A1には、円孔状の挿入孔2eが前後方向に沿って貫設されており、この挿入孔2eに丸棒状のトリガーロッド10がキーシリンダ3の回動軸と平行な前後方向に移動可能に挿入されている。そして、図4に示すように、トリガーロッド10の前端部は、前記キャップ14の裏面に形成された取付凹部14cに圧入によって固定され、同トリガーロッド10の後端部は、前記デッドロック機構の一部を構成する前記中継ロッド9の前端部に係合している。
ところで、図3に示すように、ボディ2のブロック状の第2収納部2Bには矩形の作動孔2fが長手方向(キーシリンダ3の回動軸に対して交差する方向)に沿って形成されており、この作動孔2fには細長くて偏平なブロック状の前記ロックボルト4が長手方向に移動可能に嵌合保持されている。ここで、ロックボルト4の前端部には、図10に示すように鍵状の連結部4aが形成されており、この連結部4aが図3に示すように前記ロックスライダ6の連結孔6bに通されて係合することによって、該ロックボルト4がロックスライダ6の後端部に連結されている。尚、図4及び図5に示すように、ボディ2の第2収納部2Bには、四角筒状のステアリングコラムの装着部19が外嵌されている。
又、図10に示すように、ロックボルト4には、前記デッドロック機構の一部を構成する前記ロックストッパ8が選択的に係合するための係合溝4bが横方向(長手方向に直交する方向)に形成されており、その一部には傾斜面4b1が形成されている。尚、この傾斜面4b1は、当該ステアリングロック装置1が破壊されたときに、ロックストッパ8と係合溝4bとの位置が多少ずれても、両者が確実に係合するように係合溝4bの開口を広げるために形成されたものである。
ところで、ロックボルト4は、不図示のステアリングシャフトに係合するロック位置(図3及び図4に示す位置)と、その係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能であって、図10に示すように、その後端側の前記係合溝4bに隣接する箇所にはアンロック固定用係合溝4cが形成されている。尚、このアンロック固定用係合溝4cは、車両の事故等によって前記デッドロック機構が作動した場合に、これに前記ロックストッパ8が係合してロックボルト4をアンロック位置に保持するための凹部であって、デッドロック機構の前記ロックストッパ8が誤ってロックボルト4の係合溝4bに係合して該ロックボルト4がロック位置に固定されるのを防ぐ機能を果たすものである。
前記デッドロック機構は、ロック位置にある前記ロックボルト4に係合して該ロックボルト4のアンロック位置側への移動を阻止する係合状態と同ロックボルト4に係合しない非係合状態との間を変位するものであって、図4に示すように、ボディ2の第2収納部2Bに収納されたプレート状の前記ロックストッパ8と丸棒状の前記中継ロッド9を含んで構成されている。ここで、中継ロッド9はロックボルト4と平行且つ移動可能に配置されており、該中継ロッド9とロックストッパ8は互いに直交する方向に移動可能に収容されている。即ち、ロックストッパ8は、ボディ2の第2収納部2Bに横方向(中継ロッド9と直交する方向)に形成された作動溝2g(図4参照)内に収納されて該作動溝2gに沿って移動可能に保持されており、これはその下部に形成された係合部8a(図1及び図5参照)が前記ロックボルト4の係合溝4bに係合する係合位置と係合溝4bに係合しない非係合位置との間を移動可能である。ここで、ロックストッパ8は、図4に示すように、ボディ2の第2収納部2Bに形成されたスプリング収納部2hに縮装された第1スプリング20によって係合位置方向(図4の斜め左上方向)に付勢されている。
前記中継ロッド9は、ボディ2の第2収納部2Bに形成された装着孔2i(図1、図4〜図6参照)に移動可能に装着されており、図4に示すように第2スプリング21によって前記トリガーロッド10側(斜め前方)へと付勢されている。そして、この中継ロッド9は、通常(ロックストッパ8が図4及び図5に示す非係合位置にあるとき)は、その前端部が前記トリガーロッド10の後端部に係合してロックストッパ8を非係合位置に保持する保持位置にある。この状態では、ロックストッパ8の係合部8aは図5に示すようにロックボルト4の係合溝4bに係合しない非係合位置にあり、ロックボルト4はロック位置とアンロック位置との間を自由に移動することができる。
ここで、図4に示すように、中継ロッド9は、ロックボルト4の移動方向と平行に保持位置(ロックストッパ8を非係合位置に保持する位置(図4に示す位置))と開放位置(ロックストッパ8との係合が解除される位置(図7に示す位置))との間を移動可能に配置されている。
而して、通常は、中継ロッド9は、図4に示すように、その前端部がトリガーロッド10の後端部に係合する保持位置にあり、このとき、その後端部にはロックストッパ8が係合している。このとき、ロックストッパ8は、図5に示すように、その係合部8aがロックボルト4の係合溝4bに係合しない非係合位置にあるため、ロックボルト4はロック位置とアンロック位置との間を自由に移動することができ、ステアリングロック装置1のロック/アンロック動作が許容される。
ところで、中継ロッド9の軸方向中間部の外周には、図1、図4及び図6に示すように溝状の段部9aが全周に亘って形成されており、ボディ2の第2収納部2Bの所定位置(保持位置にある中継ロッド9の段部9aに対応する位置)には、図1及び図6に示すように、中継ロッド9の段部9aに係合可能な不図示の治具を外部から挿入するための矩形の治具挿入孔2jが形成されている。尚、図1に示すように、ボディ2の第2収納部2Bの前端上面にはネジボス2kが立設されており、このネジボスに第1収納部2Aの上半部2A1に形成されたネジ孔2mに挿通するネジ22をねじ込むことによって第1収納部2Aの上半部2A1と第2収納部2Bとが締結される。同様に、ボディ2の第2収納部2Bは、図1に示すネジ23によって第1収納部2Aの下半部2A2に締結される。又、図1に示すように、ボディ2の第2収納部2Bの前端部側面にはピン状の第2支持部2nが突設されている。
ボディ2の略円筒状の第3収納部2Cには、図1、図3及び図4に示すように、ギヤシャフト24とリッド25及び前記イグニッションスイッチ5が収納されている。
上記ギヤシャフト24は、その先端に扇形のギヤ部24aが一体に形成されており、該ギヤ部24aは、ボディ2の第2収納部2Bに突設された前記第2支持部2n(図1参照)によって回動可能に支持されるとともに、第1収納部2Aに収納された回動可能な前記カムギヤ16のギヤ部16aに噛合している。そして、ギヤシャフト24の後端部は、前記リッド25によって回動可能に支持されるとともに、前記イグニッションスイッチ5に連結されており、ギヤシャフト24は、これに一体に形成されたフランジ24bとリッド25との間に縮装されたスプリング26によってカムギヤ16側に付勢されている。
前記イグニッションスイッチ5は、不図示のエンジンを始動させるためのものであって、前記ギヤシャフト24の後端部に連結されている。そして、このイグニッションスイッチ5においては、図1に示すように、その外周の相対向する2箇所からステー5Aが径方向に一体に延びており、各ステー5Aにはネジ挿通孔5aがそれぞれ形成されている。又、ボディ2の第3収納部2Cの外周の相対向する2箇所には径方向に一体に延びるステー2Dが形成されており、各ステー2Dにはネジ孔2pがそれぞれ形成されている。
而して、イグニッションスイッチ5は、その外周に突設された2つのステー5Aをボディ2の第3収納部2Cの外周に突設された2つのステー2Dに重ね合わせ、一方のステー5Aに形成されたネジ挿通孔5aに挿通するネジ27を他方のステー2Dに形成されたネジ孔2pにねじ込むことによってボディ2の第3収納部2Cに固定されている。尚、イグニッションスイッチ5は、これに形成されたカプラ5bに接続される不図示のコードを介して不図示のスタータモータに電気的に接続されている。
[ステアリングロック装置の組付手順]
次に、以上のように構成されるステアリングロック装置1の組付手順について説明する。
1.ステアリングロック装置1の組み付けに際しては、先ず、キーシリンダ3に複数のタンブラ12とスプリング13を組み付け、これらのタンブラ12とスプリング13が組み付けられたキーシリンダ3をホルダ11内に装着する。そして、キーシリンダ3が装着されたホルダ11とスプリング17及びカムギヤ16をボディ2の第1収納部2Aの下半部2A2に組み込む。
2.ボディ2の第2収納部2Bに第1スプリング20、ロックストッパ8、第2スプリング21及び中継ロッド9を順次組み付け、ロックストッパ8を非係止位置に仮保持する。そして、このロックストッパ8の仮保持状態を維持するため、ボディ2の第2収納部2Bに形成された治具挿入孔2jから不図示の治具を挿入し、該治具の先端部を中継ロッド9の段部9aに係合させることによって該中継ロッド9の移動を阻止する。すると、ロックストッパ8は、図4及び図5に示すように中継ロッド9の後端部に係合する非係合位置に仮保持される。
3.ボディ2の第2収納部2Bにロックボルト4を装着し、該ロックボルト4にロックスライダ6を連結した状態で、ボディ2の第2収納部2Bを第1収納部2Aの下半部2A2に組み付ける。このとき、カムフォロワ7とスプリング18も装着する。
4.ボディ2の第1収納部2Aの上半部2A1にトリガーロッド10を装着し、該トリガーロッド10が装着された第1収納部2Aの上半部2A1を下半部2A2に締結する。
5.ボディ2の第3収納部2Cに、ギヤシャフト24、スプリング26、リッド25及びイグニッションスイッチ5を組み付ける。
6.最後に、ボディ2の第1収納部2Aの前端開口にキャップ14を装着し、治具を取り外すことによってステアリングロック装置1の組み付けが完了する。
[ステアリングロック装置の動作]
次に、本発明に係るステアリングロック装置1のアンロック動作及びロック動作について説明する。
(1)アンロック動作:
1.ステアリングロック装置1が図3及び図4に示すロック状態にあるときには、ロックボルト4がボディ2から突出して不図示のステアリングシャフトに係合しているため、不図示のステアリングホイールの回転がロックされている。このロック状態にあるステアリングロック装置1において、キーシリンダ3のキー穴3aに不図示のキーを差し込むと、複数のタンブラ12がスプリング13の付勢力に抗して径方向内方へとスライドしてキーシリンダ3内に没入するため、タンブラ12とホルダ11の係合溝11aとの係合が解除され、キーシリンダ3がホルダ11内で回動可能となる。尚、このとき、ロックストッパ8は、中継ロッド9に係合して非係合位置に保持されており、ロックボルト4は移動可能状態にある。
2.上記状態からキーを時計方向に回すと、キーシリンダ3とこれの後端部に連結されたカムギヤ16が同方向に回動し、カムギヤ16の回動は該カムギヤ16のカム部16bに係合するカムフォロワ7の前方(図3の左方)への直線移動に変換される。
3.上記カムフォロワ7の前方への移動によって、該カムフォロワ7を保持するロックスライダ6が前方へと移動し、該ロックスライダ6の後端部に連結されたロックボルト4が図3に示すロック位置から前方へと移動してアンロック位置へと移動し、ボディ2内に没入する。すると、ロックボルト4と不図示のステアリングシャフトとの係合が解除され、不図示のステアリングホイールの回転操作(操舵操作)が可能となる。
4.又、カムギヤ15の回転によって、該カムギヤ16のギヤ部16aにギヤ部24aが噛合するギヤシャフト24が回動し、該ギヤシャフト24に連結された回転式のイグニッションスイッチ5がONされ、不図示のスタータモータが起動されて不図示のエンジンが始動される。
(2)ロック動作:
1.アンロック状態にあるステアリングロック装置1において、不図示のキーを反対方向(反時計方向)に回すと、キーシリンダ3とカムギヤ16が同方向に回動する。すると、カムフォロワ7がスプリング18の付勢力によってカムギヤ16のカム部16bに沿って後方(図3の右方)へと移動するため、該カムフォロワ7を保持するロックスライダ6が同方向に移動する。このようにロックスライダ6が後方へと移動すると、アンロック位置にあるロックボルト4がロック位置へと移動し、図3及び図4に示すようにボディ2から突出して不図示のステアリングシャフトに係合するため、ステアリングロック装置1はロック状態となって不図示のステアリングホイールの回転がロックされ、これによって車両の盗難が防がれる。
2.カムギヤ16の逆方向の回転によって、該カムギヤ16のギヤ部16aにギヤ部24aが噛合するギヤシャフト24が逆方向に回動し、該ギヤシャフト24に連結されたイグニッションスイッチ5がOFFされ、不図示のエンジンが停止される。
[デッドロック機構の作用]
次に、デッドロック機構の作用について説明する。
キャップ14がボディ2に装着されている通常状態においては、図4及び図5に示すように、キャップ14に固定されたトリガーロッド10の後端部に中継ロッド9の前端部が係合して該中継ロッド9が保持位置にあり、中継ロッド9の後端部にロックストッパ8が係合して該ロックストッパ8が非係合位置にあるため、ロックボルト4の移動が許容されてステアリングロック装置1のロック/アンロック動作が可能となる。
而して、ステアリングロック装置1が図3及び図4に示すロック状態にあるとき、車両の盗難を目的として、キーシリンダ3を抜き取って不正解錠を行うためにキャップ14を図7に示すようにボディ2から取り外すと、トリガーロッド10のキャップ14による移動規制が解除されて該トリガーロッド10が自由に移動可能となるため、中継ロッド9のトリガーロッド10との係合が解除されて該中継ロッド9が第2スプリング21の付勢力によって保持位置から開放位置へと移動する。すると、ロックストッパ8の中継ロッド9との係合が解除されるため、図5に示す非係合位置に保持されていたロックストッパ8が第1スプリング20の付勢力によって図7及び図8に示すように係合位置へと移動してロックボルト4の係合溝4bに係合する。この結果、ロックボルト4はロック位置に保持されてアンロック位置への移動が阻止されるため、不正解錠が阻止されて車両の盗難が確実に防がれる。
又、ボディ2がこれの形成された破断用の溝2aにて破壊され、キャップ14とボディ2の第1収納部2Aが第2収納部2Bから分断されると、トリガーロッド10による中継ロッド9の規制が解除されるため、前述と同様にデッドロック機構が作動してロックボルト4がロック位置に保持され、不正解錠が阻止されて車両の盗難が確実に防がれる。
尚、以上の実施の形態では、トリガーロッド10の一端をキャップ14の取付凹部14c(図4参照)に圧入によって取り付けたが、図11に示すようにトリガーロッド10の一端をキャップ14の裏面に突設された凸部14dに単に当接させる構成を採用しても、デッドロック機構は前記と同様に作用してロックボルト4をロック位置に保持して不正解錠を防ぐ機能を果たすことができる。
以上のように、本発明に係るステアリングロック装置1によれば、ボディ2の一端側が破壊されて該ボディ2と共にキーシリンダ3が取り外された場合、或いはボディ2の一端側開口からキーシリンダ3を取り外そうとした場合には、キャップ14も一緒に取り外されるため、該キャップ14に固定又は当接されたトリガーロッド10が移動し、非係合状態にあるデッドロック機構が係合状態へと変化する。この結果、ロック位置にあるロックボルト4のアンロック位置側への移動が阻止されて不正解錠が防がれ、ステアリングホイールのロック状態が維持されて車両の盗難が確実に防がれる。そして、トリガーロッド10はキャップ14に固定又は当接されて回動することがないため、デッドロック機構をボディ2に配置することが可能になり、キーシリンダ3等の組付性が高められる。
又、本発明に係るステアリングロック装置1によれば、ロックボルト4をキーシリンダ3の回動軸に対して交差する方向に進退動可能に配置した構成を採用しても、キャップ14の取り外し又はボディ2の破壊によってトリガーロッド10が移動し、該トリガーロッド10の一端に係合する中継ロッド9も移動して非係合位置にあるロックストッパ8が係合位置へと移動する。このため、ロックストッパ8がロック位置にあるロックボルト4に係合して該ロックボルト4のアンロック側への移動を阻止し、ステアリングホイールのロック状態が維持されて車両の盗難が確実に防がれる。
そして、本発明に係るステアリングロック措置1においては、トリガーロッド10をキーシリンダ3の回動軸と平行且つ移動可能に配置するとともに、中継ロッド9をロックボルト4の移動方向と平行且つ移動可能に配置したため、これらのキーシリンダ3とロックボルト4を収納するボディ2のサイズを小さく抑えて当該ステアリングロック装置1の小型化を図ることができる。
更に、本発明に係るステアリングロック装置1によれば、キャップ14の取り外し又はボディ2の破壊によるトリガーロッド10の移動によって中継ロッド9を介してロックストッパ8を係合位置へと移動させる構成を採用しても、組立時にボディ2の治具挿入孔2jから治具を挿入してその先端を中継ロッド9の段部9aに係合させて該中継ロッド9を保持位置に保持しておくことができるため、トリガーロッド10と中継ロッド9を連係して同時に組み付ける必要がなく、トリガーロッド10を容易に組み付けることができて当該ステアリングロック装置1の組付性が高められるという効果が得られる。
尚、本実施の形態においては、デッドロック機構として、トリガーロッド10の移動を中継ロッド9に伝達し、中継ロッド9を移動させてロックストッパ8の非係合位置における保持を解除するように構成しているが、これに限られるものではなく、例えば、ステアリングロック装置の構成が、図12に示すように、ロックピン(ロックストッパ)が閉鎖プレート(トリガーロッド)によって直接保持できるような位置にある場合には、中継ロッドを介することなく、トリガーロッドをロックストッパに直接係合させ、ロックストッパを非係合位置に保持するように構成しても良い。
1 ステアリングロック装置
2 ボディ
2A ボディの第1収納部
2A1 第1収納部の上半部
2A2 第1収納部の下半部
2B ボディの第2収納部
2C ボディの第3収納部
2D ボディのステー
2a ボディの破断用の溝
2b ボディの円孔
2c ボディの第1支持部
2d ボディのガイド溝
2e ボディの挿入孔
2f ボディの作動孔
2g ボディの作動溝
2h ボディのスプリング収納部
2i ボディの装着孔
2j ボディの治具挿入孔
2k ボディのネジボス
2m ボディのネジ挿通孔
2n ボディの第2支持部
2p ボディのネジ孔
3 キーシリンダ
3a キーシリンダのキー穴
3b キーシリンダのタンブラ挿入孔
4 ロックボルト
4a ロックボルトの連結部
4b ロックボルトの係合溝
4b1 係合溝の傾斜面
4c ロックボルトのアンロック固定用係合溝
5 イグニッションスイッチ
5A イグニッションスイッチのステー
5a イグニッションスイッチのネジ挿通孔
5b イグニッションスイッチのカプラ
6 ロックスライダ
6a ロックスライダの挿通孔
6b ロックスライダの連結孔
7 カムフォロワ
8 ロックストッパ
8a ロックストッパの係合部
9 中継ロッド
9a 中継ロッドの段部
10 トリガーロッド
11 ホルダ
11a ホルダの係合溝
12 タンブラ
13 スプリング
14 キャップ
14A キャップのブラケット
14a キャップのキー挿入孔
14b キャップの円孔
14c キャップの取付凹部
14d キャップの凸部
15 ピン
16 カムギヤ
16a カムギヤのギヤ部
16b カムギヤのカム部
17,18 スプリング
19 ステアリングコラムの装着部
20 第1スプリング
21 第2スプリング
22,23 ネジ
24 ギヤシャフト
24a ギヤシャフトのギヤ部
24b ギヤシャフトのフランジ
25 リッド
26 スプリング
27 ネジ

Claims (4)

  1. キーの挿入によって回動可能となるキーシリンダと、
    該キーシリンダに連結されてステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、
    前記キーシリンダを一端側に回動可能に収容する略円筒状のボディと、
    前記キーを挿入可能なキー挿入孔を有して前記ボディの一端側開口を閉鎖するキャップと、
    を備えたステアリングロック装置において、
    前記ロック位置にある前記ロックボルトに係合して該ロックボルトのアンロック位置側への移動を阻止する係合状態と同ロックボルトに係合しない非係合状態との間を変位するデッドロック機構と、
    一端が前記デッドロック機構の一部に係合して該デッドロック機構の非係合状態から係合状態への変位を阻止するとともに、他端が前記キャップに固定又は当接されたトリガーロッドと、
    を設けたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記ボディは、
    前記キーシリンダを収納する第1収納部と、
    前記ロックボルトを前記キーシリンダの回動軸に対して交差する方向に進退動可能に収納するとともに、前記デッドロック機構を収納する第2収納部とを備え、
    前記デッドロック機構は、
    前記ロックボルトに向けて付勢されて該ロックボルトに係合しない非係合位置から同ロックボルトに係合する係合位置まで移動可能なロックストッパと、
    該ロックストッパに係合して該ロックストッパを非係合位置に保持する保持位置から同ロックストッパとの係合が解除される開放位置に向けて付勢され、前記ボディの前記第1収納部に収納された前記トリガーロッドの一端に係合して前記保持位置に保持されて前記ロックストッパを前記非係合位置に保持する中継ロッドとを備えたことを特徴とする請求項1記載のステアリングロック装置。
  3. 前記トリガーロッドを前記キーシリンダの回動軸と平行且つ移動可能に配置するとともに、前記中継ロッドを前記ロックボルトの移動方向と平行且つ移動可能に配置したことを特徴とする請求項2記載のステアリングロック装置。
  4. 前記ボディの前記保持位置にある前記中継ロッドの段部に対応する位置に、前記段部に係合可能な治具を外部から挿入するための治具挿入孔を形成したことを特徴とする請求項2又は3記載のステアリングロック装置。
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