JP2009179232A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッド部材を磁石でアタックしてもステアリングシャフトのロック状態を確実に保持でき、不正な解錠操作で車両が操縦可能になる不都合を防止した。
【解決手段】内部に挿入孔5aを有する筒状のロックガイド5と、挿入孔5a内に軸方向に摺動自在に配置されたロッド部材7とを備えたステアリングロック装置1Aに、ロッド部材7にロッド部材7の摺動方向と直交する方向に沿って形成された収容部7aと、磁性体からなり、収容部7a内をロッド部材7の摺動方向に直交する方向に沿って摺動自在に配置された可動部材14と、挿入孔5a内に形成された段部からなる係止部5d,5eとを設け、ロックガイド5からロッド部材7の先端部7bが突出した状態で、ロックガイド5からロッド部材7の先端部7bが没する方向に対して、可動部材14が収容部7aと係止部5d,5eとに係止させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等に搭載され、携帯キーの操作に応じてステアリングシャフトをロックするステアリングロック装置に関する。
この種の従来のステアリングロック装置としては、特許文献1に開示されたものがある。このステアリングロック装置100は、図12に示すように、図示しない携帯キーで操作されるシリンダ錠101を備えたロック本体102と、このロック本体102からステアリングシャフト103に向けて延びる筒状のロックガイド104と、このロックガイド104内に軸方向に摺動自在に収納され、シリンダ錠101に連動して先端がステアリングシャフト103外周のロック溝103aに係合可能なロッド部材105とを有している。なお、このロッド部材105は、かなりの強度が要求されるため、熱処理を施した金属棒(磁性体)から構成されている。
ステアリングシャフト103は、筒状のステアリングコラム106内に収納され、図示しないステアリングホイールに連結されている。ステアリングコラム106は、ステアリングコラム106より外径方向へ突出する筒状部107を有し、この筒状部107に、ロックガイド104が挿入されている。
シリンダ錠101は、図示しない携帯キーの操作によってLOCK位置、ACC位置、ON位置、及びSTART位置に回動操作可能なシリンダインナ108と、このシリンダインナ108により駆動されるカムシャフト109と、このカムシャフト109のカム部109aに係合するスライド部材110と、このスライド部材110を介してロッド部材105をステアリングシャフト103の方向へ付勢するバネ部材111とを有している。
上記構成において、当該車両を停止して駐車する際に、乗員がシリンダ錠101に挿入した携帯キーをLOCK位置に回動操作して、上記携帯キーをシリンダ錠101から抜き取ったとき、シリンダインナ108に連動してカムシャフト109がロック方向に回動するとともに、バネ部材111の付勢によりスライド部材110を介してロッド部材105がステアリングシャフト103の方向へ摺動し、ロッド部材105がステアリングシャフト103外周のロック溝103aに係合するので、ステアリングシャフト103及びステアリングホイールがロックされる。これにより、駐車中の車両が操縦不能な状態に保たれるので、車両盗難を抑制することができる。
一方、乗員が携帯キーをシリンダ錠101に挿入してLOCK位置以外の位置、例えばACC位置に回動操作すると、シリンダインナ108に連動してカムシャフト109がロック解除方向に回動するとともに、バネ部材111の付勢力に抗してスライド部材110が押圧されるので、ロッド部材105がステアリングシャフト103から離れる方向(図12の下方向)へ摺動し、ロッド部材105がステアリングシャフト103外周のロック溝103aから離脱するので、ステアリングシャフト103及びステアリングホイールがロックされた状態が解除される。これにより、車両が操縦可能な状態となる。
特開2005−231554号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来のステアリングロック装置100では、車両の駐車時にロッド部材105がステアリングシャフト103に係合してステアリングシャフト103がロックされた状態で、不正解錠する者が筒状部107の外周面に磁石を近づけて筒状部107及びロックガイド104を介してロッド部材105に対して磁力を作用させるとともに、上記磁石を筒状部107の外周面に沿ってステアリングシャフト103から離れる方向へ移動させると、ロッド部材105が上記磁石の方向へ吸着された状態でバネ部材111の付勢力に抗してステアリングシャフト103から離れる方向へ移動し、ロッド部材105がステアリングシャフト103外周のロック溝103aから離脱する虞れがある。これにより、ステアリングシャフト103がロックされた状態が解除されるので、車両が操縦可能な状態となる。
そこで、本発明は、不正解錠する者が磁石を用いてロッド部材を側方からアタックしてもステアリングシャフトのロック状態を確実に保持でき、不正な解錠操作により車両が操縦可能になるという不都合を防止したステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、内部に挿入孔を有する筒状のロックガイドと、該挿入孔内に軸方向に摺動自在に配置されたロッド部材とを備えたステアリングロック装置において、前記ロッド部材に該ロッド部材の摺動方向と直交する方向に沿って形成された収容部と、磁性体からなり、該収容部内を該ロッド部材の摺動方向に直交する方向に沿って摺動自在に配置された可動部材と、前記挿入孔内に形成された段部からなる係止部とを備え、前記ロックガイドから該ロッド部材の先端部が突出した状態で、該ロックガイドから該ロッド部材の先端部が没する方向に対して、該可動部材が該収容部と該係止部とに係止されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記収容部が、前記ロッド部材を貫通する1つの貫通孔からなり、該貫通孔内に1つの前記可動部材が収容されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記収容部が、前記ロッド部材の外周に形成される複数の凹溝からなり、該複数の凹溝のそれぞれに前記可動部材を収容することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のステアリングロック装置であって、前記係止部に係止される前記可動部材の端部に、球状曲面部が形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両の駐車時にロッド部材によりステアリングシャフトをロックした状態、つまり、ロックガイドからロッド部材の先端部が突出した状態で、不正解錠する者がロックガイドの外周面に磁石を近づけてロッド部材に対して側方から磁力を作用させると、このロッド部材の収容部に収容される可動部材が磁性体からなることから上記磁石の方向へ吸着されて上記収容部から突出し、ロックガイドの内周の係止部に係止されるので、ロッド部材がロックガイド内に収容される方向へ移動することが阻止され、ロックガイドからロッド部材の先端部が突出した状態が保たれる。従って、不正解錠する者が上記のように磁石を用いてロッド部材を側方からアタックするという不正な解錠操作により車両が操縦可能になるという不都合を防止でき、車両の防盗性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明による効果に加えて、ロッド部材に貫通孔を1つのみ設け、該貫通孔に1つの可動部材を収容するようにしたので、部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明による効果に加えて、不正解錠する者がロックガイドの外周面に磁石を近づけてロッド部材に対して側方から磁力を作用させたとき、ロッド部材の外周に形成される複数の凹溝にそれぞれ収容される可動部材のいずれかが上記磁石の方向へ吸着されて凹溝から突出し、ロックガイドの内周の係止部に係止されるので、ロッド部材がロックガイド内に収容される方向へ移動することを確実に阻止できる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明による効果に加えて、可動部材が挿入孔の係止部と係止する位置にある場合、ステアリングロック装置を正規の手順によって動作させ、ロッド部材をロックガイド内に収容する際には、可動部材は球状曲面部によって収容部内に押戻され、ロッド部材をロックガイド内に収容する妨げとはならないが、不正解錠する者が磁石を用いてロッド部材を側方からアタックした際には、磁力によって可動部材が挿入孔の内壁に向かって付勢されているので、球状曲面部が係止部に係止され、ロッド部材がロックガイド内に収容される方向へ移動することを確実に阻止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本発明の第1実施形態を示し、図1はステアリングロック装置の正面図、図2はステアリングロック装置の側面図、図3は図1のA−A線に沿う要部断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図、図5は図4のロッド部材の部分を矢印Cで示す方向から見た図、図6はステアリングシャフトのロック解除状態を示す断面図、図7はステアリングシャフトのロック時にロックガイドの外周面に磁石を近づけた状態を示す断面図、図8は図4のD−D線に沿う断面図である。
図1〜図8に示すように、ステアリングロック装置1Aは、図示しない携帯キーで操作されるシリンダ錠2を備えたロック本体3と、このロック本体3からステアリングシャフト4に向けて延びる筒状のロックガイド5と、このロックガイド5内に軸方向に摺動自在に設けられ、シリンダ錠2に連動して先端部7bがロックガイド5から突没し、突出した状態でステアリングシャフト4外周のロック溝6に係合可能なロッド部材7とを備えている。
ステアリングシャフト4は、筒状のステアリングコラム8に収納され、図示しないステアリングホイールに連結されている。ステアリングコラム8は、ロックガイド5の一端に装着されるとともに、支持ブラケット9によって支持されている。
シリンダ錠2は、図示しない携帯キーの操作によってLOCK位置、ACC位置、ON位置、及びSTART位置に回動操作可能なシリンダインナ10と、このシリンダインナ10により駆動されるカムシャフト11と、このカムシャフト11のカム部11aに係合するスライド部材12と、このスライド部材12を介してロッド部材7をステアリングシャフト4の方向へ付勢するバネ部材13とを有している。
ロッド部材7は、磁性材に熱処理を施した四角柱状の金属棒から構成されている。ロッド部材7は、長方形の断面形状を有し、この断面形状の長辺は、ステアリングシャフト4の軸方向に延びている。ロッド部材7の軸方句の中間箇所には、ロッド部材7の軸方向と直交する方向(ロッド部材7の摺動方向に直交する方向)に延びる丸孔形状の貫通孔(収容部)7aが形成されている。この貫通孔7a内には、磁性体からなる可動部材14が収容されている。可動部材14は、円柱状に形成されるととも、可動部材14両端にそれぞれ半球部(球状曲面部)14aが形成されている。
ロックガイド5は、角筒形状に形成され、ロッド部材7が挿入される挿入孔5aがロックガイド5の軸方向に延びている。例えば、組み立て時にロッド部材7の貫通孔7a内の面にグリスにより可動部材14が付着された状態で、ロッド部材7がロックガイド5の挿入孔5aに組み込まれる。ロックガイド5の内周の向かい合う両側には、軸方向の中間箇所から下方に延びる左右一対の係合溝5b,5cが形成されている。係合溝5b,5cの図4における上端には、段部(係止部)5d,5eが形成され、これらの段部5d,5eは、ロッド部材7が図1、図4に示すロック位置(ロックガイド5からロッド部材7の先端部7bが突出した状態)にあるときにロッド部材7の貫通孔7aの上端と同じ高さ位置に配置されている。なお、上記段部5d,5eにより、ロックガイド5の内周に設けられる係止部が構成され、ロッド部材7がステアリングシャフト4をロックする状態で可動部材14が貫通孔7aから突出したとき、ロックガイド5からロッド部材7の先端部7bが没する方向に対して、可動部材14が貫通孔7aと段部5d,5eとに係止される。
上記構成において、乗員が図示しない携帯キーをシリンダ錠2に挿入してLOCK位置以外の位置、例えばACC位置に回動操作すると、シリンダインナ10に連動してカムシャフト11がロック解除方向に回動するとともに、カムシャフト11のカム部11aでスライド部材12がバネ部材13の付勢力に抗して押圧されるので、ロッド部材7がステアリングシャフト4から離れる方向へ摺動し、ロッド部材7がステアリングシャフト4外周のロック溝6から離脱するので、ステアリングシャフト4がロックされた状態が解除される。これにより、車両が操縦可能な状態となる。
一方、当該車両を停止して駐車する際に、乗員がシリンダ錠2に挿入した携帯キーをLOCK位置に回動操作してシリンダ錠2から抜き取ったとき、シリンダインナ10に連動してカムシャフト11がロック方向に回動するとともに、バネ部材13の付勢によりスライド部材12を介してロッド部材7がステアリングシャフト4の方向へ摺動し、ロッド部材7がステアリングシャフト4外周のロック溝6に係合するので、ステアリングシャフト4がロックされる。これにより、駐車中の車両が操縦不能な状態に保たれるので、車両盗難を抑制することができる。
上記のような車両駐車時にロッド部材7によりステアリングシャフト4がロックされている状態で、不正解錠する者がロックガイド5の外周面に磁石15を近づけてロッド部材7に対して側方から磁力を作用させるとき、ロッド部材7の貫通孔7a内に収容される可動部材14が磁性体からなることから磁石15の方向へ吸着され、上記貫通孔7aからロックガイド5の内周の係合溝5b,5cのいずれかに入り込み、可動部材14がロックガイド5の段部5d,5eのいずれかに当接する。これにより、ロッド部材7がステアリングシャフト4から離れる方向へ移動することが阻止され、ロッド部材7がステアリングシャフト4外周のロック溝6に係合した状態が保たれる。
以上、説明したように、不正解錠する者が磁石15を用いてロッド部材7を側方からアタックしても、ステアリングシャフト4のロック状態を確実に保持し、不正な解錠操作で車両が操縦可能になるという不都合を防止でき、車両の防盗性を向上させることができる。
この第1実施形態では、ロッド部材7に貫通孔7aを1つのみ設けて、貫通孔7aに1つの可動部材14を収容するようにしたので、部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
この第1実施形態では、可動部材14が貫通孔7aから突出するとき、可動部材14両端の半球部14aがロックガイド5の内周の係合溝5b,5cのいずれかに円滑に入り込み、可動部材14がロックガイド5の段部5d,5eにより係止される。なお、可動部材14の半球部14aの先端から他端までの軸方向の寸法は、係合溝5b,5cの深さ寸法より小さく設定されている。これによって、磁石15の磁力によって可動部材14が貫通孔7aから突出して係合溝5b,5cに入り込んだとき、可動部材14の両端の半球部14aではなく、可動部材14の外周面がロックガイド5の段部5d,5eに当接するとともに、可動部材14が磁石15の磁力によって係合溝5b,5c内に付勢されるので、段部5d,5eにより可動部材14が確実に係止される。
なお、上記第1実施形態にあっては、可動部材14を円柱状に形成したが、他の形状、例えば角柱状や長板状に形成してもよい。また、可動部材14の両端を球状曲面に形成する代わりに、先端に向かうに連れて外径が細くなる他の形状、例えば、円錐状に形成してもよい。また、ロックガイド5の軸方向の中間箇所に、可動部材14を係止させる係止部としての段部5d,5eを配置したが、車両のレイアウト等に応じて、ロックガイド5の軸方向の他の箇所に上記係止部を配置することができる。
図9〜図11は本発明の第2実施形態を示し、図9はステアリングロック装置の要部を示す断面図、図10は図9のE−E線に沿う断面図、図11はステアリングロック装置の要部を示す分解斜視図である。
この第2実施形態のステアリングロック装置1Bは、ロッド部材7の外周に形成される2つの凹溝(収容部)21,22を有し、凹溝21,22のそれぞれに可動部材23,24を収容するよう構成されている。従って、第1実施形態のステアリングロック装置1Aと比較して、2組の凹溝21,22及び可動部材23,24を有し、且つ、凹溝21,22及び可動部材23,24以外の構成は前記第1実施形態のものと同一である。第1実施形態と同一構成箇所については図面に同一符号を付してその説明を省略する。
つまり、図9〜図11に示すように、ロッド部材7の外周に、ロックガイド5の内周の係合溝5b,5cにそれぞれ対向する2つの凹溝21,22が長孔状に形成されるとともに、凹溝21,22のそれぞれに収容される可動部材23,24が長板状に形成され、可動部材23,24の両端に湾曲面23a,24aが設けられている。
上記構成において、組み立て時にロッド部材7の凹溝21,22内の面にグリスにより可動部材23,24が付着された状態で、ロッド部材7がロックガイド5の挿入孔5aに組み込まれる。そして、車両の駐車時にロッド部材7によりステアリングシャフト4がロックされている状態で、不正解錠する者がロックガイド5の外周面に磁石を近づけてロッド部材7に対して側方から磁力を作用させるとき、ロッド部材7の凹溝21,22内に収容される可動部材23,24が磁性体からなることから、例えば、一方の可動部材23が上記磁石の方向へ吸着され、上記凹溝21からロックガイド5の内周の係合溝5bに入り込み、可動部材23がロックガイド5の段部5dに当接する。これにより、ロッド部材7がステアリングシャフト4から離れる方向へ移動することが阻止され、ロッド部材7がステアリングシャフト4外周のロック溝6に係合した状態が保たれる。
以上、説明したように、不正解錠する者が磁石を用いてロッド部材7を側方からアタックしても、ステアリングシャフト4のロック状態を確実に保持し、不正な解錠操作で車両が操縦可能になるという不都合を防止でき、車両の防盗性を向上させることができる。
この第2実施形態では、ロッド部材7の外周に形成される複数の凹溝21,22にそれぞれ収容される可動部材23,24のいずれかが磁石で吸着されて凹溝21,22から突出し、ロックガイド5の内周の段部5d,5eに係止されるので、ステアリングシャフト4のロック状態をより確実に保持できる。
この第2実施形態では、一方の可動部材23が凹溝21から突出するとき、可動部材23が両端の湾曲面23aに沿ってロックガイド5の内周の係合溝5bに円滑に入り込み、可動部材14がロックガイド5の段部5dにより係止される。また、他方の可動部材24が凹溝22から突出するときも同様である。なお、可動部材23,24の湾曲面23a,24a先端から他端までの厚み方向の寸法は、係合溝5b,5cの深さ寸法より小さく設定されている。これによって、可動部材23,24が凹溝21,22から突出して係合溝5b,5cに入り込んだとき、可動部材23,24両端の湾曲面23a,24aではなく、可動部材23,24両端の平面部分がロックガイド5の段部5d,5eに当接するので、段部5d,5eにより可動部材23,24が確実に係止される。
なお、上記第2実施形態にあっては、可動部材23,24を長板状に形成したが、他の形状に形成してもよい。また、可動部材23,24の両端を湾曲状に形成する代わりに、可動部材23,24の長さ寸法が外面側に向かうに連れて小さくなるように形成し、例えば、可動部材23,24の両端を傾斜させてもよい。また、ロックガイド5の軸方向の中間箇所に、可動部材23,24を係止させる係止部としての段部5d,5eを配置したが、車両のレイアウト等に応じて、ロックガイド5の軸方向の他の箇所に上記係止部を配置することができる。また、上記第2実施形態では、2組の凹溝21,22及び可動部材23,24を設けたが、3組以上の凹溝及び可動部材を設けることにより、磁石を用いてロッド部材を様々な方向からアタックしてもステアリングシャフト4のロック状態を確実に保持することができる。
本発明の第1実施形態を示し、ステアリングロック装置の正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ステアリングロック装置の側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図1のA−A線に沿う要部断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図4のロッド部材の部分を矢印Cで示す方向から見た図である。 本発明の第1実施形態を示し、ステアリングシャフトのロック解除状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ステアリングシャフトのロック時にロックガイドの外周面に磁石を近づけた状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図4のD−D線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ステアリングロック装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図9のE−E線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ステアリングロック装置の要部を示す分解斜視図である。 従来のステアリングロック装置を示す断面図である。
符号の説明
1A,1B ステアリングロック装置
2 シリンダ錠
3 ロック本体
4 ステアリングシャフト
5 ロックガイド
5a 挿入孔
5b,5c 係合溝
5d,5e 段部(係止部)
6 ロック溝
7 ロッド部材
7a 貫通孔(収容部)
7b 先端部
14 可動部材
21,22 凹溝(収容部)
23,24 可動部材

Claims (4)

  1. 内部に挿入孔を有する筒状のロックガイドと、該挿入孔内に軸方向に摺動自在に配置されたロッド部材とを備えたステアリングロック装置において、
    前記ロッド部材に該ロッド部材の摺動方向と直交する方向に沿って形成された収容部と、
    磁性体からなり、該収容部内を該ロッド部材の摺動方向に直交する方向に沿って摺動自在に配置された可動部材と、
    前記挿入孔内に形成された段部からなる係止部とを備え、
    前記ロックガイドから該ロッド部材の先端部が突出した状態で、該ロックガイドから該ロッド部材の先端部が没する方向に対して、該可動部材が該収容部と該係止部とに係止されることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
    前記収容部が、前記ロッド部材を貫通する1つの貫通孔からなり、該貫通孔内に1つの前記可動部材が収容されることを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
    前記収容部が、前記ロッド部材の外周に形成される複数の凹溝からなり、該複数の凹溝のそれぞれに前記可動部材を収容することを特徴とするステアリングロック装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のステアリングロック装置であって、
    前記係止部に係止される前記可動部材の端部に、球状曲面部が形成されたことを特徴とするステアリングロック装置。
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