JP2006182204A - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 重量を増加させずに、安価なコストで防盗性を高めることができるステアリングロック装置を提供する。
【解決手段】 シリンダ錠15を有する筒状のロック本体17と、該ロック本体17からステアリングシャフトに向けて延びる筒状のロックガイド19と、該ロックガイド19内にその軸方向に摺動自在に収納され、ロックガイド先端19aから突出してステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合する磁性体からなるロッド部材21とを備えたステアリングロック装置において、前記ロックガイド19の側面63に、該ロックガイド19の径方向に突出する突起61を設けている。
【選択図】 図2
【解決手段】 シリンダ錠15を有する筒状のロック本体17と、該ロック本体17からステアリングシャフトに向けて延びる筒状のロックガイド19と、該ロックガイド19内にその軸方向に摺動自在に収納され、ロックガイド先端19aから突出してステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合する磁性体からなるロッド部材21とを備えたステアリングロック装置において、前記ロックガイド19の側面63に、該ロックガイド19の径方向に突出する突起61を設けている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ステアリングロック装置に関し、更に詳しくは、防盗性を向上させたステアリングロック装置に関する。
ステアリング装置は、自動車のステアリングコラム部分に配設され、シリンダ錠を収納する筒状のロック本体と、該ロック本体からステアリングシャフト側に延びるロックガイドとから一体に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このステアリング装置においては、ロックガイド内に磁性を有するロッド部材が摺動自在に収容されており、該ロッド部材の先端がステアリングシャフトのロック溝に係止されることによって、ステアリングシャフトの回動を阻止している。
ここで、近年、レンタカー等を借りた場合に、前記ロックガイドに磁石を吸着させた盗難手口が知られている。即ち、ロックガイドの側面に磁石を取り付けて、その吸引力によってロッド部材の摺動を阻害したまま正規のキーを用いて解錠させ、この後にロック位置にキーを戻して解錠状態を維持させるものである。
これを防止するべく、従来はロックガイドの側面の肉厚を厚くすることにより、ロックガイドの側面に磁石を当てた場合に、ロッド部材から磁石を遠ざける手段が採用されている。
特開平10−264770号公報
しかしながら、前記従来例では、ロックガイドの肉厚を厚くするため、ステアリングロック装置の重量が大きくなり、材料コストが上昇するという問題があった。また、ロッド部材の材質を非磁性体にして、磁石によって吸着されないようにする手段を採用する車両もあるが、この場合は、ステアリングロック装置のコストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、重量を増加させずに、安価なコストで防盗性を高めることができるステアリングロック装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は、回動操作されるシリンダ錠を有する筒状のロック本体と、該ロック本体からステアリングシャフトに向けて延びる筒状のロックガイドと、該ロックガイド内にその軸方向に摺動自在に収納され、ロックガイド先端から突出してステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合する磁性体から形成されたロッド部材とを備えたステアリングロック装置において、前記ロックガイドの側面に、該ロックガイドの径方向に突出する突起を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ロックガイドの側面に、該ロックガイドの径方向に突出する突起を設けているため、ロックガイドの側面に磁石を押し当てても、磁石とロッド部材との距離が大きくなり、ロッド部材を磁石によって吸着することが困難になる。従って、ステアリングロック装置を予め解錠状態にすることを効率的に防止することができるため、車両の防盗性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は、本発明の実施形態によるステアリングロック装置を配設した車両室内の前部を示す斜視図である。
車両室内の前部には、車幅方向に沿ってインストルメントパネル1が配設されており、図1の右側の運転席側には、ステアリングホイール3及びステアリングロック装置5が設けられている。なお、図1には、ステアリングロック装置5を構成するシリンダ錠の頭部7のみが示されている。
図2は本発明の実施形態によるステアリングロック装置を車両下側から見た底面図、図3は本発明の実施形態によるステアリングロック装置の分解斜視図である。
ステアリングロック装置5は、回動操作されるシリンダ錠15を有する筒状のロック本体17と、該ロック本体17からステアリングシャフトに向けて図3の車幅方向左側に延びる筒状のロックガイド19と、該ロックガイド19内にその軸方向である車幅方向に摺動自在に収納され、ロックガイド19の先端19aから突出してステアリングシャフトの外周面のロック溝(図示せず)に係合するロッド部材21と、前記ロックガイド19内に、その径方向に移動自在に配設され、ロッド部材21の側面に形成された係止溝23に係止されるデッドロックピン25とを備えている。
前記ロック本体17には、回動操作されるシリンダ錠15が収容されており、該シリンダ錠15はキーロータ29を介してイグニッションスイッチ27に連結されている。また、キーロータ29はハンガーロッド31に係合し、キーロータ29の回転によってハンガーロッド31及びロッド部材21をロックガイド19の軸方向に摺動させる。
また、ステアリングロック装置5を車両に搭載した状態において、ロックガイド19の車両下側の側面63には、平面視略楕円状の突起61が下方に突出して形成されている。また、この突起61の近傍の側面63には、収容孔33が穿設されており、該収容孔33にデッドロックピン25がスプリング35を介して収容される。このとき、デッドロックピン25はスプリング35を押し縮めて付勢させた状態で、デッドロックプレート37の端部37aに係止される。そして、収容孔33の開口端はリッド49によって封鎖されている。
また、ロックガイド19の右側端部の後部及び中央部の前部には、車両前後方向に突出する取付片39,39が一体形成されており、これらの取付片39,39には、ボルト孔41が穿設されている。
なお、ロッド部材21の先端21aはロックガイド19の先端19aから突出し、図示しないステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合するように構成されており、これによって、ステアリングシャフトの回動を阻止することができる。
図4は図3のA−A線による断面図である。
前述した突起61は、ロックガイド19の車両下側の側面63の端部で、ハンガーロッド31の下方に配置されている。
また、ステアリングロック装置5を構成するロックガイド19の上部には、ロックガイド19の径方向である上下方向に移動自在にデッドロックピン25が収容されている。該デッドロックピン25は、その一端が細い円柱状の係止部25aに形成されて下方に向けて配置されており、他端には、スプリング35が収容されるスプリング収容部43が凹設されている。
また、図5に示すように、デッドロックピン25はロックガイド19の径方向の上部に配置され、このデッドロックピン25が収容されたロックガイド19の上面は、上方に凸状の突設部45に形成されている。さらに、ロックガイド19の径方向下側の肉厚TLは、径方向上側の肉厚TUよりも厚く形成されている。
以下、作動手順および作用効果を簡単に説明する。
シリンダ錠15のキーロータ29が施錠位置に回動された状態では、ロッド部材21がステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合しているため、ステアリングシャフトの回動を阻止する。その一方、シリンダ錠15のキーロータ29が非施錠位置に回動された状態では、ロッド部材21とステアリングシャフトの外周面のロック溝との係合が解除され、ステアリングシャフトの回動が許容される。
ここで、従来であれば、例えばレンタカーを借り、図5に示すように、ロックガイド19の下側の側面に強力な磁石Mを押しつけると、この磁石Mの磁力によって磁性体からなるロッド部材21が吸着されて、その軸方向移動が阻止される。よって、ロッド部材21をロックガイド19内に引き込んだ状態(ステアリングロックが開錠された状態)で、レンタカーを返却したのち、車両の盗難が行われるおそれがあった。
しかし、本発明の実施形態によれば、図4に示すように、ステアリングロック装置5の車両搭載状態におけるロックガイド19の車両下側の側面63に下方に突出する突起61を形成しているため、磁石Mを側面63に下側から押し当てても、磁石Mが突起61に当接して斜めになり、磁石Mとロッド部材21との距離が大きくなる。よって、磁石Mによるロッド部材21の吸着力が小さくなり、ロッド部材21の軸方向移動を阻止することができず、ステアリングロックを開錠させたままにすることができなくなる。その結果、車両の防盗性が向上する。
本発明の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
回動操作されるシリンダ錠15を有する筒状のロック本体17と、該ロック本体17からステアリングシャフトに向けて延びる筒状のロックガイド19と、該ロックガイド19内にその軸方向に摺動自在に収納され、ロックガイド19の先端19aから突出してステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合する磁性体からなるロッド部材21とを備えたステアリングロック装置において、前記ロックガイド19の側面63に、該ロックガイド19の径方向に突出する突起61を設けている。
このため、磁石Mをロックガイド19の側面63に押し当てても、磁石Mが突起61に当たることにより、磁石Mとロッド部材21との距離が大きくなるため、ロッド部材21を吸着させることが困難となる。その結果、非常に簡単な構造で車両の防盗性を高めることができる。
また、前記突起61を、ロックガイド19の車両下側の側面63に形成しているため、ステアリングロック装置5における最も押し当てやすい部位に磁石Mを押し当てることが困難となり、車両の防盗性が向上する。
前記ロックガイド19の車両下側の側部における肉厚TLを、車両上側の肉厚TUよりも厚く形成しているため、ロックガイド19の車両下側の側部に磁石Mを押し当てても、磁力がロッド部材21にまで伝達しにくくなるため、前記突起61と同様に、車両の防盗性が向上する。
また、前記突起61を複数設ければ、ロックガイド19の側面63にさらに磁石Mを押し当てにくくなり、車両の防盗性が向上する。
なお、磁石Mがロッド部材21に吸着することを妨げるものであれば、本発明において前記突起61の配設位置や数は特に限定されず、種々の態様を適用することができる。
5…ステアリングロック装置
15…シリンダ錠
17…ロック本体
19…ロックガイド
19a…ロックガイド先端
21…ロッド部材
61…突起
63…側面
15…シリンダ錠
17…ロック本体
19…ロックガイド
19a…ロックガイド先端
21…ロッド部材
61…突起
63…側面
Claims (4)
- 回動操作されるシリンダ錠を有する筒状のロック本体と、該ロック本体からステアリングシャフトに向けて延びる筒状のロックガイドと、該ロックガイド内にその軸方向に摺動自在に収納され、ロックガイド先端から突出してステアリングシャフトの外周面のロック溝に係合する磁性体からなるロッド部材とを備えたステアリングロック装置において、
前記ロックガイドの側面に、該ロックガイドの径方向に突出する突起を設けたことを特徴とするステアリングロック装置。 - 前記突起を、ロックガイドの車両下側の側面に形成したことを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記ロックガイドの車両下側の側部における肉厚を、車両上側の側部における肉厚よりも厚く形成したことを特徴とする請求項2に記載のステアリングロック装置。
- 前記突起を複数設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のステアリングロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004378280A JP2006182204A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | ステアリングロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004378280A JP2006182204A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | ステアリングロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006182204A true JP2006182204A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=36735626
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004378280A Pending JP2006182204A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | ステアリングロック装置 |
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JP (1) | JP2006182204A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100848875B1 (ko) | 2007-03-05 | 2008-07-29 | 주식회사 신창전기 | 스티어링 록 |
JP2015101270A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 株式会社ユーシン | ステアリングロック装置 |
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2004
- 2004-12-27 JP JP2004378280A patent/JP2006182204A/ja active Pending
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