JP4587817B2 - シリンダ錠 - Google Patents

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Description

本発明は、車両や建物のドアに使用されるシリンダ錠に関するものである。
自動車、あるいは建物のドア等に広く用いられているシリンダ錠は、一般に、ホルダーと、このホルダー内に設けたシリンダとからなる。シリンダは、正しいキー(正規キー)を差し込むことによりホルダー内を回転可能である。また、シリンダにキーを差し込んでいない、あるいは、他のキー(不適合キー)、工具等を差し込んだ状態では、このシリンダから突出するタンブラがホルダーの内周面に形成した係合受部に係合してシリンダを回転することができないようになっている。なお、シリンダの後端部にはキーレバーが連結されており、このキーレバーに連結したロッドを介してドアロック装置等が駆動するようになっている。
特開平9−296637号公報
しかしながら、前記従来のシリンダ錠では、盗難を目的として、マイナスドライバ等の工具を前方側からシリンダに差し込みハンマー等で叩き込む、いわゆる打ち抜き行為により、シリンダまたはホルダーが破壊され、シリンダがホルダー内から抜け出すことによって、シリンダの回転が許容され、ドアロック状態が不意に解除される可能性があった。その結果、盗難に遭い易いという問題があった。本発明は前記問題点に鑑み、盗難防止性に優れたシリンダ錠を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、シリンダ錠を、内周面に係合溝を有するホルダーと、外周より突出するタンブラを備え、キーの抜脱時には前記タンブラが前記ホルダーの係合溝に係合して前記ホルダー内での回動が不能となるシリンダと、該シリンダの後端側に設けられ前記シリンダの回動を外部に出力する出力部材とを備えたシリンダ錠において、前記シリンダを、シリンダ本体部と前記出力部材が設けられたシリンダ後端部とに分離し、前記シリンダ本体部と前記シリンダ後端部とは、前記シリンダ本体部への前方側からの衝撃によって前記シリンダ後端部が前記ホルダー内から後方側に抜け出たときに前記シリンダ本体部と前記シリンダ後端部との連結が解除される連結手段によって連結されるように構成したものである。
前記構成によれば、盗難を目的としてのドライバ等の叩き込みにより、シリンダまたはホルダが破壊され、シリンダがホルダーから抜けて回転自在の状態となっても、シリンダ本体部とシリンダ後端部との連結が解除されるため、破壊されたシリンダ本体部を回転することによる不正解錠を防止することができる。
また、前記連結手段の連結保持を、前記ホルダー前記シリンダのシリンダ本体部とシリンダ後端部とを係合して収納することによる、前記シリンダ本体部とシリンダ後端部の連結解除側への移動規制によって行なうようにしてもよい。
前記構成によれば、シリンダ本体部とシリンダ後端部との連結保持を、前記ホルダが前記シリンダ後端部を収納することによって行うようにしたので、別途、シリンダ本体部とシリンダ後端部との連結保持を行うための部材が不要であり、部品点数を増やすことなく、安価に製造することが可能となる。
さらに、前記連結手段は、前記ホルダーによる連結保持が解除された状態で、少なくとも前記シリンダ後端部と前記出力部材と前記出力部材に連結された伝達部材とを合わせた自重によって前記シリンダ本体部との連結が解除されるようにしてもよい。
前記構成によれば、自重によってシリンダ本体部とシリンダ後端部との係合が解除されるようにしたので、部品点数を増やすことなく、さらに、製造コストを削減できる。
さらにまた、前記連結手段は、前記シリンダ本体部と前記シリンダ後端部との間に設けた付勢部材の付勢力によって連結が解除されるようにしてもよい。

前記構成によれば、付勢部材の付勢力により、連結が解除される構成としたので、より確実にシリンダの本体部と後端部との連結を解除することができる。
上述したように、本発明のシリンダ錠によれば、簡単な構成にて打ち抜きによる不正解錠を防止でき、盗難防止性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は第1実施形態のシリンダ錠の一部断面側面図を示す。なお、図1(図2、3、4、5(a)についても同様)において、キー挿入側である左側を「前」、右側を「後」とする。
このシリンダ錠1は、大略、ドア本体の外板(図示せず)あるいは外板に設けたアウターハンドルに形成した凹部(図示せず)に取り付けられるホルダー2と、このホルダー2内に回転可能に収容されるシリンダ3と、シリンダ3の後端部に取り付けられる出力部材4とから構成されている。
前記ホルダー2は、亜鉛ダイカスト等の金属材料を略円筒状に成形することにより得られる。ホルダー2の外周部にはネジ孔(図示せず)を有する固定用鍔部10が設けられており、ネジ止め等によってドア本体に固定される。ホルダー2の内周部の前端側には外径を少し大きくすることで段部11が形成され、また、ホルダー2の内周部の対称な位置には、軸方向に沿って一対の係合溝12が形成されている。この係合溝12は、後述するタンブラ25が係合することにより、シリンダ3を回動不可能とするものであり、シリンダ後端側に位置する最後のタンブラ25aよりさらに後方側に所定の幅だけ延長して形成されている。さらに、ホルダー2の後端側の内周部には、シリンダ3の後端部が貫通する中央穴を残して径方向内側に突設された係止壁13が形成されている。また、ホルダー2の前端部にはホルダーキャップ14が被せられている。
前記シリンダ3は略円柱状をなし、亜鉛ダイカスト等の金属材料によってそれぞれ形成された、前側に位置するシリンダ本体部20(本体部)と後側に位置するシリンダ後端部30(後端部)とによって構成され、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30とは着脱可能に連結されている。
シリンダ本体部20の前側端部には大径部21が設けられており、この大径部21が前記ホルダー2の段部11に係止して、シリンダ本体部20の後方側への移動を阻止している。シリンダ本体部20の前端面には、キーを挿入するキー穴22が形成されている。キー穴22は、シリンダ本体部20の内部に前後方向(すなわち軸方向)に延びて形成されている。
また、シリンダ本体部20には、複数のタンブラ溝24が前後方向に並んで前記キー穴22と直交するように形成されている。タンブラ溝24には、板状のタンブラ25(本実施形態では8枚)がそれぞれ収納されている。このタンブラ25は、図示しないスプリングによってシリンダ本体部20の外周面から突出する方向に付勢され、キー未挿入時にはシリンダ本体部20の外周面から両側に突出しているが、正規キー挿入時にはシリンダ本体部20の内部に引っ込んで収納されるようになっている。
また、大径部21のすぐ後方には、キー穴22と交叉するように形成された収納孔26が設けられ、該収納孔26には高硬度のセフティープレート27が配置されている。セフティープレート27の中央部には、キー穴22に連通する図示しないキー挿通孔が設けられている。このセフティープレート27は、盗難目的でスライドハンマーのドリル(図示せず)をキー穴22にねじ込まれるのを阻止して、シリンダ3の引き抜き行為を防止するものである。さらに、シリンダ本体部20の後端面には、横断面が矩形状の連結凹部28が形成されている。
一方、シリンダ後端部30側には、図1中前方側より、前端面から軸方向に突設されて連結凹部28に嵌り込む連結凸部31と、外径を小さくすることで形成された段部32と、出力部材4を装着固定する装着部33とが設けられている。
この装着部33には、レバー状の出力部材4が装着され、装着部33の後側に嵌め込まれたEリング34によって外れないようになっている。この出力部材4は、シリンダ後端部30に対して回転不能に取り付けられており、シリンダ本体部20の回転は、連結凸部31を介してシリンダ後端部30に伝達され、さらにシリンダ後端部30と一緒に回転する出力部材4に伝達されることになる。この出力部材4の端部には、出力部材4の回転をドアロック装置(図示せず)に伝達するための伝達部材であるロッド6の一端側を保持するロッドホルダ41が出力部材4に対して回転可能に固定されている。
このように、本実施形態においては、連結凹部28及び連結凸部31とによって連結手段が構成される。
前記構成からなるシリンダ錠1の組み立ては、ホルダー2の前面開口より出力部材4を未装着のシリンダ後端部30と、タンブラ25等、組み立てに必要な各部品を組み付けたシリンダ本体部20とを順番に挿入する。そして、ホルダーキャップ14をホルダー2の前端部にカシメて固定することにより、シリンダ本体部20及び後端部30がホルダー2内に収納される。そして、最後に、シリンダ後端部30に出力部材4を組み付け、Eリング34を装着することによって、シリンダ錠1の組み立てが完了する。
そして、組み立てられた状態のシリンダ錠1においては、シリンダ本体部20の連結凹部28内にシリンダ後端部30の連結凸部31が嵌り込んだ状態となっている。そして、シリンダ本体部20の前方側への移動はホルダーキャップ14によって阻止され、また、シリンダ後端部30の後方側への移動はホルダー2の係止壁13によって阻止されるため、シリンダ本体部20の連結凹部28とシリンダ後端部30の連結凸部31との連結が解除されることはない。
続いて、前記構成からなるシリンダ錠1の動作について説明する。
シリンダ3のキー穴22に正規キー(図示せず)を挿入すると、タンブラ25がシリンダ3内に引っ込んで収納されることでホルダー2の係合溝12との係合が解除される。これにより、シリンダ3は、ホルダー2内で回転可能となる。そして、使用者が正規キーを回してシリンダ本体部20を回転させると、そのシリンダ本体部20の回転が連結凸部31を介してシリンダ後端部30に伝達され、その後端部30に固定された出力部材4が回転する。
一方、不適合キーをシリンダ3のキー穴22に挿入したときには、タンブラ25は完全にはシリンダ3内に没入せず、シリンダ3の外周面から突出したままの状態にあってホルダー2の係合溝12に係合している。したがって、ホルダー2内でシリンダ3を回転させることはできず、出力部材4も回転させることができない。
ところで、一般的なシリンダ錠において、盗難等を目的として、マイナスドライバ等の工具を前方側からシリンダのキー穴に差し込みハンマー等により叩き込み、シリンダ及びホルダーを破壊して、シリンダをホルダー内から抜け出させることによって、回転が可能となったシリンダを不正に回転させる、という打ち抜きによる不正解錠行為が行われることがある。
しかし、前記構成のシリンダ錠1においては、マイナスドライバ等の工具を前方側からシリンダ3のキー穴22に差し込みハンマー等により叩き込まれても、シリンダ3の大径部21及び段部32が、それぞれホルダー2の段部11及び係止壁13に係止しているため、簡単にはシリンダ3をホルダー2外に移動させることはできない。
それでも、衝撃によって図2に示すようにシリンダ本体部20及びホルダー2の係止壁13が破壊され、シリンダ3が後方側へ移動させられる場合がある。しかし、前記構成のシリンダ錠1においては、ホルダー2の係止壁13が破壊されると、シリンダ本体部20の連結凹部28とシリンダ後端部30の連結凸部31との連結を保持するものが無くなるため、叩き込みの衝撃によってシリンダ後端部30がホルダー2内から抜け出るとともに、シリンダ後端部30が自重によって下方に脱落する。これにより、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除され、その結果、シリンダ本体部20を回動操作しても、脱落した出力部材4に連結されたロッド6を操作することはできず、不正解錠を行うことができない。
なお、シリンダ本体部20の連結凹部28とシリンダ後端部30の連結凸部31との係合状態は、少なくともシリンダ後端部30、出力部材4、及び出力部材4に連結されたロッド6とを合わせた自重によって、シリンダ後端部30が脱落可能な程度に隙間があればよい。また、本実施の形態においては、1つの連結凸部31と連結凹部28とによって連結されているが、これに限定されることはなく、例えば、連結凸部31及び連結凹部28をそれぞれ複数設けるとともに、連結凹部28の軸方向への深さを浅くすることにより、連結強度を維持して、シリンダ後端部30がシリンダ本体部20からより脱落し易くすることもできる。さらに、言うまでもなく、シリンダ本体部20側に連結凸部、シリンダ後端部30側に連結凹部を形成してもよい。
以上に説明したように、本実施形態のシリンダ錠1によれば、盗難を目的としてのドライバ等の叩き込みにより、シリンダ3またはホルダー2が破壊され、シリンダ3がホルダー2から抜けて回転自在の状態となっても、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除されるため、破壊されたシリンダ本体部20を回転することによる不正解錠を防止することができる。
また、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結保持を、ホルダー2がシリンダ後端部30を収納することによって行なうようにしたので、別途、本体部20と後端部30との連結保持を行うための部材が不要であり、部品点数を増やすことなく、安価に製造することが可能となる。
さらに、シリンダ後端部30の自重によって係合が解除されるようにしたので、部品点数を増やすことなく、さらに、製造コストを削減できる。
図3に本発明の第2実施形態のシリンダ錠1を示す。本実施形態は、第1実施形態に対して、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結手段、及び連結保持手段が異なっている。以下、第1実施形態と同一機能部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態においては、図5に示すように、シリンダ本体部20の後端側に、外周面から径方向に向かって、およそシリンダ本体部20の中央位置まで穿設された連結溝51が設けられている。そして、この連結溝51の前方側の側壁51aは、前方側に少し傾斜するように形成されている。また、シリンダ本体部20の後端面には、連結溝51に連通する挿通孔52が形成され、径方向の一方側の端部が開口している。そして、連結溝51及び挿通孔52は、シリンダ錠1がロック状態の時に、開口側が下側に来るようにそれぞれ設定され設けられている。
一方、シリンダ後端部30の前端には、前記連結溝51に嵌り込む半円盤形状の係合部61と、該係合部61をシリンダ後端部30本体に連結し前記挿通孔52を挿通する連結部62とが設けられている。前記係合部61は、シリンダ本体部20の連結溝51に嵌め込まれた状態では、外周面がシリンダ本体部20の外周面と面一となるように形成されている。
また、図3に示すように、ホルダー2の係合溝12の長さは、シリンダ後端側に位置する最後のタンブラ25aよりさらに後方側にA幅だけ延長して形成されている。このA幅は、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除されるのに必要な、ホルダー2に対するシリンダ本体部20及び後端部30の移動距離と同様となるように設定されている。なお、本実施形態においては、第1実施形態のホルダー2の後端部の係止壁13は設けられていない。
前記構成のシリンダ本体部20とシリンダ後端部30との組み付けは、シリンダ本体部20の連結溝51及び挿通孔52に、シリンダ後端部30の係合部61及び連結部62をそれぞれ径方向より挿入することによって行われる。そして、図3に示す組み立て状態においては、シリンダ本体部20の連結溝51及び挿通孔52に、シリンダ後端部30の係合部61及び連結部62がそれぞれ係合することにより、ホルダー2内で一体に回転するように連結されている。また、ホルダー2の内周壁によって、シリンダ後端部30の径方向、すなわちシリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除される方向への移動が阻止されており、ホルダー2が連結を保持する役割をなしている。
このように、本実施形態においては、シリンダ本体部20の連結溝51及び挿通孔52と、シリンダ後端部30の係合部61及び連結部62とによって連結手段が構成される。
そして、本実施形態のシリンダ錠1においては、打ち抜き行為によって、図4に示すようにシリンダ本体部20が破壊された場合には、叩き込みの衝撃によってシリンダ本体部20及び後端部30がホルダー2内でAの幅だけ後方側に移動する。すると、シリンダ後端部30がホルダー2の外まで移動して、シリンダ後端部30の径方向への移動規制が解除される。これにより、シリンダ後端部30の自重によってシリンダ後端部30が下方に脱落して、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除される。その結果、シリンダ本体部20を回動操作しても、脱落した出力部材4に連結されたロッド6を操作することはできず、不正解錠を行うことができなくなる。
このとき、ホルダー2の係合溝12の長さを、最後方のタンブラ25aよりさらに後方側にA幅だけ延長して形成しているため、確実にシリンダ本体部20及び後端部30を連結が解除される位置まで移動させ、シリンダ本体部20及び後端部30の連結を確実に解除することができる。
なお、シリンダ本体部20の連結溝51及び挿通孔52と、シリンダ後端部30の係合部61及び連結部62との係合状態は、少なくともシリンダ後端部30、出力部材4、及び出力部材4に連結されたロッド6とを合わせた自重によって、シリンダ後端部30が脱落可能な程度に隙間があればよい。また、本実施形態においては、連結溝51の前方側の側壁51aを前方側に少し傾斜するように形成しているため、シリンダ本体部20の連結溝51からシリンダ後端部30の係合部61が抜け易くなっている。
また、本実施形態では、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30とは、図3に示す組み立て状態においては、前後方向へもそれぞれ連結されているため、シリンダ本体部20を前方側に引き抜く盗難手口に対しても盗難防止性を有している。詳細には、キャップを破壊してシリンダ本体部20を引き抜こうとしても、シリンダ後端部30に固定された出力部材4がホルダー2の後端に係止して、シリンダ本体部20の前方側への移動を規制することができるため、シリンダ本体部20が前方側に引き抜かれて、不正に解錠操作されることを防ぐことができる。
以上に説明したように、本実施形態のシリンダ錠1によれば、第1実施形態と同様な効果を備えており、打ち抜き行為が行われ、シリンダ3がホルダー2から抜けて回転自在の状態となっても、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除されるため、破壊されたシリンダ本体部20を回転することによる不正解錠を、簡単な構成によって防止することができる。
図6に本発明の第2実施形態のシリンダ錠1の変形例を示す。本変形例は、図6に示すように、第2実施形態のシリンダ本体部20の連結溝51内にスプリング54を装着するスプリング収納部55を設け、シリンダ本体部20とシリンダ後端部30の係合部61との間にスプリング54を設けるようにしたものである。このように構成すれば、スプリング54の付勢力により、シリンダ後端部30を径方向、すなわちシリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結が解除される方向へ付勢することができ、上述した不正手段によってシリンダ後端部30がホルダー2外に移動したときに、確実にシリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結を解除することができる。
なお、シリンダ本体部20の連結溝51及び挿通孔52と、シリンダ後端部30の係合部61及び連結部62との係合状態は、少なくともスプリング54の付勢力によって、シリンダ後端部30が脱落可能な程度に隙間があればよい。
以上に説明したように、本変形例のシリンダ錠1によれば、付勢部材であるスプリング54の付勢力により連結が解除される構成としたので、より確実にシリンダ本体部20とシリンダ後端部30との連結を解除することができる。
なお、本発明のシリンダ錠は、上述した各実施形態に限られるものではなく、例えば、特許文献1のようなタンブラがピンタイプのシリンダ錠にも採用可能である。その場合、ピンと係合するピン孔が、本発明の係合溝に対応する。
第1実施形態のシリンダ錠の一部断面側面図。 図1のシリンダが破壊された状態を示す一部断面側面図。 第2実施形態のシリンダ錠の一部断面側面図。 図2のシリンダが破壊された状態を示す一部断面側面図。 (a)は第2実施形態のシリンダの一部を示す側面図、(b)は(a)のB−B線断面図。 第2実施形態の変形例を示すシリンダの断面図。
符号の説明
1…シリンダ錠、2…ホルダー、3…シリンダ、4…出力部材、12…係合溝、20…本体部、25…タンブラ、30…後端部、28、31(51、52、61、62)…連結手段。

Claims (4)

  1. 内周面に係合溝を有するホルダーと、外周より突出するタンブラを備え、キーの抜脱時には前記タンブラが前記ホルダーの係合溝に係合して前記ホルダー内での回動が不能となるシリンダと、該シリンダの後端側に設けられ前記シリンダの回動を外部に出力する出力部材とを備えたシリンダ錠において、前記シリンダを、シリンダ本体部と前記出力部材が設けられたシリンダ後端部とに分離し、前記シリンダ本体部と前記シリンダ後端部とは、前記シリンダ本体部への前方側からの衝撃によって前記シリンダ後端部が前記ホルダー内から後方側に抜け出たときに前記シリンダ本体部と前記シリンダ後端部との連結が解除される連結手段によって連結されるようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
  2. 前記連結手段の連結保持を、前記ホルダー前記シリンダのシリンダ本体部とシリンダ後端部とを係合して収納することによる、前記シリンダ本体部とシリンダ後端部の連結解除側への移動規制によって行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. 前記連結手段は、前記ホルダーによる連結保持が解除された状態で、少なくとも前記シリンダ後端部と前記出力部材と前記出力部材に連結された伝達部材とを合わせた自重によって前記シリンダ本体部との連結が解除されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のシリンダ錠。
  4. 前記連結手段は、前記シリンダ本体部と前記シリンダ後端部との間に設けた付勢部材の付勢力によって連結が解除されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のシリンダ錠。
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