JP2001262875A - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP2001262875A JP2000077154A JP2000077154A JP2001262875A JP 2001262875 A JP2001262875 A JP 2001262875A JP 2000077154 A JP2000077154 A JP 2000077154A JP 2000077154 A JP2000077154 A JP 2000077154A JP 2001262875 A JP2001262875 A JP 2001262875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タンブラー等の破損及びロック装置の不正解除
を防止できる上に、アームプレート等の連結部分にガタ
ツキを発生させずに信頼性を高めることができるシリン
ダ錠を提供する。 【解決手段】ロータ2とハウジング1間にボディカラー
3を回転可能に装着し、ボディカラー3と共に軸方向に
移動可能とされた嵌合連結部材5を、ロータ2に嵌脱可
能に嵌合する。ハウジング1とボディカラー3間には、
該カラー3の回転に伴いこれをアームプレート4側に移
動させるカム手段8,18を設け、嵌合連結部材5をロ
ータ2と嵌合する方向にコイルスプリング6で付勢す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアロック
装置などの施錠及び解錠を行うシリンダ錠に関し、特に
前記ロック装置の不正解除を防止できるシリンダ錠に関
する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ錠は、一般に車体などの基体に
固定され係合溝を有するハウジングと、ハウジング内に
回転可能に設けられた没入可能なタンブラーを有するロ
ータと、ロータの小径部に結合されると共にロック装置
に連係されたアームプレートとにより概略構成されてい
る。この構成において、正規のキーを挿入してロータを
回転すると、ロータの外周面にタンブラーが没入して、
ハウジング内でロータが回転する。そのため、ロータと
共にアームプレートも回転し、ロッドを介してロック装
置の施錠及び解錠が可能になる。
【0003】これに対し、シリンダ錠に不正なキーまた
は不正な器具を挿入すると、ロータから突出するタンブ
ラーがハウジングの係合溝に係合したままとなり、ロー
タが回転せずロック装置の不正解除が阻止される。しか
し、そのままの状態でロータを無理やり回転させると、
ハウジングの係合溝と係合するタンブラーが破損し、ロ
ック装置が不正に解除されるおそれがある。
【0004】そこで、シリンダ錠の破損を防止すると共
に盗難防止を有効に図るシリンダ錠が特開平2−292
475号公報に開示されている。このシリンダ錠は、基
体に固定されカム溝を有するハウジングと、カム溝に係
合するカム手段を有する回転自在なボディカラーと、ハ
ウジング内に回転可能に設けられ没入可能なタンブラー
を有するロータと、ボディカラーに当接しロータに回転
方向で係合すると共にロック装置に連係されたアームプ
レートと、アームプレートをロータと係合する方向に付
勢するスプリングとから概略構成されおり、不正なキー
を挿入してロータを無理やり回転させようとすると、タ
ンブラーがボディカラーの係合溝に係合したままボディ
カラーが回転する。すると、ボディカラーの回転に伴
い、ボディカラーのカム手段がハウジングのカム溝から
外れるようになる。このため、ボディカラーとアームプ
レートは共に後端側の軸方向に移動し、アームプレート
とロータとの係合が外れ、アームプレートに対しロータ
を空回させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成においては、ボディカラーと当接しているアームプレ
ートも軸方向に移動することから、アームプレートと連
結しているロッドも軸方向に移動する。このようにロッ
ドが所定位置から軸方向に移動すると、ロッドに連係し
たロック装置が不正な作動や予期せぬ誤作動を引き起こ
すというおそれがある。これを防止するには、アームプ
レート等の連結部分に遊びの間隙を設ける必要がある。
しかし、この場合には、シリンダ錠の構造及び動作上、
ガタツキが生じる等の不具合を招き、シリンダ錠の信頼
性を低下させるという別の問題が生じる。本発明は上記
のような課題に鑑み、アームプレートを軸移動させず
に、ロータを空回りさせることにより、シリンダ錠の信
頼性を低下させることなく、施錠機構の破損及びロック
装置の不正解除を防止できるシリンダ錠を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、基
体に固定されたハウジングと、該ハウジングに内装され
たボディカラーと、該ボディカラーと係合する出没可能
なタンブラーを有し、正規キーの挿入によりタンブラー
が没入して前記ボディカラーとの係合が外れて該ボディ
カラー内を回転するロータと、前記ボディカラーと共に
軸方向に移動可能とされ且つ前記ロータに着脱可能に嵌
合された嵌合連結部材と、該嵌合連結部材にこれと一体
に回転可能に係合され、ロック装置にロッドを介して連
結されるアームプレートと、前記ハウジングとボディカ
ラーとの間に設けられ、前記ボディカラーの回転に伴い
該ボディカラーを前記アームプレート側に移動させると
共に前記嵌合連結部材とロータとの連結を解除するカム
手段と、前記嵌合連結部材をロータと嵌合する方向に付
勢するばねとを設けたことを特徴とする。
【0007】加えて、前記ばねは、ハウジングと嵌合連
結部材との間に係合し、ロータを中立位置に復帰させる
機能を有するものであることを特徴とする。
【0008】ハウジングは、車体などの基体に固定さ
れ、ハウジング内のロータは、その後端側に小径部を有
する。ロータは、正規のキーによりタンブラーが没入し
ボディカラーに対し回転可能となる。ロータの後端側に
は、小径部が挿通する孔をもつアームプレートが取り付
けられ、アームプレートには、ロッドを介してロック装
置が連結される。ロータに外装したボディカラーは、回
転するにつれてカム手段により、アームプレート側の軸
方向に移動し、同時に嵌合連結部材も同方向に軸移動す
る。
【0009】ボディカラーと共に軸移動する嵌合連結部
材は、ロータの小径部に嵌脱可能に嵌合される。すなわ
ち、ロータの後側小径部に対し嵌合連結部材は、後端方
向への軸移動によりロータとの嵌合が解除される。解除
状態の嵌合連結部材は、付勢手段により前端方向に軸移
動し、ロータと再び嵌合する。付勢手段として、例えば
コイルバネを用いれば、回転方向への付勢力を付与でき
る。したがって、ハウジングと嵌合連結部材の間にコイ
ルバネを装着することで、嵌合連結部材を介してロータ
をハウジングに対し元位置に回転復帰させることができ
る。
【0010】上記構成において、不正なキーでロータを
回転させると、ボディカラーもこれと共に回転する。す
ると、ボディカラーの回転に伴い、ボディカラーはアー
ムプレート側の方向、つまりロータの後端方向に軸移動
し、同時に嵌合連結部材も後端方向に軸移動する。これ
により、嵌合連結部材とロータとの係合が解除される。
したがって、不正なキーでロータを回転させても、この
回転力は嵌合連結部材側には伝わらないことから、アー
ムプレートは停止状態のままで保持される。そのため、
アームプレートに連結したロッドも軸方向に移動するこ
とがなく、ロック装置に無理な力を与えることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明の一実
施例に係るシリンダ錠を示す分解斜視図、図2は同シリ
ンダ錠を示す斜視図、図3は同シリンダ錠の内部構造を
示す平面断面図、図4は同シリンダ錠を示す底面図、図
5は同シリンダ錠のロータと嵌合連結部材との嵌合が外
れた状態を示す斜視図、図6は同シリンダ錠のロータと
嵌合連結部材が嵌合した状態を示す斜視図、図7はアー
ムプレートを示す正面図、図8はロータと嵌合連結部材
の嵌合が外れる前の状態を説明する要部斜視図、図9は
ロータと嵌合連結部材との嵌合が外れた後の状態を示す
一部破断要部斜視図である。
【0012】
【実施例】図2に示すように、本発明に係るシリンダ錠
の概略構成は、基体である車体開閉部に固定された円筒
形のハウジング1と、このハウジング1内に回転自在に
装着され出没可能なタンブラーを有する段付き形状のロ
ータ2と、このロータ2とハウジング1の間に回転自在
に設けられた円筒形のボディカラー3と、前記ロータ2
の後端部に連結されたアームプレート4と、前記ロータ
2の後端部に着脱可能に嵌合された嵌合連結部材5及び
コイルスプリング6とからなっている。
【0013】上記の各構成要素を図1により詳しく説明
すると、ハウジング1の前端側縁部には、一対のピン孔
7,7が対向して穿設され、各ピン孔7には、カムピン
8が半径方向内方に突き出るように挿通固定されてい
る。ハウジング1の後端には略コ字形の切欠き9が形成
され、切欠き9の両側内面10はコイルスプリング6の
両端が係合する係合面とされている。ハウジング1内に
は、前端側フランジ11付きのロータ2が回転可能に挿
入され、ロータ2の軸方向Aへの移動は、ハウジング1
にフランジ11が当接することで規制される。
【0014】ロータ2には、図3に示すように、後述す
る係合溝19と係合するタンブラー2aが出没可能に設
けられると共に、ロータ2の前面にはキー溝12が形成
されている。キー溝12に正規のキーを挿入すること
で、タンブラー2aが没入して係合溝19との係合が解
除され、解除状態では、正規のキーによるロータ2の回
転により施解錠が可能になる。ロータ2は、段付き部を
境に前部側が大径部13とされ、後部側が小径部14と
されている。図5に示すように、大径部13の後端両側
二箇所には対向して切り欠き部が設けられ、この切欠き
部は後述する嵌合連結部材5に嵌合する嵌合面15とさ
れている。また、小径部14の後端には、半径方向に延
出する係合突起16と、周方向に延びるEリング26嵌
合用の周溝17とが設けられている。
【0015】上記ロータ2の大径部13には、ボディカ
ラー3が回転可能に装着され、ボディカラー3の前端面
にはカム溝18が形成され、このカム溝18には、ハウ
ジング1のカムピン8が係合している。カム溝18のカ
ム面形状は、カムピン8側に漸次突出するように形成さ
れ、これによって、ボディカラー3の回転に伴いカムピ
ン8を介して、ボディカラー3は軸方向Aに漸次移動す
るようになっている。ボディカラー3の内面には、軸方
向に延びる係合溝19が対向して形成され、この係合溝
19にはロータ2の周面より突出するタンブラー2aが
係合する。
【0016】ロータ2の小径部14には、ボディカラー
3の後端と当接する嵌合連結部材5と、嵌合連結部材5
をボディカラー3側に付勢するコイルスプリング6とが
順次装着され、コイルスプリング6の後端部はアームプ
レート4の前面に当接している。嵌合連結部材5は、図
5に示すように、嵌合孔20をもつ円板状に形成され、
嵌合孔20の内面には、ロータ2の大径部13の嵌合面
15と対応する凸状の対向面部20aが形成されてい
る。これにより、嵌合連結部材5の嵌合孔20には、図
6に示すように、大径部13の後端が着脱可能に嵌合す
る。
【0017】嵌合連結部材5の背面には、軸方向に延び
る一対の係合突起21が対向して設けられ、一対の係合
突起21の周方向における両内側面22はスプリング当
接面とされている。前述したように、嵌合連結部材5
は、コイルスプリング6によりロータ2の小径部14と
嵌合する軸方向Aに抗する方向Bに常時付勢されている
が、嵌合連結部材5は、ボディカラー3と共に軸方向A
に移動することでロータ2との嵌合が解除可能とされて
いる。
【0018】コイルスプリング6は、半径方向におい
て、ハウジング1と嵌合連結部材5の内側に装着され、
コイルスプリング6の屈曲端部6a,6aは、図4に示
すように、前記両部材(ハウジング1及び嵌合連結部材
5)のスプリング当接面10、22に当接して、これら
を互いに所定位置で重合するように周方向に押圧付勢し
ている。この付勢力により嵌合連結部材5は、ハウジン
グ1に対して初期の回転位置に自動復帰するようにされ
ている。したがって、ロータ2及び嵌合連結部材5が一
体的に回転変位しても、嵌合連結部材5が速やかに回転
復帰することで、ロータ2もハウジング1に対し初期の
回転位置に自動復帰するようにされている。
【0019】コイルスプリング6の後方に配されたアー
ムプレート4には、図7に示すように、挿通孔23、一
対の係合孔24及びロッド孔25が形成されている。挿
通孔23は、その内面にロータ2の小径部14の係合突
起16と対応する凹部23aを有している。挿通孔23
には、小径部14が回転可能に挿通され、小径部14の
周溝17には、抜け止め用のEリング26が嵌合され
る。また、各係合孔24には、嵌合連結部材5の係合突
起21が軸方向に移動可能且つ回転不能に係合してい
る。つまり、アームプレート4は嵌合連結部材5に対
し、嵌合連結部材5の回転に伴い、軸回り方向にのみに
一体的に回転可能とされている。更にロッド孔25には
ロッド27が取り付けられ、ロッド27は車体固定部側
のロック装置(図示せず)に連結されている。
【0020】上記構成において、正規のキーをキー溝1
2に挿入し回転操作すると、タンブラ2aが没入するの
で、係合溝19との係合が外れてロータ2が回転する。
すると、ロータ2と共に嵌合連結部材5が回転し、アー
ムプレート4も回転する。これにより、ロータ2の回転
位置に応じた施解錠が可能になる。
【0021】一方、不正なキーを用いて回転操作した場
合は、ロータ2と連係してボディカラー3も回転するこ
とから、嵌合連結部材5とロータ2との嵌合が解除され
て、ロータ2は空回りするようになる。以下、この作用
を更に詳しく説明する。
【0022】今、図8に示すように、不正なキーをキー
溝12に挿入してR方向に回転操作すると、タンブラー
2aは係合溝19に対し係合したままであるので、ロー
タ2と共にボディカラー3も回転する。すると、ボディ
カラー3の回転に伴いカムピン8及びカム溝18を介し
て、ボディカラー3は軸方向Aに移動する。このため、
嵌合連結部材5はコイルスプリング6の付勢力に抗し
て、ボディカラー3と共に軸方向Aに移動し、やがて、
図9に示すように、嵌合連結部材5の嵌合孔20とロー
タ2の大径部13の嵌合面15との嵌合が外れる。つま
り、ロータ2の回転力が嵌合連結部材5に伝達されなく
なる。その結果、嵌合連結部材5は回転せずにロータ2
だけが空回りする。このとき、ロータ2と嵌合連結部材
5との嵌合が外れるまでロータ2の回転が嵌合連結部材
5に伝達されないように遊びが設けてある。
【0023】したがって、ロータ2が回転しても、嵌合
連結部材5及びアームプレート4は回転しないことか
ら、ロッド27及びロック装置にはなんらの回転力も作
用しない。この場合、アームプレート4は軸方向に対し
ても移動しないことから、ロッド27及びロック装置に
は軸方向に対してもなんらの力も作用しない。
【0024】このように、不正なキーを用いたときは、
回転方向において嵌合連結部材5とロータ2との連係が
実質的に分断される。このため、アームプレート4は回
転することもなく且つ軸方向にも移動せずに、ロータ2
のみが空回りする。その結果、タンブラー2aには無理
な力が作用せず、タンブラー2a等の機構部の破損が防
止されると共に、ロッド27も正規の位置に停止したま
まとなり、ロック装置の不正解除や誤作動が未然に防止
される。
【0025】尚、本発明は上記実施例に限定されない。
例えば、上記実施例では、ボディカラーにカム溝を形成
し、カム溝に嵌まるカムピンをハウジングに設けたが、
ハウジング側にカム溝を形成し、カムピンをボディカラ
ー側に設けても良い。また、上記実施例では、ロータと
嵌合連結部材の嵌合方式を、ロータ側に嵌合凸部を設
け、嵌合凸部と嵌まる嵌合凹部を嵌合連結部材側に形成
したが、嵌合連結部材側に嵌合凸部を設け、これと嵌ま
る嵌合凹部をロータ側に形成することも可能である。さ
らに、上記実施例では、嵌合連結部材に突起を設け、突
起と係合する孔をアームプレートに形成したが、アーム
プレートに突起を設け、これと係合する孔を嵌合連結部
材に形成することも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、不正なキー等でロータ
を回転させると、カム手段を介して嵌合連結部材とロー
タとの嵌合が解除されることにより、アームプレートが
回転することなく且つ軸方向に移動させることなく、ロ
ータのみを空回りさせることができ、タンブラー等の破
損及びロック装置の不正解除を防止できることはもとよ
り、ロータを回転させた際に、アームプレートに連結し
たロッドも正規の位置に停止したままとなり、従来のよ
うにアームプレートとロック装置との間に無理な力が加
わることもなく、加えてアームプレート等の連結部分に
遊びを設ける必要がないため、ガタツキ等の不具合の発
生を解消して、シリンダ錠としての機能及び信頼性を高
めることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシリンダ錠を示す分解
斜視図である。
【図2】同シリンダ錠を示す斜視図である。
【図3】同シリンダ錠の内部構造を示す平面断面図であ
る。
【図4】同シリンダ錠を示す底面図である。
【図5】同シリンダ錠のロータと嵌合連結部材の嵌合が
外れた状態を示す斜視図である。
【図6】同シリンダ錠のロータと嵌合連結部材が嵌合し
た状態を示す斜視図である。
【図7】同シリンダ錠のアームプレートを示す正面図で
ある。
【図8】ロータと嵌合連結部材の嵌合が外れる前の状態
を示す要部斜視図である。
【図9】ロータと嵌合連結部材の嵌合が外れた後の状態
を示す一部破断要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ロータ 2a タンブラー 3 ボディカラー 4 アームプレート 5 嵌合連結部材 6 コイルスプリング 6a コイルスプリングの屈曲端部 7 ピン孔 8 カムピン(カム手段) 9 切欠き 10 切欠きの内面(スプリング当接面) 11 フランジ 12 キー溝 13 ロータの大径部 14 ロータの小径部(小径部) 15 大径部の嵌合面 16 係合突起 17 周溝 18 ボディカラーのカム溝(カム手段) 19 ボディカラーの係合溝 20 嵌合孔 20a嵌合孔の平行面部 21 嵌合連結部材の係合突起 22 係合突起の内側面(スプリング当接面) 23 アームプレートの挿通孔 23a挿通孔の凹部 24 アームプレートの係合孔 25 アームプレートのロッド孔 26 Eリング 27 ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に固定されたハウジングと、該ハウ
    ジングに内装されたボディカラーと、該ボディカラーと
    係合する出没可能なタンブラーを有し、正規キーの挿入
    によりタンブラーが没入して前記ボディカラーとの係合
    が外れて該ボディカラー内を回転するロータと、前記ボ
    ディカラーと共に軸方向に移動可能とされ且つ前記ロー
    タに着脱可能に嵌合された嵌合連結部材と、該嵌合連結
    部材にこれと一体に回転可能に係合され、ロック装置に
    ロッドを介して連結されるアームプレートと、前記ハウ
    ジングとボディカラーとの間に設けられ、前記ボディカ
    ラーの回転に伴い該ボディカラーを前記アームプレート
    側に移動させると共に前記嵌合連結部材とロータとの連
    結を解除するカム手段と、前記嵌合連結部材をロータと
    嵌合する方向に付勢するばねとを設けたことを特徴とす
    るシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 前記ばねは、ハウジングと嵌合連結部材
    との間に係合し、ロータを中立位置に復帰させる機能を
    有するものであることを特徴とする請求項1記載のシリ
    ンダ錠。
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