JP2588497Y2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2588497Y2
JP2588497Y2 JP128793U JP128793U JP2588497Y2 JP 2588497 Y2 JP2588497 Y2 JP 2588497Y2 JP 128793 U JP128793 U JP 128793U JP 128793 U JP128793 U JP 128793U JP 2588497 Y2 JP2588497 Y2 JP 2588497Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はロック装置、特に自動
変速機を操作するシフトレバーと連動するステアリング
ロック装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機を操作するシフトレバーを備
えた車両では、エンジンの始動時にシフトレバーをパー
キング位置から他の位置に操作したときに発生する車両
の始動時の急発進を防止する安全装置が設けられてい
る。
【0003】例えば、実開平4−43555号公報には
シフトレバーの移動を阻止するブロック位置と、シフト
レバーの移動を許容するリリース位置との間で移動可能
なスライダを設けたステアリングロック装置が開示され
ている。このステアリングロック装置は、図6に示すよ
うに、ステアリングシャフト1を施錠するロック位置と
ステアリングシャフト1を解錠するアンロック位置との
間でフレーム2内に設けられたロッキングロッド3と、
ピン4によりロッキングロッド3に接続されたハンガ5
と、ロッキングロッド3をロック位置に付勢するように
ハンガ5を押圧するスプリング6と、ロッキングロッド
3をアンロック位置に移動するためハンガ5に接触する
カム面7を備えたローテータ8と、ローテータ8に連結
されかつキーにより回転可能に配置されたキーシリンダ
9と、キーシリンダ9の回転時にローテータ8を介して
切り替えられるイグニッションスイッチ10とを備えて
いる。キーシリンダ9はフレーム2の前部に固定された
ハウジング14の円筒孔14a内で回転可能に配置され
る。ハウジング14はフレーム2の一部を構成し、図示
の例ではハウジング14をフレーム2と別体で形成して
いるが、これらを一体に形成することも可能である。図
示しないが、キーシリンダ9に設けられた複数のタンブ
ラが係合される一対のタンブラ溝が円筒孔14aに沿っ
て形成される。
【0004】フレーム2にはローテータ8を配置する内
側チャンバ18とイグニッションスイッチ10を配置す
る外側チャンバ19が形成され、内側チャンバ18と外
側チャンバ19は隔壁20により分離される。隔壁20
にはローテータ8の連結軸部8aを挿通する貫通孔21
が設けられる。
【0005】また、図7及び図8に示すように、フレー
ム2の開口部12にはケーブル11の一端にホルダ17
を介して接続されたスライダ13が開口部12内で滑動
可能に配置される。ケーブル11の他端は、図示しない
自動変速機を操作するシフトレバーをパーキング位置か
ら他の位置へ移動するときにシフトレバーの移動を制御
する制御部材に接続される。ケーブル11を介してシフ
トレバーを制御する技術は実開平4−43555号公報
に示される構造と同一である。ローテータ8にはストッ
パ面15が径方向に形成されると共に、円周面16が形
成されている。シフトレバーがパーキング位置にあると
き、ローテータ8及びキーシリンダ9を図示しないロッ
ク位置から図7及び図8に示すACC位置に回転する
と、スライダ13が円周面16に当接しない位置までロ
ーテータ8が回転される。その後、シフトレバーをパー
キング位置以外の位置に移動すると、図9及び図10に
示すように、スライダ13はストッパ面15より内側に
移動する。更に、キーシリンダ9はローテータ8と共に
ACC位置とスタート位置との間で回転することができ
る。
【0006】降車時にシフトレバーがパーキング位置以
外の位置にあるとき、キーシリンダ9をオン位置からA
CC位置に回転すると、図9及び図10に示すようにス
ライダ13はストッパ面15に当接して、キーシリンダ
9をACC位置からロック位置に回転することができな
い。この場合に、シフトレバーをパーキング位置に操作
すると、スライダ13は図7及び図8に示す非係止位置
に移動するから、キーシリンダ9をロック位置に回転す
ることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ローテータ8及びキー
シリンダ9は通常亜鉛ダイカストにより製造される。ロ
ーテータ8及びキーシリンダ9を亜鉛ダイカストにより
一体成形する場合もあるが、ローテータ8及びキーシリ
ンダ9の合計長さが長いとき又はステアリングロック装
置の組立容易性及び円滑な操作性を確保するため、キー
シリンダ9の回転に対してローテータ8の回転に多少の
ガタを与えるようにローテータ8とキーシリンダ9とを
別体で形成するのが実状である。特に、キーシリンダ9
をスタート位置に回転したとき、イグニッションスイッ
チ10内に配置されたリターンスプリングの弾力により
キーシリンダ9がローテータ8と共に自動的にオン位置
に戻らなければならないが、周辺部品に対するローテー
タ8のガタはローテータ8とフレーム2との摩擦を減少
し、リターンスプリングによりオン位置に円滑に自動戻
りを行わせるために必要となる。
【0008】しかしながら、適度なガタを与えることは
実際上非常に困難である。即ち、ガタが大きいと、ステ
アリングロック装置の組立性及び円滑な操作性は向上す
るのであるが、キーシリンダ9の中心軸に対してローテ
ータ8の中心軸が偏心する。図6はローテータ8が角度
θ=5度傾斜した状態を示す。また、図12はローテー
タ8が逆方向にθだけ傾斜した状態を示し、図13はロ
ーテータ8が傾斜した状態を拡大図で示す。このよう
に、ローテータ8の中心軸が偏心すると、ローテータ8
がイグニッションスイッチ10に対して偏心状態で連結
され、イグニッションスイッチ10に導通不良が発生す
る。したがって、円滑な動作のためローテータ8に適度
なガタを与えなければならないと同時に、ローテータ8
の過剰な偏心を防止する必要がある。特に、図7〜図1
0に示すように、ローテータ8に係止されるスライダ1
3を設けた構造では、ローテータ8がスライダ13に係
合した後、キーを通じてキーシリンダ9を更に回転させ
る回転力を与えると、ローテータ8が前述のように過剰
に偏心する。また、スライダ13を用いないステアリン
グロック装置でもローテータ8とキーシリンダ9とが別
体で形成され両者間にガタが存在する以上、ローテータ
8の過剰な偏心を回避することはできない。
【0009】更に、図11に示すように、ローテータ8
がロック位置にあるとき、シフトレバーをパーキング位
置以外の位置に移動させようとする場合に、ローテータ
8はスライダ13により径方向内側に押圧され、これに
よりローテータ8が偏心する原因となる。他面、実願平
1−150277号明細書(実開平3−88873号)
に開示されるイグニッションキー装置ではキーロータが
ロックレバーにより軸方向に偏心した押圧力を受けるの
で、キーロータが偏心する原因となる。
【0010】この考案はローテータの過剰な偏心を防止
できるステアリングロック装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を達成するための手段】この考案によるステアリ
ングロック装置は、フレーム内に回転可能に配置された
キーシリンダと、キーシリンダに連動して回転しかつカ
ム面を備えたローテータと、ローテータのカム面に連動
してステアリングシャフトに係合するロック位置とステ
アリングロックとの係合が解除されたアンロック位置と
の間で移動されるロッキングロッドとを備えている。こ
のステアリングロック装置では、ローテータに当接部を
形成すると共に、ローテータがオン位置に回転されたと
きにローテータの当接部が接触する突起をフレームの内
壁に形成して、ローテータの当接部とフレームの突起と
の接触によりローテータの偏心を防止する。この考案の
実施例では、ローテータの当接部はローテータから径方
向に突出する凸部として形成され、ローテータを配置す
るフレーム内の内側チャンバとイグニッションスイッチ
を配置するフレーム内の外側チャンバとを分離する隔壁
にフレームの突起が形成される。この考案の他の実施例
では、ローテータの当接部はキーシリンダに係合される
ローテータの端面に形成され、突起はフレーム内に配置
されたハウジングの端面に形成される。また、シフトレ
バーに連動するスライダが滑動可能にフレーム内に設け
られ、スライダはローテータに係合する係止位置とロー
テータとの係合が解除される非係止位置に移動され、シ
フトレバーがパーキング位置以外の位置にある状態でキ
ーシリンダをロック位置に向かって回転したとき、AC
C位置においてスライダはローテータのロック位置への
回転を阻止する。
【0012】
【作用】フレームに形成した突起の突出量はわずかでは
あるが、例えばオン位置にローテータを回転したとき
に、ローテータの当接部とフレームの突起との係合によ
りローテータの過剰偏心を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、この考案によるステアリングロック装
置の実施例を図1〜図5について説明する。これらの図
面では、図6〜図12に示す部分と同一の箇所には同一
の符号を付し、説明を省略する。
【0014】この考案によるステアリングロック装置の
実施例では、ローテータ8の連結軸部8aから径方向に
外側に突出する凸部8bとしてローテータ8の当接部が
形成される。フレーム2の突起2aは隔壁20にほぼ9
0度の角度で形成される。図2に示すように、凸部8b
は隔壁20の面に接触するように形成され、凸部8bは
突起2aに対して円滑に摺動するように、面取り部8c
が形成されている。図3(A)〜(D)はローテータ8
をそれぞれロック位置、ACC位置、オン位置及びスタ
ート位置に回転した状態を示す。フレーム2に形成した
突起2aは例えば0.5ミリメートル程度以下のわずか
な突出量ではあるが、オン位置にローテータ8を回転し
たときに、ローテータ8の当接部とフレーム2の突起2
aとの係合により中心軸に対するローテータ8の傾斜、
即ち過剰偏心を防止することができる。オン位置とスタ
ート位置との間ではリターンスプリングによる自動戻り
を円滑に行うため、突起2aを形成しない。突起2aは
ほぼ90度の角度で形成する例を示すが、オン位置のみ
又はオン位置とACC位置との間のみに突起2aを形成
してもよい。
【0015】図4及び図5は当接部と突起を他の位置に
形成したこの考案の他の実施例を示す。キーシリンダ9
に係合されるローテータ8の端面8dにローテータ8の
当接部を形成し、フレーム2内に配置されたハウジング
14の円周方向に形成された端面14aに突起2aを設
ける。ハウジング14の端面14aに対してローテータ
8の端面8cが円滑に摺動するように、突起2aの片側
には傾斜面2bが形成される。いずれにしても、突起2
aの突出量及び位置はローテータ8の過剰偏心を防止で
きかつローテータ8の円滑回転が可能な範囲内で決定さ
れる。
【0016】この考案の実施態様は前期の実施例に限定
されず、変更が可能である。例えば、図2では凸部8b
をローテータ8の連結軸部8aの片側にのみ設ける例を
示したが、両側又は一定角度間隔で凸部8bを形成して
もよい。
【0017】
【考案の効果】前記のように、この考案ではローテータ
とキーシリンダとの間にガタを除去することなくローテ
ータの過剰な偏心を防止できるので、イグニッションス
イッチの導通不良を生ずることなくステアリングロック
装置を円滑に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるステアリングロック装置の分解
斜視図
【図2】ローテータの斜視図
【図3】ロック位置からスタート位置に回転したときの
ローテータの回転状態を示す斜視図
【図4】この考案の他の実施例を示す斜視図
【図5】図4の部分側面図
【図6】従来のステアリングロック装置の断面図
【図7】シフトレバーとステアリングロック装置とを接
続するスライダを備えたステアリングロック装置の横断
面図
【図8】図7の平面図
【図9】スライダを係止位置に移動した状態を示す横断
面図
【図10】図9の平面図
【図11】ローテータがロック位置にある状態を示す横
断面図
【図12】ローテータが図6と異なる方向へ偏心した状
態を示す断面図
【図13】ローテータの拡大断面図
【符号の説明】
1・・ステアリングシャフト、2・・フレーム、2a・
・突起、3・・ロッキングロッド、7・・カム面、8・
・ローテータ、8b・・凸部、9・・キーシリンダ、1
3・・スライダ、14・・ハウジング、18・・内側チ
ャンバ、19・・外側チャンバ、20・・隔壁、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 25/02 B60R 25/06 E05B 65/12

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内に回転可能に配置されたキー
    シリンダと、キーシリンダに連動して回転しかつカム面
    を備えたローテータと、ローテータのカム面に連動して
    ステアリングシャフトに係合するロック位置とステアリ
    ングロックとの係合が解除されたアンロック位置との間
    で移動されるロッキングロッドとを備えたステアリング
    ロック装置において、 ローテータに当接部を形成すると共に、ローテータがオ
    ン位置に回転されたときにローテータの当接部が接触す
    る突起をフレームの内壁に形成し、ローテータの当接部
    とフレームの突起との接触によりローテータの偏心を防
    止することを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 【請求項2】 ローテータの当接部はローテータから径
    方向に突出する凸部として形成され、ローテータを配置
    するフレーム内の内側チャンバとイグニッションスイッ
    チを配置するフレーム内の外側チャンバとを分離する隔
    壁にフレームの突起が形成された「請求項1」に記載の
    ステアリングロック装置。
  3. 【請求項3】 ローテータの当接部はキーシリンダに係
    合されるローテータの端面に形成され、突起はフレーム
    内に配置されたハウジングの端面に形成された「請求項
    1」に記載のステアリングロック装置。
  4. 【請求項4】 シフトレバーに連動するスライダが滑動
    可能にフレーム内に設けられ、スライダはローテータに
    係合する係止位置とローテータとの係合が解除される非
    係止位置に移動され、シフトレバーがパーキング位置以
    外の位置にある状態でキーシリンダをロック位置に向か
    って回転したとき、ACC位置においてスライダはロー
    テータのロック位置への回転を阻止する「請求項1」〜
    「請求項3」のいずれか1項に記載のステアリングロッ
    ク装置。
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JP2007063848A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Alpha Corp 錠装置

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