JP4571557B2 - 錠装置 - Google Patents

錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4571557B2
JP4571557B2 JP2005251036A JP2005251036A JP4571557B2 JP 4571557 B2 JP4571557 B2 JP 4571557B2 JP 2005251036 A JP2005251036 A JP 2005251036A JP 2005251036 A JP2005251036 A JP 2005251036A JP 4571557 B2 JP4571557 B2 JP 4571557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
opening
switch
key
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005251036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007062553A (ja
Inventor
高志 小野
剛文 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP2005251036A priority Critical patent/JP4571557B2/ja
Publication of JP2007062553A publication Critical patent/JP2007062553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4571557B2 publication Critical patent/JP4571557B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、ケーシング本体内に錠本体とローテータを収容し、このローテータの回転を適正なキー操作条件でのみ許容する錠装置に関する。
この種の従来の錠装置としては、特許文献1に開示されたものがある。
この錠装置100は、図7〜図9に示すように、内部に部品収容室101aを有するケーシング本体101を有する。ケーシング本体101には、部品収容室101aに開口する第1ロック用開口部101b、第2ロック用開口部101c、スイッチ用開口部101d及びハンガー用開口部101eがそれぞれ形成されている。
部品収容室101a内には、キャップ102、ハウジングケース103、錠本体であるシリンダ錠104、ローテータ105、ハンガーロッド106、係合ロッド107、イグニッションスイッチ108等が収容されている。
ハウジングケース103は、ケーシング本体101内に収容され、キャップ102をロックピン109によって固定することにより、軸方向の移動が規制される。シリンダ錠104は、ハウジングケース103内に軸方向に移動自在で、且つ、押下位置で回転自在に収容されている。シリンダ錠104の挿入先端部には連結用突起部104aが突設されている。
ローテータ105は、その一端側がシリンダ錠104に、他端側がイグニッションスイッチ108にそれぞれ連結されている。ローテータ105とシリンダ錠104間は、ローテータ105の連結用嵌合溝105aにシリンダ錠104の連結用突起部104aが挿入されることによって連結されている。ローテータ105とシリンダ錠104との間には復帰バネ119が介在され、この復帰バネ119のバネ力によってシリンダ錠104が押下前のロック位置(初期位置)側に付勢されている。又、ローテータ105には、ハンガーロッド106が係合され、このハンガーロッド106の下端にステアリングシャフト(不図示)を係合可能な係合ロッド107が固定されている。更に、ローテータ105には、2箇所に回転規制突部105b,105cがそれぞれ設けられている。
一方、ケーシング本体101には外周面にはソレノイドユニット110、キーインターロック手段111(図9に示す)、スイッチユニット112が固定されている。ソレノイドユニット110は、第1ロック用開口部101bより部品収容室101a内に配置されたロックレバー110aを有し、このロックレバー110aが第1回転規制突部105bに係合可能に設けられている。キーインターロック手段111は、第2ロック用開口部101cより部品収容室101a内に配置されたロック部材111aを有し、このロック部材111aが第2回転規制突部105cに係合可能に設けられている。スイッチユニット112は、キー挿入検知スイッチSW1とノブ操作検知スイッチSW2を有し、これらスイッチSW1,SW2のプッシュ部(特に、符号を付けず)がスイッチ用開口部101dより部品収容室101aを臨むように配置されている。キー挿入検知スイッチSW1は、シリンダキーがシリンダ錠104に挿入されたか否かを検知する。ノブ操作検知スイッチSW2は、操作ノブ120等を介してシリンダ錠104が押下されたか否かを検知する。
次に、ステアリングロック装置100の大まかな組み付け手順を説明する。まず、ケーシング本体101のハンガー用開口部101eより部品収容室101a内にハンガーロッド106とこれに固定した係合ロッド107を挿入し、バネ121を挿入してリッド122でハンガー用開口部101eを閉じる。
次に、ケーシング本体101の部品収容室101aにローテータ105を挿入し、ローテータ105の先端をハンガーロッド106と係合ロッド107の孔107aに通す。
一方、ローテータ105の連結用嵌合溝105aに復帰バネ119を仮組み付けする。そして、キャップ102、ハウジングケース103をシリンダ錠104に組み付け、このシリンダ錠104を部品収容室101aに挿入する。この挿入過程で、シリンダ錠104の連結用突起部104aをローテータ105の連結用嵌合溝105aに挿入し、その後、キャップ102をケーシング本体101にロックピン109で固定する。
次に、ケーシング本体101の外側よりソレノイドユニット110やキーインターロック手段111を組み付ける。
又、ケーシング本体101の部品収容室101aにイグニッションスイッチ108を挿入しつつ、孔107aに通したローテータ105の先端をイグニッションスイッチ108に連結する。
これで、部品収容室101a内への組み付けが完了する。その後、スイッチユニット112をケーシング本体101のスイッチ用開口部101dに配置し、スイッチユニット112をネジ等でケーシング本体101に組み付ける。
特開2004−345455号公報
しかしながら、従来のステアリングロック装置100では、スイッチユニット112はケーシング本体101を介してハウジングケース103に位置決めされるため、スイッチユニット112をハウジングケース103に対して容易に、且つ、確実に適正な位置に組み付けできない恐れがある。
そこで、本発明は、スイッチユニットの組み付け性が良い錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、ケーシング本体に部品収容室と共にこの部品収容室を外部に開口するロック用開口部とスイッチ用開口部を設け、前記部品収容室にハウジングケースとこのハウジングケース内に支持された錠本体とこの錠本体に連結されたローテータとを収容し、前記ロック用開口部よりロック手段のロック部材を前記部品収容室に配置して前記ローテータの移動を規制可能に設け、前記スイッチ用開口部よりスイッチユニットを前記ハウジングケースの所定位置に配置し、前記スイッチユニットによって前記錠本体へのキー操作内容を検知する錠装置において、前記ハウジングケースには、前記スイッチ用開口部に臨み、且つ、前記ロック用開口部側の箇所に、前記部品収容室の内周面との間に隙間ができない位置まで突出する位置決め突起を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の錠装置であって、前記ハウジングケースは、前記部品収容室の入口を通じて前記部品収容室内に収容され、前記ハウジングケースには、前記位置決め突起に対して前記部品収容室の入口側の位置で、且つ、前記部品収容室の内周面との間に隙間ができない位置まで突出する位置決め突起を設け、一対の位置決め突起によって前記スイッチユニットを挟んで位置決めすることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の錠装置であって、前記スイッチユニットは、キーが錠本体に挿入されたか否かを検知するキー挿入検知スイッチと、操作ノブによって錠本体が押下されたか否かを検知するノブ操作検知スイッチとを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の錠装置であって、前記ロック用開口部は、第1ロック用開口部と第2ロック用開口部とからなり、該第1ロック用開口部を塞ぐようにして前記ケーシング本体の外周面に固定される第1ロック手段と、該第2ロック用開口部を塞ぐようにして前記ケーシング本体の外周面に固定される第2ロック手段とを備え、前記第1ロック手段は、適正なキー解除条件を具備しないと、第1ロック部材を回転阻止位置に保持し、適正なキー解除条件を具備すると、前記第1ロック部材を回転阻止位置から回転許容位置に変移させるソレノイドユニットであり、前記第2ロック手段は、適正なキーロック条件を具備しないと、第2ロック部材を回転阻止位置に保持し、適正なキーロック条件を具備すると、前記第2ロック部材を回転阻止位置から回転許容位置に位置させるキーインターロック手段であることを特徴とする。

請求項1の発明によれば、スイッチユニットをケーシング本体に組み付けする際に、スイッチユニットをケーシング本体のスイッチ用開口部に挿入し、この挿入したスイッチユニットをハウジングケースの位置決め突起によって位置決めされる位置でケーシング本体に組み付ければ、スイッチユニットがハウジングケースの適正な位置に組み付けされる。以上より、スイッチユニットを位置決め突起によってハウジングケースに対して容易に、且つ、確実に適正な位置に組み付けでき、スイッチユニットの組み付け性が良い。
請求項2の発明によれば、スイッチユニットを一対の位置決め突起内に配置すれば良いため、スイッチユニットを容易に適正な位置に位置決めでき、非常に組み付け性が良い。
請求項3の発明によれば、スイッチユニットは2種類の適正なキー操作条件の有無を検知できる。
請求項4の発明によれば、キー解除操作とキーロック操作をそれぞれ所定の条件下でのみ可能とすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の錠装置をオートマチック車のステアリングロック装置に適用した場合を示し、図1はステアリングロック装置の分解斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図、図4は図2のC−C線断面図、図5はシリンダ錠をケーシング本体の部品収容室に挿入する過程の断面図、図6はスイッチユニットを組み付けする過程の断面図である。
ステアリングロック装置1は、図1〜図3に示すように、車両に設けられるステアリングシャフト(不図示)の周辺に組み付けられたケーシング本体2と、このケーシング本体2の外周面に外側から組み付けされた第1ロック手段であるソレノイドユニット3、第2ロック手段であるキーインターロック手段4(図3に示す)及びスイッチユニット5とを備えている。
ケーシング本体2内には、軸方向に沿って部品収容室2aが形成されていると共に、部品収容室2aを外部に開口する第1ロック用開口部2b、第2ロック用開口部2c、スイッチ用開口部2d及びハンガー用開口部2eがそれぞれ形成されている。第1ロック用開口部2bと第2ロック用開口部2cの位置は、下記するローテータ14の軸方向に対してシフトした位置に設定されている。又、ケーシング本体2のスイッチ用開口部2dが部品収容室2aに開口する周縁で、且つ、第1及び第2ロック用開口部2b,2c側の箇所には係合溝6が設けられている。
部品収容室2a内には、キャップ10、ハウジングケース11、錠本体であるシリンダ錠12、復帰バネ13,ローテータ14、ハンガーロッド15、係合ロッド16、イグニッションスイッチ17等が収容されている。
キャップ10は、ケーシング本体2の部品収容室2aの開口位置の周辺位置で、ケーシング本体2の内周面とハウジングケース11の外周面の間にできるスペースに介在されている。
ハウジングケース11は、ケーシング本体2にロックピン18によって固定され、内部には軸方向に沿ってシリンダ収容室11aが設けられている。又、ハウジングケース11には、スイッチ用開口部2dに臨み、且つ、第1及び第2ロック用開口部2b,2c側の箇所に、部品収容室2aの内周面との間に隙間ができない位置まで突出する一方の位置決め突起36aが設けられている。この実施形態では、一方の位置決め突起36aは、係合溝6に入り込んで完全に隙間ができない位置まで突出されている。更に、ハウジングケース11には、一方の位置決め突起36aに対して部品収容室2aの入口側の位置で、且つ、部品収容室2aの内周面との間に隙間ができない位置まで突出する他方の位置決め突起36bが設けられている。つまり、ハウジングケース11の外周面には一対の位置決め突起36a,36bが突設されている。
シリンダ錠12は、ほぼ円柱形状を有し、シリンダ収容室11aに収容されている。シリンダ錠12の軸中心位置には軸方向に沿って鍵穴12aが形成されている。シリンダ錠12の一端側はケーシング本体2より外側に突出し、この突出箇所に操作ノブ19(図2及び図3に図示)が固定されている。この操作ノブ19には鍵穴12aに連通する鍵穴入口19aが形成されている。操作ノブ19の鍵穴入口19aを介して鍵穴12aにシリンダキー(不図示)を挿入できる。シリンダ錠12は、ケーシング本体2に対し軸方向に移動自在で、且つ、押下位置では回転自在に支持されている。つまり、シリンダ錠12はロック位置にあって復帰バネ13のバネ力を受ける。そして、操作ノブ19やシリンダキー(不図示)の押下操作で復帰バネ13のバネ力に抗してシリンダ錠12を押下位置に変移し、押下位置において、操作ノブ19やシリンダキー(不図示)の回転操作でロック位置からACC位置、ON位置、スタート位置へと回転できるようになっている。又、シリンダ錠12の挿入先端部には連結用突起部20が設けられている。
復帰バネ13は、シリンダ錠12とローテータ14の間に介在され、このバネ力によってシリンダ錠12を押下前のロック位置(初期位置)側に付勢している。
ローテータ14は、ケーシング本体2に対して回転自在に支持され、その一端側がシリンダ錠12に、他端側がイグニッションスイッチ17にそれぞれ連結されている。ローテータ14とシリンダ錠12間は、ローテータ14の連結用嵌合溝21にシリンダ錠12の連結用突起部20が挿入されることによって連結されている。シリンダ錠12の押下前のロック位置(初期位置)では、ローテータ14の連結用嵌合溝21にシリンダ錠12の連結用突起部20が浅く挿入され、シリンダ錠12の押下後のロック位置では、ローテータ14の連結用嵌合溝21にシリンダ錠12の連結用突起部20が深く挿入されるようになっている。このような構成によって、シリンダ錠12の押下操作はローテータ14に伝達されず、回転操作のみがローテータ14に伝達されるようになっている。
又、ローテータ14にはカム部14aが設けられている。このカム部14aにはハンガーロッド15に係合されており、ローテータ14の回転によってハンガーロッド15が上下方向に変移する。ハンガーロッド15の上端にはリッド22との間に介在されたバネ23が配置されている。ハンガーロッド15の下部に固定された係合ロッド16は、ステアリングシャフト(不図示)に係合・離脱可能に設けられている。シリンダ錠12のロック位置では、係合ロッド16がステアリングシャフト(不図示)に係合する係合位置に、シリンダ錠12のACC位置、ON位置、スタート位置(共にロック解除位置)では、係合ロッド16がステアリングシャフト(不図示)に係合しない非係合位置に位置するようになっている。
ローテータ14には、第1回転規制部14bと第2回転規制部14cがそれぞれ設けられていると共に円板状突起部14dが設けられている。第1及び第2回転規制部14b,14cにはロックレバー26と第2ロック部材34がそれぞれ係脱自在に配置されているが、その構成については、下記に詳述する。
円板状突起部14dは、第1ロック用開口部2bと第2ロック用開口部2cの間のローテータ14の位置に設けられている。円板状突起部14dは、図4に詳しく示すように、部品収容室2aの内周面との間に隙間ができない位置まで突出するほぼ円板状であるが、その一部に切欠部24が形成されている。この切欠部24は、部品収容室2aの入口側に配置されるロックレバー26に干渉することなくローテータ14を挿入できる大きさに設定されている。
図1〜図3に戻り、ソレノイドユニット3は、第1ロック用開口部2bを塞ぐようにしてケーシング本体2の外周面にボルト25で固定されている。ソレノイドユニット3は、第1ロック用開口部2bより部品収容室2aに配置された第1ロック部材であるロックレバー26を有し、電源のオン時にはロックレバー26が第1回転規制部14bの回転軌跡外の回転許容位置(図3の実線位置)に、電源のオフ時には第1回転規制部14bの回転軌跡内の回転阻止位置(図3の仮想線位置)にそれぞれ変移される。
ソレノイドユニット3は、制御部(不図示)の制御信号に基づいて駆動される。制御部(不図示)は、下記するキー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2が共にオンになったとき、及び、キー挿入検知スイッチSW1がオフ、ノブ操作検知スイッチSW2がオンで、且つ、電子キー(不図示)との交信によりIDの認証確認がされた時にソレノイドユニット3に通電するよう制御する。
キーインターロック手段4は、ケーシング本体2にジョイントケース30、クリップ31、ビス32を用いて固定されている。キーインターロック手段4は、二重ケーブル33の先端に固定された第2ロック部材34を有し、この第2ロック部材34は第2ロック用開口部2cより部品収容室2aに配置されている。二重ケーブル33を介して第2ロック部材34を操作し、自動車の自動変速機のシフトレバー(不図示)がニュートラル位置とパーキング位置以外に位置する場合には、第2ロック部材34を回転阻止位置に、シフトレバー(不図示)がニュートラル位置かパーキング位置に位置する場合には、第2ロック部材34を回転許容位置に位置させる。
スイッチユニット5は、ケーシング本体2にネジ35で固定されており、スイッチ用開口部2d内に配置されている。スイッチ用開口部2d内に配置されたスイッチユニット5は、ハウジングケース11の一対の位置決め突起36a,36bによってハウジングケース11に対して位置決めされている。スイッチユニット5は、スイッチハウジング37とこれに固定されたキー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2とを備え、各スイッチSW1,SW2のプッシュ部(特に、符号を付さず)は、内部バネのバネ力によってスイッチハウジング37より下方に突出している。
キー挿入検知スイッチSW1は、シリンダ錠12の孔38内に配置されたプッシュブロック39と、シリンダ錠12の孔38又はハウジングケース11の孔40内に配置された第1スライダ41と、ハウジングケース11の孔40内に配置された第2スライダ42を介してシリンダキーの挿入の有無を検知可能とされている。そして、シリンダ錠12の鍵穴にシリンダキー(不図示)が完全に挿入された場合に、オンする。
ノブ操作検知スイッチSW2は、シリンダ錠12のテーパ面43とハウジングケース11の孔44内に配置されたスライダ45によってシリンダ錠12の軸方向の変移を検知可能とされている。そして、操作ノブ19の押圧操作によってシリンダ錠12が軸方向に押下された場合にオンする。キー挿入検知スイッチSW1とノブ操作検知スイッチSW2の検知情報は、制御部(不図示)に出力される。
上記したステアリングロック装置1の作用を説明する。シリンダ錠12は、図2及び図3に示すように、押下前のロック位置(初期位置)に位置するものとする。この初期位置では、キー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2が共にオフであり、ソレノイドユニット3のロックレバー26が回転阻止位置(図2の仮想線位置)に位置する。そして、係合ロッド16はステアリングシャフト(不図示)の係合位置に位置し、ステアリングシャフト(不図示)がロックされている。
この押下前のロック位置(初期位置)にあって、操作者がシリンダ錠12を回転させるべく操作ノブ19に回転力を作用してもシリンダ錠12を回転(ロック位置からACC位置、ON位置、スタート位置へ回転)させることはできない。
押下前のロック位置(初期位置)にあって、操作者が鍵穴12aにシリンダキー(不図示)を挿入せずに操作ノブ19を押圧操作すると、シリンダ錠12がハウジングケース11内を軸方向に移動して操作ノブ19が押下される。この移動において、キー挿入検知スイッチSW1はオフ位置を維持するが、ノブ操作検知スイッチSW2がオフ位置からオン位置になる。ノブ操作検知スイッチSW2がオンすると、制御部(不図示)は電子キー(不図示)と交信してID認証を行い、IDの一致を確認すると、電子キー操作モードに移行する。そして、制御部(不図示)がソレノイドユニット3をオン状態に制御し、ロックレバー26が回転許容位置(図3の実線位置)に変移される。
操作者が上記した押圧操作に引き続き、操作ノブ19を回転操作(ロック位置からACC位置、ON位置、スタート位置への回転操作)すると、その回転力によってシリンダ錠12が回転する。このシリンダ錠12の回転によってローテータ14が回転し、係合ロッド16が非係合位置に変移される。これによりステアリングシャフト(不図示)が自由に回転できるようになる。
また、押下前のロック位置(初期位置)にあって、操作者が鍵穴12aにシリンダキー(不図示)を挿入して操作ノブ19を押圧操作すると、シリンダ錠12がハウジングケース11内を軸方向に移動して操作ノブ19が押下される。シリンダキー(不図示)の鍵穴12aへの挿入によって、キー挿入検知スイッチSW1がオフ位置からオン位置になる。又、シリンダ錠12の軸方向への移動によって、ノブ操作検知スイッチSW2がオフ位置からオン位置になる。キー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2が共にオンすると、補助操作モードに移行する。そして、制御部(不図示)がソレノイドユニット3をオン状態に制御し、ロックレバー26が回転許容位置(図3の実線位置)に変移される。
操作者が上記した押圧操作に引き続き、操作ノブ19を回転操作(ロック位置からACC位置、ON位置、スタート位置への回転操作)すると、その回転力によってシリンダ錠12が回転する。このシリンダ錠12の回転によってローテータ14が回転し、係合ロッド16が非係合位置に変移される。これによりステアリングシャフト(不図示)が自由に回転できるようになる。
また、操作ノブ19がACC位置、ON位置、スタート位置のいずれかに位置する場合にあって、自動車の自動変速機のシフトレバー(不図示)がニュートラル位置とパーキング位置以外に位置する時には、第2ロック部材34が回転阻止位置に位置する。従って、操作ノブ19の回転操作によってシリンダ錠12をACC位置からロック位置に戻すことができない。自動車の自動変速機のシフトレバー(不図示)がニュートラル位置かパーキング位置に位置する時には、第2ロック部材34が回転許容位置に位置する。従って、操作ノブ19の回転操作によってシリンダ錠12をACC位置からロック位置に戻すことができる。操作ノブ19が押下後のロック位置に戻ると、シリンダ錠12に復帰バネ13のバネ力が作用して操作ノブ19が押下前のロック位置(初期位置)に戻る。
次に、ステアリングロック装置1の大まかな組み付け手順を説明する。ケーシング本体2の外側よりソレノイドユニット3やキーインターロック手段4を組み付ける。又、ケーシング本体2のハンガー用開口部2eより部品収容室2a内にハンガーロッド15とこれに固定した係合ロッド16を挿入し、その後、バネ23を挿入してリッド22でハンガー用開口部2eを閉じる。又、ケーシング本体2の部品収容室2aにイグニッションスイッチ17を挿入する。次に、ケーシング本体2の部品収容室2aにローテータ14を挿入し、ローテータ14の先端をハンガーロッド15と係合ロッド16の孔16aを通す。ハンガーロッド15と係合ロッド16の孔16aに通したローテータ14の先端をイグニッションスイッチ17に連結する。又、ローテータ14の連結用嵌合溝21に復帰バネ13を仮組み付けする。
一方、キャップ10、ハウジングケース11をシリンダ錠12に組み付け、図5に示すように、シリンダ錠12をケーシング本体2の部品収容室2aに挿入する。この挿入過程で、シリンダ錠12の連結用突起部20をローテータ14の連結用嵌合溝21に挿入し、その後、キャップ10をケーシング本体2にロックピン18で固定する。これで、部品収容室2a内への組み付けが完了する。その後、図6に示すように、スイッチユニット5をケーシング本体2のスイッチ用開口部2d内に挿入し、この挿入したスイッチユニット5を一対の位置決め突起36内に配置し、スイッチユニット5をネジ35でケーシング本体2に組み付ける。
以上、このステアリングロック装置1では、ハウジングケース11に、スイッチユニット5を位置決めする位置決め部である一対の位置決め突起36を設けたので、スイッチユニット5をケーシング本体2に組み付けする際に、スイッチユニット5をケーシング本体2のスイッチ用開口部2dに挿入し、この挿入したスイッチユニット5をハウジングケース11の一対の位置決め突起36a,36bによって位置決めされる位置でケーシング本体2に組み付ければ、スイッチユニット5がハウジングケース11の適正な位置に組み付けされる。従って、スイッチユニット5を一対の位置決め突起36によってハウジングケース11に対して容易に、且つ、確実に適正な位置に組み付けでき、スイッチユニット5の組み付け性が良い。
この実施形態では、ハウジングケース11の外面には、一対の位置決め突起36a,36bを設けたので、スイッチユニット5を一対の位置決め突起36a,36b内に配置すれば良いため、スイッチユニット5を容易に適正な位置に位置決めでき、非常に組み付け性が良い。
この実施形態では、スイッチユニット5は、適正なシリンダキーがシリンダ錠12に挿入されたか否かを検知するキー挿入検知スイッチSW1と、操作ノブ19によってシリンダ錠12が押下されたか否かを検知するノブ操作検知スイッチSW2とを備えたので、2種類の適正なキー操作条件の有無を検知できる。
この実施形態では、第1ロック手段は、適正なキー解除条件を具備しないと、ロックレバー26を回転阻止位置に保持し、適正なキー解除条件を具備すると、ロックレバー26を回転阻止位置から回転許容位置に変移させるソレノイドユニット3であり、第2ロック手段は、適正なキーロック条件を具備しないと、第2ロック部材34を回転阻止位置に保持し、適正なキーロック条件を具備すると、第2ロック部材34を回転阻止位置から回転許容位置に位置させるキーインターロック手段4であるため、キー解除操作とキーロック操作をそれぞれ所定の条件下でのみ可能とすることができる。尚、第1及び第2ロック手段はこれに限定されるものではない。又、この実施形態では、第1と第2の2つのロック手段を備えているが、単一のロック手段のみを備えたものでも本発明を適用可能である。
尚、この実施形態では、錠装置がステアリングロック装置1の場合を説明したが、ステアリングロック装置以外のものであっても同様に本発明を適用できることはもちろんである。
尚、前記実施形態では、錠本体としてシリンダ錠12を用いたが、シリンダ錠以外の錠本体、例えばイモビライザシステムの錠を使用しても良い。
本発明の一実施形態を示し、ステアリングロック装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、図1のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図2のB−B線断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図2のC−C線断面図である。 本発明の一実施形態を示し、シリンダ錠をケーシング本体の部品収容室に挿入する過程の断面図である。 本発明の一実施形態を示し、スイッチユニットを組み付けする過程の断面図である。 従来例のステアリングロック装置の分解斜視図である。 図7のD−D線断面図である。 図7のE−E線断面図である。
符号の説明
1 ステアリングロック装置(錠装置)
2 ケーシング本体
2a 部品収容室
2b 第1ロック用開口部
2c 第2ロック用開口部
2d スイッチ用開口部
3 ソレノイドユニット(第1ロック手段)
4 キーインターロック手段(第2ロック手段)
5 スイッチユニット
11 ハウジングケース
12 シリンダ錠(錠本体)
14 ローテータ
26 ロックレバー(第1ロック部材)
34 第2ロック部材
36a,36b 位置決め突起
SW1 キー挿入検知スイッチ
SW2 ノブ操作検知スイッチ

Claims (4)

  1. ケーシング本体に部品収容室と共にこの部品収容室を外部に開口するロック用開口部とスイッチ用開口部を設け、
    前記部品収容室にハウジングケースとこのハウジングケース内に支持された錠本体とこの錠本体に連結されたローテータとを収容し、
    前記ロック用開口部よりロック手段のロック部材を前記部品収容室に配置して前記ローテータの移動を規制可能に設け、
    前記スイッチ用開口部よりスイッチユニットを前記ハウジングケースの所定位置に配置し、前記スイッチユニットによって前記錠本体へのキー操作内容を検知する錠装置において、
    前記ハウジングケースには、前記スイッチ用開口部に臨み、且つ、前記ロック用開口部側の箇所に、前記部品収容室の内周面との間に隙間ができない位置まで突出する位置決め突起を設けたことを特徴とする錠装置。
  2. 請求項1記載の錠装置であって、
    前記ハウジングケースは、前記部品収容室の入口を通じて前記部品収容室内に収容され、
    前記ハウジングケースには、前記位置決め突起に対して前記部品収容室の入口側の位置で、且つ、前記部品収容室の内周面との間に隙間ができない位置まで突出する位置決め突起を設け、一対の位置決め突起によって前記スイッチユニットを挟んで位置決めすることを特徴とする錠装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の錠装置であって、
    前記スイッチユニットは、適正なキーが錠本体に挿入されたか否かを検知するキー挿入検知スイッチと、操作ノブによって錠本体が押下されたか否かを検知するノブ操作検知スイッチとを備えたことを特徴とする錠装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の錠装置であって、
    前記ロック用開口部は、第1ロック用開口部と第2ロック用開口部とからなり、
    該第1ロック用開口部を塞ぐようにして前記ケーシング本体の外周面に固定される第1ロック手段と、
    該第2ロック用開口部を塞ぐようにして前記ケーシング本体の外周面に固定される第2ロック手段とを備え、
    前記第1ロック手段は、適正なキー解除条件を具備しないと、第1ロック部材を回転阻止位置に保持し、適正なキー解除条件を具備すると、前記第1ロック部材を回転阻止位置から回転許容位置に変移させるソレノイドユニットであり、
    前記第2ロック手段は、適正なキーロック条件を具備しないと、第2ロック部材を回転阻止位置に保持し、適正なキーロック条件を具備すると、前記第2ロック部材を回転阻止位置から回転許容位置に位置させるキーインターロック手段であることを特徴とする錠装置。
JP2005251036A 2005-08-31 2005-08-31 錠装置 Expired - Fee Related JP4571557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005251036A JP4571557B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005251036A JP4571557B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007062553A JP2007062553A (ja) 2007-03-15
JP4571557B2 true JP4571557B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37925257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005251036A Expired - Fee Related JP4571557B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4571557B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107012452B (zh) * 2011-10-25 2020-09-25 株式会社小松制作所 钢材的表面处理方法、涂装方法及机械部件的制造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003227262A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Alpha Corp ロック装置
JP2004345455A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Alpha Corp 錠装置
JP2004345456A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Alpha Corp 錠装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003227262A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Alpha Corp ロック装置
JP2004345455A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Alpha Corp 錠装置
JP2004345456A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Alpha Corp 錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007062553A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6442985B1 (en) Lock apparatus and lock system
US6382003B1 (en) Lock apparatus
US6389856B1 (en) Lock apparatus
JP3798294B2 (ja) ステアリングロック装置
US6718805B2 (en) Steering wheel locking device
KR100690035B1 (ko) 차량의 변속 레버 장치
JP4571557B2 (ja) 錠装置
JP4841228B2 (ja) 錠装置
JP2007063848A (ja) 錠装置
JP4087748B2 (ja) 錠装置
JP4418298B2 (ja) 錠装置
JP4350034B2 (ja) ステアリングロック装置
JP3423899B2 (ja) ステアリングロック装置
JP4801812B2 (ja) 車両用シリンダ錠装置
JP4087613B2 (ja) ロック装置
JP2008050829A (ja) シリンダ錠装置
JP2653664B2 (ja) ステアリングロック制御装置
JP4405903B2 (ja) ステアリングロック装置
JP4328665B2 (ja) 錠装置
JP4154283B2 (ja) 錠装置
JP4766960B2 (ja) ステアリングロック装置
JP4213622B2 (ja) 錠装置
JP4056422B2 (ja) ステアリングロック装置の安全装置
JP4044340B2 (ja) ロック装置
JP2005314891A (ja) 錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100812

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4571557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees