JP4350034B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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本発明は、ケーシング本体の破壊等による不正キー解錠を防止する手段を備えたステアリングロック装置に関する。
この種の従来のステアリングロック装置としては、特許文献1に開示されたものがある。
このステアリングロック装置100は、図6及び図7に示すように、ケーシング本体101を有し、このケーシング本体101内には部品収容室101aが設けられている。部品収容室101a内には、シリンダ錠(図示せず)とこれに連結されたローテータ102が収容されている。
又、部品収容室101a内には、ローテータ102に直交する方向にハンガーロッド103とこのハンガーロッド103に連結されたロック部材104とハンガーロッド103を介してロック部材104をロック位置側に付勢するスプリング105とが収容されている。シリンダ錠(図示せず)及びローテータ102の回転によってロック部材104がステアリングシャフト106をロックするロック位置とステアリングシャフト106の自由な回転を許容するロック解除位置との間で変移される。
又、部品収容室101a内にはセーフプレート110が配置され、このセーフプレート110の一端側はネジ111でケーシング本体101に固定されている。セーフプレート110の他端側はロック部材104に沿って下方に延設されている。そして、セーフプレート110の下端によって非常用ロック手段112がロック解除位置に保持されている。非常用ロック手段112は、ロック部材104の孔内に収容されたロックピン113とこのロックピン113をロック位置側に付勢するスプリング114と、ケーシング本体101に形成されたピン嵌合孔115とから構成されている。
一方、ケーシング本体101には内部部品を収容するための開口部120が形成されており、この開口部120はリッド121によって塞がれている。リッド121にはネジ押さえ部121aが一体に設けられており、ネジ押さえ部121aの下面でネジ111の頭部を押さえている。
ところで、運転者の膝が当たるケーシング本体101の箇所には窪み部101bが形成され、衝突した際などには破損して、運転者に掛かる衝撃力を緩和するようになっている。ケーシング本体101の窪み部101bは構造的に弱いため、ケーシング本体101の破壊等による不正キー解除を行う場合には、その箇所が狙われやすい。不正キー解錠を行うべくケーシング本体101の窪み部101bの箇所、つまり、セーフプレート110の中間位置付近でケーシング本体101が破断等されると、セーフプレート110がロックピン113をロック解除位置に保持できなくなるため、ロックピン113がピン嵌合孔115に嵌合する。これにより、ロック部材104がロック位置にロックされ、ロック部材104の移動が困難となって不正キー解錠を防止できる。
又、ネジ押さえ部121aによって、組み付け時におけるネジ111の不完全挿入を防止でき、組み付け後におけるネジ111の脱落による非常用ロック手段112の誤動作を防止できる。
特開平10−264770号公報
しかしながら、従来のステアリングロック装置100では、ネジ押さえ部121aがリッド121に一体に設けられている。リッド121は盗防性の観点から鉄等の金属材にて形成されるため、ネジ押さえ部121aを一体に設けたリッド121は重量が重く、コスト高である。従って、ステアリングロック装置100の重量化、高コスト化になるという問題があった。
そこで、本発明は、セーフプレートを固定するネジの不完全挿入とネジの脱落の防止を部品点数を増加することなく実現でき、しかも、装置の軽量化、低コスト化をも図ることができるステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、ケーシング本体内の部品収容室に錠本体と、この錠本体に連結されたローテータと、ステアリングシャフトをロックするロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するロック解除位置との間を該ローテータの回転によって変移するロック部材と、通常時には非常用ロック手段をロック解除位置に保持するセーフプレートとが収容されたステアリングロック装置であって、前記ネジの頭部を押さえる位置に配置されるネジ押さえ部を、前記部品収容室に収容する樹脂材からなるスペーサに一体に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記スペーサには、支持孔が設けられ、この支持孔に前記ローテータの先端部が支承されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のステアリングロック装置であって、前記スペーサは、前記セーフプレートを直接に押圧することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか1項記載のステアリングロック装置であって、前記スペーサは、前記部品収容室の開口部を塞ぐリッドに当接する位置に収容されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、樹脂材からなるスペーサに一体に形成されたネジ押さえ部によって、組み付け時におけるネジの不完全挿入を防止でき、組み付け後におけるネジの脱落による非常用ロック手段の誤動作を防止できる。従って、セーフプレートを固定するネジの不完全挿入とネジの脱落の防止を部品点数を増加することなく実現でき、しかも、ステアリングロック装置の軽量化、低コスト化をも図ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、スペーサの組み付けによってネジ押さえ部を同時に組み付けできるため、組み付け性が良い。又、スペーサによってローテータの摺動抵抗を低減できるため、錠本体の操作性が良く、部品の耐摩耗性の向上を図ることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、ネジの付け忘れやネジが何らかの理由により脱落しても非常用ロック手段の誤動作を防止できる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、リッドの組み付け時にネジが不完全挿入状態であるか否かを確実に認識できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態を示し、図1はステアリングロック装置1の分解斜視図、図2はステアリングロック装置1の全体断面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図3のB−B線断面図、図5はローテータ7とスペーサ32の組み付け状態の斜視図である。
図1〜図3に示すように、ステアリングロック装置1は、車両に設けられるステアリングシャフト(不図示)の周辺に組み付けられたケーシング本体2を有し、このケーシング本体2内にはL字状の部品収容室2aが形成されている。この部品収容室2a内には、キャップ3、ハウジングケース4、錠本体であるシリンダ錠5、他端側にカム部7bを有するローテータ7、カム追従部材であるハンガーロッド8、このハンガーロッド8に連結されたロック部材9、イグニッションスイッチ10等が収容されている。
キャップ3は、ケーシング本体2の部品収容室2aの開口位置の周辺位置で、ケーシング本体2の内周面とハウジングケース4の外周面の間にできるスペースに介在されている。
ハウジングケース4は、ケーシング本体2にピン11等によって固定され、内部にはシリンダ収容室12が設けられている。
シリンダ錠5は、ほぼ円筒形状を有し、シリンダ収容室12に収容されている。シリンダ錠5の軸中心位置には軸方向に沿って鍵穴14が形成されている。シリンダ錠5の一端側はケーシング本体2より外側に突出し、この突出箇所に操作ノブ15が固定されている。この操作ノブ15には鍵穴14に連通する鍵穴入口16が形成されている。操作ノブ15の鍵穴入口16を介して鍵穴14にメカニカルキーであるシリンダキー(不図示)を挿入できる。シリンダ錠5は、第1操作である押圧操作によってハウジングケース4に対して軸方向に移動自在で、且つ、下記するロックレバー25がロック解除位置に位置することを条件として第2操作である回転操作によってハウジングケース4に対し軸中心に回転自在に設けられている。
ローテータ7は、ケーシング本体2に対して回転自在に支持され、その一端側がシリンダ錠5に連結されている。ローテータ7とシリンダ錠5間の連結は、シリンダ錠5の軸方向aの移動が伝達されず、回転のみ伝達されるようになっている。ローテータ7とシリンダ錠5との間には復帰バネ17が介在され、この復帰バネ17のバネ力によってシリンダ錠5が初期位置側に付勢されている。
ローテータ7の他端側にはカム部7bが一体に設けられ、このカム部7bにハンガーロッド8に連結されている。つまり、ローテータ7のカム部7bとハンガーロッド8によってカム機構CMが構成され、このカム機構CMによってローテータ7の回転が直線運動に変換されてロック部材9に伝達されるようになっている。ロック部材9の他端側は、ステアリングシャフト(不図示)に係合・離脱可能に設けられている。ロック部材9は、ローテータ7の回転位置によってステアリングシャフト(不図示)に係合するロック位置とロック解除位置との間を移動する。ハンガーロッド8にはバネ19の一端側が掛けられ、このバネ力によってロック部材9がロック位置側に付勢されている。
又、ローテータ7には、回転規制用突部7aが突設されていると共に、この回転規制用突部7aよりシリンダ錠5側の2箇所には外周方向に突出する侵入防止ブロック部20が突設されている。侵入防止ブロック部20の外周端面は、ケーシング本体2の部品収容室2aの内周面に近接する位置に位置されている。
ケーシング本体2の外周面にはスイッチユニット21とソレノイドユニット22がそれぞれ固定されている。
スイッチユニット21は、キー挿入検知スイッチSW1とノブ操作検知スイッチSW2とを備えている。キー挿入検知スイッチSW1は、シリンダ錠5の鍵穴14にシリンダキー(不図示)が完全に挿入された場合にオンするよう構成されている。ノブ操作検知スイッチSW2は、操作ノブ15の押圧操作によってシリンダ錠5が軸方向に変移された場合にオンするよう構成されている。キー挿入検知スイッチSW1とノブ操作検知スイッチSW2の検知情報は、制御部(不図示)に出力される。
ソレノイドユニット22は、ユニットハウジング23とこのユニットハウジング23内に収容されたソレノイド24とこのソレノイド24への電流のオン・オフによって変移するロックレバー25とを備えている。ユニットハウジング23はボルト26によってケーシング本体2に取り付けられている。ロックレバー25はケーシング本体2の開口部27より部品収容室2a内に突出し、ソレノイド24のオン時には回転規制用突部7aの回転軌跡外の回転許容位置(図2の実線位置)に、オフ時には回転規制用突部7aの回転軌跡内の回転阻止位置(図2の仮想線位置)にそれぞれ変移される。ソレノイド24は、制御部(不図示)の制御信号に基づいて駆動される。制御部(不図示)は、キー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2が共にオンになったとき、及び、キー挿入検知スイッチSW1がオフ、ノブ操作検知スイッチSW2がオンで、且つ、電子キー(不図示)との交信によりIDの認証確認がされた時にソレノイド24を所定時間だけオンするよう制御する。
ユニットハウジング23には引き離し防止ブロック部30が一体に設けられている。この引き離し防止ブロック部30は、ケーシング本体2の開口部27より部品収容室2a内に突出されている。そして、引き離し防止ブロック部30には貫通孔30aが形成され、この貫通孔30a内に貫通した状態で前記ローテータ7が部品収容室2a内に収容されている。又、引き離し防止ブロック部30は、シリンダ錠5が挿入される部品収容室2aの開口位置とロックレバー25との間の位置で部品収容室2a内に突出されており、部品収容室2aの開口側より挿入される不正解錠工具類(不図示)の奥への侵入をも阻止するようになっている。
又、部品収容室内には、セーフプレート31とスペーサ32が配置されている。セーフプレート31は、その一端側がネジ33でケーシング本体2に固定されている。セーフプレート31の他端側はロック部材9に沿って下方に延設されている。そして、セーフプレート31の下端によって非常用ロック手段34がロック解除位置に保持されている。非常用ロック手段34は、ケーシング本体2の孔内に収容されたロックピン35とこのロックピン35をロック位置側に付勢するスプリング36と、ロック部材9に形成されたピン嵌合孔37とから構成されている。
スペーサ32は、低摩擦係数の樹脂材にて成形され、支持孔32aが設けられている。スペーサ32は、開口部40からケーシング本体2に設置され、ローテータ7の他端側の先端部7cが支持孔32aに挿入される。そして、ローテータ7の回転によって、復帰バネ17のバネ力で付勢されたローテータ7の摺動部7fが、スペーサ32の表面を摺動する。なお、ローテータ7の先端部7cには、係止突起7dが形成されており、先端部7cを支持孔32aに挿入する際には、支持孔32aの凹部32bを係止突起7dが通過するように挿入され、ローテータ7を回転させることで、係止突起7dと支持孔32aが係合し、ローテータ7が組付け作業中に不用意に脱落することを防止している。
また、スペーサ32は、リッド18に当接する位置に配置されていると共にその直交方向にはネジ押さえ部38が一体に形成されている。このネジ押さえ部38の下面は、図4に詳しく示すように、セーフプレート31を固定するネジ33の頭部を押さえる位置に配置されている。ネジ押さえ部38の下部には突起部38aが設けられており、この突起部38aがセーフプレート31を直接に押圧している。
図1〜図3に戻り、ケーシング本体2のハンガーロッド8が臨む位置には、部品収容室2aの開口部40が形成されている。この開口部40は、鉄製のリッド18によって塞がれている。リッド18は固定ピン41によってケーシング本体2に固定されている。この開口部40を利用して部品収容室2a内に上述したハンガーロッド8、ロック部材9、バネ19、セーフプレート31、スペーサ32が所定の位置に収容される。
上記したステアリングロック装置1の作用を説明する。
図2の初期状態では、キー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2が共にオフであり、ソレノイド24のロックレバー25が回転阻止位置(図2の仮想線位置)に位置する。そして、係合ロッド9はステアリングシャフト(不図示)の係合位置に位置し、ステアリング(不図示)がロックされている。この初期状態にあって、操作者がシリンダ錠5を回転させるべく操作ノブ15に回転力を作用してもシリンダ錠5を回転させることはできない。
初期状態にあって、操作者が鍵穴14にシリンダキー(不図示)を挿入せずに操作ノブ15を押圧操作(第1操作)すると、シリンダ錠5がハウジングケース4内を軸方向aに移動して操作ノブ15が押下される。この移動において、キー挿入検知スイッチSW1はオフ位置を維持するが、ノブ操作検知スイッチSW2がオフ位置からオン位置になる。ノブ操作検知スイッチSW2がオンすると、制御部(不図示)は電子キー(不図示)と交信してID認証を行い、IDの一致を確認すると、電子キー操作モードに移行する。そして、制御部(不図示)がソレノイド24をオン状態に制御し、ロックレバー25が回転許容位置(図2の実線位置)に変移される。
操作者が上記した押圧操作(第1操作)に引き続き、操作ノブ15を回転操作(第2操作)すると、その回転力によってシリンダ錠5が回転する。このシリンダ錠5の回転によってローテータ7が回転し、ロック部材9がロック解除位置に変移される。これによりステアリングシャフト(不図示)が自由に回転できるようになる。
また、初期状態にあって、操作者が鍵穴14にシリンダキー(不図示)を挿入して操作ノブ15を押圧操作(第1操作)すると、シリンダ錠5がハウジングケース4内を軸方向aに移動して操作ノブ15が押下される。シリンダキー(不図示)の鍵穴14への挿入によって、キー挿入検知スイッチSW1がオフ位置からオン位置になる。シリンダ錠5の軸方向aへの移動によって、ノブ操作検知スイッチSW2がオフ位置からオン位置になる。キー挿入検知スイッチSW1及びノブ操作検知スイッチSW2が共にオンすると、補助操作モードに移行する。そして、制御部(不図示)がソレノイド24をオン状態に制御し、ロックレバー25が回転許容位置(図2の実線位置)に変移される。
操作者が上記した押圧操作(第1操作)に引き続き、操作ノブ15を回転操作(第2操作)すると、その回転力によってシリンダ錠5が回転する。このシリンダ錠5の回転によってローテータ7が回転し、ロック部材9がロック解除位置に変移される。これによりステアリングシャフト(不図示)が自由に回転できるようになる。
ところで、盗難の方法としてケーシング本体2自体を破断等する方法が考えられる。運転者の膝が当たるケーシング本体2の箇所には窪み部2bが形成され、運転者に対する衝撃力を緩和するようになっている。ケーシング本体2の窪み部2bは構造的に弱いため、ケーシング本体2の破壊等による不正キー解除を行う場合には、その箇所が狙われやすい。
このケーシング本体2の窪み部2bの箇所、つまり、セーフプレート31の中間位置付近で破壊等されると、セーフプレート31が非常用ロック手段34をロック解除位置に保持できなくなって非常用ロック手段34のロックピン35がロック位置に位置する。これによって、ロック部材9の移動が困難となって不正キー解錠を防止できる。
そして、上記ステアリングロック装置1によれば、スペーサ32に一体に形成されたネジ押さえ部38によって、組み付け時におけるネジ33の不完全挿入を防止でき、組み付け後におけるネジ33の脱落による非常用ロック手段34の誤動作を防止できる。従って、セーフプレート31を固定するネジ33の不完全挿入とネジ33の脱落の防止を部品点数を増加することなく実現でき、しかも、ステアリングロック装置1の軽量化、低コスト化をも図ることができる。
さらに、スペーサ32の組み付けによってネジ押さえ部38を同時に組み付けできるため、組み付け性が良い。又、スペーサ32によってローテータ7の摺動抵抗を低減できるため、シリンダ錠5の操作性が良く、部品の耐摩耗性の向上を図ることができる。
この実施形態では、スペーサ32は、セーフプレート31を直接に押圧するので、ネジ33の付け忘れやネジ33が何らかの理由により脱落しても非常用ロック手段34の誤動作を防止できる。
この実施形態では、スペーサ32は、部品収容室2aの開口部40を塞ぐリッド18に当接する位置に収容されたので、リッド18の組み付け時にネジ33が不完全挿入状態であるか否かを確実に認識できる。
この実施形態では、ソレノイドユニット22をケーシング本体2より取り外し、取り外したソレノイドユニット22をケーシング本体2より引き離そうとしてもユニットハウジング23の引き離し防止ブロック部30の貫通孔30aにローテータ7が貫通しているため、ソレノイドユニット22をケーシング本体2より引き離すことができない。以上より、非常に盗難防止性能に優れている。
前記実施形態では、メカニカルキーであるシリンダキーと電子キーの2種類のキーによって解除できるステアリングロック装置1に適用したが、種々の態様のステアリングロック装置に適用できることはもちろんである。
前記各実施形態では、錠本体としてシリンダ錠5を用いたが、イモビライザシステムの錠を使用しても同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るステアリングロック装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングロック装置の全体断面図である。 本発明の一実施形態に係る図2のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る図3のB−B線断面図である。 本発明の一実施形態に係るローテータとスペーサの組み付け状態の斜視図である。 従来例のステアリングロック装置の断面図ある。 図6のX−X線断面図である。
符号の説明
1 ステアリングロック装置
2 ケーシング本体
2a 部品収容室
5 シリンダ錠(錠本体)
7 ローテータ
9 ロック部材
17 復帰バネ
18 リッド
31 セーフプレート
32 スペーサ(樹脂製部材)
33 ネジ
34 非常用ロック手段
38 ネジ押さえ部

Claims (4)

  1. ケーシング本体内の部品収容室に錠本体と、この錠本体に連結されたローテータと、ステアリングシャフトをロックするロック位置とステアリングシャフトの回転を許容するロック解除位置との間を該ローテータの回転によって変移するロック部材と、通常時には非常用ロック手段をロック解除位置に保持するセーフプレートとが収容されたステアリングロック装置であって、
    前記ネジの頭部を押さえる位置に配置されるネジ押さえ部を、前記部品収容室に収容する樹脂材からなるスペーサに一体に設けたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
    前記スペーサには、支持孔が設けられ、この支持孔に前記ローテータの先端部が支承されたことを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のステアリングロック装置であって、
    前記スペーサは、前記セーフプレートを直接に押圧することを特徴とするステアリングロック装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちいずれか1項記載のステアリングロック装置であって、
    前記スペーサは、前記部品収容室の開口部を塞ぐリッドに当接する位置に収容されたことを特徴とするステアリングロック装置。
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