JP2017214809A - シリンダ錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防犯機能を高めたシリンダ錠装置を提供する。
【解決手段】シリンダ錠装置1は、キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラが収容され、前後に開口する筒状のボディ2に回転自在に収容保持されるロータ3と、キー挿入孔に正規のキーを挿入することでタンブラとの係合を解除する第1スリーブ5と、ロータ及び第1スリーブがボディに対して一体回転されたときにボディの後方側へ移動するスライド部材6と、スライド部材がボディの後方側へ向けて移動することでロータとの係合を解除する第2スリーブ7と、第2スリーブに連結して配されるホルダレバー8と、ホルダレバーのロータに対向する対向面に向けて突出し、ロータに加えられる軸方向の外力を受けて折損するように構成された連結軸81とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、メカニカルキーの回転操作によって施錠及び解錠するシリンダ錠装置に関する。
従来のシリンダ錠装置の一例としては、非常とびら用のシリンダ錠装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載されたシリンダ錠装置は、メカニカルキーによってオン位置及びオフ位置の間で回動操作可能なシリンダ錠を備えている。シリンダ錠は、キー挿入孔を有する金属製のインナシリンダと、シリンダ孔を有する金属製のシリンダボディと、キー挿入孔の前端に通じる開口部が設けられるリング状の端壁を一端に有する合成樹脂製筒状のハウジングとを備えている。
インナシリンダは、シリンダボディの前端からシリンダ孔に回動可能に挿入されている。シリンダボディは、ハウジングの筒部内に後端から嵌入することにより、ハウジングに係合して固定されている。
ハウジングは、車両のインストルメントパネルの開口部を介して内方に延びる取付け筒部の内部に挿入することで、リング状の端壁をインストルメントパネルの開口部に臨ませた状態で取付け筒部に係合して固定されている。
特開2009−62722号公報
上記特許文献1に記載のシリンダ錠装置におけるハウジングは、合成樹脂製であり、金属製のハウジングに比べて強度に劣るため、ハウジングの頭部がハンマー等で叩き込まれることで内部機構が破壊されるという不正な破壊操作の対象となってしまう可能性が高くなる。このことから、シリンダ錠装置の防犯性を高める対策が望まれていた。
従って、本発明の目的は、防犯機能を高めたシリンダ錠装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供されるシリンダ錠装置は、キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラが収容され、前後に開口する筒状のボディに回転自在に収容保持されるロータと、前記ボディ及び前記ロータの間に回転自在に収容保持され、前記キー挿入孔に正規のキーを挿入することで前記タンブラとの係合を解除する第1スリーブと、前記ロータに軸方向移動自在に配され、前記ロータ及び前記第1スリーブが前記ボディに対して一体回転されたときに前記ボディの後方側へ移動するスライド部材と、前記ロータに係脱自在に配され、前記スライド部材が前記ボディの後方側へ向けて移動することで前記ロータとの係合を解除する第2スリーブと、前記第2スリーブに連結して配されるホルダレバーと、前記ホルダレバーの前記ロータに対向する対向面に向けて突出し、前記ロータに加えられる軸方向の外力を受けて折損するように構成された連結軸と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るシリンダ錠装置において、前記連結軸の外周面には、軸方向に傾斜して切り欠いた切欠凹部が形成されてなることが好適である。
更に、本発明に係るシリンダ錠装置において、前記切欠凹部は、断面V字状に形成されてなることが好適である。
更にまた、本発明に係るシリンダ錠装置において、前記ボディは、取付対象物に取り付けられる円筒部を有するキャップと、前記キャップの円筒部内に後方側から嵌合される円筒状のロータケースとからなる内外二重筒に構成され、前記ロータケースの内部には、前記ロータ、前記第1スリーブ、前記スライド部材、前記第2スリーブ、及び前記ホルダレバーが同一軸線上に配されてなることが好ましい。
本発明によれば、シリンダ錠装置の防犯機能を高めることができる。
本発明に好適な実施の形態に係るシリンダ錠装置を組み立てる前の分解状態を模式的に示す斜視図である。 シリンダ錠装置の内部構造を説明するための要部断面模式図である。 シリンダ錠装置の防犯機能を説明するための要部断面模式図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下の説明においては、シリンダ錠装置のキー挿入孔側を前部、キー挿入孔の後側を後部といい、キー挿入孔を正面からみて上下左右という。
(シリンダ錠装置の全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、本実施の形態における典型的なシリンダ錠装置の一構成例を例示している。このシリンダ錠装置1は、図示しない車体のドアパネルに組み付けられるボディ2を備えている。
図1及び図2に示すように、ボディ2は、円筒部22の前部開口端部に一体形成されたフランジ状のフロント部23を有するキャップ21と、キャップ21の円筒部22内に後方側から嵌着される円筒状のロータケース25とからなり、ボディ2の前部は、ロータケース25の前部開口部側の外周面とキャップ21の内周面とにより内外二重筒に構成されている。
キャップ21の材料としては、例えば亜鉛ダイキャスト等の前後に開口する筒状の金属材が用いられる。ロータケース25の材料としては、例えばガラス繊維を混入したポリアミド樹脂(PA樹脂)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)等の前後に開口する円筒状の強化樹脂材が用いられる。
キャップ21は、ドアパネルの表面に形成された挿通孔を介してドアの内部に配置されるとともに、キャップ21のフロント部23がドアパネルの意匠面に露出した状態で固定される。ロータケース25の内部には、図示しない正規のメカニカルキー(以下、単に「正規キー」という。)と機械的な認証が可能なロータ3と、ロータ3及びドアロック機構を連結状態又は連結解除状態に切り換えるクラッチ機構を有するフリーホイール機構4とが同一軸線上に収容して配される。
このシリンダ錠装置1のボディ2は、車両側締結部となるキャップ21と、ロータ3及びフリーホイール機構4を収容保持するロータケース25とからなる二分割構造としており、キャップ21を強度及び盗難防止についての要件に適合させたうえで、ロータケース25及びフリーホイール機構4の構成部品を樹脂化する構造としている。
ロータ3は、大径ロータ部31と小径ロータ部32とが段差部33を介して一体に連結された段部形状を有しており、ロータ3をキャップ21の内周面に形成された円環状の隔壁24に当接することで、ロータ3がキャップ21の前部開口部側から引き抜かれることを阻止される。
大径ロータ部31の前部開口部の中央には、正規キーが挿入されていない状態で、図示しないキー挿入孔を覆うシャッタ部材34が回転自在に支持されている。シャッタ部材34は、シャッタ用ばね35,35によりキー挿入孔を閉塞する方向へ付勢されており、キー挿通孔を有するケースカバー36により覆われている。
ロータ3の内部には、正規キーを挿入するキー挿入孔が回転軸線CL方向に沿って形成されており、キー挿入孔を横切って径方向に付勢される長い板状をなす複数のタンブラ37,…,37が図示しないコイルバネの弾力により径方向に進退可能に収容されている。正規キーをキー挿入孔に挿入することでタンブラ37がロータ3の内部に没入してロータ3がロータケース25内に回転可能になる。
一方、フリーホイール機構4は、ロータ3の後方側から挿入して回転可能に収容される円筒状の第1スリーブ5と、第1スリーブ5がロータケース25に対して回転することで後方側へ向けて移動する円環筒状のスライド部材6とを備えている。
フリーホイール機構4は更に、スライド部材6が後方側へ向けて移動することでロータ3との係合を解除する円筒状の第2スリーブ7と、第2スリーブ7と連結して配されるホルダレバー8と、コイルばね9とを備えている。図示例では、スライド部材6及び第2スリーブ7が樹脂材からなる。
第1スリーブ5は、回転軸線CLを中心としてロータ3の外周面及びロータケース25の内周面の間に形成された空間に配されており、第1スリーブ5の径方向両側には、回転軸線CL方向に長いタンブラ係合部51が貫通して形成されている。タンブラ係合部51は、正規キーの挿入によりタンブラ37の突出端部を離脱させるとともに、正規キーの抜取によってタンブラ37の突出端部を係合させる孔を構成している。
第1スリーブ5の前部開口端面がロータ3の段差部33に当接することで、第1スリーブ5がキャップ21の前部開口部から引き抜かれることを阻止される。第1スリーブ5の後部開口端の径方向両側には、スライド部材6の前部開口端面に係合する一対の係合片52,52が回転軸線CL方向に突出して形成されている。第1スリーブ5の後部開口端面は、スライド部材6の前部開口端面に接合した状態で配される。
スライド部材6の前部開口端面には、一対のガイド片61,61が突出して形成されている。ガイド片61は、第1スリーブ5の外周面に回転軸線CL方向に沿って形成されたガイド溝53,53にスライド可能に嵌合する。
スライド部材6の前部開口端面には、外方に向かって拡開する所定の傾斜角をもつ一対の切欠凹部62,62がガイド片61と90°の位相差で切欠して形成されている。切欠凹部62の対向側面は、第1スリーブ5の係合片52と接触するカム面とされており、切欠凹部62は、係合片52に係脱自在に嵌合される。
従って、第1スリーブ5がロータケース25に対して回転すれば、スライド部材6の切欠凹部62のカム面と第1スリーブ5の係合片52との係合により、スライド部材6のガイド片61が第1スリーブ5のガイド溝53に沿って後方側へ向けて移動する。このスライド部材6の移動に伴い、第2スリーブ7はコイルばね9の弾力に抗して後方側のホルダレバー8側へ向けて移動することとなる。
第2スリーブ7及びホルダレバー8は、コイルばね9の両端部が第2スリーブ7及びホルダレバー8の間に組み込まれて一体化される。コイルばね9は、第2スリーブ7を前方側に向けて付勢するとともに、第2スリーブ7を介してロータ3を初期回転位置に回転復帰するようにされている。
第2スリーブ7の前部開口部は、スライド部材6の内周面及びロータ3の小径ロータ部32の後部外周端面の間に係脱自在に嵌め込んで配され、第2スリーブ7の内周面は、ホルダレバー8の前端面の中央に突出する円柱状の連結軸81に移動可能及び回転不能に嵌合される。
ホルダレバー8の前部開口端部寄りに形成された環状のフランジ部83は、ロータケース25の後部開口部寄りの内周面に形成された段差部26にコイルばね9の弾力で当接するように配される。第2スリーブ7の前部開口部は、スライド部材6の内周面に嵌まり込んで係合した状態になり、第2スリーブ7がロータ3に圧接されるとともに、嵌まり込んで嵌着した状態になる。
第2スリーブ7の内周面の径方向両側に形成された一対の連結凹部71,71は、ホルダレバー8の連結軸81の外周面の両側に形成された一対の連結突部82,82に対して回転軸線CL方向に移動可能であり、周方向に係合可能に構成されている。
スライド部材6がホルダレバー8側へ向けて移動しなければ、第2スリーブ7は、ホルダレバー8の連結突部82と係合したままの状態にあり、第2スリーブ7はホルダレバー8と一緒にロータ3の回転に追従して一体回転する。第2スリーブ7がコイルばね9の弾力に抗してホルダレバー8側へ向けて移動すれば、第2スリーブ7とロータ3との係合状態を解除させ、ロータ3とホルダレバー8との一体回転が禁止される。
ホルダレバー8は、ドアロック機構の一構成部品であるレバー100にクッション101を介して連結固定される。ロータ3の回転はホルダレバー8に伝達され、ホルダレバー8の回転が、レバー100を介してドアロック機構のロック状態及びアンロック状態を切り換える。
従って、第1スリーブ5の回転に伴ってスライド部材6及び第2スリーブ7がコイルばね9の弾力に抗してホルダレバー8側へ向けて移動することで、ホルダレバー8及びレバー100を介してドアロック機構は作動しない。
以上のように構成されたシリンダ錠装置1によれば、車両側締結部となるキャップ21と、ロータ3及びフリーホイール機構4を収容保持するロータケース25とからなるボディ2を二分割構造としていることから、キャップ21を強度及び盗難防止に関する要件に適合させるとともに、ロータケース25及びフリーホイール機構4の構成部品を樹脂化することができる。
(デッドロック機構の構成)
図示例によると、ロータケース25及びフリーホイール機構4の構成部品を樹脂化するため、ロータ3の頭部がハンマー等でケースカバー36を介して叩き込まれることにより、シリンダ錠装置1が破壊されるのを防止する構造を備えることが肝要である。
そこで、図2及び図3に示すように、ロータ3の頭部がケースカバー36を介して叩き込まれることでシリンダ錠装置1が破壊された場合に、ロータ3の対向面に配されるホルダレバー8の連結軸81を折損してシリンダ錠装置1の操作を不能とするデッドロック機構が備えられている。本実施の形態ではデッドロック機構を主要な特徴部としている。
図示例では、ホルダレバー8の連結軸81の外周面には、ロータ3に加えられる外力Fを受けて折損するように構成された折損部84が形成されている。この折損部84は、回転軸線CL方向に傾斜して切り欠いた断面V字状の切欠凹部85に構成されている。
ケースカバー36がハンマー等で叩き込まれると、回転軸線CL方向の外力Fが、ロータ3、第2スリーブ7を経てホルダレバー8の連結軸81及びロータケース25の段差部26に与えられる。連結軸81の切欠凹部85におけるV字状の底部に対して曲げモーメントが加わり、折損部84としては、切欠凹部85のV字を拡開する方向に折曲変形することになる。V字状の底部には、曲げモーメントに伴いせん断力が作用し、この折損部84を構成している連結軸81がせん断力に耐え切れなくなり、切断されることになる。
連結軸81の切断部分がロータケース25の内周面、第2スリーブ7、及びホルダレバー8の間に形成された空間S内に落下することで、連結軸81の残存部分とロータ3との対向面間が互いに干渉し合わない距離をもって離れることになる。これにより,外力Fによるロータ3の動作がコイルばね9の弾力により吸収する空移動となり、フリーホイール機構4は、外力Fを逃がす構造となる。従って、シリンダ錠装置1の不正な解錠を防止することができるようになる。
なお、折損部84の形状としては、曲げモーメント及びせん断力により切断を生じる形状であれば、例えば断面U字状などの各種の断面形状を用いることができる。
(正規キーによるシリンダ錠動作)
上記のように構成されたフリーホイール機構4によると、正規キーがロータ3のキー挿入孔へ挿入されると、タンブラ37は、正規キーのキー溝に係合することで第1スリーブ5のタンブラ係合部51の開口端から内方側へ退避する。タンブラ37と第1スリーブ5との係合が解除され、ロータ30が第1スリーブ5と独立して回転可能な状態となる。
この状態で、正規キーを回転させると、第1スリーブ5、及びスライド部材6を除いて、ロータ3と係合している第2スリーブ7だけがホルダレバー8と一体回転する。ホルダレバー8の回転は、レバー100を介してドアロック機構のロック状態及びアンロック状態を切り換える。
(不正キー等によるシリンダ錠動作)
一方、正規キーがロータ3のキー挿入孔内に差し込まれていない施錠状態であって、正規キー以外の不正キーやドライバ等の異物をロータ3のキー挿入孔内に差し込むことでシリンダ錠を解錠しようとする不正な行為が行われる場合は、タンブラ37の突出端部は、ロータ3のタンブラ収容孔の開口端から突出したままの状態であり、この突出端部が第1スリーブ5のタンブラ係合部51に係合することでロータ3の回転が規制される。
ロータ3を強引に回転させると、ロータケース25に対して第1スリーブ5が回転することで、スライド部材6と第2スリーブ7とがコイルばね9の弾力に抗してホルダレバー8側へ向けて移動し、第2スリーブ7とロータ3との係合が解除される。ロータ3及び第1スリーブ5がロータケース25に対して空転するだけである。従って、ロータ3の回転は、第2スリーブ7及びホルダレバー8を経てレバー100に伝達されず、ドアロック機構をロック状態に維持する。
(実施の形態の効果)
以上のように構成された実施の形態に係るシリンダ錠装置1によれば、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
強度及び盗難防止に関する要件に適合させるとともに、ロータケース25及びフリーホイール機構4を樹脂化することで、シリンダ錠装置1の軽量化を図ることが可能になる。
シリンダ錠装置1の構成部品を亜鉛ダイキャスト等の金属材ではなく、樹脂材により構成することが可能になることから、二次加工の必要がなくなり、製造コストを低減することができる。
不正行為によるシリンダ錠装置1の破壊を防止するための格別なデッドロック機構を設けることなく、簡単な構成でフリーホイール機構4にデッドロック機構を設けていることから、部品コストや組立コスト等を低減することができる。
フリーホイール機構4にデッドロック機構を設けることで、簡易な構造をもって、不正な操作による解錠操作を防止することがでることに加えて、シリンダ錠装置1に生じる不正破壊の進行を防止することができるようになる。
シリンダ錠装置1の樹脂化に伴う耐盗難性や耐アタック性の向上を図ることが可能になる。
デッドロック機構をフリーホイール機構4の一構成部品として用いた構成にすることができるため、製造コストの増大を招くこともなく、ボディ2内の収容部品の配置スペースを低減することができる。
なお、本発明におけるシリンダ錠装置1の代表的な構成例では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば建設機械や農業機械などの各種の作業用車両に効果的に適用することができることは勿論である。
また、上記実施の形態にあっては、車両のドアを機械的な操作により施錠及び解錠するシリンダ錠装置1を例示したが、これに限定されるものでなく、例えば車両のトランクリッド、住宅のドアやその他の開閉体のシリンダ錠装置あるいは車両のイグニッションシリンダに適用することができることは勿論である。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態、変形例、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、変形例、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…シリンダ錠装置、2…ボディ、3…ロータ、4…フリーホイール機構、5…第1スリーブ、6…スライド部材、7…第2スリーブ、8…ホルダレバー、9…コイルばね、21…キャップ、22…円筒部、23…フロント部、24…隔壁、25…ロータケース、26、33…段差部、31…大径ロータ部、32…小径ロータ部、34…シャッタ部材、35…シャッタ用ばね、36…ケースカバー、37…タンブラ、51…タンブラ係合部、52…係合片、53…ガイド溝、61…ガイド片、62…切欠凹部、81…連結軸、82…連結突部、83…フランジ部、84…折損部、85…切欠凹部、100…レバー、101…クッション、CL…回転軸線、F…外力、S…空間

Claims (4)

  1. キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラが収容され、前後に開口する筒状のボディに回転自在に収容保持されるロータと、
    前記ボディ及び前記ロータの間に回転自在に収容保持され、前記キー挿入孔に正規のキーを挿入することで前記タンブラとの係合を解除する第1スリーブと、
    前記ロータに軸方向移動自在に配され、前記ロータ及び前記第1スリーブが前記ボディに対して一体回転されたときに前記ボディの後方側へ移動するスライド部材と、
    前記ロータに係脱自在に配され、前記スライド部材が前記ボディの後方側へ向けて移動することで前記ロータとの係合を解除する第2スリーブと、
    前記第2スリーブに連結して配されるホルダレバーと、
    前記ホルダレバーの前記ロータに対向する対向面に向けて突出し、前記ロータに加えられる軸方向の外力を受けて折損するように構成された連結軸と、
    を備えたことを特徴とするシリンダ錠装置。
  2. 前記連結軸の外周面には、軸方向に傾斜して切り欠いた切欠凹部が形成されてなる請求項1に記載のシリンダ錠装置。
  3. 前記切欠凹部は、断面V字状に形成されてなる請求項2に記載のシリンダ錠装置。
  4. 前記ボディは、取付対象物に取り付けられる円筒部を有するキャップと、前記キャップの円筒部内に後方側から嵌合される円筒状のロータケースとからなる内外二重筒に構成され、
    前記ロータケースの内部には、前記ロータ、前記第1スリーブ、前記スライド部材、前記第2スリーブ、及び前記ホルダレバーが同一軸線上に配されてなる請求項1に記載のシリンダ錠装置。
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