JPH0720296Y2 - 内蔵型引き戸用ロックハンドル装置 - Google Patents
内蔵型引き戸用ロックハンドル装置Info
- Publication number
- JPH0720296Y2 JPH0720296Y2 JP8316891U JP8316891U JPH0720296Y2 JP H0720296 Y2 JPH0720296 Y2 JP H0720296Y2 JP 8316891 U JP8316891 U JP 8316891U JP 8316891 U JP8316891 U JP 8316891U JP H0720296 Y2 JPH0720296 Y2 JP H0720296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever handle
- handle
- plate
- shaft
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鉄道車両の個室等の出入
り口の引き戸に使用されるロックハンドル装置に関する
ものである。
り口の引き戸に使用されるロックハンドル装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】引き戸用ロックハンドル装置としては既
に各種形式のものが提案されているが、フックボルトの
解錠操作用のレバーハンドルが引き戸の前面や後面から
突出している構造のロックハンドル装置では、器物や身
体等がレバーハンドルに衝突したり引掛かるという難点
がある。
に各種形式のものが提案されているが、フックボルトの
解錠操作用のレバーハンドルが引き戸の前面や後面から
突出している構造のロックハンドル装置では、器物や身
体等がレバーハンドルに衝突したり引掛かるという難点
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案の目的
は、引き戸の前面および後面からの突出量が極めて少な
く、レバーハンドルを含めた装置の本体部分が引き戸内
に完全に隠没された内蔵型の引き戸用ロックハンドル装
置を提供することである。また、本考案の別の目的は、
室内側に何等かの異常事態が察知された時、車掌等の権
限を有する者が、室外側から簡単に解錠して引き戸を開
放することができる引き戸用ロックハンドル装置を提供
することである。
は、引き戸の前面および後面からの突出量が極めて少な
く、レバーハンドルを含めた装置の本体部分が引き戸内
に完全に隠没された内蔵型の引き戸用ロックハンドル装
置を提供することである。また、本考案の別の目的は、
室内側に何等かの異常事態が察知された時、車掌等の権
限を有する者が、室外側から簡単に解錠して引き戸を開
放することができる引き戸用ロックハンドル装置を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案の引き戸用ロックハン
ドル装置では、引き戸1の前面板部1aに突き当て固着
されるフロントプレート2の下部に操作用開口部3を設
け、フロントプレート2の後面側の枠壁27に締め付け
固着され、引き戸1の後面板部1bに突き当て固着され
るリアプレート4の上部に操作用開口部5を設け、フロ
ントプレート2とリアプレート4の中央部間に上位ハン
ドル軸6と下位ハンドル軸7を支持し、リアプレート4
の中央部後面側にサムターン8の収容用受筒部9を突設
し、受筒部9の内底壁部10の軸孔11にサムターン8
の中央軸棒12を嵌挿し、中央軸棒12の前端部の連動
軸部13を上位ハンドル軸6の後面中央部の受孔14に
嵌め込み固定する。
符号を用いて説明すると、本考案の引き戸用ロックハン
ドル装置では、引き戸1の前面板部1aに突き当て固着
されるフロントプレート2の下部に操作用開口部3を設
け、フロントプレート2の後面側の枠壁27に締め付け
固着され、引き戸1の後面板部1bに突き当て固着され
るリアプレート4の上部に操作用開口部5を設け、フロ
ントプレート2とリアプレート4の中央部間に上位ハン
ドル軸6と下位ハンドル軸7を支持し、リアプレート4
の中央部後面側にサムターン8の収容用受筒部9を突設
し、受筒部9の内底壁部10の軸孔11にサムターン8
の中央軸棒12を嵌挿し、中央軸棒12の前端部の連動
軸部13を上位ハンドル軸6の後面中央部の受孔14に
嵌め込み固定する。
【0005】上位ハンドル軸6の前面中央部に鍵受け突
起15を突設し、フロントプレート2の中央部に鍵棒1
6の操作端部17の抜き差し用透孔18を設け、操作端
部17に前記鍵受け突起15が挿入される鍵孔19を設
け、フロントプレート2とリアプレート4の上部間に収
容した上位レバーハンドル20の上半部を操作用開口部
5内に臨ませ、上位レバーハンドル20を下端部透孔2
1にて上位ハンドル軸6に嵌め込み固定し、上位レバー
ハンドル20の下端部に駆動突起22を下向きに突設
し、フロントプレート2とリアプレート4の下部間に収
容した下位レバーハンドル28の下半部を操作用開口部
3内に臨ませ、下位レバーハンドル28を上端部透孔2
9にて下位ハンドル軸7に嵌め込み連結し、下位レバー
ハンドル28の上端部に受動アーム30を上向きに突設
する。
起15を突設し、フロントプレート2の中央部に鍵棒1
6の操作端部17の抜き差し用透孔18を設け、操作端
部17に前記鍵受け突起15が挿入される鍵孔19を設
け、フロントプレート2とリアプレート4の上部間に収
容した上位レバーハンドル20の上半部を操作用開口部
5内に臨ませ、上位レバーハンドル20を下端部透孔2
1にて上位ハンドル軸6に嵌め込み固定し、上位レバー
ハンドル20の下端部に駆動突起22を下向きに突設
し、フロントプレート2とリアプレート4の下部間に収
容した下位レバーハンドル28の下半部を操作用開口部
3内に臨ませ、下位レバーハンドル28を上端部透孔2
9にて下位ハンドル軸7に嵌め込み連結し、下位レバー
ハンドル28の上端部に受動アーム30を上向きに突設
する。
【0006】受動アーム30の先端部後面に上位レバー
ハンドル20の駆動突起22が当接する受動突起31を
突設し、下位レバーハンドル28の後面に重ね合わせた
フックボレト32を基端部の透孔33にて下位ハンドル
軸7に嵌め合わせ、固定枠体40側の受金41に係脱す
るフックボルト32の先端フック部を枠壁27の側面開
口34から横向きに突出させ、下位レバーハンドル28
の上端部後面に係止突起35と押動突起36を受動アー
ム30の両側に左右対称に突設し、フックボルト32の
基端部の上面縁部に停止アーム37と受動肩部38を設
け、押動突起36と受動肩部38が当接した時、係止突
起35と停止アーム37の間に遊び間隔が残るように位
置設定する。
ハンドル20の駆動突起22が当接する受動突起31を
突設し、下位レバーハンドル28の後面に重ね合わせた
フックボレト32を基端部の透孔33にて下位ハンドル
軸7に嵌め合わせ、固定枠体40側の受金41に係脱す
るフックボルト32の先端フック部を枠壁27の側面開
口34から横向きに突出させ、下位レバーハンドル28
の上端部後面に係止突起35と押動突起36を受動アー
ム30の両側に左右対称に突設し、フックボルト32の
基端部の上面縁部に停止アーム37と受動肩部38を設
け、押動突起36と受動肩部38が当接した時、係止突
起35と停止アーム37の間に遊び間隔が残るように位
置設定する。
【0007】下端部の錠止突起25が係止突起35に係
合して下位レバーハンドル28の回転を阻止する止め金
板23を中央部透孔24にて上位ハンドル軸6に嵌め込
み固定し、止め金板23をバネ26によって錠止位置へ
復帰付勢し、フックボルト32をバネ39によって施錠
位置へ復帰付勢し、上位レバーハンドル20をバネ42
によって施錠位置に復帰付勢し、下位レバーハンドル2
8をバネ43によって施錠位置へ復帰付勢する。
合して下位レバーハンドル28の回転を阻止する止め金
板23を中央部透孔24にて上位ハンドル軸6に嵌め込
み固定し、止め金板23をバネ26によって錠止位置へ
復帰付勢し、フックボルト32をバネ39によって施錠
位置へ復帰付勢し、上位レバーハンドル20をバネ42
によって施錠位置に復帰付勢し、下位レバーハンドル2
8をバネ43によって施錠位置へ復帰付勢する。
【0008】
【作用】個室の出入り口の側柱等の固定枠体40側の受
金41にフックボルト32の先端部が係合した施錠状態
では、フックボルト32の受動肩部38が下位レバーハ
ンドル28の押動突起36に当接している。止め金板2
3の錠止突起25は下位レバーハンドル28の係止突起
35に係合している。また、上位レバーハンドル20の
駆動突起22は下位レバーハンドル28の受動アーム3
0の受動突起31に当接している。サムターン8は受筒
部9内において縦長に配置されている。
金41にフックボルト32の先端部が係合した施錠状態
では、フックボルト32の受動肩部38が下位レバーハ
ンドル28の押動突起36に当接している。止め金板2
3の錠止突起25は下位レバーハンドル28の係止突起
35に係合している。また、上位レバーハンドル20の
駆動突起22は下位レバーハンドル28の受動アーム3
0の受動突起31に当接している。サムターン8は受筒
部9内において縦長に配置されている。
【0009】個室の利用者が室内に入る時には、フロン
トプレート2の透孔18から鍵棒16の操作端部17を
挿入し、上位ハンドル軸6の鍵受け突起15と鍵棒16
の鍵孔19を嵌め合わせて、バネ26の付勢に抗して上
位ハンドル軸6を解錠方向すなわち図4において時計回
り方向に回転させ、止め金板23の錠止突起25を下位
レバーハンドル28の係止突起35から離脱させる。こ
の後、フロントプレート2の操作用開口部3に手を入
れ、バネ43の付勢に抗して下位レバーハンドル28を
下位ハンドル軸7を中心に解錠方向すなわち図4におい
て時計回り方向に回転させる。
トプレート2の透孔18から鍵棒16の操作端部17を
挿入し、上位ハンドル軸6の鍵受け突起15と鍵棒16
の鍵孔19を嵌め合わせて、バネ26の付勢に抗して上
位ハンドル軸6を解錠方向すなわち図4において時計回
り方向に回転させ、止め金板23の錠止突起25を下位
レバーハンドル28の係止突起35から離脱させる。こ
の後、フロントプレート2の操作用開口部3に手を入
れ、バネ43の付勢に抗して下位レバーハンドル28を
下位ハンドル軸7を中心に解錠方向すなわち図4におい
て時計回り方向に回転させる。
【0010】この回転操作によって下位レバーハンドル
28の押動突起36がフックボルト32の受動肩部38
を押すため、フックボルト32はバネ39の付勢に抗し
て下位ハンドル軸7を中心に解錠方向すなわち図4にお
いて時計回り方向に回転し、先端フック部が固定枠体4
0の受金41から離脱する。止め金板23の錠止突起2
5は下位レバーハンドル28の係止突起35の先端面2
2aに当接することによって、解錠位置に保持されてい
る。
28の押動突起36がフックボルト32の受動肩部38
を押すため、フックボルト32はバネ39の付勢に抗し
て下位ハンドル軸7を中心に解錠方向すなわち図4にお
いて時計回り方向に回転し、先端フック部が固定枠体4
0の受金41から離脱する。止め金板23の錠止突起2
5は下位レバーハンドル28の係止突起35の先端面2
2aに当接することによって、解錠位置に保持されてい
る。
【0011】引き戸1は下位レバーハンドル28に掛け
た手を更に横に引くことによって開放操作される。引き
戸1の開放後、下位レバーハンドル28から手を離す
と、下位レバーハンドル28とフックボルト32はそれ
ぞれバネ43、39の付勢によって元の施錠位置に復帰
する。この下位レバーハンドル28の復帰回転によって
錠止突起25が係止突起35の先端面35aから落ちる
ため、止め金板23もバネ26の付勢によって施錠位置
に復帰する。
た手を更に横に引くことによって開放操作される。引き
戸1の開放後、下位レバーハンドル28から手を離す
と、下位レバーハンドル28とフックボルト32はそれ
ぞれバネ43、39の付勢によって元の施錠位置に復帰
する。この下位レバーハンドル28の復帰回転によって
錠止突起25が係止突起35の先端面35aから落ちる
ため、止め金板23もバネ26の付勢によって施錠位置
に復帰する。
【0012】利用者が室内に入ってから引き戸1を閉鎖
方向に直線移動させると、閉鎖の終端においてフックボ
ルト32の先端フック部の円弧カム面44に受金41が
当接するため、係止突起35と停止アーム37の間の遊
び間隔によって、フックボルト32は下位ハンドル軸7
を中心に解錠方向に一旦退避回転する。引き戸1が完全
に閉鎖された時、フックボルト32は施錠方向に若干逆
回転し、フックボルト32の先端フック部と受金41が
自動的に係合する。
方向に直線移動させると、閉鎖の終端においてフックボ
ルト32の先端フック部の円弧カム面44に受金41が
当接するため、係止突起35と停止アーム37の間の遊
び間隔によって、フックボルト32は下位ハンドル軸7
を中心に解錠方向に一旦退避回転する。引き戸1が完全
に閉鎖された時、フックボルト32は施錠方向に若干逆
回転し、フックボルト32の先端フック部と受金41が
自動的に係合する。
【0013】利用者が室内側から引き戸1を開放するに
は、サムターン8を横長となる図2において反時計回り
方向に回し、止め金板23の錠止突起25を下位レバー
ハンドル28の係止突起35から離脱させる。この後、
リアプレート4の操作用開口部5に手を入れ、バネ42
の付勢に抗して上位レバーハンドル20を上位ハンドル
軸6を中心に解錠方向すなわち図4において反時計回り
方向に回転させる。
は、サムターン8を横長となる図2において反時計回り
方向に回し、止め金板23の錠止突起25を下位レバー
ハンドル28の係止突起35から離脱させる。この後、
リアプレート4の操作用開口部5に手を入れ、バネ42
の付勢に抗して上位レバーハンドル20を上位ハンドル
軸6を中心に解錠方向すなわち図4において反時計回り
方向に回転させる。
【0014】この回転操作によって上位レバーハンドル
20の駆動突起22が下位レバーハンドル28の受動ア
ーム30の受動突起31を押すため、下位レバーハンド
ル28が下位ハンドル軸7を中心に解錠方向に回転させ
られる。この下位レバーハンドル28の回転によって、
下位レバーハンドル28の押動突起36がフックボルト
32の受動肩部38を押すため、フックボルト32はバ
ネ39の付勢に抗して下位ハンドル軸7を中心に解錠方
向に回転し、先端フック部が受金41から離脱する。止
め金板23の錠止突起25は下位レバーハンドル28の
係止突起35の先端面35aに当接して解錠位置に保持
される。
20の駆動突起22が下位レバーハンドル28の受動ア
ーム30の受動突起31を押すため、下位レバーハンド
ル28が下位ハンドル軸7を中心に解錠方向に回転させ
られる。この下位レバーハンドル28の回転によって、
下位レバーハンドル28の押動突起36がフックボルト
32の受動肩部38を押すため、フックボルト32はバ
ネ39の付勢に抗して下位ハンドル軸7を中心に解錠方
向に回転し、先端フック部が受金41から離脱する。止
め金板23の錠止突起25は下位レバーハンドル28の
係止突起35の先端面35aに当接して解錠位置に保持
される。
【0015】引き戸1は上位レバーハンドル20に掛け
た手を更に横に引くことによって開放操作される。引き
戸1の開放後、上位レバーハンドル20から手を離す
と、上位レバーハンドル20はバネ42の付勢によって
元の位置に復帰し、下位レバーハンドル28とフックボ
ルト32はそれぞれバネ43、39の付勢によって元の
施錠位置に復帰する。この下位レバーハンドル28の復
帰回転によって錠止突起25が係止突起25の先端面2
2aから落ちるため、止め金板23もバネ26の付勢に
よって施錠位置に復帰する。
た手を更に横に引くことによって開放操作される。引き
戸1の開放後、上位レバーハンドル20から手を離す
と、上位レバーハンドル20はバネ42の付勢によって
元の位置に復帰し、下位レバーハンドル28とフックボ
ルト32はそれぞれバネ43、39の付勢によって元の
施錠位置に復帰する。この下位レバーハンドル28の復
帰回転によって錠止突起25が係止突起25の先端面2
2aから落ちるため、止め金板23もバネ26の付勢に
よって施錠位置に復帰する。
【0016】
【実施例】図示の実施例では、リアプレート4は、上位
レバーハンドル20や下位レバーハンドル28、フック
ボルト32等を所定位置に組み付けた後、上下左右の4
本のビス45によってフロントプレート2の枠壁27に
締め付け固着される。リアプレート4の中間部前面に
は、ベースプレート46が上下左右の4本のビス47に
よって締め付け固着されている。フロントプレート2の
中間部後面には環状突起48が突設され、環状突起48
には下位ハンドル軸7の前端部が嵌め込まれている。下
位ハンドル軸7の後端部は、ベースプレート46の下端
部に設けた受孔49に嵌め込まれている。
レバーハンドル20や下位レバーハンドル28、フック
ボルト32等を所定位置に組み付けた後、上下左右の4
本のビス45によってフロントプレート2の枠壁27に
締め付け固着される。リアプレート4の中間部前面に
は、ベースプレート46が上下左右の4本のビス47に
よって締め付け固着されている。フロントプレート2の
中間部後面には環状突起48が突設され、環状突起48
には下位ハンドル軸7の前端部が嵌め込まれている。下
位ハンドル軸7の後端部は、ベースプレート46の下端
部に設けた受孔49に嵌め込まれている。
【0017】フロントプレート2の中間部後面には別の
環状突起50が突設され、環状突起50には上位ハンド
ル軸6の前端縮径部が嵌め込まれている。上位ハンドル
軸6の後端縮径部は、ベースプレート46の中央部に設
けた受孔51に嵌め込まれている。上位ハンドル軸6の
前端空洞部52には、鍵棒16の操作端部17の切り込
み54が回転時に通過する鍵突起53を設けてある。サ
ムターン8の中央軸棒12は、抜止めリング55によっ
て受筒部9の内底壁部10に取りつけられている。上位
ハンドル軸6の後端部の受孔14は角形であり、中央軸
棒12の連動軸部13は同じ角形に形成されている。
環状突起50が突設され、環状突起50には上位ハンド
ル軸6の前端縮径部が嵌め込まれている。上位ハンドル
軸6の後端縮径部は、ベースプレート46の中央部に設
けた受孔51に嵌め込まれている。上位ハンドル軸6の
前端空洞部52には、鍵棒16の操作端部17の切り込
み54が回転時に通過する鍵突起53を設けてある。サ
ムターン8の中央軸棒12は、抜止めリング55によっ
て受筒部9の内底壁部10に取りつけられている。上位
ハンドル軸6の後端部の受孔14は角形であり、中央軸
棒12の連動軸部13は同じ角形に形成されている。
【0018】フックボルト32は、機械的強度を確保す
るため、連結ピン56で接合した4枚重ねの構造にして
ある。フックボルト32の復帰付勢用バネ39は引張り
コイルバネで構成され、リアプレート4に固着したバネ
受けピン57と、停止アーム37の先端部の透孔58と
の間に架設されている。上位レバーハンドル20の復帰
付勢用バネ42も引張りコイルバネで構成され、リアプ
レート4に固着したバネ受けピン59と上位レバーハン
ドル20の中間部のバネ受けピン60との間に架設され
ている。
るため、連結ピン56で接合した4枚重ねの構造にして
ある。フックボルト32の復帰付勢用バネ39は引張り
コイルバネで構成され、リアプレート4に固着したバネ
受けピン57と、停止アーム37の先端部の透孔58と
の間に架設されている。上位レバーハンドル20の復帰
付勢用バネ42も引張りコイルバネで構成され、リアプ
レート4に固着したバネ受けピン59と上位レバーハン
ドル20の中間部のバネ受けピン60との間に架設され
ている。
【0019】下位レバーハンドル28の復帰付勢用バネ
43も引張りコイルバネで構成され、リアプレート4に
固着したバネ受けピン61と下位レバーハンドル28の
中間部のバネ受けピン62との間に架設されている。上
位ハンドル軸6すなわち止め金板23とサムターン8の
共通のフック付勢用バネ26は、捩じりコイルバネで構
成され、ベースプレート46に固着したバネ受けピン6
3に中間コイル部が支持されており、枠壁27に固着し
たバネ受けピン64に一方の端部が連結され、止め金板
23の上端部に固着したバネ受けピン65に他方の端部
が連結されている。
43も引張りコイルバネで構成され、リアプレート4に
固着したバネ受けピン61と下位レバーハンドル28の
中間部のバネ受けピン62との間に架設されている。上
位ハンドル軸6すなわち止め金板23とサムターン8の
共通のフック付勢用バネ26は、捩じりコイルバネで構
成され、ベースプレート46に固着したバネ受けピン6
3に中間コイル部が支持されており、枠壁27に固着し
たバネ受けピン64に一方の端部が連結され、止め金板
23の上端部に固着したバネ受けピン65に他方の端部
が連結されている。
【0020】上位レバーハンドル20の中間部には、案
内スロット66を閉塞する円弧状鍔板67を突設してあ
る。下位レバーハンドル28の中間部には、案内スロッ
ト68を閉塞する円弧状鍔板69を突設してある。枠壁
27の上下左右の4箇所には、引き戸1の前面板部1a
と後面板部1bに対する取付け用透孔70を設けてあ
る。本実施例では、フロントプレート2は前面板部1a
の後面側に当接し、リアプレート4は後面板部1bの前
面側に当接しており、前面板部1aと後面板部1bに
は、フロントプレート2とリアプレート4より一回り小
さい縦長長方形の開口部71,72が形成されている。
内スロット66を閉塞する円弧状鍔板67を突設してあ
る。下位レバーハンドル28の中間部には、案内スロッ
ト68を閉塞する円弧状鍔板69を突設してある。枠壁
27の上下左右の4箇所には、引き戸1の前面板部1a
と後面板部1bに対する取付け用透孔70を設けてあ
る。本実施例では、フロントプレート2は前面板部1a
の後面側に当接し、リアプレート4は後面板部1bの前
面側に当接しており、前面板部1aと後面板部1bに
は、フロントプレート2とリアプレート4より一回り小
さい縦長長方形の開口部71,72が形成されている。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案の引き戸用ロックハ
ンドル装置では、フロントプレート2とリアプレート4
が引き戸1の前面板部1aと後面板部1bに突き当て固
着され、上位レバーハンドル20、下位レバーハンドル
28、フックボルト32等の全ての構成部品がフロント
プレート2の後面側の枠壁27内に収容され、この本体
部分が引き戸1の厚さ内に完全に隠没状態に内蔵される
ため、上位レバーハンドル20や下位レバーハンドル2
8に器物や身体が引掛かることなく、安全に使用するこ
とができる。
ンドル装置では、フロントプレート2とリアプレート4
が引き戸1の前面板部1aと後面板部1bに突き当て固
着され、上位レバーハンドル20、下位レバーハンドル
28、フックボルト32等の全ての構成部品がフロント
プレート2の後面側の枠壁27内に収容され、この本体
部分が引き戸1の厚さ内に完全に隠没状態に内蔵される
ため、上位レバーハンドル20や下位レバーハンドル2
8に器物や身体が引掛かることなく、安全に使用するこ
とができる。
【0022】また、上位レバーハンドル20の下端部に
駆動突起22を突設し、下位レバーハンドル28の上端
部に受動アーム30を突設し、受動アーム30の先端部
後面に前記駆動突起22が当接する受動突起31を設
け、上位ハンドル軸6の前端中央部に鍵受け突起15を
突設し、フロントプレート2に鍵棒16の操作端部17
の抜き差し用透孔18を設けたので、室内側に何等かの
異常事態が起きたことが察知された時には、車掌等の権
限ある者は、鍵棒16を使用して上位ハンドル軸6を室
外側から回転操作して、下位レバーハンドル28を解錠
方向に回転させ、これに連動したフックボルト32を固
定枠体40側の受金41から離脱させることによって、
引き戸1を非常開放し、利用者を早期に救助することが
できる。
駆動突起22を突設し、下位レバーハンドル28の上端
部に受動アーム30を突設し、受動アーム30の先端部
後面に前記駆動突起22が当接する受動突起31を設
け、上位ハンドル軸6の前端中央部に鍵受け突起15を
突設し、フロントプレート2に鍵棒16の操作端部17
の抜き差し用透孔18を設けたので、室内側に何等かの
異常事態が起きたことが察知された時には、車掌等の権
限ある者は、鍵棒16を使用して上位ハンドル軸6を室
外側から回転操作して、下位レバーハンドル28を解錠
方向に回転させ、これに連動したフックボルト32を固
定枠体40側の受金41から離脱させることによって、
引き戸1を非常開放し、利用者を早期に救助することが
できる。
【図1】本考案の一実施例に係る内蔵型引き戸用ロック
ハンドル装置の施錠状態の正面図である。
ハンドル装置の施錠状態の正面図である。
【図2】該引き戸用ロックハンドル装置の背面図であ
る。
る。
【図3】該引き戸用ロックハンドル装置の左側面図であ
る。
る。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図1のAーA線断面図である。
1 引き戸 1a 引き戸の前面板部 1b 引き戸の後面板部 2 フロントプレート 3 操作用開口部 4 リアプレート 5 操作用開口部 6 上位ハンドル軸 7 下位ハンドル軸 8 サムターン 9 受筒部 10 受筒部の内底壁部 11 軸孔 12 サムターンの中央軸棒 13 中央軸棒の連動軸部 14 上位ハンドル軸の受孔 15 鍵受け突起 16 鍵棒 17 操作端部 18 抜き差し用透孔 19 鍵孔 20 上位レバーハンドル 21 上位レバーハンドルの下端部透孔 22 上位レバーハンドルの駆動突起 23 止め金板 24 止め金板の中央部透孔 25 止め金板の錠止突起 26 止め金板の復帰付勢用バネ 27 フロントプレートの枠壁 28 下位レバーハンドル 29 下位レバーハンドルの上端部透孔 30 下位レバーハンドルの受動アーム 31 受動アームの受動突起 32 フックボルト 33 フックボルトの基端部透孔 34 枠壁の側面開口 35 下位レバーハンドルの係止突起 36 下位レバーハンドルの押動突起 37 フックボルトの停止アーム 38 フックボルトの受動肩部 39 フックボルトの復帰付勢用バネ 40 固定枠体 41 受金 42 上位レバーハンドルの復帰付勢用バネ 43 下位レバーハンドルの復帰付勢用バネ 44 フックボルトの円弧カム面 45 固着用ビス 46 ベースプレート 47 固着用ビス 48 フロントプレートの環状突起 49 ベースプレートの受孔 50 フロントプレートの環状突起 51 ベースプレートの受孔 52 上位ハンドル軸の前端空洞部 53 上位ハンドル軸の鍵突起 54 鍵棒の切り欠き 55 抜止めリング 56 フックボルトの連結ピン 57 リアプレートのバネ受けピン 58 停止アームの先端部透孔 59 リアプレートのバネ受けピン 60 上位レバーハンドルのバネ受けピン 61 リアプレートのバネ受けピン 62 下位レバーハンドルのバネ受けピン 63 ベースプレートのバネ受けピン 64 枠壁のバネ受けピン 65 止め金板のバネ受けピン 66 枠壁の案内スロット 67 上位レバーハンドルの円弧状鍔板 68 枠壁の案内スロット 69 下位レバーハンドルの円弧状鍔板 70 取付け用透孔 71 引き戸の前面板部の開口部 72 引き戸の後面板部の開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 引き戸1の前面板部1aに突き当て固着
されるフロントプレート2の下部に操作用開口部3を設
け、フロントプレート2の後面側の枠壁27に締め付け
固着され、引き戸1の後面板部1bに突き当て固着され
るリアプレート4の上部に操作用開口部5を設け、フロ
ントプレート2とリアプレート4の中央部間に上位ハン
ドル軸6と下位ハンドル軸7を支持し、リアプレート4
の中央部後面側にサムターン8の収容用受筒部9を突設
し、受筒部9の内底壁部10の軸孔11にサムターン8
の中央軸棒12を嵌挿し、中央軸棒12の前端部の連動
軸部13を上位ハンドル軸6の後面中央部の受孔14に
嵌め込み固定し、上位ハンドル軸6の前面中央部に鍵受
け突起15を突設し、フロントプレート2の中央部に鍵
棒16の操作端部17の抜き差し用透孔18を設け、操
作端部17に前記鍵受け突起15が挿入される鍵孔19
を設け、フロントプレート2とリアプレート4の上部間
に収容した上位レバーハンドル20の上半部を操作用開
口部5内に臨ませ、上位レバーハンドル20を下端部透
孔21にて上位ハンドル軸6に嵌め込み固定し、上位レ
バーハンドル20の下端部に駆動突起22を下向きに突
設し、フロントプレート2とリアプレート4の下部間に
収容した下位レバーハンドル28の下半部を操作用開口
部3内に臨ませ、下位レバーハンドル28を上端部透孔
29にて下位ハンドル軸7に嵌め込み連結し、下位レバ
ーハンドル28の上端部に受動アーム30を上向きに突
設し、受動アーム30の先端部後面に上位レバーハンド
ル20の前記駆動突起22が当接する受動突起31を突
設し、下位レバーハンドル28の後面に重ね合わせたフ
ックボレト32を基端部の透孔33にて下位ハンドル軸
7に嵌め合わせ、固定枠体40側の受金41に係脱する
フックボルト32の先端フック部を枠壁27の側面開口
34から横向きに突出させ、下位レバーハンドル28の
上端部後面に係止突起35と押動突起36を受動アーム
30の両側に左右対称に突設し、フックボルト32の基
端部の上面縁部に停止アーム37と受動肩部38を設
け、押動突起36と受動肩部38が当接した時、係止突
起35と停止アーム37の間に遊び間隔が残るように位
置設定し、下端部の錠止突起25が係止突起35に係合
して下位レバーハンドル28の回転を阻止する止め金板
23を中央部透孔24にて上位ハンドル軸6に嵌め込み
固定し、止め金板23をバネ26によって錠止位置へ復
帰付勢し、フックボルト32をバネ39によって施錠位
置へ復帰付勢し、上位レバーハンドル20をバネ42に
よって施錠位置に復帰付勢し、下位レバーハンドル28
をバネ43によって施錠位置へ復帰付勢した内蔵型引き
戸用ロックハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8316891U JPH0720296Y2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 内蔵型引き戸用ロックハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8316891U JPH0720296Y2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 内蔵型引き戸用ロックハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524841U JPH0524841U (ja) | 1993-03-30 |
JPH0720296Y2 true JPH0720296Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=13794744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8316891U Expired - Lifetime JPH0720296Y2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 内蔵型引き戸用ロックハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720296Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5504981B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2014-05-28 | 豊丸産業株式会社 | 遊技機 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP8316891U patent/JPH0720296Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524841U (ja) | 1993-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |