JP3058343U - シャックル錠 - Google Patents

シャックル錠

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JP3058343U
JP3058343U JP1998007903U JP790398U JP3058343U JP 3058343 U JP3058343 U JP 3058343U JP 1998007903 U JP1998007903 U JP 1998007903U JP 790398 U JP790398 U JP 790398U JP 3058343 U JP3058343 U JP 3058343U
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JP1998007903U
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Inventor
紀臣 瀬戸
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株式会社斉工舎
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作しやすいシャックル錠を得る。 【解決手段】錠本体1に挿入孔16と直交方向に摺動可
能に支持したロック部材28を設けると共に、付勢力に
より挿入孔16内にロック部材28を突出させ差込部材
2に形成した係止溝2bにロック部材28を挿入する付
勢部材42を設ける。また、挿入孔16に挿入した差込
部材2によりロック部材28を付勢力に抗して挿入孔1
6から退出させる傾斜部2aを形成する。更に、鍵50
の回転によりロック部材28の摺動方向と直交する軸の
廻りに回転部材52を回転させる錠機構体48を錠本体
1に設け、回転部材52の回転によりロック部材28を
退出側に摺動させると共に、差込部材2の挿入孔16へ
の挿入によるロック部材28の摺動を許容するカム機構
55を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自転車やオートバイ等の盗難を防止するために用いられるシャック ル錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特開平7−180419号公報にあるように、施錠時に、鍵を用い ることなく、差込部材を錠本体の挿入孔に挿入する動作で、ワンタッチで施錠で きるシャックル錠が提案されている。
【0003】 このシャックル錠は、パイプ状の錠本体内に半円弧状の一対の移動部材を摺動 可能に挿入し、両移動部材をばねにより逆方向に付勢する。また、両移動部材に は半円状の係止孔を位相をずらして形成し、ばねの付勢力に抗して両移動部材を 逆方向に摺動させて両半円状の係止孔の位相が合ったとき、U字状の差込部材の 両端を両係止孔に挿入する。ばねの付勢力により両移動部材を逆方向に摺動させ て、差込部材の先端に形成した係止溝に移動部材を挿入して施錠するようにして いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、鍵穴が錠本体の軸方向の端に設けら れており、シャックル錠を施した箇所によっては、鍵を鍵穴に挿入して解錠する 操作がし難いという問題があった。
【0005】 本考案の課題は、操作しやすいシャックル錠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本考案は課題を解決するため次の手段を取った。即 ち、 錠本体の一対の挿入孔に差込部材の両端を挿入して施錠するシャックル錠にお いて、 前記錠本体に前記挿入孔と直交方向に摺動可能に支持したロック部材を設ける と共に、付勢力により前記挿入孔内に前記ロック部材を突出させ前記差込部材に 形成した係止溝に前記ロック部材を挿入する付勢部材を設け、 前記挿入孔に挿入した前記差込部材により前記ロック部材を前記付勢力に抗し て前記挿入孔から退出させる傾斜部を少なくとも前記差込部材の先端又は前記ロ ック部材の先端の一方に形成し、 鍵の回転により前記ロック部材の摺動方向と直交する軸の廻りに回転部材を回 転させる錠機構体を前記錠本体に設け、 前記回転部材の回転により前記ロック部材を退出側に摺動させると共に、前記 差込部材の前記挿入孔への挿入による前記ロック部材の摺動を許容するカム機構 を備えたことを特徴とするシャックル錠がそれである。
【0007】 また、前記錠本体は、上ケースと下ケースとを重ね、該両ケース内に前記ロッ ク部材を配置した構成としてもよい。更に、前記上ケースと前記下ケースとをブ ラインドリベットにより固定した構成としてもよい。あるいは、前記錠機構体の 鍵穴を被うスライドカバーを設けてもよい。また、前記カム機構は樹脂製であっ てもよい。更に、前記錠本体を収納する上カバーと下カバーとを設け、前記上カ バーと前記上ケースとの間に補強部材を配置した構成としてもよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 図1に示すように、1は錠本体で、2はU字状に形成され両先端に傾斜部2a が設けられた差込部材である。錠本体1は、共に樹脂製の上カバー4と下カバー 6とを備え、上カバー4は下方が開放された直方体状の箱形に形成されている。 また、上カバー4には差込部材2の両端の間隔と同じ間隔で一対の貫通孔8(一 方のみ図示する)が形成されている。下カバー6は上カバー4の開口を塞ぐもの で、上方が開口された直方体状の箱形に形成されている。
【0009】 上カバー4と下カバー6との間には、上ケース10と下ケース12とが収納さ れている。上ケース10は下方が開放された直方体状の箱形に形成されており、 鋼板をプレス加工により四方を折り曲げて箱形に形成されている。下ケース12 は鋼板をプレス加工により「コ」字状に折り曲げて形成されており、上ケース1 0の開口に挿着される大きさに形成されている。上ケース10にも、差込部材2 の両端の間隔と同じ間隔で一対の貫通孔14(一方のみ図示する)が形成されて いる。尚、本実施形態では、図4に示すように、上カバー4と上ケース10との 間に、板状の補強部材15を配置している。
【0010】 上下ケース10,12内には、それぞれ挿入孔16,18が形成された樹脂製 の一対の保持部材20,22が挿入孔16,18と貫通孔8,14とが同軸上に なるように収納されている。両保持部材20,22には、挿入孔16,18と直 交する摺動孔24,26が形成されている。尚、挿入孔16,18には、図5に 示すように、コイルばね27(一方のみ図示する)が収納されている。
【0011】 摺動孔24,26には、ロック部材28,30が摺動可能に挿入されており、 ロック部材28,30の先端には傾斜部31,32が形成されている。ロック部 材28,30は、それぞれスライダ36,38に嵌着されており、スライダ36 ,38と一体に移動するように構成されている。
【0012】 両保持部材20,22の間には、樹脂製の収納部材40が配置されている。収 納部材40と両スライダ36,38との間にはコイルばねを用いた付勢部材42 ,44が設けられており、付勢部材42,44の付勢力によりスライダ36,3 8を介して両ロック部材28,30を挿入孔16,18に突出させるように構成 されている。
【0013】 収納部材40には、ロック部材28,30の摺動方向と直交する収納孔46が 形成されている。収納孔46には、錠機構体48が収納されており、錠機構体4 8は、図示しない鍵穴に挿入された鍵50の回転により回転部材52を回転する 周知の構成のものである。尚、図示しない鍵穴に対応して、下ケース12、下カ バー6にはそれぞれ貫通孔12a,6aが形成されている。
【0014】 回転部材52はその軸方向がロック部材28,30の摺動方向と直交し、回転 部材52の先端は収納部材40から突出されている。回転部材52の先端には、 カム部材54が嵌着されており、カム部材54には両スライダ36,38が係合 されている。
【0015】 図3(イ)に示すように、錠機構体48の回転部材52が解錠位置にあるとき には、両スライダ36,38を付勢部材42,44の付勢力に抗して移動して、 両スライダ36,38を介してロック部材28,30を挿入孔16,18から退 出させるように構成されている。
【0016】 また、図3(ロ)に示すように、錠機構体48の回転部材52が施錠位置にあ るときには、両スライダ36,38を付勢部材42,44の付勢力により移動し て、ロック部材28,30を挿入孔16,18に突出するように構成されている 。この状態で、ロック部材28,30に挿入孔16,18から退出させる作用力 が働いたときには、ロック部材28,30及びスライダ36,38の付勢部材4 2,44の付勢力に抗する摺動を規制しないように構成されている。尚、本実施 形態では、スライダ36,38、カム部材54によりカム機構55を構成してい る。
【0017】 下ケース12には、図4に示すように、切欠56〜58が形成されており、各 切欠56〜58にそれぞれ保持部材20,22、収納部材40の突部60〜62 を挿入することにより、保持部材20,22、収納部材40の位置決めが行われ るように構成されている。
【0018】 また、上下ケース10,12には、それぞれ上下ケース10,12を合わせた 際に重なり合う複数のピン孔64〜71が形成されており、ピン孔64〜71に ブラインドリベット72が挿入されて、上下ケース10,12、保持部材20, 22が一体的に固定されている。尚、図1に示すように、上下カバー4,6には その軸方向にスライドカバー74が摺動可能に装着されており、スライドカバー 74を摺動させて、錠機構体48の図示しない鍵穴を覆うことができるように構 成されている。
【0019】 次に、前述した本実施形態のシャックル錠の作動について説明する。 差込部材2の傾斜部2aを貫通孔8,14、挿入孔16,18に挿入すると、 傾斜部2aがロック部材28,30の傾斜部31,32に突き当たる。よって、 ロック部材28,30は軸方向の作用力を受け、付勢部材42,44の付勢力に 抗して摺動し、挿入孔16,18から退出する。
【0020】 その際、スライダ36,38も摺動するが、カム部材54にスライダ36,3 8の摺動が規制されることはない。尚、差込部材2の傾斜部2aとロック部材2 8,30の傾斜部31,32は、少なくとも一方に傾斜部が形成されていれば実 施可能である。
【0021】 更に、差込部材2を挿入孔16,18に挿入し、係止溝2bと摺動孔24,2 6との高さが合うと、付勢部材42,44の付勢力によりロック部材28,30 が係止溝2bに挿入されて施錠される。尚、施錠後にスライドカバー74を摺動 させて鍵穴を覆い、内部への雨水等の侵入を防止することが出来る。
【0022】 解錠する際には、鍵50を錠機構体48の図示しない鍵穴に差し込んで、回転 させる。これにより、回転部材52も回転し、カム部材54が同時に回転してス ライダ36,38を介してロック部材28,30を付勢部材42,44の付勢力 に抗して摺動させる。よって、図3(ロ)の施錠位置から、図3(イ)の解錠位 置にロック部材28,30が摺動されて、差込部材2がコイルばね27により挿 入孔16,18から押し出され解錠される。
【0023】 このように、差込部材2を挿入孔16,18に挿入するワンタッチの操作で施 錠できると共に、鍵穴が錠本体1の中央にあり、錠本体1の軸方向と直交する方 向を向いているので、鍵50を鍵穴に差し込む際に、シャックル錠を使用した箇 所の影響を受けることが少なく、使い勝手がよい。
【0024】 また、保持部材20,22や収納部材40、上下カバー4,6等を樹脂製とす ることにより、軽量化することが容易であると共に、防錆対策ともなる。更に、 上ケース10と下ケース12とを重ねて構成しているので、内部に組み込むカム 機構55等の組み込みが容易である。上カバー4と上ケース10との間に補強部 材15を配置することにより、補強も容易である。
【0025】 以上本考案はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本考案の要旨 を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案のシャックル錠は、差込部材の挿入孔への挿入によ るロック部材の摺動を許容するカム機構を設けたので、ワンタッチの操作で施錠 でき、また、鍵穴の方向を錠本体の軸方向と直交する方向に設けることができる ので、使い勝手がよいという効果を奏する。
【0027】 また、上ケースと下ケースとを重ねて構成することにより、カム機構等の組み 込みが容易になる。更に、カム機構を樹脂製とすることもでき、軽量化及び防錆 対策を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態としてのシャックル錠の要
部を断面で示す正面図である。
【図2】本実施形態の保持部材、収納部材、カム機構の
拡大断面図である。
【図3】本実施形態のカム機構の動作説明図である。
【図4】本実施形態の錠本体の分解図である。
【図5】本実施形態の内部の要部を断面で示す上下ケー
スの拡大正面図である。
【符号の説明】
1…錠本体 2…差込部材 2a…傾斜部 2b…係止溝 4…上カバー 6…下カバー 10…上ケース 12…下ケース 15…補強部材 16,18…挿入孔 20,22…保持部材 28,30…ロック部材 31,32…傾斜部 36,38…スライダ 40…収納部材 42,44…付勢部材 48…錠機構体 50…鍵 52…回転部材 54…カム部材 55…カム機構 72…ブラインドリベット 74…スライドカバー

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠本体の一対の挿入孔に差込部材の両端
    を挿入して施錠するシャックル錠において、 前記錠本体に前記挿入孔と直交方向に摺動可能に支持し
    たロック部材を設けると共に、付勢力により前記挿入孔
    内に前記ロック部材を突出させ前記差込部材に形成した
    係止溝に前記ロック部材を挿入する付勢部材を設け、 前記挿入孔に挿入した前記差込部材により前記ロック部
    材を前記付勢力に抗して前記挿入孔から退出させる傾斜
    部を少なくとも前記差込部材の先端又は前記ロック部材
    の先端の一方に形成し、 鍵の回転により前記ロック部材の摺動方向と直交する軸
    の廻りに回転部材を回転させる錠機構体を前記錠本体に
    設け、 前記回転部材の回転により前記ロック部材を退出側に摺
    動させると共に、前記差込部材の前記挿入孔への挿入に
    よる前記ロック部材の摺動を許容するカム機構を備えた
    ことを特徴とするシャックル錠。
  2. 【請求項2】 前記錠本体は、上ケースと下ケースとを
    重ね、該両ケース内に前記ロック部材を配置したことを
    特徴とする請求項1記載のシャックル錠。
  3. 【請求項3】 前記上ケースと前記下ケースとをブライ
    ンドリベットにより固定したことを特徴とする請求項2
    記載のシャックル錠。
  4. 【請求項4】 前記錠機構体の鍵穴を被うスライドカバ
    ーを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3記
    載のシャックル錠。
  5. 【請求項5】 前記カム機構は樹脂製であることを特徴
    とする請求項1ないし請求項4記載のシャックル錠。
  6. 【請求項6】 前記錠本体を収納する上カバーと下カバ
    ーとを設け、前記上カバーと前記上ケースとの間に補強
    部材を配置したことを特徴とする請求項2ないし請求項
    5記載のシャックル錠。
JP1998007903U 1998-10-09 1998-10-09 シャックル錠 Expired - Lifetime JP3058343U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010029179A (ko) * 1999-09-22 2001-04-06 박종삼 자전거용 잠금장치
JP2006213169A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Kironii Sangyo Kk 車輌固定装置

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