JPH0540561U - ワイヤロツク - Google Patents

ワイヤロツク

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JPH0540561U
JPH0540561U JP8972291U JP8972291U JPH0540561U JP H0540561 U JPH0540561 U JP H0540561U JP 8972291 U JP8972291 U JP 8972291U JP 8972291 U JP8972291 U JP 8972291U JP H0540561 U JPH0540561 U JP H0540561U
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JP
Japan
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wire
lock
hole
pin
case
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Pending
Application number
JP8972291U
Other languages
English (en)
Inventor
耕治 梅田
和芳 藤代
Original Assignee
株式会社二輪整備技術研究所
株式会社アルフア
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Publication date
Application filed by 株式会社二輪整備技術研究所, 株式会社アルフア filed Critical 株式会社二輪整備技術研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二輪車などの施錠に使用されるワイヤロック
は、キーで解錠操作をするときにワイヤロックのロック
本体を向きを変えて鍵孔を手前に向けるが、ケースの向
きを変えるとワイヤが捩じれるので、ワイヤの弾性復帰
を阻止しながらキー操作するのは煩わしく、又、危険で
ある。本考案はかかる課題を解決することを目的とす
る。 【構成】 ワイヤ15の一端に環状の溝形状の被係合部
25を設け、被係合部25をケース16の一側に設けら
れた挿入孔23に回動可能に挿入し、ケースの他側に設
けられた連結孔24に、ワイヤ15の他端を回動可能に
嵌着する。そして、挿入孔23と連結孔24とをほぼ同
一軸心にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二輪車などの盗難防止に使用されるワイヤロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
二輪車(自転車,原動機付き自転車,自動二輪車)などの盗難防止に使用され るワイヤロックについては、実開昭60−11975号,実開昭63−2011 74号公報記載の技術などがある。 実開昭60−11975号に記載されたワイヤロックは、図7の縦断面図に示 すように、ロック本体のケース1は、筒状部1aの一端を側壁1bに閉塞されて 内部に収容室2が形成され、筒状部1aには、収容室2に貫通する挿入孔3が設 けられる。
【0003】 挿入孔3の反対側に設けられた孔4に、紐状のワイヤ5の一端がかしめにより 固着され、ワイヤ5の他端には、挿入孔3に挿入可能な小径部6が設けられ、小 径部6に環状溝7が周設される。 ケース1の収容室2にはスライダ8が摺動可能に挿入され、スライダ8には環 状溝7に係合する係合突起9が設けられ、側壁1bの内壁面とスライダ8の一方 の端面(図7において左端)との間にばね10が挿入される。 従って、二輪車の車輪及びフレームに挿通したワイヤ5の小径部6を挿入孔3 に挿入すると係合突起9が環状溝7に係合し、ワイヤロックが施錠される。
【0004】 筒状部1aの一端にシリンダ錠11が取り付けられ、シリンダ錠11のロータ の先端に傾斜面12が設けられる。 従って、シリンダ錠11の鍵孔に差し込んだキーKを解錠方向に回動すると、 キーKと共に回動する傾斜面12が、スライダ8の右端に設けられた突起(図示 しない)を押動し、スライダ8がばね10の押圧力に抗して左方向に移動するの で、係合突起9と環状溝7との係合が解除され、ワイヤロックが解錠される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ワイヤロックを解錠しようとする人にとって、シリンダ錠11の鍵孔が見えな い位置にあるとキーKの差込み操作ができないので、片方の手でケース1を掴み 、鍵孔が見える角度となるまでワイヤ5を捩じり、他方の手でキーKの差込み並 びに解錠操作を行う。 然し、ワイヤ5を捩じるにはかなりの力が必要であり、キーKの差込み並びに 解錠操作を終わるまでワイヤ5を捩じったまま保持しなければならないので、ワ イヤロックの使用が煩わしく、ケース1から手を離すと弾性復帰するケース1に 手を叩かれる危険がある。 本考案はかかる課題を解決することを目的としており、キーの差込み操作が極 めて容易であり、力を必要としないので子供でも安全に使用できるワイヤロック を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ワイヤの一端に被係合部を設け、ケー スに上記ワイヤの他端を嵌着する連結孔と、上記被係合部が挿入される挿入孔と 、該挿入孔に挿入された被係合部に係合する方向に付勢されるラッチと、解錠操 作により上記ラッチを付勢反対方向に押動して上記係合を解除するシリンダ錠と を設けたワイヤロックにおいて、 上記連結孔と上記挿入孔とはほぼ一直線上に配列し、上記ワイヤの他端を上記 連結孔に回動可能に嵌着し、上記挿入孔に挿入されラッチに係合する上記被係合 部が上記挿入孔の内面を回動可能であるようにした。
【0007】
【作用】
上記のように構成されたワイヤロックは、ワイヤの他端が連結孔に対して回動 可能であり、被係合部が挿入孔に対して回動可能であるので、片方の手でケース を掴んで鍵孔が手前に向くように捩じると、ケースは連結孔及び挿入孔に挿入さ れたワイヤを軸にして回動する。 従って、ケースが回動してもワイヤが捩じられることがないので、ケースは極 めて小さな力で回動し、キーを鍵孔に差込む操作が容易になった。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は施錠状態のロック 本体Lの縦断面図,図2はロック本体Lの正面図,図3は図2のX−X断面図で あり、 ワイヤロックは、ロック本体Lとワイヤ15とにより構成される。 ロック本体Lは、側面に開口16a(図5参照)を有するケース16と、開口 16aを被覆する蓋16bとを有し、ケース16と蓋16bとをピン又はねじで 一体的に組合せて、内部に密閉空間17を形成する。 ケース16及び蓋16bの外周面をカバー18で被覆し、ワイヤロックを使用 中にケース16を分解できないように保護している。
【0009】 ワイヤ15は紐状に形成され、一端に円柱状のロックピン19が固着され、ロ ックピン19とワイヤ15との接続部はワイヤカバー20で被覆されている。 又、ワイヤ15の他端には円柱状のワイヤピン21が固着され、ワイヤピン2 1とワイヤ15との接続部はワイヤカバー22で被覆されている。
【0010】 ケース16の一方(図1で左側)の側壁16cに挿入孔23が設けられ、ケー ス16の他方の側壁16dに、挿入孔23と同軸心で且つ底付きの連結孔24が 設けられる。 ロックピン19は挿入孔23に回動可能に挿入され、挿入孔23を貫通して突 出する位置に、環状の溝に形成された被係合部25が設けられる。
【0011】 ワイヤピン21には環状溝26が周設され、ワイヤピン21が連結孔24に挿 入された後に、ケース16に設けられた孔42に挿入されるターミナルピン27 が環状溝26に挿入される(図1及び図5参照)。 従って、ワイヤピン21は軸方向には移動不能であるが、連結孔24内を回動 可能である。
【0012】 ケース16には、ロック本体Lの表面に鍵孔28を有するシリンダ錠29が取 り付けられ(図2参照)、シリンダ錠29のロータ30の先端面に偏心ピン31 が設けられる(図6参照)。 ケース16の密閉空間17には、ケース16の内壁面に設けられた支軸32に ラッチ33が枢着され、支軸32に巻回されたコイル状の係合用ばね34の一端 34aは側壁16aに係止され、係合用ばね34の他端34bはラッチ33に係 止される(図1参照)。
【0013】 ラッチ33は、係合アーム35と解錠駆動用アーム36とを有し、係合アーム 35の先端の係合部37は、係合用ばね34により被係合部25に係合する方向 (図1において反時計方向)に回動付勢される。 被係合部25の形状は環状の溝の形状を有するので、係合部37が被係合部2 5に係合しているときでも、ロックピン19は回動可能である。
【0014】 係合部37の位置は、ラッチ33の枢着点である支軸32よりもロックピン1 9の挿入方向(図1の矢印F方向)にあるので、ロックピン19を引抜き方向( 矢印Fの反対方向)に引っ張ると、被係合部25が係合部37を同方向に押圧し 、係合アーム35に反時計方向の回動力が生じ、係合部37の係合力が強化され る。
【0015】 連結孔24の底には、底壁38を貫通する小径孔39が設けられ、小径孔39 に挿入されるポップアップピン40の鍔部40aが、連結孔24に挿入され、鍔 部40aとワイヤピン21との間にばね41が挿入される。 従って、ポップアップピン40は矢印Fの反対方向に付勢され、被係合部25 が係合部37を同方向に押圧して係合力が強化されると共に、被係合部25がポ ップアップピン40と係合部37に挟持される。
【0016】 シリンダ錠29のロータ30が解錠角度にあるときには、偏心ピン31が図1 の実線位置にあり、ロータ30が施錠角度に回動すると、偏心ピン31が図1の 点線位置に移動し、解錠駆動アーム36の内側面36aを押動し、解錠駆動用ア ーム36が時計方向に回動する。
【0017】 以上のように構成されたワイヤロックの作用を図1及び図4(A)〜(D)に 基づいて説明する。 図4(A)は、ワイヤロックが施錠される前のロック本体Lの縦断面図であり 、偏心ピン31が図1の実線位置に移動し、係合用ばね34に押された係合アー ム35が被係合部25に係合可能な位置に移動している。 ロックピン19はまだ挿入孔23に挿入されていない。
【0018】 ロックピン19を挿入孔23に挿入すると、ロックピン19に押されたラッチ 33が係合用ばね34に抗して時計方向に回動し、ロックピン19の通過を許容 する(図4(B)参照)。 ロックピン19が更に挿入されると、ロックピン19の先端がばね41を押動 する(図4(C)参照)。
【0019】 被係合部25が係合部37と重なったときに、係合部37が被係合部25に係 入し、ワイヤロックが施錠される(図1参照)。 この施錠状態では、ばね41がロックピン19を矢印Fの反対方向に押動し、 被係合部25が係合部37を同方向に押動する。
【0020】 係合部37を押されたラッチ33には、反時計方向の回動力が生じ、係合部3 7と被係合部25の係合が強化される。 被係合部25はばね41と係合部37とに挟圧されているので、ロックピン1 9にがたつきがない。 又、ケース16はロックピン19及びワイヤピン21を軸として回動可能であ る。
【0021】 係合部37の位置は、支軸32に対して矢印F方向(被係合部25の挿入方向 )にあるので、ワイヤロックの施錠中に、ロックピン19に引抜き方向(矢印F の反対方向)の力を加えると、被係合部25が係合部37を同方向に押動し、ラ ッチ33には係合を深める方向の回動力が働く。 従って、従来のワイヤロックのように、ワイヤに引張力を加えても係合がはず れることはない。
【0022】 ワイヤロックの解錠操作は次のようになる。 ケース16がロックピン19及びワイヤピン21を軸として回動可能であるの で、ワイヤ15を捩じることなく簡単に鍵孔28を手前に向けることができる。 鍵孔28に差し込んだキーを解錠方向に回動すると、偏心ピン31が図1の点 線位置に移動するので、ラッチ33が時計方向に回動し、係合部37が被係合部 25から離隔して解錠される。 従って、ロックピン19を挿入孔23から引き抜くことができる(図3(D) 参照)。
【0023】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。 ワイヤロックを解錠するためにロック本体のケースを回して鍵孔を手前に向け る必要があるが、ケースがワイヤを軸として回動可能であるので、極めて小さな 力で容易にケースを回動することができる。 ケースを回動してもワイヤが捩じられないので、従来のワイヤロックのように 解錠操作中にケースの回動を阻止する力を加える必要はなく、又、弾性復帰しよ うとするケースに手を叩かれる危険もない。 従って、容易に且つ安全に解錠操作ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】施錠状態のロック本体の縦断面図である。
【図2】ロック本体の正面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】図4(A)〜(D)はワイヤロックの施錠及び
解錠状態を説明する縦断面図である。
【図5】ワイヤピンがケースに嵌着される状態を説明す
る正面図である。
【図6】ラッチと偏心ピンとの関係を示す要部斜視図で
ある。
【図7】ワイヤロックの従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
L ロック本体 15 ワイヤ 16 ケース 19 ロックピン 21 ワイヤピン 23 挿入孔 24 連結孔 25 被係合部 26 環状溝 27 ターミナルピン 28 鍵孔 29 シリンダ錠 30 ロータ 31 偏心ピン 32 支軸 33 ラッチ 34 係合用ばね 35 係合アーム 36 解錠駆動用アーム 37 係合部 40 ポップアップピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤの一端に被係合部を設け、ケース
    に上記ワイヤの他端を嵌着する連結孔と、上記被係合部
    が挿入される挿入孔と、該挿入孔に挿入された上記被係
    合部に係合する方向に付勢されるラッチと、解錠操作に
    より上記ラッチを付勢反対方向に押動して上記係合を解
    除するシリンダ錠とを設けたワイヤロックにおいて、 上記連結孔と上記挿入孔とはほぼ一直線上に配列し、上
    記ワイヤの他端を上記連結孔に回動可能に嵌着し、上記
    挿入孔に挿入されラッチに係合する上記被係合部が回動
    可能であることを特徴とするワイヤロック。
JP8972291U 1991-10-31 1991-10-31 ワイヤロツク Pending JPH0540561U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8972291U JPH0540561U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ワイヤロツク

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JP8972291U JPH0540561U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ワイヤロツク

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Publication Number Publication Date
JPH0540561U true JPH0540561U (ja) 1993-06-01

Family

ID=13978662

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JP8972291U Pending JPH0540561U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ワイヤロツク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707124A1 (en) 1994-08-24 1996-04-17 Alpha Corporation Theft preventing device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970916