JP2591136Y2 - 錠装置 - Google Patents

錠装置

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JP2591136Y2
JP2591136Y2 JP1993022954U JP2295493U JP2591136Y2 JP 2591136 Y2 JP2591136 Y2 JP 2591136Y2 JP 1993022954 U JP1993022954 U JP 1993022954U JP 2295493 U JP2295493 U JP 2295493U JP 2591136 Y2 JP2591136 Y2 JP 2591136Y2
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JP
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lock
side body
stopper
lock shaft
hole
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JP1993022954U
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伸欣 ▲吉▼田
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Alpha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、盗難予防に使用される
チェンロックなどに使用される錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チェンロックは、携帯に便利で操作が容
易であるため各方面に幅広く利用されている。最も一般
的な利用方法はチェンのロックであり、例えば、オート
バイのディスクブレーキの孔に挿通して固定物に巻つけ
たチェンの両端部のロックに使用されたり、或いは、自
転車のスポークの間を挿通して固定物に巻つけたチェン
や、観音開きの扉の両ハンドル等に挿通したチェンなど
の両端部のロックなどに利用されている。チェンのロッ
ク以外にも、例えば、相互の孔を重ね合わせた2部品を
ロックする場合などにも利用される。
【0003】チェンロックの従来技術には、フランス公
開公報2540171号公報記載の技術などがある。図
8は、チェンロックの一例を説明する斜視図であり、チ
ェンロックLは、シリンダ錠2が内設されるロック側ボ
ディ1と、端面にロックシャフト4が延設されるストッ
パ側ボディ3とにより構成される。そして、チェンCの
両端をロックシャフト4に挿通した後に、ロックシャフ
ト4をロック側ボディ1に挿入し、シリンダ錠2を施錠
すると、シリンダ錠2のロータの先端に設けられた係合
部材(図示しない)がロックシャフト4に係合するの
で、チェンCを取り外すことができなくなる。
【0004】シリンダ錠2を解錠すると、ロックシャフ
ト4の係合が解除され、ストッパ側ボディ3がロック側
ボディ1から分離可能になるので、チェンCを取り外す
ことができる。チェンロックLを携帯する場合には、ス
トッパ側ボディ3とロック側ボディ1とがばらばらにな
らないように施錠して一体に連結しておく。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】チェンロックLにより
チェンCの両端部を施錠しているときに、ロック側ボデ
ィ1とストッパ側ボディ3との間に捩じり力を加えてロ
ックシャフトを捩じ切ったり、ロックシャフト4を鋸で
切断してチェンCを取り外す悪質な犯罪を防止すること
ができなかった。本考案はかかる課題を解決することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の錠装置は、ロック側ボディに設けたシリン
ダ錠のロータ回動操作により、ストッパ側ボディに設け
たロックシャフトの先端部が着脱自在に係合し、係合状
態において上記ロックシャフトが回動可能である錠装置
において、上記ストッパ側ボディに円筒状の収容孔を内
設し、該収容孔に上記ロックシャフトの後端部が回動自
在に装着されることを特徴とするものである。
【0007】上記ストッパ側ボディには上記収容孔に連
設する孔が形成され、該孔にはばねと、該ばねにより上
記収容孔側に付勢される鋼球とが挿入され、上記鋼球が
上記ロックシャフトの後端部に形成した環状凹溝に係入
するとよい。或いは、上記ロックシャフトの後端部には
リング溝が形成され、該リング溝にはリングが装着さ
れ、該リングが上記ストッパ側ボディの収容孔に摺接す
ることができる。
【0008】
【作用】上記のように構成された錠装置は、ロックシャ
フトの先端部をロック側ボディに挿入し、シリンダ錠を
施錠すると、ロックシャフトがロック側ボディに回動可
能に係合し、ストッパ側ボディとロック側ボディが連結
される。連結された状態においても、ロックシャフトは
空転可能であると共にストッパ側ボディ内を摺動可能で
あり、ストッパ側ボディとロック側ボディの間隔をゼロ
から使用可能な所定間隔に可変である。
【0009】この錠装置によりチェンの両端などを施錠
している時に、ロック側ボディとストッパ側ボディとの
間にトルクを加えてロックシャフトを捩じ切ろうとして
も、ロックシャフトがロック側ボディやストッパ側ボデ
ィに対して容易に空転するので、ロックシャフトを捩じ
切ることはできない。又、ロックシャフトを鋸で切断し
ようとしても、鋸の刃の移動方向にロックシャフトが空
転するため、切断ができない。かくして、錠装置の防盗
性が向上する。
【0010】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は本考案の第1実施例を示す錠装置L1
縦断面図であり、ロック側ボディ10には、図1におい
て左端側に開口する大径孔11にシリンダ錠12が挿入
され、固定手段13によりシリンダ錠12が固定され
る。大径孔12にはボールホルダ挿入孔14が連通し、
ボールホルダ挿入孔14には、ロック側ボディ10の右
端側に開口する小径孔15が連通する。
【0011】シリンダ錠12のロータ12aの先端に
は、筒状に形成されるボールホルダ16が固着される。
ボールホルダ16は、ボールホルダ挿入孔14内を回動
可能であり、ボールホルダ16の周壁を貫通するボール
収容孔17が2箇所に設けられ、ボールホルダ16の周
壁の肉厚寸法よりも大きい直径の施錠用鋼球18がボー
ル収容孔17に収容される(図3参照)。
【0012】そして、ボールホルダ挿入孔14の内周面
には、シリンダ錠12のロータ12aが施錠角度となっ
たときにボール収容孔17に相対する位置に、ボール逃
げ溝19が設けられる(図1参照)。ストッパ側ボディ
20は、図1において右端側に開口する底壁挿入孔21
が設けられ、底壁挿入孔21に底壁22が挿入,固着さ
れる。底壁挿入孔21には収容孔23が連通し、収容孔
23の端部からストッパ側ボディ20の左端に開口する
小径孔24が設けられる。
【0013】収容孔23にはロックシャフト25の後端
部25aが挿入され、ロックシャフト25の先端部25
bが、小径孔24を経由して外方に突出する。後端部2
5aの外周面の2箇所に環状凹溝26が周設され、スト
ッパ側ボディ20の下面から、収容孔23に交叉する有
底の孔27が設けられ、有底の孔27にばね28とクリ
ック用鋼球29が挿入され、有底の孔27の開口部は盲
栓30によって密閉される。
【0014】そして、ロックシャフト25の最突出位置
において、クリック用鋼球29が一方の環状凹溝26に
係入し(図1参照)、最没入位置において、クリック用
鋼球29が他方の環状凹溝26に係入する(図2参
照)。先端部25bの先端には、施錠用鋼球18が係脱
する環状溝31が周設される。
【0015】以上のように構成された本考案の第1実施
例の作用を解錠状態,施錠操作,施錠状態,の順に説明
する。解錠状態では、ボール収容孔17の位置がボール
逃げ溝19に重なるので、先端部25bに抜き取り方向
の力を加えると、環状溝31に押された施錠用鋼球18
が環状溝31から離脱して、先端部25bをロック側ボ
ディ10から外すことができる。
【0016】チェンCの両端部を挿通した後に先端部2
5bをロック側ボディ10に挿入し、シリンダ錠12の
鍵孔に差し込んだキーを施錠方向に回動すると、ボール
収容孔17の位置がボール逃げ溝19から離れるので、
ボール逃げ溝19から押し出された施錠用鋼球18が環
状溝31に係入し、先端部25bが抜き取り不能に施錠
される(図1,図6参照)。
【0017】施錠中に、ロック側ボディ10とストッパ
側ボディ20をペンチ等で挟み、ロック側ボディ10と
ストッパ側ボディ20との間に捩じり力を加えてロック
シャフト25を捩じ切り、チェンCに拘束されていた物
品を盗む悪質な犯罪をしようとしても、ロックシャフト
25がロック側ボディ10やストッパ側ボディ20に対
して空転可能であるので、ロックシャフト25を捩じ切
ることはできない。或いは、ロックシャフト25を鋸で
切断しようとしても、鋸刃の移動方向にロックシャフト
25が空転するので、ロックシャフト25は切断されな
い。従って、錠装置L1 の防盗性は極めて高い。
【0018】チェンCの両端部を挿通しないで施錠した
場合には、ロックシャフト25を最没入位置にしてロッ
ク側ボディ10とストッパ側ボディ20との隙間をゼロ
にすることができる(図2,図7参照)。このとき、ク
リック用鋼球29は他方の環状凹溝26に係入して、隙
間ゼロの状態を保持するので、携帯に便利な形状に保た
れる。
【0019】図4,図5は本考案の第2実施例を示す錠
装置L2 のストッパ側ボディ32の縦断面図である。錠
装置L2 には、第1実施例のロック側ボディ10がその
まま使用されるので、ストッパ側ボディ32とロックシ
ャフト33のみを説明する。ストッパ側ボディ32に
は、底壁挿入孔21,収容孔23,小径孔24が設けら
れ、底壁挿入孔21には底壁22が挿入,固着されるこ
とは第1実施例と同様であるが、有底の孔27は設けら
れず、収容孔23の上部及び小径孔24の上部に空気通
路34,35が設けられる。
【0020】ロックシャフト33には、環状凹溝26が
設けらない代わりに、Oリング溝36が周設され、Oリ
ング溝36にOリング37が装着される。このOリング
37は、収容孔23との摺動抵抗をある程度増加して、
ストッパ側ボディ32とロック側ボディ10との間隔が
みだりに変動しないようにするものである。以上の他の
構造は第1実施例と同様である。
【0021】以上のように構成された第2実施例では、
ロックシャフト33が最突出位置,最没入位置で係止さ
れないが、ロックシャフト33の摺動抵抗が大きいの
で、図4に示す使用状態および図5に示す収納状態にお
いて、ストッパ側ボディ32とロック側ボディ10との
間隔がみだりに変動する虞はない。又、ロックシャフト
33は、ロック側ボディ10やストッパ側ボディ20に
対して空転可能であるので、捩じ切ることも、鋸による
切断も防止される。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。錠装置のロ
ックシャフトが容易に空転するので、チェンなどを施錠
中にロックシャフトを捩じ切られる危険性も、鋸で切断
される危険性も無くなり、錠装置の防盗性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の錠装置の使用状態を示す
縦断面図である。
【図2】本考案の第1実施例の錠装置の収納状態を示す
縦断面図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の錠装置の使用状態を示す
ストッパ側ボディの縦断面図である。
【図5】本考案の第2実施例の錠装置の収納状態を示す
ストッパ側ボディの縦断面図である。
【図6】本考案の錠装置の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図7】本考案の錠装置の収納状態を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のチェンロックの斜視図である。
【符号の説明】
1 ,L2 錠装置 C チェン 10 ロック側ボディ 12 シリンダ錠 12a ロータ 16 ボールホルダ 17 ボール収容孔 18 施錠用鋼球 19 ボール逃げ溝 20,32 ストッパ側ボディ 22 底壁 23 収容孔 25,33 ロックシャフト 26 環状凹溝 28 ばね 29 クリック用鋼球 31 環状溝

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック側ボディに設けたシリンダ錠のロ
    ータ回動操作により、ストッパ側ボディに設けたロック
    シャフトの先端部が着脱自在に係合し、係合状態におい
    て上記ロックシャフトが回動可能である錠装置におい
    て、 上記ストッパ側ボディに円筒状の収容孔を内設し、該収
    容孔に上記ロックシャフトの後端部が回動自在に装着さ
    れることを特徴とする錠装置。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ側ボディには上記収容孔に
    連設する孔が形成され、該孔にはばねと、該ばねにより
    上記収容孔側に付勢される鋼球とが挿入され、上記鋼球
    が上記ロックシャフトの後端部に形成した環状凹溝に係
    入することを特徴とする請求項1に記載の錠装置。
  3. 【請求項3】 上記ロックシャフトの後端部にはリング
    溝が形成され、該リング溝にはリングが装着され、該リ
    ングが上記ストッパ側ボディの収容孔に摺接することを
    特徴とする請求項1に記載の錠装置。
JP1993022954U 1993-04-30 1993-04-30 錠装置 Expired - Lifetime JP2591136Y2 (ja)

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JPH0682339U JPH0682339U (ja) 1994-11-25
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JP3348072B2 (ja) * 2000-04-11 2002-11-20 陳 旺松 ロック装置
KR100489443B1 (ko) * 2002-12-11 2005-05-16 삼화정밀 주식회사 절단방지구를 구비한 잠금장치의 잠금걸림쇠

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JPH0682339U (ja) 1994-11-25

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