JPH08301160A - スクータ型車両の盗難防止装置 - Google Patents

スクータ型車両の盗難防止装置

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JPH08301160A
JPH08301160A JP11052895A JP11052895A JPH08301160A JP H08301160 A JPH08301160 A JP H08301160A JP 11052895 A JP11052895 A JP 11052895A JP 11052895 A JP11052895 A JP 11052895A JP H08301160 A JPH08301160 A JP H08301160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
shaped
arm
lock member
scooter type
Prior art date
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Pending
Application number
JP11052895A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Nakamura
村 強 中
Yoshiaki Hirota
田 義 明 廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP11052895A priority Critical patent/JPH08301160A/ja
Publication of JPH08301160A publication Critical patent/JPH08301160A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 U字形のロック部材のみで車輪を車体側にロ
ックすることができ、不使用時における収納場所に困る
ことがなく、かつ専用キーを不要としたスクータ型車両
の盗難防止装置を提供することを目的とする。 【構成】 スクータ型車両のエンジンケース7と一体的
に、U字ロック部材13のアーム13a端を嵌入し得る
アーム挿入部14を有するロックハウジング12を設
け、このロックハウジング12内には、イグニッション
キー17により回動して前記U字ロック部材13のアー
ム13a端に係合しU字ロック部材13を抜出し不能に
ロックするロックプレート15を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータ型車両の盗難防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両は、図6に示す本発明の
適用例を参照すると、車体フレーム1の前部の図示しな
いヘッドパイプの前側がレッグフロントシールド2によ
り覆われ、同後端がレッグシールドカバー3で覆われて
おり、上記ヘッドパイプにはハンドル4を有するステア
リングシャフトが支持されて操向可能とされている。ま
た車体フレーム1の後方上部にはヘルメット収納室5が
設けられてその上部開口部がシート6により開閉可能と
され、車体フレーム1の後方下部にはエンジンケース7
の前部が枢支され、このエンジンケース7の後部には後
輪8が軸支されていてエンジンケース7内の伝動機構を
通じエンジンの回転を後輪8に伝達し、車両を走行させ
るようになっている。
【0003】この種のスクータ型車両では、前記ヘッド
パイプ部分にメインキー装置が組込まれ、イグニッショ
ンキーによりステアリングのロック・アンロックがなさ
れるとともに、イグニッションキーによりエンジンを始
動させるようになっている。
【0004】上記のスクータ型車両を駐車しておくと
き、イグニッションを人為的に操作してステアリングロ
ックを解かれるとともにエンジンを始動して盗難に遭う
ことがあるため、図7に示すようにU字形のロック部材
9とこのロック部材9のアーム9a、9aを挿入してキ
ーロックするロック杆10とからなる一般に市販のU字
ロック11を使用し、このU字ロック11により後輪8
のスポーク8a(またはタイヤ)に嵌め付けることによ
り車両を動かすことができないようにして盗難の防止を
図っている。このU字ロック11によれば、ステアリン
グロックに較べ機械的強度が高く、見た目にもロックさ
れていることが明瞭に分り、盗難防止の点で優れてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記市販
のU字ロック11では、自己の車両に適合するタイプや
大きさのものを選ばなければならず、通常では必要以上
に大きめのものが選択されることが多いことと、ロック
部材9とロック杆10との2部品からなっているため嵩
張り、走行中にそのU字ロック11を車両に格納してお
く場所に困るという問題がある。また従来のU字ロック
11は、そのロック・アンロック用の専用のキーを必要
とするため、イグニッションキーの他にU字ロック11
用のキーを携行しなければならないという煩雑さがあっ
た。
【0006】本発明はこれに鑑み、U字形のロック部材
のみで車輪を車体にロックすることができ、収納の際に
もU字ロック部材のみを格納すればよく、収納場所をと
らず、かつ専用のロック用キーを必要としないスクータ
型車両の盗難防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、スクータ型車
両のエンジンケースと一体的に、U字ロック部材のアー
ム端を嵌入し得るアーム挿入部を有するロックハウジン
グを設け、このロックハウジング内には、イグニッショ
ンキーにより回動して前記U字ロック部材のアーム端に
係合しU字ロック部材を抜出し不能にロックするロック
プレートを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】スクータ型車両を駐車して車輪をロックしてお
くときは、U字ロック部材を後輪のスポークに跨がるよ
うに嵌め、そのアーム端をエンジンケースと一体的なロ
ックハウジングのアーム挿入部に挿入し、次いでイグニ
ッションキーによりロックハウジング内のロックプレー
トを回転させてU字ロック部材のアームをロックする。
これによりU字ロック部材は後輪を挟んでエンジンケー
ス側に固定され、走行不能にロックされる。
【0009】走行させるときは、イグニッションキーに
よりロックプレートを反対方向に回動することによりロ
ックが解除され、U字ロック部材をロックハウジングか
ら抜きとることができ、走行可能な状態となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0011】図1は、ロック状態の外観を示し、図2は
要部を分解して示すもので、スクータ型車両のエンジン
ケース7の後輪8のスポーク8aに面する位置に円筒状
内周面を有するロックハウジング12がエンジンケース
7に一体に形成されており、このロックハウジング12
の後輪8に面する側にはU字ロック部材13のアーム1
3a、13aの先端が嵌入し得る円孔状のアーム挿入部
14、14が開設されている。
【0012】上記ロックハウジング12内にはロックプ
レート15が内装されている。このロックプレート15
は、図2にみられるように円筒材の長手方向一側部を削
除した形状を有するもので、前記ロックハウジング12
内において回転自在に嵌入され、前記アーム挿入部1
4、14と対応する位置の一側縁には回転時にアーム1
3aに干渉しないようにするための半円形状の切欠15
a、15aが形成されており、端面16には、イグニッ
ションキー17により施・解錠可能なキーロータ18の
先端から突出する偏平な回動片19が嵌入する長孔状の
係合孔20が形成されている。そして上記キーロータ1
8は、前記ロックハウジング12の後端に挿着され、そ
のキー挿入孔18aは車両の後方に向けて開口するよう
に位置し、イグニッションキー17を図6において矢印
A方向から挿入して回動操作可能とされている。
【0013】U字ロック部材13は、図3(A)に平面
を、同(B)に側面を示すように、そのアーム13a、
13aの先端に前記ロックプレート15の側縁が係合し
得る切込み状の係合部21、21が形成されており、イ
グニッションキー17によるロック時には図4(A)の
ようにロックプレート15が前記係合部21、21に係
合してアーム13a、13aが抜止めされ、アンロック
時には図4(B)のようにロックプレート15が係合部
21、21から抜けてアーム13a、13aを抜きとる
ことができるようになっている。
【0014】前記ロックハウジング12のアーム挿入部
14、14は、図示の実施例では雨水が浸入しないよう
にするためシャッタが設けられている。すなわち図5
(A)、(B)に一部の断面図として示すように、アー
ム挿入部14の入口内部にはU字ロック部材13のアー
ム13aが可及的密に挿入し得る内径を有するリング状
のパッキン22が固着され、そのパッキン22の奥側に
はシャッタ23が軸24により揺動可能に取付けられて
おり、バネ25により常時は前記パッキン22の内側面
に密着してアーム挿入部14の開口部分を閉鎖するよう
になっている。
【0015】したがってアーム13aを挿入したときは
シャッタ23はアーム13a端により押されてロックハ
ウジング12内に倒れ込み、アーム13a側を引抜いた
ときはシャッタ23がバネ25の付勢によりパッキン2
2に密着してシール状態となる。
【0016】一方、上記U字ロック部材13の不使用
時、すなわち車両の走行時におけるU字ロック部材13
の格納については、例えば図6に略示しているようにス
クータ型車両のヘルメット収納室5の底部に前記U字ロ
ック部材13の形状に合致したU字形の凹部5aを設
け、この凹部5a内にU字ロック部材13を収めること
により邪魔にならずに格納することができる。
【0017】次に作用を説明する。
【0018】スクータ型車両を駐車して車輪をロックし
ておくときは、U字ロック部材13を後輪8のスポーク
8aを跨ぐようにして嵌め、そのアーム13a、13a
をエンジンケース7と一体のロックハウジング12のア
ーム挿入部14、14に挿入する。これによりアーム1
3a、13aの先端によりシャッタ23が押し開けられ
て挿入され、アーム13a、13aの周面にはシール2
2、22が密着して雨水等の浸入が防がれる状態におか
れる。
【0019】次いでイグニッションキー17をキーロー
タ18のキー挿入孔18aに挿入して回動片19を回す
と、この回動片19が嵌入しているロックプレート15
が回転し、その側縁がアーム13a、13aの係合部2
1、21に係合してアーム13a、13aが抜出し不能
にロックされ、イグニッションキー17を抜くことによ
りそのロック状態が維持される。これによりU字ロック
部材13は図1に示すように後輪8を挟んでエンジンケ
ース7側に固定され、走行不能にロックされる。
【0020】スクータ型車両を走行させるときは、イグ
ニッションキー17をキーロータ18のキー挿入孔18
aに挿入してロックプレート15を前記とは反対方向に
回転させれば、ロックプレート15はU字ロック部材1
3のアーム13a、13aの係合部21、21から外
れ、U字ロック部材13をロックハウジング12から抜
きとることができる。アーム13a、13aを抜き去れ
ば図5(B)のようにシャッタ23が閉じ、シール22
に密着してロックハウジング12内に雨水等の侵入する
ことが防がれる。また取り外したU字ロック部材13は
U字形をなすアームのみであるから、ヘルメット収納室
5の底部の凹部5a内に格納しておくことにより場所を
とることなく邪魔にならずに収納することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
輪をロックしないときはU字形のロック部材のみを収納
すればよいので収納のためのスペースが少なくてすみ、
例えばヘルメット収納室の底部等に容易に格納場所を求
めることができる。またU字ロック部材のロックはイグ
ニッションキーにより行うので、ロック用の専用キーを
別に携行する必要がなく、煩雑さをなくすることができ
る。さらに車輪のロック時にU字ロック部材は接地する
ことがないので汚れや傷つきがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による盗難防止装置のロック状態を示す
斜視図。
【図2】同装置の一実施例を示す要部の分解斜視図。
【図3】(A)、(B)はU字ロック部材を示し、
(A)は平面図、(B)は側面図。
【図4】(A)、(B)はU字ロック部材とロックプレ
ートとの関係を示し、(A)はロック時、(B)はアン
ロック時の説明図。
【図5】(A)、(B)はロックハウジングのアーム挿
入部の一例を示し、(A)はアーム挿入時、(B)はア
ーム抜きとり時の状態を示す断面図。
【図6】本発明を適用するスクータ型車両を示す側面
図。
【図7】従来のU型ロックを示す斜視図。
【符号の説明】 1 車体フレーム 5 ヘルメット収納室 7 エンジンケース 8 後輪 8a スポーク 12 ロックハウジング 13 U字ロック部材 13a アーム 14 アーム挿入部 15 ロックプレート 17 イグニッションキー 18 キーロータ 19 回動片 20 係合孔 21 係合部 22 パッキン 23 シャッタ 25 バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクータ型車両のエンジンケースと一体的
    に、U字ロック部材のアーム端を嵌入し得るアーム挿入
    部を有するロックハウジングを設け、このロックハウジ
    ング内には、イグニッションキーにより回動して前記U
    字ロック部材のアーム端に係合しU字ロック部材を抜出
    し不能にロックするロックプレートを有することを特徴
    とするスクータ型車両の盗難防止装置。
JP11052895A 1995-05-09 1995-05-09 スクータ型車両の盗難防止装置 Pending JPH08301160A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11052895A JPH08301160A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 スクータ型車両の盗難防止装置

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JP11052895A JPH08301160A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 スクータ型車両の盗難防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH08301160A true JPH08301160A (ja) 1996-11-19

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ID=14538099

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JP11052895A Pending JPH08301160A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 スクータ型車両の盗難防止装置

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JP (1) JPH08301160A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005170329A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Suzuki Motor Corp スクータ型車両の収納装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005170329A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Suzuki Motor Corp スクータ型車両の収納装置
JP4501424B2 (ja) * 2003-12-15 2010-07-14 スズキ株式会社 スクータ型車両の収納装置

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