JPH0633165Y2 - シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプ - Google Patents
シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプInfo
- Publication number
- JPH0633165Y2 JPH0633165Y2 JP1986197881U JP19788186U JPH0633165Y2 JP H0633165 Y2 JPH0633165 Y2 JP H0633165Y2 JP 1986197881 U JP1986197881 U JP 1986197881U JP 19788186 U JP19788186 U JP 19788186U JP H0633165 Y2 JPH0633165 Y2 JP H0633165Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- rotor cap
- key insertion
- cap
- insertion opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輌をはじめ各種のシリンダー錠におけるロー
ターキャップに関するものである。
ターキャップに関するものである。
従来のローターキャップはキー挿入口のシャッター機構
の保持や,ローター端面の単なる装飾のために設けられ
る場合が多く,これらのローターキャップにおいては,
キー挿入口とローターのキー挿入口を一致させて回動不
能に固定されている。しかし,例えば第3図に示すよう
にキーと同程度の板厚で,先端を二又状にして折り曲げ
られた回動治具(16)によりローターに回転力を与えなが
ら,キー挿入口から針金(17)を差し込みタンブラー(7)
をローター内に押し込んで解錠する,いわゆるピッキン
グによる解錠防止(実開昭57−1251号にその手順
が詳細に紹介されている)には役立たないものであっ
た。
の保持や,ローター端面の単なる装飾のために設けられ
る場合が多く,これらのローターキャップにおいては,
キー挿入口とローターのキー挿入口を一致させて回動不
能に固定されている。しかし,例えば第3図に示すよう
にキーと同程度の板厚で,先端を二又状にして折り曲げ
られた回動治具(16)によりローターに回転力を与えなが
ら,キー挿入口から針金(17)を差し込みタンブラー(7)
をローター内に押し込んで解錠する,いわゆるピッキン
グによる解錠防止(実開昭57−1251号にその手順
が詳細に紹介されている)には役立たないものであっ
た。
本考案は、ローター(1)の頭部中央部にキー挿入口の長
手方向の寸法よりやや大きな直径で、深さが回動治具(1
6)の先端二又状折り曲げ部の折り曲げ長さより深い円形
凹部(3)を設け、中央にキー挿入口(6)を有するローター
キャップ(5)を前記ローター頭部に回動可能に被せるこ
とにより、上記のピッキングによる解錠を不能とし、更
に、ローターキャップ裏面にクリック溝(14)を設けると
共に、このクリック溝に前記ローター(1)とローターキ
ャップ(5)との間に設けたアクションリング(12)上面の
バネ性の突起(11)を係合可能として、前記ローターキャ
ップ(5)の回動時に節度を持たせたものである。
手方向の寸法よりやや大きな直径で、深さが回動治具(1
6)の先端二又状折り曲げ部の折り曲げ長さより深い円形
凹部(3)を設け、中央にキー挿入口(6)を有するローター
キャップ(5)を前記ローター頭部に回動可能に被せるこ
とにより、上記のピッキングによる解錠を不能とし、更
に、ローターキャップ裏面にクリック溝(14)を設けると
共に、このクリック溝に前記ローター(1)とローターキ
ャップ(5)との間に設けたアクションリング(12)上面の
バネ性の突起(11)を係合可能として、前記ローターキャ
ップ(5)の回動時に節度を持たせたものである。
以下本考案に係るシリンダー錠の一実施例を図面に基き
説明する。
説明する。
第1図中(1)はシリンダー錠のローターで,その頭部(2)
中央にキー挿入口(6)の長手方向の寸法よりやや大きな
直径の円形凹部(3)が設けられ,頭部外周にはリング状
の溝(4)が設けられている円形凹部の深さは特に限定す
るものではないが,少なくとも、二又状の回動治具(16)
の先端折り曲げ部の折り曲げ長さよりも長い寸法深さ、
ないしはローター(1)の直径とほぼ等しい寸法深さ程度
でよい。(5)は,中央にキー挿入口(6)を有するローター
キャップで,前記ローターの頭部に被せられその端部を
リング状の溝(4)に回動可能にカシメ固定されている。
中央にキー挿入口(6)の長手方向の寸法よりやや大きな
直径の円形凹部(3)が設けられ,頭部外周にはリング状
の溝(4)が設けられている円形凹部の深さは特に限定す
るものではないが,少なくとも、二又状の回動治具(16)
の先端折り曲げ部の折り曲げ長さよりも長い寸法深さ、
ないしはローター(1)の直径とほぼ等しい寸法深さ程度
でよい。(5)は,中央にキー挿入口(6)を有するローター
キャップで,前記ローターの頭部に被せられその端部を
リング状の溝(4)に回動可能にカシメ固定されている。
なお(7)はローター内に設けられたタンブラー,(8)はシ
リンダーである。
リンダーである。
第2図は本考案の別の実施例を示すもので,前記と同様
のローターの頭部外周に(c)に示すように切欠(10)を設
け,一方(b)に示すような上面にバネ性の突起(11)を有
するアクションリング(12)の外周に設けた折り曲げ片(1
3)を前記ローター頭部の切欠(10)に嵌め込むようにして
折り曲げ固定し,その上部から(a)に示すような中央に
キー挿入口(6)を備え,裏面に前記バネ性の突起(11)と
対応するクリック溝(14)を備えたローターキャップ(5)
を被せて,その下部をリング状の溝(4)に回動可能にカ
シメ固定して,ローターのキー挿入口(9)とローターキ
ャップのキー挿入口(6)との位置の合致を節度をもって
感じることができるようにしたものである。
のローターの頭部外周に(c)に示すように切欠(10)を設
け,一方(b)に示すような上面にバネ性の突起(11)を有
するアクションリング(12)の外周に設けた折り曲げ片(1
3)を前記ローター頭部の切欠(10)に嵌め込むようにして
折り曲げ固定し,その上部から(a)に示すような中央に
キー挿入口(6)を備え,裏面に前記バネ性の突起(11)と
対応するクリック溝(14)を備えたローターキャップ(5)
を被せて,その下部をリング状の溝(4)に回動可能にカ
シメ固定して,ローターのキー挿入口(9)とローターキ
ャップのキー挿入口(6)との位置の合致を節度をもって
感じることができるようにしたものである。
本考案は,上記のようにローターキャップをローターに
対して回動可能にカシメ固定すると共に,ローターの頭
部中央に比較的深い凹部を設けたため,ピッキングのた
め第3図のような二又状の回動治具(16)の先端部を差し
込んでローターに回転力を与えようはとしても,先端部
はローターのキー挿入口(9)まで届かないためローター
キャップは空転し、針金(17)によりタンブラー(7)をロ
ーター内に仮に押し込んでもタンブラーを固定すること
は不可能となる。
対して回動可能にカシメ固定すると共に,ローターの頭
部中央に比較的深い凹部を設けたため,ピッキングのた
め第3図のような二又状の回動治具(16)の先端部を差し
込んでローターに回転力を与えようはとしても,先端部
はローターのキー挿入口(9)まで届かないためローター
キャップは空転し、針金(17)によりタンブラー(7)をロ
ーター内に仮に押し込んでもタンブラーを固定すること
は不可能となる。
また,これに対して理論的には回動治具(16)の先端二又
部を長くし、その先端をローターのキー挿入口(9)に届
くようにすればよいと考えられるが,ピッキングに際し
てのローターの回転力は相当強くする必要があり,これ
を充足する剛性のある回動治具を得ようとすれば,板厚
を厚くしたり先端折曲部の幅を大きくする必要がある。
そうすると,針金(17)を二又状の間からキー挿入口に差
し込み操作する空間が狭くなり,ピッキングは不可能と
なる。またドライバーでローターを無理に回転しようと
しても,ローターキャップのキー挿入口(6)の幅が狭い
ため,ドライバーの先端がローターのキー挿入口(9)ま
で達せずこれも不可能となる。
部を長くし、その先端をローターのキー挿入口(9)に届
くようにすればよいと考えられるが,ピッキングに際し
てのローターの回転力は相当強くする必要があり,これ
を充足する剛性のある回動治具を得ようとすれば,板厚
を厚くしたり先端折曲部の幅を大きくする必要がある。
そうすると,針金(17)を二又状の間からキー挿入口に差
し込み操作する空間が狭くなり,ピッキングは不可能と
なる。またドライバーでローターを無理に回転しようと
しても,ローターキャップのキー挿入口(6)の幅が狭い
ため,ドライバーの先端がローターのキー挿入口(9)ま
で達せずこれも不可能となる。
さらに,第2図のようなクリック溝(14)とアクションリ
ング(12)のバネ性の突起(11)により節度を得たときに,
ローターキャップとローターとのキー挿入口が一致する
ようにしておけば,ローターキャップのキー挿入口にキ
ーの先端を差し込んだ後,キーの先端にてローターのキ
ー挿入口をさぐる必要がなく,ローターへのキー挿入が
容易となる。上述のように本考案によるローターキャッ
プは,最近の車輌の盗難防止の要求に対し従来のロータ
ーの機構を大きく変更することなく,確度の高い解錠阻
止が図れるもので安価であり実用性に富んだものであ
る。
ング(12)のバネ性の突起(11)により節度を得たときに,
ローターキャップとローターとのキー挿入口が一致する
ようにしておけば,ローターキャップのキー挿入口にキ
ーの先端を差し込んだ後,キーの先端にてローターのキ
ー挿入口をさぐる必要がなく,ローターへのキー挿入が
容易となる。上述のように本考案によるローターキャッ
プは,最近の車輌の盗難防止の要求に対し従来のロータ
ーの機構を大きく変更することなく,確度の高い解錠阻
止が図れるもので安価であり実用性に富んだものであ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す部分縦断面図,第2図
は別の実施例を示す分解斜視図,第3図は盗難用の回動
治具である。 1……ローター、2……頭部、3……凹部 4……リング状の溝、5……ローターキャップ 6……キー挿入口、7……タンブラー 8……シリンダー、9……ローターのキー挿入口 10……切欠、11……バネ性の突起、 12……アクションリング、13……折り曲げ片 14……クリック溝 16……回動治具、17……針金
は別の実施例を示す分解斜視図,第3図は盗難用の回動
治具である。 1……ローター、2……頭部、3……凹部 4……リング状の溝、5……ローターキャップ 6……キー挿入口、7……タンブラー 8……シリンダー、9……ローターのキー挿入口 10……切欠、11……バネ性の突起、 12……アクションリング、13……折り曲げ片 14……クリック溝 16……回動治具、17……針金
Claims (2)
- 【請求項1】ローター(1)の頭部中央にキー挿入口の長
手方向の寸法よりやや大きな直径で、深さが回動治具(1
6)の先端二又状折り曲げ部の折り曲げ長さより深い円形
凹部(3)を設け、中央にキー挿入口(6)を有するローター
キャップ(5)を前記ローター頭部に回動可能に被せたこ
とを特徴とするシリンダー錠のローターキャップ。 - 【請求項2】ローターキャップ裏面にクリック溝(14)を
設けると共に、このクリック溝に前記ローター(1)とロ
ーターキャップ(5)との間に設けたアクションリング(1
2)上面のバネ性の突起(11)を係合可能として、前記ロー
ターキャップ(5)の回動時に節度を持たせたものであ
る、実用新案登録請求の範囲第1項記載のシリンダー錠
のローターキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986197881U JPH0633165Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986197881U JPH0633165Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63102859U JPS63102859U (ja) | 1988-07-04 |
JPH0633165Y2 true JPH0633165Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31158053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986197881U Expired - Lifetime JPH0633165Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633165Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6438204B2 (ja) | 2014-03-24 | 2018-12-12 | 株式会社アルファ | レバー連結体、ロッドホルダ、および車両のハンドル装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844831A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-15 | Nec Corp | 光フアイバ伝送システム |
JPS5878360U (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-27 | 株式会社ユ−シン | シリンダ錠 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP1986197881U patent/JPH0633165Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63102859U (ja) | 1988-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0633165Y2 (ja) | シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプ | |
JPH0544209Y2 (ja) | ||
JPH07150829A (ja) | フリーホイール式シリンダ錠 | |
JPH0544212Y2 (ja) | ||
JP3809064B2 (ja) | シリンダ錠 | |
JPH0412843Y2 (ja) | ||
JPH0434125Y2 (ja) | ||
JPH0317011Y2 (ja) | ||
JPS6128851Y2 (ja) | ||
JPS6318295Y2 (ja) | ||
JPS603238Y2 (ja) | 本締錠におけるサムタ−ン錠 | |
JPH0247716Y2 (ja) | ||
JP3890492B2 (ja) | キ−シリンダの取付装置 | |
JPS6374359U (ja) | ||
JPS5834944Y2 (ja) | 自転車錠 | |
JP3367759B2 (ja) | シリンダ錠 | |
JP2545090Y2 (ja) | フリーターン式ステアリングロック装置 | |
JP2565066Y2 (ja) | シリンダ錠 | |
JP3128791U (ja) | ピッキング防止装置 | |
JPH0351491Y2 (ja) | ||
JP4064170B2 (ja) | 後付け防犯サムターン | |
JPH0741814Y2 (ja) | 扉用ロックハンドル | |
JP2535956Y2 (ja) | シリンダ錠装置 | |
JPS6221441Y2 (ja) | ||
JPS62194380A (ja) | 自動車のトランクロツク部構造 |