JP4554338B2 - 車両用シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用シリンダ錠の保護装置に関する。
従来、自動二輪車等の車両において、イグニッションスイッチ等のシリンダ錠のキー孔を保護するために採用される保護装置としては、シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、該ケーシング内に前記挿入孔を開閉するべく動作可能に収容されるシャッタ部材と、該シャッタ部材の動作をマグネットキーを用いて許容可能なマグネット錠とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。マグネット錠はマグネットキーと係合可能なロータを有し、このロータとシャッタ部材とがリンク機構を介して連係されることで、ロータの回動に連動してシャッタ板を動作させて挿入孔を開放可能である。
特開2003−161061号公報
しかしながら、上述のような構成において、キー着脱時等にシャッタ板を開く際には、ロータにマグネットキーを係合させた状態でこれらをシャッタ部材が全開になるまで回動させなければならず、特にロータの回動が途中位置で停止したような場合には、シャッタ部材が不十分な開状態で停止することとなるため、その操作感及び操作性の面での改善が要望されている。
そこでこの発明は、シャッタ板開時の操作感及び操作性を向上できる車両用シリンダ錠の保護装置を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、シリンダ錠(例えば実施例のシリンダ錠7)のキー孔(例えば実施例のキー孔7a)に対応した挿入孔(例えば実施例の挿入孔12)を有するケーシング(例えば実施例のケーシング11)と、該ケーシング内に挿入孔を開閉するべく動作可能に収容されるシャッタ部材(例えば実施例のシャッタ板21)と、該シャッタ部材の動作をマグネットキー(例えば実施例のマグネットキー32)を用いて許容可能なマグネット錠(例えば実施例のマグネット錠31)とを備え、かつマグネット錠がシャッタ部材とは別体に構成されてマグネットキーと係合可能なロータ(例えば実施例のロータ34)を有する車両用シリンダ錠の保護装置(例えば実施例のシャッタ装置10)において、シャッタ部材を開方向に付勢する付勢部材(例えば実施例のねじりコイルバネ26)と、シャッタ部材を閉状態に保持するシャッタ保持部材(例えば実施例のロータ側カム41)とを備え、前記シャッタ保持部材が、前記ロータに一体に突出形成されるロータ側カムであり、該ロータ側カムは、前記シャッタ部材に一体に突出形成されるシャッタ側カム(例えば実施例のシャッタ側カム28)と係合自在に構成され、前記ロータの回動に伴って前記ロータ側カムを前記シャッタ側カムとの係合位置から退避させることで、前記シャッタ部材の保持を解除すると共に、前記付勢部材の付勢力によって前記シャッタ部材を開方向へ回動させるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、シャッタ部材を開く際には、マグネットキーを用いてマグネット錠のロータを回動させてシャッタ保持部材によるシャッタ部材の保持を解除することのみで、動作が許容されたシャッタ部材を付勢部材の付勢力により瞬時に開状態とすることが可能となる。
請求項2に記載した発明は、前記シャッタ部材は、回動軸(例えば実施例の回動軸22)を介して前記ケーシングに回動可能に支持され、前記ロータの回動軸とシャッタ部材の回動軸とが異なることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記シャッタ部材の開状態において、前記ケーシングを前記シリンダ錠の軸線に沿ってキー差し込み側から見たときに、前記ロータ側カムは、前記シャッタ側カムの下方に位置して該シャッタ側カムの下端部に係合すると共に、前記シャッタ部材の閉状態において、前記ケーシングを前記シリンダ錠の軸線に沿ってキー差し込み側から見たときに、前記ロータ側カムの上端が前記シャッタ側カムの上方に位置し、かつ前記シャッタ側カムが前記ロータ側カムに干渉係合することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、シリンダ錠(例えば実施例のシリンダ錠7)のキー孔(例えば実施例のキー孔7a)に対応した挿入孔(例えば実施例の挿入孔12)を有するケーシング(例えば実施例のケーシング11)と、該ケーシング内に挿入孔を開閉するべく動作可能に設けられるシャッタ部材(例えば実施例のシャッタ板21)と、該シャッタ部材の動作をマグネットキーを用いて許容可能とするマグネット錠(例えば実施例のマグネット錠31)とを備え、かつマグネット錠がシャッタ部材とは別体に構成されてマグネットキーと係合可能なロータ(例えば実施例のロータ34)を有する車両用シリンダ錠の保護装置(例えば実施例のシャッタ装置60,110)において、前記シャッタ部材を開方向に付勢する付勢部材(例えば実施例のねじりコイルバネ26)と、前記シャッタ部材を閉状態に保持するシャッタ保持部材(例えば実施例のラッチ板91、カム板141)とを備え、前記シャッタ保持部材が、前記ロータと別体に構成され、かつ前記ロータの回動軸線と平行な回動軸(例えば実施例の回動軸92,142)に回動可能に支持されたラッチであり、該ラッチは、前記ロータに連係可能であると共に、前記シャッタ部材に一体に突出形成されたシャッタ側被係止爪(例えば実施例の被係止爪95a、シャッタ側カム144a)と係合自在に構成され、前記ロータの回動に伴って前記ラッチを回動させることで、前記シャッタ部材の保持を解除すると共に、前記付勢部材の付勢力によって前記シャッタ部材を開方向へ回動させるようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記シャッタ部材は、前記回動軸を介して前記ケーシングに回動可能に支持され、前記ロータの回動軸とシャッタ部材の回動軸とが異なることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記ケーシングを前記シリンダ錠の軸線に沿ってキー差し込み側から見たときに、前記ラッチは、該ラッチの回動軸を挿通させる挿通部(例えば実施例の挿通部93)と、該挿通部から前記ケーシング内を上方へ延出するアーム部(例えば実施例のアーム94)とを含み、前記アーム部先端からその下方に位置する前記キー孔に向けてラッチ側係止爪(例えば実施例の係止爪95)を突出させ、前記シャッタ側被係止爪は、前記シャッタ部材の閉鎖時に前記キー孔の上方に位置するシャッタ部材先端部に突設されて、前記ラッチ側係止爪と係合自在であることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記ラッチの挿通部から下方に向けて突出するラッチ側カム(例えば実施例のラッチ側カム99)をさらに備え、前記ラッチ側カムは、前記ロータの外周部に一体形成されるロータ側カム(例えば実施例のロータ側カム98)と連係可能であることを特徴とする。
この発明によれば、挿通孔(キー孔)の開放動作がスムーズかつ迅速に行われることで、キー着脱時等におけるシャッタ部材開時の操作感を向上できる。また、ロータの回動に連動してシャッタ部材を動作させる場合と比べて、シャッタ部材が不十分な開状態で停止するようなことが無く、シャッタ部材開時の操作性を向上できると共に、シャッタ保持部材によるシャッタ部材の保持を解除するのみで済むことから、シャッタ部材開時のロータ操作力を軽減できる。
また、前記シャッタ保持部材が、前記ロータと一体に形成されるカムであれば、ロータひいては装置全体の部品点数を削減することが可能となる。すなわち、部品点数削減による小型軽量化及びコストダウンを図ることができる。
さらに、前記シャッタ保持部材が、前記ロータと別体に構成されるラッチであれば、シャッタ保持部材の製法及び材質の選択自由度が広がり、これを高強度の材料で構成することが可能となる。すなわち、シャッタ保持部材を高強度の材料で構成することで、シャッタ部材の保持強度を向上させることができる。
以下、この発明の実施例1〜3を図面を参照して説明する。
図1は、低床フロア2を有するスクータ型車両としての自動二輪車1を示し、本図に示すように、車体フレーム3の前端部において前輪操舵系を枢支するヘッドパイプ4の側部には、自動二輪車1のイグニッションスイッチ及びステアリングロックとしての機能を有するコンビネーションスイッチ5が取り付けられる。
図2に示すように、コンビネーションスイッチ5は、キー6を差し込み可能なシリンダ錠7に、イグニッションスイッチユニット8及びステアリングロック機構9を一体的に設けてなるもので、このシリンダ錠7におけるキー差し込み側には、該シリンダ錠7と共にヘッドパイプ4に固定されるシャッタ装置(保護装置)10が配設される。
図3は、シャッタ装置10をシリンダ錠7の軸線C(図2参照)に沿ってキー差し込み側から見た図であり、以下、図中矢印UPで示す方向を上方、矢印LHで示す方向を左方として説明する。
シャッタ装置10は、シリンダ錠7のキー孔7aに対応する挿入孔12を有するケーシング11と、該ケーシング11内に挿入孔12を閉鎖する閉鎖位置と挿入孔12を開放する開放位置との間で動作可能に収容されるシャッタ板(シャッタ部材)21と、該シャッタ板21の前記閉鎖位置と開放位置との間での動作をマグネットキー32(図4,5参照)との係合時に許容するようにしてケーシング11に配設されるマグネット錠31とを備える。マグネットキー32は、キー6のノブ部6aに一体的に設けられている。なお、図中符号11aは、シャッタ装置10をヘッドパイプ4に固定するべくケーシング11に設けられたステーを示す。
図4を併せて参照して説明すると、前記マグネット錠31は、マグネットキー32を挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部33を有すると共にシャッタ板21とは別体に構成されるロータ34を備える。また、前記挿入孔12(キー孔7a)は、図3視で上下に長い略楕円状をなすケーシング11の中央よりもやや上方に位置し、かつ該ケーシング11における挿入孔12の左下となる部位には、ロータ34(マグネット錠31)の嵌合凹部33に対応する開口13が形成される。
ケーシング11は、非磁性材料製のケース部材14と、該ケース部材14にキー差し込み側から取り付けられる同じく非磁性材料製のカバー部材15とからなり、これらの間にシャッタ板21がスライド動作可能に挟まれている。このようなケーシング11において、前記挿入孔12は、ケース部材14及びカバー部材15にそれぞれ形成された透孔にて構成される。なお、カバー部材15側の透孔のキー差し込み側の周縁部は、キー6を挿入し易くするべくテーパ状に形成される。
ケース部材14には、カバー部材15側に突出する扁平円筒状の支持突部16が形成され、該支持突部16にはその軸線回りで回動可能となるようにロータ34が嵌合装着されると共に、カバー部材15におけるロータ34と対向する部位には、該ロータ34の一端側を露出させるべく円形の前記開口13が形成される。
ロータ34は、ケーシング11と同じく非磁性材料製のもので、略円筒状をなす本体35内の軸方向中間部に、支持突部16の先端に対向する対向壁部36を有してなる。このようなロータ34の一端側がマグネットキー32との嵌合凹部33を形成すると共に、他端側が支持突部16との嵌合凹部33aを形成している。
ロータ34の嵌合凹部33は、図3視で例えば変則八角形をなすもので、該嵌合凹部33内には、これに整合する変則八角形状をなすマグネットキー32のみを嵌合可能とされる。
支持突部16には、図3視で例えば正方形を描くように四箇所の摺動凹部17が形成されると共に、該各摺動凹部17内には、ロータ34側の磁極が所定の組み合わせとなるように配置された棒状の永久磁石18がそれぞれ軸方向で摺動可能に嵌入され、かつ該各永久磁石18と摺動凹部17の底部との間には、永久磁石18をロータ34側に付勢する圧縮コイルバネ(以下、単にコイルバネという)19がそれぞれ配設される。
一方、ロータ34の対向壁部36における前記各永久磁石18に対応する部位には、該各永久磁石18の先端部を嵌合可能な係合凹部37がそれぞれ形成されており、これら各係合凹部37内に永久磁石18が嵌合することで、ロータ34と支持突部16とが係合状態となり、この状態において支持突部16に対するロータ34の回動が規制される。
さらに、マグネットキー32においては、支持突部16の各永久磁石18に対応する部位に収容凹部38がそれぞれ形成されると共に、該各収容凹部38内には棒状の永久磁石39がそれぞれ収容されて保持される。各永久磁石39は、支持突部16側の各永久磁石18にそのロータ34側の磁極と同一の磁極を向けるようにして配置されており、このようなマグネットキー32を嵌合凹部33内に嵌合させることで、図5に示すように、同一磁極の反発力によって支持突部16側の各永久磁石18がコイルバネ19の付勢力に抗して摺動凹部17内に没入し、各永久磁石18が各係合凹部37から離脱してロータ34と支持突部16との係合が解除され、もって支持突部16に対するロータ34の回動が許容される。
図6〜8に示すように、挿入孔12の右下には、軸線Cと平行な回動軸22が設けられ、該回動軸22を介してシャッタ板21がケーシング11に回動可能に支持される。ここで、図6は、シャッタ板21が挿入孔12を開放する開放位置にある状態(以下、単に開放状態という)を示し、本図を参照して説明すると、シャッタ板21は、回動軸22を挿通させる挿通部23の右方に末広がりの扇状部24を形成し、かつその上部に上方へ膨出する孔閉鎖部25を形成してなる。孔閉鎖部25は挿入孔12の右方に隣接配置され、シャッタ板21が回動軸22を中心として左回りに回動することで、図8に示すように、孔閉鎖部25が軸線Cに沿う方向で挿入孔12と重なり、シャッタ板21が挿入孔12を閉鎖する閉鎖位置にある状態(以下、単に閉鎖状態という)となる。
シャッタ板21の裏面側(ケース部材14側)には、回動軸22を挿通させるねじりコイルバネ(以下、単にコイルバネということがある)26が配置され、該コイルバネ26の両係止端部がケーシング11及びシャッタ板21にそれぞれ係合することで、シャッタ板21がケーシング11に対して右回り方向(すなわち挿入孔12を開放する方向)に付勢される。
カバー部材15には、回動軸22の右方にこれを中心とした円弧状をなすガイド孔27aが形成されており(図3参照)、このガイド孔27aからは、シャッタ板21に突設されたガイドピン27がキー差し込み側まで貫通するように設けられる。ガイド孔27aは、シャッタ板21が開放状態にあるときのガイドピン27位置と閉鎖状態にあるときのガイドピン27位置との間に渡るように設けられ、このガイド孔27aに沿ってガイドピン27を摺動させることで、ケーシング11内のシャッタ板21をその開放状態から閉鎖状態までの間で操作可能とされる。また、シャッタ板21の開放状態においては、ガイド孔27aにおけるシャッタ板21右回り上流側に位置する端部にガイドピン27が突き当たることで、シャッタ板21の右回りの回動が規制される。
ここで、シャッタ板21には、その開放状態において挿通部23から左下方(ロータ34側)に向けて突出する台形状のシャッタ側カム28が一体形成される。一方、ロータ34には、その外周から右方に向けて突出する周方向に沿って長い台形状のロータ側カム(シャッタ保持部材)41が一体形成される。ロータ側カム41は、シャッタ板21の開放状態においてはシャッタ側カム28の下方に位置し、該ロータ側カム41の上端部(左回り上流側端部、以下、単に左回り端部という)がシャッタ側カム28の下端部(同じく左回り端部)に下方から係合する。
また、ロータ側カム41の下端部(右回り上流側端部、以下、単に右回り端部という)には、例えばロータ34の右方に配置されたコイルバネ(ねじりコイルバネ)42の一方の係止端部を係合可能なフック41aが形成される。このコイルバネ42の他方の係止端部がケーシング11に係合することで、ロータ34がケーシング11に対して左回り方向に付勢される。
ロータ34の上部外周部には、ケーシング11に形成された溝部43aに摺動可能に係合する突部43が設けられる。これら突部43及び溝部43aにより、ロータ側カム41とシャッタ側カム28との係合が解除された際に、ロータ34の左回りの回動が所定角度にて規制される。
そして、前述の如くロータ側カム41とシャッタ側カム28とが係合することで、ロータ34が左回りに回動しようとするとシャッタ板21が右回りに回動しようとする一方、ロータ34が右回りに回動しようとしてもシャッタ板21はコイルバネ26で右回りに付勢されて突き当て位置まで開ききっているので動かない。ここで、シャッタ板21の開放状態においては、該シャッタ板21の右回りの回動がガイド孔27a及びガイドピン27により規制されると共に、これにシャッタ側カム28及びロータ側カム41を介して連係するロータ34の左回りの回動も規制される。
したがって、シャッタ板21の開放状態においては、該シャッタ板21をコイルバネ26の付勢力に抗して左回りに回動させると共にロータ34をコイルバネ42の付勢力に抗して右回りに回動させる方向でのみ、シャッタ板21とロータ34とを動作させることが可能である。
ここで、シャッタ板21の開放状態において、ロータ34は、各永久磁石18が摺動凹部17内に没入した状態にて各係合凹部37を各永久磁石18との対向位置からずらすように回動した状態(すなわち支持突部16との係合を解除した状態)にあり、したがってシャッタ板21の開放状態からの左回りの回動(閉鎖状態への回動)は、マグネットキー32を用いることなく、ガイドピン27をガイド孔27aに沿ってスライドさせることのみで行うことが可能である。
前述のシャッタ板21の回動時には、シャッタ側カム28は、ロータ側カム41に係合してこれを押し下げつつロータ34を右回りに回動させる。このとき、シャッタ側カム28とロータ側カム41とが互いに離反するように円弧状の軌跡を描きつつ回動することから、図7に示すように、シャッタ板21の回動量が増加するにつれて、シャッタ側カム28とロータ側カム41との係合代が次第に減少することとなる。
そして、シャッタ板21が閉鎖状態になった時点で、シャッタ側カム28とロータ側カム41との係合代が0になり、ロータ34単独の左回りの回動が許容される。ロータ34は、コイルバネ42の付勢力により左回り方向に付勢されているので、前述の如く回動が許容された時点で、突部が溝部のロータ34左回り上流側に位置する端部に突き当たるまで瞬時に回動する。
また、前述のシャッタ板21の操作(回動)に伴い、シャッタ側カム28がシャッタ板21の開放状態において位置していた空間から退避すると共に、前述のロータ34の回動に伴い、前記シャッタ側カム28が位置していた空間内にロータ側カム41が進入する。この状態でシャッタ板21の操作を終了し、コイルバネ26の付勢力によりシャッタ板21が右回りに回動しようとしても、シャッタ側カム28がロータ側カム41に干渉することで、シャッタ板21の右回りの回動が規制される。
しかも、シャッタ板21の閉鎖状態においては、ロータ34の回動により各係合凹部37が支持突部16の各永久磁石18との対向位置に移動し、各永久磁石18が係合凹部37内に嵌合してロータ34と支持突部16とが係合状態となる。したがってシャッタ板21をその閉鎖状態から開放状態に移行させる際には、これをマグネットキー32を用いて行う必要がある。
すなわち、シャッタ板21の閉鎖状態において、嵌合凹部33内にマグネットキー32を嵌合させてロータ34と支持突部16との係合を解除し、この状態でロータ34をコイルバネ42の付勢力に抗して右回りに回動させることで、ロータ側カム41をシャッタ側カム28との干渉位置から退避させ、シャッタ板21の右回りの回動を許容するのである。
シャッタ板21は、コイルバネ26の付勢力により右回り方向に付勢されているので、前述の如く回動が許容された時点で、ガイドピン27がガイド孔27aのシャッタ板21右回り上流側に位置する端部に突き当たるまで(すなわちシャッタ板21が開放状態になるまで)瞬時に回動する。その後にロータ34の操作を終了し、コイルバネ42の付勢力によりロータ34が左回りに回動することで、ロータ側カム41がシャッタ側カム28に下方から係合した図8に示す状態に戻る。
以上説明したように、上記実施例における車両用シリンダ錠7のシャッタ装置10は、シリンダ錠7のキー孔7aに対応した挿入孔12を有するケーシング11と、該ケーシング11内に挿入孔12を開閉するべく動作可能に収容されるシャッタ板21と、該シャッタ板21の動作をマグネットキー32を用いて許容可能なマグネット錠31とを備え、かつマグネット錠31がシャッタ板21とは別体に構成されてマグネットキー32と係合可能なロータ34を有するものであって、シャッタ板21を開方向に付勢するねじりコイルバネ26と、シャッタ板21を閉状態に保持するロータ側カム41とを備え、ロータ34の回動に伴いロータ側カム41によるシャッタ板21の保持を解除するようにしたものである。
この構成によれば、シャッタ板21を開く際には、マグネットキー32を用いてマグネット錠31のロータ34を回動させてロータ側カム41によるシャッタ板21の保持を解除することのみで、動作が許容されたシャッタ板21をねじりコイルバネ26の付勢力により瞬時に開状態とすることが可能となる。
このように、挿入孔12(キー孔7a)の開放動作がスムーズかつ迅速に行われることで、キー着脱時等におけるシャッタ板開時の操作感を向上できる。また、ロータ34の回動に連動してシャッタ板21を動作させる場合と比べて、シャッタ板21が不十分な開状態で停止するようなことが無く、シャッタ板開時の操作性を向上できると共に、ロータ側カム41によるシャッタ板21の保持を解除するのみで済むことから、シャッタ板開時のロータ操作力を軽減できる。
しかも、上記シャッタ装置10においては、ロータ側カム41がロータ34と一体に形成されることで、ロータ34ひいては装置全体の部品点数が削減されるため、小型軽量化及びコストダウンを図ることができる。
次に、この発明の第二実施例について説明する。
この実施例におけるシャッタ装置(保護装置)60は、前記第一実施例のものに対して、シャッタ板21を閉状態に保持するシャッタ保持部材として、ロータ側カム41に代わりラッチ板(ラッチ部材)91を用いた点を主として異なり、前記第一実施例の構成に相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図9,10に示すように、挿入孔12の左方には、軸線Cと平行な回動軸92が設けられ、該回動軸92を介してラッチ板91がケーシング11に回動可能に支持される。ここで、図9は、シャッタ板21の閉鎖状態を示し、本図を参照して説明すると、ラッチ板91は、回動軸92を挿通させる挿通部93の上端部から右上方にアーム94を延出し、かつ該アーム94先端部からその左下方に位置する挿入孔12に向けて係止爪95を突出させてなる。一方、シャッタ板21において、扇状部24から膨出する孔閉鎖部25の先端部には、ラッチ板91の係止爪95に対応する被係止爪95aが突設される。
シャッタ板21は、回動軸22を挿通させる前記コイルバネ26によりケーシング11に対して右回り方向(挿入孔12を開放する方向)に付勢されると共に、ロータ34は、自身を挿通させるコイルバネ(ねじりコイルバネ)96によりケーシング11に対して左回り方向に付勢され、かつラッチ板91は、回動軸92を挿通させるコイルバネ(ねじりコイルバネ)97により右回り方向(係止爪95と被係止爪95aとを係合させる方向)に付勢される。
係止爪95と被係止爪95aとは、シャッタ板21が閉鎖状態にあるときに係合するようになっており、これら係止爪95と被係止爪95aとの係合により、シャッタ板21の右回りの回動が規制される。
ロータ34の外周部には、シャッタ板21の閉鎖状態において左上方に向けて突出する台形状のロータ側カム98が一体形成される。一方、ロータ34の上方に位置するラッチ板91の挿通部93には、下方(ロータ34側)に向けて突出する角形のラッチ側カム99が一体形成される。ラッチ側カム99は、ロータ側カム98のロータ34右回り上流側の回動軌跡上に位置し、かつロータ側カム98は、シャッタ板21の閉鎖状態においてラッチ側カム99の左方(ロータ34右回り下流側)に所定量離間した位置にある。
この状態からロータ34を右回りに回動させると、該回動に伴いロータ側カム98がラッチ側カム99に当接してこれを右方に変位させつつラッチ板91を左回りに回動させる。そして、ラッチ板91が所定量回動した時点で、図10に示すように、係止爪95と被係止爪95aとの係合が解除され、シャッタ板21の右回りの回動(開放状態への回動)が許容される。シャッタ板21は、コイルバネ26の付勢力により右回り方向に付勢されているので、前述の如く回動が許容された時点で、ガイドピン27がガイド孔27aのシャッタ板21右回り上流側に位置する端部に突き当たるまで(すなわちシャッタ板21が開放状態になるまで)瞬時に回動する。
ここで、シャッタ板21の閉鎖状態において、ロータ34は、各係合凹部37を支持突部16の各永久磁石18との対向位置に配置して支持突部16と係合した状態にあるため、この状態からロータ34を右回りに回動させてシャッタ板21をその閉鎖状態から開放状態に移行させる際には、まず嵌合凹部33内にマグネットキー32を嵌合させてロータ34と支持突部16との係合を解除し、この状態でロータ34をコイルバネ96の付勢力に抗して右回りに回動させることで、係止爪95と被係止爪95aとの係合を解除し、シャッタ板21の右回りの回動を許容する必要がある。
シャッタ板21が開放状態となった後には、ロータ34の操作を終了し、コイルバネ96の付勢力によりロータ34が左回りに回動すると共に、コイルバネ97の付勢力によりラッチ板91が右回りに回動することで、ロータ側カム98がラッチ側カム99の左方に所定量離間した位置に戻り、もってラッチ板91とロータ34とが互いの連係を解除した図9に示す状態に戻る。
また、シャッタ板21の開放状態からの左回りの回動(閉鎖状態への回動)は、マグネットキー32を用いることなく、ガイドピン27をガイド孔27aに沿ってスライドさせることのみで行うことが可能である。このとき、被係止爪95a及び係止爪95にそれぞれ形成された案内形状部を摺接させつつラッチ板91を左回りに回動させることで、被係止爪95aが係止爪95との係合位置まで徐々に進入し、シャッタ板21が閉鎖状態となった時点で、ラッチ板91がコイルバネ97の付勢力により右回りに回動して係止爪95と被係止爪95aとを係合させる。
以上説明したように、上記第二実施例における車両用シリンダ錠7のシャッタ装置60においても、第一実施例と同様、挿入孔12の開放動作がスムーズかつ迅速に行われることで、シャッタ板開時の操作感を向上できる。また、ロータ34の回動に連動してシャッタ板21を動作させる場合と比べて、シャッタ板開時の操作性を向上できると共にロータ操作力を軽減できる。
さらに、シャッタ板21の閉鎖状態において、孔閉鎖部25の先端側の部位(換言すれば孔閉鎖部25の回動軸22とは反対側の部位)がラッチ板91にて保持されることで、シャッタ板21の保持強度を向上させることができる。
しかも、ラッチ板91がロータ34と別体構成されることで、その製法及び材質の選択自由度が広がり、これを高強度の材料で構成することが可能となる。すなわち、マグネット錠31の一部を構成するロータ34は、その形状が複雑であることからダイキャスト成形により製造され、かつその材料も非磁性在に限られることが一般的であるが、このようなロータ34に対してラッチ板91を別体構成とすれば、その製法及び材質の選択自由度が広がり、シャッタ板21の保持強度をさらに向上させることができる。
次に、この発明の第三実施例について説明する。
この実施例におけるシャッタ装置(保護装置)110は、前記第一及び第二実施例のものに対して、シャッタ板21を閉状態に保持するシャッタ保持部材として、ロータ側カム41及びラッチ板91に代わり、カム板(カム部材)141を用いた点を主として異なり、前記第一及び第二実施例の構成に相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図11,12に示すように、挿入孔12の左上方には、軸線Cと平行な回動軸142が設けられ、該回動軸142を介してカム板141がケーシング11に回動可能に支持される。ここで、図11は、シャッタ板21の閉鎖状態を示し、本図を参照して説明すると、カム板141は、回動軸142を挿通させる挿通部143から左下方に向けてやや末広がりとなるように形成されてなり、その先端側左回り端部がカム部144として構成される。一方、シャッタ板21において、扇状部24から膨出する孔閉鎖部25の先端部には、カム部144に対応するシャッタ側カム144aが突設される。
シャッタ板21は、回動軸22を挿通させる前記コイルバネ26によりケーシング11に対して右回り方向(挿入孔12を開放する方向)に付勢されると共に、ロータ34は、自身の右方に配置される前記コイルバネ42によりケーシング11に対して右回り方向に付勢され、かつカム板141は、回動軸142を挿通させるコイルバネ(ねじりコイルバネ)146により左回り方向(カム部144とシャッタ側カム144aとを係合させる方向)に付勢される。
カム部144とシャッタ側カム144aとは、シャッタ板21が閉鎖状態にあるときに係合するようになっており、これらカム部144とシャッタ側カム144aとの係合により、シャッタ板21の右回りの回動が規制される。
ロータ34の外周部には、シャッタ板21の閉鎖状態において左上方に向けて山形に突出しその頂部に円孔を有するロータ側連結部147が一体形成される。一方、カム板141の先端部は、その回動方向に長い長孔が形成されることでカム側連結部148として構成される。ロータ側連結部147には、例えば板状のリンク部材149の下端部が、軸線Cと平行な連結軸を介して連結される。また、カム側連結部148には、リンク部材149の上端部が同じく軸線Cに平行な連結軸を介して連結される。すなわち、ロータ34とカム板141とが、リンク部材149を介して連係されている。なお、カム側連結部148がカム板141の回動方向に長い長孔を有するのは、シャッタ板21が開放状態から閉鎖状態に変化する場合にシャッタ板21のシャッタ側カム144aの端部を乗り越えるのを許容するためである。
このような構成において、ロータ34を右回りに回動させると、該回動に伴いロータ34がリンク部材149を介してカム板141を右回りに回動させる。そして、カム板141が所定量回動した時点で、図12に示すように、カム部144とシャッタ側カム144aとの係合が解除され、シャッタ板21の右回りの回動(開放状態への回動)が許容される。シャッタ板21は、コイルバネ26の付勢力により右回り方向に付勢されているので、前述の如く回動が許容された時点で、ガイドピン27がガイド孔27aのシャッタ板21右回り上流側に位置する端部に突き当たるまで(すなわちシャッタ板21が開放状態になるまで)瞬時に回動する。
ここで、シャッタ板21の閉鎖状態において、ロータ34は、各係合凹部37を支持突部16の各永久磁石18との対向位置に配置して支持突部16と係合した状態にあるため、この状態からロータ34を右回りに回動させてシャッタ板21をその閉鎖状態から開放状態に移行させる際には、まず嵌合凹部33内にマグネットキー32を嵌合させてロータ34と支持突部16との係合を解除し、この状態でロータ34をコイルバネ42の付勢力に抗して右回りに回動させることで、カム部144とシャッタ側カム144aとの係合を解除し、シャッタ板21の右回りの回動を許容する必要がある。
シャッタ板21が開放状態となった後には、ロータ34の操作を終了し、コイルバネ42の付勢力によりロータ34が左回りに回動すると共に、コイルバネ146の付勢力によりカム板141が左回りに回動することで、ロータ34とカム板141とが連係して回動する前の状態である図11に示す状態に戻る。
また、シャッタ板21の開放状態からの左回りの回動(閉鎖状態への回動)は、マグネットキー32を用いることなく、ガイドピン27をガイド孔27aに沿ってスライドさせることのみで行うことが可能である。このとき、シャッタ側カム144a及びカム部144にそれぞれ形成された案内形状部を摺接させつつカム板141を右回りに回動させることで、シャッタ側カム144aがカム部144との係合位置まで徐々に進入し、シャッタ板21が閉鎖状態となった時点で、カム板141がコイルバネ146の付勢力により左回りに回動してカム部144とシャッタ側カム144aとを係合させる。
以上説明したように、上記第三実施例における車両用シリンダ錠7のシャッタ装置110においても、第一及び第二実施例と同様、挿入孔12の開放動作がスムーズかつ迅速に行われることで、シャッタ板開時の操作感を向上できる。また、ロータ34の回動に連動してシャッタ板21を動作させる場合と比べて、シャッタ板開時の操作性を向上できると共にロータ操作力を軽減できる。
さらに、シャッタ板21の閉鎖状態において、孔閉鎖部25の先端側の部位(換言すれば孔閉鎖部25の回動軸22とは反対側の部位)がカム板141にて保持されることで、シャッタ板21の保持強度を向上させることができる。
しかも、カム板141がロータ34と別体構成されることで、その製法及び材質の選択自由度が広がり、シャッタ板21の保持強度をさらに向上させることができる。
なお、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、自動二輪車1への適用に限定されないことはもちろん、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例の自動二輪車の部分斜視図である。 この発明の実施例のコンビネーションスイッチの斜視図である。 第一実施例のシャッタ装置の平面図である。 第一実施例の図3のA−A線に沿う断面図である。 第一実施例の図4に対応する作動状態を示す断面図である。 第一実施例の作動状態を示す平面図である。 第一実施例の作動状態を示す平面図である。 第一実施例の作動状態を示す平面図である。 第二実施例の作動状態を示す平面図である。 第二実施例の作動状態を示す平面図である。 第三実施例の作動状態を示す平面図である。 第三実施例の作動状態を示す平面図である。
符号の説明
7 シリンダ錠
7a キー孔
10,60,110 シャッタ装置(保護装置)
11 ケーシング
12 挿入孔
21 シャッタ板(シャッタ部材)
26 ねじりコイルバネ(付勢部材)
31 マグネット錠
32 マグネットキー
34 ロータ
41 ロータ側カム(シャッタ保持部材、カム)
91 ラッチ板(シャッタ保持部材、ラッチ)
141 カム板(シャッタ保持部材、カム)

Claims (7)

  1. シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、該ケーシング内に挿入孔を開閉するべく動作可能に収容されるシャッタ部材と、該シャッタ部材の動作をマグネットキーを用いて許容可能なマグネット錠とを備え、かつマグネット錠がシャッタ部材とは別体に構成されてマグネットキーと係合可能なロータを有する車両用シリンダ錠の保護装置において、
    シャッタ部材を開方向に付勢する付勢部材と、シャッタ部材を閉状態に保持するシャッタ保持部材とを備え、前記シャッタ保持部材が、前記ロータに一体に突出形成されるロータ側カムであり、該ロータ側カムは、前記シャッタ部材に一体に突出形成されるシャッタ側カムと係合自在に構成され、前記ロータの回動に伴って前記ロータ側カムを前記シャッタ側カムとの係合位置から退避させることで、前記シャッタ部材の保持を解除すると共に、前記付勢部材の付勢力によって前記シャッタ部材を開方向へ回動させるようにしたことを特徴とする車両用シリンダ錠の保護装置。
  2. 前記シャッタ部材は、回動軸を介して前記ケーシングに回動可能に支持され、前記ロータの回動軸とシャッタ部材の回動軸とが異なることを特徴とする請求項1に記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  3. 前記シャッタ部材の開状態において、前記ケーシングを前記シリンダ錠の軸線に沿ってキー差し込み側から見たときに、前記ロータ側カムは、前記シャッタ側カムの下方に位置して該シャッタ側カムの下端部に係合すると共に、前記シャッタ部材の閉状態において、前記ケーシングを前記シリンダ錠の軸線に沿ってキー差し込み側から見たときに、前記ロータ側カムの上端が前記シャッタ側カムの上方に位置し、かつ前記シャッタ側カムが前記ロータ側カムに干渉係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  4. シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、該ケーシング内に挿入孔を開閉するべく動作可能に設けられるシャッタ部材と、該シャッタ部材の動作をマグネットキーを用いて許容可能とするマグネット錠とを備え、かつマグネット錠がシャッタ部材とは別体に構成されてマグネットキーと係合可能なロータを有する車両用シリンダ錠の保護装置において、
    前記シャッタ部材を開方向に付勢する付勢部材と、前記シャッタ部材を閉状態に保持するシャッタ保持部材とを備え、前記シャッタ保持部材が、前記ロータと別体に構成され、かつ前記ロータの回動軸線と平行な回動軸で回動可能に支持されたラッチであり、該ラッチは、前記ロータに連係可能であると共に、前記シャッタ部材に一体に突出形成されたシャッタ側被係止爪と係合自在に構成され、前記ロータの回動に伴って前記ラッチを回動させることで、前記シャッタ部材の保持を解除すると共に、前記付勢部材の付勢力によって前記シャッタ部材を開方向へ回動させるようにしたことを特徴とする車両用シリンダ錠の保護装置。
  5. 前記シャッタ部材は、前記回動軸を介して前記ケーシングに回動可能に支持され、前記ロータの回動軸とシャッタ部材の回動軸とが異なることを特徴とする請求項4に記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  6. 前記ケーシングを前記シリンダ錠の軸線に沿ってキー差し込み側から見たときに、前記ラッチは、該ラッチの回動軸を挿通させる挿通部と、該挿通部から前記ケーシング内を上方へ延出するアーム部とを含み、前記アーム部先端からその下方に位置する前記キー孔に向けてラッチ側係止爪を突出させ、
    前記シャッタ側被係止爪は、前記シャッタ部材の閉鎖時に前記キー孔の上方に位置するシャッタ部材先端部に突設されて、前記ラッチ側係止爪と係合自在であることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  7. 前記ラッチの挿通部から下方に向けて突出するラッチ側カムをさらに備え、前記ラッチ側カムは、前記ロータの外周部に一体形成されるロータ側カムと連係可能であることを特徴とする請求項6に記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
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