JP2008074306A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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昇一 原田
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Abstract

【課題】簡単な構成でデッドロック状態にする。
【解決手段】ステアリングロック装置10では、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されてキーロータ30の挿入孔32内からイグニッションキー34が抜き取られた際に、イグニッションシリンダ20が前側へ移動されてロックボディ12から不正に抜き取られると、キーロータ30とカムシャフト38との板バネ54の付勢力による接続が解除されることなく、ロックボディ12からイグニッションシリンダ20と共にカムシャフト38が抜き取られる。これにより、ロックバー58のロック位置からアンロック位置への移動を不能又は困難にでき、簡単な構成でデッドロック状態にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置に関する。
ステアリングロック装置としては、ロックボディに収容されたキーシリンダのキーロータが「LOCK」位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られることで、ロックバーがステアリングシャフトに係合してステアリングシャフトの回転がロックされるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このステアリングロック装置では、キーロータと一体にカムシャフトが回転可能にされており、カムシャフトが回転されることで、ロックバーが移動されて、ロックバーのステアリングシャフトへの係合と非係合とが切り替えられる。
ここで、このステアリングロック装置では、キーロータが「LOCK」位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、キーシリンダがロックボディから外されることにより、カムシャフトの回転がロックピンによって阻止されて、ロックバーの移動が阻止されることで、ロックバーのステアリングシャフトへの係合状態(ステアリングシャフトの回転のロック状態)を解除できないようにされて、所謂デッドロック状態にされる。
特開2000−225922公報
本発明は、上記事実を考慮し、簡単な構成でデッドロック状態にできるステアリングロック装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のステアリングロック装置は、キーの挿入及び抜取を可能にされた第1回転位置と前記キーの挿入及び抜取が規制される第2回転位置とに回転可能にされたキーロータが設けられたキーシリンダと、前記キーシリンダが装着されたロックボディと、前記ロックボディに装着されると共に、前記キーロータに接続され、前記キーロータが回転されることで操作されると共に、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際に前記ロックボディから前記キーシリンダが離脱されると前記ロックボディから前記キーシリンダと共に離脱される操作部材と、前記操作部材が操作されることで移動可能にされ、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際にロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転をロックすると共に、前記キーロータが第2回転位置に回転された際にアンロック位置に配置されて前記ステアリングシャフトの回転を許可するロック部材と、を備えている。
請求項2に記載のステアリングロック装置は、請求項1に記載のステアリングロック装置において、前記ロックボディから前記キーシリンダと共に前記操作部材が離脱された際に前記ロックボディへの前記操作部材の装着を阻止する阻止手段を備えた、ことを特徴としている。
請求項3に記載のステアリングロック装置は、請求項1又は請求項2に記載のステアリングロック装置において、前記キーロータと前記操作部材とを付勢力を利用して接続する接続手段を備えた、ことを特徴としている。
請求項1に記載のステアリングロック装置では、ロックボディにキーシリンダが装着されており、キーシリンダに設けられたキーロータが、キーの挿入及び抜取を可能にされた第1回転位置とキーの挿入及び抜取が規制される第2回転位置とに回転可能にされている。また、ロックボディに操作部材が装着されており、操作部材は、キーロータに接続されて、キーロータが回転されることで操作される。さらに、操作部材が操作されることでロック部材が移動可能にされており、キーロータが第1回転位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、ロック部材がロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転がロックされると共に、キーロータが第2回転位置に回転された際に、ロック部材がアンロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転が許可される。
ここで、キーロータが第1回転位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、ロックボディからキーシリンダが離脱されると、ロックボディからキーシリンダと共に操作部材が離脱される。このため、ロック部材の移動を不能又は困難にすることができ、簡単な構成でステアリングシャフトの回転のロック状態の解除を不能又は困難にする(デッドロック状態にする)ことができる。
請求項2に記載のステアリングロック装置では、ロックボディからキーシリンダと共に操作部材が離脱された際に、阻止手段が、ロックボディへの操作部材の装着を阻止する。このため、ロック部材の移動を確実に不能又は困難にすることができ、ステアリングシャフトの回転のロック状態の解除を確実に不能又は困難にすることができる。
請求項3に記載のステアリングロック装置では、接続手段がキーロータと操作部材とを付勢力を利用して接続する。このため、キーロータと操作部材とを容易に接続することができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用のステアリングロック装置10が左方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、ステアリングロック装置10の前方を矢印FRで示し、ステアリングロック装置10の上方を矢印UPで示す。
ステアリングロック装置10は、ロックボディ12を備えている。ロックボディ12の後端下側部には、固定片14が形成されており、固定片14が車両のステアリングポスト(図示省略)の外周部に固定されることで、ロックボディ12がステアリングポストに固定されている。
ロックボディ12の上側部分には、略円筒状の収納筒16が形成されており、収納筒16の後面には後壁16Aが設けられている。また、収納筒16の上端には、前後方向中央部において、円状の操作孔18が貫通形成されている。
収納筒16の前側部分には、キーシリンダとしての略円柱状のイグニッションシリンダ20が収納(装着)されている。
イグニッションシリンダ20の外周部分には、略円筒状のロータケース22が設けられており、ロータケース22の前端は、収納筒16の前端から前側へ突出されている。ロータケース22の前端は、車両のインストルメントパネル(図示省略)に配置されており、これにより、イグニッションシリンダ20の前面はインストルメントパネルから車室内へ向けられている。
ロータケース22の上端後部には、略円柱状のストッパピン24が移動可能に貫通されており、ストッパピン24は、上方(ロータケース22径方向外側)へ付勢されると共に、ロータケース22によって上方への移動を係止されて、ロータケース22から上方へ突出されている。ストッパピン24は、収納筒16の操作孔18に挿入されており、これにより、ロータケース22が収納筒16に係止されて、イグニッションシリンダ20のロックボディ12(収納筒16)からの前側への抜き取り(離脱)が阻止されている。
ロータケース22の下端前部には、略矩形柱状の外スライドピース26が移動可能に貫通されており、外スライドピース26は、ロータケース22によって下方(ロータケース22径方向外側)への移動を係止された状態で、ロータケース22から下方へ突出されている。また、外スライドピース26下部の前面は、下方へ向かうに従い後方へ向かう方向へ傾斜されている。
ロータケース22内には、略円柱状のキーロータ30が収納されている。キーロータ30内には挿入孔32が形成されており、挿入孔32はキーロータ30の前面から開口されている。キーロータ30は、第1回転位置としての「LOCK」位置に配置されており、キーとしてのイグニッションキー34を挿入孔32内に対し挿入及び抜取可能にされている。キーロータ30は、イグニッションキー34が挿入孔32内に挿入されて回転操作されることで、ロータケース22内において回転可能にされており、これにより、キーロータ30が、第2回転位置としての「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置可能にされている。なお、キーロータ30が「LOCK」位置に配置された際のみイグニッションキー34を挿入孔32内に対し挿入及び抜取可能にされており、キーロータ30が「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置された際にはイグニッションキー34の挿入孔32内に対する挿入及び抜取が規制される。
キーロータ30の後部には、許可凹部(図示省略)が形成されており、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、ロータケース22のストッパピン24が許可凹部に対向される。これにより、収納筒16の操作孔18を介してストッパピン24が下方へ押圧操作されることで、ストッパピン24が許可凹部内に挿入されて、ストッパピン24のロータケース22からの上方への突出を解除可能にされている。
キーロータ30の前部下側には、略U字形枠状の内スライドピース36がキーロータ30径方向へ移動可能に設けられており、内スライドピース36の上部(キーロータ30径方向内側部)は、挿入孔32内に配置されている。内スライドピース36の下側面(キーロータ30径方向外側面)は、キーロータ30の外周面に沿って湾曲されており、内スライドピース36はキーロータ30と一体に回転可能にされている。内スライドピース36はロータケース22の外スライドピース26に対向されており、これにより、イグニッションキー34が挿入孔32内に挿入された状態では、イグニッションキー34が内スライドピース36内に配置されて内スライドピース36の上側(キーロータ30径方向内側)への移動を阻止することで、内スライドピース36が外スライドピース26の上側への移動を阻止する。
キーロータ30の後端には、接続手段を構成するロータ側接続部としての円柱状の接続柱30Aが同軸上に一体に形成されており、接続柱30Aの径は、キーロータ30の径に比し、小さくされている。また、接続柱30Aの周面には、接続手段を構成するロータ側係合部としての円錐状の接続凹部28(クリック)が形成されている。
収納筒16内には、イグニッションシリンダ20の後側において、操作部材としての略円柱状のカムシャフト38が収納(装着)されている。カムシャフト38の前端には、接続手段を構成するカム側接続部としての円筒状の接続筒38Aが同軸上に一体に形成されており、接続筒38A内にはキーロータ30の接続柱30Aが嵌合されている。接続筒38Aの周壁には、接続手段を構成するカム側係合部としての円状の接続孔40が貫通形成されており、接続孔40は接続凹部28に対向している。
接続筒38Aの外周には、接続手段を構成する接続付勢手段としての円筒状の板バネ54が嵌合されており、板バネ54は、弾性を有すると共に、伸張されて接続筒38Aを径方向内側へ付勢している。接続筒38Aの接続孔40内には、接続手段を構成する接続部材としての金属製(鉄製)球状の接続球56が接続筒38A径方向へ移動可能に嵌合されており、接続球56は、板バネ54によって接続柱30A側へ付勢されて、板バネ54の付勢力によって接続柱30Aの接続凹部28の側面に接触(圧接)されている。
これにより、カムシャフト38の前端がキーロータ30の後端に接続(連結)されており、カムシャフト38はキーロータ30の回転によって一体に回転(操作)可能にされると共に、カムシャフト38とキーロータ30との前後方向への離間が制限されている。
カムシャフト38の周部には、前後方向中間部において、断面L字状の突出片42が設けられており、突出片42の先端(後端)が収納筒16の後壁16Aに係止されることで、カムシャフト38の後方への移動が係止されている。突出片42には傾斜面44が形成されており、傾斜面44は、後方から前方へ向かうに従いキーロータ30の「START」位置から「ON」位置及び「ACC」位置を介して「LOCK」位置へ向かう方向に傾斜されている。
カムシャフト38の周部には、突出片42内において、回転付勢手段としてのコイルスプリング46が設けられており、コイルスプリング46の一端が収納筒16に係止されると共に、コイルスプリング46の他端がカムシャフト38に係止されることで、カムシャフト38がキーロータ30の「START」位置から「ON」位置及び「ACC」位置を介して「LOCK」位置へ向かう方向へ付勢されている。
カムシャフト38の後端は、収納筒16の後壁16Aに貫通形成された円状の貫通孔72を貫通されて、収納筒16の後壁16Aから後方へ突出されている。カムシャフト38の後端には、周面の周方向一部において、通過部としての矩形柱状の通過突起62が一体に形成されており、通過突起62は、カムシャフト38の周面から径方向外側へ突出している。通過突起62は、カムシャフト38の全ての回転位置において、貫通孔72を通過可能にされており、カムシャフト38の後端は、カムシャフト38の全ての回転位置において、貫通孔72に対して挿入及び抜取可能にされている。
収納筒16の後壁16A後側には、イグニッションスイッチ48が固定されており、イグニッションスイッチ48の外周には、挿入部材としての円柱形容器状のスイッチケース48Aが設けられている。スイッチケース48Aの前壁には、円状の挿抜孔64及び矩形状の通過孔66が貫通形成されており、挿抜孔64の周方向一部は通過孔66に連通されている。カムシャフト38の通過突起62は、キーロータ30の「LOCK」位置において通過孔66に対向して通過孔66を通過可能にされると共に、キーロータ30の「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置において通過孔66に対向せずに通過孔66を通過不能にされており(スイッチケース48A前壁の挿抜孔64周囲部分によってスイッチケース48A前壁の通過を阻止可能にされており)、カムシャフト38の後端は、キーロータ30の「LOCK」位置のみにおいて挿抜孔64及び通過孔66に対して挿入及び抜取(離脱)可能にされると共に、キーロータ30の「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置において挿抜孔64及び通過孔66に対して挿入及び抜取不能にされている。
スイッチケース48Aには、挿抜孔64及び通過孔66を介して、カムシャフト38の後端が挿入されて、カムシャフト38の後端がイグニッションスイッチ48に接続されており、キーロータ30が回転されてカムシャフト38が一体に回転されることで、イグニッションスイッチ48を操作可能にされている。
スイッチケース48A内には、阻止手段を構成する阻止部材としての平板状のシャッタ80が配置されており、シャッタ80は、スイッチケース48Aの前壁に接触されると共に、前後方向への移動が阻止された状態でスイッチケース48Aの前壁に沿って移動可能にされている。スイッチケース48A内には、阻止手段を構成する阻止付勢手段としての圧縮コイルスプリング82が配置されており、圧縮コイルスプリング82は、シャッタ80をカムシャフト38側(下方)へ付勢して、シャッタ80がカムシャフト38に当接されている。また、カムシャフト38の後端がスイッチケース48Aから挿抜孔64及び通過孔66を介して抜き取られた際には、シャッタ80が圧縮コイルスプリング82の付勢力によってスイッチケース48Aの前壁に沿って移動されて挿抜孔64及び通過孔66を閉塞することで、カムシャフト38の後端がスイッチケース48Aに挿抜孔64及び通過孔66を介して挿入されることを阻止可能にされている。
ロックボディ12の下側部分には、収納筒16の下側において連通部としての略断面コ字状の連通筒50が形成されると共に、収納筒16の下側かつ後側において案内部としての略矩形筒状の案内筒52が形成されており、連通筒50内は上側の収納筒16内及び後側の案内筒52内に連通されると共に、案内筒52内はロックボディ12の固定片14を介して後側に開放されている。
案内筒52内には、ロック部材としての略矩形柱状のロックバー58が嵌合された状態で収納されており、ロックバー58は案内筒52に案内されて前後方向へ移動可能にされている。ロックバー58の前面と連通筒50の内面との間には、ロック付勢手段としての圧縮コイルスプリング60が架け渡されており、ロックバー58が圧縮コイルスプリング60によって後側へ付勢されて後側のロック位置に配置されることで、ロックバー58が固定片14からロックボディ12外へ突出されて、ステアリングポストを介してステアリングポスト内のステアリングシャフト(図示省略)に係合されている。これにより、ステアリングシャフトの回転がロックされて、ステアリングシャフトの上端に固定されたステアリングホイール(図示省略)の回転がロックされている。
ロックバー58の前端上部には、配置凹部68が形成されており、ロックバー58の前端上部には、配置凹部68の内側において、矩形柱状の結合柱70が形成されている。
連通筒50内には、移動部材としての柱状のロックスライダ74が前後方向へ移動可能に収納されている。ロックスライダ74の後端下部には、断面コ字状の結合突起76が形成されており、結合突起76がロックバー58の配置凹部68に配置されて結合柱70を囲んだ状態で結合柱70に引っ掛けられることで、ロックスライダ74がロックバー58に結合されてロックバー58と一体に前後方向へ移動可能にされている。ロックスライダ74の後端近傍には、柱状の移動柱78が形成されており、移動柱78はロックスライダ74から上側へ突出されている。移動柱78には、カムシャフト38の傾斜面44がコイルスプリング46の付勢力によって接触されており、これにより、カムシャフト38が回転を阻止されて、上述の如くキーロータ30が「LOCK」位置に配置されている。
ロックスライダ74の前端には、板状のロックピース86が別体で設けられており、ロックピース86は、後端及び前後方向中間部においてロックスライダ74に係合されて、後端を略中心とした上側への回動が係止されている。ロックスライダ74には、ロックピース86の後端近傍において、保持付勢手段としての捩りコイルスプリング88の中央部が保持されており、捩りコイルスプリング88は、一端がロックピース86の前側部下側に係止されると共に、他端がロックスライダ74の前端近傍に係止されている。これにより、ロックピース86がロックスライダ74に後端を略中心として下側へ回動可能な状態で捩りコイルスプリング88の付勢力によって保持されている。ロックピース86の前端には、三角柱状の突出部86Aが一体に形成されており、突出部86Aは、ロックピース86から上方へ突出すると共に、ロータケース22の外スライドピース26下部に後方において対向している。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のステアリングロック装置10では、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されており、ロックバー58がロック位置に配置されてステアリングシャフトに係合されることで、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転がロックされている。
また、イグニッションキー34がキーロータ30の挿入孔32内に挿入されて回転操作されることで、キーロータ30が「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置されると共に、キーロータ30と一体にカムシャフト38が回転されてイグニッションスイッチ48が操作される。
図2に示す如く、キーロータ30が「LOCK」位置から「ACC」位置へ回転される際には、キーロータ30と一体にカムシャフト38が回転されることで、カムシャフト38の傾斜面44が回転されてロックスライダ74の移動柱78を前側へ押圧し、ロックスライダ74及びロックバー58が圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗して前方へ移動される。このため、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、ロックバー58が前側のアンロック位置に配置されて、ロックバー58のステアリングシャフトへの係合が解除される。これにより、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転が許可される。
さらに、キーロータ30が「LOCK」位置から「ACC」位置へ回転される際には、上述の如くロックスライダ74が前方へ移動されて、ロックスライダ74前端のロックピース86が捩りコイルスプリング88の付勢力に抗して一時的に後端を略中心として下側へ回動されつつ、ロックピース86の突出部86Aがロータケース22の外スライドピース26を乗り越えることで、ロックピース86の突出部86Aが外スライドピース26の前側に配置される。
しかも、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、ロックスライダ74の移動柱78がカムシャフト38の突出片42前面に係止される。これにより、キーロータ30が「ACC」位置から「ON」位置を介して「START」位置の範囲に配置される際には、ロックスライダ74の移動柱78がカムシャフト38の突出片42前面に係止されることで、ロックバー58が圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗してアンロック位置に配置されて、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転の許可が維持される。
一方、キーロータ30が「ACC」位置から「LOCK」位置へ回転される際には、イグニッションキー34がキーロータ30の内スライドピース36のキーロータ30径方向内側への移動を阻止して、内スライドピース36がロータケース22の外スライドピース26の上側への移動を阻止する。このため、キーロータ30と一体にカムシャフト38が回転されて、ロックスライダ74の移動柱78のカムシャフト38の突出片42前面への係止が解除されても、ロックスライダ74のロックピース86突出部86Aが外スライドピース26に係止されることで、ロックバー58が圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗してアンロック位置に配置されて、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転の許可が維持される。
さらに、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されてキーロータ30の挿入孔32内からイグニッションキー34が抜き取られた際には、内スライドピース36のキーロータ30径方向内側への移動が許可されて、外スライドピース26の上側への移動が許可されることで、外スライドピース26下部前面の傾斜及び圧縮コイルスプリング60の付勢力によって、ロックピース86突出部86Aの外スライドピース26への係止が外スライドピース26の上側への移動により解除されて、ロックスライダ74及びロックバー58が後側へ移動される。これにより、ロックバー58がロック位置に配置されてステアリングシャフトに係合されることで、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転がロックされる。
ここで、カムシャフト38前端の接続筒38A外周に板バネ54を嵌合すると共に、接続筒38Aの接続孔40内に接続球56を嵌合した状態で、接続筒38A内にキーロータ30後端の接続柱30Aを嵌合させて、接続柱30Aの接続凹部28の側面に接続球56を板バネ54の付勢力によって接触させることで、イグニッションシリンダ20(キーロータ30)の後端とカムシャフト38の前端とが板バネ54の付勢力によって接続されている。このため、キーロータ30とカムシャフト38とを容易に接続することができる。
さらに、キーロータ30が「LOCK」位置に配置される際には、カムシャフト38の後端(通過突起62を含む)がイグニッションスイッチ48のスイッチケース48A前壁の挿抜孔64及び通過孔66に対して抜取可能にされている。一方、キーロータ30が「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置される際には、カムシャフト38の後端(通過突起62を含む)がスイッチケース48A前壁の挿抜孔64及び通過孔66に対して抜取不能にされている。
キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、キーロータ30の許可凹部にロータケース22のストッパピン24が対向される。このため、収納筒16の操作孔18を介してストッパピン24が下方へ押圧操作されることで、ストッパピン24が許可凹部内に挿入されて、ストッパピン24のロータケース22からの上方への突出が解除される。これにより、この状態で、イグニッションシリンダ20が前側へ移動されることで、イグニッションシリンダ20をロックボディ12の収納筒16から正規に抜き取る(離脱させる)ことができる。
この場合、上述の如くカムシャフト38の後端(通過突起62を含む)がスイッチケース48A前壁の挿抜孔64及び通過孔66に対して抜取不能にされているため、キーロータ30の後端とカムシャフト38の前端との接続が板バネ54の付勢力に抗して解除されて、イグニッションシリンダ20がカムシャフト38と独立してロックボディ12の収納筒16から抜き取られる。さらに、ロックスライダ74前端のロックピース86が、ロータケース22の外スライドピース26の下部前面の傾斜によって、捩りコイルスプリング88の付勢力に抗して一時的に後端を略中心として下側へ回動されることで、外スライドピース26がロックピース86の突出部86Aを乗り越えて前側へ移動することができる。
一方、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されてキーロータ30の挿入孔32内からイグニッションキー34が抜き取られた際に、イグニッションシリンダ20が前側へ移動されてロックボディ12の収納筒16から不正に(ストッパピン24の操作孔18への挿入に拘らず無理に)抜き取られる(離脱される)場合には、上述の如くカムシャフト38の後端(通過突起62を含む)がスイッチケース48A前壁の挿抜孔64及び通過孔66に対して抜取可能にされているため、キーロータ30の後端とカムシャフト38の前端との板バネ54の付勢力による接続が解除されることなく、ロックボディ12の収納筒16からイグニッションシリンダ20と共にカムシャフト38が抜き取られる(離脱される)。これにより、収納筒16の前端開口を介してのロックバー58の操作によるロックバー58のロック位置からアンロック位置への移動を不能又は困難にすることができ、簡単な構成で、ステアリングシャフトの回転のロック状態の解除を不能又は困難にする(デッドロック状態にする)ことができる。
さらに、ロックボディ12の収納筒16からイグニッションシリンダ20と共にカムシャフト38が抜き取られた際には、スイッチケース48A内のシャッタ80のカムシャフト38への当接が解除され、シャッタ80が圧縮コイルスプリング82の付勢力によってスイッチケース48Aの前壁に沿って移動されて挿抜孔64及び通過孔66を閉塞することで、カムシャフト38の後端がスイッチケース48Aに挿抜孔64及び通過孔66を介して挿入されてカムシャフト38がロックボディ12の収納筒16に装着されることが阻止される。このため、カムシャフト38の回転によるロックバー58のロック位置からアンロック位置への移動を確実に不能又は困難にすることができ、ステアリングシャフトの回転のロック状態の解除を確実に不能又は困難にすることができると共に、カムシャフト38の回転によるイグニッションスイッチ48の操作を不能にすることができる。
なお、本実施の形態では、シャッタ80がスイッチケース48Aの挿抜孔64及び通過孔66を閉塞可能にした構成としたが、シャッタ80が収納筒16後壁16Aの貫通孔72を閉塞可能にした構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるキーロータが「LOCK」位置に配置された状態を示す左方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるキーロータが「ACC」位置に配置された状態を示す左方から見た断面図である。
符号の説明
10 ステアリングロック装置
12 ロックボディ
20 イグニッションシリンダ(キーシリンダ)
28 接続凹部(接続手段)
30 キーロータ
30A 接続柱(接続手段)
34 イグニッションキー(キー)
38 カムシャフト(操作部材)
38A 接続筒(接続手段)
40 接続孔(接続手段)
54 板バネ(接続手段)
56 接続球(接続手段)
58 ロックバー(ロック部材)
80 シャッタ(阻止手段)
82 圧縮コイルスプリング(阻止手段)

Claims (3)

  1. キーの挿入及び抜取を可能にされた第1回転位置と前記キーの挿入及び抜取が規制される第2回転位置とに回転可能にされたキーロータが設けられたキーシリンダと、
    前記キーシリンダが装着されたロックボディと、
    前記ロックボディに装着されると共に、前記キーロータに接続され、前記キーロータが回転されることで操作されると共に、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際に前記ロックボディから前記キーシリンダが離脱されると前記ロックボディから前記キーシリンダと共に離脱される操作部材と、
    前記操作部材が操作されることで移動可能にされ、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際にロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転をロックすると共に、前記キーロータが第2回転位置に回転された際にアンロック位置に配置されて前記ステアリングシャフトの回転を許可するロック部材と、
    を備えたステアリングロック装置。
  2. 前記ロックボディから前記キーシリンダと共に前記操作部材が離脱された際に前記ロックボディへの前記操作部材の装着を阻止する阻止手段を備えた、ことを特徴とする請求項1記載のステアリングロック装置。
  3. 前記キーロータと前記操作部材とを付勢力を利用して接続する接続手段を備えた、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のステアリングロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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